ロッテが首位浮上。マーティンは4打点。6回に同点二塁打、8回に勝ち越しの25号3ランを放った。二木が7回1失点で5勝目。益田が31セーブ目を挙げて、通算150セーブを達成。オリックスは吉田凌が打たれた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 4 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ロッテ益田直也投手(31)が通算150セーブを達成した。3点リードの9回、今季51試合目のマウンドへ。上位打線を3人で打ち取り、今季31セーブ目を挙げた。お立ち台で「家族にずっと支えてもらってきて。入団当初からずっと応援してくれているファンの皆さんにも本当に感謝しています」と思いを伝えた。
プロ9年目の昨季に通算100セーブに到達し、ハイペースで150セーブに伸ばした。長く投げていれば、誰でも打たれる日はある。前夜は3連投中の自身が投げず、終盤に逆転負けした。「昨日ああいう負け方をしたんですけど、何とかやり返すという気持ちが今日の結果になったと思うので」。無失点で前夜のリベンジした佐々木千のバトンを、しっかりと勝利につなげた。「何とか優勝できるように、腕振っていきたいです。ファンの皆さん、僕らと一緒に優勝しましょう」と首位奪還を喜んだ。
「昭和のライバル」2球団が、令和3年の優勝争いを演じている。目下のところパ・リーグVを争っているのがオリックスとロッテだ。同リーグは、73〜82年の10年にわたり、2シーズン制を採用していた。同一年に前期と後期の2つのシーズンを戦い、それぞれの優勝球団が日本シリーズ出場を懸けて3勝先取のプレーオフを行った。今季V争いを行う両チームが前後期Vを分け合い、プレーオフで対戦したことが2度ある。オリックスはまだ「阪急ブレーブス」と名乗っていた時代。ロッテのチーム名は「オリオンズ」で、本拠地を持たず全国の球場を転戦していた。
76、78年は阪急が前後期とも優勝したため、実際にプレーオフが行われたのは8度だった。2度の顔合わせとなったのは、阪急−ロッテのほかには75、79年の阪急−近鉄だけである。
阪急時代に10度の優勝を誇った名門は、球団売却により89年オリックスとなった。チーム名も91年にはブルーウェーブへと変更し、本拠地も西宮からグリーンスタジアム神戸(現ほっともっと神戸)へと移った。さらに近鉄との合併に伴い05年バファローズとなるなど、激動の時代を経た。一方のロッテは78年にフランチャイズを川崎市に構えた後、92年千葉市へ移転し球団名もマリーンズと改め今日に至っている。両者は平成時代にはV争いすることなく、時代は令和へと移った。
この2球団が開幕から100試合を過ぎて首位攻防を行うのは、1シーズン制の年では初だという。昭和時代には、74年ロッテは中日を、77年阪急は巨人を倒して日本一の座についた。44年の時を超えて対決する「元阪急」と「元オリオンズ」。最後まで一戦必勝の戦いを楽しみたい。
ロッテが1日で単独首位を奪還した。開幕投手を務めながらも苦しんでいた二木康太投手(26)が7回3安打1失点で5勝目を手にした。低めに強い球を続け、オリックス山崎颯との“高卒ドラ6対決”を制した。球団通算8000号となるレオネス・マーティン外野手(33)の決勝3ランが白星をもたらした。息詰まるパの首位攻防は9日、1勝1敗で第3戦を迎える。
これ以上、好きにはさせられない。逆境に立った二木が本気を超えた。4番杉本の4発を筆頭に、今季オリックス戦で7被弾。
「高い球で痛い目にあってるのが今年、本当に多くて。低く投げないと結果がついてこないと思ってずっとやってたので。技術的なこともそうですし、絶対に低めに集める気持ちが今日はすごくありました」。
来田に浴びた8被弾目は、ボール1、2個分甘く入ったが、それでもソロで済んだ。被安打は3本のみ。最後の最後までプレートに残すつま先はいつも、マウンドに弧線を描く。ぬかるんだマウンドでいつも以上にくっきり残った跡が、下半身主体の証拠だった。
「もっとやらないといけない」「こんな成績じゃダメ」。春、夏と季節が進んでも、己を叱咤する言葉が並んだ。開幕投手を任されたのになかなか勝てない。先発を飛ばされることもあった。「今年、納得いく投球が本当になくて。危機感はもちろんあります。すごくあります」。いつもより注目度の高い首位攻防戦。フォームチェック、データ分析、作戦策定…とことん準備し備えた。背番号18の意地だった。
最速は140キロ少々。鹿児島情報高からドラフト6位で入団し、最初の年は直球が128キロだった試合もある。「みんなにすごく笑われて。悔しい思いはもちろん、すごく強かったですね」。だから18歳の頃、1軍は遠い場所だった。
「1年目は、寮でテレビで1軍の試合を見ていても、同じチームメートとは思えなかったですし。こういうところで投げてるって、そういう想像はしてなかったですね」。
