ロッテは佐々木朗が160キロ台の剛速球を軸に19奪三振と圧巻の投球で完全試合を達成した。打線は1回1死二、三塁から内野ゴロの間に1点を先制。6回に松川の3点二塁打などで5点を加えた。オリックスは今季4度目の零敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | x | 6 |
怪物ではない。スターだ!ロッテ佐々木朗希投手(20)が令和の世に力を示した。
オリックス戦に先発しプロ初完投を令和初、28年ぶり史上16人目の完全試合で飾った。自己最速タイの164キロを投げ、日本タイ記録の19奪三振を奪った。1回から5回にかけての13者連続奪三振も、従来の日本記録9連続Kを大幅に塗り替える大記録になった。まだ4月10日。プロ3年目、一体どんなことを起こしていくのか。驚異の20歳が、いよいよスターダムにのし上がってきた。
ゲーム最多連続奪三振上位 | ||||
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連続 | 投手(所属) | 年月日 | 相手 | 回 |
13 | 佐々木朗希(ロッテ) | 22-04-10 | オリックス | 1〜5 |
9 | 梶本陸夫(阪急) | 57-07-23 | 南海 | 3〜6 |
〃 | 土橋正幸(東映) | 25-05-31 | 西鉄 | 1〜4 |
8 | 鈴木隆(大洋) | 60-06-01 | 巨人 | 4〜6 |
〃 | 尾崎行雄(東映) | 62-04-29 | 西鉄 | 7〜9 |
〃 | 西崎哲也(西武) | 90-07-05 | オリックス | 4〜6 |
〃 | 西口文也(西武) | 96-09-23 | 近鉄 | 5〜7 |
オールスター | ||||
9 | 江夏豊(阪神) | 71-07-17 | 全パ | 1〜3 |
1回の吉田正から5回の西村まで、13連続奪三振。57年7月23日南海戦の梶本隆夫(阪急)、58年5月31日西鉄戦の土橋正幸(東映)の9連続を上回り、連続打者奪三振(ゲーム)のプロ野球新記録となった。1回の吉田正から4回の後藤まで、8者連続空振り三振も史上初。
怪物ではない。スターだ!ロッテ佐々木朗希投手(20)が令和の世に力を示した。
オリックス戦に先発しプロ初完投を令和初、28年ぶり史上16人目の完全試合で飾った。自己最速タイの164キロを投げ、日本タイ記録の19奪三振を奪った。1回から5回にかけての13者連続奪三振も、従来の日本記録9連続Kを大幅に塗り替える大記録になった。まだ4月10日。プロ3年目、一体どんなことを起こしていくのか。驚異の20歳が、いよいよスターダムにのし上がってきた。
完全試合を達成した投手 | ||||||||||
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投手 | 年月日 | 相手 | 年齢 | 投球数 | 三振 | 内野ゴ | 内野飛 | 外野飛 | スコア | 三振 |
藤本英雄(巨人)右 | 50-06-28 | 西日本(青森) | 32歳1ヶ月 | 92 | 7 | 11 | 3 | 6 | 4−0 | 7K |
武智文雄(近鉄)右 | 55-06-19 | 大映(大阪) | 28歳7ヶ月 | 89 | 6 | 10 | 5 | 6 | 1−0 | 6K |
宮地惟友(国鉄)右 | 56-09-19 | 広島(金沢) | 24歳7ヶ月 | 79 | 3 | 11 | 2 | 11 | 6−0 | 3K |
金田正一(国鉄)左 | 57-08-21 | 中日(中日) | 24歳0ヶ月 | 88 | 10 | 8 | 3 | 6 | 1−0 | 10K |
西村貞朗(西鉄)右 | 58-07-19 | 東映(駒沢) | 23歳7ヶ月 | 101 | 6 | 15 | 4 | 2 | 1−0 | 6K |
島田源太郎(大洋)右 | 60-08-11 | 阪神(川崎) | 20歳11ヶ月 | 108 | 3 | 11 | 10 | 3 | 1−0 | 3K |
森滝義巳(国鉄)右 | 61-06-20 | 中日(後楽園) | 23歳3ヶ月 | 113 | 4 | 15 | 2 | 6 | 1−0 | 4K |
佐々木吉郎(大洋)右 | 66-05-01 | 広島(広島) | 26歳1ヶ月 | 102 | 7 | 2 | 5 | 13 | 1−0 | 7K |
田中勉(西鉄)右 | 66-05-12 | 南海(大阪) | 26歳7ヶ月 | 117 | 7 | 7 | 7 | 6 | 2−0 | 7K |
外木場義郎(広島)右 | 68-09-14 | 大洋(広島) | 23歳2ヶ月 | 114 | 16 | 7 | 0 | 4 | 2−0 | 16K |
佐々木宏一郎(近鉄)右 | 70-10-06 | 南海(大阪) | 27歳1ヶ月 | 99 | 4 | 10 | 7 | 6 | 3−0 | 4K |
高橋善正(東映)右 | 71-08-21 | 西鉄(後楽園) | 27歳3ヶ月 | 86 | 1 | 15 | 7 | 4 | 4−0 | 1K |
八木沢荘六(ロッテ)右 | 73-10-10 | 太平洋(仙台) | 28歳10ヶ月 | 94 | 6 | 7 | 3 | 11 | 1−0 | 6K |
今井雄太郎(阪急)右 | 78-08-31 | ロッテ(仙台) | 29歳0ヶ月 | 100 | 3 | 18 | 4 | 2 | 5−0 | 3K |
槙原寛己(巨人)右 | 94-05-18 | 広島(福岡ド) | 30歳9ヶ月 | 102 | 7 | 11 | 6 | 3 | 6−0 | 7K |
佐々木朗希(ロッテ)右 | 22-04-10 | オリックス(ZOZO) | 20歳5ヶ月 | 105 | 19 | 5 | 1 | 2 | 6−0 | 19K |
ロッテ佐々木朗がプロ野球史上16人目の完全試合を達成した。完全試合は94年5月18日に槙原寛己(巨人)が広島戦で記録して以来、28年ぶり。パ・リーグでは78年8月31日の今井雄太郎(阪急)以来44年ぶり8人目。指名打者制では今井に次ぎ2人目。ロッテでは73年10月10日の八木沢荘六以来2人目。20歳5ヶ月での達成は、60年島田源太郎(大洋=20歳11ヶ月)を抜く史上最年少となった。
佐々木朗の投球内容 | |||||||||||
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イニング | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 内訳 |
見逃し | 2 | 1 | 4 | 3 | 3 | 1 | 5 | 2 | 2 | 23 | 三振19 内野ゴロ5 内野飛球1 外野飛球2 四球0 打者27 |
空振り | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 1 | 1 | 6 | 2 | 24 | |
ファウル | 3 | 5 | 4 | 5 | 4 | 4 | 0 | 1 | 1 | 27 | |
ボール | 0 | 4 | 2 | 3 | 3 | 2 | 5 | 4 | 0 | 23 | |
打球 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 2 | 8 | |
合計 | 10 | 13 | 13 | 14 | 12 | 10 | 13 | 13 | 7 | 105 |
1試合17奪三振以上の投手(☆は新人) | |||||||||||||
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三振 | 投手(所属) | 年月日 | 相手 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | スコア |
19 | 野田浩司(オリックス) | 95-04-21 | ロッテ | 3 | 3 | 2 | 2 | 3 | 1 | 3 | 1 | 1 | ●1−2 |
〃 | 佐々木朗希(ロッテ) | 22-04-10 | オリックス | 1 | 3 | 3 | 3 | 3 | 1 | 1 | 3 | 1 | ○6−0 |
18 | 田中将大(楽天) | 11-08-27 | ソフトバンク | 2 | 1 | 1 | 2 | 3 | 2 | 2 | 2 | 3 | ○5−0 |
17 | 足立光宏(阪急) | 62-05-24 | 南海 | 3 | 1 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | ○4−0 |
〃 | ☆野茂英雄(近鉄) | 90-04-29 | オリックス | 1 | 2 | 2 | 0 | 2 | 3 | 2 | 2 | 3 | ○15−2 |
〃 | 野田浩司(オリックス) | 94-08-12 | 近鉄 | 2 | 1 | 2 | 2 | 2 | 0 | 2 | 3 | 3 | ○3−2 |
[注]延長は覗く。95年野田は9回で降板、チームは延長で敗れるも自身は勝敗なし。
怪物ではない。スターだ!ロッテ佐々木朗希投手(20)が令和の世に力を示した。オリックス戦に先発しプロ初完投を令和初、28年ぶり史上16人目の完全試合で飾った。
自己最速タイの164キロを投げ、日本タイ記録の19奪三振を奪った。1回から5回にかけての13者連続奪三振も、従来の日本記録9連続Kを大幅に塗り替える大記録になった。まだ4月10日。プロ3年目、一体どんなことを起こしていくのか。驚異の20歳が、いよいよスターダムにのし上がってきた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が、10日のオリックス戦で完全試合を達成した。
幕張在住でロッテファンのデジタル編集部・佐々木一郎部長は、この試合をライトスタンドで観戦していた。完全ファン目線で、現地の様子をリポートする。
とんでもない試合を見てしまった。9回裏、ロッテファンの興奮は最高潮に達していた。後ろの席の人が「藤岡、緊張しているだろうな…」と祈っていた。エラーでも完全試合は途切れてしまうため、野手の重圧も最高潮に達する。1死後、遊ゴロが飛んだ。藤岡選手は大事にさばいた。
あと1人。杉本選手が代打に送られた。私は思わず「ラスボスが来た」とつぶやいた。昨季何度も痛い目に遭わされたロッテキラー。それでも、この日の佐々木朗投手は相手を寄せ付けなかった。3球三振。幕切れの瞬間を動画に収めながらスマホを構えていた私の目から、自然に涙があふれていた。
試合前、日刊スポーツのロッテ担当・金子記者に「マーくんかすてぃら」を2個差し入れた(今季から50円値上がりした)。私は年間10試合程度、ロッテ戦を観戦する。いつもなら、試合中に差し入れをすることもある。この日は佐々木朗投手が先発するため、記者はイニング間も忙しくなると考えた。仕事の邪魔をしてはいけないので試合前に声をかけたが、まさか、ここまでの事態になるとは思ってもいなかった。
初回、佐々木朗投手が吉田正選手から三振を奪った。昨季455打席で26回しか三振をしていない強打者。珍しいものを見たと、得した気になった。そこから連続奪三振記録が始まった。8連続となったあたりから、「あれ?日本記録はいくつだっけ?」と気になり始めた。ライトスタンドの後方のビジョンに佐々木朗投手の成績が表示されているため、奪三振を重ねるごとに後ろを振り向いて写真を撮るファンが増えていった。1人が振り返ると、つられるように他のファンも振り向くという連鎖が見られた。
ネットニュースで記録を調べる人が多いためだろう。特にイニング間は、スマホの通信速度が極端に遅くなった。10者連続奪三振で日本新記録−。日刊スポーツのサイトで記録を確認した。速報を書く金子記者や記事をチェックするデスク、編集者のスピード感あふれる仕事を頼もしく感じた。
6回表、紅林選手の中飛で連続奪三振記録は「13」で止まった。打球がインフィールドに飛んだ直後、周囲から「ああ〜」とため息がもれた。打者を打ち取った時に、ライトスタンドからため息が出た光景は、初めて見た。
連続奪三振の記録が止まったあたりから、ファンの興味はノーヒットノーランや完全試合に移った。「巨人槙原以来だっけ?」などと確認し合う声が、自然と耳に入ってくる。同時に、私はトイレに立つタイミングを失った。ロッテの攻撃も見たい。この日は、それ以上に守備から目が離せない。そう思っていた時、ロッテ打線が宮城投手をKO。投手交代のタイミングを見計らって、トイレに走った。
同じことを考えるファンが多いのだろう。すでに行列ができていた。しかし、列はどんどん進む。みんな、さっさと用をすませて試合を見たいのだ。1人の滞在時間は圧倒的に短く、高速回転していた。
6−0で迎えた7回裏、ロッテ藤原選手の強烈なゴロを宜保選手が横っ跳びでファインプレー。ヒットを阻止されたが、ライトスタンドのロッテファンから拍手が起きた。攻撃はもう十分−。ロッテファンの心には余裕が生まれつつあり、関心は佐々木朗投手の投球にしぼられていた。
7回の途中、会社の総務部の武井さんから電話が来た。「武井さんも試合経過が気になるのだろうか?」と思いつつ電話を取ると、完全なる業務連絡だった。仕事の連絡なので「チッ、こんな大事な時に」なんて思ってはいけない。気持ちを取り直し、試合に目を向けた。
終盤に向かっていくほどに「西口になるなよ…」という声が周囲から聞かれた。ノーヒットノーランや完全試合をあと1歩で逃した元西武西口文也選手のことを指していたが、そんな心配は無用だった。こうしてプロ野球28年ぶりの完全試合が成し遂げられた。
ヒーローインタビューの後、佐々木朗投手は外野まで足を運び、ライトスタンドに手を振ってくれた。その後、レフトスタンドにもちょこんと頭を下げた。すると、残っていたオリックスファンからも拍手が起きた。
この日はデーゲームだったこともあり、試合後のZOZOマリンスタジアムは「グラウンドウォーク」というイベントが開催された。試合後のグラウンドにファンが入れるのだ。佐々木朗投手の登場曲でもある「今夜このまま」など、あいみょんの楽曲がエンドレスで流れる中、多くの人が余韻に浸り、記念撮影していた。スコアボードは、途中から試合終了時の表示に切り替えてくれた。
実は私、15日のチケットもすでに購入済み。ゲンを担いで、試合前の金子記者に同じものを同じ数だけ差し入れようと考えている。
佐々木朗希には自然とストーリーがついて来る。これまで何度も驚かされてきた。連続奪三振の記録を塗り替えた4回表は午後2時46分に始まった。東日本大震災の発災時間。あれから11年と1ヶ月が過ぎた。
3・11のグラブ−。岩手・陸前高田市の小学3年生、朗希少年にとって、もともと大事な日だった。校庭の隅で遊びのようにボールに触れるのは3年生まで。4年生からは、高田スポーツ少年団の上級生達の練習に本格的に参加する。11日はいよいよ、という日。デビューへと両親に買ってもらった茶系色のグラブを入念にならしていた。
それが−。大津波から、懸命に高台へ逃げた。父と祖父母を失った。家も故郷も。「4月くらいから…切り替えたというか、いつも通りになれたのかなと思います」と回想したことがある。数ヶ月たって、流されたグラブと同じものを母陽子さんに買ってもらい、野球人生が始まった。「悲しいことだったんですけど、すごく今に生きてるなと。当たり前が当たり前じゃないとか、今あるものがいつまでもある訳じゃないとか思い知らされました」。希代の直球の原点が、ここにある。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が令和の世に力を示した。オリックス戦に先発しプロ初完投を令和初、28年ぶり史上16人目の完全試合で飾った。
ロッテ佐々木朗希投手(20)がプロ野球28年ぶりの完全試合を達成した。
佐々木朗にはメジャー関係者も注目する。高校時代、163キロを投げた直後にはメジャー9球団のスカウトが練習試合を視察したことも。この日のオリックス戦も、メジャー関係者が三塁側で視察。「松坂大輔、大谷翔平両選手を見てきましたが、彼らをはるかに超えていると思いました。松坂大輔が怪物であるならば、佐々木君は何という言葉で表現すれば良いのでしょうか?」と驚いていた。
オリックスがロッテ佐々木朗希投手(20)に阪急時代を含めて球団初の完全試合を食らった。
試合前まで今季の三振が1個だけだったオリックス吉田正尚が3三振。1試合3三振を喫したのは18年5月6日ソフトバンク戦(中田3)、同11日楽天戦(辛島2、高梨1)、20年8月8日ロッテ戦(二木2、南1)に次いで4度目。1人の投手に3個はソフトバンク中田に次いで2度目だった。
怪物ではない。スターだ!ロッテ佐々木朗希投手(20)が令和の世に力を示した。オリックス戦に先発しプロ初完投を令和初、28年ぶり史上16人目の完全試合で飾った。自己最速タイの164キロを投げ、日本タイ記録の19奪三振を奪った。1回から5回にかけての13者連続奪三振も、従来の日本記録9連続Kを大幅に塗り替える大記録になった。まだ4月10日。プロ3年目、一体どんなことを起こしていくのか。驚異の20歳が、いよいよスターダムにのし上がってきた。
令和4年、4月10日午後4時30分48秒。20歳5ヶ月と7日のロッテ佐々木朗希投手(20)が、西日のマリンで史上最年少の完全試合を達成した。「あまり実感はないんですけど、すごくたくさんの選手におめでとうと言ってもらえて。嬉しかったです」。帰ってから浸ります−。そう付け加えた。
大記録。手を広げ、後ろを向いた。影を伸ばし、白い歯がこぼれる。右手を左手にぶつけて感情を示し、捕手松川と拳を重ねた。ネット裏は4階席まで立ち上がって拍手喝采。皆、今は隣同士でも距離を置くべきと知っている。それでも知らないファン同士が感情を共有する。目撃者として、語り継ぐために。
161キロの1球目で生まれたざわつきは、2時間半の単なる序章だった。初回の3番吉田正から5回の西村まで、13者連続K。「しっかり松川を信じて投げられたことと、特に三振は狙っていないので、しっかりバックを信じて投げることができたからかなと思います」。午後2時52分40秒、10連続Kの日本新記録で、スタジアムの興奮はもう止められなかった。
甲子園のかかった試合、投げなかった。プロ1年目も投げなかった。色々聞こえる。「その時は自分としては…言い返すのもムダですし、そっちに集中するのもムダなので。自分のやるべきタイミングや出番はあると思うので、その時までコツコツやり続けると」。涙の岩手大会決勝から990日。これ以上の答えはあるだろうか。
昨年の秋より5キロ前後、平均球速が上がった。腕の振りは同じままなのか、出力を上げたのか。「同じ振りです」と言う。「ここまで地道にトレーニングしてきたので、少しずつですけど成果として表れてきてくれてるかなと」。この日の直球の平均球速は159.8キロ。それでいてストライク率は78.1%を誇る。経験豊富なプロの打者達でも対応できなかった。
試合後には報道陣の質問に丁寧に答えながら、右手指の付け根をほぐしていたわった。シーズンは長い。「1年間、こう、長く投げて、何年もそれを続けられるような投手になりたいと思うので。この1試合に終わらず、いいピッチングを長くできるような投手になりたいなと思っています」。まだ20歳。この先、何を塗り替え、何を打ち立てていくのだろう。13連続奪三振の金字塔を自ら塗り替える自信は?
