わたしはかもめ2021年鴎の便り(10月)

便

10月11日

ドラフト会議

◇1位:松川虎生(まつかわ・こう)

生年月日
2003.10.20
位置
捕手
所属
市立和歌山高等学校
身長/体重
178cm/98kg
投打
右投右打
担当スカウト
三家和真
コメント
高校通算43本塁打の打てる捕手。広角に長打が打てるのが魅力で、守備もセカンド送球1.8秒台を記録する強肩。主将も務め、チームからも信頼が厚くキャプテンシーも強い。将来的には球界を代表する打てる捕手になって欲しい。

◇2位:池田来翔(いけだ・らいと)

生年月日
1999.12.11
位置
内野手
所属
国士舘大学
身長/体重
180cm/95kg
投打
右投右打
担当スカウト
福澤洋一
コメント
地元千葉県八千代市出身で将来期待の大きい中距離打者です。野球に関して真面目で向上心が高い選手。1年目からレギュラー争いに入って頑張って欲しい。2011年マリーンズジュニアメンバーで、ジュニアチーム出身初の交渉権獲得となる。

◇3位:廣畑敦也(ひろはた・あつや)

生年月日
1997.12.3
位置
投手
所属
三菱自動車倉敷オーシャンズ
身長/体重
175cm/83kg
投打
右投右打
担当スカウト
黒木純司
コメント
最速154キロの直球と変化球のコンビネーションで抑え、三振も取れるゲームメーク能力が高い選手。打者に向かっていく気持ちも強く、即戦力で1年目からの活躍も期待できる。

◇4位:秋山正雲(あきやま・せいうん)

生年月日
2003.4.29
位置
投手
所属
二松学舎大学附属高等学校
身長/体重
174cm/77kg
投打
左投左打
担当スカウト
中川隆治
コメント
地元千葉県流山市出身。小柄ながら投げっぷりが良く、打者のインサイドを強気に攻める投球が最大の武器。140キロ台後半の質が良い球を投げ、高校生でレベルが高い変化球を織り交ぜ、頭脳的なテクニックが武器の投手。期待する所は投球スタイルが確立されているので、まずはファームでローテションを投げて欲しい。

◇5位:八木彬(やぎ・あきら)

生年月日
1997.5.26
位置
投手
所属
三菱重工West
身長/体重
180cm/94kg
投打
右投右打
担当スカウト
三家和真
コメント
150キロ前後の強い真っ直ぐとフォークボールが武器でここ一番で三振の取れるパワータイプ。将来的にはリリーフとして期待のできる投手。

◇育成1位:田中楓基(たなか・ふうき)

生年月日
2003.8.23
位置
投手
所属
旭川実業高等学校
身長/体重
180cm/75kg
投打
右投右打
担当スカウト
柳沼強
コメント
MAX148キロのキレのあるストレートを投げる身体能力の高い投手。相手に向かっていく躍動感も魅力的で、将来楽しみな投手。

◇育成2位:速水将太(はやみず・しょうた)

生年月日
2000.10.26
位置
内野手
所属
富山GRNサンダーバーズ
身長/体重
174cm/67kg
投打
右投右打
担当スカウト
永森大士
コメント
守備走塁が最大の武器。小技が巧い内野手。打撃面でもコンタクト能力が高く、パワーがついてきたら面白い選手。まずは守備面で頭角を現して欲しい。

◇育成3位:永島田輝斗(ながしまだ・きらと)

生年月日
2003.11.30
位置
投手
所属
立花学園高等学校
身長/体重
180cm/85kg
投打
右投右打
担当スカウト
中川隆治
コメント
捕手から転向したパワーピッチャーで、馬力があり強い腕の振りから150キロの真っ直ぐを武器にし、多彩な変化球を投げ分ける器用さを持つ投手。ダイヤの原石タイプの投手でこれからの精度アップ次第では、早い支配下も期待できる。

◇育成4位:村山亮介(むらやま・りょうすけ)

生年月日
2003.11.12
位置
捕手
所属
幕張総合高等学校
身長/体重
186cm/108kg
投打
右投右打
担当スカウト
小林敦
コメント
高校通算38本塁打、186cm、108kgの体格に恵まれた大型捕手。幕張のアジャ2世で長打力を活かした打撃で早期支配下を目指して欲しい。高校はZOZOマリンの近くに位置し、幕張総合高校初のプロ指名。

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ロッテ逆転Vへ大一番、首位オリックスと3連戦、第3戦は佐々木朗希抜擢[ニッカン]

ロッテが逆転優勝への大一番を迎える。12日から2.5ゲーム差の首位オリックスと3連戦(京セラドーム大阪)。9月末の直接対決では本拠地で3連敗。「向こうは左が3枚来るので、打たないと」。井口監督も打線に奮起を求める。

投手ではすでに10勝を挙げた小島を第1戦に起用する。5月以来のオリックス戦登板で、安定感を増した左腕を相手はまだ知らない。「僕達は勝たなきゃ次がないので、しっかりチャレンジャーの気持ちを持って全力で頑張りたいと思います」。引き分け直前は3連敗中。久しぶりの白星で勢いに乗りたい。

経験豊富な石川でつなぎ、14日の第3戦は佐々木朗がプロ入り後初めて中6日での先発に抜擢された。残り13試合、この3日間は21年の最終順位を大きく左右する。しぶといロッテの真価が試される時が来た。

パのM点灯日
オリックス、ロッテのマジック点灯はともに最短13日。両チームは12日から直接対決3連戦。オリックスが12、13日に○○ならM6、○△(順不同)はM7。ロッテは12、13日に○○でM10。10月12日はいずれかがマジック王手となる。

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[ドラフト]ロッテ育成2位BC富山・速水将大「守備もうまい」憧れ小坂誠[ニッカン]

ロッテに育成ドラフト2位で指名されたBC・富山の速水将大内野手(20=至学館大短大)が夢への第1歩に武者震いした。

「まさか呼ばれると思いませんでした。体がすごく熱くなった」。右投げ右打ちで俊足が光るプレーヤーは、ついに夢の舞台へと向かう。

縁のある球団だという。野球を始めた小学生の頃、偶然見た、テレビの野球中継にくぎづけになった。映っていた選手は快足と好守で鳴らしていた。「僕の目標で小坂さんがいて。守備もうまい。守備の動画をYouTubeで何度も見ています」。愛知出身だが、機敏に動く小柄なロッテの選手を目で追ってきた。97年新人王で、盗塁王2回やゴールデングラブ賞4回を誇る小坂誠(現育成守備走塁コーチ)に憧れてきた。

「守備力や一塁到達タイムが自分の売りです。最初は支配下を目指し、いずれは1軍で試合に出たい」。

一塁到達タイムは3秒9台だ。1軍でも、トップクラスのスピードを武器にする。プロ入りし、韋駄天の系譜に連なりたいところだ。小坂コーチだけでなく、足のスペシャリストとして活躍する和田康士朗外野手(22)もBC・富山から17年育成ドラフト1位でロッテ入りした。後を追う速水は「同じチームですが遠い存在でした。でも(プロ入りして)遠すぎず、可能性がある」と気合を込める。174センチ、67キロと大きくない。しかも、異色の短大出身プレーヤーだ。型にとらわれず、自分だけの道を歩み、ついにここまでたどり着いた。

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[ドラフト]ロッテ育成3位永島田「心の底から嬉しい」ラプソード活用で[ニッカン]

立花学園(神奈川)の永島田輝斗投手(17)が、ロッテから育成3位で指名された。

この日は寮の食堂で黙食しながら、仲間たちと指名を待った。「最後の最後までなかなか呼ばれなくて」と不安が募ったというものの「指名していただいて、みんな本当に喜んでくれました。心の底から嬉しく、幸せな気持ちでした」と電話取材に答えた。

中学時代までは捕手で、高校入学後に投手に転向した。最速135キロだった直球が、今は150キロに到達。同校の志賀正啓監督が19年に導入した測定機器「ラプソード」で自身の球の数値や回転をチェック。今では球速アップに加え、直球の回転数もプロ級の2300回転に。「監督や仲間に使い方を教わって、練習して積み重ねてきた成果だと思います」と、伸び盛りの右腕は胸を張る。

指名後には、寮の風呂でホッと一息。仲間からは「これからだぞ」と励まされたという。「筋肉面、体作りからしっかり鍛えて、指名していただいたマリーンズのために一生懸命努力したいです」と決意を新たにしていた。

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[ドラフト]ロッテ3位の三菱自動車倉敷・広畑敦也「ずっと逆風で野球を」[ニッカン]

剛速球右腕の三菱自動車倉敷オーシャンズ・広畑敦也投手(23)は、ロッテに3位で指名された。1位指名の可能性も期待されていただけに「お集まりいただいた皆さま、本当にお待たせしてすみません」と第一声。続けて「率直に嬉しい。自分が目標にしていた世界に入れるので、夢をかなえられて嬉しいです」と喜んだ。

ダイナミックなフォームから繰り出すスピンの効いた最速154キロの直球に、緩いカーブ、スライダー、フォークを操る即戦力右腕だ。玉野光南(岡山)、帝京大を経て、社会人野球では技術に加え、メンタル面を磨いてきた。先発、リリーフともに経験豊富な右腕は「打たせて取るということを1番大事にしている。三振をバンバン取る投手ではない。打者(の特徴)を見て、打ち取る投球をプロの世界でも出していきたい」と力を込めた。

