1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 二 | 池田 | 5 | 3 | 1 |
2 | 右中 | 和田 | 5 | 2 | 0 |
3 | 中 | 岡 | 2 | 1 | 1 |
右 | 部 | 2 | 0 | 0 | |
打指 | 吉田 | 1 | 0 | 0 | |
4 | 左指一左 | 山口 | 1 | 0 | 0 |
5 | 一三 | 安田 | 3 | 0 | 0 |
6 | 指 | 西川 | 3 | 0 | 0 |
左右 | 山本大斗 | 1 | 0 | 0 | |
7 | 三指一 | 福田光 | 4 | 0 | 0 |
8 | 捕 | 松川 | 3 | 1 | 0 |
捕 | 加藤 | 1 | 0 | 0 | |
捕 | 佐藤 | 0 | 0 | 0 | |
9 | 遊 | 小川 | 1 | 0 | 0 |
打遊 | 茶谷 | 1 | 0 | 0 | |
計 | 33 | 7 | 2 |
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 二三 | 廣岡 | 5 | 1 | 0 |
2 | 右左 | 八百板 | 4 | 1 | 0 |
3 | 一 | 北村 | 4 | 1 | 0 |
4 | 指 | 大城 | 4 | 0 | 0 |
5 | 捕 | 岸田 | 3 | 0 | 0 |
捕 | 山瀬 | 1 | 1 | 1 | |
6 | 中 | 秋広 | 4 | 4 | 1 |
7 | 左 | 石川 | 2 | 0 | 0 |
打右 | 松原 | 2 | 0 | 0 | |
8 | 遊 | 中山 | 4 | 2 | 0 |
9 | 三 | 勝俣 | 2 | 0 | 0 |
打二 | 吉川 | 2 | 0 | 0 | |
計 | 36 | 10 | 2 |
名前 | 回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
本前 | 2 | 1 | 0 |
中森 | 1 | 1 | 0 |
廣畑 | 1 | 1 | 0 |
成田 | 1 | 1 | 0 |
八木 | 1 | 2 | 0 |
山本大貴 | 1 | 1 | 0 |
小沼 | 2 | 3 | 1 |
名前 | 回 | 安 | 責 |
---|---|---|---|
高橋 | 2 | 3 | 1 |
山崎伊 | 2 | 1 | 0 |
堀田 | 1 | 2 | 0 |
大江 | 1 | 1 | 1 |
今村 | 1 | 0 | 0 |
堀岡 | 1 | 0 | 0 |
谷岡 | 1 | 0 | 0 |
ロッテのドラフト2位池田来翔内野手(22=国士舘大)が17日、巨人との練習試合(那覇)に1番二塁でスタメン出場し、3安打でアピールした。二塁手は中村奨吾内野手(29)が4年連続で全試合出場を続ける一方、次世代の台頭も必要。ドラ2の強打者が格好の存在になってきた。64層から成るロッテ「パイの実」ばりに選手層が厚くなれば、52年ぶりリーグ勝率1位に近づける。
背番号00、池田の存在が日増しに大きくなる。昨季11勝の巨人高橋から初回、いきなり左中間を割るライナー。滑って転んで二塁打は逃したが、3番岡の適時二塁打ではしっかりホームまで駆け抜けた。
「勢いをつける最初の打者なので、そういった面では初球からヒット打てれば良かったですけど」。
とはいえ、フルカウントからの8球目を仕留めたことは大きい。6回もカウント3−2の7球目にリプレーのような打球を飛ばした。粘りの対応に、井口監督も「そんなに大きな波がなさそうかなと思います」と評価。「守備も含めて、非常にいい活躍だったと思います」。左右の難しいゴロも処理し、実戦で株を高めた。
未来を担うべき男だ。主将の中村奨が昨季、二塁を守らなかったのは4試合9イニングのみ。しかも4年連続全試合出場中。頼もしすぎる活躍の一方、依存も大きい。サポートしつつ猛追できる若手が必要だった。首脳陣の期待も大きい。
「送球、ちょっと弱いんじゃないの!?」。
