名前 | 年俸(万円) | 前年比 |
---|---|---|
土肥 | 1050 | ▼50 |
中森 | 720 | − |
成田 | 670 | − |
本前 | 670 | △250 |
土居 | 650 | △210 |
古谷 | 480 | − |
小沼 | 300 | − |
平沢 | 1500 | ▼300 |
江村 | 1100 | − |
福田光 | 810 | ▼70 |
西巻 | 720 | ▼80 |
茶谷 | 550 | ▼50 |
植田 | 420 | − |
山本大斗 | 230 | − |
ロッテ古谷拓郎投手(21)が8日、来季の契約更改を済ませた。
契約中も会見中も、ZOZOマリンの外では雨が降っていた。晴れ予報の隙間を狙ったかのように、ピンポイントの傘マーク。昨季は3度、先発予定が雨で流れ「雨古谷(降るや)」と呼ばれた。
雨雲に覆われたのは、2月の石垣島キャンプ終盤のことだった。動画撮影なども駆使してより良いフォームを追求する古谷が、明らかにフォームを崩しているように見えた。
「キャンプインから思い通りにいかないシーズンで、夏くらいまでそういう状況が続いて。投げない時期はなかったですけど、試行錯誤の1年だったと思います」。
そう振り返った。トレーナーにアドバイスを求め、整体にも通い、体もフォームも一から作り直した。でも、光もあった。
「ラッキーだったというか、タイミングがすごく良かったなと思います」。
2軍浦和球場での調整中に、手術を終えた石川歩投手(33)と一緒に練習する機会が多くなった。たくさんのアドバイスをもらい、忠実に消化し、現在の投球フォームは石川によく似ている。「似せてるわけじゃないんですけど」と言いながら、腕を全力で振らずとも力強い直球を投げられるようになった。「今までと違う感覚です」と喜ぶ。
ケガの光明で自信を取り戻したが、来季は大学4年生の年。そろそろ結果も欲しい。「1年間ケガせずに投げきることを1番に考えて、その中で1軍でしっかり活躍できるように」。青空の下で笑いたい。
ロッテの来季の契約更改が8日、始まった。ワインレッドのネクタイを締めた江村直也捕手(29)は、会見場に入るなり「寒い中、皆さんお疲れさまです」とさすがの心配りだ。
「ありますか、質問?」。
「あります」。
「本当っすか?」。
ちょっとした掛け合いが続く。プロ11年目の今季は19試合に出場し、スタメンマスクはそのうち3試合。6月中旬に出場選手登録を抹消され、2軍のイースタン・リーグでもラスト2試合まで出場がなかった。
コロナ禍で2軍の情報入手がなかなか難しい。腰のコンディションが、といううわさは耳にしていた。
「腰…そうですね。本当にずっと、そこに苦しめられたっていうか。だからトレーニングの方法も変えましたし、準備の仕方も。今のところそれが順調に行っているのかなと」。
秋のフェニックス・リーグでは打席に立てるまで回復し「今は、全く気にならない状態です」と笑顔を見せる。石川と自主トレをしながら、打撃練習にも力を入れている。
大阪桐蔭から入団し、来季で12年目。ロッテでは今や角中、唐川、荻野、西野に次いで在籍年数が長い生え抜き選手になった。存在感は小さくない。
5月下旬、スタメンに抜擢されながらも守備のミスが続いた佐藤都志也捕手(23)が明かした。
「江村さんに、終わったことは仕方ない。“次、勝てるにはどうしたらいいかを考えろ”と言われました。すごく救われました」。
半年以上が過ぎて「ありましたね」と懐かしんだ。「あんまり落ち込むような子じゃないのに、珍しくすごく落ち込んでたので、大丈夫かなと思って気に掛けて。たまたまロッカーで2人だったので」。
捕手の仕事は多岐にわたる。そう簡単に切り替えられるポジションではないのは分かっている。それでも。
「僕も結構切り替えられないほうだと思うんですけど、色々ピッチャーの方が声かけてくれたり、その一言ですごく助かりますし。ほんと、何げない一言かもしれないですけど、それが、ねぇ、すごく心に響いたりとか。僕もピッチャーの人に声掛けられて救われたこと、いっぱいあったんで」。
当たり前のように、惜しまず還元していく。たった1つのポジションを巡って競争が激しくなろうとも。「負けないように。ドラ1の子も入ってくるので、ちょっと、頑張りたいと思います。守備の方っすよね、僕の生きる道なんで」と少し照れながら誓った奮闘。「来年も契約更改の会見できるように、頑張ります」。そう言って会見場を後にした背中が、なんか格好良かった。
ロッテの来季契約更改が8日、ZOZOマリンで始まった。本前郁也投手(24)ら14選手がサインした。
シーズン開幕前の3月に支配下選手登録された本前は、約60%アップとなる年俸670万円でサイン。松本球団本部長は「(チームが)しんどい時に先発して勝ったので。(開幕)5連敗で。そういうのも」と、貢献度の大きさも評価したことを示唆した。本前は開幕5連敗で迎えた4月1日の楽天戦(ZOZOマリン)でプロ初登板初先発し、勝利投手となった。また、開幕戦でリリーフ登板した土居豪人投手(21)も約48%増となる年俸650万円でサインした。
5日に日本プロ野球選手会が、ロッテに対して契約交渉に関する抗議を行ったことを発表。ロッテの多数選手から、下交渉で査定担当に「一律25%ダウンからスタートする」と説明されたと報告があり、11月26日に抗議文を送付した上で下交渉のやり直しを求めた、と発表されていた。
球団は「査定担当者の説明が不十分で一部の選手の理解を得られなかったことは真摯に受け止めており、再度、丁寧に説明を行っている状況です」としながら「球団として一律25%ダウンという方針は一切採っておりません」と否定していた。
