わたしはかもめ2022年鴎の便り(1月)

便

1月8日

元ロッテの内竜也さん、元ヤクルト上田剛史さんら17人が合同引退試合[ニッカン]

プロ野球で過去2年に現役を退き、引退試合の機会がなかった元選手らのための合同引退試合が8日、メットライフドームで行われ、元ロッテ投手の内竜也さん、元ヤクルト外野手の上田剛史さんら17人が参加した。

新型コロナウイルス感染防止のため一般のファンには公開せず、家族ら関係者のみを招待した。救援で活躍し2020年限りで引退した内さんは切れのある球を披露し、「コロナ禍で家族に最後の姿を見せられない選手も多い。こういう機会をつくっていただいたのはすごく良かった」と笑顔で話した。現在は野球スクールなどを手掛ける会社を経営し、自らも少年野球で教えているという。

20年に引退し母校の岡山・関西高でコーチを務める上田さんもはつらつとしたプレーを見せ「感謝しかない。ファンに挨拶できずに終わっていた選手もいるので、こういうことは続けて欲しい」としみじみと話した。

ページトップ

DeNA1位小園健太「今の気持ちを忘れずに」三浦監督からの金言心に刻む[ニッカン]

初心忘るべからず−。DeNAドラフト1位の小園健太投手(18=市和歌山)が、三浦監督からの金言を胸にスタートを切った。

この日、神奈川・横須賀市内の「DOCK」で新人合同自主トレがスタート。三浦監督から「今日の気持ちを忘れずに」と訓示を受け「今の気持ちを忘れずにやっていこうと思った」と心に刻んだ。

指揮官の経験則からの言葉だった。高田商からプロ入り。通算172勝を積み上げたが、苦しかった時に心の支えになったのが、入団時の思いだった。「奈良からどういう気持ちで来たかは頑張れる1つの材料になりましたし、ハマスタのマウンドで投げたいという気持ちを思い起こせた時に頑張れたのは何回もありましたから」と話した。

指揮官から背番号「18」を引き継いだルーキーは「やってやるぞという気持ち」を全身で表現した。キャッチボールでは軸足でしっかりと立ち、バランス良くボールを投げた。昨年末は市和歌山でロッテ1位の松川を相手にブルペン入り。体の仕上がりは順調で、三浦監督から「体つきを見ても、将来楽しみだなとあらためて思った」と太鼓判を押された。

ページトップ

ロッテドラ5八木彬、取り出した愛犬写真に「しんみりする話なんですけど」[ニッカン]

ロッテのドラフト5位、八木彬投手(24=三菱重工West)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。

ビジネスマンのようにスーツをきっちり着こなしながら、笑顔で写真を取り出した。「僕の愛犬の写真なんですけど、小2くらいからずっと飼ってて、ちょっとしんみりする話なんですけど、去年の11月くらいに亡くなってしまって」。

東京ドームで力投した都市対抗野球が始まる前に、衰弱しているとは聞いていたという。「トトって言います。男です。おかんがつけたと思います。家に帰ってきたらおった、みたいな感じです。めっちゃちっちゃくて」。小学校時代に毎日のように散歩へ行ったことを懐かしむ。

和歌山で生まれ育ち、高校は八戸学院光星(青森)に進んだ。年末年始くらいしか会えなくても、大事な存在だった。写真立てにしたから、新しい部屋にどこにでも置ける。「これを置くこと、応援してくれてるんかな〜と思えるかなって…持ってきました」。夢と白球を追った少年時代も思い出しながら、即戦力右腕は活躍を誓っている。

ページトップ

ロッテ2位池田来翔、史上初マリーンズジュニア巣立ち入団、寄せ書きに感謝[ニッカン]

ロッテのドラフト2位、池田来翔内野手(22=国士舘大)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。

手にする色紙には、懐かしい名前が並んでいた。小学校6年時にプレーした「マリーンズジュニア」のメンバー達からのサプライズの寄せ書きだった。同チームを巣立ってのロッテ入りは、池田が史上初となった。

「こうして何年たった今でも応援してくれるのは、僕はすごく嬉しかったので」と喜びがにじみ出る。少年時代、千葉県内各地から集結した選手達も「僕以外はやってないんじゃないですかね、野球は」。そんな彼らの言葉が並んだことに感謝する。

ユニホームのサイズは当時よりずいぶん大きくなった。契約会見では「これからは自分の将来にもなりますし、重みがすごくあると思うので」と強い決意で袖を通した。右投げ右打ちの強打の二塁手は、不動のレギュラー中村奨吾内野手(22)を超えなければ、慣れ親しんだポジションはつかめない。「負けないように、食い込んでいけるように」。戦いに備える。

ページトップ

ロッテ育成1位田中楓基が入寮、氷点下旭川から埼玉へ「すごく暖かい」[ニッカン]

ロッテの育成ドラフト1位、田中楓基投手(18=旭川実)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。

今年の旭川は雪が少なめで、積雪は「膝くらいです」と言う。そんな氷点下の町をこの日朝出発し、午後2時前に入寮した。「すごく暖かくて。早く体を動かしたいなという気持ちです」と笑った。

氷点下10度を下回ることもある旭川の朝。「起きたい時間より10分前くらい早めにアラームをかけておいて、布団の中で体をちょっとずつ起こしていく感じ」というものの、起きるのは苦手だ。プレゼントされたラジオ付きアラームを寮に持ち込んだ。

