ロッテ井口資仁監督(47)が石垣島での1次キャンプでは紅白戦を行わず、連係面強化に重点を置く方針を示した。
昨年は雨天中止となったが2月11日に紅白戦を予定していた。代わりにシート打撃を3回ほど組む。「実戦の色んなサインプレーも含めて再確認しながら練習試合に入っていこうと思う」。対外試合も2月22日のオリックス戦(宮崎)が初戦と例年と比べて遅め。まずは基盤を固める。
日本野球機構(NPB)と12球団は24日、臨時12球団代表者会議を開き、2月1日からのキャンプガイドラインに加える項目を確認した。
新型コロナウイルスの検査体制を強化する。キャンプ地に入る前の事前検査の後、期間中はキャンプ地で週2回の定期スクリーニング検査を行う。以前の1回から増やした。検査の種類は、PCR検査および抗原定量検査など、確定診断につながる検査を原則とする。
濃厚接触者についても確認した。保健所が多忙となっている現状から、陽性者の案件が出た場合は、NPB独自に濃厚接触者の疑いを幅広に割り出す。保健所の48時間前までよりも長く、72時間前までさかのぼって接触の有無や行動記録を確認する。
そうして割り出した濃厚接触者の隔離期間については、隔離開始を0日として、3日目、5日目にPCR検査を行い、ともに陰性となれば、6日目から復帰させる。その期間に保健所から濃厚接触者と特定されれば、現状ルール通り10日間の隔離とする。
ロッテは「きずなシート」と題したプロ野球観戦を企業の社会貢献活動に役立たせる取り組みを実施すると24日、発表した。
同シートは取り組みに賛同した企業に今季のZOZOマリンスタジアムのバックネット裏エリアのシーズンシートを購入してもらい、社会福祉施設や少年野球チームなどにチケットを寄付するという活動。13年から実施しており、今季で10年目を迎える。座席には「きずなシート」のロゴとオリジナルステッカーが貼りつけられる。今季は5社で「株式会社フロンティア」「鎌ケ谷巧業株式会社」「日本道路株式会社東京支店」「生塩工業株式会社」「長嶋建設株式会社」(24日時点)。
ロッテ小野郁投手(25)が「8回の男」になる。24日、ZOZOマリンで自主トレを公開。昨季は中継ぎで自己最多の49試合に登板したが、満足感は薄い。「去年は8回を任された時もあったけど、全然結果が出なかった。自分を見つめ直して、いい時と悪い時の差をなくす。もう1回、勝ちパターンで投げられるようになっていきたい」と定めた。
昨季は開幕直後、守護神益田にバトンを渡す8回を託された試合もあった。だが4月3、4日の日本ハム戦、同9日の西武戦と8回に崩れた。その後、抹消と再昇格を繰り返しながら防御率3・48と一定の数字を残すも、8回の座は戻ってこず、佐々木千が定着した。「向かっている時は気負いすぎて力んだり、今持っている力以上のものを出そうとした。いつ投げるにしても同じ精神状態で、投げられればもっといい結果が出たのかなと」と反省点がある。
精神面の強化へ、鍛錬に突き進む。益田らとの自主トレでは体幹を重点的に鍛える。充実した時間を過ごし「(楽天から)ロッテに来る前までは1月はそんなに意識して練習していなかった部分もある。去年の自主トレから益田さんと一緒にやらせてもらって今までにないぐらい練習してるという思いも出てきている。日々自信がついていっている」と実感がある。
ポテンシャルは誰しもが認めるところ。昨年2月末のオープン戦で160キロを計測。その日は他の直球の球速帯が149〜155キロだったことから、大台到達かは不透明だ。だがチームではDeNA時代に最速161キロをマークした国吉に次ぎ、160キロ超えを果たす可能性がある。「160キロは魅力的だけど、こだわるとそれ以外のことに支障が出て、いい結果が出ないのかな。出たらいいなという感じです」と柔軟だ。
西日本短大付出身でBIGBOSSこと日本ハム新庄監督の後輩にあたる。意識はあるかと聞かれ「そういうのはあんまり…。任された試合は全部抑えるという気持ちなので、どことやっても変わらないと思います」と冷静。それよりも照準は定まっている。「勝ちパターンをいつでも任せてもらえるように、しっかり準備して、任された時には結果を出して、ポジションをつかめるようにしたい」。小野が22年版・勝利の方程式の一角に割って入る。
