わたしはかもめ2022年鴎の便り(4月)

便

4月12日

福岡ソフトバンク0−3千葉ロッテ(長崎)

ロッテは0−0の9回にレアードの適時打で先制し、山口の2点二塁打で突き放した。2番手の西野が2019年以来の勝利。ソフトバンクはプロ初先発の田上の好投を生かせず、3試合連続の無得点。今季初の2連敗となった。

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千葉ロッテ0000000033
福岡ソフトバンク0000000000

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[ロッテ]益田直也、NPB43人目の600試合登板、プロ11年目での達成はパリーグ最速タイ[ニッカン]

ロッテ益田直也投手(32)がNPB史上43人目となる通算600試合登板を達成した。

3点リードの9回に登板し、走者を2人許したものの無失点に抑え、今季3セーブ目を挙げた。通算セーブ数はこの日で160となった。

益田が12日のソフトバンク4回戦で通算600試合登板を達成した。プロ野球43人目。初登板は12年3月30日の楽天1回戦(Kスタ宮城)。益田は11年目で達成。最速記録は65年秋山(大洋)の10年目があるが、パ・リーグでは66年稲尾(西鉄)18年宮西(日本ハム)の11年目に並ぶ最速タイ。

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ロッテ佐々木朗希「直球は将来的にメジャーでも最高ランクになる」スカウトも高評価[ニッカン]

メジャーの世界でも、ロッテ佐々木朗希投手(20)の話題が盛り上がりを見せている。

ナ・リーグの球団に所属し、日本選手もチェックするスカウトの1人は「将来有望なプロスペクトとしては、世界トップレベル」とコメント。10日のオリックス戦で完全試合と日本記録の13者連続奪三振を達成した同投手の投球について「直球は将来的にメジャーでも最高ランクになるとみている」と明かした。

同スカウトによれば、メジャーでは各選手の球種の質を数値化し、その投手の価値を判断しているという。直球の最高ランクは18年と19年に2年連続でサイ・ヤング賞を獲得したメッツのジェイコブ・デグロム投手(33)、19年に当時アストロズで326奪三振、史上初の9戦連続2ケタ奪三振を記録したゲリット・コール投手(31=ヤンキース)ら。個人タイトルは獲得していないが、昨年9勝2敗、防御率3.18の好成績を挙げたエンゼルス大谷も最高ランクだ。

順調にいけば、佐々木朗はメジャー屈指の投手と同等レベルに到達するとみられている。落差のあるフォークも注目されるが、同スカウトは「フォーシームがあるからこそ、フォークが生きる。大谷と同じようにね」という。いずれにしても、金の卵にメジャーの球団も目を光らせている。

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[データ]ロッテ完全試合の次の試合完封勝利はパ・リーグ初、14戦5完封はチーム最速[ニッカン]

ロッテ投手陣が2試合連続で「0」を並べた。ソフトバンク戦(長崎)で先発エンニー・ロメロ投手(31)が7回、西野勇士投手(31)と益田直也投手(32)が各1回を抑え、見事な完封リレー。10日に完全試合を達成した佐々木朗希投手(20)の勢いをつないだ。西野には948日ぶりに白星が付き、益田は通算600試合を笑顔で達成。チーム一丸で激戦パを戦っていく。

完全試合達成投手とチームの次戦結果
投手(所属)年月日相手スコア月日相手スコア
藤本英雄(巨人)50-6-28西日本○4−006-29広島○8−0
武智文雄(近鉄)55-06-19大映○1−006-21毎日○3−1
宮地惟友(国鉄)56-09-19広島○6−009-25巨人○3−1
金田正一(国鉄)57-08-21中日○1−008-24広島●4−7
西村貞朗(西鉄)58-07-19東映○1−007-20東映●2−7
島田源太郎(大洋)60-08-11阪神○1−0同日阪神●1−4
森滝義巳(国鉄)61-06-20中日○1−006-21中日●0−2
佐々木吉郎(大洋)66-05-01広島○1−005-03阪神●1−2
田中勉(西鉄)66-05-12南海○2−005-13東映●0−5
外木場義郎(広島)68-09-14大洋○2−009-15大洋○6−5
佐々木宏一郎(近鉄)70-10-06南海○3−010-07南海○3−1
高橋善正(東映)71-08-21西鉄○4−008-22西鉄●3−5
八木沢荘六(ロッテ)73-10-10太平洋○1−0同日太平洋○6−4
今井雄太郎(阪急)78-08-31ロッテ○5−009-02南海△3−3
槙原寛己(巨人)94-05-18広島○6−005-20ヤクルト○9−4
佐々木朗希(ロッテ)22-04-10オリックス○6−004-12ソフトバンク○3−0

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[楽天]石井監督、完全試合の佐々木朗希は「スーパーピッチャーとしての絶対条件を持っている」[ニッカン]

楽天石井一久GM兼監督が、完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手をたたえた。「持っているポテンシャルは素晴らしい。真っ直ぐにしてもストライクゾーンでしっかり勝負できる力強い球があるし、変化球にしても空振りとれる変化球がある。スーパーピッチャーとしての絶対条件を持っている投手だと思います」と、160キロ台の直球とフォークをパーフェクト投球の要因に挙げた。

石井GM兼監督も現役時代にノーヒットノーランを達成した。ヤクルト時代の97年9月2日横浜(現DeNA)戦。打者29人に対し4四死球9奪三振だった。自身の経験を思い起こしながら「(佐々木朗は)ストライクの中で勝負して自分よりのカウントをつくれるピッチャーだと思う。自分のカウントで勝負できるというのが、もう1つ上のピッチャーだと思うので、彼はそこができるんじゃないかなと思います」と分析した。

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[ロッテ]西野勇士がトミー・ジョン手術から復活白星「あいつを勇気づけることができたら」[ニッカン]

ロッテ西野勇士投手(31)が948日ぶりの勝利投手になった。

7回無失点だった先発ロメロの後を受け、8回に2番手で登板。3人からきっちりアウトを取ると、味方が9回に3得点。「勝ちがついたのは野手が打ってくれたおかげなので。本当に、野手に感謝したいです」と丁寧に話した。

右肘のトミー・ジョン手術を受け、リハビリなどで2年間、公式戦登板がなかった。約2年7ヶ月ぶりの白星。率直な心境は。

「いやぁ、何か、何とも。嬉しいは嬉しいですけど、もちろん」。

今季すでに5試合目のリリーフ登板。井口監督も「今年に関してはリリーフで行くと思います」と明言している。タフな場面はこれまでも、これからも。自身の白星よりも、チームの勝利を求めている。

淡々と振り返るものの、自身の直後に同じトミー・ジョン手術を受け、復活を目指している種市篤暉投手(23)の話題になると、言葉の情感が強まった。

「自分の3ヶ月後にあいつが手術して、本当に僕と同じような症状をたどりながらリハビリしてるんで。あいつのつらいことも分かりますし、うまくいかないこともあるっていうのは分かるんですけど。僕も治るのかなと思いながらやっていましたけど、こうやって治って投げられているので、自分のこの姿を見てもらって、あいつを勇気づけることができたらいいなと思っています」。

そのためにも、しっかりと腕を振り続ける。この日も140キロ台終盤をそろえ、球場表示で「152」と出た直球もあった。

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[ロッテ]ロメロ7回3安打無失点「自分の仕事は0に抑えること」自身に白星つかずも笑顔[ニッカン]

白星こそつかなかったものの、ロッテのエンニー・ロメロ投手(31)が7回3安打無失点の好投で勝利に導いた。

この日はいつもより球速を抑えつつ、制球重視で打たせてとった。「ストライクゾーンに攻撃的に攻めていくことができたし、神様のおかげで7回まで無失点で投げきることができて良かったです」。

打線が9回にようやく3得点し、チームは勝利。「自分には勝ち負けは付かなくても、自分の仕事は0に抑えることなので、それができて本当によかったです」と笑顔を見せた。

昨季終盤に入団後、これで7試合目の先発登板。うち6試合でQS(クオリティースタート=6投球回以上、自責点3以内)をクリアしている。週初め、火曜日の先発投手として、この上ない投球が続いている。

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[ロッテ]佐々木朗希完全試合の勢いつないだ!チーム一丸2試合連続完封「雰囲気いい」益田直也[ニッカン]

ロッテ投手陣が2試合連続で「0」を並べた。ソフトバンク戦(長崎)で先発エンニー・ロメロ投手(31)が7回、西野勇士投手(31)と益田直也投手(32)が各1回を抑え、見事な完封リレー。10日に完全試合を達成した佐々木朗希投手(20)の勢いをつないだ。西野には948日ぶりに白星が付き、益田は通算600試合を笑顔で達成。チーム一丸で激戦パを戦っていく。

守護神益田が帽子を浅くかぶり直せば、それがロッテ勝利の瞬間だ。2試合連続で、ゼロで守り抜いた。600試合登板で記念ボードを持った益田は、「打たれても(節目の)登板だから、イヤで。ちょっとフワフワ、緊張していました」と長崎の夜空に笑顔を輝かせた。

