いよいよ25日にプロ野球が開幕します。気になるペナントの行方を、日刊スポーツ評論家の宮本慎也氏(51)と和田一浩氏(49)が、小島信行記者を交えてのクロストークで予想。今回は23日のセ・リーグ編に続き、忖度なしでパ・リーグを占います。
各ポジション、年間を通じて調子を優先しての起用になりそうだ。荻野は出遅れ、開幕には間に合わない状況。オープン戦首位打者に輝いたプロ3年目の高部が、開幕時点では1番打者に入る見込みだ。
岡や藤原も上り調子で、井口監督が「(荻野)貴司も調子が上がってこなければスタートは出られないと思う」と話すほど、外野手の競争は活性化している。
○は有力
ロッテ井口資仁監督は佐々木朗の今季の上限球数を120球と想定した。
「110、120くらいまでは。開幕の頃は100だと思うけどシーズン中はそれくらい考えている」。開幕3戦目となる27日の楽天戦先発が有力な163キロ右腕は、前回登板の18日の巨人戦では5回途中5失点で自己最多の108球を投じた。26日の2戦目は左腕小島の先発が有力。開幕投手の石川を含め先発の軸を投入する。
25日に開幕するプロ野球。日刊スポーツ評論家が順位予想をしました。梨田昌孝氏のパ・リーグ予想は以下の通り。
ロッテとオリックスが戦力的に勝るが、4位までは混戦になるとみている。どこかが独走することはないだろう。ロッテは投打のバランスが取れ、戦う形が固まってきた。佐々木朗は球数を費やさず、もっとストレートで勝負していくべき。荻野らベテラン、若手外野手の高部の成長が目につく。捕手の松川はフォークや左投手のスライダーの捕球がうまく、打者としてもボールの見送り方がいい。
オリックスは先発の枚数はそろっている。山岡がどこまで上がってくるか。ローテーションにはまって計算ができると大型連敗はない。先発はやりくりができそうだが、ポイントは中継ぎ、抑えにかけてで、ここは苦労するかもしれない。
ただオリックスには投手力をカバーする打力がある。中嶋監督はオープン戦で新人で生きの良い渡部らを起用するなど競わせてきた。連覇の難しさはあるが、戦力層が厚くなってきたから十分にチャンスはある。
3位はソフトバンクと楽天で迷ったが、長打力が乏しい楽天を下げた。日本ハムは新外国人ヌニエスの対応力が目についた。新庄監督の采配も楽しみ。どのチームも、外国人獲得の成否によって左右されそうだ。
25日に開幕するプロ野球。日刊スポーツ評論家が順位予想をしました。鳥谷敬氏のパ・リーグ予想は以下の通り。
今季は延長12回制に戻るため、ブルペン陣の層の厚さを重視しました。昨季リーグ制覇したオリックスは、ケガ人が出た場合の戦力ダウンの幅が気がかりです。昨季は交流戦の前後から平野佳投手が守護神に収まりましたが、春先は救援陣の整備に苦しみ、勝てる試合を落とすケースも少なくありませんでした。今季は夏場1カ月間の「東京五輪ブレーク」がありません。守護神の38歳平野佳投手、43歳シーズンを迎える能見投手らベテラン勢がどこまで好調をキープできるかどうかで、チーム状況が変わってきそうです。
一方、ソフトバンク、ロッテは救援陣の枚数がそろっています。中でもソフトバンクは複数イニングも可能な又吉投手のFA加入が効果的です。昨季は故障の影響もあって苦しんだ守護神の森投手も復活すれば、強力ブルペン陣は大きな武器となりそうです。ロッテは登板ごとに高い確率でゲームメークできる佐々木朗投手が1年間ローテを守れれば、一気に救援陣の負担を減らすことができるでしょうね。佐々木朗が首脳陣のイメージ通りにフル回転できれば、今季もきっちりV戦線に絡んでくるのではないでしょうか。
