わたしはかもめ2021年鴎の便り(10月)

便

10月23日

千葉ロッテ4x−3北海道日本ハム(ZOZOマリン)

ロッテが今季4度目のサヨナラ勝ち。3−3の9回無死満塁から荻野の右前打で試合を決めた。8回に失策で追い付かれながらもはね返した。9回を抑えた益田が3勝目。日本ハムは3点差を追い付いたが、抑えの杉浦が崩れた。

123456789R
北海道日本ハム0000020103
千葉ロッテ003000001x4x

ページトップ

自慢の直球走ったロッテ佐々木朗希、平均球速や直球空振り率が自身最高値[ニッカン]

負けられない試合で、ロッテ佐々木朗希投手(19)の自慢のストレートがうなりを上げた。

初回、いきなり1番浅間を157キロで空振り三振に。7球全て直球だったが、フルカウントから当てることもさせなかった。波に乗る。4回には杉谷、西川、近藤を3者連続三振。終わってみれば6回11奪三振。プロ入り後では2軍戦も含め、初めての2桁奪三振となった。

直球を67球(ボール球含む)投げ、9度空振りさせた。この比率13.4%は、1軍公式戦では自身最高値となる。三振を奪った決め球で、変化球より直球が多くなったのもプロ入り初。大船渡高3年時にも、わずか1試合しかなかったことだ。直球の平均球速154.3キロも、自身最高値となる。

過去7度の登板にはなかったような強い風が吹く環境下で、ストライク率も3試合連続で7割を超えた。2回2死、1発のある6番万波を155キロ、156キロ、157キロと3球連続外角への直球で1度も振らせずに見逃し三振に仕留めた。その間、ロジンを1度触ったことも含めてわずか35秒。打者24人と対戦し、うち7人をわずか2球で追い込むなど、終始自分のペースで投げ続けた。

6回に3安打に捕逸が絡み、2失点した。球団を通じて「3点もらったのに苦しい形でリリーフに回してしまって反省しています」と話すにとどめたものの、その力投がサヨナラ勝利につながった。

大一番での19歳とは思えない堂々の投球。井口資仁監督(46)も「どのシチュエーションでも変わらず、自分の投球ができる投手なんだなというのはあらためて感じましたね」とたたえた。

指揮官は同時に、シーズン最終戦となる30日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発にさせる方針もあらためて口にした。「もちろん相手も研究してくると思うので、しっかり1週間、自分のコンディションも含めて調整してもらいたいなと思います」。逆転Vへ走るチームにとって、最終戦はどんな位置づけになるか。「(佐々木朗が)投げる前には(優勝を)決めたいですけど」と願っていた。

ページトップ

ロッテ荻野貴司サヨナラ打で優勝M4、氷水ぶっかけに「嬉しかったけど」[ニッカン]

ロッテがサヨナラ勝利で優勝マジックを4に減らした。3−3の9回無死満塁、荻野貴司外野手(36)がサヨナラ適時打で決めた。力投の佐々木朗希投手(19)に白星こそつかなかったものの、逆転優勝へ負けられない状況でスローガン通り、チーム一丸で1点をつかみ取った。まずは84、85年以来となる2年連続での2位以上が確定。残り5試合に全てをぶつけ、51年ぶりに勝率1位でのリーグVをつかみ取る。


何度もこなして、団体芸になりつつある。荻野のサヨナラ打の瞬間、三木だけがベンチ裏へ消えていく。角中や益田が四方からヒーローに水をかけ、8秒後、三木が赤いバケツをかついで現れた。ためらわず、氷水をぶっかけた。

「すごく嬉しかったですけど、すごく寒くなってきている時期なので、結構冷たかったです」。

今季4度目のサヨナラ勝ち。荻野はチームやスタンドの歓喜を眺め「本当に、全員でつかんだものだと思うのでホッとしてます」と喜んだ。9回、日本ハム杉浦から今季2発のミラクル岡が四球を選び、藤岡と加藤の犠打がともに相手のミスを誘う。無死満塁でカウント3−1。荻野が5球目を冷静に流した。「もっとかっこいい感じの打球をイメージしてたんですけど、すごく渋い打球になってしまって。それも僕らしいのかな」と照れた。

継続は力なり。2月の石垣島キャンプから、何百回と備えてきた。トスされたスポンジボールに、バットのヘッドを返さず、ただ当てるだけの練習を続けた。「秘密です」。意図は明かさないものの、軌道をイメージしながら多様なトス打撃で固め、36歳になる年に1番打者でフル出場。リーグトップの安打数に、盗塁王までも見えてきた。

9回表をゼロに抑えた時点でM4は決まった。それでも「チームが明日にこの勢いのまま行けるので。気持ち的には全然違うと思います」。サヨナラ勝利が生む流れにこそ価値がある。氷水を浴びるリードオフマンの横ではなぜか、加藤が田村に水をかけられていた。同点の失策をしたレアードは「ごめん」とばかりに佐々木千に水をかけ、自身の白星が消えた佐々木朗はレアードに水をかけ、笑って水に流した。おとなしいロッテはどこへやら。これを、続ける。

ページトップ

ロッテ2年連続2位以上確定、稲尾和久監督率いた84年〜85年以来[ニッカン]

ロッテが荻野貴司外野手(36)のサヨナラ打で勝利し、優勝マジックは4に減った。首位オリックスとは0.5ゲーム差に縮めた。

この日の勝利で、今季の2位以上が確定した。2年連続でのシーズン2位以上は、稲尾和久監督が指揮をとった84年〜85年以来となる。

ページトップ

サヨナラ勝ちロッテ井口監督、佐々木朗希を高評価、白星つかずも6回2失点[ニッカン]

