日本ハムが1安打で競り勝った。上沢ら投手陣が踏ん張り、0−0の延長10回に途中出場の万波のソロで均衡を破った。3番手北山が3勝目。ロッテは佐々木朗が8回で1人の走者も許さず14三振を奪ったが、打線が援護できなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
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北海道日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)は8回まで完全投球を続けたまま、マウンドを降りた。
打者24人に102球。日本ハム打線から14個の三振を奪い、17イニング連続無安打は48年真田重蔵(大陽)の16回を更新し、プロ野球新記録となった。
投手(所属) | 年月日 | 相手 | 月日 | 相手 | 登板 | 勝敗 | 回 | 失 | |
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藤本英雄(巨人) | 50-06-28 | 西日本 | → | 07-02 | 松竹 | 完投 | ● | 9 | 4 |
武智文雄(近鉄) | 55-06-19 | 大映 | → | 06-23 | 毎日 | 先発 | ● | 3 | 1 |
宮地惟友(国鉄) | 56-09-19 | 広島 | → | 10-03 | 阪神 | 先発 | ● | 6 | 4 |
金田正一(国鉄) | 57-08-21 | 中日 | → | 08-25 | 広島 | 完投 | ○ | 9 | 3 |
西村貞朗(西鉄) | 58-07-19 | 東映 | → | 07-24 | 南海 | 先発 | ● | 5 | 4 |
島田源太郎(大洋) | 60-08-11 | 阪神 | → | 08-16 | 国鉄 | 先発 | ● | 5 0/3 | 2 |
森滝義巳(国鉄) | 61-06-20 | 中日 | → | 07-09 | 巨人 | 救援 | ● | 5 2/3 | 1 |
佐々木吉郎(大洋) | 66-05-01 | 広島 | → | 05-04 | 阪神 | 救援 | ○ | 3 | 0 |
田中勉(西鉄) | 66-05-12 | 南海 | → | 05-14 | 東映 | 救援 | − | 1 | 0 |
外木場義郎(広島) | 68-09-14 | 大洋 | → | 09-18 | 中日 | 完投 | ● | 8 2/3 | 2 |
佐々木宏一郎(近鉄) | 70-10-06 | 南海 | → | 10-10 | 阪急 | 先発 | ○ | 7 1/3 | 4 |
高橋善正(東映) | 71-08-21 | 西鉄 | → | 08-26 | 南海 | 完投 | ○ | 9 | 4 |
八木沢荘六(ロッテ) | 73-10-10 | 太平洋 | → | 10-13 | 近鉄 | 救援 | − | 8 2/3 | 4 |
今井雄太郎(阪急) | 78-08-31 | ロッテ | → | 09-05 | ロッテ | 完投 | ○ | 9 | 3 |
槙原寛己(巨人) | 94-05-18 | 広島 | → | 09-05 | 阪神 | 先発 | ● | 7 | 3 |
佐々木朗希(ロッテ) | 22-04-10 | オリックス | → | 04-17 | 日本ハム | 先発 | − | 8 | 0 |
10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)は8回まで完全投球を続けたまま、マウンドを降りた。打者24人に102球。日本ハム打線から14個の三振を奪い、17イニング連続無安打は48年真田重蔵(大陽)の16回を更新し、プロ野球新記録となった。
佐々木朗の三振はシーズン初登板の3月27日楽天戦から10→13→19→14。楽天戦の1回からこの日の2回まで25イニング連続奪三振は歴代4位タイとなり、日本人投手では20年山本(オリックス)に並び最長。シーズン初登板からでは21年伊藤(日本ハム)の23イニングを抜く新記録だ。また、シーズン初登板から4試合連続2桁奪三振は91年野茂(近鉄=6試合)10年ダルビッシュ(日本ハム=5試合)に次いで3人目。4試合で合計56奪三振は、90年4月29日〜5月22日野茂の53個(17→14→12→10)を抜いて最多となった。
連続イニング奪三振記録上位 | ||
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連続 | 投手(所属) | 年月日〜月日 |
43 | サファテ(ソフトバンク) | 15-05-08〜09-10 |
28 | 張誌家(西武) | 02-07-21〜08-12 |
26 | サファテ(ソフトバンク) | 17-07-30〜10-01 |
25 | 山本由伸(オリックス) | 20-07-26〜08-25 |
※25 | 佐々木朗希(ロッテ) | 22-03-27〜04-17 |
※佐々木朗希はシーズン初登板初回から。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が、再びすさまじい投球をみせた。10日オリックス戦で28年ぶりに完全試合を達成。17日の日本ハム戦でも8回14奪三振で1人の走者も許さなかった。17イニング連続無安打は48年真田重蔵(大陽)の16回を更新するプロ野球新記録。記録継続のまま8回降板で2試合連続パーフェクトはならなかったが、この日の102球を振り返る。
ロッテ対オリックス、4月10日、ZOZOマリン | ||||||||||
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守備 | 名前 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 |
(右) | 後藤 | 二ゴ | 三振 | 右飛 | ||||||
(三) | バレラ | 一ゴ | 三振 | 二ゴ | ||||||
(指) | 吉田正 | 三振 | 三振 | 三振 | ||||||
(一) | ラベロ | 三振 | 三振 | 三振 | ||||||
(中左) | 福田 | 三振 | 三振 | 三振 | ||||||
(左) | 西村 | 三振 | 三振 | |||||||
中 | 渡部 | 三振 | ||||||||
(遊) | 紅林 | 三振 | 中飛 | |||||||
打 | 中川圭 | 三ゴ | ||||||||
(捕) | 福永 | 三振 | 捕邪 | |||||||
捕 | 松井 | |||||||||
打 | 山足 | 遊ゴ | ||||||||
(二) | 宜保 | 三振 | 三振 | |||||||
打 | 杉本 | 三振 |
ロッテ対日本ハム、4月17日、ZOZOマリン | ||||||||||
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守備 | 名前 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 |
(二) | アルカンタラ | 一ゴ | 三振 | 中飛 | 降板 | |||||
(左) | 細川 | 三振 | 三振 | |||||||
打右 | 万波 | 三振 | ||||||||
(遊) | 石井 | 三振 | 二ゴ | 三振 | ||||||
(一) | 清宮 | 三振 | 左飛 | 三振 | ||||||
(中) | 近藤 | 三振 | 遊ゴ | 三振 | ||||||
(三) | 野村 | 遊ゴ | 三振 | 三振 | ||||||
(指) | ヌニエス | 左飛 | 三振 | |||||||
(捕) | 宇佐見 | 捕邪 | 右飛 | |||||||
(右左) | 淺間 | 左飛 | 三振 |
ロッテ井口資仁監督(47)の決断が揺らぐことはなかった。8回裏の攻撃が終わると、ベンチを出て、球審に告げた。佐々木朗希投手(20)は、2試合連続でパーフェクトなるか−。その直前で代えた。
「本当に素晴らしい投球で、できれば最後まで我々も見たかったし、ファンの方も見たかったと思いますけど、色々先々考えると、あそこが今日は限界だったのかなと思います」。
投球自体は「素晴らしかった」とたたえた。一方で「今日は100球弱と思っていた」。7回を終えると86球になっていた。
「7回終わった時点で朗希がちょっとへばりつつあったので、何とか8回までと思っていました」。
2試合連続での完全試合−。日米ともにない偉業。国内外の野球ファン達が注目した。未知の記録がかかっていた。指揮官は102球で大きな決断をした。
「記録は記録でありますけどね、やっぱりチームが勝つというか、1年間朗希がローテーションを回るということが大事なので。色んなことを加味して」。
プランは変わらない。「行きます。明日以降の体の状態を見ながら」と、24日のオリックス戦(京セラドーム大阪)での先発予定を明言した。プロ3年目。初めて中6日で先発を務め、次回で5度目のマウンドになる。プロ1年目は肉体強化に終始し、実戦登板なし。2年目はほぼ2週間に1度のペースで投げた。「中6日で1年間投げられるように」。本人の年間目標、チームの方針を優先した。
3年前の夏。岩手大会決勝で投げなかった佐々木は「監督の判断なので…」と神妙な表情をした。この日は。「途中、疲れている部分もあったので、その中で首脳陣の判断なので。試合中にも木村コーチと話しながら、納得する形で降りました」。うなずきながら、口にした。
10日のオリックス戦で28年ぶりに完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)が、17日の日本ハム戦でも8回14奪三振で1人の走者も許さず。17イニング連続無安打は48年真田重蔵(大陽)の16回を更新し、プロ野球新記録となった。
蓄積疲労を考慮され、記録継続のまま8回降板で2試合連続パーフェクトは夢に終わった。
佐々木朗の8回交代について、木村1軍投手コーチは「一発勝負なら行くべきだけど、長いシーズンを考えると1番加速しないといけない時期は今ではないと思うので」と説明した。「6回くらいから球がちょっと暴れ始めて。本人に『肘、肩のコンディションは?』と聞いたら『いや、問題ないです』と。ただ、自分達に見える球は本来の球じゃないということで」と決断を振り返った。
10日のオリックス戦で28年ぶりに完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)が、17日の日本ハム戦でも8回14奪三振で1人の走者も許さず。17イニング連続無安打は48年真田重蔵(大陽)の16回を更新し、プロ野球新記録となった。
18歳の捕手松川虎生の“パーフェクト”も続いた。「完全試合の次の試合というところが大事な中で、いい入りができたと思います」と振り返った。
佐々木朗のシュート回転と、相手打線のフォーク見送りをケアしつつの配球。「テンポ良くして行ければ、打者も考える時間もないですし、シンプルに考えることがすごく大事なんじゃないかなと思いました」と17イニングの学びを話した。
10日のオリックス戦で28年ぶりに完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)が、17日の日本ハム戦でも8回14奪三振で1人の走者も許さず。17イニング連続無安打は48年真田重蔵(大陽)の16回を更新し、プロ野球新記録となった。
10日のオリックス戦で28年ぶりに完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)が、17日の日本ハム戦でも8回14奪三振で1人の走者も許さず。17イニング連続無安打は48年真田重蔵(大陽)の16回を更新し、プロ野球新記録となった。
佐々木朗はこの日、57球の直球を投げ、平均球速は159.7キロだった。完全試合の前回より0.1キロだけ下がったが、5回から6回にかけて平均球速を上げるなど、出力をコントロールした。160キロ台は33球。これでシーズン開幕後の160キロ台は、4試合で合計117球となった。
後世にまで語り継がれる投球が、令和の春に生まれた。10日のオリックス戦で28年ぶりに完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)が、17日の日本ハム戦でも8回14奪三振で1人の走者も許さず。17イニング連続無安打は48年真田重蔵(大陽)の16回を更新し、プロ野球新記録となった。
蓄積疲労を考慮され、記録継続のまま8回降板で2試合連続パーフェクトは夢に終わった。それでも背番号17が、野球人生最多の2万9426人の大観衆の前で、160キロ台も1軍公式戦通算100球に到達。とんでもない世界に入っている。
前人未到、前代未聞。あと1イニング投げれば、そんな記録を手にしていたかもしれない。佐々木朗は役目を終え、ベンチ前列に進んだ。すぐには座らない。9回、守護神益田がマウンドへ行くのを見送った。
「もう1イニング投げればということだったんですけど、今日は野手に助けられた部分もあったので。しっかりと自分の仕事はできたかなと思います」。
1週間前、完全試合と奪三振記録がクローズアップされた。その裏で実は、高校3年夏の岩手大会準決勝以来、31試合ぶりの完投だった。「(プロで)初めての完投で、もちろん疲れもあったので、少しでも回復できるように重点的にやりました」。具体的には?と問われると「寝て食べた」。そう言って、報道陣を笑わせた。
2万9426人。野球人生で、1番多くの人の前で投げた。完全試合が、希代の直球が、これだけ多くの人の心をつかんだ。「最初、幕張メッセと勘違いしてるんじゃないかなって」。隣接施設での人気アニメ「鬼滅の刃」イベントを絡ませ?笑わせつつ「選手としてすごく嬉しいですし、毎試合そういう形になれるように頑張りたいと思います」とほほ笑んだ。
走者を1人も出さず、注目を一身に集めながら試合が進んでいくこと、17イニング。誰も知らない世界で何を感じるのか。
「記録を目指している中だったらいいことだと思いますが、そういう時に限って走者が出て苦しくなるので。投手の仕事は点を取られないこと。僕の中では打たれても別にって思っていますし、その中で苦しい中で走者を背負わないように。そこら辺をうまく、試合展開を見ながらやりたいなと思っています」。
視野広く、たくましく。打者を見ることに「そんな余裕はなかったです」と振り返ったプロ初登板からもうすぐ1年。落ち着いて、勝利への道筋を描けるだけの心技体を身につけた。チームは敗れたが、また勢いづける剛速球を。連続アウトは52人で止まらず、人々の興味はますます色濃くなる。この先、次回登板までの“中6日”のワクワクも含めての、伝説だ。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が17イニング連続パーフェクトの離れ業をやってのけた。
チケットが完売し、2万9426人が偉業を見守った。19年8月26日に神宮で行われた高校日本代表の壮行試合(対大学日本代表)での2万8436人を超え、佐々木朗が最も多くの観客の前で投げたことに。「満員の中で投げるのは初めてだったんですけど、すごく嬉しかったと思います」と感謝を口にした。
試合前、佐々木朗がウオーミングアップで登場した時点で大きな拍手が起きた。完全試合の1週間後、佐々木朗フィーバーを起こした。プロ野球選手としてファンを多く呼べたことを問われると、少しためつつ「そうですね、最初はもう、幕張メッセと間違ってるんじゃないかなと」とジョーク。報道陣を笑わせると「まぁ、あのすごく選手として嬉しいですし、そういう選手に、毎試合そういった形になれるように頑張りたいなと思っています」と次を見据えた。
なお、隣接する幕張メッセでは人気アニメ「鬼滅の刃」のイベント「鬼滅祭」が行われていた。
ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が負傷交代した。
「4番DH」で先発。9回の第4打席で日本ハム北山の投球を左手に受け、和田が代走に送られた。試合後、井口資仁監督は「病院に行って、無事であることを祈りたいと思いますけども。(左)手首か、甲に近いあたりか」と話し、レアードが病院へ向かったことを明かした。
ロッテ佐々木朗希投手(20)は、次回も中6日で24日オリックス戦(京セラドーム大阪)に先発する。
試合後、井口資仁監督が「いきます。ただあの、明日以降の体の状態とかも見ながら。これは朗希だけに限らないですけど」と明かした。
佐々木朗は10日のオリックス戦で完全試合を達成。この日も8回まで完全投球を続けたまま、9回に降板した。1試合2ケタ奪三振は昨年10月から公式戦5試合連続で継続中。日本新記録となった連続イニング無安打も、17イニングで継続している。
ロッテ井口資仁監督が、佐々木朗希投手(20)の降板理由を明かした。
10日のオリックス戦で完全試合を達成した佐々木朗は、この日も8回まで完全投球を続けたが、9回から益田直也投手に交代していた。球数は102球だった。
同監督は試合後の囲み取材で「素晴らしかったですね。球数?まあ、そうですね。今日は100球…、100球弱と思ってたんですけどね。本当に素晴らしいピッチングで、できれば我々も最後まで見たかったし、ファンの方も見たかったと思いますけど。色々先々考えると、ちょっとあそこが、今日は限界だったのかなと思います。もし(味方が)点を取っていても8回で代わってました。7回終わった時点で朗希がね、ちょっとへばりつつあったんで。何とか8回までと思ってました」と話した。
打者24人から14三振を奪う好投。史上初の2試合連続完全試合は幻となったが「記録は記録でありますけどね。やっぱりチームが勝つっていうか、1年間ローテで、朗希がローテーションでしっかり回ることが大事なんで、色々加味してですね」と説明した。
10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)は8回まで完全投球を続けたまま、マウンドを降りた。打者24人に102球。日本ハム打線から14三振を奪うも、プロ野球史上初の2戦連続の完全試合、ノーヒットノーランは惜しくも逃した。試合は延長10回、3番手西野が万波にソロ本塁打を浴びて、ロッテが0−1で敗れた。
佐々木朗が降板後のSNS上では、「佐々木朗希」「佐々木くん」などのほか、「連続イニング奪三振」「また完全試合」「連続パーフェクト」がトレンド入り。また打線の援護がなく0−0でマウンドを降りたことから「ロッテ打線」「ロッテの攻撃」も上位に。佐々木朗希の「朗」の字を誤って表記した「佐々木郎希」もトレンド入りするなど、この試合に関するワードが上位を占めた。
元阪神の藤川球児氏(41)が、2試合連続完全試合を目前にしていたロッテ佐々木朗希投手(20)を交代させる判断を評価した。
藤川球児氏は、「佐々木投手の交代に一安心」と笑顔の顔文字付きでツイートし、投手の肩を守る判断を評価した。また、「ワースポ×MLB」(NHK BS1)月〜金曜キャスターを務める山本萩子(25)も「大事なのは2試合連続完全試合よりも、この投手の輝かしい未来だから。素晴らしい判断」とツイッターで称賛した。
佐々木投手は10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目となる28年ぶりの完全試合を達成した。17日の日本ハム戦も8回まで完全投球したが、9回のマウンドには上がらず益田直也投手(32)と交代した。
10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)が、中6日の先発マウンドに立った。8回まで完全投球を続けていたが、この回限りでマウンドを降りた。球数は102球だった。
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北海道日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテ佐々木朗希投手(20)と日本ハム上沢直之投手(28)が繰り広げた投手戦は、日本ハムが延長で勝利した。0−0で迎えた10回、日本ハム万波中正外野手(22)がロッテ西野のフォークを中越えに運んだ。9回まで佐々木朗、益田に無安打に抑えられており、これがチーム初安打。この日29人目の打者が放った一打が勝利を呼んだ。
前回10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成した佐々木朗は、2試合連続の快投見せた。8回まで1人の走者も出さない完全ペースで102球を投げ、9回からベンチに下がった。9回、2試合連続で完全試合ペースを続けていた佐々木朗の交代のアナウンスが流れると、日本ハム新庄監督も三塁側ベンチで思わず頭を抱えた。さらに頭を抱えながらスタンドを向くなど、残念そうな表情を見せた。
佐々木朗は3回に連続イニング奪三振の記録が止まったが、25イニング連続はオリックス山本に並んで日本人最長タイ。昨季から数えると36イニング連続で三振を奪った。この日も14Kで、昨年10月から5試合連続の2ケタ奪三振をマーク。17イニング連続無安打は日本記録更新となった。
日本ハム上沢も意地を見せた。7回を4安打8奪三振で無失点。エースの快投がチームの勝利につながった。
10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)が、メジャー記録を大きく上回る「52人連続斬り」を達成した。
中6日で先発マウンドに上がり、6回まで完全投球。7回も先頭の1番アルカンタラを中飛に打ち取った。この時点で、3日西武戦の8回2死から続ける連続打者アウトを「47」とし、大リーグ記録を上回った。
大リーグ記録は2014年8月28日、ジャイアンツの右腕ユスメリオ・ペティット投手(当時29)がロッキーズ戦で記録した46打者連続アウト。ペティットは先発からロングリリーフまでこなし、同7月22日から先発登板で最初の8人を抑えたこの試合まで、8試合にまたがっての新記録達成となった。それまでは、通算214勝左腕マーク・バーリーがホワイトソックス時代の09年にマークした「45」だった。
佐々木朗は7、8回も3者凡退に抑え、3試合にまたがる連続打者アウトを52人とした。8回まで完全投球を続けたが、球数が102球に達し、この回限りで降板。プロ野球史上初となる2試合連続の完全試合やノーヒットノーランの大偉業は惜しくも逃した。
10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)は8回まで完全投球を続けたまま、マウンドを降りた。打者24人に102球。日本ハム打線から14個の三振を奪ったが、プロ野球史上初となる2試合連続の完全試合やノーヒットノーランは惜しくも逃した。
10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)は8回まで完全投球を続けたまま、マウンドを降りた。打者24人に102球。日本ハム打線から14個の三振を奪ったが、プロ野球史上初となる2試合連続の完全試合やノーヒットノーランは惜しくも逃した。
佐々木朗は広報を通じ「無失点で試合を進めることができて良かったんですが、ちょっと球数が多くなってしまったのと、フォークの精度がいまいちだったのでそういったところをもっと良くなるようにしていきたい」とコメントした。
初回、2番細川を自己最速にあと1キロに迫る163キロで見逃し三振に仕留め、流れに乗った。続く3番石井も163キロで空振り三振に仕留め、3者凡退とした。2回は4番清宮を160キロの直球で、5番近藤をフォークでそれぞれ空振り三振に。4者連続三振。この時点で20年に山本由伸(オリックス)がマークした日本人最長タイの25イニング連続奪三振記録に並んだ。
3回に奪三振の連続イニング記録は途切れたが、快投は止まらない。7回時点で2ケタ奪三振を達成。シーズン初登板から4試合以上続けたのは91年野茂(近鉄=6試合)と10年ダルビッシュ(日本ハム=5試合)だけで、プロ野球3人目の快挙となった。前回登板から16イニング連続無安打となり、48年真田(大陽)の日本記録に並んだ。
8回は3者連続、前の回から5者連続の空振り三振。清宮と近藤をフォークで空振りさせ、野村は163キロで見逃しに仕留めた。野村への2球目フォークが右翼線をぎりぎり切るファウルとなり、スタンドがどよめいた。あと1回…。スタジアムの緊張感が高まった9回、日本ハムの攻撃直前に交代のアナウンスが流れた。その瞬間、日本ハム新庄監督も三塁側ベンチで思わず頭を抱えた。さらに頭を抱えながらスタンドを向くなど、残念そうな表情を見せた。
史上初の快挙こそならなかったが、全てのプロ野球ファンに夢を見せた快投だった。
BIGBOSSも、まさかの交代に驚いた?