25日に開幕するプロ野球。日刊スポーツ評論家が順位予想をしました。大石大二郎氏のパ・リーグ予想は以下の通り。
パ・リーグはソフトバンク、楽天、ロッテ、オリックスの4強が軸で、優勝はソフトバンクと予想します。昨年は4番のグラシアルが5月に骨折で離脱して復帰できず、得点力を下げました。でも今年は好調で、前後を打つ柳田や栗原、中村晃、今宮らも元気で層の厚さを感じます。投手陣も千賀を中心に石川や東浜ら先発に実績組がいて、後ろも計算できる又吉が入ってモイネロがいる。総合力で混戦を抜け出すとみます。
楽天は昨年4勝9敗に終わった田中将が勝敗が逆になるほど勝つでしょうし、日本ハムから好打者の西川も加わりチーム力が上がる。力を付けた佐々木朗が先発ローテで回るロッテとともに、ソフトバンクに対抗する存在になるでしょう。
オリックスは昨年、山本が18勝5敗、宮城が13勝4敗と2人で22個という驚異的な貯金をつくりましたが、2年連続この成績は難しい。特に今年が実質2年目の宮城は苦戦するかも知れません。昨年ブレークして同じく実質2年目の主砲杉本もマークが厳しくなる。西武と日本ハムは4強にどこまで食らいつけるか。日本ハムは投手力はそこそこありますが、低い得点力をどう改善するかでしょう。
25日に開幕するプロ野球。日刊スポーツ評論家が順位予想をしました。山田久志氏のパ・リーグ予想は以下の通り。
オリックス、ロッテが総合力で上をいく。2強とまではいかないだろうが、投打の戦力がそろい、戦い方が簡単に崩れそうにない。
オリックスは懸案だった戦力層が厚くなった。これまでは競争でメンバーを固めたというより、監督から引き上げられていた。でも今季は、競争力がついたチームに変わってきた。
先発は山本、宮城、山崎颯、田嶋、山崎福らに加え、山岡の復調は大きい。ただ中継ぎから抑えは、若干の不安が残る。平野佳も目いっぱいで、どこまでリリーフ陣を整備できるかだ。
ロッテは佐々木朗に大エース誕生の予感が漂う。技術的には左足を上げて、大きく体を使っているが、バックスイングが小さくて柔らかいのが特長。160キロ超の直球は魅力だが、制球力もレベルアップした。
ローテも佐々木朗を中心に組みやすい。球数制限をかけながら起用するのだろう。松川のキャッチングも高卒ルーキーとは思えない。球界を代表する捕手に育った谷繁を彷彿とさせる。
ソフトバンクからは近年、優勝争いをしてきた“勤続疲労”を感じる。ただし、外国人を含めてメンバーがそろえば破壊力は十分。そこがちょっと不気味だ。
夢のパーフェクト予想、憧れのハワイへ、いざ出陣!日刊スポーツが誇る最強、いや最恐の評論家コンビが22年シーズンのパ・リーグを順位予想した。谷繁元信氏(51)は手書きのノート分析、里崎智也氏(45)は数字の法則を駆使して占った。2人によるセ・リーグ予想は25日に公開予定。恒例となった大ヒット?御礼の対談動画もYouTubeで、近日中に公開します!
谷繁氏は席に座り、大学ノートを取り出した。
大外れに終わった昨季の順位予想。年末の反省会では、今季全順位を的中させて予想から引退し、ハワイからの試合評論を強引に認めさせられた…。しかも昨年の予想が外れたのは、2人そろって選手やコーチの責任と涼しい顔。谷繁氏は本命に推した阪神のV逸に、不振の佐藤輝の起用継続を矢野監督に進言しなかった井上ヘッドコーチをいけにえにした。
急に、はしごを外す。恐ろしい。各球団のスケープゴートを選び、本題が始まる。反省会で課題だった常勝軍団ソフトバンクは。
BIGBOSS率いる日本ハム最下位は重なった。
西武もともにBクラス。だが評価は低くない。
もしや得意の予防線?
