ロッテからファン投票で2人が選出された。
2人以上の選出は、井口監督の現役時代の10年以来11年ぶり(里崎、金泰均も選出)となった。
マーティンは「僕はホームランダービーの出られるほどのパワーを持っていないよ」と笑いながら「ぜひ楽しみたいと思います」と、レアードとのコンビで球宴を沸かせるつもりだ。
ソフトバンクが西武に敗れ、4連敗。貯金を使い果たし、ロッテ、西武と並んで同率3位になった。
パ・リーグは楽天とオリックスも同率首位。最下位日本ハムを除けば、5チームが勝率5割以上のAクラスになっている。首位2チームと3位3チームのゲーム差はわずか「3.5」。激戦のパ・リーグが「密」状態になっている。
パ・リーグの外野手部門ではロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が22万1419票を集め、選出された。
来日3年目での初出場に「ファンの皆様にたくさんの投票をしていただき、まずはありがとうございますと伝えたいです。そしてオールスターに出場できることにとても興奮しています。メジャーリーグでも出場したことはありませんし、日本で初めての経験となるので本当に嬉しく思います。楽しんでプレーしたいと思います」とコメントした。
マーティンは今季、ここまで全72試合に出場し、打率2割4分8厘、18本塁打、47打点をマーク。守備や走塁でもアグレッシブなプレーを見せ、ファンを盛り上げている。
パ・リーグの指名打者部門では、ロッテのブランドン・レアード内野手(33)が21万8428票を集め、選出された。日本ハム時代と合わせ4度目の出場。「ファンの皆さんの支持でオールスターに選出されたことに、とても興奮するとともに、ワクワクしています。とても名誉なことで特別な思いです。ファン投票での選出というのはファンの気持ちも伝わってくるものなので、その思いも込めて頑張りたい。そしてマリーンズの代表としてしっかりとした姿でオールスターに臨みたいと思っています」とコメントした。
レアードはロッテ入団3年目の今季、65試合に出場し、打率2割9分9厘、16本塁打、47打点をマークし、打線のポイントゲッターとして活躍している。本塁打での「すしパフォーマンス」も健在だ。
ロッテのマーティンが来日3年目で初めて選出された。今季は全72試合に出場し、18本塁打、47打点と持ち味の長打力を発揮している。「出場できることにとても興奮している」と率直に喜んだ。
米大リーグ時代もオールスター戦に選ばれたことはなかった。強肩を生かした外野の守備でも期待され「初めての経験となるので本当に嬉しい。楽しんでプレーしたい」と心待ちにしていた。
来日3年目で球宴初出場となるロッテ・マーティンは「メジャーリーグでも出場したことがないので、日本で初めての経験になる。本当に嬉しいし、まずは楽しみたい」と喜んだ。
ここまで18本塁打をマークしてソフトバンク・柳田と本塁打王争いを展開。本塁打競争への選出も期待されているが「それに出られるほどパワーがないよ」と謙遜していた。
ロッテのブランドン・レアード内野手(33)が東京五輪のメキシコ代表候補に入っていることが28日、分かった。「候補に入っていることは聞いている。正式な話が来たら周囲と相談したい」と関係者。侍ジャパンに12球団で唯一選出がなかったロッテに「五輪戦士」が誕生する可能性が出てきた。
米国出身だが母親がメキシコ出身で17年WBCも同国代表で出場。昨秋に手術した腰も完治した今季はここまで打率.299、16本塁打、47打点。メキシコは1次リーグで7月31日に日本と対戦することが決まった。
マイナビオールスターゲーム2021のファン投票で、ロッテからブランドン・レアード内野手とレオネス・マーティン外野手の助っ人コンビが選出され、喜びのコメントを発表した。
日本野球機構(NPB)は「マイナビオールスターゲーム2021」(7月16日・メットライフ、17日・楽天生命)で「Twitter Japan」の協賛による「Twitter賞」を制定したと発表した。
2試合中、Twitter上で最も注目され、球宴に貢献した選手1名に賞金100万円が授与される。
対象期間は初戦の来月16日午前0時から、17日第2戦試合終了時まで。(第2戦が18日に順延の場合、同日試合終了時まで)。選考委員会が選出する。
ロッテは28日、ブランドン・レアード内野手とレオネス・マーティン外野手が「マイナビオールスターゲーム2021」ファン投票で選出されたと発表した。
レアードはDH部門での選出は初で、出場は2年連続4度目となる。「ファンの皆さんの支持でオールスターに選出されたことにとても興奮するとともにワクワクしています。とても名誉なことで特別な思いです。ファン投票で選出というのはファンの気持ちも伝わってくるものなので、その思いも込めて頑張りたい」とコメント。
初出場となるマーティンは「ファンの皆さまにたくさんの投票をしていただき、まずはありがとうございますと伝えたいです。そそてオールスターに出場できることをとても興奮しています。メジャーリーグでも出場したことはありませんし、日本で初めての経験となるので、本当に嬉しく思います。楽しんでプレーしたいと思います」と喜びを明かした。