日本野球機構(NPB)は24日、Jリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議を行い、キャンプのガイドライン修正に着手した。
既に作成したガイドラインを12球団に配布しているが、オミクロン株の拡大により、自主トレ中の感染事例が続いている。専門家メンバーの東北医科薬科大特任教授・賀来満夫氏は「ちょっとした食事、みんなが集まってマスクを外しての会話、食事はリスクにつながっている。ガイドラインの中でも、もう1度、そこの徹底を行っていただきたい」と求めた。
プロ野球の斉藤惇コミッショナーは「先生方のコメントをいただいて、今まで作っているガイドラインを部分的に修正していこうと思っている」と応じた。検査の頻度を、週1回から2回ほどに上げることを検討。また、濃厚接触者が出た場合の隔離期間についても議論。保健所の認定が間に合わない場合は「6日間で終了すればいいのでは、という話をいただいた」とした。
この日の会議をベースに、2月1日からのキャンプインまでに修正版を作成する。
日本野球機構(NPB)と12球団は24日、臨時の代表者会議を開き、2年ぶりの有観客で実施する春季キャンプについて、感染力の強い新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の特性を考慮し、新たな感染防止対策をガイドラインに加えた。
第47回新型コロナウイルス対策連絡会議では、専門家が自主トレでの予防対策の甘さ、オフの気の緩みを指摘した。座長の東北医科薬科大・賀来満夫特任教授は「集まってマスクを外しての会話、食事で非常にリスクが高まる」と改めて注意喚起。愛知医大・三鴨廣繁教授も「2月中旬まで(感染の)ピークが続くのが大方の予想。相当な覚悟をしないといけない」と警鐘を鳴らした。
9球団がキャンプインする沖縄県では、感染状況が改善しないとして、政府に1月31日までが期限の「まん延防止等重点措置」を延長を要請することを決定。新たな期限は2月20日までを軸に検討されている。NPBの井原敦事務局長は「不要不急の外出、会食は避ける。宿舎での食事についても、時間をずらすなど各球団で対策を強めることを確認した」とした。
中継ぎ右腕のロッテ・小野郁(25)が24日、ZOZOマリンで自主練習を公開し、体幹強化などで汗を流した。昨季は開幕直後に八回を任されたが、3度の登板機会で打たれて2軍降格。自己最多の49試合に登板したが「全然結果が出なかった。もう1回、勝ちパターンで投げられるようにしたい」と巻き返しを誓った。西日本短大付高の先輩、新庄監督率いる日本ハムとの対戦には「意識はしない。どこと対戦しても変わらない」と平常心を強調した。
プロ野球の12球団代表者会議が24日、オンラインで開かれ、2月1日に始まる春季キャンプで、新型コロナウイルス感染の有無を調べる定期検査を週2回をめどに実施することを確認した。昨年のキャンプでは週1回だったが、感染力が強いオミクロン株への対策として回数を増やした。検査方法はPCR検査や抗原検査を用いる。
また、感染者数の増加により保健所の活動が多忙になることが予想されることから、感染者が出た球団は行動記録を72時間前までさかのぼって濃厚接触者を特定し、速やかに隔離する。濃厚接触者は特定された日をゼロ日として3、5日目にPCR検査を行い、ともに陰性が確認されると6日目から活動を再開できる。隔離期間中に保健所から濃厚接触者と判定された場合、隔離期間は10日間となる。
プロ野球の12球団代表者会議が24日、オンラインで開かれ、2月1日に始まる春季キャンプで、新型コロナウイルス感染の有無を調べる定期検査を週2回をめどに実施することを確認した。昨年のキャンプでは週1回だったが、感染力が強いオミクロン株への対策として回数を増やした。検査方法はPCR検査や抗原検査を用いる。
また、感染者数の増加により保健所の活動が多忙になることが予想されることから、感染者が出た球団は行動記録を72時間前までさかのぼって濃厚接触者を特定し、速やかに隔離する。濃厚接触者は特定された日をゼロ日として3、5日目にPCR検査を行い、ともに陰性が確認されると6日目から活動を再開できる。隔離期間中に保健所から濃厚接触者と判定された場合、隔離期間は10日間となる。
