わたしはかもめ2021年鴎の便り(9月)

便

9月20日

北海道日本ハム0−1千葉ロッテ(札幌ドーム)

ロッテが無失点リレーで3年連続の日本ハム戦勝ち越しを決めた。6回に藤原の犠飛で1点を奪い、石川が6回3安打で5月以来の3勝目を挙げ、ハーマン、佐々木千、国吉とつなぎ逃げ切った。日本ハムは2試合連続の零敗を喫した。

123456789R
千葉ロッテ0000010001
北海道日本ハム0000000000

ページトップ

「見た中でナンバーワン」エチェバリアのスーパープレーに藤原恭大も興奮[ニッカン]

ロッテ藤原恭大外野手(21)は興奮した。

「すごかったですね。僕が見た中でナンバーワンのプレーです」。

1点をリードする8回1死二、三塁。日本ハム西川が、佐々木千の2球目をセンター返しした。

「絶対に抜けてきたわ…と思って。2人かえられたと思いながら追いかけていたら。あれで勝ったような試合だったので、すごいなと思いました」。

藤原の視界から、ライナーが消えた。遊撃のアデイニー・エチェバリア内野手(32)が瞬時に飛びつき、手足を真っ直ぐに伸ばしてつかんでいた。

エチェバリアは両手を強くたたき合わせ、尻を突き、両足を投げ出した。三塁に走者がいる中、そちらはケアせず、二塁中村奨にぽーんとボールを投げる。「ナイスプレー」とほめた井口監督も「ああいうところ、ちょっと抜けてるので」と指摘を忘れなかったが、それほどエキサイティングなプレーだった。

理由もある。

「佐々木千隼投手が(9月7日の)オリックス戦で投げた時に、僕がエラーして負けてしまったので、どうにか彼の役に立ちたいと思っていました」。

ストップウオッチで計測した。バットに当たった瞬間から1.15秒後、3.5メートルほど横に伸びてきたライナーを、がっちりつかみ捕っていた。

ページトップ

蜃気楼の街生まれのロッテ石川歩が復活白星で貯金15、Vへの道もくっきり[ニッカン]

首位ロッテが1−0の僅差を制し、井口資仁監督(46)就任4年目で最多の貯金15とした。

6月の右肘手術から復活した石川歩投手(33)が6回無失点。蜃気楼で有名な富山・魚津市生まれの右腕が、苦しいリハビリを越え、くっきりと優勝戦線に加わった。22日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に勝利し、オリックスが日本ハムに敗れれば、ロッテに51年ぶりとなる優勝マジック「22」が点灯する。


札幌ドームの球速表示はいつもと違った。直球で138キロ?さすがに遅い。でも石川は気にもしない。

「昨日一昨日から言われてたので。まぁ、そこが良かったかなと。スピードガンが速いとちょっと力んじゃうので、遅いくらいで良かったかなと」。

自身の感覚で140キロ台中盤を、低めに集めた。「僕の球威で押せる打者があまりいないので」と自虐しつつも、淡々とアウトを重ねた。結果、6回無失点。4ヶ月半ぶりの白星で貯金15に貢献した。

右肘に昨季終盤から違和感があり、今年6月にクリーニング手術を決断した。「リハビリ大変だったですけど、間に合って良かったです」。全治3〜4ヶ月の見込みだったが回復は早まった。トミー・ジョン手術のリハビリ中の西野、種市と体を動かした夏。「お先です、って感じっすね」。ドライな言葉とは裏腹に、仲間達の思いを背負って熱く投げる。表面上は、飄々と。

好きな言葉は「都市伝説」だ。「好きなんで、単純に。都市伝説全般っすね」と目が輝き始める。UFOの目撃経験はいまだにないが、さすがは魚津育ち。蜃気楼なら「あります、あります」。光の仕業で富山湾の向こうの景色が伸びたり、反転したり。「合図があるんっすよ、出たら。花火が上がって」。故郷の五感が懐かしい。

石川五右衛門にちなんで「絶景です」とお立ち台で言った新人時代から、もう7年がたつ。7回以降はベンチ前列で眺めた。「(佐々木)千隼とか国吉が僕の試合で投げたのがほとんど初めてだったので。新鮮な気持ちで見てました」。変わりゆくチームで、ともに戦う。「投手がみんないいので。負けないように、離脱しないように」。自虐なブラックも入れつつ、この先の週1登板に意気込む。やるべきことは、くっきり見える。

蜃気楼
大気中で光が屈折し、5〜20キロ離れた先に虚像が見える自然現象。気温や風など発生条件は限定的で、魚津市ホームページでは「春(4月から5月)は実際の景色の上側に虚像が出現し、冬(11〜3月)は実際の景色の下側に反転した虚像が見える」などとしている。

