わたしはかもめ2021年鴎の便り(12月)

便

12月26日

[ロッテ中村奨吾と藤岡裕大のQ&A中]名手エチェバリアがもたらしたもの[ニッカン]

◇連載(2)

ロッテ中村奨吾内野手(29)と藤岡裕大内野手(28)が“延長戦”を行った。コロナ禍でファンサービス自粛が始まった直後の20年3月、中村奨が球団SNSで「Q&A」企画を発案、実行しファンを喜ばせた。それから1年半が過ぎた今年10月、二遊間を組むことも多いコンビが第2弾として、日刊スポーツの記者アカウントでファンから募集した質問の数々に答えた。年の瀬に全3回でお届けする。

≫メジャーリーグでも守備でならしたエチェバリア選手が加入しました。どんな選手ですか。
中村奨
「練習で遊撃でノックを受ける時とかに、エチェバリアの後ろについて守ると、すごく勉強になります。日本人にはなかなかできない動きもありますし、遊びの中でのプレーもあったりで。」
藤岡
「すごいですよね。球際の強さや、飛びついてからの速さや。日本人にできない体勢で投げたり、ダイナミックな動きだなと思います。」
≫途中加入ながら、チームになじむのも早かったように感じます。どんなコミュニケーションを。
中村奨
「溶け込みが早かったのは、彼の努力や人間性なんじゃないかと思います。僕達日本人選手もなるべく早く(溶け込めるように)とは思っていましたけど、本人の『早くなじみたい』というのはすごく感じたので。マーティンがいたのも大きいのかなと思いますね。」
藤岡
「人見知りしないのかな?ってすごく思います。外国人選手ってみんな明るい。誰ともすぐ友達になっちゃう。遠慮なく輪に入ってくるのはすごいなって。なかなか日本人にはできない。自分からコミュニケーションをとって、何かあれば通訳の人を呼んでアドバイスしてくれます。」
≫確かに若手選手にアドバイスしているような姿はよく見かけます。
藤岡
「自分も英語分からなくても『うん、うん』って感じでやってます(笑)。日本人選手って結構、やっぱり負けを重く受け止めちゃう。それでも彼らは、チームを変えないとという雰囲気でやってくれます。大きいですよ。チームが勝つために(盛り上げを)やってくれているのは試合中も、ベンチ裏でも感じるので。」
中村奨
「本当に、チームにとってすごくプラスです。今、マリーンズにいる外国人選手は、勝ちへの執着がすごく強いです。外国人選手って、もしかしたら自分勝手にやっているイメージがあるかもしれないですけど、今の選手はそんなことなくて、誰よりもチームの勝利に飢えています。すごくプラスです。」
≫2人をはじめ、日本人選手がそういう空気感を作れているのではv。
中村奨
「そこは一概には言えないですけど…。でも、彼らの勝利への気持ちはすごく感じています。」

(つづく)

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DeNA小園「負けたくない」ロッテ松川「真っ向勝負」バッテリー6年卒業[ニッカン]

いつか日本シリーズで勝負だ−。市和歌山高でバッテリーを組んだDeNAドラフト1位の小園健太投手(18)とロッテ同1位松川虎生捕手(18)が26日、ともに巣立った中学硬式野球チーム「貝塚ヤング」が大阪・泉佐野市内のホテルで開催した激励会に出席し、祝福された。

中学時代に日本一に輝いた2人は、ともに甲子園制覇を目指しながら、高3夏は全国優勝の智弁和歌山に県決勝で敗れ、涙を流した。6年間の思い出にあふれるバッテリーを卒業し、別々に頂点を目指す。小園は「日本一を懸けて戦うのは本当に理想だと思いますし絶対に負けたくない」と闘争心をむき出しに。「目一杯の力を出してぶつかっていく相手」と、これまでほとんど経験がない直接対決を夢見る。

松川も「1球1球真っ向勝負したい」と見据え、そのためにも「その勝負を楽しめるように。日本一の時の捕手になれるように」とチームの信頼を勝ち得る存在を目指す。ドラフト1位指名だけでなく、小園は背番号が「18」、松川は「2」と両球団の期待も極めて大きい。年末年始、ひと時の一家団欒が終われば、リーグの顔を目指す日々が始まる。

