わたしはかもめ2021年鴎の便り(11月)

便

11月6日

CSファーストS:千葉ロッテ5x−4東北楽天(ZOZOマリン)

ロッテは3−4の8回にエチェバリアのソロで追い付き、9回1死二塁から代打佐藤都の適時二塁打でサヨナラ勝ちした。先発の佐々木朗は6回1失点、10三振の力投。救援陣の乱調で逆転されたものの、終盤に粘りを発揮した。楽天は1−3の7回2死満塁から島内が逆転の3点二塁打を放ったが、8回に松井、9回に宋家豪が痛打された。

123456789R
東北楽天0100003004
千葉ロッテ003000011x5x

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朗希の同期、ロッテ佐藤都志也が殊勲サヨナラ打「自分も頑張っていければ」[ニッカン]

借りを返した。ロッテ佐藤都志也捕手(23)が殊勲のサヨナラ二塁打で、チームに大きな先勝をもたらした。同点の9回1死二塁から代打で決めた。10月27日の楽天戦(楽天生命パーク)では、同じく代打で最後の打者となり、敗れて優勝が消滅していた。リーグ制覇は逃したが、日本一への切符は譲らない。


10日前に空を切ったバットが、今度はジャストミートした。同点で迎えた9回1死二塁、佐藤都は代打でコールされた。148キロの真っ直ぐを右へ。強くたたいた打球が右翼手横を抜けてフェンスまで転がった。右拳を突き上げて勢いよく一塁を踏み込む。「嬉しさ爆発です!」。観客までも大興奮に巻き込んだ。

同じ9回、代打、宋家豪−。フラッシュバックしたのは10月27日の楽天戦。1点ビハインドで、2死から空振り三振した瞬間、2位が決まった。「ほんと悔しかった。負けられない戦いで最後の打者になって、チームに迷惑掛けました」。

代打で酸いも甘いも知った。昨年6月のプロ初安打は代打サヨナラ打。人生初のサヨナラ打だった。約5ヶ月後、CSファイナルステージでは最後の打者になり敗退した。「去年の自分と比べると、駆け引きできたりとか、考えて打てる。ちょっと成長したのかな」。直前までは裏方さん相手に「自分がサヨナラ打ったらどうします?」と冗談交じりでリラックス。重圧を掛けず、打席に入ったら楽しんだ。

試合後、佐々木朗とハイタッチした。同期入団のドラ1は「ナイスバッティング」とたたえてくれた。降板後、逆転されても明るく振る舞っていた3歳下の右腕を見て、準備にも熱が入った。「同期としては今、天と地ぐらいの差の活躍ぶりですけど。自分も何とか、頑張っていければいいかなと思います」。出番はいつも、ミラクルが起こりがちな終盤だ。ドラ2が描くドラマは、日本一を決めるまで終わらない。

ロッテ佐藤都がサヨナラ二塁打。プレーオフ、CSのサヨナラ試合は12度目。佐藤都の23歳9ヶ月は、05年プレーオフ2S3戦の川崎(ソフトバンク=24歳4ヶ月)を上回る最年少のサヨナラ安打となった。代打でサヨナラ打点は19年CSの乙坂(DeNA)以来4人目。ロッテのサヨナラ勝ちはプレーオフ、CSを通じて初。ポストシーズンでは毎日時代の50年日本シリーズ6戦で、松竹の失策により8−7でサヨナラ勝ちして以来、球団71年ぶり2度目。

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ロッテ佐々木朗希が堂々先陣、6回1失点王手「エースに近い投球」監督絶賛[ニッカン]

堂々たる開幕だ!ロッテ佐々木朗希投手(20)がCSファーストステージの楽天第1戦に先発。初回からプロ入り後実戦最速の159キロを3球マークするなど押し込み、6回10奪三振1失点。抜擢した井口資仁監督(46)も「エースに近い投球」と手放しでほめた。

チームもサヨナラ勝利しファイナル進出に王手。引き分け以上で突破が決まる。目標の日本一へ、ライバルチームに「佐々木朗希」の名を強烈に植え付けた。


佐々木朗希ただ1人に、光が差した。午後3時50分、6回表のマウンド。右翼外壁の隙間からの天然スポットライトを浴び、無失点で終えた。「球場の雰囲気自体はものすごく緊張感がありました」。赤とんぼも舞うZOZOマリン。クライマックスを感じながら、大仕事を済ませた。

浅村も手が出なかった。初回2死、外角低めへの159キロを2球続け見逃し三振に。「いいコースに行ってましたし、指にかかって三振も取れて」。159キロはプロ入り後の実戦最速。160キロの大台については「裏では出てましたし」としつつ「そこは求めるところじゃないので。特にこういう大事な試合では」と意識になし。それでも直球平均球速は約155.2キロと過去最高値。大船渡高の元チームメートも応援に駆けつける中、20歳の末恐ろしさを見せつけた。

「抜けちゃったんで。練習します」。

2回に一塁悪送球で先制を許し「引きずってました、ずっと」と言いながら、3回以降も崩れない。「正味ルーキーみたいな」と佐々木朗の今を表現する井口監督も、堂々たる投球に「エースに近い投球だったと思います」と絶賛する。

「初戦でこういう投球をできる。いくつになってもできない人はできないと思いますし。本当に素晴らしい。そういう星の下に生まれたんじゃないかな」。

井口監督が自ら引き当てた。4球団競合のドラフト1位入札。「絶対に(当たりを)引くと思っていた」と自信満々で、狙っていた下から2番目のクジを迷わずつかみ、こぶしを突き上げた。あれから2年。「順調というか順調以上です」。前途洋々な未来を確信させる投球でもあった。

7回からはひたすらに願った。1度は救援陣が逆転を許したが、最後はサヨナラ勝ち。「9回、すごくいいものを毎回見てます」。同期入団の佐藤都がサヨナラ打を放つとベンチ前で3度、両足ジャンプ。「自分、何したらいいんだろうって」とサヨナラの作法に困ったのも今は昔。慣れた様子で、おなじみ水の祭典へと駆けた。

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試合支配したロッテ佐々木朗希「いつもと一緒」CS開幕戦で堂々6回1失点[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)がCS開幕投手の重圧をものともせず、楽天打線を6回10奪三振1失点。堂々と投げ抜いた。

「いつもと一緒か、それよりちょっとくらい緊張したんですけど」。

そう言いながらも、初回の1番山崎剛から156キロ、157キロ、158キロを次々と放り込む。2番岡島にプロ実戦で自己最速の159キロを投じると、3番浅村には159キロを2球続けて見逃し三振にした。

球が速いのは今やもう、野球ファンなら誰でも知っている。20歳初登板とは思えない落ち着きで、試合を支配した。

「シーズン後半、最後の2試合とかは特に大事な試合で投げさせてもらってたので、そこで大分、そういったところに対しての対応は良くなったのかなと思います」。

投げる度に何かを身につけ、どんどん強くなる。2回、自身の一塁悪送球で先制された。「抜けちゃったんで。練習します」。しかし3回以降、敵に付けいられることなく、6回を投げ抜いた。「(悪送球を)引きずってました、ずっと」という内面を、外には見せないほどの投球だった。

初回の剛速球連発も「いつもと同じ感覚で」とさらっと振り返る。球威は落ちず、中盤も153キロ前後でしっかり振り遅れのファウルを打たせていく。63球を投じた直球の平均球速は、過去最高値の約155.2キロ。「今日は結構コントロール悪かったので」と言いながらも、ストライク率は69.8%。20歳の末恐ろしさを示した。

救援陣が1度逆転を許して勝利投手にはなれなかったものの、同期入団の佐藤都志也捕手(23)のサヨナラ勝利でチームは勝った。「良かったです。初戦が大事だと思うので、そこでしっかりチームが勝ったので。嬉しかったです」。次の登板を信じ、あとは先輩達に託す。

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CS初戦でさく裂、開幕5連敗止めたロッテ的場コーチ「今季一」円陣声出し[ニッカン]

ロッテ的場戦略コーチが勝利を呼んだ!?普段はベンチ外ながら、試合前円陣に登場するとナインは大盛り上がり。

何やら手に持って叫んで活気づけた。開幕連敗を5で止めた4月1日の楽天戦でも声出しを担当。「行くぞ〜?行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ!!」とコール。シーズン初勝利を呼び込み「今季一です」と振り返る選手もいるほどだが、大一番での大役も見事に成功した。

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[データ]ロッテ佐々木朗希がダルビッシュ超えCS史上最年少2ケタ奪三振[ニッカン]

3日に20歳の誕生日を迎えたばかりの佐々木朗希投手が、10奪三振。

ポストシーズン(プレーオフ、CS、日本シリーズ)では06年プレーオフ2S1戦のダルビッシュ(日本ハム=20歳1ヶ月)を上回り、史上最年少の2桁奪三振となった。

ポストシーズンでロッテの投手が2桁奪三振をマークしたのは、74年日本シリーズ6戦で中日から延長10回、11個(9回まで10個)を奪った村田兆治に次いで2人目。

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殊勲打のロッテ佐藤都志也「天と地の同期」佐々木朗希の振る舞いに熱入った[ニッカン]

借りを返した。ロッテ佐藤都志也捕手(23)が殊勲のサヨナラ二塁打で、チームに大きな先勝をもたらした。同点の9回1死二塁から代打で決めた。10月27日の楽天戦(楽天生命パーク)では、同じく代打で最後の打者となり、敗れて優勝が消滅していた。リーグ制覇は逃したが、日本一への切符は譲らない。


10日前に空を切ったバットが、今度はジャストミートした。同点で迎えた9回1死二塁、佐藤都は代打でコールされた。148キロの真っ直ぐを右へ。強くたたいた打球が右翼手横を抜けてフェンスまで転がった。右拳を突き上げて勢いよく一塁を踏み込む。「嬉しさ爆発です!」。観客までも大興奮に巻き込んだ。

同じ9回、代打、宋家豪−。フラッシュバックしたのは10月27日の楽天戦。1点ビハインドで、2死から空振り三振した瞬間、2位が決まった。「ほんと悔しかった。負けられない戦いで最後の打者になって、チームに迷惑掛けました」。

代打で酸いも甘いも知った。昨年6月のプロ初安打は代打サヨナラ打。人生初のサヨナラ打だった。約5ヶ月後、CSファイナルステージでは最後の打者になり敗退した。「去年の自分と比べると、駆け引きできたりとか、考えて打てる。ちょっと成長したのかな」。直前までは裏方さん相手に「自分がサヨナラ打ったらどうします?」と冗談交じりでリラックス。重圧をかけず、打席に入ったら楽しんだ。

試合後、佐々木朗とハイタッチした。同期入団のドラ1は「ナイスバッティング」とたたえてくれた。降板後、逆転されても明るく振る舞っていた4歳下の右腕を見て、準備にも熱が入った。「同期としては今、天と地ぐらいの差の活躍ぶりですけど。自分も何とか、頑張っていければいいかなと思います」。出番はいつも、ミラクルが起こりがちな終盤だ。ドラ2が描くドラマは、日本一を決めるまで終わらない。

佐藤都志也(さとう・としや)
1998年(平10)1月27日生まれ、福島県いわき市生まれ。聖光学院では2、3年夏に甲子園出場。東洋大では2年春に東都大学リーグ首位打者に輝き、3、4年時に大学日本代表。19年ドラフト2位でロッテ入団。プロ入り2年間で通算122試合に出場し、8本塁打、30打点、打率2割1分5厘。181センチ、86キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸1600万円。

ロッテ佐藤都志也捕手がサヨナラ二塁打。プレーオフ、CSのサヨナラ試合は12度目。佐藤都の23歳9ヶ月は、05年プレーオフ2S3戦の川崎(ソフトバンク=24歳4ヶ月)を上回る最年少のサヨナラ安打となった。 代打でサヨナラ打点は19年CSの乙坂(DeNA)以来4人目。ロッテのサヨナラ勝ちはプレーオフ、CSを通じて初。ポストシーズンでは毎日時代の50年日本シリーズ6戦で、松竹の失策により8−7でサヨナラ勝ちして以来、球団71年ぶり2度目。

益田(9回を3人で抑え、その裏にサヨナラ勝利)
「何より先手を取れたのが良かったです。明日も勝って(ファイナル進出を)決めたいです。」

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[谷繁元信]分岐点は佐々木朗希のすごみ、ミス連鎖、松井裕樹の直球まさか[ニッカン]

ロッテがシーソーゲームを制した。

二転三転の展開で、これほど流れが読みにくいCSも珍しかった。勝敗の分岐点を挙げるのが難しいが、3つのポイントがあった。

(1)佐々木朗のすごみ

2年目で通算3勝の投手が、初の短期決戦の初戦にどう入っていくか注目していた。初回の先頭山崎剛に初球、内角膝元に直球でストライクを奪い、過度な力みを感じさせない出足。2回は一塁送球エラーで失点したが、動揺なく追加点は与えなかった。連打も3回の1度だけで楽天打線に形を作らせない。ロッテの得点源である1〜4番につながりを持たせてしまい、2戦目以降にも影響しかねない則本昂とは対照的だった。

(2)7回表のミスの相互連鎖

防御率1点台も25回で17与四球の国吉が四球に始まり、バント処理で二塁へ悪送球。逆に無死一、二塁で山崎剛が犠打を打ち上げ、二塁走者の辰己が飛び出す2重のミス。ただ、さらに驚いたのは飛球を捕った国吉が直前の二塁悪送球による不安からか、二塁へ投げずに自ら走ってフォースアウトを取ったことだ。