この日の契約更改では、今季1軍出場なしまたは1試合のみの5選手が減俸となった。2年連続で1軍出場がなかった15年ドラフト1位の平沢大河内野手(23)が300万円減の年俸1500万円でサイン。減俸幅は約16.7%でこの日最大だったが、昨年の更改時よりはマイナス幅が下がっている。(金額は推定)
ロッテ古谷拓郎投手(21)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸480万円でサインした。
習志野(千葉)から18年ドラフト6位で入団。3年目の今季は石垣島キャンプ終了後から別メニューに。「キャンプインから思い通りにいかないシーズンで始まって、夏くらいまでそういう状況が続いて」。手術のリハビリを続けていた石川歩投手(33)のアドバイスも受けながら、1から作り直してきた。
阪神とのファーム日本選手権にも登板するなど、将来の先発候補として期待は大きい。高校時代の先輩、ドラフト2位の国士舘大・池田来翔内野手(21)も入団する。「プロの世界で一緒にできるのは嬉しく思いますし、負けないように活躍できればと」と巻き返しへ闘志を燃やした。
なお、2年目の昨季は先発デビューが雨で3度流れる雨男ぶりで「雨古谷(降るや)」と呼ばれ、話題になった。契約更改会見が行われたZOZOマリンの外はこの日、雨が降っていた。(金額は推定)
ロッテ中森俊介投手(19)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸720万円でサインした。
明石商(兵庫)で甲子園に3度出場し、20年ドラフト2位で入団した。1年目の今季は肉体強化、フォーム固めに専念し、NPB相手では秋のフェニックスリーグで実戦初登板。「公式戦で1試合も投げられなくて悔しかったですが、フェニックスリーグで良い感覚で投げられた部分や課題も見えて、とても充実したシーズンでした」と振り返った。
フェニックスリーグでは短いイニングながら安定して150キロ近い直球を投げ、1つ先輩の佐々木朗に続いての2年目の飛躍が期待される。「朗希さんに限らず、2年目で活躍している選手は他球団もたくさんいらっしゃいますし、自分もその波に乗って行けるように、来シーズン頑張りたいなと思います」と力強く話した。(金額は推定)
ロッテ山本大斗外野手(19)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸230万円でサインした。
育成ドラフト3位で開星(島根)から入団した今季、イースタン・リーグ開幕戦のDeNA戦(横須賀スタジアム)でいきなり初打席初球本塁打の離れ業でデビュー。5月以降は苦しむ時期もあったものの、年間で5本塁打をマークした。「球の質のすごさを感じました」という楽天涌井とも対戦を重ね、最後は安打を打つこともできた。
フェニックス・リーグでも5本塁打し、1軍秋季練習にも抜擢。井口監督らの前でパワフルな打撃を見せた。同じ右打者で2歳上の山口がプロ3年目のシーズンで9本塁打し、CSでも活躍した。「クライマックスでの本塁打も見てましたし、年も近くて、タイプも似てるので。自分も負けず嫌いなので、負けたくないなと思います」とニヤリ。2年目の支配下登録に向け、しっかり振り込んでいく。(金額は推定)
ロッテ江村直也捕手(29)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1100万円でサインした。
大阪桐蔭から入団し11年目の今季は、19試合に出場し6打数1安打。スタメンマスクも3試合任されたが、腰の痛みもあり「(治療を)優先してやらせていただきました」と再調整に。イースタン・リーグでも10月にようやく実戦復帰を果たし、フェニックス・リーグでは打席にも立った。
昨季も腰に不安があった。「本当にずっと、そこに苦しめられて。トレーニング方法や準備の仕方も変えて、今のところ順調に行っているかなと思います」。シーズン途中に加藤が加わり、ドラフト1位で松川が入団。捕手の競争が激しくなる。「ポジションが1つしかないので。負けないように」と食らいついていく。(金額は推定)
ロッテ小沼健太投手(23)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸300万円でサインした。
BC・茨城から20年育成ドラフト2位で入団して1年目の今季は、イースタン・リーグでクローザーに抜擢され、18セーブをマーク。リーグ最多セーブに輝いた。「春の教育リーグでも結構打たれて、全然できないんじゃないかと思ってはいたんですけど、そこから考えることを増やして戦った結果、セーブ王というタイトルにつながったと思うので、中身の濃い1年だったと思います」と振り返った。「このままだとすぐ終わってしまう」と危機感を覚え、1球1球をより大切にするようにした。
一方、防御率2.86ながら手痛い失点もあり、ファーム日本選手権の最終回もリードを守れず、阪神に逆転日本一を許した。「人生でああいう大舞台は初めてで、全国大会にも出たことがないので。でも、あそこで抑えないと、1軍であれ以上のプレッシャーがあると思うので、来季は1試合1試合そういう気持ちで投げていかないといけないなと思いました」と糧にした。2年目での支配下登録に向け、さらに力を蓄える。(金額は推定)
ロッテ成田翔投手(23)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸670万円でサインした。