心身を鍛え上げて26歳になり、それでも悩み苦しみ、ようやくの快投でもたらした1勝は、大きい。
「こういう順位で野球をできているのが嬉しいというか、楽しいというか。プロ野球選手としてすごくありがたいことだと思うので」。だから次も投げる。頂点目指して低く、低く。
ロッテ佐々木千隼投手がやり返した。3点リードの8回に登板し2四死球を許すも、紅林を併殺にし無失点で切り抜け、18ホールド目をマークした。前夜は代打大下に本塁打されるなど2失点で同点にされたが、井口監督の「失敗した選手は次の日必ず使おうと思っているので」という熱い期待に応えてみせた。
ロッテがレオネス・マーティン外野手(33)の今季25号決勝3ランで首位に再浮上した。これがちょうど、球団通算8000本目の本塁打になった。
第1号は約71年半前、1950年3月11日に、兵庫・西宮球場の西鉄戦で、戸倉勝城選手が放った。
同氏の三男・戸倉恒城さん(71=兵庫・宝塚市)は、球団第1号の3カ月後に生を受けた。翌年に阪急に移籍になったが、父はその後、東京オリオンズ時代に監督も務めており、当時のことはよく覚えている。
「父がオリオンズで監督をしていた時は、とにかく打てなかったね。榎本選手に1、3番を打って欲しいのに、4番を打たせとったからね。でも父が監督を辞めてから、アルトマンが入ってきよった。家族みんなで『オヤジの時にとってくれよ』と(笑)。阪急でも辞めた後にスペンサーやウインディが入ってきよった」。
メモリアルが近づき、誰が8000号を打つか−。恒城さんは「実は荻野君の大ファンやねん」と笑い、予想していた。かつて、荻野の親戚と職場が同じだったことがあるという。「『僕の親戚がプロ目指して頑張っているんです』って言うから『そんなんやめとけ。本当に大変な世界だから』って」と当時を懐かしそうに振り返った。8000号は荻野と仲良しで、父の時代には縁がなかった強力助っ人のマーティン。しかも、宝塚の自宅からも近い神戸で節目が達成。時代を越えて続く、ロッテとの不思議な縁を喜んでいた。
球団通算8000号はやはりこの男だった。レオネス・マーティン外野手(33)が一振りで、メモリアル弾と白星をつかんだ。8回1死一、二塁。打った瞬間にそれと分かる右翼への25号3ランに「感触はよかった。本塁打というよりチームを勝ちに導くことができて1番嬉しい」とホッとした表情を見せた。
前日から5打席連続で三振と、生みの苦しみもあった。前夜の負けは悔しかった。「相手も誰も野球は負けたくないですよね。エラーもあるし、千隼投手も本塁打打たれてしまったけど、それはあること。今日は僕らの方にツキがあった。野球は勝ったり、負けたりの勝負なので」。直前の敵失で変わった流れを見逃さず、文句なし、さすがの一撃で決めた。
前半戦終了後に米国へ一時帰国し、愛する家族との時間を過ごした。「家族と過ごすのは大事ですし、これで後半戦もやっていけるなという気持ちになりました」。しっかりリフレッシュし、合流後もすでに4発と頼もしい。グラブも青、リストバンドも青。「来年も1年契約が残っているので好きな青で全うしたい」と誓う。“ファミリー”と愛する仲間、ファンと夢をつかむ。
ロッテ益田直也投手(31)が通算150セーブを達成した。3点リードの9回、今季51試合目のマウンドへ。上位打線を3人で打ち取り、今季31セーブ目を挙げた。お立ち台で「家族にずっと支えてもらってきて。入団当初からずっと応援してくれているファンの皆さんにも本当に感謝しています」と思いを伝えた。
プロ9年目の昨季に通算100セーブに到達し、ハイペースで150セーブに伸ばした。長く投げていれば、誰でも打たれる日はある。前夜は3連投中の自身が投げず、終盤に逆転負けした。「昨日ああいう負け方をしたんですけど、何とかやり返すという気持ちが今日の結果になったと思うので」。無失点で前夜のリベンジした佐々木千のバトンを、しっかりと勝利につなげた。「何とか優勝できるように、腕振っていきたいです。ファンの皆さん、僕らと一緒に優勝しましょう」と首位奪還を喜んだ。
プロ3度目先発のオリックス山崎颯は150キロ超の直球を軸に3回まで無失点。ロッテ二木も3回まで1人の走者も出さなかった。
4回無死からオリックス来田が2号ソロを右中間に放ち先制。ロッテは6回にマーティンの適時二塁打で同点に追いついた。
1−1の8回1死一、二塁からマーティンが3ランを放ってロッテが勝ち越し。オリックスは打線がわずか3安打1得点だった。二木5勝目、益田31セーブ目。吉田凌1敗目。
ロッテ益田直也投手(31)が史上17人目となる通算150セーブを挙げた。
この日は今季51試合目の登板で、9回を無失点に抑え、31セーブ目を挙げた。
初セーブはプロ1年目の12年8月5日のオリックス戦(京セラドーム)で記録。プロ9年目となる昨季8月7日のオリックス戦(京セラドーム)で通算100セーブをマークし、今季もハイペースで積み重ねている。
