25日の西武戦(メットライフドーム)で先発後、出場選手登録を抹消されていない。井口監督は27日までに「今週また行く予定にしています」と話した。台風接近の影響で日程がずれる可能性はあるものの、順当ならば10月1日からの楽天3連戦(楽天生命パーク)で先発することになる。
星槎道都大から昨秋ドラフト4位で入団。開幕時はリリーフを務めていたが、2軍で再調整後、7月以降はここまで3試合に先発。長身からの角度ある球を丁寧に投げ込むスタイルで、いずれも勝利投手になっている。
コンディション不良でロメロ、佐々木朗の先発が見送られている中、河村への期待が大きくなっている。
首位ロッテが、28日から優勝マジック点灯のかかるオリックス3連戦(ZOZOマリン)に臨む。救援陣の負担が大きくなる中で、首痛から復帰したリリーバー唐川侑己の存在は重要になる。復帰後2試合で打者5人と対し、1回1/3を1安打無失点。「まだ手探りの段階」としながら「みんな登板が多くなったり、きついところをすごく頑張ってくれている。僕が(ブルペンに)入ることで少しでも緩和されて力になれれば」と意気込む。7回国吉、8回佐々木千、9回益田と必勝リレーは固まるも、3連投は極力回避したい状況。井口監督は唐川の起用法を「6、7、8、9回のそこに行くんじゃないですか」と話しており、リードを守り抜くキーマンの1人になる。
9回打ち切り制を採用した今季のプロ野球は予想通りに引き分けが増えた。
27日現在の引き分けは91試合。12年の74試合を上回る最多記録だ。史上最多となった今季の引き分けを検証してみる。0−0の6試合を除いた85試合は、同点に追い付いて黒星を免れたチームと、追い付かれて白星を逃したチームに分けられる。今回はこの点に着目した。追い付いた引き分けはソフトバンクの11試合が最も多く、次いでロッテと西武が10試合。少ないのはヤクルトとDeNAで、ヤクルトは16試合のうち3試合、DeNAは14試合のうち3試合しかなかい。
追いついた引き分け数 | |||||
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球団 | 引分 | イニング | |||
1〜6回 | 7回 | 8回 | 9回 | ||
ソフトバンク | 11 | 4 | 2 | 1 | 4 |
ロッテ | 10 | 0 | 1 | 4 | 5 |
西武 | 10 | 1 | 3 | 3 | 3 |
巨人 | 9 | 1 | 2 | 1 | 5 |
中日 | 8 | 2 | 1 | 2 | 3 |
オリックス | 8 | 2 | 2 | 1 | 3 |
広島 | 7 | 3 | 2 | 2 | 0 |
楽天 | 7 | 2 | 1 | 0 | 4 |
阪神 | 5 | 0 | 2 | 1 | 2 |
日本ハム | 4 | 2 | 0 | 1 | 1 |
ヤクルト | 3 | 0 | 1 | 2 | 0 |
DeNA | 3 | 0 | 1 | 1 | 1 |
追いつかれた引き分け数 | |||||
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球団 | 引分 | イニング | |||
1〜6回 | 7回 | 8回 | 9回 | ||
日本ハム | 12 | 2 | 2 | 2 | 6 |
ヤクルト | 11 | 2 | 2 | 2 | 5 |
DeNA | 10 | 1 | 4 | 3 | 2 |
巨人 | 8 | 1 | 2 | 2 | 3 |
西武 | 8 | 1 | 2 | 3 | 2 |
ロッテ | 7 | 3 | 1 | 2 | 1 |
ソフトバンク | 7 | 1 | 3 | 0 | 3 |
オリックス | 7 | 1 | 0 | 1 | 5 |
楽天 | 6 | 3 | 1 | 1 | 1 |
中日 | 5 | 2 | 1 | 0 | 2 |
阪神 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 |
広島 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 |
