わたしはかもめ2021年鴎の便り(11月)

便

11月22日

ロッテ藤岡裕大が遊撃での来季全試合出場掲げる「オフにしっかり鍛えたい」[ニッカン]

ロッテ藤岡裕大内野手(28)が来季の全試合遊撃出場を目標に掲げた。

21日にZOZOマリンで秋季練習を終え「今年は打つ方をメインにやると言ってましたけど、来年はやっぱりもう1度、ショートで全試合出たいという思いを強く持ってやりたいなと思います」と話した。今季はルーキーイヤーの18年以来となる規定打席に到達。9月には月間打率3割2分2厘をマークした。守備では特に夏場以降、エチェバリアが遊撃に入る日に三塁で先発することが増えた。

1年目の開幕戦から遊撃を守ってきた。「サードにいって難しさをすごく感じましたし、『ここじゃないな』という思いを持ちながらやっていた。守備面もオフにしっかり鍛えたい」。この2年間は試合前の準備やコンディショニングなど、取り組む上で鳥谷という手本がいた。「これだけやらなきゃいけないと気付かせてもらえた。財産になった」と感謝。苦しい時も考え、練習を継続できた経験はプラスになった。5年目はさらに貪欲に、攻守で存在感を増す。

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ロッテが実証実験、ZOZOマリンでドローンによる巡回警備[ニッカン]

ロッテは24日にZOZOマリンで、ドローンによる球場周辺の巡回警備と施設点検・鳥害対策の実証実験を行うと22日、発表した。

巡回警備の効率化、省人化が目的。「千葉市ドローン活用推進事業」の公募型プロポーザルで、ロッテとセコム株式会社が共同提案して採択された。球場外周にドローンを飛ばし、搭載カメラ映像からAIが人物を検知した場合、音声で警告する。また鳥害対策として、球場内に飛来した鳥に追い払い音をドローンから発出する。

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ロッテ、レアードが契約延長「皆さんのために沢山すしを握りたい」[ニッカン]

ロッテは22日、ブランドン・レアード内野手(34)との来季契約が、この日までに合意に達したと発表した。

2年契約の2年目だった今季は136試合に出場して打率2割6分2厘、29本塁打、95打点で打線を支えた。22年はロッテで4度目のシーズンを迎える。レアードは球団を通じて「球団に携わる方々、ホームタウン千葉市に愛着があります。来年もマリーンズに戻り、皆さんと一緒に優勝争いができること、今から興奮しています。このような機会をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。ファンの皆様、また来季ZOZOマリンでお会いしましょう。そして一緒にリーグ優勝の喜びを分かち合いましょう。今年以上にチームに貢献し、皆さんのために沢山すしを握りたいと思っています」とコメントした。

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ロッテ・藤岡が本職≠ノ意欲「もう1度ショートで全試合に出たい」[サンスポ]

ロッテ・藤岡裕大内野手(28)が22日、プロ5年目の来季に向けて「もう1度、ショートで全試合に出たいという思いを強く持ってやりたい」と本職でのレギュラー定着を目標に掲げた。

4年目の今季は、スタメン129試合を含む137試合に出場した。遊撃手のアデイニー・エチェバリア内野手(32)が加入したため、藤岡は遊撃手で79試合、三塁手で50試合に先発出場。打率.255、3本塁打、37打点の成績を残した。

打順は主に7、8番で6月に11試合連続安打、9月に14試合連続安打をマークした。9月26日の西武戦(メットライフ)では、4打数3安打で自身初の1試合4打点。5回に勝ち越し打、7回1死満塁で走者一掃の適時三塁打を放った。

11月14日からの秋季練習では「(シーズンの)後半、形を崩して打てなかったというのがあるので、もう1回、逆方向に強く打ち返すというのをテーマにやりました」とキャンプ並みの精力的な打ち込み。21日に若手選手より1クール早く終えた。

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ロッテ、球場警備にドローン活用へ[サンスポ]

ロッテは22日、ZOZOマリンスタジアムで24日に警備や施設点検にドローンを活用する実証実験を行うと発表した。

球場の内外でドローンを飛行させ、搭載カメラの映像をリアルタイムで確認する。警備中に人を検知するとドローンが音声で警告し、球場内に飛来した鳥にも追い払うための音を出す。