ページトップ

ロッテ加藤匠馬「特徴生かす」リードで投手陣牽引、試合前も試合中も会話[ニッカン]

中日から移籍し3ヶ月のロッテ加藤匠馬捕手(29)が、すっかり投手陣を引っ張る存在になっている。

この日本ハム3連戦も岩下大輝投手(24)のフォーク、小島和哉投手(25)のチェンジアップ、そして石川歩投手(33)のシンカー…それぞれの代名詞ともいえる変化球を効果的に使った。先発投手は3戦で21イニング1失点だった。

「それぞれ投手に特徴があるので、それを生かすためにリードするようにしています」。

投手陣だけでなく同じ捕手の田村、首脳陣からも声を集め、戦略を練っている。試合前も試合中も。

「イニング間も色々聞きに行ったりとか。会話は大事だと思っています。他の捕手よりも受けている回数が少ないですし、そういう風にコミュニケーションを取れるようにしています」。

入団会見では「僕のアピールポイントは肩の強さだと思うので、そういうところを見ていただきたいかなと思います」とアピールした。いまやその強肩を忘れてしまうほど、さえたリードを続けている。石川は「田村とは違うタイプ」と言う。2つの頭脳で、追いかけてくる5球団を手玉に取る。

ページトップ

ロッテ藤原恭大「危なかった〜」フェンス際の大飛球をジャンピングキャッチ[ニッカン]

フェンス際の大飛球をジャンピングキャッチしたロッテ藤原恭大外野手(21)の口元が動いて見えた。

「危なかった〜と思ったので、多分」。

不安もあった。5日の日本ハム戦で左ふくらはぎに死球を受け、今カードから1軍に復帰した。

「1番怖かったのは守備だったんですけど、この3試合は思ったより動けましたし、全然気にすることなく動けたので、そこは1番自分の中で良かったかなと思います」。

7回、先頭の日本ハム近藤の大飛球をキャッチ。得意とする後ろへの打球だけでなく、課題としていた前方のライナーも連日の好捕。3連戦で安打はなかったが、この日は両チーム唯一の得点となる犠飛を放ち、勝利に貢献した。

欠場した9試合、チームは6勝1敗2分けだった。「逆にずっと勝ってたので、自分が入って流れを崩さないかなという心配がありました」。そんな心配も、3連戦の2勝1敗で吹っ飛んだ。実戦感覚も戻り始める頃。一振り、ワンプレーで、流れを変える。

ページトップ

ロッテ石川歩が約4ヶ月半ぶり白星、井口監督「優勝までの戦力になって」[ニッカン]

右肘関節のクリーニング手術で離脱していたロッテ石川歩投手(33)が、約4ヶ月半ぶりの白星でチームを貯金15に導いた。

「リハビリは大変だったですけど、間に合って良かったです。チームがすごくいい状態だったので、自分も早く戻りたいなという気持ちで、リハビリやってきました」。

昨季終盤から、右肘に違和感があったという。「でも、まぁ、大丈夫かなくらいな感じだったので」の段階から進んでしまい、6月にメスを決断した。

復帰から2登板目。「最初の方はあまりしっくりきてなかったですけど、中盤からまあまあ良かったかなとは思います」と、自身の納得度も上がってきた。

井口資仁監督(46)も「後半戦のキーマンになるんじゃないですか」と期待してきた。この日の好投を受け「真っ直ぐも本当にコントロールがいいですし。優勝までの戦力になってもらいたい」と、ますます期待値を上げる。

今後は週1回の先発を任される見込みだ。「置いて行かれないように」「しっかり貢献できるように」「迷惑を掛けないように」と3つ続けた。派手なことは言わずとも、仕事人がしっかり優勝戦線に加わった。

ページトップ

ロッテ2軍がイースタン優勝へマジック2、早ければ22日に通算11度目V[ニッカン]

ロッテは弟もVへまっしぐら。イースタン・リーグで首位を走るロッテ2軍(鳥越裕介監督)が20日、西武に勝ち、2位日本ハムとのゲーム差は8。リーグ優勝へマジック2とした。

早ければ22日にも14年以来7年ぶり、通算11度目の優勝が決まる。

ページトップ

ロッテ唐川侑己2軍戦で6月10日以来の実戦登板、1回を2三振3者凡退[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(32)が20日、イースタン・リーグ西武戦(カーミニーク)で実戦復帰し、1イニングを無失点に抑えた。

6回無失点の佐藤奨真投手(23)をリリーフし、2番手として7回に登板。長谷川、牧野を連続三振にすると、山野辺も二塁ゴロで3者凡退に抑えた。直球、カットボール、カーブ、チェンジアップと全ての持ち球を投げた。