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市和歌山高バッテリーDeNA1位小園とロッテ1位松川が激励会に出席[ニッカン]

市和歌山高でバッテリーを組んだDeNAドラフト1位の小園健太投手(18)とロッテ同1位松川虎生捕手(18)が26日、ともに巣立った中学硬式野球チーム「貝塚ヤング」が大阪・泉佐野市内のホテルで開催した激励会に出席した。

小園は「これから本当に厳しい世界だと思いますが、初心を忘れず、周りの方々への感謝を忘れずに、1日も早く1軍でプレーできるように頑張りたいと思います」と、松川は「今まで本当に全ての方々に支えられたからこそ、今があると思います。これからが本当のスタートラインだと思いますので、厳しい世界だと思いますが、少しでもプロ野球に慣れて、1軍でプレーできるように頑張っていこうと思います」とあいさつし、大きな拍手を浴びていた。

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ロッテ小島和哉が講演「野球以外のスポーツも」小学生時代水泳と野球を両立[ニッカン]

先発陣の軸として、今季2桁勝利を挙げたロッテ小島和哉投手(25)が26日、母校の浦和学院で恩師の森士前監督(57)が理事長を務める「NPO法人ファイアーレッズメディカルスポーツクラブ」のフォーラムで講演を行った。

「第1回 関東野球フォーラム2021 in埼玉」には、森氏や今季までソフトバンクを率いた工藤公康氏(58)も登壇した。

約200人の子供と保護者、指導者の前で「緊張しています」と言いながらも、自身が野球を始めた小学2年から順番に出来事を紹介。森前監督の前で初めてブルペンに入った際、1球見ただけで「君ならセンバツ優勝できるよ」と言われたエピソードを「今でも覚えています。本当に甲子園に行けるのかな?と嬉しかったです」と振り返った。

浦和学院での厳しい練習が「野球人としてのきっかけになりました」と明かした。早大を経て18年ドラフト3位でロッテ入り。小学生の頃は水泳と野球を両立しており「やるぞと決めたことはやる。野球以外のスポーツもやって欲しい」と子供達にメッセージを送った。

森氏、工藤氏とのトークセッションでは、子供からの「嫌いな打者は?」という質問に「打率を残す打者、三振しない打者が嫌です。粘られて四球とかヒットとか。日本ハムの近藤さんは、選球眼がいい。捕手のミットの所でファウルにしてきます」と答えた。

「すごいと思う投手」には、チームメートのロッテ佐々木朗希の名前を挙げた。「ブルペンで立ち投げでも、150キロを超える。球は速いし、(体が)柔らかい。あぁすごいってみんな口をそろえます」と明かした。

教え子の成長した姿を見た森氏は「たくましく感じました。勝負の厳しさも分かっているようなので、将来も期待が持てる。楽しみに見ていきたい」と話した。

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ロッテ、サントスとペラルタ2選手と来季の育成契約を更新「感謝」[ニッカン]

ロッテは26日、サンディ・サントス外野手(27)ホルヘ・ペラルタ外野手(20)の2選手と来季の育成契約を更新すると発表した。

サントスは今季、イースタン・リーグで3試合、ペラルタは同22試合の出場にとどまっており、入団2年目の飛躍が期待される。2選手のコメントは以下の通り。

サントス
「来シーズンも千葉ロッテマリーンズでプレーをする機会をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。現在、来シーズンに向けて最高のパフォーマンスが出せるように練習をしています。来年は支配下選手となり、リーグ優勝、そして日本一を目指すチームに貢献したいと思っています。ファンの皆様のサポートがいつも支えになっています。来年もよろしくお願いします。」
ペラルタ
「契約をしていただけるということで、千葉ロッテマリーンズの皆様に心から感謝しています。今年はシーズン途中からの合流になりましたが、監督、コーチからたくさんのことを学びました。来年も今年以上に多くのことを学び、さらに技術の向上に励み支配下契約をしていただき、チームに貢献できる選手になりたいと思います。来年も応援よろしくお願いいたします。」

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ドラフト1位同士の誓い!!DeNA・小園、ロッテ・松川と日本シリーズ対決*束、大阪で「貝塚ヤング」激励会出席[サンスポ]