秋田商時代に甲子園ベスト8入りの原動力となった左腕はプロ6年目の今季、6月に3試合の登板に終わったが「1年間通してのサイドスローは手応えもあり、6年間の中で1番調子が良かったと思います」と振り返った。1軍定着こそできなかったが、シュートを効果的に使い、防御率は2軍でも安定した。
オフは同じタイプのソフトバンク嘉弥真の自主トレに参加する予定。「少しでも吸収して来年チームに貢献できるような投手になれるように頑張りたいです」と1軍定着を目指す。(金額は推定)
ロッテ福田光輝内野手(24)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、70万円減の年俸810万円でサインした。
法大から入団し2年目の今季は、イースタン・リーグで開幕4番で起用された。しばらくは好調を維持したが、5月は打率1割を切るスランプに。2軍首脳陣と打撃を固め、シーズン終盤にようやく持ち直してきた。「2年間、活躍できていないので。全部変えていかないとあかんなと思います。自分の芯は崩さないように」と悔しさを口にした。
思い切りが良く、1年目のオープン戦では3本塁打した。この秋季練習では二塁に入り、守備も鍛えた。1軍の二塁には中村奨が4年連続全試合出場しており壁は高い。「来年3年目になるので。2軍で教わったものとか、自分の中で考えてやったものを、全部出せるようにしたいなと思います。来年は絶対出してやろうと思います」と闘志を燃やしていた。(金額は推定)
ロッテ植田将太捕手(23)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸420万円でサインした。
慶大時代に右肘のトミー・ジョン手術を受け、リハビリ中の段階ながら19年育成ドラフト2位で入団。ディフェンス力の高さには定評があり、東京五輪中断期間のエキシビションマッチで首脳陣にアピール。8月30日に支配下登録を勝ち取った。「支配下登録というのは達成できて、自分の中でも充実した気持ちはあります。でも1軍の試合にはまだ呼ばれていないので、まだまだ課題はたくさんあるので」と高い意識でこのオフに臨む。
ドラフトでは佐々木朗らと同期入団。同じ育成指名の左腕本前が一足先に支配下登録され「やっぱり悔しかったですし、早く自分も追いつけるようにならないといけないなと思いました」と奮起。自身の支配下登録時には本前から「俺達、雑草魂で頑張ろうぜ」と祝福されたことも明かした。(金額は推定)
ロッテ永野将司投手(28)が、12球団合同トライアウトに参加した左腕最速の148キロをマークした。
先頭のオリックス佐藤優悟をスライダーで見逃し三振。次打者の巨人山下は147キロの速球で空を切らせ、広島高橋は148キロの速球で遊ゴロに抑えた。
永野は「真っ直ぐはアピールできたと思う。真っ直ぐで空振りが取れたり、ファウルを取れたりした。アドレナリンが出て、いい感じで投げられた。今、持ってる力を出し切れたのでよかった」と振り返った。
永野は18年ドラフト6位でホンダから入団。左腕からの速球を武器に昨季は13試合でリリーフ登板も、今季は1軍戦登板なし。2軍でも8月6日のDeNA戦を最後に登板がなかった。19年3月には、公共交通機関や閉ざされた空間で不安を感じる「広場恐怖症」であることを公表していた。
ロッテ本前郁也投手(24)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、250万円増の年俸670万円でサインした。「すごい評価をしていただいたというのもありますし、期待しているというのも言っていただいたので、今はすごく嬉しい気持ちです」と笑顔を見せた。
北翔大から19年育成ドラフト1位で入団した左腕は、オープン戦などでアピールを続け、3月14日に支配下選手登録された。チームが開幕5連敗と苦しむ中、4月1日の楽天戦(ZOZOマリン)で初登板初先発。打線の大量得点もあり、嬉しいプロ初勝利でチームを救った。
ただ、白星はその1勝のみ。今季最終戦となった10月30日の日本ハム戦(ZOZOマリン)では5回を1失点にまとめたものの、被本塁打の多さなど課題は残る。「球の強さも去年以上に強くしていきたいなというのもありますし、そこから低めに集められるようにやっていければと思います」とさらなる成長を目指す。オフは昨年に続き、ソフトバンク和田らの自主トレに参加する予定を明かした。(金額は推定)
ロッテ土居豪人投手(21)が8日、来季の契約更改交渉を行い、210万円増の年俸650万円でサインした。初の年俸アップに「自分がしっかり1軍に上がって(年俸が)上がったことなので、嬉しいです」と笑顔を見せた。
松山聖陵(愛媛)から入団し3年目の今季は、オープン戦で好調を続け“土居魔神”とも呼ばれた。ソフトバンクとの開幕戦(ペイペイドーム)でプロ初登板。「思っていたより早く1軍で登板できたかなと思います」。防御率7.53と数字は大きくなったが、登板した14試合のうち8試合は無失点に抑えるなど、大器の片鱗を見せた。
地元愛媛で行われたフレッシュオールスターにも出場し、来季はさらなる飛躍を期す。「先頭に四球を出して、自分が困って、腕が振れなくて甘いコースにいって打たれたりがあったと思う」と課題も見えた1年だった。秋季練習で伸び切っていた髪を少し整え「ただ単に気分転換で」と黄色系のメッシュを入れていた。(金額は推定)
ロッテ石崎剛投手(31)が、今年誕生した愛娘にマウンドでの父の姿を届けた。
「今年、娘が生まれまして、初めて、野球を見せるチャンスでもあったので、思い切って投げることができたと思います」。
最速145キロをマークし、代名詞の「石直球」を軸に打者3人を無安打に抑えた。