日本野球機構(NPB)とJリーグが連携して感染症の専門家チームから意見を聞く「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第47回会議が24日、オンラインで開かれ、感染力が高いオミクロン株への感染予防対策などについて意見交換した。
専門家チームの座長である賀来満夫・東北医科薬科大特任教授は会議後の会見で「マスクを外しての大人数での会食を契機にクラスターが起きやすい」と指摘。2月1日にキャンプインを控えるプロ野球の斉藤惇コミッショナーは「ガイドラインを部分的に修正し、キャンプが始まるまでに作り上げる」とし、キャンプ期間中はPCR検査、抗原検査などの頻度を従来の週1回から週2回に増やす具体案を示した。
サッカーは2月にW杯最終予選や「富士フイルム・スーパーカップ」が予定されており、Jリーグの村井満チェアマンは「ガイドラインを修正し、厳格な検査態勢を敷いていく」と管理の徹底を示唆。ワクチン接種または陰性証明の提示によって上限を超える観客を入れていた「ワクチン・検査パッケージ」について、試合当日の検査を検討していることを明らかにした。
日本野球機構(NPB)と12球団は24日、臨時の代表者会議を開き、キャンプ期間中、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触が疑われる選手らの隔離期間を6日間にすると決めた。また以前の週1回から週に2度以上の定期スクリーニング検査(PCR検査、抗原定量検査)を実施するなど、既に作成した感染防止ガイドラインをキャンプインまでに修正するとした。
代表者会議に先立って行われたJリーグと合同の「新型コロナウイルス対策連絡会議」では感染症の専門家から提言を受けた。独自に打ち出したのが「濃厚接触疑い」の隔離期間。共同生活するキャンプ中に1人の陽性者が出た場合、10人以上の「濃厚接触疑い」が出る可能性もある。井原敦事務局長は「幅広に速やかに濃厚接触者を判定する」と定め、感染者との接触の有無は、保健所の48時間より長く、72時間前までさかのぼって調査する。隔離4日目と6日目の検査でともに陰性と判定されれば、7日目からチームに復帰する。なお、その間に保健所から濃厚接触者と認定されれば、従来通り10日間の隔離となる。
「先生方の助言をベースにガイドラインを部分修正したい。それを各球団がルールとして作り上げていく」と斉藤惇コミッショナー。感染対策として宿舎内の食事を分散制にし、不要不急の会食は避けること。また2年ぶりのキャンプ有観客開催へ、ファンとチームの動線を明確に分けることなどをガイドラインに加える。
今季のトレードや新外国人などの新戦力獲得期間は従来通り7月31日までとなる。新型コロナウイルス感染拡大で開幕が遅れた20年は9月30日まで、東京五輪開催でシーズン中断期間があった昨年は8月31日まで延長されていたが、3年ぶりに従来通りとなる。
ロッテ・井口監督が沖縄・石垣島キャンプで横一線からのサバイバルを予告した。2・1キャンプインに向けて「レギュラーというのは自分のポジションを守り続けるのが大事」と、定位置の白紙スタートを打ち出した。
昨季143試合を守り、ベストナインも獲得した中村奨の二塁でさえ聖域ではない。「(中村)奨吾に関しても、昨年は昨年」とキャンプで競争させる方針。終盤まで優勝争いをしながら2年連続の2位に終わった。「今年に関しては若手も結果を出さないといけない年」と言い切り、自覚を促す。この2年間は安田、藤原、山口ら有望な若手を、結果にはある程度目をつぶりながら積極起用してきたが、今季は育成が目的の「チャンス」を減らし、実力本位の勝負に徹する構えだ。
石垣島では紅白戦を行わないことも明言。シート打撃に時間を費やし、サインなど戦術面を徹底する。「最終的に細かいプレーで負けている試合も何試合かあった。できることを当たり前のようにやる」。その分、沖縄本島に移動する14日以降は実戦漬けとなる。70年以来52年ぶりのシーズン優勝へ。井口監督のタクトのギアが一段上がった。
8年目のロッテ・小野は勝利の方程式入りを狙う。ZOZOマリンで自主トレを公開し「好不調をなくして勝ちパターンで投げたい」。楽天から移籍2年目の昨季は自己最多の49試合で0勝3敗8ホールド、防御率3.48。益田、佐々木千に次ぐ登板数で存在感を示した。
昨年2月のオープン戦では自己最速160キロを計測した。「益田さんにも期待してもらっている」と将来的に合同自主トレをしている先輩の座も視野に入れた。