日本ハム新庄剛志監督(50)が9回の攻撃直前、2試合連続で完全試合ペースを続けていたロッテ佐々木朗希投手(20)の交代のアナウンスに三塁側ベンチで思わず頭を抱えた。さらに頭を抱えながらスタンドを向くなど、残念そう。
試合後に、頭を抱えたことを問われた新庄監督は「見たかった。あと1回、見たかった。まあまあ、一ファンとしてね。それはもう、勝負事はどうなるか分からないけど、そういう瞬間があって、球場の雰囲気やファンがどれだけ喜んでいるやらというのもね、見てみたかったというのがありました」と、頭を抱えたポーズに込めた思いを明かした。
この日は8回まで14三振を奪われ、1人も走者を出せなかった。「素晴らしかったね」と、敵ながら佐々木朗を絶賛したBIGBOSS。8回102球で降板となったことについては「まあ、俺が向こうの立場でも(9回は)いかせたかったけどね…やっぱり、代える…難しい、これは。もちろんね、1−0で勝っていたら、いかせただろうし…同点じゃ、難しいかな」と、想像を巡らしていた。
10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)が、中6日の先発マウンドに立った。
1回は先頭の日本ハム・アルカンタラを直球3球で追い込み、フォークで一ゴロに打ち取った。続く2番細川は、自己最速にあと1キロに迫る163キロで見逃し三振に。さらに3番石井も163キロで空振り三振に仕留め、3者凡退とした。
2回は4番清宮を160キロの直球で、5番近藤をフォークでそれぞれ空振り三振に。4者連続三振とした。6番野村は遊ゴロに打ち取った。
3回は7番ヌニエスを160キロで左飛。8番宇佐見には1ストライクから3球ボールが続いたが、157キロで捕邪飛に打ち取った。9番浅間も真っ直ぐで左飛に。
連続イニング奪三振は、オリックス山本に並んで日本人最長タイの25イニングでストップ。昨季からは36イニングで止まった。
4回は打者3人をいずれもフォークで仕留めた。アルカンタラと細川は空振り三振、石井は二ゴロに。
5回は清宮を161キロで左飛、続く近藤も直球で遊ゴロに打ち取った。野村はフォークで空を切らせた。
6回はフォークでヌニエスを空振り三振、宇佐見を右飛に打ち取った。浅間はフルカウントからの7球目、162キロで空振り三振。
7回はアルカンタラを1球で中飛に。代打万波はフォーク、フォーク、162キロ直球の3球で空振り三振に仕留めた。この時点で、昨年10月から公式戦5試合連続となる2ケタ奪三振を達成。さらに石井もフォークで空振り三振に仕留めて11K。
前回登板から16イニング連続無安打となり、48年真田(大陽)の日本記録に並んだ。
8回は3者連続、前の回から5者連続の空振り三振。清宮と近藤をフォークで空振りさせ、野村は163キロで見逃しに仕留めた。野村への2球目フォークが右翼線をぎりぎり切るファウルとなり、スタンドがどよめいた。
ここまで102球で奪三振は14。17イニング連続無安打。2試合連続の完全試合まであと1イニングだったが9回のマウンドには上がらず降板となった。
10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)が、中6日の先発マウンドに立った。連続イニング無安打を17に伸ばし、プロ野球記録を更新した。8回まで完全投球を続けていたが、この回限りでマウンドを降りた。球数は102球だった。
これまでの記録は48年真田重蔵(大陽)の16回。真田は9月4日阪神戦の6回から、6日阪神戦での無安打無得点を挟み、9日急映戦の3回までの計16回だった。
1回は先頭の日本ハム・アルカンタラを直球3球で追い込み、フォークで一ゴロに打ち取った。続く2番細川は、自己最速にあと1キロに迫る163キロで見逃し三振に。さらに3番石井も163キロで空振り三振に仕留め、3者凡退とした。
2回は4番清宮を160キロの直球で、5番近藤をフォークでそれぞれ空振り三振に。4者連続三振とした。6番野村は遊ゴロに打ち取った。
3回は7番ヌニエスを160キロで左飛。8番宇佐見には1ストライクから3球ボールが続いたが、157キロで捕邪飛に打ち取った。9番浅間も真っ直ぐで左飛に。
連続イニング奪三振は、オリックス山本に並んで日本人最長タイの25イニングでストップ。昨季からは36イニングで止まった。
4回は打者3人をいずれもフォークで仕留めた。アルカンタラと細川は空振り三振、石井は二ゴロに。
5回は清宮を161キロで左飛、続く近藤も直球で遊ゴロに打ち取った。野村はフォークで空を切らせた。
6回はフォークでヌニエスを空振り三振、宇佐見を右飛に打ち取った。浅間はフルカウントからの7球目、162キロで空振り三振。
7回はアルカンタラを1球で中飛に。代打万波はフォーク、フォーク、162キロ直球の3球で空振り三振に仕留めた。この時点で、昨年10月から公式戦5試合連続となる2ケタ奪三振を達成。さらに石井もフォークで空振り三振に仕留めて11K。
前回登板から16イニング連続無安打となり、48年真田(大陽)の日本記録に並んだ。
8回は3者連続、前の回から5者連続の空振り三振。清宮と近藤をフォークで空振りさせ、野村は163キロで見逃しに仕留めた。野村への2球目フォークが右翼線をぎりぎり切るファウルとなり、スタンドがどよめいた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)の2試合連続完全試合ならなかった。
佐々木朗は10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成。この日も8回まで完全投球。しかし援護がなく、9回のマウンドには上がらず益田と交代した。
7回は先頭の1番アルカンタラを中飛に打ち取り、3日西武戦の8回2死から続ける連続打者アウトを47人とし、メジャー記録を上回る「47人連続斬り」を達成していた。
大リーグ記録は2014年8月28日、ジャイアンツの右腕ユスメリオ・ペティット投手(当時29)がロッキーズ戦で記録した46打者連続アウト。ペティットは先発からロングリリーフまでこなし、同7月22日から先発登板で最初の8人を抑えたこの試合まで、8試合にまたがっての新記録達成となった。通算214勝左腕マーク・バーリーがホワイトソックス時代の09年にマークした「45」を塗り替えた。
佐々木朗は7回も3者凡退に抑え、3試合にまたがる連続打者アウトを49人とした。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が4試合連続の2桁奪三振をマークした。7回、日本ハム代打万波から奪い、達成した。
今季ここまでの奪三振数は、シーズン初登板の3月27日楽天戦から10→13→19。3試合連続で10個以上を記録していた。
連続2桁奪三振の記録は17年則本(楽天)の8試合で、4試合以上は過去に12人、22度あるが、シーズン初登板から4試合以上続けたのは91年野茂(近鉄=6試合)と10年ダルビッシュ(日本ハム=5試合)だけ。佐々木朗でプロ野球3人目となった。
10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)が、中6日の先発マウンドに立った。
5回終了時点で打者15人を完全に抑え、7奪三振。木村投手コーチは佐々木朗の投球について、球団を通じて「今日は多少制球にバラつきがありますけど、ストライク先行で主導権を握れているので、このまま粘り強くアウトを取るために投げていって欲しい」とコメントした。
午後2時の試合開始から、たった1時間14分が経過した同3時14分で5回までの攻防が終わった。両先発が息詰まる投手戦を展開し、どんどんイニングが進んだ。
ロッテ佐々木朗希投手(20)は2試合連続の完全試合ペースで5回までパーフェクトで7奪三振、要した球数は60球。一方、日本ハム上沢直之投手(28)も5回まで3安打無失点で7奪三振、要した球数は74球。両軍失策もなく、締まった試合展開で5回までを終えた。
日本ハム打線が、ロッテ佐々木朗希投手(20)の連続イニング奪三振記録を止めた。
3回は安打こそ記録できなかったが、ヌニエスが左飛、宇佐見が捕邪飛、浅間が左飛。2回までは2三振ずつで、今季開幕から25イニング連続、昨季からは36イニング連続となっていた佐々木朗の記録を止めた。
なお、3回までパーフェクト投球は続けられている。
佐々木朗希投手(20)の連続イニング奪三振記録が25で止まった。
1回に細川と石井、2回は先頭の清宮から三振を奪い、20年山本由伸(オリックス)の持つ日本人最長記録に並んだが、3回はヌニエスが左飛、宇佐見が捕邪飛、浅間が左飛。日本ハム打線から三振を奪うことができなかった。
連続イニング奪三振のプロ野球記録は15年サファテ(ソフトバンク)の43イニング。佐々木朗は1回に細川から三振を奪った時点で、21年伊藤大海(日本ハム)がマークしたシーズン初登板からの連続イニング奪三振記録を更新。2回には山本の日本人最長記録に並んでいた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が完全試合後初のマウンドに上がる日本ハム4回戦(ZOZOマリン)は、試合前からにぎわいを見せた。
すでにチケットは完売。球場隣接の駐車場は朝9時半に満車となり、グッズショップには開店直前には約200人の入場列ができた。球場正面には佐々木朗の完全試合記念ボードが設置され、多くのファンが写真撮影を楽しんでいる。メディアは85人が取材に訪れている。
この日は近隣の幕張メッセで人気アニメ「鬼滅の刃」のイベント「鬼滅祭」も行われており、ステージイベントは午後5時に終演予定。ロッテ−日本ハムの試合終了時間と重なる可能性もあり、JR海浜幕張駅ではすでに「(ホームへの)入場規制になる可能性があります」と告知アナウンスがなされている。
ロッテは17日、この日行われる日本ハム4回戦(ZOZOマリン)の入場チケットが完売したと発表した。試合開始は午後2時予定。
ZOZOマリンで入場制限なしでチケットが完売したのは、19年9月24日の西武戦以来。当日の観客は3万335人だった。
その前日9月23日の日本ハム戦は、福浦和也選手(現1軍打撃コーチ)の引退試合となり、3万343人の観衆が見守った。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が完全試合を達成した10日のオリックス戦から中6日で先発予定となる17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)が、午後2時から地上波のテレビ東京とBSテレ東で緊急生中継される。
同局の野球情報やスポーツ情報の公式ツイッターでは同日朝、生中継に向けた告知をツイート。今月スタートの新スポーツ番組「みんなのスポーツ」を担当する竹崎由佳アナウンサーが、佐々木朗の好物として知られる故郷の大船渡市ローカル調味料「酢の素」をボール代わりに、投球フォームをマネした動画もアップされた。その後も、球場に設置された完全試合の記念ボードや、試合前の選手のアップ動画が連続で投稿されるなど、盛り上がりを見せている。実況は植草朋樹アナウンサー、解説は里崎智也氏(日刊スポーツ評論家)と五十嵐亮太氏が務める。
完全試合を達成したオリックス戦は本拠開催ながら、地元局のチバテレビも含め地上波放送がなく、視聴者らから中継を求める声があがる事態となった。その中で、テレ東は15日に生中継の決定を発表。有事の際でもアニメや通常番組を放送するなど独自路線を歩むケースが多いことで一定の支持を得ている同局だが、今回は直前に急遽変更した番組編成で注目される形となった。
相手もBIGBOSSこと新庄剛志監督(50)率いる日本ハム。佐々木朗の投球、新庄監督の秘策、そしてテレ東が決行した緊急生中継の注目度は−。見どころの尽きない中継となりそうだ。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が大観衆の中、完全試合達成後初の先発マウンドに上がる。試合は午後2時開始予定。
チームはここまで8勝8敗、勝率5割でパ・リーグの3位につける。チーム防御率、チーム打率ともリーグ2位で、盗塁数24は12球団断トツだ。投打がしっかりかみ合えば、佐々木朗の3勝目の確率も高まる。
打線では、4番を務めるレアードが11試合連続安打を放つなど好調を維持している。高部、藤原の若い1、2番は調子上向きで、16日の日本ハム戦でも2人で合計3つの盗塁に成功するなど役割を果たしている。3番中村奨がうまく結節点となり、序盤から主導権を握りたい。
日本ハムの先発は上沢。5日の日本ハム1回戦(札幌ドーム)でも戦っており、約2週間ぶりの対戦になる。前回は4回までに8安打を浴びせるなど、打線全体でしっかりと対応した。調子の上がらないマーティン、やや下降気味の佐藤都も、前回は上沢から第1打席で安打を放っている。注目の一戦で本来の調子を取り戻せるか。
先発投手陣と比べると、今季はここまでリリーフ陣にやや不安が残る。中6日が続く中で、佐々木朗が何回まで、何球まで投げるか。東條、西野はしっかり仕事をこなしており、守護神益田にしっかりバトンをつなぎたい。
10日に完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)が、17日に放送されたTBSラジオ「石橋貴明のGATE7」にメッセージを寄せ、同日の日本ハム戦への決意を示した。
「石橋さん、リスナーの皆さん、おはようございます。千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希です。先週の日曜日の試合で完全試合を達成することができました。マウンドにいる間はいつもと変わらず平常心で投げることができました。そして、キャッチャーの松川もいいリードをしてくれました。頼もしかったです。この後も長いシーズンあるので、引き続き頑張ります」。
さらに佐々木朗は、ロッテ梶原広報に石橋へのメッセージを促され「石橋さん、今日も頑張りますので、応援よろしくお願いします」と続けた。
これを受けた石橋は、「お宝ですよ、これ。すごいですよ。ちなみに今日、私、見に行きます。1週ずれてたら…。でも今日もやっちゃうんじゃないの?今日、日本ハムでしょ?やっちゃうんじゃないの、ビッグボスの前で。松本打てるか?」とコメント。
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が完全試合に続き17日の登板でも8回を完璧に抑えた快投に、米大リーグの日本選手からも称賛の声が上がった。レッドソックスの沢村拓一投手は17日、「誰もが持てる訳ではない才能を持っている。なおかつ努力している」とロッテ時代の後輩の活躍を喜んだ。
8回で降板して2試合連続完全試合という偉業はならず、一部ファンからは落胆する声も上がった。パイレーツの筒香嘉智内野手は「チームと佐々木君の将来を考えて、勇気ある決断をされたのだと思う」と交代させたロッテの井口資仁監督の采配に理解を示した。
スポーツ専門局ESPNは主要ニュースの1つに位置付け「日本の投げる天才、佐々木朗希が連続パーフェクトを17イニングに伸ばした」と報じた。ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は「(8回2死からの)最後の三振を163キロの速球で仕留めた」と20歳の底知れぬ体力に驚嘆した。
野球ファンの中には「残りアウト3つ。なぜ、9回も投げさせなかったのか?」「9回先頭に出塁を許したら降板させれば」という意見もあるだろう。
しかし、8回に降板。非情≠ノも映る采配には、大きなリスクを避ける理由があった。6回途中から佐々木朗の制球はやや乱れ始め、球威が明らかに落ちた。個人の成績よりも、チームの勝利が最優先。首脳陣は佐々木朗にしっかり説明し、交代の決断を下した。
さらに、将来的な選手寿命を考慮し、肘肩へ負担をかけさせられない。まだ20歳5ヶ月の青年であり、今季開幕からまだ4試合目の登板だった。
球団も佐々木朗自身も、今季は1年間先発ローテーションを守ることが共通目標だ。「たられば」は存在しないが、あの状態で9回に登板したら、15球ほど多く投げる可能性はあった。リスクこそ故障につながる火種。シーズン序盤での疲労蓄積が、佐々木朗にとって大きな支障となる。賛否両論がある中、批判覚悟での交代劇は右腕の未来を守るためだった。
日米通算906試合に登板した元ヤクルト投手の五十嵐亮太氏(42)が17日、テレビの解説でZOZOマリンスタジアムを訪れ、バックネット裏から佐々木朗の投球をチェック。能力の高さを本紙に語った。
佐々木朗の驚異的な能力の1つに、再現性がある。打者にとっては直球かフォークボール、ほぼ2択だが、リリースがあまりにも一定していて、判断が全くできていないように映った。いくら常時160キロ前後の直球があったとしても、あれだけプロが対応できないというのは、それ以上のすごみがあるからだ。
リリースを一定するためにはまず、自分の投球メカニズムを熟知していることが1番。さらにメンタリティーのブレが一切ない。投手は自身のコンディションや相手打者の圧力、ZOZOマリンスタジアムなら風など、さまざまなストレスを受ける。
だが、佐々木朗はその影響を投球フォームに及ぼさない。前回より不調だったというフォークは中盤以降に修正してみせた。高い再現性の上に修正能力もある。攻略が本当に困難な投手だ。
8回102球で降板したことに、異論は全くない。ロッテは佐々木朗の入団以降、徹底的に体の状態を確認し、球数も制限しながら育ててきた。
ロッテスタンス−。それを貫いたのが、この日の試合だと改めて実感させられた。2度と訪れないかもしれないチャンスではあったが、その一瞬だけに捉われない。その姿勢を貫いてきたからこそ、佐々木朗がこれだけの投手になっている。そこを強調したい。
完全試合を達成した過去15人の投手の次の登板は5勝8敗(2人は勝敗つかず)と負けた方が多かった。直近の巨人・槙原寛己(94年)も7回3失点で負け投手。では16人目のロッテ・佐々木朗希はどうなるのか。興味津々の17日の日本ハム戦はまた無料≠ナは見られないのか、と思いきやテレビ東京が地上波、BSで生中継した。
行ってみたい、食べてみたいと思わせる街歩きに食べ歩き…など、茶の間が喜びそうな番組作りで固定ファンも多いテレ東。プロ野球中継となるとキー局では1番遠い存在だったが、いま誰もが見てみたい佐々木朗希登板の緊急生中継に踏み切ったのはさすが茶の間の味方≠ニいったところか。
松坂大輔、松井秀喜、田中将大…。名だたる大投手、大打者はまず甲子園で快腕、快打を日本中に披露しプロで「やっぱりすごい」とうならせた。それもテレビで生中継で見られたからこそ職場や居酒屋で話題として共有できた。野球少年にとっては「将来メジャーに」との夢につながった。
朗希はといえば大船渡高では甲子園に出ていないし、プロでも地上波ではほとんど見かけなかった。球場に足を運んだり有料配信サービスでの観戦を欠かさない熱心なファンはともかく、多くはその投球をライブで固唾をのんで見守ったことはないだろう。怪物≠ヘ怪物≠ナもネス湖のネッシーのようなミステリアスな存在だった。
テレビ東京のおかげでようやくネス湖の霧も晴れた。それも、あと1回で2試合連続完全試合という圧巻のピッチングで怪物≠フ真の姿を見届けられた。中6日の先発が今後も続くなら日曜日のお楽しみとして、地上波中継もぜひ継続して欲しいものだ。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム4回戦(ZOZOマリン)に先発し、8回まで1人の走者も許さず、0−0の9回表から交代した。完全試合を達成した10日のオリックス戦(同)に続く快投を見せたが、米大リーグを含めて史上初となる2試合連続の偉業は逃した。チームは延長10回、0−1で敗れ、井口資仁監督(47)は「先々のことを考えた。7回が終わった時点で朗希が少しへばりつつあった」と説明した。
ZOZOマリンが異様な雰囲気に包まれた。8回裏の攻撃を終えると、井口監督が青木球審に投手交代を告げる。佐々木朗はマウンドに向かわず、自軍ベンチの最前列に座った。世界初となる2試合連続の完全試合は逃したが、「令和の怪物」は納得の表情で振り返った。
「もう1イニング投げればというところでしたが、途中で疲れました。首脳陣の判断ですし、試合中に木村さん(投手コーチ)と話しながら、納得する形で降りました」。
試合のチケットは3年ぶりに完売。観衆2万9426人が見つめる中、20歳5ヶ月の最年少で完全試合を達成した10日のオリックス戦に続き、異次元の投球を見せた。
1回に最速163キロ(自己最速164キロ)を記録し、8回2死からも野村を163キロの速球で見逃し三振に。102球中、57球投げた直球の平均球速は159.70キロ。7回には球場内で流れる日本ハムの応援歌「ファイターズ讃歌」を口ずさむ余裕さえみせた。試合が延長に入り、続投して9回を抑えたとしても完全試合とはならなかったが、セーフティーバントでの攻略を予告していた新庄監督が「ああいう投球を見たらセコいことというか、そういうふうにならなかった」とした圧巻の内容だった。
3回こそ三振を奪えず、今季初登板からの連続イニング奪三振は25で止まったが、日本選手の最長記録に並んだ。3日の西武戦から打者52人を連続アウト。14年にペティット(ジャイアンツ)が記録した46の大リーグ記録も上回った。
首脳陣が優先したのは記録よりも未来≠セ。井口監督は開口一番、「本当に素晴らしい投球だった」と絶賛。降板を決断した理由を「我々、ファンの方も最後まで見たかったと思うが、先々を考えると8回までが限界だった。今日は100球弱と思っていた。7回が終わった時点で朗希が少しへばりつつあった」と説明した。球団として5年計画で育てる方針を貫いてきた。10日は105球で初完投しており、味方が得点しても8回で交代させる覚悟を固めていた。
佐々木朗も首脳陣の思いを理解している。前人未到の記録は逃したが、試合後には20歳らしい笑顔を見せた。この1週間を振り返り「寝て食べた!少しでも(疲労)回復できるよう重点的にやりました」。初の満員御礼での登板に「最初(ファンが)幕張メッセと勘違いしているのかなと思った」と笑いを誘い、「チームが勝てるようにと思っていた。先制点はやれない苦しさはあった」と振り返った。
この日は千葉移転30周年を記念し、当時の帽子のロゴを採用した「ALL FOR CHIBA」ユニホームで戦った。日曜日の登板が続く「サンデー朗希」の調整が順調なら、次回登板は24日のオリックス戦(京セラ)。「またいい投球ができるように、明日から準備していきます」。伝説は始まったばかり。佐々木朗が投げるたびに歴史が動く。
異次元の投球を続ける佐々木朗に、各分野も注目している。10日に完全試合を達成後、岩手県の県民栄誉賞の選考を担当する人事課の担当者は「現段階では全くの白紙」と前置きした上で、「今後は県民の皆さんの声も聞きながら(県民栄誉賞の授賞も)検討していきたいです」と明かした。打者52人連続アウトはメジャーを上回る記録となり、今後、ギネス世界記録に認定される可能性も出てきた。
プロ野球・ロッテの佐々木朗希投手(20)が完全試合を達成した前回10日の登板に続き、8回までパーフェクト≠フ偉業を成し遂げた17日、各界から賛辞が贈られた。
元日本テレビアナウンサーの桝太一(40)は、同局系「真相報道バンキシャ!」で「まさか2週続けて野球を見ながら叫ぶ日曜日になるとは…」と驚きながら、「未来へと夢を広げる結果になったと思います」と地元・千葉で躍動するエースに脱帽した。
