西武は3回に中村の適時二塁打と呉念庭の3ランで4点を先行し、4−3の7回に中村の2ラン、8回に山川の2ランで突き放した。高橋は7回を無四球の4安打3失点で8勝目。ロッテは小島が3回4失点と乱調で救援陣も崩れた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
埼玉西武 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | x | 8 |
ロッテの前半戦が終了した。83試合を37勝34敗12分け。8月中旬からの後半戦を3位でスタートする。
開幕5連敗と苦しい始まりだったが、貯金3で折り返した。井口資仁監督(46)は「全体として今年はつながりが非常に良くなっているなと。外国人もしっかりと機能していますし」としながら「とにかく守りきるということを、後半もしっかりとやっていきたいと思います」と総括した。
攻撃面では、12球団最多の384得点を記録している。中村奨の安定が大きい。開幕3戦目以降は「3番二塁」で固定され、大きな波もなく、打率や打点でもリーグ上位をキープする。敗れた試合の9回の出塁後に代走を出されたのが2度あったものの、それ以外はフル出場だった。二塁守備は中村奨が全てをこなし、キャプテンとしてチームを牽引する。
ベテラン荻野は全試合に1番でスタメン出場している。ケガに悩まされ続けてきたプロ生活だが、ケアしながら好成績をキープし、前半戦を終えた。この2人にマーティン、レアードのコンビが効果的に絡んだ。2人で計113打点。マーティンは本塁打王争いをけん引し、レアードは例年以上に打率を上げている。
正捕手田村が4月下旬から約2ヶ月間、左足の肉離れで離脱した。相手データの少ない交流戦と重なったものの、田村不在の期間を16勝19敗5分けで何とか粘ったことも貯金3につながった。柿沼も一時離脱する苦しい中で、経験の浅い2年目佐藤都を中心にしのいでいった。
キャンプから強化指定された安田、藤原、山口はそろって開幕スタメンに起用され、壁にぶつかった。藤原は4月末に2軍再調整になり、フォームを作り直して7月に再昇格。走攻守に躍動し、チームを勢いづけた。山口も藤原に続くべく2軍で調整する。安田は打点でリーグトップに立った時期もあったが、波が大きく、スタメン落ちも増えた。エチェバリアの存在感が強まる中、後半戦は正念場になる。
ロッテの前半戦が終了した。83試合を37勝34敗12分け。8月中旬からの後半戦を3位でスタートする。
開幕5連敗と苦しいスタートだったが、貯金3で折り返した。井口資仁監督(46)は「若い選手が先発でしっかりと回ってくれました。結果としてはまだまだで、その分中継ぎに負担がかかってしまったので、何とか後半にしっかりとリリーフ陣がもう一頑張りしてくれればと思います」とコメントした。
開幕5連敗は、昨季盤石だったリリーフ陣の不調が痛かった。益田がいきなり攻略された。ハーマン、唐川のコンディション不良もあり「あと1人、2人」が求められる状況だった。その中で、プロ5年目の佐々木千が救世主になった。緩急で相手を手玉に取り、救援での4勝に加え12ホールドも記録。ビハインド時のリリーフから始まったシーズンで、自身初のオールスター出場まで躍進した。
守護神の益田も持ち直し、22セーブで前半戦を終えた。ソフトバンクとの開幕2、3戦目に続けてサヨナラ負けを喫した。4月23日のソフトバンク戦でも1回4安打2失点と打ち込まれたが、翌24日に無失点リベンジ。「こんな、たった1回の試合で返せたとは思っていないです」と熱く話し、セーブを重ねてきた。