本拠地名物の「強風」を味方につけるつもりだ。ZOZOマリンについて「風が強い。野球ゲームでも10メートルくらい風が吹いている。自分は本塁打を打たれやすいので、風に乗って入らないように、ずっと『逆風』で野球ができればいいかなと思います」とニヤリ。井口監督の印象にも「野球ゲームでもすごくミートが大きかった」とユーモアを挟みつつ、「現役時代も素晴らしいバッターだった。選手に対してすごい熱い思いを持たれている印象です」と真面目に締めた。

名前の「敦也」は、熱狂的なヤクルトファンの父佳臣さん(48)の影響で、OB古田敦也氏が由来だ。母校・玉野光南の先輩でもある父について「野球が好きな父に名前をつけてもらった。父の姿を見て、野球が楽しいと思ってやらせてもらった。父と母の支えがなかったら野球ができなかった」と感謝を口にした。

「地元に恩返しがしたい」と、故郷・倉敷市に拠点を置くチームを選んだ。1年目から奮起し、チームを2年連続の都市対抗出場に導いた。プロ入りの権利もつかみ「半分くらいは恩返しできたと思う」。11月末から始まる都市対抗へ向け「地元にもう1個お土産を残していかないといけない。優勝を目指して、恩返しをしていきたい」と活躍を誓った。地元への感謝を胸に全力を尽くし、プロの舞台へと旅立つ。

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[ドラフト]ロッテ2位池田来翔「マリーンズジュニア」から初の交渉権獲得[ニッカン]

ロッテは国士舘大・池田来翔内野手(21=習志野)を2位指名し、交渉権を獲得した。

千葉・八千代市出身の池田は小学生時代に「マリーンズジュニア」に所属。12球団ジュニアトーナメントにも出場した。同チームからは昨年まで、日本ハム近藤、楽天藤平、阪神及川ら12選手がNPB入り。ロッテが同チーム出身選手の交渉権を獲得するのは初めてで、井口資仁監督(46)も「今まで獲得しようと思うと他の球団に取られたりというのがありましたけど、ようやくじゃないですかね」と笑顔を見せた。

今ドラフトの指名選手では、楽天1位の昌平(埼玉)吉野創士外野手(17)と日本ハム2位の千葉学芸・有薗直樹内野手(18)も、マリーンズジュニアの出身となる。

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[ドラフト]ロッテ井口監督「100点以上」先手先手で大満足/一問一答[ニッカン]

ロッテ井口資仁監督(46)は11日、ドラフト会議を終え「シミュレーション以上。100点満点以上のドラフトだったんじゃないかと思います。先手先手でドラフトできたんじゃないかと、今回は思います」と笑顔で総括した。

球団史上初の高校生捕手1位指名で、市和歌山・松川虎生捕手(17)の交渉権を獲得。2位では国士舘大・池田来翔内野手(21=習志野)を指名。井口監督は「去年の(現DeNA)牧みたいなイメージ。二塁、三塁といけると思います」と期待。「この2人を確実に取れたことが本当に良かった」とした。

3位では「我々はドラフト1位(候補)で考えていた選手」(井口監督)だという三菱自動車倉敷オーシャンズ・広畑敦也投手(23=帝京大)を獲得。5位の三菱重工West・八木彬投手(24=東北福祉大)とともに、即戦力として期待がかかる。井口監督は「基本的には中継ぎでとは思っていますけど、2人ともパワーピッチャーなので、キャンプから色々適性を見ていきたい」とした。

4位では、今夏甲子園で完封勝利を挙げた二松学舎大付(東京)の左腕・秋山正雲投手(18)を獲得。育成指名でもポジションのバランス良く、4選手を獲得した。

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[ドラフト]ロッテ育成1位の旭川実・田中楓基「可能性信じて待っていた」[ニッカン]

旭川実・田中楓基投手(3年)がロッテから育成1位で指名を受けた。

校内で同期の3年生に見守られながら指名を待った。支配下登録の指名が終わると、不安そうに同期の方へ視線を向けていたが、名前を呼ばれた瞬間、安堵の表情。同期からの歓声に右手ガッツポーズで応えた。「本当に嬉しいです。色々考えたけど、可能性を信じて待っていた。指名されて良かった」と笑顔で話した。

最速150キロ右腕。父正幸さん(48)は「とても素直な性格。怒鳴ったことがない。とても母(佳子さん)思いで、私達が言い合っていると『そんな言い方しなくても!』と、妻をかばうんです」と話す。その素直さが、選手としての成長を後押しした。

2年秋にあと1勝で甲子園を逃すと、帰宅後、落ち込んでいる家族の姿を見て「腹減ったー」と、明るくふるまった。田中は「3年間甲子園には出られていないが、その悔しさをバネにプロの世界で頑張りたい。1日でも早く支配下に登録されて勝てる投手になれたら」と下克上を誓う。

日本ハムから7位で指名された大阪桐蔭・松浦慶斗投手(3年)は旭川新富少年団でのチームメート。ドラフト会議前には電話で連絡を取り合い「一緒の球団になれたらいいね」などと話していた。チームは別になったが、リーグは同じ。「小さい時から競い合ってきた。早く投げ合えたら」と思い描いていた。

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[ドラフト]ロッテ1位松川虎生「城島にかぶる。球界代表する捕手に」監督[ニッカン]

ロッテは市和歌山・松川虎生捕手(17)を単独1位指名で獲得した。

井口資仁監督(46)は「捕手や二遊間は1位で指名することはなかなか難しいポジションなので、そういう意味では、本当に将来性があるというか、我々の中でもこれから球界を背負って立てる選手になると思って指名させてもらいました。獲得できたことは非常に嬉しいですし、日本一の、球界を代表する捕手に育てていきたいなと思います」と喜んだ。

映像もすでに確認済みで「僕が一緒にプレーした城島にかぶるなという思いはありました。彼も本当に日本一の捕手でしたし、そこを目指して頑張ってほしい」と元ソフトバンクの城島健司捕手に印象を重ね「人間的にも非常に素晴らしいと聞いていますし、捕手にはそういうことが一番重要視されるポジションだと思いますので、そういうところも全て含めての1位指名させていただいたところです」とした。

ロッテが捕手をドラフト1位指名するのは96年の青学大・清水将海捕手(現1軍バッテリーコーチ=当時は逆指名)以来25年ぶりで、同年にダイエーに逆指名で青学大から入団した井口監督は「25年前くらいですね、僕の時以来ですね」と笑った。

松川とバッテリーを組んだ市和歌山・小園も1位候補にリストアップしていたものの、最終的に捕手を最大の補強ポイントと判断した。恒例の縁起ものネクタイは、市和歌山のユニホームカラーである緑色。「ドラフト1位の中では2分の1でしたので」と話した。

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1位市和歌山・松川虎生、2位国士舘大・池田ら/ロッテドラフト指名一覧[ニッカン]

ロッテは11日、都内で行われたプロ野球のドラフト会議でドラフト1位で市和歌山・松川虎生捕手を引き当て、2位で国士舘大・池田来翔内野手を指名するなど計9人と交渉権を確定させた。

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[ドラフト]立花学園・永島田輝斗はロッテ育成3位、本格派右腕[ニッカン]

立花学園・永島田輝斗(きらと)投手(3年)は、ロッテが育成3位で指名し交渉権を獲得した。

最速150キロの本格派右腕。同校の自主性を尊重する指導方針のもと、先輩からのアドバイスや自ら調べた練習メニューを積んできた。

ブルペンに設置してあるボールの回転数や変化量、弾道を計るトラッキングシステム「ラプソード」を使用し、球速や回転軸を分析。注目された球速だけでなく、回転数も当初の1900から、プロ野球選手と同レベルの2300にアップした。

夏の県大会後は、プロの世界でも戦えるように体力強化に重点を置いてトレーニング。「引退してからも、課題を意識して練習しています。高校では投手陣みんなで濃い時間を過ごして、成長できたと思う」と話していた右腕が、プロへの扉を開く。

相模原市出身、180センチ85キロ、右投げ右打ち。

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[ドラフト]ロッテ5位三菱重工West八木彬「1年目からフル回転で」[ニッカン]

ロッテから5位指名を受けた三菱重工Westの八木彬投手(24)は神戸市の同社神戸造船所で会見を行い「リリーフタイプなので1年目からフル回転で活躍できることを目指していきたい」と目標を語った。

最速151キロの直球とフォークを武器に今年は主にリリーフで活躍した右腕がロッテで飛躍を目指す。

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[ドラフト]ロッテ1位市和歌山・松川虎生「1日1日覚悟を持って」[ニッカン]

高校通算43本塁打の市和歌山・松川虎生(こう)捕手(3年)がロッテから1位指名された。半田真一監督(41)、岩本悠部長(36)、DeNAが交渉権を獲得した小園健太投手(3年)とともに会見場に姿を見せると無数のフラッシュを浴びた。

緊張した面持ちで登場。1位で指名を受け、「びっくりした気持ちが大きいです。本当にホッとしています」と心境を語った。

ロッテの印象を「総合力が高くて、ここぞで力を発揮できるチーム。若い選手が1軍で出ている」と若手の積極起用にも目を輝かせた。

セールスポイントは「守備は素晴らしい球や持ち味を引き出して配球できる。打撃ではファーストストライクからスイングして、勝負づよいバッティングできる」と話し、「プロの世界は甘くない、厳しい世界。1日1日覚悟を持って、愛される選手になりたい」と抱負を語った。

