わたしはかもめ2022年鴎の便り(3月)

便

3月5日

福岡ソフトバンク1−0千葉ロッテ(PayPayドーム)

ソフトバンクは東浜が5回1安打無失点と順調な調整ぶり。今季初実戦に臨んだ森は、9回を1安打無失点に封じた。ロッテは佐々木朗が5回2安打無失点で9奪三振。自己最速に並ぶ163キロをマークし、状態の良さを示した。

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ロッテ佐々木朗希が大谷翔平級の難攻不落5回9奪三振、163キロ直球に149キロフォーク[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が160キロ台を連発した。ソフトバンクとのオープン戦に先発し5回2安打9奪三振で無失点。36球投げた直球は、自己最速タイの163キロを含む23球が160キロを超え、平均球速160.1キロをマークした。フォークもこれまでの自己最速だった146キロを上回る149キロを計測。メジャーでも難攻不落の球の1つに挙げられるエンゼルス大谷翔平投手(27)と類似した球速帯を駆使して快投し、今季の大ブレークを予感させた。


初球からの160キロに球場がどよめいた。速い。佐々木朗は161キロ、162キロと連発しソフトバンク打線を押し込んだ。2回2死、中村晃を空振り三振に仕留めた球は外角低めの163キロ。初回の7連続をはじめ直球の64%が160キロオーバー。規格外のスピードで驚かせ、登板後「内容はあまり良くなかった」と言って、さらに驚かせた。

口をついたのは「163キロ出たのは良かったですが、質だったりとか。その球自体は良かったのですが、全体的なコントロールをもっとよくしていきたいと思う」という反省の弁だった。

だが、明らかに排気量が上がっている。160キロを超える球は高校時代に4球。先月の日本ハムとの練習試合で16球を記録していたが、この日だけで23球。フォークでも1回の三森への149キロや4回の柳田への148キロなど、それまでの自己最速だった146キロを上回った。「いつも通り普通に投げていた」という力の入れ具合でも球速は出てしまう。

オフからキャンプも通しての取り組みとして、弱点を補う練習ではなく土台を強化することに務めてきた。「まんべんなくやりました」と体全体を強化。それが3年目の成果となって表れている。

16本(バント失敗を含む)あったファウルは、変化球を含めて1本も引っ張られなかった。三森とリチャードのバットを折り、甲斐にも折れてるのでは?と疑わせた。カーブのストライクが入らず、緩急を使えなくても、速いと思っている相手の予測を上回り圧倒した。

井口監督は開幕後の登板日について「ふっ(笑)。まだ決めてはいません。ある程度、決めてはいますけどね」とけむに巻き、次回は登板間隔を空けることを明言した。石川の先発を公表している開幕戦以外、どこにでも投げられる形になる。百戦錬磨の指揮官は「どの球団にとっても朗希は脅威になってくると思いますね」という言葉で、今季の活躍を予言した。

◇昨季の大谷の投球

「スタットキャスト」によると、直球の平均球速は95.6マイル(約154キロ)で、最速は4月4日ホワイトソックス戦でマークした101.1マイル(約163キロ)。

スプリットの平均球速は88.2マイル(142キロ)で、93マイル(約150キロ)もマーク。被打率0割8分7厘(127打数11安打)、被本塁打0の球種で、77三振の結果球となった。MLB公式サイトではデータ分析担当のアドラー氏が「最も打たれない球種」として挙げた。

球種の割合は、全2027球のうち直球が895球(44.2%)スライダーが442球(21.8%)スプリットが371球(18.3%)カットボールが247球(12.2%)カーブが72球(3.6%)だった。

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[とっておきメモ]佐々木朗希、なびく黒髪は充実キャンプの証し、オフはスイーツで気分転換[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が160キロ台を連発した。ソフトバンクとのオープン戦に先発し5回2安打9奪三振で無失点。36球投げた直球は、自己最速タイの163キロを含む23球が160キロを超え、平均球速160.1キロをマークした。フォークもこれまでの自己最速だった146キロを上回る149キロを計測。メジャーでも難攻不落の球の1つに挙げられるエンゼルス大谷翔平投手(27)と類似した球速帯を駆使して快投し、今季の大ブレークを予感させた。


ロッテ佐々木朗は1回、何度も帽子を飛ばした。なびく黒髪。2回からは「(サイズを)小さくしました。それでも最後の方はとれちゃったので、髪切ります」。帽子が脱げたのは髪の毛が伸びたから。裏返せば、散髪の余裕もないほど、充実したキャンプを送った証しでもある。

ハードな練習をこなしながら、休日には宿舎の食堂で「おしゃれトースト」をつくった。あるときはトーストに南国のフルーツを乗せ、生クリームを添えた。また、あるときは砂糖と卵をつかったフレンチトースト風に。スイーツ男子となって気分転換した。

伸びた髪も気にならないほど練習に打ち込み、心の充実を求めてオフは楽しんだ。そんなキャンプの成果が、如何なく発揮されるのはここからだ。

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ロッテ佐々木朗希と松川虎生のバッテリー、シーズン中も組ませる意向「相性もばっちり」井口監督[ニッカン]

ロッテ井口資仁監督が若いバッテリーをシーズンでも組ませる考えを明かした。

佐々木朗希投手と組んだドラフト1位松川虎生捕手(18=市和歌山)について「しっかりリードしてくれてますし、フォークだったりスライダーもしっかり止めている。そういう意味では相性もばっちりいってるんじゃないかなと思います」と評価し、シーズン中も組ませたいか?という問いに「今の状況だとそうなるんじゃないですかね。はい」と答えた。

