わたしはかもめ2021年鴎の便り(9月)

便

9月16日

福岡ソフトバンク1−1千葉ロッテ(PayPayドーム)

ロッテが追いつき引き分け。1点を追う7回2死一、三塁で代打、安田が右前適時打を放った。6回途中から救援の4投手が無失点と踏ん張った。ソフトバンクは1点どまりで、7回1失点と好投したマルティネスを援護できなかった。

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千葉ロッテ0000001001
福岡ソフトバンク1000000001

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[谷繁元信]V争いはロッテ優位、主砲欠いても強い意識培われた打線崩れず[ニッカン]

ロッテ打線はメンバーの名前だけではあまり感じられないが、全てを兼ね備えている。足があり、粘れる人がいて、1発もあり、犠牲にもなれる。普通、打線のいいチームも長打力に偏ったり、全ての要素でバランスが整っていることは少ないが、ロッテは理想的だ。

対戦したソフトバンクのマルティネスは好調で、特に低めのチェンジアップは抜群で打者は手が出やすい。だが6回の菅野や、7回の角中はしぶとく見極めた。同点打の代打安田も粘りながら、高く浮いたチェンジアップを28打席ぶりに右前打で仕留めた。

チームとして意識しているのだろうが、これはできるようで簡単ではない。どうしても打者は打ち気が勝り、振りがちになる。以前、井口監督にどのように徹底させているのか聞いた時に「低いと思って見極めたのなら、ストライクと言われてもベンチの責任だと選手に伝えている」と話していた。そこまでベンチが請け負って、選手に植え付けた意識が年々、強固なものになっている。

徹底されているから主砲のマーティンが不在でも、打線としての形は崩れない。昨季は終盤の故障で長期離脱した時に5勝10敗1分けと影響は大きかったが、今季の欠場時は7勝4敗3分け。離脱が長引けば、しわ寄せは隠せないだろうが、短期間ならカバーできるだけの力がついた。

正直、強さは感じないが、それでも勝っているということは相手にとってみれば、相当嫌なものだ。残り1ヶ月も優勝争いで優位なのは間違いない。不安材料があるとすれば救援陣。救援防御率はリーグ2位で2点台と首位快走の要因の1つだ。だがこの日、登板したハーマンには不安が残るし、移籍した国吉も健闘しているが、相手も対応しつつある。守護神の益田も好守に救われて価値ある引き分けをつかんだが、マーティンの替えはいても、勝利の方程式の替えはシーズン終盤には簡単には見つからない。

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M点灯お預け井口監督ガッツポーズのワケ、「負けないことが今日は大事」[ニッカン]

優勝マジック「26」の点灯はならなかったものの、首位ロッテが1−1のドローに持ち込んだ。9回2死、最後は安打で本塁突入を試みた二塁走者のソフトバンク釜元に、捕手田村がしっかりタッチ。井口資仁監督(46)はガッツポーズし「負けないということが今日は大事だったので」とホッと一息ついた。

3連投の守護神益田が、先頭松田に四球を許した。そこで三塁の藤岡がグググッと超前進シフトを敷いた。一塁側を狙う甲斐のバントは、球威に押され小フライに。「あのプレッシャーがおそらくバント失敗になったと思います」と井口監督。7回も8回も、相手の走塁ミスをアウトにし、首位らしいディフェンスで2失点目を防ぎきった。

7回には「26」に後押しされ、執念で同点に追いついた。好投のマルティネスに対し2死一、三塁。直近27打席でヒットなしの安田が、代打に選ばれた。

開幕4番でスタートも、今季も悩める時期が続く。「スタートで行く姿と代打で行く姿が全然違うので。どうしても4打席あると、そろっと入ってしまう」と指揮官。少しでも良さを戻そうと練習、試合での起用に工夫をこらす。

この日もフルカウントに追い込まれた。でも1人じゃない。安田の打席で、三塁側から手拍子が鳴り続けた。球団から“ベンチ入り26番目の選手”と公認されるロッテファン達が「われらロッテ親衛隊」のリズムを鳴らし続ける。相手ファンがバッテリーを励ます拍手をかき消すほど、強い束になった音。それをBGMに、チェンジアップを同点適時打にした。安田以上に、三塁側の皆が喜んだ。