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[ドラフト]2年連続「らいと」プロへの扉、国士舘大・池田来翔ロッテ2位[ニッカン]

2年連続で「ライト」がプロへの扉を開いた。国士舘大・池田来翔(らいと)内野手(4年=習志野)が、ロッテからドラフト2位指名を受けた。

昨年は、中京大中京・中山礼都(らいと)内野手が巨人から3位で指名された。父慎也さんが当時、右翼手(ライト)でマリナーズ・イチローや巨人高橋由伸らが活躍したことから名付けられた。

ともに名前は「ライト」だが、池田は二塁が本職で、中山は高校時代は遊撃手が本職だった。

中山は「ポスト坂本」と期待を受け、1年目の今季はイースタン・リーグに44試合に出場。打率3割9厘をマークした。

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[ドラフト]6球団が1位指名一本釣り、ソフトバンク風間、日本ハム達ら[ニッカン]

今年のドラフトでは日本ハム、中日、ソフトバンク、楽天、ロッテ、オリックスの6球団が、1位指名で一本釣りに成功した。

日本ハムが長身右腕の天理・達孝太投手(3年)を1位指名。中日は強打が売りの上武大・ブライト健太外野手(4年=葛飾野)を1位指名し、ソフトバンクは最速157キロ右腕のノースアジア大明桜・風間球打投手(3年)を1位指名した。

楽天は、右の強打者の昌平・吉野創士外野手(3年)を一本釣り。ロッテは強打の捕手の市和歌山・松川虎生捕手(3年)、オリックスは速球派の東北福祉大・椋木蓮投手(4年=高川学園)を1位指名した。

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[ドラフト1位総括]楽天、ロッテ驚きの1位指名、込められた球団ビジョン[ニッカン]

1位指名予想の難しさを、あらためて痛感させられた。

大学、高校それぞれNO.1投手の呼び声がある西日本工大・隅田知一郎投手(4年=波佐見)、市和歌山・小園健太投手(3年)が競合となったのは想定通り。その一方で、楽天が昌平(埼玉)・吉野創士外野手(3年)を、ロッテが市和歌山・松川虎生捕手(3年)を1位本指名したのは、正直、驚きだった。

もちろん、両選手とも高い素質の持ち主。吉野は高校通算56本塁打で、今年の高校生ではトップクラスの長打力を誇る右のスラッガーだ。松川は小園とバッテリーを組み、今春甲子園で活躍した。高校通算43本塁打の打力だけでなく、投手を引っ張る素養がある。ただ、2人とも大方の事前予想では、1位までの評価はなかった。

あるスカウトの言葉を思い出す。「ドラフトは人気のある選手を取るのではなく、必要な選手を取るものです」。楽天の主力外野手は左打ちが多い。野手全体でも、若手の右打ちスラッガー候補が伸びていないのが現状だ。ロッテの捕手陣は、昨秋育成の谷川はいるが、年齢構成的にも10代がもう1人いていい。何より、松川の力を高く評価した結果と言える。

大方の予想通り、ぶれずに上武大・ブライト健太外野手(4年=葛飾野)を単独指名した中日、天理(奈良)・達孝太投手(3年)の大器にかけた日本ハム、右腕トップクラスの東北福祉大・椋木蓮投手(4年=高川学園)を単独指名したオリックスなど、それぞれの球団が、それぞれの考えを持って指名したと言える。1位指名には、球団のビジョンが込められている。

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[ドラフト]快挙!公立の市立和歌山・小園健太、松川虎生2選手が1位指名[ニッカン]

公立の市和歌山から2選手がドラフト1位指名される快挙が実現した。

最速152キロ右腕の市和歌山・小園健太投手(3年)はDeNAと阪神が1位競合し、DeNAが交渉権を獲得。高校通算43本塁打の松川虎生(こう)捕手(3年)は、ロッテが単独1位指名した。

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ロッテ小島和哉、12日首位攻防の初戦先発「僕達は勝たなきゃ次がない」[ニッカン]

ロッテ小島和哉投手(25)が12日のオリックス戦(京セラドーム神戸)に先発する。

ここまで数試合は日曜日の先発が続いていたが、首位攻防戦の初戦となる火曜日の先発に抜擢された。逆転優勝に望みをつなげるかどうかの大一番。「僕達は勝たなきゃ次がないので、しっかりチャレンジャーの気持ちをもって全力で頑張りたいと思います」と決意を口にした。

チームは残り13試合で、12日からは8連戦になる。今季すでに10勝を挙げた左腕に先陣が託された。

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ロッテが平沢、高部らフェニックスリーグ参加者発表、今後入れ替わりも[ニッカン]

ロッテは11日から行われている「みやざきフェニックス・リーグ」の参加メンバーを以下の通り、発表した。メンバーは今後、入れ替わる可能性もある。

[投手]
東條、山本貴、西野、石崎、南、土肥、中村稔、中森、横山、大嶺、古谷、土居、フローレス、小沼、森、佐藤奨
[捕手]
宗接、江村、植田、柿沼、谷川
[内野手]
平沢、福田光、松田、茶谷、西巻
[外野手]
菅野、高部、西川、山本斗、ペラルタ

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[一問一答]ロッテ・井口監督は大満足「100点満点以上のドラフト」[サンスポ]

プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(11日)ロッテ・井口監督は支配下5選手、育成4選手の計9人を指名をしたドラフト会議を「100点満点以上のドラフトでした」と総括。主な一問一答は以下の通り。

≫計9人を指名。全体を振り返って。
井口監督
「100点満点以上のドラフトでした。色んなシミュレーションをしたけど素晴らしい選手をドラフトできました。」
≫投手5、捕手2、内野手2の内訳。
井口監督
「補強ポジションをしっかりとれた。球団のビジョンも含めてしっかりできたと思います。」
≫2位指名の池田(国士舘大)について。
井口監督
「打力がいい。去年の牧(中大→DeNA)みたいなイメージ。セカンド、サードでいける。即戦力で考えています。」
≫3位指名の広畑(三菱自動車倉敷オーシャンズ)について。
井口監督
「1位でも考えていた選手。3位でとれたのはよかったと思います。」
≫1位指名を公表したのは2球団だけだった。
井口監督
「シミュレーションをしている中でできた。うちは公表することはなかったけど、先手先手でドラフトできたかと思います。」
≫社会人投手を2選手指名した。
井口監督
「1年目からどんどん投げて、即戦力とみている。2人ともパワーピッチャーなので。基本的に中継ぎとして考えているけど、キャンプで適性をみていきたい。」
≫池田が三塁だと、安田とかぶるが。
井口監督
「当然、チーム内でライバルとしてやってもらいたい。お互いに刺激しないとチームは強くなれないので。」

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ロッテから5位指名された三菱重工West・八木彬「1年目からフル回転で活躍できるピッチャーに」/ドラフト[サンスポ]

プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(11日)ロッテは5位で三菱重工West・八木彬投手(24)を指名し、交渉権を獲得した。八木は兵庫・神戸市内の社内で会見し「1年目からフル回転で活躍できるピッチャーを目指していきたい」と話した。最速152キロの直球とフォークのコンビネーションを武器とする右腕は「リリーフタイプだと思うので、後ろ、中継ぎを任されるようになりたい」と意気込みを語っていた。

八木彬(やぎ・あきら)
1997年5月26日、和歌山県出身、24歳、182センチ98キロ右投げ右打ち。青森・八戸学院光星高→東北福祉大→三菱重工West。甲子園出場は14年夏、15年春。社会人では救援だが、先発でも魅力十分。切れのいい直球とフォークのコンビネーションで三振を奪う。

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市和歌山高・松川虎生、ロッテ1位指名に驚き「1巡目で名前を呼ばれるとは…」/ドラフト[サンスポ]

プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(11日)市和歌山高・松川虎生捕手(3年)が、ロッテからドラフト1位で指名を受けた。

「1巡目で名前を呼ばれると思っていなかったので、びっくりした気持ちが強いです」。

驚きの表情を浮かべた松川は、二塁送球1秒8の強肩と高校通算43本塁打の長打力を兼ね備える、将来有望な大型捕手。「投手、打者ともに総合力が高くて、素晴らしいチーム」と好印象を抱くロッテは、近年では履正社高から安田、大阪桐蔭高から藤原と高卒選手が1位が入団しており、「若い選手が1軍に出場している。若い選手でも使っていただけるな、と思っています」と出場機会も虎視眈々と狙う。「プロの世界は甘くないと思いますし、厳しい世界だと思うので1日1日、覚悟を持って、愛される選手になれるようにしたい」とも話した。

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ロッテ・井口監督、1位指名の市和歌山高・松川に「城島にかぶる。そこを目指して欲しい」/ドラフト[サンスポ]

プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(11日)ロッテは市和歌山高・松木虎生捕手(17)を1位で指名。球団として捕手の1位指名は1996年の清水将海(青学大、バッテリーコーチ)以来、25年ぶりとなった。以下、ロッテ・井口監督の主な一問一答。

