日本ハムが5位を確定させた。1−1の7回に代打王柏融の適時二塁打で1点を勝ち越した。8回には高浜の適時二塁打、9回には大田の2点二塁打で加点した。伊藤が7回1失点で10勝目を挙げた。ロッテは4連敗で今季を終えた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北海道日本ハム | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 5 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 |
パ・リーグのレギュラーシーズン全日程が30日に終了し、個人タイトルが確定した。
ロッテ和田康士朗外野手(22)が今季24盗塁で盗塁王に輝いた。
チームメートの荻野、西武源田、日本ハム西川と並んでの受賞。特に荻野との同時受賞については「1年目から本当に気に掛けてくださって。同時受賞というのは本当に嬉しいですね。僕の憧れの先輩なので」と喜んだ。試合後にはダグアウトで祝福し合った。
17年育成ドラフト1位でBCリーグ富山から入団した。埼玉・小川高時代は学校の硬式野球部に所属せず、地元のクラブチームでプレー。“甲子園に出場できる可能性がゼロだった”という、NPB選手としては異例の経歴を持つ。抜群の脚力で昨春に支配下登録され、いきなり23盗塁。「去年の23個は超えたかったので、そこは1個超えられたので、良かったかなと思います」と24盗塁を喜んだ。
BCリーグ出身者がNPB1軍でタイトルを獲得するのは初めてのこと。「BCリーグで野球をやっている人達に少しでも夢というか、希望を与えられたかなと思います」と胸を張った。国内の独立リーグ出身者としても、現チームメートで首位打者を2度獲得した角中勝也外野手(34)に続く快挙になる。
96試合出場の大半が、代走か守備固めだった。シーズンで24打席のみ。それでいて24個の盗塁を決めた。今季のスタメンは2試合のみ。スタメン試合数1桁での盗塁王獲得は、史上初となる。「記録を更新できたというのは嬉しいですね」と笑顔を見せる。
昨年の23盗塁でマークは厳しくなった。盗塁死は5個。牽制死もあった。最後の盗塁は9月24日の西武戦(メットライフドーム)までさかのぼる。「優勝争いをしていくうちに、走れなくなったり、牽制も多くなったり。帰塁というのは来年の課題だと思います」と肥やしも得た。
好投手が次々に登場するCSは、これまで以上に1点の重みが増す。和田の足が勝敗を左右する場面も十分に考えられる。「割り切っていくしかないので。代走で行ったら、割り切れるようにやっていきたいですね」。スペシャリストが目を光らせた。
ロッテ中村奨吾内野手(29)が4年連続の全試合出場を果たした。
19年シーズンは途中出場が8試合あったものの、18年、20年、21年は全試合スタメン出場を果たした。キャプテンを務めた今季も打率2割8分3厘、9本塁打をマーク。67打点はプロ7年目でのキャリアハイとなり、中心選手として活躍した。
パ・リーグのレギュラーシーズン全日程が30日に終了し、史上初めて4選手が盗塁王に輝いた。
29日終了時点でロッテ和田康士朗外野手(22)と西武源田壮亮内野手(28)が24盗塁でリーグトップで並んでいた。リーグ最終戦の30日、ロッテ対日本ハム25回戦(ZOZOマリン)の3回にロッテ荻野貴司外野手(36)が二盗に成功し、24盗塁で並んだ。さらに同試合の7回には、代走で出塁した日本ハム西川遥輝外野手(29)も24個目の盗塁に成功した。西川は4度目、荻野、源田、和田の3人はキャリア初の同タイトル獲得となった。
昨季盗塁王のソフトバンク周東佑京内野手(25)や、シーズン序盤に44試合で20盗塁した西武若林楽人外野手(23)が、ともにシーズン途中で離脱。混戦模様となっていた。
ロッテ南昌輝投手(32)が11年間の現役生活を終えた。
引退登板は同点の7回。日本ハム高浜から空振り三振を奪った。7球全てが力強い直球で、最速は147キロを計測した。「今までやってきたものが出たかな。最後にいい球を投げられてよかった」と、納得の締めくくりとなった。
10年ドラフト2位で入団し、中継ぎとして活躍した。18年に国指定の難病、黄色靱帯骨化症の手術を受け、19年8月に1軍復帰。「リハビリしてきたので、復帰した時よりも徐々によくなっている感じはあった」が、今季はここまで出番がなかった。
29日に球団と話し合い、来季構想外の旨を聞いた。「1年間(2軍の)試合で投げられましたし、できることはした。そろそろかな、と思いました」と現役引退を決意した。
マウンドではいつも応援に背中を押された。「確実に100%以上のパフォーマンスを出させてくれました。今日なんかもそうです」と、最後にファンへの感謝を述べた。
ロッテ荻野貴司外野手(36)がプロ12年目にして自身初の全試合出場を果たし、最多安打と盗塁王のタイトルを獲得した。
「今まで全試合出場というのを目標にしていたんで、それに関しては本当に良かったなと思います。途中はやっぱりしんどい時もありましたけど、終わってみれば何かあっという間だったなという感じですね」。
そう、噛み締めるように話した。疲れたらケア、また疲れたらケア。その繰り返しで完走した。ヤクルト、広島があと1試合残すものの、643打席は両リーグ最多が決定的だ。
169安打を連ね、この日の1安打が盗塁王獲得に直結した。3回、内野安打で出塁し、2死一、三塁となったところで初球から二盗に成功。チームメートの和田らと24盗塁で並んだ。