いよいよ優勝予想へ。谷繁氏はオリックスの連覇と読んだ。
里崎氏は評論家8年目で初の古巣優勝を掲げた。
西野、東條、国吉、三木、岡、ゲレーロ、ロメロ。里崎理論の年男が並ぶ。
ノート真っ黒なガリ勉の谷繁氏、プロ野球OBながらまさかの数字に根拠を求めた里崎氏。どちらに歓喜が訪れるか−。今オフの答え合わせが見逃せない。
日刊スポーツ評論家25人の予想を答え合わせし、谷繁氏は8位タイ、里崎氏は22位タイと惨敗。しかし反省どころか言い訳の嵐で「順位づけが間違っていただけで根拠で言っていることは正解だった」「反省するのは選手の方」と主張した。
いよいよ迫って来たプロ野球の開幕。今季のペナントの行方はどうなるのか?日刊スポーツ評論家陣の順位予想です。
山本と宮城という2枚看板を持つオリックスの優位は動かない。ロッテは手堅く戦う術を身につけており、佐々木朗次第では優勝もあり得る。西武は投手次第。先発陣の中で本当の意味で核になる存在が欲しい。新庄監督で話題の日本ハムはチーム変革の途上で、いきなり上位争いは厳しい。
いよいよ迫って来たプロ野球の開幕。今季のペナントの行方はどうなるのか?日刊スポーツ評論家陣の順位予想です。
ソフトバンクは長年指揮を執った工藤監督から、藤本監督が新たに就任した。これはチームにとって刺激になる。藤本監督は2軍監督を務めた経験もあり、選手をよく知っている。戦力的には充実しており、けが人が続出しなければ、優勝に最も近い存在といえる。打線には柳田悠岐という核があり、投手も中継ぎの又吉克樹をうまく補強し、安定した戦いが望めそうだ。
ロッテは、佐々木朗希が飛躍の年となりそうだ。まだ細いのでけがが心配だが、ここまで見せている球は超一級品だ。オープン戦の最初の方は少しシュート回転していたが、それでも今年2桁は十分勝てるだろう。昨年のヤクルト奥川恭伸のように、チームの軸としてローテーションで回れるようになれば、投手陣が安定する。やはり投手力がチーム成績を左右する。
昨年のパ・リーグ王者オリックスは、宮城大弥はピリッとしないが、投手陣の柱となる山本由伸が安定している。打線は昨年ブレークした杉本裕太郎が、実質2年目となる今年はどうかというところ。まだ計算はできない。山岡泰輔が復帰するなど、力のある投手がいるのでAクラスには入ると判断した。
西武は主砲の山川穂高が、去年のような成績に終わることはないだろう。先日視察したオープン戦でも、いい感じで打っていた。投手力が課題だが、ドラフト1位ルーキーの隅田知一郎が良さそうだ。高橋光成、松本航ら先発陣に加われば、上位進出も見えてくる。
楽天は昨年、田中将大が加わるなど投手力があっても、打力が弱かった。投手は、今年も則本昂大、岸孝之に2年目の早川隆久がいる先発陣に、抑えも松井裕樹が健在。今年は打線に日本ハムから西川遥輝が加わったが、急激な得点力アップとはならないだろう。
日本ハムは新庄新監督となったが、監督が野球をやる訳ではない。やるのは選手。中田翔、西川、大田泰示ら、打線の軸となる選手が抜けてしまったのが痛い。オープン戦では成績好調だが、所詮はオープン戦。尻上がりに公式戦に向かえばよく、勝敗はあまり参考にならない。
いよいよ迫って来たプロ野球の開幕。今季のペナントの行方はどうなるのか?日刊スポーツ評論家陣の順位予想です。
ロッテは佐々木朗希投手がエースに成長するという条件で優勝に推す。昨季はエースと呼べるような選手が出てこなかったにもかかわらず2位。そこに軸となる投手が現れれば、おのずと戦力はさらに充実する。ソフトバンクはグラシアルがオープン戦から好調で、開幕からスタメンで起用されそう。そうなれば柳田の負担も軽減されるだろう。若手野手が出てこないことが気がかりだが、それでも投手陣を含めて選手層はリーグ随一で総合力は高い。