ロッテが球団通算8000本塁打に到達した。
8回1死一、二塁、レオネス・マーティン外野手(33)がオリックス吉田凌から25号3ランを右中間スタンドへ運んだ。
第1号は約71年半前となる毎日時代の50年3月11日、戸倉勝城選手が西鉄戦で記録。5000号は93年4月21日にメル・ホール選手がダイエー戦で、7000号は10年8月28日に大松尚逸選手がソフトバンク戦で、それぞれ記録した。
3日の日本ハム戦(ZOZOマリン)でマーティンが通算7999号を放ち、節目まであと1本に迫っていた。
ロッテ石川歩投手(33)が9日のオリックス戦(ほっともっと神戸)に先発する。
今季は6試合に先発し2勝を挙げたものの、5月21日の楽天戦(ZOZOマリン)を最後に登板がない。6月3日に右肘関節のクリーニング手術を受け、リハビリを進めていた。
7日にブルペン投球を行い、この日はキャッチボールなどで調整した。「(肘の)不安なく投げられる感じはありますね」と話した。
ロッテ藤原恭大外野手(21)が8日、出場選手登録を抹消された。
藤原は5日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で左ふくらはぎに死球を受け、7日のオリックス戦では練習参加もなかった。井口監督は7日の試合前に「(プレー)できなくはないんですけど、肉離れとかの可能性もあるので」と説明していた。
この日は試合前練習に姿を見せ、ポール間を3分間かけてゆっくり歩くなどして、体を動かした。井口監督から声をかけられたり、バットスイングの動きをする場面もあった。
藤原は夏場に2番中堅として打線を牽引し、7・8月度の月間MVP賞にも選出されていた。
ロッテは8日、藤原恭大外野手(21)の7、8月度「大樹生命月間MVP賞」受賞の記念グッズを受注販売すると発表した。
ラインアップはフェースタオル、Tシャツ、記念刺繍加工入りユニホーム、直筆サイン入りフォトパネル(49点限定、証明書付き)など。
球団オンラインストアで9月20日まで販売し、発送は10月下旬〜11月上旬の予定(直筆サイン入りフォトパネルのみ11月下旬以降の発送予定)としている。
ロッテ藤原恭大外野手(21)が8日、7・8月度の「大樹生命月間MVP賞」のパ・リーグ野手部門に選出された。初受賞になる。
6月末に2軍調整を終えた藤原は、7・8月の全24試合に全て「2番中堅」で出場。打率3割4分8厘、5本塁打、15打点をマーク。同期間に15勝6敗3分けと大きく勝ち越したチームを、OPS1.069の高い攻撃力で牽引した。
ソフトバンク柳田やオリックス吉田正も好成績を残していた中での受賞に、藤原は「もしかしたらというのはあったので、ぎりぎりだったんですけど嬉しかったです」と喜んだ。
昇格直後の7月4日の楽天戦(ZOZOマリン)は、三塁打が出ればサイクル安打を達成していた。「引退するまでに1回でもできれば嬉しいです」と21歳は笑った。6日のソフトバンク戦(同)でも千賀から3長打。「自分としてもすごく、1番集中できたと思います」と、一気に波に乗った夏だった。
9月5日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で左ふくらはぎに死球を受けた。井口監督は「(プレー)できなくはない」としながら、今週中の実戦復帰を目指し治療している。首位争いが続く中で藤原は「ここからが本当に大事になってくるので、チームのためにできることをもう1度再確認して、自分ができることを1つ1つやっていきたいです」と引き締めていた。
サヨナラ負けの悪夢を払拭し、一夜にして首位返り咲きだ。ロッテは8日、オリックス18回戦(ほっと神戸)で、レオネス・マーティン外野手(33)が同点の8回1死一、二塁で球団通算8000号のメモリアルアーチとなる決勝弾を放った。最後は守護神・益田直也投手(31)が史上17人目となる通算150セーブで締め、投打の主役のそろい踏みで首位攻防戦第2ラウンドを4−1で制した。
もはやチーム名を千葉ロッテマーティンズ≠ノ改称してもいいぐらいの独り舞台だった。
「あと1本ということは知っていたが、これまでもホームランを狙ったことは1度もないよ。良い打席を心掛けているだけで、結果は神様のおかげさ」。
1−1の8回1死一、二塁。マーティンが1ボールから吉田凌の145キロの直球を雨を切り裂いて右中間席中段まで運んだ。ソフトバンク・柳田と並ぶリーグトップの25号は、球団通算8000号のメモリアルアーチ。3日の日本ハム戦で7999号を放って自らリーチ≠懸けた主砲が節目の一発も見舞った。
6回1死一塁でも同点の適時二塁打を放ち、チーム全4得点を叩き出したマーティン。来日3年目。シーズン39試合を残し、25本塁打は自己最多タイ、69打点はキャリアハイとなった。
入団10年目の益田が9回を三者凡退で締め、史上17人目の通算150セーブを挙げた。
