わたしはかもめ2022年鴎の便り(4月)

便

4月16日

千葉ロッテ4−11北海道日本ハム(ZOZOマリン)

日本ハムが今季最多の17安打11得点で快勝した。1−1の4回にヌニエスの適時打で勝ち越し、5回に野村の犠飛、ヌニエスの2点二塁打などで4点を加点。伊藤が5回3失点で今季初勝利。ロッテは石川が5回途中6失点と崩れた。

123456789R
北海道日本ハム00114140011
千葉ロッテ1000200014

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[ロッテ]佐々木朗希を見たい!ZOZO全座席で「×」マーク状態、満席ほぼ確実に[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)は17日、大観衆の中で日本ハム5回戦(ZOZOマリン)に先発する。

入場チケットを販売する球団公式サイト内「Mチケットオンライン」では、16日夜時点ではビジター側となる左翼応援席に残席が目立っていたものの、17日朝8時時点では残りわずかに。同45分時点では全ての席種に「×」マークがつき、席種を指定できない状態になっている。

完全試合を達成した10日のオリックス戦(ZOZOマリン)では2万2431人の観衆だったが、今回は満席(約3万人)かそれに近い状態での登板が確実になった。

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[ロッテ]佐々木朗希「長い回を無失点で抑えられるように」完全試合後次の登板は過去5勝8敗[ニッカン]

今度はBIGBOSS斬りだ。ロッテ佐々木朗希投手(20)が17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発する。

前回10日のオリックス戦で、プロ野球28年ぶりの完全試合をやってのけた右腕は「チームが勝てるように頑張ります。長い回を無失点で抑えられるように、しっかりと投げていけたらと思っています」。15日にブルペンで23球を投げ、腕ぶして出番を待っている。

大記録は驚異の奪三振ショーで成し遂げた。13者連続は日本新、19Kは日本タイ記録だった。昨年10月23日の日本ハム戦から、公式戦の2ケタ奪三振を4試合連続継続中でもある。日本ハム新庄BIGBOSSは、14日には「全員セーフティー(バントを)させます」と秘策?を披露していた。最速164キロの剛球で、はたまたマリンの風を味方に付けるフォークで。いかに空を切らせるかも注目される。

完全試合達成者は過去に15人おり、記録を打ち立てた次の登板の成績は計5勝8敗。完投はいるが完封はいない。チームはこの日、今季初の2ケタ失点で逆転負けを食らった。井口監督は「朗希の持ち味を出してくれればいい」と託した。“らしく”連敗を止める。

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[ロッテ]完全試合達成の佐々木朗希、連続イニング奪三振、連続2桁奪三振、完封なるか[ニッカン]

佐々木朗希(ロッテ)が17日の日本ハム戦で数々の記録に挑戦する。今季の奪三振数はシーズン初登板の3月27日楽天戦から10→13→19。3試合連続で10個以上奪い、楽天戦の初回から23イニング連続奪三振中。連続イニング奪三振のプロ野球記録は15年サファテ(ソフトバンク)の43イニングだが、日本人投手は20年山本(オリックス)の25イニング、シーズン初登板からは21年伊藤(日本ハム)の23イニングが最長。まずは伊藤と山本の記録更新を目指す。

次に狙うのが4試合連続2桁奪三振。連続2桁奪三振の記録は17年則本(楽天)の8試合で、4試合以上は過去に12人、22度あるが、シーズン初登板から4試合以上続けたのは91年野茂(近鉄=6試合)と10年ダルビッシュ(日本ハム=5試合)だけ。日本ハム戦で10個以上奪えばプロ野球3人目になる。

「0行進」にも注目したい。完全試合を達成した次の登板で完封勝利を挙げた投手はまだいない。ノーヒットノーランの次の試合で完封も48年真田(大陽)を最後に出ていない。真田は9月4日阪神戦完封→6日阪神戦ノーヒットノーラン→9日急映戦完封→13日阪急戦完封と、ノーヒットノーランを挟んで4試合連続完封勝ち。4〜9日には16イニング連続無安打の記録もつくった。佐々木朗が真田の記録へどこまで近づけるか、楽しみだ。

◇完全試合を達成した投手の次回登板

投手(所属)年月日相手月日相手登板勝敗
藤本英雄(巨人)50-06-28西日本07-02松竹完投94
武智文雄(近鉄)55-06-19大映06-23毎日先発31
宮地惟友(国鉄)56-09-19広島10-03阪神先発64
金田正一(国鉄)57-08-21中日08-25広島完投93
西村貞朗(西鉄)58-07-19東映07-24南海先発54
島田源太郎(大洋)60-08-11阪神08-16国鉄先発5 0/32
森滝義巳(国鉄)61-06-20中日07-09巨人救援5 2/31
佐々木吉郎(大洋)66-05-01広島05-04阪神救援30
田中勉(西鉄)66-05-12南海05-14東映救援10
外木場義郎(広島)68-09-14大洋09-18中日完投8 2/32
佐々木宏一郎(近鉄)70-10-06南海10-10阪急先発7 1/34
高橋善正(東映)71-08-21西鉄08-26南海完投94
八木沢荘六(ロッテ)73-10-10太平洋10-13近鉄救援8 2/34
今井雄太郎(阪急)78-08-31ロッテ09-05ロッテ完投93
槙原寛己(巨人)94-05-18広島09-05阪神先発73
佐々木朗希(ロッテ)22-04-10オリックス