ロッテは荻野貴司外野手(36)のサヨナラ打で勝利した。先発の佐々木朗希投手(19)は白星こそつかなかったものの、6回2失点で試合を作った。

井口資仁監督(46)は、大一番で好投した佐々木朗について「本当に自分自身をしっかり持って投げてくれているなというのは感じましたし、あまりどのシチュエーションでも変わらず、自分の投球ができる投手なんだなというのはあらためて感じましたね」と高く評価。「明日以降のコンディションも見て考えていきたい」としながら、基本的には30日の今季最終戦・日本ハム戦(ZOZOマリン)で先発させる意向を示し「(佐々木朗が)投げる前には(優勝を)決めたいです」と願っていた。

ページトップ

ロッテ佐々木朗希プロ入り後初の2桁奪K、6回までに10個の三振奪う[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(19)がプロ入り後初の2桁奪三振を記録した。

初回、いきなり浅間、杉谷を連続三振にすると、4回には杉谷、西川、近藤を3者連続三振に。6回に浅間からこの日10個目の三振を奪った。

2桁奪三振は1、2軍通じてプロ入り後初めてで、自身としては大船渡高3年夏の岩手大会準決勝・一関工戦で15奪三振を記録して以来、23試合ぶりとなる。

ページトップ

ロッテ中村奨吾の2点適時二塁打で先制「朗希を何とかしてあげたかった」[ニッカン]

逆転優勝のために負けられない2位ロッテに、中村奨吾内野手(29)の貴重な先制の2点適時二塁打が飛び出した。

3回、下位打線でチャンスを作り2死一、三塁。日本ハム河野の外角カットボールを右中間に運んだ。試合中、広報を通じて「(佐々木)朗希が良い投球をしているので、何とかしてあげたかった」とコメント。さらに間髪入れず、3番のレオネス・マーティン外野手(33)が右翼線へ適時二塁打。「もっと点を取って朗希を援護したい」とコメントした。

佐々木朗は5回まで1安打9奪三振無失点。念願の本拠地初勝利へ中盤までは快調に投げている。

ページトップ

ロッテ佐々木朗希が年下選手から初被安打、日本ハム細川が中前打放つ[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(19)が1、2軍通じてプロ入り後初めて、年下の打者に安打を浴びた。3回先頭でプロ初対戦した日本ハムの高卒ルーキー細川凌平内野手(19)に、2ボールからの3球目、153キロの高め直球を左中間方向へはじき返されて中前打となった。

その後、無死一塁から犠打で1死二塁とピンチが広がったが、9番谷内を三ゴロ、1番浅間は空振り三振で最初のピンチを切り抜けた。3回まで被安打は細川に浴びた中前打のみで5奪三振で無失点の立ち上がりとなった。

ページトップ

ロッテ岡大海、サヨナラ本塁打の記念グッズを発売[ニッカン]

ロッテは23日、岡大海外野手(30)のサヨナラ本塁打を記念した「HIROMI NIGHT2」グッズの受注販売を開始すると発表した。

ラインアップはフェースタオル、バスタオル、Tシャツ、アクリルキーホルダー。球団オンラインストア限定で10月31日まで販売する。発送は12月中旬以降の予定。岡は10月15日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で今季2度目のサヨナラ本塁打を放った。

球団広報室は「1本目のサヨナラ本塁打も、札幌ドームでの9回2死からの同点2ランも、そして2本目のサヨナラ本塁打も忘れることができない素晴らしいアーチでした。今年のマリーンズを振り返った時、いずれの本塁打もその象徴として思い出されるでしょう」とコメントを寄せた。

ページトップ

朗希投げれば荻野打つ!ロッテ、執念サヨナラM4、16年ぶりVへ一戦必勝続く[サンスポ]

ロッテ・荻野貴司外野手(36)が23日、日本ハム22回戦(ZOZOマリン)で9回無死満塁から右前打を放ち、4−3でのサヨナラ勝ちに導いた。佐々木朗希投手(19)の登板日に先頭打者本塁打4本を放っている1番打者が、この日は劇打で貢献。チームは首位・オリックスに0.5ゲーム差に迫り、優勝へのマジックナンバーを1つ減らして「4」とした。残り5試合。負けられない戦いが続く。

最後まで絶対に諦めない。3−3の9回無死満塁。荻野が、杉浦の甘く入った速球を捉えると、打球は右前へ抜けた。一塁ベースを回ったところで、益田らチームメートから歓喜のウオーターシャワーを浴びた。

「内心ドキドキしていましたが、思い切って振りました。すごく嬉しいんですが、寒くなっている時期なので、(水が)冷たかったです」。

安打でサヨナラ勝ちを決めるのは自身7年ぶり。ヒーローは喜びを爆発させつつ、最低気温10度と冷え込んだ本拠地で9890人の観衆を笑わせた。

嫌な流れだった。3−2の8回2死二塁で、一塁手のレアードが高く上がった飛球を落球。同点に追い付かれた。それでも「三木を筆頭にマーティンとか『行こうよ』と声を掛けてくれていた。沈んではいなかった」と荻野。そんなムードにも背中を押され、仲間のミスを帳消しにした。

ロッテ一筋12年目で初めて開幕から全138試合に「1番」でスタメン出場。国内FA権を行使せず残留した今季は、リーグトップの165安打に加え、同3位の23盗塁を決めるなど期待に応えている。

16歳下の後輩の姿にも、また奮起した。荻野は、佐々木朗の登板した試合で今季放った先頭打者本塁打の6本中4本をたたき出し、打率.340(47打数16安打)の好成績を収めている。

重要な試合に先発し6回2失点、11奪三振と快投を見せた高卒2年目右腕に「2年目とは思えない堂々とした投球。勝ちを付けてあげられないのは申し訳ない」とじくじたる思いを抱えて迎えた9回。この日は最後の最後に令和の怪物≠笑顔にした。

荻野は佐々木朗とグータッチを交わし「『次も(先頭弾を)頼みますよ』と言ってくるので頑張って打ちたい」と笑った。残り5試合で優勝マジックは「4」。負けられない戦いは続くが、16年ぶりのリーグVへ、この1勝には大きな価値がある。