「耳が疲れないというか、ずっと流していても苦にならないので。テレビだとやっぱり目が疲れたりすると思いますし。ラジオは聴いて他にも何かやることができるので」。

よく家族でもFMを聴いていたという。現在は最速150キロで「155キロまではしっかり伸ばしていきたいです」と掲げる。まだ線は細いものの、大きな魅力を秘めた右腕。1年でも、1日でも早く、熱気に満ちた吉報を故郷に届けたい。

ページトップ

ロッテ4位秋山正雲が手にする赤いグラブ「苦しい場面や色々な経験を」[ニッカン]

ロッテのドラフト4位、秋山正雲投手(18=二松学舎大付)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。

赤いグラブを抱えた。「高校3年夏の東京都大会と甲子園で使ったグラブを持ってきました。苦しい場面とか色んな経験をして、思い出がいっぱいあるグラブなので、これを練習とかでも使って、忘れずにいこうと思っています」。コロナ禍に見舞われた高校時代。締めくくりをともに戦った相棒を連れてきた。

同じ左腕の小島和哉投手(25)が昨季までつけていた背番号43を引き継ぐ。将来が期待される一方で、まだまだ細い。「1軍に上がったり、2軍で投げたり…という気持ちも強いですが、最初は焦らず、来季へのシーズンになれたり、日々の生活に慣れたり、最初はそんな感じにしたいです」といよいよ始まった1年目を見据えている。

千葉・流山市出身で、友人達からは「見に行くから、投げるときは教えて」と期待されている。「地元の球団に指名してもらえて良かったなと思いました」。その日に向けて、じっくりと作り上げる。

ページトップ

ロッテ育成3位永島田輝斗が入寮、激励メッセージ集めへの奔走にも感謝[ニッカン]

ロッテの育成ドラフト3位、永島田輝斗投手(18)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。

手にたくさんのものを抱えていた。

「地元の小、中学校の仲間達からもらったプレゼントです。こちらは高校の友達からいただいたプレゼントで。全部メッセージ、寄せ書きです。このメッセージをつらいときに見て、よりいっそう頑張っていきたいです」。

高校では「ナガシー」と呼ばれ、地元相模原では名前の輝斗(きらと)にちなんで「キラちゃん」と呼ばれていた。地元の寄せ書きは、友人の保護者がメッセージカードを数十軒を回って、メッセージを集めてくれたという。

たくさんの思いが込められている。印象に残ったメッセージを問われると「色々な方からもらっているので、この人とは決められません。全員の思いが込められているので、読み返したいと思います」と深い感謝を口にした。本格的投手歴は2年前後ながら、すでに最速は150キロ。ロッテファンにも愛される大投手を目指す。

ページトップ

ロッテ育成4位村山亮介が赤いボクシンググローブをつけて撃破したいものは[ニッカン]

ロッテの育成ドラフト4位、村山亮介捕手(18=幕張総合)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。

赤いボクシンググローブを持ってきた。「はめるとどんな気持ちに?」と尋ねると、無言ではめ出した。前日に、現在は活動していない母校のボクシング部関係者からもらったという。

「こんな感じで。昨日は仲間達と遊んでました。ボクシングってやったことなくて新鮮だったんで。野球以外のスポーツも大事だと思って」。

「自分、足が遅いんで、体重も重くて」。

現在、体重は106キロ。課題の俊敏性を鍛えるためにシャドーボクシングに興味を持った。「やるにあたって、形も大事だと思ったので」と教師達にお願いしてゲットした。

アジャ2世は、アジャと呼ばれる井上晴哉内野手(32)のような長距離砲になることを期待される。そのためにもまずは体にキレを出したい。

青空に赤いグローブが映える。殴りつけるようにして撃退したいもの、退治したいものは?

「体の中の脂肪です」。

体脂肪率は現在20%近く。食い気味の回答だった。

ページトップ

小柄で少し猫背なロッテ育成2位速水将大、背筋伸ばして目指す偉大な先輩は[ニッカン]

ロッテの育成ドラフト2位、速水将大内野手(21=BC・富山)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。

174センチ、69キロと小柄だ。「自分の活躍次第で、小さな子供達に勇気や希望を与えられると思います」と夢は大きい。

小柄で、猫背だ。至学館大短大時代の友人が、10月の誕生日プレゼントに骨盤矯正ベルトをくれた。これが効いた。

「試したら、めっちゃいいということで助かってます。外した時に爽快感やすっきりした感じがあって。猫背なので助かりました。しっかりと芯が入る感じがあります」。

愛知・一宮市出身で、高校は長野県の日本ウェルネス筑北へ。そこから至学館大の短大に進み、BCリーグでもプレーした異例の経歴ながら「小学1年の時から硬式野球でクラブチームでやっていたので」というのもすごい。「全力でやってこい」「未知の世界なので後悔しないように」。挨拶回りでは次々と励まされた。

プロでの目標は、小坂誠2軍打撃兼内野守備兼走塁コーチ(48)のような選手になること。YouTubeでは、現役時代の牛若丸ぶりを何度も見てきた。「チームで1番の守備力を身につけたいです」。胸を張って答えた。

ページトップ

ロッテ1位松川虎生が入寮、居場所変わっても相棒小園の抱き枕がそばに[ニッカン]

ロッテのドラフト1位、松川虎生捕手(18=市和歌山)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。

“やっぱり”の入寮だった。前日に中学、高校と6年間バッテリーを組んだDeNA1位の小園健太投手(18)が、松川の写真がプリントされた抱き枕を持って入寮。中学時代に所属した貝塚ヤングの仲間達から贈られた。

