わたしはかもめ2021年鴎の便り(9月)

便

9月26日

埼玉西武4−8千葉ロッテ(メットライフドーム)

ロッテが逆転勝ちした。2−4の5回に佐藤都の2点適時打と藤岡の適時打で3点を奪い、7回1死満塁から藤岡の3点三塁打で加点した。小島は6回3安打4失点で9勝目を挙げた。西武は渡辺が5回途中5失点と踏ん張れなかった。

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千葉ロッテ1010303008
埼玉西武0220000004

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ロッテ、28日からオリックスと直接対決、勝てば70年以来のマジック点灯[ニッカン]

ロッテがこれまで負け越している西武に連勝し、再び優勝へ勢いをつけた。

ロッテは28日にも優勝マジックが点灯する。28日の点灯条件はオリックスとの直接対決に勝てばM18。引き分けや負けは持ち越しとなるが、その場合でも29日か30日のオリックス戦に1勝した時点で点灯する。1シーズン制でロッテに優勝マジックが出れば70年以来になる。

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ロッテ小島和哉、恩師の森士氏が見守る中で西武渡辺とのウラガク対決制す[ニッカン]

ロッテ小島和哉投手(25)が“ウラガク対決”に勝利し、自己最多を更新する9勝目を挙げた。

浦和学院(埼玉)では4学年下にあたる西武渡辺勇太朗投手(21)と、初めての投げ合い。「意識はしていないですけど、何とかチームが勝てたのでそれが良かったかなと思います」とホッとした表情を見せた。

自身では完投、完封と2試合続けた上での、この日のマウンドだった。

「1試合投げ切れた自分に自信が持てたところもありますし、2試合連続で(完投で)投げられたところも自信が持てました。でも、そんなにうまくいく世界ではないことは1番分かっているので」。

覚悟通りに、2−2で同点の3回、試練があった。守備の乱れから1死満塁。打席には、満塁で無類の強さを見せる西武4番中村。チェンジアップで三振にしたが、続く外崎、栗山と連続で押し出しを許す結果に。「攻めた四球だったと思うので」としながらも、痛い2点が入った。

なおも2死満塁で、これまた怖い7番山川。2回には2ランも浴びている。「1人でも1個でも多く、アウトを取ろうと思って、それだけの気持ちで投げました」。山川もチェンジアップで三振にし、それ以上の失点を防いだ。チームはその後、逆転勝利した。

浦和学院時代は2年春に甲子園優勝投手になり、2年夏の埼玉大会では完全試合も達成した。8回までノーヒットノーランの登板もあった。一方で、2年夏の甲子園では初回に6失点するもろさもあった。

プロ3年目。日々の工夫と反省を重ねながら、先発左腕として一本立ちし、次は10勝目がかかるマウンドだ。「自分に勝ちをつけようと思って投げるとあまり良くない傾向にあるので。気持ちは変わらず、1イニングでも長く投げて中継ぎ陣を休ませられるように頑張りたいです」と話す。

ずるずる崩れない−。頼もしくなった教え子を、恩師の浦和学院・森士前監督(57)は三塁側スタンドからゆっくりと見つめた。

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ロッテOB初芝清氏が28日に始球式「悲願のリーグ1位での優勝を期待」[ニッカン]

ロッテは26日、球団OBの初芝清氏(54)が28日のオリックス戦(ZOZOマリン)で始球式に参加することを発表した。

当日は球団オフィシャルスポンサーのキリンビバレッジ株式会社首都圏地区本部の冠協賛試合イベント「キリンビバレッジ スペシャルナイター2021」が開催され、初芝氏は打者として始球式に参加する。投手は同社キャンペーンの当選者が務める。

初芝氏は球団を通じ「最後までマリーンズの野球を貫き、悲願のリーグ1位でのリーグ優勝、そして初のZOZOマリンでのCSファイナルステージ開催を期待しています」とコメントを寄せた。

