ロッテのドラフト1位、松川虎生捕手(18=市和歌山)が15日の練習試合・楽天戦(金武)で実戦デビューする見込みだ。
すでに松川の沖縄本島遠征への帯同を明言している井口監督はこの日、石垣島キャンプでの練習後に「ありますよ、十分。そのために帯同させるので」といきなりの試合出場を示唆した。
守備、打撃とも高卒捕手とは思えない落ち着きを見せ、指揮官もかねて「今の捕手陣の中では上の方です」と評価してきた。松川は「打席はそんなに回ってこないことが多いので、守備の方がメインだと思います」と捕手としてアピールしたい意気を示す。「年は意識していないので」とし「やるべきことをやらないとチームに残れないと思うので」と意識も高い。実戦でのアピール次第では、開幕1軍も決して夢ではない。高校NO.1捕手の力がよりシビアに試されていく。
ロッテ西川僚祐外野手(19)が調子を上げている。B組(2軍)でスタートした石垣島キャンプも、12日はA組(1軍)の練習に参加した。
11日のシート打撃にも参加した。売り出し中の森遼大朗投手(22)の外角球を右中間へ運び、フェンス際まで飛ばす三塁打とした。「初球から行こうと狙っていました」。気持ちと技術が一致した一打。「今、結構ボールとの距離を取ることができているかなと感じてます」と振り返る。
東海大相模(神奈川)時代には1年時から打ちまくり、3年間で通算50発を超えたスラッガー。20年ドラフト5位で入団も、昨年の秋季練習には「普通に実力的に、です」と招集されず、同期で育成ドラフト3位の山本大斗外野手(19)が参加した。去年9本塁打した山口航輝外野手(21)でさえ、脅威を感じ始めているという存在。西川も、同じ若手右打者として悔しく、そして刺激を受けた。
「自分ももっとやらないとって。今もあっちは、キャンプの初日からずっとAチームでやっている訳なんで、もっと追いついて追い越すようにならないと。ミート力や飛ばす力もありますし、それを越すくらい振っていかないと」。
井口資仁監督(47)は「今、感じがすごくいい」と西川の好調ぶりを認め「色々な意味で成長しているので、チャンスを色々与えていきたい」と話している。2月中旬以降、A組の実戦でプレーする可能性も芽生えた。「とにかく思い切って振って行けたら、いい結果が出るんじゃないかと思っています」。明るい表情が充実ぶりを物語る。
ロッテの高卒投手達が“儀式”を終えた。12日、石垣島キャンプでドラフト4位の秋山正雲投手(18=二松学舎大付)、育成ドラフト1位の田中楓基投手(18=旭川実)、同3位の永島田輝斗投手(18=立花学園)が、プロ入り後初めてブルペンでの投球練習を行った。
3人ともほぼ同時にウオーミングアップを終えると、そろって帽子をとり、ブルペン捕手へ向かって「よろしくお願いします」と球数カウントのお願い。それぞれが約20球を、力強く投げ込んだ。
キャンプでは平地での投球を続け、最終日かその目前でブルペンを踏むのが、近年のロッテの高卒投手の通例。一昨年の佐々木朗と横山、昨年の中森もそうだった。
昨夏の甲子園でも登板した左腕の秋山は、投げ始めの早い段階で志茂ブルペン捕手に右打者内角に構えてもらうことを依頼。「一昨日平地で投げた時に、抜け球やシュートした球が多かったので、最初に利き腕の反対側に投げることで、ボールを叩く意識を持つためにコースをお願いしました」と意図を説明した。終盤には外角にも投げた。「やっぱり傾斜があるところで投げた方が気持ちがたかぶるというか、気持ちが入る感じがありました」と振り返った。
田中楓はしなるような腕の振りで、永島田は角度のある力強いフォームで、それぞれ初ブルペンを経験。井口監督らも見守る中で、1歩を踏み出した。
開幕投手候補の1人に挙がるロッテ佐々木朗希投手が、13日の石垣島1次キャンプ最終日でシート打撃に登板する。12日の登板予定が雨でスライドに。
「ここまで順調でいい形で過ごせていると思っています。打者相手に投げるのは今年初めてなので、試合勘や打者相手の感覚などを確認することができればと考えています」と見据えていた。
ロッテの高卒ルーキー3人が12日、沖縄・石垣島キャンプでブルペンデビューを飾った。
ドラフト4位の秋山正雲投手(18=二松学舎大付)、育成ドラフト1位の田中楓基投手(18=旭川実)、同3位の永島田輝斗投手(18=立花学園)がそれぞれ、捕手が立った状態で約20球ずつを投げた。
