わたしはかもめ2021年鴎の便り(12月)

便

12月12日

開幕戦代打弾のロッテ吉田裕太、実は「ヒロミナイト」の歓喜直前に…[ニッカン]

ロッテ吉田裕太捕手(30)は4月23日に出場選手登録を抹消され、今季はそのまま1、2軍とも試合出場がなかった。

戦線離脱した理由は、生中継を見ていないと分からなかった。4月21日の日本ハム戦(ZOZOマリン)でケガをしていた。

「ヒロミがファイターズの杉浦からサヨナラホームランを打った時の、僕が前の打者だったんですけど。その時のスライダーをファウルにしたんですけど。元々痛くなかったんですけど、それです。その1スイングで痛めて」。

遠目に異変は感じられなかったが、映像を再度見返すと、初球のスライダーへのタイミングが早く、ファウル後に表情を少ししかめていた。「バキッて感じになって。痛いんですけど、その打席は必死に」。さらに2球粘って、最後は低めのスライダーを豪快に振り、センターフライに倒れた。直後、岡大海外野手(30)が逆転サヨナラ本塁打を放ち、吉田も歓喜の輪に加わった。“ヒロミナイト”と呼ばれた夜が今年、最後の試合になった。

ヤクルト内川の自主トレに参加し、学び、打撃が固まりつつあった。「今までにない感じがありました」と好調なオープン戦をそのままに、3月26日のソフトバンクとの開幕戦(ペイペイドーム)では9回2死、相手守護神の森から代打本塁打を放ち、首脳陣の期待に応えた。

状況は戻らない。7月10日、左手関節の三角繊維軟骨損傷への関節鏡下縫合手術を受けた。競技再開は5ヶ月後とされ、いわゆる「今季絶望」となった。

「つらかったですね。つらかったですけど…」。

そう言って、続けた。

「このケガで来年もっと活躍できるようにレベルアップできればと思って日々やってたので、なんだろう、ネガティブな感じはあまりなかったですね」。

秋になると、井上晴哉内野手(32)も左右が違うだけで同じケガに見舞われた。「来年は絶対に2人で頑張ろう」。井上からそんな声も掛けられながら、次のシーズンへ備えてきた。

手術から5ヶ月が過ぎ「守備は100%できて、打撃は素振りとティー程度ですかね。12月中にしっかりマシン打撃ができればと、トレーナーさんと相談しています」との段階だ。開幕戦弾を放ったような勝負強い右打者を、チームは求めている。

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ロッテ井口監督が「ず〜〜〜〜っと」待つ背番号6後継者、候補はあの選手?[ニッカン]

ロッテ井口資仁監督(47)が12日、背番号6の後継者出現を熱望した。メジャー生活を終えてロッテに入団した09年から、17年オフに現役引退し、そのまま監督に就任。現在に至るまで「6」を付けている。その背中に今は深いこだわりがないことを明かした。

「誰か6番を取りに来てくれないかなとず〜〜〜〜っと待ってるんですけど、なかなか取りに来てくれる選手がいないんで」。

珍しく声色を変えてまで「ず〜〜〜〜っと」と強調した。「いつでも変える準備はできてるんですけど『取りに来いよ』と言った選手がなかなか頑張ってこないんで」。今シーズン中に藤原恭大外野手(21)に背番号1への変更を提案していた指揮官は、6の後継者についても長らく思案してきた。

取りに来い−。そう伝えた相手が1人いるという。誰なのか。「言わなくても分かるでしょ」と笑うにとどめた。「ず〜〜〜〜っと」から推測すると、背番号13の平沢大河内野手(23)の可能性が高い。仙台育英(宮城)時代に甲子園で活躍し、遊撃レギュラー候補として15年ドラフト1位で入団したが、この2年間はケガの影響もあって1軍出場なし。来季はもう7年目。目の色を変えて秋季練習に励む姿があった。

6だけではない。福浦和也2軍ヘッド兼打撃コーチ(45)が現役時代に付けた「9」も2年間、空き番号のままで終わった。井口監督は「6番、9番が空いてますからね。もれなく取れるように、頑張って欲しいなと思っています」と若手野手達の奮起を願う。

投手陣でも2年続けて活躍した小島和哉投手(25)が来季から「14」を背負う。「頑張れば自分の欲しい番号が取れるということ」と指揮官。35番の鈴木昭汰投手(23)に46番の岩下大輝投手(25)、さらに58番の河村説人投手(24)らも再来年以降に背中を軽くするチャンスはある。突き上げがチームを強くする。

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ロッテ井口監督が母校で地元小学生86人に野球教室「とても楽しい時間」[ニッカン]

ロッテ井口資仁監督(47)が12日、地元の東京・西東京市で野球教室を行い、小学生86人が参加した。

井口監督は球団を通じ「今日は母校の中学校のグラウンドをお借りして、野球教室を行いました。地元の子供達と触れ合うことができて良かったです。子供達のレベルアップのサポートになれたのであれば幸いです。短い時間でしたが、とても楽しい時間となりました」とコメントを寄せた。