一塁走者も飛び出し、転倒していたから送球していれば三重殺の可能性もあった。こんなプレーを見れば、意気消沈するはずの楽天にも「まだチャンスはある」と思わせてしまう。連続四球から交代した唐川が投球の7割を占めるカットボールを島内に逆転打を喫した。だが国吉の制球難が生んだ満塁の状況で左打者の内角にカットボールを制球するのは難しい。

(3)8月20日以来の松井とエチェバリア

本来は守護神で8月20日以来の登板となった松井は、8回1死でレアードを空振り三振させた外角低め直球は抜群だった。続くエチェバリアの初球の直球も完全に振り遅れ。しかし続けた直球が真ん中高めに入り、痛恨の同点弾を運ばれた。

今季4本塁打で8月20日以来1発がなく、まさかないと思うのも自然だ。この日の直球のキレなら当たってもポップフライと捕手炭谷も感じただろう。配球ミスというのは酷だが、限りなく長打の可能性をゼロに近づけるなら変化球やボール球を挟むことも結果論では考えられる。短期決戦の怖さを象徴していた。一方で、何が起こるか分からない勝負の面白みでもあった。

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ロッテ中村奨吾3安打牽引「シーズン通りじゃないですか」と井口監督称賛[ニッカン]

ロッテ中村奨吾内野手が3安打で牽引した。

井口監督も「シーズン通してずっと頑張ってくれましたので、シーズン通りじゃないですか」とたたえた。3回には安田の浅めの左飛で、三塁から生還。「(左翼手の)捕る体勢とかも含めて。あそこは(送球と)走者が重なるところなので」と走塁技術の高さも評価した。

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最年少CSサヨナラ安打!23歳ロッテ佐藤都志也、ソフトバンク川崎上回る[ニッカン]

ロッテ佐藤都志也捕手がサヨナラ二塁打。プレーオフ、CSのサヨナラ試合は12度目。佐藤都の23歳9ヶ月は、05年プレーオフ2S3戦の川崎(ソフトバンク=24歳4ヶ月)を上回る最年少のサヨナラ安打となった。

代打でサヨナラ打点は19年CSの乙坂(DeNA)以来4人目。ロッテのサヨナラ勝ちはプレーオフ、CSを通じて初。ポストシーズンでは毎日時代の50年日本シリーズ6戦で、松竹の失策により8−7でサヨナラ勝ちして以来、球団71年ぶり2度目。

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[データ]先勝で83%が第1S突破、巨人、ロッテは先勝の過去すべて突破[ニッカン]

第1戦は巨人とロッテが勝利。過去にプレーオフ、CSの1S1戦に勝って王手をかけた29チームのうち24チームが1Sを突破しており、突破確率は83%。

巨人は10、15、18年、ロッテは05、07、10、13、15年と、1Sで先勝したケースは両チームとも全て突破している。

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確信弾エチェバリア華麗にバット投げ、過去には原放り投げ、新庄ぶん投げた[ニッカン]

ロッテのアデイニー・エチェバリア内野手(32)が値千金の同点ソロでサヨナラ勝ちにつなげた。

1点を追う8回2死、楽天松井の高め真っ直ぐを左へ打ち上げると、柵越えを確信してバットを放り投げ、胸のあたりを何度もたたいた。

「しっかりスイングすることだけを心掛けて打ちました。しっかりボールをたたけたし、何よりチームの勝利に貢献できたことを嬉しく思います」と話し、大きな拍手を送ったファンに感謝を述べた。

高さ3メートルほどまで放り投げられた華麗なバット投げも注目された。以下は球界の主なバット投げ。

巨人中畑清
89年10月29日の日本シリーズ第7戦で6回、近鉄吉井からソロを放つと、勢いで三塁側ベンチ方向へ水平にバットが飛んだ。3連敗からの4連勝に導く一打。
巨人原辰徳
92年7月5日のヤクルト戦で9回1死一塁、伊東から同点2ランを放ち、バットを放り投げた。直前にフォークのすっぽ抜けにのけぞらされ、尻もちをついており「怒りの一打」とも表現された。
メッツ新庄剛志
01年4月9日のブレーブス戦で初ホーマー。バットをぶん投げたが、相手から「侮辱行為だ」との声。
近鉄中村紀洋
01年7月25日、オールスター第3戦で3試合連続本塁打。中日野口からの1発。豪快なフルスイングからのバット投げは定番化。

途中出場のエチェバリアが同点本塁打。プレーオフ、CSの初打席本塁打は13年1S1戦の加藤翔平(ロッテ)17年ファイナルS1戦のアマダー(楽天)20年<1>戦の安田尚憲(ロッテ)に次いで4人目。初打席で殊勲本塁打は先制本塁打の安田に次いで2人目。

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ロッテ佐藤都志也サヨナラ二塁打「嬉しさ爆発」V逃した楽天戦のリベンジ[ニッカン]

ロッテ佐藤都志也捕手(23)が殊勲のサヨナラ二塁打を放った。

同点の9回1死二塁に代打で登場。楽天宋家豪の直球を右方向へかっ飛ばし、打球が抜けると、マリンを白く染めたファンの大歓声に包まれた。

借りを返した。ヒーローインタビューで「素直に嬉しいのと、あとは宮城で試合した時に最後の打者になってしまったので。そういう気持ちもあったので、嬉しさ爆発です」と喜んだ。2位が確定し、優勝を逃した10月27日の楽天戦。1点を追う9回2死で代打に立ち、この日と同じ宋家豪の前に空振り三振に倒れていた。

負けられない短期決戦で大きな大きな先勝。第2戦は引き分け以上でファイナルステージ進出が決まる。「今日いい形で勝てたので、明日もしっかり勝ちにこだわってやっていきたいと思います」と頼もしかった。

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ロッテ・エチェバリア値千金の同点ソロ「しっかりボールをたたけた」[ニッカン]

ロッテのアデイニー・エチェバリア内野手(32)が値千金の同点ソロでサヨナラ勝ちにつなげた。

逆転してはされてのシーソーゲーム。6回表の守備から途中出場した。7回に勝ち越しを許し、1点を追う8回2死で立ったCS初打席だった。楽天松井の高め真っすぐを左へ打ち上げると、柵越えを確信してバットを放り投げた。

「しっかりスイングすることだけを心掛けて打ちました。しっかりボールをたたけたし、何よりチームの勝利に貢献できたことを嬉しく思います」と話し、大きな拍手を送ったファンに感謝を述べた。

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ロッテ小島和哉で決める、ポストシーズン初登板「必死に」CS第2戦先発[ニッカン]

7日のクライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージ第2戦に先発するロッテ小島和哉投手(25)が6日、意気込みを語った。

今季チーム唯一の2ケタ勝利をマーク。10勝のうち、最後の勝利の3安打完封を含む3勝を楽天から挙げた。「最終戦が終わってから期間も空いたので、しっかり調整できたと思う。明日は必死に投げたい」と力を込める。

ZOZOマリンでの前日練習では「昨日のブルペンで突っ込みがちだったんで」と、軸足に体重を乗せるイメージで平地での投球を入念に行った。ポストシーズンの登板は自身初となる。「めちゃめちゃ意識してます。経験したことないので、どういう雰囲気なのかも分かりづらいですけど、シーズン最後も負けられない試合がずっと続いていたので、そういう気持ちで入っていけたら」と話した。

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ロッテ佐々木朗希「割り切って投げることできた」1失点もマリン初星お預け[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が6回4安打1失点、毎回の10奪三振と好投した。

初回にプロ入り後実戦最速となる159キロを連発。2回2死二塁から自身の一塁悪送球で先取点を献上したが、3回2死満塁のピンチでは楽天鈴木大をフォークで空振り三振に切るなど、要所を締めた。

直球の平均球速はプロ入り後最速の155・2キロを計測。「自分のミスで点を取られてしまいましたが、3点援護をもらって割り切って投げることができました」と振り返った。 2点リードでベンチへ下がり、降板後の7回に逆転された。ZOZOマリンでの自身初勝利が、手からこぼれ落ちた。

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ロッテ国吉佑樹が“1人ゲッツー”、バント小フライ捕球後に自ら二塁へ[ニッカン]

ロッテ国吉佑樹投手(30)が1人で併殺を完成させた。

2点リードの7回に2番手で登板。四球と自身の悪送球で無死一、二塁のピンチを招いた。迎えた楽天の1番山崎剛がバントで打ち上げた小フライを、前方にスライディングしながらキャッチ。二走辰己は飛び出しており、国吉は自ら二塁を踏みに行って2死となった。

しかしその後、2連続四球を与えて満塁とし、唐川に交代。その唐川が、島内に逆転打を浴びた。

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ロッテ山口航輝がCS初安打「次は得点につながる1本を打ちたい」[ニッカン]

ロッテ山口航輝外野手(21)がCS初安打をマークした。

6番右翼で先発出場。1点ビハインドを逆転した3回、なおも2死一、三塁で、楽天則本昂の149キロ直球を中前に落とした。続く岡が右飛に倒れて一塁に残塁し「初めてのCSで緊張感のある中、1本打つことができてよかったです。次は得点につながる1本を打ちたいです」と話した。

昨季もチームはCSファイナルステージに進んだが、今季1軍デビューした山口にとってはこれがポストシーズン初出場、初スタメンだった。

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ロッテ・レアードが逆転2点適時打「とにかくランナーをかえすことだけを」[ニッカン]

ロッテの4番ブランドン・レアード内野手(34)が逆転2点適時打を放った。

1点を追う3回1死満塁、楽天則本昂のカットボールを左翼後方へ。三走荻野と二走マーティンを本塁に迎え入れ「則本投手相手なので、早い回から点を取っていきたいと思っていた。とにかくランナーをかえすことだけを考えて打席に立ったよ!打つことができてよかった」とコメントした。

5番安田も左犠飛で続き、この回3点を奪った。

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ロッテ佐々木朗希159キロ、プロ入り後最速、球団では伊良部、沢村に並ぶ[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が、プロ入り後の実戦では自己最速となる159キロをマークした。

初回、楽天2番岡島への3球目が「159」と表示された。さらに浅村にも2球、159キロをマークし、見逃し三振も奪った。

ロッテでは伊良部秀輝投手が94年のオールスターで、沢村拓一投手が昨秋のCSで159キロをマークしており、そこに並んだ。ファイナルステージ進出への大一番で、プロ入り後の最速を更新した。

岩手・大船渡高時代の19年4月、国内高校生では歴代最速となる163キロを投げた佐々木朗は、プロ1年目の昨季は公式戦登板なし。2年目の今季は5月にデビュー後、徐々に球速が高まり、9月以降には3登板連続で158キロをマークしたこともあった。

159キロを投げたのは、高3夏の岩手大会4回戦・盛岡四戦以来、約2年3ヶ月ぶりとなった。8回にその日117球目が公式戦高校最速タイの160キロをマークし、9回無死二、三塁のピンチで投じた133球目が159キロを記録。ところがその快速球が相手6番の横山慶人捕手(当時3年)にセンター前にはじき返され、完封勝利目前で同点に追いつかれた。試合は延長12回、佐々木の勝ち越し2ランで勝利した。

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楽天が思わぬ形で先制、ロッテ佐々木朗希が一塁に悪送球[ニッカン]

楽天が、思わぬ形でロッテの先発佐々木朗希から先制点を奪った。

0−0の2回、先頭の島内がチーム初安打となる二塁打で出塁。2死後、渡辺佳の投ゴロを佐々木朗が一塁に悪送球した。

楽天ファンが陣取る左翼スタンドは一瞬ため息が漏れたが、予期せぬ形での先制点に一気に歓喜に変わった。

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ロッテCSポスター、キャプテンの中村奨吾を起用[ニッカン]

ロッテは6日、この日から開催される「2021パーソルクライマックスシリーズパ」ファーストステージの楽天戦(ZOZOマリン)での日程ポスターを製作、掲示を開始したと発表した。

ポスターにはキャプテンの中村奨吾内野手(29)が起用され、場内やマリーンズストアなどで計200枚が掲示されている。球団広報室は「さあ、いよいよ2021パーソルクライマックスシリーズパファーストステージが始まります。ZOZOマリンでのクライマックスシリーズ開催は07年以来となります。まずはここを勝ち抜き、ファイナルステージに進んでバファローズを攻略し、日本シリーズに向かいましょう。そして2021年を日本一で終えましょう。ファンの皆様、熱い応援よろしくお願いします」とコメントを寄せた。

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[プロ野球番記者コラム]ロッテ山口航輝待ちわびた初CS「緊張あるが、楽しんでやりたい」[ニッカン]

ロッテ山口航輝外野手(21)が初めてのクライマックス・シリーズ(CS)開幕を心待ちにしている。2試合、ないし3試合で勝たなければ次はない。短期決戦を「自分の力を試せる」場と捉える。「緊張はあると思うんですけど、楽しんでやりたいなと思います」。11月に入り、左手のマメをつぶしながらヘビーな振り込みを繰り返してきた。