「記録は知っていたので、今日はいつもと違う緊張感があった。ずっと支えてもらった家族とファンの皆さまに感謝したい」。
クローザーとして今も残る心の傷≠ェある。2013年7月26日の楽天戦(Kスタ宮城)。当時まだ現役だった井口監督が日米通算2000安打を達成し、さらに楽天の先発は開幕から13勝0敗の田中将だった。その中で1点リードの9回に救援してサヨナラ負け。偉業を達成した井口監督に記念のウイニングボールを手渡すことはできなかった。
それだけに「チームが勝っていたら、全部自分が投げて試合を締めるぐらいの気持ちでいる。今は個人の記録より優勝できるように腕を振っていきたい」。今季こそは井口監督にリーグ優勝の記念ボールをプレゼントする。
ロッテの益田が通算150セーブを挙げた。4−1の9回に登板すると、12球でテンポ良く三者凡退の好投で締めくくった。「いつもと違う緊張感があった。勝てて良かった」と安堵していた。
自らの力投でオリックスと入れ替わって首位に再び浮上した。「何とか優勝できるように、これからも腕を振っていきたい」と頼もしかった。
6月に右肘関節のクリーニング手術を受けたロッテの石川が先発として、9日にほっともっとフィールド神戸で行われるオリックス戦で復帰する。1軍登板は5月21日の楽天戦以来。全治3〜4ヶ月の見込みだったが早期復帰を果たし「シーズン中に戻れて良かった。間に合えばいいと思っていた」とうなずいた。
オリックスとの直接対決3戦目という大事なマウンドを託された。「しっかり低めを意識する。丁寧に投げたい」と意気込んだ。
ロッテ・藤原恭大外野手(21)が8日、出場選手登録を外れた。同選手は5日の日本ハム戦(ZOZOマリン)の初回に左ふくらはぎに死球を受け、4回の守備から途中交代。7日のオリックス戦(ほっと神戸)はベンチ入りメンバーから外れ、井口監督は「(無理すると)肉離れとかの可能性もあるので、この3試合は治療に専念させます」と話していた。球団によると、「左ふくらはぎの打撲」で病院にも行ったという。8日の試合前練習では別メニューながら姿を見せ、軽いウオーキングなどを行った。
藤原は7月3日に1軍再昇格後は主に2番打者として、7、8月の全24試合に出場し、打率.348(92打数32安打)、5本塁打、15打点、5盗塁。7、8月度の月間MVPを受賞していた。
ロッテ・藤原恭大外野手(21)が8日、『大樹生命月間MVP賞』7、8月度の受賞を大いに喜んだ。大阪桐蔭高で2018年に甲子園で春夏連覇。ドラフト1位でロッテ入団3年目の外野手は「すごくいい結果を残せたと思いますし、継続してヒットも出ていたので、自分として1つ成長できた部分が感じられました」と初受賞に表情を崩した。
7、8月で全24試合に出場し、打率.348(92打数32安打)、5本塁打、15打点、5盗塁の好成績を残した。開幕1軍でスタートしたが、不振で4月22日に出場選手登録抹消。約2ヶ月間の2軍生活で打撃フォームを一から作り直し、7月3日の再昇格以降に打撃を開眼させた。
3日の楽天戦(ZOZOマリン)に復帰即スタメン出場で4打数2安打2得点。翌4日の楽天戦(同)では、今季1号を放ってサイクル安打に王手をかけた(三塁打を残して達成せず)。
最も印象深い試合は7月6日のソフトバンク戦(同)で、先発の千賀から3安打を放ち「千賀さんと対戦したときに、すごく自分としても1番集中できたと思いますし、一打席一打席すごく内容のある打席だったので、それが1番よかったかなと思います」。6日はプロ初の三塁打、プロ野球タイ記録の1イニング2二塁打もマークした。
東京五輪開催による中断期間をはさみ、8月22日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で15試合連続安打(7月6試合、8月9試合)。2番打者として定着した。
貪欲な藤原は「まだ2番としての役割を果たせてないんで。ここからもっと1戦1戦が大事になってくると思うので、より一層頑張っていきたいと思っています」と一層の成長を誓った。
ロッテは8日、オリックスとの首位攻防第2ラウンドを制し、首位を奪回した。1−1の8回に4番のレオネス・マーティン外野手(33)が右翼席に決勝3ラン。リーグトップタイとなる25号は球団通算8000号のメモリアルアーチとなった。サヨナラ負けを喫した前夜の悪夢を払拭。1974年以来47年ぶりのリーグ1位での優勝へ、マジックナンバーは最短で14日に点灯する。
球団通算7999号は3日の日本ハム戦。マーティンだった。3試合生みの苦しみを経て、8000号もマーティンだった。1−1の8回1死一、二塁から吉田凌の145キロ直球を強振。4番らしく、勝負どころで右翼席へ叩き込んだ。
「感触が良かったので、さすがにいったとは思った。チームを勝ちに導くことができたのが1番嬉しい」。
0−1の6回にも同点適時二塁打を放った。そしてリーグトップのソフトバンク・柳田に並ぶ25号がメモリアル弾となり、わずか1日でチームを再び首位に押し上げる決勝弾にもなった。神戸の夜空から降り注ぐ雨は歓喜のシャワーとなった。