≫松木を指名した。
井口監督
「単独でとれた。将来性をみていた。日本一のキャッチャーになれる選手だと思っている。将来性が非常に楽しみです。」
≫捕手の1位指名は清水コーチ以来。
井口監督
「(清水コーチと同級生だった)僕のときですね。捕手や二遊間は1位で指名するのは難しいポジションですが、本当に将来性のある、球界を背負って立てる選手。我々も球界一のキャッチャーに育てていきたい。」
≫どんな選手になって欲しいか。
井口監督
「日本を代表するキャッチャーになって欲しいと思います。」
≫守備面では。
井口監督
「非常に評価している。強肩で、人間的にも素晴らしいと聞いている。そういった部分もキャッチャーは重要視されている。」
≫どの選手に近いタイプか。
井口監督
「自分自身、何度も映像をみて、(ダイエーで)一緒にプレーした城島にかぶるイメージです。彼も日本一のキャッチャーでしたから、そこを目指して欲しいです。」
≫着用しているネクタイは市立和歌山高のカラー(モスグリーン系)か。
井口監督
「よく分かりましたね(笑)。」

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ロッテ、1位指名で市和歌山高捕手・松川虎生の交渉権を獲得/ドラフト[サンスポ]

プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(11日)ロッテは市和歌山高・松川虎生捕手(17)を1位指名し、交渉権を獲得した。バッテリーを組む右腕・小園はDeNAが1位で交渉権を獲得した。

松川虎生(まつかわ・こう)
17歳、大阪府出身、捕、2003.10.20生、178センチ98キロ、右右、和歌山・市和歌山高(甲)2021年春。どっしりとした体格の紀州のドカベン。二塁送球が1.8秒の強肩と捕手の能力もさることながら高校通算43本の強打も魅力。

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ロッテ、平沢ら31選手が参加[サンスポ]

ロッテは11日、宮崎県での秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」の参加メンバーを発表し、大嶺、平沢ら31選手が選ばれた。

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[ドラフト解説]6球団が一本釣り、補強ポイント明確にした戦略目立った[スポニチ]

本命なきドラフト会議。昨年は7球団が事前に1位指名選手を公表したが、今年は西武の隅田(西日本工大)、ソフトバンクの風間(ノースアジア大明桜)の2球団のみ。各球団が予想していなかった名前が1位指名に並んだ。6球団が一本釣りに成功したのは、14年以来7年ぶり。各球団の戦略が浮き彫りになった、珍しいドラフトだった。

中でも楽天が思い切った。1位で吉野(昌平)を単独指名し、3位で前田(三島南)、さらに育成2位で柳沢(日大藤沢)、同3位で大河原(東海大山形)も指名した。右の外野手を4人。補強ポイントを明確にした戦略だった。

広島は1位指名で隅田、山下(法大)を競合の末、外したが、3度目で黒原(関学大)を指名。さらに2位では森(三菱重工West)とあくまでも「即戦力左腕」にこだわった。1位を2度、外しても元々、1位候補に挙げていた左腕を指名できただけにドラフト全体ではV字回復したと言えるだろう。

今年は例年よりもドラフトが前倒しとなっただけではなく、コロナ下でスカウトがチェックできない難しさもあった。巨人1位の翁田(関西国際大)が所属する阪神大学野球リーグは、今月4日にリーグ戦の視察が解禁となった。ヤクルト1位の山下はドラフト前のリーグ戦登板はわずか1試合。それもドラフト前日だった。ヤクルトはスカウト会議で視察できていなかったが、1位に踏み切ったのは、素質の高さを信じた結果だった。

目玉不在と言われたが、育成を含めた12球団の指名人数は昨年よりも5人多い、128人。育成選手は史上最多の51人が指名された。制約があった中、それぞれの担当スカウトが全国から金の卵を探してきた。

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ロッテ1位は高校43発強打の捕手、市和歌山の松川「ホームラン王になりたい」[スポニチ]

ロッテから1位指名を受けた市和歌山の松川は、驚きと喜びが入り交じる表情で心境を明かした。「1位で僕の名前を呼ばれると思っていなかったのでビックリした」。

高校通算43本塁打を誇る捕手は、「ホームラン王にはなりたいなという気持ちはある」と抱負。中学から6年間ともに戦ってきた小園との対戦にも意欲を見せ、「持ち味である直球を待って、負けないように。バックスクリーンに(飛ばしたい)」と宣言した。

井口監督は「球界を代表する捕手になれる。強肩で人間的にも素晴らしい。映像を見て、(ダイエーで)一緒にやった城島とイメージがかぶる」と期待。松川がかねて目標にしている捕手でもあり「城島さんみたいになりたいです。本当に素晴らしい選手だと思うので、見習いたい」と目を輝かせた。

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ロッテドラ2の国士舘大・池田、名前は「らいと」でも二塁、千葉出身「小さな頃から見ていた球団」[スポニチ]

ロッテのドラフト2位指名の池田は名前は「らいと」だが、本職は二塁。千葉出身で小学生時代はロッテ・ジュニアでプレーしていた。「地元球団で応援が凄い。小さな頃から見ていた球団」と2位指名を喜んだ。

東都2部リーグで、通算打率.298、3本塁打。「右打者で飛距離を求められている。逆方向へのホームランを打てるように」と見据えた。

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ロッテドラ3広畑「敦也」は古田氏由来、最速154キロ右腕ヤクルトとの対戦心待ち[スポニチ]

ロッテのドラフト3位指名の広畑敦也(23、三菱自動車倉敷オーシャンズ)は「率直に嬉しい。目標の世界に入れる」と頬を緩めた。周囲では1、2位指名も期待された最速154キロ右腕だが「(ドラフトの)順位で野球をやる訳じゃない。これからの結果が野球人生につながる」と活躍を誓った。

「敦也」の名はヤクルトファンの父・佳臣(よしとみ)さん(48)がヤクルトOBで元監督の古田敦也氏にあやかってつけた。本人も父譲りの燕党で山田哲人、村上宗隆らを挙げ「球界を代表するバッターがそろっている」とオープン戦や交流戦での対戦を楽しみにしている。

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ロッテ、朗希で奪首だ!12日から首位・オリと3連戦、初の中6日で3戦目先発の大役[スポニチ]

ロッテは12日から2.5ゲーム差で追う首位・オリックスと敵地3連戦。2位・ロッテは2連勝して、3戦目先発の佐々木朗にバトンを託せれば「首位奪回」も見えてくる。

首位奪回へローテーションを再編して天王山に挑む。何よりも重要な初戦は小島に託される。「凄く大事な試合だとは分かっている、とにかく最少失点で中継ぎにつないでいきたい」。後半戦は無傷の5連勝中。ここ4試合のうち3試合で9回完投勝利を挙げている。しかも、2完封という抜群の安定感だ。

最近続いた日曜登板から、今回は中8日と間隔を空けてのマウンド。「欲を出してもいいことがない。これまでも9回を投げようとは考えていなかった。1人1人を打ち取るという積み重ね。その気持ちを忘れずにいきたい」と、国吉、佐々木千、益田の勝ちパターンへつなぐことをテーマに掲げる。

2戦目は中7日で石川。首位攻防戦で1、2戦目を制し2連勝となれば、0.5ゲーム差で2位のままだが球団にとって1970年以来の優勝マジック10が点灯する。3戦目は佐々木朗が自身初の中6日で登板。同じ2年目の宮城と初の投げ合いが見込まれる。井口監督は「3戦目は朗希でいきます。オリックスは左3枚(田嶋、山崎福、宮城)でくる。向こうは打線もいいので、うちもしっかりと援護したい」と打線の奮起にも期待した。

ペナントの行方を左右する天王山。最速163キロを誇る2年目が快投し、3連戦3連勝となれば、0.5ゲーム差をつけて一気に逆転首位に立つ。その先には歓喜のゴールが待っている。

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ロッテドラ3・広畑敦也、名前の由来はあの名選手、弟の名前は何と…父はヤクルト入り熱望も「嬉しい」[スポニチ]

プロ野球ドラフト候補達の知られざるエピソードを紹介するTBS「速報ドラフト会議 THE運命の1日」(後7:00)が11日に放送され、ロッテからドラフト3位指名された広畑敦也投手(23=三菱自動車倉敷オーシャンズ)の“野球愛が強すぎる”名前の由来が明かされた。

広畑は高校1年の夏に甲子園出場も、自身はベンチ外。大学4年春の開幕戦で初の150キロをマーク。昨年の都市対抗では若獅子賞に輝くと、今年の日本選手権は1回戦で7回2/3を8奪三振の力投。社会人“No.1右腕”との評判だった。

そんな広畑が両親からつけられた名前が敦也。父が大のヤクルトファンということもあり、球団の“レジェンド”古田敦也氏と同じ名前を選んだという。さらに父の“強すぎる”から弟にも高津臣吾監督から名前をとって臣吾と命名。父はヤクルトファンになったきっかけとして「僕が野球を始めた頃トレーニングしてたんですけど、走ってるとヤクルトレディのおばちゃんから『アンタ、野球してるならヤクルト入って頑張ってね』と(飲む方の)ヤクルトをもらった」と明かし、この1本のヤクルトからファン一筋40年を貫いているという。

広畑敦也自身も父の影響からか「ずっと観ていた試合がヤクルトだったので」とヤクルトファンを明言。そのために「まずはプロにならないと」と意気込んでいた。

ドラフトではヤクルトからの指名こそなかったものの、ロッテから3位指名。ヤクルト入りを熱望していた父だったが「呼ばれただけで嬉しいです」と大喜び。スタジオにいた古田氏本人は「ヤクルトとはご縁がなかったんですが、お父さんはぜひ千葉ロッテも応援して欲しいですね」とコメントした。