同じ追い付いたケースでも早いイニングと終盤では価値が違う。セットアッパーや抑えから得点した場合は、まさしく勝利に等しい引き分けと言えるかもしれない。終盤に追い付いた試合が多いのがロッテだ。8回が4試合、9回が5試合で、終盤の同点劇が9試合もある。5月12日ソフトバンク戦の9回は6−8から荻野の犠飛などで2点、同14日西武戦の9回にはレアードが同点2ランと、2試合連続で9回に追い付いて引き分けた。この打線の粘りが、首位にいる要因になっているのは間違いない。
逆に、追い付かれた引き分けは日本ハム12試合、ヤクルト11試合、DeNA10試合の順で多い。ヤクルトは8回に同点にされたのが2試合、9回は5試合あり、後半戦だけでマクガフが9回に3試合やられている。阪神は追い付かれたのが2試合だけで、チームの引き分け数が少ないのはリードをしっかり守っているためかもしれない。
引き分け数とポイント数 | ||||
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球団 | 引分 | ポイント | ポイント内訳 | |
1 | ロッテ | 17 | 11 | +22、−11 |
2 | 中日 | 16(3) | 6.5 | +15、−8.5 |
3 | 広島 | 1(2) | 6 | +10、−4 |
4 | ソフトバンク | 19(1) | 6 | +19、−13 |
5 | 阪神 | 7 | 5.5 | +10、−4.5 |
6 | 楽天 | 14(1) | 4.5 | +13.5、−9 |
7 | 西武 | 18 | 4 | +19、−15 |
8 | 巨人 | 17 | 3 | +18.5、−15.5 |
9 | オリックス | 16(1) | −1 | +14.5、−15.5 |
10 | DeNA | 14(1) | −12 | +6、−18 |
11 | ヤクルト | 16(2) | −16 | +5.5、−21.5 |
12 | 日本ハム | 17(1) | −17.5 | +6.5、−24 |
※()内は0−0の引き分け
12球団の引き分けをポイント化してみた。追い付いたケースが1点、追い付かれたケースはマイナス1点。さらに、追い付いたイニングによって7回は0.5点、8回は1点、9回は1.5点ずつ加点、追い付かれた場合は減点した。結果、ポイント1位はロッテの11点、2位は中日の6.5点となり、ロッテは引き分けで最も得をしているチームと言えそう。現在、セ・リーグ首位のヤクルトは11位のマイナス16点で、両リーグの首位が対照的なポイントとなった。終盤の8、9回に追い付いた「ロッテの消えた9敗」と8、9回に追い付かれた「ヤクルトの消えた7勝」が、最後の優勝争いでどのような影響を与えるだろうか。
ロッテは最短で28日にも優勝マジックが点灯する。条件はオリックスに勝てばM18。引き分けや負けは持ち越しとなるが、28〜30日のオリックス3連戦で1勝または2分けになれば点灯する。
ロッテの直近2度のリーグVは前後期制の74年とプレーオフで優勝を決めた05年。1シーズン制で優勝マジックが出れば70年以来になる。
ロッテ石川歩投手(33)が28日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発する。
勝てば優勝マジック18が点灯する一戦に臨む。「頑張りますとしか言えないですけど、とにかく試合をしっかり作れるように頑張ります」とコメントした。
前回9月20日の日本ハム戦(札幌ドーム)では6回3安打無失点で、右肘の手術明けでの初勝利を挙げた。今回は中7日での先発マウンドになる。
優勝マジック点灯が迫るロッテは27日、チームスローガン「この1点を、つかみ取る。」への“プラスアルファ”を発表した。
付け足された言葉は「善戦はいらない。勝利だけ。」。前後期制を除くと51年ぶりとなる勝率1位でのリーグ優勝に向けて、強い思いを添えた。28日からのオリックス3連戦(ZOZOマリン)で球場内などで約200枚の新ポスターが掲示される。
球団広報室は「リーグ1位でのリーグ優勝を目指して残り試合、勝ち続けていくという強い思いを込めたポスターです。明日28日からは2位オリックスをZOZOマリンに迎えての大事な3連戦です。勝てば、実に51年ぶりとなるリーグ優勝マジック点灯ということで大きな注目が集まる一戦になりますので、ファンの皆様も熱い応援をよろしくお願いします」とコメントを寄せた。