「いやぁ、もう大丈夫です、はい」。
こんな言葉を聞いたって、そう簡単には信じられない。
巨人や大リーグ・レッドソックスなどで活躍した上原浩治氏(47=日刊スポーツ評論家)が10日、滞在中の米国でツイッターを更新し、ロッテ佐々木朗希投手(20)の完全試合を祝福した。
「皆さん、おはようございます
日本の野球 情報をチェック…
わぉ〜
ロッテの佐々木投手が完全試合
あとで、映像を見ようっと
凄いなぁ、まだ20歳…前にも言ったでしょ、伸びしろしかないって
おめでとう」と絵文字入りでつづった。
佐々木朗は日本タイとなる19奪三振で28年ぶりの完全試合を達成。 上原氏は2月20日にTBS系「サンデーモーニング」に出演した際にも言及。「もう、素晴らしいです。伸びしろしかないですね。これからどんどん伸びていくと思います。怖いですね」と絶賛していた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)の大記録に、地元も喜んだ。
陸前高田市の戸羽太市長(57)はテレビ観戦し「すごかった。もう、涙出ましたよ」と感極まったことを振り返った。「13連続三振も鳥肌でしたけど、最後に19三振で終わって、本当に涙が出ました。普段はそんなに泣いたりしないんですけどね」。
佐々木朗の亡き父功太さんの旧友でもあり、今年の成人式でも久しぶりに再会していた。「いよいよ本領発揮かなということですごく期待してますね。どうしてもケガだけが心配ですけどね」と親心も見せた。
陸前高田では市民有志による「佐々木朗希選手を応援する会」が発足し、シーズン開幕後の3月30日には設立総会が開かれている。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が、28年ぶりの完全試合を達成した。
井口資仁監督(47)は試合後に「三振数もそうですが、9回もしっかり投げ切れたということ、その中で完全試合ということで、本当に素晴らしい投球です」と絶賛。「まぁ、いずれやるだろうなとは思っていましたけど、こんな早い段階でこういう試合ができるとは思わなかったですね」と興奮しながら話した。
ドラフト会議で1位競合の末に井口監督が当たりくじを引き当てた。「ドラフトの時から、こういうすごい投球ができる投手だと思って取っているので、こういう形で達成できたことは朗希自身が1番素晴らしいことですが、チームにとってもプラス」と若者の活躍をたたえた。
今季から担当する木村龍治1軍投手コーチ(51)も「1戦目でうまくいかなかったこと、2戦目でもできなかったことがそれぞれできて。今回の登板前も反省点をぬかりなく、丁寧にやっていました。今日はパーフェクトという形になりましたけど、それまでの過程で自分で主導権を握って投球できていたから、こういうふうにつながったと感じます」と振り返った。
学生時代から取り組んできた柔軟性を高める意識には、一目置いているという。「可動域が確保できるというのは、毎回同じ球が投げられる再現力にもつながります。故障のリスクも減ります。小さい頃からの継続が今に至っている」と速球の原動力を分析した。
開幕3戦目を任せ、日曜日のローテーションが続いている。「今のマリーンズのエースは石川」としながら「いずれ初戦を投げられるような選手になっていけばいいと思います」と期待していた。
西武辻発彦監督(63)が、完全試合&19奪三振の日本タイ記録を達成したロッテ佐々木朗に「すごい」を連発した。
取材は6−0で快勝したソフトバンク戦の試合終了直後。映像などは見れていなかったが、報道陣から偉業の結果を聞いた。「すごいな!完全試合かよ!1面だなー。すごいな。やっぱりコントロール良いもんね。フォアボールを出さないからね、すごいな。すごい!」と素直に感嘆した。
18歳5ヶ月のロッテ松川虎生捕手(市和歌山)が、20歳5ヶ月の佐々木朗希投手の完全試合を演出した。
ボール球の少ない奪三振ショーをリードし、打っても6回の3点適時二塁打で先輩を喜ばせた。若きドラフト1位バッテリーがいきなり偉業をやってのけ、ロッテの未来を照らした。
松川にとっても初めての完全試合だった。「すごかったです」と目を丸くした。「本当にどんどんストライク取って、テンポも良く、打者に考える時間がなかったことがすごく良かったです」と、ともに作り上げた偉業を振り返った。
分水嶺は4回にあった。2死後、打席には“三振しない男”吉田正。内角へのカーブ2球で、さっと追い込んだ。佐々木朗は「松川のサインなんですけど」と明かし「ああいったところが次の打席に生きたりだとかしていると思うので、そこに本当に感謝しています」と口にした。この日3球投げたカーブのうち、2球が吉田正の打席。見事なゲームプランだった。
若いバッテリーはロッカーが隣同士だ。「松川は今日は何本打つやろうな、とか言ってくれるので。すごく気持ちは楽になりますし、本当に言った通りに打てることがあるので」。この日、6回2死満塁での3点適時二塁打も、あと1メートル高ければバックスクリーンへの満塁本塁打だった。ベンチ前で佐々木朗は「オーマイガー」ポーズをしながら喜んだ。2人がどんどん様になっていく。
松川を信じて投げた−。先輩のお立ち台での言葉も嬉しかった。「しっかり放ってくれるということは、すごく信頼していただいているので。もっともっと上を目指してやっていきたいなと思います」。まだまだ始まったばかりのプロ野球選手人生。意気込みを新たにした。
マスクをかぶっていたのは高卒ルーキーの松川虎生捕手。完全試合でマスクをかぶった捕手で、新人だったのは高卒に限らず松川が初めてだ。なお、無安打無得点試合では54年に山下(近鉄)が達成した試合で社会人出身ルーキーの原が出場していたケースがあったが、「高卒新人」が無安打無得点試合でマスクをかぶったのは、2リーグ制後では初。
ロッテ佐々木朗希投手(20)がプロ野球28年ぶりの完全試合を達成した。
ロッテ佐々木朗希投手(20)がプロ野球28年ぶりの完全試合を達成した。20歳5ヶ月での達成は史上最年少記録。さらに19奪三振は日本タイ記録、初回から5回にかけて奪った13者連続三振は日本記録だった。
偉業達成に、重光会長オーナーからもお祝いが届いた。佐々木朗は「ロッカーに戻ったらたくさんの祝福メールやLINEなどをいただきました。重光昭夫会長オーナーからも『完全試合、日本新の13者連続三振、おめでとうございます。素晴らしい投球でした』と試合後すぐにメッセージをいただき、とても嬉しかったですし光栄でした。色々な方にこうやって祝福の言葉をいただけて、本当に幸せだなと思います。次回登板も頑張ります」と明かした。
ロッテ佐々木朗希投手(20)がプロ野球28年ぶりの完全試合を達成した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | x | 6 |
すごい。そんな言葉では安い。もっと最上級の表現はないかと辞書で探したが、見つけられなかった。
佐々木朗の前回登板の3日西武戦を球場で見た。打者への初球が上ずっていた。2球目からは制球され、修正能力自体も高いが、オリックス戦は初球の入りから制御されていた。連続奪三振の途中から打者は200%直球待ちの状況で良かった。だが球種を絞られても振り遅れのファウルしか飛ばない。威力があり、見せ球の必要もないから19奪三振を105球でなせる。
ルーキー捕手の松川とのコンビ。若いバッテリーで、どちらが主体でリードを考えているか。西武戦後に聞くと佐々木朗は「自分が主体で考えてます」と答えていた。実際にサインに首を振る場面も目立った。
だが、わずか1週間後の松川には成長を感じた。9連続奪三振がかかった4回1死。バレラにカウント1−2から内角直球のサイン。私は空振りの確率が高いフォークと思ったが、松川は第1打席でフォークを一ゴロに当てられた感覚があったのだろう。佐々木朗も一瞬、間を置いたが、女房役の意図を信じた。見逃し三振を奪い「お前の言う通りだ」と言わんばかりに人差し指を突き出した。この見逃し三振でバッテリー間の信頼感が高まった。
次の日本記録に挑んだ吉田正は球界で最も三振をしない打者だ。何を選択するか注目していたら、意表を突く2球連続カーブで追い込んだ。記録に浮かれることなく、1年目の高卒捕手がこれだけ冷静に状況を見ているのは、驚きだ。
27人目の杉本も3球連続フォークで決めた。最後にこの試合で1度も見せていないパターン。佐々木朗の勝負球は基本的に160キロ前後の直球と140キロ後半の高速フォーク。2種類だが、打者への組み立ては全て微妙に違った。配球に奥行きを感じた。
今後は相手の野球が変わってくるだろう。初回、ロッテの無死二、三塁、1死二、三塁の状況でオリックスは定位置の守備態勢だった。普通なら初回で最少失点は受け入れ、前進守備はしないが、佐々木朗に対しては1点勝負になる可能性が高い。それほどの力がある。
今は直球の質を求め、球種を絞っているが、スライダー、カーブも勝負球に加わったら、将来的に投手としてどんな域に達するのだろうか。体も未完成で、昨年の中10日の間隔から、今季はシーズンを通して通常の中6日に順応することも課題だ。伸びしろがあるから楽しみが増える。
テレビ観戦ではあるが、こんな試合に立ち会えて、久々に鳥肌が立った。途中で「初めて完全試合を見られるかも」と思ったが、自分も日本シリーズで完全試合を達成していたことを忘れるほど熱くなった(笑)。だがこの1度だけではない。佐々木朗の投球には2、3度と特別な瞬間が訪れる可能性が十分にある。
西武が5回に三重殺。甲斐の三塁ゴロを捕球した山田が三塁ベースを踏み、二塁、一塁と転送して完成した。西武は昨年8月14日楽天戦で三重殺を記録しており、この時以来プロ野球173度目、パ・リーグ86度目。
ロッテ佐々木朗希投手(20)がプロ野球28年ぶりの完全試合を達成した。20歳5ヶ月での達成は史上最年少記録。さらに19奪三振は日本タイ記録、初回から5回にかけて奪った13者連続三振は日本記録だった。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が、ドラフト1位ルーキーの松川虎生捕手(18)とのコンビで、オリックス戦で完全試合の快挙を達成したことを受け、ツイッターに「松川くん」とともに「小園くん」もトレンド入りした。
松川は市和歌山時代にDeNAからドラフト1位指名された小園健太投手(19)とバッテリーを組み、3年春のセンバツに出場。同じ高校から、バッテリーで同時に1位指名されたのは、プロ野球史上初の快挙だった。
オリックスがロッテ佐々木朗希投手(20)に阪急時代を含めて球団初の完全試合を食らった。
試合後、3三振を喫した選手会長の吉田正は「完全に相手が上だったと思います。今日は完全にやられました。(軌道と)接点がなかった。直球も対策しましたけどフォーク待ちで最後(振りに)いっても、最後(バットが)出なかったです。フォークがストーンと消えるので」と明かした。
佐々木朗と同学年の紅林は6回無死から中飛を放ち、連続奪三振記録を13で止めた。「バケモンでした。どうにもできないなという感じでした。(中飛は)完全にたまたま。本当、前に飛ばさないと。コトを起こさないと試合が動かないと思った。手からボールが離れる前に振ったイメージでしたけど詰まった」と脱帽した。
福田は「正直、(試合を)やっていて楽しさはあった。こんなにすごい投手と対戦できるという。このピッチングをされたら、仕方ない。次はイメージできている。次の対戦に生かせるようにしたい」と次回対戦でのリベンジを誓った。
ロッテ佐々木朗希投手(20)がプロ野球28年ぶりの完全試合を達成した。94年5月18日に巨人槙原寛己が広島戦で達成して以来、21世紀初の快挙で、20歳5ヶ月での達成は史上最年少記録となった。
また1試合19奪三振は、95年のオリックス野田浩司と並ぶ日本記録。テレビの前で全投球を見届けた野田氏は「圧巻のピッチングを見せられましたね」とため息。その後「いや、もう、ボールがすごいです。真っ直ぐがすごいし、フォークも素晴らしい。ベースの上でワンバウンドしたフォークではなく、ベース板を外れたフォークにでも打者が飛びついて振りにいってしまっている。それもあのストレートがあるからですよ。タイミングを早めに取らないと、合わせることができない。ほぼ2つの球種で完全試合をやりとげましたね」と感嘆の言葉が続いた。
実は、予感があったという。「少し前、解説の仕事で球場に行ってだれかと話していたとき『多分、佐々木君に俺(の三振記録)は抜かれるよ』と話していたんです」と明かした。3年目を迎えた右腕の今季の充実をテレビ越しに見る度、そんな思いが胸にふくらんでいた。
ただ「今の野球は、球数をたくさん投げない。球数がかさむと交代になるから、そういう意味では厳しいかなとも思っていました。しかし今日の投球なら、球数もいかない。いい当たりすらなかったですよね」と驚嘆。中でも、完投を目指す投手にとって体力的には胸突き八丁のイニングになる8回に「3者連続三振なんて、すごいとしか言いようがない」とため息をついた。
野田氏も27年前の4月21日、同じ千葉マリン(当時)で日本記録を達成した。「今回も千葉が舞台になりましたね…。確かにオリックスは本来の打順を組めてはいないけれど」と新型コロナウイルス感染者続出に苦しむ古巣の現状を理解しながらも「今日の佐々木君の投球なら、相手がどのチームでも大苦戦したと思います。まだ3年目…。でも投球は完成形に近づいている。ここからどれだけの記録をつくるのか、想像がつかないですね」と未来に思いをはせた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)がプロ野球28年ぶりの完全試合を達成した。20歳5ヶ月での達成は史上最年少記録。さらに19奪三振は日本タイ記録、初回から5回にかけて奪った13者連続三振は日本記録だった。
試合後のヒーローインタビューは以下の通り。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が史上16人目の完全試合を達成した。槙原寛己(巨人)以来28年ぶりの快挙。
過去の完全試合達成者は以下の通り。
ロッテ佐々木朗希投手(20)がプロ野球28年ぶりの完全試合を達成した。
初回から歴史的な奪三振ショーを展開。自己最速タイとなる164キロの直球を中心に、140キロ台後半の高速フォークとのコンビネーションで、1回2死の吉田正から5回スリーアウト目の西村まで13者連続三振を奪い、64年ぶりに日本記録を更新した(これまでは57年阪急・梶本隆夫、58年東映・土橋正幸の9者連続)。
その後も順調にアウトを重ね、9回2死、27人目の打者となる代打杉本を空振り三振に打ち取り、快挙達成。94年5月18日に巨人槙原寛己が広島戦で達成して以来、21世紀初の快挙で、20歳5ヶ月での達成は史上最年少記録となった。
19奪三振も95年の野田浩司(オリックス)に並ぶ日本タイ記録。
試合後、ヒーローインタビューに立った佐々木朗は「最高です」と大歓声を浴びた。完全試合の意識は「正直あまり意識してないです。打たれたらそれでいいかなと思って、最後まで(捕手の)松川を信じて投げました」と喜んだ。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が34イニング連続奪三振をマークした。
初回にオリックス吉田正尚から三振を奪うと5回にかけ13者連続三振を奪い、64年ぶりに日本記録を更新。6回先頭の紅林が中飛となり連続三振は止まったが、2死から9番宜保を三振に打ち取った。7回は吉田正、8回はラベロ、福田、渡部から3者連続で三振を奪った。9回も2死から杉本を三振を奪い、日本タイ記録に並ぶ合計19奪三振で完全試合を達成した。
佐々木朗は昨年10月14日のオリックス戦(京セラドーム)の2回に中川圭からフォークで空振り三振を奪って以降、公式戦(CS除く)4試合で25イニング連続奪三振をマークし、この日を迎えていた。
同一シーズンの記録では、20年7月から8月にかけての5登板でオリックス山本由伸投手が挙げた25イニングが日本人としては史上最長記録となっている。佐々木朗はこの時点で、同一シーズンとしては開幕から15イニング連続奪三振となる。
同記録は、NPBではソフトバンク・サファテ投手が、リリーフとして15年に41試合かけて達成した43イニング連続が史上最長。
投手(20)が、1回2死から5回にかけて13者連続三振を奪い、64年ぶりに日本記録を更新した。
6回以降も毎回の奪三振で、95年野田浩司(オリックス)の日本記録、19三振に並んだ。ロッテの球団記録は79年村田兆治の16三振だった。
これまでの奪三振記録は以下の通り。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が歴史的な奪三振ショーを展開した。初回から5回にかけ13者連続三振を奪い、64年ぶりに日本記録を更新した。
初回2死、吉田正から148キロフォークで空振り三振を奪うと、2回はラベロ、福田、西村を3者連続。さらに3回も紅林、福永、宜保から空振り三振を奪い、4回も後藤、バレラを斬って取ると、再び吉田正から空振り三振を奪った。
スタンドがさらなる奪三振を期待する中、快進撃は続く。5回もラベロを見逃し、福田を空振り、そして西村を見逃し三振に仕留めた。6回先頭の紅林が中飛に倒れるまで、13個の「K」を並べた。この間、自己最速の164キロも2度マークした。
これまでの記録は57年梶本隆夫(阪急)、58年土橋正幸(東映)が樹立した「9」だった。
メジャーでも70年のトム・シーバー(メッツ)ら過去4人が記録している「10」が最多。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が、1回2死から5回にかけて13者連続三振を奪い、64年ぶりに日本記録を更新した。これまでの日本記録は「9」、大リーグ記録は「10」。
ツイッターでは「佐々木朗希」「吉田正尚」「完全試合」「日本記録」「佐々木くん」「プロ野球新記録」などが次々とトレンド入り。
「どこまでいくんだ!歴史的ピッチング」「吉田正尚から2打席連続三振。いかにすごいか…オリックスファンだからこそすごさが分かって恐ろしい」「完全試合阻止できたら、勝ちや」「完全試合ペースやん」「とんでもない試合を見てしまった」「奪三振記録は野田浩司の19奪三振、完全試合は94年の槙原寛己以来28年ぶり」などのコメントが寄せられた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が、自己最速タイとなる164キロをマークした。
3回、オリックス福永への3球目が球場スピードガンで「164」と表示された。場内から大きな拍手が起きた。今季初登板となった3月27日の楽天戦(楽天生命パーク)の初回に164キロをマークしており、2週間後に自身の記録に並んだ。同じ3回、宜保の4球目にも164キロを投げた。
佐々木朗は岩手・大船渡高時代の3年春、高校日本代表1次候補合宿の紅白戦で、国内高校生史上最速の163キロをマーク。プロ33年目の今季は2月の練習試合から160キロ台をマークし、シーズン開幕後の投球が注目されていた。
日本人の最速記録は165キロで、エンゼルス大谷翔平が日本ハム時代、16年10月16日にCSソフトバンク戦(札幌ドーム)で記録している。大谷は当時22歳。同じ岩手県出身の佐々木朗は、20歳にしてあと1キロに迫っている。
NPB最速記録は21年8月13日、巨人チアゴ・ビエイラ投手(29)が中日戦(東京ドーム)で投じた166キロとなっている。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が、1回に投じた直球5球全て160キロを超えた、
1番後藤は161キロ、160キロ、162キロで2ストライクと追い込むと、146キロのフォークで二ゴロ。
2番バレラは161キロで1ストライクとし、連続フォークで一ゴロに抑えた。
3番吉田正は初球、外角低めに160キロを決めると、147キロフォークで空振り、最後は148キロフォークで空振りを奪い、3球三振に打ち取った。
これで昨年10月14日のオリックス戦(京セラドーム)の2回に中川圭からフォークで空振り三振を奪って以降、26イニング連続三振を記録した。
佐々木朗は前回登板となった3日の西武戦でも、1回の直球10球全て160キロ超えをマーク。最速163キロで、8回3安打1失点。毎回の13奪三振で今季初勝利を挙げた。
ロッテ中村奨吾内野手(29)が10日、出場選手登録された。
中村奨は新型コロナウイルスの陽性判定を受け、3日に特例2022の対象選手として出場選手登録を抹消されていた。
この日はZOZOマリンでのオリックスとの試合前、守備、走塁、打撃と精力的に汗を流した。
ロッテは10日、佐々木千隼投手(27)を特例2022で出場選手登録抹消とすることを発表した。
同投手の近い関係者が新型コロナウイルス陽性判定を受け、濃厚接触の疑いがあると判断されたため。
ロッテは10日、5月1日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で元女子プロレスラーの豊田真奈美氏が始球式を行うと発表した。
当日は球団のオフィシャルスポンサー岩下食品株式会社の冠協賛試合「岩下の新生姜スペシャルデー」として開催され、同商品の熱烈ファンである豊田氏が始球式を務める。午後1時50分頃からの予定。
豊田氏は球団を通じ「ファーストピッチセレモニーにお声掛けいただき、ありがとうございます。現役の時に痛めた右肩にはボルトが入っていて投げる事はできないので、左投げに挑戦させてもらいます。失礼ない投球ができるように練習を重ね、本番を迎えさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します」とコメントした。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が、プロ野球史上16人目となる完全試合を達成した。本紙専属評論家で昨季まで日本ハムで1軍投手コーチや2軍監督を務めた荒木大輔氏(57)は、その快投を「異次元」と表現。そこにある成長に言及した。
佐々木朗ほどのパワーピッチャーだと、奪三振記録は現実味がある。驚かされたのは、初めて9回を投げ切って完全試合を達成したことだ。
打者27人に対し、初球がボールになったのは9人だけ。ストライクゾーンで勝負し、力で圧倒して実現させた。まさに「異次元の投球」だ。