助け合う−。そう誓ってシーズンが始まった。9回、二塁を守る中村奨の失策でピンチが広がる。「奨吾がああいう形になって、何とかカバーできればと思って必死に投げました」。選手会長が球威で押し込み、キャプテンがリベンジする好プレーにもつなげた。

佐々木朗が完全試合をやってのけた。ベンチ裏で目を丸くした。「別格なので、彼から刺激はもらうことはないですけど」と笑いながら、「まぁ、雰囲気がいいので何とかみんなで競争してやりたい」と一丸を喜ぶ。試合前は、リリーフ仲間の西野と和やかムード。任務を果たし、その西野に復活白星をもたらした。

「チーム一丸」は勝利と結果が伴ってなお、強固なフレーズになる。今季14試合のうち、先発投手が12試合でQS(クオリティースタート=6投球回以上自責3以内)を達成。昨季は被本塁打の多さに泣いた。今季は12日終了時点の被本塁打3本は12球団最少だ。井口監督は「木村投手コーチになって、どうやってカウントを持っていくかという、色々なミーティングをしながら、結果で出ているので」と改善に手応えを感じている。

1人でもゼロ、つないでもゼロ。若手捕手の松川、佐藤都もこの短期間で一気に経験値を積み、頼もしさは増すばかり。益田も西野も、佐々木朗も、長年の努力の積み重ねがあってこそ、輝ける。「しっかり目先の1つのアウトを取れるように」と益田。急斜面の長崎を1歩ずつ上るように、慎重に。素晴らしい景色は最後に待つ。

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[ロッテ]レアードが決勝の左前打、2日前の佐々木朗希偉業に「自分達も乗って行かなくちゃ」[ニッカン]

ロッテ・ブランドン・レアード内野手が決めた。0−0の9回1死三塁。「カウント(2−0)も良く、内野も前に来ていたので、何とかしっかりとした打球を」と森の外角直球を引っ張り、決勝の左前打とした。

佐々木朗希投手の完全試合では真っ先にベンチを飛び出し、偉業達成の若者に水をぶっかけた。「信じられないくらい素晴らしい試合だったよ」と2日経っても余韻は冷めない様子。「チームの皆が『これからいくぞ!』という、火を付けてくれるような、本当に素晴らしい投球だった。自分達も乗って行かなくちゃいけないね」と笑った。

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[ロッテ]西野勇士が復活白星、右肘のトミー・ジョン手術から約2年7ヶ月ぶり[ニッカン]

ロッテ西野勇士投手が約2年7ヶ月ぶりの白星を挙げた。

先発ロメロが粘り、0−0の8回に2番手として登板。打者3人で抑え、9回に打線が決勝点を挙げた。

育成選手出身でプロ14年目になる西野は、20年シーズン開幕前に戦線離脱。右肘のトミー・ジョン手術を受け、20年、21年と2年連続で公式戦登板がなかった。

19年9月7日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム=当時)以来、948日ぶりの勝利投手となった。

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[ロッテ]益田直也が今季3セーブ目、史上43人目の通算600試合登板を達成[ニッカン]

ロッテ益田直也投手(32)がNPB史上43人目となる通算600試合登板を達成した。

3点リードの9回に登板し、走者を2人許したものの無失点に抑え、今季3セーブ目を挙げた。

初登板は12年3月30日の楽天戦。プロ11年目での達成となった。近年は守護神として活躍し、通算セーブ数はこの日で160となった。

通算600試合登板=益田(ロッテ)
12日のソフトバンク4回戦(長崎)で9回にリリーフ登板して達成。プロ野球43人目。初登板は12年3月30日の楽天1回戦(Kスタ宮城)。益田は11年目で達成。最速記録は65年秋山(大洋)の10年目があるが、パ・リーグでは66年稲尾(西鉄)18年宮西(日本ハム)の11年目に並ぶ最速タイ。

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ロッテ佐々木朗希完全試合達成がパ・リーグTVYouTube視聴回数860万回、過去最高記録[ニッカン]

パシフィックリーグマーケティング株式会社は12日、同社が運営するパ・リーグTV公式YouTubeチャンネルの視聴回数が、ロッテ佐々木朗希投手(20)がオリックス戦で完全試合を達成した10日に860万回と、同チャンネルの1日の視聴回数で過去最高を記録したと発表した。

これまでの1日の過去最高視聴回数は、今季開幕戦の3月25日に記録した555万回だった。

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[ロッテ]佐々木朗希に米メディア注目「MLBにいつ来るのか?」興奮冷めやらず[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)の19奪三振を含む完全試合が米国に伝わってから2日がたつが、まだ興奮冷めやらず複数の大手メディアが佐々木特集を組んでいる。「MLBにいつ来るのか?」と注目し、11日付で分析記事を掲載した。

ニューヨーク・タイムズ電子版は「FAまで9年。ポスティングシステムで移籍しても、25歳になるかプロ経験6年を過ぎなければ国際FAのボーナスプール(契約金枠)の対象になる。佐々木は待たなければならないだろう」と分析。大型契約を結べない25歳未満では移籍しないだろうとの見解を示した。また、1952年にマイナーD級(現ルーキーリーグ相当)で、27奪三振でノーヒットノーラン(2四死球1失策)を達成した右腕ロン・ネッチアイ投手(パイレーツ傘下ブリストル・ツインズ)を紹介した。

スポーティングニューズ電子版は「MLBファンは佐々木が自分達のチームでプレーして欲しいだろうが、その日はすぐにやって来ないだろう」とした。ポスティングシステムを説明した上で「早くても27年までは移籍はなさそう。MLBファンの皆さん、ごめんなさい」と締めた。

ボーナスプールは球団によって異なる。金額枠のトレード可能で、21〜22年はダイヤモンドバックスなどの626万2600ドル(約7億5200万円)が最高額だった。

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佐々木朗希の完全試合に米紙が伝説の投手と引き合い、19歳で27奪三振ノーヒットノーラン達成[ニッカン]

ニューヨーク・タイムズ電子版が11日(日本時間12日)、19奪三振で完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)の偉業を紹介するにあたり、1試合27奪三振でノーヒットノーランを達成した伝説の投手を引き合いに出した。

現在89歳のロン・ネッチアイ投手。1952年5月13日、マイナーリーグのD級(現在のルーキーリーグに相当)で27三振を奪った。失策と1四球1死球、振逃げで走者は出したが、ブリストル・ツインズの右腕は、ウェルチ・マイナーズを相手にノーヒットノーランを達成した。まだ19歳だった。

次の試合でも2安打完封、24三振を奪ったネッチアイは、8月にメジャーデビュー。だが、胃潰瘍を抱えていたことや制球難があり12試合に投げ1勝6敗、防御率7.08に終わった。54回3分の2で31三振しか奪えず、63安打、32四球、自責点43だった。翌年以降は肩の故障もあってメジャーで登板することなく、55年に引退した。

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[ロッテ]5・8ソフトバンク戦「ピンクユニホーム」付きの観戦チケット販売[ニッカン]

ロッテは12日、5月8日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で「ピンクユニホーム」付きの観戦チケットを販売すると発表した。

当日は母の日イベントが開催され、ビジター外野応援指定席を除く全席種で、フリーサイズのピンクユニホーム1着が付いたチケットが販売される(ユニホーム有無は選択可能、金額差なし)。詳細や注意事項は球団公式ホームページにて。

今回の「ピンクユニホーム」はスイス高級機械式腕時計ブランド「フランクミュラー」が監修し、同社の腕時計の文字盤に使われているビザン数字が両腕のピンク色部分の背景柄に採用されている。

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ロッテ佐々木朗希の完全試合、DAZNプロ野球コンテンツで視聴数過去最高を更新[ニッカン]

スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」は12日、ロッテ佐々木朗希投手(20)が完全試合を達成した10日のロッテ−オリックス(ZOZOマリン)の視聴数が、DAZNのプロ野球コンテンツの過去最高を記録したと発表した。

同社は「プロ野球の歴代視聴数は、伝統の一戦と呼ばれファンからの注目度の高い読売ジャイアンツと阪神タイガースの戦いを含む、セ・リーグの試合がトップ10をこれまで独占していました。その中で今回、パ・リーグの一戦が歴代トップを獲得したことは、今回の快挙が野球ファン以外のスポーツファン全体の興味につながったとも考えられます」と分析した。

見逃し配信については、過去最高との比較値で130.5%(11日時点)になっているという。

佐々木朗の次回登板予定は17日の日本ハム戦。「完全試合男VSビッグボス」となる注目の一戦も、配信予定になっている。

◇DAZNジャパンのプロ野球コンテンツ歴代視聴数ランキング

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ロッテ佐々木朗希の“MLB超え”に米国驚愕、完全試合「ゲームスコア」が異次元の106[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が19奪三振を含む完全試合を達成した登板が、セイバーメトリクスの父ビル・ジェームズ氏が作った投手指標「ゲームスコア」で106をたたき出し、米国が驚愕している。