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ロッテ井口監督「100点満点以上」、3位・広畑指名に「1位でと思っていた」[スポニチ]

ロッテ・井口監督は「100点満点以上のドラフト」と笑顔を見せた。

ドラフト1位で、将来の正捕手候補となる松川(市和歌山)を単独指名し、2位ではポスト中村奨吾として期待される池田(国士舘)の指名にも成功した。

池田は二塁だけでなく、三塁も守れるだけに、安田のライバルともなるが、「ベイスターズの牧のようなイメージを持っている。チーム内で競争していかないと強くならない」と1年目からの活躍を期待した。

また、3位で指名した即戦力右腕の広畑(三菱自動車倉敷オーシャンズ)については「我々は1位でと考えていたので、3位で獲れたのは素晴らしい」と喜んだ。

支配下で高校生投手、捕手、大学生野手、社会人投手2人の5選手、育成で4選手とバランスもよく、「球団のビジョン通り」と満足げだった。

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ロッテ、満足できるドラフト指名にファン歓喜「補強ポイントとしては完璧」「かなり素晴らしいドラフト」[スポニチ]

プロ野球のドラフト会議は11日に東京都内で開催された。ロッテは1位で市和歌山の松川虎生(こう)捕手(17)を単独指名。交渉権を獲得した。

高校通算43本塁打のパワーあふれる打撃も魅力。プロ入りを見据え、「木製バットでどれだけコツをつかんで遠くに飛ばせるかだったり、そのための下半身強化だったりを、磨いてやってきた」と口にする松川。井口監督も「日本一の捕手、球界を代表する捕手になれる。非常に楽しみ。強肩で、人間的にも素晴らしいと聞いている。スカウトから何度か映像を見させてもらった中で、(ダイエー時代に)僕も一緒にやった城島にかぶるなと思った」と評価した。

インターネット上では「松川くん」というワードがトレンド入り。ファンからも「ロッテが松川捕手を1位指名したのはビックリ」「ロッテ1位指名で松川とか痺れる」「松川1位指名すると思ってなかった(笑)」「ロッテの松川1位指名マジでイカしてる!最高。」「高校ナンバーワンキャッチャー。これはロッテのキャッチャーうかうかできないぞ」などの驚きと期待の声が上がった。

2位は国士舘大の池田来翔内野手(22)を指名。習志野高出身の地元選手にファンから「池田は習志野高出身だし背番号9の後継者になってくれれば良いな!」「ポジションはセカンドだから、やはり奨吾キャプテンのFAを見越しての指名かなぁ」「指名順位考えると微妙に見えるけど、一巡遅らせたら残ってないし、チーム事情考えたら悪くない指名と思う」などの声が上がった。

3位では三菱自動車倉敷オーシャンズの広畑敦也投手(23)を指名した。MAX154キロを誇る社会人屈指の右腕。「広畑を3位で獲得したのはまじでウマウマ」「3巡目で広畑はえぐい」「3位で取れるのはやばすぎる」などの3位指名出来たことに驚きの声が上がった。

ドラフトが終わってファンからは「地味に良いドラフト」「補強ポイントとしてはほぼ完璧」「良さげな指名が出来てる気がする。補強ポイントしっかり抑えてる」「補強したいところビシビシ取れてる」「松川くん1本釣り出来たし広畑3位で取れるし上手だな」「かなり素晴らしいドラフトだった」と評価の声が上がった。

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ロッテ5位、三菱重工West・八木「1年目からフル回転を」[スポニチ]

ロッテからドラフト5位指名を受けた三菱重工West・八木彬投手(24)が11日、兵庫県神戸市内の同社で取材に応じた。

「真っ直ぐ、フォーク、そういう長所を伸ばしていきたいと思います」。

1メートル82、98キロの恵まれた体格から最速152キロ、常時150キロ前後の力強い直球を投げ下ろすパワーピッチャー。落差の大きいフォークも武器とし、要所で三振が奪える点が持ち味だ。

八戸学院光星、東北福祉大をへて20年、三菱重工名古屋に入社。チーム再編で今年から新生・三菱重工Westに加入し、リリーフ陣の一角に定着した。高校、大学、社会人と全国大会に出場しており、大舞台の経験も豊富。プロ入りへ向け、「1年目からフル回転できるように」と意気込んだ。

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ロッテ、社会人No.1投手を3位指名、三菱自動車倉敷オーシャンズの広畑敦也、最速154キロを誇る剛腕[スポニチ]

プロ野球のドラフト会議は11日に東京都内で開催され、ロッテが3位で三菱自動車倉敷オーシャンズの広畑敦也投手(23)を指名。交渉権を獲得した。

社会人屈指の右腕は、MAX154キロを誇る。玉野光南では、甲子園出場はなし。帝京大でも4年間通算5勝9敗と平凡な成績に終わったものの、その才能は三菱自動車倉敷オーシャンズで開花した。高校時代から体重は20キロ増え、ボールの最速も16キロアップ。帝京大時代の恩師から助言を受け、膝の重心を下げて下半身主導で投げる現在のフォームがプロも注目する投手に成長する最大の要因となった。

新フォーム会得の過程で、最も重視したのがカーブだ。下半身をしっかり使えないと、制球がままならない変化球。最も自信のあるボールについても、ストレートや高速スライダーでなく、カーブを挙げる。即戦力の呼び声が高い右腕。プロの強打者にも、磨き上げたボール、そしてハートで立ち向かっていく。

広畑敦也(ひろはた・あつや)
1997年(平9)12月3日、岡山県倉敷市出身。屋島小3年から「屋島源平ウィングス」で野球を始め、京山中では軟式野球部。玉野光南3年夏は県大会準決勝で岡山学芸館に敗戦。甲子園出場経験なし。帝京大では1年春からベンチ入りし、リーグ戦通算31試合5勝9敗。三菱自動車倉敷オーシャンズでは1年目から主戦となり、同年の都市対抗で若獅子賞獲得。1メートル75、82キロ。右投げ右打ち。

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ロッテ、小園の女房・松川を単独指名成功、井口監督「城島とかぶる」[スポニチ]

ロッテはドラフト1位で市和歌山・松川虎生捕手の単独指名に成功。井口監督は「日本一の捕手、球界を代表する捕手になれる。非常に楽しみ。強肩で、人間的にも素晴らしいと聞いている。スカウトから何度か映像を見させてもらった中で、(ダイエー時代に)僕も一緒にやった城島にかぶるなと思った」と評価した。

この日の指揮官は市和歌山カラーの緑のネクタイを着用して、会場に入っていた。

高校通算43本塁打を誇る強打の捕手は、将来の黄金時代を見据える球団にとって、待望の補強ポイントだった。

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ロッテ、市和歌山の松川虎生を単独1位指名、盟友・小園の女房役を6年間務めた強打の捕手[スポニチ]

プロ野球のドラフト会議は11日に東京都内で開催され、ロッテが1位で市和歌山の松川虎生(こう)捕手(17)を単独指名。交渉権を獲得した。

中学から6年間、バッテリーを組んだ小園を支えたリード面に加えて、高校通算43本塁打のパワーあふれる打撃も魅力だ。プロ入りを見据え、「木製バットでどれだけコツをつかんで遠くに飛ばせるかだったり、そのための下半身強化だったりを、磨いてやってきた」と口にする。

名前の「虎生」は阪神がリーグ優勝した03年に生まれたことに由来し、阪神ファンの祖父が付けた。自身は特定の球団のファンではないが、阪神・梅野は普段から参考にしている選手の1人。「ストッピング、キャッチングを見て学ぶことがたくさんある」と明かす。

盟友の小園については「プロでは対戦してみたい。(ストレートに)負けないように打ちたい。まだまだ(球速なども)伸びると思うけど、打つ自信はあります」と力強く語っている。

松川虎生(まつかわ・こう)
2003年(平15)10月20日生まれ、大阪府阪南市出身の17歳。東鳥取小1年から野球を始める。中学時代は貝塚ヤングで捕手としてプレーし3年夏に全国大会優勝。市和歌山では1年春から三塁手でベンチ入りし同秋から正捕手。1メートル78、98キロ。右投げ右打ち。

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ロッテ、フェニックス・リーグ参加メンバー発表…平沢、菅野、高部ら[スポニチ]

ロッテ11日から行われる「みやざきフェニックス・リーグ」の参加メンバーを発表した。

[投手]
東條大樹、山本大貴、西野勇士、石崎剛、南昌輝、土肥星也、中村稔弥、中森俊介、横山陸人、大嶺祐太、古谷拓郎、土居豪人、H.フローレス、小沼健太、森遼大朗、佐藤奨真
[捕手]
宗接唯人、江村直也、植田将太、柿沼友哉、谷川唯人
[内野手]
平沢大河、福田光輝、松田進、茶谷健太、西巻賢二
[外野手]
菅野剛士、高部瑛斗、西川僚祐、山本大斗、H.ペラルタ

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ドラフト“知得”情報、データで見る「運命の1日」[スポニチ]

毎年、全国の野球ファンだけでなく“国民的行事”として注目を浴びるプロ野球ドラフト会議。今年も新型コロナウイルス感染防止の観点から昨年同様にオンライン形式で行われる。