◇ロッテ佐々木朗希のプロ全成績

月日相手球場登板勝敗球数四死最速スコア
21年公式戦
2105-16西武ZOZO先発5107605242154△6−6
05-27阪神甲子園594705343154○6−4
06-10ヤクルトZOZO69241521155○2−1
06-24ソフトバンク5 1/384516133154●2−7
07-09日本ハム585803342157●1−6
08-15オリックス566313022157●3−5
08-28楽天楽天生命583315200156○5−1
09-10ZOZO899219022158○3−2
10-07788418121158●2−3
10-14オリックス京セラ686508100158○6−1
10-23日本ハムZOZO6924011120157○4−3
計11試合3勝2敗63 1/351568162416防2.27
21年CSファーストステージ
2111-06楽天ZOZO先発6964010210159○5−4
22年公式戦
2203-27楽天楽天生命先発6864010233164●5−6
04-03西武ZOZO8993013111163○4−2
04-10オリックス完封9100019000164○6−0
計3試合2勝0敗237042344防1.57

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[ロッテ]佐々木朗希、新庄BIGBOSSの挑発も淡々「チームが勝てるように頑張ります」[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が、先発する17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)へ向け、意気込みを示した。

前回10日のオリックス戦では、プロ野球28年ぶりの完全試合を達成。新庄BIGBOSSからは「ウチのチームは大丈夫。全員セーフティー(バントを)させます」と“挑発”も受けており、世間の注目を集める一戦。「チームが勝てるように頑張ります。長い回を無失点で抑えられるように、しっかりと投げていけたらと思っています」と話した。

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[ロッテ]石川歩が今季初黒星「しっかりはじき返された」6失点で5回持たず[ニッカン]

ロッテ石川歩投手に登板4試合目で今季初黒星が付いた。

球が高くなり、持ち味の丁寧な投球ができず。過去3試合は防御率0.00を誇ったが、11安打6失点(自責3)で5回を投げきれなかった。「カウントを悪くして、ストライクを取りにいった球をしっかりはじき返された。ストライクの取り方っていうのを今後、気を付けていきたい」と反省。チームは今季初の2ケタ失点で、2連敗となった。

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ロッテ・石川が今季初黒星「ストライクを取りに行った球をしっかりはじき返された」[サンスポ]

ロッテ・先発の石川が、4回1/3を6失点(自責点3)で今季初黒星。11安打を許し「カウントを悪くして、ストライクを取りに行った球をしっかりはじき返された」と猛省した。開幕から3試合で防御率0.00を継続してきたが、0.99になった。井口監督は「こういう展開になったので、切り替える」と前を向き、17日先発の佐々木朗に「持ち味を出してくれれば」と期待を寄せた。

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秋田対決≠ヘロッテ・山口に軍配、日本ハム・吉田との対決実現[サンスポ]

日本ハムの吉田とロッテの山口、同じ4年目の秋田県勢対決が6回1死で初めて実現した。2ボール2ストライクから高めのボール気味の直球を思い切りたたいて左前へ運んだ山口に軍配が上がった。

山口は昨季頭角を現し、今季は1軍定着を目指して8回にも力強いスイングで左前打を放ってアピールした。吉田も山口の安打以外は完璧に抑えて1回無失点で勝利に貢献。5試合連続無失点と安定感ある投球で救援陣を支えている。

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ロッテ・石川大乱調…5回途中6失点で初黒星、チームも今季最悪17被安打11失点で2連敗[スポニチ]

ロッテはともに今季ワーストの17被安打11失点で2連敗となった。今季3試合で2勝0敗、自責点0だった石川が大乱調。3回に1点を失うと、5回には自らの失策でピンチを広げるなど、5回途中6失点で初黒星となった。

これで日本ハムには1勝2敗と黒星が先行した。井口監督は「こういう展開ですから。相手も気持ちよく打席に立ってる。切り替えてやる」と厳しい表情だった。

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ロッテ・佐々木朗希、17日に完全試合達成後初登板へ「長い回を無失点で抑えられるように」[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗が17日の日本ハム戦に中6日で先発する。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板に「チームが勝てるように頑張る。長い回を無失点で抑えられるようにしっかりと投げていけたらと思う」と意気込んだ。

前日15日に23球のブルペン投球で調整。前回登板での史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振のフィーバーは続き、今回の登板を急遽テレビ東京が地上波中継するなど、大注目の中での登板になる。