ゲームスコアは投手のパフォーマンスを評価する指標で、通常は0〜100のスコアが付けられる。50は「平均的」、40は「補欠レベル」、80〜90台は「優秀」と判定され、100以上は異次元レベルで非常にまれ。計算方式は、50ポイントからスタートし、1アウトごとに1ポイント。5回以降は1アウト毎に2ポイント。三振を奪った場合は1ポイント加算。1被安打はマイナス2ポイント、1与四球はマイナス1ポイントなどとなっている。

MLBで昨季、最高のゲームスコアを記録したのはオリオールズの先発左腕ジョン・ミーンズ(28)が5月5日のマリナーズ戦で達成したノーヒットノーランで、スコア99だった。MLBが30球団に拡張された1998年以降で最高のゲームスコアを記録したのは、ケリー・ウッド(当時カブス)が98年5月6日のアストロズ戦で9回1安打完封、20奪三振をマークした試合で、105だという。

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米国でも佐々木朗希フィーバー冷めやらず「野球史上で最高の試合の1つ」複数メディアが特集[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)の19奪三振を含む完全試合が米国に伝わってから2日が経つが、まだ興奮冷めやらず複数の大手メディアが佐々木特集を組んでいる。

11日付のニューヨーク・タイムズ電子版は「完全試合で27打者中19人を三振に切って取ったのは、野球史上で最高の試合の1つと言わなければならないだろう」とし、米国でも完全試合が非常に希少となっていることを指摘し佐々木の偉業をたたえた。

ボストンのテレビ局NESNは、佐々木の完全試合が、セイバーメトリクスの父ビル・ジェームズ氏らが作った指標「ゲームスコア」で106を記録したことを紹介し「これは実に驚くべき数字だ」と指摘した。投手のパフォーマンスを評価するゲームスコアは、通常は1〜100で評価され、80〜90台なら「素晴らしい」という評価。100以上は異次元のレベルを示し非常にまれだという。

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ロッテ・佐々木朗、次回17日登板、井口監督明言[サンスポ]

ロッテの井口監督は12日、10日のオリックス戦で史上最年少での完全試合を達成した佐々木朗の次回登板が17日にZOZOマリンスタジアムで行われる日本ハム戦になると明らかにした。中6日での登板かと問われ「そうですね。その予定になっている」と語った。今季4度目の登板で史上初の2度目の完全試合へ期待が膨らむ。

105球で28年ぶりの快挙を達成し、13者連続奪三振のプロ野球新記録を樹立して1試合19奪三振のプロ野球記録に並んだ「怪物」。井口監督は次回登板へ「相手に1球で仕留められるようなボールは投げていない。ファウルを取りながら大胆な投球ができればいい」とポイントを挙げた。

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DAZN、ロッテ・佐々木朗希の完全試合、視聴数歴代最高[サンスポ]

有料映像配信サービスDAZN(ダゾーン)は12日、ロッテの佐々木朗希投手が10日に史上最年少の20歳5ヶ月で完全試合を達成したオリックス戦の視聴数がDAZNジャパンのプロ野球コンテンツで歴代最高を記録したと発表した。

DAZNによると、これまでは「伝統の一戦」として注目度の高い巨人と阪神のカードを含むセ・リーグの試合がトップ10を占めていた。パ・リーグの一戦がトップになったのは、快挙が野球ファン以外のスポーツファン全体の興味につながったと評価し、1994年に槙原寛己(巨人)が達成して以来28年ぶり16人目の偉業に加え、プロ野球新記録の13者連続奪三振、タイ記録の1試合19奪三振をマークした奪三振ショーも大きかったと分析した。

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ロッテ・益田、鉄腕継承600戦登板、朗希完全からバトン!!72年ぶり完封リレー、球団兆治以来の大台[スポニチ]

千葉で3年目のロッテ・佐々木朗が達成した完全試合から2日後。約1000キロ離れた異国情緒あふれる長崎で、守護神・益田が節目の記録を達成した。

「朗希はちょっと別格なので、刺激を受けることはないけど、チームの雰囲気はいいので、何とかみんなで競争してやりたいです」。

3点リードの9回に登板。味方の失策も絡み一発同点のピンチを背負ったが、無失点で通算160セーブとなる今季3セーブ目を挙げた。これで史上43人目の通算600試合登板を達成。村田兆治に次ぐ球団2人目の快挙だ。プロ11年目で、そのレジェンド右腕が持つ球団記録の604試合も射程圏に入った。

過去10年間で50試合登板以上を9度も記録する鉄腕も「今日で600試合と分かっていたのでフワフワして緊張した」と振り返る。セーブ記録などの節目とは違い、登板数は内容に関係なく記念ボードが用意される。恥ずかしい内容で終わる訳にはいかなかった。

佐々木朗の完全試合からチームは2試合連続完封勝利。完全試合の次戦の完封勝利は50年の巨人以来、実に72年ぶり2度目の快挙だ。20歳の怪物のような圧倒的な剛速球で打者をねじ伏せることはできなくても、誰にもマネできないタフさが守護神にはある。「ここまでやってこられたことは自分を褒めてあげられる1つ。余韻に浸ることなく頑張りたい」と次戦を見据える。

98年以来の長崎での試合で首位のソフトバンクから今季初白星で貯金を2とした。「長崎は初めて来た。奇麗な球場でいい雰囲気。もう1度来たい」。鉄腕守護神に思い出の地が、また1つ増えた。

◇“マサカリ超え”あと5

益田(ロ)が12日のソフトバンク戦で史上43人目の通算600試合登板を達成した。初登板は12年3月30日の楽天戦(Kスタ宮城)。32歳5ヶ月での到達は9位の年少記録。ロッテ投手の600試合登板は村田兆治(通算604試合)が90年8月24日西武戦で達成して以来32年ぶり2人目で、球団最多記録にあと4に迫った。また、益田の登板は全て救援。プロ初登板から600試合以上連続救援登板は、五十嵐亮太(ヤ)の823試合を筆頭に史上4人目。

◇50年巨人以来

ロッテは10日のオリックス戦での佐々木朗による完全試合に続き完封勝ち。完全試合の次戦で完封勝利は50年巨人が6月28日西日本戦で完全、29日広島戦で完封して以来72年ぶり2度目だ。なお、ロッテの最多連続完封は3試合でタイ記録に王手がかかった。

レアード(0−0の9回1死三塁で決勝の左前打)
「内野の守備も前に来ていたので、しっかりとした打球を打とうとした。」

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ロッテ・西野、3人斬りで948日ぶり白星「最大のパフォーマンスを出せた」[スポニチ]

ロッテの西野が好救援し、19年9月7日のソフトバンク戦で完封して以来948日ぶりの白星を挙げた。

0−0の8回を3人で片付け、打線が9回に3点を勝ち越した。「今日できる最大のパフォーマンスを出せた」。20年に右肘を手術し、過去2年間は1軍登板なし。最速で152キロを計測し「手術前よりも良くなっている」と胸を張った。村田兆治が背負った29番の後継者はリリーフで勝負する。

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バレンタイン元ロッテ監督が朗希を絶賛「この地球上で最も優れた若手投手だと思う」[スポニチ]

元ロッテ監督で、エンゼルスの中継局バリースポーツ・ウエストで解説者を務めるボビー・バレンタイン氏(71)が、10日のオリックス戦で完全試合を達成したロッテ・佐々木朗を「この地球上で最も優れた若手投手だと思う」と絶賛した。今も日本の試合を中継動画でチェックしているといい、「直球だけではなくスライダー、スプリットも素晴らしい。フォームも体のサイズもいい。今すぐメジャーに来たら活躍すると思う」と太鼓判を押した。

佐々木朗の今後については「これからしっかり肩肘をケアすることを願っています」と強調。「24、25歳でメジャーに来るなら、20、21歳は(体のケアなどが)非常に重要な年齢になると思う」とアドバイスを送った。

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ロッテ西野が948日ぶりの白星、最速152キロに「手術前よりよくなっている」[スポニチ]

ロッテの西野勇士投手が948日ぶりの白星を手にした。

0−0の8回を西野が打者3人で抑え、直後の9回に打線が3点を奪ったことで今季初勝利が転がり込んだ。

20年に右肘手術し、過去2年間1軍登板なし。19年9月7日のソフトバンク戦で完封して以来の白星に、「今日できる最大のパフォーマンスを出せた。野手に感謝したい」と笑顔だった。

この日は最速152キロも計測し「手術前よりもよくなっている」と胸を張る。井口監督も「今年に関してはリリーフで行くと思う」と、勝ちパターンで期待している。

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元ロッテの清田育宏氏がBCリーグ・埼玉の「公式解説者」に、元ロッテ・服部泰卓氏とともに[スポニチ]