唐川は今季も必勝リレーの一角を任され、6月10日までに29試合に登板した。4勝2敗19ホールド、防御率1.88をマーク。ところが首の痛みを発症し、6月17日に出場選手登録を抹消されていた。

1軍の井口資仁監督(46)は16日の取材で「登板を見て、どこまでの仕上がりか。良ければ1試合で(1軍に)上げれますし、もうちょっとということであれば」とコメントし、コンディションを見極めながら1軍昇格のタイミングを判断する意向を示していた。

ページトップ

ロッテ守護神益田を起用せず勝ち越し、井口監督「来週からは大丈夫」[ニッカン]

ロッテは1−0の9回を国吉が抑え、益田を使わずに3連戦を勝ち越した。

9月に入って守護神の3連投が3度。井口監督は「体もあれなので、今週はやめておこうと」とし「来週からは大丈夫です」と話した。また、前日に右足甲付近に自打球が当たったマーティンが欠場。22日の出場について、指揮官は「腫れもあるので少し様子を見て。(千葉に)帰ってからの診断を見て決めたいと思います」と話すにとどめた。

ページトップ

[データ]ロッテ14年ぶり9月以降貯金15、22日○オリ●でM22点灯[ニッカン]

ロッテは6回1死三塁から藤原の右犠飛で先制。先発石川が6回3安打無失点の力投を見せ、4投手のリレーで1点を守り切り、カード勝ち越しを決めた。

ロッテが藤原の犠飛で挙げた1点を守り抜いて勝利。ロッテのスコア1−0試合が犠飛による得点は、13年9月30日の日本ハム戦で福浦が延長10回裏、サヨナラ犠飛を打って以来になる。これで勝ち越し15。ロッテが9月以降に貯金15は07年以来14年ぶり。

ロッテは21日に試合がなく、優勝マジック点灯で明日22日。条件はロッテがソフトバンクに○、オリックスが日本ハムに●でM22が出る。1シーズン制でロッテにマジックが出れば70年以来。

ページトップ

ロッテ藤原V犠飛、連勝で貯金15、最短22日に優勝マジック22点灯[ニッカン]

ロッテが連勝で、貯金を今季最多の「15」に伸ばした。貯金15は16年7月7日以来で、井口資仁監督(46)が就任した18年シーズン以降は初めてとなる。

これで楽天戦に続き、日本ハム戦での今季勝ち越しが決定した。22日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に勝利し、同日にオリックスが日本ハムに敗れると、ロッテに優勝マジック22が点灯する。

この日は日本ハム河野に苦戦するものの、6回無死から加藤匠馬捕手(29)が二塁打で出塁し、犠打で三塁に進んだ後、藤原恭大外野手(21)の犠飛で生還。先制点を挙げた。

先発の石川歩投手(33)も強い打球を打たれながらも要所で粘り、6回無失点でリリーフ陣に託した。石川は今季、右肘関節のクリーニング手術でシーズン中盤をリハビリに費やした。5月7日のオリックス戦(ZOZOマリン)以来、約4ヶ月半ぶりの白星となる今季3勝目を手にした。

ページトップ

ロッテ、マーティンがスタメン外れる、19日日本ハム戦で自打球&死球[ニッカン]

ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が20日、日本ハム18回戦(札幌ドーム)のスタメンを外れた。ベンチ入りメンバーには登録されている。

マーティンは前日19日の日本ハム戦で、6回の第3打席に自打球が右足甲付近に直撃。その後、8回の第4打席では臀部に死球を受け、代走を出されていた。

ページトップ

ロッテ、復活エース・石川から完封リレー!2位オリと3.5差で首位固め、22日こそM点灯[サンスポ]

エースが復活!ロッテ・石川歩投手(33)が20日、日本ハム18回戦(札幌ドーム)に先発して6回3安打無失点と好投。6月に受けた右肘手術からの復活を遂げる今季3勝目(2敗)を挙げた。首位を走るチームは、敗れた2位・オリックスとのゲーム差を3.5に拡大。最短で22日に優勝へのマジックナンバーが「22」で初めて点灯する。

優勝争いのプレッシャーなど、みじんも感じさせない。石川が復活の白星を挙げた。

「チームがすごくいい状態だったので、自分も早く戻りたいという気持ちでリハビリをやってきました。間に合って良かった」。

直球は常時140キロ台中盤と球速を抑え、コースを狙った。3回1死一、三塁では西川に厳しく内角を突いて鋭い打球が一直に。続く野村は外角低めを中心に攻め、遊ゴロに打ち取った。6回3安打無失点、無四球。5月7日以来の白星となる3勝目を挙げた。

