わたしはかもめ2021年鴎の便り(8月)

便

8月25日

北海道日本ハム4−7千葉ロッテ(札幌ドーム)

ロッテは1−3の6回に藤原と山口の2ランで4点を奪い、7回に藤原の適時打、9回に中村奨の犠飛で加点した。2番手の東妻が2年ぶりの勝利。9回は益田が抑え26セーブ目。日本ハムは河野が6回5失点と踏ん張れなかった。

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千葉ロッテ0000141017
北海道日本ハム1000201004

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高卒同期で初のアーチ共演、ロッテ山口航輝が追いかける藤原恭大の背中[ニッカン]

ロッテ藤原恭大外野手(21)の5号同点2ランは、山口航輝外野手(21)にとって、個人的に“追いつかれた”1発だった。

「恭大と本塁打の数はいつも話してるんです。追いつかれて、1本出たのは良かったと思います」。

そう話し、無邪気な笑顔を見せた。藤原の同点弾の7分半後、バックスクリーン左へ6号勝ち越し2ランをかっ飛ばした。初のアーチ共演だ。

同い年、同期入団。ライバルというより、目標として意識しているという。

「レベルというか、初めて恭大を見た時に全てにおいてすごい選手で。何もかも追いつかないというか、(自分に)力がないというのは恭大を見て実感して、そこから恭大に負けないようにと思って、1年目から練習しています」。

明桜(秋田)出身だが、中学までは藤原と同じ大阪で育った。大阪府内の別のボーイズリーグのチームに藤原はいた。藤原は有名だった。

「対戦はなかったです。存在は知ってました。中学校からすごいっす。すごいのひと言っす。プレーは生では見たことないですけど、ジャパンの選考会か何かで一緒になったのは覚えてます。恭大は受かって、自分は落ちましたけど」。

山口も高校時代は投手も務めていたが、ロッテ入団後に打者としての大成を目指した。今季は一塁を守ることも多いが、登録は藤原と同じ外野手だ。

プロ3年目で開幕スタメンにともに名を連ねた。開幕戦で初安打を打ち、やがて初本塁打も放ったが、全てはうまくいかず、藤原と同様に2軍再調整も経験した。同じように下半身主導の打撃を作り直し、後半戦に挑む。

「恭大がいるから自分も負けてられないなっていう思いになりますし、恭大も打つと自分も打ちたいってなるので。これから先、一緒にチームの代表として戦えるように」。

夢を描き合った入団会見から995日が過ぎた。遠かった背中もだいぶ近づいてきた。離されぬよう、フルスイングで食らいつく。

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高卒同期で初のアーチ共演、ロッテ藤原恭大が見とれた山口航輝の特大弾[ニッカン]

ロッテ藤原恭大外野手(21)は仲間の弾道に見とれた。

6回無死二塁。日本ハム河野の直球をフルスイング。「ギリギリだったんですけど、入って良かったです」と右翼席への5号同点2ランを放った。

チームは4試合連続で2ケタ三振を喫していた。この日も日本ハム河野に5回まで3安打1得点のみ。5回裏には同い年の日本ハム野村に2点適時打を浴び、重くなりつつある空気を、ひと振りで切り裂いた。「1、2打席目に同じような内容でやられてましたし、昨日の試合と一緒のような悪い内容だったので」。直球に絞り、持ち味を出し切っての1発だった。

その7分半後だった。山口航輝外野手(21)が6号勝ち越し2ランを放った。バックスクリーン左へ豪快に放り込んだ。ベンチで戻ってきた山口と「ナイスバッティング!」とほめ合った。本塁打の数を話すことも多いという2人。7分後に、また離された。

「右打者であれだけ飛ばせる日本人選手は、プロ野球の現役選手でもなかなかいないと思いますし、本当に長打力は才能というか、普通の人にはできないようなものを持っているので、素晴らしいなと思います」。

藤原が推定115メートル弾、山口は同125メートル弾だった。18年ドラフトの同期。大阪桐蔭で甲子園春夏連覇し、競合の末にドラフト1位でロッテに入団した藤原にとっても、山口のパワーは魅力に映ってきた。

「同級生として、ライバルでもありますし、仲間でもあります。刺激になりますし、逆転になる2ランだったので素直に嬉しかったですね」。

同期コンビで振りまくり、チームを押し上げていく。

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ロッテ藤原恭大&山口航輝、21歳同期コンビがアーチ共演、そろい踏みは初[ニッカン]