井口監督や鳥越2軍監督、永野統括ディレクター、吉井投手ディレクター、榎スカウト部長らが見守る中で18.44メートルを投げ始めた。
ロッテ井口資仁監督(47)が12日、藤原恭大外野手(21)の1軍合流が3月以降になる可能性があることを示唆した。
新型コロナウイルスの療養から復帰し、石垣島キャンプには6日に合流。B組(2軍)で打撃練習なども行っているが、井口監督は「合流して一気に(運動量を)上げてるんですね、その辺がちょっとまた、今疲れが来ているのかなと思うので」と現状を説明。
1軍合流の時期について「(2月22日からの)宮崎(遠征)くらいからとは考えてたんですけど、もしかしたら(3月1日からの)大阪(遠征)とかになるかもしれないです」と話した。
ロッテのドラフト1位・松川虎生(こう)捕手(18)=市和歌山高=が12日、沖縄・石垣島A組(1軍)キャンプで打撃練習を行い「1球1球、集中して打てた。(キャンプは)何もかもが初めてで始まったが、少しずつ慣れていい方に向かっていると思います」と手応えを示した。
高校通算43本塁打をマークしたルーキーの評価は、日を追うごとに上昇中。井口監督は「開幕1軍もあるかもしれない。今のキャッチャー陣の中では上の方ですから」とし、今季初の対外試合となる15日の楽天との練習試合(金武)で実戦デビュー≠ウせる方針を示唆した。
当初は石垣島に残るB組(2軍)で調整する予定だったが、14日には沖縄本島に移動するA組同行を決めたばかり。高卒の新人捕手としては異例の抜擢に、松川は「ここからは本当に結果を残さないと(A組に)残れないと思う。投手とコミュニケーションを取って、相手を崩せるようにしたいです」と気を引き締めた。
佐々木朗は初のシート打撃に登板予定だったが、雨天中止。石垣島キャンプ打ち上げとなる13日にスライド登板することになった。右腕は球団広報を通じて「ここまで順調でいい形で過ごせています。打者相手に投げるのは今年初めてなので、試合勘や打者相手の感覚などを確認することができればいいなと思います」とコメントした。
昨季は勝ちパターンの継投の一角を担った国吉が、ブルペンで黙々とタオルを使ってのシャドーピッチングを行った。バランスや重心の位置を確かめ「自分の投げたいフォームで投げられるようにやっていた。いい感じで調整できている」と手応えを実感した。
昨季途中にDeNAからトレードで移籍し、石垣島でのキャンプは今年が初めて。「空気感や環境に慣れるまでは少し時間がかかったが、今は不自由なく過ごせている」と離島でのキャンプにもなじんできたようだ。
ロッテが12日、公式戦のチケットを購入すると「マリーンズボアベスト」をプレゼントすると発表した。対象試合は、本拠地・ZOZOマリンでの開幕戦となる3月29日のソフトバンク戦(午後6時半開始)。同戦のチケットは2月15日午前10時から販売開始する。詳細は球団公式ホームページまで。
ロッテのドラフト1位・松川(市和歌山)が、チームの対外試合初戦となる15日の楽天戦(金武)で実戦デビューを果たす見通しとなった。
雨天のため、室内練習場での練習を見守った井口監督が「出場の可能性は十分にある。そのために(沖縄本島での練習試合に)帯同する」と明言。スタメン起用の可能性もある。
ここまでシート打撃で安打を放つなどアピールを続けている松川も「内容も大事だが、実戦では積極性や結果が本当に大事になる」と気合を入れていた。
ロッテ・井口資仁監督が12日、藤原恭大外野手が出遅れていることをあらためて明かした。
「宮崎ぐらいから(A組に合流)と思っていましたが、ここのところ、状態がまたよくないみたいなので。もしかしたら大阪から(合流)になるかもしれない」
チームのA組は13日に石垣島キャンプを打ち上げ、14日から沖縄本島へ移動、21日から宮崎、25日から高知、さらに27日に大阪へ入って転戦する予定となっている。
1月に新型コロナウイルスに感染した4年目の藤原だが、石垣島キャンプはリハビリ組からスタートし、現在も2軍に相当するB組で調整している。
コロナウイルスによる影響はないが、左肩の状態に不安を抱えている様子。同時期に陽性となった安田はすでに今キャンプの第3クールからA組に合流しているだけに、出遅れが心配される。