2次キャンプ地糸満の、人影まばらなサブグラウンド。特守で併殺練習を行う池田に、普段は見守ることが多い井口監督がハッパをかけた。優勝だけを狙う指揮官の目は、アグレッシブな新人をしっかり捉える。「沖縄では基本的にフルで。(宮崎遠征から中村)奨吾が来れば、三塁をやらせたり彼の幅を広げたい」。1位松川らも含め、早くも成功を感じさせるドラフト戦略。ロッテがじわじわ厚くなる。
ロッテのドラフト3位、広畑敦也投手(24=三菱自動車倉敷オーシャンズ)が実戦デビューした。巨人秋広に安打を許したものの、1回無失点だった。
4回に3番手で登板。4番大城を1球で一塁ゴロに打ち取ると、5番岸田には得意のカーブ2球で追い込み、最後は直球で空振り三振を奪った。「カーブが良かったのでカウントも作れたし、そこは収穫かと思います」と話した。
石垣島キャンプでは、雨でシート打撃への登板が流れた。1度の打撃投手のみで迎えたこの日。「朝からすごく楽しみで、楽しみで。緊張というよりは、今日は楽しんでやろうと。打たれても打たれなくても、そこはいいかなと思っていました」と振り返った。
ドラフト5位の八木彬投手(24=三菱重工West)はリリーフで1回2安打1失点。「次に投げる時はもっと力を抜いて投げていければ、良い結果につながるのかなと思います」とコメントした。
ロッテ本前郁也投手(24)が今季初の実戦登板に臨んだ。先発で2回無失点だった。
北翔大から育成選手として入団。昨季の開幕前に支配下登録を受けた左腕は、初先発でいきなりチームの開幕5連敗を止めた。シーズンではその1勝のみに終わり、今季も鈴木らと先発左腕の座を争う立場にいる。
この日は秋広に安打を許したものの、無失点に。相手をしっかり差し込む投球に「課題の直球の強さは、オフシーズンで強くしていこうという中で、今日初実戦の中で出せたかなと思います。去年はそこを失敗しているので、次の実戦でも初回から強い直球を低めに投げ込めるように」と話していた。
高卒2年目のロッテ中森俊介投手(19)が練習試合ながら、1軍戦デビューを果たした。
2番手として3回に登板。安打と四球を1つずつ許したものの、1回無失点で切り抜けた。「走者を出してしまったり、甘いところに投げてしまったというのは課題ではありましたが、無失点に抑えることができてホッとしているという気持ちはあります」と胸をなでおろした。
明石商(兵庫)時代に甲子園に3度出場し、高校NO.1右腕と称された。20年ドラフト2位で入団。プロ1年目の昨季は肉体強化に専念し1、2軍とも公式戦登板はなかった。 投球フォームをしっかり固める1年にもなった。この日はやや制球に苦しんだものの、ピンチではさすがの投球。2死一、二塁。相手は巨人3番の北村。変化球2球から入り、その後は直球を3つ続け、フルカウントになった。
勝負球は−。投じる直前に北村がタイムを掛け、中森の6球目はカウントされなかった。低めいっぱいのカーブだった。
さて、仕切り直しの1球は。捕手の松川は「変化球が多かったので、ここは速い球で」と直球を選択。中森はサイン通り、外角いっぱいに直球を決め、空振り三振でピンチを切り抜けた。
今季目標を「まずは2軍でしっかりイニングを投げたい」と謙虚に掲げる。丁寧に築き上げ、やがては佐々木朗と並ぶ未来のエース格へ。大きな可能性を感じさせる勝負球2球だった。
ロッテのドラフト1位松川虎生捕手(18=市和歌山)が、巨人戦で初のスタメンマスクをかぶった。先発本前ら4投手をリードし、5回無失点で交代。「緊張しました。でも投手と良いコミュニケーションが取れたと思います」と頼もしく振り返った。
8番に入った打席でも巨人高橋から、ファーストスイングで結果を出した。「詰まりながらもいい感じで振り抜いた結果、安打になったと思います」。内角球にバットは根元から折れ、大きく舞い、三塁ベンチ手前まで飛んだ。打球は反対方向へ、二塁手の頭を越えた。2試合連続安打、好リードの大型新人に、井口監督は「また先発で、チャンスがあればどんどん使っていきたい」と期待した。
巨人は高橋優貴投手が先発。ロッテは本前郁也投手が先発し、ドラフト1位ルーキー松川虎生捕手(18=市和歌山)とバッテリーを組んだ。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 |
ロッテのドラフト1位、松川虎生捕手(18=市和歌山)がプロの実戦で初スタメンを飾った。
