わたしはかもめ2022年鴎の便り(3月)

便

3月20日

中日4−2千葉ロッテ(バンテリンドーム)

中日先発陣で柱の1人、柳は持ち味の制球力が光り、4回を1失点と順調な仕上がりを見せた。正捕手木下は2号3ラン、岡林は2安打。ロッテは先発枠入りが濃厚なロメロが4回を3失点。走者を背負ってからの制球に課題を残した。

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千葉ロッテ0001001002
中日00301000x4

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ロッテ・ロメロ4回3失点「追い込んでから急ぎすぎてる部分ある」井口監督さらなる調整に期待[ニッカン]

ロッテ左腕エニー・ロメロ投手が中日戦に先発し、4回3失点だった。

「直球はある程度めどが立っているので」と変化球を増やし、4回75球と球数がかさんだ。井口監督は「追い込んでから急ぎすぎてる部分があるので、もう少し冷静に投球を組み立てていければ全然いけるんじゃないか」とさらなる調整に期待。29日からのソフトバンク戦(ZOZOマリン)での先発が有力だ。

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ロッテ高部瑛斗が快足披露「何かあった時のためにと、いつも走っている」[ニッカン]

ロッテ高部瑛斗外野手(24)が速すぎる。中日戦の7回、四球で出塁すると難なく二盗。続く2番マーティンの二塁へのゴロはやや押され気味で、高く弾んだ。深め守備の二塁高橋周がダッシュで前進する。「何かあった時のためにと、いつも走っているので」。高部は捕球直前に、すでに三塁を回っていた。

一塁は間に合わないと悟った高橋周が本塁突入に気付いた時には、もう遅い。送球するもヘッドスライディングでセーフ。その間、打球音から6秒前後。「何十回何百回もやって1回のプレーだと思うんですけど、それをああいう形でできたというのは、日頃の意識が実った成果だったんじゃないかなと思います」と土がついた胸を張った。

井口監督は「ずっと何年もやっていることなので。特に変わったことでは」と高部の好生還には淡々と話す。10戦連続で1番スタメンで、オープン戦の出塁率4割2分1厘、打率は12球団1位の3割9分6厘。荻野が出遅れており「(荻野)貴司がいない以上、そこのポジションに入ってくる」と高部の開幕1番起用を口にした。荻野合流後の起用にも「1番でも2番でもいけると思う」と期待。愛称“ベー”の快音&快足から、優勝への1年をスタートする。

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ロッテ・ロメロ「少しずつ、確実に良くなっていると思う」開幕前最後の登板は4回3失点[ニッカン]

ロッテの左腕、エンニー・ロメロ投手(31)がシーズン開幕前の最後の登板を終えた。先発し、4回3失点だった。

75球のうち、ボール球が30球。際どい球もあったが球数も多くなり、ロメロ本人の意向で4回までとなった。「直球にはある程度めどが立っているので、変化球を極めたいと思っている」とこの日もスライダーを多めに。そのスライダーを中日木下に3ランとされたが「ゾーンにはしっかりアタックできたかな」と、被弾後の修正も含めて「少しずつ、確実に良くなっていると思う」と口にした。

昨季途中で加入し、白星は1勝のみだったものの、先発左腕としてしっかり役割を果たした。井口資仁監督(47)も「追い込んでからちょっと急ぎすぎてる部分があって、どうしても高めに浮いてしまってたりするので。もう少し冷静に投球を組み立てていければ、全然いけるんじゃないかと思います」とシーズンへの修正に期待を寄せた。

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ロッテ「ボールパーク化」へ本拠開幕戦で球場外周三塁側ライトアップ、「マリンひろば」も開放へ[ニッカン]

ロッテは20日、本拠地開幕戦の3月29日ソフトバンク戦(ZOZOマリン)で、球場外周三塁側「やしのきエリア」のライトアップを行うと発表した。

ライトアップは球場外周の環境整備を目的とした「ZOZOマリンスタジアム ボールパーク化プロジェクト」の一環として実施され、子供向けのキャッチボール用人工芝エリア「マリンひろば」の通年開放なども同時に行われる。