楽天は若手の先発が不足しており、実績のある投手に頼らざるを得ない状況。長丁場のシーズンを持ちこたえられるかどうか。オリックスは先発陣はおそらくパ・リーグで最も充実している。ただ、リリーフ陣がやや不安で、延長12回が復活した今シーズンは厳しい戦いを余儀なくされるのでは。
日本ハムはチームを活性化させるシーズンにすると思う。実際にオープン戦でもそれまで活躍した選手をスタメンから外すなど、BIGBOSSは色々試している。勝利にこだわらず、それよりもスター候補をどんどん見つけていって、全体的な活性化を狙う。そんな意図があると思う。
25日に開幕するプロ野球。日刊スポーツ評論家が順位予想をしました。今岡真訪氏のパ・リーグ予想は以下の通り。
総合力でロッテ。佐々木朗、安田、藤原、山口ら若手が中心のチーム構成になっているのが強みだ。また、外野手の高部、ドラフト1位捕手の松川ら頼もしい若手がそろう。昨シーズンの後半から突き出た佐々木朗は今季、開幕から投手陣の中心になって実力を発揮するだろうし、まさに開花する年になりそうだ。野手陣は昨季は荻野、中村奨、レアード、マーティンらが中心だった。ここに力をつけた若手が戦力の上積みになってかみ合えば、優勝争いから抜け出す可能性は高くなる。
日本ハムは全く別のチームができ上がりそうだ。新庄監督のチーム作りをみていると、今まで埋もれていた選手が複数出てくるだろう。昨季までの実績はアテにならないし、チームに勢いがつけば面白い。
ソフトバンクはレギュラーが入れ替わる端境期を迎えている。投の千賀、打の柳田という軸はいても、内野の布陣が安定していないのが気がかりだ。
オリックスは山本、宮城の左右の柱がいて、投打に充実している。チーム力は十分で、山本、宮城がどの球場で、どのチームと対戦するかの勝敗で、順位が変わってくるとみている。
ロッテ西野勇士投手(31)が勝利の方程式の一角に加わる。チームは23日、ZOZOマリンで調整。井口監督は西野の起用を聞かれ「オープン戦でも良い形で投げてくれていますし、千隼(佐々木)と唐川の2人がいないのでしっかりと西野に埋めてもらおうと思います。ゲレーロと7回、8回をいければいい」と勝ちパターンの構想を明かした。
西野は20年6月にトミー・ジョン手術を受けて長期離脱。過去2年間、1軍戦登板がなく、開幕1軍入りは3年ぶりとなる。かつては守護神を務め、2年連続30セーブを達成するなど通算88セーブを誇り、リリーバー経験は豊富。昨季は佐々木千、唐川、国吉で守護神益田につなげていたが、今季は佐々木千、唐川が調整ペースが上がらず、開幕に間に合わない。国吉もオープン戦は不振だった。
白羽の矢が立った西野は「どのポジションも大事ですけど、勝ちを確信させるような継投を、次の回につなげることができたらいい」と受け止めた。
ロッテのドラフト1位の松川虎生捕手(18=市和歌山)が後輩の活躍を励みに大役を務める。母校のセンバツ大会、花巻東戦は練習中で、関係者から初戦突破を伝え聞いた。
「自分達よりもはるかにいい成績を残せるように」とエール。25日の開幕楽天戦では高卒捕手としては史上3人目の先発を果たす。「初めてのプロ野球開幕戦で緊張することもあるかと思いますが、後輩達の活躍を励みに頑張ります」と意気込んだ。
日本野球機構(NPB)は23日、今季スローガン「野球伝来150年 未来へ紡ぐ みんなの希望」を発表した。
今年は、1872年(明5)に米国人教師ホーレス・ウィルソンが日本に野球を伝えてから150年。伝来150年の歴史を力とし、現在の新型コロナウイルス感染症という未曽有の事態に負けることなく野球の未来に希望を持とうというメッセージを込めた。
ポスターには、野球殿堂博物館が所蔵する明治時代後期のバットと、1922年(大11)の第一高等学校のウイニングボールの写真が使われている。
