わたしはかもめ2021年鴎の便り(9月)

便

9月24日

埼玉西武5−4千葉ロッテ(メットライフドーム)

西武が競り勝った。2−4の4回に中村のソロと源田の適時打で追い付き、続く5回に暴投の間に1点を勝ち越した。2番手の田村が2回1失点でプロ初勝利を挙げ、平良は17セーブ目。ロッテは守りのミスが響いて3連敗を喫した。

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千葉ロッテ2101000004
埼玉西武00221000x5

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ロッテ3ヶ月ぶり3連敗「満塁で何とかして欲しかった」井口監督[ニッカン]

首位ロッテが逆転負けで3ヶ月ぶりの3連敗を記録した。二木が、先発では今季自己最短タイの4回KO。3点リードの3回に西武岸に2ラン、2点リードの4回には中村にソロと2発を食らい、被本塁打はリーグワーストの21本を数えた。長い回を投げることを期待して送り出した井口監督は「先発としてゲームをつくれなかったってことですね」と厳しかった。

打線は6回以外、毎回得点圏に走者を進めながら14残塁。2打点を挙げた安田も、2回1死満塁で低めの変化球に手を出して空振り三振。8回2死一、二塁では二ゴロに倒れた。同監督は「あそこで何とか1点取らなきゃねってところです。(4回のソロ)本塁打より、その前の満塁で何とかして欲しかった」と、ここぞの1本が出なかったことに注文を付けた。

2分けを挟んでの3連敗は6月24日以来だが、3試合で3連敗したのは、5連敗スタートした開幕時以来半年ぶり。連敗しないこと、終盤で粘ることが今季の強さの象徴だった。マジック点灯も足踏み状態。試練の時を迎えている。

一方で明るい材料もある。安田が1回に、チームとして29イニングぶりの適時打を放った。初回の得点は7試合ぶりだった。和田はリーグトップタイの24盗塁を記録し、首痛で離脱していた唐川は6月10日以来の1軍マウンドに復帰。20打席以上快音なしだった藤原には最後の打席で安打が出た。「明日につながればいいですけどね」。2位オリックスとは依然2.5ゲーム差。4連敗はできない。

二木(2被弾含む4回4失点で勝敗付かず)
「味方が初回から点を取ってくれて、いい流れをつくってくれたんですが、このような展開にしてしまい申し訳ないです。」

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ロッテ脱炭素社会の実現に向け再生可能エネルギーに電力切り替え[ニッカン]

ロッテは脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、10月1日からZOZOマリンの使用電力を再生可能エネルギー100%の電力に切り替えると24日、発表した。

電力切り替えにより、球場全体で消費している温室効果ガスの約93%相当となる年間約932トン(一般家庭約230世帯分)のCO2排出量を削減する効果が期待される。この取り組みは千葉市が20年11月に公表した「千葉市気候危機行動宣言」で推進されている「再生可能エネルギー由来電力の活用」を実現したもの。千葉市保有施設で再生可能エネルギー100%の電力への切り替えが実施されるのは初めて。

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ロッテ佐々木朗希が登録抹消、23日先発予定も腰の張りで登板回避[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(19)が24日、出場選手登録を抹消された。この日、NPBから公示された。

佐々木朗は前日23日のソフトバンク戦に先発予定だったが、腰の張りを訴えたため登板を回避していた。井口監督はこの日の西武戦前に取材に応じ「現状はそこまで悪くないというのは聞いている。1度抹消して、明けたらまたいける準備をさせたいなと思います」と説明した。

1軍に同行して調整を続ける方針で「投げられないとかそういう気配は全くないので、また10日間でしっかり状態を上げてもらって、投げられるようにさせたいなと思います」と話した。

再登録は10月4日以降となる。

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ロッテ、3連敗…拙攻続き14残塁、マジック点灯目前に足踏み[サンスポ]