登板を終え「自分の課題はフォアボールだったんですけど、最後の打者も3−2からショートゴロに抑えられて、ホッとしています。持ち味は真っ直ぐなんですけど、あまりスピードガンで球速は出てなかったんですけど、その中でもファウルが取れてたんで、良かったのかなと思います」と振り返った。
ロッテ土肥(どひ)星也投手(26)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、50万円減の年俸1050万円でサインした。
今季の1軍登板は1試合のみ。9月23日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で予告先発の佐々木朗が腰の張りで緊急回避し、土肥が急きょ先発マウンドに上がった。「冷静に行こうと思ったんですが、不安が勝ってしまいました」。柳田から2球続けて空振りを奪ってストライク先行で進めたが、勝負球をバックスクリーンに運ばれた。2回6安打3失点で降板。「今年は自分の球を投げられず終わった感じです」と振り返った。
大阪ガスから入団した先発左腕候補も、6年目の来季は勝負の1年になる。「もっと筋力をつけて。平均で(球速を)2〜3キロ上げられるように」と意気込む。オフは2年続けてソフトバンク和田の自主トレに同行する予定だ。(金額は推定)
ロッテ西巻賢二内野手(22)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、80万円減の年俸720万円でサインした。
楽天退団後にロッテに入団し2年目の今季は、1軍出場ゼロに終わった。イースタン・リーグでは平沢、福田光に続くチーム3番目の打席数で、16盗塁をマークした。「去年のオフに走ることをテーマにスピードアップを求めて、盗塁が増えて。後半戦は試合での成功率やスタートを切るタイミングでもいいものをつかんで終われた感じです」と振り返った。
仙台育英(宮城)時代には甲子園でも活躍した。終盤は1番打者で起用されることも多く、着実に力をつけている。「つかんだものを、1軍でできたら強みになると思うので」と来季の飛躍を目指す。(金額は推定)
ロッテの来季契約更改が8日、ZOZOマリンでスタートした。平沢大河内野手(23)は300万円減の年俸1500万円でサインした。
今季はオープン戦終盤まで1軍でアピールを続けたものの、開幕1軍入りはならず、シーズン最後まで1軍昇格もなかった。
イースタン・リーグではチーム最多の380打席に立ち、打率は2割3分3厘。「今年ずっと試合に出させてもらって、ファームですけど1年間出る体力がついたなと思いますし、後半戦はだいぶいいバッティングやプレーができたなと思って、来年に向けていければ」と振り返った。遊撃を中心に二塁や三塁、外野も守ったが、19失策がやや目立った。
仙台育英(宮城)で夏の甲子園準優勝を果たし、競合の末、15年ドラフト1位で入団したスター候補も、3年連続減俸と苦しい状況になっている。来季はプロ7年目。「まずはヒットを多く打っていける技術を身につけたいなと思います」と取り組んでいく。(金額は推定)
ロッテ茶谷健太内野手(23)が8日、来季の契約更改交渉に臨み、50万円減の年俸550万円でサインした。
今季は2月1日の石垣島キャンプ初日の走塁練習中に右太もも裏を肉離れし、イースタン・リーグ復帰は7月10日。2軍での今季初スタメンは8月18日と苦しい1年になった。「キャンプ初日にやるのは正直、周りから見ても良くないと思うので、何もしてきてないと思われても仕方ないのかなと思いながらリハビリをやっていました」と苦しい胸中を明かし、「最初を大事に意識していきながらやっていきたいと思います」と来季を見据えた。
ソフトバンクを退団後、ロッテに入団してから3年目を終えた。昨季は遊撃の守備固めなどで31試合に出場も、再び信頼を取り戻さねばいけない立場に。9月以降は安打を量産したが「特に打撃を1番、レベルアップできるように」と課題に挙げた。(金額は推定)
ロッテ・中森俊介投手(19)が8日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の720万円でサインした。明石商高(兵庫)時代に甲子園で活躍した最速151キロ右腕。1、2軍戦通じて公式戦未登板だったが、10月のフェニックスリーグで登板し「自分の中でいい感覚で投げられた部分と、課題も見つかったので内容の濃い充実したシーズンだったと思います」とプロ1年目を振り返った。
高校時代のチームメート、オリックス・来田が今季1軍戦でプロ初打席で初球本塁打。「すごいとしか言いようがないですし、自分がその中で投げられていない。あせりもあるんですけど、いい意味でポジティブに考えるようにしてトレーニングに励みました」と発奮材料にかえ、来季の1軍デビューとプロ初勝利を目標に掲げた。
ロッテは午後の契約交渉で成田が現状維持670万円、育成選手の小沼が現状維持300万円、江村が現状維持1100万円、育成選手の山本大斗が現状維持230万円、古谷が現状維持480万円で更改した。
ロッテ・本前郁也投手(24)が千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、250万円増の670万円で更改した(金額は推定)。
北翔大から2020年育成ドラフト1位で入団。2年目の今季、開幕直前の3月に支配下選手登録され、8試合に登板して1勝2敗、防御率4.78。4月1日の楽天戦(ZOZOマリン)でプロ初登板初先発初勝利を挙げた。同日は開幕5連敗で迎え、チームに今季初勝利をもたらした。