入寮の時に−。そんな話も少しはしたが「本当に健太が持って行ったので、僕も持って行こうという気持ちになりました」。高校野球引退後に宮崎旅行もした仲だが、さすがに照れる。でも「素晴らしいものを作ってもらいましたし、6年間バッテリーを組ませてもらったので、健太を忘れないでおこうという気持ちで持ってきました」と、本人より少しだけ小さな抱き枕を運んできた。

貝塚ヤングから市和歌山にはバッテリーを含め、6人が進学した。チームメートの顔はガラッと変わる。

「周りに何があるかも分からないですけど、その中でも自分のことをアピールしていかないといけないので、慣れてやっていきたいと思っています」。

10日からはいよいよ新人合同自主トレが始まる。疲れ切って部屋に戻れば、苦手なセミを持ってニヤニヤと追い掛けてくるアイツがいる。

ページトップ

ロッテ3位広畑敦也「あいみょんのマリーゴールド」弾き語りで入寮[ニッカン]

ロッテのドラフト3位広畑敦也投手(24=三菱自動車倉敷オーシャンズ)が8日、弾き語りで入寮した。芸達者ルーキーはタクシーで到着。身軽に見えたが、ネタはしっかり郵送済みだった。祖母からもらったギター。1曲、と促されると「あいみょんのマリーゴールドのサビをちょっと」といきなり目をUの字にして高音から歌い出した。

帝京大2年の時から始めた。演奏経験はなく、しかも独学ながら40曲近いレパートリーがある。大好きなコーヒーを飲みながら練習し、友人達に披露してきた。「(元々)リズム感があまりないので」と、投球にもつながる効果が生まれ始めている。自身でハードルを上げ、次は。「大先輩の里崎さんもライブやられてたので、ああいう場面でできればいいかなと思ってます」。帝京大とロッテの先輩、里崎智也氏(日刊スポーツ評論家)の現役時代のように、即戦力右腕はエンターテイナーも狙う。

ページトップ

ロッテ、公式マスコットが「シュッと令和の顔立ちに」イラストリニューアル[ニッカン]

ロッテは8日、球団公式マスコットのイラストをリニューアルすると発表した。

マーくん、リーンちゃん、ズーちゃんがよりシンプルなタッチで、すっきりとした表情になり、衣装も伝統のピンストライプに変更される。

02年以来のリニューアルに、マーくんは球団を通じ「マーです、ボク達のイラストがリニューアルして、シュッと令和の顔立ちになりました。リーンちゃんのキャップ姿も、ズーちゃんのオーバーオールもカワイイぞーっ!!もちろん相変わらずのボクのぽっこりしたおなかも…。これからもみんなで力をあわせてファンのみんなと一緒にマリーンズを応援するよ!!」とコメントを寄せた。

ページトップ

LOVEが過ぎる!?ロッテD1位・松川、DeNA・小園プリント抱き枕と入寮「しっかり抱いて寝たい」[サンスポ]

ロッテの育成選手を含む新人全9選手が8日、さいたま市内の選手寮に入った。ドラフト1位・松川虎生(こう)捕手(18)=市和歌山高=は、DeNAに同1位で入団した小園がプリントされた抱き枕を持参し、笑いを誘った。

「健太を忘れないでおこうという気持ちで持ってきた。しっかり抱いて寝たいです」。

中学時代から6年間バッテリーを組み、昨春の選抜大会に出場した2人。同じ高校から同一年にバッテリーが1位指名されるのは史上初で、良き仲間、良きライバルとして刺激し合う間柄だ。

抱き枕は中学時代に所属した「貝塚ヤング」からプレゼントされたもの。前日に入寮した小園も松川がプリントされた抱き枕を荷物にしのばせていた。

親戚から贈られた『野村克也金言集』も持参し「全ての言葉が心に残った」。プロ入り後も壁にぶち当たった際に読み返すという。人生初の寮生活。「寂しい気持ちもあるが、本当にこれからが大事だと思う」と気持ちを引き締めた。

ページトップ

合同引退試合に17人が参加、元ロッテ・内竜也さん「こういう機会をつくっていただいたのはすごく良かった」[サンスポ]

プロ野球で過去2年に現役を退き、引退試合の機会がなかった元選手らのための合同引退試合が8日、メットライフドームで行われ、元ロッテ投手の内竜也さん、元ヤクルト外野手の上田剛史さんら17人が参加した。

新型コロナウイルス感染防止のため一般のファンには公開せず、家族ら関係者のみを招待した。救援で活躍し2020年限りで引退した内さんは切れのある球を披露し、「コロナ禍で家族に最後の姿を見せられない選手も多い。こういう機会をつくっていただいたのはすごく良かった」と笑顔で話した。現在は野球スクールなどを手掛ける会社を経営し、自らも少年野球で教えているという。

20年に引退し母校の岡山・関西高でコーチを務める上田さんも溌剌としたプレーを見せ「感謝しかない。ファンに挨拶できずに終わっていた選手もいるので、こういうことは続けて欲しい」としみじみと話した。

ページトップ

ロッテ、D1位・松川ら9選手が入寮「気を引き締めていきたい」[サンスポ]

ロッテの育成選手を含む新人全9選手が8日、さいたま市内の選手寮に入った。ドラフト1位の松川(市和歌山高)は「本当にこれからが大事。気を引き締めていきたい」と意気込んだ。