また、この試合を急遽生中継したテレビ東京には、SNS上で決断をたたえるコメントがあふれた。同局は本紙の取材に「8回まで完全投球とは想像以上でした」と喜び、「高視聴率という結果がついてきてくれるならもちろん望外の喜びですが、歴史的な投球を中継することができたということで満足です」とうなずいた。
元テレ東プロデューサーの佐久間宣行氏もツイッターで「仕事するために入ったカフェに大きなテレビがあってロッテ戦やってる。テレ東ありがとうという気持ちと、仕事全く進まないという恨み。(俺が悪い)」と古巣に感謝。しかし、午後4時以降はBSテレビ東京のサブチャンネルでの放送となったことに「カフェのお客さんがため息。俺、謎の罪悪感」とユーモラスにつづった。
佐々木の地元である岩手・陸前高田市の商業施設ではパブリックビューイングが行われ、市民がエールを送った。
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日に行われた日本ハム戦(ZOZOマリン)で完全試合を達成した前回10日のオリックス戦(同)に続き、1人の走者を許さない完全%葛を8回まで披露した。
この試合の生中継を15日に急遽決定したテレビ東京はこの日、サンケイスポーツの取材に応じ、「大きな注目が集まる中での中継でしたので、少しでも長くパーフェクトイニングを続けてくれればと期待していましたが、8回まで完全投球とは想像以上でした。本当に佐々木投手の歴史的ピッチングに尽きると思います」と快投をたたえた。
SNS上でも、テレ東が中継を決断したことをたたえるコメントがあふれた。同局は「高視聴率という結果がついてきてくれるならもちろん望外の喜びですが、佐々木投手の歴史的な投球を中継することができたということで満足です」とし、「『とにかく注目の一戦を視聴者に皆さんに向けてお届けしたい』ということだけが、今回の緊急中継決定に至る社内の一致した合言葉でした」と話した。
一方、次回以降の生中継の予定については「今のところ、決まっていることはございません」と話すにとどめた。
ロッテのドラフト1位ルーキー松川が、再び佐々木朗を好リードで支えた。10日の完全試合に続き、2人合わせて38歳の若いバッテリーで2度目の偉業の目前までいき「完全試合の次の試合で大事だったが、いい入りができた。すごくよかった」と胸を張った。
速球がシュート気味の球筋だったことや、相手打者がフォークボールを見逃す傾向があったことを踏まえて配球を組み立てた。3ボールの場面が2度あったが走者を出すことなく切り抜け「何とか粘れたところがすごく良かった」と安堵の表情を見せた。
高校出の1年目から貴重な経験を積んでいる。球史に残る快投を演出し「テンポ良くしていけば打者は考える時間がない。シンプルに考えることがすごく大事だと思った」と話した。
前回の登板で完全試合を達成したロッテの佐々木朗が17日、ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦で8回まで14奪三振で走者を許さず、0−0の9回表に救援投手と交代して退いた。再び快投を演じたが、プロ野球史上初となる2試合連続の完全試合や無安打無得点試合は惜しくも逃した。試合は延長10回、0−1で敗れた。
前回の登板で完全試合を達成したロッテの佐々木朗が17日、ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦で8回まで14奪三振で走者を許さず、0−0の9回表に救援投手と交代して退いた。再び快投を演じたが、プロ野球史上初となる2試合連続の完全試合や無安打無得点試合は惜しくも逃した。8回を完璧に抑えたロッテの佐々木朗は柔らかい表情で語った。
前回の登板で完全試合を達成したロッテの佐々木朗が17日、ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦で8回まで14奪三振で走者を許さず、0−0の9回表に救援投手と交代して退いた。再び快投を演じたが、プロ野球史上初となる2試合連続の完全試合や無安打無得点試合は惜しくも逃した。
ロッテの佐々木朗に抑え込まれた日本ハムの新庄監督は「素晴らしかったね」と素直にたたえた。試合前にはバントなどでの揺さぶりを考えていたというが「ああいう投球を見たらせこいことというか、そういう風にならなかった。堂々と打ちにいきなさいという風にさせてくれた」と豪腕の真っ向勝負で心変わりしたことを明かした。
佐々木朗が9回を前に降板したことについては「あと1イニング見たかった。一ファンとしてね」と残念そうな表情を見せた一方で「やっぱり難しい。1−0で勝っていたら行かせただろうし」とロッテの井口監督の采配に理解を示した。2週間後に再戦する可能性もあり「その時はパーフェクトを見たい」と冗談交じりに語った。
日本ハムの近藤は2三振を喫し「何とかチーム全員で攻略の糸口を探っていたが、改めてすごみを感じた」と脱帽した。7回に代打で3球三振した万波は「終盤になってもこんなすごい球を投げるんだなっていう驚きが大きかった」とスタミナに舌を巻いた。
10日のオリックス戦で史上最年少で完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手(20)が先発し、8回までパーフェクトで14奪三振、102球で降板した。走者を1人も出さないイニングは「17」に延びた。
8回まで0−0と緊迫した投手戦。8回のロッテの攻撃が終わり、9回に入るところで井口監督が球審に投手交代を告げた。2試合連続完全試合という大快挙の可能性があっただけにSNSでも反応は様々。「せめて9回までは投げさせて欲しかった…」と残念がる声はもちろん、「あそこで無理やり記録を狙わず選手のことを思った井口監督の判断は良かったと思う」と苦渋の決断を評価する意見もあった。また「佐々木朗希の完全試合が出来なかったのは、降板させた井口さんではなく、打てなかった打線と上沢の好投にある」と日本ハム先発の上沢の好投をたたえるものもあった。
前回の登板で完全試合を達成したロッテの佐々木朗が17日、ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦で8回まで走者を許さず、0−0の9回表に救援投手と交代して退いた。再び快投を演じたが、プロ野球史上初となる2試合連続の完全試合や無安打無得点試合は惜しくも逃した。
10日のオリックス戦ではプロ野球新記録の13者連続奪三振を含む1試合最多タイの19奪三振もマークした。完全試合は1994年の槙原(巨人)以来、28年ぶり16人目で、20歳5カ月は史上最年少だった。
佐々木朗は岩手・大船渡高時代に球速163キロを出して「令和の怪物」として注目され、2020年にドラフト1位でロッテ入団。2年目の昨季デビューして3勝を挙げ、今季は開幕2連勝している。
前回のオリックス戦で史上最年少で完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手(20)が日本ハム戦に先発し、8回までパーフェクトで14奪三振、102球で降板した。走者を1人も出さないイニングは「17」に延びた。
佐々木は1回、先頭のアルカンタラを一ゴロに打ち取ると、後続を163キロの真っ直ぐで連続三振に斬った。
2回は先頭の清宮、近藤を連続三振に斬ると、野村を遊ゴロの抑えた。これで佐々木は25イニング連続三振を奪い、2020年にオリックス・山本由伸が記録した日本人投手連続イニング奪三振記録に並んだ。
3回は先頭のヌニエスを左飛、宇佐美を捕邪飛、淺間を左飛に抑え3者凡退 。
4回はアルカンタラと細川から連続三振を奪うと、続く石井はニゴロに打ち取った。
5回は清宮を左飛、近藤を遊ゴロに抑えると、野村はフォークで三振に仕留めた。
6回はヌニエスから三振を奪うと、宇佐美を右飛、野村をフルカウントから162キロ真っ直ぐで三振に切った。
7回はアルカンタラを中飛、続く代打・万波、石井を連続三振に斬った。これ4試合連続2桁奪三振を達成した。
8回は清宮、近藤、野村を3者連続三振。
ロッテは17日、同日のZOZOマリンスタジアムでの日本ハム戦(午後2時開始)のチケットが、この日の午前10時までに完売したと発表した。当日券を含め今後のチケット販売は行わないという。ZOZOマリンスタジアムにおいて、入場者制限なしで入場券が完売となるのは、2019年9月24日の西武戦以来となる。
この日のロッテ先発は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で完全試合を達成した佐々木朗希投手(20)。令和の怪物に改めて注目が集まる。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板し、8回完全無四球14奪三振の力投を見せ、降板した。前回登板では史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。この日は2試合連続の完全試合達成はならなかったが、記録ラッシュで、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振に4戦連続2桁奪三振をマーク。さらに、52打者連続アウトは、14年ユスメリオ・ペティット(ジャイアンツ)が持つメジャー最長記録「47」を超えている。
この投球は米国にも衝撃。大リーグ公式サイトも佐々木朗の熱投を速報した。前回10日のパーフェクトで注目度は高く「2試合連続のパーフェクト?ほぼそれに近い」の見出しで伝え、「8回は101マイル(約163キロ)を計測しながら3者三振。しかしながら0−0のまま102球を投げ降板した」と試合内容をリポート。「ここまで打者52人を連続で抑え、防御率は1.16に。今季は31イニングで56三振を奪っている」と規格外の投球結果を並べてみせた。
また、「USA TODAY」電子版では「Who is Roki Sasaki?(佐々木朗希って誰?)」とし「ほぼ2試合連続のパーフェクトの日本の天才投手」と紹介。16日(日本時間17日)には、レッズ新人の22歳・グリーンがドジャース戦で2度目の先発に臨み、最速102マイル(約164キロ)で100マイル(約161キロ)を39球投げたことを報じ「一方、世界でももう1人の天才右腕が完全試合でグリーンに先じている」と紹介した。
また、米スポーツ・イラストレイテッド誌では「天才・佐々木朗希が完全投球継続」との見出しで報じ、メジャーでも2試合連続完全試合はなく、09年にホワイトソックスのマーク・バーリーが、完全試合を達成した次の試合で5回2/3パーフェクトを続けたことや、38年にレッズのジョニー・バンダーミーアーが2試合連続ノーヒットノーランを達成したことを報じている。
これもまた、「令和の怪物」の伝説の1ページだ。前回の登板で完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦で8回まで14奪三振で走者を許さず、両軍無得点のまま9回から交代した。試合は延長10回の末、0−1で敗戦。プロ野球でも大リーグでも達成されていない2試合連続の完全試合はならなかったものの、満員のZOZOマリンで躍動した右腕が、今後のさらなる歴史的快投を予感させた。
2万9426人の感情が詰まっていた。8回2死。佐々木朗はここまで打者23人をパーフェクト、いや、完全試合を達成した10日のオリックス戦から打者50人をなで斬り続けた。51人目、野村への2球目だ。161キロ直球を右翼線へ運ばれた。
スタンドからは「うわぁー」と悲鳴。ライナーがわずかにライン外側のファウルグラウンドで弾むと「うぉー」と安堵の息が吐かれた。2試合連続の快挙を見たい。誰もが願った。ただ、マウンドの右腕は冷静だった。
「僕はファウルと思った。風に助けられたかもしれないけど、フェアだったら二塁打なので、危なかった」。
102球目。この日最速タイの163キロで、14個目の三振を見逃しで奪った。場内からは万雷の拍手。あと1イニング投げれば、前人未到の2試合連続完全試合の可能性は残ったが、0−0のまま、この回で交代した。17回パーフェクトも聞いたことはないが、8回完全投球で降板も超異例。どよめきも起こった。それでも佐々木朗は「疲れている部分があったし、納得する形で降りました」と振り返る。
試合前のブルペンでは制球が乱れた。試合のイニング間にコミュニケーションを取った木村投手コーチは「6回ぐらいから球がちょっと暴れ始めた」とわずかな変化を察知。「肩、肘は問題ない」と話す佐々木朗に、木村コーチが「本来の球じゃないように見える」と指摘すると「分かっています」との返答だった。「7回あたりで交代と思ったが、もう1回、よく頑張ってくれた」と、決断の舞台裏を明かした。
宝刀フォークのストライク率が前回の約82%から約67%に低下しても抑えていた。20歳に記録への未練は本当になかったか。「もう1回を投げれば可能性があったけど、今日は野手に助けられた部分があった。そこ(交代)はチームが勝つためなので、自分の仕事はできたかなと思います」。表情からはすがすがしさも感じられた。
ZOZOマリンは入団前の19年9月24日西武戦以来となる満員御礼が出た。試合前には長蛇の列。この男を見るためだ。「満員の中で投げることは初めてだったので、凄く嬉しかった。最初、幕張メッセと勘違いしてるんじゃないかなって思った」。ジョークにも充実感がにじんだ。
今季ここまで打者101人と対戦して半分以上にあたる56三振を奪い、被安打は7本しかない。まだ3年目。再び連続完全試合を狙える機会は、果たして−。「いや、チャンスはもうないんじゃないすか」と屈託なく笑った。とはいえ、3日の西武戦から打者52人アウトは継続中。誰も見たことがない、さらなる領域へ、踏み込んで行きそうな気さえする。
佐々木朗(ロ)は8回までパーフェクト投球で降板。前回10日オリックス戦で完全試合を達成してから17イニング連続無安打に抑えた。これまでノーヒットノーラン(完全試合含む)を挟んで最も無安打を続けたのは48年真田重蔵(大陽)の16イニング連続。9月4日阪神戦4イニング、6日阪神戦9イニング(ノーヒットノーラン)、9日急映戦3イニングと続けたもので佐々木朗は74年ぶりに更新した。
ロッテは10回無死から3番手・西野が初安打を許し、継投によるノーヒットノーランを逃した。延長戦でノーヒットノーランを逃したのは14年5月31日巨人戦のオリックス以来8年ぶり。継投によるノーヒットノーランは過去5度あり、最近では延長戦なしの規定があった昨年8月15日の日本ハム戦でソフトバンクが6人リレー(△0−0)で達成している。
ロッテ・佐々木朗は3日の西武戦の8回2死から「52人連続斬り」となった。これは連続打者凡退の大リーグ記録である「46人」を上回る。大リーグでは2014年にジャイアンツのベネズエラ出身右腕ユスメイロ・ペティットが救援と先発で計8試合にまたがって46人を連続アウトにした。
佐々木朗の次の「MLB超え」のターゲットとなるのは、現在17イニングまで継続中の連続無安打記録だ。大リーグ記録は1904年にアメリカンズ(現レッドソックス)のサイ・ヤングが記録した24イニング連続無安打。4月25日の2回、同30日の7回(救援)、5月5日の9回(完全試合)、同11日の6回と4試合にまたがって記録し、118年間破られていない。佐々木朗が次戦で8回まで無安打に抑えると、歴代最多通算511勝の伝説の右腕を超えることになる。
大リーグ公式サイトも佐々木朗の熱投を速報した。前回10日のパーフェクトで注目度は高く「2試合連続のパーフェクト?ほぼそれに近い」の見出しで伝えた。「8回は101マイル(約163キロ)を計測しながら3者三振。しかしながら0−0のまま102球を投げ降板した」と試合内容をリポート。「ここまで打者52人を連続で抑え、防御率は1.16に。今季は31イニングで56三振を奪っている」と規格外の投球結果を並べてみせた。
佐々木朗が2試合連続完全試合を達成すれば、大リーグでもいない歴史的快挙だった。完全試合は過去23人が記録しているが、2度達成者さえいない。2試合連続無安打無得点試合でも、レッズのジョニー・バンダーミーア一人だけ。1938年6月11日のビーズ(現ブレーブス)戦(3四球)と、4日後のドジャース戦(8四球)で記録。左腕のバンダーミーアは3年連続最多奪三振に輝く一方、制球に難があった。メジャー通算119勝121敗で、殿堂入りもしていない。
ロッテの佐々木朗は8回まで1人の走者も許さず、史上初となる2試合連続完全試合を達成する可能性があった。それでも交代させたロッテ・井口監督は「先々のことを考えると、ちょっとあそこ(8回)で限界だった。7回終わった時点でちょっとへばりつつあったので、何とか8回までと思っていた」と説明した。
前回の完全試合でプロ初完投したばかりで、初めて2試合連続の100球超え(102)となった。相手エースの上沢との投手戦で緊張した状態も続き「色々なことを加味しながら」と言った。0−0の試合展開。8回裏に勝ち越せば続投させると思われたが「それはない。点を取っても8回で代わっていた。球数が少なければ(9回まで)行った可能性もあったでしょうけど」と球数を理由に否定し、「できれば我々も最後まで見たかったし、ファンの方も見たかったと思いますけど」と苦渋の決断だったことをにじませた。
井口監督は佐々木朗の育成に関し「我慢」することを覚えている。故障防止を最優先し、1年目は実戦登板すらさせず、デビュー戦は2年目の昨年5月だった。ただ、昨年も中10日以上の間隔を空けて先発させ、他の先発投手と同じ中6日で起用したのは、シーズン最終盤の10月に1度あっただけだった。そして、11月の楽天とのCSファーストステージ初戦で先発させた。
迎えた3年目の今季は開幕から中6日で回している。下半身や体幹が鍛えられ、体が強くなったからだ。それでも「どこかで1度飛ばしたい」と昨年のように出場選手登録を抹消し、登板間隔を空ける意向も示している。
この日の交代も「チームが勝つこと。1年間、朗希がローテーションをしっかり回ることを加味して」と話した。ロッテは2年連続の2位で、今季こそリーグ優勝を目指している。その切り札が佐々木朗であり、故障せず1年間を通じて投げさせるための決断。次回先発は中6日で24日のオリックス戦(京セラドーム)。「サンデー朗希」を継続する。
最近、多くのメディアで「佐々木朗の育成法」について論じられている。1年目に登板せず体力強化に充てたことが、3年目の飛躍につながったという内容だ。その答え自体に間違いはないのだが、違和感も覚える。ロッテは最初から体づくりに専念させようと考えていた訳ではないからだ。
意外と知られていないが、佐々木朗はプロ1年目のシーズン最終戦、つまり20年11月9日の日本ハム戦で先発デビュー予定だった。本拠地で初登板させることで、2年目の飛躍につなげて欲しいと首脳陣は考えていた。ところが、極秘で進めていた2軍で調整登板しようとしたところで、コンディション不良に陥った。
ドラフトで4球団競合の末にくじを引き当てた井口監督は「本人次第な部分はあるけれど、50イニングくらいは考えている」と明かしていた。当初は1、2軍合わせた投球リミットを「50イニング」に設定し、夏頃から戦力として考えた。大船渡3年夏は、岩手大会準決勝の一関工戦で129球完封すると、連投となる花巻東との決勝は、故障予防を理由に登板回避して敗れた。「50イニング」は成長途中である佐々木朗の体を考慮した数字で、過保護にするつもりもなかった。
入団1年目だった20年の5月下旬。当時18歳の怪物は、開幕前のシート打撃でいきなり160キロを計測した。その反動もあったのだろう。右肘などのコンディションが低下すると、球団は方針を一気に転換した。約1ヶ月もノースローで体力強化に専念。プランを覆した臨機応変な対応が、「朗希育成」のファインプレーとなったのだ。
佐々木朗が8回で交代したのは井口監督の方針だし、仕方ない。0−0の展開だからと思っていたが、たとえ勝ち越していても投げさせなかったというし、徹底している。
最大の良さは、160キロを超えるスピードがありながら、コントロールもいいこと。これを両立できる投手は見たことがない。真っ直ぐとフォークをストライクゾーンに投げ、遊び球は一切ない。いや、使う必要がない。だから、少ない球数で三振も多く奪える。
打者が打てない理由は球の軌道にもある。1メートル90の長身で真上から投げ下ろし、手も長い。約25センチのマウンドの高さもあるから、リリースポイントは2メートル近いはずだ。角度があるから打者は「線」ではなく「点」で捉えることしかできない。日本ハムの打者は高めの直球を見逃す傾向があったが、球の出どころが高いからボールに見えてしまうのだろう。
そして直球と同じ腕の振りから、140キロ後半のフォークを落とす。それも指先の力の入れ具合で、落ちる軌道を変えている。フォークがシュート回転したり、スライダー回転するから、1つの球種がいくつにもなる。器用なピッチャーだ。
高卒ルーキーの松川も先輩の佐々木朗をよく引っ張っている。ミットの位置を見ると、打者が打ってこない時はストライクゾーンの中で甘めに構えて、ジェスチャーも交えて「どんどん投げてこい」と。危ないと感じた時や追い込んだ時と違い、メリハリをつけている。直球がシュート回転することも利用し、特に左打者の内角を厳しく攻めていた。
それにしても末恐ろしい。この日の序盤は前回よりも制球に多少のばらつきはあったが、安打どころか四球も出さない。対戦相手は何でもいいから走者を出し、佐々木朗に自分のペースで投げさせないことしか手はない。
佐々木朗のストライク率(72.7%)と空振り率(24.7%)はいずれも両リーグトップ。完全試合を達成した前回は78.1%で、この日は102球中72球がストライクで70.6%だった。空振り率は唯一20%を超え、球種別でもフォークは断トツの44.3%を記録している。ちなみにメジャーのトップはストライク率がヒル(レッドソックス)の77.1%、空振り率がウォーカー(メッツ)の30.0%。大谷(エンゼルス)はそれぞれ62.0%と15.3%だ。
歓声の質が違っていた。マウンドのロッテ・佐々木朗を狙い続けるレンズ。周囲で何が起こっているかを判断するのはファン達の歓声だ。
一塁側スタンドから聞こえるタメ息。通常は安打を許した場合に起こる。だがこの日は違った。日本ハム打線がバットに当てただけでタメ息が漏れた。ヒットコースに飛んだのかと思いヒヤリとすることも度々だった。
そう、ファンが待っていたのは三振。2ストライクからのファウルがスタンドに入ると拍手さえ起こった。そして佐々木朗の高く振り上げたグラブが円を描くように動き、次の瞬間にスタンドからドーンと歓声がやってくる。
試合序盤は前回より躍動感がないな、と感じていた。セーブしていたのか、慎重になっていたのか。だが中盤以降はいつものはじけるような佐々木朗だった。6回2死、浅間に対してフルカウントから三振を奪った際には苦笑いも浮かべた。
ルーキーイヤーの石垣島キャンプから彼を見ているが、今季は本当にいい表情を浮かべるようになった。絵になる男になった。しばらくレンズは彼を追い続けることになりそうだ。
中日が日本ハムと対戦した07年日本シリーズ。3勝1敗の第5戦は1−0で9回を迎え、落合監督は右手中指のマメから出血しながら8回まで完全投球していた山井ではなく、最善策として守護神・岩瀬への継投を選択。継投による完全試合を達成した。
