ソフトバンクが接戦を制して開幕5連勝。2−3の7回2死満塁からグラシアルと栗原が続けて押し出し四球を選び逆転した。2番手の藤井が2勝目を挙げ、森が4セーブ目。ロッテは3番手の鈴木が制球難でリードを守れず3連敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ソフトバンク | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
ロッテ小島和哉投手が憧れのソフトバンク和田毅と投げ合った。同じ左腕の早大の先輩を、入団時から尊敬する投手に挙げてきた。6回2失点(自責1)で勝利投手の権利を持って降板したが、白星はお預けとなった。
当初は開幕2戦目の楽天戦に先発予定が、雨天中止で巡ってきた縁。「和田さんと投げ合えることが楽しみでしたし、球数が少し多くなりましたが粘れたと思います」。打球を左腕付近に受けるアクシデントもあったが105球を投げきった。
ロッテが2度の押し出しで逆転負けを喫した。1点リードの7回2死一塁から救援した鈴木昭汰投手(23)が誤算だった。中前打、四球で満塁。さらに2連続四球で同点、勝ち越しを許した。
井口監督は「あそこでストライクも入らない状況じゃ、ちょっと1軍では使えない」と2軍調整も示唆。攻撃もマーティンが4試合で無安打など「打線になっていない。次しっかり詰めていきたい」。前カードから、全て1点差で3連敗となった。
ロッテは30日、育成の田中楓基投手(18)が新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表した。
29日に37度5分と発熱し、PCR検査を受診した。現在は隔離療養を行っている。
ロッテは2試合連続の1点差負けを喫し、開幕戦での勝利後は3連敗となった。
「まあ、もったいないですね。鈴木もね。あそこでストライクが入らない状況じゃ、ちょっと1軍では使えないと思いますが」。
試合後に井口監督が苦言を呈したのは3−2で迎えた7回の中継ぎの2投手。2番手・東條は2者連続三振を奪いながらも1番打者の三森に四球。ここで登板した3番手・鈴木は代打・上林に中前打、柳田に四球で満塁とされると、グラシアル、栗原に連続の押し出し四球を与えて勝ち越しを許した。
2死走者なしから2投手が1安打4四球で逆転される痛い展開となった。
ロッテは3−2の7回に逆転を許した。
この回からリードを引き継いでマウンドにあがった2番手・東條は2者連続で三振を奪うも、三森に四球。ここで交代した3番手・鈴木が大誤算だった。代打・上林に中前打を許し、一、二塁。柳田を四球で満塁とすると、4番・グラシアルには2ストライクと追い込みながらも、4球連続ボールで、押し出し四球で同点に。
さらに栗原に対しても勝ち越しの押し出し四球を与え、交代を告げられた。鈴木は打者4人に1安打、2つの押し出しを含む3四球と大荒れだった。
ロッテは30日、選手による直筆ネーム、メッセージがプリントされたフェイスタオル(税込1400円)をオフィシャルショップで発売した。
佐々木朗希、藤原恭大ら全20選手が色紙に書いた自身の名前と、ファンに掲げて欲しいメッセージや好きな言葉などがデザインされている。主な選手のメッセージは石川「ととのう」、佐々木朗「信じてる。」、中村奨「遂」、荻野「自分らしく」、藤原「超」、角中「がんばれ。」など。
ロッテは救援陣の制球難から3連敗を喫した。1点リードの7回2死から2番手の東條が四球を与えると、20年ドラフト1位左腕・鈴木へスイッチ。ところが代打・上林の中前打の後、柳田、グラシアル、栗原と3連続四球による2つの押し出しで同点、勝ち越しを許した。
いずれも外角一辺倒の投球に井口監督は「あそこでストライクが入らない状況ではちょっと1軍では使えない。自分の持ち味がマウンドで出せていない。ああいうところでは難しいのかな、とあらためて思いました」と2軍調整も示唆した。
ロッテが逆転負けで3連敗。全て1点差という展開が続いており、井口監督は「負けは負けですけど、こういう試合をとっていかないと…。守り切れていないし、しっかりまた引き締めて明日に向かっていきたい」と反省した。
