名前 | 年俸(万円) | 前年比 |
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益田 | 20000 | − |
角中 | 6500 | ▼1000 |
ロッテ和田が24盗塁をマークし、初の盗塁王に輝いた。出場試合は昨季より増えたが、打席は昨季よりも少ない24打席。
規定打席に到達しないで打撃タイトルをとった選手は昨年盗塁王の周東(ソフトバンク)や12年本塁打王のバレンティン(ヤクルト)らがいるが、100打席以下で獲得は、36年秋に60打席で本塁打王の藤村富美男(タイガース)44年に93打席で盗塁王の呉昌征(阪神)に次いで3人目。試合数の少ないシーズンでの例はあったが、2リーグ制後では初のケース。24打席は1リーグを含めても史上最少打席でのタイトルだった。
出場は96試合で、チーム全体の3分の2ほど。数の多さで争う盗塁王は出場が多くなるほど有利になり、今季までの延べ172人の盗塁王のうち、全試合出場は同僚でタイトルを分け合った荻野ら55人。チーム試合数の90%以上の出場が141人を数える。和田のようにチームの70%未満の出場試合で盗塁王になったのは、02年赤星(阪神)以来4人目だった。和田は96試合のうち先発が2試合だけ。先発10試合未満での盗塁王は史上初めてだ。
盗塁は全て途中出場でマークした。先発以外の94試合で24盗塁で、そのうち代走は62試合で21盗塁。途中出場だけで20盗塁以上したのは79年藤瀬(近鉄)以来6人、7度目で、代走で20盗塁に限ると、48年山本尚(中日)78、79年の藤瀬しかおらず、和田が3人、4度目だった。代走は盗塁機会が限定される上、相手バッテリーからの警戒も一層強くなるだけに、先発時のように数を増やすのは難しい。史上最少打席でのタイトルも珍しいが、過去2人しか達成していなかった「代走20盗塁」はかなりハイレベルな珍記録だった。
途中出場だけで20盗塁以上の選手 | ||||
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年 | 選手(所属) | 先発 試 盗 | 途中出場 試 盗(代走 ほか) | 盗塁 |
48 | 山本尚敏(中日) | 6 2 | 46 24(20 4) | 26 |
66 | 山本公士(阪急) | 31 12 | 75 20(14 6) | 32 |
74 | 平林二郎(阪急) | 5 1 | 103 25(19 6) | 26 |
75 | 井上修(阪急) | 12 2 | 95 21(19 2) | 23 |
78 | 藤瀬史朗(近鉄) | 2 0 | 65 20(20 0) | 20 |
79 | 藤瀬史朗(近鉄) | 1 1 | 65 26(25 1) | 27 |
21 | 和田康士朗(ロッテ) | 2 0 | 94 24(21 3) | 24 |
[注]藤瀬は先発、途中出場以外に偵察要員が78年2試合、79年1試合あり。
ロッテ益田直也投手(32)が22年シーズンもチームの選手会長を留任する。2年連続2位。思いは強い。
「みんなもあんなに必死にやったことはないと思うので、正直。目の前の勝ちに貪欲にやっていました。あの経験を来年は生かさないといけないので。それが皆が143試合の1試合目から出るにはどうしたらいいかを考えてやっていかないといけないです」。
年が明ければ、温暖な石垣島へ飛ぶ予定だ。ともに自主トレを行うのは10人前後。二木、岩下ら大半が投手陣で、大半が年下の選手になる。2年続けて、南国でスタートを切る。
じっくり、という訳ではないようだ。
「自分でいうのもあれなんですけど(練習内容は)ちょっときついかなと。でも付いてきて欲しい。僕達(の年齢)とかでもこんなにやっているぞというのを見せたいと思います。こういう厳しい世界で勝つためには、こういうことをしなきゃいけない。そういうのを背中で見せられればいいかないと思います」。
ランニングやキャッチボールを中心に、昨年に引き続き体の使い方などの面でも高め合っていく構えだ。「捕手は打撃もあるので。僕らも終わったら最後まで付き合って。打ち方は分からないですけど、体の使い方はトレーナーの方も見えますし、そういう部分を一緒にやっていきたいです」と実のある日々を描く。