大リーグで完全投球を続けながら7回以降に降板した投手は2人しかいない。直近は13日のドジャース・カーショー。ツインズ戦で7回パーフェクト、80球で降板した。「正しい決定だ。続投によるケガのリスクは知る由もないが、全ては10月の野球のため」と長いシーズンを見据えた決断を支持した。もう1人は16年9月10日、ドジャースの左腕ヒルで、マーリンズ戦で7回パーフェクト、89球で降板。指のマメが原因となり、ヒルはまだ投げられると感じていたが「チームが何をすべきか分かっているし、監督も難しい決断だったと思う」と話した。いずれも指揮官はデーブ・ロバーツ監督だった。
ロッテの佐々木朗が「2試合連続完全試合」の偉業を目前にした8回で降板。この井口監督の決断について、スポニチのツイッター「スポニチ野球記者」では緊急アンケートを実施。75.5%と圧倒的多数のファンが賛成で、「先の方が大事!」「0−0だったし英断と思います」などの声が多数寄せられた。「球数も前回よりも多く、今年1年、ケガなくローテを守るためにもこの決断は井口監督の英断だと信じています」「選手を守るのが監督の仕事」などの意見が大多数を占めた。
反対意見はほとんどなし。「日本シリーズの山井投手を交代させた落合監督を思い出しました」「佐々木朗希投手の完全試合を阻止できるのは、もう井口資仁監督だけだな」などの声もあった。
ロッテのドラフト1位・松川が、再び佐々木朗を好リードで支えた。
10日の完全試合に続き、2人合わせて38歳の若いバッテリーで2度目の偉業目前までいき「完全試合の次の試合で大事だったが、いい入りができた。凄く良かった」と胸を張った。
速球がシュート気味だったことや、フォークを見逃される傾向があったことも踏まえて配球を組み立て。「テンポ良くしていけば打者は考える時間がない。シンプルに考えることが凄く大事だと思った」と話した。
元阪神投手で野球解説者の藤川球児氏(41)が17日、NHK「サンデースポーツ」(後9・50)に出演。この日、日本ハム戦で先発登板し、8回まで1人の走者も出さない完全投球を続けていたロッテ・佐々木朗希投手(20)についてこの日の投球などに見解を述べた。
同番組にコメンテーター初登場となった藤川氏は早速、佐々木朗の投球を「素晴らしかった。ファンの方々期待通り。なかなか(打てないというレベル)ではないですね。(直球、フォーク)どっち絞ってもどっちもダメというところなんですよね」と感想を語った。
この後自身の目線で語る新コーナー「球自論」でさらに詳しく佐々木朗の投球を解説。「皆さんが考えている通り普通の状況ではないですね。ボールが前に飛ぶだけでどよめきましたから。何が勝負のポイントになるかそういう状況すらなかった。これでもまだ成長過程なんで、大谷選手もそうだったんですけど、どこまで行くか想像できないので、今の時点で何かを語るのすらできない存在。まだステップの段階」と、投球ぶりとポテンシャルを絶賛した。
さらに8回まででの交代について「僕がもしベンチサイドにいても交代かなと。映像見て思ったんですけど、ベンチから空気感が分かるというのはさすがの信頼関係。6回にもうツーアウトから粘って三振取って、エンジンを上げているんです。そこで少し疲労が見えてきて、(8回の)野村選手の右に(際どいファウル)打たれたりしたのでそこですよね。肩で息しているのをみて少しでもリズムが変われば、次回登板以降にフォームが少しでも崩れた状態になってしまう可能性を秘めているんですよ」と懸念を示した。
そして佐々木朗の今後については「ロッテが支えているこの姿を見れば、球団にお任せしていれば日本のプロ野球ファンに、世界中の野球ファンに素晴らしいピッチングを見てもらえると確信します」と球団の姿勢についても評価していた。
佐々木朗は10日、オリックス戦での前回登板での28年ぶり史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。この日も8回まで14三振を奪い、1人の走者も許さない完璧な投球だったが、9回に益田にマウンドを託した。試合は延長10回に日本ハム・万波が決勝ソロ本塁打を放ち1−0で勝った。
元巨人エースで、メジャーリーグでも活躍した上原浩治さん(47)が17日、自身のツイッターを更新。「セ・リーグTV」の開設と、上沢直之投手(28)ら日本ハム投手陣への“特別査定”をダブルでリクエストした。
この日は、10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で史上最年少完全試合、13者連続奪三振、1試合19奪三振の記録を達成した“令和の怪物”ことロッテ・佐々木朗希投手(20)が先発登板。14三振を奪い、無安打投球のまま8回で降板するという離れ業をやってのけた。
それを受け、現在、自宅のある米国滞在中の上原さんはまず「皆さん、おはようございます。野球…ロッテ…佐々木選手。やばいね!!映像チェックしないと…パリーグTVがあるからね。セリーグTVも作ってください〜」とまずは胸を躍らせた。
そして、さらなる新規投稿で「相手ピッチャーが凄いピッチングをしてても、自分のリズムを崩すことなく、試合を作った日本ハムの上沢選手にも拍手でしょ」と7回4安打無失点と好投した日本ハムの先発右腕・上沢に言及。「それがチームの勝ちに結びついた訳だし…(自身の勝ちは付いてないけど、査定には付けてあげて欲しいなぁ)それ以降に投げた3人のピッチャーも…」と上沢、堀瑞輝(23)、北山亘基(23)、宮西尚生(36)の4投手への“特別査定”をお願いした。
佐々木朗の完全試合達成時には「皆さん、おはようございます。日本の野球情報をチェック…わぉ〜ロッテの佐々木投手が完全試合」と拍手している絵文字付きでしみじみ。「あとで、映像を見ようっと」とした上で「凄いなぁ、まだ20歳…前にも言ったでしょ、伸びしろしかないって」と心底嬉しそうで「おめでとう」と祝福のメッセージを送っていた。
東京都内の自宅でテレビ観戦した元中日監督の落合博満氏は、8回まで完全投球したロッテ・佐々木朗希投手の降板に「球数じゃないのかな。本人が降りると言ったのか、ベンチがそう選択したのか分からないけどね。いいボールを投げていたし、荒れた感じもなかった。(ロッテが)点を取ってたら、違ったんだろうと思う」と見解を示した。
中日監督時代に日本ハムと対戦した07年日本シリーズ。3勝1敗の第5戦は1−0で9回を迎え、落合監督は右手中指のマメから出血しながら8回まで完全投球していた山井ではなく、最善策として守護神・岩瀬への継投を選択した。継投による完全試合達成。同じ8回完全での交代でも、07年は日本一が懸かった試合で勝負に徹した采配だっただけに、今回とは状況が異なる。
落合氏は、プロ3年目を迎えた佐々木朗の飛躍を開幕前から期待していた。通算17イニングとなった完全投球に「2試合続けてだから大したもんだよ。勝ち負けをつけてやりたかったけどね」と話した。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板し、8回完全無四球14奪三振の力投を見せ、降板した。史上初となる2試合連続の完全試合達成はならず、チームは0−1で敗れ、3連敗を喫した。
初回には163キロをマーク。2回までに4者連続三振を奪うなど好調で、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録した。7回1死からは代打・万波から空振り三振を奪い、10奪三振に到達。昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続の2桁奪三振となった。8回まで14奪三振の力投を見せたが、日本ハムの先発・上沢−堀との緊迫の投手戦で0−0のまま9回に突入。井口監督が交代を決断し、2番手・益田へスイッチした。
偉業達成とはならなかったが、緊急生中継したテレビ東京では「朗希カメラ」が設置され、降板後の様子が多く映った。
打線を懸命に応援しながら、スタンドから響く太鼓に合わせて手を叩いている姿に「応援に合わせて手を叩いていてかわよい」「リズムに合わせて手叩いてるの可愛すぎだろ」とほっこりしたファンが続出したほか、9回、一打サヨナラの場面では、殊勲打の打者にかける水を慌てて取りに行く様子も映され「おちゃめ」「水の用意してる」「水かけにいく準備してるw」「水準備してて草」などと堪能した人が多かったようだ。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板し、8回完全無四球14奪三振の力投を見せ、降板した。チームは0−1で敗れ、3連敗を喫した。
初回には163キロをマーク。2回までに4者連続三振を奪うなど好調で、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録した。7回1死からは代打・万波から空振り三振を奪い、10奪三振に到達。昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続の2桁奪三振となった。8回まで14奪三振の力投を見せたが、日本ハムの先発・上沢−堀との緊迫の投手戦で試合は0−0のまま9回に突入。井口監督が交代を決断し、2番手・益田へスイッチした。井口監督は、球数に加え「7回にちょっとへばりつつあった」ことや「先々を考えて」と将来を踏まえて降板させたことを明かし、体調を踏まえた上で中6日となる24日のオリックス戦(京セラD)での先発予定を明言した。
前回登板では史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。この日は2試合連続の完全試合達成はならなかったが、記録ラッシュで、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振に4戦連続2桁奪三振をマーク。さらに、52打者連続アウトは、14年ユスメリオ・ペティット(ジャイアンツ)が持つメジャー最長記録「47」を超えている。次戦以降どこまで伸ばせるかに注目が集まる。
日本ハム・新庄剛志監督(50)が17日、自身のインスタグラムを更新し、8回までパーフェクト投球を許したロッテの佐々木朗希投手(20)に対し「佐々木投手 素晴らしいものを観させてもらいました 有難う」との言葉を送った。
佐々木朗は10日のオリックス戦での完全試合達成後、初登板。新庄監督は16日には「仕掛けますよ」と語っていたが、8回まで1人の走者も出せず。だが、佐々木朗降板後の延長10回に万波中正外野手(22)が決勝弾を放ち、1−0で勝って初のカード勝ち越しを果たした。
ベンチ前に飛び出し、バンザイして跳びはねて大喜びする新庄監督と、袖を引っ張る山田勝彦バッテリーコーチ(52)の様子を投稿。「今日は山田バッテリーコーチに引っ張られた説 ちなみに山田さんは年上です 上沢君 NICEピッチング 万波君 NICEホームラン ベンチ入りの選手全員の勝利」と喜んだ。
今月12日の西武戦(ベルーナD)。2−0の7回にリクエストによって判定が覆ったシーン。大喜びのビッグボスとは対照的に、冷静な表情で監督のウェアの裾をつかんで制止する林孝哉ヘッドコーチ(48)の姿が話題になった。だが、前日16日には「今日は引っ張られる前にその場でジッと我慢しました」と絵文字付きで記していたが、この日は我慢ができなかったようだ。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板し、8回完全無四球14奪三振の力投を見せ、降板した。チームは0−1で敗れ、3連敗を喫した。
初回には163キロをマーク。2回までに4者連続三振を奪うなど好調で、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録した。7回1死からは代打・万波から空振り三振を奪い、10奪三振に到達。昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続の2桁奪三振となった。8回まで14奪三振の力投を見せたが、日本ハムの先発・上沢−堀との緊迫の投手戦で試合は0−0のまま9回に突入。井口監督が交代を決断し、2番手・益田へスイッチした。
試合後の一問一答は下記の通り。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板し、8回完全無四球14奪三振の力投を見せ、降板した。チームは0−1で敗れ、3連敗を喫した。
初回には163キロをマーク。2回までに4者連続三振を奪うなど好調で、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録した。7回1死からは代打・万波から空振り三振を奪い、10奪三振に到達。昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続の2桁奪三振となった。8回まで14奪三振の力投を見せたが、日本ハムの先発・上沢−堀との緊迫の投手戦で試合は0−0のまま9回に突入。井口監督が交代を決断し、2番手・益田へスイッチした。
この日は前回完全試合をアシストした高卒ルーキーの捕手・松川が引き続き先発マスクをかぶった。松川は「完全試合の次が大事な中で、良い入りできた。すごく良かったんじゃないかと思います」と振り返った。
一方で、前回の登板と比べると「真っ直ぐがシュートして内に入ってくるのがちょっと気持ち悪かったし、2まわり目くらいからハム打線がフォークを手を出さずに普通に見逃してきたので気持ち悪かった。その中で何とか配球しようと思ってやっていた」と試行錯誤していたことを明かした。
「ボール先行もあったし、そういう中でなんとか粘れたところがよかったんじゃないかと思う。投げミスもちょっとあったと思うんで、そこで次の修正とかができたんじゃないかと思います」。時折、松川のサインに佐々木朗が口パクで何か言っているシーンが見られ「僕もあれは(何を言ってるのか)聞きたいですね。今までなかったんじゃないかと思います」と不思議がって笑いを誘った。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板で、8回まで走者を許さず完全投球を続けたが、9回に2番手・益田と交代してマウンドを下りた。
2試合連続で完全試合や無安打無得点試合を達成すればプロ野球史上初の快挙だったが、8回102球で降板。SNSでは井口監督の決断を称賛する声が多く、「日本の宝を壊さないため井口監督の英断。感謝です」「佐々木投手の将来を考えたら良い判断だと思う」などなど好意的な投稿が多かったが、一方でSNS上では別の話題でも盛り上がった。それが「山井大介」と「西口文也」だった。
中日の「山井大介」とは、2007年の日本シリーズ第5戦で、当時中日監督だった落合博満氏が8回まで1人の走者も許さない快投を続けていた先発・山井を岩瀬にスイッチ。継投による完全試合達成という話題性のある快投で日本一に輝いた。
また西武の「西口文也」とは、2005年の8月27日のことだ。西口はそれまでに、9回2死まで無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を継続していたが、2度とも失敗(どちらも勝利投手)。そして迎えたのが、8月27日の楽天戦だった。西口は9回まで1人の走者も許さない完全試合ペースで進めたが、味方打線が得点を奪えず、0−0のまま延長戦に突入。10回に沖原に安打を打たれて、快挙達成とはならなかった。結局、西武がサヨナラ勝ちを収めたことで西口は完封勝利。延長戦での完全試合ならば史上初の達成となるところだったが、惜しくも達成とはならず、この試合は完全試合の参考記録扱いとなっている。
SNS上では、この2人の名前を出す野球ファンが続々。8回で降板したことで、「西口と思いきや山井大介だった」「佐々木朗希が西口文也ルートに行くかと思ったら山井大介ルートへ」「令和の西口文也事件」などなど、野球史に残る試合を懐古した。また、数々の記録を塗り替える佐々木朗に対して、「西口文也のみが持ってる記録までも取らないでくれー」という声もあった。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板し、8回完全無四球14奪三振の力投を見せ、降板した。チームは力投を生かせず0−1で競り負け、3連敗を喫した。
井口資仁監督は試合後「素晴らしかった。球数?まあ、そうですね。色んなことを加味しながら、今日は100球弱と思ってたんですけどね。素晴らしい投球で、できれば我々も最後まで見たかったし、ファンの方も見たかったと思いますけど、先々考えるとちょっとあそこで限界だったと思います。(もし8回に打線の援護があったら続投させていた?)それはないです。点取っても8回で代わってました。球数少なければ(9回まで)いった可能性もあったでしょうけど、今日の試合の中では、ということですね」と予定していた交代だったと述べた。
継投のタイミングとしては「7回終わった時点で朗希がちょっとへばりつつあったので、何とか8回までと思っていた。8回までパーフェクトで来てくれたので素晴らしい投球をしてくれたし、何とか打線がカバーできたらよかったけど、できなかった」とした。
2試合連続の完全試合達成がかかっていたが「記録は記録であるけれどね、チームが勝つこと、1年間朗希がローテーションしっかりまわることとかを加味して」とし、次戦は24日のオリックス戦(京セラD)に「いきます」と明言。「明日以降の体の状態を見ながら。これは朗希に限らないですが」とした。
佐々木は初回には163キロをマーク。2回までに4者連続三振を奪うなど好調で、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録した。さらに3回まで完全投球。完全試合を達成した投手が翌試合の3回まで完全投球するのは初。過去達成した15人はいずれも3回までに走者を許していた。4回、5回も快投を続け、5回7奪三振無四球とパーフェクトに抑えた。
6回は2死から9番・浅間にフルカウントまでいったが最後は空振り三振。2三振を奪った。7回1死から代打・万波から空振り三振を奪い、10奪三振に到達。昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続の2桁奪三振となった。8回まで14奪三振の力投を見せたが、日本ハムの先発・上沢−堀との緊迫の投手戦で試合は0−0のまま9回に突入。井口監督が交代を決断し、2番手・益田へスイッチした。
前回登板での史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。完全試合後初登板とあって、チケットは午前10時までに完売。ZOZOマリンで入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日の西武戦以来。今回の登板を急遽テレビ東京が地上波中継するなど大きな注目を集めた。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板し、8回完全無四球14奪三振の力投を見せ、降板した。チームは0−1で敗れ、3連敗を喫した。
初回には163キロをマーク。2回までに4者連続三振を奪うなど好調で、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録した。さらに3回まで完全投球。完全試合を達成した投手が翌試合の3回まで完全投球するのは初。過去達成した15人はいずれも3回までに走者を許していた。4回、5回も快投を続け、5回7奪三振無四球とパーフェクトに抑えた。
6回は2死から9番・浅間にフルカウントまでいったが最後は空振り三振。2三振を奪った。7回1死から代打・万波から空振り三振を奪い、10奪三振に到達。昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続の2桁奪三振となった。8回まで14奪三振の力投を見せたが、日本ハムの先発・上沢−堀との緊迫の投手戦で試合は0−0のまま9回に突入。井口監督が交代を決断し、2番手・益田へスイッチした。しかし10回に3番手・西野が被弾。打線も9回に満塁のチャンスを作りながら無得点に終わるなど援護しきれず、競り負けた。
前回登板での史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。完全試合後初登板とあって、チケットは午前10時までに完売。ZOZOマリンで入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日の西武戦以来。今回の登板を急遽テレビ東京が地上波中継するなど大きな注目を集めた。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板で8回完全14奪三振と力投し、降板した。
緊迫の投手戦が展開され、打線の援護がなかったとはいえ、史上初の2試合連続完全試合達成まであと3人と迫った中での降板。佐々木朗は「無失点で試合を進めることができて良かったんですが、ちょっと球数が多くなってしまったのと、フォークの精度がいまいちだったのでそういったところをもっと良くなるようにしていきたい」とコメントした。
初回には163キロをマーク。2回までに4者連続三振を奪うなど好調で、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録した。さらに3回まで完全投球。完全試合を達成した投手が翌試合の3回まで完全投球するのは初。過去達成した15人はいずれも3回までに走者を許していた。4回、5回も快投を続け、5回7奪三振無四球とパーフェクトに抑えた。
6回は2死から9番・浅間にフルカウントまでいったが最後は空振り三振。2三振を奪った。7回1死から代打・万波から空振り三振を奪い、10奪三振に到達。昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続の2桁奪三振となった。8回まで14奪三振の力投を見せたが、日本ハムの先発・上沢−堀との緊迫の投手戦で試合は0−0のまま9回に突入。井口監督は交代を決断し、2番手・益田へスイッチした。
前回登板での史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。完全試合後初登板とあって、チケットは午前10時までに完売。ZOZOマリンで入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日の西武戦以来。今回の登板を急遽テレビ東京が地上波中継するなど大きな注目を集めた。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板で、8回まで走者を許さず完全投球を続けたが、9回に2番手・益田と交代してマウンドを下りた。
佐々木朗は初回には163キロをマーク。2回までに4者連続三振を奪うなど好調で、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録した。7回1死、代打・万波から空振り三振を奪い、10奪三振に到達。昨年10月23日の日本ハム戦から4試合連続の2桁奪三振となった。8回まで14奪三振の力投を見せたが、日本ハムの先発・上沢との投手戦で試合は0−0のまま9回に突入。井口監督が交代を決断し、益田へスイッチした。
2試合連続で完全試合や無安打無得点試合を達成すればプロ野球史上初の快挙だったが、8回102球で降板。SNSでは井口監督の決断を称賛する声が多く、「日本の宝を壊さないため井口監督の英断。感謝です」「佐々木投手の将来を考えたら良い判断だと思う」「苦渋の決断だっただろうな」「大事に育ててくれている井口監督に感謝」「交代をよく決断できたな。それがすごい」「カーショーのことも影響したかな?」などのコメントがあった。