本前は「すごい評価していただいたというのもありますし、期待もしていただいて。すごい嬉しいです。収穫の多い1年でした」と話した。
ロッテは午前中の契約交渉で、平沢が300万減の1500万円、茶谷が50万減の550万円、西巻が80万円減の720万円、土肥が50万円減の1050万円、福田光が70万円減の810万円、土居が210万円増の650万円、植田が現状維持の420万円で更改した。
ロッテ・平沢大河内野手(23)が8日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万円減の1500万でサインした。ロッテは8日から契約更改をスタート。平沢は昨年オフに右肘を手術した影響で2020年、21年と2年続けて1軍戦未出場。年俸は3年連続ダウンとなった。
仙台育英高(宮城)のショートとして、2015年の夏の甲子園で準優勝。ドラフト1位で入団平沢は「1軍に出て、結果を出せるように頑張りたい」と7年目の来季に浮上を目指す。
オフは打力強化の一環としてウエートトレを重点的に行う予定で、現在の81キロから「2、3キロ多めに」。本職はショートだが「ショートだけというこだわりはない」と二塁、三塁でのプレーにも積極的な姿勢をみせた。(金額は推定)
ロッテが育成4年目の森遼大朗投手(22)を来季から支配下登録する方針であることが8日、分かった。
森は17年育成ドラフト2位で入団した右腕。今季はイースタン・リーグで10勝を挙げ最多勝を獲得した。直球は最速147キロだが、制球よくコーナーを突きながらスライダー、フォークなどを交えて凡打を築く総合力の高さが武器。阪神とのファーム日本選手権にも先発し、7回無失点と好投した。来季は高卒5年目となり、大卒ルーキーと同学年。関係者は「仮に今秋のドラフト対象だったら、1位で消えている」と評価する逸材で、支配下登録即ブレークに期待がかかる。
都城商時代は甲子園出場はないが、1学年上の都城・山本由伸(オリックス)と投げ合った経験もある。CS敗退後、ZOZOマリンで行われた秋季練習に1軍メンバーとして参加していた。球団は今秋のドラフトでは1位で市和歌山の捕手・松川、2位で国士舘大の強打の二塁手・池田と野手を上位指名。その裏には森の存在があったことも大きかった。
今季までロッテでプレーした左腕・永野は、前オリックス・佐藤優、前巨人・山下を連続三振に仕留めるなど安打は許さず、最速148キロ。今年初めに痛めた左肩も現在は不安はなく「打者がいるとアドレナリンが出て、いい感じに投げられた」。
19年3月に公表した不安障害の1つである「広場恐怖症」と闘う28歳は「社会人とNPBを希望して待ちたい」と現役続行を望んだ。
ロッテの1年目右腕・中森俊介投手(19)が現状維持の年俸720万円で契約更改した。
「公式戦で1試合も投げられなかったののは悔しかった」。
昨年ドラフト2位で兵庫・明石商から入団。高3時は春夏甲子園でチームを4強入りに導いた。1年目の今季は体力づくりに専念し、2軍でも登板はなかった。
秋のフェニックスリーグでは初めてNPB球団を相手に実戦登板し、井口監督も「いいですね」と絶賛していたという。1年先輩の佐々木朗も2年目の今季にプロ初勝利を挙げるなどローテ入りした。中森も「朗希さんに限らず、2年目に活躍される方は多い。自分も波に乗れるように頑張りたい」と前を向いた。
戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウトが8日、開催され、ロッテから戦力外通告を受けた左腕、永野将司投手(28)が現役続行を目指して挑んだ。
佐藤優悟(オリックス)、山下航汰(巨人)を連続で見逃し三振に仕留めると、高橋大樹(広島)遊ゴロに斬った。最速は148キロで低めに決まる直球で猛アピールした。
17年ドラフト6位でロッテに入団。1軍では22試合0勝1敗、防御率4.30で今オフに戦力外通告された。
永野は19年3月に不安障害の1つである「広場恐怖症」であることを公表。自ら報道陣の前で「吉井投手コーチや川越投手コーチのご理解もいただいている。しっかり治療していきたい」と明かしていた。
飛行機や新幹線など長時間の移動の際に不安に襲われ、動悸などを引き起こす症状で、大学(九州国際大)時代から長距離の移動の際には新幹線でも各駅停車を利用するなどしてきたという。社会人のHonda時代に広場恐怖症であることを診断された。ロッテ入団の際は球団と話し合い、現状で無理のない方法で移動するなどしてきた。同年2月の沖縄・石垣島キャンプは空港まで行ったが、参加は断念していた。
ロッテの本前郁也投手(24)が250万円増の670万円でサインした。
「評価いただいた。スタートはよかったが、その後落ちてしまった。1軍と2軍の差を感じたが、収穫の多い1年だった」。
今季開幕前に育成から支配下登録を勝ち取り、4月1日の楽天戦(ZOZOマリン)ではプロ初登板初勝利を飾った。今季は8試合の登板で、その1勝(2敗)に終わったが、貴重な先発左腕として期待される。
オフの自主トレは2年連続でソフトバンク和田に師事する。来季の楽しみは大ファンだった新庄剛志氏が監督就任した日本ハムとの対戦。北海道出身で、現役時代の天井からの登場も札幌ドームのスタンドで生観戦したという本前は「間近で見たので。(札幌)勝ってないので勝てるように頑張りたい」と誓った。
戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウトが8日、開催された。元ロッテ、阪神の高野圭佑投手(29、台湾・中信兄弟)がNPB復帰を目指して受験した。