中学時代に在籍した「貝塚ヤング」からもらった抱き枕を持参。中学、高校とチームメートだったDeNAドラフト1位の小園もプリントされており「6年間バッテリーを組ませてもらった。(小園)健太を忘れないでいたいという気持ちで持ってきた」と笑顔で話した。

ページトップ

ロッテ・ドラ1松川が入寮、“小園抱き枕”持参「しっかり抱いて寝たい」[スポニチ]

高校通算43本塁打のロッテ・ドラフト1位・松川(市和歌山)は、特注の「抱き枕」を持ち込んだ。

中学時代に所属した貝塚ヤングから贈られたもので、中、高でバッテリーを組んだDeNAのドラフト1位・小園の姿がプリントされている。「(小園)健太を忘れないでおこうという気持ちで持ってきた。寝るときにしっかり抱いて寝たい」と笑った。なお、小園も、松川版の抱き枕を持っている。

ページトップ

ロッテ・ドラ3広畑がギター持参で入寮、お立ち台で弾き語りある!?[スポニチ]

最速154キロを誇るロッテのドラフト3位・広畑(三菱自動車倉敷オーシャンズ)がさいたま市内の選手寮に入寮。ギターを持参し「歌とか好きで(帝京)大学の時にちょっと練習し始めた」と明かし、あいみょんの代表曲「マリーゴールド」を弾き語りで披露した。

先発、リリーフのどちらもこなせる即戦力右腕。球団OBで帝京大の先輩にあたる里崎智也氏は現役時代、試合後に球場前のステージで歌った。広畑も「ああいう場面で、できればいいかな」とまんざらでもない様子。白星後のお立ち台での弾き語りも実現しそうだ。

ページトップ

ロッテドラ1松川、DeNA1位小園の抱き枕「しっかり抱いて寝たい」[スポニチ]

高校通算43本塁打を誇り、強打の捕手として期待されるロッテのドラフト1位・松川(市和歌山)はさいたま市内の選手寮に、監督としてヤクルト、楽天などを指揮した野村克也氏の著書とオリジナルの「抱き枕」を持ち込んで入寮した。

大きな体から、ちょっと似合わない!?可愛らしい特注品が目を引いた。中学時代に所属した貝塚ヤングからプレゼントされた抱き枕だ。そこには中学、高校でバッテリーを組んだDeNAのドラフト1位・小園がプリントされている。

リップサービスも「ドラ1級」だ。報道陣から理由を問われると、「(小園)健太を忘れないでおこうという気持ちで持ってきた。寝るときに、しっかり抱いて寝たい」と笑いを誘った。

実は小園も同様の抱き枕をプレゼントされており、そこには松川の姿がプリントされている。

前日には小園がDeNAの寮に持ち込んでいた。「知っています。本当に持って行ったんだと思った。僕も持って行こうと思った」と、元バッテリーによる舞台裏も明かしていた。

ページトップ

ロッテドラ3広畑、入寮即ライブ!―麦わらの〜♪裏声の美声で弾き語り[スポニチ]

入寮→即単独ライブ!?最速154キロを誇るドラフト3位・広畑(三菱自動車倉敷オーシャンズ)がさいたま市の寮にギターを持参して入寮した。

テレビカメラの前で「歌とか好きで(帝京)大学の時にちょっと練習し始めた」とインタビューを受けていると、「せっかくなので一曲を!」と無茶ぶりされたが、これにも「ハイ!」と即答。あいみょんの代表曲「マリーゴールド」を弾き語りで披露した。

これには昨季まで育成スカウト部長だった永野吉成統括コーディネーターも「本物だよ」と絶賛。報道陣からのアンコールに、今度はスピッツの「チェリー」で応えた。

先発、リリーフのどちらもこなせる即戦力右腕。初詣ででは、おみくじで大吉を引き当てた。「調子に乗らずに落ち着いて過ごすように!」と書かれていたというが、「いきなり調子に乗ってギターを弾いちゃった」と苦笑いも浮かべたが、早くもファンの心をつかみそうな勢いだ。

球団OBで大学の先輩でもある里崎智也氏は現役時代に試合後、球場前のステージで歌を披露し、ファンを喜ばせていた。「大先輩の里崎さんもライブをやられていたので、ああいう場面でできればいいかな」と宣言。「ヒーローインタビューでも!?」の問いにも「はい」とはにかんだ。

本拠地でプロ初勝利を挙げるような展開になれば、お立ち台での即興ライブの可能性も浮上しそうだ。

ページトップ

ロッテ球団マスコット、マーくん、リーンちゃん、ズーちゃんのイラストリニューアル[スポニチ]

ロッテは球団公式マスコットのマーくん、リーンちゃん、ズーちゃんのイラストをリニューアルすることを発表した。

今回のリニューアルでマーくん、リーンちゃん、ズーちゃんがシンプルなタッチでスッキリとした表情となり、イラストの衣装も白と黒のチームカラーと伝統のピンストライプに変更となる。

イラストのリニューアルは2002年以来で、なお、2022年ホーム開幕戦に向けて、マーくん、リーンちゃん、ズーちゃんのマスコット衣装もイラストに合わせてリニューアルする予定。

マーくん
「マーです、ボク達のイラストがリニューアルして、シュッと令和の顔立ちになりました。リーンちゃんのキャップ姿も、ズーちゃんのオーバーオールもカワイイぞーっ!!もちろん相変わらずのボクのぽっこりしたお腹も…。これからもみんなで力をあわせてファンのみんなと一緒にマリーンズを応援するよ!!」

