ロッテが9回に追い付き、引き分けに持ち込んだ。0−2の7回に小窪の今季1号で1点差に迫ると、9回には荻野が同点の8号ソロを放った。オリックスは平野佳が打たれた。9回の好機を生かすことができなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
ロッテがオリックスとの神戸決戦で首位を守り抜いた。1勝1敗1分け。7回に新加入の小窪哲也内野手(36)が、9回には荻野貴司外野手(35)がともにソロを放ち、執念でドローに持ち込んだ。同じ奈良出身で同い年。チームは違えど、プロ野球で長くセンターラインを経験してきた2人が味わいを深めて再会し、パ・リーグの主役の座を守り抜いていく。
合計9時間35分に及んだ首位攻防3連戦で、ロッテは負け越しを逃れた。“ミスター・センターライン”の2人が負けを消し、単独首位を守った。
パ・リーグの中心を守り抜いた。7回、小窪のスイングがチームに勇気を与えた。6回まで2安打に抑えられたオリックス田嶋の直球を、左翼席中段へ。2週間前は熊本で汗を流していた男が8月末にNPBに電撃復帰し、1軍でのスタメン起用で即、結果を出した。「とにかく必死で目の前のことを。球、速かったですけどね」と笑った。
今年で36歳。1番を打つ荻野とは同じ奈良出身で、プロ入り前から名を知る存在だ。「あまり味わう余裕はなかったですけど、一緒のチームで試合に出て、感慨深いものがありました」と話した。そんな小窪のことを「てっちゃん」と呼ぶ荻野も呼応するように、最終回に同点ソロを放った。「勝てれば1番良かったですけど。次につながればいいと思います」。2番中堅の藤原の故障離脱は苦しいが、今のロッテは選択肢が1つじゃない。
故障から復活の石川が6回2失点と好投し、最後は守護神益田がゼロに抑えた。若手も目立つ今季、チームの中核をなすベテラン勢の安定も、首位キープの大きな原動力だ。「若い選手と経験のあるベテランをうまく使いながら、何とか最後までいければ」と井口監督。東経135度、日本の標準時をつかさどる子午線に程近い神戸の丘で、首位を守り抜いた。47年ぶりの歓喜の時へ少しずつ、針を進める。
ロッテがオリックスとの神戸決戦で首位を守り抜いた。1勝1敗1分け。7回に新加入の小窪哲也内野手(36)が、9回には荻野貴司外野手(35)がともにソロを放ち、執念でドローに持ち込んだ。同じ奈良出身で同い年。チームは違えど、プロ野球で長くセンターラインを経験してきた2人が味わいを深めて再会し、パ・リーグの主役の座を守り抜いていく。
東経135度4分。日本標準時の子午線にほど近い神戸の丘で、“Mr.センターライン”の2人が負けを消した。ロッテがパ・リーグの中心を守った。
7回、小窪のスイングがチームに勇気を与えた。6回まで2安打に抑えられたオリックス田嶋の直球を、左翼席中段へ。2週間前は熊本の独立リーグで汗を流していた男が8月末にNPBに電撃復帰し、この日1軍昇格でいきなり「2番一塁」でスタメン。第3打席で結果を出した。「とにかく必死で目の前のことを。球、速かったですけどね」と笑った。
今年で36歳。1番を打つ荻野とは同じ奈良県出身で、プロ入り前から名を知る存在だ。「あまり味わう余裕はなかったですけど、一緒のチームで試合に出て、感慨深いものがありました」と話した。
そんな小窪のことを「てっちゃん」と呼ぶ荻野も、呼応するように最終回に8号同点ソロを放った。「ちょっと今日は足を引っ張っていたので」。必死に打った打球が風に乗り、左翼席最前列に落ちた。心なしかいつもより速く、笑顔でホームを駆け抜けた。
「勝てれば1番良かったですけど。次につながればいいと思います」。2番中堅の藤原の故障離脱は苦しいが、今のロッテは選択肢が1つじゃない。「誰かがカバーすれば。そこはみんなでカバーしたいなと思います」。ロッテ一筋で打って走って守って、はや12年目。チームの中核として、チーム全体を見守る。