昨年10月14日のオリックス戦からの34イニング連続奪三振や、同10月23日の日本ハム戦から4試合連続2桁奪三振も継続中。この日、チームは11失点で2連敗となったが、井口監督は「(佐々木)朗希の持ち味を出してくれればいい」と20歳右腕に連敗ストップを託した。

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ロッテ、今季最多の11失点で大敗、井口監督「相手も気持ちよく打席に立っている」[スポニチ]

ロッテが今季最多の17安打を浴びて、最多の11失点で敗れた。

これで日本ハムに1勝2敗と黒星先行となり、井口監督は「こういう展開ですから。相手も気持ちよく打席に立ってる。切り替えてやる」と振り返った。

この試合まで3試合で防御率0点を誇っていた石川が、3回に1点を失うと5回にはスクイズ処理でピンチを広げるなど5回途中6失点と大乱調だった。

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ロッテ・石川、まさかの大乱調、5回途中11安打6失点[スポニチ]

ロッテ・石川歩投手(34)が16日の日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。日本ハム打線につかまり、4回1/3を11安打6失点で降板した。

まさかの乱調だった。初回、2回は走者を背負いながらも無失点で切り抜けたが、0−1の3回に1死からの連打を発端に同点を許す。開幕から26イニング目で初めての自責点を記録すると、4回には3安打を集められて勝ち越し点を失った。

5回にも2点を失い、なおも1死満塁とした時点で降板。2番手投手も安打を許し、結局5回途中11安打6失点となった。石川はこの試合まで、開幕から3試合23イニングで許した安打は11本と安定感抜群だったが、この1試合で同数を許す、まさかの結果となった。

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ロッテ佐々木朗が17日・日本ハム戦に先発「チームが勝てるように」、完全試合明け初戦[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)が、17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で先発する。10日のオリックス戦で史上16人目の完全試合を達成してからの初戦に「チームが勝てるように頑張ります。長い回を無失点で抑えられるようにしっかりと投げていけたらと思っています」と意気込んだ。

前日の15日にはブルペンで23球を投げ、今季4度目の先発に備えた。前回登板では完全試合に加え、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の1試合19奪三振を記録。また、昨年10月14日のオリックス戦の2回から34イニング連続奪三振中で、昨年10月23日の日本ハム戦から4試合連続2桁奪三振を継続中。

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[ロッテ]佐々木朗希「長い回を無失点で」先発で史上5人目の「完全試合から連勝」へ…17日・日本ハム戦[報知]

10日のオリックス戦(ZOZO)で史上16人目の完全試合を達成したロッテの佐々木朗希投手(20)が、17日の日本ハム戦(ZOZO)で「完全試合から連勝」の難関に挑む。

15日の同戦が雨天中止となったが、予定通り中6日で先発する。過去の完全試合達成者15人は、次の登板では5勝8敗と負けている投手が多い。先発したのは11人で、白星を挙げたのはわずか4人。1957年の金田正一(国鉄)、71年の高橋善正(東映)、78年の今井雄太郎(阪急)は完投勝ちしたが、いずれも3失点以上。佐々木朗の前にパーフェクトを達成した94年の槙原寛己(巨人)は7回3失点で負け投手となった。

朗希は15日にブルペンで23球を投げ、この日は軽めのキャッチボール、ダッシュで最終調整。「チームが勝てるように。長い回を無失点で抑えられるようにしっかりと投げていけたら」と気を引き締めた。

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[ロッテ]2連敗で勝率5割に逆戻り、誤算の石川に井口監督「球が高かったのが全て」[報知]

日本ハムに計17安打11得点を許し2連敗。勝率5割に逆戻りとなった。

先発の石川が大誤算だった。この日は制球が定まらず毎回走者を出し、5回途中11安打6失点(自責3)と乱調。継投した小沼、小野、広畑も悪い流れを止められず、今季ワーストの11失点を喫した。

井口監督は「球が高かったのが全てじゃないですか。球が全体的に高かったし、追い込んでからも高かった。石川の持ち味である低めに丁寧にっていうのが今日はできていなかった。そこだけじゃないですか」と振り返った。

連敗阻止へ、17日は前回登板で完全試合を達成した佐々木朗が先発するが「朗希の持ち味出してくれればいいと思います」と話した。

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[ロッテ]防御率0.00だった石川歩が5回もたず…、今季ワーストの5回途中11安打6失点で降板[報知]

この日の試合前まで防御率0.00だったロッテの石川歩が日本ハム打線に捕まった。5回までに2桁安打を浴び、4回1/3を6失点で降板となった。

1点リードの3回に渡辺、アルカンタラの連打などで同点とされると、4回には3安打を浴びさらに1失点。1−2で迎えた5回には再び渡辺とアルカンタラの連打に加え、石川と松川の失策も絡み1−4。なおも1死一塁から松本、近藤に連打を浴び、1死満塁としたところで交代が告げられた。