ロッテはホーム開幕戦となる29日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)の始球式をロッテ「キシリトール」のCMキャラクターを務める女優の菅野美穂が務めると23日、発表した。
菅野は「始球式をさせていただけること、大変光栄に思います。キシリトールにちなんだ『いい歯(118))』の背番号とともに全力投球したいと思います!」とコメントした。
ロッテは大正製薬とエリアネーミングライツ契約を締結し、ZOZOマリンに「ファイト イッパーツ!リポビタンシート」を設置すると23日、発表した。
球場のバックネット裏のグラウンドレベルに設置されている特別観戦エリア(旧サントリーマスターズドリーム・シート)を22年シーズンから呼称する。
「ファイト イッパーツ!リポビタンシート」はグラウンドレベルならではの臨場感あふれるプレミアムな野球観戦を楽しめるエリア。ビールを始めとしたアルコール飲料、ソフトドリンク、フィンガーフードのサービスも付属している。
エリア内は同社「リポビタン for sports」のサポートアスリートである荻野貴司外野手、藤原恭大外野手、その他のロッテ選手を起用したポスターなどで装飾されており、来場者には「ファイトイッパーツ!」のキャッチコピーでなじみのリポビタンDなどの商品詰め合わせセットがプレゼントされる。
同シートのチケットはシーズンシート割り当て分を除いた計6席がMチケットオンラインにて販売される。
日本野球機構(NPB)は23日、今季のスローガンが「野球伝来150年 未来へ紡ぐ みんなの希望」に決まったと発表した。
今年は1872年に来日した米国人教師のホーレス・ウィルソンが日本に野球を伝えて150年。その歴史を力とし、新型コロナウイルスに負けることなく野球の未来に希望を持とうというメッセージを込めたという。
ロッテは23日、本拠地・ZOZOマリンスタジアムでの開幕戦となる3月29日のソフトバンク戦(午後6時30分開始)に、デンタルサポートガム「キシリトール」のCMキャラクターを務める女優、菅野美穂(44)が始球式を行うと発表した。
菅野は球団広報を通じて「始球式をさせていただけること、大変光栄に思います。キシリトールにちなんだ『いい歯(118)』の背番号とともに全力投球したいと思います!」とコメントした。
ロッテ・井口監督が今季は中6日で起用する高卒3年目の佐々木朗の球数について「開幕の頃は100(球)だと思うが、110、120くらいまでは」と徐々に上限を引き上げる方針を明言。今季初登板は開幕3戦目の27日・楽天戦(楽天生命パーク)が有力でローテーションを守れば「サンデー朗希」として注目を集めそうだ。
開幕前の最後の登板となった18日の巨人とのオープン戦では、岡本和に満塁弾を浴びるなど5回途中5失点。108球で降板となったが、指揮官は「もう少し大胆にファウルを打たせながら放ればもっと長いイニングを投げられる」と信頼する。
この日はZOZOマリンで軽めの調整。通常は新幹線だが16日に発生した地震の影響で不通のため、練習後には羽田空港からの臨時便で仙台に移動した。
20年6月の右肘手術から復帰したロッテの西野が3年ぶりに開幕1軍入りすることが決定。井口監督は「(佐々木)千隼と唐川の2人がいないので埋めてもらいたい」とゲレーロ、益田につなぐ勝利の方程式入りを期待した。
14年から2年連続30セーブの実績がある右腕は「勝利を確信させる継投ができたら」と意欲。また、捕手はドラフト1位・松川(市和歌山)、柿沼、佐藤都の3人体制で臨む。
日本野球機構(NPB)は23日、2022年度のスローガンを「野球伝来150年 未来へ紡ぐ みんなの希望」に決まったとし、映像とポスターも発表した。