初日は打撃のみ5時間。2日目以降も全体練習後に居残り特打が始まった。とてもポストシーズンに向けた調整とは思えない。それもそのはず。安田、藤原、和田、佐藤都、小川とともに強化指定メンバーに指名された。井口監督は「調整じゃないですね。彼らはそこまで成績を残してない。CSとか日本シリーズより、来季に向けてもっと上を目指してもらいたい」と意図を明言している。

この6人の中でも、山口はCSで打席に立つ可能性が高い。シーズン後半戦は外野、DH、一塁で度々スタメン起用され、10月は打率2割8分6厘。30日の最終戦はプロ初の3安打で締めくくった。「あの前の日に、あと1本ホームランを打ちたいと狙いにいって、感じが悪くなってしまったんです」と明かす。

10月16日のソフトバンク戦で9号ソロを放ち、2ケタ本塁打にリーチをかけていた。入団3年目以降のデビュー年に10発打てば球団史上初だった。あと1本。自然とわいた欲が2試合連続無安打を招いた。同29日の試合後、室内練習場にこもった。「明日は謙虚にいこう。そのテーマを持って挑んだ結果が3安打。次につながる形で終われたと思います」。

同じく2位で進んだ昨季のCSファイナルは、同い年の藤原が1試合3安打、1歳上の安田が2戦4打点と存在感を放った。山口はと言えば、1軍出場がなく、あのピリッとした独特の空気をまだ味わっていない。次につなげる3安打。待ちわびた「次」が、やっと来る。

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[CS舞台裏]ロッテ・エチェバリア、前打者の三振でほえた松井に“怒りの一撃”[サンスポ]

ロッテ・エチェバリアが値千金の同点弾。その舞台裏には、MLB流の不文律があった。

「日米の野球文化の違いなのかもしれないが、彼の行為は少し変に感じた。だから、僕が仕返しをしてやろうという気持ちだった」。

3−4の8回2死から松井の速球を完璧に捉え、左翼席中段へと運んだ来日1年目の助っ人は、そう口調を強めた。目前でレアードが空振り三振に倒れた際、マウンド上の松井が大声でほえた。その姿が、メジャーではご法度とされる対戦相手に敬意を欠いた不遜な態度に映ったという。まさに、怒りの一撃。今季のワールドシリーズ王者となったブレーブスで昨季プレーしていたヒーローは「僕も嬉しい。我々もまだ日本一になるチャンスがある」と力強かった。

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[小早川毅彦の打診球診]ロッテ・エチェバリアの一発はベンチ含めたチーム全員を救った[サンスポ]

1勝1分けでもファーストステージを突破できるレギュラーシーズン2位のロッテは、負けないことが大事。サヨナラ勝ちはおまけのようなもので、エチェバリアが8回2死から放った同点ソロは、駅伝にたとえると最終区で10人抜きしてトップでゴールしたくらい、大きな価値がある。

佐々木朗が降板した途端に暗転したのは、代え時を誤ったベンチのミスでもある。素晴らしい投球をしていた佐々木朗は6回で96球。レギュラーシーズンなら交代でもいいが、短期決戦は7〜9回が勝敗の行方を80%くらい左右する。好調な投手は1イニングでも引っ張り、調子が悪い投手は早く見切るのが鉄則だ。

2番手の国吉は、ストライクを取るのに苦しんでいた。7回無死一、二塁で送りバントを投飛にして三重殺も可能だったのに、一塁へ投げずに併殺しか取れない。ここで代えても良かった。遅くとも、2死一塁から岡島を歩かせた時点。次の浅村にも四球を与えてピンチを広げ、3番手の唐川が1球で逆転を許した。

8回に登板した佐々木千も制球に不安を残し、そのまま負けていれば第2戦でステージ敗退が決まるのではないかと思えるくらい、ダメージが大きかった。逆に楽天を土俵際へ追い込んだのだから、エチェバリアの一発はベンチを含めたチーム全員を救ったと言っていい。

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ロッテ、ファイナル進出王手!サヨナラ男・佐藤都が代打で完璧読み勝ち[サンスポ]

ロッテ、王手!パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)は6日、ファーストステージが開幕し、レギュラーシーズン2位のロッテが3位・楽天に5−4でサヨナラ勝ち。9回1死二塁で代打・佐藤都志也捕手(23)が右中間に適時二塁打を放ち、試合を決めた。ロッテは2015年から続くCSの連敗を7でストップ。7日の第2戦で勝つか引き分ければ、10日に始まるオリックスとのファイナルステージ(京セラ)進出が決まる。

二塁ベース手前で右手を高々と突き上げた。約1年前、そして10日前に自分への怒りで目を真っ赤に充血させていた男が笑っていた。

「言葉に表せないぐらい嬉しい。(2020年ドラフト)同期の(佐々木)朗希とは天と地ぐらいの活躍の差ですが、逆転されたときは、チームのためにいいピッチングをした朗希のためにも『負け試合にさせちゃいけないな』と思って準備をしていた」。

佐藤都は興奮で声を上ずらせた。同点の9回1死二塁、宋家豪の148キロの直球を右中間に運んだ。チェンジアップが2球続いた後の読み勝ち=B歓喜の輪が解けると、佐々木朗とハイタッチを交わした。

昨年11月15日のソフトバンクとのCSでは中飛で、敗れて16年ぶりのリーグ優勝の可能性が断たれた今年10月27日の楽天戦でも空振り三振で最後の打者になった。その悔しさを胸にチームがオフの今月1日には安田、藤原らと1日限定のミニキャンプ≠ノ参加。5時間近くバットを振り続けた。

「一発勝負で、変にあれこれ考えることもないので、代打は向いているかもしれない。打席に入ったら楽しむ≠ニいう気持ちでやっています」。

昨年6月27日のオリックス戦(ZOZOマリン)。延長10回2死一、二塁から代打で放った記念すべきプロ初安打がサヨナラ打となった佐藤都は、そう言い切った。

この日も中盤以降のベンチ裏で「自分がサヨナラ、打ったら、どうします?」とチームスタッフに軽口をたたきながら素振りする姿があった。先発マスクは6月9日を最後にないが、代打稼業はプロで生きる道の1つ。23歳9ヶ月でのサヨナラ打はCS、プレーオフの最年少記録にもなった。

私生活では煮込みハンバーグが得意な料理男子=B福島県出身で故郷の地酒「飛露喜(ひろき)」をこよなく愛する。名前の由来は喜びの露がほとばしる≠ニいう願いから。今宵は、うまい酒が飲めそうだ。

◇データBOX

(1)
パの3試合制のプレーオフ、CSで第1戦に勝利した球団は、過去16度中13度でファイナルステージ(S)に進出。突破率は81.3%。
(2)
プレーオフ、CSでのサヨナラ勝ちは2019年ファーストS第2戦のDeNA(○6x−4阪神、9回に乙坂智の本塁打)以来2年ぶり12度目。ロッテは初めてで、日本シリーズを含めたポストシーズンでは毎日時代の1950年日本シリーズ第6戦(○8x−7松竹、11回に敵失)以来71年ぶり2度目。
(3)
佐藤都の23歳9ヶ月でのサヨナラ安打は、05年第2S第3戦のソフトバンク・川崎宗則の24歳4ヶ月を抜くプレーオフ、CS最年少記録。
(4)
エチェバリアが初出場のCSで初打席本塁打。ロッテの選手がプレーオフ、CSで初打席本塁打をマークしたのは、昨季CS第1戦の安田尚憲以来4人目。外国人選手では77年第1戦のリー以来2人目。

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ロッテ・佐々木朗希、ダルビッシュ超え!プレーオフ、CSの最年少2桁奪三振[サンスポ]

クライマックスシリーズ(CS)初登板のロッテ・佐々木朗希投手(20)は6回4安打1失点と好投した。自身プロ最速となる159キロを3球マークし、10奪三振。20代初勝利こそ逃したが、チームにサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

「ものすごく緊張感があった。ただシーズン後半に大事な試合で投げさせてもらって、そういったところでの対応は良くなった」。

1回2死から浅村に2球連続で159キロを計測して見逃し三振と、立ち上がりから圧巻だった。2回2死二塁で渡辺佳の投手へのゴロを一塁に悪送球して先制を許したが、動揺を見せずに毎回の10奪三振。プレーオフ、CSで20歳0ヶ月での2桁奪三振は、2006年の日本ハム・ダルビッシュ有(20歳1ヶ月)を抜く最年少記録となった。

2点リードで降板後に救援陣が逆転を許したが、劇的な勝利をベンチで喜んだ。チームはレギュラーシーズンで4度サヨナラ勝ちし、佐々木朗はそのうち2試合で先発と投げた試合は劇的な展開が多い。開幕投手≠託した井口監督は「大変な大役だったが、堂々と投げてくれた。エースに近いような投球。そういう星の下に生まれてきたと思う」と絶賛した。

3日に20歳となり、20代最初の登板だった。「しっかりチームに貢献できてよかった」と佐々木朗。大人の投球で短期決戦を駆け上がる。

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ロッテ・エチェバリア値千金の一発、松井がほえた姿に闘志「日米の文化の違いだと思うが…」[サンスポ]

ロッテのエチェバリアが値千金の一発を放った。3−4の8回2死、松井の速球を完璧に捉えて左翼席へ同点ソロ。6回から守備固めで起用されたように遊撃の守備が売りで、レギュラーシーズンはわずか4本塁打。最後のアーチは8月20日までさかのぼるが、意外性の男らしく「特に何も考えずに打席に向かった」と振り返って観客席の笑いを誘った。

目前でレアードが空振り三振に倒れた際に松井がほえた姿に闘志を燃やした。米大リーグではご法度とされる敬意を欠いた態度に映ったそうで「日米の文化の違いだと思うが、少し変に感じて。僕が仕返ししてやろうという気持ちだった」と明かした。

レアード(好投手の則本昂から3回に2点適時打を放ち)
「早い回から点を取りたいと思っていた。」
山口(CS初出場で安打)
「初めてのCSで緊張感のある中、1本打つことができて良かった。」

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ロッテ・益田がCS初勝利「先頭打者だけ抑えれば何とかなると思った」[サンスポ]

今季セーブ王のロッテの益田がクライマックスシリーズ(CS)通算8試合目の登板で初勝利を挙げた。4−4に追い付いた直後の9回に登板。テンポよく8球で三者凡退に片付け、味方のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

チームとしても2015年のファイナルステージ第1戦から続いていたCSでの連敗を7で止めた。「先頭打者だけ抑えれば何とかなると思った。あとは一発、長打だけ警戒して、投げた結果」と安堵していた。

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[指揮官一問一答]王手のロッテ・井口監督、佐々木朗希絶賛「エースに近いピッチング」[サンスポ]

ロッテは3−4の8回にエチェバリアのソロ本塁打で追い付き、9回1死二塁から代打・佐藤都の適時二塁打でサヨナラ勝ちした。先発の佐々木朗は6回1失点、10三振の力投。救援陣の乱調で逆転されたものの、終盤に粘りを発揮した。試合後の井口監督の一問一答は以下の通り。

≫佐藤都が決めてくれました。
井口監督
「その前に(先発の佐々木)朗希がしっかりゲームを作ってくれた。中継ぎが点取られたが、エチェ(バリア)も含めて最後は佐藤都。こういう勝ち方は非常に良かったし、最後まで諦めずに戦うというのがマリーンズの野球なので、そういう野球がファーストステージ初戦でできたと思います。」
≫初戦を託された佐々木朗希が試合を支配した。
井口監督
「堂々とマウンドで投げている姿は今年の彼の成長というか、エースに近いピっチングだったと思います。」
≫先を見据えての登板。
井口監督
「シーズンも朗希が長いイニング投げてくれたからチームが締まったし、今後のチームのつながりになってくると思う。そういう意味では大変な大役だったが、しっかり投げてくれた。」
≫中村奨、レアードが打った。
井口監督
「短期決戦なのでミーティングで積極的に行こうと話したし、その中でしっかりつないでくれた。」
≫あえて安田、山口を起用した。
井口監督
「まだまだ成長して欲しいし、11月からバットを振り込んでいたので、そういう姿勢を試合で見せて欲しいという思いだった。」
≫エチェバリアの一発が流れを変えた。
井口監督
「益田が9回を抑えたことでサヨナラにつながった。」
≫興奮しているように見える。
井口監督
「必ず勝つということでやっていたので、勝てたことは非常に大きい。」
≫明日に向けて。
井口監督
「今日ミスも出たので、しっかり締めてやっていきたい。」

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[ヒーロー一問一答]サヨナラ二塁打のロッテ・佐藤都「本当にすごく嬉しさ爆発です」[サンスポ]

ロッテは3−4の8回にエチェバリアのソロで追い付き、9回1死二塁から代打・佐藤都の適時二塁打でサヨナラ勝ちした。先発の佐々木朗は6回1失点、10三振の力投。救援陣の乱調で逆転されたものの、終盤に粘りを発揮した。佐藤都のヒーローインタビューは以下の通り。