8番捕手として出場。2回1死の第1打席では、昨季11勝の巨人高橋にバットを根元から折られながら、二塁手の頭を越える安打を放った。
初回には2戦連続で1番二塁でスタメン出場のドラフト2位池田来翔内野手(22=国士舘大)も左中間へ二塁打性のライナー。一塁を回ったところで転倒し、シングル止まりになったが、守備も含め、それぞれ試合序盤から存在感を見せた。
ロッテの沖縄・糸満での2次キャンプが始まり、16日には歓迎セレモニーと全体練習が糸満市の西崎総合運動公園野球場で行われた。
1次キャンプ地の石垣島は「沖縄本島より温暖」「充実の施設で1、2軍が同敷地内で練習できる」という大きなメリットがある。一方で対外試合の実施が難しく、例年2月中旬以降は沖縄本島への遠征になっていた。今回、糸満をその拠点として始動。沖縄本島での練習環境ができたのも大きい。
河合克美オーナー代行兼球団社長(69)は石垣島1次キャンプについて「まずそこ(石垣島)でやろうということについては、変えるつもりはありません」と明言。その上で糸満市側と協議しながら、設備を整えて「来年からでも、まずは練習試合(の実施)をというふうに考えています」と糸満2次キャンプの活用法をイメージした。
最大のネックは、防球ネットになる。30年前までオリックスがキャンプを行ったものの、当時とは周辺環境が一変し、バックネット裏並びに内野席での20メートル級の防球ネットの設置は必須になる。設計が済んでおり、順調ならばこの年内に設置が終わる見込みだ。
巨大施設は難しそうだが、室内練習場の建設計画も推進していく見込みだ。糸満市の當銘真栄市長(55)は「一気に全て整備というのは、こういう小さな自治体では無理なところもありますので、徐々に1つずつでも整備できていければなと思います」と慎重に話したものの、対外試合開催も含めての2次キャンプ本格化は強く願うところ。施設整備の1つの目安に「気持ち的には令和6年までに」と挙げている。
球団は来年以降の2次キャンプでは糸満市内での宿泊も検討しており、今回も市内の子どもたちに帽子を贈る。當銘市長も「短期間でなく、長期で糸満市に根付いてもらえるような球団になってもらいたいなと。市民も巻き込んで、糸満市民がみんなロッテファンになるような取り組みを」と推進していく構えだ。
ロッテは17日、オーセンティックアパレルの新商品の受注販売を行うと発表した。
選手が着用しているものと同じミズノ社製で、今回はフリースパーカ、バッティングジャージー、フリースジャケット(長袖、半袖)の4商品を今回、追加で販売する。これで全12商品となった。球団オンラインストアで2月18日から受注販売を開始する。発送は受注から2〜3ヶ月後の見込み。
ロッテのドラフト1位・松川虎生捕手(18)=市和歌山高=が「8番・捕手」で初スタメンを飾り、3打数1安打をマークした。15日の楽天戦では代打で中前打。この日は2回に2試合連続となる右前打を放った。
巨人・高橋の内角直球にバットを折られながらも「いい感じで振り抜けた」と納得の様子。守備では5回に強肩で二盗を阻止した。井口監督は「打てるし、リードも非常にいい。また先発で起用したい」と明かした。
ロッテのドラフト2位・池田来翔(らいと)内野手(22)=国士舘大=が「1番・二塁」で先発出場し、5打数3安打1打点と大暴れした。
「結果を求めながらやりました。ヒット3本にしても、守備にしても、いい形でアピールできたと思います」。1回は左中間に二塁打性のライナーを放ったが、一塁を回ったところで転倒し、惜しくも単打。5回は右前打。6回2死一塁では、左腕の大江から左中間に適時二塁打を放った。
国士舘大時代は主に主軸を務めた。練習試合では2試合連続で1番に抜擢。「チームに勢いをつける1番初めの打者なので、役割は果たせたと思う」と適応力を見せた。
守備では2回1死の場面で一、二塁間の強烈なゴロに飛びつく好プレーを披露。4回2死一塁でも、二遊間の安打性の打球に飛びつき、二塁にトスを送って投手を助けた。
井口監督は「非常にいい活躍だった。彼の積極性がいい形ででている」と高評価。今後は三塁手として起用する方針も示唆した。
