わたしはかもめ2022年鴎の便り(4月)

便

4月18日

[谷繁元信]佐々木朗希は振り切った対策でしか止まらない、初球からフォーク狙いや揺さぶり必要[ニッカン]

17イニング、打者52人連続アウトと、世界記録を更新中のロッテ佐々木朗希投手(20)は次回、24日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に先発予定だ。10日に13者連続奪三振での完全試合を達成したオリックス打線に2週間後、再び投げ込む。大記録はどこまで伸びるのか−。逆に止めるのは誰なのか−。


なぜ佐々木朗を打てないのか−。すごいという言葉を超えた投手だ。だがプロの打者が17イニングも連続で無安打に抑えられれば、その点も関心が出てくる。

この2試合を見ると、打者は基本的に直球を狙っている。中には200%直球待ちという状況もある。それでも当たり前のように打ち損じ、ファウルになる。

なぜ狙った直球を捉えられないのか。空振りを見ていると、明らかにボールの下を振ったスイングが多い。初速と終速の差がなく、回転数が高いのだろう。スロー映像を見返したが、球が回転している時の縫い目が見えなかった。スローならば多少は見えるもの。見えないほどの高い回転数で、ベース板を通過するときに打者にホップしていると感じさせる。

さらに190センチの長身を生かして、たたきつけるように腕を振り抜く。昔でいえば江川卓さんは押し出すように振り、ダルビッシュは佐々木朗との中間ぐらいの感じ。だが佐々木朗ほどの角度からたたきつけるタイプは少ない。高めに浮き上がるより、低めに伸びて、最後にホップする。打者は見慣れないだろう。

フォークもやっかいだ。直球と同じ腕の振りで、よほどマークしていないと「直球が来た」と振ってしまう。ベース手前でワンバウンドするような、明らかなボール球もない。ストライクゾーン低めや、そこからボールになる軌道で収まる。フォークと分かって見逃してもストライクになり、打ちに行ったら低めのボール球で届かない。佐々木主浩さんほどの落差はないが、スピード、コントロール、落差と全てが絶妙な調和をとれている。

なら、どう打つか。もちろん簡単ではないが、まずはヒットを打つことから考える。今は直球狙いの打者が多いが、逆転の発想でフォークを狙う手はある。直球のタイミングで待ちつつ、実際はフォークを狙う。いい打者は始動が早い。打つ体勢を早くつくり、直球のタイミングで合わせつつ変化球を拾うことができる。

好打者は2ストライクに追い込まれてから、そういう打撃をするケースが多い。これを佐々木朗に対し、カウント0−0からやる。常に2ストライクに追い込まれている意識で、直球のタイミングで始動し、実際はフォークを待つ。

次に考えるのは揺さぶりだ。日本ハム新庄監督は17日の対戦前に「全員セーフティー(バント)をさせます」と話していたが「ああいうピッチングを見た時に、正々堂々と」と正攻法で挑んだ。正々堂々というのも野球。一方で嫌らしいことをするのも野球だ。

この2試合、佐々木朗のペースで投げさせてしまっている。まずはヒットを打ちに行くが、無理ならセーフティーバントで揺さぶって相手のペースを崩す。ヒットが無理でも四球や野手のミスにつなげて走者を出す。走者を置けば、セットになり、リズムが崩れるかもしれない。

チーム戦術も変えなければいけない。10日のオリックス戦。初回無死二、三塁、1死二、三塁とオリックスは通常の守備態勢だった。序盤で内野ゴロによる1失点を許容するのはセオリー。だが佐々木朗には当てはまらない。1点勝負になる可能性がかなり高い。初回からサヨナラのピンチというつもりで失点を防ぎにいかなければいけない。

普通のことをしていては勝てない。振り切ったことをする。それほどの投手だ。

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[ロッテ]佐々木朗希の先発、交流戦前に飛ばす見込み「1勝は1勝なので」回や球数しっかり管理[ニッカン]

ロッテ井口資仁監督(47)は佐々木朗希投手(20)の今後の登板プランついて、他の先発陣と同様に「1回ずつでも休めたら」と11日に話している。

5月下旬に始まる交流戦前には1度、先発を飛ばす見込みだ。木村投手コーチも18日までに「偉業が2勝、3勝分くらい付録が付いてくるなら別ですけど、1勝は1勝なので」と、今後もしっかり登板イニングや投球数を管理していく方針を示した。

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[ロッテ]佐々木朗希争奪戦勃発、24日オリックス戦の緊急地上波中継巡りテレビ各局が立候補[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)争奪戦が勃発だ。24日のオリックス−ロッテ戦(京セラドーム大阪)を地上波で届けるべく、複数の民放局が中継に立候補していることが18日、分かった。

現時点ではCSの「J SPORTS」が放送予定だが、テレビ各局も朗希フィーバーを放っておけないようだ。優勝間近ではないタイミングで、緊急の地上波放送は極めて異例。完全試合翌週の登板となった17日のロッテ−日本ハム戦(ZOZOマリン)も急遽テレビ東京が中継した。

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佐々木朗希ゼロ旅どこまで伸びるか、誰が止めるか?ロッテ、オリックス両担当が24日の再戦占う[ニッカン]

ゼロ旅はどこまで!?17イニング、打者52人連続アウトと、世界記録を更新中のロッテ佐々木朗希投手(20)は次回、24日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に先発予定だ。10日に13者連続奪三振での完全試合を達成したオリックス打線に2週間後、再び投げ込む。大記録はどこまで伸びるのか−。逆に止めるのは誰なのか−。ロッテ、オリックスの両担当記者が、これまでの取材から5日後の一戦を占った。


朗希無双が続く。安打を打つ−。この1点だけに絞れば、すでに多くの選手が3打席を経験したオリックス勢にはチャンスが増える。一方、佐々木朗は17日の試合後「投手の仕事は点を取られないことだと思うので。僕の中では打たれても別に、って思っています」と言った。試合に勝つために、今度は何を変えてくるか。

1つの可能性がスライダーだ。今季4試合を終え、投球の約93%が直球かフォーク。同じように無双した大船渡高時代とは、傾向が違う。当時は、スライダーが変化球の中で6割強を占めた。バッテリーを組んだ及川恵介捕手(東北学院大3年)は「スライダーとフォークが8対2か7対3くらいでした」と振り返る。

それがプロ3年目の今季はフォーク8、スライダー2の比率になった。球速帯はともに140キロ強。今の佐々木朗にとってスライダーは「本当はもっと大きく曲がってくれれば」という球だ。フォークが制球、キレともに安定する中で、相棒の捕手松川も「フォークも真ッスラというか、こっち系に落ちていくので、利用しながら」と右打者の外角へ逃げるような軌道を描くフォークを活用する。その魔球とは微妙に違う軌道のスライダーは、1つの手札になりうる。