また、2007年の日本シリーズ第5戦で、当時中日監督だった落合博満氏が8回まで1人の走者も許さない快投を続けていた先発・山井を交代させたことを思い出すファンも。「井口監督が名将落合に肩を並べた歴史的瞬間」「落合の影響受けてるな」「井口監督は落合監督の時の山井の様に変えたな 批判覚悟で」「井口監督の英断に拍手!日本シリーズの落合監督以来の衝撃」などの声もあった。
千葉県の熊谷俊人知事が17日、自身のツイッターを更新し、2試合連続完全試合目前で降板したロッテ・佐々木朗希投手(20)について言及した。
10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目の完全試合を達成した佐々木朗は17日、千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦に先発し、1人の走者も出さない好投を続けたまま8回102球でマウンドを降りた。
熊谷知事は「佐々木朗希投手は8回を無安打・無四球で降板。記録的には残念ですが、ペナントレースは長いので、球数的にもやむを得ないですね。マリーンズの勝利を願っています」とツイート。熊谷氏は、10日の完全試合を“ツイート中継”していた。
10日のオリックス戦で史上16人の完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手が、2試合連続完全試合という史上初の快挙を目前にして降板した。
この日の日本ハム戦も初回からエンジン全開。8回まで14奪三振、打者24人を全て抑えるパーフェクト投球を披露した。
しかしスコアは0−0。ロッテ・井口監督は8回で102球を投げていた佐々木朗の降板を決断。9回は守護神・益田がマウンドに上がった。
この采配に阪神OBの藤川球児氏は自身のツイッターで「佐々木投手の交代に一安心」とツイート。元日本ハムの建山義紀氏も「素晴らしい英断」とつぶやいた。
佐々木朗は入団3年目で、体の成長を待って大切に育成されてきた。ネット上でも「ロッテの佐々木朗希に対する扱いは徹底してるな。なかなかできることではない。正直尊敬する」「井口監督&ロッテが大事に育てようとしてるしブレ無いのはすごいと思う!日本の大事な投手!」などの声が多数を占めた。
日本ハム新庄剛志監督(50)が、17日のロッテ戦(ZOZOマリン)で、完全投球を続けていたロッテ先発・佐々木朗希投手(20)の交代に頭を抱える場面があった。
この日は10日のオリックス戦で完全試合を達成した佐々木朗との対戦。新庄監督は佐々木朗対策として「全員にセーフティー(バント)をさせます」と奇襲を予告していたが“正攻法”で立ち向かった。
しかし8回を終わって無安打14三振と1人の走者も出せない。8回2死から、野村が見逃し三振に倒れた際には拍手する場面も。9回表の攻撃の前に佐々木朗の交代がアナウンスされると、新庄監督は、頭を抱えた。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後、初登板した。
初回には163キロをマーク。2回までに4者連続三振を奪うなど好調で、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録した。さらに3回まで完全投球。完全試合を達成した投手が翌試合の3回まで完全投球するのは初。過去達成した15人はいずれも3回までに走者を許していた。4回、5回も快投を続け、5回7奪三振無四球とパーフェクトに抑えた。
6回は2死から9番・浅間にフルカウントまでいったが最後は空振り三振。2三振を奪った。7回1死から代打・万波から空振り三振を奪い、10奪三振に到達。昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続の2桁奪三振となった。8回まで14奪三振の力投を見せたが、日本ハムの先発・上沢−堀との緊迫の投手戦で試合は0−0のまま9回に突入。井口監督が交代を決断し、2番手・益田へスイッチした。
前回登板での史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。完全試合後初登板とあって、チケットは午前10時までに完売。ZOZOマリンで入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日の西武戦以来。今回の登板を急遽テレビ東京が地上波中継するなど大きな注目を集めた。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後、初登板した。
初回には163キロをマーク。2回までに4者連続三振を奪うなど好調で、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録した。さらに3回まで完全投球。完全試合を達成した投手が翌試合の3回まで完全投球するのは初。過去達成した15人はいずれも3回までに走者を許していた。4回、5回も快投を続け、5回7奪三振無四球とパーフェクトに抑えた。
6回は2死から9番・浅間にフルカウントまでいったが最後は空振り三振。2三振を奪った。7回1死から代打・万波から空振り三振を奪い、10奪三振に到達。昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続の2桁奪三振となった。8回まで14奪三振の力投を見せ、打線の援護を待った。
前回登板での史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。完全試合後初登板とあって、チケットは午前10時までに完売。ZOZOマリンで入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日の西武戦以来。今回の登板を急遽テレビ東京が地上波中継するなど大きな注目を集めた。
完全試合投手が次戦登板で先発勝利となると78年今井雄太郎(阪急)以来44年ぶり5人目。ただし、過去の4人のうち完投勝利は前記今井を含め3人いるが、完封勝利はいない。ノーヒットノーラン達成者でも次戦完封勝利は1リーグ時代の48年真田重蔵(大陽)だけ。佐々木朗が完封すれば74年ぶり2人目。完全試合投手では初の快挙になる。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後、初登板した。
初回には163キロをマーク。2回までに4者連続三振を奪うなど好調で、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録した。さらに3回まで完全投球。完全試合を達成した投手が翌試合の3回まで完全投球するのは初。過去達成した15人はいずれも3回までに走者を許していた。4回、5回も快投を続け、5回7奪三振無四球とパーフェクトに抑えた。
6回は2死から9番・浅間にフルカウントまでいったが最後は空振り三振。2三振を奪った。7回1死から代打・万波から空振り三振を奪い、10奪三振に到達。昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続の2桁奪三振となった。
前回登板での史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。完全試合後初登板とあって、チケットは午前10時までに完売。ZOZOマリンで入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日の西武戦以来。今回の登板を急遽テレビ東京が地上波中継するなど大きな注目を集めた。
完全試合投手が次戦登板で先発勝利となると78年今井雄太郎(阪急)以来44年ぶり5人目。ただし、過去の4人のうち完投勝利は前記今井を含め3人いるが、完封勝利はいない。ノーヒットノーラン達成者でも次戦完封勝利は1リーグ時代の48年真田重蔵(大陽)だけ。佐々木朗が完封すれば74年ぶり2人目。完全試合投手では初の快挙になる。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板となった注目の一戦は、テレビ東京とBSテレ東で緊急生中継された。
10日は地上波の放送がなく、偉業の「視聴難民」が続出。テレビ東京は10日の快挙達成を受けて球団側と交渉し、地上波とBSで放送権を獲得した。地上波は午後4時まで生中継。BSテレ東ではサブチャンネルで午後2時から放送を開始し、最大で同6時55分まで延長中継する。
「今日の佐々木朗希テレ東で地上波中継あるのアツい」「テレ東ありがとう」「テレ東さんに感謝」と試合前から注目が集まった一戦。史上初となる2試合連続完全試合の期待も懸かるとあって、同局のツイッターアカウント「テレビ東京野球情報」では竹崎由佳アナウンサー(29)が登場する動画で告知するなど積極的に盛り上げた。
午後2時にスタートした中継では解説を元ヤクルトの五十嵐亮太氏(42)と元ロッテの里崎智也氏(45)が務め、実況は同局スポーツ中継のエース、植草朋樹アナウンサー(56)が担当。画面では詳細なデータに加えて「背番17は170キロの夢から」(佐々木朗)「実家は船上のコンビニ」(日本ハム・細川)「ももクロファンの打てる捕手」(日本ハム・宇佐見)など選手のユニークな「1行プロフィル」も表示し、“テレ東らしさ”を発揮した。
ネットが一斉に突っ込みを入れたのは1回裏のロッテの攻撃。佐々木朗が初回を三者凡退に抑えると試合中継からCMに切り替わり、CM明けに画面に映し出されたのはロッテ3番の中村奨吾。1番高部、2番藤原の打席はCM中に終わってしまっていたのだった。2回裏もCMが明けると既に2アウトで、打席にはエチェバリア。これにはネット上でも「佐々木朗希の登板中継してくれたのはいいけど、CM多すぎ」「途中のCMがすごい多いな。イニング終わりそうな長さ」「テレ東の野球中継、佐々木朗希がメインか?」「イニング間のCM多すぎ すでに高部と藤原アウトだし」「テレ東で観てるけどCM空けたら高部と藤原の打席終わってたwww」「これはもう、朗希中継だな」と突っ込む声が続出。YAHOO!リアルタイム検索でも「ロッテの攻撃」がトレンド入りしたほか、「ロッテの攻撃を映す気無いな。さすがテレ東。恐るべし」「テレ東らしいなwww」という反応もあった。
それでも試合中盤からはロッテの攻撃も先頭打者から放送されるようになり、「急にCM行かなくなった」「前半が嘘みたいに後半CMがない」「CM流さない神放送に」「早めにCM消化しといたテレ東有能」「CM祭りは終盤にCM入れないためだったのかな」と一転評価する声も出ていた。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後、初登板した。
初回には163キロをマーク。2回までに4者連続三振を奪うなど好調で、日本人最長タイとなる25イニング連続奪三振を記録した。さらに3回まで完全投球。完全試合を達成した投手が翌試合の3回まで完全投球するのは初。過去達成した15人はいずれも3回までに走者を許していた。4回、5回も快投を続け、5回7奪三振無四球とパーフェクトに抑えた。
前回登板での史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。完全試合後初登板とあって、チケットは午前10時までに完売。ZOZOマリンで入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日の西武戦以来。今回の登板を急遽テレビ東京が地上波中継するなど大きな注目を集めた。
2桁奪三振となれば昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続。また、完全試合投手が次戦登板で先発勝利となると78年今井雄太郎(阪急)以来44年ぶり5人目。ただし、過去の4人のうち完投勝利は前記今井を含め3人いるが、完封勝利はいない。ノーヒットノーラン達成者でも次戦完封勝利は1リーグ時代の48年真田重蔵(大陽)だけ。佐々木朗が完封すれば74年ぶり2人目。完全試合投手では初の快挙になる。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後、初登板した。
初回には163キロをマークし、4者連続三振を奪うなど好調で、3回まで完全投球。完全試合を達成した投手が翌試合の3回まで完全投球するのは初。過去達成した15人はいずれも3回までに走者を許していた。
前回登板での史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。完全試合後初登板とあって、チケットは午前10時までに完売。ZOZOマリンで入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日の西武戦以来。今回の登板を急遽テレビ東京が地上波中継するなど大きな注目を集めた。
2桁奪三振となれば昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続。また、完全試合投手が次戦登板で先発勝利となると78年今井雄太郎(阪急)以来44年ぶり5人目。ただし、過去の4人のうち完投勝利は前記今井を含め3人いるが、完封勝利はいない。ノーヒットノーラン達成者でも次戦完封勝利は1リーグ時代の48年真田重蔵(大陽)だけ。佐々木朗が完封すれば74年ぶり2人目。完全試合投手では初の快挙になる。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後、初登板した。
初回に細川から見逃し三振、石井から空振り三振。さらに2回も清宮、近藤から連続三振を奪い、シーズン初登板となった楽天戦の初回からのイニング連続奪三振を25に伸ばした。3回は左飛、捕邪飛、左飛で奪三振はなく、イニング連続奪三振は25で止まった。それでも3回まで完全投球と抜群の立ち上がりを見せた。
連続イニング奪三振のプロ野球記録は15年サファテ(ソフトバンク)の43イニング。日本人選手では20年山本(オリックス)が25イニングをマークしており、佐々木はこれに並んだ。シーズン初登板からでは21年に伊藤(日本ハム)が最長23イニングを記録しており、これを塗り替えた。
前回登板での史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。完全試合後初登板とあって、チケットは午前10時までに完売。ZOZOマリンで入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日の西武戦以来。今回の登板を急遽テレビ東京が地上波中継するなど大きな注目を集めた。
2桁奪三振となれば昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続。また、完全試合投手が次戦登板で先発勝利となると78年今井雄太郎(阪急)以来44年ぶり5人目。ただし、過去の4人のうち完投勝利は前記今井を含め3人いるが、完封勝利はいない。ノーヒットノーラン達成者でも次戦完封勝利は1リーグ時代の48年真田重蔵(大陽)だけ。佐々木朗が完封すれば74年ぶり2人目。完全試合投手では初の快挙になる。
元ロッテで野球評論家の里崎智也氏(45)が17日、TBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7:00)に出演。ロッテ・佐々木朗希投手(20)の完全試合達成に言及した。
10日のオリックス戦で、佐々木投手はプロ野球史上16人目の完全試合を最年少で達成。日本新記録となる13者連続三振に、プロ野球タイ記録の1試合19奪三振と記録づくめだった。
捕手目線で見ると「キャッチャーに酷。地獄の完全試合でした」。「19奪三振ですから、19個キャッチャーだけが処理しなければいけない。振り逃げも許されない。19個処理は、かなりきついと思う。打ってくれたら処理しなくていいんで」と守備面での負担を考えれば「キャッチャーにとっては地獄の完全試合だったと思います」と話した。
「エチェバリアと藤岡のゴロの処理はひどかったですね。ここ最近の彼らの守備を見る中で1番ひどかった。ファーストの取り方もひどかった」と内野陣の守備をイジって笑わせつつ「彼らは8回しか守備機会なかったんで。いきなり飛んできたから、怖かったと思いますよ」とフォロー。佐々木投手をリードした松川捕手は「素晴らしいと思います」と評し「守ってる野手の成果でもあるから、野手ももっと褒めてあげて欲しい。頑張って守っている彼らの心境を考えると」と語った。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後、初登板した。
初回に細川から見逃し三振、石井から空振り三振。さらに2回も清宮、近藤から連続三振を奪い、シーズン初登板となった楽天戦の初回からのイニング連続奪三振を25に伸ばした。
連続イニング奪三振のプロ野球記録は15年サファテ(ソフトバンク)の43イニング。日本人選手では20年山本(オリックス)が25イニングをマークしており、佐々木はこれに並んだ。シーズン初登板からでは21年に伊藤(日本ハム)が最長23イニングを記録しており、これを塗り替えた。
前回登板での史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。完全試合後初登板とあって、チケットは午前10時までに完売。ZOZOマリンで入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日の西武戦以来。今回の登板を急遽テレビ東京が地上波中継するなど大きな注目を集めた。
2桁奪三振となれば昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続。また、完全試合投手が次戦登板で先発勝利となると78年今井雄太郎(阪急)以来44年ぶり5人目。ただし、過去の4人のうち完投勝利は前記今井を含め3人いるが、完封勝利はいない。ノーヒットノーラン達成者でも次戦完封勝利は1リーグ時代の48年真田重蔵(大陽)だけ。佐々木朗が完封すれば74年ぶり2人目。完全試合投手では初の快挙になる。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後、初登板した。
初回に細川から見逃し三振、石井から空振り三振を奪い、昨年10月14日のオリックス戦から続くイニング連続奪三振を「35」に伸ばした。
前回登板での史上16人目の完全試合、プロ野球新記録となる13者連続三振、タイ記録の19奪三振をマーク。完全試合後初登板とあって、チケットは午前10時までに完売。ZOZOマリンで入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日の西武戦以来。今回の登板を急遽テレビ東京が地上波中継するなど大きな注目を集めた。
2桁奪三振となれば昨年同10月23日の日本ハム戦から4試合連続。また、完全試合投手が次戦登板で先発勝利となると78年今井雄太郎(阪急)以来44年ぶり5人目。ただし、過去の4人のうち完投勝利は前記今井を含め3人いるが、完封勝利はいない。ノーヒットノーラン達成者でも次戦完封勝利は1リーグ時代の48年真田重蔵(大陽)だけ。佐々木朗が完封すれば74年ぶり2人目。完全試合投手では初の快挙になる。
ロッテ・佐々木朗希投手が10日のオリックス戦で13者連続奪三振のプロ野球新記録、1試合19奪三振のプロ野球タイ記録、さらに史上16人目の完全試合を達成したことを記念し、ZOZOマリンの外周に巨大パネルが設置された。
また、マリーンズオリジナルタブロイド紙も来場者に無料配布。佐々木朗の特集ページが掲載されている。
ロッテは4月17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)のチケットが午前10時までに完売となったことを発表した。
10日のオリックス戦で完全試合を達成した佐々木朗希投手が先発することから、大きな注目を集めていた。当日券を含め今後のチケット販売は行わない。
なお、ZOZOマリンスタジアムにおいて、入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日の西武戦以来となる。
10日のオリックス戦で完全試合を達成したロッテの佐々木朗が日本ハム戦に先発予定。完全試合投手が次戦登板で先発勝利なら78年今井雄太郎(阪急)以来44年ぶり5人目になる。ただし、過去の4人のうち完投勝利は前記今井を含め3人いるが、完封勝利はいない。ノーヒットノーラン達成者でも次戦完封勝利は1リーグ時代の48年真田重蔵(大陽)だけ。佐々木朗が完封すれば74年ぶり2人目。完全試合投手では初の快挙になる。
巨人の吉川は3月31日ヤクルト戦から13試合連続安打を継続中。14試合以上に伸ばせば18年7〜8月に18試合連続安打をして以来4年ぶりだ。連続安打期間中の吉川は1打席目に12打数7安打(打率.583)の猛打。特に9日ヤクルト戦からは中安、死球、右安、遊安、中安、右安と6試合連続出塁中だが今日はどうか。
ロッテ・佐々木朗希が日本ハム戦に先発し、8回まで14奪三振のパーフェクト投球を披露したが、疲労が見られたため、この回で降板した。史上初となる2試合連続完全試合は達成できなかったが、3日の西武戦から“世界新”となる打者52人斬りを継続中。「令和の怪物」の伝説は終わらない。
歴史的快投が続くロッテ・佐々木朗希。スポーツ報知評論家の藤川球児氏が投手の目線で日本ハム戦を分析した。
ロッテの佐々木朗は2戦連続の完全試合の可能性がある中、8回で降板した。この現場の判断にうなずいた。独特の緊張感に包まれたマウンドに立ち、満員の観衆の視線を一身に集め、その上でプロとしてのあるべき姿を披露していた。それだけに、102球という球数以上の疲労感が見て取れた。終盤に入ると背筋を伸ばしたり、体を脱力させたりする仕草もあった。
もちろん、9回を投げること自体は可能だったが、彼はまだホップ、ステップの段階だ。1年間、先発ローテーションを守った経験がない。井口監督も故障防止を念頭に、登板間隔を空ける時期を設ける考えを示している。プロ野球をショーと捉えるなら、完全試合がかかった状況での交代に疑問を抱く人もいるかもしれないが、今は1人1人に適したアプローチをかける時代だ。自分が判断する立場でも間違いなく代えていた。
完全試合を達成した投手の次戦成績 | ||||||||||||
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年度 | 投手(所属) | 月日 | 相手(球場) | 登板 | 勝敗 | 投回 | 安打 | 本 | 三振 | 四死 | 失点 | 自責 |
50 | 藤本英雄(巨人) | 07-02 | 松竹(山形) | 完投 | ● | 9 | 8 | 2 | 0 | 4 | 2 | |
55 | 武智文雄(近鉄) | 06-23 | 毎日(大阪) | 先発 | ● | 3 | 4 | 1 | 2 | 0 | 1 | 1 |
56 | 宮地惟友(国鉄) | 10-03 | 阪神(甲子園) | 先発 | ● | 6 | 6 | 0 | 0 | 4 | 1 | |