「昨日、後ろの(藤原)恭大と(中村)奨吾が結構(打席で盗塁を)待ってくれてたんですけど、なかなかスタート切れなくて、ちょっと申し訳ないなという気持ちもあったんで。(今日の盗塁を)決めたことより、昨日スタートを切れなかったことがすごく反省点というか、自分の実力のなさを実感しました」。
謙虚に振り返りながらも、卓越した技術で2つのタイトルを手にした。「あまり実感がないんですけど、それよりも個人としてしっかり最後までやりきれた達成感のほうが大きいかなと思います」と、何よりもシーズン完走を喜んだ。
ゴールはまだ先だ。中6日でポストシーズンがやって来る。「チームとして優勝できなかったのは本当に悔しいですし、決して2位には満足してないので。残りCS、日本シリーズがあるので、そこに向けて」。あらためて、勝つ意識の共有を。荻野はそれを「団結力」と表現した。
レギュラーシーズン全日程を終え、ロッテ益田直也投手(32)が13年以来2度目のセーブ王に輝いた。
今季は球団新記録の38セーブをマーク。守護神として、選手会長として、チームを支えてきた。「優勝できるかできないかのところで、ラスト3試合くらいまでやったので、タイトルよりそっちを取れなかった悔しい思いが強い」と、喜びよりも目前で優勝を逃した悔しさが口を突いた。
6日からは本拠地ZOZOマリンで楽天とのクライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージが始まる。「今日はシーズンが終わったので、みんなにお疲れさまですと言いたい」とチームメートをねぎらいつつ、「今年まだ日本一になるチャンスがあるので、狙えるなら狙わないといけない。セーブシチュエーションでなくても、勝てる試合はどんどん投げたいなと思います」と、ポストシーズンへ決意を新たにした。
ロッテ和田康士朗外野手(22)がチームメートの荻野貴司外野手(36)西武源田壮亮内野手(28)日本ハム西川遥輝外野手(29)の3人と並ぶ今季24盗塁で、初の盗塁王に輝いた。
今季出場は96試合ながら、代走起用が中心のため、シーズンで24打席のみ。年間100試合未満の出場での盗塁王は、02年の赤星(阪神=78試合)以来。スタメン出場試合数が1桁(和田は今季2試合のみ)での盗塁王は、史上初となる。
和田は埼玉・小川高時代は硬式野球部に所属せず、在学途中からクラブチームでプレーした異色の経歴の持ち主。その後、国内独立リーグのBC・富山でプレーし、17年育成ドラフト1位でロッテに入団。昨春に支配下選手登録されていた。
ロッテが2年連続の2位でレギュラーシーズン全日程を終えた。
開幕5連敗から始まり、後半戦に盛り返して141試合目まで優勝を争った。試合後の最終戦セレモニーでは、場内大型ビジョンに今季の名シーンを振り返る映像が流れ、スタンドのファンから大きな拍手が贈られた。
マイクの前に立った井口資仁監督は、まず球場に足を運んだファン、全国から応援したファンに感謝。「我々はチームスローガンのもと、開幕からチーム一丸となって戦ってきました。残念ながら優勝は逃しましたが、この経験、悔しさが必ず来年の肥やしになると思います。この悔しさを、6日から始まるクライマックス(シリーズ)ファーストステージ、そしてファイナル、日本シリーズと、もう1度チーム一丸となって戦っていきますので、引き続き熱い声援よろしくお願いします」と呼び掛けた。
ロッテ南昌輝投手(32)が現役最後のマウンドに上がった。
同点の7回に3番手で登板。リリーフカーで登場し、たくさんの拍手に迎えられると、投げる前から感極まった表情を浮かべた。
日本ハム高浜に対して7球全て直球を投じた。最速は147キロを計測。最後は2ボール2ストライクから渾身の146キロで空振り三振を奪った。
球場ビジョンに「11年間お疲れさまでした」のメッセージが表示され、マウンドを降りると益田と石川から花束を贈られた。ベンチで待ち受けた井口監督、コーチ陣、選手らと順に握手を交わし、スタンドのファンに頭を下げた。
南は10年ドラフト2位で入団し、中継ぎとして活躍。18年に国指定の難病、黄色靱帯骨化症の手術を受けた。今季ここまで1軍登板はなかった。
ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が同点適時打を放った。1点を追う5回2死三塁、10勝目を狙う日本ハム伊藤の外角直球を左前に落とした。
これで今季打点は95に。シーズン最終戦の第3打席で、リーグ最多打点の楽天島内にあと1と迫った。
ロッテ荻野貴司外野手(36)が今季24個目の盗塁に成功し、3回裏終了時点でチームメートの和田、西武源田に並ぶリーグトップとなった。
3回、安打で出塁。1死一、二塁で藤原が中飛を放ち、二塁走者柿沼が三塁へタッチアップ。2死一、三塁となり、続く中村奨の初球で二盗に成功した。
荻野は5回にも四球で出塁すると、そこに小川が代走で登場し、荻野は今季24盗塁で確定。場内からざわめきが起こった。
試合前までは荻野と同じ23盗塁だった日本ハム西川、リーグトップタイだった和田はともに、5回終了時点までは出場がない。
シーズン最終戦で、ロッテ荻野貴司外野手(36)が「1番左翼」でスタメン出場することが発表された。
ケガに泣かされることが多く、プロ12年目にして初の全試合出場となる。36歳となるシーズンで全試合1番を務めたのは、83年の福本豊(阪急)のみ。最年長記録に並ぶ。
また、試合前の時点で168安打を放っており、最多安打のタイトルが確定的になっている。36歳以上での最多安打獲得は史上5人目で、パ・リーグの選手として、また右打者としては史上最年長での同タイトル獲得になる。