ロッテの石垣島キャンプは12日、雨のため予定されていたシート打撃が中止となった。
ここまでのブルペン投球で158キロを計測するなど、好調な仕上がりを見せている佐々木朗希の今季初の実戦形式による登板も予定されていたが、こちらも明日に持ち越しとなった。
チームは室内練習場で午前と午後に別れて練習を行っている。
ロッテはホーム開幕戦である3月29日ソフトバンク戦(ZOZOマリン、午後6時30分)を対象とした「マリーンズボアベスト」を受け取ることができるグッズ付きチケットを先着3万人限定で販売する。
グッズの有無はビジター外野応援指定席を除く全席種にてチケット購入時に選択可能(グッズ有無による金額差なし)。
グッズ付きチケットの購入者はLガーナチョコゲートを除く全入場ゲートで開場時間(後日発表)からチケット1枚につきマリーンズボアベスト(フリーサイズ)を1着受け取ることができる。詳細や注意事項はマリーンズ公式ホームページにて確認のこと。
マリーンズボアベストは白色のモコモコな生地を使用し、ブラックのラインやポケットなどで装飾されたシンプルなデザインのベストであり、春先の肌寒いZOZOマリンでのナイトゲームにぴったりのグッズとなっている。
なお、ホーム開幕戦のチケットは2月15日午前10時から開始するファンクラブ有料会員スペシャルシートWEB限定抽選販売より順次販売する。
ロッテの石垣島キャンプは12日、あいにくの雨で、練習メニューを変更。午前中にA組、午後にB組が室内練習場で行う予定となった。
この日が屋外のメイン球場でシート打撃を実施する予定。注目の佐々木朗ら、岩下、小島、鈴木、本前、横山、広畑、八木が登板予定だが、このままの天候ならば、スケジュールも再考することになりそうだ。
ロッテ・井口資仁監督(47)が12日、ドラフト1位・松川虎生捕手(18)=市和歌山高=を15日の楽天戦から始まる沖縄本島での対外試合でスタメン起用することを示唆した。
沖縄・石垣島キャンプの練習後、「(松川スタメン出場は)ありますよ、十分。そのために帯同させている」と指揮官。第3クール中に行われたシート打撃では二盗を2度阻止し、打撃では右翼線適時二塁打をマークするなど攻守で存在感を示した。捕球技術も投手陣から絶賛されており、首脳陣は試合を通して経験を積ませる方針だ。
実戦は昨夏の和歌山大会決勝以来で「バッテリーのコミュニケーションが大事になってくる。相手をしっかり崩せるようにやっていきたい」。他球団の研究も進めており「ここからは結果を残していかないと。その中で積極性を出してやっていきたい」とその先にある開幕マスクも狙っていく。
ロッテのドラフト4位・秋山正雲投手=二松学舎大付高=と育成1位・田中楓基投手=旭川実高=、育成3位の永島田輝斗(ながしまだ・きらと)投手=立花学園高=ら高卒ルーキー組が12日、沖縄・石垣島キャンプで初のブルペン投球を行った。
高卒ルーキー組は体作りも考慮し、これまでブルペンではシャドーピッチングを行っていたが、この日は立ち投げで初投球。それぞれ20球前後を投げ、投手コーチらにアドバイスをもらっていた。
ロッテの石垣島キャンプは12日、朝から雨となり練習メニューは室内に変更となった。
この日はメイン球場で佐々木朗や小島、鈴木、ドラ3・広畑=三菱倉敷オーシャンズ=、同5位・八木=三菱重工West=など若手が登板予定だったが、シート打撃は中止に。明日へスライドとなりそうだ。
ロッテは12日、ホーム開幕戦の3月29日・ソフトバンク戦(ZOZOマリン)を対象としたグッズ付きチケットを先着3万人限定で販売することを発表した。
付属されるグッズは「マリーンズボアベスト」で、グッズの有無はビジター外野応援指定席を除く全席種でチケット購入時に選択が可能(グッズ有無による金額差なし)。購入者は当日にLガーナチョコゲートを除く全入場ゲートでチケット1枚につきグッズを受け取れる。
3月29日のソフトバンク戦チケットは15日から順次販売する予定で、詳細や注意事項はマリーンズ公式ホームページで確認できる。
B組で調整を続けているロッテ・藤原恭大外野手は12日、15日からの沖縄A組キャンプ合流が見送られた。