38セーブでセーブ王に輝いたが、開幕3連戦で自身は2敗を喫した。「本当にいい経験になったシーズンでした」。どん底からのスタートも「何かを変えるというようなことはしなかったので。ちゃんと自分を信じて最後までやれたのが、よかったことかなと思います」と振り返る。
9イニング制の今季は同点時の登板も多く、4年連続で50試合以上の登板となった。「基本的に肩、肘が疲れたシーズンは(これまでも)そんなになかったので。1年間やると、しんどい時期はあるけれど、そんなに特に代わり映えなく過ごせたかなと思います」と年明けへの準備もしっかりできている。
19年に国内FA権を獲得したが「ロッテで優勝したい」とそのオフに残留を決め、3年契約を結んだ。来季こそ悲願達成を。シーズン後には「本当にあと少し。そんなに個人の差はなかったと思います」とV逸の悔しさを話した。あと少し。思いを強く共有し、キャンプへ臨む。
ロッテ角中勝也外野手(34)が21日、来季の契約更改交渉に臨み、1000万円減の年俸6500万円でサインした。
今季は107試合に出場。交流戦前後は好調だったものの、シーズンでは打率2割5分を割った。「もちろんダウンですけど、評価してくれたなっていうダウンだったので。それに応えないといけないですね」と気持ちを新たにした。
在籍年数は来季で16年目を迎え、チーム最長になる。「あと何年できるか分からないので。いる間に経験したいですよね、優勝は」と角中節も健在。2位に終わったのが悔しく、シーズンオフに髪を銀に染めたという。「来年は優勝して真っ金金にしたいです」と意気込んだ。(金額は推定)
「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の表彰式が21日、都内のホテルで行われ、パ・リーグはロッテ岡大海外野手(30)が受賞した。
岡は10月15日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で、1−1の9回2死一塁から左中間最深部へサヨナラ2ランを放ち、10、11月度の同賞を受賞。この試合でチームの2年連続CS進出が決まった。
岡は「それまでの打席でいい当たりながらも、安打を打つことができずに、最後の打席は何とか打てればという気持ちで打席に入りました。優勝争いをしている中で、チームの勝利に貢献することができて良かったと思います。この賞を誇りに来年も頑張りたいと思います」とコメントした。
岡は4月21日の日本ハム戦(ZOZOマリン)でも9回2死一塁からサヨナラ2ランを放ち、3、4月度の同賞を受賞していた。
ロッテ益田直也投手(32)が21日、来季の契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸2億円でサインした。来季は3年契約の3年目となる。
今季は開幕3連戦だけで2敗がつく苦しいスタートになったもの、最終的には67試合登板で3勝6敗38セーブ。13年以来となるセーブ王に輝いた。「1年間やると、時期でしんどい時はありますけど、そんなに特に代わり映えなく過ごせたかなと思います」と振り返った。
1月には昨年に引き続き、チームメート約10人で石垣島自主トレを行う。後輩達には「僕達(の年齢)とかでもこんなにやっているぞというのを見せたいと思います。こういう厳しい世界で勝つためにはこういうことをしなきゃいけない。そういうのを背中で見せられればいいかなと思います」と優勝への意識を全体で高める。「優勝してタイトルが取れれば本当に言うことがないです」と決意を口にした。(金額は推定)
ロッテから戦力外通告を受けた宗接唯人捕手(27)が21日、来季から社会人野球のJFE東日本でプレーすることが分かった。
宗接は亜大から強打の捕手として16年ドラフト7位でロッテに入団した。5年間で1軍出場は4試合。今季は3試合の出場に終わり、戦力外通告を受けた。「受け入れていただいて、本当に感謝しています。練習参加した時のチームの雰囲気はとても良かった。今年も都市対抗野球に出場して実力あるチームなので、楽しみです」と期待に胸を膨らませた。
プレースタイルは変えない。社会人でも、強打の捕手をアピールする。「今までのプライドは全て捨て、全力プレーを忘れずにチームの力になれるようプレーをするだけ。頑張ります」と力を込めた。
5年のプロ野球人生に区切りをつけ、社会人野球へ−。宗接の第2の人生が始まる。