パ・リーグ首位のロッテが28日から2位・オリックスと3連戦(ZOZOマリン)に臨む。大一番を前に、井口資仁監督(46)が救援陣の総動員を明言した。
「総動員で戦わないといけない。火曜日から大事な試合が続く。しっかりとやっていきます」。
これまでチームには中継ぎ、抑えに3連投させない基本方針があった。優勝争いが激しくなった9月に入り、守護神・益田が3連投を3度、セットアッパーの国吉も3連投を2度経験しているが、今後は他の投手たちにも例外はない。
主砲のマーティンが右足甲の骨折で離脱中だが、中継ぎ陣は層が厚くなっている。DeNAからトレードで加入した国吉、47試合に登板している佐々木千に加え、今月24日には首痛で6月に抹消されていた唐川が復帰。32歳右腕は「みんな登板が多くなったりとか、きついところをすごく頑張ってくれている。僕が(ブルペンに)入ることによって、少しでもそれが緩和されて力になれれば」と語った。
先発陣も臨戦態勢。オリックス3連戦は石川、美馬、岩下を投入。序盤から飛ばして、分厚い救援陣にバトンタッチする算段だ。
28日にオリックスを下すと、1シーズン制では51年ぶりのマジックが「18」で初点灯。一気にラストスパートをかける。
ロッテは27日、レギュラーシーズン最終盤を迎えるにあたり、リーグ優勝に向けて、2021年チームスローガン「この1点を、つかみ取る。」に「善戦はいらない。勝利だけ。」という勝利への強い思いを加えた特別ポスターを制作し、28日オリックス戦(5時45分、ZOZOマリン)からZOZOマリンに掲示すると発表した。
ポスターはZOZOマリン各所やマリーンズストアなどで約200枚掲示。
首位のロッテは、28日から本拠地のZOZOマリンで3ゲーム差の2位・オリックスと直接対決3連戦を行う。初戦で勝てば、優勝へのマジックナンバー「18」が初点灯。故障していた唐川侑己投手(32)が前カードから復帰し、救援陣は盤石の布陣だ。マジックが点灯する試合は16日から始まり、4度目の挑戦。井口資仁監督(46)は初戦必勝を誓った。
1シーズン制では1970年以来51年ぶりとなる優勝マジック点灯を目前としながら、ここまで足踏みが続いてきたが「4度目の正直」へ、井口監督が救援陣のスクランブル登板を予告した。3ゲーム差の2位・オリックスとの3連戦に向け、合言葉は「K・K・C・M」。唐川、国吉、千隼(佐々木)、守護神・益田の頭文字だ。
「まずは3連戦の頭をしっかりとることが大事。火曜日から大事な戦いが続くので、中継ぎは総動員で戦わなければいけない」。
28日の試合に勝てば、待望のマジック18が初点灯となる中で、新たな「勝利の方程式」を思い描く。開幕当初はハーマン、唐川、益田でスタートしたが、6月にハーマンが腰痛、唐川も首痛で一時離脱。その間に、佐々木千がセットアッパーとして台頭し、圧巻の防御率1.08で救援だけで開幕8連勝を挙げた。DeNAから移籍した国吉も2勝2セーブ11ホールドをマークし、後半戦では益田との3人で勝ちパターンを形成した。
そんなブルペンの布陣も、ここに来てさらに変化。前カードの西武戦から唐川が合流。2試合に登板しいずれも無失点と好投し、「これからもっと大事な試合が入ってくる。それに向けて調子を上げたい」と力を込めた。
ベテランが以前と変わらぬ投球を示したことで、井口監督も「唐川は6、7、8、9回、そこでいくと思う」と明かした。疲労などから、16日のソフトバンク戦を最後に8日間登板がなかった益田も、25日の西武戦に登板し今季34セーブ目を挙げた。大一番を前に、厚みはさらに増した。
先発投手が5回まで投げたら、6回から「K・K・C・M」を惜しみなく投入する。今日こそ、必ず千葉でマジックを点灯させる−。防御率1点台の最強カルテットがマウンドに上がれば、51年ぶりの瞬間は訪れる。
ロッテは1974年以来47年ぶりの勝率1位でのリーグ優勝に向け、2021年チームスローガン「この1点を、つかみ取る。」に加え、「善戦はいらない。勝利だけ。」という特別ポスターを作製した。