≫今シーズンはZOZOマリンで初めてのお立ち台。どんな気分か。
佐藤都
「言葉に表せないくらいすごい嬉しいです。」
≫(球場内の)マリーンズファンの拍手はどう聞こえているか。
佐藤都
「優勝を逃してからこのクライマックス(シリーズ)に入って、一丸となって1勝に対する気持ちがチームからひしひしと伝わってきたので、何とか自分も貢献しようと思って打席には立ってました。」
≫ランナー二塁。どんな狙いを持っていたか。
佐藤都
「狙いというよりも、自分の打てる球をしっかり打とうと思って振り抜きました。」
≫打球が外野を転々と転がっている間、どんな思いだったか。
佐藤都
「素直に嬉しいということと、宮城で試合をした時に最後のバッターになってしまったという気持ちもあったので、本当にすごく嬉しさ爆発です。」
≫一時逆転されたが、チームの雰囲気はどうだったか。
佐藤都
「逆転を許しても、何とかリリーフの人が踏ん張ってくれて、ベンチとしてもまだ勝ちを諦めていないというところがひしひしと伝わってきたので、そういった意味ではいい雰囲気だったと思います。」
≫明日(7日)は引き分け以上でファイナルステージ進出が決まる。
佐藤都
「今日いい形で勝てたので、この勢いそのまま、明日しっかり勝ちにこだわってやっていきたいと思います。」

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ロッテがサヨナラ勝ちでCSの連敗を7でストップ、代打・佐藤都が劇打![サンスポ]

ロッテ・佐藤都志也捕手(23)が4−4で迎えた9回1死二塁から代打で登場。右中間へサヨナラ二塁打を放ち、チームは2015年ファイナルステージから続いていたCSの連敗を7で止めた。

「言葉に表せないぐらい嬉しい。自分の打てる球を振り抜きました」。

V逸が決まった10月27日の楽天戦(楽天生命パーク)では代打で空振り三振に倒れ、最後の打者となった佐藤は喜びを爆発させた。

これでロッテは7日の第2戦で引き分け以上で、オリックスと対戦するCSファイナルステージ(10日開幕、京セラ)に進出する。

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ロッテ・佐々木朗希が6回を4安打1失点で降板、毎回の10奪三振[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)が、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初登板初先発で6回を4安打1失点に抑えて降板した。打者24人に96球を投げ、勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。

三振は毎回の10個。1回に自身プロ最速を1キロ更新する159キロ直球を3球投じた。

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ロッテ・佐々木朗希がクライマックスシリーズ初登板初先発で2桁奪三振[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)が、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初登板初先発で2桁三振をマークした。1回に2三振、2回に2三振、3回に3三振、4回に1三振、5回に1三振を奪い、3−1の6回無死で島内から10個目の三振を奪った。

佐々木朗はプロ2年目の今季、5月に1軍デビュー。10月23日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で6回を投げて11三振を奪い、レギュラーシーズン自身初の2桁奪三振を記録した。

この日は1回に自身プロ最速を更新する159キロ直球を3球投じた。レギュラーシーズン最速は158キロ。岩手・大船渡高(岩手)時代に自己最速163キロを計測している。

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ロッテ・山口がCS初出場初安打[サンスポ]

3年目のロッテ・山口航輝外野手(21)が「6番・右翼」で先発出場。3回の第2打席で楽天・則本昂から中前打を放ち、CS初出場初安打を記録した。「初めてのクライマックスシリーズで緊張感のある中で1本打つことができて良かった。次は得点につながる1本を打ちたいです」と初々しいコメントを残した。

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逆転適時打のロッテ・レアード「早い回から点を取っていきたいと思っていた」[サンスポ]

ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が逆転の左前適時打を放った。0−1の4回1死満塁、カウント2−0から楽天・則本昂のカットボールを捉えた。

「則本投手相手なので、早い回から点を取っていきたいと思っていた。とにかく、ランナーをかえすことだけを考えて打席に立ったよ」。

打点王となった楽天・島内には1打点届かなかったものの、今季95打点を挙げた4番がポストシーズンでも貫録をみせた。

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ロッテ・佐々木朗希が自身プロ最速159キロ!1回に3球計測[サンスポ]

CS初登板初先発のロッテ・佐々木朗希投手(20)が、1回に自身プロ最速を更新する159キロを3球、投じた。

1死で2番・岡島にカウント1−1から投じた3球目の直球が159キロを計測した。判定はボールだった。3番・浅村にもカウント1−1から2球続けて159キロを投げ、いずれもストライクで見逃し三振を奪った。

佐々木朗は高卒2年目の今季、1軍デビューを果たしてレギュラーシーズンでは最速158キロをマーク。大船渡高(岩手)時代に自己最速163キロを計測している。

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ロッテ、中村奨を起用した日程ポスター掲載[サンスポ]

ロッテは6日から開催される「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージの楽天戦に向けて、中村奨吾内野手(28)を起用した日程ポスターを製作し、ZOZOマリンなどで掲示したと発表した。

ポスターはZOZOマリン各所やマリーンズストアなどで約200枚掲示。マリーンズストアミュージアム店、スタジアム店、海浜幕張駅前店ではCSファーストステージの期間中、5000円(税込)以上買った人に中村奨が起用された日程ポスター1枚を先着でプレゼントする。

球団広報室は「さあ、いよいよ2021 パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストステージが始まります。ZOZOマリンスタジアムでのクライマックスシリーズ開催は2007年以来となります。まずはここを勝ち抜き、ファイナルステージに進んでバファローズを攻略し日本シリーズに向かいましょう。そして2021年を日本一で終えましょう。ファンの皆さま、熱い応援よろしくお願いします」とコメントした。

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ロッテ、サヨナラで突破王手!佐々木朗希が6回10K大仕事、ポストS最年少20歳0ヶ月で2桁奪三振[スポニチ]

20歳の大仕事だ。プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は6日、セ、パ両リーグのファーストステージ(S)が開幕し、パはレギュラーシーズン2位のロッテが同3位の楽天にサヨナラ勝ち。佐々木朗希投手(20)が6回4安打1失点、10奪三振と好投し、打線の奮起を呼んだ。ファーストSは3試合制で行われ、ロッテは7日の第2戦で勝つか引き分けるとファイナルS進出が決まる。

ヒーローは誰か。代打・佐藤都の劇打も、エチェバリアの同点弾も素晴らしいが、佐々木朗の快投がなければ、初戦を制することはできなかった。

試合後の会見。冒頭でサヨナラのシーンを質問された井口監督が「まずはその前に、朗希がしっかりと試合をつくってくれた」と、自ら切り出すほどだった。20歳3日で大役を務めた2年目右腕の投球。それだけの価値とインパクトがあった。

「初戦が大事だと思った。そこまで特別な感じはなかったけど、球場の雰囲気はもの凄く緊張感があった」。

佐々木朗は初回から飛ばした。1死から岡島への3球目に、プロ入り後の公式戦で自己最速となる159キロを計測すると、続く浅村には1ボール1ストライクから2球連続で外角低めへ159キロ。見逃し三振に斬った。

この日の浅村との勝負は3打席連続三振と圧倒。160キロの大台に1キロと迫ったが、「いつもと同じ感覚だった。今日はネット裏のスピードガンでは(160キロも)出ていたし、そこは求めるところじゃないので」と言うから末恐ろしい。全96球中、63球を数えた直球はオール150キロ超え。平均は約155キロで、シーズン平均より約3キロも速かった。

6回4安打1失点。2回には投ゴロを自ら一塁へ悪送球し先制点を許しても、慌てなかった。直球が走るからフォークも生きる。CS史上最年少で2桁10奪三振。7個をフォークで記録した。

ZOZOマリンとは深い縁がある。小6だった朗希少年は、東日本大震災で被災した岩手県沿岸部の子供達に夢を与えようと開催された親善試合に出場し「1回ぐらいだけど」と投手も務めた。その3年前の10年には家族でディズニーランドを訪れ、帰りに球場を訪問。ちょうどシーズン3位から日本一に輝いたパレードの日で、看板選手だった西岡剛のグッズも購入した。

そんな少年が成長し、11年前の「下克上」を再現しようとしている。「ファンの声援は凄く力になった」。中継ぎ陣が打たれ、9度目の本拠地登板も自身の白星はつかず。ホームで勝利投手の権利を得ながら降板したのは4度目。CS史上最年少勝ち投手も逃したが、誰もが認める勝利の立役者だ。「初戦でこういう投球ができる。そういう星の下に生まれてきたと思う。エースに近い投球だった」。ファイナルS進出へ王手。指揮官の言葉は称賛を超えていた。

◇06年のダル超え

佐々木朗(ロ)が6回を投げ10奪三振。プレーオフ、CSの2桁奪三振は19年ファイナルS第3戦で千賀(ソ)が10奪三振して以来10人目、14度目。20歳0ヶ月での達成は06年第2S第1戦のダルビッシュ(日=11奪三振)の20歳1ヶ月を抜く最年少記録だ。なお、日本シリーズ最年少は57年第1戦の稲尾和久(西鉄=11奪三振)で20歳4ヶ月。佐々木朗の20歳0ヶ月はポストシーズン最年少記録にもなった。

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朗希の幻となった「アロハポーズ」取材対応にも余裕が出てきた20歳[スポニチ]

2年目の成長を見せるロッテの佐々木朗だが、取材対応や何げない表情から、随分と余裕が出てきたのがよく分かる。

4日には、球界の話題をさらっている日本ハム・新庄新監督の入団会見を視聴していたという。翌5日にはCS先発の前日会見を行った。実はその場で、新庄監督の「アロハポーズ」をまねるプランもあった。ところが、3日に20歳の誕生日を迎えたお祝いに関係者からサプライズでケーキが用意されたため、準備していたパフォーマンスも頭から飛んでしまった。おちゃめな姿を見られなかったのは残念だが、落ち着きを見せ始めた様子にも進化を感じている。

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ロッテ佐藤都、また代打サヨナラ打!!昨年のプロ初安打も、ステージ突破へ王手[スポニチ]

その姿は憧れの男に重なった。4−4の9回1死二塁。ロッテの代打・佐藤都のバットが弾丸のような打球を飛ばした。捉えたのは宋家豪(ソンチャーホウ)の148キロ直球だが、「正直(球種が)何か分からなかった」という集中力で、右中間にサヨナラ二塁打を放った。

ナインから氷水のシャワーを浴び、両拳を暮れかけた秋空に突き上げた。チームはCSの連敗を7でストップ。2年目捕手は「言葉に表せないくらい嬉しい」と頬を緩めた。

今季は打率.205と苦しんだが、代打に限れば16打数5安打。思えばプロ初安打も昨年6月27日、この球場でのオリックス戦で放った延長10回の代打サヨナラ打だった。

大学日本代表で4番を張った強打者の原点は、一振りの集中力。お手本は憧れの西武・栗山だ。東洋大1年時、合宿所でたまたまテレビ観戦した西武戦で栗山が代打で決勝適時打を放った。

当時は大学でも代打が多かった佐藤都の胸を栗山の「試合に勝つために準備してきた」という言葉が貫いた。不動のレギュラーだった栗山でさえ、ベンチにいれば代打の準備を怠らない。一振りでも勝利に貢献する意識が、東都大学野球で4度のベストナインに輝くきっかけとなった。

今季は代打で悔いも残した。10月27日の楽天戦(楽天生命パーク)で9回2死から空振り三振。チームは敗れ、優勝を逃した。「負けられない戦いで最後の打者になってしまった」。相手の投手は、今回と同じ宋家豪。見事なリベンジだった。

9回表まで同点で終え、この時点でステージ突破へ王手をかけていた。ただ、井口監督は「引き分けでもいいという考え方もあるが、我々はそう思っていない」と語気を強めた。その執念を体現した佐藤都は「明日(第2戦)に向けて勢いも違う。勝ってよかった」と2連勝を見据えた。

◇代打劇打はパ初

ロッテが9回に代打・佐藤都の二塁打でCSでは初めてのサヨナラ勝ち。CSでのサヨナラ勝ちは19年ファーストS第2戦のDeNA以来12度目。ロッテのポストシーズンでのサヨナラ勝ちは、毎日時代の50年日本シリーズ第6戦以来71年ぶり2度目だ。また、代打でのサヨナラ打は12年石井義人(巨)、15年高橋由伸(巨)、19年乙坂智(D)に次ぐ4人目だが、パでは佐藤都が初めてとなった。

◇突破率82.8%

ファーストS第1戦は巨人とロッテが勝利。過去のプレーオフとCSのファーストSで先勝した29チームのうち、24チームがファイナルSに進出しており突破率はとなっている。なお、ファーストS先勝は巨人が4度目で、ロッテは6度目。両球団とも過去は全てファイナルSに進出しており突破率は100%だが、どうなるか。

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ロッテ・益田、9回を3者凡退でピシャリ、CSでは自身初の勝利投手に[スポニチ]

ロッテの守護神・益田が同点の9回を3者凡退で締め、その裏のサヨナラ劇を呼び込んでCSでは自身初の勝利投手となった。「僕らは同点(引き分け)でも勝ち。あそこ(8回のエチェバリアの同点弾)で球場の雰囲気が変わって、その雰囲気に乗せてもらって投げられた」。

終盤に継投が乱れたが、最後を完璧な内容で締めて「明日(7日)も勝って決めたい」と連勝でのCSファイナルS進出を誓った。

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ロッテ・エチェバリア8回に値千金同点弾!バットも豪快に飛ばした![スポニチ]

打った瞬間に確信した。ロッテ・エチェバリアは高々とバットを放り投げ、胸をドンッと叩いてゆっくり走りだした。

「真っ直ぐを待っていた。いいコンタクトといいスイングを心がけ、その結果がホームランという最高の結果でよかった」。途中出場の助っ人は、3−4の8回2死、松井の146キロ直球を左翼席中段まで運んだ。初球の151キロ直球は空振り。よりコンパクトにスイングしたことで2球目を完璧に捉え、同点弾とした。お立ち台では佐藤都と「パンテーラ(ヒョウ)」ポーズを決めた。