ロッテ・角中勝也外野手(34)が21日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円減の6500万円(金額は推定)でサインした。
プロ15年目の今季は、107試合出場で打率.244、0本塁打、29打点。交流戦全18試合にスタメン出場して15試合で安打を記録し、最後の6試合は4番で通算打率.350(60打数21安打)だった。
更改を終えた角中は「しっかり活躍できたのは交流戦までなんで、個人的には悔しいです。去年は結構離された2位で正直悔しさとかはなかったですけど、今年の2位は悔しかったです」とシーズン振り返った。
来季に向けて「まだリーグ優勝したことないんで。もちろん個人でいい成績を残すのが1番ですけど、それよりもチームとしての方が1番です」と優勝を誓った。
ロッテ・益田直也投手(32)が21日、千葉市美浜区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の2億円で更改した。昨季から3年6億プラス出来高の複数年契約を結んでいる守護神はプロ10年目の今季、67試合に登板して3勝6敗38セーブで防御率2.24。入団2年目の2013年以来、8年ぶり2度目の最多セーブを受賞した。
開幕2、3戦目の3月27、28日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で自身2連敗。出だしでつまずいたが「やってきたことを変えたつもりはないし、自分を信じて最後までやれてよかった」と立ち直り、シーズン自己最多の38セーブ。9月8日のオリックス戦で4−1の9回に登板し、プロ野球17人目となる通算150セーブを達成した。
4年連続50試合以上登板の右腕は「やっぱり優勝できなかった悔しさはあります。同じことを繰り返さないために、来年どうするかということが1番大事やと思う。個人よりチームの優勝」と雪辱を誓った。
年明けから沖縄・石垣島で総勢約10人の自主トレを行う。「年齢がいっているから、若いからじゃなくて、こういう厳しい世界で勝つためにはこういうことをしなきゃいけない。そういうのを背中で見せられればいいかなと思います」と猛練習で自身を追い込む姿勢をみせた。
ロッテの3年契約2年目の守護神・益田がZOZOマリンで契約更改交渉し、現状維持の年俸2億円でサインした。
今季は球団新の38セーブで8年ぶり2度目のセーブ王に輝いたが「優勝したかった。悔しさはある」。今年の1月には田村、唐川、岩下、小野らと沖縄・石垣島で合同自主トレを行い、2年連続2位とチーム力を底上げした。
「来年も10人くらいでやる。しんどいけどついてきて欲しい」と優勝のために後輩達と体をいじめ抜く考えだ。
お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)がパーソナリティーを務める19日放送のTBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7:00)にゲスト出演。「本当に一番困った時」に最後に頼る“最終兵器”を明かした。
2年連続最下位から6年ぶりのセ・リーグ優勝、そして20年ぶりの日本一とと一気に駆け上がっていったヤクルトについて石橋が「勝っていくことでどんどん雰囲気が良くなっていく」と指摘。その上で「逆に言えば、負けてくとどんどん沈んでいっちゃいますよね」と語りかけると、井口監督は「沈んでいきますし、クローザーでサヨナラ食らうと、特に次の日とか大敗するゲームが多いですね」とまずは振り返った。
そして、石橋から「1番ロッテでそういう時にベンチを明るくするだとか、声を出していく選手って誰なんですか?」と聞かれると「選手でいうと、今三木が1番声を出してくれてますね」とまずはムードメーカーとして名高い三木亮内野手(30)の名前を即答した。「なかなかスタートで出る機会がないんですけれども、本当にベンチをよく盛り上げてくれてます」と感謝した井口監督。続けて「本当に1番困った時は的場コーチですね」と的場直樹戦略兼バッテリーコーチ補佐(44)を“最終兵器”に指名し、石橋が「あっ!そうなんですか!」と驚くと「彼が1番、選手以上にいいキャラクターしてますんで。的場コーチが声を出してくれると、そこから6連勝したりとか」と明かしていた。