その後は小沼がマウンドに上がるも2死満塁からヌニエスに2点適時二塁打を浴びこの回4失点。石川は88球を投げ今季ワーストの4回1/3、11安打6失点(自責3)となった。

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[ロッテ]高部瑛斗が2試合連続マルチ安打[報知]

ロッテの高部瑛斗外野手が2試合連続のマルチ安打をマークした。

この日も「7番・左翼」でスタメン出場。初回から2試合連続となる先頭内野安打で出塁すると、同点の3回には伊藤の変化球を捉え右前へ運んだ。

これでチーム最多の今季18安打目。若きリードオフマンがチームを牽引している。

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[ロッテ]佐々木朗希が17日・日本ハムに先発「長い回を無失点で抑えられるように」[報知]

史上16人目となる完全試合を達成したロッテの佐々木朗希投手が17日の日本ハム戦(ZOZO)に先発する。

15日にブルペンで23球を投げ込み、この日はZOZOマリンでの試合前練習で、軽めのキャッチボール、ダッシュメニューなどで最終調整。

前回から中6日での登板で、今季は3試合全てで2桁奪三振を記録中。3月27日の楽天戦(楽天生命)から23イニング連続奪三振も継続しており、「チームが勝てるように頑張ります。長い回を無失点で抑えられるようにしっかりと投げていけたらと思っています」と今季3勝目へ意気込んだ。

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ロッテ・石川歩−日本ハム・伊藤大海…スタメン発表[報知]

[日本ハムスタメン]
1(二)アルカンタラ、2(三)野村、3(遊)石井、4(左)松本剛、5(中)近藤、6(右)浅間、7(指)ヌニエス、8(捕)郡、9(一)渡辺、(投)伊藤
[ロッテスタメン]
1(左)高部、2(中)藤原、3(二)中村奨、4(指)レアード、5(右)マーティン、6(一)山口、7(三)安田、8(遊)エチェバリア、9(捕)松川、(投)石川

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[ロッテ]球団千葉移転30周年を記念し熊谷千葉県知事や神谷千葉市長らがコメント「一緒に千葉県をスポーツで盛り上げましょう」[報知]

ロッテの「ALL FOR CHIBA 30th supported by ZOZO」と題した球団千葉移転30周年を記念したイベント開催を受け16日、熊谷俊人千葉県知事と神谷俊一千葉市長がコメントを寄せた。

熊谷千葉県知事は「千葉移転30周年おめでとうございます。この30年間で県内のファンが着実に増え、熱心な応援が話題になるなど、今ではマリーンズは千葉にとって欠かせない存在ですこれからもチームとファンが一体となった熱い戦いを期待しています。今年こそ悲願のリーグ優勝を果たし、一緒に千葉県をスポーツの力で盛り上げましょう」とコメント。

神谷俊一千葉市長は「ZOZOマリンを拠点に頂点をつかむべく日々奮闘するマリーンズの活躍は、30年を経た現在もなお市民に大きな夢と希望を与え続けています。本市も今年で政令市移行30周年を迎えました。マリーンズと千葉市にとり飛躍の年となることを期待しています」と激励した。

チームは16、17日の日本ハム戦(ZOZO)で1992年移転当時のキャップに採用されていたロゴを再構築したCLMロゴが左胸やキャップにデザインされた「ALL FOR CHIBAユニホーム」を着用する。

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[ロッテ]17日・日本ハム戦先発の佐々木朗希が最終調整[報知]

17日の日本ハム戦(ZOZO)で先発が予定されている佐々木朗希投手が16日、ZOZOマリンでの試合前練習で最終調整を行った。

15日にブルペンでの投球練習を行い、この日は軽めのキャッチボールやダッシュメニューで最終調整。

史上16人目となる完全試合を達成した10日のオリックス戦(ZOZO)から中6日での登板予定で、今季は3試合全てで2桁奪三振を記録中。3月27日の楽天戦(楽天生命)から23イニング連続奪三振も継続しており、17日も奪三振ショーに期待がかかる。

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ロッテ・佐々木朗「長い回を0に」、史上初2度目完全試合へ17日先発[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日の日本ハム戦(ゾゾ)に先発する。10日に史上最年少の20歳5カ月で完全試合を達成し、史上初となる2度目の達成が懸かる。この日は同球場でキャッチボールなどを行い、球団を通じて「チームが勝てるように頑張る。長い回を無得点に抑えられるようにしっかりと投げていけたらと思っている」とコメントした。

中6日での登板に備え、15日にはブルペンで23球を投げて感覚を確かめた。10日のオリックス戦では160キロを超える速球に落差のあるフォークボールを軸に1994年の巨人・槙原寛己以来、28年ぶり16人目の完全試合に加え、プロ野球新記録の13者連続奪三振を含む1試合最多タイの19三振と記録ずくめの奪三振ショーを見せた。