1点リードの7回の継投が分岐点となった。先発・小島が6回2失点と粘り、2番手・東絛も今宮、甲斐から連続三振を奪った。三森に四球を出したところで2年目左腕・鈴木にスイッチしたが、ここからが誤算。代打・上林に中前打を浴びると、柳田、グラシアル、栗原と3連続四球で、2度の押し出しで逆転負けとなった。
指揮官は「ストライクが入らない状況では、ちょっと1軍では使えない。自分の持ち味がマウンドで出せていない」と指摘。2軍調整も含めた鈴木の起用法を示唆すると、打線についても「マーティンと藤岡の感じがちょっと悪い」と言及。頼みのマーティンは開幕してからまだ無安打だけに、打順の組み替えも検討されそうだ。
ロッテは30日、育成の田中楓基投手(19)が新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表した。同投手は昨日(29日)に発熱(37.5度)したため、PCR検査を受けたところ、陽性と判明した。現在は隔離療養中。すでに日本野球機構(NPB)に報告済みで、現在は所轄保健所などと連絡を取りながら、今後の対応を錬っている。
ロッテは1点リードの8回、2番手の東條が2死から四球で走者を残し降板。3番手の鈴木が代打・上林に中前安打。その後、柳田に四球、グラシアルにも四球で押し出し。同点とされ、続く、栗原へも押し出し四球で勝ち越された。
これでチームは開幕戦に勝利して以降3連敗となった。打線は2本の犠飛と相手失策で3点を奪うも計12三振を喫した。
井口監督は「鈴木もあそこでストライクが入らない状況じゃ、ちょっと1軍じゃ使えないかなと思います。自分の持ち味が全くマウンドで出せていないので」と厳しかった。
ロッテは選手直筆ネーム・メッセージフェイスタオル(税込み1400円)の販売をマリーンズストアで開始した。
全20選手が色紙に書いた自身の名前と掲げて欲しいメッセージや好きな言葉などをそのままフェイスタオルにデザインした。
ロッテは、30日、育成ドラフト1位・田中楓基投手が新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表した。
田中楓は旭川実から21年育成ドラフト1位で入団したルーキー右腕。29日に、37.5度と発熱したため、PCR検査を行ったところ陽性判定を受けた。現在、隔離療養を行っている。
7回2死満塁。フルカウントから投じた直球が低めに外れ、ロッテ・鈴木は顔をゆがめた。押し出しで同点となり、落胆した左腕は続く栗原にも痛恨の四球。連続押し出しで逆転を許した。井口監督は「あそこでストライクが入らない状況ではちょっと、1軍では使えないかなと。自分の持ち味が全く出せていない」と苦言を呈した。
佐々木千と唐川の不在もあり、勝ちパターンの起用が定まらず、逃げ切れない。この回は2番手の東條が今宮、甲斐を連続三振後、三森に四球を与えたところで鈴木を投入。しかし失敗に終わった。益田につなぐまでの中継ぎに苦慮している。
いずれも1点差での3連敗。「こういう試合を取っていくのが我々だが守り切れていない」と指揮官。昨年の接戦の強さを発揮できず、勢いに乗れない。
ロッテのリリーフ陣が崩れて逆転負けし3連敗となった。3回に高部の中犠飛、4回には平沢の左犠飛で同点に追いつき、敵失で勝ち越したが、7回にリリーフ陣が2連続押し出しなど制球難で自滅した。
この回、代わった東條が2者連続三振に抑えたが、三森に四球を与え、3番手鈴木をマウンドへ。しかし、代打上林に中前打で一、二塁とすると、柳田に四球。グラシアルにはフルカウントから低めの直球が外れ、悔しそうな表情を浮かべた。続く栗原にも押し出し四球。井口監督は「ストライクが入らない状況ではちょっと1軍では使えないかなと。自分の持ち味が全くマウンドで出せていないので」と厳しかった。
3試合はいずれも1点差負け。「負けは負けですけど、こういう試合を取っていくのが我々ですので、しっかりまた引き締めて明日いきたい」と指揮官。次戦へ目を向けた。
ロッテの小島和哉投手が6回を7安打2失点(自責点は1)の粘投。勝ち投手の権利を持って降板したが、中継ぎ陣の押し出し四球で初勝利はお預けになった。
2回には中村晃の中前適時打などで2点を先制されたが、切れのある直球を内外角に決め3回以降も無失点に抑えた。