ロッテ藤原恭大外野手(21)と山口航輝外野手(21)の18年ドラフトの高卒同期入団コンビが、広い札幌ドームで立て続けにアーチを架けた。

5回、花咲徳栄(埼玉)卒の日本ハム野村に適時打を浴び、2点を勝ち越された。

黙っていられない。6回、5回まで3安打に抑えられていた日本ハム河野から1番荻野が左翼フェンス直撃の二塁打を放った。野村と同学年、大阪桐蔭(大阪)卒の2番藤原が燃える。河野の甘い直球を豪快に振り抜くと、力強い放物線が右翼席に伸びていった。5号同点2ラン。「(直球は)狙い通りです。前の打席まで直球で抑えられていたので、この打席は直球を狙っていました」といつもの強気で結果を手にした。

こちらも黙っていられない。1死後、レアードが安打で出ると、明桜(秋田)卒の5番山口が3打席目を迎えた。野村も藤原も、同い年のスラッガーだ。

「(藤原)恭大が本塁打を打ったので、狙ってはいないですけれど、自分も続きたい気持ちでした」。

2−1からの4球目の直球を、いつものようにしっかり振り抜いた。藤原より高い弾道がバックスクリーン左へ飛んでいき、そのままスタンドへ。6号2ランで一気に勝ち越し、チームの雰囲気を変えた。

藤原は18年ドラフト1位、山口は同4位。アーチそろい踏みはこれが初めてのことだった。

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ロッテ・マーティン2軍で実戦合流、石川歩も実戦復帰後初先発マウンド[ニッカン]

ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が2軍での実戦に合流した。

前半戦に21本塁打を放った主砲は7月の球宴に出場後、米国へ一時帰国。8月10日に再来日し、24日で入国者待機期間の2週間を終えていた。

この日は4番右翼でスタメン出場し、初回2死三塁で第1打席へ。日本ハム生田目の落ちる球に空振り三振を喫した。第2打席は二飛、第3打席も一ゴロに倒れた。7回の第4打席では西村から四球を選び、代走が出て交代となった。

また、6月3日に右肘関節のクリーニング手術を受けた石川歩投手(33)は、2軍での実戦復帰後では初めての先発マウンドへ上がった。

最速148キロをマークした直球と変化球は制球も良く、3回までに4三振を奪った。4回2死後、清宮と万波にフェンス直撃の長打を連続で打たれ、1点を取られた。4回3安打1失点だった。

井口資仁監督(46)は石川の1軍復帰の見込みについて、24日の代表取材では「9月中旬前くらいに」と話している。

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ロッテ・山口が勝ち越し2ラン[サンスポ]

ロッテの21歳、山口が勝ち越しの6号2ランを放った。六回に藤原の2ランで追い付き、なお1死一塁で、河野の速球を上体が反り返るほどの豪快なスイングで捉え、広い札幌ドームのバックスクリーン左まで飛ばした。3年目コンビのアベック弾で逆転勝利をもたらし「(藤原)恭大と本塁打の数をいつも話している。自分も打ちたかった」と喜んだ。

秋田・明桜高(現ノースアジア大明桜高)からドラフト4位で入団。同1位の藤原を目標に成長し「この先、一緒にチームの代表として戦えるようにと思っている」と照れながら話した。

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ロッテ・藤原&山口、初アベック弾、ともに大阪出身21歳、盟友かつライバル[スポニチ]

よき友でありライバル。同じ大阪出身で00年生まれの21歳であるロッテ・藤原と山口が初のアベック弾で勝利に貢献した。3位ながら首位と3.5ゲーム差とした井口監督は「若い選手が成長すればチームも上がっていく」と手応えを語った。

2点を追う6回。まずは2番に定着している藤原が魅せた。無死二塁から直球を狙い打って右越えに5号同点2ラン。初回、4回は河野の直球で凡退しただけに「直球が来ると思った」と胸を張った。5番で3試合ぶりにスタメン出場していた山口も黙っていない。今季、藤原と本塁打数を競っている男が、なお1死一塁から中越えに6号決勝2ランを運び「(藤原に)追いつかれたので1本出てよかった」と笑った。

大阪桐蔭で甲子園の春夏連覇を達成するなどスター街道を歩んできた藤原。山口も明桜(現ノースアジア大明桜)で高校通算25本塁打を放ち、今季から1軍に定着しているが「(藤原は)全てにおいて凄い。1年目から追いつくために練習していた」と言う。お互いを「ライバル」と認め合う2人がチームの原動力となっている。

3安打3打点の藤原とV弾の山口。札幌ドームの右翼席に陣取ったファンは明るい未来を想像したはずだ。

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若手の活躍で逆転勝ち、井口資仁監督は「若い選手が成長するとチームも上に行ける」[報知]

ロッテが2点ビハインドの6回に藤原恭大外野手と山口航輝外野手の2ランアーチ競演で試合をひっくり返して快勝。引き分けた首位オリックスに3.5ゲーム差、2位楽天に0.5ゲーム差に迫った。