昨季、日本ハムの投手コーチとして対戦して、投げる度に課題を克服しているという印象を受けた。3回くらいまで打てないのだが、スタミナ切れでスピードが落ちてくるとプロの打者は対応する。その手も足も出ないイニングが、対戦する度に延びていった。
今季のオープン戦は力に頼ってシュート回転する真っ直ぐが多く、もっと投げ込まないと解消できないだろうと思っていた。前半は荒々しい投球で、中盤から崩れていくイメージ。この日は最後まで球の力が落ちず、成長度は一皮、二皮むけたどころではない。
しかも、相手は昨季リーグ王者のオリックス。初球から積極的に振ってくるものの、追い込まれるとしぶとい打者が多い。簡単には三振してくれない打者の代表格、3番・吉田正と5番・福田から3打席連続で奪った。右打者は、外に流れる明らかにボール球のフォークボールを空振り。それだけスピードと切れがあったという証拠だ。
100球近くまで球威が落ちなくなり、今後は少々調子が悪くても6、7回まで安定した投球ができるだろう。9日にオリックスの球団記録を更新する18連勝を飾った山本のように、投げれば普通に勝っておかしくないパフォーマンスが期待できる。佐々木朗をうまくリードし、偉業達成に導いた新人捕手・松川のすごさも付け加えておきたい。
ロッテとコンディショニングなどのアドバイザリー契約を結ぶ廣戸(ひろと)聡一氏(60)が佐々木朗希投手(20)の素顔を明かした。廣戸氏が提唱する「4スタンス理論」を超越した人間性の部分にすごみを感じ取った。
素晴らしい投球でした。彼の野球や投球に対する日々の取り組み方を知る人間からしたら驚きというよりも、これぐらいはやるだろうと思っていた人も多いと思います。
30年近くプロ野球選手を見てきて、超一流レベルになる選手は、体を動かすコツを自然と身につけています。佐々木投手も当然、その1人です。そして、今まで見てきた選手の中でもっとも体幹の使い方が柔らかい。それが彼の出力を生み出しています。
佐々木投手は「4スタンス理論」では、かかとの外側に重心を置く「B2型」。楽天の田中将大投手や米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手と同じです。今日の投球は高く上げる左脚を上体の近くに抱え込めていて、グラブの位置も自身の体から離れず、ボールに強い力を伝えることができていました。
佐々木投手の真の能力は理論を超越したところにあります。投手にはコンディショニングや投球メカニックについて聞かれることがほとんどですが、佐々木投手からは最近、フィールディングについての質問を受けました。一塁側、三塁側への打球の入り方、そしてその後の各塁への送球。自身の投球だけにこだわるのではなく、もっとチームのために、一流のプロはどうあるべきか、ということを常に考えている姿勢に驚かされました。
佐々木投手には恵まれた能力の土台に優れた人間性があります。丁寧さ、素直さ、理解力、頭の中で立体的に捉える力、気配り…。その土台があってこそ、この投球が生まれたと思っています。野球に対する情熱は計り知れない。彼が見据える先は誰も想像しない高みにあるはずです。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日、オリックス3回戦(ZOZOマリン)で史上16人目、16度目の完全試合を達成した。1994年の巨人・槙原寛己以来28年ぶりで、20歳5ヶ月での達成は史上最年少。13者連続奪三振のプロ野球新記録を樹立し、1試合19奪三振の最多記録に並んだ。初完投初完封で今季2勝目を挙げた「令和の怪物」が、プロ野球史に残る伝説を生んだ。
どよめきが起こる中、歴史の扉をこじ開けた。27人目の打者、杉本を147キロのフォークボールで空振り三振に仕留めると両手を広げた。ポーカーフェースが会心の笑みに変わる。佐々木朗が史上最年少(20歳5ヶ月)で完全試合を達成。マウンドに駆け寄った仲間から水をかけられ、手荒い祝福に酔った。
「あまり実感はないが、たくさんの選手から『おめでとう』と言ってもらえて嬉しかった。しっかり、心をコントロールしながら最後まで投げることができました」。
最高気温24.5度。2万2431人の観衆が偉業の目撃者となった。1回2死で吉田正から空振り三振を奪うと、6回先頭・紅林の中飛で途切れるまで13者連続で三振を奪った。1957年の阪急・梶本隆夫、58年の東映・土橋正幸の9者連続を抜くプロ野球新記録となり、米大リーグ記録の10者連続を上回る世界記録≠樹立した。
3回には自己最速タイの164キロを計測。105球中、64球投げた直球の平均球速は驚異の159.78キロを記録した。九回にも160キロを計測するなど球威が落ちず、落差の大きいフォークボールも操った。1試合19奪三振は95年のオリックス・野田浩司と並ぶプロ野球記録となった。
初完投初完封が完全試合。3年目の飛躍の裏に「心のコントロール」があると自己分析する。「ボールが先行すると逆に力んでしまったりとかが、僕の中では多い。しっかり自分のボールを信じて腕を振れたかなと思います」。昨季経験した優勝争いの中での登板が「令和の怪物」を異次元の領域へと進化させた。
強い心を育んできた。岩手・陸前高田市で生まれ育ち、小学3年だった2010年に野球を始めた。翌11年3月11日に発生した東日本大震災で父、功太さん(享年37)と祖父母が犠牲になった。実家も津波で流され、大船渡市に移り住んだが、それでも野球を辞めず、猪川野球クラブに入団。グラウンドには仮設住宅が建っていたため、練習場所を求めて4、50分歩いた。時には河川敷の岩場でノックを受けたこともあった。
ロッテとは不思議な縁で結ばれる。幼少期、祖父母の家を訪れると決まって煎餅とロッテのチョコパイが用意されていた。「(震災後は)たくさんの人に支えられ、頑張ることしかできなかった。今は勇気や希望を与える立場にあると思う」と話してきた佐々木朗。野球への強い思いと運命が結びつき、球史に残る快投が生まれた。
ヒーローインタビュー後、日曜日の登板で連勝したサンデー朗希≠ヘ用意していたファンへの感謝の言葉を伝えることができず、後悔を口にしたという。「(記録達成は)明日からしっかり忘れて。1年間こういうパフォーマンスできるように準備していかないといけない」。「令和の怪物」の伝説はまだ始まったばかりだ。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日、オリックス3回戦(ZOZOマリン)で史上16人目、16度目の完全試合を達成した。1994年の巨人・槙原寛己以来28年ぶりで、20歳5ヶ月での達成は史上最年少。13者連続奪三振のプロ野球新記録を樹立し、1試合19奪三振の最多記録に並んだ。初完投初完封で今季2勝目を挙げた「令和の怪物」が、プロ野球史に残る伝説を生んだ。
プロ野球、ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日、千葉・ZOZOマリンスタジアムのオリックス戦で完全試合を達成。28年ぶりの快挙に芸能界のファンも沸いた。
宮城で育ったお笑いコンビ、サンドウィッチマンの富澤たけし(47)はブログを更新し、東北を背負う佐々木投手に「岩手の星、岩手の希望としてこれからも頑張って欲しいですね!」とエール。元ロッテの投手、倉持明氏(69)の娘で元AKB48のタレント、倉持明日香(32)はツイッターに号泣マークと拍手の絵文字を添え、「素晴らしい」とたたえた。
また、ロッテファンで始球式に登場したことがあるお笑いコンビ、ぺこぱの松陰寺太勇(38)も「仕事で見れなかったけど、ろーき選手おめでとうー!!!!そしてロッテに来てくれてありがとう!!!(まだ居てね。)」と鴎党として感謝していた。
ロッテの高校出ルーキー、松川は偉業を成し遂げた佐々木朗を好リードした。大記録がかかり緊張感が高まる中で最後までマスクをかぶり「どんどんストライクを取って、打者に考える時間を与えなかった。すごかったし、(不安よりも)わくわくの方が大きかった」と興奮気味に話した。
オープン戦から「怪物」の160キロを超える球を受け続けてきた。3−0の6回2死満塁では宮城の初球を中越えへ運び、3点二塁打としてバットでも貢献。「何とか打つことができた」とほっとした様子だった。
ロッテ・重光昭夫代表取締役会長オーナーが10日、佐々木朗希投手(20)の快挙達成を祝福した。
佐々木朗は球団広報を通じ、「ロッカーに戻ったら沢山の祝福メールやLINEなどをいただきました。重光昭夫会長オーナーからも『完全試合、日本新の13者連続奪三振、おめでとうございます。素晴らしい投球でした』と、試合後すぐにメッセージをいただき、とても嬉しかったですし、光栄でした。色々な方にこうやって祝福の言葉をいただけて、本当に幸せです。次回登板も頑張ります」と明かした。
米大リーグの連続奪三振記録は10で、佐々木朗の13はそれを上回った。昨年の8月にバーンズ(ブルワーズ)が達成し、史上3人目だった。
1試合の奪三振数は延長を含まない9回では20が最多で、最近では2016年に当時ナショナルズのシャーザーが記録。レッドソックスのクレメンスは2度ある。
完全試合は過去20人以上が記録し、最近では12年8月にマリナーズのヘルナンデスが成し遂げた。
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が10日のオリックス戦で完全試合を達成したことに、地元・岩手県の関係者からは「すごすぎて言葉が出ない」と感嘆の声が上がった。
岩手県立大船渡高野球部で佐々木投手とチームメートだった千葉宗幸さん(20)=東京都八王子市=は、インターネット中継で観戦。「かっこよくてしびれた。朗希の活躍には元気をもらえる」と喜んだ。千葉さんの父で、野球部の遠征の際にバスの運転をした耕成さん(56)=同県大船渡市=は「まさか完全試合を達成するとは」と興奮気味に話した。
佐々木投手は、東日本大震災で大きな被害を受けた同県陸前高田市の出身。津波で家族を失い、自宅も流され、大船渡市に引っ越した。千葉さんは「大船渡も震災の影響で練習場所が限られていた。グラウンドを借りたり、狭い場所で練習したりしていた小中学校時代を思うと信じられない。ケガに気を付けて、日本を代表するピッチャーになって欲しい」と声を弾ませた。
大船渡高野球部OBで同部の監督経験もある県立宮古恵風支援学校副校長の吉田亨さん(55)は「鳥肌が立つほどすごい。OBとして、野球ファンとして嬉しい」と感激。佐々木投手の活躍が被災地の希望になっているとして「感謝の気持ちが強い。一流の選手になった。さらに素晴らしい投手になると思う」と話した。
オリックスは佐々木朗に歯が立たなかった。160キロ台の直球と高速のフォークボールに手も足も出ず、1回2死で吉田正が空振り三振に倒れてから5回の西村まで13者連続三振。2年ぶりに1試合3三振を喫した吉田正は「完全にやられた。修正しながらやったけど、相手が上だった」と白旗を揚げた。
連続三振を止めたのは佐々木朗と同学年の紅林だった。6回の第2打席で中飛となり「投げる前に振るくらいの意識でいったけど、詰まった。化け物でした」と苦笑い。中嶋監督も「素晴らしい投球だった。何とかしようと思っても、さらに上をいかれた」と脱帽した。
28年ぶりの快挙が生まれた。プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が10日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス3回戦で、21世紀に入ってからは初で、史上16人目となる完全試合を達成した。20歳5ヶ月は史上最年少。
1994年5月に槙原寛己(巨人)が達成した後は、セ、パ両リーグで計23人がノーヒットノーランを記録しているが、偉業達成には至らなかった。パ・リーグでは78年8月31日の阪急(現オリックス)の今井雄太郎以来で44年ぶり8人目。球団では73年八木沢荘六に次いで2人目。
プロ3年目の佐々木朗は投球数105で昨季リーグ制覇したオリックス打線を完璧に封じ込み、打者27人をプロ野球タイの19奪三振、内野ゴロ5、内野飛球1(捕邪飛)、外野飛球2に仕留めた。1回途中から奪った13連続三振はプロ野球新記録で、自身初完投となる今季2勝目、通算5勝目は球史に名を刻む白星となった。チームは6−0で勝った。
ロッテの先発・佐々木朗希投手(20)がプロ野球史上16人目となる完全試合を達成した。巨人・槙原寛己が1994年5月18日の広島戦で達成して以来、28年ぶり16度目の快挙で、令和&21世紀で初となった。
佐々木朗は9回をわずか105球で投げ切った。直球は自己最速に並ぶ164キロをマークした。
何とこれが自身初完投&初完封で、完投がなかった投手が完全試合を達成するのはプロ野球史上初だ。これまでの佐々木朗が投げた最長のイニングは2021年9月10日の楽天戦と、前回登板の4月3日の西武戦の8回だった。
20歳5ヶ月での達成は史上最年少。1960年8月11日の大阪戦で達成した大洋・嶋田源太郎の20歳11ヶ月を抜いた。さらに、プロ通算14試合目での達成も最速記録。昨年の5月16日の西武戦でプロデビューして以来、1年未満での達成だから驚異的だ。
この日は13者連続奪三振も達成し、これまでの「9」を超えてプロ野球記録を樹立。1試合19奪三振はプロ野球記録タイと、記録ずくめの伝説的な1日となった。
令和の怪物が歴史的快挙だ。ロッテの先発・佐々木朗希投手(20)が、プロ野球史上16人目となる完全試合を達成した。巨人・槙原寛己が1994年5月18日の広島戦で達成して以来、28年ぶり16度目(16人目)となった。1回2死から5回を終えるまでにプロ野球記録となる13者連続奪三振を達成。最速は自己タイの164キロをマークするなど圧巻の投球を披露した。その後も順調に三振を奪い、この試合19個の三振を奪った。ロッテ・井口監督の一問一答は以下の通り。
令和の怪物が歴史的快挙だ。ロッテの先発・佐々木朗希投手(20)が、プロ野球史上16人目となる完全試合を達成した。巨人・槙原寛己が1994年5月18日の広島戦で達成して以来、28年ぶり16度目(16人目)となった。1回2死から5回を終えるまでにプロ野球記録となる13者連続奪三振を達成。最速は自己タイの164キロをマークするなど圧巻の投球を披露した。その後も順調に三振を奪い、この試合19個の三振を奪った。佐々木朗の一問一答は以下の通り。
圧倒的な記録ラッシュとなった。ロッテの先発・佐々木朗希投手(20)がプロ野球史上16人目となる完全試合を達成した。巨人・槙原寛己が1994年5月18日の広島戦で達成して以来、28年ぶり16度目。20歳5ヶ月での達成は史上最年少記録で、これまでの記録は1960年8月11日の大阪戦で達成した大洋・嶋田源太郎がの20歳11ヶ月だった。
1回2死から5回を終えるまでにプロ野球記録となる13者連続奪三振を達成。9回2死からは杉本を空振り三振に仕留め、この試合19個の三振を奪った。
これまでの連続奪三振のプロ野球記録は9人連続奪三振だった。阪急・梶本隆夫が1957年7月23日の南海戦で、東映・土橋正幸が1958年5月31日の西鉄戦で記録。佐々木朗は64年ぶりにプロ野球記録を塗り替えた。米大リーグの記録は「10」で、こちらも上回った。
また、これまでの1試合の最多奪三振の記録は「19」。オリックス・野田浩司が1995年4月21日にロッテ戦で記録した(試合は1−2で敗戦)。佐々木朗はこの記録にも並んだ。
令和の怪物が歴史的快挙だ。ロッテの先発・佐々木朗希投手(20)が、プロ野球史上16人目となる完全試合を達成した。巨人・槙原寛己が1994年5月18日の広島戦で達成して以来、28年ぶり16度目となった。
1回2死から5回を終えるまでにプロ野球記録となる13者連続奪三振を達成。最速は自己タイの164キロをマークするなど圧巻の投球を披露した。その後も順調に三振を奪い、最後は杉本を空振り三振。この試合19個の三振を奪った。
佐々木朗は1回2死に吉田正から空振り三振を奪うと2、3、4回まで全て三振を奪い、プロ野球記録となる10人連続に斬った。さらに5回も3人から連続で三振を奪い、記録を13人に伸ばした。6回は先頭の紅林が中飛で連続奪三振の記録はストップした。
これまでの連続奪三振のプロ野球記録は9人連続奪三振だった。阪急・梶本隆夫が1957年7月23日の南海戦で、東映・土橋正幸が1958年5月31日の西鉄戦で記録。佐々木朗は64年ぶりにプロ野球記録を塗り替えた。また、米大リーグの記録は「10」で、こちらも上回った。
これまでの1試合の最多奪三振の記録は「19」。オリックス・野田浩司が1995年4月21日にロッテ戦で記録した(試合は1−2で敗戦)。佐々木朗はこの記録にも並んだ。
ロッテの先発・佐々木朗希投手(20)が、8回を終えて1人の走者も許さず、完全試合まであと1イニングと迫った。
1回2死から5回を終えるまでにプロ野球記録となる13者連続奪三振を達成。最速は自己タイの164キロをマークするなど圧巻の投球を披露している。6、7回にも1つずつ三振を奪い、8回は3者連続三振。この試合18個の三振を奪った。
佐々木朗は1回2死に吉田正から空振り三振を奪うと2、3、4回まで全て三振を奪い、プロ野球記録となる10人連続に斬った。さらに5回も3人から連続で三振を奪い、記録を13人に伸ばした。6回は先頭の紅林が中飛で連続奪三振の記録はストップした。
これまでの連続奪三振のプロ野球記録は9人連続奪三振だった。阪急・梶本隆夫が1957年7月23日の南海戦で、東映・土橋正幸が1958年5月31日の西鉄戦で記録。佐々木朗は64年ぶりにプロ野球記録を塗り替えた。また、米大リーグの記録は「10」で、こちらも上回った。
1試合の最多奪三振の記録は「19」。オリックス・野田浩司が1995年4月21日にロッテ戦で記録した(試合は1−2で敗戦)。
ロッテの先発・佐々木朗希投手(20)が、7回を終えて1人の走者も許さない完全投球を続けている。
1回2死から5回を終えるまでにプロ野球記録となる13者連続奪三振を達成。最速は自己タイの164キロをマークするなど圧巻の投球を披露している。6、7回にも1つずつ三振を奪っており、この試合15個の三振を奪った。
佐々木朗は1回2死に吉田正から空振り三振を奪うと2、3、4回まで全て三振を奪い、プロ野球記録となる10人連続に斬った。さらに5回も3人から連続で三振を奪い、記録を13人に伸ばした。6回は先頭の紅林が中飛で連続奪三振の記録はストップした。
これまでの連続奪三振のプロ野球記録は9人連続奪三振だった。阪急・梶本隆夫が1957年7月23日の南海戦で、東映・土橋正幸が1958年5月31日の西鉄戦で記録。佐々木朗は64年ぶりにプロ野球記録を塗り替えた。また、米大リーグの記録は「10」で、こちらも上回った。
1試合の最多奪三振の記録は「19」。オリックス・野田浩司が1995年4月21日にロッテ戦で記録した(試合は1−2で敗戦)。
ロッテの先発・佐々木朗希投手(20)が、プロ野球記録となる10者連続奪三振を達成。さらに記録を13人まで伸ばした。この試合を中継した番組の解説者でロッテOB有藤通世氏(75)は「漫画の世界でしょ」と驚愕した。
また、SNSでも「佐々木朗希」がトレンド1位となり、「佐々木朗希無双が止まらない…」「佐々木朗希えぐい」「すごすぎて宮城がちょっと可哀想」「佐々木朗希化け物だな」といった声が相次いだ。
ロッテの先発・佐々木朗希投手(20)が、プロ野球記録となる13者連続奪三振を達成した。最速は自己タイの164キロをマークするなど圧巻の投球を披露した。
佐々木朗は1回2死に吉田正から空振り三振を奪うと2、3、4回まで全て三振を奪い、プロ野球記録となる10人連続に斬った。さらに5回も3人から連続で三振を奪い、記録を13人に伸ばした。
6回は先頭の紅林が中飛で記録はストップしたが、6回終了時点まで1人の走者も許さない完全投球を続けている。2死からもう1つ三振を奪い、この試合14三振を奪っている。
これまでのプロ野球記録は9人連続奪三振だった。阪急・梶本隆夫が1957年7月23日の南海戦で、東映・土橋正幸が1958年5月31日の西鉄戦で記録。佐々木朗は64年ぶりにプロ野球記録を塗り替えた。また、米大リーグの記録は「10」で、こちらも上回った。
ロッテの先発・佐々木朗希投手(20)が、プロ野球記録となる10者連続奪三振を達成。さらに記録を13人まで伸ばした。
佐々木朗は1回2死に吉田正から空振り三振を奪うと2、3、4回まで全て三振を奪い、10人連続に斬った。さらに5回も3人から連続で三振を奪い、記録を13人に伸ばした。5回まで1人の走者も許さない完全投球を続けている。
これまでのプロ野球記録は9人連続奪三振だった。阪急・梶本隆夫が1957年7月23日の南海戦で、東映・土橋正幸が1958年5月31日の西鉄戦で記録している。
ロッテの先発・佐々木朗希投手(20)が、プロ野球記録となる10人連続奪三振を達成した。
佐々木朗は1回2死に吉田正から空振り三振を奪うと2、3、4回まで全て三振を奪い、10人連続に斬った。4回まで1人の走者も許さない完全投球を続けている。
これまでのプロ野球記録は9人連続奪三振だった。阪急・梶本隆夫が1957年7月23日の南海戦で、東映・土橋正幸が1958年5月31日の西鉄戦で記録している。
ロッテは10日、佐々木千が新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者となる疑いがあるため、「感染拡大防止特例」の対象選手として出場選手登録を外れたと発表した。復帰可能になれば本来の10日間を待たずに再登録できる。
ロッテ・佐々木朗希の快挙はMLB公式ページでも紹介された。パット・ジェームス記者の記事で「日本の天才的プレーヤーが完全試合で三振を19個奪う」の見出し。日本のプロ野球2年目でMLB球団のレーダーにとらえられていたが、仮にそうでなかったとしても、この快挙で確実にそうなったと伝えている。
記事の中では日本野球に詳しいピッチング忍者ことロブ・フリードマン氏の「まだ20歳、令和のモンスター」のツイートも紹介している。映像付きのフリードマン氏のツイッターについては米国のファンから「次世代のドワイト・グッデン」、「この子はいつポスティングされるんだ?」、「未来のMLBオールスター」、「デビッド・コーンを思い出させるメカニック」、「彼は400フィート(約122メートル)の打球は飛ばせるのか」などの応答が入っている。