28日からZOZOマリンなどで約200枚が掲示される。球団広報室は「リーグ1位でのリーグ優勝を目指して残り試合、勝ち続けていくという強い思いを込めたポスターになる。熱い応援よろしくお願いします」とコメントしている。
元プロ野球ロッテ投手で、野球解説者の黒木知宏氏(47)が、26日放送のTBSラジオ「日本生命presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7:00)にゲスト出演。パ・リーグ首位を快走する古巣ロッテで最も期待している選手を明かした。
黒木氏は首位ロッテのなかで最も注目している選手を問われると「僕は小島投手を推してます」とキッパリ。プロ3年目で自己最多9勝(番組放送時は8勝)をマークする活躍を見せている左腕の名前を挙げ「前回、前々回でしたか9回完投した時に、僕がちょうど中継させてもらったんですよ。ピッチャーというのは1度完投を経験しないと、初回から9回までどこで力を入れたらいいかとか、抜いたらいいかとか、自分のスタミナの限界はどこなのかとか、メンタル的な限界点がどこなのかって投げ切ってみないと分からないんですよ」と完投の重要性を力説。
「彼はそういうことをやって成長していかないといけないピッチャーだと思っていた。そしたら(目の前で)ホームランは打たれましたけど完投してくれて良かったーーーと喜んでいたら次の試合では完封。それはもう完璧な内容でした。ゆったりしたフォームでそれとは違う鋭いボール投げるという理想的なフォームだと感じました」と2試合連続の完投を好評価した。
すると石橋は小島投手に対し「彼は甲子園に浦和学院で出場していて足つっちゃった、というイメージ。それから早稲田行ってプロ入ってももう1つ俺は脱水症状で足がつっちゃったイメージが離れなくて、ここで9回投げ切ったってところで甲子園の脱水症状をついに“克服”した感じがしたんですけどね」とコメント。
黒木氏は「(小島投手は)入団した時よりも間違いなくレベルアップしていて、球の強さもスピードも出てますよね。これから左のエースピッチャーとして中心で回らないといけない存在だと僕は思ってます」と期待の高さを示していた。
浦和学院の小島投手は8回まで10失点しながらも続投。10−10の9回、左足が痙攣しながらも2死まで取るが、ヒットを許したところで無念の降板。後を受けた投手がタイムリーを打たれサヨナラ負けを喫した。
元プロ野球ロッテ投手で、野球解説者の黒木知宏氏(47)が、26日放送のTBSラジオ「日本生命presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7:00)にゲスト出演。パ・リーグ首位を快走する古巣ロッテの“強さの秘密”について明かした。
黒木氏は石橋貴明(59)から“ロッテの強さの秘密”について問われると「僕はマネジメント能力じゃないかと思います」とコメント。「選手が大きな怪我をすることなく1年間起用してるじゃないですか。長期離脱する選手もいないですし、主力の選手が1年を通して戦い続けてるっていうのが1つあるんですよね。選手がガス欠しそうな時には休ませてみたりとか、ピッチャーのブルペンの起用法も3連投以上はさせないとか」と続けた。
これに石橋は「あっそうですよね益田投手とか、絶対回さないですよね」とコメント。黒木氏は「3連投させると必ず1日か2日は空けるとか。そういうマネジメントというか(選手起用の)回し方が上手いんですよ。試合見ててもなぜここで使わないのかな?と思っていたら実は2連投しているから使わなかったりとか、ちょっと点差が開いて厳しいなと思ったら、良い選手を使わずにロングイニングを投げさせてみて他の選手を守ることをしてみたりとか、勝負すべき試合をうまく見極めている」と説明した。
さらに東京五輪の開催もプラスに働いたと指摘。理由として「オリンピック期間中に非常にうまく調整できたんじゃないですかね。ロッテからは(日本代表として)誰も選手が行かなかったので。選手たちが1回、そこで疲れを落として1ヶ月の間に調整をしっかりかけて、いい形で(後半戦へ)入れた。他のチームは五輪から戻ってきた選手がちょっとバランス取れていないなというところがあった」と答えた。