57 | 金田正一(国鉄) | 08-25 | 広島(広島) | 完投 | ○ | 9 | 8 | 4 | 2 | 3 | 2 | |
58 | 西村貞朗(西鉄) | 07-24 | 南海(大阪) | 先発 | ● | 5 | 6 | 1 | 3 | 4 | 4 | |
60 | 島田源太郎(大洋) | 08-16 | 国鉄(後楽園) | 先発 | ● | 5 0/3 | 6 | 1 | 3 | 1 | 2 | 2 |
61 | 森滝義巳(国鉄) | 07-09 | 巨人(後楽園) | リリーフ | ● | 5 2/3 | 1 | 1 | 4 | 1 | 1 | |
66 | 佐々木吉郎(大洋) | 05-04 | 阪神(甲子園) | リリーフ | ○ | 3 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
66 | 田中勉(西鉄) | 05-14 | 東映(後楽園) | リリーフ | − | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
68 | 外木場義郎(広島) | 09-18 | 中日(中日) | 完投 | ● | 8 2/3 | 6 | 1 | 3 | 3 | 2 | 1 |
70 | 佐々木宏一郎(近鉄) | 10-10 | 阪急(西宮) | 先発 | ○ | 7 1/3 | 8 | 1 | 3 | 3 | 4 | 3 |
71 | 高橋善正(東映) | 08-26 | 南海(神宮) | 先発 | ○ | 9 | 13 | 2 | 5 | 2 | 4 | 4 |
73 | 八木沢荘六(ロッテ) | 10-13 | 近鉄(仙台) | リリーフ | − | 8 2/3 | 10 | 1 | 3 | 1 | 4 | 4 |
78 | 今井雄太郎(阪急) | 09-05 | ロッテ(西宮) | 完投 | ○ | 9 | 7 | 1 | 4 | 2 | 3 | 2 |
94 | 槙原寛己(巨人) | 05-24 | 阪神(甲子園) | 先発 | ● | 7 | 7 | 3 | 2 | 3 | 3 | |
22 | 佐々木朗希(ロッテ) | 04-17 | 日本ハム(ZOZO) | 先発 | − | 8 | 0 | 14 | 0 | 0 | 0 |
疲れがたまった状態での投球はフォームを崩す原因にもつながる。長い四肢をダイナミックかつコンパクトに使え、体の軸がぶれない点が彼の制球力の秘訣。だからこそ、8回の最後のようなコンディションで投げ続けて体が悪い形を覚えてはいけない。それがきっかけとなり、痛い箇所が出れば、自ずと痛くない投げ方を探してしまい、バランスも保てなくなる。
ピッチングは重圧すらも超越する能力を発揮している。打者が嫌がる配球といった“枝葉”も必要ない。とはいえ、多くの選手が佐々木朗と何度も対戦した訳ではない。今後、打者の対応の仕方が極端に変わったり、夏場以降にどうなるか。それがプロ野球の難しさ。時間をかけて成長してもらいたい。
歴史的快投が続くロッテ・佐々木朗希。スポーツ報知評論家の高木豊氏が、打者の目線で日本ハム戦を分析した。
佐々木朗を交代させた井口監督の決断は理解できる。個人的には9回まで行かせて欲しかった気持ちはあるが、年間通して投げてもらわないといけない投手だし、将来のことを考えれば無理はさせられない。
前回より調子は悪いと映った。フォークが抜け気味で、直球もシュート回転が目立ち、質のいい球が続かなかった。苦しかったと思うが、それでも威風堂々と投げて打者を圧倒していく。あの若さで立派なものだ。
これだけ大記録への期待感が高まる中で投げ続ければ、確実に疲労は蓄積する。野手も「ミスしてはいけない」と守りに相当な神経を割いている。井口監督は交代により、均衡した局面を動かしにかかった部分もあるのだろう。
完全試合を達成した投手の次戦成績 | ||||||||||||
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年度 | 投手(所属) | 月日 | 相手(球場) | 登板 | 勝敗 | 投回 | 安打 | 本 | 三振 | 四死 | 失点 | 自責 |
50 | 藤本英雄(巨人) | 07-02 | 松竹(山形) | 完投 | ● | 9 | 8 | 2 | 0 | 4 | 2 | |
55 | 武智文雄(近鉄) | 06-23 | 毎日(大阪) | 先発 | ● | 3 | 4 | 1 | 2 | 0 | 1 | 1 |
56 | 宮地惟友(国鉄) | 10-03 | 阪神(甲子園) | 先発 | ● | 6 | 6 | 0 | 0 | 4 | 1 | |
57 | 金田正一(国鉄) | 08-25 | 広島(広島) | 完投 | ○ | 9 | 8 | 4 | 2 | 3 | 2 | |
58 | 西村貞朗(西鉄) | 07-24 | 南海(大阪) | 先発 | ● | 5 | 6 | 1 | 3 | 4 | 4 | |
60 | 島田源太郎(大洋) | 08-16 | 国鉄(後楽園) | 先発 | ● | 5 0/3 | 6 | 1 | 3 | 1 | 2 | 2 |
61 | 森滝義巳(国鉄) | 07-09 | 巨人(後楽園) | リリーフ | ● | 5 2/3 | 1 | 1 | 4 | 1 | 1 | |
66 | 佐々木吉郎(大洋) | 05-04 | 阪神(甲子園) | リリーフ | ○ | 3 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
66 | 田中勉(西鉄) | 05-14 | 東映(後楽園) | リリーフ | − | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | |
68 | 外木場義郎(広島) | 09-18 | 中日(中日) | 完投 | ● | 8 2/3 | 6 | 1 | 3 | 3 | 2 | 1 |
70 | 佐々木宏一郎(近鉄) | 10-10 | 阪急(西宮) | 先発 | ○ | 7 1/3 | 8 | 1 | 3 | 3 | 4 | 3 |
71 | 高橋善正(東映) | 08-26 | 南海(神宮) | 先発 | ○ | 9 | 13 | 2 | 5 | 2 | 4 | 4 |
73 | 八木沢荘六(ロッテ) | 10-13 | 近鉄(仙台) | リリーフ | − | 8 2/3 | 10 | 1 | 3 | 1 | 4 | 4 |
78 | 今井雄太郎(阪急) | 09-05 | ロッテ(西宮) | 完投 | ○ | 9 | 7 | 1 | 4 | 2 | 3 | 2 |
94 | 槙原寛己(巨人) | 05-24 | 阪神(甲子園) | 先発 | ● | 7 | 7 | 3 | 2 | 3 | 3 | |
22 | 佐々木朗希(ロッテ) | 04-17 | 日本ハム(ZOZO) | 先発 | − | 8 | 0 | 14 | 0 | 0 | 0 |
それにしても次元が違う投手で、攻略は厳しいと言わざるをえない。ゲームに勝つことを考えるなら、待球作戦が1つの手になる。いかに早いイニングで100球まで投げさせて継投に持ち込み、後半勝負するか。打者1人につき4球では足りない。何とか1人で5球を投げさせる努力をしたい。ただし、佐々木朗は制球がよく、遊び球もなくどんどん勝負してくる。粘るのさえ簡単ではない。
インサイドにズバリと決まる160キロ超のストレートなど、打ったら腕が折れるのでは、と思うほどだ。1本のヒット、1本のアーチが長く語り継がれる。そんな投手と対戦できる幸せを感じながら立ち向かうほかない。
2007〜19年にアスレチックス、メッツなどでメジャー通算609試合登板を記録し昨季現役を引退した救援左腕のジェリー・ブレビンス氏(38)が、自身のツイッターでロッテ・佐々木朗希投手(20)の投球をたたえた。
佐々木朗が10日のオリックス戦(ZOZO)で完全試合を達成し、17日の日本ハム戦(ZOZO)でも8回完全投球したことを紹介しながら「直球は101マイル(約162.5キロ)、スプリットは91マイル(約146.5キロ)。“レイワのモンスター”は本物だ。しかも彼は20歳」とツイート。米国の地でも大きな注目を受けている。
ブレビンスは14年の日米野球で来日し、現巨人の中田、丸、坂本らとも対戦した経験を持つ。
ロッテ・佐々木朗が日本ハム戦に先発し、8回まで14奪三振のパーフェクト投球を披露したが、疲労が見られたため、この回で降板した。史上初となる2試合連続完全試合は達成できなかったが、3日の西武戦から“世界新”となる打者52人斬りを継続中。「令和の怪物」の伝説は終わらない。
ロッテ・佐々木朗が日本ハム戦に先発し、8回まで14奪三振のパーフェクト投球を披露したが、疲労が見られたため、この回で降板した。史上初となる2試合連続完全試合は達成できなかったが、3日の西武戦から“世界新”となる打者52人斬りを継続中。「令和の怪物」の伝説は終わらない。
無限の可能性を改めて示した、朗希のショータイムだった。最大の危機は完全投球で迎えた8回2死。野村のライナーが右翼線を襲い、ファンの悲鳴が響く中、ファウルゾーンに落ちた。
「僕はファウルかなと思った。風に助けられたかもしれないけど(フェアゾーンに)入ったらツーベース。入ったら入ったで危なかった」と振り返ったが、マウンドで表情は変えなかった。最後はこの日最速の163キロ直球で見逃し三振。14個目の三振で8回を締めると今度は歓声が上がった。
佐々木朗希(ロッテ)の今季投手成績 | ||||||||||
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月日 | 相手(球場) | 登板 | 勝敗 | 投回 | 安打 | 本 | 三振 | 四死 | 失点 | 自責 |
03-27 | 楽(楽天生命) | 先発 | − | 6 | 4 | 10 | 2 | 3 | 3 | |
04-03 | 西(ZOZO) | 先発 | ○ | 8 | 3 | 13 | 1 | 1 | 1 | |
04-10 | オ(ZOZO) | 完封 | ○ | 9 | 0 | 19 | 0 | 0 | 0 | |
04-17 | 日(ZOZO) | 先発 | − | 8 | 0 | 14 | 0 | 0 | 0 | |
4登板2勝0敗、防1.16 | 31 | 7 | 56 | 3 | 4 | 4 |
前回10日のオリックス戦に続く、史上初の2試合連続の完全試合へ−。だが、8回で102球に達しており9回のマウンドには上がらずに交代。「疲れている部分もあったので、その中での首脳陣の判断。試合中にも木村(投手)コーチと話しながら納得する形で降りました」とうなずいた。
「前回よりも制球、球質が良くなかったけれど、どうにか打ち取ることができた」。オリックス戦では78%だったストライク率が71%。球はやや高めに浮き、3回は3ボール1ストライク、6回にはフルカウントとなったが乗り切った。
連続イニング奪三振上位 | ||||||
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連続回 | 投手(所属) | 先発 | リリーフ | 期間(年月日〜年月日) | 試合数 | 奪三振 |
43 | サファテ(ソ) | − | 43 | 15-05-08〜09-10 | 4 | 77 |
28 | 張誌家(西) | 27 | 1 | 02-07-21〜08-12 | 5 | 42 |
26 | サファテ(ソ) | − | 26 | 17-07-30〜10-01 | 26 | 39 |
25 | 山本由伸(オ) | 25 | − | 20-07-26〜08-25 | 5 | 35 |
25 | 佐々木朗希(ロ) | 25 | − | 22-03-27〜04-17 | 4 | 46 |
24 | R.マルティネス(中) | − | 24 | 20-08-09〜10-17 | 24 | 42 |
23 | 江夏豊(神) | 17 | 6 | 68-08-08〜08-21 | 5 | 36 |
23 | ☆木田勇(日) | 20 | 3 | 80-08-03〜08-17 | 5 | 32 |
23 | 岸孝之(西) | 23 | − | 13-05-25〜06-08 | 3 | 29 |
23 | 種市篤暉(ロ) | 22 | 1 | 19-06-13〜08-04 | 6 | 35 |
23 | ☆伊藤大海(日) | 23 | − | 21-03-31〜04-21 | 4 | 34 |
[注]☆印は新人。
2回までの連続イニング奪三振は20年のオリックス・山本に並ぶ日本人最長の25イニング。91年の近鉄・野茂、10年の日本ハム・ダルビッシュに次ぐ開幕からの4試合連続2ケタ奪三振をマークした。奪三振率は12球団トップの16.258で、歴代1位の19年のソフトバンク・千賀の11.33を大きく上回る。3日の西武戦から3試合をまたいでの52人斬りと、10日からの17回完全イニングは続行中だ。
10日に偉業を成し遂げてから中6日。「初の完投だったので、少しでも回復できるように」と食事はいつも以上にバランスを考慮し、睡眠も取った。この日は本拠3年ぶりのチケット完売で、2万9426人の満員札止め。近接する幕張メッセではアニメ「鬼滅の刃」のイベントが行われており「最初、幕張メッセと勘違いしているんじゃないかなって思いました」とニヤリ。体の疲労は蓄積していたが、気持ちには余裕があった。
「もう1イニング投げればよかったけど、野手に助けられた部分もあった。チームが勝つためなので自分の仕事はできたかな」と朗希。井口監督は「素晴らしかったですね」とたたえながら「色んなことを加味しながら今日は100球弱かなと。色々先々考えるとあそこが今日は限界だったと思う」と肩や肘への負担を考慮した上で、交代を告げたと理由を明かした。
次回は24日のオリックス戦(京セラD)で登板予定。この先の、2試合連続完全試合の可能性について朗希は「いや、ないんじゃないですか」と首を振ったが、まだプロ通算15試合登板の若きエースに不可能はないだろう。
大リーグの公式ページ「MLB.com」がロッテ・佐々木朗希が8回パーフェクト投球したことをすぐに報道した。
10日のオリックス戦(ZOZO)で完全試合を達成し、その勢いそのままに、17日の日本ハム戦(ZOZO)では8回まで完全投球した佐々木。MLB.comは、試合終了直後に報道した。
「NPBでパーフェクトをまた誰がやったか、予測できないはず」と題して102球で14奪三振した佐々木朗の快投を紹介。「NPBで28年ぶりに完全試合を達成してから1週間後、ササキロウキがまた、完全試合をやるところだった」として、8回に101マイル(163キロ)を計測したことや、これまえ52打者連続凡退に仕留めていることなどを伝えた。
日本ハムのビッグボス・新庄剛志監督が試合後に自身のインスタグラムを更新。8回完全投球をされたロッテ先発・佐々木朗希投手(20)に「佐々木投手 素晴らしいものを観させてもらいました 有難う」と感謝の気持ちをつづった。
10日のオリックス戦(ZOZO)で完全試合を達成した佐々木朗は、この日も8回パーフェクト。球数が102だったこともあって、9回のマウンドには立たなかった。日本ハム投手陣も先発・上沢が7回無失点と好投するなど踏ん張り、両軍無得点で延長に突入。10回に万波が値千金の3号ソロを放って、1安打勝利をつかんだ。
インスタグラムにはベンチ前で飛び跳ねて全身で喜びを表す動画を添付。山田勝彦バッテリーコーチ(52)に喜びを抑えるように腕を引っ張られていたようで「今日は山田バッテリーコーチに引っ張られた説 ちなみに山田さんは年上です」と絵文字を添えながら、「上沢君 NICEピッチング」、「万波君 NICEホームラン ベンチ入りの選手全員の勝利」とナインをたたえていた。
試合後にビッグボスは「野球って面白いね」、「結構楽しかったね、今日の試合。昨日(17安打11得点で快勝)は面白くなかった。あまり好きじゃないんですよああいう試合」などと嬉しそうに話していた。
10日のオリックス戦(ZOZO)で完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手(20)が、またしても8回パーフェクト投球を見せた。
前回登板の勢いそのままに、8回102球で14奪三振。17イニング連続で1人の走者も出さずにいる。最速163キロの直球、140キロ台のフォークはもはや当てるのが精一杯だ。
この試合での直球の平均球速は159.7キロ。10日が159.8キロとあって、ほぼ変わらなかった。メジャーの投手の直球の平均球速の今季最速は、「スタットキャスト」によると先発ではヤンキース・コールの98マイル(約157.7キロ)。佐々木朗は2キロも上回った。
救援投手も含めると、最速はツインズの右腕・デュランの100.2マイル(約161.3キロ)が最速。エンゼルス・大谷は全体9位で先発では4位の97.6マイル(約157.1キロ)となっている。
日本ハム・上沢直之が中6日で先発。7回104球、4安打8奪三振で無失点と好投した。
相手先発・佐々木朗希は8回まで完全試合の快投。上沢は「見ていていつも湧かない感情になった。自然と笑っちゃうみたいな。(ベンチ前で)キャッチボールしながら見ていました。(味方の攻撃時間が短く)イニング間がほとんどなかったんで、そのおかげで僕もいけたかな、という感じです」と振り返った。
上沢が得点を与えなかったことで、延長戦での1−0完封勝利につながった。「相手の投手からなかなか点を取れないと分かっていたので、素晴らしいピッチングを僕も見ていてワクワクした。僕も点を取られなければ負けることはないと分かっていた。そこを意識してずっと投げていた。今日はチームが勝てたのがすごく嬉しくて。今日みたいなピッチングを続けてできるようにしていきたい」と話した。
エース上沢はこれで13イニング連続無失点。新庄ビッグボスは「うちの上沢君もね、完璧ですよ。ああいう感じのピッチングを続けてもらったら。力感なく。力の入れるポジションすごくバランスよくて。安心して見ていられた」とたたえた。
日本ハムが19年オリックス以来、を挙げた。
10回無死、途中出場の万波が西野から中堅右に先制ソロを放った。これがこの日チーム29人目の打者で初安打。プロ野球史上6度目の継投ノーヒットノーランを喫する危機から値千金の一発となり、新庄ビッグボスはベンチを飛び出し、飛び跳ねて歓喜した。
先発佐々木朗希に8回まで打者24人パーフェクトに抑えられた。球数が100球を超えたことでロッテは継投に入り9回から益田が登板。佐々木朗の2試合連続完全試合はなくなった。
9回1死、宇佐見が三振振り逃げで出塁。この日日本ハムが打者26人目で初めて走者を出したが、続く浅間が二ゴロ、アルカンタラが三振に倒れた。
0−0の9回から北山が登板。2死満塁で代打・安田を三振に抑えてサヨナラ負けの危機を脱していた。
打線は10回の万波の本塁打1安打のみ。1点リードの10回は宮西が締め上沢、堀、北山との完封リレーを完成させた。
日本ハムはこれで最近5試合で4勝となった。
試合後の新庄ビッグボスは「野球って面白いね。完璧に抑えられてて、佐々木君が代わってピッチャー交代して、スタンドの雰囲気もちょっとああってなったところで点が入る。野球ってリズムじゃないけど流れっていうか、今日ベンチにいて、面白いスポーツだなと思いました」と話した。
改めて8回完全投球で降板となった佐々木朗希については、「素晴らしかったね。俺が向こうの立場でも行かせたかったけどね。まあ難しいこれは。もちろん1−0で勝ってたらいかせただろうし同点は難しいかな。うちの上沢君も完璧ですよ」と話した。
ロッテの佐々木朗希投手が8回まで1人の走者も出さず無安打無失点の力投も102球と球数がかさみ、味方の援護もゼロ。9回を迎える前に交代が告げられ、2試合連続の完全試合達成とはならなかった。
この日は制球がばらついたが、それでも圧巻の投球。最速は163キロで、終盤も160キロ台を連発するなど球威は衰えず、日本ハム打線を8回完全投球で封じた。奪った三振は4試合連続2桁奪三振となる14K。連続イニング奪三振は「25」で止まったが、20年のオリックス・山本に並ぶ日本人最長記録となった。
佐々木朗は「無失点で試合を進めることができて良かったんですが、ちょっと球数が多くなってしまったのと、フォークの精度がイマイチだったので、そういったところをもっと良くなるようにしていきたい」と反省した。
ロッテの佐々木朗希投手が10日オリックス戦の13連続含む19Kで完全試合に続き、17日の日本ハム戦では8回まで無走者の完全投球も、9回から降板。2試合連続ノーヒッターは夢と終わった。
2試合連続完全試合は長い歴史を誇るメジャーリーグでも達成していないが、連続ノーヒッターも1度しか達成されていない。1938年レッズの左腕ジョニー・バンダーミーアがその人だ。通算119勝121敗で野球殿堂入りもしていないが、その2試合だけで球史に燦然と名前を残している。
荒れ球の剛速球投手として3年連続奪三振王に輝く一方、最多与四球も1度記録している。
メジャー2年目の彼は開幕からローテーション入りし6月11日、本拠クロスリー・フィールドでのビーズ(後のブレーブス)戦は3四球、7奪三振。鋭い打球を4本許し、中でもビンス・ディマジオ(ジョー・ディマジオの兄)の強烈なライナーを三塁のビル・リッグスが好捕したのが目を引いた。相手のケーシー・ステンゲル監督(後に野球殿堂入りする名将)は「凄いピッチングだった。次ぎ対戦するチームも苦労するだろう」と語っていた。
4日後、ブルックリンのエベッツ・フィールドでのドジャース戦のマウンドに上がった。その日は同球場のナイター開きで試合前には1936年ベルリン・オリンピックの100メートル含む4つの金メダルを獲得したジェシー・オーエンスが選手と競争するというアトラクション、また試合後には花火大会も催されるというので3万8748人の大観衆。また、故郷ニュージャージー州ミッドランドパークから500人が応援に駆け付けていた。
バンダーミーアは8回まで5個の四球を出していたが、鋭い打球はほとんどないという快投を演じ、超満員のファンが固唾を呑んで見るばかりだった。しかし、あと1イニングとなった9回、先頭打者を投ゴロに打ち取ったものの、急に制球力を無くしてまさかの3連続四球で1死満塁のピンチを迎えた。
アーニー・コーイの打球は三塁ゴロ。本来ならホームゲッツーという打球だったが三塁リッグスが緊張の余り手間取って本塁封殺だけだった。そして、迎えたのは後に名将として殿堂入りするレオ・ドロチャー(1976年太平洋クラブ=現西武=の監督就任発表も体調悪く来日出来ずに幻の監督として知られる)。彼の打球は右翼ポールに向かって行ったが切れてファウルとなり、最後は平凡な中飛となってゲームセット。
その瞬間、スタジアムは割れんばかりの大歓声、そしてファンがグラウンドになだれ込んできたが、その前にレッズナインがバンダーミーアを連れ出して難を逃れた、という。バンダーミーアは「(2試合連続ノーヒッターが)これまでに行われたことがないことを知っていたら、私はもっと熱くなっていただろう」。そして「明日は好きな釣りにいきたいね」と話していた。
19日再びビーズ相手に先発、4回1アウト後に安打を許し、連続ノーヒットは21回に終わった。
なお、連続打者凡退のメジャー記録は2014年ヤスメイロ・ペティット投手(ジャイアンツ)の46人連続があるが、今回で52人連続凡退とこれもあっさり越えた朗希。どこまで不滅の記録を伸ばすのだろうか?