今季は下半身のコンディション不良で初登板が4月中旬と遅れた。さらに以前から右肘に違和感を覚えており、6月3日に右肘関節のクリーニング手術を受けた。全身麻酔で「(手術台に)寝ているだけなんで分からないですけど…」。手術は7時間半に及んだ。約2ヶ月後、2軍戦で登板。3〜4ヶ月と発表された全治より早い復帰に「リハビリ(担当)の人にしっかりと診てもらった」と感謝した。

離脱中、新たな仲間が加わった。この日は中日から移籍の加藤匠馬とバッテリーを組み、9回は6月までDeNAに在籍した国吉佑樹が試合を締めてくれた。加藤は昨季を29試合を上回る34試合に出場し、国吉は16試合の登板で2勝2セーブ、防御率1.13。頼もしい新戦力に、石川は「僕の試合で(国吉が)投げたのは初めて。新鮮な気持ちです」とはにかんだ。

19日に入団3年目で初完封を飾った小島に続く好投。チームは日本ハムとの3連戦で、わずか1失点。18日の四回から23イニング連続無失点とした。首位をひた走るチームは貯金を今季最多の15に。2位・オリックスとのゲーム差を3.5に広げた。

22日のソフトバンク戦に勝ち、オリックスが日本ハムに敗れると、1シーズン制では1970年以来51年ぶりに優勝へのマジックナンバーが点灯する。

◇データBOX

首位・ロッテが日本ハムに勝ち、2位・オリックスが西武に敗れたため、22日(21日はパ・リーグ日程なし)にもロッテに優勝へのマジックナンバー(M)が点灯する。22日にロッテがソフトバンクに勝ち、オリックスが日本ハムに敗れれば、M22がつく。ロッテにMが点灯すれば、1シーズン制では優勝した1970年以来51年ぶり。

ページトップ

ロッテ・井口監督が守護神・益田について「体が重たい状態」、1点リードで起用せず[サンスポ]

ロッテ・井口資仁監督(46)は守護神・益田を温存した理由について「体が重たい状態なので。ちょっと今週は…」と説明した。

1−0とリードの7回から継投に入った。いつもの勝利の方程式≠ネら国吉、佐々木千、益田だが、ハーマン、佐々木千、国吉という順番になり、守護神を起用しなかった。

益田は今季、56試合に登板してリーグトップの33セーブをマーク。9月に入って3度、3連投していた。

ページトップ

ロッテ・井口監督が守護神・益田について「体が重たい状態」、しばらくは新勝利の方程式≠ナ[サンスポ]

ロッテ・井口資仁監督(46)は守護神・益田を温存した理由について「体が重たい状態なので。ちょっ今週は…」と説明した。

1−0とリードの7回から継投に入った。いつもの勝利の方程式≠ネら国吉、佐々木千、益田だが、ハーマン、佐々木千、国吉という順番になり、守護神を起用しなかった。

益田は今季、56試合に登板してリーグトップの33セーブをマーク。9月に入って3度、3連投している。マジック点灯がかかる22日のソフトバンク戦からの5連戦も、無理はさせず登板は控える見通し。新勝利の方程式≠ナ乗り切ることになりそうだ。

ページトップ

ロッテ・藤原「最低限の仕事はできた」、死球離脱から復帰3戦目に決勝犠飛[サンスポ]

ロッテ・藤原恭大外野手(21)が0−0の6回、1死三塁から決勝の右邪飛を放った。

「最近、活躍できていなかったけど、最低限の仕事はできた」。5日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で左ふくらはぎに死球を受けた。7日からのオリックス戦(ほっともっと)は帯同したが、状態が回復せず登録抹消された。

戦列復帰は18日の日本ハム戦(札幌D)。しかし同日は4打数無安打3三振、19日も4打数無安打1三振といいところがなかった。

ページトップ

ロッテ・加藤匠馬が32打席ぶりの安打、守備だけではなく打撃でも魅せた![サンスポ]

シーズン途中加入のロッテ・加藤匠馬捕手(29)がバットでも勝利をたぐり寄せた。

0−0の6回、先頭打者で左中間へ二塁打。この32打席ぶりの安打のあと、荻野の犠打で三塁に進塁すると、藤原の右邪飛で先制&決勝のホームを駆け抜けた。

今季は交流戦後の6月中旬に中日からトレードで移籍。東京五輪後の8月以降は、ほぼスタメン出場を続ける。強肩&好リードには定評があったが、19日の小島のプロ初完封に続く2試合連続の完封がその証し。この日はようやくバットでも勝利に貢献した。