1月中旬に新型コロナウイルスに感染。6日から合流し、第2クールでは打撃練習では快音を響かせていたが、井口監督は「合流して一気に上げてきているので今、疲れが出てきているのかなと思う」。1軍合流が3月上旬以降になる可能性も示唆した。
ロッテの育成ドラフト1位・田中楓基投手(旭川実)がキャンプ初のブルペン入りした。
井口監督、鳥越2軍監督らが視察する中、20球、投じた。「思ったよりも自分の力が出せなかったので、次、投げるときは自分の力が出せるようにやっていきたい」と振り返った。
北海道出身で初めての温暖な石垣島での初めてのトレーニングに「体が動きすぎるところが最初はあったりしたけど、その時は自分で少しブレーキをかけながら、ストレッチを多くやったりして、強度を落としたりして調整してました」。南国の動きやすさを喜んだ。
この日はドラフト4位・秋山正雲投手、育成3位・永島田輝斗投手ら、他の高校生新人も初めてブルペン入りした。
ロッテの藤原恭大外野手が15日から始まる沖縄本島でのA組2次キャンプ合流は見送られる見込みとなった。
1月に新型コロナウイルスの陽性判定からB組第2クールから復帰。当初は22日からの宮崎遠征での実戦帯同プランも立てられていたが、井口監督は「ここのところ、またよくないみたいなので、もしかしたら大阪かもしれない」と、3月1日以降のオリックス戦(京セラドーム大阪)での1軍合流プランの可能性も示唆した。
井口監督は「合流して一気に上げてきているのでね、その辺が今、疲れてきているのかなとは思いますし、しっかりコンディショニングの話を聞きながら」と明かした。
ロッテは12日、ホーム開幕3月29日・ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム、18時30分試合開始)を対象とした「マリーンズボアベスト」を受け取ることができるグッズ付きチケットを先着3万人限定で販売すると発表した。
グッズの有無はビジター外野応援指定席を除く全席種にてチケット購入時に選択可能(グッズ有無による金額差なし)。グッズ付きチケットの購入者は3月29日・ソフトバンク戦のLガーナチョコゲートを除く全入場ゲートで開場時間(後日発表)からチケット1枚につきマリーンズボアベスト(フリーサイズ)を1着を受け取ることができる。
詳細や注意事項はマリーンズ公式ホームページにて。マリーンズボアベストは白色のモコモコな生地を使用。ブラックのラインやポケットなどで装飾されたシンプルなデザインのベストで、春先の肌寒いZOZOマリンスタジアムでのナイトゲームにぴったりのグッズとなっている。なお、ホーム開幕戦3月29日・ソフトバンク戦のチケットは2月15日10時から開始するファンクラブ有料会員スペシャルシートWEB限定抽選販売より順次販売する。
春季キャンプ第3クール3日目のこの日、予定していたシート打撃が雨天のため中止となった。この日は佐々木朗が登板予定だったが、13日の石垣島キャンプ最終日にスライドする見込みとなった。
佐々木朗は今キャンプでは1日から4度投球練習を行ってきた。これまでの投球内容を振り返り、井口監督は「朗希に関しては順調にきている」と明かしていた。
1軍でキャンプをスタートしたロッテの3年目・横山陸人投手。サイドから最速153キロの直球を投じる右腕は、初の開幕1軍入りを目指してアピールを続けている。
昨季は5月26日の阪神戦(甲子園)で1軍デビューを果たし、計10試合に登板。今季は1軍定着を目標に掲げる。「去年は思い切ってやるだけでしたが、今年はしっかり考えて投げようと思っています。打者の反応だったり、そういうところをもっと見ながらやっていきたいと思っています」。年齢も20歳になり、今季は“大人の投球”を目指していく。
一昨年から取り組んできた体づくりが実を結び、直球の最速は148キロから153キロに。平均球速も142キロから147キロまで上昇した。「これを鍛えたというところはないんですけど、体重も増えましたし、そこが球速アップに繋がったのかなと思います」。入団時から体重は10キロ増えて87キロに。持ち味の直球に磨きがかかった。
5月30日の広島戦(ZOZOマリン)では西川龍馬外野手から直球のみで3球三振を奪うなど、自分のボールに自信を持つこともできた。「しっかり指にかかったボールはファウルや空振りを取れたんですけど、フォームのバランスが崩れてしまうと甘く入ってホームランだったり長打にされてしまうので、そういうところは注意しながら投げていきたいと思います」。オフには目標の存在でもある益田直也投手とトレーニングを行い、1年間戦い抜く体力づくりに励んだ。