直前にレアードが空振り三振した際、マウンドの松井が大きく吠えた。「米国ではそういうことはあまりしない。僕が仕返ししてやろうと」。その思いがバットに乗った。

大リーグでは昨年まで在籍したブレーブスがワールドシリーズを制覇。ヤンキース時代を含むメジャーのポストシーズンでは通算6打数無安打だったが、「僕も日本一になれるチャンスがあるので頑張りたい」。下克上の日本一へ、エチェバリアが弾みをつけた。

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楽天とは好相性、ロッテ・小島、CS第2戦に先発「しっかり調整できた。必死に投げたい」[スポニチ]

第2戦に先発するロッテの小島は「しっかり調整できた。必死に投げたい」と引き締めた。今季の10勝(4敗)のうち、楽天からは最多3勝。シーズン最後の登板だった10月27日の対戦も6回1失点と相性はいい。この日、3点適時二塁打を放った島内に対しては「長打のある人の前に走者をためないことが大事」と警戒した。

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セパCS“同時刻”大盛り上がりの“9回裏ドラマ”第2戦ロッテ同点で迎えた場合の「9回裏」は?[スポニチ]

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セ・パ両リーグともに6日、クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ(S、3試合制)が開幕し、パ・リーグはシーズン2位のロッテが、セ・リーグは同3位の巨人が先勝しファーストS突破にそれぞれ王手をかけた。

17時10分。パ・リーグは2位ロッテが1点を追う8回にエチェバリアの“バット放り投げ弾”で追いつき、4−4の「9回裏」1死二塁から代打・佐藤都志也が右中間へサヨナラの適時二塁打を放って試合を決めた。

17時11分。セ・リーグは3位・巨人の菅野が7回まで散発2安打無失点の快投。8回もデラロサが無失点に抑え、4−0で迎えた「9回裏」。ビエイラが四球2つと代打・大山の安打で2死満塁のピンチを背負うと甲子園のボルテージはMAXに。一発出れば同点。巨人はビエイラに代わり畠がマウンドに。阪神は代打・原口。畠の2球目127キロのスライダーを強振。痛烈な当たりだったが打球は三塁手の正面を突き、甲子園はため息のゲームセット。

ネット上ではほぼ同時刻でシビれる展開となった「9回裏」のワードで盛り上がりを見せ「ドキドキした」「劇的な瞬間間に合った」「9回裏だけは楽しませて頂いた」「手に汗握る熱い試合」など、セ・パCS開幕戦は数々の名勝負や悲劇を生んできたプロ野球の“9回裏ドラマ”が話題になる一戦となった。

また楽天ファンとみられる声の中には「明日、明後日も同点で9回裏を迎えた場合やるんだよね?悲しい守備を」といった意見も。ファーストSは3試合制で1勝1敗1分けで並んだ場合はシーズン上位チームが勝ち上がるため、明日のロッテ−楽天は、仮に9回表終了時に同点だった場合はロッテの1勝1分け以上が確定しロッテの突破が決まる。この事象を指してのつぶやきとみられるが、もしこの9回表終了時に同点だった場合、規定によってコールドゲームとなり9回裏の「悲しい守備」は行われない。第2戦も「9回裏」から目が離せない。

CS開催事項・コールドゲーム
ステージ勝ち上がりが確定した時点でコールドとなる。後攻チームが王手をかけ、9回先攻チームの攻撃終了時に同点の場合は、9回裏の攻撃は行わない。また、9回裏の攻撃中に後攻チームが追いついた場合、その時点でコールドゲームとなる。

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佐々木朗希、大役果たした6回1失点、最速159キロで毎回の10K、「毎球、毎球が勝負球のつもりで」[スポニチ]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」は6日、第1戦が行われ、2位・ロッテが9回、サヨナラで3位・楽天を5−4で破って先勝した。明日7日の第2戦に勝てばファイナルステージ進出が決まる。

4−4の9回、1死二塁から代打・佐藤都が右中間へサヨナラの適時二塁打を放って試合を決めた。ロッテはCSで初のサヨナラ勝ちで、15年のCSファイナルS第1戦から続いた連敗を7で止めた。

投げては先発の高卒2年目右腕・佐々木朗は6回4安打1失点10奪三振と力投。初回にプロ入り後1軍公式戦では自己最速となる159キロを連発。2回に自らの失策で先制を許したが、3回以降は無失点と力投した。CSでの2ケタ奪三振は2019年のソフトバンク・千賀以来10人目(14度目)。

06年(当時プレーオフ)の日本ハム・ダルビッシュの20歳1ヶ月を抜き、史上最年少となる20歳0ヶ月でCS先発勝利はならなかったが、チームはサヨナラ勝ち。瞬間はベンチを飛び出して喜び「良かったです。初戦が大事だと思ったで、チームが勝ったので嬉しかったです」と振り返った。

CS開幕投手の大役を託され「そこまで特別な感じはなかったですけど、球場の雰囲気自体はものすごく緊張感がありました」と空気をひしひしと感じていた様子。初回から159キロをマークしたが「いつも通り投げました。いつもと同じ感覚で。いいコース行っていたし、指にかかって三振も取れて、そういったところは良かったかなと思います」と手応えを口にした。

3番・浅村から3三振と完璧に封じ「浅村さんは本当にすごいバッターなので、カウント取りに行ったりするとやられてしまうので、毎球、毎球が勝負球のつもりで投げた」と話した。

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ロッテは小島がCS第2戦に先発「必死に投げたい」[スポニチ]

パ・リーグのCSファーストステージ第2戦でロッテ・小島和哉投手が先発する。「最後の登板から期間も開いたのでしっかり調整できた。必死に投げたい」。

シーズン最後の登板は10月27日の楽天戦で、6回1失点と好投している。今季2桁10勝(4敗)のうち、楽天から最多3勝を挙げるなど相性はいい。左腕は「CSだからと気負い過ぎることなくシーズンの延長と考えて投げたい」と気負いはない。それでもポストシーズンは何が起きてもおかしくはない。「気持ちの部分で引かないことが大事。少しでも長く投げられるように頑張りたい」と引き締めた。

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ロッテ、国吉が「セルフダブルプレー」、バント小飛球キャッチし、そのまま二塁踏む[スポニチ]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」は6日、第1戦が行われ、2位・ロッテが9回、サヨナラで3位・楽天を5−4で破って先勝した。明日7日の第2戦に勝てばファイナルステージ進出が決まる。

2点リードの7回、ロッテ2番手・国吉が1人で併殺を完成させる珍しい場面があった。

四球と自らの悪送球で無死一、二塁のピンチ。楽天・山崎剛がバントで打ち上げた小飛球を、スライディングしながら捕球した。その間、二塁走者の辰己が飛び出しており、国吉はボールを持ったまま走って二塁を踏んで併殺を完成させた。

2死までこぎつけたが、続く岡島、浅村と四球を許し、降板した。

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ロッテ、途中出場エチェバリア、8回に値千金同点ソロ、確信の一発、バット放り投げ喜び爆発[スポニチ]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」は6日、第1戦が行われ、2位・ロッテが9回、サヨナラで3位・楽天を5−4で破って先勝した。明日7日の第2戦に勝てばファイナルステージ進出が決まる。

4−4の9回、1死二塁から代打・佐藤都が右中間へサヨナラの適時二塁打を放って試合を決めた。ロッテはCSで初のサヨナラ勝ちとなった。

もう1人の立役者は途中出場のエチェバリア。1点を追う8回2死、楽天の松井を高め直球をとらえ、左越えへ値千金の同点ソロ。打った瞬間に一発を確信し、バットを放り投げて喜びを爆発させた。

エチェバリアは「何も考えずにバッターボックスへ向かった。しっかりスイングすることだけ心がけて打ちました。しっかりボール叩くことができたし、チームに貢献できたことが嬉しい」と大喜び。

「自分が悪い時も良い時も全力の応援をしていただいて、皆さんを愛しています!ありがとうございます。ファンの皆さんは家族だと思っている。常に1つとなって勝利に向かっています」と声援に感謝した。

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ロッテ、球団初のCSサヨナラ勝ち、殊勲打の佐藤都、V逸決定の楽天戦で「最後の打者に」、悔しさぶつけた[スポニチ]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」は6日、第1戦が行われ、2位・ロッテが9回、サヨナラで3位・楽天を5−4で破って先勝した。明日7日の第2戦に勝てばファイナルステージ進出が決まる。

4−4の9回、1死二塁から代打・佐藤都が右中間へサヨナラの適時二塁打を放って試合を決めた。ロッテはCSで初のサヨナラ勝ちとなった。

佐藤都は「言葉に表せないくらい嬉しいです。優勝逃してからCS入ってチーム一丸となって、1勝に対する気持ちがチームからひしひし伝わってきたので何とか貢献しようと打席に立った。「狙いよりも自分の打てる球をしっかり打とうと思って振り抜いた」と喜びを爆発させた。

10月27日の楽天戦に敗れてオリックスの優勝が決定。「宮城の試合で最後の打者になってしまった。そういう思いもあって、嬉しさが爆発しました」と悔しさをぶつけた一打だった。

「逆転許しても何とかリリーフ踏ん張って、ベンチとしても勝ちを諦めていないことが伝わった。良い雰囲気だと思う。いい形で勝てた。この勢いのそのまま勝ちにこだわりたい」と振り返った。

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ロッテ、サヨナラ劇勝で突破王手!代打・佐藤都が一閃、継投失敗はね返した[スポニチ]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」は6日、第1戦が行われ、2位・ロッテが9回、サヨナラで3位・楽天を5−4で破って先勝した。明日7日の第2戦に勝てばファイナルステージ進出が決まる。

4ー4の9回、1死二塁から代打・佐藤都が右中間へサヨナラの適時二塁打を放って試合を決めた。ロッテはCSで初のサヨナラ勝ちで、15年のCSファイナルS第1戦から続いた連敗を7で止めた。

投げては先発の高卒2年目右腕・佐々木朗は6回4安打1失点10奪三振と力投。初回にプロ入り後1軍公式戦では自己最速となる159キロを連発。2回に自らの失策で先制を許したが、3回以降は無失点と力投した。06年(当時プレーオフ)の日本ハム・ダルビッシュの20歳1ヶ月を抜き、史上最年少となる20歳0ヶ月でCS先発勝利はお預けとなった。CSでの2ケタ奪三振は2019年のソフトバンク・千賀以来10人目(14度目)。

2点リードで7回からは2番手・国吉がマウンドへ。しかし自らの失策に3四球と制球が定まらず、2死満塁のピンチを作って降板。3番手で唐川が登板したが、島内に初球をとらえられて痛い逆転打を許した。

それでも、1点を追う8回2死、途中出場のエチェバリアが楽天の松井をとらえ、左越えへ同点ソロを放った。

佐藤都
「言葉に表せないくらい嬉しいです。優勝逃してからCS入ってチーム一丸となって、1勝に対する気持ちがチームからひしひし伝わってきたのでなんとか貢献しようと打席に立った。狙いよりも自分の打てる球をしっかり打とうと思って振り抜いた。(10月27日の楽天戦に敗れてオリックスの優勝が決定した)宮城の試合で最後の打者になってしまった。そういう思いもあって、嬉しさが爆発しました。逆転を許しても、なんとかリリーフが踏ん張って、ベンチとしても勝ちを諦めていないことが伝わった。良い雰囲気だと思う。いい形で勝てた。この勢いのまま勝ちにこだわりたい。」

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ロッテ・佐々木朗、6回1失点、毎回10K、CS最年少先発勝利の権利持って降板[スポニチ]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」が6日、開幕。2位・ロッテは高卒2年目右腕・佐々木朗希投手(20)が先発。6回4安打1失点、毎回の10奪三振と力投し、降板した。

勝てば06年(当時プレーオフ)の日本ハム・ダルビッシュの20歳1ヶ月を抜き、史上最年少となる20歳0ヶ月でCS先発勝利となる。CSでの2ケタ奪三振は2019年のソフトバンク・千賀以来10人目(14度目)。

初回はプロ入り後1軍公式戦では自己最速となる159キロを連発し、遊ゴロ、空振り三振、見逃し三振で三者凡退と絶好の立ち上がり。しかし、2回2死二塁。渡辺佳を投ゴロに仕留めたものの、一塁への送球が大きく上に外れ、先制を許した。それでも茂木をフォークで空振り三振、辰己も見逃し三振に仕留めた。

3回は先頭・太田を空振り三振。二、三塁のピンチから浅村を内角の157キロで見逃し三振。続く島内に四球を許して満塁とピンチを広げたが、鈴木大を142キロのフォークで空振り三振。無失点でしのいだ。

その直後、レアードの逆転適時打などで3点の援護をもらうと、4回は三者凡退。5回は2死二塁から浅村をフォークで空振り三振に仕留め無失点で乗り切った。

6回は先頭の島内を154キロで空振り三振。2死から四球で走者を許したが後続を断った。

佐々木朗(6回4安打1失点)
「自分のミスで点を取られてしまいましたが、3点援護をもらって割り切って投げることができました。勝つことを信じて応援します。」

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パCSファーストS、ロッテ先発・佐々木朗、快投続く、先制許すも5回まで毎回9K、打線も援護し逆転[スポニチ]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」が6日、開幕。2位・ロッテは高卒2年目右腕・佐々木朗希投手(20)が先発。5回まで9三振を奪った。

