わたしはかもめ2021年鴎の便り(7月)

便

7月8日

ロッテ佐々木朗希が本拠地での初白星目指す「投げミスをしない」[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(19)が9日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発し、本拠地での初白星を目指す。

プロ2年目の今季は、デビュー戦を含めて4試合に先発。1勝1敗で、防御率は3.80。直球は安定して150キロ台をマークし、最速では155キロを計測している。日本ハムとは、2軍戦やオープン戦を含めても初対戦になる。

プロ5試合目の先発で本拠地初勝利を目指す佐々木朗は「今は投げミスをしないことが、本塁打や長打を減らすことができる1番の策だと思うので、そこをしっかりできるようにしたいです」と話した。

また、母校の大船渡高(岩手)も9日、高校野球岩手大会で初戦を迎える。岩手県営野球場で午前11時40分開始予定。強豪の一関学院と対戦する。

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マーくんがケーキに!ロッテ、マリーンズバースデーケーキをリニューアル[ニッカン]

ロッテは8日、マリーンズベースデーケーキのリニューアルを発表した。

昨年7月からケーキショップ「ラ メゾンブルー」(千葉市花見川区)で販売されている。これまでMロゴを中心としたデコレーションだったものが、公式マスコットのマーくんを星型生クリームでデコレーションしたものに変更される。受け取り3日前までに同店へ電話予約が可能になっている。

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ロッテがZOZOマリン通算1000勝にあと3勝、アナウンス担当31年目の谷保さんとともに[サンスポ]

ロッテは8日、ZOZOマリンスタジアムで7日に開催されたソフトバンク戦に4−1で勝ち、ZOZOマリンでの通算勝利数(千葉マリン時代からの1992年4月7日のダイエー戦以降)が997勝となり、1000勝まで3勝になったと発表した。

1000勝までのカウントアップ記念企画として、場内アナウンス担当31年目で997勝の全試合に立ち会っている谷保恵美さんが選んだ「記憶に残る勝利試合」のハイライト動画を、勝利の試合後に球場マリンビジョンで放映中。7日の試合後は、黒木知宏投手が魂の投球で1失点完投勝利をあげた98年6月12日のオリックス戦(通算181勝目)だった。

谷保さんは「黒木投手対イチロー選手。打席毎に緊張感のある雰囲気に包まれる試合となりました。この日の対決は4打数1安打、試合は1対1から7回に堀選手のタイムリーで勝ち越して黒木投手が被安打3の完投勝利。熱の入った投球で気合の入ったガッツポーズが印象的な試合でした。実は次の日の試合から18連敗が始まるので、後になってよく思い出す試合でした」と振り返った。

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ロッテが『マリーンズバースデーケーキ』のデコレーションをリニューアル[サンスポ]

ロッテが8日、ケーキショップ「ラ メゾン ブルー」(千葉市花見川区)で販売している『マリーンズバースデーケーキ』のデコレーションをリニューアルすると発表した。昨年7月の販売開始時からのイニシャルマーク(Mロゴ)を中心としたデコレーションから、星型の生クリームで球団公式マスコットのマーくんをかわいくデコレーションしたものにリニューアルした。

球団広報室は「昨年7月発売以降、誕生日ケーキとしてファンの間で大好評をいただいており、今回、リニューアルすることになりました。小さいお子様にはピッタリのケーキだと思いますので、誕生日はぜひこのケーキでお祝いください」とコメントした。

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ロッテ・佐々木朗希が9日の日本ハム戦に先発、2勝目に向けて「まずは自分の投球」[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(19)が9日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で今季5度目の先発登板を果たす。日本ハムとは初対戦。「まずは自分の投球をすることが優先だと思うので、そこができたら」と意気込んだ。

続いて「足のある走者だったら、まずはなるべく塁に出さないようにしたりとか。あとはしっかりコントロール、制球重視で投げられたらと思う」と話した。

1軍デビューしたプロ2年目の今季は、4試合に先発して1勝1敗、防御率3.80。2試合目の登板だった交流戦5月27日の阪神戦(甲子園)でプロ初勝利を挙げた。一方、前回登板した6月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)でプロ初黒星。今回は中14日でマウンドに立つ。