すると石橋が「なるほどね。だから後半戦は(他の5チームが)ほとんど勝率五分なのにロッテだけが大きく勝ち越し。だからバーンと抜けちゃった」とコメント。黒木氏は「1ヶ月ぐらい試合間隔が空くと調整難しいですよ。落としすぎてもいけないですし、じゃあミニキャンプできるかといえばそうでもないですし。ピッチャーのイニング数を計算して、後半戦どのチームと対戦するか分かってますから、どのピッチャーを再編してローテを組んで逆算するのかとか考えると結構難しいですよ。ただそれが上手く出来たのがロッテだった。それがちゃんと結果として出てますよね」と後半戦の入り方に成功したことも首位快走の大きな要因になっているとした。
ロッテはレギュラーシーズン最終盤を迎えるにあたり、1974年以来47年ぶりの勝率1位でのリーグ優勝に向けて、2021年チームスローガン「この1点を、つかみ取る。」に「善戦はいらない。勝利だけ。」という勝利への強い思いを加えた特別ポスターを制作し、9月28日のオリックス戦(ZOZOマリン)からZOZOマリンに掲示する。
ポスターは球場各所やマリーンズストアなどで約200枚が掲示される。また、マリーンズストアミュージアム店、スタジアム店、海浜幕張駅前店では9月28日の開店時から「善戦はいらない。勝利だけ。この1点を、つかみ取る。」特別ポスター(1枚)を5000円(税込)以上購入の方に先着でプレゼントする。
球団広報室は「47年ぶりのリーグ1位でのリーグ優勝(前後期制を除くと51年ぶり)を目指して残り試合、勝ち続けていくという強い思いを込めたポスターになります。そして28日からは2位オリックスをZOZOマリンスタジアムに向かえての大事な3連戦となります。勝てば実に51年ぶりとなるリーグ優勝マジック点灯ということで大きな注目が集まる一戦になりますので、ファンの皆様も熱い応援よろしくお願いします」とコメントしている。
ロッテが勝利の方程式4人体制で“6度目の正直”に挑むことが27日、分かった。チームは6月に首痛で抹消されていた唐川が24日から復帰。現在は主に7回から国吉、佐々木千、益田が勝ちパターンとして投げているが、井口監督は「6〜9回のそこにいくんじゃないですか」と前半戦まで勝利の方程式を担っていた唐川を6回に当てはめる戦略を明かした。
後半戦は3連投が相次ぎブルペン陣への負担も大きいが、ここまで救援防御率はリーグトップの2.73。唐川は「僕が入ることによって、少しでも負担が緩和されて力になれれば」と意気込んだ。さらには25日の西武戦でチームの連敗を止めたドラ4・河村も今後ローテ入りする方針。厚みの増した投手陣で挑む。
28日の2位・オリックスとの直接対決に勝利すれば51年ぶりとなるM「18」が点灯する。ここまでマジックに王手をかけながら5度足踏みしているが「まずは頭を取る」と指揮官。天王山で一気に勢いに乗る。
ロッテは27日、1974年以来47年ぶりとなる勝率1位でのリーグ優勝に向け、チームスローガン「この1点を、つかみ取る。」に「善戦はいらない。勝利だけ。」という勝利への強い想いを加えた特別ポスターを28日のオリックス戦(ZOZO)から掲示することを発表した。
ポスターは球場内各所やマリーンズストアなどで約200枚が掲示され、マリーンズストアミュージアム店、スタジアム店、海浜幕張駅前店では税込み5000円以上購入した人に特別ポスターを先着でプレゼントする。
球団広報は「47年ぶりのリーグ1位でのリーグ優勝(前後期制を除くと51年ぶり)を目指して残り試合、勝ち続けていくという強い想いを込めたポスターになります。そして明日28日からは2位オリックスを向かえての大事な3連戦となります。勝てば実に51年ぶりとなるマジック点灯ということで大きな注目が集まる一戦になりますので、ファンの皆様も熱い応援よろしくお願いします」とコメントした。
井口監督が優勝マジック点灯がかかる28日からの2位・オリックス3連戦(ゾゾ)で、中継ぎ陣を総動員する考えを明かした。これまで7回から必勝リレーを展開するケースが多かったが、守護神の益田を筆頭にハーマン、国吉、佐々木千、唐川と役者はそろっている。「まずは頭(初戦)を取ることが大事」と救援陣を早めに投入する可能性も示唆した。