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観客制限撤廃目指す、プロ野球オーナー会議[サンスポ]

プロ野球のオーナー会議と日本野球機構(NPB)の社員総会が22日、東京都内で開かれ、来季は観客数制限なしでの開催を目指す方針を改めて確認した。議長を務めたオリックスの宮内義彦オーナーは「政府の指針に沿い、人数制限を設けない一方、安心安全な開催を目指し、様々な準備をやっていく」と述べた。

現在は収容人数の50%が上限となっているが、政府は19日に新型コロナウイルス対策の「基本的対処方針」を改定し、一定の条件の下で人数制限を撤廃する方針を示している。

また、約3億9000万円の黒字となった2020年度(21年9月期)のNPBの決算が承認された。黒字は10期連続。来年の議長は巨人の山口寿一オーナーに決まった。

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ロッテ・レアードが残留、「幕張スシ!サイGO!」[サンスポ]

ロッテは22日、ブランドン・レアード内野手(34)との来季契約が同日までに合意に達したと発表した。レアードは球団を通じて「来年も皆さんと一緒に優勝争いができることに今から興奮しています。幕張スシ!サイGO!」とコメントした。

日本球界7年目(日本ハム4年、ロッテ3年)の今季は、136試合に出場して打率.262、いずれもリーグ2位の29本塁打、95打点。ロッテと2年契約の最終年だった。来季は日本球界8年目となる。

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ロッテ・レアード、残留!1年契約で来日8年目へ「たくさん寿司を握りたい」[スポニチ]

ロッテは22日、ブランドン・レアード内野手(34)と来季の契約が合意に達したと発表した。レアードは2年契約の最終年となった今季、136試合に出場し打率.262、いずれもリーグ2位の29本塁打、95打点。1年契約で、年俸は3億円程度とみられる。

来季は日本ハム時代を含め、来日8年目。球団を通じて「ファンの皆さま、また来シーズンZOZOマリンでお会いしましょう。そして、一緒にリーグ優勝の喜びを分かち合いましょう。来年は今年以上にチームに貢献して、皆さんのために、たくさん寿司を握りたいと思っています」とコメントした。

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プロ野球来季は観客数制限なし開催狙う、オーナー会議で方針確認[スポニチ]

プロ野球のオーナー会議が22日、都内で開かれ、来季は観客数制限なしでの開催を目指す方針を改めて確認した。議長のオリックス・宮内義彦オーナーは「被害を受けなかった球団はない。異常な中での2年間だった」とコロナ下での過去2シーズンを振り返り、来季に向けて「政府の指針に沿って人数制限を設けない一方、安心安全な開催を目指し、さまざまな準備をやっていく。少しでも正常に近い形でシーズンを始めたい」とした。現在の上限は収容人数の50%。政府は19日に新型コロナウイルス対策の「基本的対処方針」を改定し、一定の条件の下で人数制限を撤廃する方針を示している。

◇10季連続の黒字

オーナー会議では、約3億9000万円の黒字となった2020年度(21年9月期)の決算が承認された。黒字は10期連続。また、セ、パで持ち回りとなる来年のオーナー会議の議長は巨人の山口寿一オーナーに決まった。

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ロッテ本拠地・ZOZOマリンでドローンで施設点検&鳥害対策[スポニチ]

ロッテは24日にZOZOマリンで「ドローンによるスタジアム周辺の巡回警備」と「ドローンによる施設点検・鳥害対策」の実証実験を行う。この実証実験は「千葉市ドローン活用推進事業」の公募型プロポーザルにおいて、球団とセコムが共同提案を実施し、審査の結果、採択されたもの。