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ロッテ藤岡裕大3安打4打点「接戦でも苦しい時でもしっかり戦えている」[ニッカン]

首位ロッテがメットライフドームを突破した。今季は田村、昨季が荻野が長期離脱となるケガをした場所。「応援がすごいし、守備でものまれる感じはあります」という藤岡裕大内野手(28)が3安打4打点で、18年5月11〜13日以来のメットライフでのカード勝ち越しに貢献した。

やり返す。7回1死満塁、前日に3球三振で崩された西武武隈がマウンドに。「昨日やられて本当に悔しかったので」。6球費やしてフルカウントにし、最後の内角変化球を右翼線へ転がした。走者一掃で試合を決め、三塁上でベンチにこぶしを挙げた。

今年こそ。「接戦でも苦しい時でもしっかり戦えているのは、去年の経験があったから」と話す。昨季は終盤の大失速で優勝を逃した。51年ぶりリーグ1位を手にできるかは、残り24試合で決まる。マーティンが故障離脱し「今が踏ん張りどころ」と集中力はなおさらに高まっている。

「ここまで来れてるのはマーティンがいたからだと思うので。マーティンの穴は大きいですけど、こういう時こそチームで1つになって優勝するという強い気持ちを持って」。

大砲不在でも、個が大きな束を作れるのがロッテだ。8番打者でも6番でも、遊撃でも三塁でも、藤岡は今や欠かせない中心戦力だ。28日からは2位オリックス3連戦。初戦の勝利で優勝マジック18が点灯する。「オリックスさんは本当に投手がいいので。少ないチャンスをものにして、何とか3つ取れるように」。鬼門に打ち勝ち、風向きは変わった。

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ロッテが西武に連勝、藤岡裕大が3点適時三塁打で決めた[ニッカン]

ロッテがこれまで負け越している西武に連勝し、再び優勝へ勢いをつけた。

先発の小島和哉投手(25)が2回に山川の2ランで2失点、3回に失策からの連続押し出しなどで2失点したものの、6イニングをその4失点のみで切り抜けた。西武渡辺との浦和学院OB対決を制し、今季9勝目を挙げた。

打線は1点リードの7回、藤岡裕大内野手(28)が1死満塁から右翼線への3点適時三塁打で試合を決めた。1番荻野貴司外野手(35)は第3打席までに2安打1四球と全て出塁し、全てホームイン。2番に入った佐藤都志也捕手(23)も3安打で、効果的に得点を挙げていった。

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ロッテ逆転連勝!藤岡が勝ち越し打&満塁一掃三塁打、28日にもM初点灯[サンスポ]

パ・リーグ首位のロッテは26日、西武22回戦(メットライフ)に8−4で逆転勝ちし、引き分けた2位・オリックスとのゲーム差を3に広げた。藤岡裕大内野手(28)が5回に勝ち越し打、7回1死満塁では走者一掃の三塁打を放ち、自身初の4打点と活躍した。パ・リーグ内の対戦で唯一負け越している西武との3連戦を2勝1敗で乗り切り、28日からはオリックスとの直接対決3連戦(ZOZOマリン)。最短28日に優勝へのマジックナンバー「18」が初点灯する。

優勝争い真っ最中のロッテを、逆転勝ちに導いた。絶好調男の藤岡が、2打席連続適時打で自身初の4打点を挙げた。

「こういった展開で、同点に追い付いた後のチャンスで一気に逆転したいと思っていた。何とかランナーをかえせて良かった」。

同点とした直後の5回2死一、二塁で、公文の初球の速球を左前へ運ぶ勝ち越し打を放った。3回に小島が2者連続の押し出し四球を与え、リードを許す展開。重苦しい空気を振り払った。

7回1死満塁では武隈から走者一掃の右翼線適時三塁打。25日に3球三振を喫した相手に「何とかしてやろうと強い気持ちで打席に立った」と雪辱し、4打数3安打の固め打ちだ。