マジック点灯は18日以降に持ち越されたが、負けずに福岡3連戦を終えたのは大きい。「残り試合、1日1日しっかり戦っていきたいです」と指揮官はいつも通り。さらなる加速を目指し、試される大地、北海道へ向かう。

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ロッテのM点灯最短18日、日本ハムに○、オリックスが西武に●でM25[ニッカン]

ロッテの1970年以来51年ぶりの優勝マジック点灯は持ち越しとなった。ソフトバンク相手に引き分けたものの、オリックスが楽天に勝利したため、この日の点灯はならなかった。ロッテは17日に試合がなく、優勝マジック点灯は最短で18日に延びた。18日の条件はロッテが日本ハムに○、オリックスが西武に●でM25が出る。

勝てなかったが、粘り強く戦い、負けなかった。先発の二木康太投手(26)は6回途中1失点。打線は1点を追う7回、不調だった安田尚憲内野手(22)が代打で値千金の同点適時打を放った。山口の一塁強襲安打や角中の果敢な走塁で2死一、三塁。ソフトバンク・マルティネスのフルカウントからのチェンジアップに食らいつくと、打球は右翼前にしぶとく落ちた。安田は9月4日の日本ハム戦(ZOZOマリン)の第2打席以降、27打席無安打だったが、大事な場面で久しぶりのHランプをともした。

この日の試合でロッテが○か△、オリックスが●でマジック26が点灯するはずだった。51年ぶりの「M」はお預けとなったが、頂点を目指し、チーム一丸となって戦い続ける。

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ソフトバンク柳田先制打も追加点奪えず、ロッテ代打安田の適時打で引き分け[ニッカン]

ソフトバンクは初回1死一塁から3番柳田の左翼越えの適時二塁打で1点を先制。ロッテは3回無死一、三塁としたが無得点。

ソフトバンクはなかなか追加点が奪えない。5回1死二塁、6回も1死一、二塁と攻めたが無得点。ロッテは6回まで0行進。

ロッテは7回、代打安田の適時打で同点とした。ソフトバンクは再三の好機をものにできず引き分けに終わった。

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ロッテ51年ぶり優勝マジック点灯持ち越し、安田同点打でドローもオリ勝利[ニッカン]

ロッテの1970年以来となる優勝マジック点灯は持ち越しとなった。ソフトバンク相手に引き分けたものの、オリックスが楽天に勝利したため、この日の点灯はならなかった。

勝てなかったが、粘り強く戦い、負けなかった。先発の二木康太投手(26)は6回途中1失点。打線は1点を追う7回、不調だった安田尚憲内野手(22)が代打で値千金の同点適時打を放った。山口の一塁強襲安打や角中の果敢な走塁で2死一、三塁。ソフトバンク・マルティネスのフルカウントからのチェンジアップに食らいつくと、打球は右翼前にしぶとく落ちた。安田は9月4日の日本ハム戦(ZOZOマリン)の第2打席以降、27打席無安打だったが、大事な場面で久しぶりのHランプをともした。

この日の試合でロッテが勝ちか引き分け、オリックスが負ければマジック26が点灯するはずだった。51年ぶりの「M」はお預けとなったが、頂点を目指し、チーム一丸となって戦い続ける。

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ロッテ安田尚憲7回代打でしぶとく同点適時打、チェンジアップ食らいつく[ニッカン]

勝利か引き分けで優勝マジック26が点灯する可能性のあるロッテが、7回に同点に追いついた。

山口の一塁強襲安打や角中の果敢な走塁もあり、2死一、三塁。代打安田尚憲内野手(22)がソフトバンク・マルティネスのフルカウントからのチェンジアップに食らいつく。打球は右翼前にしぶとく落ち、同点適時打となった。