今年のドラフト会議は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、昨年同様のオンライン形式で実施される予定だ。一昨年までは、会場に抽選によって当選した観客を入れて開催されていた。
昨年は各球団が用意された個室からリモートで参加。1巡目指名が競合となった場合はくじ引きとなるが、代表者が別部屋に移動して抽選を行った。
2巡目指名はウエーバー方式(シーズン順位の逆順)で行い、以後は折り返しで指名。19年以降はウエーバー優先権が両リーグで1年置きに交互となり、今年はセ・リーグの6位チームから2巡目の指名を行う。シーズン中の会議開催のため、昨年同様にドラフト会議前日の順位が適用される見込みだ。
西村康稔経済再生担当大臣は27日、都内でスポーツ関係者との意見交換を行い、新型コロナウイルスのワクチン接種証明書などを使ったイベントの人数制限緩和について、プロ野球やサッカーJリーグなどで実証実験を実施する考えを示した。実験は早ければ10月中にも始まる見通しだ。
日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は「感染状況がどのように変遷していくのか誰も読めないので、状況に即してどのような緩和ができるか内容を説明した」と話した。
ロッテは27日、1974年以来47年ぶりの勝率1位(当時はシーズン前後期制)でのリーグ優勝に向けて、特別ポスターを制作すると発表した。2021年チームスローガン「この1点を、つかみ取る。」に「善戦はいらない。勝利だけ。」という勝利への強い想いを加えたもの。28日・オリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)からZOZOマリンスタジアム各所やマリーンズストアなどで約200枚が掲示される。
また、マリーンズストアミュージアム店、スタジアム店、海浜幕張駅前店では28日の開店時から特別ポスター(1枚)を、5000円(税込)以上の商品購入者に先着でプレゼントする。
ロッテ広報室は「47年ぶりのリーグ1位でのリーグ優勝(前後期制を除くと51年ぶり)を目指して残り試合、勝ち続けていくという強い想いを込めたポスターになります。そして明日28日からは2位オリックスをZOZOマリンスタジアムに向かえての大事な3連戦となります。勝てば実に51年ぶりとなるリーグ優勝マジック点灯ということで大きな注目が集まる一戦になりますので、ファンの皆様も熱い応援宜しくお願いします」とコメントした。
パ・リーグ首位を走るロッテが、9月26日の試合で苦手とする西武に勝利し、このカードを2勝1敗で勝ち越した。
この3連戦で目を引いたのは、ロッテの中継ぎ陣だ。第3戦では、6回4失点(自責2)で降板した先発・小島和哉のあとを受けた東妻勇輔、佐々木千隼、田中靖洋がそろってノーヒットピッチングを披露。それぞれ任された1イニングを完璧に抑えてみせた。
この3連戦でロッテ中継ぎ陣が許した失点は、1点差で敗れた9月24日の第1戦で田中が喫した1失点(自責0)のみ。今季のロッテ中継ぎ陣の安定感を物語る。
とくに勝ちパターンの投手達は盤石だ。DeNAからのトレードが完全にハマった国吉佑樹の他、佐々木千隼、唐川侑己、田中、不動の守護神・益田直也らの防御率は、いずれも1点台である。
このところのロッテ中継ぎ陣の安定ぶりは、月間成績を見ればよく分かる。9月のロッテの月間救援防御率は、何と1点台前半の「1.43」。もちろん、これは12球団トップの数字だ。また、8月の月間救援防御率も「1.87」と優秀な数字を残している。
一般的にシーズンの疲れの影響が表れるといわれるシーズン終盤にきて、これだけの数字を残せることはそうはないだろう。それまでペナントレース首位を走っていたオリックスを9月上旬に抜き去ってじわじわと首位固めができているのも、この中継ぎ陣の存在があるからだ。
これまでのプロ野球の歴史を振り返ってみても、ペナントレースを制するチームの多くに盤石の勝ちパターンを形成するという特徴が見られる。今季のロッテは、まさにその特徴を持つチームだ。
9月28日からは、2位・オリックスとの首位攻防戦に臨むロッテ。47年ぶりとなるリーグ1位での優勝に向かってひた走るチームを、頼もしい中継ぎ陣が力強く支えていく。
※数字は9月26日終了時点