ページトップ

元・ロッテ内竜也氏が「引退試合」で念願の捕手出場、笑顔の救援登板、第2の人生で未来のプロ野球選手育成[報知]

◇「PERSOL THE LAST GAME2021」(メットライフ)イースト8−8ウエスト(硬球使用・9イニング制)

20年、21年シーズンで引退し、セレモニーが叶わなかった選手が家族やお世話になった人に最後の雄姿をみせる特別試合「PERSOL THE LAST GAME 2021」(企画=スカイA・スカパー!主催=スカパーJSAT株式会社 特別協賛=パーソルホールディングス株式会社 後援=スカパー!プロ野球セット 協力=日本プロ野球OBクラブ、日本プロ野球選手会)が8日、メットライフドームで行われた。

現在の居住地をもとにイースト、ウエストの2チームに分かれ、元ロッテの内竜也投手(36)はイーストの「1番・捕手」で出場して5打数1安打。捕手については「ずっとやりたかったので。いいピッチャーたくさん受けられたので楽しかったです」と好守備をみせた。本業の投手では7回から登板して2回1失点。笑顔でマウンドを楽しんだ。

ロッテでリリーフエースとして活躍し、20年限りで現役引退。現在は「株式会社V‐slider」を設立し、野球少年の指導など球界発展に尽力している。「ロッテに17年間お世話になったのでいずれは千葉出身のプロ選手が出られるように、小さい時からの指導、アドバイスができればいいなと思っています」と話した。

総合人材サービスを展開する「パーソルグループ」は、本試合への協賛を通してこれまで社会課題の一つであった引退後のアスリートのセカンドキャリア、自分らしいキャリア実現に向け、引退選手全員の新しい一歩を応援するとしている。

※本日の出場選手
内竜也(ロッテ)大村孟、中尾輝、山中浩史、上田剛史(ヤクルト)、木村敏靖、則本佳樹、南要輔(楽天)、田原誠次、山川和大、加藤壮太(巨人)、大窪士夢、中塚駿太(西武)、藤谷洸介、鈴木翔太(阪神)、川原弘之(ソフトバンク)、石川駿(中日)、定詰雅彦(元ロッテなど、助っ人捕手)

ページトップ

55歳・定詰雅彦氏が捕手で2安打2打点の躍動、プロ野球合同引退試合に助っ人参戦[報知]

◇「PERSOL THE LAST GAME2021」(メットライフ)イースト8−8ウエスト(硬球使用・9イニング制)

20年、21年シーズンで引退し、セレモニーが叶わなかった選手が家族やお世話になった人に最後の雄姿をみせる特別試合「PERSOL THE LAST GAME 2021」(企画=スカイA・スカパー!主催=スカパーJSAT株式会社 特別協賛=パーソルホールディングス株式会社 後援=スカパー!プロ野球セット 協力=日本プロ野球OBクラブ、日本プロ野球選手会)が8日、メットライフドームで行われた。

現在の居住地をもとにイースト、ウエストの2チームを編成。ウエストの「9番・捕手」で出場したのは元ロッテ、阪神の定詰雅彦氏(55)だった。この日の参加選手に捕手が1名しかいなかったことから、助っ人として参戦した。55歳は3回、昨年まで西武で現役だった中塚駿太氏から痛烈な左前安打。5回には同じく昨年まで楽天で現役だった木村敏靖氏から力強いスイングで左前に2点適時打を放った。同点の9回1死二塁の打席は申告敬遠されるなど存在感を見せ、守備でも体を張って好守備をみせた。

総合人材サービスを展開する「パーソルグループ」は、本試合への協賛を通してこれまで社会課題の1つであった引退後のアスリートのセカンドキャリア、自分らしいキャリア実現に向け、引退選手全員の新しい一歩を応援するとしている。

※本日の出場選手
内竜也(ロッテ)大村孟、中尾輝、山中浩史、上田剛史(ヤクルト)、木村敏靖、則本佳樹、南要輔(楽天)、田原誠次、山川和大、加藤壮太(巨人)、大窪士夢、中塚駿太(西武)、藤谷洸介、鈴木翔太(阪神)、川原弘之(ソフトバンク)、石川駿(中日)、定詰雅彦(元ロッテなど、助っ人捕手)

ページトップ

[ロッテ]ドラ1・松川虎生がDeNA小園の抱き枕持参で入寮「しっかり抱いて寝たい」[報知]

ロッテの新人9選手が8日、さいたま市内にある選手寮に入寮した。ドラフト1位・松川虎生捕手=市立和歌山高=はDeNAのドラフト1位・小園健太投手=市立和歌山高=がプリントされた抱き枕とともに入寮した。

「(中学から)6年間バッテリーを組ませてもらった。健太を忘れないでおこうという気持ちで持ってきた」と松川。中学時代に所属していた硬式野球チーム「貝塚ヤング」の関係者からプレゼントされたもので「寝るときにしっかり抱いて寝たいです」と笑顔を見せた。

高校通算43本塁打とパンチ力のある打撃を武器に打てる捕手としても期待がかかるドラ1は「本当にこれからが大事だと思う。気を引き締めないといけないという気持ちが大きい。名前に虎が入っているのでこの1年しっかり戦っていきたい」と意気込んだ。

ページトップ

[ロッテ]育成4位・村山亮介がボクシンググローブ持参で入寮、俊敏性アップとともに体の脂肪も撃退[報知]