ページトップ

ロッテ・国吉が今季2セーブ目、守護神・益田温存の中、気迫の21球[サンスポ]

ロッテ・国吉佑樹投手(29)が1点リードの9回に登板した。ピンチを招いたが無失点に抑え、8月21日のソフトバンク戦(ペイペイD)以来の今季2セーブ目を挙げた。

先頭の近藤を四球で歩かせ、中島の犠打で1死二塁。さらに高濱にも四球を与え、ピンチは拡大した。しかし、佐藤を空振り三振、石井を左邪飛に打ち取り、1点差で逃げ切った。

先発の石川が6回無失点と好投。7回から継投に入ったが、いつもの国吉、佐々木千、益田の勝利の方程式≠ナはなかった。守護神・益田が9月に入って3連投3度のため温存される中、ハーマン、佐々木千、そして国吉とつないだ。

国吉は交流戦終了後の6月中旬にDeNAからトレード移籍。東京五輪後の8月中旬、後半戦から勝利の方程式≠ノ加わった。今季はこれで2勝0敗、2セーブ、10ホールド。

ページトップ

ロッテ・エチェバリアが超美技[サンスポ]

ロッテのエチェバリアが遊撃での値千金の好守で勝利に貢献した。1−0の8回1死二、三塁で、西川の二遊間への鋭いライナー性の打球をダイビングキャッチ。不安定だった佐々木千を立ち直らせ、最大のピンチを切り抜けた。

米大リーグで通算922試合に出場した名手で「佐々木千がオリックス戦で投げた時、僕がエラーして負けてしまった。どうにか彼の役に立ちたかった」と胸を張った。超美技に、9回の打席では敵地のファンからも拍手を送られた。

ページトップ

[ヒーロートーク]ロッテ・石川、5月以来の3勝目「(チームに)置いてかれないように、という思い」[サンスポ]

ロッテが連日の完封勝利。2位・オリックスが敗れたためゲーム差が「3.5」に広がり、最短で22日に優勝へのマジックナンバーが点灯する。先発の石川が要所で粘り、6回を投げ3安打無失点で5月以来の3勝目(2敗)。チームは6回に藤原の犠飛で奪った1点を守り切った。石川の一問一答は以下の通り。

≫シーズン中の右肘手術から復帰勝利。
石川
「リハビリ大変だったんですけど、間に合ってよかったです。」
≫シーズン終盤に帰ってこられた思いは。
石川
「チームがすごくいい状態だったので、自分も早く戻りたいなという気持ちでリハビリやってました。」
≫復帰2戦目のマウンド。どんな意識で上がった。
石川
「前回あまり良くなかったので、今回はコントロールを意識して丁寧に投げようと思いました。」
≫無四球の投球。振り返って。
石川
「加藤がすごくいいリードをしてくれたので、それが良かったと思います。」
≫今後に向けて手応えのある投球になったか。
石川
「次回は分からないですけど、しっかり準備していきたいと思います。」
≫チームの状況をどう感じるか。
石川
「ずっとチームはいいので、自分が置いてかれないようにというか、しっかり投げて貢献できるように、という思いだけです。」
≫この後の投球、ファンへ向けて。
石川
「迷惑かけないように、しっかり投げたいと思います。また応援よろしくお願いします。」

ページトップ

ロッテが日本ハムを振り切る、今季最多の貯金15、22日にもマジック「22」点灯[サンスポ]

ロッテが接戦をものにして、貯金を今季最多の15とした。2位オリックスが敗れたため、22日にロッテ○、オリックス●で優勝へのマジックナンバー「22」が点灯する。

打線は日本ハム先発の河野の前に5回まで2安打に封じられたが、6回にようやく先制点。先頭の加藤が左翼への二塁打で出塁すると、送りバントで1死三塁のチャンスを作る。ここで藤原が右犠飛を放った。

ロッテ先発は、6月の右肘関節のクリーニング手術から復帰2戦目の石川。6回3安打無失点と好投した。7回からはハーマン、佐々木千、国吉とつないで1点を守り抜いた。石川は5月7日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)以来の今季3勝目。

21日はロッテ、オリックスとも試合がなく、22日からロッテはソフトバンク2連戦(ZOZOマリン)、オリックスは日本ハム2連戦(京セラD)。

ページトップ

ロッテに鳥人あり!エチェバリア、抜ければ逆転のライナーキャッチ、藤原「美しかった。あれで勝った」[スポニチ]