ロッテは19年に千葉県、千葉市と3者でZOZOマリンスタジアム及びその周辺の活性化に向けた基本協定を締結し、野球観戦だけでなく、様々な体験を楽しめる「ボールパーク化」を進めている。19年の第1弾事業では「マリンひろば」と球場外周の外野エリアに位置する海側駐車場の開設を行った。

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ロッテ・ロメロは制球に課題残す、4回3失点「精度を高めていきたい」[サンスポ]

ロッテのロメロは3回に制球を乱した。連打を浴びて走者をため、木下にスライダーの失投をスタンドに運ばれた。ただ、以降は出塁を許さずに4回を3失点で投げ終え「しっかり修正できた」と悲観しなかった。

先発ローテーション入りは確実な情勢。開幕までの課題に変化球の精度改善を挙げ「アウトにするチャンスが増える。精度を高めていきたい」と意欲的だった。

山本(2番手で2回を無失点)
「シーズンに入ってもイニングをまたぐことはあると思うので、いい流れを持ってこられるように頑張る。」
井口監督(ロメロに)
「追い込んでから急ぎすぎる部分が多々ある。もう少し冷静に組み立てていけばいけると思う。」
高部(1安打。7回の走塁では俊足も光り)
「やるべきことを少しずつやって、出させてもらえるようになってきた。」

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ロッテ3年目・高部が開幕「1番」確定、打率.396はオープン戦トップ[スポニチ]

ロッテの3年目外野手・高部が、25日の楽天との開幕戦(楽天生命パーク)で「1番」を務めることになった。

3回に柳から左前打すると、7回は四球の後、二盗を決め、マーティンの二塁内野安打で一気に生還した。昨年、最多安打、盗塁王に輝いた荻野が出遅れている状況。10試合連続で1番起用する井口監督は「貴司(荻野)がいない以上は、そこのポジションに(高部が)入ってくる」と明言した。

打率.396はオープン戦トップで、首位打者も見えるが「そこはあまり気にしていないが、そうなったら自信を持ってシーズンに入れる」と自身初の開幕スタメンへ、弾みをつけたいところだ。

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ロッテの開幕ローテ候補ロメロが4回3失点、次回日程について井口監督「どうでしょう」[スポニチ]

ロッテの先発ロメロが今季2度目の実戦で4回4安打3失点。「ゾーンにはしっかりとアタックできた。ホームランになる失投もあったが、その後は修正してアジャストできたよ」と振り返った。

開幕ローテーションとして計算する井口監督は「追い込んでから、急ぎすぎている部分が多々あった。もう少し冷静に投球すれば、全然いける」と及第点。今後の登板間隔は短くなるかと聞かれ「どうでしょう」と笑っていた。

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ロッテ荻野が開幕アウト!代役1番は高部[スポニチ]

ロッテ・荻野貴司外野手が開幕に間に合わないことが確実となった。1番・左翼で起用した高部が3打数1安打1盗塁と活躍し、開幕スタメンを猛アピールすると、試合後、井口監督は「タカシがいない以上は、そこのポジションに(高部が)入ってくるのかなと思います」と明かした。

昨季、不動のリードオフマンとして最多安打、盗塁王のタイトルを獲得した荻野は石垣島キャンプで新型コロナウイルスに感染すると、その後も調整のペースが上がってこなかった。

一方、高部は「1試合1試合、必死にやってきて、ここまで維持できている」と、オープン戦の打率.396と好調をキープしている。

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ロッテ、3・29本拠地開幕に合わせ「やしのきエリア」のライトアップ実施[スポニチ]

ロッテは3月29日のホーム開幕戦であるソフトバンク戦(ZOZOマリン)に合わせて、球場外周三塁側「やしのきエリア」のライトアップを行う。球場外周の環境整備を目的としたZOZOマリンスタジアム ボールパーク化プロジェクトの一環として実施され、子供向けのキャッチボール用人工芝エリア「マリンひろば」の通年開放なども同時に行われる。

球団は2019年に千葉県、千葉市と三者で球場及び周辺の活性化に向けた基本協定を締結し、野球観戦だけでなく、様々な体験を楽しめる「ボールパーク化」を進めている。

詳細は次の通り。「やしのきエリア」ライトアップ:外周三塁側のヤシの木(計7本)に照明を設置。通常時は公園の街灯として使用。試合開催日は球場壁面LEDと連動し様々な色にライトアップする照明演出を実施。「マリンひろば」通年開放:2019年に開設され、試合開催日のみに稼働してきた球場外周レフト側に設置された子供向けキャッチボール用人工芝エリアである「マリンひろば」を午前10時〜18時の通年開放に変更(冬季は16時まで、球場閉館日を除く)。使用は無料で事前予約不要。野球ボール、ソフトボール使用可能(硬球は不可)。