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大谷翔平思わせる球速帯…ロッテ佐々木朗希160キロ超23球に149キロフォーク規格外快投[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が160キロ台を連発した。ソフトバンクとのオープン戦に先発し5回2安打9奪三振で無失点。36球投げた直球は、自己最速タイの163キロを含む23球が160キロを超え、平均球速160.1キロをマークした。フォークもこれまでの自己最速だった146キロを上回る149キロを計測。メジャーでも難攻不落の球の1つに挙げられるエンゼルス大谷翔平投手(27)と類似した球速帯を駆使して快投し、今季の大ブレークを予感させた。

初球からの160キロに球場がどよめいた。速い。佐々木朗は161キロ、162キロと連発しソフトバンク打線を押し込んだ。2回2死、中村晃を空振り三振に仕留めた球は外角低めの163キロ。初回の7連続をはじめ直球の64%が160キロオーバー。規格外のスピードで驚かせ、登板後「内容はあまり良くなかった」と言って、さらに驚かせた。

「163キロ出たのは良かったですが、質だったりとか。その球自体は良かったのですが、全体的なコントロールをもっとよくしていきたいと思う」と反省の弁を並べた。

だが、明らかに排気量が上がっている。160キロを超える球は高校時代に4球。先月の日本ハムとの練習試合で16球を記録していたが、この日だけで23球。フォークでも1回の三森への149キロや4回の柳田への148キロなど、それまでの自己最速だった146キロを上回った。「いつも通り普通に投げていた」という力の入れ具合でも球速は出てしまう。オフからキャンプも通しての取り組みとして、弱点を補う練習ではなく土台を強化することに努めてきた。「まんべんなくやりました」と体全体を強化。それが3年目の成果となって表れている。

テーマに掲げていた走者を出した場面での投球もこなした。「牽制とか連係だったりとか経験できたので、そこに関しては前回、前々回よりは良かった」と開幕に向けて不安を解消している。大谷クラスの球速と抑えっぷりで頼もしさは日増しに。井口監督は開幕後の登板日について「ふっ(笑)。まだ決めてはいません。ある程度、決めてはいますけどね」とけむに巻き、次回は登板間隔を空けることを明言した。石川が投げると公表している開幕戦以外、どこにでも投げられる計算。「どの球団にとっても朗希は脅威になってくると思いますね」という言葉で、今季の活躍を予言した。

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ロッテ佐々木朗希快投!5回2安打9K無失点、最速は自己タイの163キロをマーク、開幕へ順調[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が5回2安打無失点9奪三振の快投を見せた。最速は自己タイの163キロをマーク。開幕に向けて順調に段階を踏んだ。

2回、中村晃から空振り三振を奪った球が163キロを表示した。長いイニングを投げる指示があった中でも、安定して160キロを超える。佐々木朗のすごみが前面に出た。この試合最初の1球は160キロ。そこから161キロ、162キロと上げていった。立ち上がりの1回に投げた直球は7球全てが160キロ超え。5イニング連続で160キロ以上をマークする安定した内容だった。1回には三森から三振を奪ったフォークですら149キロの高速表示。帽子を飛ばし黒髪をなびかせながら、躍動感あふれるフォームと規格外のスピードでソフトバンク打線を封じ込めた。

試合前、いつも通りの念入りな柔軟から入った。ソフトバンクの打撃練習を見ながら、三塁側ファウルゾーンでまず下半身をほぐす。大きく股を広げ、股関節の可動域を確かめるようにストレッチを繰り返す。柳田が練習の打席に立ったころから上半身の柔軟に移行し、時折、特大の打球を目で追った。入念な準備が、快速球を支える。

この日の登板を前に「様々なシチュエーションがあると思うので、色々試していけたらと思います」と話した。2月26日の西武戦では3回を完全投球。しかも7つが三振という内容。贅沢な悩みだが、走者を置いた状況などでの登板がかなわなかった。開幕に向けてクイックモーションや塁状況に応じた打球処理など、チェックしておきたい項目がいくつかあった。3回、先頭のリチャードに中前打を許すと、自己テストの機会を得た。牽制の素振りなどで走者を封じながら、打者・川瀬にはバントのバットすら空を切る159キロの強い直球を投げ込んだ。追い込んでからの145キロフォークでファウルを誘いスリーバント失敗。そこから3者連続三振で切り抜けた。

4回、先頭の三森を四球で出しても、2度の牽制と投球間隔を変える工夫で簡単にはスタートを切らさなかった。結局、盗塁死で走者がなくなると、後続の柳田、グラシアルを連続三振に仕留めた。

昨年のオープン戦はZOZOマリンでの中日戦に1イニング投げただけだった。今季の佐々木朗は準備段階からして明らかに違う。1軍のローテーション投手として戦える形でシーズン開幕が迎えられそうだ。

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ロッテ佐々木朗希が6日NHK震災特番に出演、和やか対談でサンドウィッチマンから「内角球」も[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が、憧れの人気お笑いコンビ「サンドウィッチマン」と“共演”を果たした。3月6日午後4時45分放送のNHK総合「サンドのお風呂いただきます 震災特番 岩手三陸海岸SP」内で実現した。

人気の人情紀行バラエティーに、最速163キロ右腕はオンライン対談の形式で出演する。収録は2月に行われた。当時、佐々木朗は沖縄・石垣島で春季キャンプのまっただ中。練習後に、直線距離で2300キロ以上離れた故郷・岩手県陸前高田市にいる、大好きなコンビとひとときを過ごした。

東日本大震災から間もなく11年になる。収録日、サンドウィッチマンと元AKB48横山由依は、岩手・宮古から出発した。かつて、宮古と陸前高田は車で3時間以上かかった場所。陸前高田市民からは「宮古は泊まりで行く場所」という声もあった。昨年、三陸自動車道が全面開通し、所要時間も半分ほどに。オンライン対談もそうだが、11年間での色々な変化が、今回の企画にもつながったといえる。