派手に決めた2人だけではない。故障から復活した石川歩投手(33)が6回2失点と好投し、最後は守護神の益田直也投手(31)がしっかりとゼロに抑えた。49勝40敗16分け。藤原ら若手が目立つ今季、チームの精神的センターラインをなすベテラン勢の安定感も、首位をキープしていく上での大きな原動力だ。
井口資仁監督(46)も「若い選手と経験のあるベテランをうまく使いながら、何とか最後までいければと思います」と、厚くなった選手層への手応えを口にする。それぞれの時間と経験を経て、1つになって戦う。子午線上の厳しい3戦を後退せぬまま終えた。47年もの間、刻まれていない歓喜の時へ。少しずつ針を進め、パ・リーグをつかさどる。
ロッテ石川歩投手が復帰登板を6回2失点でまとめた。6月に右肘関節のクリーニング手術を受け、約3ヶ月半ぶりの1軍登板。
チームの天敵杉本に被弾し「もったいなかったです。もうちょっとリラックスして投げられれば」と振り返った。井口監督は「ケガ明けで80球から90球の間だと思っていましたけど、6回をしっかりと放ってくれました」と次回に期待を寄せた。
ロッテが終盤にドローに持ち込んだ。オリックスとの首位攻防戦を1勝1敗1分けで終え、首位を死守した。
オリックス田嶋に6回まで2安打に抑えられるも、7回に新加入で初スタメンの小窪哲也内野手(36=元広島)の1号ソロでまず1点。9回には荻野貴司外野手(35)がオリックス平野から8号同点ソロを放ち、9回裏を守護神の益田直也投手(31)が無失点で切り抜けた。
井口資仁監督(46)は「今年は9回で引き分けって分かっているので、最低でも引き分けで終わるのが大事かなと思います」とし、終盤の粘りをたたえた。
新加入の小窪については「そこは彼の経験値だと思うので。広島の強い時にしっかりとやってきた選手ですから、自分なりにしっかりと調整してきてくれていますし」と、独立リーグで練習を重ねながらNPB1軍ですぐに結果を出したことを高く評価した。
8月31日に電撃入団したロッテ小窪哲也内野手(36)が、いきなり1号本塁打を放った。
2番一塁でスタメン出場し、2打席凡退で迎えた7回無死の第3打席。オリックス田嶋の149キロを左翼席中段に運んだ。
試合中、球団広報を通じ「移籍後初安打が本塁打になってくれて良かったです。まだ1点負けているので、追いつけるように頑張ります」とコメントを寄せた。
本塁打は広島時代の19年6月1日の阪神戦(マツダスタジアム)で阪神岩田から放って以来、約2年3ヶ月ぶり。田嶋とは広島時代は対戦がなかった。
昨オフに広島を退団し、今年は6月から熊本の国内独立リーグ球団・火の国サラマンダーズでプレーしていた。
ロッテ佐々木朗希投手(19)が10日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発する。
神戸遠征に同行中の7日にブルペン投球し、この日はキャッチボールなどで調整。「感覚的には良くなってきていると思うので、それを維持しながら試合に臨めたらと思います」と報道陣に対応した。
ここまでの2勝は甲子園と楽天生命パークでのもの。本拠地ZOZOマリンでの初勝利を目指し、少年時代にあこがれた楽天田中将と投げ合うことになる。「しっかりいい投球ができるように頑張ります」と話した。
ロッテは9日、9月10日からの楽天3連戦(ZOZOマリン)で人気漫画「鬼滅の刃」とのコラボイベントを開催し「マリーンズ×鬼滅の刃」のコラボユニホームを受注販売すると発表した。
コラボユニホームは登場キャラの名前と、背番号の代わりに「滅」の刺繍を入れたデザイン。ラインアップは竈門炭治郎、竈門禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助、煉獄杏寿郎、冨岡義勇、胡蝶しのぶ、宇髄天元、甘露寺蜜璃、時透無一郎、悲鳴嶼行冥、伊黒小芭内、不死川実弥の13種類で、ホーム・ビジターが用意されている。9月20日まで受注販売し、発送は11月上旬以降の予定。