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ロッテ・井口監督の背番号「6」を平沢へ!?「いつでも変える準備ができている」[サンスポ]

ロッテ・井口資仁監督(47)が12日、自身の背番号「6」を選手に譲る考えを明かし、候補の平沢大河内野手(23)に奮起を促した。

ロッテ入りした2009年から14年間(選手9年、監督4年)つけている6番。「取りに来いよ≠チていった選手が(1軍に)浮かんでこない。(伝えたのは)1人だけ。いわなくても分かるでしょう」と個人名こそ出さなかったが、平沢の台頭を待ちわびた。

平沢は仙台育英高時代に遊撃手として「6」をつけ、15年夏の甲子園で準優勝。16年にドラフト1位で入団した。だが、今季まで2年連続で1軍戦出場なしに終わり、年俸は3年連続でダウン。8日に300万円減の1500万円で更改した。

井口監督はこの日、西東京市内で野球教室に参加。「僕はいつでも変える準備ができている」と台頭を待ちわびている。来季で7年目を迎える遊撃手は、「1軍に出て、結果を出せるように頑張りたい」と誓った。

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ロッテ・井口監督が野球教室を開催[サンスポ]

ロッテ・井口資仁監督(47)が12日、西東京市内で野球教室を開催し、小学生86人に指導した。井口監督は「今日は母校の中学校のグラウンドをお借りして野球教室を行いました。地元の子供達と触れ合うことができてよかったです。子供達のレベルアップのサポートになれたのであれば幸いです。短い時間でしたが、とても楽しい時間となりました」とコメントした。

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ロッテ・井口監督、自身の背番「6」争奪戦熱望、平沢&小川ら若手台頭に期待[スポニチ]

ロッテ・井口監督が、地元の西東京市内で小学生を対象に野球教室を行い、自身がつける背番「6」の争奪戦を熱望した。来季から藤原が「2」から「1」に変更されるが、「僕も誰かが6番を奪いに来てくれるとずっと待っているが、なかなかいない。9番も空いている」と、「ポスト井口」「ポスト福浦」の出現を願った。

背番1をつける日本ハム・新庄監督も「スター候補を育てて、1番をつけて欲しいと思っている」との考え。同じように井口監督も「僕はいつでも替える準備はできているが“獲りに来いよ”と言った選手が来ない。まあ、言わなくても誰か分かるでしょう!」と訴えた。将来の遊撃のレギュラーと期待される平沢、西武・源田を目標とする小川ら、若手の台頭に期待した。

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ロッテ井口監督、地元・西東京市で野球教室「子供達のレベルアップに!楽しい時間となりました」[スポニチ]

ロッテ・井口資仁監督が12日、西東京市内で野球教室を行い、小学生86人を対象に丁寧な指導を行った。

井口監督
「今日は母校の中学校のグラウンドをお借りして野球教室を行いました。地元の子供達と触れ合うことができて良かったです。子供達のレベルアップのサポートになれたのであれば幸いです。短い時間でしたが、とても楽しい時間となりました。」

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井口資仁監督が西東京市内で野球教室[報知]

ロッテの井口資仁監督が12日、西東京市内で野球教室を行った。

小学生86人が参加し、井口監督は「今日は母校の中学校のグラウンドをお借りして野球教室を行いました。地元の子供達と触れ合うことができて良かったです。子供達のレベルアップのサポートになれたのであれば幸いです。短い時間でしたが、とても楽しい時間となりました」とコメントした。

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ロッテ・井口監督、背番号「6」譲ってもいい、活躍次第で「変える準備はできている」[デイリー]

ロッテ・井口資仁監督が12日、出身地の東京・西東京市で小学生を対象にした野球教室を開催。「子供達と触れ合うことができてよかったです。とても楽しい時間となりました」と振り返った。

今オフは10勝を挙げた小島が背番号14へと変更。自身がつけている背番号6についても「僕はいつでも変える準備はできている」と活躍次第では選手に譲る可能性を示した。

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ロッテ・井口監督が地元・西東京市で野球教室「子供達と触れ合うことができて良かった」[デイリー]

ロッテの井口資仁監督が12日、出身地の西東京市内で野球教室を行った。

晴天のもとで小学生86人が参加。井口監督は「今日は母校の中学校のグラウンドをお借りして野球教室を行いました。地元の子供達と触れ合うことができて良かったです。子供達のレベルアップのサポートになれたのであれば幸いです。短い時間でしたが、とても楽しい時間となりました」と有意義な時間を喜んだ。

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ロッテの育成新人4選手、技術を磨き支配下選手を掴み取れ![BASEBALL KING]