黄色いユニホームがひときわ目立つ中、打者3人に対し、武田健吾(中日)に右前打されたが、中村和希(元楽天)、フェルナンド(元楽天)をともに右飛に仕留めた。最速は145キロをマークした。
「自分の中で目指していたボールをある程度表現できた。台湾でプレーしていたんですけど帰国から2週間隔離期間があって。練習場所も見つからない中、色んな人が助けてくれて練習場所を提供してくれた。そのおかげでここに立てている。感謝の気持ちで投げました」と振り返った。
妻、子供、両親も球場で見守り「僕の武器であるフォークを見せられたのはよかったかなと思いました。1年間海外でプレーしてきましたけど、1日たりともNPBを忘れたことはない。絶対どこかのチームに入って投げて、活躍したいという気持ちでここまで来ました」と熱意を口にした。
台湾から帰国後はコロナ禍による隔離期間があったため「自宅から出られなくて、部屋の中でできるトレーニングだけやっていた。チューブや体幹トレーニングとか。器具もないので、ペットボトルを袋に詰めてトレーニングしていました。外で走ったりできないので、ベランダでステップ踏んだりとかしかできなかった」と限られた環境の中で準備したという。
台湾では「スプリットを磨いてきた。全部空振りしてくれた。磨いたスプリットで空振りとれたし、球速も向こうで150でずっと出ていた。隔離での調整の難しさはありましたが。1軍でプレーしていた武田君から空振りとれたので、そこがアピールになればいいなと思います。NPB12球団への復帰を目指して、1日も気持ち切れることなく過ごしていたので、ここに立てて良かった」と振り返った。
台湾でプレーして「ほんまに視野が広がった。投手コーチは米国人、王ケンミンさんとか野球の話をずっと話したり、フォークの使い方とか深い話をして。今年すごく有意義に過ごせた」と充実の表情。「環境があることは素晴らしいこと。帰国後でも自分で朝6時から公園に行って、ネット立てて邪魔にならないようにやったりして。皆さんが見てくれる場所で投げられるのは本当に感謝してマウンドに上がりました」と万感の思いを口にした。
高野は15年ドラフト7位でロッテに入団し、19年に阪神にトレード移籍。1軍通算は45試合に登板して2勝0敗、防御率6.62だった。20年オフに戦力外通告を受け、トライアウトにも参加したがNPBからは声がかからず。それでもNPB復帰を目指し、今年4月には台湾プロ野球・中信兄弟でプレーした。
ロッテの契約更改が8日に始まり、6年目の平沢大河内野手(23)は300万円減の年俸1500万円でサインした。(金額は推定)
20年10月に右肘を手術。今季はエチェバリアの加入もあり、2年連続1軍出場なしに終わった。
「まずは1軍に出て結果を残したい。ずっと福浦(2軍ヘッド兼打撃コーチ)さんと2軍でやっていて足の使い方とか取り組んできた。1番は打撃。打てないと1軍で使ってもらえない」。
2軍では100試合に出場し、打率.233、8本塁打、出塁率は.362だった。
ロッテの中森俊介投手が8日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の720万円でサインした。
兵庫・明石商高から2020年ドラフト2位で入団。今季が1年目だった右腕は体力作りに重点を置き、レギュラーシーズンの実戦登板は1、2軍戦ともになかった。「公式戦で1試合も投げられなかったのは悔しいです」と話し、2年目の来季に向けて「まず2軍で登板数、イニング数を増やして初勝利を挙げらるようにしたい」とプロ初勝利を誓った。
岩手・大船渡高から2019年ドラフト1位で入団した1年先輩の佐々木朗もルーキー時代に2軍で鍛えて、2年目の今季にプロ初勝利を挙げてローテ入りするなどブレイク。「朗希さんに限らず、2年目に活躍される方は多い。波に乗っていきたいです」と言葉に力を込めた。
ロッテの本前郁也投手が8日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、250万円増の670万円でサインした。
プロ2年目の今季は3月14日に支配下契約を結び、4月1日の楽天戦でプロ初先発して5回4失点で初勝利を挙げるなど、飛躍のシーズンとなった。
札幌市生まれの本前は日本ハムファンで、06年に現役選手だった新庄監督が札幌Dの天井から「空中ブランコ」で登場した際は客席から見ていたという。10月9日の札幌Dでの日本ハム戦では黒星を喫して、同球場では未勝利だけに「勝てるように頑張ります」とハムキラーに名乗りを挙げた。
ロッテの土居豪人投手が8日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、210万円増の650万円でサインした。
プロ3年目の今季は開幕1軍入りを果たし、開幕戦の3月26日のソフトバンク戦でプロ初登板。14試合に登板し0勝0敗、防御率7.53だった。「自分がしっかり1軍に上がって(年俸も)上がって嬉しいです」と素直に喜んだ。
今季の経験を踏まえて「まだまだコントロールが足りない」と分析。「来年はずっと1軍にいられるように頑張ります」と気持ちを新たにした。
ロッテの契約更改交渉が8日、千葉市内の球団事務所でスタートした。平沢大河内野手は300万円ダウンの推定1500万円でサインした。
プロ6年目の今季は昨季から2年続けて1軍出場はなかったが「秋のキャンプでも状態は良かった。来年につなげていけたらいいです」と前向き。「ショートだけというこだわりはありません。どこでもいける準備はしておこうと思います」とポジションに固執せずに、定位置獲得への強い意思を示した。