ロッテの育成4位・村山亮介捕手=幕張総合高=が8日、赤いボクシンググローブとともに入寮した。

「今は廃部になったけど高校のボクシング部からいただいたもの。自分の課題である俊敏性を鍛えていきたいと思って持ってきました」と村山。現在体重106キロ。「足が遅いので、それを改善したかった」と野球部の顧問に俊敏性を高めたいと相談したところ、元ボクシング部の先生から譲り受けたという。

報道陣の前でも少しだけシャドーボクシングを披露し、今自身の中で撃退したいものを聞かれると「体の脂肪です」と即答。「体脂肪は19〜20%切るくらい。走るのは苦手なので、頑張って走ったり、ウェートは好きなので力をいれたいです」と俊敏性を高めるとともにスマートな体作りも目指していく。

「育成なので課題は山ほどある。イチから体を作り直して、結果残して、支配下目指していければいいなと思う」と決意を新たにした。

ページトップ

ロッテ・ドラ1松川「6年間バッテリー」DeNAドラ1小園の抱き枕持参[デイリー]

ロッテ・ドラフト1位・松川(市和歌山)が中学時代に在籍した「貝塚ヤング」のチームメートからもらった抱き枕を持参し入寮した。

中学、高校とバッテリーを組んだDeNA・同1位小園がプリントされており「6年間バッテリーを組ませてもらって、(小園)健太を忘れないでおこうという気持ちで持ってきた」と話した。ほかには野村克也著の「金言集」も持参した。

ページトップ

ロッテ・ドラ3広畑いきなり弾き語りライブ[デイリー]

ロッテのドラフト3位・広畑敦也投手(24)=三菱自動車倉敷オーシャンズ=が8日、さいたま市の寮にギターを持参し入寮。いきなりギターの弾き語りを行い、編成担当者の心をつかんだ。

最速154キロの直球が武器の右腕が、意外な特技を披露した。「歌が好きで、大学の時から練習し始めて、ずっと弾いています」。それではと、報道陣のリクエストに「ハイ!」と即答。あいみょんの「マリーゴールド」、スピッツの「チェリー」を気持ちよさそうに歌い込んだ。

大学2年から趣味で、休日に練習。レパートリーは40曲ほどあるというだけあって寮の駐車場での即席単独ライブは職員、スカウトから拍手が起こるほど大成功。永野統括コーディネーターからは「本物だよ。本物」と絶賛された。

井口監督から即戦力として期待される右腕は本業の方も「ロッテの日本一の力になれるように」と意欲満々。お立ち台での弾き語りにも「できればいいかなと思います」。活躍しマリーンズファンの前で単独ライブを行う覚悟だ。

ページトップ

ロッテ・育成2位の速水、骨盤矯正ベルト持参し入寮「姿勢がよくなった」[デイリー]

ロッテの育成ドラフト2位・速水将大=BC・富山=が8日、骨盤矯正ベルトを持参し入寮。背筋を伸ばして、早期支配下登録を目指すと意気込んだ。

猫背気味というルーキーは、至学館短大時代のチームメートにもらって以来「着けると爽快感、すっきりした感じがある。姿勢がよくなった。それから使っています」と明かした。

至学館大学短期大学部出身で系列の至学館大レスリング部は吉田沙保里、伊調馨ら多くのメダリストを輩出した名門。在籍時代はレスリング部員の激しい練習をする姿に刺激を受けたという。

「朝の6時に学校に行った時に、ウエートルームでトレーニングをしていたので、そのときは驚かされた」。

その後の猛練習でつかんだプロ入り。「プロのスピードに早く慣れて、1日でも早く支配下登録をつかみたい」と力を込めた。

ページトップ

ロッテのドラ2・池田がマリーンズジュニア時代の仲間から寄せ書き、持参し入寮[デイリー]

ロッテのドラフト2位・池田来翔内野手=国士舘大=が8日、さいたま市の寮へ「マリーンズジュニア」時代のチームメートの寄せ書き色紙を持参し入寮した。

小学生時代に同チームに所属し「12球団ジュニアトーナメント」にも出場した。球団初のマリーンズジュニア出身選手となったが、ほかのチームメートはすでに野球を引退した選手も多数いるという。

ドラフト終了後に自宅に届けられ感激。「ジュニア時代の武藤監督にもメッセージをもらってすごく嬉しかったです。マリーンズジュニアを代表として頑張ろうという気持ちが強くなりました」と決意をのべた。

年末年始はランニングなどで体を動かしていた。母校・国士舘大は箱根駅伝に出場し15位でシード権獲得はならなかった。「毎年、頑張っているんですけど、来年は頑張って欲しいですね」とエールを送っていた。

ページトップ

プロ野球、合同引退試合を開催元ロッテ内さんら参加[デイリー]

プロ野球で過去2年に現役を退き、引退試合の機会がなかった元選手らのための合同引退試合が8日、メットライフドームで行われ、元ロッテ投手の内竜也さん、元ヤクルト外野手の上田剛史さんら17人が参加した。

新型コロナ感染防止のため、家族ら関係者のみを招待した。救援で活躍し2020年限りで引退した内さんは切れのある球を披露し、「コロナ禍で家族に最後の姿を見せられない選手も多い。こういう機会をつくっていただいたのはすごく良かった」と笑顔で話した。

20年に引退し母校の岡山・関西高でコーチを務める上田さんも溌剌としたプレーを見せ「感謝しかない」としみじみと話した。

ページトップ

ロッテ、ドラ1松川、DeNA小園プリントの抱きまくら持参で入寮「健太を忘れない」[デイリー]