◇今年は育成として4人が入団

ロッテは今年のドラフト会議で育成選手を4人指名した。本指名された選手達に比べると、現時点では注目度が低い。それはドラフト会議までの評価だ。入団したときは確かに育成選手かもしれないが、ここからチームに欠かせない選手になる可能性を全員が秘めている。

ロッテでいえば、岡田幸文(現楽天コーチ)が広い守備範囲を武器に2年連続ゴールデングラブ賞を受賞し、西野勇士も3年連続で20セーブ以上をマークした。近年でいえば、和田康士朗がその1人に当てはまる。

和田は3年目に支配下選手となったが、育成選手時代、ファームでは盗塁の際のスタート、構えをよくするために成功と失敗を繰り返した。支配下選手になるために必要なことについて当時、和田は「守備、走塁をしっかりしないと支配下になれないと思う。バッティングよりは守備、走塁を100%、ミスなしでできること。100%目指してやっていきたい」(19年3月2日取材)、「1番は盗塁の成功率を上げなくちゃいけない。体重ももちろんそうですけど、1番は盗塁の技術をあげていきたい」(19年10月2日取材)と、自身の武器を磨き続けた。もちろん、打撃も打ちにいくときに猫背になってしまう癖を福浦コーチから指摘され、打席内で猫背にならないように意識した。

3年目を迎えた20年1月の自主トレでは「足が鍵になると思うので、バッティングよりは足のトレーニングを増やしたりしています」と黙々と走塁練習を繰り返し、同年の練習試合、オープン戦で結果を残して開幕前の6月に支配下選手登録。

同年チームトップの23盗塁を決め、今季は24盗塁で盗塁王に輝いた。レギュラーをつかみ取れていないが、自身の武器である“足”を1年目から磨き、現在はチームに欠かせない存在となっている。

◇育成選手達の武器は?

支配下選手登録されるためにどんな技術を磨き、どういった選手になっていきたいのかをイメージし、1軍という舞台でどうチームに貢献できるか考えてプレーしていくことが重要だ。特に和田が育成選手から支配下選手になる過程を取材してきて、それを強く感じた。

そこで、10日にZOZOマリンスタジアムで行われた新入団会見で、育成で入団した4選手に「支配下選手になるためにどんな技術を磨き、どういうアピールをしていきたいのか」という質問をぶつけた。

田中楓基投手(育成1位・旭川実業高)
「育成選手として指名されたということは必ず理由がある。自分の中でしっかり自己分析して、そのなかでも特にストレートが武器なので、そこを磨いてアピールしてやっていきたいと思います。」
速水将大内野手(育成2位・BC富山)
「長所の走力と守備力を磨いて、7回、8回の代走・守備固めで出られるような選手になりたいと思います。」
永島田輝斗投手(育成3位・立花学園高)
「ピッチャー経験がとても少ないので体づくり、トレーニングから学んでいき、最終的には自分の真っ直ぐが、アピールできるように頑張っていきたいと思います。」
村山亮介捕手(育成4位・幕張総合高)
「プロ野球のピッチャーの球になれることと、スピードやキレをもっと磨くことだと思っています。」

まだ育成選手達の練習している姿を1度も見たことがないことに加え、個別で取材したことがないので4選手のことを詳しく理解している訳ではない。会見を通して、育成1位・田中が「育成選手として指名されたということは必ず理由がある。自分の中でしっかり自己分析して…」という部分に、思考力があるのだなと感じた。

また、育成2位・速水の「長所の走力と守備力を磨いて、7回、8回の代走・守備固めで出られるような選手になりたい」と、プロの世界でどう生きていくのかというビジョンが伝わってきた。育成3位の永島田、育成4位の村山も“2軍の試合に出てすぐに支配下”というのではなく、プロの体を作ってからが勝負だと先を見据えているように見えた。

振り返れば、今季まで育成選手だった森遼大朗も、1、2年目は故障が多かったものの、4年間でしっかりとプロで戦う体力と技術を身につけ、高卒4年目の今季はシーズン通してファームの先発ローテーションを守り、イースタン最多の10勝を挙げ、このオフに支配下選手登録を勝ち取った。

ただ忘れてはならないのは、のんびりと過ごしている時間はないということ。毎年のようにライバルが入ってくる。体づくりをするなかで、きっちりと将来の自分を描き、ファームである程度結果を残す必要があるのだ。

育成選手としてプロ入りした4人がプロで活躍するためには、まずは“支配下選手”になる必要がある。育成選手の4人だけでなく、今季ファームで最多セーブに輝いた小沼健太、今季ファームで7勝を挙げた佐藤奨真、フェニックス・リーグで5本のアーチを描いた山本大斗といった他の育成選手達との競争にも勝たないといけない。支配下登録に向けた競争に勝ったうえで、今度は1軍に向けた戦いに挑むことになる。その道は非常に険しい。自分の頑張り次第で、未来を変えることができるのも事実だ。その技術で自分の未来を切り拓け。

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