大きく変えなくても圧倒してしまうのでは?そう感じさせる投手でもある。今季4試合で投じた160キロ台の直球は117球。旧来の物差しでは思考が混乱しそうな事象を、具現化させている。いくら何でもさすがにそろそろ…。そんな空気さえ一掃する予感を漂わせることもまた、伝説だ。


リベンジの機会は望むところだ。オリックスは10日の敵地ロッテ戦で佐々木朗希投手に球団史上初の完全試合を食らった。

20歳の右腕に完敗−。だが2週間後の再戦で、相手は完全イニングを17に伸ばしてやってくる。男の意地にかけて、止めるのはオリ達しかいない。

2年連続首位打者の吉田正は3三振。試合前までの三振はわずか1だった。「完全に相手が上だった。(軌道と)接点がなかった。フォーク待ちで振りにいっても、ストーンと消えるので、バットが出なかった」。球界屈指のヒットマンは投球映像をチェック。徹底研究で雪辱を期している。

リードオフマンの福田も頼もしい。3三振を喫した直後も「正直、楽しさがあった。この投球をされたら仕方ない」とさっぱり切り替え。「1番良い(状態の)ときを見たんじゃないですか?次の対戦に生かせるように。球筋を見たのでイメージできています」とポジティブで、同じ轍を踏むつもりはない。

決戦の舞台は京セラドーム大阪に移る。ファンの後押しも大きい。理想の攻撃は、初回に1番福田が連続無安打を17イニングで止め、好機を広げて主軸の吉田正が0行進も止める先制打を放つ。先制パンチで快挙全てを止め、オリックスペースに持ち込むことだ。

10日の対戦で連続三振を13で止めた“ラスボス”紅林にも注目だ。当日は「バケモン。手からボールが離れる前に振るイメージ」と仰天したが、同い年の対佐々木朗は昨季5打数2安打で打率4割。攻略に欠かせない存在だ。中嶋監督は完全試合をされても「認めてしまったら先に進めない」と強気だった。オリ達が倍返しで白星をつかむ。

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12球団で新型コロナ後遺症アンケート実施「対応法を示し選手の皆さんに参考にしてもらえれば」[ニッカン]

プロ野球12球団で新型コロナウイルスの後遺症に関するアンケートを実施することが、18日の臨時12球団代表者会議で決まった。

既に1度実施しており、感染した人のうち十数%に後遺症が出たことが判明。ただ、後遺症の種類に関する質問にとどまっていた。今回は後遺症が続いた期間や医療機関での受診有無など、より実態が分かる内容とする。アンケート結果をもとに、新型コロナウイルス対策連絡会議の専門家の助言ももらう。日本野球機構の井原敦事務局長は「後遺症がある場合の対応法を示して、選手の皆さんに参考にしてもらえれば」と話した。

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声出し応援復活はまだ先「まずは100%、人数制限ない状況を維持するというところ」NPB見解[ニッカン]

日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は18日、声を出す応援について、即座の復活は難しいという見解を示した。

開幕以来、各球団で新型コロナウイルス陽性者の事例が出ているが、これまでのところ、観客の感染報告はないという。ただ、それでも応援については「しばらくは今の状況と思っている」と、当面は声を出さないよう求めていく考えだ。

その理由として「声のあるなしは、政府の政策の範囲でこちらも対応している。去年は、大声を出すイベントにジャンル分けされたが、それが大声を出すイベントではないと変更になったので今に至っている。その辺りをにらみながらやっていかなければいけない」と話した。

1プレーに歓声が起きても大声を上げるイベントにはならないが「常に外野席の応援団が攻撃中に声を出すと、大声を出すイベントになる。そうなると観客上限が50%になる」と補足した。

「12球団の共通認識は、まずは100%、人数制限のない状況を維持するというところ」と強調。政府方針が変更にならない限りは「今の状況を続けざるを得ないと思っている」と話した。

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[ロッテ]小島和哉「自覚を持って長いイニングを」19日先発、雨影響で登板予定変則的も気合[ニッカン]

ロッテ小島和哉投手(25)が19日の西武戦(ベルーナドーム)に先発する。チームは3連敗中。連敗ストップを託される。

今季はここまで2試合に先発し、0勝1敗、防御率2.08。雨天中止の影響で登板予定がずれるのは、早くもこれで2度目となる。小島は球団を通じ「開幕から天候もあり、投げる予定もすごく変則的となっていて、今まで経験したことがないですが、1日1日できることをしっかり調整してきたつもりなので、週の頭ですし自覚を持って長いイニングを投げられるように頑張ります」とコメントを寄せた。

昨季は10勝をマーク。プロ4年目の今季から背番号が「14」に変更された。

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[ロッテ]元乃木坂46高山一実が始球式「真っ直ぐ投げられるよう頑張る」5・7ソフトバンク戦[ニッカン]

ロッテは18日、5月7日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で、タレントで南房総市観光大使の高山一実(28)が始球式を務めると発表した。

高山は11年に乃木坂46の1期生として加入し、人気メンバーとして活躍。「Qさま!!」などバラエティー番組への出演も増やしている。小説家としても活動し、乃木坂46からは21年11月に惜しまれながらも卒業した。

5月7日の試合はマリーンズ応援番組「MARINES FREAKS」を放送する株式会社ジェイコム千葉の冠協賛試合「J:COMスペシャルデー」として開催され、高山の始球式はファーストピッチセレモニーとして午後13時52分頃から行われる。

高山は球団を通じ「大好きな千葉で、千葉ロッテマリーンズの応援ができること嬉しく思います!真っ直ぐ投げられるよう頑張ります!」とコメントした。

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[ロッテ]キャプテン中村奨吾が国内FA権を取得「感謝の気持ちを持ち続けながら」[ニッカン]

ロッテ中村奨吾内野手(29)が18日、国内FA権の取得条件を満たした。

中村奨は天理(奈良)から早大を経て、14年ドラフト1位で入団。プロ8年間で865試合に出場し、通算731安打。昨季まで4年連続で全試合に出場し、不動の二塁手としてチームに欠かせない存在となっている。21年シーズンからはキャプテンも務めている。

球団を通じ「関わってくださった方々やサポートしてくださった方々に感謝の気持ちです。その感謝の気持ちを持ち続けながら、シーズンを戦い抜いていきたいと思います」とコメント。FA権については「今は何も考えていません」とした。

