わたしはかもめ2021年鴎の便り(12月)

便

12月31日

ロッテを優勝に導く主人公へ、佐々木朗希超!が目指すジャンプの先の世界[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)のプロ3年目が始まる。中学、高校と違い総決算の3年目ではない。「レベルアップしていく中での1つの過程に過ぎないと思うので」。ホップ、ステップ、ジャンプの先に、まだまだ世界が広がる。

エース級の活躍や、160キロ台も現実的になってきた365日を「超」の意気込みで歩む。「昨年の自分を全てにおいて超える。登板数、勝ち星、防御率、奪三振率。全てにおいて超えたいです」。その上で2桁勝利や160キロも「超えられるような結果を出せたらと思っています」と見据える。

修業は積んできた。幼少期からの早寝効果もあってすくすく育った少年は、あまりにも深い悲しみを乗り越え、もうすぐ立派に成人の日を迎える。成長期のケガから柔軟性の大事さを知り、地道にストレッチを続けたかいもあって、海外からも注目を集める高い能力を手に入れた。

目標はそんな自分を、超えること。「超の1字のようなスーパーな高みを目指して1歩1歩しっかりと」と修業を続ける。佐々木朗希超か、スーパー朗希か。漫画「ドラゴンボール」の世界を想像してしまう。

純粋な心で強くなった主人公・孫悟空は、仲間を痛めつけられた怒りで、スーパーサイヤ人に進化した。朗希は高校時代、被本塁打や失点の直後に一気に球速を上げた。昨季は「体と心のコントロールをする」をテーマにし、スピードに感情が出なくなった。「慣れ」で好投を手にした若者は、次は何をきっかけにスーパーな領域に達するのか。

キーンとする大船渡の冷気を吸い込み、ジューッとしびれるような「酢の素」でカニを楽しんできた少年時代からの1年の始まり。プロとしての強い自覚で動きだす。どんな刺激的な投球を世に披露するのだろう。「超期待してもらえたらと思います」。ワクワクすっぞ。

ページトップ

ロッテ・佐々木朗希、22年の漢字は「超」、アニメ「ドラゴンボール超(スーパー)」から[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)が31日、プロ3年目となる2022年の漢字を『超』と記した。人気アニメ「ドラゴンボール超(スーパー)」から取り、「昨年の自分を全てにおいて超える。そういう思いがこもっています。登板数、勝ち星、防御率、奪三振率など、全てにおいて超えたい」とした。

最速163キロ右腕は1軍戦初登板した昨季、11試合で3勝2敗、防御率2.27の成績を残した。プロ入り後の最速は159キロで、160キロ到達にも期待がかかる。

21年の漢字『発』から進化。「期待を超える存在になりたい。超の一字のようなスーパーな高みを目指して一歩一歩、1月の自主トレから歩んで3年目を迎えたい。超期待してもらえたら」とスーパースターへの一歩を踏み出す。

ページトップ

佐々木朗希3年目は「超期待してもらえたら」…「超」高みへ「昨年の自分を超えたい」[報知]

今季3年目を迎えるロッテの佐々木朗希投手(20)が12月31日、“スーパー朗希”へのグレードアップを誓った。昨季は11試合で3勝2敗、防御率2.27をマーク。CSの開幕投手も任されるなど数字以上に飛躍した。

新年の漢字には「超」を掲げ「登板数、勝ち星、防御率、奪三振率(9.66)全てにおいて昨年の自分を超えたい。“超”のようにスーパーな高みを目指して一歩一歩、1月の自主トレからしっかりと歩んで3年目のシーズンを迎えたい。超期待してもらえたらと思います」と意気込んだ。

ページトップ

ロッテ佐々木朗希、22年目標は「超」、理由は「ドラゴンボール超をイメージ」[デイリー]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)が31日、22年の目標を漢字一字で「超」とした。好きなアニメ「ドラゴンボール超」の孫悟空のような異次元の働きをと意気込んだ。