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ロッテ、千葉移転30周年イベント開催、熊谷知事「千葉に欠かせない存在」[デイリー]

ロッテが「ALL FOR CHIBA 30th supported by ZOZO」と題した球団千葉移転30周年を記念したイベントを16日からの日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)にて開催し、熊谷俊人千葉県知事と神谷俊一千葉市長がコメントを寄せた。

熊谷知事は「千葉移転30周年おめでとうございます。この30年間で県内のファンが着実に増え、熱心な応援が話題になるなど、今ではマリーンズは千葉にとって欠かせない存在です。これからもチームとファンが一体となった熱い戦いを期待しています。今年こそ悲願のリーグ優勝を果たし、一緒に千葉県をスポーツの力で盛り上げましょう」と今後に期待。

神谷俊一千葉市長は「千葉ロッテマリーンズの千葉移転30周年おめでとうございます。ZOZOマリンスタジアムを拠点に頂点をつかむべく日々奮闘するマリーンズの活躍は、30年を経た現在もなお市民に大きな夢と希望を与え続けています。本市も今年で政令市移行30周年を迎えました。マリーンズと千葉市にとり飛躍の年となることを期待しています」と飛躍を願った。

日本ハム戦では白のホーム、黒のビジターユニホームのレガシーを継承したグレーをまとい1992年移転当時のキャップに採用されていたロゴを現代的に再構築したCLMロゴが左胸やキャップにデザインされた「ALL FOR CHIBAユニホーム」を着用してチームは試合を行う。

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ロッテ佐々木朗、17日に先発完全試合後の初登板、日ハム戦[デイリー]

ロッテの佐々木朗が17日にZOZOマリンスタジアムで行われる日本ハム戦に先発する。10日に史上最年少の20歳5カ月で完全試合を達成し、史上初の2度目の達成が懸かる。16日は同球場でキャッチボールなどを行い、球団を通じて「チームが勝てるように頑張る。長い回を無得点に抑えられるようにしっかりと投げていけたらと思っている」とコメントした。

中6日での登板に備え、15日にはブルペンで23球を投げて感覚を確かめた。

10日のオリックス戦は28年ぶり16人目の完全試合に加え、プロ野球新記録の13者連続奪三振を含む1試合最多タイの19三振と記録ずくめだった。

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ロッテ・佐々木朗「チームが勝てるように頑張ります」完全試合から中6日で先発へ[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手が16日、先発する17日の日本ハム戦に向けてZOZOマリンスタジアムで調整した。

前回10日のオリックス戦で史上16人目の完全試合を達成してから中6日でのマウンドとなる。「チームが勝てるように頑張ります。長い回を無失点で抑えられるようにしっかりと投げたいと思っています」とコメント。15日にブルペンで23球、投じていた佐々木朗はこの日はグラウンドで練習した。

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「ホームランを打って借りを返したい」と決意してから4年。ロッテ・山口と日ハム・吉田のライバル対決が1軍公式戦で実現[BASEBALL KING]

◇1軍の公式戦で初対決

「自分は吉田(輝星)のことをライバルと思っています。今年(2018年)の夏は自分が打てず決勝戦で負けてしまった。プロの世界に入って、自分がホームランを打って借りを返したいと思います」。

2018年12月4日に行われた新入団会見で、このように意気込んでいたロッテの山口航輝とライバル・吉田輝星(日本ハム)の対戦が、16日の日本ハム戦で1軍の公式戦で初めて実現した。

3−7で迎えた6回1死走者なしで迎えた山口の第3打席、1、2打席目は先発・伊藤大海の前に抑え込まれていたが、この回からマウンドにあがった吉田に対し、2ボール2ストライクからきたインコース高めのストレートを振り抜き、レフト前にはじき返した。

20年、21年の2軍公式戦、1軍の舞台で初対決となった3月8日の日本ハムとのオープン戦では二直、左飛に抑えられていたが、1軍の公式戦初対決はレフト前に安打を放ち山口に軍配が上がった。

◇高校時代からあった対決

ロッテの山口と日本ハムの吉田輝は、高校時代に甲子園出場を目指し、切磋琢磨した間柄。高2年夏の秋田県大会決勝は、山口の明桜高が吉田輝星のいる金足農業高を下し甲子園出場を果たしたが、高3夏の決勝で金足農業高に敗れた。山口も吉田輝星の前に4打数0安打3三振。

「2年生のときは普通に打てるボールで、変化球も放れていなかったので、真っ直ぐ張っておけばどうにかなるピッチャーだった。そう考えると3年生になって球の質も変わって、変化球も良くなっていて成長していると思いました」。

初めて対戦した高校2年春のときから比べものにならないくらい成長したライバルを前に完敗だった。

そして、山口のいる明桜高校を破った金足農業高は夏の甲子園で、鹿児島実業高、大垣日大高、横浜高、近江高、日大三高を破るなど、快進撃を続け“金農旋風”が巻き起こった。決勝では藤原恭大(ロッテ)、根尾昂(現中日)らがいた大阪桐蔭高に2−13で敗れたが、秋田でしのぎを削ったライバルの吉田輝星は“甲子園”の舞台で躍動した。