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | |||||||
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順位 | 選手名 | 球団 | 得票数 | 順位 | 選手名 | 球団 | 得票数 | |
1 | 森下暢仁 | 広 | 153,836 | 先発投手 | 1 | 宮城大弥 | オ | 234,046 |
2 | 青柳晃洋 | 神 | 105,853 | 2 | 田中将大 | 楽 | 115,447 | |
3 | 奥川恭伸 | ヤ | 81,220 | 3 | 山本由伸 | オ | 110,409 | |
4 | 柳裕也 | 中 | 68,363 | 4 | 橋光成 | 西 | 72,179 | |
5 | 藤浪晋太郎 | 神 | 59,670 | 5 | 和田毅 | ソ | 38,502 | |
6 | 菅野智之 | 巨 | 51,990 | 6 | 石川柊太 | ソ | 34,464 | |
7 | 西勇輝 | 神 | 46,231 | 7 | 美馬学 | ロ | 34,250 | |
8 | 戸郷翔征 | 巨 | 33,180 | 8 | 今井達也 | 西 | 33,659 | |
9 | 大野雄大 | 中 | 31,780 | 9 | 伊藤大海 | 日 | 32,229 | |
10 | 小川泰弘 | ヤ | 25,047 | 10 | 涌井秀章 | 楽 | 19,557 | |
1 | 岩崎優 | 神 | 204,076 | 中継投手 | 1 | 平良海馬 | 西 | 345,771 |
2 | 山ア康晃 | デ | 190,498 | 2 | モイネロ | ソ | 118,682 | |
3 | 中川皓太 | 巨 | 82,185 | 3 | 唐川侑己 | ロ | 90,723 | |
4 | 清水昇 | ヤ | 73,307 | 4 | 宮西尚生 | 日 | 45,351 | |
5 | 福敬登 | 中 | 55,691 | 5 | 酒居知史 | 楽 | 29,626 | |
1 | スアレス | 神 | 277,323 | 抑え投手 | 1 | 松井裕樹 | 楽 | 323,707 |
2 | 栗林良吏 | 広 | 270,295 | 2 | 益田直也 | ロ | 93,549 | |
3 | 三嶋一輝 | デ | 53,861 | 3 | 森唯斗 | ソ | 84,261 | |
4 | 石山泰稚 | ヤ | 48,847 | 4 | 増田達至 | 西 | 72,044 | |
5 | デラロサ | 巨 | 45,133 | 5 | 杉浦稔大 | 日 | 42,677 | |
1 | 梅野隆太郎 | 神 | 338,674 | 捕手 | 1 | 森友哉 | 西 | 307,532 |
2 | 木下拓哉 | 中 | 119,868 | 2 | 甲斐拓也 | ソ | 252,217 | |
3 | 中村悠平 | ヤ | 73,637 | 3 | 田村龍弘 | ロ | 44,456 | |
4 | 大城卓三 | 巨 | 66,486 | 4 | 頓宮裕真 | オ | 42,458 | |
5 | 會澤翼 | 広 | 51,895 | 5 | 太田光 | 楽 | 37,982 | |
1 | マルテ | 神 | 241,582 | 一塁手 | 1 | 山川穂高 | 西 | 300,836 |
2 | ウィーラー | 巨 | 157,775 | 2 | 中村晃 | ソ | 154,308 | |
3 | ビシエド | 中 | 126,761 | 3 | 中田翔 | 日 | 90,286 | |
4 | ソト | デ | 76,635 | 4 | 鈴木大地 | 楽 | 81,232 | |
5 | 内川聖一 | ヤ | 70,143 | 5 | モヤ | オ | 63,312 | |
1 | 山田哲人 | ヤ | 197,594 | 二塁手 | 1 | 浅村栄斗 | 楽 | 256,840 |
2 | 菊池涼介 | 広 | 165,620 | 2 | 中村奨吾 | ロ | 156,878 | |
3 | 糸原健斗 | 神 | 153,437 | 3 | 周東佑京 | ソ | 130,627 | |
4 | 牧秀悟 | デ | 147,621 | 4 | スパンジェンバーグ | 西 | 55,677 | |
5 | 阿部寿樹 | 中 | 40,631 | 5 | 渡邉諒 | 日 | 31,820 | |
1 | 村上宗隆 | ヤ | 260,709 | 三塁手 | 1 | 中村剛也 | 西 | 225,216 |
2 | 大山悠輔 | 神 | 203,672 | 2 | 松田宣浩 | ソ | 219,781 | |
3 | 岡本和真 | 巨 | 131,156 | 3 | 安田尚憲 | ロ | 122,634 | |
4 | 高橋周平 | 中 | 76,694 | 4 | 茂木栄五郎 | 楽 | 75,098 | |
