ロッテが3連勝を飾った。1回に荻野、マーティンのソロで2点を先行し、5回に失策と内野ゴロの間の得点で2点を加えた。河村が6回2失点で4勝目。終盤は国吉、佐々木千、益田とつないで逃げ切った。西武は4連敗を喫した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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埼玉西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | x | 4 |
とにかく明るいロッテが3連勝だ。初回2本塁打で波に乗った。不動の1番、荻野貴司外野手(35)が9号先頭打者本塁打で先制。
前日戦列に戻ったレオネス・マーティン外野手(33)もチームトップの26号ソロで続いた。ルーキー河村説人投手(24)は自身4連勝となる6回2失点の投球で援護に応え、首位オリックスを猛追。0.5ゲーム差に迫った。
ベテランが勢いづけた。荻野は1回、立ち上がりが高めに集まった西武本田の直球を左翼席へ。1周すると、お笑い芸人ゆってぃのネタ「ワカチコ、ワカチコ」に似た動きで両肘を上下させながらベンチ前を駆け抜けた。「非常にワクワクしていたので思わずやってしまいました」と照れ笑いを浮かべる。前カードの楽天戦から始めた、安打の“ワクワクポーズ”だった。
まもなく36歳を迎えるシーズン。12年目で初の全試合出場が現実味を帯びてきた。この日で126試合目。19年の125試合を超えて自己最多を更新した。高い出塁率に、いまだ20盗塁を記録する健脚。「しんどい時もありますけど、何とか体にむち打って、優勝目指して頑張っています」。五輪による公式戦中断期間に体を休められたこと、守備の負担を考慮されて主に左翼に就いていることも助けになった。
井口監督は「ケガがなければこれだけできる。彼に代わる選手は今のところいない」と、全幅の信頼で開幕から1番に置く。頼もしい生え抜き最年長に助っ人が続いた。右足骨折を押して復帰2戦目のマーティンが、2死から右中間ソロ。前夜の第1打席も右中間への打球がフェンスを直撃した。わずか4打席後、柵を越えた。「オギさんに続くことができたよ」。さらに流れをたぐり寄せた。
ゲームセット直後、二塁付近では中村奨とエチェバリアが勝利のダンスを舞った。言い出したのはマーティン。内外野に「何かやろうぜ」と声をかけた。外野手は…と言えば、控えめに集まって肩を組んでいる。ワクワクポーズを頑張った荻野だが、本来はヒーローインタビューも「苦手」な恥ずかしがり屋。「あの、あまり派手な外野陣ではないので、地味にやろうということで」。ワクワク、踊って、肩を組む。それぞれのやり方でムードを高めた。いよいよオリックスに0.5差。首位を奪回する。
荻野の今季5本目の先頭打者本塁打が勝利打点(V打)になった。ロッテの今季V打3傑は(1)レアード10(2)荻野9(3)マーティン8。1番打者ながら貴重な打点が目立つ。この日4打席に立ち、出場126試合、570打席は19年の125試合、569打席をそれぞれ上回る自己最多。ここまでチーム全試合を1番打者でリードする。21日で36歳になるが、83年福本(阪急)に並ぶ最年長の「全試合1番」へあと17試合だ。
ロッテのルーキー河村説人投手が自身4連勝の4勝目を挙げた。
犠飛とソロを打たれたが、7月の先発転向後、登板4試合全てで5回以上、2失点以下と安定している。二塁に走者を背負った3回は、中堅岡のダイビングキャッチに助けられ「絶対抜けたと思った。捕ってくれて本当に救われました」とベンチで感謝を述べた。チームの貯金増に貢献し「勝ちが付いているのは素直に嬉しい」と笑った。
ロッテのルーキー河村説人投手が無傷の4連勝。開幕から4連勝以上の新人は15年高木勇人(巨人=5連勝)以来。
ロッテの投手では50年荒巻淳(6連勝)52年宮崎一夫(5連勝)56年小野正一(4連勝)に次いで球団65年ぶり4人目。