ロッテのドラフト1位・松川(市和歌山)は初の先発マスクで4投手とコンビを組んだ。「緊張したが、投手といいコミュニケーションが取れた」。
18歳と思えない落ち着きぶりで、途中出場した15日の楽天戦に続き、5回無失点と好リードを見せた。これで捕手として9回無失点。打撃は2回にバットを折りながら右前打を放ち、2試合連続安打。「詰まりながらもいい感じで振り抜けた」と納得顔だった。
ロッテのドラフト2位・池田(国士舘大)が、泥だらけの猛アピールだ。初回先頭で左中間へはじき返し二塁を狙おうとしたが、一塁を蹴ったところで転倒。「滑りました」と慌てて一塁へ戻ったが、岡の中越え二塁打で先制ホームを踏んだ。“プロ初安打”をマークすれば、5回にも右前打。1点リードの6回2死一塁では左中間適時二塁打と“プロ初打点”を記録した。
二塁守備でも目立った。右へ左へダイビングキャッチ。二塁走者としても5回に左飛でタッチアップし、三塁を陥れた。2試合連続で1番スタメンでフル出場。「結果を求めながら3安打し、守備でもいいアピールができた」と胸を張る。二塁は現在、中村奨が不動のレギュラー。井口監督は「(中村)奨吾が合流すれば、三塁も含め、可能性を広げていきたい」と新たな起用法を思い描いた。
ロッテのドラフト2位・池田来翔内野手(国士舘大)が17日、巨人との練習試合に「1番・二塁」で出場した。
打っては3安打、守っても2度のファインプレー、走っても左飛で二塁から三塁にタッチアップするなど、走攻守で存在感を発揮した。
「1番はチームに勢いづける1番最初の打者。そういう面では初球から打てればよかったけど、あんな感じでもいい打球が打てたので、1番としての役割は果たせたかな」。
ファーストストライクを捉えることはできなかったが、追い込まれてからも、しぶとく快音を響かせた打撃は大きな価値がある。
井口監督も「守備も含めて、いい活躍だった。積極性がいい形でできている」と評価していた。
ロッテのドラフト3位・広畑敦也投手(三菱自動車倉敷オーシャンズ)が17日、巨人との練習試合(沖縄セルラー)で実戦デビューを飾った。4回に登板し、2死から秋広に右翼線安打を許したが、打者4人に1安打無失点と上々だった。
「今日は自分がどういう状態なのか、ストライクが取れるのかを確認したいと思っていた。四球を出さなかったことが1番良かった。次回は直球も変化球も精度を高めていきたい」。
即戦力との評判通りの実力を発揮した。
一方で、ドラフト5位の八木彬投手(三菱重工West)も6回に登板したが、秋広に左前適時打を浴びるなど、打者6人に対し2安打1失点だった。
また、2年目・中森俊介は3回のマウンドに上がり、1回1安打無失点。昨季公式戦登板できなかった右腕だったが「課題はあったが、無失点に抑えることができて、ほっとしている」と、今季は2月から実戦登板するなど成長ぶりを示した。
ロッテのドラフト1位・松川虎生捕手(市和歌山)が17日、沖縄セルラーで行われた巨人との練習試合でプロ初スタメン出場を果たした。2回に右前打を放つなど、この日は3打数1安打。守備でも5回に二盗を狙った中山を鋭い送球でタッチアウトにするなど、5回まで投手陣を無失点に導いた。
松川はプロ初実戦となった15日の楽天戦でも中前打を放っており、守備でも4回無失点のリードを見せ、攻守ともに2試合連続での活躍となった。
ロッテの3年目左腕・本前郁也投手が17日、沖縄セルラーで行われた巨人との練習試合に先発し、2回1安打無失点と好投した。
昨季、育成から支配下登録されて開幕ローテーション入りも、結果的にはわずか1勝。この日は今季初実戦登板だったが、ストライクを先行させる安定感を発揮し、2年連続開幕ローテーション入りをアピールした。
ロッテはチーム(選手)が着用しているものと同じ仕様のミズノ社製アパレルであるオーセンティックアパレル販売のラインナップにフリースパーカー、バッティングジャージ、長袖フリースジャケット、半袖フリースジャケットの4商品を追加し、受注販売を18日からマリーンズオンラインストアで開始する。
ロッテのドラフト2位・池田来翔内野手(22)=国士舘大=が17日、巨人との練習試合に2試合連続となる「1番・二塁」でスタメン出場。打っては3安打1打点、守ってもファインプレーを披露するなど攻守で猛アピールし、不動のセカンド・中村奨に“挑戦状”をたたきつけた。