ロッテはZOZOマリンで開催する主催公式戦において「きずなシート」と題したプロ野球観戦を企業の社会貢献活動に役立たせる取り組みを実施することを発表した。
「きずなシート」は取り組みに賛同した企業にZOZOマリン バックネット裏エリアのシーズンシートを購入してもらい、社会福祉施設や少年野球チームなどにチケットを寄付するという活動となる。
なお、座席には「きずなシート」のロゴと企業名が記載されたオリジナルステッカーが貼り付けられる。2022年の賛同企業は5社で、計25席が「きずなシート」として活用される(1月24日時点)。「きずなシート」は2013年から実施している取り組みで、今年が10年目となる。
賛同企業は次の通り。株式会社フロンティア(本社:東京都千代田区)、鎌ケ谷巧業株式会社(本社:千葉県鎌ケ谷市)、日本道路株式会社東京支店(所在地:東京都文京区)、生塩工業株式会社(本社:千葉県市原市)、長嶋建設株式会社(本社:千葉県木更津市)、以上、順不同。
日本野球機構(NPB)は24日午前、Jリーグと合同で「新型コロナウイルス対策連絡会議」をオンラインで開催。感染症専門家チームからオミクロン株の特徴を再確認した上で、プロ野球として2年ぶりのキャンプ有観客開催へ、ガイドラインを部分修正する意向を示した。
会議に出席した斉藤惇コミッショナー(82)は「先生方から頂いたアドバイスをベースに、NPBガイドラインを部分的に修正したい。それを各球団がキャンプ開始前までにルールとして作り上げていくことになる」と話した。
具体的にはキャンプ期間中、選手・関係者にPCR検査、抗原定量検査を週2回に頻度を上げて実施。また濃厚接触者の隔離期間は自治体、保健所で10日間ルールが定められているが、斉藤コミッショナーは「濃厚接触者疑い」についても言及。「罹患者が1人出た場合、各球団で周囲の選手について対応しないといけない。その時の隔離期間、検査内容と回数をどうするか。実質6日間で終了すればいいのではないかと話を頂いて、それをベースに最終的なガイドライン出そうと思っています」と話した。
ロッテが本拠地ZOZOマリンで実施している「きずなシート」が、今季で10年目を迎えた。
同シートは、企業の社会貢献活動をサポートするもので、賛同した企業がバックネット裏シーズンシートを購入し、チケットを社会福祉施設や少年野球チームなどに寄付する活動。対象の座席には「きずなシート」のロゴと企業名が記載されたオリジナルステッカーが貼り付けられる。今季はこれまでに株式会社フロンティア(東京都千代田区)、鎌ヶ谷巧業株式会社(千葉県鎌ヶ谷市)、日本道路株式会社東京支店(東京都文京区)、生塩工業株式会社(千葉県市原市)、長嶋建設株式会社(千葉県木更津市)の5社が賛同している。
日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の「第47回新型コロナウイルス対策連絡会議」が24日、オンラインで行われた。
専門家から提言を受けた斉藤コミッショナーは、目前に迫る2月のキャンプに向けて以下の方針を示した。
「ガイドラインを部分的に修正していこうと思っています。最終的な案はキャンプが始まる前に作り上げようと思いますけど、1つは検査。キャンプ期間中週2回くらいの検査、頻度を上げると。PCRおよび抗原定量検査でやっていこうと思います。我々が1番関心があるのは濃厚接触者。保健所から認定されればルールがある10日間隔離と。しかし、その疑いがある場合、今保健所も忙しい中でなかなか1人1人認定できない、しかし罹患者が1人出たという場合に各球団で周りの選手について対応しないといけない。その時の隔離期間、検査の内容と回数をどうするか。実質、隔離期間が6日間終了すればいいんではないかというお話を頂いてそれをベースにして最終的なガイドラインを出そうと思っています」。
球団 | 選手名 | 発表日 |
---|---|---|
ヤクルト | 太田健吾 | 18日 |
原樹里 | 20日 | |
内山大嗣 | 〃 | |
高橋奎二 | 24日 | |
阪神 | 岡留英貴 | 6日 |
西勇輝 | 21日 | |
斎藤友貴哉 | 〃 | |
西純矢 | 〃 | |
巨人 | 保科広一 | 15日 |
重信慎之介 | 17日 | |
萩原哲 | 〃 | |