初回はプロ入り後1軍公式戦では自己最速となる159キロを連発し、遊ゴロ、空振り三振、見逃し三振で三者凡退と絶好の立ち上がり。しかし、2回2死二塁。渡辺佳を投ゴロに仕留めたものの、一塁への送球が大きく上に外れ、先制を許した。それでも茂木をフォークで空振り三振、辰己も見逃し三振に仕留めた。

3回は先頭・太田を空振り三振。二、三塁のピンチから浅村を内角の157キロで見逃し三振。続く島内に四球を許して満塁とピンチを広げたが、鈴木大を142キロのフォークで空振り三振。無失点でしのいだ。

その直後、レアードの逆転適時打などで3点の援護をもらうと、4回は三者凡退。5回は2死二塁から浅村をフォークで空振り三振に仕留め無失点で乗り切った。

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パCSファーストS、ロッテ逆転!レアード2点適時打、安田の犠飛&中村奨の好走塁でリード広げる[スポニチ]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」が6日、開幕。2位・ロッテは0−1の3回、逆転に成功した。

3位・楽天の先発・則本昂に対し、荻野の右前打と四球でチャンスを拡大。続く中村奨はリプレー検証を経て内野安打となり、1死満塁とすると4番・レアードが左翼への2点適時打で逆転した。

さらに攻撃の手をゆるめず。続く安田の左飛はやや浅めのフライとなったが、三塁走者の中村奨はすかさずスタートを切って生還。3点目を加えた。

先発の佐々木朗は自らの悪送球(記録は失策)で先制を許したが、3回まで7奪三振1失点と力投した。

レアード(3回に逆転2点適時打)
「打ったのはカットボール。則本投手相手なので早い回から点を取っていきたいと思っていた。とにかくランナーを還すことだけを考えて打席に立ったよ!打つことができて良かった。」
山口(CS初安打)
「初めてのクライマックスシリーズで緊張感のある中1本打つ事ができて良かったです。次は得点につながる1本を打ちたいです。」

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パCSファーストS、ロッテ先発・佐々木朗、先制許すも3回まで7K[スポニチ]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」が6日、開幕。2位・ロッテは高卒2年目右腕・佐々木朗希投手(20)が先発。3回まで7三振を奪った。

初回はプロ入り後1軍公式戦では自己最速となる159キロを連発し、遊ゴロ、空振り三振、見逃し三振で三者凡退と絶好の立ち上がり。しかし、2回2死二塁。渡辺佳を投ゴロに仕留めたものの、一塁への送球が大きく上に外れ、先制を許した。それでも茂木をフォークで空振り三振、辰己も見逃し三振に仕留めた。

3回は先頭・太田を空振り三振。二、三塁のピンチから浅村を内角の157キロで見逃し三振。続く島内に四球を許して満塁とピンチを広げたが、鈴木大を142キロのフォークで空振り三振。無失点でしのいだ。

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パCSファーストS、ロッテ・佐々木朗、まさか…一塁への悪送球で先制許す[スポニチ]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」が6日、開幕。2位・ロッテは高卒2年目右腕・佐々木朗希投手(20)が先発。2回に自身の悪送球で先制を許した。

まさかだった。初回はプロ入り後1軍公式戦では自己最速となる159キロを連発して三者凡退と絶好の立ち上がり。しかし、2回2死二塁。渡辺佳を投ゴロに仕留めたものの、一塁への送球が大きく上に外れ、先制を許した。

続く辰己は見逃し三振に仕留め、この回を1失点でとどめた。

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パCSファーストS開幕、ロッテ・佐々木朗、プロ自己最速159キロ連発!エンジン全開で初回無失点[スポニチ]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」が6日、開幕。2位・ロッテは高卒2年目右腕・佐々木朗希投手(20)が先発。初回からプロ自己最速159キロを3球マーク。三者凡退で無失点と抜群の立ち上がりを見せた。

佐々木朗のこれまでプロ自己最速は158キロだった。勝てば06年(当時プレーオフ)の日本ハム・ダルビッシュの20歳1ヶ月を抜き、史上最年少となる20歳0ヶ月でCS先発勝利となる。

2連勝なら即突破が決まる超短期決戦。佐々木朗は今季楽天戦で1勝0敗、防御率1・35と安定している。ロッテがCSファーストSに出るのは16年以来7度目。初戦の成績は5勝1敗で、勝った年は全てファイナルSに進出している。

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ロッテ、中村奨吾モデルに、CS日程表ポスター200枚掲示[スポニチ]

ロッテは11月6日から開催される「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージの楽天戦に向け、中村奨吾内野手を起用した日程ポスターを製作し、ZOZOマリンなどで掲示したことを発表した。

ZOZOマリン各所やマリーンズストアなどで約200枚を掲示し、マリーンズストアミュージアム店、スタジアム店、海浜幕張駅前店では「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージの期間中、5000円(税込)以上の購入者に先着でプレゼントする。

球団広報室は「さあ、いよいよ2021 パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストステージが始まります。ZOZOマリンスタジアムでのクライマックスシリーズ開催は07年以来となります。まずはここを勝ち抜き、ファイナルステージに進んでバファローズを攻略し日本シリーズに向かいましょう。そして2021年を日本一で終えましょう。ファンの皆様、熱い応援よろしくお願いします」とコメントした。

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金村義明氏、ロッテ・佐々木朗希は重圧どころか貫禄の投球…楽天・浅村栄斗もお手上げ[報知]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」第1ステージ(S)初戦はロッテが楽天にサヨナラ勝ちした。CSの開幕投手としてはパ・リーグ最年少となる20歳0ヶ月で先発した佐々木朗は6回1失点、10奪三振の力投。本拠地初勝利こそ逃したが、流れを呼び込んだ。チームは9回に代打・佐藤都がサヨナラ二塁打。同期コンビの活躍で、最終S進出へ王手をかけた。

佐々木朗希は、ねじ伏せる、という表現がぴったりの投球だった。150キロ台後半の真っ直ぐは、狙っていっても打てない。フォークもよく落ちる。浅村ほどの打者が「ごめんなさい」とお手上げの感じの3三振。2回は自分の悪送球で先取点を与えたが、動じることなく次の辰己を三振。3回2死満塁も鈴木大を三振。CSのプレッシャーもはねのけて、貫禄すらあった。

初戦での先発起用に対し、「抜擢」という見方もあったようだが、私は「順当」と思っていた。シーズンで大事に間隔を空けながら起用してきて、登板毎に良くなっていた。優勝争いした終盤も抜群の投球を見せていた。ロッテで1番、力のある投手。「エース」と呼んでいいし、そう呼ぶに相応しいこの日の投球だった。

試合は終盤にもつれた。7回に一時逆転されるピンチを招いた2番手・国吉。無死一、二塁で小飛球のバントを捕って、トリプルプレーにできたのに、送球する自信がなく、セカンドに走って併殺という恥ずかしいプレー。ボールが手についてない証拠なのだから、あそこで代えるべきだった。

8回にエチェバリアに同点弾を浴びた松井は、故障明けの影響というよりも、あれが今の力なのだろう。本塁打された直球は、以前ならファウルにさせられたはず。長年の勤続疲労で、以前の球威はない。

再逆転の形でロッテが勝利。その流れを作ったのは、間違いなく佐々木朗だった。

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佐藤都志也「自分がサヨナラ打ったらどうします?」裏方と会話直後にヒーロー[報知]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」第1ステージ(S)初戦はロッテが楽天にサヨナラ勝ちした。CSの開幕投手としてはパ・リーグ最年少となる20歳0ヶ月で先発した佐々木朗は6回1失点、10奪三振の力投。本拠地初勝利こそ逃したが、流れを呼び込んだ。チームは9回に代打・佐藤都がサヨナラ二塁打。同期コンビの活躍で、最終S進出へ王手をかけた。

19年ドラフト1、2位コンビがCS第1S突破への扉をこじ開けた。同点の9回1死二塁。代打・佐藤都(19年2位)が宋家豪の直球を捉え右中間を破るサヨナラ二塁打。「朗希が明るい雰囲気でチームのために投げてくれていたので、負けだけは絶対させちゃいけないなと」。同期の好投を執念の一振りで救った。

リベンジに燃えていた。10月27日の楽天戦(楽天生命)で1点を追う9回2死。佐藤都はもう後のない打席を任されたが結果は空振り三振で、チームのV逸が決定した。昨年のCSでも中飛で最後の打者となり、日本シリーズ進出とはならなかった。「本当に悔しかった。でも去年と今年の自分を比較すると駆け引きができたりとか、自分の中で考えてできるようになったのは成長」。この日も打席に入る前は「自分がサヨナラ打ったらどうします?」と裏方と会話するほどリラックスできていた。

投げては先発の佐々木朗(19年1位)が6回4安打1失点(自責0)10奪三振の好投。2回2死二塁で、ゴロを一塁へ悪送球し先制点を許したがその後は得点を許さなかった。本拠地ではまたも勝ち星はつかなかったが、実戦での最速を1キロ更新する159キロを3度計測。直球は全て150キロを超えた。パ・リーグCS第1S最年少開幕投手の大役を果たし「初戦が大事だと思うのでチームが勝って嬉しかった」と声を弾ませた。

同期の2人はハイタッチで勝利を祝った。佐藤都は以前、年下ながら堂々とした投球をする右腕を「自分の方が最初に(試合に)出ていたのに心は負けている。やっぱりすごい投手だし日本球界を代表するような素質があると思う」と話していた。この日は自身がヒーローとなり、先輩の意地を見せた。

井口監督は「最後まで諦めずに戦う、マリーンズの野球ができた」。20歳右腕の好投には「初戦でこういう投球はいくつになってもできない人はできない。ほぼ1年目なのに素晴らしい。そういう星の下に生まれてきたんじゃないかな」と絶賛した。チームは7日の第2戦に引き分け以上でCS最終S進出が決定。悲願の日本一へ若手がチームを引っ張る。

◇佐藤都志也アラカルト

生まれとサイズ
1998年1月27日、福島・いわき市生まれ、23歳。181センチ、86キロ。右投左打。血液型B。
球歴
いわき市平六小3年時にソフトボールを始め、いわき市平二中で野球を始める。聖光学院高では2年夏の甲子園8強。東洋大に進学し、東都大学リーグでは一塁手として2年春秋、捕手として4年春秋にベストナイン。4年時は主将を務めた。
好きなもの
好きな言葉は「夢追人」、憧れの人は西武・栗山。大学生の時に栗山からもらったサインボールは宝物にしている。趣味、特技は料理。得意料理は煮込みハンバーグ。
ニックネーム
トシヤ、トシくん。漫画「MAJOR」に登場する茂野吾郎の親友「佐藤寿也」と読みが同じ、ポジションも同じ捕手で話題に。

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佐々木朗希「援護のおかげ」、勝利投手はならずも6回1失点の好投で先勝に貢献[報知]

CSの“開幕投手”を務めたロッテ先発右腕の佐々木朗は、6回96球を投げて4安打1失点(自責0)、2四球、10三振の力投。降板後に一時逆転されて勝利投手はならなかったが、先発として試合をつくって先勝に貢献し「初戦が大事だと思うので、しっかりチームが勝ったので嬉しかったです」と胸をなで下ろした。

初回から1軍公式戦自己最速の159キロの直球を連発するなど、全力投球で楽天打線に挑んだ。「球場の雰囲気自体はものすごく緊張感がありました。いつもと一緒か、それよりも少し緊張した」。2回に自らの一塁悪送球で失点して「引きずっていました。ずっと」と試合後に打ち明けたが、3回以降は要所を抑えて無失点で切り抜けた。

3回に味方打線が3点を奪って逆転。「苦しかった中で3点取ってもらったので、援護があったおかげかなと思います」と感謝の思いを口にした。

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井口資仁監督は6回1失点と好投の佐々木朗希を「エースに近い投球」と絶賛[報知]

ロッテの井口監督は初戦の劇的なサヨナラ勝ちに興奮を隠せなかった。真っ先に名前を挙げてねぎらったのは、初戦の先発を任せて6回4安打1失点、10奪三振の好投で応えてくれた佐々木朗。「まずは朗希が本当にしっかりとゲームをつくってくれた。堂々とマウンドで投げている姿を見ると、今年の成長というか、エースに近い投球だったと思います。しかも初戦でこういう投球ができる。いくつになってもできない人はできないと思いますし」と絶賛した。

CS第1S突破まであと1勝。「やはり短期決戦なので初戦を取る、取らないではだいぶ違う。今日はそういう意味でも勝って良かったです。ミスも出たので、チームとしてもう1回、しっかりとやっていきたいです」と最後は気を引き締めた。

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8回に同点弾のA.エチェバリアは「本当に皆さんを愛しています」とファンに感謝[報知]

ロッテのエチェバリアが1点を追う8回2死、楽天・松井から左翼席中段に同点ソロを放った。途中出場した助っ人は、松井の真ん中高めの146キロ直球を見逃さなかった。この一発で勢いづいたチームは9回、代打・佐藤都の右中間サヨナラ二塁打で大事な初戦をものにした。