データBOX
ロッテが勝って、優勝へのマジックナンバーを「4」に減らした。現日程での最短優勝決定日は27日。ロッテは残り5試合で5勝、4勝1敗、3勝1敗1分けなど勝率.561以上なら、オリックスの最終戦(25日、楽天戦)の勝敗にかかわらず優勝となる。オリックスの最短優勝決定日は25日のままで、24日にロッテが日本ハムに負け、25日にオリックスが勝ち、ロッテがソフトバンクに負けると、オリックスは優勝マジックが点灯することなく優勝が決まる。

ページトップ

ロッテ・中村奨が先制二塁打「朗希がいい投球をしているので」[サンスポ]

ロッテ・中村奨が3回、右中間へ先制の2点二塁打を放った。河野のカットボールを捉えて先発の佐々木朗を援護。「朗希がいい投球をしているので何とかしてあげたかった」と胸を張った。荻野と同じく開幕から全138試合にスタメン出場。3番から2番に打順が変わってから10試合に出場し、打率.367(30打数11安打)と好調を持続している。

ページトップ

[劇打一問一答]ロッテ・荻野「しぶい感じになってしまって…。それも僕らしい」[サンスポ]

ロッテがサヨナラ勝ちを収め、優勝へのマジックナンバーを1つ減らし「4」とした。同点の9回、相手の失策などで無死満塁の好機を作ると、荻野が右前適時打を放った。先発のロッテ・佐々木朗は6回を投げ自己最多の11三振を奪うなど4安打2失点。この日の最速は157キロだった。ヒーローインタビューを受けた荻野の一問一答は以下の通り。

≫この勝利でマジック4。
荻野
「全員でつかんだものなので、まずはホッとしています。」
≫無死満塁での打席。
荻野
「内心はドキドキしていました。最後は思い切って振りました。もっとかっこいい感じの打球をイメージしていたんですけど、しぶい感じになってしまって…。それも僕らしい。」
≫サヨナラの瞬間、ナインが駆け寄った。
荻野
「サヨナラの場面で立つことはないのですごく嬉しかった。(水をかけられて)寒くなってきているので結構冷たかった。」
≫優勝が見えてきているか。
荻野
「まだまだ厳しい戦いは続く。目の前の試合をものにしたい。」
≫佐々木朗投手について。
荻野
「本当に2年目とは思えない堂々としたピッチング。見ていて頼もしい。」
≫残り5試合。
荻野
「1勝1勝つかみとるだけ。僕たちと一緒に戦いましょう。」

ページトップ

ロッテ、劇的サヨナラ勝ちで優勝マジック4、佐々木朗希は6回11K2失点好投[サンスポ]

ロッテがサヨナラ勝ちを収め、優勝へのマジックナンバーを1つ減らし「4」とした。同点の9回、相手の失策などで無死満塁の好機を作ると、荻野が右前に適時打を放った。先発のロッテ・佐々木朗は6回を投げ自己最多の11三振を奪うなど4安打2失点。この日の最速は157キロだった。

ロッテは3回に2死一、三塁の好機を作ると、中村が日本ハム先発の河野から右中間に2点二塁打を放ち先制した。続くマーティンは右翼線に適時二塁打を放ち、3点目を奪った。好投を続けていた佐々木朗は6回1死二、三塁で近藤のニゴロの間に失点し、続く高浜に右前適時打を浴びた。

8回には3番手の佐々木千が登板。2死二塁で、万波の一塁への飛球をレアードが落球し、同点に追いつかれたが、9回にサヨナラ勝ちを収め、ミスが帳消し≠ニなった。

ページトップ

ロッテ・佐々木朗希が6回11K2失点で降板、4勝目の権利持って降板[サンスポ]

先発したロッテ・佐々木朗希投手(19)が6回を投げ自己最多の11三振を奪うなど4安打2失点。4勝目の権利を持って降板した。この日の最速は157キロだった。

3−0の6回無死で浅間から154キロ直球で空振り三振を奪い、1試合自己最多を更新する自身初の2桁奪三振。だが、6回1死二、三塁で近藤のニゴロの間に失点し、続く高浜に右前適時打を浴びた。

1軍デビューしたプロ2年目の今季、全11試合目に先発登板。プロ入り後の最速は158キロで、9月10日の楽天戦(ZOZOマリン)で9三振を奪っていた。大船渡高(岩手)時代に自己最速の163キロをマークしている。

ページトップ

ロッテ・佐々木朗希が1試合自己最多ので自身初2桁奪三振、6回に浅間から10個目のK[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(19)が先発し、3−0の6回無死で浅間から154キロの直球で空振り三振を奪い、1試合自己最多を更新する自身初の2桁奪三振を記録した。

1回に2、2回に2、3回に1、4回に3、5回に1、6回に浅間から計10個目の奪三振。3回2死から浅間、杉谷、西川、近藤を4連続三振に抑えた。

1軍デビューしたプロ2年目の今季、全11試合目に先発登板。これまで9月10日の楽天戦(ZOZOマリン)で9三振を奪っていた。

ページトップ

ロッテが3回に3点奪う、佐々木朗は5回まで9K無失点[サンスポ]

優勝マジックを5にしているロッテは3回に2死一、三塁の場面で、中村が日本ハム先発の河野から右中間に2点二塁打を放ち、先制した。続くマーティンは右翼線に適時二塁打を放ち、3点目を奪った。先発の佐々木朗は5回までに9三振を奪うなど無失点。

ページトップ

ロッテ、岡のサヨナラ本塁打2本を記念したグッズの受注販売を開始[サンスポ]

ロッテは23日、岡大海外野手(30)が10月15日ソフトバンク戦(ZOZOマリン)で今季2度目のサヨナラ本塁打を打ったことを記念して、「HIROMI NIGHT2」グッズの受注販売を10月31日までマリーンズオンラインストア限定で開始したと発表した。商品一覧は次の通り。

全て税込。10月31日午後11時59分まで受注しており、12月中旬から下旬の商品到着を予定している。生産状況により、到着日が前後する可能性あり。

ページトップ

ロッテ、サヨナラM4!朗希が投げれば荻野が打つ「凄く渋い打球…僕らしい」右前打で決めた[スポニチ]