9月は全21試合に出場し、打率.342(76打数26安打)、1本塁打、10打点と絶好調。.281はリーグ10位に浮上した。トヨタ自動車から2018年にドラフト2位で入団した遊撃手は堅実な守備だけでなく、バットでも貢献し、試合後の取材時には近くを通過したレアードから「ヘイ、ニュースペーパー!スゴイ、バッター!」と祝福された。

28日からは本拠地で2位・オリックスとの直接対決3連戦。最短28日に1シーズン制では1970年以来51年ぶりとなるマジック「18」が点灯する。「(藤岡は)好調をキープしてくれている。(オリックス戦が)大事なのは誰もが分かっている。まず頭(初戦)を取ることが大事」と井口監督。2005年以来、16年ぶりのリーグ優勝に向けて勢いに乗ってきた。

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ロッテOBの初芝清氏、9月28日のオリックス戦で打者として始球式に参加[サンスポ]

ロッテは26日、9月28日のオリックス戦(午後5時45分試合開始予定、ZOZOマリン)を、マリーンズオフィシャルスポンサーであるキリンビバレッジ株式会社首都圏地区本部の冠協賛試合イベント「キリンビバレッジ スペシャルナイター2021」として開催し、球団OBの初芝清氏(54)が始球式に打者として参加すると発表した。

始球式で投げる人はキリンビバレッジ株式会社首都圏地区が8月中に開催した「千葉ロッテを応援しようキャンペーン」の特賞当選者。始球式はファーストピッチセレモニーとして午後5時35分分頃から行われる。

初芝氏は球団を通じて「最後までマリーンズの野球を貫き、悲願のリーグ1位でのリーグ優勝、そして初のZOZOマリンでのCSファイナルステージ開催を期待しています」とコメントした。

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ロッテ、両リーグ最多30度目逆転勝ち、28日オリと直接対決勝てば「M18」点灯[スポニチ]

少々、リードを奪われても、慌てることはない。首位ロッテの強みは粘り強さにある。4回まで2−4の劣勢をはねのけた逆転勝利。今季30度目は、両リーグ断トツだ。

「こういった展開で、同点に追い付いた後のチャンスで一気に逆転したいと思っていた。何とかランナーを還せて良かった」。

チームの真骨頂となる逆転劇の中心になったのは藤岡だった。2点を追う5回、佐藤都の2点適時打で追いつき、なおも2死一、二塁。藤岡は公文の初球、146キロ直球を「いいイメージで反応して打てた」と勝ち越しの左前打を放った。7回1死満塁からは、右翼線に走者一掃の三塁打。前日25日は6回2死三塁の好機で、公文に空振り三振を喫していた。「昨日やられて悔しかった。強い気持ちで打席に入った」とリベンジの勝ち越し打など、3安打4打点の大暴れ。西武戦に滅法強く、今季の対戦成績は64打数23安打の打率.347と、キラーぶりを発揮。パ・リーグ相手で唯一負け越している西武戦3連戦の2勝1敗の勝ち越しに貢献した。

藤岡は「接戦でもしっかり戦えるのは昨季の経験があったから。終盤ガタガタいっちゃったんで」と振り返った。昨年9月はソフトバンクと首位争いしながら、自身を含む大量の新型コロナウイルス感染者が出るなど10月に大失速。2位ながら14ゲーム差をつけられた。だが、チームは9月12勝6敗3分けで首位を堅持。引き分けた2位オリックスとの差を3ゲームに広げた。

28日からは本拠でオリックス3連戦。直接対決に井口監督は「大事なのは誰もが分かっている。まず頭を取る」と意気込んだ。その初戦に勝てば、1シーズン制では70年以来、51年ぶりのマジック18が点灯する。