1965年から始まったドラフト会議。指名の悲喜こもごもだけでなく、「数字」も興味深い。「運命の1日」を過去のデータ、事象で振り返る。

◇ドラフト会議

第1回会議は1965年。66年は9月(第1次)と11月(第2次)の2度開かれた。91年にドラフト外入団を廃止。93年には有力選手(高校生をの除く)が球団を希望できる逆指名制度を1、2位で導入した。01年に自由獲得枠、05年に希望入団枠と変わったが、裏金問題により06年を最後に廃止された。05〜07年は高校生、大学生・社会人ドラフトがそれぞれ開催された。

最多重複は?
ドラフト抽選の最多重複は8球団で89年野茂英雄(新日鉄堺)と90年小池秀郎(亜大)。野茂は指名権獲得の近鉄入りも、小池はロッテ入りを拒否した。また、外れ1位の最多重複は16年佐々木千隼(桜美林大)の5球団。こちらもロッテが引き当てたが無事入団し救援で活躍中。
6球団以上の競合で唯一のセ球団交渉権は?
6球団以上が指名重複した選手は過去9人いる。そのうち8人はパ球団が交渉権を獲得しているが79年の岡田彰布(早大)は阪神が引き当てた。岡田は翌80年に新人王を獲得。ルーキーでの18本塁打は今季の佐藤輝に抜かれるまで田淵幸一22本に次ぐ球団2番目の記録だった。
最下位指名は?
ドラフト会議史上最も低い順位で指名されたのが65年に広島の18位で指名された左腕・下村栄二(名古屋商大中退)。ドラフト会議とは別の日に行われた臨時選択会議で指名され入団した。1軍出場は3試合あるものの、全て当て馬での出場で登板機会がないままユニホームを脱いだ。
最少指名人数は?
99年の中日は3人で指名を終了した。分離ドラフトを除けば84年西武に並ぶ最少人数。1位で河内貴哉(国学院久我山)、2位で田中賢介(東福岡)を指名したが抽選で外れ。最終的には1位朝倉健太(東邦)、2位福沢卓宏(滝川二)、3位山北茂利(トヨタ自動車)となった。
巨人の指名第1号選手は?
巨人のドラフト指名第1号は65年1位の堀内恒夫(甲府商)。66年4月14日の中日戦で球団高卒新人では初めてとなる初登板初先発初勝利。シーズン13連勝、7完封を記録するなど16勝2敗、防御率1.39で新人王を獲得した。高卒ルーキーの16勝は今もリーグ記録として残っている。
今季唯一のドラフト外監督は?
各球団監督のドラフト順位を見ると井口(ロ)、石井(楽)、原(巨)、与田(中)、佐々岡(広)の5監督が1位。辻(西)、矢野(神)両監督が2位、中嶋(オ)、高津(ヤ)両監督が3位、工藤(ソ)、三浦両監督(D)が6位で、栗山監督(日)は唯一のドラフト外。
わずか1度
過去15年のドラフトで最も抽選が少なかったのは09年。6球団(西、神、ヤ、楽、中、日)が重複した菊池雄星(花巻東)の1度しか行われず西武が引き当てた。一方、最も多かったのは、希望枠が廃止された07年で高校生ドラフト、大学・社会人ドラフトを合わせ9度も行われた。

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「欲しい選手は順位を上げてでも」鉄則の指名…ドラフト総括[報知]

目玉不在の混迷ドラフトを象徴するような1位指名となった。当初は高校BIG3と隅田に入札が集中するかに思われたが、ふたを開けてみれば6球団が単独指名に成功。抽選は4球団の隅田、2球団の小園の2人にとどまった。

しかも、その中身は各チームの補強ポイントを如実に表している。即戦力スラッガーの中日、高校生捕手のロッテ、高校生スラッガーの楽天が特に顕著。「欲しい選手は順位を上げてでも取れ」というドラフトの鉄則を地で行くような指名だった。風間の一本釣りに成功したソフトバンクは、1位指名公表が功を奏した形だ。

巨人は隅田の抽選こそ外したものの、外れ1位では翁田の単独指名に成功。さらに2位・山田、3位・赤星と左右の即戦力投手を指名し、投手陣の競争激化が期待できる。さらに、センバツ優勝投手の石田を4位で指名できたのは大きい。下位でも代木、花田と投打に才能あふれる好素材を指名。来季の補強と同時に、近未来にも大きな希望が持てる指名だった。

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ドラフトをいつ開催すべきかもっと議論を…記者の目[報知]

ウィズ・コロナ2年目を迎えた今年のドラフト戦線は、昨年とはまた違った苦境に陥った。大きく影響したのが日程だ。今年はドラフトが昨年よりも2週間以上前倒しとなった一方で、プロ志望届の受付開始は例年通り。ドラフト本番までの日程がタイトになった。

さらに、大学生にはコロナの第5波が直撃した。中日1位ブライトの上武大が所属する関甲新学生連盟は、秋季リーグ戦を約1か月延期して10月2日に開幕。巨人1位翁田の関西国際大が所属する阪神大学連盟は、9月いっぱいまでスカウトを含め無観客で開催。試合を取材した記者をスカウト陣が“取材”するという珍現象も起きるなど、ドラフト候補を実戦でチェックする機会が大きく減った。

コロナによる練習不足、実戦不足でベストパフォーマンスを発揮できないという点は、このご時世ではやむを得ないだろう。ただ、「ドラフトの日程を再考して欲しい」との声は、NPBのスカウト、高校や大学の監督の双方から聞かれた。

来年のドラフトは10月20日前後に開催される予定だと聞く。今年よりは遅くなるが、プロアマ双方の意見が一致しているのであれば、ドラフトをいつ開催すべきか、という議論はもっと深まっていい。

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市和歌山・松川虎生1巡目に「ビックリ」高校通算43発捕手「ホームラン王になりたい」[報知]

「高校BIG3」で市和歌山の最速152キロ右腕・小園健太投手(18)は1位でDeNA、阪神の2球団が競合し、DeNAの三浦監督が「交渉権確定」のくじを引き当てた。女房役の松川虎生(こう)捕手(17)はロッテから1位指名。高校生バッテリーのダブル1位指名は史上初の快挙で、公立高の1位指名2人は84年・箕島(阪神・嶋田章弘、広島・杉本正志)以来、2度目となった。明桜・風間球打投手(18)はソフトバンク1位、高知・森木大智投手(18)は阪神外れ1位で指名された。

ロッテの1位指名で名前を呼ばれると、松川は目を丸くし、校内には学生の喜ぶ声が響いた。高校通算43発を誇る強打の捕手は「1巡目で名前が呼ばれると思っていなかったので、ビックリした気持ちが大きいです。ホームラン王になりたいです」と笑顔で意気込んだ。

バッテリーを組んできた小園とは別のユニホームを着ることになり「すごくさみしい気持ちです」と言葉を詰まらせた。それでもプロの舞台での対戦を心待ちにし、「真っ直ぐを待って打ちたい。バックスクリーンに(飛ばしたい)」と宣戦布告した。

目指す選手像は「打てる捕手」。阪神が優勝した03年に生まれ、阪神ファンの祖父が「虎生」と名づけた。憧れも阪神OBの城島健司氏(45)=ソフトバンク球団会長付特別アドバイザー=。「本当に素晴らしい選手だと思うので、見習いたい」と高い目標を掲げた。

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最速154キロ三菱自動車倉敷・広畑敦也はロッテ3位「記憶に残る選手に」[報知]

社会人NO.1右腕の呼び声高い三菱自動車倉敷オーシャンズ(岡山)の広畑敦也投手(23)は、ロッテから3位指名を受けた。チームメートや両親も会場で見守る中、吉報を受けると、両手を挙げて喜んで笑顔を見せた。

指名直後に会見を行った広畑は「率直に嬉しい。夢をかなえられて嬉しく思います。自分は野球が大好きなのでそこを突き詰めたい。ファンの方に愛される、記憶に残る選手になればいいかなと思います」と声を弾ませた。プロ入り後へは「いいバッターたくさんいるので、左バッターだと柳田さん、右バッターは山川さん。僕はホームランよく打たれるので、そういうバッターにホームラン打たれないように頑張りたい」と意気込みを口にした。

高松市立屋島小3年の時に屋島源平ウイングスで野球を始めた広畑。現広島・塹江敦哉投手が1学年上にいたため、捕手だった広畑とバッテリーも組んだ。岡山市立京山中では軟式野球をプレーして、玉野江南高に進学。1年夏に甲子園に駒を進めたが、ベンチ外だったため、高校3年間で甲子園に立つことは出来なかった。帝京大では1年春からベンチ入り。首都大学リーグでは31試合に登板して5勝9敗の成績をマークし、最速も150キロを超えた。

その名を一気に全国区に広めたのは社会人入り後。チームを16年ぶり8度目の都市対抗野球に導くと、昨年11月の1回戦で現日本ハム・今川らを擁するJFE東日本と対戦し、自己最速を2キロ更新する154キロをマークするなど、7安打1失点で好投した。敗退した2回戦でも5回途中から救援登板して、3回3分の1を、無安打無失点の好投。新人王にあたる若獅子賞も獲得した。今年7月の社会人野球日本選手権では、初戦の日本新薬戦に先発して8回途中3失点で敗れたが、全12球団、最多13人の巨人を含む70人ものスカウトが視察した。