安田は9月4日の日本ハム戦(ZOZOマリン)の第2打席以降、27打席無安打だったが、大事な場面で久しぶりのHランプをともした。

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M点灯お預けもロッテの執念、本塁生還阻止!阻止!阻止でドロー!!井口監督「負けないというのが大事」[サンスポ]

パ・リーグ首位のロッテは16日、ソフトバンク19回戦(ペイペイドーム)に1−1で引き分けた。7回に追い付いた直後の守備でフランク・ハーマン投手(37)と田村龍弘捕手(27)が気迫の連係プレーで本塁を死守するなど、終盤に再三のピンチを切り抜けた。優勝へのマジックナンバー点灯は18日以降に持ち越しとなった。

好返球で、敵地の歓声をかき消した。1−1の9回2死二塁。川島の左前打を処理した荻野が、本塁へワンバウンドのストライク送球。生還を狙った釜元を刺した。

サヨナラ負けを阻止してドロー。ソフトバンクの選手が悔しそうに立ち尽くすのとは対照的に、井口監督らは笑顔でグータッチ。まるで勝者と敗者のようだった。

「負けないというのが大事。守り勝てたことが大きかった」。

優勝へのマジックナンバー点灯はお預けとなったが、井口監督が守備をたたえた。7回に追い付いた直後から3イニング連続で訪れたピンチ。絶対に勝ち越し点を与えないという執念を見せた。

[7回2死一、三塁]
ワンバウンドしたハーマンの投球を捕手・田村が左後方へはじいたが、素早くハーマンに送球。本塁に突入した甲斐をアウトにした。ソフトバンクはリプレー検証を求めたが覆らなかった。
[8回1死満塁]
3連投となった国吉がピンチを招く。今宮の浅い右飛で三走・上林は1度はスタートを切ったが、右翼手・高部の好返球に慌ててバック。捕球した田村が三塁へ送り、戻りきれなかった上林をアウトに。リプレー検証は再び判定通りにアウトだった。

9回は、あわやサヨナラ負けの場面を荻野が阻止。間一髪でアウトだったが、タイミングがより際どかったとしても、ソフトバンクは2度のリプレー検証の権利を使い果たしており、なす術がなかった。

「残り試合を1日1日、戦っていきたい」。

1シーズン制では1970年以来51年ぶりとなる優勝マジック点灯は18日以降。2位・オリックスが勝ったために3.5ゲーム差に縮まったが、2005年以来の優勝に向けて結束して戦う。

データBOX
(1)ロッテが引き分けたが、2位・オリックスが勝ったため、1970年以来51年ぶりとなるロッテの優勝へのマジックナンバーの点灯はお預け。最短での点灯は18日。条件はロッテが日本ハムに勝ち、オリックスが西武に負けると、優勝マジック25が出る。
(2)ソフトバンクが今季19度目の引き分け。原則引き分けがないMLBでのシーズン最多引き分けはタイガースが1904年に記録した10。

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ロッテ・安田が同点打「苦しかった。何とか1本が出て本当に良かった」[サンスポ]

ロッテの安田が1点を追う7回2死一、三塁で代打で登場し同点打を放った。好投を続けていたマルティネスに対しフルカウントから右前にしぶとく運ぶ。当たりは鈍かったが、4日以来、出場9試合ぶりの安打で貴重な1点を挙げ、「苦しかった。何とか1本が出て本当に良かった」と喜んだ。

チームは首位を走り好調だが、前日の15日は9回に代打で遊飛に倒れていた。修正できたことには「本当にバットを振るしかない。映像を見てしっかり準備をして、それだけ」と言葉を弾ませた。

二木(6回途中6安打1失点)
「反省するところがすごく多い。あの回(6回)は投げ切りたかった。次に向けてしっかりやっていきたい。」

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ロッテ、マジック点灯お預けも再三の好守&安田同点打で引き分けに[サンスポ]

首位のロッテは、再三の好守で引き分けた。打線は1点を追う9回、代打・安田の右前適時打で同点に追いついた。先発の二木は6回途中6安打1失点。その後は東妻、ハーマン、国吉、益田が得点を与えなかった。オリックスが楽天に勝ったため、この日のマジック点灯はならなかった。