3連戦では「鬼滅の刃」の要素が入ったビジョン映像などの実施が予定されている。
36歳の新戦力がロッテを救った。補強期限最終日の8月31日に入団し、出場選手登録されたこの日、「2番・一塁」で初出場した小窪哲也内野手が、NPB復帰1号アーチ。チームは敵地でのオリックスとの首位攻防3連戦を1勝1敗1分けで終え、首位を守った。
「初めて『(投球に)遅れているからどうしよう』という訳ではない。今までもこういうことはあったし、試合の中で修正できた」。
2打席目までは直球に差し込まれていたが、2点を追う7回、先頭で田嶋の149キロの直球をさばいて左翼席へ運んだ。NPBでは2019年6月1日の阪神戦以来となる本塁打。井口監督は、「彼の経験値。広島の強い時代に貢献してきた選手」とたたえた。
13年間プレーした広島を昨季限りで自由契約となり退団。所属先が見つからず、元広島コーチの永田利則氏が監督を務める広島市内のMSH医療専門学校野球部で練習を行い、今年6月から独立リーグの九州アジアリーグ、火の国(熊本)に所属していた。
小窪が流れを引き寄せると九回に荻野が8号ソロを放ち、土壇場で追いついた。ともに1985年、奈良県生まれ。小学校時代は近所のライバルチームに所属する幼なじみで、大学時代はともに日本代表でプレーした。小窪は「今、こうして一緒のチームで試合に出られているのは感慨深いものがある」としみじみと話した。
8月末にロッテに加入した小窪が「2番・一塁」で今季初出場を果たし、7回に1号ソロをたたき込んだ。2点を追うこの回に先頭打者として田嶋が内角へ投じた149キロの速球をさばき、左翼スタンドへ運んだ。2年ぶりの本塁打となり「手応えはあった」と喜んだ。
昨季まで広島でプレーし今年6月からは独立リーグの九州アジアリーグ、火の国(熊本)に所属していた。経験豊富な右打者が流れを変えて引き分けに持ち込んだ。優勝争いが本格化するが「あまり考えても、自分ができることしかできない」と静かに決意を語った。
6月に右肘手術を受けたロッテの石川は5月21日以来の復帰登板で6回2失点と好投した。7安打1四球と苦しみながら丁寧に打たせて取って、5、6回の1失点ずつと踏ん張った。リードを許して降板したが、味方が追い付き、黒星は免れた。
優勝を争う上でロッテは先発陣が課題だったためにベテランの復活は大きい。「久しぶりの1軍で力んだ。もうちょっとリラックスして投げれば良かった」と反省していた。
ロッテ・佐々木朗希投手(19)が10日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発。憧れの田中将大投手(32)と初めて投げ合うことになった。
ほっと神戸で調整を終えた右腕は「(田中将との投げ合いは)今、知ったばかりなので…」と多くを語らなかったが、「感覚的には良くなっているので、それを維持しながら、試合で自分のできるピッチングをしっかりしたいですね」と続けた。
前回登板となった8月28日の楽天戦(楽天生命パーク)では5回無失点でプロ2勝目を挙げた。これまでZOZOマリンスタジアムでは5試合に登板して0勝2敗。待望の本拠地初勝利が懸かる。
ロッテは9日、9月10〜12日の楽天戦(ZOZOマリン)で大人気漫画「鬼滅の刃」とのコラボイベントを開催することに伴い、マリーンズオンラインストア限定でマリーンズ×鬼滅の刃コラボユニホーム(税込み1万6500円)を10日から受注販売すると発表した。