山口俊 | 19日 | |
与那原大剛 | 21日 | |
小林誠司 | 23日 | |
広島 | フランスア | 12日 |
コルニエル | 〃 | |
矢崎拓也 | 21日 | |
中日 | ビシエド | 12日 |
DeNA | ディアス | 9日 |
嶺井博希 | 17日 | |
宮崎敏郎 | 〃 | |
オリックス | 宮城大弥 | 21日 |
紅林弘太郎 | 22日 | |
ロッテ | 安田尚憲 | 17日 |
藤原恭大 | 20日 | |
楽天 | 非公表 | 20日 |
非公表 | 21日 | |
ソフトバンク | 渡辺陸 | 12日 |
柳田悠岐 | 17日 | |
真砂勇介 | 〃 | |
谷川原健太 | 〃 | |
松田宣浩 | 〃 | |
牧原大成 | 〃 | |
野村大樹 | 〃 | |
佐藤直樹 | 20日 | |
杉山一樹 | 21日 | |
板東涌梧 | 22日 | |
笠谷俊介 | 〃 | |
リチャード | 23日 | |
日本ハム | 清宮幸太郎 | 17日 |
西武 | 戸川大輔 | 17日 |
山田遥楓 | 〃 | |
内海哲也 | 18日 | |
外崎修汰 | 23日 |
日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の「第47回新型コロナウイルス対策連絡会議」が24日、オンラインで行われた。
斉藤コミッショナーは「オミクロンは感染率が非常に高い。ルールの見直しをやっています」とキャンプに向けて検査回数を週2回に増やすなど、ガイドラインの修正を行う方針を示した。これまで同様に有観客で行う方針は変わらず、この日午後に12球団の会議で詳細を話し合う。
専門家チーム座長の東北医科薬科大学医学部・賀来満夫氏は「これまでのオミクロンの感染事例の多くが比較的多くの人数で集まって会食する、マスクを外した状態で話すと。マスクを外して食事をする、会話をすることが非常にリスクにつながっている。ガイドラインの中でももう1度そこの徹底をしてもらいたい。食事、会食を契機にクラスターが起こりやすい。特に注意していただきたい」と話した。
専門家チームの東邦大学医学部・館田一博氏は「マスクを外して近くで大人数で喋る、歌う、換気が悪い3密になればさらにリスクを高めると報告されている。飲食、お酒を飲む、ご飯を食べる、大人数で食べると声が大きくなるし、お酒を飲むし油断してしまう。そういうところをターゲットとした対策を取っていくことが大事。どうしても自主練習であるとそれぞれが管理から逃れてしまって少し油断してしまうことがあるのかもしれません。そういう中で今の感染の広がりが見られているのかなと思いますけど、それをしっかり減らしていけば抑えていける感染症ですから、社会経済へのダメージを少なくするためにリスクの高い場を減らすような対策をNPB、Jリーグで考えていく必要があると思います」と指摘した。
ロッテが2月1〜13日までの石垣島1次キャンプで例年、組んでいた紅白戦を行わないことが24日、明らかになった。今年はキャンプ初日からじっくりと連係プレー、サインプレーに時間を割き、ミス撲滅を図る。
井口監督は若手の競争を期待しつつも、「紅白戦はやらないで、シート(打撃)を長い時間をかけてやろうと思っている。実戦のサインプレーも確認しながら、練習試合に入っていく」とチームとしての意識や考えを確認する方針を明かした。
惜しくもリーグVを逃した昨季の反省がある。「細かいプレーで負けた試合は何試合かあった」と指揮官。入念に細かい部分までチェックし、チームプレーの精度を上げていく。
日本野球機構(NPB)と12球団は24日、臨時12球団代表者会議をオンラインで開催し、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大に伴う春季キャンプにおけるガイドライン変更点について確認した。
午前中に行われたJリーグと合同の「新型コロナ対策連絡会議」での専門家の助言を基に、キャンプ期間中の検査頻度を週2回へと増加。また感染者が出た場合には、72時間前までの行動記録から濃厚接触疑いの者を判定し、隔離措置を取る。隔離4日目、6日目に検査を実施し、陰性判定ならば翌日からチーム合流が可能となる。
さらにガイドラインでは不要不急の外出、会食を避けることが記述されているが、各球団で対策を強化することも確認された。