9回2死二塁、ソフトバンク・川島が左前打を放った。左翼手・荻野が素早く捕球すると、本塁へ好返球。二走・釜元を本塁で刺した。この日は再三の好守で、引き分けに持ち込んだ。

マジック点灯はならなかったが、眠れる若き大砲、安田のバットから快音が響いた。

0−1で迎えた7回、先頭の角中が四球で出塁。1死から山口の放ったゴロは一塁ベースに当たる内野安打となった。その後2死一、三塁の場面で代打で登場。フルカウントからマルティネスのチェンジアップにタイミングを合わせ、右前へ同点適時打を放った。

「強い気持ちを持って打席に入りました。気持ちで打てたヒットだったと思いますし、良いところに落ちてくれました」。

大阪の強豪・履正社高出身の22歳。井口監督から長距離砲として高い期待をかけられ、今季も開幕から48試合で4番を務めたが、思うような結果を残せず、打順は6、7番へ下がった。9月4日の日本ハム戦の第1打席で二塁打を放ったのを最後に27打席連続無安打。28打席ぶりの安打は、首位を走るチームにとって貴重な同点打となった。

9月はまだ本塁打ゼロながら、長打力のある安田が復調すれば、18日にも発熱から復帰するマーティンとともに、ロッテ打線はさらに迫力を増しそうだ。

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ロッテ、代打・安田が7回に同点打、二木は6回途中1失点[サンスポ]

首位のロッテは1点を追う7回、四球と山口の一塁内野安打で1死一、三塁とし、2死後、代打・安田の右前適時打で同点に追いついた。先発の二木は6回途中6安打1失点で降板した。

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ロッテ、M点灯お預けも8戦負けなし!井口監督満足「守り勝てた」[スポニチ]

優勝マジック点灯こそお預けとなったが、価値ある引き分けに持ち込んだ。1−1の9回2死二塁。ロッテは守護神・益田が川島に左前打を浴びたが、左翼・荻野の本塁への好返球で間一髪アウト。連勝(6)を止めずに8戦負けなしの井口監督は「負けないことが大事。守り勝てたことが大きかった」と素直に喜んだ。判定は際どくても、既にソフトバンクは2度のリクエストを使い切っていた。

7回2死一、三塁では投球をはじいた捕手の田村が素早く拾い上げて送球し、三塁走者の甲斐をタッチアウトに。相手のリクエストも覆らない。8回1死満塁でも右飛で飛び出した上林が三塁に戻ったところでアウトに。相手の2度目のリクエストも覆らなかった。連係プレーでの好守が光った。

チームを救ったのは守備だけではない。0−1の7回2死一、三塁で代打の安田が右前に同点打。2試合連続で先発から外れたが「打てなくてもバットだけは振っていこうと決めていた」と言った。

9月の打率は1割台。見かねた松中臨時打撃コーチが試合前、ソフトバンクの練習中にもかかわらず「貸してください」とお願いし、ティー打撃のネットを使って打撃指導した。井口監督も真後ろで見守っていた。代打では9打数4安打。この日はフルカウントまで粘り、結果を出した。スタメンでは感じられなかった1打席に懸ける執念。それこそが指揮官が求める姿で「スタート(先発)で行く姿と代打で行く姿は全然違う」と評価した。

17日は福岡から札幌への移動日で、18日に敵地で日本ハムと対戦する。「残り試合を1日1日、戦っていきたい」と井口監督。今度こそ、1シーズン制では1970年以来51年ぶりとなる優勝マジックを点灯させる。

◇最短M点灯は18日

首位・ロッテが引き分け、2位・オリックスが勝利したため、ロッテの優勝へのマジックナンバー点灯はお預けとなった。最短は18日でロッテが日本ハムに勝ち、オリックスが西武に敗れるとM25が出る。

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首位ロッテ、終盤猛攻しのぎ1−1引き分け、51年ぶりM点灯は18日以降へお預け[スポニチ]