1シーズン制での51年ぶりの優勝へのマジックナンバー点灯を目前にするロッテが、開幕5連敗以来、実に約6カ月ぶりとなる3試合3連敗を喫した。

「(ファーストストライクから)いけても捉えられていない。状態が良いとは決して言えない。その前の満塁の時に何とかしてほしかった」。

井口資仁監督(46)の厳しい言葉は、安田に向けられた。8号ソロを含む2安打2打点をマークしたが、指揮官は2回1死満塁と8回2死一、二塁の好機に凡退した打席に不満を募らせた。

10四球をもらいながら拙攻続きで、残塁は14を数えた。安田以上に深刻なのは2、3番。8回に右前打を放った藤原は実に31打席ぶりの安打で、中村奨は4試合、17打席無安打が続いている。

西武には2017年から4年連続で負け越し、今季もここまで6勝10敗4分けとパ・リーグで唯一、黒星が先行している。井口監督は「そういう(苦手)意識はない」と話す一方、「マーティンが(右足甲の骨折で)いなくなった中で、他のメンバーも調子を落としている。調子のいい人をどんどん使っていかないと」と大幅な打順の入れ替えを示唆した。

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ロッテ・二木、リード守れず「このような展開にしてしまい申し訳ない」[サンスポ]

ロッテの二木は2回までに3点の援護をもらいながら4回4失点とリードを守れなかった。チームが3連敗となり「味方が初回から点を取っていい流れをつくってくれたが、このような展開にしてしまい申し訳ない」と悔やんだ。

3回に岸に2ラン、4回には中村にソロを浴びた。井口監督は「(西武打線は)甘く行ったら一発がある。そこを防げなかった」と振り返った。

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10月1日からZOZOマリンスタジアムの使用電力を再生可能エネルギー100%の電力に切り替え[サンスポ]

ロッテは24日、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、ZOZOマリンスタジアムの使用電力を再生可能エネルギー100%の電力に10月1日から切り替えると発表した。これに伴い、同球場使用電力の再生可能エネルギー100%化を実質的に実現することとなり、球場全体で消費している温室効果ガスの約93%相当となる年間約932t(一般家庭約230世帯分)のCO2排出量を削減する効果が期待される。

なお、この取り組みはZOZOマリンスタジアムが位置する千葉市が2020年11月に公表した「千葉市気候危機行動宣言」で推進されている「再生可能エネルギー由来電力の活用」をZOZOマリンスタジアムの指定管理者である千葉ロッテが実現した取り組みであり、千葉市保有施設において再生可能エネルギー100%の電力に切り替えが実施されるのは初めてとなる。

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ロッテ・佐々木朗、出場登録抹消、唐川が1軍復帰[サンスポ]

腰の張りで先発予定だった23日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)の登板を緊急回避したロッテ・佐々木朗希投手(19)が24日、出場選手登録を外れた。

井口監督は同日、「現状はそこまで悪くない。投げられないとかそういうことではないので、また10日間で状態を上げてもらって、(試合で)いける準備をさせたい」と説明。最短で10月4日以降の再登録が可能で、今後も1軍に同行する。

一方で、首痛で6月17日に出場選手登録を抹消されていた唐川侑己投手(32)が同日、1軍復帰。指揮官は「これから落とせない試合が増えていくので、同点でも1点負けていても、どんどん継ぎ込んでいかないといけない場面があると思うので、中継ぎがもう一枚増えるのはチームにとってプラス。だいぶ長期で離れていたので、今日からしっかり働いてもらいます」と大きな期待を寄せた。

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ロッテ痛恨暴投で3連敗も光明、唐川復活、藤原31打席ぶり安打[スポニチ]

ロッテは投打の歯車がかみ合わず、マーティンの右足甲骨折が判明してから3連敗。先発・二木は序盤から打線の援護をもらいながら、4回4失点で降板した。井口監督は「先発として試合をつくれなかった」とバッサリ。4回にバックスクリーンへ8号ソロを放った安田についても「その前の2回の1死満塁で何とかして欲しかった」と厳しかった。