◇広げた3差

首位・ロッテが勝ち、2位・オリックスが引き分けたためゲーム差は3.0に広がった。ロッテの最短マジック点灯は28日。オリックスとの直接対決で勝てばM18が出るがどうか。なお、ロッテはオリックスに3連敗しても勝率.552、オリックスは.550で順位の変動はない。

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ロッテ・小島、苦笑い「浦和学院OB対決」、恩師の前で4失点もチーム単独トップ9勝[スポニチ]

ロッテ・小島が苦しみながらチーム単独トップの9勝目を挙げた。2回に逆転を許し、同点の3回には再び勝ち越しを許す展開。それでも「1人1人の打者を抑えようという気持ちで」と4回以降は安打を許さず6回3安打4失点にまとめた。

浦和学院の恩師で今夏限りで退いた森士前監督が観戦する前で、4学年後輩の渡辺との投げ合い。「2人とも中途半端だが、勝って良かった」と苦笑いだった。

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ロッテ・藤岡3安打4打点、オリックスに3ゲーム差、さあ28日直接対決でM点灯だ[スポニチ]

首位ロッテは26日、西武を8−4で下し、連勝。2位・オリックスが楽天と引き分けたため、ゲーム差3として28日から本拠地・ZOZOマリンで直接対決の3連戦に臨むことになった。9月に入り、マジック点灯目前に何度も足踏みしてきたが、28日の初戦に勝てば優勝マジック「M18」が点灯する。

打線のしぶとさが光った。2点を追う5回、佐藤都の中前2点適時打で同点。さらに藤岡が初球を左前適時打として勝ち越しに成功。7回には再び藤岡が走者一掃の右翼線適時三塁打で突き放した。

藤岡は3安打4打点と大暴れ。5回は「チャンスまわってきたので何とか勝ち越しできるようにと思っていた。追い込まれたらチャンスないと思って積極的にいこうと思って打席に立ちました」と振り返った。7回は「カウントが良くなったので、結果良いところに飛んでよかったなと思います」と話した。

優勝争いの中で「あまり意識しないようにしてるけど緊張感ある中で野球ができてるのはうれしいこと。大事な試合が来週から続くので、チーム一丸で勝てるように頑張りたい」と意気込んでいた。

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首位ロッテ、西武に逆転勝ち、小島チーム単独トップ9勝目、打線もしぶとく援護、浦学対決制す[スポニチ]

首位ロッテは26日、西武を8−4で下し、連勝。先発の左腕・小島和哉投手(27)が6回4失点と踏ん張り、チーム単独トップ、自身シーズン最多の9勝目をマークした。西武の先発・渡辺勇太朗投手(21)と浦和学院の先輩後輩対決では、先に渡辺が5回途中で降板。先輩の面目を保った。

前回登板の日本ハム戦ではプロ初完封で8勝目を挙げた小島。この日も初回は三者凡退と好スタートを切ったが、2回に山川の逆転2ランを被弾。3回に味方打線が同点に追いつき2−2となったが、直後の投球は突然制球を乱し、2者連続の押し出し四球などで勝ち越しを許した。

それでも打線が5回に佐藤都の中前2点適時打で再び同点、さらに藤岡が勝ち越しの左前適時打と援護。7回にはまたも藤岡が走者一掃の右翼線適時三塁打で突き放した。

小島は4回以降復調し、6回まで無安打無失点と快投。自身4連勝で初の2ケタ勝利に王手をかけた。

28日からは本拠地・ZOZOマリンで2位・オリックスとの直接対決。28日にロッテが勝てば優勝マジック「M18」が点灯する。

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ロッテ始球式の打席に初芝氏が登場、28日オリックス戦[スポニチ]

ロッテが9月28日のオリックス戦(ZOZOマリン)で、OBの初芝清氏が始球式の打者に立つと発表した。

ロッテ球団のオフィシャルスポンサーであるキリンビバレッジ株式会社首都圏地区本部の冠協賛試合イベント「キリンビバレッジ スペシャルナイター2021」として開催し開催し、投手は8月中に開催していた「千葉ロッテを応援しようキャンペーン」の特賞当選者が務める。