ロッテ佐々木朗希投手(19)が先発する7日の楽天戦(ZOZOマリン)に向けて調整を行った。
9月10日以来の登板に「できることを精一杯やれたら。1ヶ月ぶりなのでしっかり投げられるように」と意気込んだ。腰の張りで9月23日ソフトバンク戦を登板回避したため、結果的に3試合連続で楽天が相手となる。前々回は5回無失点で白星、前回は8回2失点といずれも好投。「いい状態をキープしながらやりたい」と話した。
ロッテは6日、「マリーンズ・ジュニア2021」のメンバーが決定したと発表した。6月28日から7月11日まで球団公式ホームページで募集を行い、632人から選考会を経て16人が選抜された。
監督は球団OBの小林宏之(マリーンズ・ベースボールアカデミーテクニカルコーチ)、コーチは栗田雄介(同テクニカルコーチ)と田中雅彦(同テクニカルコーチ)が務める。
マリーンズ・ジュニア2021は12月28日から30日に神宮と横浜スタジアムで開催される「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2021」に参加する。
メンバーは以下の16人。
小林宏之監督は「今年のチームは16人全員が複数ポジションを守ることができる守備力の高いチームです。持ち前の守備力からリズムをつくり、攻撃につなげていきます。2010年以来の優勝を目指して頑張ります。応援よろしくお願い致します」とコメントした。
ドラフト会議が10月11日に行われる。12球団の補強のポイントはどこなのか。各球団担当記者がポジションと年齢で見たチーム編成分布図とともに解説する。
井口監督は補強ポイントについて「全部ですよ」と即答する。2年連続で優勝争いに入るものの、常勝軍団へ向けて補強にぬかりはない。19年は佐々木朗、20年は中森と、将来のエース候補を上位で獲得。今年も彼らと競い合える高校生投手の上位指名が基本線になることが予想される。12球団から熱視線を浴びる3投手の中で、市和歌山・小園にもスカウト陣が定期的に視察し、実力を見定めてきた。一方で今季は先発陣が低調で、即戦力が必要なチーム状況もある。最終的な決断が注目される。
故障で捕手離脱が相次いだシーズンでもあった。現有戦力と比較した上で中大・古賀、市和歌山・松川ら上位候補達の存在をどう判断するかも、注目ポイントになる。年齢バランスでは二遊間を守れる高校生も必要か。和田を筆頭に育成出身選手、育成選手らが1、2軍で輝いた1年。育つ環境が整いつつある。
投手 | ||
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左投げ | 年齢 | 右投げ |
40 | ||
39 | ||
38 | ||
37 | ハーマン | |
36 | ||
35 | 美馬 | |
34 | 田中 | |
松永 | 33 | 石川、大嶺 |
32 | 唐川、南、益田、フローレス | |
31 | 石崎 | |
ロメロ | 30 | 東條、西野、国吉 |
29 | ||
永野 | 28 | |
27 | 佐々木千 | |
土肥、山本大貴 | 26 | 二木 |
中村稔、小島 | 25 | 東妻、小野、岩下 |
本前 | 24 | 河村 |
成田、鈴木 | 23 | 種市 |
22 | ||
21 | 古谷、土居 | |
20 | 佐々木朗、横山 | |
19 | 中森 | |
18 | ||
捕手 | ||
左打ち | 年齢 | 右打ち |
40 | ||
39 | ||
38 | ||
37 | ||
36 | ||
35 | ||
34 | ||
33 | ||
32 | ||
31 | ||
30 | 吉田 | |
29 | 江村、加藤 | |
28 | 柿沼 | |
27 | 田村、宗接 | |
26 | ||
25 | ||
24 | 植田 | |
佐藤都 | 23 | |
22 | ||
21 | ||
20 | ||
19 | ||
18 | ||
内野手 | ||
左打ち | 年齢 | 右打ち |
鳥谷 | 40 | |
39 | ||