同点の5回には2番手・田中と加藤のバッテリーが2死無走者から四球、二盗、捕逸、暴投で決勝点を奪われた。ミスが目立った一方で、6回に唐川が首痛から6月以来の復帰登板を果たし、8回の攻撃では藤原が31打席ぶりの右前打を放つなど光明もあった。2位オリックスも敗れ、2.5ゲーム差で首位をキープした指揮官は「明日につながればいいが…」と願っていた。

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ロッテ・朗希、腰の張りで登板せず1日で抹消、井口監督「また10日間で状態を上げて」[スポニチ]

23日のソフトバンク戦先発を回避したロッテ・佐々木朗希投手(19)が24日、出場選手登録を抹消された。22日夜に腰の張りを訴えていた。

わずか1日での再抹消にも井口監督は「現状はそこまで悪くないと聞いている。一度抹消するが、投げられないことはない。(期間が)明けたところで試合に行ける準備をさせたい」と説明した。この日、佐々木朗はメットライフドームには姿を見せず、コンディショニングを優先。今後は1軍に同行しながら調整を行う。

最短で10月5日の西武戦(ZOZOマリン)から登板可能。前回登板だった10日の楽天戦から3週間以上空くが、指揮官は「また10日間で状態を上げてもらいたい」と期待した

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ロッテ、逆転負けで3連敗、先発・二木は4回4失点「チームに申し訳ない」[スポニチ]

ロッテは4−5で西武に敗れて3連敗となった。

初回2死一、三塁で安田の中前適時打で先制。さらに2死満塁から佐藤都が右前適時打を放ち、初回から2点をリードした。3−2と1点差で迎えた4回には、2死走者なしから安田の8月27日の楽天戦以来となる8号ソロが飛び出して再び2点差。しかし直後の4回裏に先発・二木が4安打で2点を失って同点に追いつかれると、5回に2番手で登板した田中の暴投で勝ち越しを許し、その後は反撃ができず3連敗となった。

勝利した西武は4回から2イニングを1失点に抑えた田村がプロ初勝利。チームは2連勝を飾った。

二木(4回7安打4失点)
「味方が初回から点を取ってくれていい流れを作ってくれたんですが、このような展開にしてしまいチームに申し訳ないです。」

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ロッテ安田、8・27以来となる8号ソロ、バックスクリーンへ弾丸アーチ「入ると思わなかった」[スポニチ]

ロッテ・安田尚憲内野手が2−3の4回2死からバックスクリーンへ、8号ソロを放った。

8月27日の楽天戦以来となる弾丸アーチに、「打ったのはストレートです。入るとは思わなかったので自分でもびっくりしましたが、しっかり捉えることができました。追い上げられた後すぐに点を取れて良かったです」とコメントした。

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ロッテ、CO2排出量削減へ、10・1から、ZOZOマリンで再生可能エネルギー100%化[スポニチ]

ロッテは脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、ZOZOマリンの使用電力を再生可能エネルギー100%の電力に10月1日から切り替えることを発表した。

この電力切り替えにより、ZOZOマリン使用電力の再生可能エネルギー100%化を実質的に実現することとなり、球場全体で消費している温室効果ガスの約93%相当となる年間約932t(一般家庭約230世帯分)のCO2排出量を削減する効果が期待される。

なお、この取り組みはZOZOマリンが位置する千葉市が2020年11月に公表した「千葉市気候危機行動宣言」にて推進されている「再生可能エネルギー由来電力の活用」をZOZOマリンの指定管理者である千葉ロッテマリーンズが実現した取り組みであり、千葉市保有施設において再生可能エネルギー100%の電力に切り替えが実施されるのは初めてとなる。

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腰痛で登板回避…ロッテ・朗希、登録抹消、井口監督「10日間で状態上げて欲しい」[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗希投手が24日、出場選手登録から抹消された。