ロッテの井口資仁監督(47)が、お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)がパーソナリティーを務める19日放送のTBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7:00)にゲスト出演。ともに青山学院大野球部の後輩にあたるオリックスの杉本裕太郎外野手(30)と吉田正尚外野手(28)封じに意欲を燃やした。
2年連続最下位から25年ぶりのパ・リーグ優勝を果たしたオリックス。杉本は初の本塁打王、吉田正は2年連続となる首位打者のタイトルをそれぞれ獲得した。杉本がマークした32本塁打中カード別最多の13本を打ったのがロッテ戦。最終打率.339だった吉田尚もロッテ戦ではそれを上回る.343の数字を残している。
石橋から「あれだけロッテ戦でラオウにホームラン打たれて。青学(の先輩)として、やっぱもう少しラオウ対策しないと」と叱咤された井口監督は「いやぁ〜…してるんですけどね」とした上で「ラオウもそうですけど、吉田正尚も青学ですからね。あの3番、4番にどれだけ痛い目に遭わされたか」と苦笑い。「試合前、必ず2人挨拶しに来るんで。『もうそろそろいい加減にしろ』って言ったんですけど。最後まで打たれましたね」と続け、石橋を大笑いさせた。
杉本とは球宴の際に顔を合わせ「今年何が変わったの?」と聞いてみると「ポイントをちょっと深くして色々な球に対応できるようになった」と説明されたという井口監督。「際どいところも見逃してくるんですよ。今までだったらどんどんどんどん振ってがっついてくれるのが、もう余裕をもって見逃されるんで。ボールになるかピッチャーが甘くなるか。どっちかしかないですよね」と振り返った。
その上で「やっかいですね、あの2人は」と来季も要警戒だとした井口監督は「(対策データは)出して配球とか組み立ててるとは思うんですけど、それでも打たれてるってことはもっと何かをしないといけないな、と。言えませんけど」と言った後で「ふふふふふ…」と含み笑い。「オリックスは強いですよ。ここに山岡投手が帰ってきますし」と来季の最大のライバルにオリックスを挙げていた。
ロッテの角中勝也外野手(34)が千葉市内の球団事務所で契約更改に臨み、1000万円減の年俸6500万円でサインした。
「あと何年できるか分からないので、いる間に優勝したい」。
15年目の今季は107試合に出場し、打率.244、29打点、0本塁打。4月後半から6月にかけて打率3割台をキープするなど本来の打撃を取り戻したが、シーズン後半に思うような結果を出せなかった。
「しっかり活躍できたのは交流戦まで。悔しい。(原因?)それが分かったら誰だって苦労しないんですよ(笑)」。
来季に向けて「すぐそこに(優勝が)見えていた。悔しい。リーグ優勝したい。外野手は結局、打つのが重要。(チーム内で)ハイレベルな争いをすれば自ずと順位も上にいく」と決意を新たにした。(金額は推定)
ロッテの守護神・益田直也投手(32)が千葉市内の球団事務所で現状維持の2億円で契約更改した。
3年契約の2年目。「自分を信じて最後までやってきたことをやれた」。今季は67試合に登板し、小林雅英を抜く球団新記録の38セーブを記録。選手会長としてもチームを支えたが「優勝したかった。できなかったのはみんなの力が足りなかったから。この経験を生かして来年は頑張りたい」と、来季優勝を見据えた。(金額は推定)
ロッテの角中勝也外野手(34)が21日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万円減の6500万円でサインした。
今季は107試合に出場して打率2割4分4厘も、前半戦で4番に座るなど左の切り札としてチームに貢献してきたが「しっかり活躍できたのが交流戦までなので。個人的には悔しいですね」。納得いくシーズンではなかったようだ。
来季は16年目を迎えるが「ロッテの在籍年数でいえば1番になるので、何とか引っ張っていけたらなと思います。3度目の3割、それよりもチームとして優勝です」と決意を新たにしたベテラン。シーズン終了後、優勝を逃した悔しさから髪の毛を銀に染めたそうだが、日焼けして色が金になったとのこと。「来年は優勝してマッキンキンにしたい」。リーグ優勝、さらには日本一になって髪の毛を金色に染めるつもりだ。