ロッテ・佐々木朗希が日本ハム打線を圧倒し、8回までパーフェクト投球。プロ野球史上初の2試合連続完全試合を目前にしたが、井口監督が交代を決断した。
5回まで60球で7奪三振に封じていたが、6回もヌニエスを空振り三振、宇佐見を右飛、浅間はフルカウントまで粘るも空振り三振。7、8回も3人ずつで切り抜けた。8回までに奪った三振は14個で、開幕から4試合連続の2ケタ奪三振。空前絶後の記録まであと3人まで迫ったが、8回まで打線の援護がなく、0−0。井口監督は9回のマウンドに益田を送り込んだ。
ロッテ・佐々木朗希が日本ハム打線を圧倒し、8回までパーフェクト投球。プロ野球史上初の2試合連続完全試合まであと3人と迫った。
5回まで60球で7奪三振に封じていたが、6回もヌニエスを空振り三振、宇佐見を右飛、浅間はフルカウントまで粘るも空振り三振。7、8回も3人ずつで切り抜けた。8回までに奪った三振は14個で、開幕から4試合連続の2ケタ奪三振とした。空前絶後の記録までカウントダウンに入った。
ロッテ・佐々木朗希が日本ハム打線を圧倒し、7回までパーフェクト投球。プロ野球史上初の2試合連続完全試合まであと2回と迫った。
5回まで60球で7奪三振に封じていたが、6回もヌニエスを空振り三振、宇佐見を右飛、浅間はフルカウントまで粘るも空振り三振。7回も3人で切り抜けた。7回1死から万波を空振り三振に仕留めて10Kに乗せると、続く石井も三振で11個目。開幕から4試合連続2ケタ奪三振とした。
ロッテ・佐々木朗希が日本ハム打線を圧倒し、6回までパーフェクト投球。プロ野球史上初の2試合連続完全試合まであと3回と迫った。
5回まで60球で7奪三振に封じていたが、6回もヌニエスを空振り三振、宇佐見を右飛、浅間を空振り三振に抑えた。
ロッテ・佐々木朗希が日本ハム打線を圧倒し、5回までパーフェクト投球。プロ野球史上初の2試合連続完全試合まであと4回と迫った。
5回まで60球で7奪三振に封じている。
ロッテの佐々木朗希投手の連続奪三振が25イニングで止まった。20年にオリックス・山本がマークした日本人最長に並ぶ結果となった。
初回1死、細川を見逃し三振に仕留めると、そこからイニングをまたぎ4者連続三振。2回でオリックス・山本の25イニングに並んだ。だが、3回はヌニエスを左飛に打ち取ると、宇佐美が捕邪飛、最後の浅間が左飛となり、記録はストップした。
ロッテは17日、この日行われる日本ハム戦(ZOZO)のチケットが午前10時に完売したことを発表した。
当日券含め今後のチケット販売は行わず、ZOZOマリンで入場者制限なしでチケット販売が完売したのは2019年9月24日埼玉西武戦以来となる。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で、8回14奪三振で1人の走者も許さない完全投球を見せた。10日のオリックス戦に続き、史上初となる2試合連続の完全試合という機運も高まったが、102球に達し、9回はマウンドに上がらなかった。それでも、日本記録更新となる17イニング連続無安打や、3日・西武戦の8回2死から、メジャー記録超えの“52人連続アウト”も記録するなど、令和の怪物の伝説はまだまだ続く。
偉業まであと3人も、記録はどうでもよかった。8回完全も勝ち星はつかず。2試合続けて完璧な仕事をやりきった。降板を告げられると、佐々木朗は心地よい疲労感の中、ベンチにゆっくりと座った。スタッフとうっすら笑みを浮かべてグータッチした。
「前回よりもコントロール、球質がよくなかった。試合中にも木村さん(投手コーチ)と話をしましたし、納得する形でマウンドを降りました。満員の中で投げるのは初めてだったんですけど、すごく嬉しかった」。
10日の完全試合達成から中6日。チケットが完売し、初めて満員のスタジアムで投げ、アウトを取る度に拍手が起こった。期待に応え、胸を張った。
歴史的快挙は続いた。令和の怪物らしさを初回から発揮。2回までに4三振を奪い日本人最長タイの25イニング連続三振をマーク。3回に途切れたが、4回から奪三振ショーを再開だ。最速163キロの直球にフォークで寄せ付けない。8回には最後のギアを上げ、2死から野村をこの日最速の163キロで見逃し三振を奪い、“52人連続アウト”となった。
9回も抑えられたかもしれないが、シーズントータルを優先。井口監督は「7回にちょっとへばりつつあった」と兆候を見逃さず、この時点で決断。これまで100球前後で代えてきたように、8回での降板を決めた。
「素晴らしい投球で、できれば我々も最後まで見たかった。ファンの方も見たかったと思いますけど、先々考えるとちょっとあそこで限界だった」と指揮官。次回も中6日で24日・オリックス戦で先発させる。1年間、ローテで回すことが大前提だからこそ、泣く泣く決断した。
完全試合後の先発勝利を挙げた投手は4人しかいないデータも「全く知らなかった。僕にとっては打たれても別にって思ってますから」と淡々と語った。満員だったスタンドについては「最初、幕張メッセと勘違いしているんじゃないかと思いました。すごく選手として嬉しい」。圧倒するボールに、ジョークを交えて振り返る余裕があるからこそ、突き抜けた結果を残せる。
ロッテは打線が佐々木朗の快投に応えることができなかった。8回完全の佐々木朗を援護できず、零封負けで3連敗。井口監督は「何とか打線がカバーしたかったが、できなかったのは申し訳ない」と懺悔した。
5、7回以外、毎回走者を出しながらもつながらない。3回2死二、三塁ではレアードが左飛。延長10回に西野が、万波にこの日唯一の被安打となる中越えソロを被弾。その裏、無死一塁からは藤原が送りバントを失敗し、無得点で敗れた。
「しっかりとバントだったりできていないのが現状で、点が入っていない。来週からしっかり切り替えてやっていく」と井口監督。チームも借金生活に転落。佐々木朗を筆頭に先発陣がいいだけに、目覚めることを願った。
ロッテがあわや史上初の2試合連続完全試合という佐々木朗希投手が異次元の投球を披露したものの、打線が援護できず。10回に日本ハムの代打万波の本塁打のみの1安打に屈し敗れた。
2試合連続完全試合まであと3人に迫りながら、8回102球で交代させた佐々木朗について、井口監督は「素晴らしかった」と称賛した上で、交代理由については「まあ色んなことを加味しながら今日は100球弱と思っていた。本当に素晴らしいピッチングで、できれば最後まで見たかったし、ファンの方も見たかったと思うが色々先々を考えると、あそこが今日は限界だった。記録は記録であるが、やっぱりチームが勝つというか、1年間ローテーションを朗希がしっかり回るのが大事。球数が少なければ、可能性はあったが、今日の試合の中ではなかった」と、説明した。
7回終了時点で佐々木朗の疲労を感じ取っていたという。「ちょっとへばりつつあったので、何とか8回までと思っていた。打線がカバーというところができなかったのがちょっと申し訳ない」と、話した。
0−0での交代。打線が繋がっていれば続投があったかとの問いには「いや、それはないです。もし点を取っていても8回で代わっていた」と、否定した。
プロ野球では試合終盤まで完全試合を続けながら、達成できなかった例が過去にもある。2007年11月1日の日本シリーズ第5戦で中日の山井大介は日本ハムを1−0の8回まで86球で完全に抑えたが、9回は岩瀬仁紀が登板。山井は達成を逃したものの、岩瀬が三者凡退に抑えて史上初の継投での完全試合を成し遂げた。中日はこの勝利で日本一に輝いたが、交代劇には賛否両論が巻き起こった。
西武の西口文也は2005年8月27日の楽天戦で9回まで完全試合を続けたが、打線の援護がなく0−0で延長戦に突入。10回に先頭打者に安打を許した。延長戦で完全試合を逃したのは史上初めてだった。
万波弾によるわずか1安打での勝利。今季2度目の連勝で、今季初のカード勝ち越しを決めた日本ハムの新庄ビッグボスは試合後、「野球って面白いね。完璧に抑えられていて、佐々木くんが代わって、スタンドの雰囲気も“あ〜”ってなったところをああやって点が取れるというね。野球ってリズムじゃないけど、流れっていうか。今日、本当にベンチにいて、面白いスポーツだなって思いました。素晴らしかった」と、上機嫌で振り返った。「結構楽しかったね。昨日は面白くなかった。あんまりああいう試合好きじゃなかった。1ー0、延長戦、もうたまらん。昨日は17本も(安打)打っているけど、今日1本よ。こういう野球がものすごくしたかったし、成長してつながっていく」と、うなずいた。
佐々木朗には8回完全に抑え込まれ、攻略はならなかった。ただ、佐々木朗の交代時には頭を抱えていたビッグボスは「まあ俺が向こうの立場で、いかせたかったけど、代え、難しいね。これは。1−0で勝ってたらいかせただろうし、難しいね」とした上で「まあ、これからチャンスいっぱいあるから。まだハタチ。3回でも4回でも5回でもチャンスあると思う。そこで野手がポンって点をとってあげて。点をとらないと成立しないから。でもああいうピッチング見た時に、正々堂々と、前にセーフティーとか色々言ったけど、ああいうピッチングをみたら、セコいことというか、そういう風にならなかった。堂々と打ちにいきなさいと。そういう風にさせてくれたピッチャーだった。あと1回見たかった。1ファンとしてね」と、説明した。
殊勲弾の万波については「そりゃすごいでしょ。あそこで打つんだから。しかも、コーチに俺、言ってたからね。『これ、バックスクリーンにホームランだよ』って。バックスクリーン右だったけど」と、称賛した。
ロッテがあわや史上初の2試合連続完全試合という佐々木朗希投手が異次元の投球を披露したものの、打線が援護できず。10回に日本ハムの代打万波の本塁打のみの1安打に屈し敗れた。
佐々木朗は完全試合達成から中6日で先発。MAX163キロの直球と高速フォークを駆使し、8回102球で4試合連続の2桁となる14奪三振。8回に日本ハムの6番野村が流し打ちした打球がスタジアムの悲鳴とともにライト線を襲ったのが唯一のピンチらしいピンチだったが、わずか50センチの差でファウルに。その後、見逃し三振を奪ってみせた。8回降板後、球団を通じ「無失点で試合を進めることができてよかったんですが、ちょっと球数が多くなってしまったのと、フォークの精度がいまいちだったので、そういったところをもっと良くなるようにしたい」と、反省した。
9回は2番手益田が振り逃げで走者は許したものの凌いだが、10回に3番手西野が痛恨の被弾となった。
ロッテの佐々木朗希投手が8回を打者走者を1人も許さず、14奪三振の快投。球数も102球、投げており、2試合連続完全試合はならず、9回のマウンドに上がらず交代した。
10日に続き終盤になっても球速は衰えず。8回には清宮をフォークで空振り三振。近藤もフォークで空振り三振を奪い2死。野村には2球目の直球が右翼線へ飛んだが、ラインの外側を通りスタンドからは安堵の歓声。最後は163キロ直球で見逃し三振を奪い3者連続三振で仕留めた。
降板後、球団を通じ「無失点で試合を進めることができてよかったんですが、ちょっと球数が多くなってしまったのと、フォークの精度がいまいちだったので、そういったところをもっと良くなるようにしたい」。3回以外、毎回三振を奪いながらも自身の反省すべき点を指摘し振り返った。
ロッテの佐々木朗希投手が8回まで完全試合を継続しながら、降板となった。
9回、井口監督が益田への交代を告げ、リリーフカ−が登場すると、球場から大きなどよめきが漏れた。佐々木朗は8回102球を投げて打者24人に対し無走者。14奪三振だった。ただ、味方の援護も得られず、0−0で試合は進んでおり、同点のままで、9回を佐々木朗が抑えても、9回で試合の決着はつかない可能性もあった。
昨季は中10日での起用など、無限のポテンシャルを秘める“令和の怪物”を大切に育ててきた球団。目先の記録よりも、将来を考えての采配となった。
2番手益田は9回、1死から振り逃げで走者を許した。これがこの試合でロッテが出した最初の走者となった。2投手の継投で9回を無安打に抑えた。
ロッテの佐々木朗希投手が、偉業目前で降板した。プロ野球史上初の2試合連続完全試合まで、あと3人と迫った中での交代。8回まで102球、14奪三振の投球内容での降板に、ネット上では賛否の声が飛び交った。
佐々木朗は、28年ぶりの完全試合を達成した10日のオリックス戦に続き、この日も圧巻の投球。最速163キロの直球を軸に2回まで4奪三振と好発進。3回は三振がなく開幕からの連続三振記録は25で止まったが、その後も打者を寄せ付けなかった。
まだ余力を残しているようだったが、9回のマウンドを前に井口資仁監督が審判に交代を告げる。ベンチに座る佐々木朗にも笑顔が見え、納得の交代であることがうかがえた。
プロ野球史上初の快挙目前で交代に、ネット上ではさまざまな声が。「何で降ろしたの?」、「もっと見たかった」など惜しむ声もある中で、阪神OBで野球評論家・藤川球児氏はツイッターに「佐々木投手の交代に一安心」と、笑顔の絵文字付きで投稿。井口監督の采配に賛同した。
シーズン序盤であることや、疲労を考慮した指揮官の決断力を評価する声も多く「また次の試合でやりそう」「ロッテらしい采配。井口監督さすが」「これは英断」など続々と反応が寄せられ、Yahoo!のリアルタイム速報では「佐々木朗希」がトレンド1位。「ロッテ打線」「井口監督」も上位に入った。
前回登板で完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手が、この日の日本ハム戦でも8回パーフェクト。ABCテレビが放送した阪神−巨人戦の中継でも一時、剛腕の話題で持ちきりとなった。
途中経過でアナウンサーからZOZOマリンスタジアムで佐々木朗が8回パーフェクトという情報が伝えられると、解説の岡田彰布氏は「えーっ」と驚きの声を挙げ、「新庄監督はセーフティーバントする言うてたけど、バントも空振りしたんかな」と興味津々。さらに「スコアボードでも流してあげればファンは喜ぶのに」と語った。
昨年までロッテでチームメートだった鳥谷敬氏は「変化球もいいんで。フォークはバットに当たらない」と評し、「20歳なのに食事のこともトレーニングのこともしっかり考えている。自分の20歳の時が恥ずかしいくらい」とクールに解説していた。
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が17日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦で8回まで1人も走者を許さず、0−0の9回表から交代した。史上16人目の完全試合を最年少の20歳5ヶ月で達成した10日のオリックス戦に続き快投を見せたが、プロ野球史上初となる2試合連続の偉業は逃した。球数は102だった。チームは延長10回、0−1で敗れた。
井口資仁監督は、前人未到の大記録を前に継投した判断について「先々のことを考えると、今日の限界だったのかなと思った。7回を終わった時点でちょっとへばりつつあった」と説明。佐々木は「納得する形で降りた」と振り返った。
ロッテの佐々木朗希投手が史上初となる2試合連続完全試合まであと3人と迫ったが、8回102球14奪三振で、9回を迎える際に井口監督は交代を告げた。
佐々木朗は10日のオリックス戦に続き、この日も圧巻の投球。終盤になっても球速は衰えず。8回には清宮をフォークで空振り三振。近藤もフォークで空振り三振を奪い2死。野村には2球目の直球が右翼線へ飛んだが、ラインの外側を通りスタンドからは安堵の歓声。最後は163キロ直球で見逃し三振を奪い3者連続三振で仕留めた。
最速163キロの直球を軸に2回まで4Kと好発進。3回は三振がなく開幕からの連続三振記録は25で止まったが、4回はアルカンタラ、細川をフォークで連続三振に奪うなど3者凡退に抑えた。
3日の西武戦の8回に鈴木に左中間への2塁打を打たれて以降、1人のランナーも出していない。
ロッテの佐々木朗希投手が10日のオリックス戦に続いての史上初となる2試合連続完全試合まであと1イニングに迫った。
完全試合達成から中6日で先発。MAX163キロの直球と高速フォークを駆使し、8回まで2桁の14奪三振。8回に6番野村が流し打ちした打球がスタジアムの悲鳴とともにライト線を襲ったが、わずか50センチの差でファウルに。その後、見逃し三振を奪った。
ロッテの佐々木朗希投手が10日のオリックス戦に続いての史上初となる2試合連続完全試合まであと2イニングに迫った。
完全試合達成から中6日で先発。MAX163キロの直球と高速フォークを駆使し、7回まで2桁の11奪三振。様々な奇策を予告していた日本ハムの新庄ビッグボスだったが、現状為す術なく、イニングだけが進んでいる。
ロッテの佐々木朗希投手が10日のオリックス戦完全試合から中6日で先発し責任投球回の5回を投げ終え、パーフェクト投球を継続させた。
最速163キロの直球を軸に2回まで4Kと好発進。3回は三振がなく開幕からの連続三振記録は25で止まったが、4回はアルカンタラ、細川をフォークで連続三振に奪うなど3者凡退に抑えた。
5回は先頭の清宮を161キロで左飛。近藤を161キロで遊ゴロに仕留めると2死から野村を145キロのフォークで空振り三振を奪い、前回登板同様、責任投球回を完全に抑えている。
ロッテの佐々木朗希投手が10日のオリックス戦完全試合達成から中6日で先発し、初回、2回で計4奪三振を奪い、連続奪三振イニングを今季初登板楽天戦初回から25イニングまで伸ばしたが、3回はヌニエスが左飛、宇佐見が捕邪飛、浅間が左飛で、記録は止まった。
新庄ビッグボス率いる日本ハム打線が何とか食らいついて止めたが、ただ、この日も3回までは完全投球となっている。
ロッテの佐々木朗希投手が10日のオリックス戦完全試合達成から中6日で先発し、初回に2番細川から見逃し三振を奪うと、続く3番石井から空振り三振。2回に入り、4番清宮、5番近藤からも空振り三振を奪った。連続奪三振イニングが今季初登板楽天戦初回から25イニングまで伸ばした。
新庄ビッグボス率いる日本ハム戦ということもあり、注目を浴びている完全試合から初の登板。初回先頭のアルカンタラを一ゴロ。続く細川には1−2と追い込み最後は163キロの内角直球で見逃し三振に。スタンドが大きくどよめいた。
球団では19年に種市がマークした23イニング連続を更新した。
ロッテ対日本ハム戦の試合当日に10日に完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手の「完全試合達成記念パネル」が球場正面外周に展示され、記念撮影をするファンの多数であふれた。
完全試合を達成し、両手を広げ、喜ぶ佐々木朗が大型写真で記されている。なお、こ佐々木朗登板日となったこの日は午前10時まで当日券を含むチケットが完売。入場制限なしでのチケット販売が完売となるのは19年9月24日・西武戦以来2年5ヶ月ぶりとなった。
ロッテは17日、ZOZOマリンスタジアムで行われる日本ハム戦(14時試合開始)のチケットが本日10時までに完売したと発表した。
当日券含め今後のチケット販売を行わない。ZOZOマリンスタジアムにおいて入場者制限なしでチケット販売が完売となるのは2019年9月24日・西武戦以来となる。