DeNAのドラフト1位・小園健太投手(18)=市和歌山高=が26日、大阪・泉佐野市のホテルで開かれた硬式野球チーム「貝塚ヤング」の激励会に出席。中学、高校とバッテリーを組んだロッテD1位・松川虎生捕手(18)=同=とともに地元に戻り、プロでの頂上対決≠誓った。

2人は中3夏に「貝塚ヤング」で全国制覇を達成。小園は三浦監督から背番号18を受け継ぎ「プロ野球は日本一を懸けてやっている。その戦力になりたい」と再び頂点を見据えた。

同じ高校のバッテリーが同一年のドラフト会議でともに1位指名されたのは史上初。来年はリーグが分かれるが、小園が「日本一を懸けて戦うことが理想。絶対に負けたくない」と言えば、松川も「その勝負をしっかり楽しめるように」と闘志を燃やした。

来年1月には新人合同自主トレーニングが始まる。最速152キロ右腕は「家族、友達と過ごしながら、しっかり練習して出遅れないように」と意識高く年明けを迎える。

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ロッテ、外国人2人と育成契約更新[サンスポ]

ロッテは26日、今季加入した育成選手のサントス外野手とペラルタ外野手と来季の育成契約に合意したと発表した。年俸はともに現状維持でサントスが500万円、ペラルタは240万円。

サントスは「リーグ優勝、そして日本一を目指すチームに貢献したい」と話し、ペラルタは「来年も今年以上に多くのことを学び、チームに貢献できる選手になりたい」と球団を通じて意気込んだ。(金額は推定)

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DeNAドラ1・小園&ロッテドラ1・松川、日本Sで再会宣言、中学時代所属、貝塚ヤング激励会[スポニチ]

DeNAのドラフト1位右腕・小園とロッテの同1位捕手・松川が、中学時代に所属した「貝塚ヤング」が大阪府内のホテルで開催した激励会に出席し、日本シリーズでの再会を約束し合った。

2人は中学3年時に貝塚ヤングのバッテリーとして全国制覇。「あの優勝が一番の思い出」と小園が口にすると、松川も「僕もそう」と呼応した。日本一バッテリーとして市和歌山でもコンビを組み、今春の甲子園出場を果たした。次の目標は、高校では達成できなかった日本一に、プロの世界で輝くことだ。

最速152キロを誇る小園は「日本一を懸けて戦うことになれば理想。絶対に負けたくない」と宣言。高校通算43本塁打の元女房役も「勝負をしっかりと楽しめるようにやっていきたい」と頂上決戦での再会を夢見た。ドラフト会議での高校生バッテリーの同年1位指名は史上初。「一球一球、真っ向勝負したい」。小園の剛速球を数え切れないほど受けてきた松川は、打者としての対戦を心待ちにした。

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ロッテのドラ1松川、捕手らしい洞察力で大発見!「リスの尻尾でハート形」[スポニチ]

ロッテのドラフト1位・松川虎生捕手が26日、大阪で中学時代に所属した貝塚ヤングの激励会に、中学から市和歌山までバッテリーを組んだ小園健太投手とともに参加した。

控え室ではロッテ本社の主力商品である大好物の「パイの実」を発見。そこで2つの箱をつなげると、リスの尻尾がつながりハート形になることも発見。球団公式ツイッターが、この様子を投稿すると、ファンも「この洞察力、世界一の捕手」「捕手だけに視野が広い」と絶賛された。

なお、球団関係者は、「この事実は有名ではなく、松川が自分で気づいた」とも説明した。

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ロッテ、育成のサントス&ペラルタ契約更新を発表[スポニチ]

ロッテは26日、育成選手のサンディ・サントス外野手、ホルヘ・ペラルタ外野手と来季の育成契約を更新することを発表した。

サントス
「来シーズンも千葉ロッテマリーンズでプレーをする機会をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。私は現在、来シーズンに向けて最高のパフォーマンスが出せるように練習をしています。来年は支配下選手となり、リーグ優勝、そして日本一を目指すチームに貢献したいと思っています。ファンの皆様のサポートがいつも支えになっています。来年もよろしくお願いします。」
ペラルタ
「契約をしていただけるということで千葉ロッテマリーンズの皆様に心から感謝しています。今年はシーズン途中からの合流になりましたが、監督、コーチからたくさんのことを学びました。来年も今年以上に多くのことを学び、更に技術の向上に励み支配下契約をしていただき、チームに貢献できる選手になりたいと思います。来年も応援よろしくお願いいたします。」