ロッテ・荻野貴司外野手(36)が23日、日本ハム戦の9回にサヨナラ打を放った。昨季も押し出し死球でサヨナラの打点をマークしたが、サヨナラ安打は14年以来7年ぶり2度目だ。チームは試合のなかった首位・オリックスに0.5ゲーム差と迫り、優勝マジックを1減らして「4」に。今季2位以上も確定させた。先発で6回2失点の佐々木朗希投手(19)に白星はつかなかったが、攻撃陣が最後に奮起した。

運命の赤い糸。人と人を結ぶ目に見えない強い絆は、本当にあるのかもしれない。佐々木朗が投げると、いつも荻野が打つ。3−3の9回無死満塁だ。3ボール1ストライクから、杉浦の直球を振り抜いた。

「本当はもっとかっこいい打球をイメージしていたが、凄く渋い打球になってしまった。それも僕らしいかな」。

決して会心の一撃ではなかったが、打球は一、二塁間を抜けた。開幕から全試合1番打者を務めるリードオフマンにとって、14年5月14日のソフトバンク戦以来となるサヨナラ安打。21日に36歳となったベテランは、自身初の全試合出場も射程に捉えるほど元気いっぱいだ。

今季は先頭打者アーチを6本放っている。そのうち4発は佐々木朗が先発した試合。「年齢は離れているけど、朗希は気軽に話し掛けてくれる。(本塁打を打つと)次も頼みますよと言ってくれるので、頑張って打ちたいなと思っている」。11試合で47打数16安打、打率.340と2人の相性も抜群だ。

この日の第1打席は三ゴロに倒れたが、最後の最後にチームを今季4度目のサヨナラ勝ちに導いた。「なかなか(朗希に)勝ちをつけてあげられないのは申し訳ないけど、凄く頑張ってくれている」と、19歳の奮闘は発奮材料でもある。

チームの優勝マジックは「4」となった。引き分けでも「5」から「4」に減ったが、荻野は「流れ的に明日もこのままでいける」と勝利の意義を口にした。7回には二盗を決め、リーグトップの西武・源田、同僚・和田の24盗塁へ1個差と迫った。球界屈指のスピードスターは、これまで故障がちで盗塁王を獲得したことはない。「それは、あまり意識してないですね」。残り5試合。12年目の生え抜きは、若手とともに目の前の戦いに勝つことだけを求めている。

◇36年ぶり2年連続2位以上確定

ロッテが日本ハムにサヨナラ勝ち。マジックを4に減らし、最短優勝決定日は27日のままとなった。また、昨年2位のロッテはこの日で今季の2位以上が確定。ロッテの2年連続2位以上は59、60年(2位→優勝)、70、71年(優勝→2位)、84、85年(2位→2位)に次いで36年ぶり4度目。

ページトップ

ロッテ・朗希、自身初2桁11奪三振!本拠地1勝はお預け、次回登板は30日今季最終戦[スポニチ]

本拠地初勝利はまたもお預けとなったが、ロッテ・佐々木朗は自身初の2桁となる11三振を奪い、6回4安打2失点でサヨナラ勝ちに貢献した。

3点リードの6回に3安打を集中され、加藤の捕逸もあって1点差と詰め寄られた。「苦しい形でリリーフに回してしまって反省しています」と振り返ったものの、最速157キロの直球を軸に5回まで1安打投球と快投した。次回登板予定は今季最終戦となる30日の日本ハム戦。井口監督は「朗希はもう1度ある。その前に決めたいけど、相手も研究してくるので、1週間しっかりと調整してほしい」と期待した。

ページトップ

森繁和氏、初の2桁奪三振、ロッテ・朗希に見た“3種のフォーク”と直球のコンビネーション[スポニチ]

◇森繁和 視点

自己最多の11奪三振。チームが劇的な勝利を収めたことで佐々木朗の好投も生きた。

3種類のフォークボールで相手打線を牛耳った。ナックルのような落差で縦に大きく落ちる、三振を取るためのフォーク。さらに左打者の外角にシュート気味に逃げるもの、右打者の外角にカット気味に曲がるもの。カウントごとに使い分けていた。一方で捕手のサインに首を振って直球を投げるシーンも。手応えがあったのだろう。この直球があれば、よりフォークが生きる。

無失点に抑えていた5回まで、日本ハムの打者で初球を見逃したのは18人のうち実に9人。球数を投げさせよう、との意図もあったのだろうが、佐々木朗もコーナーにきっちりと投げていた。2球目までにストライクを取る。自分のカウントで勝負できたことが多くの三振を奪った要因だ。

これだけの直球、フォークを操り、さらに制球もいい。首脳陣は間隔を空けて先発で大事に投げさせるだろうが、ここ一番でのリリーフでも使える。大きな可能性を感じる佐々木朗の投球だった。

ページトップ

ロッテ・荻野、執念サヨナラ打で“この1点”つかみ取った!「すごく渋い打球に…それも僕らしいのかな」[スポニチ]

ロッテが劇的なサヨナラ勝ちで優勝マジックを「4」に減らし、2005年以来のリーグ制覇へまた一歩前進した。1点リードの8回に拙守で同点に追いつかれたが、9回無死満塁からベテラン・荻野がサヨナラ打。チームスローガン「この1点を、つかみ取る。」を体現したかのような執念の一打で、チームに大きな白星をもたらした。

3−3で迎えた9回。守護神・益田が日本ハム打線を三者凡退に抑えていいムードをつくると、その裏に劇的な展開が待っていた。日本ハム5番手・杉浦から先頭の岡が四球を選ぶと、続く藤岡の犠打が野選となり、加藤はバントで相手の失策を誘発。無死満塁の絶好機で打席に立った荻野が杉浦の直球をしぶとく右前へ運び、自身7年ぶり2度目のサヨナラ打で劇的な勝利を呼び込んだ。

試合後のお立ち台で、「岡がしっかり出てくれて加藤がしっかり送ってくれて、内心はドキドキしていたんですけど、最後は思い切って振りました」と振り返った荻野。「本当はもっとかっこいい感じの打球をイメージしていたんですけど、すごく渋い打球になってしまって、それも僕らしいのかなと思います」と胸を張った。