今年は1872年(明5)に外国人教師として来日した米国人のホーレス・ウィルソンが日本に野球を伝えてから150年という節目の年。映像は長い歴史を振り返りながら、この先も続く未来も表現されており、プロ野球開催時の本拠地球場などでも放映される予定だ。
野球日本代表のYouTube「侍ジャパンチャンネル」が23日に公開され、中止となった5、6日の強化試合で台湾代表と対戦する予定だった侍ジャパンのメンバー28選手を公表した。
ヤクルト・村上宗隆内野手(22)、ロッテ・佐々木朗希投手(20)ら若手中心のメンバーでアマからも日体大の二刀流・矢沢宏太投手(21)、立大・山田健太内野手(21)も選出。初陣となるはずだった栗山英樹監督(60)はキャンプ視察後、選手選考について「来年3月のWBCまでチームづくりの時間がない中で、この2試合をどう使ったらいいかを考えた。こういう試合をきっかけに成長していく選手をつくる責務もある」と説明していた。
5日は広島・森下暢仁投手(24)、6日は佐々木朗が先発予定で、矢沢を二刀流で使う可能性もあった。強化試合は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中華職業棒球大連盟(CPBL)から辞退の申し入れあって中止となった。
日本野球機構(NPB)は23日、2022年シーズンのスローガンを「野球伝来150年 未来へ紡ぐ みんなの希望」に決まったと発表した。スローガンに合わせ、映像とポスターも制作した。
今年は、1872年に外国人教師として来日したアメリカ人のホーレス・ウィルソン氏が日本に野球を伝えてから150年という節目の年。その歴史を力とし、新型コロナウイルス感染症という未曽有の事態に負けることなく、野球の未来に希望を持とうというメッセージを込めている。
スローガン映像では150年の歴史を振り返りながら、この先に続く未来も表現。映し出される大半の物品や用具は野球殿堂博物館の所蔵品で、貴重な品ばかりだ。映像はNPB公式サイトやプロ野球開催時の本拠地球場などで閲覧できる。
ロッテはホーム開幕戦である3月29日・ソフトバンク戦(ZOZOマリン)の試合前始球式をタレントの菅野美穂が務めると発表した。
ロッテ「キシリトール」のCMキャラクターを務める菅野美穂は球団を通して「始球式をさせていただけること、大変光栄に思います。キシリトールにちなんだ『いい歯(118)』の背番号と共に全力投球したいと思います!」とコメントした。
ロッテは23日、本拠地開幕戦の29日・ソフトバンク戦(ZOZO)で女優の菅野美穂さんが始球式を務めることを発表した。
菅野さんは1993年、ドラマ「ツインズ教師」で女優デビューし、近作では「ウチの娘は、彼氏ができない!!」、映画「明日の食卓」等に出演している。現在はロッテ「キシリトール」のCMキャラクターを務めており、「始球式をさせていただけること、大変光栄に思います。キシリトールにちなんだ『いい歯(118)』の背番号と共に全力投球したいと思います!」とコメントした。
ロッテは23日、大正製薬株式会社とエリアネーミングライツ契約を締結したことを発表した。
これにより、ZOZOマリンバックネット裏に設置されている特別観戦エリア(旧サントリーマスターズドリーム・シート)が2022年シーズンから「ファイト イッパーツ!リポビタンシート」と呼称することとなった。同シートはグラウンドレベルならではの臨場感あふれるプレミアムな野球観戦を楽しめるエリアでビールをはじめとしたアルコール飲料やソフトドリンク、フィンガーフードのサービスも付属。エリア内は同社「リポビタン for Sports」のサポートアスリートである荻野貴司外野手、藤原恭大外野手、その他選手を起用したポスターなどで装飾されており、来場者にはリポビタンDなどの商品詰め合わせセットがプレゼントされる。同シートのチケットはシーズンシート割り当て分を除いた計6席がMチケットオンラインで販売される。