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DeNAドラ1小園健太、ロッテドラ1松川虎生「日本一をかけて戦うのは本当に理想」[報知]

DeNAのドラフト1位・小園健太投手(18)、ロッテの同1位・松川虎生捕手(18)=ともに市和歌山高=が26日、大阪・泉佐野市内で行われた中学時代の所属チーム「貝塚ヤング」の激励会に出席し、新たな2人の目標を明かした。

中学時代からバッテリーを組み始め、中3夏(18年)には全国制覇。2人で進学した市和歌山高では21年春のセンバツで甲子園の舞台も踏んだ。高校では届かなかった頂点を、プロの世界で争う覚悟だ。

小園
「日本一をかけて戦うのは本当に理想。絶対に負けたくない。」
松川
「プロの世界で日本一、その時の捕手になれるように頑張りたい。その勝負をしっかり楽しめるようにやっていきたい。」

同じ高校のバッテリーがともにドラ1指名されるのは史上初の快挙。小園は背番号「18」、松川は「2」を託されたことからも両球団の期待の大きさが表れている。直接対決を心待ちにし、小園が「目一杯の力を出してぶつかっていく相手。全力で全ての球種を使って抑えていきたい」と宣戦布告すると、松川も「1球1球を真っ向勝負していきたい」と闘志を燃やしていた。

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小島和哉が母校・浦和学院高で講演、子供達に準備の大切さを説く[報知]

ロッテの小島和哉投手が26日、母校の浦和学院高で恩師の森士前監督が理事長を務めるNPO法人「ファイアーレッズメディカルスポーツクラブ」のフォーラムで講師として登場し、子供達や指導者約200人を前に講演を行った。

小学生からの自身の生い立ちを紹介しながら、森前監督の前で初めてブルペンに入った際、1球投げただけで「君ならセンバツ優勝できる」と言われたエピソードなどを明かし「今でも覚えている。森先生にいい意味でだまされました」と振り返った。

子供達には「諦めずに何事も最後まで続けるのが大事。簡単に続けるというけど意外と難しい。でもそこで自分のやりたい目標だったり、目指してる選手がいるから『だめだ、頑張ろう』って思ってやってる。野球だけに限らず最後まで続けるって言うのは大事にして欲しい」と語りかけた。

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DeNA・小園健太、ロッテ・松川虎生の市和歌山高ドラ1コンビが日本一かけた真剣勝負約束「抑えたい」[報知]

史上初めて同じ高校のバッテリーでドラフト1位指名された市和歌山高のDeNA・小園健太投手(18)、ロッテ・松川虎生捕手(18)が26日、大阪・泉佐野市内で行われた「ドラフト1位指名入団 貝塚ヤング12期生 小園健太選手、松川虎生選手激励会」に参加した。

2人は貝塚ヤング時代からのチームメート。中学3年だった18年夏には全国制覇も経験した。6年間バッテリーを組んで、今年春にはセンバツに出場。甲子園の舞台も経験した。会の最後に現役中学生選手らの前に立った2人は、決意の言葉を口にした。

小園
「これから本当に厳しい世界だと思いますが、初心を忘れず、周りの方々への感謝を忘れず、1日でも早く1軍でプレーできるように頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。」
松川
「これからがスタートラインだと思いますので、厳しい世界ですが、プロ野球に慣れて、1軍でプレーできるように頑張っていこうと思いますので、これから応援よろしくお願いします。」

会終了後に2人並んで取材に応じた際には、高校時代にかなわなかった日本一をかけて、対決することを約束した。

小園
「プロ野球で日本一になりたい。目一杯の力を出して、全力で全ての球種を使って抑えたい。」
松川
「高校では日本一を取れなかったので、プロで日本一になりたい。1球1球真っ向勝負したい。」