ロッテを巡っては5日、プロ野球選手会から今季の契約更改交渉を一律25%ダウンから始めると選手に説明しているとして、抗議文を送付された。選手会によると、10人以上の選手から、下交渉で査定担当者から「一律で25%ダウンからスタートする」と説明を受けたと報告があったという。
球団は6日に「一律25%ダウンという方針は一切とっていない。査定担当者の説明が不十分で一部の選手の理解を得られなかったことは真摯に受け止め、選手には納得してもらった上で契約更改を行います」などとコメントを発表した。
ロッテの本前郁也投手(24)が8日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、250万増の670万円でサイン。北海道札幌市出身の左腕は新庄ビッグボスの前で日本ハム戦初勝利を挙げる目標を掲げた。(金額は推定)
衝撃の告白をした。06年6月6日、札幌ドームでの阪神戦。当時、小学生の本前は天井から舞い降りてきた新庄劇場を生観戦していたという。「レフトスタンドで見ていたんですけど『ああ、あそこから来た!』みたいな感じでした。大ファンでした」と当時を懐かしそうに振り返った。
3月に支配下登録され、4月1日楽天戦ではプロ初勝利を挙げた本前。憧れの存在だからこそ、ビッグボスに認めさせたい思いがある。「日本ハム戦はまだ勝てていないし、勝てるように頑張りたい」と意気込んだ。
昇給を勝ち取り「すごい評価をしていただいた。期待されていると言っていただいてうれしい気持ち」と発奮。来季は貴重な左腕としてローテ定着が目標。札幌ドームでも存在感を示す。
ロッテ・中森が8日、契約更改交渉に臨み、現状維持の720万円で更改した。(金額は推定)
1年目の今季はフェニックス・リーグでプロ初登板を果たしたが、明石商の同級生、オリックス・来田は1軍で活躍。「すごく刺激になりました。来年は2軍での登板数を増やして1軍でプロ初勝利を挙げられるように頑張りたい」と決意を込めた。
ロッテの契約更改交渉が8日、ZOZOマリンスタジアム内で行われ、大幅ダウン提示を受けた選手はおらず、この日、行った14選手、全選手が更改し、保留者はいなかった。(金額は推定)
今季、支配下に上がり、プロ初勝利を挙げた本前は250万増の670万円で更改。「すごい評価をしていただいた」と喜んだ。中継ぎとして14試合に登板した土居は0勝0敗、防御率7.53の成績ながら、来季への期待値も込められ210万円増の650万円でサイン。「1軍に上がって(年俸が)上がったことなので嬉しいです」と納得していた。
この日は中森、古谷ら1軍試合出場のない選手も現状維持で更改した。
5日には下交渉で査定担当から「一律25%減からスタートする」と説明されたことに対して選手会による抗議文が提出されたが、球団は「査定担当者の説明が不十分で、一部の選手の理解を得られかったことは真摯に受け止めており再度、丁寧に説明を行っている状況です」とコメントしている。
ロッテの中森俊介投手が8日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の720万円で更改した。
1年目の今季はコンディションが整わず、ファームでの実戦登板はなかったが、10月のフェニックスリーグでの登板を果たした。「(球団から)フェニックスでもいい感じでいい感覚で投げられて『来シーズン、期待してるぞ』と声をかけてもらったので、自分も期待以上に応えられるように頑張りたい」と決意を新たにした。
今季は明石商時代のチームメート、オリックス来田が1軍初出場。プロ初ホームランを記録し「すごく刺激になりました。初打席で初球、ホームラン、もうすごいとしかいいようがないですし、自分も投げられていない焦りはあったんですけど、いい意味でポジティブに考えるようにしてトレーニングに励んでいました」。同級生の活躍に負けずに来季の飛躍を目指す。(金額は推定)
ロッテの福田光輝内野手が8日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、70万減の810万円で更改した。(金額は推定)
ルーキーイヤーの昨年は20試合に出場も2年目の今季は1軍出場はなしに終わった。「1軍で結果を残すのが、全てだと思うので、そこができなかった悔しさはある。来年3年目は、(結果を)絶対出してやろうと思う」。
2軍では101試合に出場し打率.246、2本塁打、31打点。「初球から振るだったり、強く振ることは自分の持ち味なので、そこは消さずにやっていきたい」とぶれずに、オフも磨いていく覚悟だ。
ロッテの育成選手・小沼健太投手が8日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の300万円でサイン。(金額は推定)BCリーグ茨城時代、阪神・宜野座キャンプでアルバイトをしていた右腕は来季、支配下を勝ち取り、阪神戦登板を目標に掲げた。
今季は2軍の抑えを務め、18セーブを挙げ、セーブ王を獲得。今季について「教育リーグでは独立リーグでの考え方で投げていたが、1人1人の打者、1球1球に気持ちを込めて投げていった」と振り返った。
阪神とのファーム選手権ではセーブシチュエーションで打たれ、日本一を逃した悔しさもある。来季は「支配下登録を第一に考えて」と目標を明かし阪神戦で抑えることも目標に掲げる。「ファームでの日本選手権では打たれているのでリベンジしたい」と意気込んだ。
ロッテの本前郁也投手が8日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み250万アップの670万円で更改した。(金額は推定)