ロッテは井上晴哉内野手(32)が29日に東京・八王子市内の病院で、右手関節三角線維軟骨損傷に対して関節鏡下で縫合術を行ったと30日、発表した。
実戦復帰までは5ヶ月程度かかる見込み。井上は8月の試合で守備中に右手を痛めていた。
ロッテは30日、ZOZOマリンのネーミングライツスポンサーである株式会社ZOZOが運営するファッション通販サイトZOZOTOWNで「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」優勝を祈願した応援キャンペーンが開始されたと発表した。
CSファーストステージ初戦前日の11月5日まで開催。送料無料やポイント10%還元などの企画に加え、豪華アイテムが当たる抽選キャンペーンが行われている。抽選アイテムは益田直也投手の直筆サイン入り実使用ブラックサマーユニホーム、中村奨吾内野手の直筆サイン入り実使用スパイク、直筆サイン入りZOZOマリン実使用ホームベース、安田尚憲内野手直筆サイン入り実使用バット、グラウンド整備用トンボなど。
広報室は「通販サイトZOZOTOWNにて千葉ロッテマリーンズ応援キャンペーンが開始されました。送料無料やポイント10%還元などの大変お得な企画に加え、直筆サイン入りZOZOマリンスタジアム実使用ホームベース、グラウンド整備用トンボなどマリーンズファン必見のアイテムが当たる抽選キャンペーンが開催されますので、この機会にぜひご参加ください」とコメントした。
パ・リーグはレギュラーシーズンが終了した30日、今季の総観客数が昨季に比べて約6割増の330万7515人だったと発表した。昨季の120試合制から143試合制に戻ったことで大幅増となったが、過去最多を記録した2019年の1166万9891人には大きく及ばなかった。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために首都圏の球団を中心に一部球場で無観客試合が行われるなど昨季に続き観客数制限の影響を大きく受けた。球団別ではロッテの63万3453人が最多で、オリックスの43万1601人が最少だった。
今季は特例措置として延長戦がなく9回で打ち切ったこともあり、平均試合時間は3時間12分で、延長10回打ち切りだった昨季よりも6分短縮された。
今季で引退するロッテの南が1−1の7回に登板し、高浜に直球勝負を挑んで7球目の146キロで空振り三振を奪った。2019年に難病の黄色靱帯骨化症を克服して復帰し、通算190試合目の登板。目に涙を浮かべ「今までやってきたものが出たかな。最後にいい球を投げられて良かった」と清々しく振り返った。
最終戦のセレモニーの後、チームメートに胴上げされて3度宙に舞った。「後悔するところはあるけれども、楽しく最後まで野球をさせてもらった」と11年のプロ生活を総括した。
ロッテは4連敗でレギュラーシーズンを終えた。積極的に起用してきた若手が奮闘し、14日に球団51年ぶりとなる優勝へのマジックナンバーを点灯させたが、そこから痛恨の失速。2試合を残して先に全日程を終えていたオリックスに優勝をさらわれた。
井口監督は試合後のセレモニーで「この経験、悔しさは必ず来年の肥やしになる。クライマックスシリーズ、日本シリーズともう一度、チーム一丸となって戦っていく」と挨拶した。
パ・リーグは30日、レギュラーシーズンの全日程が終了して個人タイトルが確定し、ロッテの代走の切り札の和田が盗塁王に輝いた。今季は96試合に出場したが、先発はわずか2度で打席に立ったのも24打席のみ。盗塁機会は限られたが、埼玉・小川高で陸上部だった快足を生かし、失敗を5度に抑えて確実に数字を積み上げた。
源田(西武)と24盗塁で並んで臨んだ最終戦は出番がなく、ともに1つを上乗せしたチームメートの荻野、西川(日本ハム)と4人で分け合う形に。試合後は荻野と固く握手し「育成の時から声を掛けてもらい、盗塁について2人で話したこともある。憧れの先輩。同時受賞は本当に嬉しい」と喜んだ。
パ・リーグは30日、レギュラーシーズンの全日程が終了して個人タイトルが確定し、36歳の荻野(ロッテ)は1番打者で全試合出場を果たし、169安打で最多安打を獲得。荻野は西川(日本ハム)とともに30日の最終戦で1盗塁を決めて和田(ロッテ)と源田(西武)の24盗塁に並び、4人で盗塁王を分け合った。同一タイトルを4人が同時に獲得するのは史上初。
ロッテの荻野が今季最終戦でリーグトップに並ぶ24盗塁目を決め、最多安打と2冠を手にした。36歳での盗塁王は史上最年長となるが「スピードは新人とかの頃に比べると落ちていると思うが、その分、体の負担も減ったような気もする」と笑い飛ばした。
3回1死一塁で今季169安打目となる三塁内野安打で出塁。2死一、三塁となった場面で二盗に成功するとスタンドから大きな拍手が送られた。
今季は12年目で初めて全試合出場を、全て1番打者で先発して達成。「今まで目標にしていた。終わってみれば、あっという間という感じ」と充実感をにじませた。
今季限りで現役を引退するロッテ・南昌輝投手(32)が引退登板≠ニして1−1の7回に登板し、高浜から146キロ直球から空振り三振を奪って降板した。
7球全て直球。直後にマウンドを降りる際、益田と石川から花束を受け取り、一塁側ベンチ前で井口監督、チームメート1人1人と握手。11年の現役生活に別れを告げた。
今季はこれまで1軍戦未登板だったが、30日に引退選手・特例登録で1軍入りしていた。
南は立正大から2011年ドラフト2位でロッテに入団した。16年に中継ぎでシーズン自己最多の57試合に登板。18年に国指定の難病「黄色靱帯骨化症」と診断され、同年8月17日に手術を受けた。