20歳の佐々木朗が史上最年少での完全試合達成なら、大記録の際にマスクをかぶっていた捕手の18歳ももちろん最年少。合わせて38歳の若きバッテリーが新たな歴史の扉を開き、ドラフト1位の松川は笑顔でこう言った。
「どんどんストライクを取って、打者の考える時間がなかったことが凄く良かった」。試合時間は2時間30分。小気味いいテンポに導いたのも松川の好リードがあったからだ。「分岐点だった」と振り返ったのが、4回に吉田正からフォークでプロ野球新の10者連続三振を奪った場面。初球から2球続けて120キロ台のカーブを選んで追い込んだ。「(吉田正の)思ったところ(球種)じゃなかったと思う。うまくストライクが取れたし、その後のフォークが生きた」。木村投手コーチも「今までああいう配球はなかった」とバッテリーを称賛した意表を突くリード。難敵を3連続三振と封じたことが追い風となった。
「(ドキドキより)ワクワクの方が大きかった。全部が凄かった」と松川。イニング間には佐々木朗の元に足を運んで「打者への初球の入り方」などを何度も確認した。大記録が近づくと周囲は気を使って近づかなくなるが、2人の間にそんな遠慮はない。ほとんどサインに首を振らなかった佐々木朗も「いいリードをしてくれて、その要求に応えながら投げられた」とお立ち台で女房役を称えた。
市和歌山時代は小園(DeNAドラフト1位)とバッテリーを組み、高卒新人捕手として史上3人目の開幕マスクをかぶった。3−0の6回2死満塁では宮城から中堅フェンスを直撃するダメ押しの3点二塁打。9回2死、代打・杉本には迷わずフォークのサインを出し、3球三振で終わらせた。「完全試合は初めて。最後は何とかパスボールだけはやめようと思っていた」。必殺フォークもこの男なら絶対に止めてくれる。若き2人の絆が生んだ完全試合だった。
高卒ルーキー捕手の松川(ロ)が佐々木朗の快挙を後押しした。完全試合でマスクをかぶった新人捕手は松川が初めて。18歳5ヶ月は56年の阿井利治(国鉄)、58年の和田博実(西鉄)の21歳3ヶ月を抜く最年少記録だ。また、佐々木朗は20歳5ヶ月でバッテリー合わせて38歳10ヶ月も58年西鉄の西村貞朗(23歳7ヶ月)―和田博実(21歳3ヶ月)を抜く最年少となった。
「令和の怪物」が記録ずくめの偉業だ。ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦で史上16人目の完全試合を達成した。94年の槙原寛己(巨人)以来28年ぶりで21世紀に入ってからは初めて。20歳5ヶ月は史上最年少となった。13者連続奪三振のプロ野球新記録も樹立し、95年の野田浩司(オリックス)に並ぶ1試合最多の19奪三振。初完投となる今季2勝目、通算5勝目は球史に名を刻む白星となった。
佐々木朗が左足を高く上げ、右腕を振り抜く。9回2死。代打で登場した昨年本塁打王・杉本を、3球連続フォークで空振り三振。2万2431人のスタンディングオベーションに、20歳右腕は両手を広げて応えた。
「期待を感じながら投げていたけど、そこまで気負うことなくいけたかなと思います。しっかり心を調整しながら最後まで投げることができました」。
3ボールは1度のみ、外野への飛球はわずか2つ。105球、19奪三振で28年ぶりの完全試合達成に「普通に終わった感じだったんですけど…。正直、あまり意識していなかったし、打たれたらそれでいいかなと」と人ごとのようだったが、言葉とは対照的に投球は圧倒的だった。
10球連続ストライクだった初回。2死からの吉田正の3球三振から、日本タイ記録の9者連続三振でプロ通算100奪三振に到達した。4回2死で吉田正を再びフォークで仕留めて、日本新記録と大リーグ記録に並ぶ10者連続。5回の3者連続で13者連続三振の「世界記録」だ。2年連続首位打者で昨年、規定打席到達者最少の26三振で、今季も試合前まで1三振だった吉田正。7回も163キロ直球で見逃し三振の3三振に「完全にやられました。フォーク待ちで真っ直ぐに手が出なかったし、真っ直ぐ待ちだと、フォークがストンと消える。相手が上だった」と脱帽した。
自身最速タイ164キロを2度マークした直球と、フォークを軸に三振量産。昨年の平均球速は直球152.6キロ、フォーク140.7キロだったが、今季は159.1キロと145.0キロに。より強い直球でフォークが生き、昨年は21.8%だったフォークの空振り率が、今季は44.4%まで上昇。この日も15三振がフォークだった。今季は23イニングで毎回の42奪三振。その投球を支えるのは柔軟性で、特に胸回りの「胸郭」のストレッチに時間を割く。身長1メートル90、長い手足でのダイナミックなフォームが最大の魅力。柔らかい上体のしなりが、長い腕のしなりにつながり指先のスピードが上がる。「スピンの利いた球速、質、制球ともにいいボールが増えている」。エンゼルス・大谷が持つ日本投手最速の165キロ更新も時間の問題だ。
プロ14試合目の初完投が完全試合。「本当に実感がなくて。帰ってから、はい、浸ります」。20歳の怪物。前人未到の2度目の快挙も予感させた。
佐々木朗(ロ)がプロ野球史上16人目の完全試合を達成した。完全試合は94年5月18日に槙原寛己(巨)が広島戦で記録して以来28年ぶり。ロッテでは73年10月10日太平洋戦で八木沢荘六がマークして以来49年ぶり2人目だ。また、佐々木朗は現在20歳5ヶ月。完全試合達成者では60年島田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を抜く最年少記録になった。
この日はプロ野球新記録となる13連続奪三振を含め毎回の19奪三振(プロ野球最多タイ)。完全試合投手の奪三振数としては68年外木場義郎(広)の16奪三振を上回り最多。毎回奪三振は佐々木朗が初めてだ。
今季のロッテ・佐々木朗の投球は、どの点を取ってみても大リーグ歴代のレジェンドと比較して差異のない凄味を放っている。ここまで3試合計23イニングで毎回の42奪三振。投手が1試合完投(9イニング)したと仮定した場合の平均奪三振数を表す「奪三振率(三振数×9÷投球回)」は驚異の「16.43」となっている。
まだ3試合という段階ではあるが、プロ野球のシーズン奪三振率最高は、19年のソフトバンク・千賀の「11.33」。大リーグ挑戦前の野茂英雄が「10.99」、大谷翔平が「10.98」だった。その大リーグに目を向けても、シーズン奪三振率最高は19年のアストロズ・コール(現ヤンキース)の「13.82」。01年ランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)の「13.41」、99年ペドロ・マルティネス(レッドソックス)の「13.20」という伝説のシーズンの数字を大きく上回っている。
この日は最速164キロで、直球の平均球速は159.8キロ。今季3試合の平均球速は159.1キロとなっている。大リーグで計測システム・スタットキャストの記録の残る17年以降、平均球速が最も速かったのは昨年のメッツ・デグロムの99.2マイル(約159.6キロ)。この日に限れば上回った。
佐々木朗は105球で19三振を奪って完全試合を達成。この試合の1イニングの平均投球数は11.7球だった。打者1人では3.9球。少ない球数で三振を奪い続けた。ちなみにエンゼルス・大谷は昨年、130回1/3、2027球を投げ156奪三振で奪三振率10.8をマークしたが、1イニングの平均投球数は15.6球。この日の佐々木朗が約4球少ない計算になる。
大リーグでの連続三振記録は10者連続で、過去3度。初めて達成したのはトム・シーバー(メッツ)で70年4月22日のパドレス戦だった。6回2死から圧巻の10者連続三振で完投し、この試合は19奪三振で当時の大リーグ最多タイ。その後しばらく間が空き、昨年フィリーズ・ノラとブルワーズ・バーンズが、ともに10者連続三振をマークした。1試合の奪三振数は延長を含まない9回では20が最多で最近では16年に当時ナショナルズのシャーザーが記録。完全試合は過去20人以上が記録し、最近では12年8月にマリナーズのヘルナンデスが成し遂げた。
この日もそうだ。両手を広げたガッツポーズは控えめだった。少年時代から知る人々は遠目からでもすぐに、どこにいるか見つけられるという。「あの子は、内股で猫背だから、すぐに分かる」。思わず笑ってしまいそうな“発見方法”。ロッテ・佐々木朗はちょっと猫背気味な20歳だ。
公称は身長1メートル90だが、高校卒業から2センチほど伸びて実は1メートル92ある。明るくて朗らかな性格だが、目立つことは大の苦手。あまり目立たないようにと、自然と猫背になったようだ。以前、聞いたことがある。もし、佐々木朗希じゃなかったら−。「大学に行って、普通に就職して、東北で温かい家庭を築いて、静かに暮らしたかった。そういう生活をしたかったので、今、ちょっと困っているんです」。最初は冗談かと思ったが、3年間取材し、今は理解できる。
岩手県陸前高田市出身。過酷な運命を歩んできた。11年の東日本大震災で父・功太さん、祖父母を失った。小6だった13年、被災者支援の一環で行われた野球大会で、ZOZOマリンのマウンドに眼鏡姿で立った。悪夢から11年。その場所で偉業を成し遂げた。
今年3月11日。20歳は「風化させてはいけない」とまた、震災にまつわるインタビューに答えてくれた。「僕の発言だとか、少なからず影響もあるし、被災者として求められる。小さい子達の道しるべになれたらいいなと思う」。目立つことは、今も苦手。それでも活躍することで、周囲に影響を与えることができる。内面の変化を感じた。
昨年12月、160キロを出す自信を問うと「あまり言いたくないが、あると思う」と言った。慎重なタイプが、確固たる自信があったのだろう。この日も自身最速タイの164キロを投げ、13者連続三振、そして完全試合。チームのために、故郷のために、様々な使命感を持つ。人間力の成長とともに、投球も驚異的な進化を見せている。
筑波大の准教授で野球部監督の川村卓氏(51)が、ロッテ・佐々木朗の2つの進化が偉業達成につながったと分析した。動作解析の第一人者である川村氏は佐々木朗が高3年夏の岩手大会後、U18W杯に向けて筑波大で調整するなど縁があり、当時の姿を「衝撃でした。ポテンシャルとしてNo.1の投手と思った」と振り返る。
そして、プロに入って成長した1つが下半身の使い方。昨季までは左足を踏み出した際、右膝を踏ん張ることができず地面の方向へ落ちて体重移動にロスが生じていたとし、現在は「お尻がたくましくなって(打者方向へ)体重が乗るようになった。力を入れなくても速い球が投げられるようになった」と分析した。もう1つはテイクバックの改善だ。右腕と頭の位置が近くなったことで「リリースに力が入りやすくなった。近くを通すことによって制球力も向上している」と語った。
川村氏は以前から佐々木朗について「170キロを投げても不思議ではない」と語ってきた。プロ3年目の今季は自己最速の164キロをマークしており、実現の可能性について「やろうと思ったら早い段階でできる。あとは本人がやろうとするかだけじゃないかと思います」と太鼓判を押した。
まさに怪物。ZOZOマリンの放送席から佐々木朗の完全試合を目撃した。1週間前の西武戦でも解説をしていて、佐々木朗は4回まで無安打投球。「次はノーヒットノーラン、完全試合を」との趣旨のことを言ったけど、「予言」が本当に当たってしまうとは。
この記録はバッテリーでの共同作業だ。高卒新人の松川はどっしりと構えが大きく「さあ、来い!」という感じ。特にフォークを投げる時は大きく構える。佐々木朗も投げやすくて心強かったのでは。20歳と18歳。お立ち台には松川も呼んで欲しかった。2人一緒のインタビューが見たかった。野村克也さんや古田、谷繁…。歴代のそうそうたる捕手もやっていないんだから。
私は現役時代、完全試合を「した」「やられた」のいずれも経験した。73年は八木沢荘六さんが太平洋戦で達成。三塁を守っていたが、5回ぐらいから「これはいくだろう」と感じていた。78年は阪急戦で今井雄太郎にやられた。滅多にない大記録。選手で両方を経験して、解説でも見させてもらった。もう死んでもいいよ(笑い)。佐々木朗にはこの日届かなかった20奪三振、そして全てのアウトが三振の27奪三振も目指して欲しいね。
テレビで最初から見ていたけど、凄いの一言。三振記録を塗り替えるとしたら、佐々木君だと思っていた。分業制で先発完投も珍しくなった今、105球でパーフェクトとは理想的。コントロールが本当に良くなったと感心した。ストレートは速いし、当たっても振り遅れてファウルにしかならない。フォークも多分揺れるような軌道で、空振りを取るべくして取れている。
僕の19三振も4月の千葉。あの球場はセンターからホームに吹く風が、はね返って投手にとっては向かい風で球に変化を与える。同じような条件だったのかもしれない。でも、僕は19三振取っても9回に追いつかれて勝利投手にはなれなかった。佐々木君はその意味でもさすが。世の中はまだコロナで大変だけどプロ野球から明るい話題を提供できたのも大きいと思う。いずれまた、とんでもない投球をしてくれると思う。楽しみです。
1試合19奪三振は95年4月21日ロッテ戦(千葉マリン)の野田浩司(オ)と並ぶ2人目のプロ野球タイ記録。ただし、野田はこの試合で勝ち負けがつかず。佐々木朗は最多奪三振の勝利投手になった。また、ロッテでは79年6月8日近鉄戦で村田兆治の16奪三振を抜く球団新記録。1試合16奪三振以上は21人目で、ZOZOマリンで達成したのは04年松坂大輔(西)らを含め4度目。球場別ではナゴヤの3度を抜き最多になった。
13者連続奪三振は57年梶本隆夫(阪急)、58年土橋正幸(東映)の9者連続を64年ぶりに塗り替えるプロ野球新記録。チームでは6者連続が最多(複数あり)で球団記録を倍以上更新した。
記録ずくめの完全試合。佐々木朗の器の大きさを改めて認識した。オープン戦から公式戦2度の先発を通じ、課題とされていたのは球数増と、直球が抜けて逆球になることが多かったこと。だが、この試合で2つの課題をクリアしていた。
初回の10球は全てストライク。2死から吉田正に初球160キロ外角の直球。フォークを2球続けて簡単に三振を取った。球数を抑えて立ち上がれたことで余裕ができた。もう1つの課題だった直球の抜け球も105球のうち4、5球。打者に近い方でリリースできていた。こういう時はフォークの落ちもいい。
ZOZOマリンの球場特性も味方につけていた。この試合、センターからホーム方向に4、5メートルの風が吹いていた。私もロッテ時代に経験しているがマリンはセンター方向からの風がバックネットに当たってはね返ってくる。投手にとっては逆風になるのだ。95年4月21日オリックスの野田浩司投手が19三振を奪ったのもマリン。投げ合った後輩の小宮山悟に聞いたところではその日もセンターからホーム方向に強い風が吹き「変化球がよく落ちた」と言っていた。小宮山も10三振を奪っている。打者寄りでリリースする理想的なフォームで落ちがいいフォークが、マリン特有の風でさらに落ちた。その結果が記録的な奪三振。完全試合につながったと思う。
最後に付け加えたいのが松川のサポートだ。前回よりも、松川は直球のときにボール1つ分、低く構えていた。若いバッテリーの工夫が直球の抜け球を減らし、大記録へつなげた。佐々木朗はどこまで成長するのか。楽しみを通り越して怖くなってきた。
米国時間では深夜の出来事だったが、大リーグ取材を担当する米国の記者達もツイッターでロッテ・佐々木朗の偉業を伝えた。
大船渡時代の佐々木朗の取材経験もあるロサンゼルス・タイムズ紙のディラン・ヘルナンデス記者は試合中盤からツイッターで模様を実況し「28年ぶり16人目の完全試合を達成」とつぶやいた。
米アマチュア野球を中心に取材するベンジャミン・ロイヤー記者も「歴史的偉業だ」と伝えた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日、オリックス戦でプロ野球史上16人目の完全試合を達成した。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙となった。
この偉業を、ロッテ時代の1973年10月10日の太平洋(現西武)戦で完全試合を達成した八木沢荘六氏(日本プロ野球OBクラブ理事長)も祝福した。
この日はたまたまテレビを見ていたといい「6回ぐらいから“パーフェクトができるんじゃないか”と。完全試合と19奪三振。本当にとんでもない、凄いことですね」。そしてロッテの先輩として「こんな凄い選手がロッテに入団してくれた。誇りに思います」と喜んだ。
八木沢氏の完全試合の際は奪三振は6個だったという。「アウトはアウトですが…。佐々木投手の19奪三振を見ていると、僕の時とは全然違う」と八木沢氏。「これからもチームを背負って、できる限り長くプレーする投手になって欲しい。本当におめでとうございます」とエールを送った。
元巨人エースで、メジャーリーグでも活躍した上原浩治さん(47)が10日、自身のツイッターを更新。完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手(20)を祝福した。
佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)でNPB史上16人目となる完全試合を達成。日本球界では1994年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来28年ぶり、ロッテでは1973年の八木沢壮六以来49年ぶりの快挙で、20歳5ヶ月での達成は1960年嶋田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少記録となった。
現在、自宅のある米国に戻っている上原さんは起床後「皆さん、おはようございます」と朝のあいさつをした後で「日本の野球情報をチェック…わぉ〜ロッテの佐々木投手が完全試合」と拍手している絵文字付きでしみじみ。「あとで、映像を見ようっと」とした上で「凄いなぁ、まだ20歳…前にも言ったでしょ、伸びしろしかないって」と心底嬉しそうで「おめでとう」と祝福のメッセージを送っていた。
オリックス戦で完全試合と多くの三振記録の偉業を成し遂げたロッテ・佐々木朗希投手(20)に重光昭夫代表取締役会長オーナーから関係者を通じて「おめでとうございます。素晴らしい投球でした」と祝福のメッセージが届いた。
受け取った佐々木朗は球団を通して「ロッカーに戻ったら沢山の祝福メールやLINEなどをいただきました。重光昭夫会長オーナーからも『完全試合、日本新の13者連続三振 おめでとうございます。素晴らしい投球でした』と試合後、すぐにメッセージをいただき、とても嬉しかったですし光栄でした。色々な方にこうやって祝福の言葉をいただけて、本当に幸せだなあと思います。次回登板も頑張ります」とコメントした。
プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5ヶ月の達成は、1960年島田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
この快挙に本拠スタジアム近くの海浜幕張駅が、次の列車時刻などを知らせる電光掲示板で「☆祝☆千葉ロッテマーリンズ完全試合!!祝☆佐々木投手 13者連続奪三振&19奪三振日本記録タイ!!おめでとう!!そして感動をありがとう」といった祝福メッセージを流し話題に。
ネット上では「海浜幕張駅の神対応」「海浜幕張駅やりますね」「海浜幕張駅も粋なことする」「さすが海浜幕張駅。仕事が早いw」「海浜幕張駅も早速祝福のメッセージ!海浜幕張駅もちょっとザワザワしてた」「海浜幕張駅の皆様、ありがとうございます」「JRさんも粋なことしますなー」など好反響を呼んでいた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙となった。
これまで日本のプロ野球で完全試合を達成したのは史上16人目。だが、その中に佐々木吉郎(大洋)、佐々木宏一郎(近鉄)、佐々木朗希と3人も「佐々木姓」がいることに、ネットでは驚きの声。
しかも、名前の部分に漢字は違うものの「郎」「朗」と「ろう」が付いていおり、16人中「郎」や「朗」がついている選手が7人いるため「完全試合達成者に佐々木姓が3人もいるのね」「下の名前も佐々木朗希に似てる」「完全試合達成者は16人しかいないのに達成者の中に佐々木姓が3人も」「朗&郎がつくと、完全試合しやすくなるのか!?」などの声が寄せられていた。
佐々木吉郎は秋田県出身、秋田商、日本石油を経て62年に大洋に入団。66年5月1日に、広島戦で完全試合を達成。偵察メンバーが多く起用された広島に対し佐々木が先発。安打を打たれたら交代すると言われていたが、最後まで無安打のまま投げ続け。完全試合を達成した。
また、佐々木宏一郎は岐阜県出身、岐阜短期大学付属岐阜から入団テストを受け62年に大洋ホに入団。だが、シーズン途中に佐々木吉郎が入団したため「佐々木は2人もいらない」と退団することになり、近鉄に移籍。その後、1970年10月6日に南海戦で完全試合を達成している。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成。球団広報室公式ツイッターでは試合後の選手や本人の声を続々と更新。スポーツ番組の取材に来ていた元阪神の藤川球児氏(41)から祝福を受けたことを伝えた。
球団広報室のツイッターでは選手の佐々木朗への祝福コメントをオフショット写真ともに掲載。藤原恭大は「歴史的瞬間に立ち会えて良かったです!緊張しました」、佐藤都志也は「すごいです!自慢の同期です!」、中村奨吾は「復帰した試合でこんな記録に立ち会えて良かったです」、岡大海は「すごい記録に立ち会えて光栄です!」、和田康士朗は「守っていた自分が緊張しました笑。すごいです」とコメント。バッテリーを組んだ松川虎生は食堂でお祝いのケーキやフルーツ盛り合わせなどが並んだ写真とともに「朗希先輩お疲れ様ッス!!」とコメントした。
また、藤川球児氏と佐々木朗の2ショット写真を載せ「本日、フジテレビ『S−PARK』の取材でマリンに駆けつけていた藤川球児さん」と紹介。藤川氏から「ボクがつけたこのスコアブックは宝になりました。ボクが見てきた中、知っている中で最高の投手。本当にビックリしました!」と興奮気味に話をしてくれたと報告。