初芝氏は球団を通して「最後までマリーンズの野球を貫き、悲願のリーグ1位でのリーグ優勝、そして初のZOZOマリンでのCSファイナルステージ開催を期待しています!」とコメントした。

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苦手西武に逆転勝ち!28日からの”天王山”オリックス戦初戦勝ってマジック18点灯だ[報知]

ロッテが51年ぶりのマジック点灯へ再加速した。1点リードの7回1死満塁。藤岡が武隈のスライダーを捉え、右翼線を破る走者一掃の3点適時三塁打。ダメ押しの一打で8−4と突き放し勝負を決めた。今季、同リーグで唯一負け越している西武を相手に初のカード勝ち越し。28日からのオリックスとの直接対決3連戦初戦に勝てばついにマジック「18」が点灯する。

しぶとい。2戦連続で完投勝利を挙げていた先発の小島が3回までに4失点。だが4回以降は立ち直り「小島もバタバタしてたけどしっかりゲームをつくってくれて野手もしっかりと点を取ってくれた」と井口監督はたたえた。そして2点を追う5回無死二、三塁、佐藤都の中前適時打で同点に追いつくと、なおも2死一、二塁から藤岡の左前適時打で一気に勝ち越し。両リーグ単独トップとなる30回目の逆転勝ちとなった。

主砲の離脱をパワーに変えた。藤岡は言う。「ここまでこられているのはマーティンがいたから。穴は大きいけどこういう時こそ1つになって」。25本塁打と打線を牽引してきたが21日に右足甲骨折で離脱。翌日から3連敗した。昨季は終盤に主力が新型コロナに集団感染し6連敗するなど、優勝したソフトバンクに14ゲーム差をつけられたが「厳しいときでも戦えているのは去年の経験があったから」と藤岡。さらにリハビリに励む助っ人の早期復帰を願い選手は帽子に背番号の「79」を書き込み、角中らは譲り受けたリストバンドを着用するなど心は1つだ。

本拠地で迎えるオリックスとの“天王山”。指揮官は「大事なのは誰もが分かっているのでまず頭を取ること」と気を引き締めた。16年ぶりのリーグVへ、チーム一丸でマジック18の灯をともす。

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28日にもマジック「18」点灯、小島和哉がチーム最多9勝で初2桁勝利に王手[報知]

ロッテの小島和哉投手が3四球と苦しみながらも6回4失点(自責2)でチーム単独トップの9勝目を上げた。

「今日は本当にひどい内容だったので、打ってくれた野手とつないでくれた中継ぎに感謝したいです」。1点リードの2回2死一塁から山川にバックスクリーン右への逆転2ランを浴びると、同点に追いついた3回には1死一塁から中前安打と四球で満塁のピンチ。続く中村を空振り三振に打ち取るも、外崎、栗山に連続押し出しを許し2―4。悔しさから小島は思わずしゃがみ込んだ。

それでも立ち直った4回以降はパーフェクト投球。6回4失点と納得のする内容ではなかったものの、チームは5回と7回に3得点を挙げ逆転。小島に白星がつき、チームトップとなる9勝目で自身初の2桁勝利にも王手をかけた。「モチベーションはすごく高まってはいます。でも本当に気持ちは変わらず、1イニングでも1つでも多く投げて中継ぎ陣を休められるように頑張りたい」と気を引き締めた。

チームは2位・オリックスとのゲーム差を3とし、28日のオリックスとの直接対決に勝てば、ついに優勝マジック「18」が点灯する。

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OBの初芝清氏が28日・オリックス戦の始球式で打者として登場[報知]