当初は開幕2戦目の登板予定が、雨天により本拠地開幕2戦目となり早大の先輩・和田との投げ合いが実現。先に降板せず力投した。「スライド登板にはなりましたが、その影響は特に感じませんでした。和田さんと投げ合えることが楽しみでしたし、アクシデントもありながら球数が少し多くなりましたが、何とか粘れたと思います」と振り返った。
5回1死から打球を胸部に当て、1度は治療に下がったが「打球が当たった箇所も全然、大丈夫です」と問題なしと話した。
ロッテの先発・小島が5回、左腕付近に打球を受けるアクシデントに見舞われたが、続投した。
1死走者なしで三森の打球が直撃した小島は、はじいたボールを追いかけ懸命のグラブトスを行ったがセーフになった(記録は投手への内野安打)。
1度、ベンチ裏へ引き揚げ約3分間、治療を行った後、再びマウンドへ。投球を再開した。
佐藤直を三振に、柳田を二ゴロに切って、リードを保ったまま、5回を終えた。
ロッテの平沢大河内野手が今季初打点となる犠飛を放ち同点にした。
4回1死満塁から和田の外角直球を逆らわずに逆方向へ。風に押し戻されたが、左翼フェンスギリギリまで届く左犠飛で三塁走者のレアードが同点のホームを踏んだ。
さらに2死一、三塁から岡が二盗に成功。甲斐の悪送球の間に佐藤都が本塁へ返り勝ち越した。
ロッテは30日、マリーンズストアにて選手直筆ネーム・メッセージフェイスタオルの販売を開始したと発表した。
佐々木朗希投手、藤原恭大外野手など全20選手が色紙に書いた自身の名前と『超』、『信じてる。』等、掲げて欲しいメッセージや好きな言葉などをそのままプリント。直筆ネーム・メッセージフェイスタオルの商品選手一覧は次の通り。
石川歩投手「ととのう」、佐々木千隼投手「冷静」、小島和哉投手「強氣に攻めろ」、佐々木朗希投手「信じてる。」、唐川侑己投手「泰然自若」、岩下大輝投手「闘志満満」、益田直也投手「優勝」、国吉佑樹投手「進撃」、田村龍弘捕手「群青」、佐藤都志也捕手「志」、加藤匠馬捕手「進化」、藤岡裕大内野手「自分を信じろ」、安田尚憲内野手「不動心」、中村奨吾内野手「遂」、荻野貴司外野手「自分らしく」、藤原恭大外野手「超」、角中勝也外野手「がんばれ。」、岡大海外野手「前へ」、山口航輝外野手「輝」、和田康士朗外野手「走る」。全20選手。1400円税込。
ロッテは30日、育成選手の田中楓基投手が29日に、37度5分と発熱したため、PCR検査を行ったところ新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。
現在、隔離療養を行っている。本件については、一般社団法人日本野球機構(NPB)事務局に報告し、所轄保健所や医療機関と連絡をとりながら対応を行う。
1点のリードを守りきることができなかった。
ロッテは3−2の7回、6回まで2失点に抑えた小島和哉から東條大樹がマウンドへ。東條は先頭の今宮健太をストレートで3球三振、続く甲斐拓也もアウトコースのストレートでズバッと見逃し三振で簡単に2アウトとした。あと1つアウトをとればチェンジだが、この1つのアウトをとるのに苦労した。
左の三森大貴に四球を与えると、ソフトバンクは右の佐藤直に代えて左の上林誠知を代打に送る。ロッテベンチも東條から左の鈴木昭汰にスイッチ。鈴木は上林に中安、柳田悠岐に四球で満塁のピンチを招くと、グラシアル、栗原陵矢に連続四球で逆転を許す。ロッテはこの回3人目となる小野郁をマウンドに送り、ガルビスを二ゴロに打ち取りチェンジ。逆転は許したが、さらなる追加点を与えずなんとか最少失点で切り抜けた。ただ、打線がこの1点を跳ね返すことができず、3−4で敗れ3連敗。
3敗とも負け投手がリリーフだ。昨季シーズン後半7回・国吉佑樹、8回・佐々木千隼、9回・益田直也の3人が“勝利の方程式”を担ったが、現在勝ちパターンを務めているのは守護神の益田だけ。国吉は2月から状態が上がらず開幕1軍を掴んだが、今季は開幕してから僅差の試合で登板していない。佐々木千隼も2軍で実戦復帰し、30日終了時点では1軍復帰を目指す段階にいる。