ロッテのドラフト1位・松川虎生捕手が8日、さいたま市内の「千葉ロッテマリーンズ寮」に入寮し、貝塚ヤング、市和歌山高時代からバッテリーを組んでいたDeNA1位・小園の全身がプリントされた抱きまくらを持参して入寮した。

貝塚ヤング関係者から譲り受けたもので「こういう素晴らしいものを作ってもらいましたし、6年間バッテリーを組ませてもらった。(小園)健太を忘れないでおこうという気持ちで持ってきました」と明かした。

高校通算43本塁打を放ち、打てる捕手として期待の高い松川。今年は自身の名前の寅(とら)年で1年目からの活躍を誓う。「名前に虎が入っているので、この1年しっかり戦っていきたい」と決意を新たにした。

ページトップ

鷹やロッテの大砲、オリの右腕や獅子の韋駄天など…2022年注目の若手[パ編][BASEBALL KING]

◇石井GM兼監督から高評価の楽天・武藤

昨年はヤクルトが20年ぶりの日本一に輝き、新たな戦いへと期待が膨らむ2022年。

新シーズンが始まる前に各球団のチーム状況を探りながら、活躍が期待される若手を球団ごとにピックアップ。今回はパ・リーグ編だ。

オリックス:山ア颯一郎(投手/高卒6年目)

日本シリーズではヤクルトに敗れたものの25年ぶりにパ・リーグを制した昨季のオリックス。先発ローテーションの軸に成長した山本由伸や宮城大弥、野手では宗佑磨と紅林弘太郎がレギュラーに定着するなど、2021年は中嶋聡監督の下、育成と結果がマッチした充実のシーズンとなった。

まだまだ好素材が控える中で注目したいのが日本シリーズでも好投した23歳の山ア颯一郎。1軍デビューした昨季はシーズン後半に頭角を現し9月29日のロッテ戦でプロ初勝利をマーク。レギュラーシーズンは2勝2敗、防御率3.69の成績だったが、ロッテとのCSファイナル、ヤクルトとの日本シリーズでも先発マウンドを託された。2019年に右肘のトミー・ジョン手術を受け、育成契約を経て這い上がってきた苦労人。同期入団の山本や山岡泰輔らとともに、2022年はローテの柱として期待される。

ロッテ:山口航輝(外野手/高卒4年目)

昨季はオリックスとの優勝争いに敗れ2位に終わったロッテ。リーグ最多の584得点をマークし126本塁打はリーグで3番目に多い本数だったが、そのうちの29発はレアード、27発はマーティンで、日本人最多は荻野貴司の10発だった。

助っ人依存度の高い打線の中で期待したいのが、昨季チーム日本人2位タイの9本塁打を放った山口航輝。楽天とのCSファーストステージでもポストシーズン初アーチとなる右越えソロを放つなど、逆方向への長打も期待できるパワフルなスイングが魅力。78試合の出場で.207の低打率に終わったが、今年は確実性を高め、安田尚憲、藤原恭大らとともに新時代の旗印になって欲しい和製大砲だ。

楽天:武藤敦貴(外野手/高卒3年目)

石井一久GM兼監督に素質を買われ、高卒2年目の昨季は開幕1軍入りを果たした天才肌。3月26日の日本ハム戦で1軍デビューし主に守備固めでの起用で打率.105に終わったが、リストの強さを感じさせるシャープなスイングは出色。体もひと回り大きくなった3年目はさらなる飛躍が期待される。

楽天の外野陣は打点王の島内宏明、昨オフにゴールデン・グラブ賞を初受賞した辰己涼介、昨季チーム内で打率トップだった岡島豪郎らに加え、新たに日本ハムからFAとなっていた西川遥輝が加入。指名打者枠も含めレギュラー争いは熾烈だ。ただし、4月で30歳になる西川を含め、島内、岡島の3選手は全員が30オーバーと、実績豊富な先発投手陣も含め主力の高齢化は不安の種。なかなか高卒野手が育たないチーム史を鑑みても、武藤や同期の黒川史陽らにかかる期待は大きい。

◇万波は新庄ビッグボスの下でブレイクなるか!?

ソフトバンク:リチャード(内野手/高卒5年目)

昨季はリーグ1位のチーム防御率3.25を記録しながら、レギュラーシーズンでは4位に終わり日本シリーズ5連覇を逃したソフトバンク。打線が決定打を欠き、引き分けは両リーグ最多の21試合を数えた。

得点力アップが求められる中で、昨シーズン飛躍のきっかけをつかんだのが育成出身のリチャード。9月5日のオリックス戦ではプロ初本塁打となった豪快なグランドスラムに続き2号ソロを立て続けに放つなど、1試合2本塁打6打点と爆発力を見せつけた。シーズン打率.181と課題も残したが、34試合で7本塁打の長打力はやはり魅力。まだまだ粗削りな部分も多いが、5年目の今季は通年での活躍が期待される。

日本ハム:万波中正(外野手/高卒4年目)

昨季は中心打者だった中田翔がシーズン途中に巨人へ移籍。オフにはノーテンダーFAとなっていた西川と大田泰示がそれぞれ他球団へ移籍した。「ビッグボス」こと新庄剛志氏が新監督に就任した今季は野手陣の顔ぶれが大きく変わる。

昨季、大器の片鱗を見せてくれたのが3年目だった万波中正。1軍の舞台で初アーチ含む計5本塁打を放つと、2軍でも計17本塁打をマーク。シーズン終了後の宮崎フェニックスリーグでも広いサンマリンスタジアムの左中間席に叩き込むなど、守備と走塁面も含め高い身体能力は魅力的だ。2021年の日本ハムが記録したチーム打率.231、同78本塁打、同454得点はいずれもリーグ最下位。万波だけではなく、同じく高卒4年目の野村佑希、さらに5年目を迎える清宮幸太郎ら、若手の大爆発に期待したい。