守護神の益田直也が21日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3年契約の2年目とあって現状維持の2億円でサインした。
今季は38セーブをマークして13年以来となる2度目のセーブ王を獲得したが、チームはCS最終ステージで敗退。「セーブ機会はしっかり全部成功できるように。それでチームが優勝してタイトルを取ることができれば本当に言うことがない。1番(の目標)は負けを減らすこと」と誓いを立てた。
ロッテの岡大海外野手が21日、「2021 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」を受賞した。
岡は10月15日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で、同点で迎えた9回2死一塁の場面で、左中間へサヨナラ2ランを放った。チームを2年連続のCS出場に導く値千金の一発は、4月21日の日本ハム戦で放った本塁打に続く、今季2本目のサヨナラアーチ。「優勝争いをしている中で、チームの勝利に貢献することができてよかった」と振り返った。
授賞式後は、セ・リーグから受賞した広島・坂倉将吾捕手とゲストプレゼンターのとんねるず・石橋貴明とともにトークショーに参加した。石橋から「(体に)非常にバネがありますね。あとは明治魂ですかね」と絶賛され、照れ笑いを浮かべる場面も。「ロッテは外野が厚いので、来年はぜひスタメンを勝ち取っていただいて、ガンガン素晴らしいプレーを見せてください」と激励を受けた。
ロッテ・岡大海外野手が「2021 スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞年間大賞」を受賞した。岡は10月15日のソフトバンク戦(ZOZO)で2年連続CS進出を決めるサヨナラ2ランを放つなど、2度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞。「チームの仲間が作ってくれた場面で試合を決める1本を打つ事ができ、勝利に貢献できたということがすごく嬉しかったです」と喜びを口にした。
チームからは3年連続の受賞で岡自身は初。賞金200万円の使い道については「来年活躍できるために自分に投資したいです。母の誕生日なので何かしらプレゼントしたい」と親孝行することを誓った。
ロッテ・益田が21日、ゾゾで契約更改交渉に臨み、3年契約2年目の今季は現状維持の2億円で更改した。(金額は推定)
自己新の38セーブで2度目のセーブ王に輝くなど抑えとしてフル回転した。「来年はチームが優勝してタイトルを取れたら言うことはない。1番は負けを減らすことです」と決意を明かした。
ロッテの益田直也投手が21日、ZOZOマリンスタジアムで契約交渉し現状維持の年俸2億円で更改した。今季は67試合に登板し、球団新記録の38セーブを挙げて2013年以来2度目のセーブ王に輝き「最初はつまずいたが、ちゃんと自分を信じて最後までやれたのが良かった」と手応えを語った。
ただ、オリックスとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦では3−2の9回に登板し、3連打を浴びて追い付かれ、日本シリーズ進出を逃した。「普段やってこないような作戦をした向こうの方がすごかった。来季は個人よりチームの優勝を目標にしたい」と意気込んだ。(金額は推定)
ロッテの角中勝也外野手が21日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、1000万減の6500万円で更改した。(金額は推定)
今季は107試合に出場し、打率.244、0本塁打、29打点。前半戦は4番を務める機会もあったが、交流戦以降は結果に苦しみ打率を下げた。「しっかり活躍できたのは交流戦までなので、個人的には悔しいですね」と振り返った。
今季は141試合目でリーグ優勝を逃し惜しくも2位。来季の目標について「個人的には日本一よりもリーグ優勝。自分が1軍ででだして、優勝したことがないので。個人的な成績はあまりないですが、3回目の3割。それよりもチームとし