翌19年8月15日の日本ハム戦(東京ドーム)で復帰し「マウンドに向かう際のファンの皆さまの声援が本当に嬉しく、今もしっかりと胸に残っています」と選手生活で1番の思い出に挙げた。
ロッテ・荻野貴司外野手(36)が3回2死一、二塁で打者・中村奨の1球目に二盗。今季24個目の盗塁を決め、西武・源田とロッテ・和田に並んでリーグトップタイになった。荻野は今季、自身初のシーズン最多安打を確定させており、同じく自身初の盗塁王も目指している。
ロッテ・荻野貴司外野手(36)が「1番・左翼」でスタメン出場し、プロ12年目で初のシーズン全143試合スタメン出場を果たした。1回の1打席目は二飛だった。中村奨吾内野手(28)は「3番・二塁」スタメン出場し、同じく今季全試合スタメン。2018年から4年連続で全試合出場、100安打以上を達成した。1回2死からの1打席目は右飛に倒れた。
ロッテが30日、井上晴哉内野手(32)が29日に東京・八王子市内の病院で右手首の手術を行ったと発表した。詳細は右手関節三角繊維軟骨損傷に対しての関節鏡下にて縫合術。実戦復帰まで5ヶ月程度かかる見込み。
井上は入団8年目の今季、開幕2軍で4月25日に今季初めて出場選手登録された。1軍戦は23試合出場で打率.196、1本塁打、6打点。右手首痛で6月3日に出場選手登録を抹消され、以降は1軍戦未出場だった。
通販サイトZOZOTOWNで、千葉ロッテマリーンズの「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」優勝を祈願した千葉ロッテマリーンズ応援キャンペーンが始まった。ロッテが30日に発表した。
キャンペーンは「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ初戦前日の11月5日まで開催される。送料無料やポイント10パーセント還元などの企画に加えて益田直也投手の直筆サイン入り実使用BLACK SUMMERユニホーム、中村奨吾内野手の直筆サイン入り実使用スパイク、直筆サイン入りZOZOマリンスタジアム実使用ホームベース、グラウンド整備用トンボなど、ファン必見の豪華アイテムが当たる抽選キャンペーンが開催されている。概要は次の通り。
ロッテ・荻野は一塁から迷わずスタートを切った。「チャンスがあれば、いきたいなと思っていた」。3回2死一、三塁。伊藤の初球がワンバウンドすると、捕手は二塁送球もできなかった。
この二盗成功で、82年福本豊(阪急)らの35歳を更新して史上最年長となる36歳での盗塁王を決めた。今季24盗塁は同僚・和田、西武・源田、日本ハム・西川と並んで史上初となる4人による盗塁王。快挙と珍記録に「どうなんですかね」と苦笑いも見せた。
プロ1年目の10年は、わずか46試合で25盗塁。圧倒的なスピードを誇りながらも、右膝を故障し、その後も故障がちだった。規格外の出力に、体が耐えられなかったのだ。ただ、何がどう転ぶか分からない。「新人の頃に比べてスピードは落ちたけど、体の負担は減った」。爆発的な力が弱くなったことで、体の安定感は増した。
故障が減ったことで、今季は自身初の全試合出場も達成。36歳で全試合1番打者を務めたのも83年の福本に並ぶ最年長記録だ。3回には三塁内野安打。開幕から169安打を積み上げ、最多安打も手中にした。「タイトルを2つも獲れたのは、やっぱり試合に出られたからなので…」。プロ12年目でのタイトル獲得には意外な秘密があった。
チームは2年連続リーグ2位として、11月6日から本拠地で楽天とCSファーストSを戦う。「優勝できなかったことは悔しい。決して2位では満足していない」。打席に立ったらヒットを打ち、塁に出たら先の塁を狙って走る。やるべきことはシーズン中と変わらないが、変わったものもある。リーグ優勝から、日本一へ−。新たな目標へ突っ走る。
36歳の荻野(ロ)が12年目で初の全試合出場を達成。最多安打と盗塁王の2冠を獲得した。36歳での盗塁王は82年の福本豊(阪急)、93年の大石大二郎(近鉄)、16年の糸井(オ=現神)の35歳を抜く最年長記録。最多安打は84年谷沢健一(中)の37歳に次ぎ、56年の川上哲治(巨)、76年の張本勲(巨)、89年のクロマティに並ぶ歴代2位でパ最年長となった。また、36歳での全試合1番も83年福本豊(阪急)に並ぶ最年長記録だ。なお、盗塁王は和田(ロ)、西川(日)、源田(西)も獲得。複数選手の盗塁王は16年パの金子侑(西)、糸井(オ)以来5年ぶりで4人同時は史上初めてだ。
昨季育成選手から支配下登録されたロッテの和田も今季24盗塁で盗塁王に輝いた。埼玉・小川時代に陸上部だった4年目は「代走の切り札」となり、史上最少となる24打席での戴冠となった。
入団当初から「盗塁には勇気が必要」と教えてくれた荻野から握手され「獲れると思っていなかった。びっくりしている。育成の時から荻野さんには声を掛けてもらった。同時受賞は本当に嬉しい」と笑顔。短期決戦となるCSでは代走の役割はさらに増すため「割り切っていくしかない」と意気込んだ。
今季限りで現役引退するロッテの南が「引退登板」を飾った。同点の7回に登板し、最速147キロを計測するなど、高浜と全球直球勝負。最後は7球目の146キロで空振り三振を奪った。
18年に難病の黄色じん帯骨化症を発症。翌19年に復帰した11年目の中継ぎ右腕は「今までやってきたものが出せた。最後にいい球を投げられて良かった」。チームメートからの胴上げで3度舞い「100%以上のパフォーマンスを出させてくれた」とファンにも感謝した。