サンドウィッチマンらが訪れたのは、陸前高田市のかさ上げ市街地にある中華料理店「四海楼」だ。店主の長田正広さんは、震災前にはご近所だった佐々木家、特に震災で逝去した佐々木朗の父、功太さんとは大の仲良し。当時、大晦日に差し入れして喜ばれた「坦々鍋」と、その締め料理にあたる「麻婆坦々麺」を楽しみながら、対談は進んでいった。

球界のスター候補は少年時代からお笑い好きで、人気のお笑い番組はかなりチェックしていたという。テレビ番組で知って、ネット動画で深めていくタイプ。19年末のインタビューで大好きな芸人を問うと「サンドウィッチマンさんです」と間髪入れず答えていた。両親の影響で大好きになったという。

対談は、これまで明かされなかった少年時代などの秘話も多く織り込まれている。震災11年。しみじみな話題もありながら、会話は和やか。立ち会った関係者は「とても盛り上がっていました」と明かした。もちろん“サンド節”も随所に。大の楽天ファンとしても知られている2人。かなり際どい質問もいくつかあり、その時の佐々木朗の表情の変化なども見逃せない。

番組では163キロ右腕との対談以外に三陸鉄道、釜石海上保安部などでもロケ。宮古市田老地区にある「たろう観光ホテル」にも訪問している。震災遺構第1号となったホテルでは、当時6階から撮影された大津波襲来の映像を、サンドウィッチマンらはその6階で視聴。私もかつて6階でその映像を見たが、あまりの衝撃ぶりに言葉を失った。

11度目の3・11。復興は着実に進むが「風化させてはいけない」が如実に伝わる番組でもある。

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ロッテ・佐々木朗、出た自己最速タイ!異次元連発160キロ以上23球、今季初陣≠ヘ楽天との開幕カード濃厚[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)が5日、ソフトバンクとのオープン戦(ペイペイドーム)に先発し5回2安打無失点、9奪三振の快投を見せた。球速は自己最速に並ぶ163キロを計測。敵陣営≠ゥらも絶賛、驚嘆の声が相次ぐ圧巻の内容だった。いつでも開幕を迎えられるほど準備は万端。今季の公式戦初登板は、縁のある東北で26、27日に行われる楽天との開幕カード2試合(楽天生命パーク)のいずれかが濃厚になった。

糸を引くような速球が外角を突く。2回2死。中村晃のバットが空を切ると、ビジョンに「163キロ」の文字が表示された。佐々木朗はグラブをポンとたたき、走ってベンチへ引き揚げた。

「(球速が)出て良かったですが、球質や制球を良くしたいです。全体的に納得のいく球が少なかったです」。

自己最速163キロを12球団の本拠地球場で計測するのは、これが初めて。1回の全直球を含めて160キロ超えは実に23球。9三振を奪う圧巻の内容にも、本人は淡々としたものだった。

敵地ペイペイドームでの登板はプロ入り後初。昨年6月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)でソロを被弾した柳田とは2度対戦し、三ゴロ、空振り三振に仕留めて球界屈指のスラッガーにも借りを返した。

3年目の馬力アップを感じさせた。直球の平均球速は160.1キロ。フォークボールは最速149キロを計測し、柳田を三振に仕留めたフォークも148キロ。相手のバットを2度へし折るなど、まさに異次元だった。

想定外の事態も乗り越えた。サラサラヘアが人生で最もロン毛≠ノなっている影響からか、1回は投球後に帽子が飛びまくった。2回以降は帽子のサイズを小さくして対応し「それでも最後はとれたので、髪の毛を切ります」と吐露した。

20歳の余裕たっぷりな投球に周囲からも称賛、驚嘆の声が相次いだ。バックネット裏で視察したオリックス・三輪隆スコアラーは「15勝挙げられると思います。15勝3、4敗くらいで確実に貯金をつくれる投手になる」。先発で投げ合った2017年の最多勝投手、ソフトバンク・東浜は「びっくりしすぎて言葉も出ない。末恐ろしい。すごい選手が出てきた」とうなった。

試合後、井口監督も「誰の目にも抜群の投球に見えたのでは」と絶賛した。さらに、ここまで中6日で実戦登板していたが、次回は間隔を空ける方針を示唆した。

開幕投手は石川に決まっており、順調に調整が進めば公式戦初登板は26、27日の楽天との開幕2、3試合目(楽天生命パーク)になることが濃厚だ。縁のある東北で迎えるXデーへ、岩手・陸前高田市出身の剛腕に死角は見当たらない。

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牛島和彦氏、ロッテ・朗希は完璧に課題クリア、早め勝負に打者追い込み球数抑制成功[スポニチ]

◇牛島和彦 視点

ロッテの佐々木朗希投手(20)が5日、ペイペイドームでのソフトバンクとのオープン戦に先発し、5回2安打無失点、9三振の内容でまたも圧倒した。2月19日の日本ハムとの練習試合(名護)に続き、自己最速タイの163キロをマーク。これで今春は実戦3試合、10イニングを連続無失点、その間17奪三振と敵なし。3年目の進化を大きく予感させる投球を、スポニチ本紙評論家の牛島和彦氏が分析した。

佐々木朗の前回登板を評論した際、開幕までの課題として「三振以外にどうやってアウトを取るか」という点を挙げさせてもらった。先発ローテーションを守るには7、8回を100球前後で乗り切ることが求められる。それには1イニング15球以内に抑えたい。3つ三振を取れば最低でも9球。早いカウントでポンとアウトを取れれば球数は抑えられる。この試合の佐々木朗はその課題に向き合っているように見えた。