独立リーグのルートインBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズは12日、元ロッテの清田育宏氏(36)、元ロッテの服部泰卓氏(39)の2人が22年の「公式解説者」に就任したと発表した。

ロッテの主力選手として活躍していた清田氏は、新型コロナウイルス禍で不要不急の外出をしたことなどを理由に、球団から昨年5月に契約を解除された。以来、プレーはしていない。

服部氏は07年大学・社会人ドラフト1巡目でロッテに入団。15年限りで現役を引退した。

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ロッテ2連勝!レアードが9回決勝打、ロメロ、西野、益田の完封リレーで“メモリアル白星”飾る[スポニチ]

ロッテは12日のソフトバンク戦(長崎)に3−0で勝利し2連勝。0−0のまま迎えた9回、相手のミスからチャンスを広げ1死三塁とすると、レアードが決勝点となる先制の左前適時打。投げては守護神・益田直也投手(32)が1回1安打無失点で締め3セーブ目。史上42人目の600試合登板を達成し、ロッテでは村田兆治以来、2人目の快挙を飾った。

先発のロメロは初回、先頭の真砂にいきなり安打を浴びるも続く今宮をニゴロ併殺打に打ち取るなど無失点。5回には味方の失策などで1死一、二塁となるもガルビスを三ゴロ併殺打に封じ、マウンド上で雄叫び。7回まで許した安打は3本のみの無失点という素晴らしい投球を見せたが、打線の援護なく2勝目はお預けとなった。

0−0のまま迎えた8回、2番手の西野がガルビスに一瞬ヒヤッとする大飛球を打たれるも、ボールはわずかに右翼ポールの右へとそれファウル。無事3者凡退に抑えると、9回にチャンス到来。先頭・藤原の右方向への打球を一塁手・松田が痛恨のトンネル。打った藤原は二塁まで進塁すると、中村奨がきっちり犠打を決め1死三塁。ここで4番・レアードが会心の左前適時打を放ち待望の先制点。さらに相手“守護神”森を攻め2死一、二塁とすると山口が左中間を破る走者一掃の2点適時二塁打を放ち3−0とリードを広げた。

9回は益田が味方の失策もあり無死一、二塁とピンチを背負うも後続を封じ今季3セーブ目をマーク。村田兆治の球団史上最多通算604試合登板まであと4に迫った。また、2番手の西野は約3年ぶりの白星がついた。

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ロッテ益田、600試合登板達成も反省「緊張してフワフワしてた」、目標は記録よりも「リーグ優勝」[スポニチ]

ロッテの益田直也投手(32)が12日のソフトバンク戦(長崎)で、史上42人目の600試合登板を達成。ロッテでは村田兆治以来、2人目の快挙を飾り「苦しい登板になったんですけどゼロで抑えられて良かった」と喜んだ。

大台の600試合登板を記録した益田は試合後のヒーローインタビューに登場。開口一番「とりあえずチームが勝てて良かったです」とホッとした様子を見せると、次は「先頭だけは(抑えよう)と思ったんですけど、しっかり出してしまい苦しい登板になってしまった」と9回無死一、二塁としてしまったことを反省。

それでも後続を抑え無失点のまま3セーブ目を飾り「奨吾(中村奨)がああいう形になって、何とかカバー出来ればと思って必死に投げました。ゼロで抑えられて良かったと思います」と味方の失策もカバーすべく奮闘したことを明かした。

ただ、記録達成には試合前からプレッシャーがあったようで「今日は600試合というのが分かってて少し緊張してフワフワしてしまった」とコメント。

球団記録となる村田兆治の通算604試合登板も視野に入ってきたが「そこを目指してやってきたワケではない」とキッパリ。「やっぱりファンの皆さんとリーグ優勝したいというのが目標。(そのために)準備はいつもしっかりして、どうやったら1年間1軍のマウンドで戦えるか考えてやっている。(記録達成は)ファンのおかげだと思うので、本当にありがとうございますと言いたいです」と自身の記録よりもチーム勝利をファンに届けたいという強い思いを語った。

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ロッテ益田が600試合登板、球団では村田兆治以来2人目、チームの2連勝に貢献[スポニチ]

ロッテの益田直也投手(32)が12日のソフトバンク戦(長崎)で、史上42人目の600試合登板を達成。ロッテでは村田兆治以来、2人目の快挙を飾り、チームの2連勝に貢献した。

3−0の9回から3番手で登板した益田は、先頭の代打・上林に右前打を打たれると、続く代打・川瀬の打球を味方が失策。無死一、二塁とピンチを背負うも後続を封じ無失点。今季3セーブ目を挙げた。

益田は関西国際大から1年目から中継ぎで72試合に登板し、11年目で大台に到達した。昨年は67試合に登板し、球団記録を更新する38セーブをマークするなど、絶対的な守護神として、チームを支える。

村田兆治は通算604試合。先発と救援の違いことあれ、まもなく球団史に「益田直也」の名前を刻むことになる。

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佐々木朗希の完全試合、パ・リーグTVの再生回数で過去最高を大幅に更新[スポニチ]

プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(20)の記録づくめの完全試合をライブ配信したパ・リーグTVは12日、公式YouTubeチャンネルの1日の再生回数が10日に約860万回で過去最高を記録したことを発表した。公式チャンネルを14年にスタートさせて以降、パ6球団の試合のハイライト動画や選手の特集動画などを連日投稿。1日の視聴回数最多はこれまで今季開幕戦となった3月25日の555万回だったが、これを305万回上回った。

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ロッテが「母の日」着用のピンクユニホーム付きチケット発売[スポニチ]

ロッテは「FRANCK MULLER PINK MOTHER’S DAY」と題した母の日イベントが開催される5月8日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で「ピンクユニホーム」を受け取ることができるグッズ付きチケットの販売を開始した。

グッズの有無はビジター外野応援指定席を除く全席種にてチケット購入時に選択可能(グッズ有無による金額差なし)で、グッズ付きチケット1枚につきフリーサイズの「ピンクユニホーム」1着を入場ゲートにて開場時間11時から受け取れる。

「ピンクユニホーム」は当日チームが着用し、デザインを監修したスイス高級機械式腕時計ブランド「フランク ミュラー」の腕時計の文字盤に使われているビザン数字が両腕のピンク色部分の背景柄に採用されている。

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[ロッテ]佐々木朗希、完全試合の視聴数がDAZN歴代最高[報知]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)にまた1つ勲章が加わった。有料映像配信サービスDAZN(ダゾーン)は12日、佐々木朗が10日に史上最年少の20歳5か月で完全試合を達成したオリックス戦(ZOZO)の視聴数が、DAZNジャパンのプロ野球コンテンツで歴代最高を記録したと発表した。

DAZNによると、これまでは注目度が高い巨人と阪神のカードを含むセ・リーグの試合がトップ10を占めていた。パ・リーグがトップになったのは、快挙が野球ファン以外のスポーツファン全体の興味につながったと評価。1994年に槙原寛己(巨人)が達成して以来28年ぶり16人目の偉業に加え、プロ野球新記録の13者連続奪三振、タイ記録の1試合19奪三振をマークした奪三振ショーも大きかったと分析した。

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藤川球児氏、ロッテ・益田直也の活躍は直球の“違和感”にあり、同点で登板する守護神の難しさも解説[報知]

両軍のクローザーにとって、「条件の違い」が明暗を分けた。ロッテの益田は3点を守る9回に登板。先頭の上林に右前打を許すなど無死一、二塁としたが、落ち着いていた。続く牧原大に初球外角高めの直球でボール球から入り、2球目に低めのシンカーで誘って狙い通りの一ゴロ。点差を踏まえて長打を避け、後続を仕留めて試合を締めた。

通算600試合登板ということだが、本来ならシュート回転しやすいスリークオーターから投げ込むにも関わらず、ボールが浮き上がる球質が特徴的。その“違和感”が打者を惑わす。投球フォームの緩急やシンカーも効果的で長年、活躍している理由がよくわかる。

対して、ソフトバンクの森は0−0の9回に救援。私も経験者だから分かるが、同点の9回はセーブシチュエーション以上にタフだ。味方失策で無死二塁となれば、より難しい。追いかける展開と同点では相手打者の反応が変わり、思い切りもよくなる。逆に投手は慎重にならざるをえない。結果、1死三塁からレアードに2ボールとし、配球をしぼられ、決勝打を許した。

今年は延長12回制に戻ったこともあり、守護神の仕事は一層ハードだ。どの球団も優勝を目指す上で、その存在が非常に重要になるだろう。

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[ロッテ]益田直也が600試合登板、球団記録の村田兆治にあと4と迫る[報知]