6連勝中の首位ロッテは16日、敵地で4位・ソフトバンクと対戦。終盤に何度も訪れたピンチを無失点に抑え1−1で引き分けた。同日の試合で2位オリックスが楽天に勝利したため、51年ぶりM点灯は18日以降へお預けとなった。

先発の二木は初回、1死一塁から柳田に左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴び先制を許す。それでも粘りの投球で5回まで追加点は与えず。6回、2死一、二塁で代打・長谷川を迎えたところで降板。2番手の東妻は長谷川を左飛に打ち取り、ピンチを無失点で切り抜けた。

打線は3回、無死一、三塁とチャンスを作るも加藤、荻野、菅野と3者連続で倒れ無得点。ソフトバンク先発のマルティネスに6回までわずか2安打と封じられたが、7回に反撃。1死一塁から山口が一塁ベース直撃の安打で繋ぎ1死一、三塁のチャンス到来。続く藤岡の三塁線への痛烈なライナーは、惜しくも松田にダイビングキャッチされたが三塁走者の岡は冷静な打球判断で帰塁し、ダブルプレーとはならず。2死一、三塁となって代打・安田が7球目のチェンジアップに食らい付き、見事な右前適時打でようやく同点に追いついた。

7回は3番手のハーマンが2死一、三塁のピンチを迎えたが柳田に投じた4球目が捕手・田村が弾き、三塁走者の甲斐が本塁を狙うも、ベースカバーに入ったハーマンとクロスプレーになりタッチアウト。ソフトバンクからリクエストが要求されたが判定は変わらず。

8回にも4番手の国吉が1死満塁のピンチを迎えたが、今宮を右飛に封じタッチアップを狙って飛び出し、途中で慌てて引き返した三塁走者の上林を本塁からの送球で刺殺。相手のまずい攻めにも助けられると、9回は“守護神”益田が2死二塁のピンチで川島に左前打を浴びるも、左翼手・荻野が本塁へ好返球を見せタッチアウト。終盤3イニングはピンチの連続だったが今季17度目の引き分けに終わり、2位オリックスとのゲーム差は3.5に縮まった。

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耐えて耐えてドロー、マジック点灯は18日以降に[報知]

ソフトバンクと引き分けたロッテの最短でのマジック点灯は18日。ロッテが勝ち、オリックスが敗れると、「25」が点灯する。

耐えた。しのいだ。同点の9回2死二塁。川島の左前打で二塁走者・釜元が本塁を狙うが、左翼・荻野が本塁へワンバウンドの好送球。生還を封じると、ベンチの井口監督は右手で小さくガッツポーズをつくり笑みを浮かべた。「負けないことが大事だったので」と勝ちに等しい今季17度目のドローを振り返った。

この日も終盤の好機をモノにした。1点を追う7回2死一、三塁。代打・安田がしぶとく右前へ落とした。「いい当たりではなかったけど、いいところに落ちてくれました。運がよかった」。期待の左長距離砲も不調で「もう1回代打からスタート」(井口監督)と前日15日から先発落ち。28打席ぶりの安打が貴重な同点打となり、22歳は「ずっとチームにも迷惑をかけていたので1本出てよかったです」と胸をなで下ろした。

1点をもぎ取ると相手に点を与えない。9回無死一塁では三塁手・藤岡が打者の目の前に迫るほどのチャージをかけて甲斐の送りバントを防いだ。「あのプレッシャーでバントが失敗になった」と指揮官。8回も右翼・高部の本塁への好送球で相手の勝ち越しを阻むなど、随所で堅い守りが光った。「守り勝てたことが大きかった」と、井口監督はうなずいた。

オリックスが勝ったため、マジック点灯は18日以降にお預け。同日の日本ハム戦に勝ち、オリックスが西武に敗れるとマジック「25」がともる。「残り試合、また1日1日戦っていきたいと思います」と井口監督。ロッテらしく、しぶとく粘り強く戦い、着実にゴールへと歩を進める。

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安田尚憲が同点の適時打[報知]