5回、先頭の栗原の2球目に緩い球を投げ、カウント1−2からの4球目にはスライダーで三振を取った。続く中村晃にも初球スライダー。いずれもボールにはなったが2回にはグラシアル、栗原の初球に緩いカーブでカウントを取りにいった。160キロの直球と鋭いフォークに緩いカーブとスライダーを意識させることで、相手も早いカウントから勝負せざるを得ない。17打者に9奪三振。アウトの数に占める三振数は多かったが結果的に初回から13球、12球、13球、16球、11球で5回を65球。球数を抑えるという課題は完璧にクリアできている。

今年は投げっぷりにも自信が感じられる。三振はフォークが多かったが3回、牧原大を変化球2球で追い込み、3球目は162キロ直球でボール。4球目は外角低めに161キロで見逃し三振。直球で勝負できると思ったらズバっと行く。「こうしたら打ち取れるだろう」というのが分かっているような投球だった。

松川とのバッテリーもいい。高卒ルーキーで佐々木朗の球を普通にキャッチングできて、ブロッキングも素早く動けている。二塁への送球も速い。佐々木朗は遠慮なく首を振れるし、自分の投げたい球を自分のペースで投げられる。開幕まで約3週間、佐々木朗は残り登板での課題を見つけるのが難しいほど仕上がっている。

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ロッテ・朗希、5回零封!また163キロ出すも満足なし、捕手・松川と息ぴったり[スポニチ]

試合後、ロッテ・佐々木朗の言葉に多くの報道陣は耳を疑った。「精度でいうと、あまり良くなかった。コントロールも構えたところにいかなかったし、質もあまり良くなかった」。3年目で初登板となったペイペイドームのマウンドは予想よりも土が掘れた。そんな中、わずか65球で5回2安打無失点、9奪三振と圧倒しながら、全く満足などしていなかった。

完璧な球もあった。2回2死から中村晃を空振り三振に仕留めた外角直球は、自己最速タイとなる163キロを計測。2月19日の日本ハム戦(名護)でも163キロを出したが、あくまでもキャンプ地での練習試合によるもの。今回は12球団の本拠地の1つで、その数字に疑いの余地もない。

3戦連続で2学年下になるドラフト1位・松川(市和歌山)とバッテリーを組み、井口監督は「今の状況だとシーズンでも組むことになる」と言う。

初回、3度も帽子を飛ばしながら投げた。2回から小さいサイズに替えたが、「それでも最後はとれたので(伸びた)髪を切ります」と笑った。指揮官は「次は登板間隔を空ける」と明かした。仮に登板が1度飛ぶようなら、今季初登板は25日からの開幕カード、敵地での楽天2、3戦目での登板が有力となる。

オリックス・三輪隆スコアラー
「全部ストライクゾーンで勝負にいっている。順調にローテーションを回れば、15勝ぐらいはいける。」

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ロッテ・朗希を「新たなお気に入り」に、ブルージェイズ・ガウスマンがツイッターに驚愕投稿[スポニチ]

サンフランシスコ・ジャイアンツからフリーエージェントでトロント・ブルージェイズに移籍したケビン・ガウスマン投手(31)が5日(日本時間6日)、ロッテ・佐々木朗希投手(20)を「New Fav pitcher(新たらなるお気に入り投手)」として自身のツイッターに驚きの表情とともに投稿した。

米国で約34万8000人のフォロワーを持つ投球分析家として著名な“ピッチング・ニンジャ”・ロブ・フリードマン氏が投稿した佐々木の投球映像に対して反応したもので、映像には昨季公式戦で佐々木が宝刀・フォークボールで三振の山を築く姿が映し出されている。自身も昨季フォークボールの精度が増し14勝6敗、防御率2.81とブレークしたガウスマン。今季年俸2100万ドル(約24億1500万円)投手が日本の若き超有望株のポテンシャルに心を奪われた様子だった。

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ロッテ佐々木朗希、初回から直球は全7球が160キロ超え!ソフトB戦で今季3度目の実戦マウンド[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗が5日、ソフトバンクとのオープン戦で今季3度目の実戦マウンドに上がった。

プロ3年目にして、ペイペイドームのマウンドは初めてだったが、初球から160キロを計測すると、大台を連発。初回は全13球中、直球は7球を投じ、全てが160キロを超えるなど、162キロを4度も計測した。

なお、2月19日の日本ハム戦で自己最速タイとなる163キロをマークしていた。

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[ロッテ]高木豊氏 、佐々木朗希はオリックス由伸以上になるかも…チャンスは初球の直球くらい[報知]

佐々木朗は打者のワンランク上を行っているよね。160キロをバンバン出して、他の投手が遅く見えた。直球だけなら何とかなるけど、スライダーをコースに決めて、フォークもいいところから落とす。打者は当たればもうけもの。初球の直球くらいしかチャンスはないよ。暖かくなればもっとスピードも出るだろう。

首を振る場面が多かったが、捕手が新人の松川だったので、佐々木朗自身が洞察力を発揮して、うまくリードしていた。打者心理もよく勉強している。牽制も問題なくこなしていたし、投球のリズムやテンポもよかった。言うことないよね。

大谷翔平と比較されるけど、彼のように自滅する場面は考えにくい。ローテで1年間回れれば、オリックスの山本由伸と互角の最多勝争いができるだろう。もしかしたら由伸以上の、圧倒的なピッチングを見せてくれるかもしれない。

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[ロッテ]佐々木朗希、直球36球中23球が160キロ超え、制球も抜群「繊細なパワーピッチャー」へ着々、5回9K無失点[報知]

朗希は勢いのまま、グラブを2度たたいた。リリースの好感触を示した球速表示は「163キロ」。2回2死、中村晃を空振り三振に仕留めた外角いっぱいの1球に、球場がざわついた。「ランナーを背負った場面だったりとか、一発のある選手に対してしっかり集中していけた」。自己最速タイの163キロを含め、直球36球中23球が160キロ超。異次元のスピードで5回を2安打無失点、9奪三振と圧巻の投球を見せた。