38 | ||
37 | ||
36 | 小窪 | |
35 | ||
34 | レアード | |
33 | ||
高浜 | 32 | 井上、エチェバリア |
31 | ||
30 | 三木 | |
29 | 中村奨 | |
藤岡 | 28 | |
27 | 松田 | |
26 | ||
25 | ||
福田光、平沢 | 24 | |
小川 | 23 | 茶谷 |
安田 | 22 | 西巻 |
21 | ||
20 | ||
19 | ||
18 | ||
外野手 | ||
左打ち | 年齢 | 右打ち |
40 | ||
39 | ||
38 | ||
37 | ||
36 | 荻野 | |
35 | ||
角中 | 34 | |
マーティン | 33 | |
福田秀 | 32 | |
31 | ||
30 | 岡 | |
29 | ||
菅野 | 28 | |
27 | ||
26 | ||
25 | ||
高部 | 24 | |
23 | ||
和田 | 22 | |
藤原 | 21 | 山口 |
20 | ||
19 | 西川 | |
18 |
パ・リーグ2位のロッテは6日、西武24回戦(ZOZOマリン)に4−2で勝ち、3連勝で首位・オリックスとのゲーム差を0.5に縮めた。開幕から全126試合に「1番」で先発出場している荻野貴司外野手(35)が、今季5本目の初回先頭打者本塁打を放って勝利に大きく貢献。優勝へのマジックナンバーは最短で9日に「11」で初点灯する。
感触十分。通算11本目となる初回先頭打者アーチを左翼席にたたき込んだ荻野は、ホームベースを踏んで一塁側ベンチ前に戻ると、両拳を握って両脇を開け閉めする謎パフォーマンス≠披露した。
「非常にワクワクしたので、思わずやってしまいました。ワクワクしたらやりたいですね」。
誰が呼んだか、その名も「ワクワクポーズ」。いきなり飛び出したリードオフマンの9号ソロと、ナインの間でブームの兆しを見せるポーズにチームは大盛り上がり。2死では、右足甲の骨折から前日5日に復帰したマーティンが9月8日以来の本塁打となる26号ソロで続いた。
楽天戦が雨天中止となった今月1日に首位から2位転落。その後、荻野が出塁するたびに塁上で繰り返してきたのが「ワクワクポーズ」だ。すると、2日までの4連敗から3連勝と再び上昇気流に乗り、ついに首位・オリックスに0.5ゲーム差。1日以来の再接近を果たしたというから効果てき面(?)だ。
それでも、ヒーローは「あまりオリックスのことを気にしてもしようがない。自分達が一戦一戦、勝ちを目指してやるだけ」。試合が終われば浮かれることなく、残り17試合を戦い抜くことを誓った。
社会人のトヨタ自動車からドラフト1位で2010年に入団。バットを短く持つ特徴的なフォームで、今季リーグトップの152安打を記録する。先頭打者本塁打は、これで山崎裕之と並ぶ球団2位の通算11本目。先頭弾を放った今季5試合は4勝1分けという不敗神話≠燉鰍烽オい。
荻野は、今季初のお立ち台で「ぜひワクワクされている方はやっていただけたら」と、ファンに「ワクワクポーズ」のススメを説いた。9月30日以来の首位浮上は目前。1シーズン制では1970年以来51年ぶりとなるマジック点灯は最短で9日だ。もうドキドキ、ワクワクが止まらない。
リーグ2位のロッテは逃げ切り、3連勝。1回に荻野が9号の先頭打者本塁打、マーティンが26号ソロを放ち、2点を先行すると5回には2点を加えた。先発の河村は6回4安打2失点で4勝目。7回からは国吉、佐々木千、益田とつないだ。ぐんぐん伸びた打球が右中間スタンドに突き刺さった。主砲のマーティンが、右足甲骨折から復帰後初アーチだ。
「しっかり自分のスイングができたよ。オギサン(荻野)に続くことができてよかったよ」。
「4番・DH」でスタメン出場し、1−0の1回2死で西武先発・本田の直球を捉え、シーズン自己最多となる26号ソロを放った。
9月19日の日本ハム戦(札幌ドーム)で自打球を当て、右足中間楔状骨を骨折して20日から11試合欠場。前日(5日)に復帰して2試合目、通算5打席目のアーチだった。