「(決勝で)負けたときは、金足農業に頑張って欲しいなと思っていました。ただ、甲子園の活躍をテレビとか、1回応援にも行ったんですけど、やっぱり悔しいというのが正直ありますね」。

◇プロでも名勝負に期待

秋に行われたドラフト会議で吉田輝星が、1位で日本ハムへ。山口も4位でマリーンズから指名を受けた。山口と吉田輝星は同じパ・リーグに所属するチームに入団が決まり、山口は「一緒のパ・リーグで嬉しかった」と喜んだ。

プロ1年目の19年は対戦が実現しなかったが、対戦が訪れそうな場面もあった。19年3月26日に行われた日本ハムとの2軍戦は、吉田輝星が6回からマウンドに上がり、山口に打順が回ってきたが高濱卓也に代打を送られ、対戦とはならなかった。

山口は、吉田が投げていたボールに「段々速くなってきた印象。一昨日(19年5月8日)見てあいつらしい球を放っていた。今が本来の吉田のボールに戻っているんじゃないかなと思います」と対戦を待ち遠しそうにしている姿が印象的だった。

2年目の20年は7月11日の日本ハムとの2軍戦で、「力はたしかに入りました」とプロ入り後初めて対戦が実現。0−0の3回無死走者なしで迎えた第1打席、1ボール2ストライクからの5球目の128キロフォークに手を出すも右飛。続く0−0の5回1死三塁の第2打席は1ボール2ストライクから130キロのフォークで空振り三振に倒れた。

「負けていられないというのはやっぱり1番ですし、あの夏やられて負けたので、ファームの試合ではなくて、1軍の試合で、1軍で打ってこそやと思っているので、1軍の試合でホームランを打ちたいと思います」(21年2月2日取材)。

3年目の昨季は山口が1軍デビューを飾るも、1軍での対決は実現せず。2軍では、8月11日の日本ハムとの2軍戦で対戦し、0−0の2回1死走者なしの第1打席1ボール2ストライクから141キロのストレートに見逃し三振に倒れると、1−3の4回1死二塁の第2打席は3ボール2ストライクから8球目のスライダーを打つも三ゴロ、1−3の6回2死走者なしの第3打席は二飛。昨季の2軍公式戦の対決はこの1試合だけだった。

今季は、昨年2月の取材で「1軍で打ってこそ」と話していた中で、本塁打とはならなかったが、1軍の公式戦初対決でレフト前に安打を放った山口。ただ、4年前の12月の入団会見から、吉田輝星から本塁打を打って、“あの夏”の悔しさを晴らすという思いは変わらなっていないだろう。ここ最近、投手と野手の1対1の名勝負というのが少なくなってきた中で、山口vs吉田輝星には、江川卓vs掛布雅之、川上憲伸vs高橋由伸といった後世にも語り継がれるような熱い対決を繰り広げて欲しいところ。そのためにも、山口がマリーンズの中心打者、吉田がファイターズのエースとなり、優勝を争う戦いの中でライバル対決を見たい。

◇山口航輝と吉田輝星のプロ入り後のライバル対決

[2020年7月11日vs日本ハム2軍]
第1打席:右飛
0−0の3回無死走者なし
第2打席:三振
0−0の5回1死三塁
[2021年8月11日vs日本ハム2軍]
第1打席:見三振
0−0の2回1死走者なし
第2打席:三ゴロ
1−3の4回1死二塁
第3打席:二飛
1−3の6回2死走者なし
[2022年4月16日vs日本ハム]
1軍初対決:左安
3−7の6回1死走者なし

※2軍教育リーグ、フェニックス・リーグ、オープン戦の対決は含まない

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松川虎生は「会話をしながら」石川歩などを好リード。ロッテOBの清水直行は、さらに進化するための課題も指摘…清水直行が語るロッテ新人捕手・松川虎生(後編)[Sportiva]

佐々木朗希とバッテリーを組み、完全試合達成に貢献した松川虎生。佐々木朗以外にも、今季の開幕投手を務めた石川歩が先発の試合をリードして勝利に導くなど、日に日に存在感と評価を高めている。

後編では、石川を好リードできている要因やその他の投手と組む上での今後の課題などを聞いた。


4月15日時点で、松川は石川と3回バッテリーを組み、23イニング1失点(自責点0)と結果を出している。

「昔の石川の球を受けたことがないのが、いい方向に働いていると思います。石川はケガをする前、特にプロ入り1年目の2014年から3年連続で2桁勝利を挙げていた頃は、直球で押していくピッチングスタイルでした。でも、松川はその石川の球を受けていないので先入観なくリードができているんだと思います。
昨年、石川は右肘のクリーニング手術をして完全にモデルチェンジしました。年齢の影響もありますが、以前は150km出ていた直球も、今季は140km台中盤くらい。今はほとんどが動くボールですが、松川はそういった今の石川の特性をしっかりと把握していると感じます」。