この日は佐々木朗が10日の完全試合以来の先発登板となっており、新庄ビッグボスが率いる日本ハムとの対戦に注目が集まっている。
ロッテの佐々木朗希投手が17日、ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦に先発し、8回完全投球のままマウンドを降りた。打者24人に対して102球、14奪三振という内容だった。史上最年少の20歳5ヶ月で完全試合を成し遂げた10日のオリックス戦に続く無双投球に、米メディアも慄然。「常軌を逸している」などの称賛の声や、井口資仁監督の決断に理解を示す声が寄せられている。
2試合連続で見せた“パーフェクト投球”。海の向こうでも「ロウキ・ササキ」の注目度は爆上がりし、多くの記者がSNSを通じてコメントを発した。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」のベンジャミン・ロイヤー記者は「ただただ常軌を逸している。NPBは歴史的にバットに当てるのが上手いリーグだが、ササキは出る幕じゃないといわんばかりに打者を翻弄し続けている」と称賛。8回でマウンドを降りた直後には「完全試合を遂げた1週間後に8回をパーフェクト。彼はアイコンであり、ほとんど既に野球の伝承におけるレジェンドだ」と記した。
米メディア「NBCスポーツ」のクリストファー・クロフォード記者は「ロウキ・ササキのカードは高くなるぞ」とつぶやき、更に「ササキがこの2登板でしたことの偉大さを人々に気付いて欲しい。私がこれまで見た、どのレベルのどの投手の中でも最も印象的なことの1つだ」と絶賛した。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」や米データサイト「ファングラフス」で記者を務めていたキム・ソンミン氏は「15人連続でアウトにしている」という5回終了時でのツイートに「今夜も事が大きすぎて、通常の眠りにつけない」と返信。降板後には「ガッカリする人もいるだろうが、彼は20歳で楽しみな将来がたくさん待っている。タダヒト・イグチ監督による用心深い決断だ」と見解を示している。
ロッテの佐々木朗希投手は17日、ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦に先発し、8回完全投球のまま降板となった。史上初の2試合連続完全試合は幻となったが、2000本安打を放って名球会入りした野球評論家の新井宏昌氏は「ベンチは肩肘の疲労を考慮したのではないでしょうか。シーズンはまだ始まったばかりです」と口にし、井口資仁監督らロッテベンチの決断を支持した。
佐々木朗はこの日も圧巻の投球だった。開幕から続けてきた連続イニング奪三振を「25」まで伸ばすなど、8回まで1人の走者も許さない完璧な内容。8回無安打14奪三振、102球を投げ抜いたところで、完全投球を継続したまま降板となった。
史上初の2試合連続完全試合という前代未聞の大記録を目前にして、降板となった要因について、新井氏は「ベンチは肩肘の疲労を考慮したのではないでしょうか。それ以外の理由は思い浮かばない。何も問題なければ、大記録もあるので投げていたと思います」と語る。今季の佐々木朗は、完全試合を達成した10日のオリックス戦の105球が最多。100球前後が1試合の投球数のメドだったと考えられる。
その中でも新井氏が注目したのは8回の投球だ。佐々木朗は3者連続三振を奪ったものの、「少しシュート回転するボールが目立っていた」と指摘。それでも、2試合連続でパーフェクトに抑える姿には「チーム、ファンも(前回と)同じ投球を期待している中で本来なら力みを感じるが、同じような平常心で投げている。投球もそうだが、メンタルの部分も素晴らしい」と賛辞を送っていた。
ロッテの佐々木朗希投手は、17日に行われた日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発して8回パーフェクト、14三振を奪う快投を見せた。史上初の2試合連続での完全試合はならなかったが、投げる度に凄みを増す右腕に、オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「打線の兼ね合いもあるが、20勝も十分期待が持てる」と太鼓判を押した。
最速163キロの直球にフォークを交え、8回まで奪三振ショーを演じた。この日も佐々木朗は1人の走者も許さない圧巻の投球。前回登板だった10日のオリックス戦では28年ぶりの完全試合を成し遂げた。そこから中6日。大きな注目を集めた一戦だったが、表情1つ変えずに淡々と打者を抑えていった。
文句のつけようがない投球に新井氏は「これだけのスピード、鋭いフォークを投げる投手は荒れるイメージがあるが、制球力も抜群で球速も衰えない。信じがたいピッチングしている。四球を出すイメージが沸かない」と驚きの声をあげる。
降板となった8回も最後の打者となった野村に対し、この日最速タイの163キロで見逃し三振を奪った。ややシュート回転するボールはあったものの、「球威が最後まで落ちないのが凄いところ。身体能力も素晴らしい」。入団当初に課題とされていたスタミナ面を克服した姿にも成長を感じている。
現在、日本球界でNo.1投手と評されているのは昨季に沢村賞、最多勝などタイトルを総なめにしたオリックスの山本由伸投手だろう。150キロを超える直球にスプリットなど多彩な球種を操る右腕を新井氏は「球種が多彩で、どのボールも一級品。変化球とのコンビネーションで打者を打ち取る」と評価する。
一方で、佐々木朗希はほぼストレートとフォークの2球種で、わずかにカーブやスライダーを交える程度。にも関わらず、17イニング連続で1人の走者も出さない投球を続けており、新井氏は「真っ直ぐとフォークだけでこれだけ投げる。これは凄いこと。20勝投手という期待も十分に持てる」と目を細める。
投球以外にも評価できる部分があるという。どれだけ好投しても淡々と投げる姿に「表情も変わらない。目一杯投げてるのか、へばっているのかも分からない。表情に出さない投手は打者としてはやりづらい」と指摘。さらに「投球フォームでタイミングを取りにくい投手はいる。佐々木はオーソドックスながら、ボールにタイミングを合わせにくい。それだけ凄いボールを投げているということでしょう」と分析した。
平成以降で20勝をマークした投手は西本聖(中日)、斎藤雅樹(巨人)、上原浩治(巨人)、斉藤和巳(ソフトバンク)、井川慶(阪神)、岩隈久志(楽天)、田中将大(楽天)の7人のみ。高卒3年目にして完全試合を達成し、投げる度に凄みを増す佐々木朗。一流の階段を上る若き右腕は一体どれだけの成績を残すのだろうか。次回登板も大きな注目を集めるのは間違いなさそうだ。
ロッテ佐々木朗希投手は17日に本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦で、8回102回を投げて14奪三振パーフェクト投球。完全試合を達成した10日のオリックス戦に続く無双投球は、米国にも衝撃を与えている。多くの米メディアが「圧倒的という言葉では足りない」「日本の天才投手」といった言葉で快投を伝えた。
米ヤフースポーツは、完全試合を「プロ野球界で投手による史上最も圧倒的なパフォーマンスの1つだった」と評した上で2試合連続で無双投球を演じたことに言及。「『圧倒的』という言葉では足りない。『超越的』の方がより相応しいが、それでもまだササキのパフォーマンスを正当に扱えない」と絶賛し、「健康を維持できれば、これから凄まじいキャリアを送ることができそうだ。米国に来ることを選ぶならMLBファンは確実に歓迎する」と伝えた。
米スポーツ局「ESPN」は「完璧をどうやってさらに良くする?ロウキ・ササキはその方法を発見するため最善を尽くしている」と報じ、MLB公式サイトは「またNPBで完全試合を達成しそうになったのは、まさかのあの人」との見出しで詳報している。
米メディア「CBSスポーツ」は、佐々木朗が3試合にまたがって継続している“打者52人連続アウト”は、2014年にジャイアンツのユスメイロ・ペティットがマークした“46人連続アウト”のMLB記録を超えたと説明。「ササキが高校生だった時に、MLBの複数球団が獲得を試みたとされるが、ササキは日本に残ることを選び、2019年NPBドラフトで1位指名された。いつかMLBに来るのか。MLBファンがササキを見る最もいい機会は来春のWBCだろう」と解説する。
「ササキの今回の圧倒的な投球は、彼に感心を持つMLB球団の興味をさらに引き付けるだろう」と伝えたのは米紙「ニューヨーク・ポスト」。米全国紙「USAトゥデイは「ロウキ・ササキって誰?2試合連続完全試合を達成しそうになった日本の天才投手を紹介」として、16日(日本時間17日)のドジャース戦で1試合100マイル(約161キロ)超を39球投じたレッズの22歳ハンター・グリーンと比較。「地球の反対側では別の天才右腕が負けないくらいの剛速球を投じた」と絶賛している。
米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「完全試合の次の登板でも同じくらいの内容の投球をするのは非常に難しいものだが、ロウキ・ササキはあと少しでできそうだった」と解説。“17回連続完全投球”、”打者52人連続アウト”という記録が「さらに伸びる可能性がある」と期待した。MLBで「2試合連続完全試合」に最も近付いたのは2009年のマーク・バーリー(当時ホワイトソックス)で、完全試合の次の登板で6回2死までパーフェクトだったという。
ロッテの佐々木朗希投手(20)は17日、ZOZOマリンで行われた日本ハム戦に先発登板。
1週間前に完全試合を達成した“令和の怪物”は、この日も立ち上がりから快投を見せ、8回・102球、14奪三振で無安打・無四球のパーフェクト投球。0−0で9回表を迎えたところで降板となり、史上初となる2試合連続完全試合とはならなかったものの、2試合続けて1人の走者も許さない圧巻のピッチングを披露した。
初回から2つの三振を奪う好スタートを切ると、2回も2つの三振を奪い、今季初登板からの連続イニング奪三振が「25」に到達。2020年の山本由伸(オリックス)に並ぶ日本人投手の最長記録に並んで見せる。
3回は左飛・捕邪飛・左飛で奪三振記録はストップしたものの、以降も凡打の山を築いて気が付けば8回まで無四球・無安打投球。しかし、味方打線も日本ハム先発・上沢直之を打ちあぐね、8回は堀瑞輝を前にゼロ。0−0で迎えた9回表を前に、井口資仁監督が審判に投手交代を告げた。
9回は守護神・益田直也が抑え、その裏は北山亘基から安打なしで満塁のチャンスを作るも、ここもあと一本が出ず。延長10回に3番手・西野勇士が万波中正に一発を浴び、試合はそのまま0−1で終了。佐々木の好投は報われず、ロッテは1安打の日本ハムに敗れた。
それでも、前回登板から続けて17イニング連続無安打・無四球という歴史的な快投にはプロ野球OBからも賛辞の言葉が並んだ。
17日放送の『プロ野球ニュース』に出演した五十嵐亮太氏は「本人はあまり良くなかったと言っていましたが、それで完全投球ですから…」と驚きつつ、「投げていてもメンタルやフィジカルのブレが一切ない」と、投手としての“強さ”を称える。
この日の投球については「フォークが若干抜けているという話もありましたが、その中でも修正しながら投げ続けていた」と、手応えが良くない中でもこれだけの投球ができるポテンシャルの高さに触れ、「まだ無四球・無安打投球は継続していますからね。これからもますます楽しみ」と、次回以降の登板にも大きな期待を寄せた。
一方で、その完璧な投球とともに大きな話題を呼んだのが「8回で交代」という決断に関して。
この日は午前10時過ぎの段階でチケットが完売、満員のファンはヤキモキした気持ちを抱えた部分もあったかもしれないが、この点について解説陣はロッテの決断を支持している。
番組に出演した達川光男氏は「井口監督の談話にもありましたが、今日は100球前後で代えるという風に前回の疲労なども加味して決めていたのだと思う」と、ベンチにとっては“想定内”で迷いなく決めたことだったのではないかと解説。「ファンの方は賛否両論あると思うが、ロッテとしては佐々木朗希という投手を故障させないように、長きに渡ってこのプロ野球の世界で生きていって欲しいという思いからくる苦渋の決断だったと思いますよ」とコメントした。
五十嵐氏も同様に、「ロッテは佐々木朗希投手に対してしっかりとした計画を持って、それに沿ってここまで来た。大事に育ててきて、その結果として今こうしてマウンドに立てているので、ある意味ロッテらしい決断だと思う」と、チームの一貫した姿勢を支持。「後に成功だったと言えるような決断になると思う」と、いま無理をさせないことが、野球界のさらなる明るい未来につながることを強調した。
4月10日に完全試合を達成したロッテの佐々木朗希が、多くの野球ファンの注目を集める中で17日の日本ハム戦に登板。8回まで完全試合を続け、連続無安打のプロ野球記録を更新(17イニング)したが、球数が102球に達した8回で交代となった。「2試合連続の完全試合」という大記録が目の前だっただけに、この交代には様々な声が上がっている。
現役時代は長らくロッテのエースとして活躍し、この試合の解説を務めた清水直行に、試合直後に話を聞いた。
清水はまず、この日の投球内容について言及。佐々木の調子は「あまりよくない」と見ていたという。
「真っ直ぐの最高球速は163km出ていましたが、狙ったところにいくボールが少なかったですね。そして変化球は、ほとんどがフォーク。真っ直ぐが逆球になったり、捕手が構えた位置よりも高くなったりするのは、彼の場合はよくあることなので心配していませんでしたが、気になったのがフォークなんです。
佐々木のフォークは、右打者に対してはスライダーのような軌道になります。それは"持ち味"なのでいいと思いますが、上体を少し引っ張るような投げ方になっていて、左打者に対してのフォークが引っかかることがあった。それを見て、『今日は体のバランスがあまりよくないな』と思いました」。
それでも佐々木は、日本ハム打線を8回無失点(無安打・無四球)に抑え、14個の三振(空振り三振は12個)を奪った。調子がよくないながらも抑えられた要因の1つとして球速差を挙げる。
「フォークは140km台で、真っ直ぐとの球速差が20km弱。前回登板と違って、今回はより球速差のあるカーブが少なかったですが、20km弱の球速差があれば十分に投球はできます。
対応としては、通常であれば"ヤマを張る"という方法もあります。しかし佐々木に限っては、打者全員がバットを短く持ってコンパクトに振るとか、ポイントを自分の近くにして逆方向中心の打撃に徹するとか、極端なことをする必要があるかもしれない。相当なスイングスピードがないと打つのは難しいですし、あの真っ直ぐを引っ張るのは至難の業ですから」。
試合序盤は悪かった上体のバランスも、「中盤以降は持ち直した」という。
「佐々木は『いかに脱力しながら、力感を失わずに投げられるか』ということを重視しています。試合序盤は、投げたあとに上体が一塁側に倒れるシーンが何度かありましたが、徐々に脱力することや体のバランスを意識するようになり、試合の中で修正していきました。
彼は調子が悪いから球速が落ちる、コントロールがものすごく悪くなるといったことがない。だから今後も、調子が悪い日でも抑えることはできると思います」。
8回で交代したことについては、ロッテで投手コーチ(2018年、2019年)を務めていた観点からも理解を示す。
「ロッテは"球界の至宝"とも言える佐々木を預かった時から、1年目、2年目としっかりとプランを立てて育ててきました。その目指すところを考えると、完全試合も、今回の8回パーフェクトも"通過点"という認識なんじゃないかと思います。佐々木という投手を、『もっと高いところに導かなければいけない』というロッテの使命感、揺るぎない芯の強さが垣間見えましたし、チーム全体で英断していると感じました。
今は、どんな試合展開でも100〜110球で交代させると決めているんでしょう。前の試合は105球で投げ切りましたが、今回は8回を投げ終えた時点で102球。9回を投げれば110球を超えていた可能性が高かったですよね。イニングの途中での交代ということはしないでしょうし、本人もそれを理解した上で登板しているはずです」。
そんな球数の基準がありながら8、9回まで投げられることについても「佐々木は特別ですから」と話す。
「長いイニングを投げるために"3球勝負"でアウトを重ねていますね。前の試合から、厳しいコースをつくことも少しはありましたが、ボール球はほとんどありませんでした。極端に言えば、『全球ストライクゾーンで勝負している』という感じです。そんなことができるのは…本当に"怪物"というか、とんでもない投手です。
この先も登板を重ねていく中で、また記録がかかる試合が出てくるはず。今回は援護点がありませんでしたが、そこはチーム一丸となって後押しして欲しいです。それは佐々木に限らず、他の投手の時もそうですけどね」。
8回102球を投げて降板したあと、佐々木は球数の多さを課題に挙げた。
「佐々木の中では、カウントが悪くなる場面があるだけで『球数が多い』という感覚なんでしょうね。見ている側からすれば、8回を投げて102球なら十分だと思っちゃいますが(笑)。
今後も球団は定められたイニング数を守り、それを経て次のステップへ進ませるはず。ファンの立場からすれば、今回の交代に様々な思いを抱くこともあるでしょう。ただ、彼だけは"特別な仕事"をしている感じになっていますし、もっと先を楽しみにして見守るのはどうかなと思います」。
高卒3年目の佐々木朗希(ロッテ)が、今シーズン3試合目の登板となった4月10日のオリックス戦(ZOZOマリンスタジアム)で、28年ぶり、史上16人目の完全試合を達成した。
そればかりか、従来の9連続奪三振を大幅に更新する「13連続奪三振」、1995年の野田浩司(オリックス)に並ぶ日本タイ記録の「1試合19奪三振」もマークするなど、記録づくめの快挙達成だった。
ストレートの平均球速は159.8キロ、最速は自己最速タイの164キロ。フォークでも145キロをマークするなど、異次元のピッチングを見せた。
奪三振の多い投手は「ドクターK」と呼ばれるが、1試合17奪三振以上を記録した投手は、佐々木を含め5人いる。
ちなみにセ・リーグは「1試合16奪三振」が最多で、これまで金田正一(巨人/1967年)、江夏豊(阪神/1968年)、外木場義郎(広島/1968年)、伊藤智仁(ヤクルト/1993年)、今中慎二(中日/1993年)、山田勉(ヤクルト/1993年)、桑田真澄(巨人/1994年)、野口茂樹(中日/2001年)の8人がマークしている。
今回、1試合19奪三振の記録保持者である野田浩司氏に、佐々木朗希の完全試合、1試合19奪三振について聞くことができた。
衝撃の完全試合から1週間、まだあの興奮は冷めていない。今の佐々木朗希なら、また大記録を達成するのではないか…。そんな期待さえ抱かせる、まさに圧巻のピッチングだった。