チームは5連勝中と好調。打線は5試合全て2桁安打を記録し、投手陣は4試合続けて先発投手(小島、岩下、二木、河村)に白星がついている。佐々木朗の好投で、4月下旬以来となる今季最多タイの6連勝といきたいところだ。

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ロッテ・佐々木朗、日本ハム戦でプロ5度目の先発、松坂から怪物伝説継承だ[スポニチ]

怪物伝説を継承する。ロッテの佐々木朗が9日、日本ハム戦(ZOZOマリン)でプロ5度目の先発登板に臨む。「平成の怪物」こと西武・松坂の引退発表後、初登板となる「令和の怪物」は「まずは自分の投球ができたらいい」と抱負を口にした。

前回6月24日のソフトバンク戦は、6回途中3失点ながらプロ初黒星を喫した。15日ぶりの登板。2勝目と本拠地初勝利が懸かるマウンドで「足のある走者を塁に出さない。あとは制球重視でしっかり投げたい」と、まずはチームの勝利を最優先とした投球を心掛けるつもりだ。

高校時代に最速163キロを記録し「令和の怪物」の称号を得た。投げ合いは実現しなかったが、松坂とは20年元日付の本紙インタビューで紙面初競演。「本当に凄い方。松坂さんの記録を超せるように、そして松坂さんより凄い投手になれるように」と語った。一方、松坂からは「“○○の怪物”と言ってもらえるのは、江川(卓)さんの次が僕だったと思います。周りに色々なことを言われても、これだけは変えないという部分を持つことが大切」とエールを送られた。

投げ合うのは6勝をマークしているドラフト1位右腕の伊藤。平成の怪物が日米通算170勝のスタートを切ったのと同じ日本ハム戦で、令和の怪物が2勝目に挑む。

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ロッテ・佐々木朗が9日の日本ハム戦先発へ、「制球重視でしっかり投げたい」[スポニチ]

令和の怪物・ロッテの佐々木朗希投手(19)が「伝説」を継承する。プロ5度目の先発は9日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に決定した。球宴前の最後のマウンドとなるが「まずは自分の投球が出来たら」と気負いはない。

日本ハム戦は、現役引退を表明した平成の怪物・西武の松坂がプロデビューしたときの相手。高卒1年目で最速155キロを記録した、伝説の始まりだった。

ここまで1勝1敗。前回6月24日のソフトバンク戦は6回途中3失点ながらプロ初黒星を喫した。

松坂と同じ「怪物」の称号を誇る最速163キロ右腕は「足のある走者を塁に出さない。あとは制球重視でしっかり投げたい」と、チームの勝利にこだわった投球を心がける。

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ロッテのZOZOマリン通算1000勝企画、あと3勝[スポニチ]

ロッテのZOZOマリンスタジアム通算997勝となった。通算1000勝に向け、場内アナウンス担当31年目で997勝の全試合に立ち会っている谷保恵美さんが選んだ「記憶に残る勝利試合」のハイライト動画を、ロッテの勝利後に球場マリンビジョンで毎試合放映する。

7日の997勝達成時に放映された試合は黒木知宏投手が1失点完投勝利を挙げた98年6月12日のオリックス戦(ZOZOマリン通算181勝目)。谷保さんは「黒木投手対イチロー選手。打席毎に緊張感のある雰囲気に包まれる試合となりました。この日の対決は4打数1安打、試合は1対1から7回に堀選手のタイムリーで勝ち越して黒木投手が被安打3の完投勝利。熱の入った投球で気合の入ったガッツポーズが印象的な試合でした。実は次の日の試合から18連敗が始まるので、後になってよく思い出す試合でした」と振り返った。

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ロッテの「マリーンズバースデーケーキ」がリニューアル[スポニチ]