中高6年間同じチームだったため、これまではほとんどなかった直接対戦について問われると「対戦したい」と声をそろえた2人。仲間や恩師に激励の言葉をかけられると、丁寧に感謝の言葉を伝えていた。

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ロッテ・ドラ1松川、小園に闘志「真っ向勝負でいく」[デイリー]

ロッテのドラフト1位・松川(市和歌山)が26日、DeNAの同1位・小園に闘志をあらわにした。

「対戦する時は真っ向勝負でいくしかない」ときっぱり。小園が日本シリーズでの対決を熱望しているが、「もちろん戦ってみたいですし、日本一になる時の正捕手になりたい」と意気込んだ。

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DeNA小園&ロッテ松川激励会、日本シリーズで対戦し日本一目指す[デイリー]

DeNAのドラフト1位・小園健太投手とロッテのドラフト1位・松川虎生捕手が26日、出身チームである貝塚ヤングの激励会に出席。互いに日本シリーズで対戦し、日本一を目指すことを誓った。

貝塚ヤング所属の中3夏には、バッテリーとして日本一を経験。「やっぱり中3の優勝が1番思い出に残っている。プロでも日本一を経験したい。そのためにもまずはチームの戦力になりたい」と小園が意気込めば、松川も「高校で日本一を取れなかったのでプロで目指したいですし、その時の正捕手になりたい」と高い目標を掲げた。

中学から6年間バッテリーを組んできた2人。プロでは別のチームでリーグも違うため、日本シリーズでの対戦を熱望した。「日本一を懸けた戦いが理想。(松川は)目一杯の力でぶつからないといけない相手。全ての球を使って抑えたい」と小園。松川も「(小園には)真っ向勝負でいくしかない」と闘志を燃やした。激励会に参加してくれた人達の期待に応えるためにも、最高の舞台で最高の結果を残していく。

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ロッテが育成のサントス、ペラルタと契約更新[デイリー]

ロッテは26日、育成選手のサンディ・サントス外野手、ホルヘ・ペラルタ外野手と来季の育成契約の更新を発表した。

サントスは今季イースタン・リーグで3試合の出場。「来シーズンも千葉ロッテマリーンズでプレーをする機会をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。私は現在、来シーズンに向けて最高のパフォーマンスが出せるように練習をしています。来年は支配下選手となり、リーグ優勝、そして日本一を目指すチームに貢献したいと思っています。ファンの皆様のサポートがいつも支えになっています。来年もよろしくお願いします」とコメントした。

イースタン・リーグで22試合の出場をしたペラルタは「契約をしていただけるということで千葉ロッテマリーンズの皆様に心から感謝しています。今年はシーズン途中からの合流になりましたが、監督、コーチからたくさんのことを学びました。来年も今年以上に多くのことを学び、更に技術の向上に励み支配下契約をしていただき、チームに貢献できる選手になりたいと思います。来年も応援よろしくお願いいたします」とコメントした。

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後半は苦戦も…前半戦は先発陣を支えたロッテ・岩下大輝[BASEBALL KING]

◇前半戦はエース級の活躍

ロッテの岩下大輝は今季自己最多の8勝を挙げ、前半戦は石川歩、美馬学といったエース格が不在にするなど先発陣の台所事情が苦しいなか、先発陣を支えた。

開幕直後の安定感は素晴らしいものがあった。昨季はストレートと落差の大きいフォーク、時折投げるスライダーの3球種がメインだったが、150キロ前後の力強いストレートに落差の大きいフォーク、早いカウントでストライクゾーンから投げるフォーク、120キロ後半から130キロ前半のスライダーに、2回り目の初球や2球目にカーブなどを投げた。

5月に行ったオンライン取材で岩下は「スピード自体も去年よりは平均的にちょっと上がったかなというのはあるんですけど、ファウルもとれていますし、何ていうんですかね、きっちりコースにいけばあまり前に飛ばされるような感じもなくなってきた」とストレートに自信を掴み、武器であるフォークについては「去年と継続してある程度、いいオチはできていると思うんですけど、自分が苦しい投球のイニングを見ている限り高めに浮いてしまったり、フォーク自体をあまりコントロールできていないところがあった。そこを修正していければ、もっと長いイニングをいけるんじゃないかなと思います」と自己分析していた。