長崎のロッテファンの歓声を耳にしながら、益田は安堵の表情を見せた。9回にマウンドに上がり、プロ初登板した12年3月30日の楽天戦(Kスタ宮城)からプロ野球史上43人目となるNPB通算600試合登板を達成した。球団では、90年に村田兆治氏が記録した604試合登板に次ぐ2人目。1回無失点で3セーブ目を挙げ、佐々木朗が衝撃の完全試合を達成した10日のオリックス戦(ZOZO)から、2試合連続完封勝ちの試合を締めた。

「600(登板)と分かっていたから緊張した。何試合(登板)とかだと、打たれてもボードを渡されるから嫌で。ゼロで抑えられてよかった」。3点リードの9回、先頭の上林に右前打を許すなど1死一、三塁とピンチを招いた。だが、グラシアルの浅い飛球を中村奨がダイビングキャッチ。最後は中村晃を右飛に打ち取った。

開幕から先発陣の頑張りが光る。この日は先発のロメロが7回無失点。10日は佐々木朗が史上16人目の完全試合を成し遂げ、チームの雰囲気は最高だ。「朗希に関しては刺激というか別格なので。本当にすごいの一言。誰もできることではないので」と今季でプロ11年目の守護神も脱帽した。

益田自身もこれまでの準備が実を結んだ。試合前にキャッチボールをするのは不調時だけ。それ以外はひたすら走る独特な調整法だ。「自分の調整方法を見つけれたので。準備の大切さはあるのかなと」。球団記録となる604試合も目前だが「そこは気にしていない。目先のアウトを取るだけ」。頼もしい守護神がリーグVへチームを導く。

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[ロッテ]益田直也がプロ野球史上43人目の600試合登板達成「ここまでできたのは自分を褒めてあげられることの1つ」[報知]

ロッテの益田直也投手がNPB通算600試合登板を達成した。プロ野球史上43人目で、球団では90年・村田兆治の604試合登板に次ぐ2人目の快挙に「ちょっとふわふわ緊張してた。ゼロで抑えられてよかった」と胸をなで下ろした。

9回は被安打や中村奨の失策などで無死一、二塁からのスタートとなったが「(中村)奨吾がああいう形になって、何とかカバー出来ればと思って必死に投げました」と右腕。中村奨も1死一、三塁からダイビングキャッチなどで2つ目のアウトを取るなどミスを取り返す好プレーを見せ、チームで勝ちきった。

プロ初登板となった12年3月30日の楽天戦(Kスタ宮城)から通算600試合。タフな体で幾度もチームを救ってきた守護神は「ここまでやってこれたっていうのは自分を褒めてあげられることの1つかもしれない」と振り返りながらも「まだまだ試合もあるしいいところで投げさせてもらってる。余韻に浸ることなく頑張りたい」と気持ちを切り替えた。

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[ロッテ]益田直也がNPB通算600試合登板達成、史上43人目[報知]

ロッテの守護神・益田直也投手がNPB通算600試合登板を達成した。プロ野球史上43人目で、球団では90年・村田兆治の604試合登板に次ぐ2人目となった。

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[ロッテ]レアード&山口航輝のタイムリーで9回に3点を先制[報知]

ついに均衡を破った。両チーム無得点の9回1死三塁、レアードが森の直球を左前へと運ぶ先制適時打。ロッテが9回に1点を先制すると、なおも2死一、二塁から山口が左中間を破る2点適時二塁打。9回に3得点を奪い、試合を動かした。

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[ロッテ]エンニー・ロメロが7回3安打無失点の好投[報知]

ロッテのエンニー・ロメロ投手が今季3度目の登板で87球を投げ7回3安打無失点の好投を見せた。

初回から先頭の真砂に左前安打を許すも後続を断ち切り無失点。その後もテンポ良く投げ抜き、5回には1死一、二塁のピンチを背負うもガルビスを三ゴロ併殺打に打ち取った。

ロメロは7回3安打無失点の好投で勝ち星は付かなかったが、チームは9回にレアード、山口の適時打で3点を奪った。

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[ロッテ]5月8日のソフトバンク戦を対象に「ピンクユニホーム」付きのチケットを販売開始[報知]

ロッテは12日、5月8日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)を対象に「ピンクユニホーム」を受け取れるグッズ付きチケットの販売を開始したことを発表した。

グッズの有無はビジター外野応援指定席を除く全席種でチケット購入時に選択可能(グッズ有無による金額差なし)。グッズ付きチケット1枚につきフリーサイズの「ピンクユニホーム」1着を入場ゲートで受け取ることができる。詳細や注意事項は球団公式ホームページで要確認。なお、同戦のチケットはMチケットオンラインや各種プレイガイドにて一般販売中。

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ソフトバンク・田上奏大−ロッテ・ロメロ…スタメン発表[報知]

[ロッテスタメン]
1(左)高部、2(中)藤原、3(二)中村奨、4(指)レアード、5(捕)佐藤都、6(右)マーティン、7(一)山口、8(遊)エチェバリア、9(三)池田、投=ロメロ
[ソフトバンクスタメン]
1(中)真砂、2(遊)今宮、3(二)牧原大、4(指)グラシアル、5(右)中村晃、6(一)松田、7(左)柳町、8(三)ガルビス、9(捕)甲斐、投=田上

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ロッテ、佐々木朗に続いた!2戦連続完封、益田600試合登板で3セーブ目[デイリー]

朗希効果は長崎でも続いた。佐々木朗が成し遂げた史上16度目の完全試合から中1日。ロッテはロメロ、西野、益田とつなぎ無失点リレー。2試合連続完封勝利に井口資仁監督は「先発、抑えがゲームを作ってくれたことが大きいと思います。もう思ったことを書いてください」と冗舌に振り返った。

20歳右腕の快挙に刺激を受けたのは31歳左腕のロメロだ。7回零封。「自分の仕事は0に抑えること。それができてよかった」。佐々木朗と練習中に談笑することもある左腕は勝ち星はつかずも胸を張った。

8回は西野が三者凡退に抑えると、9回に打線が奮起。3点を奪って守護神・益田が登場。右腕は味方の失策などで1死一、三塁のピンチを背負ったが、懸命にしのいで村田兆治以来となる球団史上2人目の600試合登板を白星で飾る3セーブ目だ。

「朗希は別格なので、刺激をもらうことはないですけど(投手陣の)雰囲気はいいので、みんなで競争してやれれば」と益田。歴史的快挙が投手陣にうねりを作り、大きな2連勝だ。

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ロッテ・佐々木朗希、次回先発は17日・日本ハム戦、井口監督“再現”を期待[デイリー]

ロッテ・井口資仁監督が10日のオリックス戦で史上16人目の完全試合を達成した佐々木朗の次回登板について、「中6日でいく予定になっています」と、17日の日本ハム戦(ゾゾ)に先発させることを明かした。

指揮官は前回の投球の内容を改めて絶賛。「ファウルで追い込む投球ができた。ああいう投球ができれば」と“再現”を期待した。

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元ロッテ・清田育宏氏が解説者に就任、BC埼玉で、昨年5月にロッテを契約解除[デイリー]

独立リーグ・ルートインBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズは12日、2022年公式解説者として元ロッテ・清田育宏氏、元ロッテ・服部泰卓氏が就任したことを発表した。

清田氏はロッテの主力打者として15年には130試合に出場し、ベストナインとゴールデングラブ賞も獲得。勝負強い打撃でチームに貢献していた。だが、昨年5月に球団規則を破ったことなどを理由に契約解除に。同11月には球団側に対して損害賠償を求める訴訟を起こしていたことも判明した。

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ロッテ・益田が通算600試合登板、節目の登板で3セーブ目「ふわふわ緊張してました」[デイリー]

ロッテの抑えを務める益田直也投手が9回に登板し、12年3月30日・楽天戦のプロ初登板から史上43人目となる通算600試合登板を達成した。

3点リードの9回にマウンドへ。味方の失策などで1死一、三塁となったが、グラシアルを二飛、中村晃を右飛に抑え無失点に抑え、今季3セーブ目を挙げた。

試合後は記念のボードと、花束を受け取り初めての登板となった長崎のファンから大きな拍手を受けた。球団では村田兆治に並ぶ2人目の快挙。「ちょっとふわふわ緊張してました。まあゼロに終われてよかったです」と安どした。

11年目も抑えを務める右腕は1年目からリリーフ一筋でセーブなしは15年だけ。コツコツ積み重ね通算160セーブとなった。「ここまで何年もしっかりと準備をオフからしてきていることが記録につながっている。準備が大切かな」と、長く抑えを務める秘けつは、厳しい練習のたまものと振り返った。

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ロッテ、レアードの決勝打で競り勝つ、ソフトバンク、好投の田上援護できず、初の連敗[デイリー]

ロッテがソフトバンクに競り勝ち、2連勝とした。

0−0で迎えた9回。先頭・藤原の一ゴロをソフトバンク・松田がトンネル、藤原が一気に二塁を陥れた。この後、犠打で1死三塁とすると、レアードが左前へはじき返して決勝点を挙げた。さらに山口の2点二塁打で突き放した。