4月8日のオリックス戦で先発した石川は8回を投げて勝ち投手になったが、清水は同試合で奪った"空振りの少なさ"に注目する。

「その試合は111球投げて3奪三振、空振りも6個くらいでした。8回まで無失点に抑えながら、空振りが6個というのは少ないと僕は思います。比較するのも酷ですが、佐々木朗希はあれだけ空振りが取れる。しかし、今の石川は昔のように直球で押すことはできませんし、鋭く落ちるボールがある訳でもないのでバットに当てられてしまうんです。
石川は器用なので、これまでも変幻自在のシンカーを投げてきましたが、右打者に対する外からのシンカーなど、今年は特にシンカーを中心にする傾向が強いですね。それも松川のリードによるものでしょう。石川に限らず、ピッチングは基本的に外角が中心になるんですが、松川もやはり外中心の配球をしています」。

◇松川の繊細さと大胆さ

松川は基本的に「オーソドックスな配球」としながらも、注目すべき長所があるという。

「配球はオーソドックスですが、投手が持っている"引き出し"をいつでも開けられる準備をしながら配球している印象です。試合中、投手の球種がずっと頭の中から消えない、という感じでしょうか。打たれた球種は要求しづらくなったり、ボールが続いたりするとその球種が頭から消えちゃう捕手もいるんですが、松川の場合はうまく切り替えて、どの球種も消さずに場面に合わせて要求することができているように思います」。

投手でも捕手でも同じように、繊細さをベースとしながら、時には大胆さも必要だと説く。

「松川は繊細さと大胆さを持ち合わせていると思います。大ざっぱではなく繊細な部分があって、時折、度胸のある思いきった配球をしている。佐々木が完全試合を達成したオリックスとの試合で、吉田正尚の2打席目にカーブを2球続けた辺りもそう。何よりも、どの投手も投げやすそうにしているところが1番いいことですね。
投手が投げやすいのは、『打たれても抑えても、捕手と会話ができている』という感覚があるからだと思います。会話というのは、もちろんベンチや試合前のブルペン、試合中といった場面で話をすることもそうですが、捕手から出るサインなどで意思が分かることもそう。その点、松川は『この球種で、外の真っ直ぐですよ』とサインを出すだけでなく、そのあとにちょこちょこっと手で仕草をしたりするんですよね。
例えば、外の真っ直ぐを要求する時に『低さを意識ですよ』、外のカットボールを要求する時に『きっちりじゃなくて、だいたいでいいですよ』というように、1つのサイン、球種に関して『自分はこう思っている』というのを仕草で伝えているように見えます。イニングが終わって帰ってくる時の口ぶりなどからも、投手に対しての目配り・気配りがすでにできていると感じます。
プロで何年もやっているように見えるのは、そういった部分も要因の1つだと思います。ルーキーであることを忘れてしまいますよ。『そういえば、松川ってルーキーだったよな』って(笑)」。

◇課題を「強いて言うなら」

高卒の新人捕手としては異例の完成度が際立つ松川だが、今後クリアしていなければいけない課題はあるのか。清水は「強いて言えば」とした上でこう話す。

「今のところ、先発投手の方がリードしやすいんだろうな、という印象はありますね。高校野球との大きな違いとして、プロでは先発、中継ぎ、抑えと役割分担がはっきりしています。投手がパッと代わった時の難しさはあって当然です」。

佐々木が先発した3月27日の楽天戦では、佐々木朗が6回3失点でマウンドを降りて以降、西野勇士から鈴木昭汰まで5人のリリーバーの球を受けた。一時、チームは5−3とリードしたが、楽天打線に小刻みに加点されて同点とされ、最後はサヨナラ負けを喫した。

「高校野球では投手が代わっても2、3人なので、こんなに投手が代わることはありません。なので、前回その投手の球を受けた時の記憶があればいいですが、回数が少ない時点では、ある程度の先入観を持ってリードしていかなきゃいけないケースもある。そのほかにも、ブルペンから各投手の調子などの情報をもらって整理したりといった作業は、プロに入ると膨大に増えます。
(3月27日の楽天戦は)中継ぎ以降が計3失点しましたが、松川と投手、どちらかだけが悪いとは言いきれません。ただ、松川が経験を積んで、そういったところまでケアできるようになっていけば、今よりももっと高いレベルに到達できると思います」。

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ロッテ新人捕手・松川虎生の能力をOB清水直行が絶賛。「観察眼」と「嗅覚」が佐々木朗希の完全試合を実現させた…清水直行が語るロッテ新人捕手・松川虎生(前編)[Sportiva]