ほっと神戸。ロッテにとって因縁の敵地だ。1998年7月7日。「魂のエース」と呼ばれた黒木知宏は9回2死一塁からプリアムに同点2ランを浴びると、膝から崩れ落ちた。延長12回の末にサヨナラ負けを喫し、プロ野球記録となる17連敗となった。今でもファンに語り継がれる「七夕の悲劇」。神戸の夜空に舞ったアーチは悪夢の象徴だった。
前夜もサヨナラ負けを喫した。首位から陥落する痛恨の試合だったが、マーティンはこう言った。「でも野球をやっていればエラーもあるし、本塁打も打たれる。野球は勝ったり、負けたりなので、切り替えてやっているよ」。優勝争いの中でも、常にポジティブな気持ちで戦っている。
首位攻防を1勝1敗とした就任4年目の井口監督は「明日が本当に勝負」と先を見据えた。74年以来となるリーグ1位での頂点を目指しているからだ。05年は2位からプレーオフを制し、自身が主軸だった10年は3位からCSを突破。いずれも日本一に輝いたが、「下克上」のイメージを覆したい。自身が74年に生まれた縁もある。当時の金田正一監督は2年前に他界。「スケールの大きな方だった。少しでも追いつけるように」と心に誓う。
指揮官が頼りにするマーティンは試合後、打撃手袋、リストバンドを青で統一している理由を教えてくれた。「青が好きなんだ。来年も契約が残っているので、好きな青で全うするよ」。球団史に名前を刻んだ助っ人は、笑いながら1年後まで見つめていた。
ロッテがオリックスに勝ち首位に再浮上。早ければ14日にもロッテに優勝へのマジックナンバーが点灯する。ロッテが9日のオリックス戦から14日のソフトバンク戦に5連勝。その間、オリックスが5連敗、ソフトバンクが10〜12日の日本ハム3連戦で2敗以上すると、M28が出るがどうか。
ロッテは8日オリックス戦の8回にマーティンが今季25号3ランを放ち、球団の本塁打数が通算8000号に到達した。球団通算8000本塁打は、今季4月6日のDeNAに次ぎ史上11球団目。チーム第1号は毎日時代の50年3月11日西鉄戦で戸倉勝城が記録。
ロッテの守護神・益田が4−1の9回に救援。3人で片付けて31セーブ目をマークし、通算150セーブを達成した。史上17人目で、球団では小林雅英に次いで2人目の快挙だ。記念ボードを掲げたタフネス右腕は「いつもと違う緊張感があった。勝てて良かった」と安どの表情を浮かべた。
前夜は同点の9回に救援することなく、サヨナラ負けを喫した。前カードで3連投していたことを考慮されたものだが「昨日はあんな負け方をしたけど、チームの雰囲気は悪くない。何とかやり返すという気持ちが今日の結果になった」と頼もしい。
「勝っていたら、全部自分が投げる気持ちで準備している。何とか優勝できるように、これからも腕を振っていきたい」と首位攻防3戦目を見据えた。
益田(ロ)が8日オリックス戦で今季31セーブ目を挙げ、通算150セーブを達成した。プロ野球17人目。初セーブは、12年8月5日のオリックス戦。通算577試合目での達成は、82年江夏豊(日)の757試合に次ぐ2番目のスロー到達。しかし、江夏の記録は74年にセーブが制定される前の334試合を含んでいるため、それを除けば423試合目となり、益田は実質、最も多い登板数での達成になる。
セ、パ両リーグは8日、7、8月の「大樹生命月間MVP賞」を発表し、セは巨人のチアゴ・ビエイラ投手(28)、広島・鈴木誠也外野手(27)、パはロッテ・藤原恭大外野手(21)が初受賞した。オリックス・山本由伸投手(23)は6月に続いて2度目、通算3度目の受賞。東京五輪開催に伴う中断のため、2ヶ月合わせた表彰となり、受賞者には大樹生命保険株式会社から賞金30万円などが贈られる。
高卒3年目で初受賞したロッテの藤原は7、8月の全24試合に「2番・中堅」で出場し、打率.348、5本塁打、15打点。「受賞できるかもというのはあった。(成績的には)ぎりぎりだったけど嬉しかった」と喜んだ。5日の日本ハム戦で死球を受け、左ふくらはぎの打撲で前日のオリックス戦を欠場。この日出場選手登録を外れたが、欠かせない戦力として早期復帰が期待される。
「ミスターロッテ」と呼ばれ、監督も務めた有藤通世氏(74=スポニチ本紙評論家)が、球団通算8000号を祝福した。同氏は球団歴代最多の348本塁打を記録し、最も貢献した強打者。通算3500号も放ち、前回リーグ1位での優勝を果たした1974年も主砲として活躍した。
マーティンが節目を飾ったね。今季はマーティンを中心に荻野、中村奨、レアードが頑張って、安田、藤原、山口が絡む攻撃パターンができてきた。ここまで打線を引っ張ったご褒美だね。8000号の中で僕が1番多いとは信じられない。
チーム本塁打数も今季はリーグトップを争うが、あえて言えば安田が物足りない。確かな型がない。型とは野球をやってきて自分でつくり上げるもの。安田には自分の型があるのか、それは自分に合っているのか、しっかり見つめ直すべきだ。