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[ロッテ]3年目・高部瑛斗の開幕スタメンが決定的、井口監督「1番でも2番でもいける」[報知]

3年目の高部瑛斗外野手の開幕スタメンが決定的となった。

この日「1番・左翼」でスタメン出場。3回には中日・柳から左前安打をマークし、3点を追う7回2死には四球で出塁すると次のマーティンの打席で二盗に成功。さらにマーティンのボテボテの打球を捕球した二塁手がバランスを崩し、一塁に送球しそこねると、高部は一気に三塁を蹴りヘットスライディングでホームに生還。ホームへの送球もギリギリ間に合わず、好走塁で1点をもぎ取った。

井口監督は、「(荻野)貴司がいない以上はね、そこのポジションに(高部が)入ってくる。1番でも2番でもいけると思うので、高部に関してはどこの打順でも当てはまると思う」と開幕スタメンを示唆。

昨季は2軍で盗塁王を獲得したスピードスターがチームの頼れるリードオフマンに成長している。

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[ロッテ]先発のエンニー・ロメロは4回4安打3失点 「少しずつ確実によくなっている」[報知]

ロッテのエンニー・ロメロ投手が古巣とのオープン戦に先発し、4回4安打3失点だった。

3回に木下に3ランを浴び先制点を許したが、4回はしっかりと3者凡退に抑え4回3失点。「ゾーンにはしっかりアタックできたかな。ホームランになってしまう失投があったけどその後はしっかり修正してアジャストできたよ。少しずつ確実に良くなっていると思う」と振り返った。

この日の直球は152キロを計測。「ストレートにはある程度めどが立っているので変化球を極めたいと思っている。そうすることでアウトにするチャンスが増えるんだ。精度を高めていくよ」とシーズンへ向け意気込んだ。

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[ロッテ]3・29ソフトバンク戦からスタジアム三塁側外周「やしのきエリア」ライトアップ[報知]

ロッテは20日、ホーム開幕戦の3月29日・ソフトバンク戦(ZOZOマリン)に合わせ、スタジアムの三塁側外周「やしのきエリア」のライトアップを行うことを発表した。

ライトアップは球場外周の環境整備を目的としたZOZOマリンスタジアム ボールパーク化プロジェクトの一環として実施され、子供向けのキャッチボール用人工芝エリア「マリンひろば」の通年開放なども同時に行われる。ロッテは2019年に千葉県、千葉市と三者でZOZOマリンスタジアムやその周辺の活性化に向けた基本協定を締結し、野球観戦だけでなく、様々な体験を楽しめる「ボールパーク化」を進めている。

ライトアップは外周三塁側のヤシの木(計7本)に照明を設置し、試合開催日は球場壁面LEDと連動し様々な色にライトアップする照明演出を実施予定。今後もZOZOマリンスタジアム ボールパーク化プロジェクトとして更なる取り組みも検討している。

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ロッテ・高部、開幕「1番」当確、セパトップ打率.396&二盗も魅せた[デイリー]

大卒3年目のロッテ・高部瑛斗外野手(24)が1安打1四球1盗塁で、プロ初の「開幕1番」に当確ランプをともした。打率.396は12球団トップの数字。井口監督は「ゴロ、ライナーを打つというアプローチができている。貴司(荻野)がいない以上、そこ(1番)のポジションに入ってくると思う」と明言した。

成長の跡を見せたのは、7回2死から四球で出塁した後だ。次打者マーティンの打席でオープン戦4盗塁目となる二盗を決め、二塁内野安打の間にヘッドスライディングで本塁を奪い取った。

高部は「隙があったら先の塁をいってやろうと思っている。相手が嫌がるような打者を追い求めてやっていきたい」とシーズンも塁上をにぎわす決意だ。

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ロッテ・平沢、柳からチーム初ヒットで4試合連続安打、菅野に続き好投手撃ち[デイリー]