「3本(安打)にしても守備にしてもいいアピールができた」と池田。1打席目には昨季11勝の巨人・高橋から左中間へ挨拶代わりの先頭安打。一塁ベースで滑り転倒し“プロ初安打”は苦笑いの1本となったが、その後も2安打を重ね“プロ初打点”もマークした。守備では2回に一、二塁間、4回には二遊間を抜けそうな打球をダイビングキャッチ。守備でも魅了した。
井口監督も「彼の積極性、アグレッシブさがいい形ででている」と評価。4年連続全試合出場中の中村奨は22日からの宮崎遠征で合流予定で、経験も積みながら立ちはだかる高い壁へと挑む。
ロッテのドラフト1位捕手、松川虎生=市和歌山高=にビックリした。ホンマに高校生?高卒ルーキーとは思えない力強いスイングだった。
第1打席に右前安打。第2打席も大きな右飛。相手投手の球が思ったより速く感じたのか、右方向を狙っていたのか、打つタイミングが遅かった。しかし、遅れ気味でも、振り切ることができていた。スイングが強くないとできないことだ。
最近は、キャッチャーも守りだけではダメとされる。打撃もレギュラー捕手には必要な要素となっている。その点でも、松川には大きな魅力がある。
ドラフト3位・広畑敦也投手=三菱倉敷オーシャンズ=がプロ初実戦に臨み、1回1安打無失点と好投した。
4回から3番手で登板し、大城を一ゴロ、岸田を直球で空振り三振。続く秋広には左前打を浴び、2死一塁から迎えた石川の打席では中前方向へと抜けそうな当たりを打たれたが、二塁手のドラ2・池田=国士舘大=がバックハンドで飛びつき好捕。同期にも助けられ、無失点で切り抜けた。
「打たれても打たれなくてもそこはいいかなと思っていました。四球を出さなかったことが1番良かったのでそこは今日の課題をクリアできて良かったと思います。今日は変化球をあまり投げていなかったんですがカーブが良かったのでカウントも作れたしそこは収穫。そういった精度や細かいところをこれからやっていければ失点は抑えられるんじゃないかと思っています」と振り返った。
ロッテの高卒2年目右腕・中森俊介投手が今季初実戦で1回1安打無失点の好投を見せた。
3回から2番手で登板し中山を二ゴロ。続く勝俣に四球、広岡に右前安打と1死一、二塁のピンチを背負うも八百板を中飛、最後は北村を空振り三振に仕留め切り抜けた。「ランナーを出してしまったり甘いところに投げてしまったというのは課題ではありましたが、無失点に抑えることができてホッとしているという気持ちはあります。ボール先行であったり、自分が不利になるカウントにもっていってしまっているので、次はストライク先行でどんどんストレートで攻めていけるようにと思います」とコメント。この日の最速は147キロだった。
ロッテの3年目左腕・本前郁也が今年初実戦に臨み、2回1安打無失点と好投した。
初回から三者凡退と好スタートを切り、2回には先頭の大城をカーブで空振り三振に。その後2死から秋広に中前安打を浴びるも、石川を三ゴロに打ち取り2回1安打無失点。「課題にしていたストレートの強さというのは、オフシーズンで強くしていこうという中で今日初実戦の中で出せたかなと思います。去年はそこを失敗しているので次の実戦でも初回から強いストレートを低めに投げ込めるように頑張っていきたいと思います」とコメントした。
ロッテのドラフト2位・池田来翔内野手=国士舘大=が“プロ初安打”をマークした。
この日も15日の楽天戦(金武)に続き、「1番・二塁」でスタメン出場。1打席目に巨人の先発・高橋から左中間への安打をマークしたが二塁へ向かう途中で転倒。シングルヒットとなったが、2回の守備では華麗なタイビングキャッチを披露するなどルーキーが攻守でアピールした。
ロッテは17日、ミズノ社製アパレルであるオーセンティックアパレル販売のラインナップに4商品を追加しマリーンズオンラインストアで18日から受注販売を開始することを発表した。
今回の商品追加により、オーセンティックアパレルのラインナップは計12商品に。新商品としてフリースパーカー(3万7000円)やバッティングジャージ(2万8000円)などが追加される(全て税込)。受注販売はマリーンズオンラインストアで受付する。