コラボユニホームはロッテのホーム、ビジターユニホームに「鬼滅の刃」登場キャラクターの名前と背番号の代わりに「滅」の刺繍を大きく背中に入れたデザイン。販売対象キャラクターは竈門炭治郎、竈門禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助、煉獄杏寿郎、冨岡義勇、胡蝶しのぶ、宇髄天元、甘露寺蜜璃、時透無一郎、悲鳴嶼行冥、伊黒小芭内、不死川実弥。
「鬼滅の刃」とのコラボイベントは「鬼滅の刃×スポーツ2021」と題し、作品を通してプロ野球、Jリーグ、Bリーグの3競技105チームが一堂に会する大きな連動企画。楽天3連戦では球場内外へのデジタルスタンプラリーの専用ポスター掲示や「鬼滅の刃」の要素をちりばめたビジョン映像やBGMなどを使用した球場演出の実施予定。ロッテ広報室は「鬼滅の刃ファンの方、マリーンズファンの方、両方のファンの方、ぜひこの機会にお買い求めください」とPRした。
ロッテ3年目の藤原恭大外野手(21)が7、8月度「大樹生命月間MVP賞」を受賞した。大阪桐蔭高3年時の2018年、甲子園で春夏連覇を経験してドラフト1位で入団。嬉しい初受賞の背景には、4月下旬から約2ヶ月間の2軍生活があった。
「今年は正直、落ちたときにフォームがバラバラだったですし、1年間2軍でやるのかなとも自分の中で思いました」。
藤原は受賞会見で、一時どん底状態だったと明らかにした。「9番・中堅」で開幕スタメン。だが、22試合に出場して打率.161(56打数9安打)、0本塁打、4打点で、4月22日に出場選手登録を抹消された。
不振で1軍を外れてからは「一から福浦さんだったり、鳥越監督と一緒に作り上げていこうという感じだった。そこから1軍に上がったんですけど、本当に2軍の期間が大事になった」。福浦和也2軍ヘッド兼打撃コーチ(45)と股割りから取り組み始め、新たな下半身重視の打撃フォームに着手した。
また、鳥越裕介2軍監督(50)からは打席内での積極性を促された。初球攻撃はもちろん、3ボールノーストライクからでも好球必打。イースタン・リーグで4番を打つなどコンスタントに安打が出始め、2軍でシーズンを終えるどころか7月3日に再登録された。
3日の楽天戦(ZOZOマリン)に復帰即「2番・中堅」でスタメン出場。4打数2安打2得点と活躍した。翌4日の楽天戦(同)では、今季1号を放ってサイクル安打に王手をかけた(三塁打を残して達成せず)。
6日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で先発の千賀滉大投手(28)から3安打を放つなど、自身初の三塁打とプロ野球タイ記録の1試合2二塁打もマークした。
東京五輪開催による約1ヶ月間の中断期間を挟み8月22日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で、15試合連続安打(7月6試合、8月9試合)。7、8月で全24試合に出場し、打率.348(92打数32安打)、5本塁打、15打点、5盗塁の好成績を残し、不動の2番打者に定着した。
ところが、不運に見舞われた。9月5日の日本ハム戦(ZOZOマリン)の1回、左足ふくらはぎ下に死球。8日に出場選手登録を抹消された。ロッテはオリックスと首位争いの真っ最中。1日も早い復帰を願うばかりだ。
昨季限りで広島を退団し、九州アジアリーグの火の国サラマンダーズから8月末に加入したロッテ・小窪が1軍初昇格し、即アーチを描いてチームを価値あるドローに導いた。「2番・一塁」で先発し、0−2の7回に先頭で移籍後初安打を左越えソロで飾った。初回は左腕・田嶋の151キロ直球に3球三振。独立リーグでは見られないような剛速球だが「そんなことを言っている場合じゃない。目の前のことに必死だった」と第3打席に149キロを捉えた。
NPBで2年ぶりとなる一発を合図に反撃開始。9回には同学年で「地元(奈良)が一緒」という荻野の同点ソロを呼び込んだ。オリックスとの首位攻防3連戦は1勝1敗1分け。首位を死守した井口監督は「広島が強いときにやっている。これが小窪の経験値」とベテランの新戦力を絶賛した。