一塁を回るとナインから水をかけられる手荒い祝福を受け、「すごく嬉しかったけれども、すごく寒くなってきている時期なので結構冷たかったです」と笑いを誘った荻野。オリックスとのし烈な優勝争いで、残りは5試合となった。「この1点を、つかみ取る。」のボードを掲げるマリンのファンへ向けて、「残り試合、1点が大事になってくると思うので、もう1度みんなでこのスローガンを頭に叩き込んで、1点をつかみとって勝利へ導けたらと思います」と頂点をつかみとることを誓った。

ページトップ

ロッテ、サヨナラ勝ちでマジック4!荻野が執念V打、佐々木朗は自己最多11K快投[スポニチ]

ロッテは3−3の9回、荻野が執念の適時打を放って日本ハムに4−3でサヨナラ勝ち。2005年以来のリーグ優勝へ残り5試合でマジックを4とした。現時点での最短優勝決定日は27日。先発・佐々木朗はプロ入り後、自身初の2桁奪三振となる毎回の11三振をマークするなど6回4安打2失点の好投を見せたが、今季4勝目はお預けとなった。

同期の左腕・宮城との投げ合いを6回無失点で制し、チームに51年ぶりのマジックを点灯させた14日のオリックス戦から中8日での先発マウンド。佐々木朗は初回から157キロを5度マークするなど圧巻の投球を披露。3点の援護をもらった直後の4回には杉谷、西川、近藤を3者連続三振に仕留め、5回まで1安打無失点に抑えた。

6回は先頭の浅間から154キロの直球でプロ初の2桁奪三振となる10個目の三振を奪った後、杉谷、西川に連打を浴びて1死二、三塁のピンチ。4番・近藤の二ゴロの間に1点を失うと、なお2死三塁から高浜に右前打を許して追加点を与えた。3−2と1点差に迫られるもここで踏ん張り、続く万波は137キロのフォークで空振り三振に仕留めて2失点でしのいだ。

佐々木朗は6回92球を投げて4安打2失点で今季4勝目の権利を持って降板。「3点もらったのに苦しい形でリリーフに回してしまって反省しています。このまま勝つことを信じて最後まで応援します」と話していたが、8回に味方のまずい守備から同点とされて佐々木朗の白星は消えた。3−2と1点リードの8回2死二塁、3番手・佐々木千が万波を内野フライに打ち取ったが、打球は風に流されて一塁レアードがまさかの落球。二塁走者が還って試合は3−3の振り出しに戻った。

打線は3回、先頭の岡の左前打から2死一、三塁とし、中村奨の右中間を破る適時二塁打で2点を先制。マーティンも右翼線への適時二塁打で続き、佐々木朗に3点の援護をプレゼントした。その後は散発2安打に抑えられていたが、9回に岡の四球と日本ハムの拙守で無死満塁とすると、荻野が日本ハム5番手・杉浦の直球をしぶとく右前へ。執念の一打で今季4度目のサヨナラ勝ちを収め、頂点へまた一歩前進した。

ページトップ

ロッテ・佐々木朗、負けられない一戦で6回2失点、自己最多11K!4試合連続QSで4勝目権利[スポニチ]

ロッテの佐々木朗希投手(19)は23日、本拠地での日本ハム戦に先発。2005年以来のリーグ優勝へ残り6試合で優勝マジック5と絶対に落とせない一戦で、毎回のプロ自己最多11三振を奪って6回4安打2失点にまとめ、今季4勝目の権利を持って降板した。

14日のオリックス戦では同期の左腕・宮城との投げ合いを6回5安打無失点で制し、今季3勝目を挙げた佐々木朗。プロ最速タイとなる158キロを5度も計測する好投で、チームにとって1970年以来51年ぶりの優勝マジックを点灯させた。

そこから中8日で上がった負けられないマウンド。「長いイニングを投げることも大事だけど、0点でつなぐことの方が大事」と話していた通り、初回から全力投球で157キロを5度マーク。浅間、杉谷を連続で空振り三振に仕留めると、3番・西川は157キロの直球で追い込み、最後は変化球で一ゴロに仕留めた。

3回に先頭の細川にこの試合初安打となる中前打を打たれ、宇佐見の犠打で1死二塁とピンチを広げたが、落ち着いて後続を断って無失点。中村奨、マーテインの連続適時打で3点を先制した直後の4回には杉谷、西川、近藤を三者三振に抑える快投で、援護に応えた。

6回は先頭の浅間から154キロ直球でプロ初の2桁奪三振となる10個目の三振を奪った後、杉谷、西川に連打を浴びて1死二、三塁のピンチを招く。4番・近藤の二ゴロの間に1点を失うと、なお2死三塁から高浜に右前適時打を許して追加点を献上。それでも万波をフォークで空振り三振に仕留めてリードを守り切り、この回で降板。6回2失点で4試合連続クオリティー・スタートを達成し、救援陣にマウンドを託した。

佐々木朗
「3点もらったのに苦しい形でリリーフに回してしまって反省しています。このまま勝つことを信じて最後まで応援します。」

ページトップ

ロッテ佐々木朗希、自身初の2桁奪三振、6回に浅間から154キロの直球で達成[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗希投手がプロ入り後、自身初の2桁奪三振をマークした。

初回の立ち上がりから浅間、杉谷を連続三振に斬ると、3回2死からは浅間、杉谷、西川、近藤と4者連続三振も奪った。

5回までに自己最多タイとなる9三振をマークすると、6回の先頭・浅間から154キロの直球で3打席連続三振に仕留めた。これが自己最多となるこの日10個目の三振となった。

なお、佐々木朗は3点リードの6回1死二、三塁から近藤の二ゴロと、高浜の右前適時打で2点を失ったが、万波からフォークで11個目の三振も奪った。

ページトップ

ロッテ、初回攻撃前に本拠地白く染める、「ファンと球団が一丸となって戦う」[スポニチ]