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[ロッテ]プロ野球界初、長期療養中の子供の支援事業を開始、月数回の練習参加、見学など計画[ニッカン]

ロッテは18日、長期治療を必要とする子供の自立支援とコミュニティ創出を応援する「TEAMMATES(チームメイツ)」事業を開始すると発表した。

同事業では、長期療養中の子供がマリーンズに「入団」し月1、2回程度、ZOZOマリンなどでのチーム練習に参加、見学する計画を立てている。社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動の一環で実施し、プロ野球界初の事業となる。

今回は1名の入団選手を4月20日まで募集する。千葉県在住で継続的に通院や治療を必要とする6〜15歳の児童または生徒が対象で、主治医の許可も応募条件になる。詳細は事業に協力する特定非営利活動法人Being ALIVE Japanの公式ホームページにて。

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佐々木朗希が8回完全で降板、ロッテ−日本ハム、テレ東中継視聴率は5.9%[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が10日の完全試合に続き、先発で8回をパーフェクトに抑えた17日の試合を放送したテレビ東京の地上波「ロッテ×日本ハム」(午後2時、ZOZOマリン)の平均世帯視聴率が、5.9%(関東地区、速報値)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。

個人視聴率は3.2%。個人視聴占拠率は18.2%で、同時間帯で2番手となった。同局は通常、日曜の同時間帯を「日曜ミステリー」枠として放送し安定した人気を得ているが、野球中継でも健闘した形となっている。

試合はテレ東とBSテレ東で緊急生中継。実況は植草朋樹アナウンサー、解説は里崎智也氏(日刊スポーツ評論家)、リポーターを五十嵐亮太氏が務めた。

地上波では予定された午後2時から同3時59分までの放送枠で、8回までパーフェクトに抑えた様子を伝えた。17イニング連続無安打は48年真田重蔵(大陽)の16回を更新し、プロ野球新記録となった。

地上波で放送時間終了間際となった8回表2死の場面では、日本ハム野村がライト線ギリギリのファウルを打つ一幕も。午後4時からの番組「THE MAKERS〜突破の条件〜」スタートが迫ったが、佐々木朗が8回表を抑えきり、ベンチに戻る場面までが放送枠内に収まった。

地上波が放送終了した直後の8回裏を終了後、井口監督はパーフェクト投球のまま佐々木朗を交代。テレ東の地上波は結果的に、佐々木朗の全投球を伝える形となった。

地上波終了の午後4時が近づくと、実況の植草朋樹アナウンサーが、BSテレ東サブチャンネル172の放送延長を繰り返し告知。試合はその後、延長10回表に万波中世外野手の決勝ホームランを放ち、日本ハムが1−0で勝利し、BSテレ東サブチャンネル172では試合終了まで中継された。

完全試合を達成した10日のオリックス戦は本拠開催ながら、地元局も含め地上波放送がなく、視聴者らから中継を求める声があがる事態となった。その中で、テレ東は15日に生中継の決定を発表。有事の際でもアニメや通常番組を放送するなど独自路線を歩むケースが多いことで一定の支持を得ている同局だが、今回は直前に急遽変更した番組編成で注目される形となった。

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「天才投手、佐々木朗希」米国報道の熱視線止まらず、メジャーリーグの似た記録も例示[ニッカン]

完全試合を達成した次の試合でも8回をパーフェクトに抑えたロッテ佐々木朗希投手(20)に対し、米国内報道の熱視線が止まらない。

スポーツ・イラストレーテッド電子版は「NPBでパーフェクトイニングを続ける天才投手、佐々木朗希」と題した記事を掲載した。

「完全試合の後に、同じぐらいのパフォーマンスをするのは非常に難しいことだが、ササキはほとんどそれをやってのけた」と試合内容を表現した。

さらに52人連続でアウトを記録していることから、メジャーリーグの似た記録を例示した。ホワイトソックスのマーク・ビューラー投手が2009年に完全試合を達成した後、5回3分の2まで完全投球し「2試合連続完全試合に最も近づいたMLB投手」とした。この時の45打者連続アウトは、ユスメイロ・ペティット(ジャイアンツ)が先発と救援で8試合にまたがって、46打者連続で更新したという。

MLBでも2試合連続の完全試合は過去になく、2試合連続のノーヒットノーランは1938年のジョニー・バンダーミーア投手(レッズ)が唯一、記録している。

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ロッテ佐々木朗希「来春のWBCで見られるかも」米国内で期待の声[ニッカン]

完全試合を達成した次の試合でも8回をパーフェクトに抑えたロッテ佐々木朗希投手(20)に対し、米国内では「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で見られるかも」と期待された。

17日のCBSスポーツ電子版では「日本の天才ロウキ・ササキが19奪三振の完全試合の後で8回完全投球」と題した記事を掲載した。その中で「MLBファンにとって、ササキを見る最高の機会は来春のWBCになるだろう」とした。「日本は通常、最高のプロ野球選手をこの大会に参加させる。ササキは明らかに、所属するリーグで最高の投手の1人である」と、これまでの経緯とNPBの実情を説明した。

世界デビューとなれば、米国でも「ロウキフィーバー」が起こる可能性は十分にある。

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佐々木朗希の注目すべきは「8回にまだ101マイルを投げていたこと」、ESPN電子版[ニッカン]

完全試合を達成した次の試合でも8回をパーフェクトに抑えたロッテ佐々木朗希投手(20)に対し、米国内の注目度がさらに上がった。

ESPN電子版は18日、「20歳の天才投手、佐々木朗希が連続パーフェクトイニング17回に伸ばした」と題した記事を掲載。「完全投球をどう改善するのか。佐々木朗はそれを見つけるためにベストを尽くしている」とした。

投球では「注目すべきこと」として、「8回にまだ101マイル(約163キロ)を投げていたこと」を挙げていた。

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「日本の天才、8回に外される」米メディアが佐々木朗希を詳報、メジャー待望論も記載[ニッカン]

完全試合を達成した次の試合でも8回をパーフェクトに抑えたロッテ佐々木朗希投手(20)に対し、米国内の注目度がさらに上がった。米ヤフースポーツは18日、「日本の天才、佐々木朗希が2試合連続の完全試合から8回に外される」と題して詳報した。

快投に次ぐ快投に「佐々木が米国に来る準備が整うまで、もう聞くことはないだろうと思うのが普通である。しかし、佐々木は簡単に忘れられるような選手ではない」と紹介した。