3年目を迎え、理想に描いてきた姿に近づきつつある。プロ入り直後に掲げた目標は「繊細なパワーピッチャー」。正確なコントロールに変化球を操れる技量を兼ね備えた剛腕になることだった。3回2死一塁では161キロを外角低めギリギリに決め牧原大を見逃し三振。4回2死ではグラシアルを外角いっぱいの160キロ超2球で追い込み同じ場所への147キロフォークで3球三振を奪った。

160キロの直球と高速フォーク、スライダーを制球良くコーナーに配されては、相手はたまったものじゃないだろう。3回無死一塁ではバントを試みる川瀬を3球三振。バントすらさせなかった。「アウトロー、インコースに決まったら気持ちいいし、納得がいくんです」と話す右腕は、うなずきながらグラブをたたいた。

今季の実戦は3試合計10イニング無失点、17K。今季の無双を予感させるには十分な投球だが、まだ課題はあるという。「質的にもあまり良くなかった。コースとかもっと精度あげていけるのかな」と、さらに上を見据えた。「全体的に納得いくボールは少なかったけど、悪いなりに5イニングしっかり投げられた」と末恐ろしいコメントで締めくくった令和の怪物。圧倒的なスケール感をまとい、開幕へ向けて歩みを進めている。

◇朗希VTR

2月19日・日本ハム戦(名護)
今季初実戦で2回2安打無失点の好投。26球中22球が直球と試しながらの登板もそのうちの16球が160キロ超え。初回と2回に高3だった19年4月の高校日本代表候補合宿で記録した自己最速に並ぶ163キロをマークした。
同26日・西武戦(春野)
前回から中6日での登板。この日は変化球を多めに取り入れ、外崎や森、山川らが並ぶ強力打線を次々に打ち取り、3回を完全、7奪三振の圧巻投球。最速は158キロをマークした。

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[ロッテ]佐々木朗希が奪三振ショー、5回2安打無失点9奪三振で自己最速タイの163キロ計測[報知]

ロッテの佐々木朗希投手がソフトバンクとのオープン戦に初先発し、5回2安打無失点9奪三振の快投を見せた。球速はプロ入り後最速&自己最速タイの163キロを計測し、初のペイペイドームのマウンドで圧巻の投球を披露した。

初回から162キロを4度計測し、3者凡退スタート。2回2死には中村晃を自己最速タイの163キロの直球で空振り三振に打ち取ると、右腕はうなずきながらグラブを2回たたいた。3回にはリチャード、5回には中村晃に安打を許したが、いずれも後続を断ち切り、今季最長の5回を投げ65球、2安打無失点9奪三振の快投だった。

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[ロッテ]佐々木朗希がオープン戦初登板で自己最速タイの163キロ計測[報知]

ロッテの佐々木朗希投手が自己最速タイの163キロを計測した。

両軍無得点の2回2死、中村晃から163キロの直球で空振り三振を奪った。

2月19日の日本ハム戦(名護)でも163キロを2度計測しており、この日もプロ入り後最速&自己最速タイを再びマークした。

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[ロッテ]佐々木朗希が初回に162キロ連発、球場はどよめき[報知]

ロッテの佐々木朗希投手がオープン戦に初登板。初回から162キロを連発し、球場をどよめかせた。

初回、先頭の牧原の初球で160キロを計測すると5球目には162キロを計測。最後は146キロのフォークで牧原を空振り三振に仕留めると、続く三森も149キロのフォークで空振り三振。3番・柳田は146キロのスライダーで三ゴロに打ち取り、3者凡退と最高の立ち上がり。初回に投じた13球のうち4球で162キロを計測した。

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ロッテ・佐々木朗、また出た自己最速163キロ、異次元の5回0封9K[デイリー]

異次元の直球がビシビシ決まるごとにスタンドからどよめきが起こった。プロ入り初めてペイペイドームで先発したロッテ・佐々木朗希投手が、最長の5回を投げ2安打無失点、毎回となる9奪三振の快投。初回の三森、5回のリチャードと直球で2度バットをへし折った。球速も自己最速タイの163キロをマークした。

それでも令和の怪物は「良い悪いがはっきりしていた。全体的に納得のいくボールは少なかったんですけど、悪いなりに先発として、5イニングを投げられたのは良かったのかなと思います」。良くないと振り返る中で、鷹打線を封じ込めた。末恐ろしい20歳だ。

「あまり構えたところにいかなかった」と言うが、投じた直球36球のうち、23球が160キロ以上。直球の平均球速は160.14キロ。細かい制球が必要なのかと思うほど、球威で圧倒した。初回から帽子を飛ばしながらの力投。2回から飛ばないようにとサイズの小さい帽子に変えて臨んだが、以降も自然と帽子が飛んだ。キャンプ中、散髪に行けなかったことが要因だそうで「最後も脱げたので髪、切ります」とおどけてみせた。

これで実戦3試合、計10イニング連続無失点。「甘いボールを少なくして、コースの精度をあげていきたい」。次回は中6日以上、空けて先発する予定。今季開幕から1年間、ローテを守る目標を立てる令和の怪物が初タイトルを手にし、リーグ優勝の立役者になることを予感させる圧巻の投球だった。

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ロッテ・井口監督、快投の佐々木朗を絶賛「どの球団も脅威になる」[デイリー]

快投を演じた佐々木朗をロッテ・井口資仁監督は手放しで絶賛した。「(来場者)全員が抜群に見えたんじゃないですか。しっかり球威を保ちながら、長いイニングを投げられたと思います」。