ロッテ球団がケーキショップ「ラ メゾン ブルー」(千葉市花見川区)で販売中のマリーンズバースデーケーキのデコレーションをリニューアルすると発表した。昨年7月の販売開始時からのイニシャルマーク(Mロゴ)を中心としたデコレーションから、星型の生クリームで球団公式マスコットのマーくんを可愛くデコレーションしたものにリニューアル。

マリーンズバースデーケーキは、4800円(5号サイズ)で、受け取り3日前までにラ メゾン ブルー(043−296−6555)まで要電話予約。

球団広報室は「昨年7月発売以降、誕生日ケーキとしてファンの間で大好評をいただいており、今回、リニューアルすることになりました。小さいお子様にはピッタリのケーキだと思いますので、誕生日はぜひこのケーキでお祝いください」とコメントした。

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佐々木朗希「制球重視で投げられたら」中14日で前半戦は最後の登板[報知]

ロッテの佐々木朗希投手(19)が9日の日本ハム戦(ZOZO)に先発する。「自分の投球をすることが優先だと思うので、そこができたら。足のある走者だったら塁に出さないように、しっかりコントロール、制球重視で投げられたらと思います」。前回の6月24日ソフトバンク戦(ZOZO)では初回に柳田に本塁打を浴び、5回1/3を5安打3失点でプロ初黒星。直球と落差のあるフォークを軸にゲームメイクはしたものの、6回から球が浮き始め今季最少の84球で降板。6回を投げきれなかったことを悔やんだ。

中14日で前半戦は最後の登板となる右腕は、「まずは投げミスをしないことが本塁打、長打を減らせる1番の策。そこをしっかりできるようにしたい」。チームは本拠地通算1000勝まで、あと3勝。自身の本拠地初勝利でメモリアル勝利に近づけるか。

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本拠地通算1000勝まであと3勝、記念企画で谷保恵美さんの「記憶に残る勝利試合」をビジョン放映[報知]

ロッテは8日、ZOZOマリンスタジアム通算1000勝まであと3勝となったことを発表。1000勝までのカウントアップ記念企画として、場内アナウンス担当31年目で997勝の全試合に立ち会っている谷保恵美さんが選んだ「記憶に残る勝利試合」のハイライト動画をロッテの勝利後に球場マリンビジョンで放映している。

7日のソフトバンク戦で997勝達成時に放映された試合は、黒木知宏投手が魂の投球で1失点完投勝利を挙げた1998年6月12日のオリックス戦(ZOZOマリン・スタジアム通算181勝目)。谷保さんは「黒木投手対イチロー選手。打席ごとに緊張感のある雰囲気に包まれる試合となりました。この日の対決は4打数1安打、試合は1対1から7回に堀選手のタイムリーで勝ち越して黒木投手が被安打3の完投勝利。熱の入った投球で気合の入ったガッツポーズが印象的な試合でした。実は次の日の試合から18連敗が始まるので、後になってよく思い出す試合でした」とコメント。

現在5連勝中と勢いに乗るロッテ。前半戦で1000勝達成を目指す。

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「マリーンズバースデーケーキ」のデコレーションをリニューアル[報知]

ロッテは8日、「マリーンズバースデーケーキ」のデコレーションをリニューアルすることを発表した。

昨年7月から千葉市花見川区のケーキショップ「ラ メゾン ブルー」で販売されており、ロッテのイニシャルマーク(Mロゴ)を中心としたデコレーションから、星型の生クリームで球団公式マスコットのマーくんを可愛くデコレーションしたものにリニューアル。価格は4800円(5号)で受け取り3日前までに同店まで電話予約が必要。

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ロッテ・佐々木朗、本拠地初星で締める!前半戦最終登板「制球重視」[デイリー]