降板については、元MLBの井口資仁監督の「判断は理解できる」とした。「20歳と若い佐々木朗に無理をさせるのは危険」とし、7回まで完全投球を見せながら降板したクレイトン・カーショー投手(ドジャース)を例に挙げ「最近はよくあること」とした。

注目度の上昇で、今後については「MLBファンは佐々木がアメリカでプレーすることを望んでいる可能性に、唾を飲むはずだ」とした。さらに「もし佐々木が健康でいられれば、彼は素晴らしいキャリアを歩むことができるだろう。もし、彼がそのキャリアを米国に持ち込むと決めたら、MLBファンは大喜びだ」と、将来的なメジャー移籍を期待していた。

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レンジャーズのミラー、佐々木朗希の8回降板に「冗談でしょ。彼は投げるべきだった」[ニッカン]

メジャー通算117本塁打を誇るレンジャーズのブラッド・ミラー内野手(32)が、2試合連続の完全試合まであと1イニングだったロッテ佐々木朗希投手(20)の話題に大きな関心を寄せた。17日(日本時間18日)のエンゼルス戦前、日本メディアを見つけると突然、「君達は日本出身?ササキは知ってるよね」と問いかけた。

ここから、怒濤の逆取材タイムが始まった。

「フォークボールを持っているんだっけ?直球のスピードは100マイル?キロに換算すると、何キロ?」。
「彼は高校からメジャーリーグに来るチャンスもあったの?」。
「彼はどれくらい背が大きい?」。
「彼がすぐに(メジャーに)行きたいと希望すれば、可能なのか?」。

ミラーは米スポーツ専門局ESPNのウェブサイトで、8回までパーフェクト投球で降板した佐々木の記事を読んだという。前回登板で完全試合を達成した同投手に対し「クレージーだ」と驚きながら、17日の日本ハム戦では8回102球で交代となったことについて「パーフェクトゲームだったんだよね?冗談でしょ。彼は投げるべきだった」と首を横に振っていた。

ミラーは親しい知人の1人で昨年までオリックスと楽天で活躍したステフェン・ロメロ内野手(33)とマリナーズ時代の同僚で、日本のプロ野球にも注目しているという。また、09年には日米大学野球選手権で来日しており、当時早大に在籍していた斎藤佑樹投手とも対戦。宮城・仙台でもプレーし、「素晴らしい経験で、楽しかった」と懐かしそうに話した。

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真中満氏、ロッテ・佐々木朗希の8回降板に見解「井口監督の決断は勇気があった」[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手が、17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で完全投球のまま8回で降板した。本紙専属評論家は、井口資仁監督(47)の決断をどう見たのか。2015〜17年にヤクルトで監督を務めた真中満氏(51)が見解を示した。

完全投球を披露していた佐々木朗を8回で代えた井口監督の決断は、勇気があった。野球ファンの間でも、様々な声があるようだが、賛否両論となるくらいの決断だったということだ。

そこには井口監督をはじめ、球団の方々が佐々木朗の入団1年目から実践してきた育成法、起用法など根拠があるはずだ。だからこそ、佐々木朗も納得して指示に従ったのだと思う。

当面は100球前後での交代が考えられる。捕手・松川のリードも、球数を見据えた配球だったように感じた。早いカウントからストライクゾーンで勝負し、追い込んでからも早めに決めにいっていた。100球で、できるだけ長いイニングを投げようとしていたのではないか。

ヤクルトでの監督経験がある私自身も、周囲から「自分だったら交代させたか」と聞かれた。ロッテの細かな指導方針は分からないし、佐々木朗投手との接点も多くなく性格を把握していないので、その「たら・れば」に答えるのは非常に難しい。ただ「2度くらいで騒ぐな。まだまだチャンスはあるんだから」と言わんばかりの交代に感じた。佐々木朗の能力を見ていたら当然。それほどの投手だ。

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荒木大輔氏、ロッテ・佐々木朗希8回完全で降板に「全ては育てるため」[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手が、17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で完全投球のまま8回で降板した。本紙専属評論家は、井口資仁監督(47)の決断をどう見たのか。西武・西口文也投手が2005年8月27日の楽天戦で9回まで1人の走者も出さず、延長10回の先頭打者に安打を許したときの投手コーチだった荒木大輔氏(57)が見解を示した。

佐々木朗は限界に近かったと思う。完全試合を達成した前回とは状態が違った。6、7回辺りからシュート回転の球が増え、9回を続投させても10球前後で終わらせるのは難しいと感じていた。

西武の投手コーチだった2005年に西口文也の9回までの完全投球に立ち会うことができたが、このときの西口は9回を終えて100球超。それでも球威は衰えず、コントロールも抜群だった。伊東監督に「10回も続投でいいですよね?」と聞いたが即答でOK。交代させる要素がなかった。

延長10回に安打を許して完全試合は消滅した。記録を達成させてあげたかったが、全員が納得して続投させたので私自身は全く後悔していない。そういう意味では、17日の佐々木朗の投球内容に、井口監督はハラハラと心配していたと思う。

当時、既に100勝以上を挙げていた西口に対し、佐々木朗は3年目でまだ先がある。ロッテは慎重にプランを練って育てている。ロッテへの入団決定後、吉井理人投手コーチから、佐々木朗と同じく高卒でプロ入りした(早実高→ヤクルト)私に入団後の球数などを詳しく聞かれたのを覚えている。

全ては佐々木朗を育てるため。仮にロッテがリードしていた状況で9回を迎えても、井口監督は投球数を理由に交代させたのではないか。記録に配慮して予定を変更してまで続投させたら、入団前からプランを立てて育成してきた意味がなくなってしまうからだ。

今後は、どう疲労を抜くのかが大事な要素となる。100球前後とはいえ、あれだけの出力があるのだから反動は相当あるはずだ。自分だったら、このタイミングで1度、出場選手登録を抹消してもいいくらいだと思っている。

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[なるべく週刊エモト]ロッテ・佐々木朗希、完全試合今季2、3度やれる[サンスポ]

「またか?!」。本紙専属評論家の江本孟紀氏(74)が、2週連続でロッテ・佐々木朗希投手(20)の快投に仰天。「そこで、クイズです」。はて、出題は?