お膳立ては荻野の今季5本目となる先頭打者アーチ。直球を強振して左越え9号ソロを放ち「今ヒットを打ったら塁上でやっているワクワクポーズがやれるようにと思い、打席に入りました。次の打席もワクワクポーズができるように頑張ります」と生還後に両脇を同時に揺らした。
9月8日オリックス戦(ほっと神戸)以来1ヶ月ぶりの本塁打を打ったマーティンは、4回に三邪飛で凡退。だが、6回に左前打で出塁した。
首位オリックスを追いかける2位ロッテ。打線の援護を受けた先発のドラフト4位・河村(星槎道都大)は、自身プロ最長の6回を投げて4安打2失点に抑えた。ロッテは4連敗後の3連勝を目指し、首位オリックスをぴたりと追走する。
ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が「4番・DH」でスタメン出場し、1−0の1回2死で先発・本田から右中間へ26号ソロ。右足中間楔状骨骨折から復帰後初アーチを放った。
9月19日の日本ハム戦(札幌ドーム)で自打球を当て、20日から11試合欠場した。10月5日の西武戦(ZOZOマリン)で復帰出場し、1回2死一塁から先制の右中間適時二塁打を放つなど4打数1安打1打点。復帰2試合目、5打席目のアーチだった。
ロッテ・荻野貴司外野手(35)が今季5本目の先頭打者本塁打をたたき出した。「1番・左翼」でスタメン出場し、1回に先発・本田から左越えに9号ソロを放った。
荻野はプロ12年目の今季、開幕から全126試合にスタメン出場。リーグトップの152安打をマークしている。
ロッテ・佐々木朗希投手(19)が、7日の楽天戦(ZOZOマリン)の先発に備えて調整し「自分のできることを精一杯やれたらなと思います」と話した。自然体で1ヶ月ぶりの1軍戦登板を果たす。
1軍デビューしたプロ2年目の今季は、8試合に先発して2勝2敗で防御率3.05。9月23日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に先発予定だったが、腰の張りを訴えて登板を回避した。結果的に3試合続けて楽天戦登板となる。
前々回8月28日は敵地でプロ2勝目。前回9月10日は本拠地で自身プロ最長の8回を投げ、2安打2失点に抑えるなどいずれも好投した(勝ち負けつかず)。最速163キロを誇る令和の怪物≠ヘ「いい状態というのをキープしながら」と本拠地初勝利、プロ3勝目を狙う。
ロッテは6日、「マリーンズ・ジュニア2021」のメンバーが決まったと発表した。メンバーは6月28日から7月11日まで球団公式ホームページで募集を行い、632人が応募し、選考会を経て16人が選抜された。監督は球団OBの小林宏之(マリーンズ・ベースボールアカデミーテクニカルコーチ)、コーチは栗田雄介(同テクニカルコーチ)と田中雅彦(同)が務める。
チームは12月28〜30日に明治神宮野球場と横浜スタジアムで開催される「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2021」に参加する。メンバーは次の通り。
ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が10月5日の西武戦(ZOZOマリン)で、右足甲骨折から12試合ぶりに復帰し、1回の1打席目で先制の右中間適時二塁打をたたき出した。
9月19日の日本ハム戦(札幌ドーム)で自打球を当て、2日後の21日に右足中間楔状骨の骨折が判明した。19日から3日間は歩けなかったが周囲の予想を上回り、わずか半月で復帰を果たした。
肉体的な強さはもちろん、心も強い。マーティンはメンタルの部分について「あまり言いたくないんですけど、育ってきた環境があまり裕福な感じではなかったので、何かを得るには一生懸命やらないといけない」とハングリーさを強調した。
さらに「プロとして17年間プレーしているのですが常に毎日毎日、全力で努力しないと何かを成し遂げることはできないと自分では思っている。それがひょっとしたら、強い何かを築いている理由なのかな、と思います」と続けた。