東北凱旋となった8月28日の楽天戦でプロ2勝目をマークしたロッテ・佐々木朗が、10日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発する。2年目右腕にとって本拠地初勝利がかかる一戦は、高校まで過ごした岩手での少年時代に憧れた田中将との初めての投げ合いになるが「しっかりといいピッチングをしたい」と一言。「特別な思いはあるか?」と問われても「今(楽天先発が田中将と)知ったばかりなので…」と舞い上がることもなかった。
前日には、ほっと神戸のブルペンで投球練習も実施。プロ初のカード初戦となるが、常に冷静な19歳は「感覚的には良くなっているので、それを維持しながらいきたい。まずは自分のできる投球をするだけです」と最後まで落ち着いていた。
ロッテ・井口監督は「勝ちある引き分け」と捉えた。1−2の9回に荻野が左翼席へ同点ソロ。7回には8月に新加入した小窪が初スタメンで移籍後初アーチをマークし、これが反撃の狼煙となった。
指揮官にとって、小窪は青学大の後輩にあたる。今季は九州アジアリーグの火の国サラマンダーズでプレーしていたが、この日の田嶋は150キロを連発。独立リーグとNPBの1軍では大きな差もあるが、そんな中でも絶好調左腕から貴重な一撃を放ったのだから、「(1軍ですぐに結果を残せるのは)そこは彼の経験値だと思う。広島の強いときにやってきた選手だし、しっかりと調整してくれた」と絶賛するのも当然だ。
優勝争いも佳境に入ると、勝てなくても負けないことに価値がある。しかも、オリックスとの首位攻防戦だ。「1勝1敗1分けですか…。今年は9回で引き分けと分かっている。最低でも引き分けで終わるのが大事」。首位をキープした指揮官の表情も少しだけ緩んでいた。
ロッテは1点リードされていた土壇場9回に荻野の8号ソロで同点に追いつき、首位攻防3戦目は引き分けに終わって首位をキープした。
打線は0−2の7回先頭の小窪が加入後初安打となる今季1号ソロで1点差に迫る。1−2の9回先頭の荻野がオリックス3番手の平野が投じた2球目をレフトスタンドへ運ぶ8号ソロで同点に追いついた。
投げては、5月21日の楽天戦以来の登板となった先発の石川が5回に先制を許して、6回に杉本に24号ソロを浴びて2点目を失った。この1発で「ラオウ」と呼ばれる“天敵”の杉本に、ロッテ投手陣は今季12本目の被弾となった。石川は6回2失点で降板したが勝ち負けはつかなかった。9回は守護神の益田が2死一、二塁のピンチを背負ったが無失点に抑えて引き分けに終わった。
6月3日に右肘関節のクリーニング手術を受けてから、復帰登板となったロッテ・石川歩投手は先発で、6回7安打2失点だった。
「あんまり調子は良くなかったんですけど、何とか粘れたって感じです。失点したヒットとホームランがもったいなかったですね。久しぶりの1軍のマウンドで力みはしましたけど、もうちょっとリラックスして投げれれば良かったです」。
序盤から150キロ前後の速球を投げ込んだ。5回2死二塁から福田にシンカーを中前に運ばれて、1点を先制され、6には杉本に右越えソロも浴びた。2点ビハインドで降板となったが、ブランクを感じさせない投球だった。
昨季限りで広島を退団し、独立リーグ・九州アジアリーグの火の国サラマンダーズから移籍加入したロッテ・小窪哲也内野手が今季1軍初昇格し、即アーチをマークした。NPBでの本塁打は広島時代の19年6月以来となった。
「2番・一塁」でスタメン起用されると、0−2の7回、先頭で左腕・田嶋から左翼席へソロをマークした。
8月31日の入団会見では「不安と緊張はあります。入団させて頂いた以上は優勝争いをしているチームに貢献できるよう頑張りたい」と抱負を語っていた。