9日・日本ハム戦(ZOZO)で前半戦最後の先発に臨むロッテの佐々木朗希投手(19)が8日、本拠地初勝利での前半戦締めくくりに闘志を燃やした。

これまでZOZOマリンスタジアムでは3試合に登板して0勝1敗。「自分の投球をすることが優先。しっかり制球重視で投げられたら」と力を込めた。

前回6月24日・ソフトバンク戦は5回1/3を3失点。初回、柳田にソロを浴びたが、最速154キロの直球を主体に2〜5回は三者凡退だった。「投げミスをしないことが長打を減らす1番の策」と初対戦の日本ハムにも慎重な投球を心がける。

登場曲は前回に限ってあいみょんの「愛を知るまでは」に変更したが、9日は初登板から使用してきた、あいみょんの「今夜このまま」に戻してマウンドに上がる。

チームは6連勝がかかる。佐々木朗に初めてカード初戦を託した井口監督は「早い回から援護できるようにやっていきたい」と打線の奮起に期待した。

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ロッテ、5連勝記念、バースデーケーキのデコレーションをリニューアル[デイリー]

ロッテは8日、5連勝中と絶好調のチーム状態を記念し、ケーキショップ「ラ メゾン ブルー」(千葉市花見川区)で販売中のマリーンズバースデーケーキのデコレーションをリニューアルすると発表した。

昨年2020年7月の販売開始時からのイニシャルマーク(Mロゴ)を中心としたデコレーションから、星型の生クリームで球団公式マスコットのマーくんを可愛くデコレーションしたものにリニューアルされている。

マリーンズバースデーケーキの詳細は次の通り。

ロッテマリーンズ広報室は「昨年7月発売以降、誕生日ケーキとしてファンの間で大好評をいただいており、今回、リニューアルすることになりました。小さいお子様にはピッタリのケーキだと思いますので、誕生日はぜひこのケーキでお祝いください」とコメントした。

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ロッテ、本拠地通算1000勝まで3勝、記念企画でハイライト動画を放映へ[デイリー]

ロッテは8日、ZOZOマリンスタジアム通算1000勝まで3勝となったと発表した。前夜の7月7日・同球場で開催されたソフトバンク戦に4対1で勝利。ZOZOマリンスタジアム(千葉マリンスタジアム時代からの92年4月7日ダイエー戦から)での通算勝利数が997勝となった。

1000勝までのカウントアップ記念企画として、場内アナウンス担当31年目で997勝の全試合に立ち会っている谷保恵美さんが選んだ「記憶に残る勝利試合」のハイライト動画を、マリーンズの勝利後に球場マリンビジョンで放映。昨日7月7日の997勝達成時に放映された試合は黒木知宏投手が魂の投球で1失点完投勝利をあげた1998年6月12日のオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム通算181勝目)だった。

谷保さんは「黒木投手対イチロー選手。打席毎に緊張感のある雰囲気に包まれる試合となりました。この日の対決は4打数1安打、試合は1対1から7回に堀選手のタイムリーで勝ち越して黒木投手が被安打3の完投勝利。熱の入った投球で気合の入ったガッツポーズが印象的な試合でした。実は次の日の試合から18連敗が始まるので、後になってよく思い出す試合でした」と振り返った。

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ロッテ・佐々木朗希が9日の日本ハム戦に先発、予告発表、本拠地初勝利狙う[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手(19)が8日、ZOZOマリンスタジアムで行われる9日・日本ハム戦に先発することが予告先発で発表された。

前回6月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)では5回1/3を投げ5安打3失点。柳田にソロ本塁打を浴びたがそれなりにゲームメーク。最速154キロの直球にフォークを織り交ぜ、2〜5回を三者凡退に抑えた。

日本ハムとの初対戦を前に「まずは自分の投球ができたら。自分の投球することが優先。あとはしっかりコントロール、制球重視でしっかり投げられたら」。本拠地ゾゾでの初勝利へ気合を入れた。

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ロッテが2021フェイスタオル第2弾を発売、益田、唐川ら5選手[デイリー]

ロッテは8日、益田直也投手、唐川侑己投手、鈴木昭汰投手、マーティン外野手、山口航輝外野手の5選手を対象とした2021年選手デザインフェイスタオル第2弾をマリーンズストア各店にて販売開始したと発表した。