骨は折れたまま。負傷前につけていなかったレガースを右足甲の上に装着し、4日に行われた2軍練習試合で本塁打を放ち、5日の1軍復帰につなげた。欠場中、中村奨や荻野が帽子にマーティンの背番号79を記した。角中はマーティンのリストバンドはめて共闘≠オ続けていた。
今季で来日3年目の主砲は「17年間キューバ、アメリカ、日本でプレーしているが、こんなに素晴らしいチームメートを持ったことがないというぐらい」と深く感謝し、強いロッテ愛を抱く。
9月中旬に来日した家族が、5日に今年初めて球場で生観戦。一家の主は「家族の存在は大きいですね。気持ちが落ち込んでいるときも、歩けなくなったときも家族が助けてくれた」と夫人、4人の子供(11歳、9歳、5歳、1歳半)にも感謝の言葉を口にした。
マーティン不在の11試合は4勝7敗だった。首位オリックスとのゲーム差は1.5。主砲の戦線復帰をきっかけに、2位ロッテが復活ののろしをあげる。
その興奮は1、2度では抑えられなかった。実に6度。ロッテ・河村は右手でグラブを叩き続け、ピンチを切り抜けるスーパープレーを称えた。
痛烈な打球が左中間を襲った。「最悪だ。完全に抜けた」。同点も覚悟した。1点リードの3回2死二塁。中村に投じた直球を捉えられた。ところが、中堅手・岡が一直線に打球を追いかけ、最後はダイビングキャッチ。「感情を抑えながら投げたい。そんな理想を持っている」としているルーキーだが、こんなスーパープレーを見せられたら自然と感情があふれ出た。
6回に中村にソロを浴びたが、自己最長イニングで4安打2失点。「球速が出なかったが、出ない日は最後まで出ないので変化球を交ぜながらやった」。1メートル92の長身から150キロの速球も誇るが、この日は140キロ台前半。優勝争いを繰り広げる中で、割り切って打たせる投球に徹する老練ぶりだった。
開幕から中継ぎ起用され、7月からは先発転向し、無傷の4連勝。チームは1974年以来となる「勝率1位」でのリーグ優勝へ進むが、河村がより古い球団史を呼び起こした。新人投手の開幕4連勝は、球団では毎日時代の1956年に左腕・小野正一がマークして以来、実に65年ぶり。通算184勝でプロ野球歴代13位の通算2244奪三振を誇る小野は、シーズン33勝、同258奪三振、13連勝など数々の球団記録を持つレジェンドだ。
3連勝となったチームは敗れた首位オリックスに0.5ゲーム差に迫った。井口監督は「丁寧に投げてくれた。序盤は中継ぎで頑張って、大事なところで先発に回っていい仕事をしてくれている」と新人右腕を称賛。亜大を中退し、星槎道都大に再入学してドラフト4位で入団した苦労人。「入団した時から優勝に貢献したいというのが、ずっと目標にあった」。しびれる争いの中で、河村が欠かせない戦力となった。
パは首位のオリックスが敗れ、2位のロッテが勝利。ゲーム差は0.5に縮まった。ロッテの最短マジック点灯日は9日で、7日の楽天戦から9日の日本ハム戦で3連勝か2勝1分け、その間にオリックスが連敗すればM11が出る。なお、オリックスの最短M点灯は12日。7日から4連勝し、ロッテが5連敗の場合はM6が出る。
初回のソロ2発が効いた。ロッテの先頭・荻野が本田から今季5本目となる先頭打者アーチの左越え9号ソロ。ベンチ前でナインに出迎えられると、両脇を上げ下げする「ワクワクポーズ」を披露し、「これからもワクワクしたらやりたい」と笑った。
2死後にはマーティンが右中間席へ26号ソロを叩き込んだ。右足甲の骨折から前日に復帰したばかりだが「しっかりとしたスイングができた」と9月8日以来となる復活弾にご機嫌だった。
腰の張りで、9月23日のソフトバンク戦を登板回避した佐々木朗が、7日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発する。
前回登板から約1ヶ月、間隔が空いたが「キャッチボールやブルペンでは悪くない」とし、腰の状態も「大丈夫です」とキッパリ。3試合連続で楽天相手の登板となる。