首位のロッテは20日、日本ハムを1−0で下し、2位・オリックスとのゲーム差を3.5に広げた。8回1死二、三塁でアデイニー・エチェバリア内野手(32)が中前に抜けようかという打球を横っ跳びで好捕。メジャー時代に「鳥人」と呼ばれた身体能力を発揮し、ピンチをしのいだ。22日のソフトバンク戦に勝ち、オリックスが日本ハムに敗れれば、優勝マジック「22」が初点灯する。

遊撃の後ろで守っていた中堅の藤原は「絶対に抜けたと思った。2人還られると思って、打球を追い掛けていた」と逆転を覚悟した。その瞬間、エチェバリアが宙を舞った。

1−0の8回1死二、三塁で、二遊間を襲った西川のライナーをダイビングキャッチ。キューバ出身の名手は、両腕をクロスさせて感情を爆発させた。「近くにボールが飛んできたので、どこでも捕ってやるぞという気持ちだった。(打たれた)千隼を助けることができて良かった」。7日のオリックス戦では佐々木千が登板した8回に適時失策を犯し、チームも9回にサヨナラ負け。実は汚名返上のプレーだった。

「鳥人」の異名を持ち、メジャー時代からサーカス的な守備力は一目置かれていた。15〜17年途中までマーリンズで同僚だったイチローも「あいつ、人間かい!?」と驚きの声を上げるほどの身体能力を誇る。この試合で6回に決勝の右犠飛を放ち、7回守備では近藤が放った左中間への大飛球をジャンピングキャッチした藤原も「美しかった。僕が見てきた中でNo.1のプレーだった。あれで本当に勝った」と驚きを隠さなかった。

球団公式YouTubeでは、垂直跳びで95センチを軽々と跳んだ。日本のプロ野球選手の平均は約65センチと言われ「バスケットボール選手ぐらいは跳べる」と胸を張る。身長1メートル83のエチェバリアは手を伸ばすと約2メートル15の高さになり、垂直跳びの95センチを足せば、3メートル5センチのゴールリングにダンクシュートもできる。

2連勝で貯金15。22日にも優勝マジック「22」が初点灯する。スーパープレーの裏には、1点リードの終盤でも前進守備を敷かなかったベンチワークのファインプレーもあった。井口監督は「ナイスプレーでしたね」と称えたものの、手綱は緩めない。「(捕球した後もグラウンドで)座っていたから大丈夫かなと思った。ああいうところが抜けているので、ちゃんと注意しておきます」。強さの秘密はこんなところにも隠れている。

◇22日マジック22点灯なるか

ロッテが勝ち、オリックスが敗れたためロッテの最短での優勝マジック点灯は22日で変わらず。22日にロッテがソフトバンクに勝ち、オリックスが日本ハムに敗れればM22が出るがどうか。

ページトップ

ロッテ・石川、復帰後初勝利「早く戻りたかった」右肘手術乗り越え5月7日以来の今季3勝目[スポニチ]

ロッテの石川が6月の右肘手術から復帰2試合目で初勝利を挙げた。

6回3安打無失点と好投。5月7日以来の3勝目に「リハビリは大変だったけど、間に合って良かった」と話した。手術の全治は3〜4ヶ月と発表されたが、約2ヶ月後には2軍戦に登板。「チームがいい状態。自分も早く戻りたかった」と熱い思いで早期復帰を果たした。

大リーグへの挑戦を封印して臨んだ8年目。チームはリーグ優勝へ邁進している。「今は打線もいい。ゲームをつくればチャンスはある」と残り試合での貢献を誓った。

ページトップ

ロッテ・石川、右肘手術から136日ぶり白星、6回無失点好投、優勝へ加速「置いてかれないように」[スポニチ]

首位のロッテは20日、日本ハムの猛追を振り切って1−0で下し2連勝。2位・オリックスが西武に敗れたため、最短で22日に優勝マジックナンバーが点灯する。

終盤戦の佳境でベテランの頼もしい投球が光った。先発の石川歩投手(33)は6回3安打無失点の好投で、5月7日オリックス戦(ZOZOマリン)以来136日ぶりとなる今季3勝目をマークした。

5月21日の楽天戦後に違和感を訴え、6月3日に右肘関節のクリーニング手術。今月9日のオリックス戦で復帰登板し、6回2失点と力投も勝敗はつかなかった。「前回があまりよくなかったので、今回はコントロールを意識して、丁寧に投げようと思っていました」。この日は初回、2回と無失点で好スタートを切ると、3回に1死一、三塁のピンチを背負いながら無失点。4回以降6回まで3イニング連続で三者凡退に仕留め、無四球で6回を乗り切った。

久々の白星に「リハビリ大変だったですけど間に合って良かったです」と安堵。「チームがすごい良い状態だったので早く戻りたいなという気持ちでリハビリやってました」と振り返り、「(捕手の)加藤がすごい良いリードしてくれたんでそれが良かった」と攻守でアシストした女房役を称えた。