このツイートに対しネット上では「今日のスポーツニュースは、ろーたんいっぱい取り上げらるな」「完全試合はチームの勝利。せめて、捕手の松川虎生選手と一緒の取材宜しくです」「遠目にしか見えないですが、綺麗に3人で終わっているスコアブックなかなかお目にかかれないですね」「S−PARK見るの楽しみ」「球児さんも来てたのか」「球児さんにこうまで言わせる佐々木朗って」「いい2ショット」といった反応があった。
お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(60)が10日、自身の公式ツイッターを更新。この日、オリックス戦で完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手を称賛した。
石橋は「パ、パ、パーフェクトって…。もうデグロームじゃん!!!」とツイート。最優秀防御率や最多奪三振のタイトル獲得経験を持つメジャー屈指の右腕、メッツのエースであるジェイコブ・デグロムの名前を出して称賛。ファンからも「ゴイスー」と賛同の声が相次いだ。
石橋は昨年5月16日、ロッテ−西武戦で始球式を務めた。この試合は佐々木朗の1軍デビュー戦。石橋は投球後に「佐々木君の船出にこのような形で参加させてもらえて嬉しかった」と語っている。この始球式はマウンドの数メートル前方から投球。試合前のマウンドを荒らさなかったことから、その野球愛や競技への敬意を絶賛されていた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成。祝福ムードの球団広報室公式ツイッターでは試合後の選手や本人の声を続々と更新し大きな反響を呼んだ。
球団広報室のツイッターでは選手の佐々木朗への祝福コメントをオフショット写真ともに掲載。藤原恭大は「歴史的瞬間に立ち会えて良かったです!緊張しました」、佐藤都志也は「すごいです!自慢の同期です!」、中村奨吾は「復帰した試合でこんな記録に立ち会えて良かったです」、岡大海は「すごい記録に立ち会えて光栄です!」、和田康士朗は「守っていた自分が緊張しました笑。すごいです」とコメント。バッテリーを組んだ松川虎生は食堂でお祝いのケーキやフルーツ盛り合わせなどが並んだ写真とともに「朗希先輩お疲れ様ッス!!」とコメントした。
大記録を達成した佐々木朗も花束を手に「最後、地鳴りのような歓声、鳥肌が立ちました!マリン最高です」という喜びのコメントを紹介。さらに広報室は佐々木朗と松川の2ショット写真を載せ「20歳の佐々木朗希投手と18歳の松川虎生選手によるノーヒットノーラン。まさに快挙です。皆様、佐々木朗希投手の投球、そしてリードした松川虎生選手にメッセージをお願いします」とファンに呼びかけ。
このツイートに対しネット上では「最高のバッテリー!ありがとう、現地優勝したみたいな騒ぎでしたよ」「高卒1年目、開幕13試合目で、自身7試合目のスタメンマスクで完全試合な松川選手もとんでもない」「息もピッタリな素晴らしいコンビネーションでした」「完全試合、歴史的記録達成おめでとうございます!!9回になっても全く衰えない投球に震えました。それを難なく受け、リードする松川選手もすごかったです」などといった祝福と称賛の声が続々と届いた。
「ミスターロッテ」と呼ばれ監督も務めたスポニチ本紙評論家の有藤通世氏(75)は、完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手(20)を「素晴らしいピッチングだった」と称賛した。
佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)でプロ野球史上16人目の完全試合を達成。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢荘六以来。20歳5ヶ月の達成は、1960年島田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
この試合の中継で解説を担当した有藤氏は「僕は現役の時に、八木沢さんの時に守っていて、阪急の今井に完全試合やられたんです」と自身の経験を振り返る。1973年10月10日のロッテ・八木沢の太平洋戦での完全試合、そして78年8月31日の阪急・今井雄太郎のロッテ相手の完全試合と、大記録の瞬間に2度に立ち会ったといい、佐々木朗について「またやります。次の登板もやって欲しい」と2度目の快挙を“予言”した。
そして、この試合のヒーローインタビューは佐々木朗だけだったことに、「球団にチームに対して言いたいですよ。完全試合はキャッチャーとの、でしょう?確かに投げるのはピッチャーですよ。でも何で松川も呼ばないの?」と疑問も。女房役のドラフト1位ルーキー・松川虎生(18)が好リードと6回の走者一掃の適時二塁打で佐々木朗の完全試合を支えたことに触れた。「歴代のそうそうたるキャッチャーが完全試合何回やってるの?古田が谷繁が野村さんが何回やってるの?彼らやってないんだもん。(松川の方が)上ですよ」と若いバッテリーでの快挙を大絶賛していた。
西武、ロッテなどでプレーした元プロ野球選手で、野球解説者のG.G.佐藤さん(43)が10日、自身のツイッターを更新。ロッテ・佐々木朗希投手(20)の完全試合達成に脱帽した。
佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)でNPB史上16人目となる完全試合を達成。日本球界では1994年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来28年ぶり、ロッテでは1973年の八木沢壮六以来49年ぶりの快挙で、20歳5ヶ月での達成は1960年嶋田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少記録となった。
佐々木朗がプロ野球記録を更新する13者連続三振を達成した時点で「ついにロッテから沢村賞投手が誕生するのか。そして、リードするキャッチャーがルーキーの松川選手と聞いてさらにビックリ」とツイート。その後も「13連続奪三振で確定したか。すごい記録。星飛雄馬でも現れない限り破られないんじゃないか」「ギア上げてないカウント球とかでも160km/h余裕で超えてくるのなんなの」「よし、そろそろ守備固めの準備しますね!#chibalotte#佐々木朗希#GG佐藤がアップを始めました」と興奮気味につぶやき続けたが、ついに快挙達成となると「もう特別ルールによりロッテ優勝!それくらい凄かった!」とボルテージは上がりっぱなしとなった。
その後も「マヂ、解説昨日じゃなくて今日が良かった」「終盤でも160km/h超え カウント球でも160km/h超え 緩い変化球でも147km/h 無理ゲーである」「今までの人生で観てきた完全試合やノーヒットノーランは常に、ギリギリで達成したように見えるものばかりだったけど、佐々木朗希投手は終盤でも表情が変わらずに余裕があったように見えた。もうね、それが何より恐ろしい」とどこまでも興奮冷めやらない様子だった。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が本拠地・ZOZOマリン(千葉市)で完全試合を達成した10日、インターネット上に、ロッテ戦の放送がなかった地元・千葉テレビに対して“反省”を促す声があふれた。
千葉テレビは本拠地での試合を中心に多くのロッテを放送している。8日のオリックス3連戦初戦は生中継したが、この日の試合の時間は、競馬中継や旅番組を放送。ネット上では「こんな試合を1秒も放映しなかった千葉テレビは反省してください」「こういう日に、何で放送しないのかね、千葉テレビよ」「今日に限って千葉テレビで放送してない…」「こういう試合もあるんだからチバテレビはマリンスタジアムの土日のデーゲームを放送するべきだよ!!」「以後千葉テレビは、予告先発が佐々木郎希の試合はちゃんと放送するように」などの声が相次ぎ、「熊谷知事ツイート中継ありがとうございました」とツイート中継した千葉県の熊谷俊人知事に感謝する声もあった。
佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5ヶ月の達成は、1960年島田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を最年少で達成した。日本新記録となる13者連続三振に、プロ野球タイ記録の1試合19奪三振の歴史的快投を引き出したのは、ドラフト1位の捕手、松川虎生(18=市和歌山)だった。
佐々木朗も「松川がいいリードしてくれたので、しっかり、そこに要求に応えながら投げることができたと思います」と松川を称えた。その松川は、6回に2死満塁から走者一掃の中堅フェンス直撃の適時二塁打を放ち、この回5得点の猛攻を呼んだ。守っては、佐々木朗を好リード。毎回、攻撃中には佐々木朗と2人でコミュニケーションをとり、攻守に大記録をアシストした。
松川は「ワクワクの方が大きかった。特に最後だけは何とかパスボールだけはしないようにと思っていた。(佐々木朗は)全てがすごかった。しっかりどんどんストライクをとって、テンポもよく、バッターに考える時間がなかったことはすごく良かったと思います」と話した。さらに佐々木朗の完全試合について「分岐点」と語った場面を明かした。
それはプロ野球記録の10者連続三振がかかった、4回2死の吉田正を迎えた場面。初球、2球目と続けたカーブだった。「正尚さんのカーブを2球続けたところが分岐点だったと思います。正尚さんの思っていたところじゃなかったと思うので。その後のフォークも生きた」と冷静に話した。吉田正を3三振に封じた。
過去15人の完全試合を達成試合の捕手を見ても、新人での達成者はおらず、史上最年少の快挙でもあった。自身にとって野球人生で完全試合はないというが、浮かれた様子は一切ない。「キャッチャーとして隙を見せないという部分で、キャッチングだったり、1球ポロっとしたりしたところがあったので。そういう部分は、もっと隙のないように反省していきたい」。佐々木朗希だけじゃない。末恐ろしい可能性を秘めた捕手がロッテに入団した。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5ヶ月の達成は、1960年島田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
まさに記録ずくめの快投だった。歴史的快挙の完全試合で影に隠れがちではあるが、佐々木朗はこの日の投球で数々の金字塔を打ち立てた。達成した記録を振り返る。
千葉県の熊谷俊人知事が10日、ロッテ・佐々木朗希投手(20)の完全試合を“ツイート中継”した。
試合途中に「佐々木朗希選手、とんでもないですね。。。10者連続三振。」、さら8回に「日本記録13者連続三振、8回まで完全試合。凄いことになっています。バッテリーを組む高卒ドラ1松川捕手、こちらもシーズン前から注目でしたが、今日は大活躍です。スタメン全員安打も見えてきているでしょうか。」とツイートし、試合終了後には「佐々木朗希投手、完全試合!歴史的快挙がZOZOマリンスタジアムで生まれました!」と投稿した。
この投稿に、SNSでは「熊谷知事ツイート中継ありがとうございました」「千葉ロッテのみならず日本球界にとって記念すべき日になりますね…!」などの声が上がった。
佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5ヶ月の達成は、1960年嶋田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
昨季パ・リーグ王者のオリックスが、10日のロッテ戦で屈辱を受けた。
ロッテ先発の佐々木朗希投手に、初回2死の吉田正から5回まで13者連続三振を奪われ、プロ野球新記録の樹立を許した。結局、その後も流れを止められず、頼みの吉田正も3打席連続三振。9回、最後は代打・杉本が空振り三振に倒れ、28年ぶりの完全試合を許した。
2年連続首位打者に輝いた吉田正が1試合3三振を喫するのは、これまでプロでは3度しかなく、同じ投手相手からの3三振は18年5月6日のソフトバンク戦で中田賢一に喫して以来、4年ぶり。「今日はすごく、完全にやられましたし。接点がなかったです。対策しましたけど、フォーク待ちで真っ直ぐに手が出なかったし、真っ直ぐでいくと、フォークがストンと消えるので」と脱帽するしかなかった。
「あそこが唯一のチャンスだったかな」と振り返ったのが、4回の第2打席だった。2球目までカーブが続いたが、見逃し、空振りとタイミングをはかれなかった。「真っ直ぐとフォークが、腕の振りでも分からなかったし、なんせコントロールがよかったですね。配球を変えながら、とは思いますけどね、本当に素晴らしいピッチングでした」と振り返り、さらに「打席、打席で修正しながらやりましたが、完全に相手が上だったと思います」と素直に認めていた。
昨季パ・リーグ王者のオリックスが、10日のロッテ戦で屈辱を受けた。
ロッテ先発の佐々木朗希投手に、初回2死の吉田正から5回まで13者連続三振を奪われ、プロ野球新記録の樹立を許した。結局、その後も流れを止められず、頼みの吉田正も3打席連続三振。9回、最後は代打・杉本が空振り三振に倒れ、28年ぶりの完全試合を許した。
中嶋監督は試合後「素晴らしいピッチングだったと思います。何とかしようと思っている、そのさらに上をいかれた訳ですから」と脱帽したが、一方で「これから対戦していく訳ですから、何とか次、やっていかないといけない。手が出なかったボールを見極めて、打てるように、しかけていけるように。認めてしまったら、僕らは先に進めないので、チャレンジしていく」と話し、さらに「ただの1敗です。100敗した訳ではないです。明後日から切り替えればいいだけです」と、チームには気持ちの切り替えを求めた。
先発の宮城については6回途中6失点ながらも「よかったですけどね。本当にいい投球をしていて、久々に宮城らしい投球をね。最後はね、あそこまで、次につながる投球だったと思います」と評価し、初出場となった捕手の福永に対しては「これがプロの1試合目、その点では落ち着いていましたし、出だしとして、覚えていてもらえたらと思います」と話していた。
巨人の元エースで、野球解説者の江川卓さん(66)はロッテ・佐々木朗希投手(20)の完全試合達成を“当然”とばかりに受け止めた。
佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)でNPB史上16人目となる完全試合を達成。日本球界では1994年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来28年ぶり、ロッテでは1973年の八木沢壮六以来49年ぶりの快挙で、20歳5ヶ月での達成は1960年嶋田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少記録となった。
この快挙を受け、解説を担当したBS日テレでの巨人−ヤクルト戦(東京D)の試合後に実況アナウンサーから「江川さん、昭和の怪物としていかがですか?」と心境を聞かれた江川さんは「早くもやりましたかって感じですね」と嬉しそうな声で一言。「すごいですね」「楽しみですね」と続けた。
95年4月21日のロッテ戦で19奪三振の日本記録を作った野球評論家の野田浩司氏(54=元阪神、オリックス)も神戸市内の自宅でテレビ観戦し、「すごいの一言」と佐々木朗の快挙を祝福した。
オリックス戦を解説することが多く、注目していた対戦。「最初からずっと見ていた。ストレートが速いし、当たっても振り遅れ。フォークも揺れるような軌道で空振りを取るべくして取れていた」と分析。自身の記録も同じ千葉で、時期も4月。「センターからホームに吹く風がはね返って、投手にとっては向かい風になって、球が微妙に変化する」と共通点があったと見ていた。
違いは野田氏の19三振は勝利につながらなかったこと。「9回に追いつかれて勝てなかったからね。ランナーもよく出していた。それに比べると完全試合ですからね。凄い投球だった。記録を抜かれるとしたら、佐々木くんじゃないかと思っていた」と脱帽していた。
完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手(20)の出身地、岩手県陸前高田市のゆるキャラ、たかたのゆめちゃんが
10日、公式ツイッターを更新し、快挙を祝福した。
佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5ヶ月の達成は、1960年嶋田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
たかたのゆめちゃんは試合終了直後に、「朗希選手すごーーーい!」とつづり、完全試合のニュースをはり付けた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5ヶ月の達成は、1960年嶋田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
この快挙にツイッターでは「完全試合」が世界トレンド1位に急浮上。他にも「佐々木くん」「令和の怪物」「吉田正尚」「オリックス」など関連ワードが多数トレンド入りを果たした。
佐々木朗は完全試合の他に球団記録だった村田兆治の16奪三振を超え、最後の打者である代打・杉本を空振り三振に斬り、計19奪三振をマーク。1試合奪三振のプロ野球記録である95年4月21日のロッテ戦で野田浩司が記録した19にも並ぶなど記録ずくめの快挙達成。
ネット上ではオリックス・吉田正との対決にも注目し「あの三振をしない吉田正尚選手が3打席連続三振するなんて佐々木朗希くん凄すぎるwww」「三振の少ない吉田正尚を3打席連続三振とか離れ技すぎる」「マジで三振しない吉田正尚が3三振だもんな」「三振の少ない吉田正尚選手から3奪三振は熱い。連続三振の新記録も吉田正尚選手からか。ほんとに凄い」と称賛の声が続々。
なかには「最後ラオウってのがいいなまた」「最後のバッターラオウかわいそうやな。これから一生使われるやつやん」「しかしラオウ杉本は今後何度も完全試合達成の瞬間の空振りとして登場するのか…」「これからラオウの三振シーンが事あるごとに流されるんやな」など9回に代打で登場した杉本を“心配”する声も上がっていた。
芸能界の鴎党からも祝福の声が相次いだ。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で、プロ野球史上16人目の完全試合を達成。
ロッテファンとして知られる「ぺこぱ」の松陰寺太勇は、本名の松井勇太の名でツイートする「松井ッター」のアカウントから「仕事で見れなかったけど、ろーき選手おめでとうー!!!!」と快挙を祝福。
「そしてロッテに来てくれてありがとう!!!(まだ居てね。)」とロッテ愛をにじませ、ファンからは「まだ居てねは、めちゃくちゃ気持ち分かります」と賛同する声が寄せられた。
ロッテ出身の元プロ野球選手・倉持明の娘で元AKB48の倉持明日香も完全試合達成の画面をスクリーンショットした画像とともに「素晴らしい」と拍手を送った。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢荘六以来。20歳5ヶ月の達成は、1960年嶋田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
この試合の中継で解説を担当した、“ミスターロッテ”有藤通世氏(スポニチ本紙評論家)は「素晴らしいピッチングだった」と後輩の快挙に喜び。それでも「僕は不満が残っている」と言い、「奪三振が20ないと。このピッチャーにはやっぱりこれをやって欲しい。27三振、やって欲しいね」とプロ野球タイ記録の19奪三振をマークした20歳にさらなる記録達成を期待した。
そして「2試合続けてはないでしょ?完全試合。次の試合もやって欲しい」と驚きの期待も口に。「今のバッティング技術はそうとう上ってますから。その中で13人続けての三振、これは凄いことですよ」と手放しで称賛していた。
佐々木の前回登板となった3日の西武戦(ZOZOマリン)でも解説を務め、ノーヒットノーラン、完全試合への期待を語っていた有藤氏。この日の試合前も「きょうはこの前以上の投球を期待する」とし、「いつも言っているようにノーヒットノーラン、完全試合ですよ。僕はこのピッチャーはそれを目指してやって欲しいと思ってますから」と話していた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。芸能界からも祝福の声が続々。ツイッターには驚きの声があふれた。
94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5ヶ月の達成は、1960年嶋田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
3月いっぱいで日本テレビを退社した桝太一氏は、「すごいもの観ました!!!!(テレビで)#佐々木朗希」と投稿。「青汁王子」こと実業家の三崎優太氏は、「佐々木郎希選手の歴史的快挙に震えた。完全試合が発生する確率は0.01%、この令和の時代にとんでもないものが見れた。この令和の時代に歴史は変わっていく」と記した。
また、俳優の鈴木福は「完全試合!?!?そして三振で締める!すごすぎ!!!!!!!佐々木朗希選手おめでとうございます!」と祝福。フリーアナウンサーの袴田彩会は「うぉぉぉーーー!!!!!すごぉぉぉーーーーい!!!!令和の怪物、朗希様ーーー!!!!」と興奮気味につづった。
お笑いコンビ「ロッチ」の中岡創一は、「なんじゃこりゃスゴすぎる」とツイート。お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢は、テレビ画面を写した写真とともに「おいおい、マジかよ」と投稿した。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5ヶ月の達成は、1960年嶋田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
この快挙にツイッターでは「完全試合」が世界トレンド1位に急浮上。他にも「佐々木くん」「令和の怪物」「吉田正尚」など関連ワードが多数トレンド入りを果たした。