投げては、先発のロメロが7回3安打無失点と好投。8回は西野、9回は益田とつないで完封リレーを見せた。

ソフトバンクは、プロ初登板初先発の高卒2年目・田上が5回2/3を無失点と好投。その後も細かい継投で無失点に抑えたが、最後はミスが響いた。ソフトバンクは今季初の連敗で3敗目を喫した。

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佐々木朗希、次回登板は17日ロッテ井口監督が明言[デイリー]

ロッテの井口監督は12日、10日のオリックス戦で史上最年少で完全試合を達成した佐々木朗希の次回登板が17日にZOZOマリンスタジアムで行われる日本ハム戦になると明らかにした。中6日での登板かと問われ「そうですね。その予定になっている」と語った。今季4度目の登板で史上初の2度目の完全試合へ期待が膨らむ。

105球で28年ぶりの快挙を達成、13者連続奪三振の新記録を樹立して1試合19奪三振のプロ野球記録に並んだ「怪物」。井口監督は次回登板へ「相手に1球で仕留められるようなボールは投げていない。ファウルを取りながら大胆な投球ができればいい」とポイントを挙げた。

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ロッテ、母の日フランク・ミュラー「ピンクユニ」グッズ付きチケット発売[デイリー]

ロッテは12日、「FRANCK MULLER PINK MOTHER'S DAY」と題した母の日イベントが開催され、チームが「ピンクユニホーム」を着用して試合を行う5月8日・ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)を対象として「ピンクユニホーム」を受け取ることができるグッズ付きチケットの販売を開始したと発表した。

グッズの有無はビジター外野応援指定席を除く全席種にてチケット購入時に選択可能(グッズ有無による金額差なし)。グッズ付きチケット1枚につきフリーサイズの「ピンクユニホーム」1着を入場ゲートにて開場時間11時00分から受け取ることができる。

グッズ付きチケットアイテムである「ピンクユニホーム」は当日チームが着用する「ピンクユニホーム」と同様に、デザインを監修したスイス高級機械式腕時計ブランド「フランク ミュラー」の腕時計の文字盤に使われているビザン数字が両腕のピンク色部分の背景柄に採用されているフリーサイズのユニホーム。詳細や注意事項はマリーンズ公式ホームページにて。

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吉井理人氏、佐々木朗の161キロ初球に「ひっくり返った」「どこが調子悪いねん!」[デイリー]

野球日本代表「侍ジャパン」の投手コーチで、ロッテのピッチングコーディネーターを務める吉井理人氏が10日、自身のブログを更新。10日のオリックス戦で、日本最多タイの19奪三振をマークして完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手について触れ、第1球の161キロ速球を見て「ひっくり返った」と明かした。

というのも、「この日は、調子悪いですと言ってマウンドに向かった」という。ところがその言葉とは裏腹に、先頭打者へ投じた初球はアウトローへの161キロのスピードボール。この完璧な立ち上がりに、「(抑えの)益田とひっくり返りました(どこが調子悪いねん!)」と思わずツッコミを入れていた。

この日の佐々木は160キロの速球で追い込み、フォークで仕留めるという組み立てで三振の山を築いていった。吉井氏は「ほぼワンパターンだった」としながらも、「それで、完全試合、他の変化球を覚えたらどうなるのか、めっちゃ楽しみです」と無限の可能性を感じ取っていた。

佐々木朗の完全試合をアシストした女房役のドラフト1位ルーキー・松川虎生捕手(市和歌山)についても、「佐々木の投げたい球を投げさせ、良いリズムを作っていました」と称賛。「佐々木はよく首を振る子(自分で配球を考えたいタイプ)なので、ゲーム前にしっかり打ち合わせしていたのでしょう。そして、あの速くてよく落ちるフォークを一球も後ろに逸らさなかったのは大したもんです」と高卒ルーキーとは思えないリードぶりに舌を巻いていた。

佐々木のポテンシャルの高さは重々承知していたという吉井氏は「いずれものすごいことをすると思っていたが、3年目の春に完全試合を達成するとは思いませんでした」と、想像をはるかに上回る成長の早さに目を見張っていた。

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ロッテ場内アナウンスの谷保さん、32年目で初の完全試合担当に「感謝、感謝です」[デイリー]

ロッテの場内アナウンス担当を千葉移転の初年度から務め、32年目となった谷保恵美さんが12日、10日のオリックス戦で佐々木朗希の完全試合達成に立ち会えたことを、感激の表情で激白した。

達成の瞬間、歓喜のウォーターシャワーの中で「完全試合、13者連続奪三振、1試合19奪三振、佐々木朗希投手、おめでとうございます」とアナウンスを無事に言い切ったが、緊張でガクガクだったとか。一夜明け「歴史的な瞬間ですから、声が震えてしまいました。今、思うと声がどもらなくてよかったのが本音です」としみじみと当時を振り返った。

谷保さんは長いアナウンス歴の中で過去に完全試合の瞬間の準備をしていたこともあった、当時の記憶がよみがえった。17年前の05年5月20日の交流戦、ロッテ対中日戦。8回2死まで川上憲伸が完全投球でマリンスタジアムはざわついていた。打ち破ったのがイ・スンヨプ。バックスクリーンへ本塁打を放ち、完全試合を打ち砕いた一発に球場は騒然。そんな経験があるからこそ試合終盤にハラハラドキドキで見ていたという。

「本当に完全試合って、長い歴史で16人しかいないですから、立ち会えるなんて、佐々木朗希投手に感謝、感謝です」と32年目、通算2000試合アナウンス目前の大ベテランも初めて味わえた完全試合アナウンスができ、令和の怪物にひたすら頭が下がる思いのようだ。

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佐々木朗、視聴数が歴代最高にDAZN、10日の完全試合[デイリー]

有料映像配信サービスDAZNは12日、ロッテの佐々木朗希投手が10日に史上最年少の20歳5カ月で完全試合を達成したオリックス戦の視聴数がDAZNジャパンのプロ野球コンテンツで歴代最高を記録したと発表した。

DAZNによると、これまでは注目度の高い巨人と阪神のカードを含むセ・リーグの試合がトップ10を占めていた。パ・リーグの一戦がトップになったのは、快挙が野球ファン以外のスポーツファン全体の興味につながったと評価し、28年ぶり16人目の偉業に加え、プロ野球新記録の13者連続奪三振、タイ記録の1試合19奪三振をマークした奪三振ショーも大きかったと分析した。

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佐々木朗希はメジャーでも「大成功できる」、エ軍OB太鼓判「先発ローテのトップ」[Full-Count]

◇エンゼルス解説のグビザ氏も驚き、10日の快挙は「インクレディブルだね」

エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」で解説を務める球団OBのマーク・グビザ氏が、10日に完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手について、メジャーリーグでもトップクラスの活躍ができると太鼓判を押した。

佐々木朗について聞かれると「完全試合をしたっていう投手?インクレディブルだね。そもそも完全試合はほとんど不可能なこと。球界の歴史上、達成した人は多くない。それをした上で、そんなに多くの三振を奪うだなんて、アンビリーバブルだ」と驚きの声を上げた。

投球映像も見たそうで「『ワォ、本当にアメージングな球だ』と思ったね。ボールの動き方だったり。彼は非常に若いのにね」と絶賛。最速164キロを誇る直球に「腕の振りの速さがありながら、ストライクをたくさん投げられる。だからなおさらアメージングだと思う」と話した。

将来的にメジャーリーグでプレーする可能性については「そうなるといいね。彼の投球を見ると、ここでも大成功できると思う」という。直接見たことはないものの「私がこれまでに見た限り、既に先発ローテのトップで投げられる」と高いレベルにあるとみている。大谷翔平投手とエンゼルスで競演したら…。夢のような光景を思い浮かべ「アメージングだね」と目を輝かせた。

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佐々木朗希は「シンジラレナーイ」、元ハム監督ヒルマン氏が絶賛「奇跡的なこと」[Full-Count]

◇最下位の古巣にはエール「頑張って突き進むこと」

2003年から2007年まで日本ハムで指揮を執り、現在エンゼルスの選手育成担当を務めるトレイ・ヒルマン氏が、完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手について「シンジラレナーイ」と驚きを語った。

10日のオリックス戦で28年ぶりの快挙を史上最年少で達成した佐々木朗。さらにプロ野球記録となる13者連続奪三振、日本記録に並ぶ19奪三振と記録づくめだった。ニュースは海の向こうにも届いており、ヒルマン氏は「驚いたね。あんなにたくさん三振を奪い、制球もしっかりしている。素晴らしいね」と絶賛した。