ロッテは「ファンと球団が一丸となって戦う」との思いを込めて、日本ハム戦に来場した1万人に「この1点を、つかみ取る。」のチームスローガンが記載された応援ボードを配布。「マリーンズ・ホワイトアウト」と題した企画で、初回の攻撃前にスタンドのファンがボードを掲げ、球場をホワイトの埋め尽くした。

なお、05年以来のリーグ優勝へ、ロッテは残り6試合で、優勝マジック5としている。

ページトップ

佐々木朗希、初2ケタ11K力投からサヨナラ勝ちM4、井口監督「持っているものが違う」[報知]

ロッテは同点の9回無死満塁、荻野が右前にサヨナラ打を放ち、マジックを4とした。残りは5試合。

自らの4勝目は消えたが、朗希は歓喜の輪で喜びを爆発させた。9回無死満塁。佐々木朗の先発試合で4本の先頭弾を放つなど“相性のいい”荻野が右前へ運び、今季チーム4度目のサヨナラ。マジックを4に減らし、2位以上を確定させた。

8回2死二塁。レアードのまさかの落球で同点とされ、朗希の本拠地8戦目にしての初白星は消えたが、劇勝への流れをつくったのは間違いなく怪物右腕だった。

最速157キロの直球を軸に5回まで無失点。6回にパスボールも絡み2失点したが、4者連続を含む自身初の2ケタ11K。6回4安打2失点(自責0)に「3点もらったのに苦しい形でリリーフに回してしまって反省しています」。厳しい自己評価も、その貢献度は誰もが認めている。

井口監督は「やはり持っているものが違う。重圧というより堂々。どんな状況でも自分の投球ができる投手とあらためて感じた」と目を細めた。殊勲打の荻野は16学年下の右腕について「気軽に話しかけてくれ『次も頼みますよ』と言ってくれる。なかなか勝ちをつけてあげられないので申し訳ない。本当に頑張っている」と、背番号17の存在感は増している。

朗希は中6日でチーム最終戦となる30日の日本ハム戦(ZOZO)に先発予定。だが、その前に決めたい。オリックスが残り1戦に勝利すれば、ロッテは5戦で1敗しかできない状況は続く。引き分けでもマジックは減っていたが荻野は「流れ的には勢いのままいける。気持ちは全然違う」ときっぱり。突っ走り、一気にゴールテープを切りにいく。

ページトップ

荻野貴司がサヨナラ打でマジック4に[報知]

ロッテは同点の9回無死満塁、荻野が右前にサヨナラ打を放ち、マジックを4とした。残りは5試合。

1点リードの8回2死二塁。万波の一塁へのフライをレアードがまさかの落球。同点とされ、佐々木朗の白星が消えた。

しかし9回、四球、犠打野選、失策と相手のミスで無死満塁。最後はベテランが決めた。「全員でつかんだ勝利。ホッとしています。内心はどきどきしていました」と笑顔。

これで、ロッテは残り5試合でマジック4。残り1試合のオリックスが勝利すれば、ロッテは4勝1敗(2勝3引き分けでもV)のペースが必要だ。

ページトップ

佐々木朗希がプロ11戦目で初の2ケタK、6回まで毎回の11K[報知]

ロッテの佐々木朗希投手がプロ初の2ケタ奪三振をマークした。

初回、先頭の浅間を157キロで空振り三振。2番・杉谷をフォークで空振り三振と快調なスタート。

2回は近藤を空振りで、万波には外角に直球を3球続け見逃し三振。

3回2死の浅間から、4回の近藤までは圧巻の4者連続三振を奪った。

5回に細川から空振り三振を奪い、自身最多の9Kに並ぶと、6回先頭、浅間からこの日3つ目となる空振り三振で10個目。

この回、パスボールが絡み、近藤の内野ゴロの間、高浜の右前適時打で2点を奪われたが、2死一塁で万波から11個目を奪った。

ページトップ

岡大海のサヨナラ本塁打記念グッズ発売[報知]

ロッテは、岡大海外野手が15日のソフトバンク戦(ZOZO)で今季2度目のサヨナラ本塁打を打ったことを記念して「HIROMI NIGHT2」グッズの受注販売を31日までマリーンズオンラインストア限定で開始した。

グッズはフェイスタオル(1800円)、Tシャツ(3500円)、バスタオル(4500円)、アクリルキーホルダー(600円)全て税込。

ロッテ広報室は「1本目のサヨナラ本塁打も、札幌ドームでの9回2死からの同点2ランも、そして2本目のサヨナラ本塁打も忘れることが出来ない素晴らしいアーチでした。今年のマリーンズを振り返った時、いずれの本塁打もその象徴として思い出されるでしょう。ペナントレース残り6試合となり、リーグ優勝のためには負けられない試合が続きますがマリーンズには岡選手がいます。これからも優勝へと導く一打を宜しくお願いします」とコメントした。

ページトップ

ロッテM4、荻野サヨナラ執念V打「冷たかった」、佐々木朗も11K力投[デイリー]

ドラマチックな幕切れと同時に、ロッテベンチから一斉にナインが飛び出した。歓喜の輪で仲間たちから水をかけられ、びしょ濡れになった荻野。「あんまりないので、すごく嬉しいですけど、(水は)冷たかったですね」。自身2度目となった値千金のサヨナラ安打で、優勝マジックは「4」。寒さと嬉しさ両方で、体が震えた。

同点の9回無死満塁。ボルテージが上がる球場とは対比的に、落ち着いていた。3−1から杉浦の4球目にファーストスイング。外角直球に食らいつくと、打球は一、二塁間を抜けた。「もっとかっこいい打球をイメージしていたけど、すごく渋い打球になった。それでも僕らしいかなと思う」。照れくさそうに笑った。

21日に36歳になったベテラン。ケガに泣かされたシーズンも多かったが、今季はここまでプロ初の全試合スタメン出場。7回にはリーグトップに1差に迫る23個目の盗塁を決め、「優勝もかかっているので、無理な盗塁はできない。でも、チャンスがあれば狙っていきたい」。16年のオリックス・糸井(現阪神)が35歳2ヶ月で獲得した最年長盗塁王の更新にも意欲を見せた。