て優勝したいです」と、16年目の来季こそリーグ優勝への熱い思いを明かした。ロッテの益田直也投手が21日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸2億円で更改した。(金額は推定)
3年契約2年目の今季は抑えとして君臨し67試合に登板。3勝6敗、自己最多の38セーブ、防御率2.24の成績を挙げ、リーグ2位に貢献。13年以来の2度目のセーブ王を奪取した。「僕は複数年なので年俸はどうということはなかった。いい経験になったシーズンでした」と振り返った。
最多安打に盗塁王、そして全試合出場。荻野貴司外野手は2021年シーズン、最後まで全力で駆け抜けた。シーズンが終わると遠征先のホテルからまず真っ先に家族に連絡を入れた。初めてタイトルホルダーとなり全試合1番打者としてチームに貢献したが1年間、応援してくれた家族への最初の言葉は「最後、勝てなくてゴメンね」だった。
「満足感よりも最後に優勝を逃した悔しい気持ちの方が大きい。個人的にもまだまだ満足していないし、成長をしたいと思っている。どんな勝った試合や活躍した試合よりも優勝を逃した試合の方が印象深い」と荻野は12月に行われた契約更改会見でも悔しい想いを口にしている。
そんな荻野の悔しい気持ちに誰よりも先に接することになった長男はリーグ優勝を逃した夜、父の応援歌を歌い励ました。何度も何度も歌ってくれた。荻野もまた自分に言い聞かせるように家族へ語り掛けた。
「プロの世界、結果が全て。これが実力だから仕方がない。みんなでまたレベルアップするのみ。パパもまだまだ。パパが打っていれば勝てた試合はいっぱいあった。もっともっとレベルアップして頑張るよ」。
優しく、そして力強く家族に約束をした。シーズン中は入園式や運動会など子供の学校行事に全く参加をすることができなかったがオフはトレーニングの合間を利用して積極的に顔を出すようにしている。息子の発表会にもZOZOマリンスタジアムで朝早くに練習をして汗を流してから急いで戻り、参加をした。シーズン中、誰よりも応援し支えてくれる家族のための時間を大事にして、そして悔しい想いを晴らすために身体を動かす毎日だ。
「すぐに来年は来る。この悔しさを晴らす時が来る。悔しかったで終わるのではなく、しっかりと反省して、糧にして新しいシーズンに臨みたい。来年こそは、いつも応援してくれるファンの皆さまや家族と一緒に喜びを分かち合える1年にしたい」と荻野。
21年はまもなく終わる。色々あった1年。荻野にとっては全試合に出場しタイトルを取り、ゴールデン・グラブ賞も受賞した1年だった。ただ、リーグ優勝という1番の目標は最後の最後で逃した。来年こそは絶対に。息子との誓いを胸にベテラン36歳は駆け抜ける。その先に見える栄光を目指して。
ロッテの和田康士朗が今季24盗塁で、自身初の盗塁王のタイトルを獲得した。そのうち代走で決めた盗塁は21個で、ほぼ代走で出場し決めたもの。今季立った打席数はわずかに24で、同じく盗塁王の荻野貴司が643打席、西川遥輝が537打席、源田壮亮が516打席ということを考えれば、その凄さが分かる。
育成出身の和田は、育成時代スタメンで起用され盗塁機会が多かったかと言われれば、そういう訳ではない。当時2軍にも藤原恭大、山口航輝といった同世代の外野手をはじめ、1軍再昇格を目指す中堅外野手などが優先的に先発で起用されていた。現在と同じように代走で起用されることが多かった。
少ない機会で、和田は“根拠を持って走る”技術を磨いた。2019年3月2日に行われた教育リーグ・巨人との2軍戦で、「キャッチャーがボールを見失っていた。僕の武器は足。そこを見逃さず積極的な走塁。三塁コーチが、ストップと止めていた。僕はそれを無視して突っ込んでいったら、(三塁コーチに)とまらずに良くいったと褒められました」と、ワイルドピッチで二塁から一気にホームイン。
19年4月29日に行われた日本製鉄鹿島との練習試合では、「ピッチャーのモーションだったり、カウントだったり、色々考えながら走っています」と、代走で途中出場し2盗塁決めた。
同日の取材で和田は「自分がいいスタートだと思っても、周りからみたら遅いと言われていたので、スタートの構えであったり、色々試しています。走らないと改善点も分からないので、アウトになってもいいからというのはおかしいですけど、トライして色々改善点を見つけていきたいなと思います」と話し、自信を持って盗塁できているかという質問に「まだ、不安もありますね」と答えていた。