3年目右腕には絶大な信頼を寄せ、石垣島キャンプ中に開幕ローテ入りを明言した。ここまでの順調な調整ぶりに、今季開幕から1年通してローテで回り、勝ち星を量産することを強く願う。「どの球団もやはり朗希は脅威になってくると思いますね」とニヤリ。“令和の怪物”が見せた文句のつけようがない仕上がりに、悲願の優勝へのキーマンを託すつもりだ。

実戦全3試合で高卒のドラフト1位・松川(市和歌山)とバッテリーを組み、10イニング連続無失点を継続。「松川もしっかりとリードをして、フォークを止めてくれますし相性もばっちりですね」と評価。今季についても「今の状況だとそうなるんじゃないですか」ときっぱり。若きバッテリーの躍動に期待したい。

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ロッテ・平沢がオープン戦初スタメンで二塁打、井口監督「いい形できていますね」[デイリー]

ロッテの平沢大河内野手が、開幕1軍生き残りへアピールした。「9番・遊撃」でオープン戦初のスタメン出場。6回に、藤井の149キロの直球をはじき返して、左中間二塁打とした。

15年にドラフト1位で入団も、過去2年間はケガもあり1軍出場機会はなかった。1軍定着に燃える背番号13に、井口監督は「いい形できていますね。大河は打つ方も守る方も継続してやっていかないといけない。いい競争ができている」と評価した。

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ロッテ・佐々木朗は圧巻の投球にも反省「精度でいうと、あまりよくなかった」[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手は、圧巻の投球を見せたものの反省点を口にした。最速で163キロをマークするなど、5回を2安打無失点9奪三振と好投。160キロ台を連発した内容にも「精度でいうと、あまりよくなかった。そこはしっかり修正していきたい」と自身に厳しかった。

ここまで、対外試合を含めて実戦3試合で10イニング連続無失点。井口監督は「球威を保ちながら、ギアをあげるところはギアをあげて、しっかり投げていた」と評価した。

昨年はソフトバンクに10勝12敗とリーグで唯一、負け越していた。強力打線を手玉にとった内容に、指揮官は「まあ、ソフトバンクに限らず、どの球団も朗希は脅威になってくると思いますね」と笑みを浮かべた。

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ロッテ・佐々木朗希がまた異次元投球、鷹相手に5回無失点9Kと圧倒、最速163キロ[デイリー]

ロッテ・佐々木朗希投手がオープン戦初先発で5回2安打無失点1四球、9奪三振。自己最速タイとなる163キロを計測するなど、圧巻の投球を披露した。

敵地でソフトバンク打線を圧倒した。初めてのペイペイドームのマウンドで初回は先頭牧原大から2者連続三振。続く柳田を三ゴロに抑え、三者凡退で上々の立ち上がりをみせた。牧原大の初球に162キロをマークするなど、160キロ超えを7球マークした。

2回も2死から中村晃に投じた6球目に163キロ直球で空振り三振を奪うなど、三者凡退。3回は先頭リチャードに安打を許したが、後続を3者連続三振に仕留めた。

4回も柳田、グラシアルから連続三振。5回も直球を軸に落差の大きいフォークでタイミングを外し、無失点に抑えた。

実戦初登板の2月19日の日本ハム戦で163キロを投じるなど2回を無失点。26日の西武戦では3回を完全に抑え、実戦では10イニング連続無失点と異次元投球を続けている。

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ロッテ・佐々木朗希、出た自己最速タイ163キロ、鷹打線を2回まで圧倒[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手がオープン戦初先発。初めてのペイペイドームのマウンドで2回に自己最速タイの163キロをマークした。

初回を先頭牧原大から2者連続三振。最後は柳田を三ゴロに抑え、三者凡退で上々の立ち上がりをみせた。牧原大の初球に162キロをマーク。最後はフォークで空振り三振。次打者の三森の3球目に162キロを投じバットを折った。最後はフォークで空振り三振。最後は柳田をフォークで三ゴロに抑えた。

2回は2死から中村晃に投じた6球目に163キロ直球で空振り三振を奪った。

実戦初登板の2月19日の日本ハム戦で163キロを投じるなど2回を無失点。26日の西武戦では3回を完全に抑え、実戦ではイニング連続無失点を継続している。

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ロッテ・佐々木朗希が凄すぎる!対外試合3試合・10回を投げ17奪三振・無失点[BASEBALL KING]

◇5回9K

ロッテの佐々木朗希は5日、ソフトバンクとのオープン戦に先発登板し、5回を投げ65球、2安打、9奪三振、1与四球、無失点に抑えた。

登板前日の4日、佐々木朗希は球団を通じて「イニングも増えてくると思うので、シーズンに向けてペース配分などを考えながら投げ、引き続き精度も上げていきたいと思います。また様々なシチュエーションがあると思うので、色々と試していけたらと思います」と意気込んでいたが、さすがの投球を披露した。

初回先頭の牧原大成、三森大貴をフォークで連続三振を奪えば、ストレートも初回打者3人に7球投じたが全て160キロ超え。2回には中村晃を自己最速タイとなる163キロの外角ストレートで空振り三振。

3回、リチャードに初安打を許したが、川瀬晃をスリーバント失敗、甲斐拓也を147キロのフォークで空振り三振、牧原大成を161キロのストレートで見逃し三振に抑えた。

4回は先頭の三森に四球を与えるなど、ボール先行の投球となったが、柳田悠岐を3ボールから161キロのストレートで見逃し、続く145キロのフォークで空振りを奪い3ボール2ストライクとすると、最後は148キロのフォークで空振り三振に仕留めた。結局、佐々木朗希は5回を投げ2安打無失点と、三塁を踏ませない投球だった。

◇奪三振

対外試合3試合で目立つのが、奪三振の多さと球数の少なさ。

[佐々木朗希の対外試合投球内容]
2月19日vs日本ハム:2回・26球・1奪三振・無失点
2月26日vs西武:3回・42球・7奪三振・無失点
3月5日vsソフトバンク:5回・65球・9奪三振・無失点