23日のソフトバンク戦で先発予定だったが、前日に腰痛を訴え、登板を緊急回避していた。

同日に出場選手登録されていたことから、わずか1日での再抹消となったが、井口監督は「現状はそこまで悪くないと聞いている。1度抹消する予定だが、そこが空けたところで、試合にいける準備をさせたい。投げられないことはない。また10日で状態を上げてもらいたい」と明かした。

今後については、1軍に帯同させながら調整させる方針だという。

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29イニングぶり適時打も3連敗に井口監督嘆く「マーティンがいなくなって他のメンバーも…」[報知]

あと1点が遠かった。1点を追う9回2死三塁、代打・小窪の打球は左翼手のグラブに収まりゲームセット。2分けを挟んだ6月24日以来となる今季3度目の3連敗を喫し、ロッテの優勝マジック点灯は26日以降に持ち越しとなった。

「先発が一発を防がなくちゃいけなかったけど、そこができなかったですね」と井口監督。試合前までの3試合で2得点と湿っていた打線が息を吹き返し、チーム29イニングぶりとなる安田の適時打で先制。4回には安田の8号ソロなどで計4得点も、先発の二木が2発を浴び、5回2死三塁では田中の暴投で勝ち越しを許した。7、8回には同点の好機をつくるも1本が出ず14残塁を喫した。

「マーティンがいなくなって、他のメンバーも調子を落としている。調子のいい人をどんどん使っていかないと」と指揮官。目の前の試合を全員野球でカバーするしかない

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唐川侑己が3ヶ月半ぶりの1軍復帰登板、1イニングを1安打無失点[報知]

ロッテの唐川侑己投手が6月10日のヤクルト戦(ZOZO)以来3ヶ月ぶりとなる1軍マウンドで3番手として登板し1回1安打無失点だった。

先頭の呉念庭に二塁内野安打を許すも、続く川越を右飛、源田を中飛、岸を二飛に打ち取り無失点に抑えた。昨季から勝ちパターンの一角を担っていたが、6月17日に首痛のため抹消。その後7月31日には新型コロナに感染するなど2軍での長い調整が続き、20日のイースタン・西武戦(カーミニーク)で実戦復帰。2番手で登板し1イニングを三者凡退で抑え、この日1軍登録されていた。

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ZOZOマリンの使用電力を10月から再生可能エネルギー100%に切り替え[報知]

ロッテは24日、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、ZOZOマリンでの使用電力を10月から再生可能エネルギー100%の電力に切り替えることを発表した。

この電力の切り替えにより、使用電力の再生可能エネルギー100%化を実現し、球場全体で消費している温室効果ガスの約93%のCO2排出量を削減する効果が期待される。この取り組みは千葉市が2020年11月に公表した「千葉市気候危機行動宣言」で推進されている「再生可能エネルギー由来電力の活用」を実現した取り組みで、千葉市保有施設において再生可能エネルギー100%の電力に切り替えが実施されるのは初のこととなる。

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佐々木朗希が腰の張りのため抹消、井口監督「10日でしっかり状態上げてもらって」[報知]

ロッテの佐々木朗希投手が24日、腰の張りのため出場選手登録を抹消された。

井口監督はこの日の試合前に「現状はそこまで悪くないと聞いてる。1度抹消はする予定ですけど、(抹消が)明けたらまたいける準備をさせたいなと思います」と説明

佐々木朗は23日のソフトバンク戦(ZOZO)で先発予定だったが、腰の張りのため登板を回避しており、この日も試合前のアップには参加しなかった。「投げれないとかでは全くないのでまた10日間でしっかりと状態上げてもらってまた投げれるようにさせたい」と指揮官。今後は1軍に帯同しながら調整を続けていく。

なおこの日は首痛のため6月17日に抹消されていた唐川が登録された。

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ロッテ足踏み3連敗、3点差守れず逆転負け、2位とは2.5差変わらず[デイリー]

投打がかみ合わない。ロッテは最大3点差のリードを投手陣が守れず、打線も大量点を取りきれなかったことが響いた。逆転負けで6月24日以来の3連敗。悲願のリーグVへ足踏みが続き、井口監督は「切り替えていく。調子のいいのを使っていく」と言葉に力を込めた。