ロッテのドラフト1位・松川虎生捕手(市和歌山)が23日、母校のセンバツ初戦突破を喜んだ。「めっちゃ嬉しいっス。練習中だったので試合は見れませんが途中経過は関係者を通じて聞いていましたし、練習が終わってからハイライト映像を見ました」と笑みをこぼした。
自身も開幕1軍が決まり、25日の楽天との開幕戦でスタメンマスクをかぶる見込み。「後輩達の活躍を励みに頑張ります」と奮闘を誓った。
ロッテの西野勇士投手が23日、ZOZOマリンスタジアムで調整。3年ぶりの開幕1軍を勝ち取った。2020年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、19年以来の復活を期す右腕に井口監督は開幕戦からリリーフとして起用する方針を明かした。
昨年までの2年間登板機会がなかった右腕は、オープン戦で結果を残し、開幕カードが行われる仙台へと向かった。指揮官は「オープン戦でもいい形で投げてくれていますし、(佐々木)千隼と唐川がいないので、しっかりと西野に埋めてもらうことも。ゲレーロと7回、8回をいければいいかなと思っています」と、14年から3年間抑えを務めた経験値の高い中堅右腕に期待した。
西野は「毎試合、毎試合、最大限の努力をする。それだけしっかりしてマウンドで結果を出せていけたら」と、チームの力になると意気込んだ。
ロッテのドラフト1位・松川虎生捕手(市和歌山)が23日、ZOZOマリンスタジアムでの1軍練習に参加後、母校の選抜大会初戦突破を喜んだ。
自身は昨年にDeNAの小園とともに出場したが、初戦敗退。後輩の頑張りに「めっちゃ嬉しいっス。初戦突破、おめでとうございます。練習中だったので試合は見れませんが途中経過は関係者を通じて聞いていましたし、練習が終わってからハイライト映像を見ました」と笑みをこぼした。
高卒ながら開幕1軍が決まった自身は25日の開幕戦に開幕スタメンマスクをかぶる見込み。「自分もいよいよ明後日、開幕します。初めてのプロ野球開幕戦ということで緊張することもあるかと思いますが、後輩達の活躍を励みに頑張ります。これからも見れるときはしっかりと見させてもらいます。応援しています」と活躍を誓った。
ロッテは23日、大正製薬とZOZOマリンスタジアム バックネット裏のグラウンドレベルに設置されている特別観戦エリア(旧サントリーマスターズドリーム・シート)に関するエリアネーミングライツ契約を締結し、2022年シーズンから「ファイト イッパーツ!リポビタンシート」と呼称すると発表した。
「ファイト イッパーツ!リポビタンシート」はグラウンドレベルならではの臨場感あふれるプレミアムな野球観戦を楽しめるエリアで、ビールをはじめとしたアルコール飲料、ソフトドリンク、フィンガーフードのサービスも付属している。
エリア内は同社「リポビタン for Sports」のサポートアスリートである荻野貴司外野手及び藤原恭大外野手、その他マリーンズ選手を起用したポスターなどで装飾されている。来場者には「ファイト イッパーツ!」のキャッチコピーでお馴染みのリポビタンDなどの商品詰め合わせセットがプレゼントされる。
なお、「ファイト イッパーツ!リポビタンシート」のチケットはシーズンシート割り当て分を除いた計6席がMチケットオンラインにて販売される。
プロ野球の開幕前となり新聞、Web、雑誌といった様々なメディアで、プロ野球解説者による順位予想が掲載されている。2年連続2位に入ったロッテを優勝に予想する解説者が例年に比べて多い。ちなみに昨年の開幕前は前年2位に入りながら、日本シリーズ4連覇中だったソフトバンク、田中将大が復帰した楽天を優勝予想する解説者が多く、ロッテはというと3位、4位という順位予想が多かった。