≫佐々木朗が17日の日本ハム戦で、再び…。
江本氏
「完全試合かと、びっくりしたよ。10日(オリックス戦)に28年ぶりの達成。『ということは、次に見られるのは28年後ですか』と知人がつぶやいていた。」
≫そう考えるのも分かります。
江本氏
「それがわずか1週間で、またすごいことに…と思ったら甘かった。何と交代とはね。」
≫8回までパーフェクト。投球数が100を超えて降板しました。
江本氏
「それなりに事情があるだろうから、交代云々の話は今回は省こう。とにかくあのピッチングは尋常ではない。これからも記録的な活躍が楽しみだ。」
≫江本さんは先週のこの欄で「技術的に完成品」と評されていました。実際にここまで打者52人連続アウトです。
江本氏
「そこで『今シーズン、佐々木朗は何回、完全試合を達成するでしょう?』なんていう予想、クイズが流行するかもしれないぞ。」
≫ありそうです。それで江本さんの予想は。
江本氏
「あの実力なら2、3度はやるのでは。」
≫そもそも複数回の達成者すらいません。空前絶後の快挙連発となりますかね。
江本氏
「しかし。しか〜し!しかぁ〜し!!。」
≫おっと、これも3連発。
江本氏
「やはり、ここだけは触れざるをえないか。当然、最後まで投げないと完全試合は成立しない。今回の8回降板も、検証の材料にはなりますな。」
≫はい。
江本氏
「まあ世の中、予期せぬことが起きたりするもの。今シーズン、オモロくなってきましたな。」
≫しばらく登板試合から目が離せません。
江本氏
「各メディアの特番や特集などに解説者がこぞって登場…と、我々の仕事も増えるかも。このご時世に、ありがたいことですよ。」
ニッポン放送「ショウアップナイター」巨人・原監督との対談放送
江本孟紀氏は、19日のニッポン放送「ショウアップナイター」(午後5時30分〜)で巨人−広島を解説する。番組内では同日から4日連続で巨人・原監督とのスペシャル対談を放送。開幕からの戦いぶりに、江本氏が鋭く迫る内容となっている。

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[甘口辛口]ロッテ・佐々木朗希はプロ野球に勢い取り戻す救世主、視聴率大健闘&本拠地も満員に[サンスポ]

「36%くらいはいく」とは日本ハム・新庄剛志監督の視聴率予想だったが結果は…。佐々木朗希登板でテレビ東京が緊急生中継したロッテ−日本ハムの平均世帯視聴率は5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と出た。同時間帯の阪神−巨人(同4.2%)、DeNA−ヤクルト(同1.4%)と他局の中継をしのぐ大健闘だった。

地上波“初見参”でいきなり2試合連続完全試合ペース。8回で降板するまで、ただただ「すごい、本物だ」とあっけにとられっぱなしの2時間だった。直球とフォークのほぼ2種類を、ストライクゾーンにビュンビュン投げ込んだ結果が無安打14奪三振。こんな投手は過去思い当たらない。

新庄監督の攻略法は「全員セーフティーバントをやらせる」。冗談半分だったにせよ、言ったからには1巡目で何人かがその構えを見せ「本当にやるぞ」と揺さぶれば、精密機械のような佐々木朗も動揺し制球が乱れたかもしれない。普通に力勝負にいってひねられた日本ハムも勝ったとはいえ無策といわれても仕方ない。

それにしても8回での降板は首をひねる。「100球を超えた(102球)からかもしれないが、そもそも100球には何の根拠もない。あるなら教えて欲しいくらいだ」と本紙専属評論家の江本孟紀氏は苦笑いする。確かにすごい投手だが、喜怒哀楽をほとんど表に出さないせいか、見ていて何か物足りなさも感じるのは仕方ないことか。

欲をいえばキリがないが、ZOZOマリンスタジアムを2万9426人で満員にさせ、そこそこの視聴率もとった。コロナ禍で観客制限などガマンを強いられてきたプロ野球に、勢いを取り戻す救世主には違いない。

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ロッテ・佐々木朗にお茶の間夢中!視聴率TG戦食った、瞬間最高は9.3%[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)は18日、8回まで完全投球を見せた日本ハム戦(ZOZOマリン)から一夜明け、ロッテ浦和球場でストレッチなどを行った。新たな伝説をつくった右腕に日米が騒然。パドレスのダルビッシュ有投手(35)らメジャーの日本勢が賛辞を並べ、地上波での緊急生中継は阪神−巨人(甲子園)の人気カードを上回る視聴率を記録した。次回登板は24日のオリックス戦(京セラ)。伝説の舞台は大阪に移る。

心地良く張った体を丁寧にほぐした。完全投球のまま8回で降板した日本ハム戦から一夜明け、佐々木朗は次回登板に向けて早速、動き出した。

「また、いい投球ができるように準備していきたい」。

この日の取材対応はなかったが前日の試合後、そう決意を示した。コンディションに問題がなければ、次回登板は24日のオリックス戦。10日にZOZOマリンで達成した完全試合の相手と、舞台を京セラドーム大阪に移しての再戦となる。

私生活では栄養士のもとで食生活を管理徹底。疲労回復を最優先に睡眠時間を確保するなど節制しており、中6日が続く登板間隔も問題なし。自己最速の164キロを更新するXデー≠煢唐ュなさそうだ。

剛腕が投げたとき、歴史が動く。連続奪三振こそ日本投手最長に並ぶ25イニングで途切れたが、打者52人連続アウトは継続中。2014年にペティット(ジャイアンツ)が記録した46の米大リーグ記録を上回り、ファンからはギネス世界記録認定へ期待の声が上がる。

10日の完全試合達成を受け、17日はテレビ東京が地上波で緊急生中継。その平均世帯視聴率が5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことも判明した。

近年では珍しくプロ野球3試合が同時間帯(午後2時〜)に地上波で中継された中、ヤクルトが逆転勝ちしたDeNA戦(TBS系、1.4%)、「伝統の一戦」阪神−巨人(テレビ朝日系、4.2%)の人気カードを上回り、堂々のトップ。BSテレ東でも1.0%と合計7%近い数字で、瞬間最高は9.3%と高い注目が表れた。

近鉄がリーグ優勝を決めた1989年10月14日のダイエー戦でパ・リーグ最高の29.5%を記録した例はあるが、CS放送、ネット配信など視聴手段が多様化した時代の5%超えは大健闘。テレ東では昨年11月21日の日本シリーズ第2戦・オリックス−ヤクルトすら4.9%だった。

熱視線は海の向こうからも注がれる。メジャーで活躍する日本選手がこぞって言及。この日、日本勢単独2位の米通算80勝目を挙げたダルビッシュは「真っ直ぐが速いし、フォークボールもすごく落ちる。世界でナンバーワンの抑え投手が9イニングを投げているようなもの」と独特の表現で、15歳下の後輩に最大級の賛辞を贈った。

ロッテで同僚だったレッドソックスの沢村は「誰もが持てる訳ではない才能を持っている。なおかつ努力している」。パイレーツの筒香は「将来を考えて勇気ある決断をされた」と、8回で降板させた井口監督の采配に理解を示した。