実証実験の目的や内容等の詳細は次の通り。

(1)ドローンによるスタジアム周辺の巡回警備。
日時:11月24日
場所:ZOZOマリン外周など。
目的:巡回警備業務の効率化、省人化。
内容:球場外周にて日中及び夜間にドローンを飛行させ、搭載カメラ映像をリアルタイムで確認。AIが人物を検知した場合、ドローンから音声により警告。
(2)ドローンによる施設点検、鳥害対策。
日時:11月24日15:00〜17:30
場所:ZOZOマリン内外野スタンドなど。
目的:施設点検業務(劣化箇所の特定、鳥害対策)の効率化、高所作業の代替活用。
内容:スタジアム内にドローンを飛行させ、屋根や壁面などを搭載カメラで撮影しながらリアルタイムで映像確認。スタジアム内に飛来した鳥に対して追い払い音をドローンから発出。

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ロッテ、レアードの来季残留正式発表、「たくさん寿司握る!」[スポニチ]

ロッテは22日、ブランドン・レアード内野手と来季の契約について合意に達したことを発表した。

レアード
「私は千葉ロッテマリーンズ、球団に携わる方々、そしてホームタウン千葉市に本当に愛着があります。来年もマリーンズに戻り、皆さんと一緒に優勝争いができること今から興奮しています。そしてこのような機会をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。ファンの皆様、また来シーズンZOZOマリンでお会いしましょう。そして一緒にリーグ優勝の喜びを分かち合いましょう。来年は今年以上にチームに貢献し、皆さんのためにたくさん寿司を握りたいと思っています。幕張寿司!サイGO!(『最高』と『さあ、行こう』が合体したレアードオリジナルの言葉)」

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ブランドン・レアードと来季の契約延長を発表[報知]

ロッテは22日、今季限りで契約が切れるブランドン・レアード内野手と来季の契約を結んだことを発表した。

今季は136試合に出場しチーム最多の29本塁打、リーグ2位の95打点、打率.262をマーク。優勝争いを繰り広げるチームをバットで牽引した。

河合オーナー代行は16日に会見を行った際、レアードについて「できるだけ早いうちにいい報告できると思う」と手応えを明かしていた。契約に合意したレアードは「私は千葉ロッテマリーンズ、球団に携わる方々、そしてホームタウン千葉市に本当に愛着があります。来年もマリーンズに戻り、皆さんと一緒に優勝争いができること今から興奮しています。そしてこのような機会をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。ファンの皆様、また来シーズンZOZOマリンでお会いしましょう。そして一緒にリーグ優勝の喜びを分かち合いましょう。来年は今年以上にチームに貢献し、皆さんのために沢山スシを握りたいと思っています。幕張スシ!サイGO!」とコメントした。

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ロッテ・藤岡 来季は全試合遊撃で出場だ、鳥谷の教え糧にする「自分の財産」[デイリー]

ロッテの藤岡裕大内野手(28)が22日、今季限りで現役を引退した鳥谷敬内野手(40)の教えを糧に、来季は全試合遊撃でフル出場を目指すと意気込んだ。

レジェンドとの守備談義は自身にとって有意義な時間となった。「練習に取り組む姿勢、準備を見て、もっとやらないといけないと気づかせてもらいました。鳥谷さんと野球ができたのは自分の財産になりました」と自身の成長につなげた。

今季は遊撃と三塁の併用で137試合に出場したが、満足はしていない。鳥谷の華麗なグラブさばき、安定感のある守備を見て「もう1度、ショートで全試合出たい」と目標を掲げた。鳥谷ばりの猛練習で守備も打撃も磨く。

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NPB 来季は観客制限なし目指す、オリックス・宮内オーナー「安心安全な開催を」[デイリー]

プロ野球のオーナー会議と日本野球機構(NPB)の定時社員総会が22日、都内で開かれ、来季は観客制限なしでの試合開催を目指す方針を確認。議長のオリックス・宮内オーナーは「安心安全な開催を目指して準備していく」と話した。

20年度(21年9月期)の決算も承認され、約3億9000万円の黒字を計上。これで10期連続での黒字となった。また、来年のオーナー会議の議長を巨人・山口オーナーが務めることも決まった。

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レアードがロッテ残留「来年も皆さんと優勝争いできる」[デイリー]

ロッテは22日、ブランドン・レアード内野手(34)と来季の契約に合意したと発表した。年俸は3億2000万円。(金額は推定)