過去2試合は計13回で2失点で、8月28日にはプロ2勝目を飾った。「自分から崩れないようにしたい」と今度は本拠地初勝利を目指す。
ロッテは先発の河村が6回2失点の好投で無傷の4連勝。打線も初回から荻野の先頭打者本塁打とマーティンの26号ソロで2点を先制して快勝し、チームは3連勝となった。
河村は優勝争いをする中での先発登板となったが「1位のオリックスさんもずっと負けていないのでこっちも負けないようにと思ってマウンドに上がりました」と語り、「ランナーを出すことが多くて苦しいピッチングになったんですけど、守備の方々が要所で良いプレーをしていたので投げ切ることができました」と自身の投球を振り返った。
3回に岡が見せたダイビングキャッチのファインプレーについては「本当にすごかったです」と称賛。最後に「あと20試合ないぐらいですけど厳しい戦いが続くと思いますが皆さんの声援が力になると思うので応援よろしくお願いします」とファンへメッセージを送った。
ロッテは先発の河村が6回2失点の好投で無傷の4連勝。打線は初回から荻野の先頭打者本塁打とマーティンの26号ソロで2点を先制して快勝し、チームは3連勝となった。
荻野は初回先頭打者本塁打について「初回のピンチを河村が防いでくれたので良い流れで打席に入ることができました」と話し、「凄くワクワクしていたので思わず(ワクワクポーズを)やってしまいました」とベンチ前で見せたワクワクポーズについて笑顔で説明。ファンも一緒にやって欲しいとお願いした。
今季5本目の先頭打者本塁打となったが「ホームランは狙ってないですけど、自分のスイングをしっかりして塁に出ることを考えてやってます」と謙虚に答え、ここまでのシーズンについても「しんどいときもありますけど体にムチを打って優勝を目指して頑張ってます」と振り返った。最後に「1戦1戦しっかり戦うだけなので優勝を目指して一緒に頑張りましょう」とファンへメッセージを送った。
ロッテは先発の河村が6回2失点の好投で無傷の4連勝。打線は初回から荻野の先頭打者本塁打とマーティンの26号ソロで2点を先制して快勝し、チームは3連勝となった。
7月7日のソフトバンク戦(ZOZO)で初先発してから3戦3連勝中でこの日の先発を迎えた河村。初回から出塁を許したものの無失点に抑えた。2−0の2回に1死二、三塁から柘植の中犠飛で1点を失ったが、その後は3回〜5回まで無失点投球。4−1の6回2死走者なしで中村に一発を浴びて2点目を失うも、6回78球を投げて4安打2失点で無傷の4勝目をマーク。河村が降板後は、国吉、佐々木千と継投し、9回は守護神の益田が試合を締めて今季36セーブ目をマークした。
打線は初回に荻野の今季9号ソロとなる先頭打者本塁打で先制に成功。さらに2死走者なしで右足甲骨折から復帰2戦目だったマーティンの26号ソロで初回から2点をリードした。5回にも2点を追加した。
西武は先発の本田が5回4失点で今季3敗目。打線も1−4の6回に中村の1発で2点差に迫るがその後は得点を奪えず4連敗となった。
ロッテが初回から2発のアーチで2点を先制した。
まずは先頭・荻野が左翼席へ9号ソロ。「打ったのはストレートです。今ヒットを打ったら、塁上でやっているワクワクポーズがやれるようにと思い打席に入りました。ホームランは狙っていた訳ではありませんが打てて良かったです」と笑顔を浮かべる。
2死からは、前日に右足甲の骨折から復帰したばかりのマーティンが右中間へ弾丸ライナーで26号ソロを運んだ。9月8日のオリックス戦以来となる一撃に、「打ったのはストレート。しっかり自分のスイングができたよ。オギサン(荻野)に続くことができて良かった。まだまだチームに貢献していきたい。それだけだよ!YES!マーティン!」とご機嫌だった。
腰の張りで、9月23日のソフトバンク戦を登板回避したロッテ・佐々木朗希投手は7日の楽天戦で先発復帰する。
前回登板は9月10日の楽天戦だった。そこから約1ヶ月も間隔が空いたが「キャッチボールやブルペンでは悪くない」とし、腰の状態についても「大丈夫です」と力をこめた。