前回リーグ1位で優勝した74年は「団結の勝利」とも言われた。当時は本拠がなく、選手は関東住まいなのに宮城球場(現楽天生命パーク)が暫定ホーム。家族にもなかなか会えない。その分、結束力は強かったよ。毎日、同じ顔ばかり見ていたからね(笑)。
74年は前後期制。130試合を戦って優勝した70年の方が重みを感じる。半世紀ぶりにシーズンを制する好機だ。OBとして今年は期待している。
2位転落のロッテは8日、オリックスとの首位決戦第2R(ほっと神戸)を4−1で制し、一夜で首位に返り咲き。益田直也投手(31)は9回に登板し1イニングを無失点に抑え、リーグトップ独走となる31セーブ目。日本球界17人目の通算150セーブを達成し「まずは今日勝てたことが1番ホッとしてます」と個人の記録よりもチームの勝利を喜んだ。
益田は4−1とリードした9回から登板。来田、福田、宗を3者凡退に打ち取り無失点。プロ通算150セーブを達成し、お立ち台で「ずっと支えてもらった家族と入団当初から応援してくださっているファンの皆さんにも背中を押してもらったので本当に感謝してます。ありがとうございます」とコメント。
「(記録のことは)知っていたので今日はいつもと違う緊張感があって本当に今日達成できて良かったなと思います」と続け、「マーティンが打ってくれて3点差がついていたので楽にマウンドに上がれました」と仲間に感謝した。
これで今季は104試合中51試合目の登板となったが「まぁ勝ってたら自分が全部投げて試合を締めるぐらいの気持ちで準備してるので、これからもたくさん投げていきないなと思ってます」と頼もしいひと言。「昨日ああいう負け方をしたんですけれども、チームの雰囲気はいいですし、何とかやり返すという気持ちで臨んだことがいい結果に繋がったと思う。今は個人の記録よりも上位争いしてるので何とかチームが優勝できるように、これからも腕を振っていきたい。ファンの皆さん僕達と優勝しましょう」とファンの声援に応えていた。
2位転落のロッテは8日、オリックスとの首位決戦第2R(ほっと神戸)を4−1で制し、一夜で首位に返り咲いた。1−1の8回、マーティン外野手(33)が球団通算8000号到達となる勝ち越し25号3ランを放つなど4打数2安打4打点の大活躍。先発の二木康太投手(26)は7回3安打1失点の好投で5勝目を手にした。
先発の二木は3回までノーヒットピッチングで打者9人をピシャリ。抜群の立ち上がりを見せたが4回、先頭の来田に2号ソロを浴び失点。2球目の甘く入ったストレートを右翼スタンドまで運ばれた。それでも追加点は与えず7回85球とリズムの良い投球でマウンドを降りた。
打線は5回まで無得点と相手先発・山ア颯の前に1安打のみと抑えられていたが6回に反撃。1死一塁からマーティンが強烈な打球を右線へ放ち、相手・右翼手の杉本が打球処理をもたついている間に一塁走者の角中が一気に本塁へ生還。ようやく同点に追いつく。
すると雨が強くなるなか迎えた8回、1死走者なしから角中の平凡な左フライを相手・左翼手の来田が雨の影響からか落球。この失策から1死一、二塁と勝ち越しのチャンスで同点打のマーティンが登場。マーティンは4番手・吉田凌の投じた2球目、145キロのストレートを完璧に捉えると打球は右翼スタンド一直線。主砲の勝ち越し25号3ランが飛び出すと、これが球団にとっては節目となる通算8000号本塁打となった。
4−1とリードすると8回は2番手・佐々木千が無失点。9回は益田が無失点に抑え31セーブ目を挙げた。なお益田はプロ17人目の通算150セーブに到達した。
ロッテのマーティンが球団通算8000号となる勝ち越し25号3ランを右中間へ運んだ。
同点の8回1死一、二塁で1ボールから吉田凌の145キロ直球を豪快に捉えた。
これが球団にとっては節目の記録。なお、球団1号は1950年3月11日、西鉄戦で戸倉勝城が放っている。
ロッテ・藤原恭大外野手が8日、左ふくらはぎの打撲で出場選手登録から抹消された。この日、7・8月度月間MVP05を初受賞したばかりだったが、5日の日本ハム戦で左ふくらはぎに死球を受けた影響で、グラウンドでも足をひきずって歩いていた。
藤原は7日のオリックス戦も欠場。井口監督は当初、10日の楽天戦(ZOZOマリン)からの復帰を目指していることを明かしていたが、治療を優先するために、抹消することを決断した。
ロッテは9月8日から20日までマリーンズオンラインストア限定で、藤原恭大外野手の7、8月度「大樹生命月間MVP賞」受賞を記念したグッズを受注販売すると発表した。
商品はフェイスタオル:1800円、Tシャツ:3500円、記念刺繍加工入りユニホーム:1万8000円、直筆サイン入りフォトパネル(49個限定、証明書付き):3万3000円、プリントサイン入りフォトパネル:9900円など。