昨年は漢字一字で「発」と表し、初先発をかなえ、初勝利も挙げた。「『ドラゴンボール超』をイメージして、新しい年の漢字一字は超にします。昨年の自分を全てにおいて超える。そういう想いがこもっています。登板数、勝ち星、防御率、奪三振率など、全てにおいて超えたいです」と話した。

「超の一字のようなスーパーな高みを目指して一歩一歩、1月の自主トレからしっかりと歩んで、3年目のシーズンを迎えたいと思います。超期待してもらえたらと思います」。今季はローテに定着し、初の2桁を目指す。

ページトップ

「試合を作る」投手に重要なQS率と与四球率、セ・パ1位は?[SPAIA]

◇田中将大は23試合中12試合が「味方の援護1点以下」

田中将大は2021年、年俸9億円(推定)で楽天に復帰した。24連勝した2013年の再現が期待されたが、現実は23試合4勝9敗に終わった。

6月12日の阪神戦で佐藤輝明に内角低めスライダーをライトスタンドに運ばれた時は力の衰えを心配されたが、必ずしもそうとは言えない。それは数字が証明している。

何と先発23試合中「味方の援護が1点以下」の試合が12試合もあった。これではプロ入り初の負け越しも仕方ないだろう。

「試合を作る」指標としてQS(クオリティ・スタート=先発6イニング以上を自責点3以内に抑えること)があるが、21年パ・リーグ1位が山本由伸(オリックス)で26試合中23試合、QS率88.5%(18勝5敗)、2位上沢直之(日本ハム)は24試合中21試合で87.5%(12勝6敗)だった。

田中の23試合中17試合のQS率73.9%(4勝9敗)は、10勝9敗の伊藤大海(日本ハム)に並ぶ3位タイと上々の数字だったのだ。

◇与四球率2.00以内は「針の穴を通すコントロール」

もう1つ「与四球率」(9イニング平均で何個四球を与えたか)も「試合を作る」意味で投手を評価する重要な指標となっている。

これが2.00個以内だと「抜群のコントロール」と言っても差し支えないだろう。「精密機械」と呼ばれた往年の小山正明(東京ほか)は1.80個、「針の穴を通すコントロール」」と言われた稲尾和久(西鉄)も1.80個だった。

硬式球の直径は約7.4センチ。そのボール半個分での勝負になる訳だ。NPB通算勝利数上位にランキングされる名投手の与四球率は以下の通り。

現役最多の日米通算181勝90敗の田中は今季1.68個、NPB通算177勝176敗の石川雅規(ヤクルト)は今季1.76個と、さすがの数字を残している。

田中はプロ通算でも1.83個、石川は同1.81個だ。特に大卒20年目の石川は、ストレートの平均球速が132.7キロでも日本シリーズで71年ぶりの「40代勝利」をマークした。投手にコントロールが大切なことを再認識させる投球だった。

◇ヤクルト奥川恭伸は驚異の与四球率0.86

2021年の規定投球回以上で2.00個以内は、セ・リーグでは大野雄大1.63個(中日=7勝11敗)と大瀬良大地1.90個(広島=10勝5敗)。パ・リーグでは加藤貴之1.26個(日本ハム=6勝7敗)、田中将大1.68個(楽天=4勝9敗)、山本由伸1.86個(オリックス=18勝5敗)の計5人しかいない。

一方、今井達也(西武=8勝8敗)は与四球率5.63で制球難を露呈した。ただ、今井が8勝8敗と五分の星だったのに対し、上記の大野、田中、加藤の3人は負け越し。個人的な勝ち負けに関係なく「試合を作る」という点ではきちんと評価されるべきだろう。ちなみに大瀬良はQS率も87.0%と優秀な数字を残している。

日本一に輝いたヤクルトの奥川恭伸(ヤクルト)は規定投球回には達しなかったものの、驚異の与四球率0.86個で9勝4敗だった。過去には日米通算134勝93敗128セーブ104ホールドの上原浩治(巨人ほか)が、特筆ものの1.26個をマークしている。投手にとってコントロールが重要なことは間違いない。

ページトップ