ロッテは26日、OBの初芝清氏が28日のオリックス戦(ZOZO)での始球式に、打者として参加することを発表した。

当日はオフィシャルスポンサーであるキリンビバレッジ株式会社首都圏地区本部の冠協賛試合イベント「キリンビバレッジ スペシャルナイター2021」を開催。始球式を務めるのはキリンビバレッジ株式会社首都圏地区が8月中に開催した「千葉ロッテを応援しようキャンペーン」の特賞に当選された方となる。

初芝氏は「最後までマリーンズの野球を貫き、悲願のリーグ1位でのリーグ優勝、そして初のZOZOマリンでのCSファイナルステージ開催を期待しています!」とコメントした。

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ロッテ、がっちり堅首!28日にもマジック「18」、小島「感謝」自己新9勝[デイリー]

ロッテ・井口監督に寄り添い、小島が苦笑いしながら感謝のハイタッチだ。連続で押し出し四球を出しながらも味方の猛打に救われてチーム単独トップで自己新の今季9勝目を挙げた。

「もう本当にひどい内容だったので、打ってくれた野手とつないでくれた中継ぎの方に感謝したい」。6回、109球を投げて3安打4失点ながら自責点は2。球団13年ぶりの3連続完投勝利は逃したものの、好投の目安となるクオリティースタート(先発で6回以上自責点3以下)が今季10度目の大台に乗り、自身初の2桁勝利にも王手をかけた。

2−2の3回は2死満塁から外崎に対しストレートの押し出し四球で勝ち越され、続く栗山にもフルカウントから連続四球で追加点を献上。直後に一塁側スタンド前のブルペンで救援投手が準備を始めた。「(ブルペンが)見えましたよ…。押し出しの後だったが、1人でも1個でも多くアウトを取ろうと思って…。その気持ちだけで投げた」。発奮材料にもなったようで、次の山川を空振り三振に仕留め、切り抜けた。

28日からは2位オリックスとの直接対決3連戦。ロッテは連勝で首位を固め、ゲーム差は3に。カード初戦に勝てば、球団51年ぶりとなるリーグ優勝マジック「18」が点灯する。ようやく目指す頂点が見え始めた。

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ロッテ、28日オリックス戦に勝利で優勝マジック「18」点灯[デイリー]

ロッテが逆転勝ちで2連勝。藤岡が決勝適時打を放つなど、3安打4打点の活躍をみせた。28日のオリックス戦で勝てば優勝マジック「18」が点灯することになった。

小島が3回、外崎、栗山に押し出し四球で2点を勝ち超されたが、打線が奮起。5回に2番に抜てきされている佐藤都の中前2点適時打で同点。先発渡辺をKOすると、さらに藤岡が2番手・公文から左前適時打を放ち勝ち越し。「こういう展開の中で、同点に追いついた後のチャンスでの打席だったので一気に逆転したいと思っていました。何とかランナーを返せてよかったです」と振り返った。

小島は4回以降は立ち直り、6回4失点で年間自己最多勝利数を更新する9勝目。オリックスが引き分けたため3ゲーム差となった。

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ロッテOB初芝清氏始球式に打者で登場へ、9・28オリックス戦[デイリー]

ロッテマリーンズは9月28日・オリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)でOBの初芝清氏が始球式の打者として登場すると26日、発表した。

当日はオフィシャルスポンサーであるキリンビバレッジ株式会社首都圏地区本部の冠協賛試合イベント「キリンビバレッジ スペシャルナイター2021」を開催。始球式、投球者はキリンビバレッジ株式会社首都圏地区が8月中に開催していた「千葉ロッテを応援しようキャンペーン」の特賞当選者で、初芝氏に投球する。

初芝氏は現在、首位のチームをたたえ「最後までマリーンズの野球を貫き、悲願のリーグ1位でのリーグ優勝、そして初のZOZOマリンでのCSファイナルステージ開催を期待しています!」とコメントした。

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ロッテで明確化された理念とビジョン、ブレのなき意識で進む「常勝軍団への道」[スポーツナビ]

「千葉ロッテマリーンズ 理念」を発表し、それを基に策定されたチームの中長期的なビジョンやメッセージをまとめた「Team Voice」を表明した2021年のマリーンズ。1974年以来、47年ぶりのシーズン勝率1位での優勝に向けて、グラウンドでは日々激闘が繰り広げてられている。今回は、そのような中で届ける全4回の連載の最終回。マリーンズはどのような未来へと進んでいくのか?