ヒーローインタビューでは「しっかりスイングすることだけを心掛けて打ちました。チームの勝利に貢献できて嬉しい」と満面の笑み。「正直に伝えさせていただくと、自分がいいときも悪いときも常に全力で応援をしていただいて、本当に皆さんを愛しています」と本拠を白く染めたロッテ・ファンに感謝の気持ちを伝えた。

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9回に代打サヨナラ二塁打の佐藤都志也、「言葉で表せないくらい嬉しい」[報知]

ロッテの佐藤都が4−4の同点で迎えた9回1死二塁で代打で登場。カウント1−1から楽天・宋家豪の148キロ直球を捉えて右中間にサヨナラ二塁打を放った。

お立ち台に上がったヒーローは「言葉で表せないくらい、すごく嬉しいです。何とか勝利に貢献したいと思って打席に入りました。この勢いのまま、勝ちにこだわっていきたいです」と7日の第2戦の必勝を誓った。

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8回にA.エチェバリアが同点弾、途中出場の助っ人が値千金の一発[報知]

ロッテのエチェバリアが1点を追う8回2死、楽天・松井から左翼席中段に同点ソロを放った。途中出場した助っ人は、松井の真ん中高めの146キロ直球を見逃さなかった。

試合は2点リードしていた7回に国吉、唐川の救援陣がつかまり、3点を取られて逆転を許していた。本拠には重苦しい雰囲気が漂っていたが、エチェバリアの一撃で一変した。

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佐々木朗希は6回96球を投げ4安打1失点10奪三振、1軍公式戦自己最速159キロをマーク[報知]

ロッテ先発右腕の佐々木朗が6回96球を投げて4安打1失点(自責0)、2四球、10三振で、勝利投手の権利を得て交代した。

初回から1軍公式戦自己最速の159キロの直球を連発するなど、全力投球で楽天打線に挑んだ。2回に自らの一塁悪送球で先制点を献上したが、気落ちせずに力投。直球の球速は150キロ台中盤を維持し、6回には島内からこの日10個目となる三振を奪った。

CS“開幕投手”の重圧をはねのけて、しっかりと役目を果たした。

佐々木朗
「自分のミスで点を取られてしまいましたが、3点援護をもらって割り切って投げることができました。このまま勝つ事を信じて応援します。」

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佐々木朗希が6回に10個目の奪三振をマーク、150キロ台の球威衰えず[報知]

ロッテ先発右腕の佐々木朗が6回、先頭の島内から154キロの直球で空振り三振を奪った。この試合で毎回の10個目となる奪三振をマークした。

初回からアクセル全開で飛ばして、1軍公式戦では自己最速を更新する159キロを記録。2回に自らの悪送球で1点を失ったが、その後は要所を抑えて6回4安打1失点、10三振と好投を続け、2点のリードを守っている。

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3回にレアードの2点打と安田の左犠飛で逆転[報知]

ロッテは1点を追う3回、荻野の右前打、マーティンの四球、中村奨の投手強襲安打などで1死満塁とした。

ここで4番のレアードが左翼へ逆転の2点打を放った。さらに1死一、三塁で安田が左犠飛を放ち3点目。2点のリードを奪い、先発の佐々木朗を援護した。

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佐々木朗希が初回に159キロ連発、1軍公式戦の自己最速を更新[報知]

ロッテ先発の佐々木朗が初回から全力投球を披露した。

先頭の山崎剛を158キロの直球で遊ゴロ。続く岡島の3球目に、1軍公式戦の自己最速を更新する159キロをマーク。最後は145キロのフォークで空振り三振を奪った。

続く浅村の3球目に159キロの直球でストライク。4球目も159キロの直球を続けて、見逃し三振に仕留め、初回を無失点で切り抜けた。

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中村奨吾をモデルに起用してCSのポスター製作、プレゼント企画も実施[報知]

ロッテは6日から開催される「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」第1ステージの楽天戦に向けて、中村奨吾内野手を起用した日程ポスターを製作し、ZOZOマリンなどで掲示すると発表した。

ポスターはZOZOマリン各所やマリーンズストアなどで約200枚を掲示。またマリーンズストアミュージアム店、スタジアム店、海浜幕張駅前店では「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」第1ステージの期間中、5000円(税込み)以上の購入者には中村奨が起用された日程ポスター(1枚)を先着でプレゼントする。

球団広報室は「さあ、いよいよ2021 パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストステージが始まります。ZOZOマリンスタジアムでのクライマックスシリーズ開催は2007年以来となります。まずはここを勝ち抜き、ファイナルステージに進んでバファローズを攻略し、日本シリーズに向かいましょう。そして2021年を日本一で終えましょう。ファンの皆様、熱い応援よろしくお願いします」とアピールした。

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ロッテ佐々木朗希、サヨナラ王手呼んだ、プロ最速159キロ、6回1失点10K[デイリー]

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」が、ZOZOマリンスタジアムで開幕した。ファーストS第1戦では、レギュラーシーズン2位のロッテが同3位の楽天にサヨナラ勝ちし、ファイナルS進出へ王手をかけた。20歳初登板の佐々木朗希投手は先発してプロ最速159キロをマークするなど、6回を4安打1失点、10奪三振で勝利に貢献。井口監督も大絶賛の投球となった。

サヨナラ勝ちの瞬間、佐々木朗は柔和な笑みを浮かべ嬉しそうに歓喜の輪を見つめた。史上最年少CS勝利と本拠地初勝利はお預けとなったが、それはどうでもよかった。「すごくいいものを見ました。初戦が大事だと思うので、しっかりチームが勝ったので嬉しかった。よかった」と喜びをかみ締めた。

3日に20歳になったばかり。しかもCS初戦がポストシーズン初登板というしびれる舞台でも、怪物らしさを存分に発揮した。「雰囲気自体、ものすごく緊張感があった」という中、剛速球を初回から冷静に投げ込んだ。

初回1死、岡島への3球目でプロ最速となる159キロ直球を内角に決め、続く浅村には3球目に159キロでストライク。4球目にも159キロを外角に決めて見逃し三振に。どよめきと、割れんばかりの拍手が交錯した。

勝負のポイントも心得てマウンドに上がるところも、並の高卒2年目ではない。「浅村さんは本当にいいバッター。カウントを取りにいくとやられる。毎球毎球勝負のつもりで投げた」。浅村に対し、3回には直球、5回にはフォークで3打席連続三振。2回に自身の一塁悪送球で1失点したものの、ポストシーズンでは最年少の2桁奪三振を記録した。

短期決戦の命運を握る初戦を弱冠20歳に託した井口監督は「エースに近い投球というか、初戦でこういう投球ができるという、できない人はいくつになってもできない。そういう星のもとに生まれてきたのかなと思う」と大絶賛。15年CSファイナル第1戦から続いていた7連敗を快投で止め、ファイナルS進出へ王手をかけた。

突破率100%
ロッテのCSファーストS(2004〜06年はプレーオフ)初戦白星は、05・07・10・13・15年に次いで、6年ぶり6度目。過去5度は全て、ファーストSを勝ち上がっている。パ・リーグは過去16度で初戦に勝ったチームが13度ファイナルSに進出しており、ファーストSの「突破率」は81%。

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ロッテ・佐藤都、代打で劇的サヨナラ打、昨季CSの悔しさ晴らした[デイリー]

悔しい思いを胸に、一振りに全てを懸けた。同点の9回1死二塁。代打で登場したロッテ・佐藤都が宋家豪の直球を捉えると、鋭い打球が右翼・岡島の左を抜けていく。右拳を掲げて二塁に到達したヒーローは、瞬く間に祝福へ駆け寄った仲間達の輪へと消えた。

「正直、打ったときも(球種は)何を打ったか分からなかったぐらい。そんな感じだった」。興奮冷めやらない表情の佐藤都にとって、自らの悔しさを晴らした一打だった。

昨季のCS2戦目、ソフトバンク相手に敗退となった最後の打者が佐藤都だった。今季は、敗れてV逸となった10月27日・楽天戦(楽天生命)の9回に、宋家豪の前に三振を喫して最後の打者となっていた。

「本当に悔しかった。レギュラーシーズンが終わってから振り込みを含め、色々とやってきた」。その努力が報われた瞬間だ。

「この勢いのまま、明日も勝ちにこだわっていく」と佐藤都。ロッテが驚異的な勝負強さで、一気にCSファーストS突破へ突き進む。

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ロッテ、第2戦先発の小島「明日は必死に投げたい」佐々木朗に続く[デイリー]

CSファーストS第2戦に先発するロッテの小島和哉投手が、後輩の佐々木朗に続くとばかりに好投をと意気込んだ。

対楽天は今季3勝2敗と勝ち越しているが、今季、V逸が決まった10月27日・楽天戦6回1失点(楽天生命)以来の登板となる。「自分の投げた最終戦が終わってから、しっかり期間も空いので、僕もしっかり調整できた。明日は必死に投げたい」と静かに闘志を燃やす。

対楽天は10月3日に完封勝利を飾るなど、3連勝中。後半戦の相性はいいが、慢心はない。「対策は練ってくると思いますけど、あまり考えすぎずにいつも通りやっていけたら」と、冷静に話した。

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エチェバリアのあまりに美しい本塁打が話題、投げたバットもアーチ、「パテレ」は即動画[デイリー]

初戦に勝利しファイナルステージ進出に王手をかけたロッテ。その勝利に貢献したエチェバリア(32)の同点本塁打がネット上で話題になっている。打った瞬間の確信歩きや、美しく弧を描いたバット投げの美しさが評価されている。

1点を追う8回2死から、エチェバリアは楽天・松井から左翼席中段まで運ぶ同点本塁打を放った。打った瞬間、フォロースルーの流れでバットを高々と放り投げると、胸を叩いてアピールしながらの“確信歩き”を見せた。

素早く、ファン心を的確につかむ仕事ぶりで人気の「パテレ」こと、「(パーソル・パ・リーグTV公式)PcificLeagueTV」の公式YouTube(ユーチューブ)チャンネルでも、試合後ほどなくエチェバリアの一撃の動画をアップ。「[超バット投げ]」を見出しに織り込み、様々な角度から楽しめる編集をしている。

このエチェバリア、超人的な守備で観衆を沸かせてきた一方で、打撃は確実性を欠き、今季レギュラーシーズンの打率は.203、本塁打も4本にとどまっていたが、ポストシーズンで値千金の一発を放った。井口監督は「エチェもそうですし、最後、9回に益田がピシャッと抑えたことが、サヨナラにつながったのではと思います」と貢献をたたえていた。

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ロッテ・井口監督、佐々木朗希に賛辞惜しまず「エースに近い投球」6回1失点重責果たす[デイリー]

ロッテがサヨナラ勝利でファイナルステージ進出に王手をかけた。井口監督は、同点弾のエチェバリアや、サヨナラ打の佐藤都の活躍をたたえながらも、それ以前に先発として6回1失点とゲームをつくった先発の佐々木朗希を高く評価した。

佐々木朗は初回にプロ自己最速となる159キロを3度計測するなど、序盤から気持ちのこもった投球を披露。2回に、自身の悪送球で1点を失ったものの、3回以降は失点せずに6回まで投げ終えた。要所で三振を奪う投球で、2桁の10奪三振をマークした。

サヨナラ勝利の感想を問われた井口監督は「まず、そこに行く前に、朗希が本当にしっかりとゲームをつくってくれた」とたたえた。その上で、エチェバリア、佐藤都の活躍を踏まえて、「最後までしっかりと諦めずに戦うのがマリーンズの野球なので、そういう野球がファースト初戦で、日程が(レギュラーシーズンから)少しあいたが、しっかりとした野球ができたと思います」と振り返った。

佐々木朗が試合を支配したのでは、と水を向けられると「本当に堂々とマウンドで投げている姿を見ていると、今年の成長というか、エースに近い投球だったと思う」と賛辞を惜しまなかった。

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CS開幕、ロッテが王手巨人が先勝[デイリー]

プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は6日、セ、パ両リーグのファーストステージ(3試合制)が開幕し、パはレギュラーシーズン2位のロッテが3位楽天に5−4でサヨナラ勝ちした。セは3位巨人が2位阪神に4−0で勝った。7日の第2戦でロッテは勝つか引き分け、巨人は勝てばファイナルステージ進出が決まる。

昨季は新型コロナウイルス感染拡大の影響でセがCSの実施を見送り、パも1、2位の対戦しか行われなかった。2年ぶりに上位3チームで日本シリーズ進出を争う通常の方式での開催となった。

ロッテは4−4の9回に代打佐藤都がサヨナラ二塁打を放った。

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ロッテ・佐藤都志也がV逸試合のリベンジ劇打「嬉しさ爆発」最後の打者の借り返す[デイリー]

V逸試合の最後の打者となったロッテ・佐藤都志也が、リベンジも含めたサヨナラ打を放ち、CSファイナルステージ進出に王手を掛けた。

8回にエチェバリアの同点ソロ本塁打が出て負けがない状況で迎えた9回の攻撃。先頭の岡が死球で出ると、犠打で1死二塁となり、代打で送られたのが佐藤都志也だった。

宋家豪との対戦。カウント1−1から振り抜くと鋭い打球が右中間へ。外野も破る間に二走が生還し、勝利を決めた。

お立ち台での佐藤都は興奮冷めやらない様子で、「言葉には表せないぐらい、すごい嬉しいです。優勝を逃してからクライマックスに入って、それでチームが一丸となって、そこからまた1勝に対する気持ちっていうのが、すごいチームからひしひしと伝わってきたので、何とか自分も貢献しようと、そういうふうに思って、打席には立ってました」と振り返った。