ロッテの2年目・佐々木朗希投手が10日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発する。本拠地初勝利がかかる一戦は、少年時代に憧れた田中将大との初めて投げ合いになるが、「しっかりといいピッチングをしたい」と一言。常に冷静な若者らしく、「今知ったばかりなので…」と特別な思いを明かすこともなかった。
ロッテは9月10〜12日の楽天戦(ZOZOマリン)で大人気漫画「鬼滅の刃」とのコラボイベントを開催することに伴い、マリーンズオンラインストア限定でマリーンズ×鬼滅の刃コラボユニホームを受注販売することになった。
コラボユニホームはマリーンズのホーム・ビジターユニホームに「鬼滅の刃」登場キャラクターの名前と背番号の代わりに「滅」の刺繍を大きく背中に入れたデザインとなる。
対象キャラクターなどの商品詳細は次の通り。価格:1万6500円(税込)デザイン:ホーム、ビジター。対象キャラクター:竈門炭治郎、竈門禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助、煉獄杏寿郎、冨岡義勇、胡蝶しのぶ、宇髄天元、甘露寺蜜璃、時透無一郎、悲鳴嶼行冥、伊黒小芭内、不死川実弥。「鬼滅の刃」とのコラボイベントは「鬼滅の刃×スポーツ2021」と題し、作品を通してプロ野球、Jリーグ、Bリーグの3競技105チームが一堂に会する大きな連動企画。球場内外へのデジタルスタンプラリーの専用ポスター掲示や「鬼滅の刃」の要素を散りばめたビジョン映像やBGMなどを使用した球場演出の実施も予定している。
球団広報室は「いよいよ明日10日の楽天3連戦で大人気漫画『鬼滅の刃』とのコラボイベントを開催します。球場内外へのデジタルスタンプラリーの専用ポスター掲示や『鬼滅の刃』の要素を散りばめたビジョン映像やBGMなどを使用した球場演出の実施を予定しており、マリーンズオンラインストアではマリーンズ×鬼滅の刃コラボユニホームを受注販売します。鬼滅の刃ファンの方、マリーンズファンの方、両方のファンの方、ぜひこの機会にお買い求めください」とPRしている。
奪った首位は渡さない。ロッテが“オギクボコンビ”で土壇場で引き分けに持ち込み、オリックスに0ゲーム差のまま首位陥落を阻止した。
「手応えはありましたね。とにかく必死に目の前のことを。ちょっと出遅れてたのでそこをしっかり対応しようと思いました」。重い空気をはねのけたのは元広島で8月31日に独立リーグから新加入し、この日「2番・一塁」で1軍初昇格初スタメンの小窪だった。2点を追う7回、田嶋の149キロ直球を完璧に捉え左翼席へと運ぶ移籍後初アーチで1点差に迫ると、9回には荻野の8号ソロで同点に。終盤に強いロッテが今季16度目のドローに持ち込み首位を譲らなかった。
ライバルだった2人がチームを救った。荻野と小窪は同じ85年生まれの奈良県出身で小学生時代から同じ地区で戦い、競い合っていた。高校も大学も選んだ道は異なるが、長い時を経てチームメートになった。「そんなに味わう余裕もなかったけど、荻野と同じ年で同じ試合に出られるってちょっと感慨深いこともありましたね」と小窪。荻野も小窪を「てっちゃん」と呼ぶ。チームは荻野と1、2番コンビを組んでいた藤原が左ふくらはぎの打撲で抹消。“オギクボ”の1、2番起用という井口采配もズバリとはまった。
小窪は2軍では4試合に出場し打率3割8分5厘と猛アピールし、1軍昇格を引き寄せた。「深く考えても自分ができることしかできないので。ふとした時は(貢献しなきゃと)思うけどやってる時は考えないですね」。ロッテ入りが決まった際に広島の鈴木誠ら元チームメートから届いた祝福の連絡に、この日、バットで応えた。