175センチ、85キロと決して大柄とは言えない体格だが、体を目いっぱいに使った力強いフォームから、メジャートップ選手クラスの2600回転を超え、最速154キロの直球を投げ込む。スライダー、スプリット、カーブなども操って奪三振率も高く、即戦力として十分に期待できる右腕だ。

広畑敦也(ひろはた・あつや)
1997年12月3日、岡山生まれ。高松市立屋島小3年で屋島源平ウイングスで野球を始め、玉野江南高、帝京大を経て三菱自動車倉敷オーシャンズ入り。昨年のとした高野球で若獅子賞に輝いた。最速154キロ。右投右打。175センチ、85キロ。名前の由来は元ヤクルト監督古田敦也から。趣味はコーヒー作り。遠投100メートル、50メートル6秒3。血液型A型。

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ロッテは市和歌山・松川虎生捕手を単独指名、井口監督「日本一の捕手になれる」[報知]

ロッテはドラフト1位に市立和歌山高の松川虎生捕手を単独指名し、交渉権を獲得した。ロッテの捕手1位指名は1996年の清水将海以来(現・1軍バッテリーコーチ)25年ぶりとなる。

松川は「高校BIG3」の市立和歌山高・小園の女房役としてチームを支え、高校通算43本塁打と二塁送球タイム1.8秒台を誇る強肩強打の捕手。ロッテは今季途中に中日から加藤をトレードで獲得し、8月下旬には育成の捕手・植田支配下登録。後半戦は加藤が主に正捕手として出場しているが、レギュラーを固定できていないのが現状。“打てる捕手”のいち早い補強が求められていた。

交渉権を獲得した井口監督は「将来的にマリーンズを背負う選手になるだろうと。強肩強打の捕手なので1番楽しみだし、日本一のキャッチャーになれる。タイプとしては僕と一緒にやっていた城島にかぶる。城島を目指してやって欲しい」と期待を込めた。

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市和歌山・松川虎生、ロッテから1位指名[報知]

市和歌山・松川虎生(こう)捕手は、1位でロッテから指名された。和歌山市内の学校でテレビ中継を見ていた松川は名前を呼ばれ、少し顔の表情が緩んだ。

「高校BIG3」の小園健太投手を女房役として支えながらも、4番としてチームを何度も勝利に導いた主将。二塁送球タイムが1秒9の強肩が評価された。

松川虎生(まつかわ・こう)
2003年10月20日、大阪・阪南市生まれ。17歳。東鳥取小1年から軟式の「ワンワンスポーツクラブ」で野球を始め、5年から硬式の「泉佐野リトル」に所属。鳥取東中では「貝塚ヤング」でプレー。1年から本格的に捕手を始める。市和歌山では1年春から4番。二塁までの送球タイムは1秒9。178センチ、101キロ。右投右打。

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ロッテ、佐々木朗希で首位奪取だ、同学年の宮城に投げ勝つ!14日先発予定[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手(19)がプロ初の中6日で、14日のオリックス3戦目に先発することが11日に決まり、同級生の宮城と初めて投げ合うことになった。

2.5ゲーム差の首位攻防3連戦。後半戦になって安定感を増している佐々木朗で首位再奪取を目指す。前回7日・楽天戦では1軍最速タイの158キロをマークし、7回4安打2失点。後半戦の4試合はいずれも5回以上を投げて2失点以内に抑えている。

前カード・日本ハム戦の札幌遠征にも帯同。登板翌日以降のリカバリーの状態をチェックしていた井口監督は「木曜ですね。3つ目に行く予定です」と、中6日での先発も問題なしと判断した。

佐々木朗で3連勝となれば、9月30日以来の首位に再び立つ。指揮官は「向こうは打線がいいですから、うちもしっかり打線をつなげていきたい」と打線の援護に期待。朗希に勝ち星をつけ、逆転Vの道筋を整える。

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ロッテ・井口監督、ドラフトは「100点満点以上」2位池田は「ベイスターズの牧のよう」[デイリー]

ロッテ・井口資仁監督はドラフト会議後、総括談話を発表した。

ドラフト1位は、大方の予想を覆し将来性ナンバーワン捕手の松川(市和歌山)を指名。2位には、国士舘大・池田とチームに手薄な右の内野手を指名できた。3位には、当初1位候補にも挙がっていた社会人ナンバーワン投手の呼び声高い広畑敦也投手を指名。「100点満点以上のドラフト会議だった。補強ポイントだった部分を含めて、しっかり指名できたと思う」と話した。

池田については「即戦力でベイスターズの牧選手のようなイメージ」。広畑についても「非常に高い評価をしていたので3巡目で獲得できて本当によかった」と喜んだ。

「社会人の2人の投手は即戦力で考えている。2人とも獲得できたのは大きい。基本的には中で投げてもらうようなパワーピッチャー。シミュレーション通り、いや、それ以上のドラフトが出来たと思う。今回は1位から5位まで、そして育成と獲りたい選手をしっかり取れた」と、得意のくじに持ち込まなくても、バランスの取れた指名に手応えを明かした。

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ロッテ1位、市和歌山・松川指名の理由、井口監督「城島選手とかぶる」人間性も評価[デイリー]

ロッテ・井口資仁監督は単独1位指名の市和歌山・松川虎生捕手を、かつてダイエー時代ともにプレーした城島健司2世として高い評価を下した。

1位は同校の小園ではなく、バッテリーを組んでいた松川に。ドラフト4戦3勝のくじ運は発揮されなかったが、好素材の捕手を指名でき「非常に嬉しいです。チームの1番の補強ポイントが捕手という事もあり、将来必ずマリーンズそして日本を代表する捕手になる存在と考え、指名させていただきました。日本一の捕手になれるように育って欲しいですし、育てたいと思います。打てる捕手と聞いていますし、ディフェンス面・人間性全てにおいて素晴らしいと報告が上がっているので、全てを加味して1位指名させて頂きました。イメージとしては城島健司選手とかぶるものがあります」と高く評価した。

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ロッテ3位、三菱自動車倉敷・広畑は柳田との対戦熱望「負けない投手になりたい」[デイリー]

最速154キロを誇る三菱自動車倉敷オーシャンズの広畑敦也投手(23)はロッテから3位指名を受けた。両手を挙げて喜んだ右腕は「率直に嬉しいです。夢をかなえられて嬉しい。記憶に残る選手になればいい」と声を弾ませた。

プロ入り後はソフトバンク・柳田や西武・山川との対戦を熱望。「ホームランを打たれないように頑張りたい。負けない投手になりたい」と意気込みを口にした。

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サプライズ指名連発!日本ハムが達、ロッテが松川、楽天は吉野ら単独指名6球団[デイリー]

ドラフト1位の公表が2球団と予想難解のドラフトで、各球団がサプライズ指名を連発した。単独指名は6球団となった。

日本ハムは潜在能力が魅力で長身右腕の天理・達孝太投手、楽天は長距離砲として期待される昌平・吉野創士外野手、ロッテは市和歌山・松川虎生捕手、オリックスは本格派右腕の椋木蓮投手を指名。中日は最有力視されていた強打の上武大・ブライト健太外野手、ソフトバンクは公表通り最速157キロ右腕のノースアジア大明桜・風間球打投手の、それぞれ単独指名に成功した。

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ロッテ、フェニックス・リーグメンバーに平沢大河、東條大樹ら[デイリー]

ロッテは11日から開幕したみやざきフェニックス・リーグ参加メンバーを発表した。

[投手]
東條大樹、山本大貴、西野勇士、石崎剛、南昌輝、土肥星也、中村稔弥、中森俊介、横山陸人、大嶺祐太、古谷拓郎、土居豪人、フローレス、小沼健太、森遼大朗、佐藤奨真
[捕手]
宗接唯人、江村直也、植田将太、柿沼友哉、谷川唯人
[内野手]
平沢大河、福田光輝、松田進、茶谷健太、西巻賢二
[外野手]
菅野剛士、高部瑛斗、西川僚祐、山本大斗、ペラルタ

(メンバーは入れ替えを行う可能性がある)

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ドラフトでも光ったロッテの的確指名、井口監督「しっかり指名できた」[BASEBALL KING]

プロ野球ドラフト会議でもロッテの“的確指名”が光った。

ロッテといえば、近年課題のポイントをシーズンオフ、そしてシーズンが入ってからもトレードなどで的確に補ってきた。今季でいえば、新シーズンに向けて内野手に課題を抱えたところで新外国人としてエチェバリア、シーズンに入ってからも序盤リリーフ陣が今一つ調子が上がらないとみればDeNAから国吉佑樹、故障者が相次いでいたことに加え、正捕手の田村龍弘が故障で離脱後、なかなか捕手を固定できないところに中日から加藤匠馬をトレードで補強した。

チームの足りないところを“的確”に“補強”で補ってきたが、今年のドラフトでもマリーンズの武器である“的確”さが前面に出た。

例年に比べて複数の球団が競合するような注目選手が不在といわれた中で、ロッテは1位で松川虎生捕手(市立和歌山高)を指名した。

ロッテの捕手事情でいえば、30歳の吉田裕太、29歳の江村直也、加藤匠馬、28歳の柿沼友哉、27歳の田村龍弘、宗接唯人と、20代後半の捕手が多く、育成選手の高卒1年目・谷川唯人を除くと、支配下選手では“97年世代”の佐藤都志也、植田将太がもっとも若い。植田、佐藤も来年25歳の年齢にあたり、若い捕手はドラフトで補強ポイントの1つだった。