サイド右腕のため、ボールを長く見ることができる左打者に打たれてしまうケースが多く、昨季シンカーを本格導入した。「コースに決まると効果的。キャンプでも試していければと思っています」。シンカーを武器にする益田、佐々木千隼投手らチームの先輩から握りやリリースの感覚についてアドバイスをもらい、より自信の持てるボールに進化させていく。
昨年は同期の佐々木朗希投手や、中学時代に全国大会の決勝で対戦したヤクルト奥川恭伸投手が飛躍を遂げた。「同級生が活躍しているのを見ると自分も同じ1軍の舞台で活躍したい、試合に出たいと強く思います」と目をぎらつかせる。
チームは2年連続の2位。あと1歩を掴み取るために、若手の台頭は必要不可欠だ。「まずは1軍の試合で投げないと貢献できないと思います。自分の中での目標は1年間1軍で投げ続けて、その中でも勝ち試合だったり、負け試合でもしっかりゼロで抑えたりすることが大事になってくると思うので意識してやっていきたいです」。まだまだ伸びしろたっぷりのサイド右腕は、更なる成長を目指す。
「将来的にはマリーンズの中心選手として、プレーしたいと思っています」。
地元・千葉県出身で“大型の右打ちの内野手”ロッテドラフト2位・池田来翔(国士舘大)は、ロッテの中心選手として活躍することを目指している。
石垣島春季キャンプも終盤に差し掛かり、「プロの練習は第1クール、第2クールまではキツかったんですけど、僕のプレーができていた。第3クールに入ってきてから多少疲れも出てきて、大学とはまた違った練習量だと思います」と、疲労を感じているという。
具体的に、「バッティングでは、打つ量もそうですし、1番はノックですね。受ける量、投げる量というのが、違うなと感じます」と、プロと大学時代の“練習量”の違いについて語った。
中村奨吾、レアード、荻野貴司といった右打ちのレギュラーはいるが、“右打ちの内野手”で二塁や三塁を守れる選手となると、昨季は1軍で中村、三木の2人しかいなかった。「逆方向への長打力」を武器にする池田には、1軍の内野手争い、レギュラー争いに加わるような活躍が期待される。
石垣島春季キャンプではシート打撃で、左投手から安打を放った。左投手を得意にしているという訳ではないとのことだが、「右ピッチャーよりは、左ピッチャーの方がボールが見やすいというのはあります」とのこと。
春季キャンプの打撃練習やシート打撃を通して、プロの投手に対応するために「ボールを長く見ることですね。ある程度、打ちやすいところでズラしてくるので、あまり早く見極めてしまったら、思うつぼだなと感じています」と教えてくれた。
バットに関しては「自分でも考えたりもしましたし、プロでやられた方の意見を取り入れました」と、大学時代から全体的に太くしたという。「今のところはフィットしている感じです」と一定の手応えを掴む。
また、習志野高校の大先輩で1軍打撃コーチを務める福浦コーチからは「逆方向を意識した打撃練習をしていたと聞いたので、どういう風に打っているのかという話をしました」と、アドバイスをもらったそうだ。
守備では二塁、三塁を守るが、現状では「ずっと三塁をやっていたので、サードの方がボールの感覚はあります」と三塁の守備に自信があるという。
プロの打球についても「全てにおいて強いと感じます」とし、特に「サードの方が距離が近いので、強く感じます」と話した。
二塁や三塁で先輩達と一緒に練習する中で、「みんなスピードがはやいので、僕もそこはあげていかないと、プロの打球に対応できないかなと感じています」と、レベルアップしていく必要があると感じている。
現時点では守備よりも「今は打撃の方が状態が良いですね」と池田。2月15日からは、いよいよ練習試合がスタートする。「僕だったらセカンド、サードですけど、そこを守っている選手のたりないところを伸ばしたり、僕の強みを伸ばしていけたらなと思います」と意気込む。
池田が練習試合からバットでアピールしていけば、内野手の競争レベルは今まで以上にレベルが上がる。武器である“逆方向への長打力”で存在感を示していきたいところだ。