さらに「まさにシンジラレナーイ」と一言。自身が2006年に度々使い、その年の流行語大賞トップ10にも入った“決め台詞”も飛び出した。「こんなことをやってのけるとなると、期待がすごく高まると思う。彼が集中力を保ち、可能な限り安定感のある投球をしていくことを願っている。しかしながら、(佐々木朗希の今回の活躍は)日本球界でもう2度と起きないかもしれないね。インクレディブルだ」と語り「計19奪三振、13者連続三振。想像すらできない。奇跡的なことだ。投手がそのような活躍をしたときは、どんな時でも素晴らしい。彼におめでとうと言いたい」と祝福した。

一方、2004年から3年間ともに戦った新庄剛志監督が就任した日本ハムは、開幕から14試合を終えて3勝11敗の最下位に沈んでいる。「私からファイターズへのメッセージは、頑張って突き進むこと。シンジョウを含め、スタッフや選手達も問題なくやっていけると願っているよ」とエールを送った。

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佐々木朗希に大物代理人ボラス興味津々、快挙に注目「まずは近くで見る必要がある」[Full-Count]

◇「誰が1試合19奪三振できるというのだ」

大物代理人スコット・ボラス氏が、完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手について語った。日本記録に並ぶ19奪三振もあり「お見事だ。誰が1試合19奪三振できるというのだ」と苦笑いを浮かべつつ「信じられない偉業だ。現実離れしている。彼はアメリカでも全国的な注目を浴びた。メジャーリーグの放送でもね」と驚きの様子だった。

さらに「19奪三振を記録したら、それがどんなレベルだろうが関係ない。驚異的だ」とその能力を絶賛。代理人として注目しているかを問われると「誰かがそんな活躍をすれば、まずは近くで見る必要がある、そうでしょう?」と話した。

佐々木朗は10日のオリックス戦で史上最年少で完全試合の快挙。さらにプロ野球新の13者連続奪三振を記録するなど、その偉業には海を越えて驚きが広がっている。

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「僕はただ野球が楽しい」、ニコニコ笑顔の“火消し人”ロッテドラ3廣畑の強心臓[Full-Count]

◇ピンチの場面でも「笑顔」で堂々とした投球を続ける

新人らしからぬ存在感は、日に日に高まっている。ロッテのドラフト3位ルーキー・廣畑敦也投手は、春季キャンプからアピールを続け、開幕1軍を掴み取った。即戦力の期待に応え、早くもピンチの場面での“火消し人”としての地位を確立しつつある。

社会人野球の三菱自動車倉敷オーシャンズから入団し、最速154キロを誇る即戦力右腕は、キャンプから1軍に帯同。「自分の球がどれくらい通用するのか、研究して、自分に何ができるかというのを考えながら野球をできる時間というのが凄く楽しいです」。プロの選手達に囲まれながら過ごす日々は、刺激的で、充実している。

3月31日、ソフトバンク戦の7回に登板し、1回無失点で公式戦デビューを飾ると、2試合目となった4月5日の日本ハム戦では、2点リードの無死一、二塁というピンチを見事無失点で切り抜け初ホールドを挙げた。9日のオリックス戦では7回に1死満塁の場面で登板。紅林を2球で併殺打に打ち取り、追加点を許さなかった。

ピンチの場面でも堂々たるピッチングを披露できるのは、メンタルがタフなのかと思いきや「あまり僕はメンタルというのは分からなくて」と、頭をひねる。「メンタルを気にして野球をやっていないので…。ピンチを抑えたら流れが来ますし、楽しんでいこうというのは心がけています。ピンチで集中して自分の力が出せるというというのは強みでもあるのかなと思います」。淡々と語る口ぶりが頼もしい。

緊張感のある場面でマウンドに上がっても、どこか楽しそうだ。「僕はただただ野球が楽しくてやっているので、自然に(笑顔が)表情に出ます。楽しそうに野球をやっている姿というのをファンの方には見てもらいたいですね」と語る。「楽しく野球をする」というのが廣畑のモットーだ。

◇味方のミスでサヨナラ負けも「次打ってくれたら大丈夫」

プレー以外でも、自分の役割を考え続けている。6日の日本ハム戦では同点の9回にゲレーロが先頭打者に死球を与えた場面で登板。その後1死一、三塁から左翼線へ上がったフライを高部が判断に迷って捕球できず、サヨナラ負け。廣畑には黒星こそ付かなかったが、肩を落とす同級生に声をかけた。

「判断は難しいですし、年に何回もあるプレーじゃない。その日は『悔しかったよね。次打ってくれたら大丈夫だから』という話をしました。僕は新人ですけど、そういう話をできたりする仲ではあります。(高部は)守備ができない選手ではないので。彼なら絶対、次は上手くやってくれると思っています」。

持ち前の明るさで、チームメートとコミュニケーションを深めてきた。「自分から雰囲気を作っていくというのをすごく大事にはしています。どういう声掛けができるのか。どういう表現をしたらいいのかなというのは常に気にしながらやっています」。プレーでもベンチでも、24歳のルーキー右腕が新しい刺激を入れていく。

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偉業達成・佐々木朗希、“育ての親”2人が貫き続けた育成計画[BASEBALL KING]

話題のアスリートの隠された物語を探る「スポーツアナザーストーリー」。今回は、4月10日、28年ぶりの大偉業・完全試合を達成した千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希投手の「育ての親」2人にまつわるエピソードを紹介する。

『朗希に尽きる。(完全試合は)いずれやると思っていた』
〜『デイリースポーツonline』2022年4月10日配信記事より(井口監督の言葉)

ロッテ・井口監督の言葉通り、プロ3年目の今年(2022年)は春先から何かやってくれそうな気配を醸し出していた佐々木朗希・20歳。4月10日のオリックス戦で、1人のランナーも許さず9回まで投げ抜き、1994年に巨人・槙原寛己が達成して以来、実に28年ぶりとなる「完全試合」を成し遂げました。

日本新記録の「13者連続奪三振」や、日本タイ記録となる「1試合19奪三振」も同時に達成。その記録のすごさからつい見落としてしまいそうですが、このゲームは佐々木にとって「プロ初完封」であり「プロ初完投」の試合でもありました。

佐々木のプロ入り後、ロッテ首脳陣は1年目は1軍に帯同させながら、実戦登板は2軍含め一切させない方針を貫きました。本人はひたすら体づくりに努める日々を過ごし、2年目の昨季、ようやく実戦登板を果たします。

しかし首脳陣は、登板間隔を大きく開けながらイニング数・球数を少しずつ増やしていき、慎重かつ大事に育てる方針を崩しませんでした。そして、プロで1試合投げ切る体を手にした3年目の今季、佐々木はいきなり大偉業を達成したのです。

この「佐々木朗希育成プロジェクト」は、振り返ってみると、アマチュア最速163キロを計測して話題を集めた岩手・大船渡高校時代から徹底されてきた育成方針をロッテが継承したもので、まさに先を見据えた長期計画が実ったと言えます。

2019年、佐々木が高3の夏に行われた全国高校野球選手権・岩手大会決勝。大船渡高校の國保陽平監督は「故障予防のため」という理由で、佐々木の登板回避を選択。結果的に甲子園出場を逃したことで、物議を醸したこともありました。当時の決断について、國保監督はこのように振り返っています。

『プレッシャーがあったんでしょうね。(佐々木を)壊しちゃいけないというプレッシャーが。あの若さで、あの高い身長(190cm)で、滑らかなフォームで、変化球もうまくて、牽制もうまいという才能は、世界の野球の歴史を変えるかもしれない。だからこそ、壊さずに次のステージへつなげなければならないと思っていました』
〜『NEWSポストセブン』2020年7月20日配信記事より

登板を回避したこの決勝戦ばかりが取り上げられがちですが、登板した試合でも球速を抑えて投げることを徹底するなど、佐々木の体・肩を守ることは当時から指導者にとっての至上命題でした。

高3の春、本来の投球スタイルとは程遠い140キロにも満たないストレートとスローカーブを中心に打たせて取る投球をした際、國保監督は次のようにその理由を語っていました。

『4月中旬に骨密度を測定したら、まだ大人の骨ではなかった。まだ球速に耐えうる体ではないということ。本人も理解してくれた』
〜『朝日新聞デジタル』2019年7月11日配信記事より

佐々木もまた國保監督の指導理論を信頼していたからこそ、自らも自発的に体を大事にした練習スタイルに取り組んできました。その1つが、「長い距離を投げるメリットがわからない」とキャッチボールでは遠投をせず、塁間の距離にとどめていたことです。

遠投は速いボールを投げたい投手にとって有効な調整法とされていますが、そんな球界の定説に対しても疑問を抱き、必要ないと思えば排除する。これもまた、國保メソッドの1つでした。

國保陽平監督がこのように「選手の体が第一」というスタンスを徹底するのは、自身が筑波大学時代、動作解析など「スポーツ科学の第一人者」として知られる川村卓准教授に師事した影響が大きい、と言われています。

佐々木朗希にとって幸運だったのは、4球団競合の末に進路が決まった千葉ロッテマリーンズという球団に、同じく川村卓准教授に師事した指導者がいたことです。その人物とは、吉井理人投手コーチです。