来日7年目の今季は136試合に出場して打率.262、ともにリーグ2位の29本塁打、95打点をマークし、シーズン終盤まで優勝を争ったチームを支えた。球団を通じ「来年もマリーンズに戻り、皆さんと一緒に優勝争いできることに興奮しています。またZOZOマリンスタジアムでお会いしましょう」とコメントした。

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プロ野球、観客制限撤廃目指すオーナー会議と日本野球機構[デイリー]

プロ野球のオーナー会議と日本野球機構(NPB)の社員総会が22日、東京都内で開かれ、来季は観客数制限なしでの開催を目指す方針を改めて確認した。議長を務めたオリックスの宮内義彦オーナーは「政府の指針に沿い、人数制限を設けない一方、安心安全な開催を目指し、様々な準備をやっていく」と述べた。

現在は収容人数の50%が上限となっているが、政府は19日に新型コロナウイルス対策の「基本的対処方針」を改定し、一定の条件の下で人数制限を撤廃する方針を示している。

また、約3億9千万円の黒字となった2020年度(21年9月期)のNPBの決算が承認された。黒字は10期連続。

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ロッテがZOZOマリンスタジアムにおけるドローンを活用した実証実験実施[デイリー]

ロッテは22日、ZOZOマリンスタジアムで11月24日に「ドローンによるスタジアム周辺の巡回警備」と「ドローンによる施設点検・鳥害対策」の実証実験を行うと発表した。

この実証実験はロッテのホームタウンである千葉市が実施した「千葉市ドローン活用推進事業」の公募型プロポーザルにおいて、ロッテとドローンを活用したセキュリティサービスを提供するセコム株式会社が共同提案を実施し、審査の結果、採択されたもの。

実証実験の目的や内容の詳細は次の通り。

(1)ドローンによるスタジアム周辺の巡回警備。
目的:巡回警備業務の効率化、省人化。
内容:球場外周にて日中及び夜間にドローンを飛行させ、搭載カメラ映像をリアルタイムで確認。AIが人物を検知した場合、ドローンから音声により警告。
(2)ドローンによる施設点検。
鳥害対策の内容:スタジアム内にドローンを飛行させ、屋根や壁面などを搭載カメラで撮影しながらリアルタイムで映像確認。スタジアム内に飛来した鳥に対して追い払い音をドローンから発出。

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レアードがロッテ残留リーグ2位の29本塁打[デイリー]

ロッテは22日レアード内野手(34)と来季の契約に合意したと発表した。年俸は3億2千万円。来日7年目の今季は136試合に出場して打率2割6分2厘、ともにリーグ2位の29本塁打、95打点をマークし、シーズン終盤まで優勝を争ったチームを支えた。

レアードは球団を通じ「来年もマリーンズに戻り、皆さんと一緒に優勝争いできることに興奮しています。またZOZOマリンスタジアムでお会いしましょう」とコメントした。(金額は推定)

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チーム打率.239もリーグトップの584得点、1点の取り方がうまかったロッテ[BASEBALL KING]

ロッテは51年ぶりに優勝マジックが点灯し、優勝マジックを「3」まで減らしながら、最後はリーグ優勝を逃した。打線を振り返ると、チーム打率こそ.239も得点数はリーグトップの584得点を挙げた。昨季はチーム打率リーグワーストの.235、チーム得点はリーグワースト2位の461だったことを考えれば、攻撃力が上がったと見ていいだろう。

前半戦はチーム得点リーグトップの384、チーム打率リーグ2位の.250を誇った。後半戦はチーム打率リーグワーストの.224と低迷したものの、得点数はリーグ3位の200得点。“打てない”というイメージがあったが、しっかりと得点は奪えていたのだ。

チーム打率が低くても得点できていたのは、シーズン通して“相手のミスや隙を突いて得点”、“1つ先の塁を狙った走塁”、犠打、進塁打といった細かな部分ができていたからだろう。

◇相手のミスや隙を見逃さず得点

“相手のミスや隙を突いて得点”でいうと、4月24日のソフトバンク戦で、1−4の3回1死二、三塁から角中勝也のセンターへのフライで、センター・柳田悠岐から中継に入ったショート・今宮健太への送球が乱れる隙に三塁走者に続いて二塁走者の中村奨吾も生還。

