1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 3 | 6 |
千葉ロッテ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
ロッテ美馬学投手(34)がホッとひと息ついた。後半戦の開幕が近づく先発登板で、5回2失点。「10点11点と取られた後の中では、かなり状態が良くなってきていると思います」と振り返った。
初回、1番京田への初球が少し抜けたが、わずか7球で3者凡退に封じた。「初球が抜けて大丈夫かなというのがありましたけど、そこからしっかり抑えられたので。少しリズムに乗って、こういう感じで抑えてたなというのを思い出してきたので」。5回は不運な当たりがランニング本塁打になったが、4回まではストライク先行の中で被安打1のみ。すいすいと投げていた。
10点11点と取られた−。6月のこと。DeNA戦で5回11失点、巨人戦で2回10失点。安定感が売りのベテラン右腕が、立て続けに打ち込まれた。落ち込みもしたが、フォームなども一から作り直してきた。井口監督もこの日の投球には「真っ直ぐがしっかり走ってたので、だいぶ良くなってきていると思います。試したい球も試していたので、だいぶいい形になってきたと思います」と評価。後半戦は再び先発で技術を見せる。
ロッテ加藤匠馬捕手(29)が古巣に見せつけた。
6回から途中出場。7回には盗塁を狙った代走高松にストライク送球。流れに乗ると、8回にも京田の二盗を阻止。今季途中に中日から移籍。“加藤バズーカ”健在を示した。
柿沼が故障で離脱し、後半戦は正捕手田村に次ぐ存在になりそうだ。前半戦はチームの盗塁阻止率はリーグワースト。それだけに加藤の肩は心強い。
エキシビション開幕前のチーム練習で二塁送球タイムを測った時は、1秒7台もマークし、田村や植田を驚かせていた。この日の2度目の盗塁阻止も、ストップウオッチ計測で捕球から二塁到達まで1秒78。地をはうような送球だった。
チームとしても、エキシビション中の盗塁阻止率は6割に届いている。井口監督も「今日の加藤も含めてですけど、捕手もしっかりとタッチゾーンに放ることを課題にやっています。投手のタイムもそうですけれど、いい形で共同作業でできているんじゃないですかね」と手応えを感じていた。
カトキャノンが古巣相手に発動した。
ロッテ・加藤が7回の守備で無死一塁から代走・高松の二盗を阻止。球界トップクラスの俊足を誇る韋駄天を自慢の肩で止め、ピンチの芽を摘んだ。
加藤は6月に中日からロッテへトレード移籍。かつての本拠地で躍動し古巣へ元気な姿を見せつけた。