リーグ優勝へ、チームにとっても石川の復活白星は好材料。それでも「次回は分かんないですけど、ずっとチームは(調子が)良い。自分が置いてかれないようにしっかり投げて貢献できるようにという思いだけです」と謙虚に語った。

攻撃では4番・マーティンがスタメンから外れる中、0−0の6回、加藤の左中間二塁打と荻野の犠打で1死三塁とチャンスメーク。藤原の右犠飛で待望の1点を挙げた。

8回の守備では1死二、三塁のピンチで遊撃・エチェバリアが、西川の放った中堅へ抜けそうな鋭い打球を横っ飛びでスーパーキャッチ。遊直に仕留めて反撃を阻止した。

明日21日はパ・リーグの試合がなく、22日の試合でロッテがソフトバンクに勝ち、2位・オリックスが日本ハムに敗れると「M22」が点灯する。

ページトップ

ロッテ、石川6回3安打無失点、136日ぶり今季3勝目、さあ22日優勝マジック点灯へ[スポニチ]

首位のロッテは20日、日本ハムを1−0で下して2連勝。2位・オリックスが西武に敗れたため、最短で22日に優勝マジックナンバーが点灯する。

先発の石川は3回に1死一、三塁のピンチを背負ったが無失点でしのぐと、4回以降6回まで3イニング連続で三者凡退と力投。6回3安打無失点の好投で、5月7日オリックス戦(ZOZOマリン)以来136日ぶりとなる今季3勝目をマークした。

打線は4番・マーティンがスタメンから外れる中、0−0の6回、加藤の左中間二塁打と荻野の犠打で1死三塁とチャンスメーク。藤原の右犠飛で待望の1点を挙げた。

8回の守備では1死二、三塁のピンチで遊撃・エチェバリアが、西川の放った中堅へ抜けそうな鋭い打球を横っ飛びでスーパーキャッチ。遊直に仕留め、反撃を阻止した。

明日21日はパ・リーグの試合がなく、22日の試合でロッテがソフトバンクに勝ち、2位・オリックスが日本ハムに敗れると「M22」が点灯する。

ページトップ

ロッテ・石川6回無失点で降板、6月の右肘手術から2度目の登板[スポニチ]

ロッテ・石川歩投手が右肘手術から復帰して2度目の先発登板に上がり、6回3安打無失点と好投。1点リードで勝ち投手の権利を持って交代した。

5月21日の楽天戦後に違和感を訴え、6月3日に右肘関節のクリーニング手術を受けていた。

9日のオリックス戦で復帰登板し、6回2失点と好投したが、勝敗はつかなかった。この日は5月7日のオリックス戦以来となる今季3勝目を目指しての登板だった。

石川(6回3安打無失点)
「前回の登板より感じは良かったですし、力まず投げることができたのでそこが良かったと思います。」

ページトップ

ロッテ、マーティン自打球の影響でスタメン外れる[スポニチ]

ロッテのレオネス・マーティン外野手が20日の日本ハム戦(札幌ドーム)のスタメンから外れた。

前日の6回の打席で右足に自打球を当てていた影響とみられる。この日の練習もグラウンドでは行わなかった。

マーティンの代わりに、4番には前日24号ソロを含む3安打3打点と爆発したレアードが入った。

ページトップ

石川歩右肘手術から3ヶ月、復活の3勝目、「チームがいい状態だったので早く戻りたいなという気持ちでやってきた」[報知]

藤原の犠飛で挙げた1点を全員野球で死守した。ロッテが4投手の無失点リレーで日本ハムを下し、2位・オリックスとのゲーム差を3.5に広げた。

「大変だったけど間に合って良かったです」と先発の石川。6月に右肘のクリーニング手術を受けこの日が1軍復帰後2度目の登板。初回2死から野村に右中間二塁打を許すも、続く近藤を投ゴロに。自慢のコントロールがさえ、6回を3安打無失点、無四球にまとめた。前回の9日・オリックス戦(ほっと神戸)は6回2失点だったが、球威よりも制球に重点を変えたことで右腕本来の持ち味が光った。

当初発表された復帰期間は3〜4ヶ月だったが、リハビリを懸命に行い約2ヶ月半で実戦復帰。「チームがすごくいい状態だったので自分も早く戻りたいなという気持ちでやってきた」。V争いを繰り広げる仲間の姿が気持ちを奮い立たせた。