5月28日の広島戦では、4−7の5回1死二、三塁からレアードが放った打球は風に流されたこともあり、セカンド・安部友裕の捕球体勢が崩れ、倒れこむように捕球。それを見て三塁走者のマーティンが、捕手のタッチをかいくぐりホームインした。

8月25日の日本ハム戦では、0−1の5回1死走者なしから安田尚憲がセカンドに放った打球を処理した二塁手が一塁へ悪送球し、打者走者の安田は二塁へ。岡の遊ゴロで安田は三塁へ進むと、藤岡裕大のショートへの内野安打でホームに還り、相手のミスを得点に結びつけた。

◇“1つ先の塁を狙う”積極性

昨年もそうだったが、“1つ先の塁を狙う”積極的な走塁が得点に繋がる場面が数多くあった。

8月24日の日本ハム戦、0−3の9回無死一塁から田村龍弘の三塁線を破った当たりで、一塁走者の藤岡が一気にホームに還ってきた。藤岡の走塁で1点を返したことで、チームに勢いがつき、荻野貴司、中村に適時打が飛び出し引き分けに持ち込んだ。

9月14日のソフトバンク戦では1−1の8回2死満塁からレアードが放ったセンター前に抜けそうな当たりをセカンドがキャッチし、一塁へ送球している間に二塁から荻野が一気に生還。

クライマックス・シリーズでも、11月12日のオリックスとのファイナルステージ第3戦で1−2の7回にエチェバリアの平凡な左飛で、一塁走者のマーティンが二塁へタッチアップ。その後の佐藤都志也の安打で、同点のホームを踏んだ。マーティンはシーズン中も、4月30日の楽天戦で、左飛で一塁から二塁へタッチアップを決めている。

◇“ノーヒット”で得点

今季のロッテは“ノーヒット”で得点することもあった。4月9日の西武戦、3−1の6回に先頭の山口航輝が四球を選ぶと、代走の岡が二塁盗塁を決める。藤岡が2ボール1ストライクからきっちりと送り、1死三塁から柿沼の三ゴロの間に三塁走者の岡が生還した。翌4月10日の西武戦でも、4−2の7回に先頭の山口、続く藤岡の連続四球で一、二塁とし、田村の犠野選で満塁とすると、1死後、荻野の押し出し四球により“無安打”で得点した。

6月5日のDeNA戦でも四死球で満塁とし佐藤が犠飛、6月18日の西武戦は0−0の3回に四球で無死一、二塁とし、高部瑛斗がしっかり送って荻野が犠飛で先制点を挙げたということもあった。6月29日のオリックス戦も3つの四球で満塁とし、田村の右犠飛で得点した。7月10日の日本ハム戦では3−4の8回1死一塁から和田が二塁盗塁を試みると、捕手の悪送球も重なり和田は一気に三塁まで進み、マーティンの犠飛で同点のホームを踏んだ。

ノーヒットで得点できたのもボールを見極め四球を選べたこと、犠打を確実に決めたことに加え、犠牲フライを打って欲しい場面でしっかりと打てていたことが挙げられる。チーム犠打数はリーグトップの106、チーム四球数はリーグ2位の514、チーム犠飛もリーグ2位の42だった。若手主体の秋季練習でも、球団公式Twitterで「チームバッティング・ホームラン競争」を行ったとつぶやいていたように、状況に応じた打撃ができるよう徹底している。

ここでは紹介しきれなかった以外にも、得点につながったチーム打撃、走塁が数多くあった。マーティン、レアードの一打に依存しがちと言われることもあったが、主力選手、控え選手も含め、選手1人1人が自身の役割、状況に応じた打撃や走塁ができたからこそ、リーグトップの得点数、2年連続で2位に入ることができたのはないだろうか。攻撃においてのいやらしさ、しぶとさというのは、年々上がっているのは間違いない。その一方で、攻撃面に物足りなさがあったのも事実。その課題点がロッテ打線の伸びしろと考え、来季は今季以上の攻撃力を見せて欲しい。

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