ロッテの平沢大河内野手が「8番・三塁」でスタメン出場し、オープン戦4試合連続安打を放つなど、開幕1軍へ前進した。

3回には昨季交流戦で1安打完封負けを喫した柳のカーブを引きつけ、チーム初安打となる中前打を放った。7回先頭では藤嶋から四球を選び、三塁の守備から二塁と遊撃も守り、無難にこなすなど、攻守ともに大きな存在感を示した。

オープン戦終盤でも昨季のセの防御率1位の中日・柳を含め巨人のエース菅野ら好投手から安打を放つなど結果でアピール。3年ぶりの開幕1軍入りも現実味を帯びてきた。

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ロッテ・高部、快打と快走で開幕1番当確、監督「そこのポジションに入ってくるのかな」[デイリー]

ロッテの3年目高部瑛斗外野手が開幕1番力でもぎ取った。この日は3回に左前打で出塁。7回には四球で出塁後、二盗を決め、マーティンの二塁内野安打の間に本塁にヘッドスライディングをして生還した。

常に先の塁を貪欲に狙う井口マリーンズ野球にフィットした攻撃。ここまで.396と高打率を残す快足に指揮官は「今年はゴロ、ライナーを打つ。フライをあげないことをやっているので、率が残っているんじゃないですか」と評価した。

昨年は不動のリードオフマンとして荻野が全試合1番で出場したが、調整遅れもあり「(荻野)貴司がいない以上はね、そこのポジションに入ってくるのかなと思います」と若き新鋭に託した。

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ロッテ・高部が足で開幕1番アピール、四球で出て、二盗、好走塁で生還[デイリー]

ロッテの高部瑛斗外野手が好走塁で開幕1番取りをアピールした。

7回2死、フルカウントから四球を選び出塁し、次打者マーティンの打席で二盗に成功。二塁へのボテボテの内野安打の間に一気に本塁へ滑り込み間一髪セーフで1点をもぎ取った。

3回にも左前打を放ち3試合連続安打と高打率をキープした。

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ロッテ、3・29日ホーム開幕戦ZOZO「やしのきエリア」ライトアップ[デイリー]

ロッテは20日、ホーム開幕戦である3月29日・ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)に合わせて、ZOZOマリンスタジアム外周三塁側「やしのきエリア」のライトアップを行うと発表した。

ライトアップは球場外周の環境整備を目的としたZOZOマリンスタジアムボールパーク化プロジェクトの一環として実施され、子供向けのキャッチボール用人工芝エリア「マリンひろば」の通年開放なども同時に行われる。

ロッテマリーンズは2019年に千葉県、千葉市と3者でZOZOマリンスタジアム及びその周辺の活性化に向けた基本協定を締結し、野球観戦だけでなく、様々な体験を楽しめる「ボールパーク化」を進めている。なお、2019年の第1弾事業では「マリンひろば」と球場外周の外野エリアに位置している海側駐車場の開設を行った。

今回のZOZOマリンスタジアム ボールパーク化プロジェクト詳細は次の通り。「やしのきエリア」ライトアップ:外周三塁側のヤシの木(計7本)に照明を設置。通常時は公園の街灯として使用。試合開催日は球場壁面LEDと連動し様々な色にライトアップする照明演出を実施する。

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今、ロッテ“97年世代”の野手が熱い![BASEBALL KING]

3月25日のプロ野球開幕が1週間を切り、開幕1軍、開幕スタメンを勝ち取るための競争が熾烈だ。

その中で、ロッテの“97世代の野手陣”が奮闘している。世代別では97年世代がチーム最多の11人が在籍。1学年上の96年世代には昨季チーム最多の10勝を挙げた小島和哉がおり、1学年下の98年世代には昨季盗塁王に輝いた和田康士朗などすでに1軍で活躍している選手はいるが、97年世代は1軍に定着している選手がほとんどいない。“常勝軍団”を目指すロッテにとって、この世代の中から中心と呼べる選手が出て来て欲しいところ。

2月の対外試合から“97年世代”の野手の活躍が目立つ。その筆頭が、19日終了時点でオープン戦の打率12球団トップの部瑛斗。昨季まで2軍で2年連続打率3割以上をマークしながら、1軍では結果を残せずにいた。3年目のシーズンに向けてオフは、技術、メンタル、フィジカルを強化。