打線は初回、2死から安田、佐藤都の適時打で2点を先制。2回にはレアードの押し出し四球で3点目を挙げたが、押せ押せの状態で安田、角中が凡退し1点止まり。2回まで6四球と制球難の今井を攻略しきれなかったことが響いた。井口監督は「あそこでなんとかして欲しかった」と残念がった。

4回4失点の二木に井口監督は「先発としてゲームをつくれなかったですね」と振り返る。加えて指揮官は、真の4番を担う逸材として期待する安田への苦言も忘れなかった。4回に8号ソロを放ったものの、同点機の8回2死一、二塁では二ゴロ。「状態がいいとは決していえない」と爆発を願う。

2位・オリックスとの2.5差は変わらず、マジック点灯は最短26日に。明るい材料としては唐川が約3ヶ月ぶりに復帰して1回無失点。「本当に投手陣にとってはいい。休みも取れる」。中継ぎの層が厚くなったことを歓迎。悲観せず前を向き、次戦を見据えた。

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ロッテ井口監督、復帰登板の唐川に「これで1枚加わった」[デイリー]

ロッテが逆転負けで6月24日以来の3連敗を喫した。

リーグで唯一、負け越している西武の強力打線に先発二木が捕まった。3点リードを守り切れず、3回には岸、4回には中村に一発を浴び、4回を4失点KO。井口監督は「高くいったら、一発打たれるのは分かるので、何とか防がないといけない。そこができなかったですね」と、期待の右腕の2被弾を残念がった。

4−4の5回2死三塁から2番手・田中の暴投が決勝点となったが、この日、首痛などで抹消されていた唐川が3番手で6月17日以来の1軍復帰登板。6回から登板し、1イニングを無失点に抑える内容に井口監督も喜んだ。

「久々にいいボールを投げていたと思います。これで1枚、加わったので、連戦になったときに、本当に投手陣にとってはいい。休みも取れる」とV戦線へ中継ぎの層が厚くなったことを歓迎した。

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ロッテ痛恨の逆転負けで3連敗、9回は1死三塁の同点機を逃す[デイリー]

ロッテは最大3点差のリードをつけながら、投手陣が守り切れず逆転負けで3連敗を喫した。

初回2死一、三塁から安田の中前適時打で先制。さらに佐藤都の右前適時打で2点を挙げ、2回にはレアードが押し出し四球で3点目。しかし3回、二木が岸に左越え2ランを浴びると、2点リードの4回には中村の左越えソロ、源田の左前適時打で同点に。5回は2死三塁から田中の暴投で勝ち越された。

9回には1死三塁と一打同点のチャンスも藤岡、代打小窪が倒れ、追いつけなかった。

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ロッテ、安田がチーム29イニングぶり適時打、3試合ぶり先制[デイリー]

ロッテの安田尚憲内野手がチーム29イニングぶりの適時打を放ち、先制点を奪った。

初回2死一、三塁。フルカウントからの9球目。今井の152キロ直球を、捉え鋭い打球で中前へ運んだ。

「チャンスだったので、追い込まれてからも粘りながらヒットを打つことができて良かったです。チームが連敗しているのでまずは先制することができてよかったです」。

前夜のソフトバンク戦に敗れ、2位・オリックスに2.5差に迫られたロッテ。19日の日本ハム戦8回、以来のタイムリーで3試合ぶりの先取点を安田のバットでもたらした。

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ロッテ、脱炭素社会実現へZOZO使用電力を再生可能エネルギー100%化実現へ[デイリー]

ロッテは24日、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、ZOZOマリンスタジアムの使用電力を再生可能エネルギー100%の電力に10月1日から切り替えると発表した。

この電力切り替えにより、ZOZOマリンスタジアム使用電力の再生可能エネルギー100%化を実質的に実現することとなり、球場全体で消費している温室効果ガスの約93%相当となる年間約932t(一般家庭約230世帯分)のCO2排出量を削減する効果が期待されている。