日本野球機構(NPB)と12球団は24日、臨時の代表者会議をオンラインで開き、2月1日から始まるキャンプ中、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触が疑われる選手、関係者の隔離期間を6日にすることを決めた。また、週に2度以上検査を実施し、観客とチームの動線を明確に分けることも新たに感染防止ガイドラインに加えた。
代表者会議に先立って行われたサッカーのJリーグと合同の「新型コロナウイルス対策連絡会議」で感染症の専門家から提言を受けた。
ロッテの小野郁投手が24日、ZOZOマリンスタジアムで自主トレを公開。今季から日本ハムに復帰した高校の先輩、新庄ビッグボスの前で平常心で日本ハム打線を抑えこむ決意を明かした。
西日本短大付属高時代、自身は3年時にエースとして活躍。先輩であるビッグボスの高校時代について「夏の大会の大事な試合で、サイクルヒットを打ったとか聞いたことはあります」と振り返った小野。新庄ビッグボスに対し「ほかのチームと変わらないですよ。任された試合は全部、抑える気持ちです」と意気込んだ。
昨年、開幕直後はリードした展開での7、8回を任されていたが、シーズン通してのセットアッパーをつかみきれなかった。今自主トレでは先輩の益田のもとでランニング、体幹を徹底的に鍛えている。「自信はついてきた。いい時と悪い時の差をなくして、もう1回、勝ちパターンで投げられるようにしたい」と力を込めた。
ロッテは24日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで開催する主催公式戦で「きずなシート」と題したプロ野球観戦を企業の社会貢献活動に役立たせる取り組みを実施すると発表した。
「きずなシート」は取り組みに賛同した企業にZOZOマリンスタジアム「バックネット裏エリアのシーズンシート」を購入してもらい、社会福祉施設や少年野球チームなどにチケットを寄付するという活動。企業より寄付されたシーズンシートの座席には「きずなシート」のロゴと企業名が記載されたオリジナルステッカーが貼り付けられる。
2022年ZOZOマリンスタジアム「きずなシート」の取り組みに賛同した企業は5社、計25席が「きずなシート」として活用されることが決まっている(1月24日時点)。「きずなシート」は2013年から実施している取り組みで、今年が10年目となる。
NPBとJリーグによる、新型コロナウイルス対策連絡会議が24日、行われた。オンライン形式による取材応対では、感染力が高いとされるオミクロン株の拡大を受けて、プロ野球、Jリーグともに、感染対策ガイドラインを部分的に見直す方向性が示された。
会議に出席した専門家からは、自主トレ・キャンプ中の感染事例などから、マスクを外した状態での会話、会食が、感染拡大の契機になりやすく、また自主トレのようなケースでは球団の管理が届きにくい点も指摘された。
これらを受け、NPBの斉藤惇コミッショナーは「今までつくっておりますガイドラインを部分的に修正していこうと思っております」との所感を述べた。「最終的な案はキャンプが始まる前までに作り上げようと思います」とし、「キャンプ期間中、週2回ぐらいの検査、頻度を上げるということですね。今までよりは」などの方策を考えているとした。
Jリーグの村井満チェアマンもガイドラインの修正を想定しており、今後行う実行委後に発表するとした。「マスクを外した食事中での感染リスクが非常に強く指摘されています」とした上で、「あらためて、そのあたりの管理を徹底していくことになっていくと思っております」など、語った。
プロ野球は2月1日から12球団が春季キャンプをスタートさせ、選手達は開幕1軍、レギュラー獲得を目指していく。昨季はオリックスの杉本裕太郎外野手が32本塁打を放ち、チームでは11年ぶりの本塁打王を獲得した。ここでは各球団の最後の本塁打王を見ていこう。続いてパ・リーグ。
昨季、25年ぶりのリーグ優勝を果たしたオリックスは杉本が獲得。2010年には33本塁打でT−岡田外野手がキングに輝いていたが、それ以前では1996年に32本塁打のトロイ・ニール内野手だった。チーム名が阪急からオリックスに変更してからは3人だけだ。