フェイスタオルの価格は1400円(税込)。対象選手は益田直也投手、唐川侑己投手、鈴木昭汰投手、マーティン外野手、山口航輝外野手。なお、選手デザインフェイスタオル第1弾はホーム開幕戦から10選手(佐々木朗希投手、佐藤都志也捕手、鳥谷敬内野手、藤岡裕大内野手、安田尚憲内野手、中村奨吾内野手、荻野貴司外野手、藤原恭大外野手、福田秀平外野手、和田康士朗外野手)を対象としてマリーンズストア各店にて販売されている。

ロッテマリーンズ広報室は「選手デザインフェイスタオルはメインカラーや背景、フォントなどで選手それぞれの特徴が表現された大人気選手グッズであり、選手本人もデザインの監修に参加しています」とコメントした。

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[千葉魂]苦節5年初の球宴出場、ロッテ・佐々木千、大舞台に感無量[千葉日報]

頭が真っ白になった。「何かあったのか?」。佐々木千隼投手は自分に問いただしたが、思い当たることはなかった。ZOZOマリンスタジアム室内練習場での練習時間。井口資仁監督に呼ばれた。「おめでとう」。右手を差し出された。それでも、まだ分からない。「オールスター、決まったから。監督推薦でマリーンズの代表として行ってこい。楽しんで来い」。

最初によぎった想いは「ボクでいいのかなあ?本当なのかな?」ということ。そして、これが夢ではなく現実であるとわかった時、ジワリジワリと想いがこみあげてきた。

「プロ入りからここまでつらいことばかりで…。何か、報われたような気がした」と佐々木千。感無量の表情となった。その時のことを井口監督は「何か、ウルッときているような感じはあったねえ」としみじみと振り返る。昨年まで2軍でマネジャーを務め、今年から1軍マネジャー業務を行う相原勝幸も「(佐々木)千隼の表情を見て、こっちも何か涙が出そうだった。ここまでの過程を思い出して、よく地道に頑張ったなあと思います」と優しき男は一緒になって目を潤ませた。

2016年ドラフトにて5球団競合の末、鳴り物入りで1位入団した。1年目こそ先発で4勝を挙げたものの、翌18年は右肘を手術して1軍登板ナシ。19年は2勝で、20年は春季キャンプで右肩を痛め大きく出遅れ、わずか5試合の登板で未勝利に終わった。勝負の5年目。先発ではなくセットアッパーとして再出発した。

「振り返ると、苦しい。つらい。そんなことしか思い出せない。ネガティブなことばかり。自分で自分が思うようなパフォーマンスを出せなくてこんなんじゃダメだと自分で自分を苦しめていた」と佐々木千。

勝負の年と位置付けた今年はまず気持ちの持ちようを変えた。「何かふと、もうちょっと力を抜いて気楽にやってみようと思ったんです。それからちょっと余裕が持てるようになりました」と振り返る。そこから背番号「11」は躍動した。前半戦、勝利のキーマンとなった。

井口監督は「オールスターは彼が頑張って結果を出したご褒美だと思う。彼が今のポジションを自分で勝ち取り、そしてチームの勝利に貢献してくれた。本人はビックリしていたけど彼はオールスターに相応しい。堂々と投げてきて欲しい」と目を細める。

チームの流れを変え窮地を救うピッチング。ちょっと飄々と、しかし魂の込もった投球。その結果、苦節5年で初めてつかんだ夢の舞台。ここまでの道のりを振り返ると苦しいことばかり。それでも地道に取り組んできた結果、今がある。

「ボクはストレートも速くないのでオールスターでお客さんを楽しませるようなパフォーマンスはできないですよ」と佐々木千は苦笑するが、苦労人ならではの魅力がある。順風満帆な男ではなく苦汁を味わったことのある人しか出せない味がある。苦しい想いと共に熟成された投球で「マリーンズに佐々木千隼あり」と観客を魅了して欲しい。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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