象徴的だったのは、プロ入り最初のキャンプにおいて、30〜40メートル距離でのキャッチボールを中心に取り組んだこと。高校時代同様、遠投しすぎないトレーニングで体づくりを徹底したのです。このとき、吉井コーチは「なぜ40メートルまでなのか」という記者からの問いに、こんなコメントを返しています。

『色んな文献を見ていると、40メートルまでは球速が上がったり、投球の質が上がったりする。それを超えると(投げ出しの)角度が変わる。それで良くなることもあるけれど、悪くなって、バラバラになることもある』
〜『日本経済新聞』2020年2月18日配信記事より

吉井コーチは現役引退後、そのまま日本ハムでコーチを5年務めたあと、2014年から筑波大学の大学院に進学。國保陽平監督同様、川村准教授が指導する野球コーチング論研究室に籍を置きました。その進学理由について、吉井コーチはこんな言葉を残しています。

『私も現役時代、コーチから言われたことが全然できず、「本当にいいアドバイスなのか?」と思いながら従うこともありました。スポーツ界全般にそうですが、昔は、コーチと選手は師匠と弟子みたいな関係でしたから。それで、コーチになった当初は「自分がされて嫌だったことはしない」という方針でしたが、本当に選手のためになっているのか不安もあって、コーチングを知るため大学院で勉強しました』
〜『HuffPost』2018年12月22日配信記事より

もちろん、指導方法は千差万別であり、佐々木朗希には当てはまったこの方法が全て正しいとは言えません。他のやり方が適している選手もいるでしょう。それでも、これほどまでに大きな果実を成し得た「佐々木朗希メソッド」は、今後の野球指導に大きな一石を投じたことも間違いありません。

このように最新理論を学び続ける指導者のもと、計画的に、そして長期スパンで実行された「佐々木朗希育成プロジェクト」がついに結実した日…完全試合を達成した2022年4月10日はある意味、野球指導の歴史が変わった日と言えるかも知れません。

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42歳・久保康友が無給で独立リーグのマウンドに上がる理由。「仕事やお金がなくなっても死ぬ訳じゃないし…」[Sportiva]

場内にポルノグラフティの『アゲハ蝶』が流れる。アップテンポなリズムに乗って、リリーフの久保康友が一塁側ブルペンからマウンドに駆けていく。その躍動感とスリムな体型を見れば、この投手が今年で42歳になるとは思えない。

独立リーグのオープン戦。兵庫県三田市のキッピースタジアムのバックネット裏スタンドに座るのは、ベンチ外の選手や関係者がほとんど。観客は数えるほどだった。そんな野球場のマウンドにNPBで通算97勝を挙げた投手が立つとなれば、場末のスナックのような哀愁が漂っても不思議ではない。だが、久保にそんなセンチメンタルなムードは微塵もなかった。

肌寒いナイトゲームということもあり、頻繁に拳に息を吹き込んで指先を温める。小気味いいフォームから放たれたストレートは、最速141キロをマークした。最後はファーストへの平凡なゴロが飛ぶと、久保は軽やかな足取りで一塁ベースカバーに入り、試合を締めくくった。これが2022年に入って実戦3登板目。2年間のブランクを感じさせない、快調な投球だった。

◇世界遺産への渇望

久保は今季から関西独立リーグの兵庫ブレイバーズに入団している。NPB復帰を目指して独立リーグでプレーしているというなら、話は分かりやすい。だが、久保は今のところNPBへの興味を示していない。「現役なのか何なのか、自分でも分かりません」と久保は笑う。

今の久保を衝き動かしているもの。それは「世界を巡りたい」という衝動である。世界巡りと国内独立リーグでのプレーがどう結びつくかと言うと、まずは久保の「我慢の歴史」を知ってもらう必要がある。

松下電器(現・パナソニック)でプレーしたアマチュア時代から、久保は世界遺産に魅入られていたという。

「世界の秘境のDVDとか買って、よく見ていました。いつか行きたいなと。でも、実際に行くのは国内で我慢していたんです」。

NPBでプレーした当時、久保にとっての「オフ」は、10月の1ヶ月間だけだった。年明けの1月から始動し、2月の春季キャンプで本格的にコンディションを整える選手が多い中、久保は前年11月から翌年に向けたトレーニングを始めていた。

「キャンプ前には体ができ上がっていて、キャンプでは余裕をもって調整したかったんです。オフは1ヶ月しかないので、嫁さんと滝巡りをしたり、名所を回ったり、国内旅行だけで妥協していたんです」。

ストイックな現役生活は1年、また1年と続いていった。それと同時に、久保の世界遺産への渇望もふくらんでいった。2017年シーズン終盤、37歳の久保はDeNAから戦力外通告を受けて退団。すると、翌2018年から海を渡った。アメリカの独立リーグでプレーし、さらに2019年にはメキシカンリーグへ。目的は野球以上に世界遺産巡りにあったと久保は言う。

「1ヶ月休みをとって海外旅行に行くのもいいですけど、出張に出たついでに名所に行くのって楽しくないですか?仕事のついでに観光する、あの感覚ですよ」。

遠征先では寝る間も惜しんで町に出かけた。土地の文化や産業を調べ、公共の交通機関を使って移動し、その地で暮らす人々と接した。久保は「観光地で見せる顔だけでなく、本質的なところが見たかった」と振り返る。治安の悪さを指摘する声も耳にしたが、幸運にも危険な目に遭うことはなかった。

「日本人と分かったら何か被害に遭ったかもしれないですけど、別にきれいな格好もしていないし、日に焼けて『現地の人かと思った』と言われるくらいだったので。それだけ馴染んでいたのかもしれませんね」。

異国での生活を謳歌していたが、メキシコでは所属球団からの給料遅配など不条理な体験もした。だが、久保は「そんなものでしょう」と意に介さない。

「日本のものさしで考えれば不条理と思うかもしれないけど、外国には外国のルールや価値観があるので。『そういうこともある』と思えば、どうってことないですよ」。

◇今日の自分を超えていけばいい

2020年からの2年間はコロナ禍の影響もあり、海外でのプレーができなかった。それでも久保は、「家族と濃密な時間を過ごせた」とポジティブにとらえている。そして、いまだに海外でのプレー、生活を諦めていない。

ただし、2年間プレーしていない42歳にオファーが届くとは考えにくい。そこで久保は自ら関西独立リーグの兵庫ブレイバーズにコンタクトをとり、無給の条件でプレーを続けることにしたのだ。

「若い選手と体を動かすと、不思議なものでエネルギーをもらえて若返りますよ」。

その屈託のない笑顔を見ていると、人生の憂いや悩みとは無縁のように思えてくる。妻子を持ち、現役時代の蓄えを切り崩す生活を送りながら、なぜこんなにも明るいのか。漠然とした不安に襲われることはないのか。そう聞くと、久保はこう答えた。

「仕事やお金がなくなっても別に死ぬ訳じゃないし、日本なら頭を下げれば何かしら仕事は見つかるし、食べていけるでしょう。見栄とかプライドが邪魔をして、『生活水準を下げたくない』と汲々とするくらいなら、そんなものさっさと脱ぎ捨てればいいだけのことなので」。

そうは言っても長く続くコロナ禍もあり、先行きの見えない不安を抱えながら生きている人間も大勢いる。筆者もその1人だが、そんな人間からすると久保の生き方が眩しく見えてたまらない。そう伝えると、久保はこんな話をしてくれた。

「メキシコの人って、未来のことなんて考えていないんです。たとえ同じものであっても、今日と明日では価値が一緒かはわからない。一般人レベルでは保険や補償だってない。でも、めちゃくちゃ明るいんですよ。日本人の方が絶対に裕福なはずですけど、先のことを考えすぎて落ち込んでいる人っていっぱいいますよね」。

そして、久保はこう続けた。

「人と比べるから落胆するんじゃないですか。今日の自分を明日に超えていけばいい。人の生活、人の仕事、人の待遇を比べるから落ち込むし、みんな不幸になる。僕は先のことを考えても意味があるんかな?と思っているので、その時にやりたいと思ったことをやっているだけですよ」。

もちろん、久保の言を借りれば、久保の人生と自分の人生を比べる必要もない。しかし、久保の言葉には息苦しく暮らす人間の肩をほぐすような、不思議な魔力があった。

今季の久保は、関西独立リーグでプレーしながら海外でのプレーを模索し続けるという。狙っている国を聞くと、久保は視線を宙に向けてこう答えた。

「ヨーロッパもあるし、コロンビアとか中南米もあります。自分に合ったレベルでできればいいですね。オファーがあればいつでも行けるようにしたいですけど、2年間投げてないからなぁ。自分から行って見てもらうくらいのことをしないとアカンかな、と思っています」。

久保康友のマウンド姿は、NPBを目指す若い選手にとって生きた手本になるだろう。それと同時に、久保の軽やかな生き方に救われる野球ファンもいるに違いない。

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