井口監督も「彼の経験値だと思う。広島の強い時にしっかりとやってきた選手ですから。しっかりと調整してきてくれた」と評価した。頼もしい新戦力が加わったロッテ。首位は譲らない。
新加入の男が重い雰囲気を変えた。
2点を追う7回、小窪哲也内野手が田嶋の149キロ直球を完璧に捉え左翼席へと運ぶ今季1号ソロ。この日「2番・ファースト」で1軍初昇格スタメンの36歳が追撃の1発。チームは6回まで田嶋から得点を奪えていなかったがこれで1点差へと迫った。
先発の石川歩が1軍復帰登板で6回7安打1失点。83球の粘投も、勝ち投手の権利を得られないままマウンドを下りた。
初回から2イニング連続で2死から安打を許し走者を背負ったが後続を断ち無失点スタート。3、4回は三者凡退に抑えリズムを取り戻したが5回2死二塁から福田に二遊間をすり抜ける中前安打を許し、先制点を献上した。6回にはこの日の試合前まで今季のロッテ戦17戦11本塁打の杉本に1発を浴びた。
石川は6月に右肘のクリーニング手術を受け、この日が1軍復帰戦。チームはオリックスの田嶋に6回まで2安打無得点に抑えられ、7回には小窪の移籍後初本塁打で1点差としたが、援護できないまま石川はマウンドを下りた。
ロッテの佐々木朗希投手が10日の楽天戦(ZOZO)に先発する。
5回無失点で2勝目を挙げた前回の8月28日楽天戦(楽天生命)から中12日での登板。小学生時代に憧れていた田中将大との初めての投げ合いに「今知ったばかりなので…。しっかりいいピッチングできるように頑張ります」と特別な心境は明かさずに静かに闘志を燃やした。
念願の本拠地初勝利へ。首位争いするチームを2年目高卒右腕が勢いに乗せる。
8月31日に加入したロッテの小窪哲也内野手が「2番・ファースト」で1軍初スタメン初出場する。
この日初めて出場選手登録され、試合前練習では中村奨と談笑したりなどリラックスしながら打撃練習。加入以降は2軍戦で4試合に出場し5安打2打点、打率3割8分5厘をマークしていた。
ロッテが荻野、小窪の同級生ベテランコンビの2本塁打で引き分けに持ち込んだ。
2点を追う7回には小窪が移籍後初アーチとなる左越えソロで1点差。9回には荻野が抑えの平野から左翼席への8号同点ソロで追いついた。首位攻防3連戦は1勝1敗1分けで首位をキープした。
井口監督は移籍後初スタメンで起用した小窪の活躍について「彼の経験値だと思うので。広島の強いときにしっかりとやってきた選手ですから。自分なりに調整してきてくれている」と喜んだ。
今後についても、大事な場面でのスタメン起用の可能性も示唆。「外国人もDHにしながら最後まで使わないともたないと思うので。しっかりと小窪がでてきてくれた」と、貴重な戦力として期待をよせた。
マリーンズファンへの名刺代わりの一発が、価値ある引き分けへの序章となった。NPBに復帰したロッテ・小窪が移籍後初昇格即初スタメン出場を果たし、移籍初安打となる初アーチを放った。
2打席凡退後の第3打席は7回先頭で来た。「修正してとか、そんなことを言ってる場合じゃないので、とにかく必死でした。手応えはありましたね」。前2打席までは独立リーグ時代に体感したことのない直球に驚いたが、そこは経験豊富なベテラン。きっちり適応し149キロを左翼席へ。6回までほぼ完璧に抑え込まれていた田嶋から値千金弾だ。
広島時代、選手会長としてリーグVまで経験したが、再びNPBの舞台に戻れたことに感謝しながらプレーする。入団決定後は広島時代の仲間らから祝福を受け、鈴木誠からも「おめでとうございます」と連絡をもらった。「残り試合で何とか貢献したい」。ロッテでもう一花咲かせると意気込む。
9回には同じ奈良出身の同学年で、小学生時代から対戦経験のあった荻野が同点弾を放った。小窪は「(荻野と)一緒にチームで試合に出られて感慨深いものがある」と目を潤ませた。首位攻防3連戦は1勝1敗1分けで首位キープ。推定年俸500万円で再出発した36歳がリーグVへの大きな戦力として加わった。