これで直近では3試合連続で楽天が相手となる。過去2試合は計13回でわずか2失点。8月28日にはプロ2勝目を飾っており、「相手も自分のことを分かっている。自分から崩れないようにしたい」と今度は本拠地初勝利を目指す。
ロッテは「マリーンズ・ジュニア2021」のメンバーを決定したことを発表した。
メンバーは6月28日から7月11日まで球団公式ホームページにて募集を行い、632人が応募し、選考会を経て16人が選抜された。
球団OBの小林宏之(マリーンズ・ベースボールアカデミーテクニカルコーチ)が監督を務め、コーチは栗田雄介(同テクニカルコーチ)と田中雅彦(同テクニカルコーチ)が務める。
マリーンズ・ジュニア2021は12月28〜30日に神宮と横浜スタジアムで開催される「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2021」に参加する。
メンバーは次の通り。
石塚太惺(勝田ハニーズ)、落合太郎(今井ジュニアビーバーズ)、北田莉玖(弥勒少年野球クラブ)、木村瑛太(打瀬ベイバスターズ)、倉方湊都(北国分ヤンチャーズ)、古賀夏音樹(龍ヶ崎ハリケーンズ)、佐藤歓太(西志津クラブ)、鈴木颯(野菊野ファイターズ)、相馬幸大(沼南フラワーズ)、竹中琉斗(今井ジュニアビーバーズ)、日高龍之介(実花レジェンド)、深野匠馬(藤崎シークレット)、古川颯太郎(浦安ベイマリーンズ)、法量章太郎(習志野台ワンパクズ)、松下寛大朗(東深井ボーイズ)、光永惺音(常盤平ボーイズ)、以上16人。
10月になっても熱気あふれる本拠で戦える喜びを、ルーキーの河村はお立ち台の上で実感した。自身最長の6回を投げて4安打2失点の力投。プロ初先発初勝利を挙げた7月7日のソフトバンク戦から負けなしの4連勝を飾り「優勝に貢献したいというのが目標。先発という形で貢献できているのは嬉しいです」とはにかんだ。
初回から走者を背負う苦しい投球で、2点をもらった直後の2回に1失点。さらに3回2死二塁で中村の打球は左中間へ。「絶対に抜けた。本当に最悪だな…」と瞬時に頭をよぎったが、中堅の岡がダイビングキャッチ。無失点で切り抜けて「本当に救われました」と好守の先輩にベンチで頭を下げて感謝。4回以降は気持ちを入れ直し、流れを渡さなかった。
プロ1年目からチームは優勝を争っており、先発の1人として緊張感のある日々を送っているが「ただファームで過ごしているよりは自分にとってもプラスになる。その重圧をうまく力にしたい」と前向き。睡眠時間も1日平均8時間は確保して、体調の維持にも成功している。マウンドでの新人離れした落ち着きは「悪いときに顔に出てしまうのはよくない。感情を抑えながら投げるのが理想」という信条からだ。
井口監督は「いい仕事をしてくれている」とチームを3連勝に導いたラッキーボーイを評価した。敗れた首位オリックスとのゲーム差は0.5。残り17試合、しびれるレースを制する。
ロッテが6日、西武に4−2で勝利して、3連勝を飾った。
初回、先頭の荻野が左翼席に9号ソロ。今季5本目となる先頭打者アーチで、チームに先制点をもたらした。一塁ベンチに戻ると「ヒットを打ったら塁上でやっているワクワクポーズがやれるようにと思い打席に入りました。ホームランは狙っていた訳ではありませんが打てて良かったです。次の打席もワクワクポーズができるように頑張ります」と両脇を開け閉めしておどけた。
2死後、今度はマーティンが26号ソロを右中間席に運んだ。9月19日の日本ハム戦(札幌D)で右足甲を骨折したが前日5日の西武戦からスピード復帰し、2試合連続打点の助っ人は「しっかり自分のスイングが出来た。オギサン(荻野)に続くことができて良かったよ。まだまだチームに貢献していきたい。それだけだよ!YES!マーティン!」と9月8日のオリックス戦以来となる一発に上機嫌だった。
投げては先発したドラフト4位右腕の河村が、6回4安打2失点の好投で今季負けなしの4連勝。ヒーローインタビューでは「オリックスも負けていないので、こっちも負けないようにという気持ちでした」と気合の投球を振り返った。