今季は3月に支配下登録され、4月1日の楽天戦でプロ初勝利を挙げた。8試合に登板し1勝2敗、防御率4.78。増額を勝ち取り「すごい評価をさせていただいた。最後に期待させていただているという言葉もいただけて、頑張りたい」と意気込んだ。
北海道札幌市出身で幼少時代は日本ハムファン。06年6月、札幌ドームでの新庄が天井からグラウンドに舞い降りた試合を生で観戦していたという本前は「小学生の時に新庄さんが降りてきた試合を間近で見てたので、『あっ上から』と」と驚いたという。
「日本ハム戦にプロでまだ勝ててないので頑張りたい」と日本ハムキラーになると意気込んだ。
ロッテの平沢大河内野手が8日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉を行い、300万減の1500万円でサインした。(金額は推定)
昨年オフにした右肘の手術から復活を果たしたが、2年連続で1軍出場機会はなし。ファームでは100試合に出場し、打率.233、8本塁打、45打点。来季は1軍出場機会を目標に「セカンド、ショートだけというこだわりはない。どこでもいける準備はできるように」と意気込んだ。
2軍では同じ内野手として鳥谷とノックを受ける機会も多く、鳥谷と過ごした時間を来季につなげると意気込む。
「鳥谷さんはもう、朝、早くからきて、僕が球場にいったときはウエートとかしていたりとか、いつからいるんだろうという感じだった」と感心。
「準備はすごいする人なんだなと思いましたし、一緒にノックとか受ける時間があったんですけど、僕がゼエゼエ言ってる中でも鳥谷さんは全然、きつくなさそうだった。技術よりもまずは体力がないと1年間もそうですし、10何年もショートで守れないと感じました」と実感していた。
「こんなに投げられると思っていなかった。34試合投げられたこと、疲れはあったんですけど、充実した1年間になったと思います」。
ロッテの育成・小沼健太はプロ1年目をこう振り返った。今季は開幕からファームで抑えを任され、イースタン・リーグ最多の18セーブをマーク。前半戦を終えたときのオンライン取材で「去年も(茨城で)抑えをやっていましたが、チームも勝っていなくて、ちゃんとした抑えをやったことがない」と話していたが、シーズン最後まで抑えを全うした。
小沼は「その後(後半戦)も、ちょっと崩れてはいたんですけど、最後まで投げきることができたので、そこはよかったかなと思います」と自己評価。
素晴らしかったのが、4月24日の西武戦、3−3の9回に綱島龍生に適時打を浴びサヨナラ負けを喫したのを最後に、1度も負けなかったこと。セーブ機会は全て成功させた。
「最後の方になって(記録は)気づいたのですが、そこに対してのプレッシャーはなく、結果終わってみればそういう感じだったので、よかったのかなと思います」。
ただ、10月9日に行われた阪神とのファーム選手権では、2−0の9回に登板するも、3点を失い敗戦投手となった。「今まで通りにいけるだろうと思っていたのですが、緊張感があった。大舞台が人生では初めてなので、気づいたら3点取られていたなと感じました」と振り返った。
フェニックス・リーグでは、10月28日の日本ハム戦で先発し4イニングを投げるなど、シーズン中よりも長いイニングを投げるケースが多かった。
シーズン中は基本的に短いイニングでの登板が多かった関係で、最も長いイニングでも7月13日の西武戦の2イニング。首脳陣も小沼にイニング跨ぎや先発の練習もさせたいという狙いがあったようだ。
「2年前は先発で1シーズン戦い抜いたんですけど、1回抑えとか1イニングを経験すると、体的にはきついなと思いますね。3イニングで精一杯かなとフェニックスで感じました」と、その難しさを口にした。
11月14日から25日までZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習では、佐々木千隼、小島和哉、岩下大輝といった1軍で活躍した選手達と汗を流した。秋季練習の期間中、小沼は「2軍の秋季練習中に投球フォームなど試行錯誤していた部分を、小野コーチ、大隣コーチと話し合って練習していた。そこの部分を自分なりにさらに練習していったという感じです」と、課題克服に励んだ。
今季の小沼の投球を見ていると、34試合・34回2/3を投げて、与四球は10個、奪三振も20個と与四球は少ないが、奪三振も少なかった。
「今までも三振が取れる方ではなかった。結果的に三振も少なく、四球も少ないんですけど、1軍に上がるためには三振数というのを、防御率以上に僕自身大切にしないといけないと思っています」。“三振”にこだわっていく考えを示した。
「真っ直ぐは1番自信をもてるようになったんですけど、変化球に関してはどれも精度不足というか、完璧ではない」。
変化球を磨くことが奪三振数アップにつながっていくのか−。
「真っ直ぐだけだと、どうしても無理だと思う。カットボールは安定して投げることができるので、フォークとカーブをしっかり磨いていこうと思います」。
もちろんこのオフは、「技術的には、変化球の精度を1番大事にしている」と、変化球のレベルアップを目指す。それに加えて「体は大きくなったんですけど、まだまだ大きくならないといけない。しっかり筋力アップしていきたいと思います」と筋力トレーニングもしっかりとやっていくつもりだ。
来年、今年以上に“充実”したシーズンを送るためにも、シーズンオフの過ごし方が非常に重要になってくる。「ここまでオフシーズンもしっかり休むことなくできている。そこを継続しながらやっていきたいと思います」。来年2月1日にレベルアップした姿を首脳陣に見せるために、このオフは目的意識を持ってトレーニングを積んでいく。