ロッテ・安田尚憲が1点を追う7回、同点の適時打を放った。2死一、三塁の好機に代打で登場し、右前へしぶとく落とした。「強い気持ちを持って打席に入りました。気持ちで打てた安打だったと思いますし、いいところに落ちてくれました」と声を弾ませた。

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ロッテ、マジックお預けも井口監督「負けないことが大事」安田が執念の同点打[デイリー]

ロッテは優勝マジック点灯はお預けも、真骨頂の粘りを発揮し、今季17度目の引き分けに持ち込んだ。敵地での3連戦を2勝1分けで終え、井口監督は「負けないことが大事だったので、守り勝つことができたことは大きかった」。勝利に等しい価値を強調した。

9月に入り、好調な打線の中でカヤの外にいた安田が仲間に負けじと値千金打だ。7回2死一、三塁から代打で登場。フルカウントからマルティネスの決め球チェンジアップに食らいついた。右前へポトリと落ちる執念の同点適時打。9月4日・日本ハム戦の第1打席以来、28打席ぶりにHのランプがともり、珍しくガッツポーズして喜んだ。

今季の開幕戦で球団史上最年少で4番を務めた男もソフトバンク2戦目からスタメンを外れ、巻き返しへ必死だった。この日の打撃練習では井口監督、松中臨時打撃コーチから「全力で振れ」とアドバイスを受けた。打席でも必死に振った。「バットに何とか当てようという思いでした。いい当たりではなかったけど、運が良かった」と声を弾ませた。

オリックスが勝ったことで優勝マジックは最短で18日に持ち越し。日本ハムに勝ち、オリックスが敗れれば「25」が点灯する。「残り試合、必死に戦っていく」と井口監督。全員野球で1970年以来の“シーズン1位でV”をつかむ。

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ロッテ・安田、28打席ぶり安打が同点タイムリー、「1本出てよかった」執念ドロー[デイリー]

ロッテの安田尚憲内野手が28打席ぶり安打となる同点適時打を放ち、引き分けに持ち込んだ。

1点を追う7回2死一、三塁。代打で登場し、フルカウントからマルティネスの決め球チェンジアップに食らいついて、右前へ落とした。9月4日・日本ハム戦以来9試合ぶりとなる安打に「どんな形であれ何とか1点とりたい気持ちで打席に入りました。チームに迷惑をかけていたので、何とか1本出てよかった」と喜びをかみ締めた。

2試合スタメンから外したことに井口監督は「スタートでいくのと、代打でいく姿は違うので。1球目からしっかり打ちにいきたいというのが、代打。どうしても4打席あるとそろっと入ってしまうので、そこは直さないといけないところなんじゃないかなと思います」。開幕4番を託し、期待も大きい若武者に打撃練習、打席での初球から必死に振っていく姿を求めた。

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ロッテ、51年ぶりマジック点灯お預け、執念ドローも2位・オリックス勝利で[デイリー]

6連勝中の首位・ロッテはソフトバンクと引き分けた。この日、ロッテが引き分け以上で、2位のオリックスが敗れれば、1970年以来となる優勝マジック「26」が点灯するところだったが、オリックスが楽天に勝ったため、ロッテのマジック点灯はお預けとなった。

先発・二木は初回、ソフトバンク先頭の牧原大に左前打を許すと、1死後、3番・柳田に左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴び1点を先制された。

打線はソフトバンク先発・マルティネスを打ちあぐねていたが、7回に反撃。角中の四球と山口の右前打で2死一、三塁のチャンスをつくると、9番・加藤の代打・安田が右前へ同点タイムリーを放った。

8、9回はピンチが続いたが、リリーフ陣がしのいで追加点を許さなかった。先発の二木は5回2/3を6安打1失点。

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プロ野球、22年の球宴第1戦はペイペイドームで7・26に開催[デイリー]

日本野球機構(NPB)は16日、来年の「マイナビオールスター2022」について開催日と第1戦の球場が福岡PayPayドームとすることを発表した。第2戦は愛媛・松山市の坊っちゃんスタジアムで開催することが発表されている。

開催日は第1戦が7月26日(火)、第2戦が7月27日(水)の日程で行われる。

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