佐々木朗が大記録を達成すると球場はスタンディングオベーションで祝福。ネット上でも「佐々木朗希完全試合キター!!!!!」「伝説になった!!完全試合だあああ!」「佐々木朗希すげぇーーものみせてもらった。完全試合で村田兆治さんの記録も抜いちゃった。興奮したすげぇーーー!!」「ヤッター!!!!伝説を見届けたぞ!!」「完全試合…まさか生きてるうちに観れるとは」など大興奮。
さらに佐々木朗は球団記録だった村田兆治の16奪三振を超え、最後の打者である代打・杉本を空振り三振に斬り、計19奪三振。1試合奪三振のプロ野球記録である95年4月21日のロッテ戦で野田浩司が記録した19にも並び、ネット上では「19奪三振の完全試合ってまじか。高校野球じゃあるまいし」「完全試合の27人目打者を3球三振ってホント漫画かよwいや凄かった」「プロ野球記録並んで完全試合達成とかカッコよすぎだろ」などといった称賛の声が続々。“日本中”が佐々木朗の快挙に沸いていた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5ヶ月の達成は、1960年嶋田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
井口監督は「もう朗希につきます。三振数もそうですけど、9回までしっかり投げ切れたことも大きかった。その中で完全試合ということで、本当に素晴らしいピッチングだった。いずれやるだろうなと思ってましたけど。こんな早い段階でこういう試合ができるとは思わなかった」と称えた。
「ベンチもそうですし、守備者もピリピリした感じて守っていたと思います。こういう経験はなかなかできないと思うので、選手達もいい経験ができたんじゃないかなと思います」と続けた上で「その中で松川が本当にいいリードしてくれている。打つ方でもしっかりと打ってくれた。バッテリーのおかげかなと思います」とドラフト1位の高卒ルーキーにも感謝した。
プロ野球新記録の13者連続三振で、1試合19三振はプロ野球タイ記録。これで連続イニング奪三振は34にまで伸び、次回登板でプロ野球記録の43イニング連続三振に挑む。
元巨人投手で野球解説者の槙原寛己氏(58)が10日、BS−TBSで生中継されたプロ野球日本ハム−楽天(札幌D)の解説を務め、この日のオリックス戦(ZOZOマリン)で完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)に祝福の言葉を送った。
番組では佐々木の快挙をニュース速報で伝えた。プロ野球では槇原氏が広島戦で達成して以来、28年ぶり。解説中に知らせを聞いた槇原氏は「いつかはこういう時が来ると思っていたけど…」と驚いていた。
槇原氏は、プロ野球新記録の13連続を含む、同タイ記録の19奪三振という佐々木の投球内容にも驚きの声を上げた。「周りがドキドキするような感じじゃない。三振、三振でどんどんいってるので」。野手も緊張する場面だが、「19個の三振だと、野手はありがたいですね」と話した。さらに、自身がパーフェクトを達成した時を振り返り、「その時、長嶋一茂君がサードを守ってて、『怖くなかったですか?』と言われたのは覚えてます」と明かした。
まだ20歳という若さでの大記録に、槇原氏は「僕は30か31の年だったと思うけど、その若さでやるわけですから。これからマスコミも含めて注目度が増しそうですね」とコメント。「素晴らしいですね。これ以上の投球はない」と、称賛の声は止まらなかった。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5ヶ月の達成は、1960年島田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
試合後のお立ち台のコメントは以下の通り。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5ヶ月の達成は、1960年島田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
本拠の大歓声を浴びた佐々木朗は「正直あまり意識していなくて、打たれたら、それでいいかなと思って、最後まで松川を信じて投げました」と笑顔で話した。
同時のプロ野球記録を樹立する歴史的快投だった。初回2死の吉田正から5回まで13者連続三振を奪い、プロ野球記録を更新。従来のプロ野球記録は1957年の梶本隆夫(阪急)と1958年の土橋正幸(東映)が記録した「9」だった。海の向こうの大リーグでの連続三振記録は「10」で、長い歴史を誇る大リーグにもないことを20歳右腕がやってのけた。
6回先頭の紅林の中飛で記録は連続奪三振の途切れたが、その後も三振ペースは衰えない。7回2死から連続三振を記録し、球団記録の村田兆治の16奪三振を超えた。最後の打者である代打・杉本も空振り三振に斬り、19三振。1試合奪三振のプロ野球記録は、95年4月21日のロッテ戦で野田浩司が記録した19に並んだ。
記録づくめの快投には「松川がいいリードしてくれたので、しっかり、そこに要求に応えながら投げることができたと思います。ストライク先行で早いカウントで勝負できたので、良かったかなと思います。次回もいいピッチングができるように頑張ります」と語った。
球団では95年伊良部秀輝以来、27年ぶりとなる3試合連続2桁奪三振も記録。これで34イニング連続奪三振となった。夢を与える「令和の怪物」の快投だった。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発し、プロ野球史上16人目の完全試合を達成した。94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で槙原寛己(巨人)が達成して以来、28年ぶりの快挙で、ロッテでは、1973年の八木沢壮六以来だった。20歳5ヶ月の達成は、1960年嶋田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を更新する最年少達成者となった。
同時のプロ野球記録を樹立する歴史的快投だった。初回2死の吉田正から5回まで13者連続三振を奪い、プロ野球記録を更新。従来のプロ野球記録は1957年の梶本隆夫(阪急)と1958年の土橋正幸(東映)が記録した「9」だった。海の向こうの大リーグでの連続三振記録は「10」で、長い歴史を誇る大リーグにもないことを20歳右腕がやってのけた。
6回先頭の紅林の中飛で記録は連続奪三振の途切れたが、その後も三振ペースは衰えない。7回2死から連続三振を記録し、球団記録の村田兆治の16奪三振を超えた。最後の打者である代打・杉本も空振り三振に斬り、19三振。1試合奪三振のプロ野球記録は、95年4月21日のロッテ戦で野田浩司が記録した19に並んだ。
球団では95年伊良部秀輝以来、27年ぶりとなる3試合連続2桁奪三振も記録。これで34イニング連続奪三振となった。夢を与える「令和の怪物」の快投だった。
昨季パ・リーグ王者のオリックスが、10日のロッテ戦で屈辱を受けた。
ロッテ先発の佐々木朗希投手に、初回2死の吉田正から5回まで13者連続三振を奪われ、プロ野球新記録の樹立を許してしまった。
6回先頭の紅林が中飛を放ち、三振記録は13で止めたが、その後も安打は出ないまま。頼みの吉田正も3打席連続三振で、佐々木朗を止めることができなかった。
結局9回まで1人の走者も出せず、最後の打者となった代打・杉本が空振り三振に倒れ、28年ぶりプロ野球史上16人目の完全試合達成を許した。また、1試合19三振も日本タイ記録で、完全な引き立て役となった。
女房役が貴重な一打で怪物に力を与えた。3−0の6回2死満塁、「9番捕手」で出場したドラフト1位ルーキー・松川虎生が中越えに走者一掃二塁打を放ち、プロ初めての複数打点を記録。もう少しで満塁本塁打だったフェンス直撃の打球に、ベンチ前で登板に備えていた先発・佐々木朗も頭を抱えて満面の笑みだった。
佐々木朗は今季登板した3試合とも松川とバッテリーを組み、好投を続けてきた。今季初勝利を挙げた前回登板の3日西武戦(ZOZOマリン)後には「緊張していましたが(松川が)大丈夫っしょと言ってくれたので、大丈夫かなと思って投げました」と絶大な信頼感を口にしていた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発。初回2死の吉田正から5回終了まで13者連続三振を奪い、プロ野球記録を大幅に更新した。この快投にツイッターでは「佐々木朗希」「完全試合」「日本記録」「最速164キロ」など“関連ワード”が続々とトレンド入りするなど、快投を続ける令和の怪物に列島が沸いた。
ネット上では佐々木朗へ注目が集まる一方で「佐々木をリードしてる高卒ルーキーの松川虎生も凄い」「佐々木(20)もおかしいけど涼しい顔して受けてる松川(18)もヤバい」「朗希がすごいのはもちろんそれをリードしてるのが高卒ルーキーの松川っていうのもすごいよな」とバッテリーを組むドラフト1位ルーキーの松川虎生捕手(18)を称賛する声も多数。
他には「佐々木朗希もすごいけど164キロをとれる高卒新人の松川くんって何者」「朗希が化け物過ぎて、これをリードしてるのが高卒1年目18歳松川であることを見逃しそうになる」「松川くんとのバッテリーはニヤニヤが止まりません」「佐々木朗希も松川も今すぐにメジャー行ってこい」「高卒ルーキー松川のリードもセンスの塊」「速球相手にミット流れてないし落ちる球もブロックできてるし凄い超えて怖えよ松川虎生」と高卒新人離れしたプレーぶりに圧倒されるファンの声が多く上がっていた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発。初回2死の吉田正から5回終了まで13者連続三振を奪い、プロ野球記録を大幅に更新。従来の記録は1957年の梶本隆夫(阪急)、58年の土橋正幸(日本ハム)の9者連続。令和の怪物が記録を64年ぶりに更新し、ツイッターでは「佐々木朗希」が国内トレンド1位まで急浮上した。
佐々木朗は初回2死に空振り三振を奪った吉田正を4回2死に迎えると2ストライクから149キロのフォークボールで空振り三振に斬る。この時点でプロ野球記録の10に並ぶと、まだ止まらない。5回も3者連続三振に仕留め、プロ野球新記録は13者連続三振にまで到達。6回先頭の紅林が中飛となったが、大記録を打ち立てる快挙を達成した。
この快投劇にネット上では「やべぇ、佐々木朗希マジ半端ないって!!」「佐々木朗希くんスゴッ!もうマンガの世界だな」「佐々木朗希、エグいわ…13者連続三振って何事」「13人連続三振!!歴史的ピッチングを見ております」と絶賛の嵐。
なかには「佐々木朗希くん化け物すぎて草。今すぐメジャーの契約しよう!」「君には日本は小さすぎる」「絶対に打てない球って存在するんやな」「いや、佐々木朗希伊藤智仁の1試合16奪三振の記録破るんじゃね」「そのうちいつか佐々木朗希に27連続三振やられそう」「はやくメジャーで大谷との対決が見たい」など様々な意見が飛び交い、盛り上がりを見せていた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発。初回2死の吉田正から5回2死からの西村まで、13者連続三振を奪い、プロ野球記録を大幅に更新した。従来の記録は1957年の梶本隆夫(阪急)、58年の土橋正幸(日本ハム)の9者連続。令和の怪物が記録を64年ぶりに更新した。
記録ずくめの快投だ。佐々木朗は試合前までの時点で25イニング連続奪三振。4回まで順調に三振を奪い、02年張誌家を抜いて、この時点でプロ野球歴代2位の29イニング連続奪三振を記録。また、球団では95年伊良部秀輝以来、27年ぶりとなる3試合連続2桁奪三振も記録した。
連続奪三振は13でストップしたが、その後も快投は続く。6回までパーフェクト投球を続け、スコアボードに0を刻み続けた。
3回1死からの福永、2死からの宜保と立て続けに自己最速タイの164キロを計測。今季2勝目を狙う佐々木朗は前日9日に「まずは先制点を与えないように。そして、しっかりと長いイニングを投げられるように頑張りたいと思います。状態は引き続き、順調です」とコメントしていた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発。初回2死の吉田正から5回まで13者連続三振を奪い、プロ野球記録を樹立した。従来のプロ野球記録は1957年の梶本隆夫(阪急)と1958年の土橋正幸(東映)が記録した「9」だった。
初回2死に空振り三振を奪った吉田正を4回2死に迎えると2ストライクから149キロのフォークボールで空振り三振に斬る。この時点でプロ野球記録の10を記録すると、まだ止まらない。6回先頭の紅林が中飛となったが、13者連続三振を奪った。
海の向こうの大リーグでの連続三振記録は「10」。過去3投手がマークしている。初めて10者連続三振を達成したのは、メッツの快速右腕として鳴らしたトム・シーバー。70年4月22日のパドレス戦で達成した。6回2死からゲームセットまで全て三振を奪い、当時の大リーグ記録に並ぶ1試合19奪三振を記録した。シーバーの記録は長く不滅のものとして輝いていたが、昨季2人の投手がこの金字塔に並んだ。フィリーズのアーロン・ノラが6月25日のフィリーズ戦で、ブルワーズのコービン・バーンズが8月11日のカブス戦で、いずれも10者連続三振を成し遂げた。
11人以上の打者を連続三振に斬ったケースは、長い大リーグの歴史でも1人もいない。佐々木朗は文字通り異次元の領域に達しようとしている。
佐々木朗は試合前までの時点で25イニング連続奪三振。また、2試合連続2桁奪三振中で、球団では95年伊良部秀輝以来、27年ぶりとなる3試合連続2桁奪三振も記録した。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発。5回終了の時点で、初回2死の吉田正から13者連続三振を奪い、プロ野球記録を大幅に更新した。従来の記録は1957年の梶本隆夫(阪急)、58年の土橋正幸(日本ハム)の9者連続。令和の怪物が記録を64年ぶりに更新した。メジャー記録は10で、日米の長い野球の歴史の名前を刻む快投となった。
記録ずくめの快投だ。佐々木朗は試合前までの時点で25イニング連続奪三振。4回まで順調に三振を奪い、02年張誌家を抜いて、この時点でプロ野球歴代2位の29イニング連続奪三振を記録。また、球団では95年伊良部秀輝以来、27年ぶりとなる3試合連続2桁奪三振も記録した。
さらに3回1死からの福永、2死からの宜保と立て続けに自己最速タイの164キロを計測。今季2勝目を狙う佐々木朗は前日9日に「まずは先制点を与えないように。そして、しっかりと長いイニングを投げられるように頑張りたいと思います。状態は引き続き、順調です」とコメントしていた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発。3回1死、打者・福永、2死から宜保に対し、立て続けに自己最速タイの164キロを計測した。
これまでの日本球界最速は2021年に巨人・ビエイラがマークした166キロ。日本人最速は16年クライマックスシリーズ(CS)ファイナルS第5戦で大谷翔平(現エンゼルス)が計測した165キロ。
同投手は今季初登板となった3月27日楽天戦(楽天生命)で浅村に対し、自己最速を更新する164キロを計測。3日の西武戦(ZOZOマリン)では最速163キロで8回3安打1失点、自己最多13奪三振で今季初勝利を、本拠地初勝利を記録している。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発。初回2死の吉田正から10者連続三振を奪い、プロ野球記録を樹立した。
佐々木朗は試合前までの時点で25イニング連続奪三振。また、2試合連続2桁奪三振中で、球団では95年伊良部秀輝以来、27年ぶりとなる3試合連続2桁奪三振も記録した。
今季2勝目を狙う佐々木朗は前日9日に「まずは先制点を与えないように。そして、しっかりと長いイニングを投げられるように頑張りたいと思います。状態は引き続き、順調です」とコメントしていた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発。初回を危なげなく3者凡退で立ち上がり、状態の良さを見せつけた。
初回、先頭の後藤は161、160、162キロと直球を続けてカウントを整え、フォークボールで二ゴロに仕留めると、2番・バレラもカウント0−2からフォークで一ゴロ。3番・吉田正はカウント0−1からフォークを連投し、空振りの3球三振に仕留めた。初回に投じた直球5球は全て160キロ以上を計測。わずか10球で初回を終えた。
同投手は今季初登板となった3月27日楽天戦(楽天生命)で浅村に対し、自己最速を更新する164キロを計測。3日の西武戦(ZOZOマリン)では最速163キロで8回3安打1失点、自己最多13奪三振で今季初勝利をマーク。同時に3年目での本拠地初勝利も記録している。
ロッテは5月1日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で、球団オフィシャルスポンサーである岩下食品株式会社の冠協賛試合「岩下の新生姜スペシャルデー」を開催し、岩下の新生姜の熱烈なファンである伝説の女子プロレスラー「飛翔天女」こと豊田真奈美が始球式を行うと発表した。
豊田は87年に全日本女子プロレスでデビュー。WWWA世界シングル王座を複数回獲得。JWP女子プロレス、GAEA JAPAN、OZアカデミー女子プロレス、ワールド女子プロレス・ディアナ、アイスリボンなど各団体全てで王座獲得。17年に現役引退し、現在はコメンテーターやタレント活動など多方面で活躍中。
豊田は球団を通して「ファーストピッチセレモニーにお声掛け頂きありがとうございます。現役の時に痛めた右肩にはボルトが入っていて投げる事は出来ないので、左投げに挑戦させてもらいます。失礼ない投球が出来るように練習を重ね本番を迎えさせて頂きますので、どうぞ宜しくお願い致します」とコメントした。
ロッテは10日、佐々木千隼投手(27)の近い関係者が新型コロナウイルス陽性判定となったため、濃厚接触の疑いがあるとしてNPBの「感染拡大防止特例2022」に基づいて出場選手登録を抹消すると発表した。
佐々木千はコンディション不良で開幕は2軍で迎えたが、8日のオリックス戦から1軍合流。9回に今季初登板し、無失点に抑えていた。佐々木千は昨季54試合に登板。井口監督も「彼が帰ってきたことで、チームとして引き締まるんじゃないかと思います」と復帰を喜んでいた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に先発。3回無死、紅林から空振り三振を奪い、プロ野球史上2位タイとなる28イニング連続奪三振を記録した。
初回、先頭の後藤は161、160、162キロと直球を続けてカウントを整え、フォークボールで二ゴロに仕留めると、2番・バレラもカウント0−2からフォークで一ゴロ。3番・吉田正はカウント0−1からフォークを連投し、空振りの3球三振に仕留めた。初回に投じた直球5球は全て160キロ以上を計測。わずか10球で初回を終えた。
佐々木朗は試合前までの時点で25イニング連続奪三振。また、2試合連続2桁奪三振中で、3試合連続2桁奪三振なら球団では95年伊良部以来27年ぶりとなる。
今季2勝目を狙う佐々木朗は前日9日に「まずは先制点を与えないように。そして、しっかりと長いイニングを投げられるように頑張りたいと思います。状態は引き続き、順調です」とコメントしていた。
ロッテ・佐々木朗が偉業をトリプル達成した。初回3死目から5回まで、オリックス打線からプロ野球記録を4つ更新し、メジャー記録の10をも上回る13者連続三振を奪うと、勢いは止まらずプロ野球史上16人目、94年の槙原寛己(巨人)以来28年ぶりの完全試合をプロ初完投で成し遂げた。20歳5か月は史上最年少だった。さらに令和の怪物は、わずか105球でプロ野球タイ記録の1試合19奪三振までマーク。最速164キロの直球と150キロ近いフォークを武器に異次元の投球を披露した。
異次元な投球に、ただただ圧倒されるばかりだった。佐々木朗希を追い続けて3年目。最後の打者・杉本を打ち取った瞬間の右腕の満面の笑みは、これまで見た中で最高の笑顔だった。
才能あふれる右腕も、苦難を乗り越えてからこそ今がある。令和の怪物と期待され入団した1年目。3月に行われたプロ初の打撃投手で最速157キロを計測し、5月のシート打撃では160キロを2度計測して怪物の片鱗を示したが、当時の体は1年間160キロ超えに耐えられる体ではなかった。しかも、2軍で鍛え上げていくことが一般的な中、そのまま1軍に同行しながら体作りに専念。異例な育成方法に外部からは批判的な声も上がった。
その声は本人にも届いていたはず。「ペースは人それぞれ。周りとかが昔はとか比べがちだけど前例はなくていいと思うし、それは僕が作ればいいと思う」と朗希が残した言葉が今でもずっと印象に残っている。
2年目は中10日間隔で調整しながら11試合に登板し3勝2敗。そして、今季は自己最速を更新する164キロをたたき出し、完全試合まで達成。我々の想像をはるかに超える数字を次々に打ち立てていく朗希は前述のコメントに、さらに20歳とは思えない言葉を続けた。
「うまくいかないときとか、それを改善しようと努力しても全部がうまくいく訳じゃない。頑張ったけど報われなかった、そういうことが多い中でも人に負けないように立ち向かってたことが、これからすごく生きる」。
これまでの時間が糧となり、今の佐々木朗希ができている。
ロッテ・佐々木朗が偉業をトリプル達成した。初回3死目から5回まで、オリックス打線からプロ野球記録を4つ更新し、メジャー記録の10をも上回る13者連続三振を奪うと、勢いは止まらずプロ野球史上16人目、94年の槙原寛己(巨人)以来28年ぶりの完全試合をプロ初完投で成し遂げた。20歳5ヶ月は史上最年少だった。さらに令和の怪物は、わずか105球でプロ野球タイ記録の1試合19奪三振までマーク。最速164キロの直球と150キロ近いフォークを武器に異次元の投球を披露した。
MLBの公式ページが11日、トップニュースの1つとしてロッテの佐々木朗希投手の完全試合について報じた。