去年、一昨年と先発ローテーションを経験して、こうすれば打ち取れるというイメージができるようになっていたのだろうか−。

「こうすれば抑えられるというのは正直ないんですけど、同じバッターと対戦する機会自体が増えてきたので、その人のイメージだったりはあるんですけど、打席の中での雰囲気、何を絞ってきているかというのはその都度変わってくる。キャッチャーと相談したり、そういうところで頑張って狙いを外せるようにしている感じですかね」。

オンライン取材を行った5月7日以降も安定した投球を披露し、前半戦は登板した全てで5イニング以上投げた。交流戦明けの最初の試合となった6月18日の西武戦の先発を託され、6回を3安打無失点に抑え6勝目。この日は2回に先頭の山川穂高を150キロのストレートで空振り三振に仕留めると、続く栗山巧もオールストレートで最後は150キロのストレートで空振り三振。二死走者なしからスパンジェンバーグに対しても初球150キロのストレートでファウルにすると、続く2球目は119キロのカーブでストライク。力勝負でいくと見せかけて、意表をつくようなカーブでストライクを奪い、最後は149キロのストレートで見逃し三振を奪うという緩急を使った頭脳的投球を見せた。

7勝目を挙げた7月5日の楽天戦は、打線が4回に一挙4点を奪った直後の5回に相手に流れを渡さない投球で無失点に抑えるなど、7回を1失点にまとめた。前半戦最後の登板となった7月13日の西武戦では5回を投げ5失点も打線の援護に恵まれ、シーズン自己最多の8勝目を手にし、前半戦を8勝4敗、防御率3.39で終えた。

◇後半戦は勝てず

前半戦の投球を見た限り、チームの残り試合数が60試合ということを考えれば、後半戦で自身初の2桁勝利は確実かと思われたが甘くはなかった。

後半戦最初のマウンドとなった8月17日の西武戦、4回7失点で5敗目を喫すると、9月1日の西武戦でも2回6失点で降板。昨季から比較的好相性を誇っていた西武打線に打ち込まれるケースが増えた。さらに10月8日の日本ハム戦も6回10安打6失点と、前半戦は走者を出しながらも粘り、最少失点で切り抜けてきたが、相手の勢いを止めることができなかった。

8月17日の西武戦では3回までに今季最多の15回(同日の試合時点)、150キロを超えるストレートを記録するなど無失点に抑えていたが、4回に入りボールが先行し、ストレートを狙い撃ちされた。

前半戦は「自分の投球のタイミング的に今年はあの感じがはまっているなというのがあって、去年みたいに2段で投げるときもあるんですけど、両方使えたらいいなと元々思っていた。今年はあれが1番ハマっている」と走者がいないときにクイック気味で投げることが多かったが、9月10日の巨人との2軍戦では走者がいないときに二段モーションで投げたり、9月30日のオリックス戦では走者がいないときに二段モーション、クイック気味で投げるなど試行錯誤しているように感じた。 プレートの踏む位置も一塁側だけでなく、一塁側の1番端で投げたり、イニングや打者によって一塁側と真ん中のプレートを使い分けていた。

また、前半戦は2軍時代からバッテリーを組むことが多かった柿沼友哉がマスクを被っていたが、柿沼が故障で離脱以降は、田村龍弘と加藤匠馬とバッテリーを組んだ。その辺りも後半打ち込まれたことに関係しているのだろうか−。11月12日に行われたオリックスとのCSファイナルステージ第3戦では、柿沼と7月5日の楽天戦以来とバッテリーを組み、立ち上がりから右打者、左打者のアウトコースに素晴らしいストレートを投げ込み、6回を3安打2失点と試合を作った。

19年と20年、そして今年と開幕してから安定した投球を見せたが、それをシーズン通して継続することができなかった。経験を積み、もうあと一歩のところまできている。来季こそ規定投球回到達、2桁勝利を達成して欲しい。

岩下大輝の今季成績
23試 8勝8敗1H 120回 振87 防4.43
先発/QS:21/10

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外れ1位で5球団競合から5年…、飛躍遂げた佐々木千隼が最後に流した悔し涙[Full-Count]