ロッテは6日、「マリーンズ・ジュニア2021」のメンバーを発表した。メンバーは6月28日から7月11日まで球団公式ホームページで募集。632人が応募し、選考会を経て16名が選抜された。
監督は球団OBの小林宏之(マリーンズ・ベースボールアカデミーテクニカルコーチ)が務め、コーチは栗田雄介(同テクニカルコーチ)と田中雅彦(同テクニカルコーチ)が務める。小林監督は「今年のチームは16人全員が複数ポジションを守ることができる守備力の高いチームです。持ち前の守備力からリズムを作り、攻撃につなげていきます。2010年以来の優勝を目指して頑張ります。応援よろしくお願いいたします」と優勝を誓った。
「マリーンズ・ジュニア2021」は12月28〜30日に神宮球場と横浜スタジアムで開催される「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2021」に参加する。メンバーは以下の通り。
骨折を抱えているとは、とても思えない。ロッテ・マーティンが、右足甲の骨折から復帰して2試合目で会心の一発を放ち、勝利に貢献。首位・オリックスに0.5ゲーム差に迫った。
「しっかり自分のスイングができた。オギサン(荻野)に続くことができてよかった」。
初回だ。荻野の今季5本目となる先頭打者本塁打で先制した後、2死を挟んで迎えた打席だった。西武・本田の5球目、外寄りの直球を右中間席への26号ソロ弾とした。
9月19日の日本ハム戦(札幌ドーム)で自打球を当て、右足甲を骨折。一時はシーズン復帰が難しいとの見方もあった中、「まだ骨は折れている」という状態ながらも前日から1軍に復帰。いきなり先制の適時二塁打を放っていた。連夜の活躍で示した存在感。優勝に向けて頼もしい限りだ。
2位ロッテが3連勝。
初回、西武先発本田から荻野の9号先頭打者本塁打、右足甲の骨折から前夜復帰したばかりのマーティンの26号ソロで2点を先制。1点差とされて迎えた5回には相手の守備の乱れをついて貴重な2点を加えた。
先発のドラフト4位ルーキー・河村は6回に中村にソロを打たれて2点差とされたものの、6回4安打2失点の好投で無傷の4勝目。7回以降は国吉、佐々木千が無失点に抑えた。9回は益田が1死一、三塁のピンチを招いたが、山川を空振り三振、柘植を右飛に抑えて、36セーブ目。
ロッテは6日、「マリーンズ・ジュニア2021」のメンバーが決定したと発表した。マリーンズ・ジュニア2021のメンバーは6月28日から7月11日まで球団公式ホームページにて募集を行い632人が応募。選考会を経て16人が選抜された。
監督は球団OBの小林宏之(マリーンズ・ベースボールアカデミーテクニカルコーチ)が務め、コーチは栗田雄介(同テクニカルコーチ)と田中雅彦(同テクニカルコーチ)が務める。12月28日〜30日に神宮球場と横浜スタジアムで開催される「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2021」に参加する。
「マリーンズ・ジュニア2021」メンバーは次の通り。
石塚太惺(勝田ハニーズ)、落合太郎(今井ジュニアビーバーズ)、北田莉玖(弥勒少年野球クラブ)、木村瑛太(打瀬ベイバスターズ)、倉方湊都(北国分ヤンチャーズ)、古賀夏音樹(龍ヶ崎ハリケーンズ)、佐藤歓太(西志津クラブ)、鈴木颯(野菊野ファイターズ)、相馬幸大(沼南フラワーズ)、竹中琉斗(今井ジュニアビーバーズ)、日高龍之介(実花レジェンド)、深野匠馬(藤崎シークレット)、古川颯太郎(浦安ベイマリーンズ)、法量章太郎(習志野台ワンパクズ)、松下寛大朗(東深井ボーイズ)、光永惺音(常盤平ボーイズ)、以上16人。
小林宏之監督は「今年のチームは16人全員が複数ポジションを守ることができる守備力の高いチームです。持ち前の守備力からリズムを作り、攻撃につなげていきます。2010年以来の優勝を目指して頑張ります。応援よろしくお願い致します」とコメントした。