ロッテ・藤原恭大外野手が自身初となる7・8月度大樹生命月間MVPを受賞した。成績は24試合で打率.348、32安打、5本塁打、15打点、塁打58、長打率.630だった。「もしかしたら賞を獲れるんじゃないかというのはあったので、ぎりぎりだったけど、受賞を聞いたときは嬉しかったです」と率直の気持ちを口にした。
今季は開幕スタメンを果たしたが、その後は不振で2軍落ち。7月に1軍再昇格してからは好調をキープし、7月は打率.400、2本塁打、5打点、8月は打率.316、3本塁打、10打点をマークした。
「昇格後は、いい結果を残せたし、継続してヒットも出ていた。1つ成長できたと感じられたが、最後は少し失速してしまい、まだまだ技術のなさや体力のなさを実感した」。
5日の日本ハム戦で左ふくらはぎに死球を受けた影響で、7日のオリックス戦(ほっと神戸)は欠場となった藤原だが、本拠地へ戻る10日の楽天戦からの実戦復帰が見込まれている。
チームを勝利に導いたのはやはりこの男、マーティンだった。「さすがにいったと思ったね。感触はよかった。ホームランというよりチームを勝ちに導くことができたのでそれが1番嬉しいよ」。同点の8回1死一、二塁。吉田凌の145キロ直球を完璧に捉え、右中間席へとたたき込む25号勝ち越し3ラン。球団通算8000号のメモリアルアーチとなり首位を奪い返した。
チームは前夜のオリックス戦(ほっと神戸)でサヨナラ負けを喫し、2位に陥落していた。マーティンは「野球というのは僕らも相手も誰も負けたくない。エラーもあるしホームランを打たれてしまうこともある。昨日の負けは違う日だと思って切り替えてやった」。この日も5回まで無得点と重いムードが続いたが、1点を追う6回に、その4番の適時打で同点とすると8回には値千金の一発。チーム4得点すべて助っ人のバットからで来日最多の69打点にのばした。井口監督は「いい働きをしてくれた」と称賛した。
ソフトバンク・柳田に並ぶリーグトップの25本目。絶好調の原動力は「家族」だった。五輪ブレイク期間は米国に帰国し、家族との時間を堪能。グラウンドでは頼もしいマーティンも自宅では4人の子供のパパだ。「家族と過ごすのは大事なこと。これで後半戦もやっていけるなという気持ちになりました」。再来日の隔離期間で後半戦は多少出遅れたものの、充電100%で帰ってきた。
頼れる男のバットで首位を奪い返したロッテ。ここから勢いは加速する。
井口監督が8日のオリックス戦後、左ふくらはぎの打撲により出場選手登録を抹消された藤原恭大の現状について言及した。
「ここ何日かで(出場の)メドがつかなかったので1度抹消して。当然残り試合必要な戦力になってくるので。早ければ来週末の札幌(日本ハム戦、18日〜)に合流できるように」と説明。5日の日本ハム戦(ZOZO)の初回で同箇所に死球を受け途中交代していた。
藤原は今季ここまで50試合に出場し打率2割6分9厘。7月からは「2番・中堅」のレギュラーに定着して、この日は7、8月度の月間MVPにも選出されたが、首位争いをするチームにとっては痛い離脱。まずは治療に専念し、最短での復帰を目指す。
ロッテの益田直也投手がプロ野球通算17人目となる通算150セーブを達成した。
3点リードの9回にマウンドに上がると来田を空振り三振、福田を宗を中飛に抑え無失点でゲームを締めた。5日の日本ハム戦(ZOZO)で両リーグ最速となる30セーブをマークした右腕は20年から2年連続で30セーブ以上を達成。球団で通算150セーブはOBの小林雅英以来、史上2人目の快挙となった。
記念すべき1本は勝ち越しのメモリアルアーチとなった。
同点の8回1死一、二塁。マーティンが吉田凌の直球を完璧に捉え右翼席へと運ぶ勝ち越し3ラン。これが球団通算8000号のメモリアルアーチとなった。
1点を追う6回1死一塁にもマーティンの適時二塁打で同点に。全てマーティンの打点で3得点を挙げ、オリックスを突き放した。
ロッテの藤原恭大外野手が8日、左ふくらはぎの打撲のため出場選手登録を抹消された。
藤原は5日の日本ハム戦(ZOZO)の初回で同部に死球を受け、4回の守備から交代。7日からのオリックス戦(ほっと神戸)には帯同しているもののベンチ外となっており井口監督は「できなくはないですけど肉離れとかの可能性もあるので、この3試合は。週末から出られるように」と説明していたが、この日抹消となった。
この日グラウンドに現れた藤原は左足を多少気にしながらリハビリメニューで簡単に調整した。
ロッテの藤原恭大外野手が「7、8月度大樹生命月間MVP」を初受賞した。
藤原は同期間で24試合に出場し、32安打、5本塁打、15打点、5盗塁、打率3割4分8厘と好成績を残した。5日の日本ハム戦(ZOZO)で左ふくらはぎに死球を受けた影響で7日のオリックスとの首位攻防戦ではスタメンを外れたものの、今季は「2番・中堅」のレギュラーをもぎ取り7、8月は全試合にスタメン出場。15試合連続安打などもマークし、チームの首位争いに貢献した。