チームは1点リードの8回に勝ちパターンの佐々木千が1死二、三塁のピンチを背負ったが、西川のセンター方向へのライナーを遊撃手・エチェバリアが飛びつくファインプレー。「どこでも捕ってやるぞという気持ちで臨んだよ」という助っ人の美技でピンチを切り抜け、最後は連投が重なり負担の大きい守護神・益田の代わりに国吉が無失点で締めゲームセット。主砲のマーティンが前日の自打球の影響でスタメンを外れたが、全員で補った。

井口監督は「点は取れなかったけど今シーズンにない形が出てきている。先発陣が頑張っているからこういう展開になっていると思う」と手応えを口にした。これで19、20年開幕投手を務めた石川も戦力に加わり、貯金は今季最多の15。22日のソフトバンク戦(ZOZO)に勝ち、オリックスが日本ハムに敗れると優勝マジック「22」がともる。47年ぶりとなる勝率1位でのリーグ優勝へ、布陣が整ったロッテがここから一気に加速する。

ページトップ

石川歩が6回3安打無失点の好投[報知]

先発の石川歩投手が6回3安打無失点の好投で勝ち投手の権利を持ったまま降板した。

初回2死から野村に右中間への二塁打を浴びるも続く近藤を投ゴロに抑え無失点。3回にも2死一、三塁のピンチを招いたが野村を146キロの直球で遊ゴロに仕留めた。その後はテンポよく3イニング連続で3者凡退に打ち取り、6回3安打無失点の完璧な投球で1点リードのまま7回のハーマンへとバトンを渡した。

石川は6月に右肘のクリーニング手術を受け、1軍復帰戦となった前回登板の9日・オリックス戦(ほっと神戸)では6回2失点の好投も、チームが引き分けて勝ち星は付かず。復帰後初白星へ、この日は最高の形でバトンを渡した。

ページトップ

ロッテ石川、復活星、悲願Vへ頼れるベテラン戻ってきた[デイリー]

ロッテ・石川が6月の右肘手術から復帰2試合目で初勝利を挙げた。1点を争う投手戦で6回3安打無失点と好投し、5月7日以来の3勝目。敗れた2位・オリックスとのゲーム差を3・5に広げ「リハビリは大変だったけど、間に合って良かった」と事もなげに話した。

経験豊富な33歳には優勝争いの重圧はなかった。球速を抑えて丁寧にコースを狙う投球を「僕の球威で押せる打者がいないので」と真顔で振り返る。3回1死一、三塁のピンチでは、西川に厳しく内角を突いて一直に。続く野村は外角低めに直球とカットボールを出し入れして揺さぶり、遊ゴロに打ち取った。

手術の全治は3〜4ヶ月と発表されたが、約2ヶ月後には2軍戦に登板。飄々と振る舞いながら、「チームがいい状態。自分も早く戻りたかった」と熱い思いで早期復帰を果たした。

米大リーグへの挑戦を封印して臨んだ8年目に、チームは悲願のリーグ優勝へひた走っている。貯金を今季最多の15とし「今は打線もいい。ゲームをつくればチャンスはある」とうなずく。頼もしいピースが戻った。

21日の休養日を挟んで、22日のソフトバンク戦(ZOZO)に勝ち、2位・オリックスが日本ハムに敗れると、1970年以来51年ぶりとなる優勝マジック「22」が点灯する。残り29試合。一時戦線離脱していた石川、藤原、マーティンと主力の戻ったマリーンズが、一気に頂点へと駆け上がる。

ページトップ

首位ロッテ堅守で連勝、エチェバリア逆転防ぐファインプレー、2位と3.5差[デイリー]

首位ロッテが息詰まる投手戦を制し2連勝。この日敗れた2位オリックスとの差を3.5ゲームとした。

先発・石川は6回を3安打無失点の好投で3勝目。初回2死二塁では近藤を投ゴロ。3回1死一、三塁のピンチには西川を一直、野村を遊ゴロに退けるなど点を与えなかった。

石川の粘りに応えて、打線は6回、先頭の加藤が二塁打で出塁。荻野の犠打で1死三塁とし、藤原の右犠飛で決勝の1点を奪った。

リリーフ陣も1点を守り抜いた。3番手佐々木千が登板した8回には、安打と失策、犠打で1死二、三塁のピンチを招いた。ここで西川の一、二塁間へのライナーをエチェバリアが横っ飛びで好捕。抜ければ逆転もあった打球をファインプレーで救うと、続く野村を中直に抑えて1点を守り抜いた。

1点リードの9回、守護神・益田ではなく国吉を投入。先頭の近藤に四球を与えると、犠打で二塁に進められ、続く高浜にはストレートの四球を与えて1死一、二塁のピンチ。だが、続く佐藤を空振り三振、清水を左飛に打ち取った。

ページトップ