ロッテというと、どうしてもレアード、マーティン頼みの打線、佐々木朗希の活躍というのが注目されがちだ。打線に関して得点力という部分でいえば、荻野貴司、中村奨吾がチャンスを作り、レアード、マーティンで還すという攻撃パターンが多かったのは事実。
ただ、ロッテ攻撃の武器は“足を使った攻撃”。2018年に井口資仁監督が就任してから走塁への意識がチーム全体で高まっている。昨季チーム107盗塁はリーグトップだったが、本当に注目しなければならないのは“1つ先の塁を狙った走塁”、“相手の隙を突いた走塁”、“全力疾走”といった部分だ。
“1つ先の塁を狙った”走塁は、ロッテの得意な攻撃のひとつになっている。1本の安打で一、三塁、一塁からホームに還ってきた。打者走者も、打った安打に満足することなく、外野手がホームに送球している間に一塁から二塁を陥れることが度々あった。
今年のオープン戦でも20日の中日とのオープン戦、0−3の4回1死三塁から佐藤都志也のセカンドへの飛球で、二塁手の捕球体勢を見て、三塁走者の中村奨吾がタッチアップしホームイン。さらに1−4の7回2死二塁からマーティンのボテボテのセカンドへのゴロで、二塁走者の部瑛斗はスピードを緩めることなく、三塁ベースを蹴る。中日の二塁手は慌ててホームに送球するも、部はヘッドスライディングで生還した。
俊足の選手だけでなく、長打力のある選手達も隙があれば1つ先の塁を狙う。3月16日の広島戦で、山口航輝が無警戒の広島バッテリーの隙を見て二塁盗塁を決めた。
“打てない”と何かと批判されがちな打線だが、無死一塁や無死二塁という場面で犠打や進塁打で走者を進め、1点を取るための工夫がある。かつては得点圏でポップフライを打ち上げ得点できないということも多かったが、打てなくても1点を取るための方法というのをチーム全体で浸透してきている印象だ。レアード、マーティンに続く日本人の大砲の出現は確かに必要だが、1点を取るための攻撃ができているからこそ2年連続で2位に繋がっているのだ。
リーグ優勝するために今まで積み上げてきた足を使った攻撃に、どこまで“長打力”をプラスできるか。そういった意味でも山口航輝、安田尚憲といった日本人の和製大砲候補の若手選手にかかる期待は大きい。
投手陣に関しては毎年のようにチーム最多勝利投手が変わっており、絶対的なエースはここ数年不在。今季は昨年チームで唯一規定投球回に到達し、チーム最多の10勝を挙げた小島和哉、昨季後半から抜群の安定感を誇る佐々木朗希、2年ぶり3度目の大役を担う石川歩といった“ローテーション”の軸になりそうな先発がいる。さらにエンニー・ロメロ、美馬学、二木康太、岩下大輝、河村説人、本前郁也、森遼大朗など、先発候補の名前が10人前後挙がるようになってきた。10勝以上を計算できる先発投手は少ないが、状態に応じてうまく使っていけば、5勝〜8勝前後は見込める先発陣だ。
リリーフ陣も昨季の後半戦は7回・国吉佑樹、8回・佐々木千隼、9回・益田直也という“勝利の方程式”が確立された。今季を迎えるにあたって、佐々木、唐川侑己が2月の対外試合から1、2軍の登板がないが、新外国人のゲレーロ、トミー・ジョン手術から復活を目指す西野勇士、新人の廣畑敦也、八木彬といった新戦力、復活を目指す投手達がオープン戦からアピールを続けている。“左”のリリーフが手薄という一昨年から続く課題はあったが、そこも鈴木昭汰がオープン戦で好投を見せた。リリーフ陣の層自体は年々厚くなってきている。
投手陣に限らず野手も故障者や調整が遅れていても、それをカバーするだけの戦力が出てきている。シーズンは長く、無理に早期復帰して再び故障で離脱するよりも、長い目で見れば万全な状態で戻ってきて、そこから1軍でプレーすることの方がチームにとっても選手にとっても良い。飛び抜けた選手はいないが、若手、中堅、ベテランとバランスがよく、戦国パ・リーグの優勝候補といってもいいだろう。