ともにトミー・ジョン手術後のリハビリをする種市、西野の先発2枚を欠くシーズンになった。さらに石川も途中で故障で長期離脱になり、美馬も2戦連続大量失点と、先発事情が苦しい前半戦でもあった。開幕投手抜てきの二木も不安定がちな状況で、岩下と小島が柱候補に成長しつつある。本前、鈴木、河村らも1軍先発デビューを果たし、経験を積んだ。
佐々木朗もプロ2年目で公式戦デビューし、5月28日の阪神戦(甲子園)で待望の1勝目を挙げた。ここまでは最長で6回、最多で107球まで。後半戦でどう起用されていくかも、注目される。
開幕5連敗を喫したロッテが、貯金3で前半戦を終えた。
ここまで12球団トップの384得点を挙げている。4月序盤の2戦連続16得点が効いている部分もある一方で、犠飛の増加も目立つ。昨季の19犠飛(120試合)は広島に次いで少ない数字だったが、今季は83試合終了時点で、西武と並んで12球団最多の29犠飛だ。中村奨が6本、レアードが5本、角中が4本をそれぞれ記録している。
井口資仁監督(46)は「今年のチームスローガンが『この1点を、つかみとる』ということで、そこに向けてキャンプからやってきたことがしっかりとシーズンに出ていると思います」と手ごたえを口にしつつ「欲を言えば、まだまだできることは前半戦でもいっぱいあったと思うので、後半戦にしっかり取れるところを取っていけば、チームとしてしっかり上にいけるなと思っています」と、さらなるきめ細かさを求めていた。
今季の開幕投手を務めたロッテ二木康太投手(25)が、前半戦ラストゲームでリリーフ登板した。
井口資仁監督(46)が「総動員で」と予告していた通り、この日は初回からブルペンで待機。6回からキャッチボールを始め、3−6の8回裏に6番手で登板した。しかし先頭の西武呉念庭に四球を出すと、続く山川に13号2ランを浴びた。今季16本目の被本塁打となった。
二木がリリーフで登板するのは、17年10月10日の楽天戦で2イニングを投げて以来、自身4試合目。今季は前回登板までで13試合に先発し、4勝4敗だった。
イースタン・リーグ選抜は、ロッテ土居豪人投手(21)が先発する。
開催地である愛媛県出身の土居は、松山聖陵高から18年ドラフト8位でロッテに入団。プロ3年目の今季、3月26日のソフトバンクとの開幕戦(ペイペイドーム)のリリーフで1軍デビューした。今季はここまでリリーフで13試合に登板している。
191センチの長身から最速150キロ超の直球とフォークで押すスタイルで、吉井投手コーチからは“土居魔神”と呼ばれ、将来を期待されている。この日は1軍西武戦の試合前、メットライフドームでブルペン投球をして備えた。
フレッシュオールスター出場の決定時には「地元での試合はめったにないことなので、しっかり自分の力を出せるように頑張り、応援してくださっている人達や愛媛の人達に強い印象を残して、高校時代からの成長した姿を見てもらいたいです」とコメントしていた。
ロッテは14日、本拠地ZOZOマリンで主催する公式戦4試合の試合開始時間の変更を発表した。
対象は8月13日のオリックス戦、同17日〜19日の西武戦で、いずれも当初の午後6時開始から午後5時45分開始に変更する。
8月8、9日にZOZOマリンで開催する2021プロ野球エキシビションマッチ・ヤクルト戦は、いずれも午後5時開始予定。
ロッテは投手陣が要所で3本塁打を浴び、3位に転落した。小島が3回に1点を先制されてなお2死一、三塁で呉念庭に3ランを許し、1点差に追い上げて迎えた7回にはハーマンが中村に2ラン、8回は二木が山川に2ランを許した。井口監督は「耐える力がなかった」と悔やんだ。
それでも前半戦を37勝34敗12分けと勝ち越して終え、後半戦は2.5ゲーム差で追う首位オリックスとの対戦で始まる。井口監督は「最初から飛ばしていかないと。しっかりと合わせていきたい」と意気込んだ。