楽天は2020年に32本塁打を放った浅村栄斗内野手。2019年に西武からFA移籍し、同年はキャリアハイの33本塁打を放つなど活躍。移籍後に自身初の本塁打王を獲得している。2005年に球団が設立して以来、本塁打王のタイトルを獲得したのは、2007年に43本塁打を放った山崎武司内野手と2人だけだ。
西武で最後にタイトルを獲得したのは2019年(43本)に2年連続で輝いた山川穂高内野手。ライオンズはこれまで数多くの本塁打王を輩出しており、2015年に37本塁打をマークした中村剛也内野手は計6回、助っ人でも2014年に34本塁打でエルネスト・メヒア内野手が手にしている。本塁打タイトルの常連チームともいえる。
ソフトバンクでは2017年に35本塁打を放ったアルフレド・デスパイネ外野手が最後。ありえない方向、飛距離で“変態弾”を放つ柳田悠岐外野手は意外にも本塁打王のタイトルとは無縁。日本人では2004(44本)、2005年(46本)の松中信彦内野手まで遡ることになる。
日本ハムの最後の本塁打王は2016年に39本塁打を放ったブランドン・レアード内野手。2013年には31本塁打でミチェル・アブレイユ内野手、日本人では2006年に32本塁打を放った小笠原道大内野手以来、現れていない。昨年、巨人に移籍した中田翔内野手は3度の打点王を獲得しているが、意外にも本塁打王を手にしたことはない。
パ・リーグで最も本塁打王のタイトルから遠ざかっているのはロッテ。オリオンズ時代の1986年に50本塁打を放つなど2年連続で3冠王に輝いた落合博満内野手が最後になっている。セ・リーグの阪神と同じく四半世紀以上も本塁打王が出ていない。
ロッテの外野陣は昨年の実績からいえば、荻野貴司、マーティンがレギュラーが決定的という中で、残り1つの枠を巡って複数の選手で争うという構図だ。
昨季7・8月度の月間MVPに輝いた藤原恭大を筆頭に、2本のサヨナラ本塁打を放った岡大海、シーズン9本塁打を放った山口航輝、代打で昨季チームトップの2本塁打を放った菅野剛士、盗塁王に輝いた和田康士朗、ファームで2年連続打率3割以上をマークした高部瑛斗、さらにはベテランの角中勝也、福田秀平と非常に激戦区だ。
その中でも今季、藤原、山口といった若手が台頭してきた中で、年齢的には中堅に位置する菅野がどう巻き返してくるのか−。
菅野といえば、20年に自己最多の81試合に出場して、打率.260、2本塁打、20打点、出塁率.389をマークし、守っても外野で60試合、一塁で12試合に出場したが外野、一塁ともに無失策と、レギュラーに近い存在までにのぼりつめた。
21年に向けて自主トレでは「アウトになるにしても、ランナーを進めたり、球数を放らせたりというところは求められている。そういうのをもっと磨けるように、武器になれるようにオフシーズン、キャンプで取り組みました」と状況に応じた打撃に磨きをかけ、代打で出場した開幕3戦目のソフトバンク戦で岩嵜翔(現中日)から一時逆転となる2ランを放つと、本拠地・ZOZOマリン初戦となった3月30日の楽天戦ではスタメン復帰しマルチ安打をマーク。
開幕直後低調だった打線の中で、6試合連続安打を記録するなど一際存在感を放っていた。連続試合安打がストップした4月4日の日本ハム戦以降は、なかなか“H”のランプを灯すことができなかった。4月25日に1軍登録を抹消され、2軍で再調整となった。6月3日に再昇格するも7月1日に1軍登録抹消、9月に再び1軍の舞台に上がったが2試合に出場して5打数0安打とアピールできず、昨季は33試合に出場して、打率.194、2本塁打、5打点と悔しい結果に終わった。
昨季はレギュラーに近い存在で春季キャンプを迎えたが、今年は山口、藤原といった若手が台頭し、和田、高部といった期待の若手もおり、もう1度1軍で居場所を確立していかなければいけない立場になった。
競争の激しい外野で1軍の枠を勝ち取るためにも、一にも二にもバッティング。菅野は“1つ先の塁を狙う”走塁や堅実な守備に素晴らしいものはあるが、和田や岡といった勝負所での“代走”、試合終盤での“守備固め”での登場ということは考えにくく、打って結果を残すことが重要になってくる。本人も昨年7月に行ったオンライン取材で「バッティングでアピールして、打って活躍したいというのが大きい」と話している。
昨年に続きA組で春季キャンプを迎える。2月1日からはじまる競争で、昨年との違いをどう見せてくれるか注目していきたい。