ロッテの小窪哲也内野手が移籍後、初本塁打を放った。
1軍初昇格したこの日、「2番・一塁」で初スタメン。2打席凡退後の第3打席。7回先頭。1ボール1ストライクからの3球目。149キロ直球を振り抜き左翼席中段へ運んだ。
小窪は昨年オフに広島を自由契約となり、今季は独立リーグの九州アジアリーグ・火の国を経て、8月31日にロッテと契約。入団会見では「千葉ロッテで何とか力になろうという思いはある」と話していたが復帰初戦で大きな仕事を果たした。
ロッテの佐々木朗希投手が先発予定の10日の楽天戦に向けて最終調整した。楽天の予告先発・田中将とのプロ初の投げ合いを前に「しっかりいい投球ができるように頑張ります」と話した。
この日はダッシュ、キャッチボールなどを行った。前回登板の8月28日の楽天戦(楽天生命)では5回無失点で2勝目。プロ初の3連戦初戦のマウンドを託され「感覚的にはよくなっていると思うので、それを維持しながら試合に臨めたら」と意気込んだ。
ロッテの2年目、佐々木朗希投手が10日、ZOZOマリンスタジアムでの楽天戦で、初めて田中将大投手と投げ合うことが決まった。9日に予告先発投手として発表された。田中将のユニホームを購入するなど、少年時代から憧れた存在との対決に「しっかりいい投球ができるように頑張る」と静かに意気込んだ。
佐々木朗は9日、ほっともっとフィールド神戸でのオリックス戦前の練習に参加し、キャッチボールなどで調整した。
前回8月28日の楽天戦では5回無失点と好投し、5月27日以来の2勝目を挙げた。「感覚的には良くなってきている。それを維持しながら試合に臨めたら」とうなずいた。
独立リーグ九州アジアリーグでプレーしロッテに入団した小窪哲也内野手が1軍に初昇格し、「2番・一塁」で移籍後初スタメンを果たした。
小窪は8月31日に入団会見後2軍でプレーし、4日のイースタン・楽天戦(森林どり泉)では2安打を放つなど結果を残していた。この日、1軍に合流し、井口監督ら首脳陣が見守る中、打撃練習を行った。
ロッテは9日、ZOZOマリンスタジアムで9月10〜12日・楽天3連戦で「鬼滅の刃」とのコラボイベントを開催することに伴い、マリーンズオンラインストア限定でマリーンズ×鬼滅の刃コラボユニホームを受注販売すると発表した。
コラボユニホームはマリーンズのホーム・ビジターユニホームに「鬼滅の刃」登場キャラクターの名前と背番号の代わりに「滅」の刺繍を背中に入れたデザインとなっている。
対象キャラクター商品詳細は次の通り。販売はマリーンズストア、オンラインストア。
価格:1万6500円(税込)、サイズ:M、L、XL、デザイン:ホーム、ビジター。販売対象キャラクター:竈門炭治郎、竈門禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助、煉獄杏寿郎、冨岡義勇、胡蝶しのぶ、宇髄天元、甘露寺蜜璃、時透無一郎、悲鳴嶼行冥、伊黒小芭内、不死川実弥。
「鬼滅の刃」とのコラボイベントは「鬼滅の刃×スポーツ2021」と題し、作品を通してプロ野球、Jリーグ、Bリーグの3競技105チームが一堂に会する大きな連動企画。球場内外へのデジタルスタンプラリーの専用ポスター掲示や「鬼滅の刃」のビジョン映像やBGMなどを使用した球場演出の実施を予定している。
ロッテマリーンズ広報室は「いよいよ明日10日の楽天3連戦で大人気漫画「鬼滅の刃」とのコラボイベントを開催します。球場内外へのデジタルスタンプラリーの専用ポスター掲示や「鬼滅の刃」の要素をちりばめたビジョン映像やBGMなどを使用した球場演出の実施を予定しており、マリーンズオンラインストアではマリーンズ×鬼滅の刃コラボユニホームを受注販売します。鬼滅の刃ファンの方、マリーンズファンの方、両方のファンの方、ぜひこの機会にお買い求めください」とコメントした。