4月10日のオリックス戦、ロッテの佐々木朗希がプロ野球史上20歳5ヶ月の史上最年少で完全試合を達成。同試合では新記録となる13者連続三振、タイ記録となる19奪三振もマークするなど、前代未聞の投球で世の中を震撼させた。

そんな記録の達成に大きく貢献したのが、バッテリーを組んだ18歳の松川虎生。なぜプロ入り間もない高卒の新人捕手が、球史に残る偉業達成をアシストできたのか。長年にわたりロッテのエースとして活躍した清水直行に聞いた。


同試合で佐々木・松川のバッテリーは、テンポよく積極的にストライクゾーンに投げ込み、常に有利なカウントで打者を圧倒。奪った19個の三振のうち、4球以内での三振は11個を数えた。

「やはり大前提として、ストライク先行の方が絶対に有利です。その意識が松川の頭の中にあるんでしょう。カーブのような緩い変化球で1つポンッとストライクを取る大胆さ、度胸のよさもある。ファーストストライクをどんな形でも取っていくというところが、今はできているのかなと思います。
相手が打つ気満々で、ボールから入らなきゃいけないシーンもあるのですが、その際も普通にボール球を投げさせるのではなく、ストライクからボールになる球で振らせてみたり。そういった観察眼も優れていて、打者をよく見ているという印象です」。

配球面で光る部分を見せる松川だが、「捕手として必要な、基本的な能力がすでに備わっていることが大きい」と清水は言う。

「捕手として身につけておかなければいけない技術は、キャッチングとスローイング。松川は高校時代(市和歌山)から小園(健太・横浜DeNAベイスターズ)の150km超えの球をたくさん受けてきていることもあって、ある程度キャッチングには自信があると思うんです。スローイングに関しても捕ってからが素早いですし、盗塁を刺せる自信があるんでしょうね。
本来であれば、高卒の新人捕手はその2つの技術やブロッキングなども含め、覚えなければいけないことが多い。でも、そうしたことがすでにクリアできているので、配球や駆け引きといった次の段階にいけています。
あと、データ班(チーム戦略部)がこれまでに収集・分析してきたものを、松川がしっかりと活かせているように見えます。これは、裏方の方達の力がすごく大きい。そうしたデータも交えつつ、松川を"スーパーキャッチャー"に育てていくためのプランを進めているのかなと思います」。

◇先を見据えた配球

4月10日の試合前まで三振が1つと、三振数が少ない打者・吉田正尚からも3つの三振を奪った。1打席目は直球から2球連続のフォークで空振り三振。2打席目は初球と2球目にカーブを連投し、フォークを2球続けて空振り三振。3打席目は直球を3球続けたあとにフォークで空振りを奪い、追い込んだあとに膝元の直球で見逃し三振に切ってとった。

「オリックス打線の中でもっとも三振しない打者が吉田ですよね。序盤から三振を立て続けに奪って順調にきていたところで、『やられるんだったら、このあたりかな』という捕手としての嗅覚も優れていると思います。試合の早い段階(吉田の2打席目)でカーブを決められたというのが最後まで効きましたね。
吉田に投げたカーブは、オリックスの他の打者にも意識させることになりましたし、効いたと思います。そういう意味では、それ以降の投球に"勇気を持たせる変化球(カーブ)"だったと思います」。

吉田は試合後、佐々木との対戦を「相手の方が上だった」と振り返っていた。

「あの2打席目で松川が2球カーブを要求して、おそらく佐々木は首を振ってないと思うんですけど、あの打席でカーブを使われたというところが、『相手の方が上だった』という感覚になるんじゃないですかね」。

9回、完全試合まであと1人となって迎えたのは、不振でスタメンから外れていた代打の杉本裕太郎。フォークを3球続けるという、この試合で1度も見せていなかった配球で空振り三振を奪った。

「やはり完全試合を意識したのか、松川も最後はバットに当てさせたくなかったんでしょう。とにかくパスボールだけは防ぎつつ、相手が空振りするボールを(求めた)。それで、最後はフォークで攻めたんでしょうね」。

◇カーブはなぜ有効なのか

この試合では吉田に投じたカーブがクローズアップされることが多いが、清水は「それだけではないんですけどね」と前置きした上で、自身の現役時代にも武器の1つとしていたカーブの有効性を説く。

「直球とフォークの割合が多かったですが、その中にカットボールやツーシーム、シンカーといった球種ではなく、カーブを織り交ぜたのが効くんです。カーブは緩急がつきますし、本当に投球の幅がぐっと広がる球種です。
そのため、多くの投手が(投げられるものなら)投げたいと思っているんですけど、試合で通じるカーブを習得するのはそんなに簡単なことではありません。カーブは昨年からもそうでしたが、今年もオープン戦で投げてみたり、テーマにしている変化球ですよね。
それをああいった緊迫した場面でもしっかりと投げられている、そして要求できるというのは、佐々木と松川の今後の活躍がとんでもないところまで行くんじゃないかということを示唆しています。そんな完全試合の内容でした」。

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