19年7月30日の取材でも、「1番の構えはスタートの構えですね。ちょっと揺れてみたりとか、反応しやすい姿勢を探している。いまいち分からなくて…」と、吐露。
ただ、19年のオールスター以降は盗塁の失敗数も減り、イースタン・リーグ2位の23盗塁をマーク。本人もシーズン終了後に課題だったスタートについて「前半に比べたら良くなってきている。前半よりも後半の方が失敗は少なかった。盗塁はかなり進歩しているのかなと思います」と手応えを掴みつつあった。
また、代走という役割についても「シーズン中盤は代走が多かった。代走の役割として、相手の守備陣にプレッシャーを与えないといけない。1つでも先の塁を盗むことが代走の役割だと思います」と語っていた。
3年目を迎える2020年の自主トレでは、「今年(2020年)は足がカギになると思うので、バッティングより足のトレーニングを増やしたりしています」と徹底的に自身の武器を磨いた。
「秋のキャンプで大塚さんや伊志嶺さんに教えてもらったので、構えとか確認してやっていたという感じですね」。
「スタートが遅いので、少しでも速く正面に向けるようにというか。今はそういう構えの練習です」。
ロッテ浦和球場で行った自主トレでは、一塁ベースから二塁ベースへダッシュしたり、盗塁のスタートの練習を何度も繰り返してきた。
春季キャンプは2軍スタートも、20年2月8日の楽天モンキーズとの国際交流試合でライトスタンドへ飛び込む特大の本塁打を放つと、11日の第3クールから1軍に合流し、那覇の1軍遠征の切符も掴み取った。
代走で出場した20年2月14日の広島との練習試合では、相手が前進守備を敷く中、藤原が放ったセカンドへのゴロで、三塁走者の和田は好スタートを切りホームイン。2月20日の韓国・サムスンとの練習試合でも代走で出場し2盗塁をマークすれば、2月22日の西武との練習試合でも盗塁を決めた。
ファームでも代走で出場することが多かったが、1軍と2軍では当時「雰囲気もそうですけど、1軍のキャッチャーは全部二塁へドンピシャの送球をしてきます」と1軍の舞台を経験するなかで、その違いを肌で感じた。
代走で出場し少ない機会でアピールを続けていた和田は20年3月1日の取材で「スタートを1番に練習していたので、その成果が出ているかなと思います。1軍に帯同しているのも足だと思うので、結果を残さないと支配下になれないと思う」と意気込んでいた。その後も、“代走”という役割のなかで結果を残し、同年6月に支配下選手登録となった。
支配下登録選手になってからも、その武器に磨きがかかり今季は自身初となる盗塁王にも輝いた。今年8月に行った取材では、スタートの構えについて「あれから結構、何回か構えを試していて去年のシーズン中にも構えを変えたりというのをしていましたね」と現在もより良いスタートを切るために、試行錯誤を続けている。
準備面では、アップはファーム時代と変わらないとのことだが、「相手投手の癖を見るようにしています。癖がなくても良いスタートが切れれば、初球からでもいくようにしています」と、入念に映像を見るようになったという。
根拠を持って盗塁できるようになったのか訊くと、「相手投手の癖を見るようにしていますし、なければないで、良いスタートが切れれば、初球からでもいくようにしています」と教えてくれた。
育成選手時代に“スタートが遅い”と言われ、盗塁で悩んでいた男は、“成功”と“失敗”を繰り返しながら自身の技術を磨き、支配下選手となり、1軍で“盗塁王”というタイトルを手にした。
育成時代に取材していたときはどこか自信がなく弱々しい印象だったが、今年8月に取材したときには、1軍という舞台を経験していくなかで自信を掴み、うまくなるために考え、頭を使いこの1年半過ごしてきたのだなと感じ、その印象はガラリと変わった。
“一芸”を磨けばタイトルを獲得できると“育成選手”達に勇気を与えたことは間違いないだろう。“代走のスペシャリスト”としてチームに欠かせない存在となっているが、控えであるということを忘れてはならない。何度も“盗塁王”を獲るためにも、打撃を磨きレギュラーを獲得する必要がある。これに満足することなく、来年はさらに進化した姿を見せて欲しいところだ。