パ・リーグは30日、今季の総観客数が昨季に比べて約6割増の330万7515人だったと発表した。昨季の120試合制から143試合制に戻ったことで大幅増も、過去最多だった19年の1166万9891人には及ばなかった。
コロナ禍で首都圏球団を中心に一部球場で無観客となるなど、昨季に続き観客数制限の影響を受けた。今季は特例措置で9回打ち切りだったため、平均試合時間は3時間12分で、延長10回打ち切りだった昨季より6分短縮された。
2位のロッテは30日、本拠地でリーグ最終戦となる日本ハム戦に臨んだ。3−5で敗れたが、井口資仁監督(46)は6日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージに向けて意気込みを語った。
最終戦セレモニーでグラウンドに立った井口監督はファンに向けて挨拶。「レギュラーシーズン、多くのファンの皆様にご来場いただき、全国のマリーンズファン、本当に熱い声援をありがとうございました」と感謝。
「我々、チームスローガンのもと『1点を、つかみとる』と、開幕からチーム一丸となり、束となり戦ってきました。残念ながら優勝は逃しましたが、この経験、この悔しさ、必ず来年の肥しになると思います」とし、「この悔しさを6日から始まるクライマックスシリーズファーストステージ、ファイナルステージ、日本シリーズと、もう1度チーム一丸となって戦って参りますので、引き続き熱い声援をよろしくお願いいたします」と、CS、さらにその先を見据えた。
パ・リーグは30日、ロッテ−日本ハム戦を行い、今季の全日程を終え、個人タイトルが確定した。
25年ぶりにリーグ制覇を成し遂げたオリックスからは吉田正尚(28)が首位打者と最高出塁率の2冠、「ラオウ」杉本裕太郎(30)が最多本塁打、山本由伸(23)が最優秀防御率、最多勝利、勝率、最多奪三振の4冠と12部門中7部門を獲得した。15年ドラフト10位入団の杉本の本塁打王はドラフト外の選手を除けば76年首位打者の吉岡悟(太平洋=67年ロッテ10位)と並ぶ最も低い指名順位での打撃タイトル。本塁打王としては“最下位”でのタイトル獲得となった。また球団では10年に33本塁打を放ったT−岡田以来、日本人右打者に限れば阪急時代の73年に球団記録の43本を打ち立てた長池徳二以来48年ぶりの偉業となる。
※()内の数字は獲得回数
まだ、できる。誰もそう感じた。今季限りで現役引退するロッテ・南昌輝投手が7回のマウンドに上がった。これが「引退登板」とながら、打席の高浜は本気の勝負で挑んでくれた。
セットポジションから最速147キロをマークし、最後は高浜を146キロの直球を空振り三振に斬ってみせた。
全7球、全てが魂を込めた直球だった。
打者1人でベンチに下がると、益田、石川から花束を受け取った。
ロッテは30日、本拠地で日本ハムと対戦。「1番・左翼」で先発した荻野貴司外野手(36)が3回に盗塁。24盗塁とし、西武・源田、チームメートの和田に並び、リーグトップタイに立った。
3回、無死一塁から三塁内野安打で出塁。2死一、三塁から3番・中村の打席で二盗を決めた。
荻野は最終戦となったこの日、プロ12年目にして初めてとなるシーズン全143試合スタメン出場を果たした。
ロッテは30日、井上晴哉内野手が29日に八王子市内の病院で、右手関節三角繊維軟骨損傷に対しての関節鏡下による縫合術を行ったことを発表した。
実戦復帰までは5ヶ月程度かかる見込み。井上選手は8月の試合で守備の際に右手を痛めていた。
今季は開幕から調子が上がらず、23試合出場で打率.196、1本塁打だった。
ロッテは本拠地ZOZOマリンのネーミングライツスポンサーである株式会社ZOZOが運営するファッション通販サイトZOZOTOWNで、ロッテの「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」優勝を祈願した応援キャンペーンが開始されることを発表した。
キャンペーンはファーストステージ初戦前日の11月5日まで開催され、送料無料やポイント10%還元などの企画に加えて、益田直也投手の直筆サイン入り実使用BLACK SUMMERユニホーム、中村奨吾内野手の直筆サイン入り実使用スパイク、直筆サイン入りZOZOマリンスタジアム実使用ホームベース、グラウンド整備用トンボなどマリーンズファン必見の豪華アイテムが当たる抽選キャンペーンが開催される。
球団広報室は「通販サイトZOZOTOWNにて千葉ロッテマリーンズ 応援キャンペーンが開始されました。送料無料やポイント10%還元などの大変お得な企画に加え、直筆サイン入りZOZOマリンスタジアム実使用ホームベース、グラウンド整備用トンボなどマリーンズファン必見のアイテムが当たる抽選キャンペーンが開催されますのでこの機会にぜひご参加ください」とPRしている。
荻野が“最年長3冠”を達成した。同点の3回1死一塁で今季169安打目となる三塁内野安打で出塁。2死一、三塁から二盗を成功させると、ファンからは惜しみない拍手が送られた。
チームメートの和田、西武・源田、日本ハム・西川に並ぶ24盗塁目をマーク。パ最少盗塁数での盗塁王を獲得した。36歳は最年長記録で、最多安打(169安打)のタイトルも獲得。こちらもパでは最年長だ。
「あまり実感がないけど、個人としてしっかり最後までやりきれたっていう達成感の方が大きいかな」。今季はプロ12年目で初の全試合出場。毎年のようにケガに泣かされてきたが、これまで以上にケアを徹底して疲れを残さないことを意識し、1年間好パフォーマンスを披露できた。36歳にして全試合1番を務めるのは83年の福本豊に並ぶ記録。盗塁王、最多安打と合わせ“最年長3冠”となった。