13連続含む19Kで完全試合という、日本プロ野球史上例を見ない快挙を成し遂げた佐々木朗希。「日本の天才投手が19三振を奪って完全試合を達成した」と題した記事では、すでに右腕がメジャー球団の調査対象になっていることにも触れながら、その映像とともに経過を掲載。また、過去のメジャーでの完全試合達成投手の最多奪三振が14ということも書き加えた。
パドレスのダルビッシュ有投手も反応。「1年前のブログではデビューがどうとか言ってたのに、13連続奪三振、19奪三振完全試合達成。今日の状態だとメジャーに来ても同じようなピッチングが出来ていると思います」と自らのツイッターに投稿した。
ロッテ・佐々木朗が偉業をトリプル達成した。初回3死目から5回まで、オリックス打線からプロ野球記録を4つ更新し、メジャー記録の10をも上回る13者連続三振を奪うと、勢いは止まらずプロ野球史上16人目、94年の槙原寛己(巨人)以来28年ぶりの完全試合をプロ初完投で成し遂げた。20歳5ヶ月は史上最年少だった。さらに令和の怪物は、わずか105球でプロ野球タイ記録の1試合19奪三振までマーク。最速164キロの直球と150キロ近いフォークを武器に異次元の投球を披露した。
異次元な投球に、ただただ圧倒されるばかりだった。佐々木朗希を追い続けて3年目。最後の打者・杉本を打ち取った瞬間の右腕の満面の笑みは、これまで見た中で最高の笑顔だった。
才能あふれる右腕も、苦難を乗り越えてからこそ今がある。令和の怪物と期待され入団した1年目。3月に行われたプロ初の打撃投手で最速157キロを計測し、5月のシート打撃では160キロを2度計測して怪物の片鱗を示したが、当時の体は1年間160キロ超えに耐えられる体ではなかった。しかも、2軍で鍛え上げていくことが一般的な中、そのまま1軍に同行しながら体作りに専念。異例な育成方法に外部からは批判的な声も上がった。
その声は本人にも届いていたはず。「ペースは人それぞれ。周りとかが昔はとか比べがちだけど前例はなくていいと思うし、それは僕が作ればいいと思う」と朗希が残した言葉が今でもずっと印象に残っている。
2年目は中10日間隔で調整しながら11試合に登板し3勝2敗。そして、今季は自己最速を更新する164キロをたたき出し、完全試合まで達成。我々の想像をはるかに超える数字を次々に打ち立てていく朗希は前述のコメントに、さらに20歳とは思えない言葉を続けた。
「うまくいかないときとか、それを改善しようと努力しても全部がうまくいく訳じゃない。頑張ったけど報われなかった、そういうことが多い中でも人に負けないように立ち向かってたことが、これからすごく生きる」。
これまでの時間が糧となり、今の佐々木朗希ができている。
令和の怪物の完全試合を演出したのは、この日「9番・捕手」でマスクをかぶったドラ1・松川だった。
3月27日の楽天戦(楽天生命)から3度目のバッテリー。「すごかったです。バッターに考える時間がなかったことがすごくよかった」と松川は振り返った。勝負どころは4回。2死から迎えた吉田正の打席で、松川は初球から2球連続でカーブのサイン。「あそこが本当に分岐点だった。正尚さんの予想したところじゃなかったと思うので、その後のフォークが生きたかなと」。見逃し、空振りで追い込むと、最後は149キロのフォークで空振り三振。頼もしい女房役の配球に、朗希も松川を指さしてニヤリ。合わせて38歳の若いバッテリーがあうんの呼吸で球場を支配していった。
松川はバットでも朗希を援護。6回には2死満塁から宮城の変化球を捉え、中越えに走者一掃のダメ押し3点適時二塁打。「何とか打ててよかったです」と胸をなで下ろした。松川自身も初体験の完全試合。先輩投手をたくましくリードしながらも「最後とかは何とかパスボールだけはやめようと…」と苦笑いで胸の内を明かした。強心臓の18歳が偉業をお膳立てした。
ロッテ・佐々木朗希投手の完全試合達成に芸能界のロッテファンからも祝福と驚きの声が上がった。佐々木朗が大ファンという、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお(47)、富澤たけし(47)もスポーツ報知に大記録達成を祝福するコメントを寄せた。
仙台出身のサンドは、“東北魂”を掲げて東日本大震災の復興支援の募金活動を行うなど、東北愛が強く、佐々木朗の出身の陸前高田市にも何度も訪れている。佐々木朗は20年1月の本紙のインタビューで好きな芸能人にサンドを挙げ「小さい頃はお笑い全般が好きだったので動画は全部見てました」と発言していた。
3月に放送されたNHK「サンドのお風呂いただきます 震災特番 岩手三陸海岸SP」ではオンラインながら“初共演”を果たした。伊達は「最近、リモートでしたが朗希くんとお話しさせていただいたので勝手に親近感を感じております。本当に凄い記録ですね!しかも、昨シーズン優勝チームに対しての記録。東北の誇りですね」と祝福。
2人はこの日、「中川家」「ナイツ」とともに札幌で開催された「漫才サミット」に出演。富澤は「先日は番組出演ありがとうございました!そして初完投で19奪三振、完全試合おめでとう!移動中の車でナイツと中川家さんと一緒に見てました!」と快挙の瞬間を見届けたことを報告。「これからも岩手の星として大活躍して、できれば東北に戻ってきてくれたらと思います!その時は松川捕手も欲しいし、レアードも…!」と楽天ファンらしいラブコールも忘れなかった。
ロッテ・佐々木朗希投手の完全試合達成に芸能界のロッテファンからも祝福と驚きの声が上がった。佐々木朗も卒業した大船渡市立第一中学の先輩である歌手の新沼謙治(66)は「後輩がすごいことを成し遂げて、とても嬉しいです。本当におめでとう」と祝福。
佐々木朗は陸前高田市で生まれたが、東日本大震災で被災し、大船渡市に移り住んだ経緯があり「東北の被災地の方々にも勇気を与えてくれたと思います。スポーツ選手は体が資本だと思うので、怪我に気をつけて、この勢いで頑張ってください。応援しています」とエールを送った。
28年前、俺は30歳だった。同い年のマキ(槙原寛己氏)とのバッテリーで臨んだ試合、6回ぐらいから明らかにベンチの雰囲気が違った。5−0で勝ってるのに、シーンとしてた。
そんな中で俺は平気な顔してマキに言ったのよ。「おい、狙ってみぃよ」って。そしたら「余計なこと言うな」って、ベンチのみんなから冷たい視線が向けられた。
でも俺からしたら、ノーヒットノーランなら「夢」に持てるけど、完全試合なんてマンガの世界。「は?ホンマにできると思ってんの?何言うてんねん」って話よ。勝つことで精一杯。プロ野球、そんな甘ないよ。
7回から打線は3巡目。プロ12年目の捕手としたら、ここを抑える難しさは分かってた。それまで8、9回にどんだけひっくり返されたか…。だから、9回になってやっと、「ホンマか、これ」って俺自身がドキドキしたのを覚えてる。
20歳と18歳のバッテリーがやり遂げちゃうんだから、あり得へんことがあんねんな。本当におめでとう。
佐々木朗希の球を普通に受けられるだけで松川は大したもの。フォークをしっかり正面で止められるのも、足が遅れてないから。俺とはレベルが違う、才能の塊だと思うね。
完全試合だけじゃなく、19奪三振。すごいの一言。前人未到の2度の完全試合達成、彼ならそんなあり得ないことを可能にするかも、って思える。期待してます。
ロッテ・佐々木朗が偉業をトリプル達成した。初回3死目から5回まで、オリックス打線からプロ野球記録を4つ更新し、メジャー記録の10をも上回る13者連続三振を奪うと、勢いは止まらずプロ野球史上16人目、94年の槙原寛己(巨人)以来28年ぶりの完全試合をプロ初完投で成し遂げた。20歳5ヶ月は史上最年少だった。さらに令和の怪物は、わずか105球でプロ野球タイ記録の1試合19奪三振までマーク。最速164キロの直球と150キロ近いフォークを武器に異次元の投球を披露した。
朗希が投じる1球1球に誰もが息をのんだ。9回、刻々と近づく大記録に球場にはどよめきと歓声が入り交じる。最後の打者・杉本から、147キロフォークで19個目の三振を奪うとグラブを勢いよくバンッとたたいた。史上16人目、史上最年少での完全試合に球場は大歓声。泣き出すファンまでいた。マウンドでナインによる歓喜のウォーターシャワーを浴びると満面の笑みを浮かべた。
「あまり意識していなかったし、打たれたらそれでいいかなと思っていた。たくさんの選手におめでとうと言ってもらえて嬉しかった。実感はないんですけど帰ったら浸りたい」。
最初から最後まで快投は続いた。初回2死から吉田正を148キロのフォークで空振り三振に仕留めると、5回まで13者連続奪三振。57年の梶本隆夫(阪急)、58年の土橋正幸(東映)がマークした9者連続三振のプロ野球記録はおろか、メジャー記録の10者をも軽く飛び越えた。味方が5点を奪った直後の7回先頭の後藤に対し、この日初めてカウント3ボールとしたが「心をコントロールしながら最後まで投げ続けることができた」と右飛に仕留めた。昨季わずか26個の“三振しない男”吉田正からも3打席連続K。最速164キロ、平均159.8キロの直球と同146.2キロのフォークを軸にプロ野球タイ記録1試合19三振を奪った。
偉業を成し遂げた右腕が“達成”からどんどん遠ざかっていることがある。それはごく普通の20歳として生活すること。年末年始に地元の岩手・大船渡の友人と集結し、お泊まり会。それぞれが大学生、社会人として奮闘しているが、「(学生は)みんな1年の半分が休みだし、プライベートに制限がないこと。それは入団した時からずっといいなあと思ってます」。
世間の注目を一身に浴びる令和の怪物は帰省しても公の場には一切出なくなった。普通の20歳をうらやましくも感じているが、友人からすれば自慢の同級生。昨季1軍デビュー前の2軍戦にも駆け付けた中学時代の友人・野中大輔さん(20)は「朗希がメジャーで投げているのを見てみたい」。地元の仲間の応援が快投の源になっている。
1年目は体作りを優先し登板なし。昨季はほぼ10日の登板間隔で11試合で3勝2敗、最長は8イニングと、完投すらなかった右腕が高卒ドラ1松川との計38歳バッテリーで達成したプロ14戦目での球史に残る偉業。それでも「明日からしっかり忘れて、次回またいいピッチングできるように。1年間いいパフォーマンスできるように準備していかないと」。朗希の視線は驚くことに、もう次戦へと向けられていた。
プロ野球・ロッテの佐々木朗希投手(20)が28年ぶりに完全試合を達成したことを受け、佐々木朗が好物と公言する地元・岩手県大船渡市の調味料「酢の素」(500ミリ・リットル、400〜500円)には早速注文が相次いだ。
「酢の素」は明治時代創業の水野醤油店が約50年前から販売する。ボトルに「濃厚」と書かれた飴(あめ)色の酢で、本来は4〜5倍に希釈して使う。ただ、地元では原液のまま刺し身にかけて食べる人もおり、料理の隠し味にするなど、好みに合わせた食べ方ができる。地元の観光サイトでも紹介されている。
佐々木朗の家庭にも常備され、本人も「とっても酸っぱい」と認める一品。プロ入り1年目の20年5月に行った、ファンからの質問に答える企画では「関東に来てから恋しくなった食べ物」の質問に対し「酢の素」を真っ先に挙げていた。
「酢の素」など三陸地方の商品を販売するアンテナショップ「三陸SUN」(東京・杉並区)のセンター長・福山陽平さん(30)は「完全試合を達成した直後から注文が入り始めました。これからも活躍してくれたら嬉しいですね」と語った。入団当時はホームページなどを通じ月に約300本ほどの注文が入ったが、今回はそれを上回る可能性もある。
水野醤油店2代目の水野勝平さん(84)も「ニュースで完全試合を知りました。すごい!素晴らしい!岩手出身の大谷翔平さんや佐々木さんが頑張ってくれて、嬉しいね」と声を弾ませていた。
史上16人目となる完全試合、13者連続奪三振の日本記録を樹立した佐々木朗希が試合後、重光昭夫オーナーから祝福のメッセージが届いたことを明かした。
「ロッカーに戻ったら沢山の祝福メールやLINEなどをいただきました。重光昭夫会長オーナーからも『完全試合、日本新の13者連続三振おめでとうございます。素晴らしい投球でした』と試合後、すぐにメッセージをいただき、とても嬉しかったですし光栄でした。色々な方にこうやって祝福の言葉をいただけて、本当に幸せだなあと思います。次回登板も頑張ります」とコメントした。
ロッテの佐々木朗希投手が記録ずくめの快投で、史上16人目となる完全試合を達成した。
初回から5回まで、64年ぶりに日本新記録となる13者連続三振を達成すると、その後も圧巻の投球で、9回105球を投げ19奪三振。95年にオリックス・野田浩司がマークしたプロ野球記録に並んだ。
井口監督は試合後、「朗希に尽きますね。いずれやるとは思っていたけど、こんなに早く達成するとは」と脱帽。20歳5ヶ月の高卒3年目右腕がとてつもない快挙を成し遂げ、チームを勝利に導いた。
ロッテの佐々木朗希投手がプロ野球16人目となる完全試合を達成した。
初回から5回まで日本記録となる13者連続三振をマークすると、その後もオリックス打線を一切寄せ付けず9回まで完全投球。この日の最速は自己最速タイとなる164キロで、105球を投げ無安打無失点無四球の異次元投球。高卒3年目右腕がプロ野球史上16人目となるとなる完全試合を達成した。
プロ野球での完全試合達成は巨人の槙原寛己が1994年5月18日に広島戦(福岡ドーム・現PayPayドーム)でマークして以来28年ぶり。パ・リーグでは、78年8月31日に阪急(現オリックス)の今井雄太郎がロッテ戦(宮城)で達成して以来44年ぶりとなった。
試合後のヒーローインタビューの主な一問一答は以下の通り。
ロッテ・佐々木朗希がオリックス戦に先発し、完全試合を達成した。
立ち上がりから絶好調の佐々木朗は初回2死、吉田正から10者連続奪三振のプロ野球記録を達成。13者連続までのばした。その後も快投を続け、最後の打者・杉本を3球三振に仕留めて、95年にオリックスの野田浩司がマークしたプロ野球記録に並ぶ19奪三振。プロ野球史上16人目となる完全試合を成し遂げた。
ロッテの佐々木朗希投手が連続13奪三振をマークし、日本記録を更新した。
初回2死から吉田正を空振り三振に打ち取ると、そこから5回まで打者13人を連続三振に打ち取る圧巻の投球。64年ぶりに日本記録を更新した。
ロッテの佐々木朗希が10者連続奪三振を記録し、プロ野球新記録をたたき出した。
初回2死、吉田正から空振り三振を奪うと、4回まで全て三振の10者連続三振。1957年・梶本隆夫(阪急)、1958年・土橋正幸(東映)を抜く10者連続三振でプロ野球記録となった。
ロッテの佐々木朗希投手が自己最速タイの164キロをたたき出した。
1点リードの3回先頭の紅林を空振り三振に打ち取ると、続く福永への3球目で自己最速タイとなる164キロを計測。そのまま福永を空振り三振に打ち取ると、最後は宜保を164キロの直球で空振り三振。1回2死から7者連続Kの圧巻投球で、連続奪三振を28イニングに伸ばし、日本球界歴代2位となる2002年の西武・張誌家の記録に並んだ。
ロッテの佐々木朗希投手が連続イニング奪三振を日本人最長の「26」に更新する快記録を打ち立てた。
初回、先頭の後藤を二ゴロに打ち取ると、続くバレラを一ゴロ、最後の吉田正を3球三振に仕留め、連続奪三振を26イニングに伸ばした。
これまではオリックスの山本が20年に記録した25イニングと並んでおり、この日佐々木朗が記録を更新。同記録の日本球界最長はサファテの43イニング(2015=ソフトバンク)、2位は28イニングの張誌家(2002年=西武)となっている。
ロッテの佐々木千隼投手が10日、濃厚接触者の疑いがあるとして出場選手登録を抹消された。
近しい関係者に新型コロナ陽性判定が出たため、「感染拡大防止特例2022」に基づいて登録を抹消。佐々木千はコンディション不良のため今季は調整が出遅れたが、8日に1軍に合流。同日のオリックス戦(ZOZO)では2番手で登板し、1回無失点と今季初登板したばかりだった。
ロッテは10日、5月1日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で元女子プロレスラーの「飛翔天女」こと豊田真奈美氏が始球式を行うことを発表した。
当日はオフィシャルスポンサーの岩下食品株式会社の冠協賛試合「岩下の新生姜スペシャルデー」を開催。豊田は岩下の新生姜の熱烈なファンであり、ファーストピッチセレモニーを務めることとなった。
豊田は「ファーストピッチセレモニーにお声掛け頂きありがとうございます。現役の時に痛めた右肩にはボルトが入っていて投げる事は出来ないので、左投げに挑戦させてもらいます。失礼ない投球が出来るように練習を重ね本番を迎えさせて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します」とコメントした。
史上最年少で完全試合の快挙を達成したロッテの佐々木朗希投手(20)をマウンドに駆り立ててきた原動力が、東日本大震災で亡くした家族への強い思いだ。岩手県陸前高田市生まれ。11年前の津波で、父と祖父母が犠牲となった。天国で見守ってくれている親族へ「活躍する姿を見せることが1番の恩返し」という秘めた決意は、月日が流れても変わらない。
兄の影響を受けて野球を始め、父功太さん(当時37歳)はキャッチボールに付き合ってくれた。被災当時は小学3年。家が流され、同県大船渡市への移住を余儀なくされた。学校のグラウンドには仮設住宅が建ち、河川敷などの空き地で練習した。「改めて当たり前がどれだけすごいことなのかを感じた。その経験が自分に生きている」。逆境を乗り越え、強い心が育まれた。
同県立の大船渡高に進み、エースとして活躍。3年時の2019年4月には球速163キロをマークし「令和の怪物」と騒がれた。「(野球に)夢中になれる時間があったおかげで、大変だった時、つらい時も頑張れた」と話したことがある。同年のドラフト会議で4球団の1位指名を受け、翌年にロッテに入団した。
震災から10年の節目となった昨年3月11日には「(震災当時は)たくさんの人から支えられ、頑張ることしかできなかった。今はその時とは違って、勇気や希望を与える立場にある」と覚悟を語っていた。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日、オリックス(3)戦(ZOZOマリン)で史上16人目、16度目の完全試合を最年少20歳5ヶ月で達成した。完全試合は94年の巨人・槙原寛己以来28年ぶり。13者連続奪三振の日本記録も樹立した。米大リーグの連続奪三振記録は10で、それも上回った。19三振を奪い、95年にオリックス・野田浩司がマークした1試合最多記録にも並んだ。自己最速タイ164キロの直球とフォークを駆使し、プロ初完投初完封で今季2勝目。歴史的な快投にスタンドも総立ちとなった。3年目を迎えた「令和の怪物」の進化が止まらない。
すごすぎる。令和の怪物が球史に名を刻んだ。大記録目前の9回2死。スタンドがざわつく中、冷静にフォークを投じ、27人目の打者である代打・杉本を空振り三振に仕留めた。史上最年少20歳5ヶ月での完全試合達成。佐々木朗は両手を広げ、グラブをパチンとたたいた。快挙を見届けたスタンドのファンも拍手喝采の嵐だ。
「正直(記録は)あまり意識はしてなくて打たれたらそれでいいかなと。実感はないんですけど、すごくたくさんの選手におめでとうと言ってもらえたのは嬉しかった」。淡々と話す姿はこれまでと変わらない。
無欲で臨んだことで持ち味を発揮できた。打者を抑えることのみに集中し、初回2死から奪三振ショーが幕を開けた。三振を取るごとに大歓声を受ける。4回2死で迎えた吉田正をフォークで仕留めて10者連続の新記録とし、さらに5回も3者三振で記録を伸ばした。毎回の19奪三振で、95年にオリックス・野田がマリンスタジアムで記録した1試合最多タイ記録にも並んだ。風の影響を受け、直球も変化球もキレキレ。自己最速に並ぶ164キロもマークするなど記録ずくめの105球だった。
直球は高校時代から160キロを超えていたが、プロ3年目の進化には変化球の精度の目覚ましい向上がある。昨季パ規定打席者最少三振数の吉田正からこの日3三振を奪った。4回は今季から本格的に投げ始めたカーブを2球投じて追い込み、最後はフォークで空振り三振。木村投手コーチは「勇気を持ってチャレンジしていた」とキャンプで投げ込んだカーブ、フォークを絶賛。抜群に決まるから直球もより生きる。
球威、変化球の切れの精度の高まりは胸郭を強くする開大トレーニングの成果でもある。昨年以上にウエートに取り組み、大胸筋がさらに発達した。
今季はいずれも日曜日に登板して2勝。“サンデー朗希”で子供連れの多いスタンドを沸かせた。「(記録は)達成したいって思ってなかった。1年間投げ続けられる投手になりたい。この1試合に終わらず、いいピッチングを長くできるようにしたい」。令和の怪物はさらなるファンの魅了を誓う。伝説はまだ始まったばかりだ。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日、オリックス(3)戦(ZOZOマリン)で史上16人目、16度目の完全試合を最年少20歳5ヶ月で達成した。3年目を迎えた「令和の怪物」。その進化の理由をデイリースポーツの担当記者が探った。
今季は昨季以上に開幕から安定感のある投球ができるのか。本人は「地道にトレーニングをしてきたので、そういったところが少しずつ成果として表れている」と明かす。
昨年は160キロの直球を痛打され、眠れない日もあったが、今は日々の出来事を冷静に振り返り反省することを忘れない。「ここまで野球をやってきて、色々な場面を経験し、色々な失敗をしてきた。どんなに頑張ってもやってきたことしかできないので、そこは割り切って、できることを精一杯やろうと思っている」。自室でもストレッチを欠かさず、試合前日にはルーキー捕手の松川と投球の組み立てについて入念な打ち合わせを行っている。
今季はさらなる進化を見せ、野球ファンの注目を一身に集める投手となった。それは本人も自覚済み。今月3日の初勝利の日には勝利投手がもらえるマーくん人形を「ファンにプレゼントにしてください」と球団に提案。急遽球団ツイッターで募集することになった。自分の行動が多くのファンに喜んでもらえるようにと考え方も成長している。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日、オリックス(3)戦(ZOZOマリン)で史上16人目、16度目の完全試合を最年少20歳5ヶ月で達成した。13者連続奪三振の日本記録も樹立。米大リーグの連続奪三振記録は10で、佐々木朗の13はそれを上回った。