なお、この取り組みはZOZOマリンスタジアムが位置する千葉市が2020年11月に公表した「千葉市気候危機行動宣言」にて推進されている「再生可能エネルギー由来電力の活用」をZOZOマリンスタジアムの指定管理者のロッテマリーンズが実現した取り組みであり、千葉市保有施設において再生可能エネルギー100%の電力に切り替えが実施されるのは初めてとなる。

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ロッテ・佐々木朗が抹消、井口監督は「現状、そこまで悪くはない」[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手が24日、出場選手登録を抹消された。

23日のソフトバンク戦(ZOZO)予告先発の登板を、腰の張りで回避していた。

前日、井口監督は「明日様子を見て」と話していたが「現状、そこまで悪くはないが、1度、抹消する予定ですけど、10日明けて、また準備をする予定です」と、今季中の先発復帰プランを明かした。

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「理念を掲げよ」〜一枚岩を目指すために、ロッテで動き出したシンプル&重要な施策[スポーツナビ]

「千葉ロッテマリーンズ 理念」を発表し、それを基に策定されたチームの中長期的なビジョンやメッセージをまとめた「Team Voice」を表明した2021年のマリーンズ。1970年以来、51年ぶりのシーズン勝率1位での優勝に向けて、グラウンドでは日々激闘が繰り広げてられている。そのような中で届ける全4回の連載の第2回は、球団理念を掲げるまでのプロセスを描く。

◇球団全体で「自分事としての指針」を模索する

ロッテ本社時代に自社製品の海外進出に関わっていた河合克美には確信があった。例えば、東南アジアに進出する際に、「どこに何を売るのか?」を考えることはとても重要だった。「東南アジア」と言っても、カンボジア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナム。様々な国があり、それぞれに気候も嗜好も異なる。河合は言う。

「東南アジアと言っても、当然、国ごとにその特徴は全然異なります。私達は今まで満遍なく、全ての商品でアプローチしていました。でも私達にはガム、チョコレート、ビスケットなど、様々な商品カテゴリーがあります。どの国にはどのカテゴリーがいいのか、どこに投資すべきなのか。例えば生産国毎に、ベトナムならキシリトール、インドネシアならチョコパイ、タイならコアラのマーチといったように、《選択と集中》を徹底し、結果的にベトナムとインドネシアではカテゴリーでNo.1になることができました。そして、それはお菓子の事業も、野球の事業も変わらないと考えたんです」。

その際に重要な役割を果たしたのが「明確なビジョンや方向性を打ち出すこと」だった。オーナー代行となり、球団社長も兼務したことで、河合は「マリーンズの強みと弱み」を徹底的に洗い出した。その結果、どこに勝機があるのか?何を打ち出せばいいのか?そんなことが少しずつ見え始めていた。マリーンズという球団をさらに成長、発展させるためには全員一丸となって、目標に邁進する必要があった。その際に必要なのが「ビジョンや方向性」だったのだ。

「私が球団社長となったとき、球団の明快な方向性や方針は定まっていませんでした。若い社員達が増えている中で、大きな方向性が見えないことは決していいことではないと思いましたが、進むべき道を“この方向性だ!”と、私が押し付けるのもよくないとも考えました。2020(令和2)年にはマーケティング戦略本部を立ち上げ、球団の方向性を定めるためのプロジェクトも発足させました。部署の枠を取っ払って希望者を募ると、全社員の半分が手を挙げてくれたんです」。

このとき発足したマーケティング戦略本部の本部長となったのが、第1回に登場した高坂俊介だった。目指すべき指針を作っても、社員1人1人が、それを「自分事」としてとらえなければ意味はない。「他人事」のお題目では、誰も心を揺さぶられない。だからこそ、全社横断的なプロジェクトを立ち上げ、「自分事としての指針」を作り上げることに腐心したのである。「まずは理念を掲げよ」、そこからのスタートだった−。