専門局CBSスポーツが「phenom(フェノム=怪物)」と伝えるなど米メディアも大々的に報道。メジャー挑戦の時期を探る記事も増えてきた。日米で巻き起こる朗希狂騒曲≠ヘ、まさに過熱の一途だ。

◇テレ東ニンマリ

試合を中継したテレビ東京は「急きょ放送に踏み切りましたが、視聴率は健闘してくれました。各メディアでご紹介いただいたほか、視聴者からもさまざまな声をいただき反響の大きさを感じています」とコメントした。同時間帯全体ではフジテレビ系「ザ・ノンフィクション」(8.6%)に次ぐ2位。BSテレ東では地上波中継が終わった午後4〜5時に2.8%を記録した。24日の登板予定試合は現在、テレビ放送がCS「J SPORTS3」のみ。17日同様、DAZNなどでのネット配信もある。

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ロッテ・佐々木朗の交代劇に球界OBら持論、中畑清氏「悔しいけどかっこいい。僕はできない」、里崎智也氏「育成方針に沿った交代」[サンスポ]

プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(20)が完全試合に続き17日の日本ハム戦(ゾゾマリン)でも8回を完璧に抑えた快投から一夜明けた18日、各局ワイドショーは「令和の怪物」の話題で持ち切り。解説として出演した球界OB達が持論を語った。

◇里崎智也氏「ホップステップジャンプのステップの段階」

同試合を中継したテレビ東京で解説を務めていた元ロッテの里崎智也氏(45)はTBS系「ひるおび!」(月〜金曜前10:25)に出演し「歴史的一瞬を見るんじゃないのかと、かなり強張りながら解説してましたね」と振り返った。コロナ禍のため「ドンチャカドンチャカ応援ができないので、静寂に、何か大きな時に拍手が起きるだけで、神聖なものを見ているような感覚でした」と球場の雰囲気を伝え「3回くらいから『ひょっとしたら今日も?』って感じで、5回を超えたら『行くな!』って雰囲気でした」と話した。

佐々木朗は8回まで14奪三振で走者を許さず、0−0の9回表に救援投手と交代して退いた。2試合連続の完全試合となれば、米大リーグを含めて史上初となる偉業だった。井口資仁監督(47)の采配について、里崎氏は「多くの人は見たかったと思うんですけど、まだ佐々木朗希はホップステップジャンプのステップを歩んでいる段階なんですよ」と強調。「昨年は中10日以上空けて、自分の調子を合わせて投げてきた。今年は、プロ野球のローテーション投手としては絶対にやらなきゃいけない中6日に挑戦中」だと解説した。「それを成功するためには、チームが考えて100球前後に抑えて中6日を1年間やらせようっていうルールに沿った交代じゃないかなと僕は思います」と私見を述べた。

また、球場で実際に目にした光景だとして「8回終わった時に、佐々木朗希に監督含めコーチもグータッチしてたんです」と告白。「多分あの状況から考えると、8回裏に1点取ったとしても多分代わってると思います」との考えを示し「しかも、いきなり交代って言っても(2番手の)益田が用意できないと思うんですよ」と付け足した。

◇槙原寛己氏、完全試合後に「次の試合では多分打たれる、と…」

1994年に完全試合を達成した元巨人の槙原寛己氏(58)も同番組に出演し、投手としての立場から「いや、行きたかったでしょう。だけどチームの方針というか、守られているっていう、自分を今まで育ててくれたっていう思いもあるから、チームに従うしかないと思うし。葛藤はしてますよね。まあ本心からすると1点でも取っておいてくれれば絶対勝てたのにっていう気持ちはあるでしょうね」とコメント。20歳5カ月の最年少で完全試合を達成した10日のオリックス戦の後、本人に「皆に期待されるけど、次の試合では多分打たれるから『だよね』っていう気持ちを味わうよ」と伝えていたというが「(佐々木朗は)『そうですよね』って言ってたんですけど、味わわなかったんですよ」と語り、スタジオを笑わせていた。

◇中畑清氏「昨日はしょうがないかな」

日本テレビ系「スッキリ」(月〜金曜前8:00)に生出演した元DeNA監督の中畑清氏(68)は井口監督の決断に「悔しいけどかっこいいね。僕はできないから」と一言。「私だったら続投させるという方のタイプ。チャンスがあったり記録がかかったりした時には、それはもうファンの期待なんだから『行きなさいよ』って言ってしまう方」だとしながらも「昨日はしょうがないかな、と。どっかで納得させられる部分はありました。続投していたとしても(0−0だから)完全試合という記録には残らない。1点でも勝ち越して試合終了まで投げ切ったら完全試合確定となる。あそこはすごく悩むところでもある」と指揮官の采配に理解を示した。

また、佐々木朗については「ある程度は“佐々木朗育成ノート”みたいなものがしっかりあるんだと思う」と推測。大船渡高3年時の2019年夏の岩手大会決勝(対花巻東)で、故障を未然に防ぐ指導者の判断で登板できなかったことなどに触れた上で「あの辺りから彼の育成方法っていうのは完全に独り立ちしていますね。他の選手には(通用し)ないんだけど、朗希にだけは通用する育成法なんですよ」と述べた。

◇谷繁元信氏、自身が監督なら「行かせたかも」

元中日監督の谷繁元信氏(51)もVTR出演し「正直、代えるか…と思いましたよ」とポツリ。しかし「冷静に考えた時にこれもアリなのかな」とも述べ、「(自分なら)もしかしたら行かせたかもしれないですね。やっぱり前回完全試合して、今回も8回まで“完全”してますから、7〜8回裏あたりに1点でも取っていれば『もう1回狙ってこい』って言った可能性が高いかな」と考えをめぐらせた。

井口監督は降板を決断した理由について「先々を考えると8回までが限界だった。今日は100球弱と思っていた。七回が終わった時点で朗希が少しへばりつつあった」と説明しているが、谷繁氏も「肩の消耗という話になりますが、これは誰しもが、いくら強い人間、野球選手でもいつかは投げられなくなるんですね。160キロを40歳まで投げられるかって言ったら投げられる訳がないんです」と投手にとって肩は消耗品であることを強調。「どれくらいの球数が佐々木朗には1番合うのかを探していると思うんですよ」と推察した。

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ロッテ・佐々木朗の瞬間最高視聴率は9.3%、平均では阪神−巨人、DeNA−ヤクルトを上回る[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)が8回までパーフェクト投球した17日の日本ハム戦のテレビ東京系中継の瞬間最高視聴率は、平均世帯で9.3%だったことが18日、分かった。中継は午後2時から2時間で、瞬間最高は終了直前の同3時58分に記録した。