サヨナラの瞬間の心境については、「素直に嬉しいことと、宮城で試合をした時に最後のバッターになってしまった。そういう気持ちもあったので、すごく嬉しさ爆発だったです」と素直に口にした。宮城の試合とは、負けたらオリックスの優勝が決まる場面で迎えた、10月27日の宮城での楽天戦のこと。この試合で佐藤都は9回2死から代打で出場するも、三振に倒れて最後のバッターになった。

対戦成績が1勝1分け1敗になった場合は、レギュラーシーズンの上位チームが勝ち上がるため、7日の試合は引き分け以上でロッテのファイナルステージ進出が決まる。「(初戦が)いい形で終わったので、この勢いをそのまま、明日勝ちにこだわっていきたいと思います」と語った。

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ロッテ佐藤都がサヨナラ打「言葉には表せない」ファイナルS王手、朗希の好投報われた[デイリー]

ロッテが代打・佐藤都のサヨナラ打で、CSファーストステージの初戦をものにした。7日の第2戦は引き分け以上でファイナルステージ進出が決まる。

先発の佐々木朗は6回1失点、毎回の10奪三振で重責を果たした。だが、自慢の継投陣がまさかの乱調で、7回を任された国吉が四球3つで降板すると、唐川が島内に走者一掃の逆転タイムリーを浴びた。

追い込まれたロッテだったが、8回2死の場面でエチェバリアが松井から左翼席へ同点ソロ。打った瞬間に“確信歩き”を見せる大きな一撃だった。

そして9回、先頭の岡が死球で出塁すると、送りバントで1死二塁として代打の佐藤都がサヨナラタイムリーを放った。

本拠地の大歓声を浴びながら、お立ち台で佐藤都は「言葉には表せないぐらい、すごい嬉しいです。優勝を逃してからクライマックスに入って、それでチームが一丸となって、そこからまた1勝に対する気持ちっていうのが、すごいチームからひしひしと伝わってきたので、何とか自分も貢献しようと、そういう風に思って、打席には立ってました」と興奮冷めやらない様子で振り返った。

サヨナラが決まった瞬間については「素直に嬉しいことと、宮城で試合をした時に最後のバッターになってしまった。そういう気持ちもあったので、すごく嬉しさ爆発だったです」など、笑顔を見せていた。

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守備だけじゃない、ロッテ・エチェバリアが同点ソロで“確信歩き”ファンにお辞儀[デイリー]

ロッテがエチェバリアの同点ソロで窮地から息を吹き返した。

2点リードの7回に楽天・島内に2死満塁から走者一掃のタイムリーを打たれて1点を追う展開になっていた。迎えた8回、2死からエチェバリアが楽天・松井から左翼席へ大きなアーチをかけた。

身体能力の高さも生かした守備で、存在感を示してきているエチェバリアだが、この大一番、バットで貢献。打った瞬間にバットを放り投げ“確信歩き”を見せると、9回の守備につく際には深々と本拠地のファンにお辞儀をしていた。

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ロッテ・国吉に“CSの魔物”か、四球、自身のエラー、美技に連続四球で降板、後に逆転[デイリー]

2点リードで2番手として登板したロッテ・国吉が制球を大きく乱し、自らの好守もあったが四球3つを与えて降板した。

先発の佐々木朗希が6回1失点、毎回の10奪三振と重責を果たした後を受けての登板。先頭の辰己を四球で出すと、続く太田のバントを自ら処理した際に二塁へ悪送球。無死一、二塁のピンチを招いてしまった。

しかし、ここで山崎剛の小飛球となったバントに出足よくダッシュすると、スライディングキャッチ。二走が三塁付近まで到達してしまっていたため、国吉はボールを持ったまま二塁へ走って、ダブルプレーを完成させた。

ただ、その後も制球は定まらず、岡島、浅村に連続四球。安打こそなかったが、井口監督は唐川にスイッチした。その唐川が2死満塁で島内に走者一掃のタイムリーを許した。

国吉は今季途中でDeNAからトレードで移籍。ロッテで25試合に投げ、17ホールド(19HP)、防御率は1.44と、勝ちパターンでのリリーフ陣の一角で活躍していた。

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佐々木朗希が圧巻投、毎回10奪三振、3点援護で「割り切って」浅村からは3打席連続[デイリー]

パ・リーグのCSで史上最年少の開幕投手となったロッテの佐々木朗希が6回1失点で降板し、2番手の国吉に後を託した。

佐々木朗は毎回の10奪三振。3回には1死で連打を許してから四球を挟みつつ浅村と鈴木大を三振に斬った。5回も岡島の二塁打の後に浅村から三振を奪い、浅村からは3打席連続で三振をとった。

初回には159キロを3度計測するなど、楽天打線をねじ伏せた

佐々木朗は球団を通じ「自分のミスで点を取られてしまいましたが、3点援護をもらって割り切って投げることができました。このまま勝つ事を信じて応援します」とコメントした。

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ロッテ・佐々木朗希がCS開幕で2桁奪三振、大役果たす6回1失点[デイリー]

パ・リーグのCSで史上最年少の開幕投手を務めているロッテの佐々木朗希が、6回にこの試合10個目となる三振を奪った。6回1失点と、試合をしっかりと作り、2番手の国吉に後を託した。

投球成績は6回4安打、1失点。自責点は0。四球は2つ。10奪三振で、球数は96球だった。

3回には3つのアウトを全て三振で取るなど、5回までに毎回で9つの三振をマークしていた佐々木は、6回に先頭の島内から三振を奪い、2桁奪三振を記録した。

その後、鈴木大を打ち取り、茂木にはこの日2つ目の四球を与えた。渡辺佳は一ゴロに打ち取り、この回を無失点で切り抜けた。ベンチでは、チームメートとグータッチをかわしていた。

1失点は、2死二塁から、渡辺佳をボテボテの投ゴロに打ち取った場面で、自身が一塁へ悪送球をしてしまったことから生まれた。記録上、自責点は0だが、自身のミスの失点だった。

しかし、その後の辰己から三振を奪い、この回はこの1点で切った。3三振を奪った3回も満塁のピンチをつくってしまったが、5番の鈴木大を三振に斬るなど、勝負の分かれ目となる場面で三振を取る投球が光った。

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やはり頼れるロッテの4番、レアード逆転打「とにかくランナーを返すことだけを」[デイリー]

ロッテがレアード内野手の2点適時打で逆転した。3回1死満塁から則本昂の変化球をコンパクトに合わせて左越え適時打。2者が生還した。

レアードは「打ったのはカットボール。則本投手相手なので、早い回から点をとっていきたいと思っていた。とにかくランナーを返すことだけを考えて打席に立ったよ。打つことができてよかった」。

さらに1死一、三塁から安田の浅い左飛も三走・中村奨の好走塁で犠飛となり3点目を奪った。

続く山口は則本昂の直球を中前打。CS初ヒットに「初めてのクライマックスシリーズで緊張感のある中、1本を打つことができてよかったです。次につながる一本を打ちたいです」とコメントした。

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ロッテ・佐々木朗希、5回投げ終え1失点、9奪三振、2死二塁で浅村から空振り三振[デイリー]

パ・リーグのクライマックスシリーズ最年少での開幕投手を任された佐々木朗希が5回まで4安打1失点で来ている。この時点で毎回の9奪三振をマークしている。

初回から飛ばした佐々木朗は159キロを3度計測。2回には、自身の悪送球で1点を失ったものの、3回には2死満塁のピンチを三振で切り抜けた。

5回は2人を打ち取った後に岡島に左中間を破る二塁打を許した。三イニング目の得点圏に走者を背負う場面で、浅村を迎えると、落ちる球で空振り三振を奪った。

ロッテは2回に先制を許したものの、3回に楽天の則本昂を攻めてレアードの逆転2点タイムリーに、安田の犠飛で1点を加えて、リードを奪っている。

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ロッテ・佐々木朗希、3回終えて7奪三振、満塁ピンチはフォークで切り抜け[デイリー]

ロッテの先発・佐々木朗希は3回に満塁のピンチを招いたが、この回は無失点で切り抜けた。

初回は159キロを3度計測した上で3者凡退に抑えた。2回に、自身の悪送球から1点を失ってしまうと、3回は山崎剛に1死から内野安打、岡島に右中間への二塁打と連打を浴び、2死から四球で満塁にしてしまった。

しかし、ここで迎えた鈴木大に対し、カウント1−2から落差の大きいフォークを投げ込み、空振り三振を奪った。

この回のアウト3つは全て三振。3回を終えた時点で、9つのアウトのうち7つを三振で奪っている。

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ロッテ・佐々木朗希が痛恨の悪送球、先制点を献上[デイリー]

ロッテ・佐々木ロッテの佐々木朗希が思わぬ形での自身のミスで先制点を献上した。

2回、2死二塁の場面で渡辺佳をボテボテの投ゴロに打ち取った。捕球した佐々木朗は一塁に送球するだけだったが、このボールが一塁手の遥か頭上を通り過ぎる悪送球に。二走が生還し、1点を与えてしまった。

初回には自己プロ最速となる159キロを3度記録するなど、上々の立ち上がりを見せていただけに、もったいないプレーとなった。

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ロッテ・佐々木朗希が自己プロ最速159キロ3度、堂々のCS立ち上がり[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手がポストシーズンでプロ最速の159キロを3度、マークし、順調な立ち上がりを見せた。

大歓声の中、マウンドへ上がった右腕は初回、158キロで先頭の山崎剛を遊ゴロ。続く、岡島への3球目。1ボール1ストライクから159キロの直球を投げ込みどよめいた。さらに2死から、浅村への3球目に159キロ。追い込むと最後も159キロをマークし見逃し三振。大きな拍手の中、マウンドを降りた。

佐々木朗はパ・リーグ最年少でCS初戦の先発マウンドに上がっている。

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鳥谷敬「引退会見の1日にカメラが密着」動画が再生回数9万5000回超え[デイリー]

阪神、ロッテでプレーし、今季限りで現役を引退した鳥谷敬内野手の「引退会見の1日にカメラが密着」動画が6日午後0時20分の時点で、「千葉ロッテマリーンズ」のYouTubeチャンネルで再生回数9万5000回を超え、10万回再生が目前となった。

3日にZOZOマリンスタジアムで行われた1日を広報カメラが早朝から密着。グラウンドではクライマックスシリーズへ向けて練習するチームへ挨拶し、記念撮影。ダッグアウトへ引き上げてからも別れを惜しむ選手らからサイン攻めにあう姿が放映されている。

会見後の様子もカメラでは密着。「終わってスッキリした」と清々しい表情で話していた。

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ロッテが中村奨吾をCS日程ポスターに起用、06日に楽天との第1S開幕[デイリー]

ロッテは6日、「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージの楽天戦に向けて中村奨吾内野手を起用した日程ポスターを製作。ZOZOマリンスタジアムなどで掲示したと発表した。

ZOZOマリンスタジアム各所やマリーンズストアなどで約200枚が掲示されている。マリーンズストアミュージアム店、スタジアム店、海浜幕張駅前店では「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージの期間中、5000円(税込)以上の購入者に日程ポスター(1枚)を先着でプレゼントする。

ロッテ広報室は「さあ、いよいよ2021 パーソル クライマックスシリーズ パ ファーストステージが始まります。ZOZOマリンスタジアムでのクライマックスシリーズ開催は07年以来となります。まずはここを勝ち抜き、ファイナルステージに進んでバファローズを攻略し日本シリーズに向かいましょう。そして2021年を日本一で終えましょう。ファンの皆様、熱い応援宜しくお願いします」とコメントした。

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ロッテ佐々木朗希が大舞台で見せた凄み、専門家が分析「ほぼ2種類で…末恐ろしい」[Full-Count]

◇6回10奪三振1失点、96球中63球が直球で28球がフォーク

「2021 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ第1戦が6日、ZOZOマリンスタジアムで行われ、ロッテが楽天に5−4でサヨナラ勝ちした。ロッテは先発した佐々木朗希投手の6回4安打10奪三振1失点の快投が、最後に報われた。かつてヤクルト、日本ハムなど4球団で捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏が、大舞台で改めて実証された“令和の怪物”の凄さを解説する。

やはり佐々木朗のポテンシャルは桁違いだ。初回1死、2番・岡島に対してカウント1−1から内角へ投げ込んだ直球が、プロ入り最速の159キロを計測。その後岡島からフォークで空振り三振を奪うと、続く3番・浅村にも159キロを連発し、見送り三振に仕留めた。

2回以降はやや球速を抑えたものの、6回まで96球を投げ、失点は自身の失策(一塁悪送球)による「1」のみだった。

球種は96球中、ストレートが63球、フォークが28球、スライダーはわずか5球だった。野口氏は「この日の楽天打線は異常に左打者が多かった(スタメン9人中7人)。右打者が多い場合は、外角へ逃げるスライダーがもっと増えるかもしれない」と指摘した上で、「いずれにせよ、ほぼほぼストレートとフォークの2種類で抑えてしまったのだから、末恐ろしい」と感嘆した。

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