「途中はしんどい時もあったけど、終わってみればあっという間だった。まずは試合に出られたことに感謝したい」。悲願の日本一へCSでも先陣を切る。
今季最終戦が終了し、益田直也投手、荻野貴司外野手、和田康士朗外野手らがタイトルを獲得した。
益田は今季球団史記録となる38セーブを挙げ、16日の36セーブの時点で13年以来2度目のタイトルが確定。
荻野はプロ12年目で初の全試合1番を務め、リーグトップタイの24盗塁で最多盗塁、さらには169安打で最多安打のタイトルが確定した。
36歳となるシーズンで全試合1番を務めるのは83年の福本豊に並ぶ最年長記録で、36歳での盗塁王も最年長記録。最多安打もパ・リーグでは最年長記録と偉大な成績を残した。
和田も荻野に並ぶ24盗塁で盗塁王のタイトルを獲得。今季わずか24打席と史上最小打席数での獲得となった。
ロッテの荻野貴司外野手(36)が、プロ野球史上最年長盗塁王とパ・リーグ最年長最多安打を達成した。
荻野は今季最終戦となるこの日の日本ハム戦で盗塁を1つ成功させて今季通算24個とし、源田壮亮(西武)、和田康士朗(ロッテ)、西川遥輝(日本ハム)と並んで、盗塁王に輝いた。
また今季通算169安打となり、パ・リーグ最年長での最多安打タイトル獲得となった。
パ・リーグは30日、今季のレギュラーシーズン全日程が終了した。投打の各部門では、25年ぶりの優勝したオリックスから、打者で吉田正尚、投手で山本由伸が複数部門で1位になり、チームの勢いが裏付けられる結果となった。
クライマックス・シリーズは6日からファーストステージのロッテ−楽天(ZOZOマリン)=3試合制=、10日からオリックスとファーストステージ勝者によるファイナルステージ(京セラドーム大阪)=6試合制=が行われる。
現役引退を発表した南昌輝投手が同点の7回に登板。打者・高浜に対し全て直球勝負で、最後は146キロで空振り三振に仕留め、11年間の現役生活を締めくくった。ファンの惜しみない拍手の中マウンドを下りる南の目には涙があふれ、最後は同僚の益田、石川から花束が贈られた。
南は立正大から10年ドラフト2位でロッテ入りし、救援で活躍。18年に「黄色靭帯骨化症」と診断されたが、19年に1軍復帰。今季1軍登板はなく29日に現役引退が発表された。
ロッテは30日、井上晴哉内野手が八王子市内の病院で、右手関節三角繊維軟骨損傷に対して関節鏡下で縫合術を行ったことを発表した。
井上は8月の試合で守備の際に右手を痛めており、実戦復帰までは約5ヶ月程度かかる見込み。
パ・リーグは30日、レギュラーシーズンの全日程を終了した。
史上初となる盗塁王4人受賞の輪の中に加わり、ロッテ・和田は喜びをかみ締めた。自己最多24盗塁を記録。先輩の荻野と喜びを分かち合い、固い握手をかわすと「びっくりしています。自主トレで話をしたりして、気にかけてくれた憧れの先輩と同時受賞は嬉しい」と笑みをこぼした。
今季は24打席で、規定打席未満の盗塁王は昨年のソフトバンク・周東以来12人目。先発は2試合だけで、終盤の1点が欲しい場面で代走として起用されてきた。昨年6月に支配下登録された苦労人。育成時代は荻野から「盗塁は勇気が必要」と教えられたことが盗塁増につながっている。
CSでもここぞの場面で代走起用されることは確実。「割り切ってやっていきたい」。下克上日本一へ、タイトルを励みに盗塁を狙う。
パ・リーグはレギュラーシーズンが終了した30日、今季の総観客数が昨季に比べて約6割増の330万7515人だったと発表した。昨季の120試合制から143試合制に戻ったことで大幅増となったが、過去最多を記録した2019年の1166万9891人には大きく及ばなかった。
新型コロナウイルス感染拡大防止のために首都圏の球団を中心に一部球場で無観客試合が行われるなど昨季に続き観客数制限の影響を大きく受けた。球団別ではロッテの63万3453人が最多で、オリックスの43万1601人が最少だった。
今季は特例措置として延長戦がなく9回で打ち切った。
ロッテの荻野貴司外野手がプロ12年目で初の全試合出場を果たし、最多安打と盗塁王の2タイトルを獲得した。
最終戦も「1番・左翼」でスタメン出場し、3回に今季169安打目となる三塁内野安打を放つと、2死一、三塁から二盗を決め、今季24盗塁となった。これまで、ベストナイン、ゴールデングラブ賞の受賞はあったが、36歳で2つの個人タイトルを獲得。「あんまり実感がないので、あれなんですけど、それよりも個人としてしっかり最後までやりきれたっていう達成感はあります」と充実の表情で振り返った。
パ・リーグの全日程が終わり、各部門の個人タイトル獲得者が決定した。盗塁王(最多盗塁)は24盗塁で和田康士朗、荻野貴司(以上、ロッテ)、源田壮亮(西武)、西川遥輝(日本ハム)で4人が並ぶ初めてのケースとなった。
今季のリーグ最終戦となったロッテ−日本ハムで、荻野と西川が1度ずつ盗塁を成功させ、24盗塁に4人が並んだ。
また、リーグ優勝したオリックスからは、山本由伸が投手4冠(勝利数、勝率、防御率、奪三振)を達成。打撃部門でも、吉田正尚が首位打者と最高出塁率。杉本祐太郎が本塁打王に輝くなど、多くの部門でトップに立った。
パ・リーグは30日、今季の入場者数と平均試合時間を発表した。
新型コロナウイルス禍による入場制限が行われた中、交流戦を除くリーグ戦で総入場者数は330万7515人、1試合平均7710人。球団別では最多がロッテの1試合平均8798人、最少がオリックスの5994人だった。
平均試合時間はパ・リーグ全体で3時間12分となり、昨季より6分短かった。最短試合は4月28日のオリックス−楽天(京セラドーム)と6月1日の中日−ロッテ(バンテリンドーム)の2時間12分、最長試合は4月24日のロッテ−ソフトバンク(ZOZOマリンスタジアム)の4時間30分だった。