昨年の8月にバーンズ(ブルワーズ)が達成し、史上3人目だった。1試合の奪三振数は延長を含まない9回では20が最多で、最近では16年に当時ナショナルズのシャーザーが記録。レッドソックスのクレメンスは2度ある。完全試合は過去20人以上が記録し、最近では12年8月にマリナーズのヘルナンデスが成し遂げた。
ロッテのドラフト1位・松川虎生捕手(18)=市和歌山=が、完全試合を達成した佐々木朗を好リードした。
「どんどんストライクを取って、打者に考える時間を与えなかった。すごかったし、(不安よりも)わくわくの方が大きかった」。3−0の6回2死満塁では中越えへ3点二塁打。「何とか打つことができた」とほっとした様子だった。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が史上最年少で完全試合を達成した。圧巻の105球にスタジアムのファンはもちろん、全国の野球ファンが度肝を抜かれた。試合後、右腕は偉業達成にも落ち着いた様子で喜びを語った。試合後の一問一答は以下の通り。
オリックスナインは打球を前に飛ばすことで精一杯だった。試合前まで、今季1三振の“三振をしない男”オリックス・吉田正尚外野手(28)が3打席連続三振。「完全に相手が上だった」と完敗を認めるしかなかった。
初回2死では3球三振。4回2死では、149キロのフォークに体勢を崩され、バットが空を切った。NPB新記録の10者連続三振目を献上。異次元の投球に「真っ直ぐを待つとフォークがストンと消える」と表現した。
「最後はフォーク待ちで、真っ直ぐに手が出なかった」と7回2死では160キロ内角直球で見逃し三振。「(バットとの)接点がなかった」と全12球の対戦で1度しかバットに当たらなかった。
中嶋監督も「本当に素晴らしい投球。何とかしようと思っている、さらに上をいかれた」とお手上げ。それでも「ただの1敗です。100敗した訳じゃない」と必死に前を向いた。「チャレンジしていきます」とリベンジに燃えた。
最年少に最多に自身初−。ロッテの佐々木朗希の完全試合は記録ずくめの快投だった。
20歳5ヶ月でのパーフェクト達成は、1960年8月11日の阪神戦で達成した島田源太郎(大洋)の20歳11ヶ月を上回る最年少記録。160キロ超の剛速球と鋭いフォークボールの組み合わせで、1回2死から5回の3アウト目までプロ野球最多記録を更新する13連続三振を奪った。
1試合での19奪三振はプロ野球タイ記録。95年の野田浩司(オリックス)に並び、18個の田中将大や17個の野茂英雄、16個の松坂大輔や大谷翔平らそうそうたる好投手を抜き去った。
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が10日のオリックス戦で完全試合を達成したことに、地元・岩手県の関係者からは「すごすぎて言葉が出ない」と感嘆の声が上がった。
岩手県立大船渡高野球部で佐々木投手とチームメートだった千葉宗幸さん(20)=東京都八王子市=は、インターネット中継で観戦。「かっこよくてしびれた。朗希の活躍には元気をもらえる」と喜んだ。千葉さんの父で、野球部の遠征の際にバスの運転をした耕成さん(56)=同県大船渡市=は「まさか完全試合を達成するとは」と興奮気味に話した。
佐々木投手は、東日本大震災で大きな被害を受けた同県陸前高田市の出身。
ロッテ・佐々木朗希投手がNPB史上28年ぶり、21世紀では初めての完全試合を達成した。64年ぶりにプロ野球記録を更新する13者連続奪三振の新記録を樹立し、1試合19奪三振のプロ野球タイ記録をマークした。
なぜ、これほどまでの大偉業を達成できたのか。最速164キロの直球を軸に、フォーク、スライダーで圧倒。制球も安定し、7回に先頭後藤へ初球から3ボールにしたところだけが、危ない場面だった。井口監督は「ファウルを打たせてカウントを追い込む、1回から9回まで徹底してできた」と、制球力を一因に挙げた。
佐々木朗は試合後、完全試合について「正直、あまり意識してなかった。打たれたらそれでいいと思い、松川を信じて投げました」と精神面でもぶれることなく、女房役のリード通りに投げ続けたという。20歳5ヶ月、18歳6ヶ月のヤングバッテリーが無欲でアウトを追ったことも一因だろう。
女房役として快挙を支えた高卒ドラフト1位の松川。試合後、その要因について「本当にどんどんストライクを取って、バッターのテンポも良く、バッターに考える時間がなかったことがすごくよかった」と振り返った。
強打者の吉田正を3三振。快挙を引き寄せたポイントとして、4回を挙げた。初球、2球目とカーブでタイミングを外して見逃し、空振りで追い込んだ場面。松川は「正尚さんのカーブを2球続けたところが本当に分岐点だったと思うし、正尚さんの思ったところじゃなかったと思うので、そういう部分ですごくカーブでストライク取りましたし、その後のフォークが生きたかなと思います」と語った。カーブ2球連投は松川のサインで、佐々木朗も迷わずうなずいた。裏をかく好リードもはまった。
吉田正も、試合後にこの4回の打席について言及している。「今日は完全にやられました。(バットとの)接点がなかった。直球も対策しましたけど、最後はフォーク待ちで真っすぐに手が出なかった。真っ直ぐを待つと、フォークがストンと消える。2打席目がカーブが2球続いたんですけど、あそこが唯一のチャンスだったかなと思います。真っ直ぐとフォークは腕の振りでも分からなかったですし、なんせコントロールが良かったです」。今季1三振だった球界を代表するスラッガーも脱帽するしかなかった。
14連続三振を阻止する中飛を放つのが精一杯だった紅林は「真っ直ぐだけ、手からボールが離れる前に振るぐらいのイメージだったんですけど、詰まった」と証言。自身初めてという3連続三振の福田も「球も速かったですし、フォークボールもやっぱり反応だけで打てるようなフォークじゃなかったので、僕の中では」と、割り切っても対応できなかったことを明かした。
105球のうち、160キロ超えが34球。ストライク率は驚異の78%のデータが示すように、オリックスにとってはチャンスを見つけることすら困難な1日だった。
ロッテ・佐々木朗希投手がNPB史上28年ぶり、21世紀では初めての完全試合を達成した。64年ぶりにプロ野球記録を更新する13者連続奪三振の新記録を樹立し、1試合19奪三振のプロ野球タイ記録をマークした。
大偉業達成に、球団も歓喜に酔いしれた。佐々木朗は「ロッカーに戻ったら沢山の祝福メールやLINEなどをいただきました」と明かし、重光昭夫会長オーナーからも「完全試合、日本新の13者連続三振 おめでとうございます。素晴らしい投球でした」とメッセージが入ったという。
佐々木朗をドラフト1位で指名し、競合の末に獲得。昨年ドラフトではドラフト1位で獲得した松川がその女房役で大偉業をアシストした。ロッテ球団、ファンがお祭り騒ぎとなっている。
完全試合を許したオリックスナインも衝撃の投球内容だった。紅林弘太郎内野手と福田周平外野手が、完全試合を喫した佐々木朗についてコメント。吉田正尚外野手も脱帽した。
同学年で、13者連続三振で食い止める中飛を放った紅林は「バケモンでした」と苦笑い。2打席目の中飛は「たまたまです。何とか前に飛ばさなきゃと。事を起こさないと試合が動かないと思ったので、何とか当てて前に飛ばそうと思った。真っ直ぐだけ、手からボールが離れる前に振るぐらいのイメージだったんですけど、詰まった。どうもできなかったです」と振り返った。「今日の佐々木くんのピッチングは今まで対戦した中で、群を抜いていましたね」と屈辱を通り越し、対戦できたことに感激している様子だった。
好打者の福田にとっても異次元の投球だった。「連続3三振っていうのは、もしかしたら人生初なのかもしれないですね。球も速かったですし、フォークボールもやっぱり反応だけで打てるようなフォークじゃなかったので、僕の中では」と舌を巻いた。そして、紅林と同じように「でも、正直やっていて楽しさはありましたね。こんなにすごいピッチャーと対戦できるっていう。何とか打ち返したいという気持ちはあったんですけど」と異次元投球を体験できた喜びもにじませた。
今季、1三振だった吉田正はまさかの3三振。日本を代表するスラッガーにして、「打席、打席で修正しながらやってたんですけど。完全に相手が上だったと思います」と佐々木朗を称え続けた。
オリックスの吉田正尚外野手は、完全試合を達成した佐々木朗の前に、3三振を喫した。
試合前まで、今季は1三振だった吉田正。初回2死では、160キロ直球を見逃し。146キロフォークを空振り、最後は147キロフォークにバットが空を切った。
4回2死では、カーブ2球で追い込まれると、148キロのフォークはファウルにしたが、最後は149キロフォークで空振り三振となった。
7回2死では、163キロ内角直球で見逃し三振。「打席、打席で修正しながらやってたんですけど。完全に相手が上だったと思います」とお手上げだった。
歴史的な大偉業を成し遂げた。ロッテ・佐々木朗希投手が完全試合を達成した。64年ぶりにプロ野球記録を更新する13者連続奪三振の新記録も樹立。さらに球団新更新、プロ野球タイ記録となる1試合の19奪三振と異次元の快投ショーとなった。
まずは連続奪三振記録。初回2死から始まった記録は6回先頭、7番・紅林の打席で中飛を打たれて止まったが、13者連続の歴史的な大偉業となった。さらに1試合の奪三振数としてはロッテでは村田兆治の16の記録もあっさり更新した。 9回、最後の打者となった杉本を三振に仕留め、1試合19奪三振。これもプロ野球タイ記録となった。
完全試合は1994年・巨人・槙原寛己が5月18日の広島戦で達成して以来、21世紀に入ってからは誰も達成していなかった。
歴史的な大偉業に、日曜日で多くのロッテファンで埋まった本拠地は異様な盛り上がりとなった。
佐々木朗希投手が28年ぶりの完全試合を達成。64年ぶりにプロ野球記録を更新する13者連続奪三振の新記録と、異次元の投球で伝説を作った。
9回2死、杉本から三振を奪い、球団新、プロ野球タイ記録となる1試合の19奪三振と異次元の快投ショーとなった。
達成直後、客席では緊張からも解放され、号泣する女性ファンも続出。ネットも序盤から騒然となっており、「ハンパねぇ」「すげぇ」などの声でトレンド1位となった。
ロッテ・佐々木朗希投手がNPB史上28年ぶり、21世紀では初めての完全試合を達成した。64年ぶりにプロ野球記録を更新する13者連続奪三振の新記録を樹立し、1試合19奪三振のプロ野球タイ記録をマークした。
試合後、井口監督は笑顔を浮かべ、「朗希に尽きる。(完全試合は)いずれやると思っていた」と振り返った。文句なしの投球内容に「ファウルを打たせてカウントを追い込む、1回から9回まで徹底してできた。モノは誰もが分かってる、フォアボールがなかったのも良かった」とうなずき、ノーエラーの守備陣も「こういう経験はなかなかできない」と評価した。
女房役は高卒ルーキーの松川。オリックス打線の裏をかく好リードにバットでも3打点の活躍。「本当に松川がいいリードしてくれた」と絶賛した。
ロッテ・佐々木朗希投手がNPB史上28年ぶり、21世紀では初めての完全試合を達成した。64年ぶりにプロ野球記録を更新する13者連続奪三振の新記録を樹立し、ダブル快挙となった。完全試合は1994年・巨人・槙原寛己が5月18日の広島戦で達成して以来、28年ぶりの快挙となった。
佐々木の快挙の瞬間、BS−TBSなどで「日本ハム−楽天」の解説をしていた槙原氏は「こういう日がくるなとは感じてはいたんですが、自分が放送中にこういう速報が流れて」と、感慨深そうに話した。その上で「まあでも、周りがドキドキするような感じじゃない。三振三振でどんどんいっているので、だからやっぱり勢いっていうのは怖い。伸びしろは。まだ若いし。僕は30か31ぐらいの年。彼はまだその若さでやっているので、注目度も増しそうなんでね」と、舌を巻いた。
ロッテ・佐々木朗希投手がNPB史上28年ぶり、21世紀では初めての完全試合を達成した。64年ぶりにプロ野球記録を更新する13者連続奪三振の新記録を樹立し、1試合19奪三振のプロ野球タイ記録をマークした。
本拠地ZOZOマリンが異様な盛り上がりとなった。9回、杉本を抑え、完全試合を達成し、大歓声となった。「最高です。正直、あまり意識してなかった。打たれたらそれでいいと思い、松川を信じて投げました」とうなずいた。13者連続奪三振には「松川がいいリードしてくれて、ストライク先行で投げられたので、それが良かったと思います」とうなずいた。
まずは64年ぶりの大偉業。初回2死から6回先頭まで、13者連続奪三振の異次元投球を披露した。自己最速タイの164キロの直球を軸に、落差あるフォークでオリックス打線を寄せつけなかった。
7回2死から吉田正を3打席連続三振に仕留めるなど、終盤になっても、球威、球のキレ、制球全てが衰えず。いとも簡単に、27アウトをテンポ良く奪った。
完全試合は1994年・巨人・槙原寛己が5月18日の広島戦で達成して以来、28年ぶりの快挙となった。
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス3回戦で史上16人目、16度目の完全試合を達成し、13者連続奪三振のプロ野球新記録も樹立した。
プロ野球での完全試合は1994年5月18日に巨人の槙原寛己が広島戦でマークして以来28年ぶりで、20歳5ヶ月での達成は史上最年少。指名打者制のあるパ・リーグでは78年8月31日に阪急の今井雄太郎がロッテ戦で果たして以来44年ぶり。
打者27人から19三振を奪い、95年に野田浩司(オリックス)がマークした1試合最多記録に並んだ。
ロッテ・佐々木朗希投手がNPB史上28年ぶり、21世紀では初めての完全試合を達成した。64年ぶりにプロ野球記録を更新する13者連続奪三振の新記録を樹立し、ダブル快挙となった。
本拠地ZOZOマリンが異様な盛り上がりとなった。9回、杉本を抑え、完全試合を達成し、大歓声となった。
まずは64年ぶりの大偉業。初回2死から6回先頭まで、13者連続奪三振の異次元投球を披露した。自己最速タイの164キロの直球を軸に、落差あるフォークでオリックス打線を寄せつけなかった。
7回2死から吉田正を3打席連続三振に仕留めるなど、終盤になっても、球威、球のキレ、制球全てが衰えず。いとも簡単に、27アウトをテンポ良く奪った。
完全試合は1994年・巨人・槙原寛己が5月18日の広島戦で達成して以来、28年ぶりの快挙となった。
ロッテ・佐々木朗希投手が8回を終えて完全試合を継続。球団新の18奪三振をマークしている。
この日は64年ぶりにプロ野球記録を更新し、13者連続奪三振の新記録を樹立。初回2死から始まった記録は6回先頭、7番・紅林の打席で中飛を打たれて止まったが、歴史的な大偉業となった。1試合の奪三振数としてはロッテでは村田兆治の記録も更新した。
完全試合は1994年・巨人・槙原寛己が5月18日の広島戦で達成して以来、21世紀に入ってからは誰も達成していない。
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス3回戦で13者連続三振を奪い、プロ野球記録を更新した。これまでの記録は1957年の梶本隆夫(阪急)と58年の土橋正幸(東映)の9だった。
佐々木朗は岩手・大船渡高時代に球速163キロをマークして注目され、2020年にドラフト1位でロッテ入団。昨季にプロ初勝利を含む3勝を挙げ、今季は開幕ローテーションに入り好投を続けている。
ロッテ・佐々木朗希投手が64年ぶりのプロ野球記録を更新し、13者連続奪三振の新記録を樹立した。初回2死から始まった記録は6回先頭、7番・紅林の打席で中飛を打たれて止まったが、歴史的な大偉業となった。
さらに、6回までは完全試合を継続中。6回2死から宜保を三振に仕留め、連続イニング奪三振は31イニングまで伸ばした。
オリックス打線は佐々木朗希の前に、手も足も出ない状況だ。
5回を終えて、13三振。5回までで打球が前に飛んだのは、初回の先頭・後藤の二ゴロと続くバレラの一ゴロだけ。そこからは、13者連続で三振を喫した。
6回の先頭・紅林が158キロ直球をようやく前に飛ばすも、中飛。14人ぶりに三振は逃れたが、6回を終えて無安打無得点の完全投球は継続されている。6回2死からは、宜保が空振り三振に倒れ、この日14奪三振目を喫した。
ロッテ・佐々木朗希投手が64年ぶりのプロ野球記録を更新し、10者連続奪三振をマーク。記録を継続中で5回にラベロ、福田、西村で13者連続となった。記録は6回先頭の紅林の中飛で止まったが、歴史的快挙となった。
最速164キロの直球と落差あるフォークでオリックス打線を圧倒。直球はファウルにしかならず、フォークにはタイミングが合わない。
初回2死から三振の少ない吉田正を今季2個目となる三振を奪うと、2回はラベロ、福田、西村を全て空振り三振。3回も紅林、福永、宜保と7者連続三振を継続した。4回も後藤、バレラには見逃しでプロ野球タイ記録の9者連続。そして吉田正からもフォークで奪い、10者連続となった。
これまでの1957年・梶本隆夫(阪急)、1958年・土橋正幸(東映)の9者連続の記録を64年ぶりに更新する快挙。球場が異様な盛り上がりになった。
ロッテ・佐々木朗希投手が64年ぶりのプロ野球記録を更新し、13者連続奪三振の新記録を樹立した。初回2死から始まった記録は6回先頭、7番・紅林の打席で中飛を打たれて止まったが、歴史的な大偉業となった。
最速164キロの直球と落差あるフォークでオリックス打線を圧倒した。直球はファウルにしかならず、落差あるフォークで次々と三振を奪った。
大偉業の始まりは初回2死から。三振の少ない吉田正を今季2個目となる三振を奪うと、2回はラベロ、福田、西村を全て空振り三振。3回も紅林、福永、宜保と7者連続三振を継続した。4回も後藤、バレラには見逃しでプロ野球タイ記録の9者連続。そして吉田正からもフォークで奪い、10者連続となった。
これまでの1957年・梶本隆夫(阪急)、1958年・土橋正幸(東映)の9者連続の記録を64年ぶりに更新する快挙。球場が異様な盛り上がりになっている。
ロッテ・佐々木朗希投手が圧巻の奪三振ショーを展開。プロ野球新記録の10者連続三振をマークした。5回にラベロ、福田、西村で13者連続となった。6回先頭紅林が中飛になったが、記録は13連続となった。ただ、完全試合も継続中だ。
初回2死から三振の少ない吉田正を今季2個目となる三振を奪うと、2回はラベロ、福田、西村を全て空振り三振。3回も紅林、福永、宜保と7者連続三振を継続した。4回も後藤から奪い、8者連続。続くバレラには見逃しでプロ野球タイ記録の9者連続、そして吉田正からもフォークで奪い、10者連続となった。これまでの1957年・梶本隆夫(阪急)、1958年・土橋正幸(東映)の9者連続の記録を64年ぶりに更新する快挙となった。
3回には自己最速164キロを2度マーク。1死から福永への2球目に自己最速の164キロをマークしファウル。2死から宜保へは164キロ直球で空振り三振を奪い、球場が大きくどよめいた。
ロッテの佐々木朗希投手が圧巻のプロ野球新記録を樹立した。
初回から奪三振を重ね、3回に自己最速164キロを2度マークした。1死から福永への2球目に自己最速の164キロをマークしファウル。2死から宜保へは164キロ直球で空振り三振を奪い、球場が大きくどよめいた。
1死まで28イニング連続三振を記録した。
初回2死から三振の少ない吉田正を今季2個目となる三振を奪うと、2回はラベロ、福田、西村を全て空振り三振。3回も紅林、福永、宜保と7者連続三振を継続した。
2巡目に入った4回も止まらず、後藤、バレラ、吉田正から三振を奪い、プロ野球新記録の10者連続奪三振となった。
今年2月の実戦では、大船渡高校時代に計測した自己最速タイの163キロを計測。3月27日でマークした164キロはNPB4位の記録となる。
日本プロ野球の球速上位は以下の通り。
ロッテの佐々木朗希投手が今季3度目の先発登板で初回先頭の後藤との対戦から160キロ超えの球速で球場をどよめかせた。
3球目に162キロをマーク。フォークで二ゴロに抑え、バレラにもフォークで二ゴロに。吉田正はフォークで空振り三振に抑え26イニング連続三振となった。初回に投じた直球の5球は全て160キロを超えた。
2回も先頭ラベロから三振。27イニング連続となった。
連続イニング奪三振ではオリックス・山本由伸を超え、単独3位。上位ではサファテ(ソフトバンク)が43イニング、張誌家(西武)が28イニング連続をマークしている。
新型コロナウイルスの陽性判定を受けたロッテ・中村奨吾内野手が、1軍再昇格を果たし「3番・二塁」でスタメン出場を果たした。
3日に「特例2022」の対象選手として抹消されていてが、この日から1軍練習に合流。二塁の守備練習などを行っていた。
ロッテは10日、ZOZOマリンスタジアムで行われる5月1日・日本ハム戦にオフィシャルスポンサー岩下食品株式会社の冠協賛試合「岩下の新生姜スペシャルデー」を開催し、岩下の新生姜の熱烈なファンである伝説の女子プロレスラー「飛翔天女」こと豊田真奈美が始球式を行うと発表した。
豊田真奈美 プロフィールは次の通り。1987年、後楽園ホールで全日本女子プロレスよりプロレスデビュー。第39代、第42代、第50代、第52代、WWWA世界シングル王座。JWP女子プロレス、GAEA JAPAN、OZアカデミー女子プロレス、ワールド女子プロレス・ディアナ、アイスリボンなど各団体全てで王座獲得。2017年現役引退。現在はコメンテーターやタレント活動など多方面で活躍している。
豊田真奈美は「ファーストピッチセレモニーにお声掛け頂きありがとうございます。現役の時に痛めた右肩にはボルトが入っていて投げる事は出来ないので、左投げに挑戦させてもらいます。失礼ない投球が出来るように練習を重ね本番を迎えさせて頂きますので、どうぞ宜しくお願い致します」とコメントした。
ロッテは10日、佐々木千隼投手の近い関係者が新型コロナウィルス陽性判定となったことをうけて、濃厚接触の疑いがあると判断し日本野球機構NPBの「感染拡大防止特例2022」に基づき出場選手登録を抹消すると発表した。
球団によると、近い関係者はチーム関係者ではないと説明した。