西武:若林楽人(外野手/大卒2年目)

主力の故障や外国人の誤算もあり、リーグ最下位に沈んだ2021年の西武。「獅子脅し打線」と恐れられた打線も鳴りを潜め、チーム打率はリーグ4位の.239、得点数は同5位の521に終わった。中心打者の不調も響いたが、リードオフマンの不在も顕著。秋山翔吾(現レッズ)がメジャーへ旅立って以降、1番打者の選定に苦心している。

昨季、1番でスタメン起用された選手は11人。その中で一時的に輝きを放ったのが駒沢大からドラフト4位で加入した若林楽人だった。44試合の出場で打率.278、出塁率.340、20盗塁の好成績を残したが、5月30日の阪神戦で左膝前十字靱帯損傷の大ケガを負い、そのままシーズンを終えた。実戦復帰まで9ヵ月の診断で現在もリハビリ中。復帰時期は不透明だが、打線復活のカギを握る存在なのは間違いない。

ページトップ

ロッテ、21世紀以降に入団した高卒野手でシーズン100安打以上放った選手は?[BASEBALL KING]

◇通算1000安打以上放った選手は?

ロッテは昨年のドラフト会議で高校生の松川虎生捕手(市和歌山高)を1位で指名した。近年では15年の平沢大河、17年の安田尚憲、18年の藤原恭大と将来を担う高校生をドラフト1位で獲得している。

21世紀以降、高卒でプロ入りした野手は19人(支配下選手に限る)いるが、そのうちロッテで通算1000安打以上放った選手は1424安打の今江敏晃氏(現楽天コーチ)のみ。次いで02年ドラフト1位でプロ入りした西岡剛氏が8年間の在籍で911安打。今江氏、西岡氏に続いていくのが、昨季終了時点で通算490安打の田村龍弘だ。5位にはプロ4年目を終えたばかりの安田尚憲がランクインするなど、大卒・社会人からプロ入りした選手が多かった時期があったとはいえ、21世紀以降はなかなか高卒でプロ入りした野手が活躍できていないのが現状である。

[21世紀以降のドラフトで入団したロッテの高卒野手通算安打]
1位:1424安打 今江敏晃
2位:911安打 西岡剛
3位:490安打 田村龍弘
4位:184安打 細谷圭
5位:180安打 安田尚憲

※ロッテ球団のみの安打に限る
※プロ入りがロッテのみの選手に限る

◇シーズン100安打の壁

21世紀以降にプロ入りした高卒でシーズン100安打を達成したことのある選手を見てみると、今江氏、西岡剛氏、細谷圭氏の3人しかいない。細谷氏が高卒11年目の2016年に102安打放ったのを最後に、生え抜きの高卒野手のシーズン100安打をクリアした選手が出ていないのだ。

田村も全143試合に出場した18年に放った99安打がシーズン最高で、プロ3年目の20年に初めて規定打席に到達した安田も87安打と、100安打に届かなかった。この数字を見ただけでも、いかに高卒の野手を育成するのが難しいかが分かる。

ここまで暗い話題になってしまったが、あくまでも過去の話。近年はこれまでを反省し、育成方針を振り返ったり、この先の若手選手を育成していくためのデータを蓄積している。高卒でプロ入りした安田や山口航輝は2年目までみっちりと2軍で腕を磨いた。

今季レギュラー獲得に期待がかかる安田、藤原恭大、山口の3人が、しっかりとポジションをモノにしシーズン通して出場すれば、100安打は軽く超えていくだろう。安田は2年前に規定打席に到達しながら100安打に届かなかったが、当時はレアードが故障で不在にしていたため出場機会が増えていた。今季は競争に勝ってレギュラーを掴み、自己最高のシーズンを送りたい。

昨季7・8月度の月間MVPに輝いた藤原も、外野のレギュラー争いが熾烈だが、好不調の波を小さくし、コンスタントに安打を放てば100安打は通過点に過ぎないはずだ。長打力が持ち味の山口も1年間試合に出続ければ、100安打に届くだろう。安田、藤原、山口といった選手に注目が集まるが、ここ2年間1軍出場がなく、今季は勝負の年になる高卒7年目・平沢大河の意地にも期待したい。

他球団を見渡しても、高卒の生え抜き野手が打線の中心を担っている。ロッテは大卒、社会人、外国人が中心選手でプレーしているが、期待値の大きい高卒でプロ入りした野手が活躍すればさらに盛り上がる。今季こそ“100安打”の壁、そしてレギュラーを掴むような選手が出てくることを願うばかりだ。

[高卒でプロ入りしシーズン100安打を放った選手(21世紀以降)]
今江敏晃
4年目:143安打(05年)
5年目:122安打(06年)
7年目:125安打(08年)
8年目:101安打(09年)
9年目:176安打(10年)
10年目:134安打(11年)
11年目:113安打(12年)
12年目:165安打(13年)
13年目:120安打(14年)
14年目:107安打(15年)
西岡剛
3年目:120安打(05年)
4年目:120安打(06年)
5年目:148安打(07年)
6年目:142安打(08年)
7年目:118安打(09年)
8年目:206安打(10年)
細谷圭
11年目:102安打

※ロッテ在籍時のみ

ページトップ