5 | 宮ア敏郎 | デ | 48,129 | 5 | 紅林弘太郎 | オ | 60,459 | |
1 | 中野拓夢 | 神 | 293,009 | 遊撃手 | 1 | 源田壮亮 | 西 | 299,311 |
2 | 坂本勇人 | 巨 | 212,036 | 2 | 今宮健太 | ソ | 177,153 | |
3 | 京田陽太 | 中 | 66,546 | 3 | 安達了一 | オ | 73,710 | |
4 | 田中広輔 | 広 | 45,348 | 4 | 藤岡裕大 | ロ | 61,024 | |
5 | 西浦直亨 | ヤ | 31,448 | 5 | 小深田大翔 | 楽 | 55,870 | |
1 | 佐藤輝明 | 神 | 435,605 | 外野手 | 1 | 吉田正尚 | オ | 448,305 |
2 | 近本光司 | 神 | 262,132 | 2 | 柳田悠岐 | ソ | 426,399 | |
3 | 鈴木誠也 | 広 | 237,605 | 3 | マーティン | ロ | 221,419 | |
4 | サンズ | 神 | 235,994 | 4 | 栗原陵矢 | ソ | 160,373 | |
5 | 大島洋平 | 中 | 196,681 | 5 | 荻野貴司 | ロ | 110,373 | |
6 | 根尾昂 | 中 | 140,732 | 6 | 愛斗 | 西 | 100,525 | |
7 | 青木宣親 | ヤ | 118,972 | 7 | 杉本裕太郎 | オ | 95,007 | |
8 | 佐野恵太 | デ | 101,874 | 8 | 西川遥輝 | 日 | 86,860 | |
9 | オースティン | デ | 97,154 | 9 | 藤原恭大 | ロ | 80,533 | |
10 | 塩見泰隆 | ヤ | 87,959 | 10 | 若林楽人 | 西 | 72,388 | |
DH | 1 | レアード | ロ | 218,428 | ||||
2 | 栗山巧 | 西 | 180,052 | |||||
3 | 近藤健介 | 日 | 119,341 | |||||
4 | デスパイネ | ソ | 77,580 | |||||
5 | ジョーンズ | オ | 34,335 |
ほえた。ピンチをしのぐと、気迫の雄叫びを上げた。ドラフト1位ルーキーの鈴木昭汰投手は6月23日のホークス戦(ZOZOマリンスタジアム)で6回を投げて被安打3、1失点。同月4日のベイスターズ戦(横浜)以来の先発登板で好投した。
「ここまで結果が出なくて本当に悔しかった。適切な言葉が見つからないのですけど、不甲斐ないというか、自分で自分に許せないような気持ち。ただ、2軍では自分を見つめ直すことができたと思う」。鈴木はリベンジのマウンドへの想いを語った。
前回先発では3回を投げて5失点KO。5月28日のカープ戦(ZOZOマリンスタジアム)では4回5失点。4月25日のホークス戦(ZOZOマリンスタジアム)でプロ初勝利を挙げたものの、その後は結果が伴わず2軍調整となった。
2軍では走り込みにウエートなどで、まず身体をつくり直した。そして時間を見つけてはネットスローを行いながら自分の投球を見つめ直した。ネット相手にスローイングを行いながら自問自答し、登板した投球映像を見直して答えを探す。そんな作業を繰り返し、導き出した答えがあった。
「自分はストレートとスライダーが持ち味の投手。自分は、そのボールでゾーンの中で勝負してきた。それなのに、どこかツーシームに頼るようになっていた。自分の良さを忘れていた。調子が悪くなって自分のピッチングを貫けなくなっていた。それが悔しいし、大きな反省点です」(鈴木)
ツーシームは直球に近いスピードで小さく曲がることから打者が芯を外し凡打にしやすいが、それは本来の背番号「35」の投球スタイルではなく、苦肉の策でしかなかった。プロの世界は、まやかしが通じるほどは甘くはなかった。自分自身のスタイルを崩した鈴木は打たれた。2軍調整期間中、原点に立ち返り猛省した。ストレートとスライダーの切れを磨き直すべく取り組んだ。
そして復活のマウンドではストレートで押し、スライダーで仕留めていった。カウントを悪くしても逃げない。ゾーンで勝負し四球はわずか1つ。6回、4番の栗原にはただひたすらスライダーで押し切り、二ゴロ。この試合、切れのあるストレートとスライダーを低めに集め凡打の山を築いた。これこそが本来の鈴木が持つ攻めの投球スタイルだった。
「長いシーズン、1年間投げることの大変さを感じました。2軍で自分の投球を見つめ直した期間がプラスになったと言ってもらえるようにこれからは頑張っていきたい」。
勝星こそつかず、試合には引き分けたが鈴木は確かな手応えをつかんだ。プロ野球のシーズンは長い。調子が良い時もあれば悪い時もある。その中でいかに自分らしさを貫けるか。プロ1年目、鈴木は1つの学びを得て成長を遂げた。そして、もう投球スタイルがブレることはない。鈴木らしいハツラツとした投球を見せ続ける。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)