ロッテの益田直也投手が自己最多の38セーブを挙げ、13年以来8年ぶりの最多セーブ投手賞のタイトルを獲得した。
セレモニー後「優勝ができるかあと3試合くらいまでだったので、タイトルよりそっち(優勝)が取れなかったことが悔しいという思いが多い」と振り返った。
今季は67試合に登板しフル回転したが、6日からはクライマックスシリーズファーストステージが始まる。「今年はまだ、日本一になるチャンスはあるので、狙わないといけない。セーブシチュエーションでなくても、勝てる試合はどんどん投げたい。今年は何とかやり返したい」とポストシーズンでの活躍を誓った。
ロッテは最終戦に敗れ、67勝57敗19引き分けで全日程を終了。試合後の終了セレモニーで井口監督が日本一奪還へのスピーチを行った。
グラウンドに整列し、指揮官は「我々のスローガンのもと「この1点をつかみとる。」と開幕からチーム一丸となり、束となり、戦ってきました。残念ながら、優勝は逃しましたが、この経験、悔しさ、必ず、来年の肥やしになると思います」と振り返り、続けて「この悔しさを、6日から始まるクライマックスシリーズ、ファーストステージ、そして、ファイナル、日本シリーズともう1度、チーム一丸となって戦って参りますので、熱い声援、よろしくお願いします」と、シーズン1位でのリーグ制覇は逃したが、プレーオフで勝ち抜く決意を新たにした。
今季限りでの引退を表明した南昌輝投手が今季最終戦、7回に登板した。現役最後の登板は高浜を146キロの直球で空振り三振。最速は147キロマークするなど、オール直球勝負で挑み、11年間の現役生活に別れを告げた。
10年ドラフト2位で立正大から入団し、通算190試合目の登板。プロ最後の打者を打ち取り、大きな拍手を受けた。降板後は石川、益田から花束を受け取り、1人1人と握手をかわした。
南は2018年途中に国指定の難病「黄色靱帯骨化症」を発症。手術を受け、2019年8月15日の日本ハム戦で1軍復帰を果たしたものの、今季は1軍登板なしに終わっていた。
ロッテの荻野貴司外野手がプロ12年目で初の全143試合出場を果たし、最多安打のタイトルは確定され、盗塁王もほぼ手中にした。
3回に三塁内野安打を放ち今季169安打目を放つと、2死一、三塁から中村奨の打席でスタンディングで二盗を決め、トップの西武・源田に並んだ。5回は四球で出塁。単独盗塁王の期待もかかったが、代走に小川が送られた。打率.296、10本塁打、45打点、24盗塁で今季の成績を終えた。
プロ野球・ロッテは30日、南昌輝投手を「引退選手・特例登録」を適用して出場選手登録した。この日は日本ハム戦がZOZOマリンスタジアムで行われる。
また、小野郁投手、本前郁也投手も登録された。田中靖洋投手は同抹消された。
「引退選手・特例登録」を適用した場合は、当該球団は31人を超えて出場選手登録をすることができる。その選手は翌日に自動的に登録抹消となる。
ロッテは30日、本拠地ZOZOマリンスタジアムのネーミングライツスポンサーの株式会社ZOZOが運営するファッション通販サイトZOZOTOWNで、ロッテのCS優勝を祈願した応援キャンペーンを開始したと発表した。
キャンペーンは「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ初戦前日の11月5日まで開催され、送料無料やポイント10%還元などの企画に加え、益田直也投手の直筆サイン入り実使用BLACK SUMMERユニホーム、中村奨吾内野手の直筆サイン入り実使用スパイク、直筆サイン入りZOZOマリンスタジアム実使用ホームベース、グラウンド整備用トンボなどマリーンズファン必見の豪華アイテムが当たる抽選キャンペーンが開催されている。
キャンペーンの概要は次の通り。
ロッテマリーンズ広報室は「送料無料やポイント10%還元などの大変お得な企画に加え、直筆サイン入りZOZOマリンスタジアム実使用ホームベース、グラウンド整備用トンボなどマリーンズファン必見のアイテムが当たる抽選キャンペーンが開催されますのでこの機会にぜひご参加ください」とコメントしている。
絶対”に走ると相手チームも分かった状況で、警戒をかいくぐって涼しい顔で盗塁を決め続け、24盗塁のロッテ・和田康士朗が自身初となる盗塁王に輝いた。
50m走を「5秒8」で走る俊足の持ち主の和田だが、足が速いから盗塁王を獲得した訳ではない。育成選手時代からの積み重ねがあった。
1年目の18年はファームで6盗塁を決めたが、失敗は7個だった。同年秋のキャンプで大塚明コーチからスタートとスライディングを教わり、その年のオフに行われた「2018アジア・ウインターリーグ・ベースボール(AWB)」で8度の盗塁機会で失敗は「0」と活躍。その後、「2軍のときはでたらめというか、何も根拠なく走っていた。大塚さんにも根拠をもって走れと言われたので、台湾ではそれが出せたと思います」と振り返っていた。
2年目の19年は、ファームでチームトップの23盗塁。同年の取材で和田は「スタートの構えのところで、ちょっと揺れてみたりとか、反応しやすい姿勢を探しています」と模索していたが、失敗数は「8」と、18年よりも盗塁の成功率をあげた。スタートに関しては「前半に比べたら全然良くなってきている。前半よりも後半の方が、失敗が少なかった。盗塁はかなり進歩しているのかなと思います」と好感触を得た。