「よくも悪くも毎日フレッシュな気持ちで過ごそう」とポジティブな思考で過ごし、2月の対外試合で打率.387(31−12)と打ちまくり、オープン戦に入ってからも、6度のマルチ安打を記録するなどここまでオープン戦12球団トップの打率.400。8日の日本ハム戦からは1番に座り、熾烈な外野のレギュラー争いから頭1つ抜け出し、開幕スタメンもほぼ手中に収めている。

ここ2年1軍出場のなかった平沢大河は、3年ぶりに春季キャンプA組スタート予定も新型コロナウイルス感染によりB組スタートに。それでも、2月23日のオリックス戦から1軍に合流すると、昇格後初打席となった同戦でいきなりセンター前に適時打を放った。

2月の対外試合で打率.333(12−4)、0本塁打、2打点、出塁率は.469の成績を残すと、オープン戦でも途中出場した1日のオリックス戦で第1打席に四球を選び、第2打席に安打。オープン戦はここまで14試合に出場しているが、14試合中10試合で出塁し、現在5試合連続出塁中だ。

右投手が先発のときには、7番や9番といった打順でスタメン出場し、下位から上位につなぐ役割を果たす。『7番・三塁』で出場した19日の巨人戦では、3−0の4回の第2打席にレフトフェンス直撃二塁打で出塁すると、藤岡裕大の適時打で4点目のホームを踏んだ。“三塁、遊撃”のレギュラー争いはエチェバリア、藤岡が本命かと思われたが、平沢も開幕スタメンが見える位置につけている。

福田光輝も、開幕1軍入りに向けて猛チャージを見せる。2月の対外試合、3月のオープン戦序盤は1軍に帯同していたが、3月6日のソフトバンク戦を最後に、8日以降は2軍の春季教育リーグに出場。13日と15日の日本ハムとの春季教育リーグで2試合連続本塁打&2試合連続猛打賞の活躍を見せると、18日の巨人戦から1軍に再合流。

同試合で途中出場すると、4−5の6回無死一、二塁の第1打席に四球、5−7の8回無死走者なしの第2打席は2ボール2ストライクから4球連続ファウルで粘り、デラロサが投じた9球目の150キロストレートをセンター前に弾き返した。

19日の巨人戦では、オープン戦13試合中12試合で一塁スタメン出場していた山口航輝に代わって、『5番・一塁』で出場。第2打席にショートへの内野安打を放つと、5回の第3打席はレフトへの安打でマルチ安打をマークした。オープン戦の最終盤で2試合連続安打。残り2試合の中日戦でもアピールができれば、開幕1軍、開幕スタメンも見えてくる。

昨季6本塁打を放った“打てる捕手”佐藤都志也も、15日の広島戦で本塁打を含む2安打1打点、代打で出場した19日の巨人戦でもきっちりと四球を選び出塁した。オープン戦での打席数は少ないが6打数3安打の打率は.500。出場機会は限られているが、やはり打撃面での期待感は大きい。

オープン戦までは存在感を示す“97年世代の野手陣”。シーズンが開幕してからも、茶谷健太、 植田将太や投手陣を含めて、今季こそ“97年世代”から1人でも多く1軍定着する選手が出てきて欲しいところだ。

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中村奨吾、部…ロッテ得意の“1つ先の塁を狙う”積極的な走塁[BASEBALL KING]

“積み重ね”。ロッテの“1つ先の塁”を狙った走塁には、この言葉が適切なのかもしれない。

20日の中日とのオープン戦、0−3の4回1死三塁から佐藤都志也のセカンドへの飛球で、二塁手の捕球体勢を見て、三塁走者の中村奨吾がタッチアップしホームイン。さらに1−4の7回2死二塁からマーティンのボテボテのセカンドへのゴロで、二塁走者の部はスピードを緩めることなく、三塁ベースを蹴る。中日の二塁手は慌ててホームに送球するも、部はヘッドスライディングで生還した。

◇“1つ先の塁を狙った走塁”

20日の中日戦で2つの好走塁が光ったが、井口資仁監督が就任した2018年以降、“1つ先の塁を狙った走塁”というのは、当たり前のようになってきている。

オープン戦でも3月2日のオリックス戦で藤岡裕大が岡大海の左中間を破るあたりで一塁から長躯ホームインすれば、3月13日の西武戦で藤原恭大がマーティンのレフト線にポトリと落ちる安打で一塁から一気に生還。