この日、ビデオリサーチは同試合中継の平均世帯は5.9%(関東地区、速報値)と発表。同時間帯に放送された阪神−巨人(テレビ朝日系)は4.2%(同)、DeNA−ヤクルト(TBS系)は1.4%(同)で、佐々木朗好投の試合が両中継を上回った。

テレ東では昨年の日本シリーズ第2戦、オリックス−ヤクルトを中継し、平均世帯は4.9%(関東地区)だった。現在、プロ野球中継はCS放送や動画配信サービスなど多様化しており、今回の5%超えは高視聴率≠ニいえる。

テレ東は佐々木朗が10日のオリックス戦で完全試合を達成したことを受けて15日に急遽、17日の中継を発表。同局は本紙の取材に「各メディアでも放送についてご紹介いただいたほか、視聴者からも様々な声をいただき、反響の大きさを感じています」とコメントした。

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ロッテ・中村奨が国内FA権取得[サンスポ]

ロッテの中村奨が18日、出場選手登録が7年に達し、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。球団を通じ「今は何も(行使について)考えていません。感謝の気持ちを持ち続け、シーズンを戦い抜きたい」とコメントした。

奈良・天理高から早大を経て、2015年にドラフト1位で入団。18年から二塁の定位置を確保し、昨季までの4年間は全試合に出場した。

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NPB、声出しNG応援は継続、井原事務局長「今の状況を続けざるを得ない」[サンスポ]

日本野球機構(NPB)とプロ野球の臨時12球団代表者会議が18日、オンラインで開催された。

NPB・井原敦事務局長によれば、入場制限なしで開幕した今季、ここまで観客の新型コロナウイルス感染は報告されていないという。その上で声出し応援≠フ解禁については「声のある、なしは、政府の政策の範囲で対応している。(プロ野球は)大声を出すイベントではないとジャンル変更されて、現在に至っている。かつてのように攻撃中に常に声を出すとなると、今の政府方針だと大声を伴うイベント≠ノなってしまう。そして、観客上限は50%となってしまう」と言及した。

さらに、同局長は「12球団の共通認識として、まずは100%、人数制限のない観客」とし、「その辺りの(政府方針)が変更にならない限り、今の状況を続けざるえを得ない」との見解を示した。

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NPB、新型コロナ感染後の後遺症についてアンケート実施[サンスポ]

日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団の臨時12球団代表者会議が18日、オンラインで開催され、新型コロナウイルス感染後の後遺症について詳細に把握に努めることが確認された。

NPB・井原敦事務局長は「後遺症の期間、種類(症状)、受診状況など実態が分かるようなアンケートを改めて各球団にお願いすることにした。マニュアルではないが、後遺症を感じた場合に、選手の皆さんに対応方法を示すところまではやりたいと思っている」と言及。これまでNPBが行った後遺症の有無だけを問う調査では10数%が後遺症があったと回答していた。

また、ワクチン接種に副反応ついても、今後、ワクチン専門家に講義を依頼する予定。同局長は「接種は任意ですので、選手全員を集めてそういう話を聞いてもらうというのは一歩踏み込んでしまうことになる」として、対象者はNPBとJリーグが合同で開催する「新型コロナウイルス対策連絡会議」への各球団の出席者とする。

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ロッテ・佐々木朗快投に米も驚嘆、ダルビッシュ「ナンバーワンの抑え投手が9イニングを投げている」[サンスポ]

プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が完全試合に続き17日の登板でも8回を完璧に抑えた快投に、米大リーグの日本選手からも称賛の声が上がった。今季初勝利を挙げたパドレスのダルビッシュ有投手は17日、「真っ直ぐが速いし、フォークボールもすごく落ちる。世界でナンバーワンの抑え投手が9イニングを投げているようなもの」と舌を巻いた。

レッドソックスの沢村拓一投手は「誰もが持てる訳ではない才能を持っている。なおかつ努力している」とロッテ時代の後輩の活躍を喜んだ。

8回で降板して2試合連続完全試合という偉業はならず、一部ファンからは落胆する声も上がった。パイレーツの筒香嘉智内野手は「チームと佐々木君の将来を考えて、勇気ある決断をされたのだと思う」と交代させたロッテの井口資仁監督の采配に理解を示した。

スポーツ専門局ESPNは主要ニュースの1つに位置付け「日本の投げる天才、佐々木朗希が連続パーフェクトを17イニングに伸ばした」と報じた。ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は「(8回2死からの)最後の三振を163キロの速球で仕留めた」と20歳の底知れぬ体力に驚嘆した。

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新型コロナ感染後の後遺症、Jリーグでは10数%、プロ野球では咳が続くなど[サンスポ]

日本野球機構(NPB)とJリーグが合同で開催する第53回「新型コロナウイルス対策連絡会議」が18日にオンラインで開催された。

会議ではコロナ感染後の後遺症について議論がなされ、プロ野球、Jリーグともに強い後遺症は報告されていないとしながらも、プロ野球では「咳が続く、続いたという話は聞いている」(斉藤惇コミッショナー)、Jリーグでは「10数%が後遺症があったという情報は取りまとめている」(野々村芳和チェアマン)。今後、NPBでは各球団を通じて選手アンケートを実施し、分析をしていく方針。

また、ワクチン接種について、専門家チームの三鴨廣繁氏(愛知医科大教授)は「一部の選手は(副反応の)不安があるために、シーズンが終わってから受けようという方が少なからず存在する。(副反応でプレーできなくなったときの)救済措置をどうするかも今後の大きな課題」と指摘した。

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斉藤コミッショナー「昨日のロッテみたいに…」、声出し応援解禁に慎重姿勢[サンスポ]

日本野球機構(NPB)とJリーグが合同で開催する第53回「新型コロナウイルス対策連絡会議」が18日にオンラインで開催された。

プロ野球の斉藤惇コミッショナー(82)は声出し応援≠フ解禁について「声ぐらい出させてくれよ≠ニいうのは普通の感覚だと思う」と理解を示す一方で、「それだったら、私は行きたくない、危ない≠ニいう方もいる。現実に音楽会などで、100%入れますというとお客さんが来ないということがある。(プロ野球でも)声を出してはいけないというと、昨日のロッテみたいに100%(2万9426人)来るかもしれない。興行的にどっちがいいんだという課題もある」と慎重な姿勢を示した。