最短優勝は27日。「まずは目の前の1勝をつかみ取りたい」。残り5試合。荻野は最後まで突っ走る。

ページトップ

ロッテが執念のサヨナラ勝ち!荻野が劇的V打、優勝M4に[デイリー]

2位ロッテが執念のサヨナラ勝ち。オリックスとのゲーム差は0.5となり、優勝マジックは1つ減って4となった。

9回は四球、野選、犠打失策で無死満塁。荻野が試合を決める一打を放った。

先発の佐々木朗希投手は6回4安打2失点(自責0)で降板したが、4勝目はならず。それでも6回先頭の浅間から空振り三振を奪い、プロ初の2桁奪三振をマーク、自己最多の11奪三振となった。

ロッテは残り5試合、オリックスは1試合となっている。オリックスが25日の楽天戦で勝利した場合、ロッテの優勝条件は3勝1敗1分け以上となった。

ページトップ

ロッテ・レアードの痛恨落球で同点に、一飛が風に流される[デイリー]

ロッテに痛恨のプレーが出た。

1点リードの8回、2死二塁。高浜が一塁頭上へ打ち上げた打球は風に流され、一塁手レアードが痛恨の落球。二塁走者が生還し、同点となった。

ロッテは優勝マジック5としているが、オリックスにも“隠れマジック3”の状況。勝利がほしい一戦で、苦しい展開となった。

ページトップ

負けられないロッテ、佐々木朗希は6回2失点11Kの好投、プロ初2桁奪三振[デイリー]

ロッテ・佐々木朗希投手は6回4安打2失点(自責0)で降板。6回先頭の浅間から空振り三振を奪い、プロ初の2桁奪三振をマーク、自己最多の11奪三振となった。

初回、連続三振から立ち上がり、3回までに5奪三振。4回は杉谷、西川、近藤を3者連続三振。5回まで1安打無失点9奪三振と抑え、3点リードの6回に154キロの速球で浅間から空振り三振を奪った。

試合前の時点で優勝マジック5。負けられない戦いで本領を発揮した。この日の球数は92球で、最終戦となる30日・日本ハム戦登板の可能性も残しての降板となった。

佐々木朗は、「3点もらったのに苦しい形でリリーフに回してしまって反省しています。このまま勝つことを信じて最後まで応援します」とコメントした。

ページトップ

ロッテ・佐々木朗が奪三振ショー、6回1死、プロ初の2桁奪三振をマーク[デイリー]

ロッテ・佐々木朗希が奪三振ショーを演じた。6回先頭の浅間から空振り三振を奪い、プロ初の2桁奪三振をマークした。

初回、連続三振から立ち上がり、3回までに5奪三振。4回は杉谷、西川、近藤を3者連続三振。5回まで1安打無失点9奪三振と抑え、3点リードの6回に154キロの速球で浅間から空振り三振を奪った。

試合前の時点で優勝マジック5。負けられない戦いで、剛腕が本領を発揮している。

ページトップ

ロッテ、岡大海の記念グッズ発売、10・15に今季2度目のサヨナラ本塁打[デイリー]

ロッテは23日、岡大海外野手が10月15日・ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)で今季2度目のサヨナラ本塁打を打ったことを記念し、「HIROMI NIGHT2」グッズの受注販売を10月31日までマリーンズオンラインストア限定で販売を開始したと発表した。

岡大海外野手「HIROMI NIGHT2」グッズ商品一覧は次の通り。

フェイスタオル:1800円、Tシャツ(カラー:ブラック、ホワイト、サイズ:S、M、L、XL):3500円、バスタオル:4500円、アクリルキーホルダー:600円、全て税込。

ロッテマリーンズ広報室は「岡大海外野手の今季1度目のサヨナラ本塁打は3、4月度スカパー!サヨナラ賞を受賞した4月21日北海道日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)で『ボーリックナイト』と語り継がれてきた2001年7月9日のボーリック内野手の満塁本塁打以来20年ぶりの逆転サヨナラ本塁打だったこともあり、『ボーリックナイト』にちなみ『ヒロミナイト』と命名して記念グッズを販売したところ大好評を頂いたため、今回のグッズも『HIROMI NIGHT2』としてデザインされています」。

続けて「1本目のサヨナラ本塁打も、札幌ドームでの9回2死からの同点2ランも、そして2本目のサヨナラ本塁打も忘れることが出来ない素晴らしいアーチでした。今年のマリーンズを振り返った時、いずれの本塁打もその象徴として思い出されるでしょう。ペナントレース残り6試合となり、リーグ優勝のためには負けられない試合が続きますがマリーンズには岡選手がいます。これからも優勝へと導く一打を宜しくお願いします」とコメントした。

ページトップ

[千葉魂]漢・田村が輝いた仙台の夜、助っ人の声に押され決勝打[千葉日報]

気迫の一打が、チームをさらなる上昇気流へといざなった。8月29日のイーグルス戦。杜の都・仙台はまだ猛暑の中にあった。肌にまとわりつくようなジメッとした蒸し暑さが残る夜。試合は両軍無得点のまま最終回を迎えていた。マリーンズは四球と相手失策を絡め無死二、三塁の絶好のチャンスを迎えながら、なかなか生かしきれない。2アウトまで進み、打席に田村龍弘捕手が向かった。

「少々ボール球でも気合で前に飛ばしてやろうと思っていました。とにかく食らいついていくイメージ。ワンバウンドのボールだけ振らないように意識して、あとはバットに当てて前に飛ばそうと思っていました」。

田村は打席での想いを口にした。後半戦に入りスタメン出場の機会が減り、この時も8回の守備からの途中出場で巡ってきたチャンスだった。「代打かなという思いもあった。だけど監督がボクをそのまま打席に立たせてくれた。期待に応えて、このチャンスで何としても結果を出したいという思いだった」と最後の最後で回ってきた大舞台に気合十分で向かった。