同日の西武戦では、2−4の6回無死一塁から藤原の一二塁間のゴロをセカンド・外崎がダイビングキャッチし一塁に送球されアウトになるも、一塁走者の部は一塁手・山川の捕球体勢をみて一気に三塁へ。一塁走者の部は一塁手・山川の三塁への悪送球を誘い、ホームインしたということもあった。

20年以降は、“1つ先の塁”を奪い得点に繋げる場面が増え、荻野貴司、和田康士朗、マーティン、福田秀平、岡、藤原、部、中村、藤岡、佐藤都志也、西巻賢二、角中勝也といった走塁のうまい選手や俊足の選手だけでなく、決して俊足とはいえないレアード、井上晴哉、山口航輝なども積極的に“1つ先の塁”を狙う姿勢を見せる。

山口は3月16日の広島戦で0−0の2回2死一塁から床田寛樹、會澤翼バッテリーが無警戒だったのを見て、盗塁を試み二塁盗塁を決めた。

日々の積み重ねが、チーム全体に浸透し、隙があればいつでも“次の塁を狙うぞ!”という姿勢、意識が近年、非常に高まっている。今年も足を使った攻撃で、1点をつかみ取っていきそうだ。

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昨季パに移籍した選手は活躍した?ロッテは獲得2選手が躍動、楽天はベテラン捕手が機能[Full-Count]

◇ロッテ国吉は17ホールドをマーク、楽天炭谷は3年ぶりにパに復帰した

2021年のプロ野球は9件のトレードが成立し、計11選手がパ・リーグ球団に移籍した。ここでは球団ごとにトレード加入した選手の移籍前後の働きを振り返る。

ロッテは6月中旬に2件のトレードで2選手を獲得した。6月14日に有吉優樹投手との交換でDeNAから国吉佑樹投手が加入。移籍前は防御率5点台だったが、8月14日に移籍後初登板を果たすと、勝ちパターンに定着。移籍後は25登板で2勝0敗2セーブ17ホールド、防御率1.44の好成績を残した。国吉の獲得翌日、加藤翔平外野手との交換トレードで中日から加入したのが加藤匠馬捕手。57試合に出場し、後半戦は正捕手として活躍した。ただ、打撃は打率.095(105打数10安打)と苦しんだ。

楽天は開幕前の2月27日、池田隆英投手との交換トレードで日本ハムから横尾俊建内野手を獲得。開幕1軍入りを果たすも、30試合出場で打率.180に終わった。今季は背番号が「30」から「61」に変更された。7月4日には巨人から金銭トレードで炭谷銀仁朗捕手が加入した。3年ぶりにパ・リーグへ復帰し、新天地で51試合に出場。西武時代の同僚だった岸孝之投手や涌井秀章投手と再びバッテリーを組んだことで話題となった。

ソフトバンクは7月2日に二保旭投手との交換トレードで阪神から中谷将大外野手を獲得した。7月27日のエキシビションマッチで本塁打を放ち、加入直後からアピールしたが、公式戦再開後は1軍昇格できず、自身7年ぶりの公式戦出場なしに祝った。

日本ハムは3件のトレードで4選手を獲得した。開幕前に横尾俊建内野手との交換トレードで楽天から池田隆英投手が加入。3勝10敗に終わったが、自身最多となる18登板で82回1/3をを投げた。4月17日には阪神から金銭トレードで谷川昌希投手が加入。5月1日の西武戦で3年ぶり白星を手にしたが、夏場以降は1軍登板機会がなかった。後半戦開幕直前の8月12日には西武から交換トレードで木村文紀外野手と佐藤龍世内野手を獲得した。木村は移籍後、23試合出場で打率.103で終えた。佐藤は40試合出場で打率.219だった。

西武は日本ハムとのトレードで公文克彦投手と平沼翔太内野手を獲得した。公文は移籍後14登板で3ホールド、防御率0.79をマーク。移籍前の10登板、防御率3.68から大きく成績を向上させた。一方、平沼は9試合出場に終わった。これらの選手がチーム加入2年目の今季、どんな働きを見せるか。活躍に注目していきたい。

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