◇新キャプテン・中村奨吾の決意

熾烈な戦いが続くパ・リーグペナントレースにおいて、マリーンズナインは奮闘を続けている。その中心にいるのが、胸に「C」マークをつけた新キャプテン・中村奨吾だ。

「昨年11月末に監督室に呼ばれて、井口監督から指名していただきました。これまでも監督からは、“リーダーになれ”と言われ続けていたので驚きはありませんでした。今まで以上に周りを見ながら、自覚と責任感を持ってチームを引っ張りたいと思いました」。

井口資仁が監督に就任した2018(平成30)年から昨年までの3年間、中村はチームで唯一全試合に出場している。名実ともに、チームリーダーとしての素養を兼ね備えつつあった中村をキャプテンに指名したのが井口だった。改めて、その理由を尋ねる。

「僕が監督になったときには(鈴木)大地におんぶに抱っこのような状態でした。大地の負担もかなり大きかったので、“1人1人がしっかり自立して欲しい”という思いで、キャプテン制を廃止しました。でも、この3年間それぞれがしっかりと自立できるようになってきた。そこで今年は、“一皮むけて欲しい”という思いも込めて、中村奨吾をキャプテンに指名しました」。

昨年まではヘッドコーチを務め、今年からは2軍監督の鳥越裕介も口をそろえる。

「鈴木大地がマリーンズにいる頃から、奨吾には“キャプテンとは、リーダーとは?”という話はしていました。大地がいるときにはいるなりに、奨吾には別の役割があった。でも、大地がいなくなったことで、奨吾のやるべきことも増えてきた。当初は自分のことで精一杯だったと思いますよ。でも、3年もの間フル出場を果たして、自分なりの自信も出てきただろうし、周りも見えるようになってきた。今年の活躍を見る限りでは、キャプテンという役割を与えてよかったんだと思いますね」。

井口や鳥越が指摘するように、キャプテンとなった今季も、中村は全試合出場を続け、キャリアハイを更新する勢いでチームを牽引し続けている。キャプテンとなったことが、彼にとっていい刺激となっているのは間違いない。本人の言葉を聞こう。

「キャプテンマークがユニフォームに付いたけど、やるべきことは基本的に変わらないです。チームが苦しいときこそ、自分がしっかりやらなくちゃいけない。自分のことはもちろんだけど、年下の選手も多いので周りを見ながら、色々気づけるようにしたいし、気づいたことはきちんと伝えたい。今季の成績については、自分の前後を打つ打者が好調なので、自分も引っ張られながらここまでやれているんだと思います」。

早稲田大学時代にもキャプテン経験はある。自らは「キャプテンシーがあるとは思わない」と語るが、安田尚憲、藤原恭大を筆頭に、藤岡裕大、菅野剛士ら年下選手達の手本となっている中村は力強く答えた。

◇理念、TeamVoice、スローガンの効用

これまで見てきたように、河合克美オーナー代行兼球団社長や、監督である井口が中心となって、「常勝軍団となるため」の第一歩として、「理念」「Team Voice」「チームスローガン」を策定した。これらの施策について、現役プレイヤーである中村はどのように受け止めているのだろうか?