主力選手が合流する前にアピールするしかない。常に注目を浴びる巨人戦で、ルーキーが躍動した。ロッテのドラフト1位・松川虎生捕手(18)=市和歌山=が、対外試合2試合目で先発マスクを任されると、2試合連続で安打を放つなど攻守で存在感を示した。
与えられたチャンスを逃さない。2回にバットをへし折られながらも右前に運んだ。「詰まりながらもいい感じで振り抜いた結果」と苦笑いを浮かべたが、結果を残したことが大きい。初の対外試合となった、15日の楽天との練習試合では、代打起用された中で初打席初安打を記録。持ち味を発揮している。
6回の守備で交代したものの、投手陣を引っ張って5イニングを無失点と好リード。井口監督は「本当に間合いがいい。うまくリードしてくれている」と評価。さらにドラフト2位の池田(国士舘大)も負けじと、対外試合初安打を含む3安打1打点。ともにレギュラー陣を脅かす存在となり、首脳陣も嬉しい悲鳴を上げている。
ロッテは17日、選手が着用しているものと同じ仕様のミズノ社製のオーセンティックアパレル販売のラインナップに、フリースパーカー、バッティングジャージ、長袖フリースジャケット、半袖フリースジャケットの4商品の受注販売の追加を18日からマリーンズオンラインストアで開始すると発表した。
オーセンティックアパレルのラインナップは計12商品となる。商品一覧は次の通り。
現役時代5年連続2桁勝利を挙げ、2005年のリーグ優勝・日本一に“エース”として貢献し、現役引退後は2年間投手コーチを務めたロッテOBの清水直行さんに“7つのテーマ”でロッテ投手陣について語ってもらう第4回は、“先発投手と捕手の関係性”だ。
昨季のロッテ先発陣は捕手との相性がはっきり出た。
田村龍弘は石川歩、美馬学といった様々な球種で抑えていく投手と相性がよく、加藤匠馬は、チーム最多の10勝を挙げた小島和哉、プロ2年目の昨季3勝を挙げた佐々木朗希、ルーキーの河村説人、シーズン途中に加入したロメロと相性がよかった。柿沼友哉はストレートとフォークを中心にした“速球派”の岩下大輝、19年に“柿の種バッテリー”で話題を呼んだ種市篤暉も、ワクワクするようなストレート、フォーク、スライダーを中心に投げる投手だ。
石川は10月5日の西武戦で、6回を1安打無失点に抑え、ヒーローインタビューで「田村がすごく良いリードをしてくれた」と評価すれば、加藤との相性の良かった河村は「カーブの使い方がすごくうまいなと自分も思っています。配球の面ですごく助かっていました。また、あまり走られる機会も多くないので、そこも嬉しいなと思います」と感謝した。
捕手によって先発投手の好不調や相性というものは出るものなのか−。
清水さんは「本当はキャッチャーによって相性が出ない方がいい」と話す。
「なぜかといったらキャッチャーは怪我がつきもののポジション。私の持論ですが、このキャッチャーじゃないと投げられないというピッチャーになると、怪我したら投げられないんですかと、なるんですよ。なので、相性はあるけど、そこに固執して組み合わせをするよりは、本来先発投手であればどんな組み合わせでもいいんじゃないかなと思っている」。
昨季シーズン自己最多の8勝を挙げた岩下は、柿沼とバッテリーを組んでいた前半戦に8勝をマークしたが、柿沼が故障で離脱した後半戦は0勝に終わった。
「むしろキャッチャーが抑えているチーム。たとえば田村がよく抑えるチーム」など、捕手を複数人体制で組むのであれば、捕手が抑えている球団によって、使い分けるのが理想的だと考えている。
清水さんも現役時代には里崎智也さん、橋本将さんの2人がレギュラー格の捕手にいた。
「僕は橋本だったり、里崎だったり若いキャッチャー、色んなキャッチャーを経験した。そういう意味では気にしていない」。
「ただ、これは間違いなく監督、バッテリーコーチの方針、相性が良くてパフォーマンスが上がるのであれば、1つの考え方としてはありだと思います」。
昨季は捕手によって成績が極端に良かった先発投手はいたが、今季はどんな成績を残すのか。ここまで4回は佐々木朗希、先発投手、二木康太、先発投手と捕手の関係性について語ってもらったが、次回第5回はリーグ制覇するためには絶対に欠かせないリリーフについて語ってもらう。