藤原は「もしかしたらという思いはあったので、ぎりぎりだったけど(MVPを取れて)嬉しいです。正直(4月下旬に2軍に)落ちた時フォームがバラバラだったし、『1年間2軍でやるのかな』とも自分の中で思いました。でも一から福浦さんだったり、鳥越2軍監督と一緒に作り上げていこうという感じだったので、そこから1軍に上がれたんですけど、本当にその2軍の期間が大事になったと思います」と振り返った。
チームは現在オリックスと熱い首位争いを繰り広げている。「最近はよく打線がつながっている。自分としてはまだまだ2番としての役割を果たせてないので。ここからもっと1戦1戦が大事になってくると思うので、より一層頑張っていきたいと思っています」と初の月間MVP受賞ながら気を引き締めた。
低めの直球をすくい上げた打球は弾丸ライナーで右翼席へ飛び込んだ。リーグトップタイの25号3ランが決勝弾。ロッテの首位奪回を導いた一撃に、マーティンは本塁を踏みしめ両手をパチンとたたいた。
喜びも倍増した。くしくもこの一発が、球団通算8000号。「さすがにいったと思いました。ファンの方からメッセージをいただいて、あと1本というのは知っていたけど、チームを勝ちに導くことができて嬉しい」。昨季の自己最多本塁打数にも並ぶ、まさにメモリアルな一打だ。
打撃の貢献度も高いが、来日3年目になり、チームメートに積極的に助言も送る。前夜、適時失策したエチェバリアにも声をかけた。「少しでもチームがよくなればね。皆さん、よく接してくれるし声もかけてくれるから」とムードメーカーとしても大きな存在だ。
頼もしき4番が全4打点を挙げ、前夜のサヨナラ負けの悪夢を振り払った。井口監督は「全部マーティンですからね。いい働きをしてくれた」と最敬礼。M砲のいるマリーンズが優勝争いを熱くする。
ロッテが首位攻防第2ラウンドを制し、首位に返り咲いた。
1点を追う6回にはマーティンが右線適時二塁打を放ち同点とすると、8回にもM砲が右翼席へ25号決勝3ラン。今季26度目の逆転勝ちと打線が粘り強さを発揮した。
井口監督は逆転勝ちに導いたのは先発二木の7回1失点の粘投があるからこそとたたえた。「二木が7回まで投げてくれたことが、1番、大きかった。低めに丁寧に投げる。これが彼の1番の持ち味。こういう投球をすれば、もっと勝てる」と手放しで喜んだ。
前夜は逆転サヨナラ負けを喫したが、一夜で首位奪還を果たした。指揮官は「明日が、本当の勝負なので、久しぶりの石川にしっかり投げてもらって、打線が序盤から援護できるようにしていきたい」と、冷静の第3ラウンドを見据えた。
ロッテの益田直也投手が球団史上2人目、プロ野球史上17人目となる通算150セーブを達成した。
3点リードの9回から登板。来田を152キロの直球で空振り三振。福田を中飛に抑えると、宗を中飛に仕留め最速154キロの直球を主体に3人で締めた。
今季31セーブ目を挙げた右腕は記念のボードを掲げ、笑顔を見せた。「今日は、勝てたことが1番嬉しいです。入団当初からずっと応援してくださるファンの皆さんに本当に感謝しています」と喜んだ。
ロッテのマーティン外野手が、球団通算8000号となる勝ち越し3ランを放った。
6回にも右翼線適時二塁打を放った主砲は8回1死一、二塁。低めの直球を捉えた打球は右中間席へ25号。昨季に並ぶ自己最多タイの本塁打数となった。
ロッテの石川歩投手(33)が、9日のオリックス戦(ほっと神戸)で右肘のクリーニング手術後、復帰先発する。
6月に手術をしたが、地道なリハビリで、8月18日のイースタン・巨人戦で実戦復帰を果たした。早期1軍復帰に「シーズン中、戻れてよかったなという心境です」と喜んだ。
オリックスとの首位攻防3連戦。ほっと神戸ではプロ入り後、初のマウンドとなる。「しっかり低めを意識して投げたい」と意気込みを明かした。
ロッテの藤原恭大外野手(21)が8日、左足の打撲により出場選手登録を抹消された。
5日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で左ふくらはぎに死球を受け、途中交代していた。7日からのほっと神戸でのオリックス3連戦に帯同していたが、抹消が決まった。
この日は、トレーナーと付き添い、外野を歩行するなどでリハビリ。レアードやマーティン、井口監督らと話し込んだ。
7・8月度の「大樹生命 月間MVP賞」が8日、両リーグから発表され、ロッテ・藤原恭大外野手(21)が、初受賞した。
受賞期間は全試合、2番でスタメン出場。7月3日に1軍再昇格し、92打数32安打、打率.348、5本塁打、15打点と活躍。「すごく嬉しかったです。昇格した後の試合というのは、いい結果を残せた」と喜びを語った。
印象深い試合として、7月6日・ソフトバンク戦で千賀投手から二塁打2本に三塁打と3安打を放った試合を挙げ「千賀さんと対戦した時に、自分としても1番集中できたと思いますし、1打席1打席、集中できたと思います」と思い出を振り返った。