前回登板の2月26日の西武戦も3回を投げ42球・7奪三振、この日も5回を投げ65球・9奪三振。奪三振が多いと、球数が多くなる傾向にあるが、佐々木朗希はストライク先行で、追い込んでからも勝負が早い。

この日は9つ三振を奪ったが、5球以内で奪った三振の数は6個。そのうち3球で三振に打ち取ったのは、3回にスリーバント失敗した川瀬、4回に外角の160キロを超えるストレートで簡単に追い込み、最後は147キロのストライクゾーンのフォークで見逃し三振に仕留めたグラシアルと2度あった。

160キロを超えるストレートを投げながら、与四球も3試合10イニングを投げて、わずかに1つと制球力がよい。イニング別の球数を見ても、この日は1回が13球、2回が12球、3回が13球、4回が16球、5回が11球と20球以上投げたイニングが1回もなかった。

前回の西武戦、5日のソフトバンク戦と少ない球数で三振を積み重ね、対外試合3試合の奪三振率は15.30。100球前後の球数を放ったときに、いったい1試合に何個三振を奪うのか気になるところ。

昨年は東京五輪明けの後半戦、6試合・37回を投げて、イニング数を上回る44奪三振、防御率は1.22と安定していたが、今季に入ってからも対外試合では圧倒した投球内容が続く。試合を見ていても、失点しそうな雰囲気が全く感じない。現時点ではシーズンに入ってから『今日、佐々木朗希が投げれば勝てる』と、期待を寄せたくなる。シーズン通して投げた経験がないというのはあるが、1年通してこのような投球を見せたときにどんな成績を残すのか非常に楽しみだ。

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ロッテ・佐々木朗希がOP戦初登板で無双、MAX163キロ、鷹打線を5回0封9K圧倒[BASEBALL KING]

◇ストレート36球中23球が160超…平均160.1キロ

ロッテの佐々木朗希投手(20)は5日、PayPayドームで行われたソフトバンクとのオープン戦に先発登板。自己最速タイの163キロを計測したストレートとスプリットのコンビネーションを軸に、5回65球を投げ2安打1四球無失点、毎回9個の三振を奪う快投を見せた。

初回、先頭打者の牧原大に対する1球目に160キロを計測すると、140キロ代後半のスプリットを決め球に2者連続三振を含む三者凡退の立ち上がり。

2回もグラシアル、栗原の中軸をテンポ良く打ち取り、2死無走者で6番・中村晃を空三振に仕留めた外角のストレートは自己最速タイとなる163キロを計測した。

3回以降はリチャードに中前安打、三森に四球、中村晃に右前安打と、毎回走者を背負う展開になったが、犠打を試みる川瀬を球威で押し切り3バント失敗に追い込むなど、走者を背負ってからも危なげない投球だった。

最終イニングとなった5回にも161キロを計測した球威はもちろん、140キロ台のスライダーとスプリット、130キロ前後のカーブも散りばめて翻弄。ソフトバンクベンチが攻撃前に円陣を組む、オープン戦では異例のシーンも見られた。

これでオープン戦前の練習試合を含め、今春は10イニング無失点という圧巻の内容。末恐ろしい“令和の怪物”は、高卒3年目のシーズンへ向けて、順調すぎる仕上がりだ。

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佐々木朗希と大谷翔平、どっちが速い?弱冠20歳でメジャー最強デグロムにも匹敵[Full-Count]

◇昨季の大谷で1試合平均の最速は157.7キロだった

5日のソフトバンク戦で160キロ超えの真っ直ぐを連発して、衝撃を与えたロッテの佐々木朗希投手。3月のオープン戦でまだ調整段階であるにも関わらず、投じたストレート36球のうち、23球が160キロを超えた。この試合のストレートの平均球速は160キロを超える160.13キロ。まさに異次元の投球だった。

この日の佐々木朗の投球がどれほど凄かったのか。同じ岩手県出身で165キロの日本人最速記録を持つ大谷翔平投手と比較すると、この日の佐々木朗の異次元ぶりがより鮮明に浮かび上がってくる。

昨季、投打二刀流でMLBを席巻し、満票でのア・リーグMVPにも輝いた大谷。昨季1年間のストレートの平均球速は95.6マイル(約153.9キロ)だった。1試合だけに限定すると、平均球速が最も速かったのは、シーズン初登板だった4月4日に98.0マイル(約157.7キロ)。その後は95マイル(約152.9キロ)から96マイル(約154.5キロ)前後で推移していた。

また、大谷の昨季の最速は101.1マイル(162.7キロ)。佐々木朗はこの試合で最速163キロをマークし、平均球速でも160キロ超を叩き出した。スプリットに関しては、大谷の昨季の最速は93.2マイル(約150キロ)で平均は88.1マイル(約141.8キロ)。佐々木朗は最速149キロ、平均して140キロ台中盤を計測していた。球場など様々な要因によって球速には多少の誤差が生まれるものの、佐々木朗の凄さが分かるだろう。

メジャーリーグで最強の先発投手とされるジェイコブ・デグロム投手の投球も見てみよう。デグロムの昨季1年間のストレートの平均球速は99.2マイル(約159.6キロ)。1試合だけで見れば、最速は6月5日のパドレス戦で記録した100.4マイル(約161.6キロ)。それ以外は98マイル(約157.7キロ)から100マイル(約160.9キロ)の間で推移していた。

弱冠20歳の佐々木朗だが、5日に記録したスピードは昨季の大谷よりも速く、メジャー最強右腕のデグロムとも遜色ないものだった。まだ余力も、更なる成長の余地も残している右腕はどこまで大きくなるのか、楽しみは尽きない。

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佐々木朗希の異次元投球、直球の平均球速160キロ超えはメジャーでもトップクラス[Full-Count]