「理念にしても、Team Voiceにしても、進むべき方向を文字化して分かりやすく提示してもらえるのはチームにとってもいいことだと思います。一塁側ベンチの廊下にもスローガンが掲げてあって、球場入りするとき、グラウンドに入るときに何度も目に入るので、改めて言葉を胸に沁み込ませることができます」。

第3回で詳述したように、ZOZOマリンスタジアムの選手用通路には、いたるところに、今季のチームスローガンである「この1点を、つかみ取る。」が大書されている。ミーティングだけでなく、普段の生活から選手達は何度も何度もこのフレーズを意識的に、あるいは無意識に頭に刷り込まれているのだ。中村は言う。

「このスローガンは、去年のシーズンの反省がそのまま生かされているメッセージだと思います。実際、自分がチャンスであと1本打っていたら点が入っていた場面も多かったので、苦しいときに一打を打てるように、今年は1点を意識しています」。

コロナ禍において、球団フロントと選手達との接触は極力少なくするように努めている。それでも、「理念」「Team Voice」「チームスローガン」によって、球団全体の考えにブレはない。その点は中村も、強く自覚しているという。

「特に“コミュニケーションを取らなければ”と意識することなく、常日頃から球団の考え方、方針は聞かせていただいています。目指すべき方向性が一本化されており、進むべき道がハッキリとしていて、我々選手達も分かりやすく感じています」。

たかが理念、たかがスローガンではない。人間と人間が集まり、1つの目標に邁進する上で、言葉の力を侮ってはいけない。ユニフォームを着てグラウンドで日々汗を流す選手達も、背広姿で経営の健全化、理想の球団運営を目指すフロント陣も、決してブレがなく、目指すべき方向性を共有していれば、それは必ず大きな力となる。それこそが、今季のマリーンズ躍進の大きな要因なのであることは間違いないのだ。

◇視線の先にあるのは「令和の常勝軍団」

残り30試合を切り、優勝争いはますます過酷を極めている。日々の激闘の中で、マリーンズナインは懸命な戦いを続けている。圧倒的な戦力を誇っている訳ではない。今季のチームスローガンにあるように「この1点を、つかみ取る。」べく、泥臭く繋いで、繋いで何とか得点を奪う。先発投手陣は1イニングでも長くマウンドに立ち、頼れる守護神・益田直也に勝利のバトンを託しながら、何とか白星を積み重ねてきた。

「ここまでくれば、周りがどうこうではなく突っ走るぐらいの勢いがなければトップは取れないと思います。全員で束になって戦っていくだけです」。

激烈な戦いが続く中、井口の言葉は力強い。目の前の1戦、1戦に全力を尽くし、あとわずかのところまで迫っている1974(昭和49)年以来となる勝率1位での優勝をつかみ取るだけだ。しかし、井口の目標はそこだけにあるのではない。その視線は、3年後、5年後を見据えている。なぜなら、マリーンズの理念は「常勝軍団になる」ことだからだ。

「僕はとにかく、このチームが強くなって欲しいという思いでやっています。最終的に結果が伴わなければ、来年、再来年、僕自身がどういう状況になるかは分かりません。でも、《この1点を、つかみ取る。》という野球をしなければ勝てないんだということは、僕も、選手も、フロントも感じています。それは、誰が監督であっても、当たり前のようにやらなければいけないことなんです」。

井口の言葉に熱が帯びる。

「この理念やTeam Voiceは、《監督である僕が》ではなく、《球団が》打ち出しているものです。それは誰が監督であっても、必ず継続されていくものです。誰が次の監督になっても、それは決してブレることはない。そうなれば、自然といい勝負ができることになるんです」。

自信にあふれる力強い言葉だった。21年シーズンはいよいよ佳境を迎える。泣いても笑っても、全力で残り試合を戦うだけだ。しかし、井口には、いやマリーンズには、3年後、5年後、さらにその先を見据えた「もう1つの挑戦」がある。確固たる球団理念の下、新たな常勝軍団となるべく挑戦の日々は続く。

目指すべきは「令和の常勝軍団」だ。マリーンズはまだまだ歩みを止めない。なぜなら、その崇高な理想ははるか先の未来にあり、まだまだ改革の途上にあるからだ−。

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