ともにプロ3年目、21歳の藤原と山口の活躍に、井口資仁監督は「恭大(藤原)は今しっかりとバットを振れている。山口も昨日(同点の9回2死満塁で一邪飛など無安打)は低めのボールばかり振ってたけど、今日はしっかりとゾーンを上げていた。ものすごいパワーがあるからね。あとはミートするだけ」と満足そう。5試合ぶりにスタメン起用した4年目の安田尚憲内野手も2安打を放つなど、若手の奮闘に「若い選手が成長するとチームも上に行ける」と手応えを強調した。

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藤原恭大と山口航輝の2ラン競演で6回に逆転[報知]

ロッテが2点ビハインドの6回に、藤原恭大外野手と山口航輝外野手がそれぞれ2ランを放ち逆転に成功した。

5回に2点を勝ち越された直後の攻撃。先頭の荻野貴司外野手が左翼フェンス直撃の二塁打を放つと、続く藤原が日本ハム・河野の高め直球を右翼席へ運んだ。後半戦チーム最多の3発目となる5号同点2ランに、レギュラー定着を目指す21歳は「前の打席までストレートで抑えられていたので、この打席はストレートを狙っていました」と、してやったりの表情。

1死後、今度は山口が一塁に走者を置いて左中間最深部へ6号勝ち越し2ラン。18日に21歳の誕生日を迎えたばかりの新鋭は、後半戦2発目のアーチに「打ったのはストレート。恭大(藤原)がホームランを打ったので、狙ってはないですけど自分も続きたいという気持ちでした」と笑顔をみせた。

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ロッテ高卒3年目・藤原&山口、同級生アベック弾!2位楽天0.5差迫る[デイリー]

ロッテは18年度ドラフト1位・藤原と同4位・山口の若き強打者コンビが、初のアベック弾を放って逆転勝ち。首位のオリックスと3.5差、2位の楽天と0.5差に迫った。

2点を追う6回。無死二塁で、まずは藤原が狙っていた直球を捉え、右翼席へ5号2ランを放つ。「結構、いい当たりでいってくれと思っていました」。同点に追い付くと、山口も負けじと続いた。

1死一塁からバックスクリーン左へ勝ち越し6号2ラン。「1年目から(藤原)恭大に負けないようにとやってきた。最高の形になってよかった」。普段から本塁打数の話をしており、ライバルでもある仲間との共演を喜んだ。

高卒3年目、21歳コンビのアーチ競演で上位に接近。若手と助っ人が融合した強力打線で逆転優勝を目指していく。

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ロッテ・井口監督「若い選手がどんどん試合するたびに成長していくとチームも上に」[デイリー]

ロッテが高卒3年目の藤原と山口の豪快弾など打線が12安打7得点を奪い逆転勝ち。首位オリックスと3.5差と再びゲーム差を縮めた。

2点を追う6回、無死二塁から藤原が右越え2ラン。さらにこの回、同級生の山口がバックスクリーン左へ6号2ランで勝ち越し。9回には1死満塁から中村奨の右犠飛で突き放した。

井口監督は山口の本塁打について「ものすごいパワーがあるので、あとはジャストミートするだけなので」とニンマリ。さらに「若い選手がこうやって打ってくれると。まあ、安田も地味に2本打っていますし、地味すぎますけど。こうやって若い選手がどんどん試合する度に成長していくと、チームも上に上がっていく」。次代を担う藤原、山口、安田の活躍に打線への手応えを感じていた。

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ロッテ・山口が勝ち越し2ラン、同級生の藤原同点弾に触発「自分も続きたいという気持ち」[デイリー]

ロッテの山口航輝外野手が、同級生の藤原に負けじと勝ち越し本塁打を放った。

6回。藤原の5号2ランで同点となり、なおも1死一塁。河野の直球を捉えた打球はバックスクリーン左へ飛び込んだ。15日のオリックス戦以来の6号2ラン。「昨日はチャンスの場面で打てなかったので、今日はチームの勝利に貢献したいと思っていました。(藤原)恭大がホームランを打ったので、狙ってはないですけど、自分も続きたいという気持ちでした。一気に勝ち越すことができてよかったです」とコメント。山口もプロ入り初の札幌ドーム本塁打となた。

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ロッテ・藤原が右越え同点2ラン「ストレートで抑えられていたので狙っていました」[デイリー]

ロッテの藤原恭大外野手が6回に5号2ランを放ち同点に追いついた。

6回無死二塁。1ボールから河野の真ん中付近の直球をフルスイング。打球は右翼席へ飛び込む、札幌ドームプロ初ホームラン。ベンチに戻り満面の笑み。井口監督も目を丸くして驚いていた。

「打ったのはストレートです。狙い通りです。前の打席までストレートで抑えられていたので、この打席はストレートを狙っていました」。

前日は2四球を選ぶも無安打で連続安打は15試合でストップしたが、再進撃となった。

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