19年秋のキャンプでは再び大塚コーチ、伊志嶺翔大コーチから盗塁の技術を教わり、20年1月の自主トレでは「スタートが遅いので、少しでも速く正面に向けるようにというか。今はそういう構えの練習です」と、盗塁のスタートの練習を繰り返していた。
20年2月の練習試合から武器である“足”でアピールし、シーズン開幕前の6月に“支配下選手登録”を勝ち取り、同年のシーズンで23盗塁を決め1軍で居場所を掴んだ。
育成時代はスタート、構えを課題にしていたが、支配下選手となった現在は「あれから何回か構えを試していて、去年のシーズン中にも構えを変えたりというのをしていましたね」と明かす。具体的に、「去年は開幕してからセカンド方向に体重を乗っけていたんですけど、それだと牽制が戻りにくいというのがあったので、シーズンの途中に5:5からセカンドベースに6乗せるくらいの構えにしました」と、今もなお盗塁成功率を上げるため試行錯誤を続ける。
今季は24盗塁を決めたが失敗は「5」。和田と同じく盗塁王に輝いた荻野貴司(ロッテ)と西川遥輝(日本ハム)が11度、源田壮亮が9つの失敗と、和田が3人のなかで最も少ない失敗数だった。
準備面では、アップはファーム時代と変わらないとのことだが、「相手投手の癖を見るようにしています。癖がなくても良いスタートが切れれば、初球からでもいくようにしています」と、入念に映像を見るようになったという。
ファームのときにただ闇雲に走るのではなく、“根拠”を持って盗塁を成功させるためにスタート、構えなど意識して盗塁を試みていたからこそ今がある。その積み重ねの結果が1軍で“盗塁王”に繋がったといえるだろう。
和田と同じ98年世代にはチームメイトの種市篤暉をはじめ、他球団にも投手四冠の山本由伸(オリックス)、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した堀瑞輝(日本ハム)、野手でも打率.313をマークした坂倉将吾(広島)、新人で規定打席に到達し打率.314の牧秀悟(DeNA)、新人ながら24本塁打を放った佐藤輝明(阪神)など結果を残す選手が数多くいる。その中で、98年世代の野手では初のタイトルホルダーとなった。
今季の打席数が24打席だったように、バットでもアピールしレギュラーを掴むことができれば、盗塁数を大幅に増やすことができる。来年はレギュラーを勝ち取り、倍以上の盗塁数を決めて2年連続でタイトルを勝ち取って欲しい。
ロッテの和田康士朗が、チームメイトの荻野貴司、西武・源田壮亮、日本ハム・西川遥輝とともに24盗塁で自身初の盗塁王に輝いた。
和田の盗塁の内訳をみると、代走での盗塁数が21個、守備から途中出場し回ってきた打席で安打を放ち盗塁を決めたのが1個、代走で出場して回ってきた打席で四球を選び決めた盗塁が2個だ。
盗塁ランキングの上位の選手の顔ぶれを見ても、荻野、源田、西川とレギュラーで活躍する選手達。和田は代走がメインで、今季の打席数は24。“代走の切り札”の選手がタイトルを手にしたのだ。
和田は育成選手時代からファームで代走として出場することが多く、育成選手時代には代走の役割について「相手の守備陣にプレッシャーを与えないといけない。1つでも先の塁を盗むことが代走の役割だと思います」と話していた。支配下選手となった現在も「代走で出るからには少しでも相手のミスで次の塁を狙えるようにはしています」と、基本的にはその考えは変わっていない。
和田は一塁走者の代走だけでなく、二塁走者の代走として登場することもある。「ファーストランナーで出たときは盗塁しないと意味がないのかなと思っているので、セカンドからいくよりかはプレッシャーを感じますね」と、その違いについて語った。
昨年は23盗塁中21盗塁が3球目以内(盗塁を決めたときに打席に立っていた打者)に決めたものだったが、今季も早いカウントから積極的に仕掛けた。24盗塁中21盗塁が3球目以内(盗塁を決めたときに打席に立っていた打者)に決めた。
昨年1軍で“代走”としての地位を確立し、“相手の警戒度”が昨年以上に上がっている中で、変わらず早いカウントで盗塁を決め続けたのは立派。
早いカウントから仕掛ける理由について和田は、「早いカウントでいかないと、バッターにも迷惑がかかってしまいます。なるべく早いカウントで走るようにしています」と説明した。
球種別で見ると、ストレート系の球種での盗塁が14個と最も多い。初球がストレートで盗塁を決めたのは、5度あった。
0−1の8回無死一塁の場面に代走で登場した9月18日の日本ハム戦では、ロドリゲスが三木亮に投じた初球の153キロのストレートで二塁盗塁を決めた。ロドリゲスは投球モーションが大きいことも関係しているのか、投手別では最も多い4盗塁。
4盗塁中3盗塁が初球で、その3球が全てストレート系の球種だ。ちなみにプロ入り後初めて三塁盗塁を決めた6月26日の日本ハム戦も、ロドリゲスがマウンドにあがっているときで、このときは藤岡裕大に投じた2球目のカーブだった。
24盗塁中21盗塁が代走からで、スタメンで出場したときの盗塁はなく、全て途中出場で決めたもの。今季は昨年盗塁王に輝いた周東佑京(ソフトバンク)や開幕から盗塁ランキングトップを走っていた若林楽人(西武)が故障で離脱したことに加え、盗塁王争い常連の西川の盗塁数がそこまで伸びなかった。例年に比べると少ない盗塁数での争いとなった中で、代走がメインの和田にも盗塁王争いのチャンスが巡ってきた。
9月24日の西武戦で24個目の盗塁を決めたのを最後に、盗塁を決めることはできなかったが、10年後振り返ったときにそういったことを覚えている人はほとんどいないだろう。“盗塁王”を獲得したという事実だけが残る。和田にとっても、盗塁王というタイトルを手にしたことは大きな自信になったはずだ。