それでも、筆者の開幕前の見立てはゲレーロ、西野勇士、鈴木、小野郁、東條、廣畑敦也、ファームにも田中靖洋、東妻勇輔、土居豪人、八木彬などがおり、春先はうまくやりくりして、高い競争の中で“2022年型の勝利の方程式”の形が自然と作られていくと思っていた。まだ4試合しか消化していないとはいえ、やや予想していた展開とは異なっている。
振り返れば昨季も7回・唐川侑己、8回・ハーマン、9回・益田の“勝利の方程式”でスタートしたが、益田が初登板から2試合連続失点、ハーマンが初登板から3試合連続失点、昨季ビハインドゲームを中心に自己最多の40試合に登板した小野も“勝ち試合”を任されるも本来の投球を披露することができず、4月終了時点のチーム救援防御率は4.15だった。
チームが大きく崩れなかったのは打線に加え、救援陣もセットアッパーの唐川、イニング途中に何度も火消した田中、ビハインドゲームで流れを呼び込む投球で逆転に手繰り寄せた佐々木がいた。その後、唐川が離脱した時期もあったが、シーズン途中の6月に国吉がトレードで加入し、東妻もイニング途中で抜群の存在感を発揮。シーズン後半は国吉、佐々木、益田の勝利の方程式に加え、唐川、東妻、小野らが控える層の厚いブルペンとなった。
今季もブルペン陣を見れば、層が厚くなっているのは事実。昨季後半のブルペンを支えた佐々木、東妻がファーム、国吉も勝ちパターンで1軍登板していない中で、開幕前に育成から支配下選手となった小沼健太が30日のソフトバンク戦に3−4の8回から登板し、2回を無失点に抑えた。小沼はビハインドゲームでの登板となったが、結果を残し続ければ昨年の佐々木千のように、シーズン後半“勝ちパターン”で投げている可能性を秘めている。まだ1軍登板のない廣畑も初登板で、今後に期待をもてるような投球ができるかも見もの。
とにかく今、避けたいのは、25日のヤクルト戦で1、2軍含めて今季初実戦登板を果たした佐々木を無理に1軍に昇格をさせないこと。焦って1軍に上げて、打たれてしまっては意味がない。シーズンは長い。1日も早く復帰して欲しい状況だが、しっかりと準備をした上で、万全な状態で昇格させることがチームにとっても、佐々木にとっても良いのではないかと個人的に思う。
ロッテは投手陣を中心にした“守り勝つ野球”で2年連続2位に入った。“2022年型の勝利の方程式”を作るのに試行錯誤し、打線も元気がなく、ストレスが溜まっているファンも多いと思うが、まだ4試合を終えたばかり。まだまだ先は長い。勝ち試合の9回には不動の守護神・益田がいる。シーズン後半までに、勝利の方程式を確立できていれば、優勝争いに食い込んでいるのではないだろうか−。とにかく今は大事なシーズン終盤戦を見据えて、益田にバトンを繋ぐ形を作っていきたい。
ロッテはホームでソフトバンクに連敗。
30日の試合は1点リードで終盤に向かうも、7回に押し出し2つで逆転を許してしまい、打線もチャンスは作りながら相手のリリーフ陣を前にあと一本が出ず。3−4で接戦を落とした。
中でも不安視されているのが、打線の軸である“恐怖の2番”、レオネス・マーティンの不振である。
昨季は右足の骨折など、故障による離脱がありながらチーム2位の27本塁打をマーク。ブランドン・レアードとの両輪が脅威となって、チームのAクラス入りに大きく貢献した。
ところが、今季はここまで4試合・17打席無安打が続いている。オープン戦では本塁打こそゼロも9試合で打率.364を記録していただけに、開幕してからの“1本”が遠い状態だ。
トンネル脱出のカギはどこにあるのか…。30日に放送された『プロ野球ニュース』には、昨季ロッテの臨時打撃コーチとしてシーズンを戦った松中信彦氏が出演。好調・マーティンを近くで見ていたからこそ分かる“不振の要因”を解説した。
打席から見えるメカニック的な部分について、「今は自分からピッチャー方向に寄ってしまっている。ボールとバットの距離が取れていない」と松中氏。具体的には「軸足に体重が乗る時間が少なく打ちに行ってしまっているので、なかなか捉えきることができない。それによって詰まりやすくなっている」とも。
好調時には「地面に着く足(右足)をゆっくりとするように言っていた」とのことで、「今はすぐに着いてしまうので、上体に力が入り過ぎてバットが出てこない」と分析。実戦を重ねる中で、良い時の状態に戻していくことができるか。ロッテ浮上のカギを握る“恐怖の2番”の今後に注目だ。