◇昨季のストレート平均球速のトップはビエイラとスアレスの157.0キロ

5日のソフトバンクとのオープン戦で5回を投げて2安打無失点9奪三振と好投したロッテの佐々木朗希投手。初回から160キロ台の真っ直ぐを連発し、自己最速タイの163キロも記録した。まだオープン戦初登板。開幕に向けた調整段階での異次元投球は、見る者全てを魅了するものだった。

初回、先頭の牧原大に対しての初球でいきなり160キロ記録。5球目には162キロをマークし、最後はフォークで空振り三振に仕留め、続く三森もフォークで空振り三振に。柳田には162キロでファウルを打たせ、2球目のスライダーで遊ゴロに仕留めた。2回に中村晃を空振り三振に仕留めた真っ直ぐは自己最速タイの163キロをマークした。

佐々木朗希がこの日投じたのは65球。そのうちストレートは36球あり、160キロを超えたボールは23球もあった。最速は163キロ、一方で最も遅いボールでも157キロと驚愕のスピードを刻んだ。この日のストレートの平均球速は160.13キロと、メジャーリーガーも顔負けのスピードを叩き出したのだ。

昨季、NPBのストレート平均球速のトップは巨人のチアゴ・ビエイラ投手と元阪神のロベルト・スアレス投手で157.0キロだった。2人は共に救援投手で、1試合だけとはいえ、先発の佐々木朗がこれを3キロも上回っているのは、やはり異次元と言えるだろう。

ちなみに、昨季のメジャーリーグで平均球速でトップ(25投球回以上)だったのはインディアンスのエマヌエル・クラセ投手で100.6マイル(約161.9キロ)。最高の先発投手とされるジェイコブ・デグロム投手は99.2マイル(約159.6キロ)で、この日の佐々木朗はデグロムも上回る平均球速をマークしていたことになる。

1試合だけの平均球速のため、単純には比較できないものの、まだ調整段階の3月のオープン戦で、平均球速が160キロを超えるのはやはり異質。対戦したソフトバンクの選手らも驚愕させた佐々木朗希が果たして今季どれほどの成績を残すのか。ロッテファンのみならず、要注目のシーズンになるだろう。

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ロッテ佐々木朗希は米記者らにも衝撃与える、160キロ超え連発に「現実離れ」[Full-Count]

◇5日のソフトバンク戦で最速163キロで5回無失点に抑えた佐々木朗希

5日に敵地PayPayドームで行われたソフトバンク戦で5回無失点と好投したロッテの佐々木朗希投手。160キロを超える真っ直ぐを連発し、ソフトバンク打線をわずか2安打に抑え、9つの三振を奪う圧倒的な投球を披露した。

オープン戦初登板となった佐々木朗は立ち上がりから160キロ台を連発。先頭の牧原大に対して162キロを計測するなど初回を3者凡退に封じた。2回には中村晃を空振り三振に仕留めたストレートがこの日最速の163キロを記録。5回までに9個の三振を奪い、160キロを超えたストレートが実に23球もあった。

弱冠20歳とまだ若い佐々木朗だが、すでに日本球界でも最高クラスの投手と言って過言ではないだろう。その存在は遠く海を渡ったアメリカでも知られる存在となっている。この日の投球に早速、米記者らが反応。野球専門の米シンクタンク「ベースボール・プロスペクタス」のルーカス・アポストレリス記者は自身のツイッターで「ロウキ・ササキの初球(160キロ)。2球目は161キロ。直球の3球目は162キロ。分かった、この辺にしておこう」と綴った。

また、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」や米データサイト「ファングラフス」で記者を務めていたキム・スンミン氏は「ロウキ・ササキの2回までの直球は99〜100マイル(約159.3キロ〜160.9キロ)となっている。とにかく現実離れしている」と驚きを隠せない様子。まだ3年目の佐々木朗だが、早くもアメリカからの熱視線を浴びている。

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佐々木朗は「余裕でスアレスより速い」、安打放った鷹リチャードが感じた驚異のスピード[Full-Count]

◇「スアレスが1番速いと思っていたんですけど、余裕でそれより速かった」

5日のオープン戦で最速163キロをマークし、ソフトバンク打線を5回無失点に抑えたロッテの佐々木朗希投手。わずか2安打に封じられたソフトバンクの中でチーム最初のヒットを放ったのは、リチャード内野手だった。

2回まで完全投球だった佐々木朗。リチャードは3回の先頭打者として打席に入ると、1ストライクからの2球目、161キロの真っ直ぐを中前へと弾き返し、試合後は「絶対に打ってやろうという気持ちを持って打席に入った」と振り返った。

この回に入る直前、ソフトバンクの選手達はベンチの前で円陣を組んだ。先頭だったリチャードはここに入れず「何を言っているのかな、と思っていた」という。そこに歩み寄った本多雄一内野守備走塁コーチは「『上からコンッ』て言ってたぞ」。この言葉を聞いたリチャードは「上からコンッでいったら打てました」と語った。

5回の2打席目はバットを折られ、どん詰まりの一ゴロ。この日最速163キロをマークし、160キロ台を連発した佐々木朗に対し「速かったですね。(ロベルト)スアレスが1番速いと思っていたんですけど、余裕でそれより速かったです」と証言していた。

また、試合後にはちょっとしたエピソードも披露し、爆笑を誘った。「バットを折りすぎて、今、自分のバットがないんです」とバット不足に陥っていることを告白。「昨日の試合後に『バットないんちゃうん』って松田さんがデカい声で言ったら、今宮さん、栗さん、グラシアル、井上、谷川原さん、みんなが寄付してくれました」と明かした。佐々木朗からヒットを打ったのはグラシアルから貰ったバットだったが、それも第2打席で折られてしまったという。

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