ロッテ・藤原恭大外野手(21)が4点を追う4回1死からの2打席目で西武先発・高橋から中前打を放った。今季2度目の出場選手登録を果たした7月3日から9試合にスタメン出場し、うち8試合で安打を記録した。
今季3年目の藤原は開幕から1軍でプレーし続けたが、不振のため4月22日に出場選手登録を抹消。2軍戦に出場しながら改めて鍛え直し、7月3日に再登録された。
7月3日の楽天戦(ZOZOマリン)から「2番・中堅」でスタメン出場。3日から14日の2打席目まで、打率.424(33打数14安打)、2本塁打、5打点と好成績を残している。
ロッテは早めの継投策も実らず、3位に転落して前半戦を終えた。「今日は全員でつなごうと。道中でウチが崩れたら負け。耐える力がなかった」と井口監督。
先発で4失点の小島を3回で諦め、4回からリリーフ陣を投入。8回には先発機会のなかった二木を4年ぶりに中継ぎで起用したが、山川に2ランを浴びた。前半戦は貯金3。約1ヶ月後の後半戦は首位・オリックス戦で再開するが、指揮官は「そこにしっかりと合わせたい」と力を込めた。
ロッテは早めの継投策も実らずに終盤に競り負け、3位に転落して前半戦を終えた。
「今日は全員でつなごうと思っていた。道中でウチが崩れたら負け。耐える力がなかった」と井口監督。先発で4失点の小島を3回で諦め、4回からリリーフ陣を投入。東妻、小野、田中とつないだが、7回にハーマンが中村に2ランを被弾した。
8回には先発機会のなかった二木を4年ぶりに中継ぎで起用したが、山川に2ランを浴びた。
前半戦は貯金3。約1ヶ月後の後半戦は首位・オリックス戦で再開する。指揮官は「最初から飛ばしていかないと。そこにしっかりと合わせたい」と力を込めた。
自身4連勝中で、今季6勝目を狙って先発マウンドに上がったロッテ・小島は3回4失点で降板した。
2回までは1安打無失点。しかし0−0の3回、1死から源田を四球で歩かせると、2死後に中村の右中間二塁打で先制を許した。
さらに栗山の左前打で一、三塁とされ、呉念庭(ウーネンティン)には右翼への3ランを被弾した。
この回だけで4失点。「何とか最小失点で防ぎたかったのですがああいった形となり、早いイニングでの降板となってしまい申し訳ないです」と小島。3回58球、4安打3失点で無念の降板となった。
ロッテは投手陣総動員で挑んだが、1点差の7回にハーマンが中村に、8回は先発要員の二木が山川にそれぞれ被弾し、前半最終戦を白星で飾れなかった。
楽天が勝利したため3位に後退したが、37勝34敗12分けの貯金3で後半戦に挑むことになった。井口監督は「前半戦の反省をしながら、(後半戦は)最初から飛ばしていかないといけない」と先を見据えた。
ロッテは前半戦最終戦を投手総動員で挑んだが、西武打線に計3被弾し敗戦。先発小島が3回に中村に適時打、呉念庭に右越え3ランを浴びて、3回4失点で降板。「ランナーを置いてのホームランがやっぱり痛かったですよね」と残念がった。
37勝34敗3分け、貯金3で前半戦を終え、オリンピック明け後の8月13日から首位オリックスといきなり3連戦を迎える。「最初から飛ばしていかないと、上位にいけないですからね。しっかりと、そこに。後半はオリックス戦3つなので、そこにしっかりと合わせていきたい」と首位獲りへの意気込みを明かした。
ロッテは前半戦最後を敗れはしたものの貯金3、Aクラスを死守し、勝負の後半戦へ挑むことになった。
先発小島が3回に中村に適時打、呉念庭に右越え3ランを浴びて、3回4失点で降板。打線は4回にマーティンの3試合連続打点となる中前適時打で1点を返し、2死二、三塁から安田が中前へ2点適時打を放ち1点差としたが、7回に西武戦対戦防御率が8点台と苦手とするハーマンが中村に左越え2ランを浴びた。
8回には今季14試合目にして初のリリーフ登板となった二木が山川に左越え2ランを浴び、とどめを刺された。