◇「マリーンズ黄金時代到来」を目指すために

球団一丸となってのプロジェクトが始まった。前回の河合の言葉にあるように「球団はチームと事業の両輪」である。当然、現場を預かる井口資仁監督の意向も尊重しなければならない。自著『もう下剋上とは言わせない〜勝利へ導くチーム改革〜』(日本文芸社)において、井口はこんな言葉を残している。

当たり前だが、監督を務める以上、目指すのは優勝の2文字である。作り上げたいのは、勝てるチームしかもたまたま優勝するのではなく、毎年優勝争いができるようなチーム。いうなれば、「マリーンズ黄金時代到来」が僕が監督として叶えたいビジョンだった。

そして、井口はこう続ける。

条件の具体的な内容は、本書の中で順に触れていくが、一言でまとめれば、僕の掲げる「マリーンズ黄金時代到来」というビジョンの共有である。

オーナー代行であり球団社長でもある河合同様、監督である井口もまた「ビジョンの共有」の重要性を痛感していた。現場を指揮する井口が望み、フロントのトップである河合もまたそれを望んでいた。ならば、話は早い。井口は言う。

「僕の役目は現場でチームを勝たせることです。チームが勝たないと球団の運営もうまくいかないと思います。そして、スター選手を育てる、魅力的な選手を育成することも大切。そのためには、我々現場からは常に補強に関して要望を出していますし、球団側もできるだけそれに応えようとしてくれています。そういう意味では、非常にいい関係が築けているのだと思います。そして、その際に大切なのは現場とフロントが同じビジョンを共有していることだと思うんです」。

さらに、井口は続けた。

「それが、《千葉ロッテマリーンズ理念》であり、《Team Voice》であり、《スローガン》なのだと思います」。

第3回で詳述するが、21年開幕前に発表された「理念」こそ、現場とフロントを一枚岩とするための、シンプルにして、重要な施策だった。共通の旗があればこそ、グラウンドで戦うユニフォーム組と、ビジネスを司る背広組が一丸となって目標に向かって突き進んでいくことができるのである。

◇河合社長と井口監督の思惑が一致する

前述したように、社長に就任してすぐに河合は特別プロジェクトを立ち上げ、社員主導による「理念」作りに着手した。そして、このプロジェクトにはもちろん井口も関わっている。現役時代の井口はマリーンズのチームカラーに好感を抱きつつも、「長期的視点が欠けている」と感じていたという。前掲書から引用したい。

僕が現役選手としてプレーしていた頃から、マリーンズというチーム・球団には独特の風土があった。良く言えば自由。悪く言えば行き当たりばったり。チームの10年後の姿を見据えている人は誰もいないように思えた。

オーナー代行兼球団社長である河合も、現場を預かる井口も、同様の課題認識を抱いていた。これはチーム改革を進めるにあたって追い風となった。河合は言う。

「経営上の課題の全てを監督に理解してもらう必要はありませんが、根本にあるのは“強いチームを作って、それを核にビジネスを回していきましょう”ということです。つまり、“強いチームを作る”という点は私も監督も全く同じです。5年後、10年後もずっと強いチームでいるためにはどうすればいいのかをしっかりと考えること。その点もまったく一緒です。そこのズレは全くありません」。

井口も口をそろえる。

「監督就任時から、球団関係者の方々とは良好な関係を築かせていただいています。それは河合オーナー代行兼球団社長が、ロッテホールディングス、ロッテ本社の取締役を務められていたという立場もあり、長期的な視点を常に持ってくださっているからにほかなりません」。

ZOZOマリンスタジアムでの3連戦初戦では必ず河合と井口は「現状の課題、改善点」を話し合う時間を作っている。ソーシャルディスタンスが求められる昨今において、「密なる関係」をしっかりと築き上げているという自負は河合、井口双方にある。

あとは具体的な理念を掲げるだけだ。そしてついに、およそ半年の時間をかけて練りに練り上げられた「千葉ロッテマリーンズ理念」が完成する−。

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