しかし、熱さの中にも捕手として冷静な分析も忘れない。「一塁が空いているとはいえ打撃の状態が良かった次の藤岡さんではなくて、打撃成績的にも自分で勝負してくると思っていた」。揺るぎない確信でマウンドの宋家豪投手と相対した。カウント3ボール2ストライク。そこから外、内、外と150キロの豪速球を投じられるも食らいつきファウルを繰り返す。続くスライダーもファウル。声を出すことが禁止された静かなスタジアムで、ベンチからは仲間達の後押しする声だけが響いた。

ふと目を向けるとベンチ最前列でブランドン・レアード内野手とレオネス・マーティン外野手が身を乗り出して応援をしてくれていた。こみあげる想いがあった。

「あの2人の姿を見てすごく嬉しかった。試合に出ないことも多い中で、いつもあの2人が気に掛けてくれていて、励ましてくれた。『絶対にチャンスが来るから頑張れ』と。いつも気に掛けてくれていた」と田村。

その先輩でもある両外国人選手2人が言っていたチャンスが今、目の前にあった。ベンチから聞こえる2人の声に励まされ、高めにすっぽ抜けたフォークボールを振り抜くと打球は田村の気持ちを乗せてレフト前に抜けていった。貴重な先制タイムリー。最終回2死から掴み取った漢・田村、気合の一打だった。一塁ベース上で小さくガッツポーズをした。

「もちろん嬉しかったですよ。でも僕はキャッチャー。その裏の回の守りがある。すぐに切り替えてどのようにリードして、この1点を守り切るかという事を考えました」。

打者でもあるが根っからの捕手。その裏の守りで先頭こそ出塁を許すが後続を抑え見事、勝利を呼び込んだ。チームは4連勝。結果的に5連勝しマリーンズはその後も白星を重ね、ついに9月5日、今年初めて首位に立つ。その功労者の1人は間違いなく背番号「22」。気迫でボールに食らいつき決勝打を叩き出した仙台の夜がある。

「これからもやることは一緒。求められた場面で自分の出来ることをすること。試合に出ないことも、途中から試合に出ることもあるけど、自分が出来ることをしっかりとやるだけ」。

前後期制、プレーオフを除くと1970年以来のリーグ優勝はもう目の前に迫っている。1試合も落とせない日々が続く。果てしない重圧が選手達を襲う。その中で物怖じしない選手の存在は心強い限りだ。漢・田村が最高の感動を千葉に呼び込む。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

ページトップ

優勝に近づくヤクルトとロッテに共通する強み、得点増に欠かせぬ重要な“率”とは?[Full-Count]

◇得点を増やすためには打率よりも出塁率の高さが重要

2021年のプロ野球も残りあとわずか。セ・リーグはヤクルトが優勝へのマジックを3に減らし、2位の阪神が0.5ゲーム差で追いかけている。パ・リーグはオリックスが首位に立つものの、残り試合数の多い2位のロッテにマジック5が点灯するという珍しい事態となっている。

相手よりも1点でも多く得点し、1点でも少なく抑えることが野球の鉄則。その中で、ヤクルトは12球団最多の605得点を叩き出し、ロッテもパ・リーグで最多の566得点をマークする。両チームに共通するのがチーム全体の出塁率が高く、特に1、2番が多く塁に出て、3、4番でしっかり返すという打線としての形ができているところ。

ヤクルトのチーム出塁率.334はリーグトップ。チーム打率.255は広島の.264、DeNAの.258に劣るものの、この2球団よりも100個ほど多い四球を選んで出塁率を押し上げている。主に塩見が入る1番が.341、青木が入る2番が.328と3割を超える出塁率をマーク。阪神や巨人、広島も1、2番は同程度の出塁率を残しているが、ヤクルトは山田の入る3番が.381、村上の入る4番も.409と高い出塁率を残しており、強力な上位打線を形成していた。

さらに言えば、山田、村上は5割を超える長打率を記録しており、破壊力も満点。1、2番が出塁し、中軸の長打で返す、という形が作られていた。下位打線も打率はそこまで高くなくとも、3割半ばの出塁率を記録している。出塁率.334、長打率.401と、チーム全体としての出塁への意識の高さと、長打力のバランスの良さが表れている。

◇4位に沈んだソフトバンクは1、2番の出塁率の低さが際立つ

ロッテのチーム出塁率.323は楽天に次いでリーグ2位。ただ、荻野が座る1番の出塁率が.371と他の5球団を凌駕する。シーズンを通じてマーティンや藤原が入った2番も.340と高い率で、これを中村奨やレアードらが返す形。チーム長打率.382はリーグトップでバランスが取れた打線だった。ロッテに次ぐ547得点のオリックスも福田、宗の1、2番が3割を超える率で出塁し、3番の吉田正、4番の杉本という長打のある中軸が返すという打線の並びになっていた。

これらの球団と対照的だったのが、パ・リーグで4位に沈むソフトバンクだ。今季、得点力不足に悩まされ続けてきた要因の1つが、上位打線の出塁率の低さにある。周東、牧原大、三森が起用されていた1番の出塁率はわずか.268。2番も.304と他球団に比べて低い。柳田という球界トップクラスの主砲が中軸にいながら、その前に走者が置けない状況になっていた。それでも、リーグ3位の542得点を奪っており、上位の出塁率が改善されていれば、また違った展開になっていたかもしれない。

また、パ・リーグで出塁率トップだった楽天の520得点はリーグで5位の少なさだった。1番は.320、2番は.361と出塁率は高く、3番、4番もそれぞれ100個を超える四死球を選んでおり塁を賑わせた。ただ、チーム長打率が4位の.366と伸びず、歯車が噛み合わなかった。島内が打点王を争う活躍を見せているが、長打のある浅村が本調子ではなかったのも響いた。

チームの得点数を増やすことに繋がる上位の出塁率と長打率。今季の各球団の戦いぶりを見ても、打線を組む上で、これらは打率以上に重視すべきポイントと言えそうだ。

ページトップ