◇入団から4年は怪我に苦しむも今季は54試合に登板、「8回の男」に定着

7回裏の攻撃が終わると、ZOZOマリンにはPerfumeの「FLASH」が流れる。映画「ちはやふる」の主題歌を背にマウンドに上がるロッテ佐々木千隼投手の姿は、今季マリーンズファンにとってお馴染みの光景となった。

2016年ドラフト1位で入団し、4年間で6勝のみ。「このままでは終われない」と決意を胸に迎えた今季は、54試合に登板。悩まされた怪我の影響も感じさせず、1年間1軍で投げ続けた。

防御率は1.26、34ホールドポイントはリーグ2位の好成績。「50試合以上投げられたことは自分としては大きかった。防御率は野手の方々が守ってくれたからこそのことなので、一概には言えないですけど、低いに越したことはないと思います」。謙遜する口ぶりの中にも、充実感がにじむ。

バッタバッタと三振を奪うタイプではないが、テンポの良い投球で8回を締める。4月には3試合連続で勝ち星が付くなど、バックも右腕の投球に応え、中継ぎながら8勝を挙げた。ビハインドの場面でも、この男がマウンドに上がれば、次の攻撃で逆転できるんじゃないか。そんなムードを作ることができる存在になっていた。

◇負ければ優勝を逃す試合で今季唯一の黒星「野球人生で1番悔しかった」

充実の1年になったかと思われたが、後味は悪かった。「野球人生で1番悔しかった試合です」と振り返るのは10月27日の楽天戦(楽天生命パーク)。負ければオリックスの優勝が決まる試合で、1−1の8回からマウンドに上がった。それまで負けなしだった右腕には、積み重ねてきた自信があった。いつも通り淡々と投球練習を終え、楽天打線と対峙する。

先頭の島内に投じた初球は一、二塁間に転がる。二塁手の中村奨が飛びついて送球するも惜しくも間に合わず内野安打に。それでも冷静だった。「慌てることなくいこうと思っていました」。その後、送りバントと申告敬遠で1死一、二塁で打席に代打・小深田を迎えると、カウント1−2から投じたシンカーを右前に運ばれた。二塁走者が生還し、勝ち越しを許してしまった。マウンドに上がってから失点するまで、わずか6球だった。

9回表、ベンチから味方の逆転を信じたが、思いは届かず、今季54試合目で初めて負けがついた。「優勝できないことが決まってしまって、点を取られた悔しさ、不甲斐なさもありましたし、色んな感情がありました」。試合後にはクールな男が人目もはばからず大粒の涙を流した。

◇悩まされた怪我を克服し54試合に登板「4年間で学ぶこともできた」

それでも今季のロッテの躍進を佐々木千隼無しには語れない。桜美林大から2016年に外れ1位として5球団から指名を受けた末にプロ入り。そこからは“ドラ1”というプレッシャーと、怪我との戦いだった。

「プロに入ってからずっと満足いくような投球はできていないんで、活躍したいという思いはずっと持ち続けています。まだ何もしていない。このまま終われないなと思います」。

今春のキャンプ時にはこう語っていた。今季は肩肘の不安も解消され、キャンプも1軍で完走。昨季から取り組んできた“脱力”を意識したフォームも奏功し、球速こそ140キロ前後だが、打者を差し込めるようになった。その結果、独特の緩いスライダー、シンカーといった変化球が生きるようになった。

入団から4年間、苦しんだ経験も生きている。「トレーニング方法とか、リハビリだったり、ケアだったり…。色々怪我をしてきて、学ぶこともできました。そのお陰だと思います」。投げたくても投げられないもどかしさは、身に染みて感じてきた。今季離脱することなく投げ続けられたのも、過去の経験があってこそだった。

強力なプルペンを形成し、141試合目までリーグ優勝を争ったロッテ。来季は新助っ人タイロン・ゲレーロもリリーフに加わり、また競争が始まる。怪我のないシーズンを送るため、オフは体を作りこむ予定だ。「1人1人役割というのはあると思うんですけど、その中で8回を任されて投げることができたのはとてもいい経験になりましたし、また競争に勝って、来季は優勝に貢献したいです」。最後の最後で味わった悔しさを胸に、更に逞しくなった姿でマウンドに戻ってくる。

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