井口資仁監督も球団を通じて「チームの1番の補強ポイントが捕手という事もあり、将来必ずマリーンズそして日本を代表する捕手になる存在と考え、指名させていただきました」と松川を1位で指名した理由を説明。

続けて井口監督は「日本一の捕手になれるように育って欲しいですし、育てたいと思います。打てる捕手と聞いていますし、ディフェンス面・人間性全てにおいて素晴らしいと報告が上がっているので、全てを加味して1位指名させて頂きました。イメージとしては城島健司選手とかぶるものがあります」とコメントした。

そして、2位で指名した池田来翔選手(国士舘大)も補強ポイントのひとつだった“右打ちの内野手”だ。ロッテは安田尚憲、平沢大河、福田光輝、小川龍成といった若手の左打ちの内野手は多いが、右の内野手はやや手薄だ。特に二遊間で右打ちの日本人内野手というと、1軍ではキャプテンの中村奨吾、守備のスペシャリスト・三木亮しかいない。

さらにチーム全体を見渡しても、今季は外野と一塁を兼任する山口航輝がここまで8本塁打を放っているが、25歳以下の右打者で1軍出場しているのは山口のみというのが現状。そう考えると、的確な指名といえる。

3位には“社会人ナンバー1”と高い評価を受けていた廣畑敦也投手(三菱自動車倉敷オーシャンズ)を指名し、4位には左腕の秋山正雲投手(二松学舎高校)、5位で八木彬投手(三菱重工West)を指名した。毎年左投手を課題にするロッテだが、95年世代の土肥星也、山本大貴から98年世代の鈴木昭汰、佐藤奨真にかけて2人ずつ在籍。近い年齢のサウスポーが多く、98年以降の世代では左腕がいなかったところで、高校生左腕を指名したことは年齢構成を見ても的確といえるだろう。

育成でも高校生の投手を2名、高校生の捕手を1名、BCリーグから内野手を1名指名した。右の投手は古谷拓郎、土居豪人、佐々木朗希、横山陸人、中森俊介、さらには育成の森遼大朗と将来を期待される投手が多く、育成で指名された田中楓基投手(旭川実高)、永島田輝斗投手(立花学園高)を、育成4年目の今季ファームで最多勝を獲得した森と同じように時間をかけて育てることができそうだ。

即戦力の大学生、社会人、そして将来を見据えた高校生を指名したマリーンズ。この中から何人が将来、黄金時代の中心で活躍する選手が出てくるか今から楽しみだ。

井口資仁監督
「100点満点以上のドラフト会議だった。補強ポイントだった部分を含めて、しっかり指名できたと思う。池田選手は即戦力でベイスターズの牧選手のようなイメージ。廣畑選手に関しても非常に高い評価をしていたので3巡目で獲得できて本当によかった。社会人の2人の投手は即戦力で考えている。2人とも獲得できたのは大きい。基本的には中で投げてもらうようなパワーピッチャー。シミレーション通り、いや、それ以上のドラフトが出来たと思う。今回は1位から5位まで、そして育成と獲りたい選手をしっかり取れた。」
ロッテ
1位:松川虎生(捕/市立和歌山高)
2位:池田来翔(内/国士舘大)
3位:廣畑敦也(投/三菱自動車倉敷オーシャンズ)
4位:秋山正雲(投/二松学舎大学附属高)
5位:八木彬(投/三菱重工West)
育成1位:田中楓基(投/旭川実高)
育成2位:速水将大(内/富山GRNサンダーバーズ)
育成3位:永島田輝斗(投/立花学園高)
育成4位:村山亮介(捕/幕張総合高)

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オリとの“V攻防”天王山へ「ここでほぼ決まる」、ロッテ井口監督が描く攻略法[Full-Count]

◇ロッテ井口監督のリアルな声を届ける月イチ連載・第8回

セ・パ両リーグともに優勝を巡る熾烈な争いが展開される今季のプロ野球。残り10試合ほどとなった11日現在、パ・リーグでは首位オリックスをロッテが2.5ゲーム差で追いかけている。そして、12日からは今季最後の直接対決となる3連戦が京セラドーム大阪で始まる。

9月5日にリーグ首位に躍り出たロッテは、同28日からのオリックス3連戦で白星を飾れず、首位を明け渡した。主砲のレオネス・マーティン外野手が右足甲を骨折して離脱したり、先発投手陣の状態が上がらなかったり、救援陣が捕まったり…。流れが悪い方向へと傾きかけていたが、10月に入ってからは3勝4敗1分で食らいついている。泣いても笑っても、残り13試合。就任4年目の井口資仁監督は今、何を思って戦っているのか。その胸の内を明かしてくれた。


さあ、ペナントレースは大詰め、ゴールはそこまで見えてきました。マリーンズは9月後半に3連敗、4連敗を喫し、2位から首位をうかがう現状です。ファンの皆さんにとっては非常にヤキモキする展開だと思いますし、そのど真ん中にいる僕らも毎日モチベーション高く試合に臨んでいます。

9月はしばらく首位でしたが、オリックス3連戦を含む4連敗で追う立場に戻りました。マーティンが怪我で離脱しているところ、先発陣も崩れてしまった。オリックスは吉田正尚選手が怪我から復帰してグッと盛り上がってきた時だったので、そういう勢いにやられてしまった感じもありました。

◇12日から敵地でオリックス3連戦「優勝争いはほぼ決まる」

その前週も3連敗を喫しましたが、そもそも今季は5連敗からのスタート。そこから盛り返してきた自信がチームにはあります。9月19日の日本ハム戦で自打球を当てたマーティンが、右足甲骨折と診断されて離脱する不運もありました。さすがにこの時はチームの雰囲気も沈みかけていましたが、選手はそれぞれが「自分がチームを引っ張ってやる」と頑張ってくれたのは心強かったです。

ただ、マーティンが抜けると打線に厚みがなくなるのは事実です。当然レアードへのマークが厳しくなりますし、打線全体が調子を落としかけていた時期に重なったこともあり、苦戦を強いられました。その雰囲気を覆してくれたのが、10月3日の楽天戦で見せた小島(和哉)の完封勝利であり、5日の西武戦で復帰後すぐに先制打を放ったマーティンの気持ちだと思います。

これまでもお伝えしてきましたが、今年のチームは先発が5回まで試合を作ってくれれば、打線と中継ぎで何とかできるという自信があります。追う展開でも僅差であれば「ひっくり返せる」という自信が野手にはあるし、6回以降は中継ぎリレーで益田(直也)まで繋げばいい。そこまで繋げる試合をどこまで作れるかが大切。最終的に益田でやられたら、それは仕方のないことだと思っています。

12日からは敵地でオリックス3連戦が始まります。今季最後の直接対決となる訳ですが、皆さんの予想通り、優勝争いの結果はここでほぼ決まるでしょう。オリックスはここで勝てば優勝が見えてくる。ここはマリーンズも3連勝を狙って全力でいくしかありません。

前回3連敗した原因は、オリックスの中軸に気持ちよく打たせてしまったこと。課題としているホームランでやられました。3試合とも先制しながら3ランでやられました。その反省をしっかり生かし、勝利を狙います。

とはいえ、オリックス3連戦でシーズンが終わる訳ではありません。その後も試合は続きます。大切なのは、残り試合で自分達がキャンプから積み上げてきた野球をどこまで出せるか。選手が思う存分のパフォーマンスを発揮できるように、監督・コーチは状況を整えることが仕事。これまで練習してきた成果を出すのみです。

◇ファンの大きな期待に「最後の1試合まで白熱した優勝争いを」

よく「優勝を意識しますか?」と質問されますが、正直なところ、あまり意識はしていません。1試合1試合どう戦おうか考える、それだけです。シーズン終盤となれば、思い切ったピッチャーの起用は増えますが、それ以外は開幕直後も、シーズン中盤も、そして今も変わりません。

僕よりも選手の方が優勝を意識しているように感じることがあります。最近、ちょっとした走塁ミスも目立ちますが、そこは焦りがあるのでしょう。少し冷静になれたら上手く回ること。選手を冷静に落ち着かせるのも、監督をはじめ首脳陣の仕事です。

もちろん、ファンの皆さんの盛り上がりは十分に伝わってきています。大きな期待を受けるのは本当に幸せなこと。最後は最高の形で終われるように、最後の1試合まで白熱した優勝争いをしていきたいと思います。

さて、11日はドラフト会議が開催されます。今年も高校生には将来有望な選手、大学生・社会人には即戦力として使えそうな選手が集まっています。マリーンズの補強ポイントは全部。どのポジションも厚みが必要です。会議をして最終的な指名選手を決めたいと思います。

最近のドラフトを振り返ってみると、入団した選手の多くが1軍で頑張ってくれている。これは現場というより、球団やスカウト達の努力の賜物です。チーム全体として同じ方向を目指せているので、的確に補強できるドラフトができているのでしょう。

今年も抽選となった場合は、僕がくじを引くことになります。「くじ運がいい」という声も聞こえてきますが、去年は最初のくじ引きは外したので油断は禁物。また交渉権を獲得できるように集中して引いてきます。

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