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ロッテ・佐々木朗希の視聴率、阪神−巨人を上回る[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手が8回まで走者を許さず、9回で交代した17日のテレビ東京系中継の平均世帯視聴率が5.9%だったことが18日、ビデオリサーチ関東地区調べ(速報値)で分かった。

中継は午後2時から2時間で、平均個人視聴率は3.2%。同時間帯に中継された阪神対巨人(甲子園)のテレビ朝日系中継の平均世帯は4.2%(平均個人は2.2%)。DeNA対ヤクルト(横浜)のTBS系中継は1.4%(同0.8%)だった。

テレビ東京では佐々木が10日のオリックス戦で完全試合を達成したことを受け、15日に急遽、17日の中継を発表。佐々木は前回登板の10日から日本選手最長タイの25イニング連続奪三振と、米大リーグ記録を上回る打者52人連続アウトを記録した。

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ロッテ・佐々木朗希、テレ東緊急生中継の視聴率は5.9%、同時間帯2位[サンスポ]

プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(20)が登板した17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)の平均世帯視聴率が5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。前回登板の10日のオリックス戦(同)での完全試合を受け、テレビ東京が急遽、生中継。同時間帯ではフジテレビ系「ザ・ノンフィクション」の8.6%に次ぐ2番目の高さだった。

佐々木朗はこの日も1人の走者を許さない完全%葛を8回まで披露した。完全試合目前だったが、球数なども考慮されて8回限りで降板。試合は延長10回0−1で敗れた。

テレビ東京はサンケイスポーツの取材に「大きな注目が集まる中での中継でしたので、少しでも長くパーフェクトイニングを続けてくれればと期待していましたが、8回まで完全投球とは想像以上でした。本当に佐々木投手の歴史的ピッチングに尽きると思います」と快投をたたえ、SNS上でも、テレ東が中継を決断したことをたたえるコメントがあふれた。

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中畑清氏、ロッテ・朗希の議論呼ぶ降板に「代えるなんて私には絶対できない。勇気ある決断」[スポニチ]

旬の話題に鋭く斬り込む企画「マイ・オピニオン」。今回は17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で2試合連続の完全試合達成が目前だったロッテ・佐々木朗希投手(20)を8回で降板させた井口資仁監督(47)の采配や発言について。スポニチ本紙評論家で監督経験がある中畑清氏(68)が持論を語った。

8回までパーフェクトに抑えている投手を代えるなんて私には絶対できない。もし本人が嫌がっても「お願いだから行ってくれ」と言うタイプだ。ロッテが大事に育ててきて3年目。現時点では「100球が限度」というなら仕方ない。納得する。井口監督の勇気ある決断。悔しいけど、かっこいいと思う。でも、このコメントには「喝!」を入れたい。

「点を取っても8回で代わっていた」。

あと1イニング3人で抑え切れば、日本はもちろん大リーグにもない空前絶後の記録が達成されるという状況でも、代えたというのだ。これは納得いかない。

ファンあってのプロ野球。ZOZOマリンが満員札止めになり、テレビ東京は急遽地上波の中継を入れた。みんなのお目当てが2試合連続の大、大、大快挙を実現しようとしてたんだよ。

回が進むにつれて夢が膨らんでいってさ。あとアウト3つ。興奮が最高潮に達するクライマックスを前に「8回で代わっていた」なんて…。こんなコメント、見たくなかった。

テレビで見る限りスタンドにどよめきはあってもブーイングはなかった。球数に対する理解もあったと思うけど、多くの人が冷静に受け止めたのは0−0という状況じゃないかな。9回を3人で片づけても、その裏に点が入らなかったら延長戦突入。降りたら参考記録で終わってしまう。1週間前に28年ぶりの完全試合は達成していたし、長いシーズンを考えたら無理させる必要はないと思ったんだと思うよ。

もし点が入っていても、球数や疲労度などベンチにしか分からない事情で降ろすのはいいんだ。それは否定しない。私が言いたいのは、ファンの夢を壊すようなコメントはするべきじゃないということだ。

監督は演出家。役者である選手にいい演技をさせるのが仕事だ。なのに1番大事なクライマックスに主役はいませんよ、なんて言っちゃダメでしょ。

今年あと2、3回は完全試合なるかでワクワクドキドキさせてもらえそうな気がする。代える代えないは井口監督の判断。そこに口を挟むつもりはない。ただコメントには「朗希の気持ちもあるので…」くらいの感じで含みを持たせて欲しい。

◇佐々木朗の2試合連続完全投球

10日のオリックス戦で105球で完全試合を達成。世界新の13者連続三振、プロ野球タイ記録の1試合19奪三振など記録ずくめだった。中6日で臨んだ17日の日本ハム戦も8回まで完全投球だったが、100球を超え(102球)、0−0の9回表のマウンドには上がらず。試合後、井口監督は「あそこで限界だった。(8回裏に)点を取っても8回で代わっていた」と説明した。なお、3日の西武戦の8回2死から打者52人連続アウト、10日からの17回パーフェクトは継続中。

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槙原寛己氏、ロッテ・朗希の完全途中交代劇に「千載“二”遇。頂を見せてあげたかった」[スポニチ]

旬の話題に鋭く斬り込む企画「マイ・オピニオン」。今回は17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で2試合連続の完全試合達成が目前だったロッテ・佐々木朗希投手(20)を8回で降板させた井口資仁監督(47)の采配や発言について。スポニチ本紙評論家で完全試合の経験がある槙原寛己氏(58)が持論を語った。

佐々木朗の交代劇は時期が4月だったというのも大きな要素だったと思う。これが6、7月ならローテーションで回って球数も増え、リスクも減っていた。この時期はどんなベテラン投手でもあまり無理はさせられない。

投球は7回くらいから逆球が増えて疲れも見てとれた。おそらく大人が止めてあげないといけない状況だったのだろう。本人に聞けば「行く」と言う。7回くらいから首脳陣の間では「どうする?」と話していたはずで、もし点が入っていれば違う結果になっていたかもしれないが、我慢させたということだと思う。

ただ、僕が首脳陣の立場だったら自分が完全試合を1度経験しているので続投させてあげたかった(※)。千載一遇というか、彼は千載“二”遇なんですけど、やった者にしか分からないうれしさがあるので。それに、もし2試合連続の完全試合を達成していたら100年以上は破られない記録。そんな選手はもう出てこないでしょう。そういう頂を見せてあげたかったという思いもありますね。

もし彼がベテランだったら首脳陣に対して“代えるな”とオーラというか雰囲気を出せたと思う。続投したことによる故障など、何かあった場合の責任は“自分で取るから”と。でも今は首脳陣が判断を託されており、あの場面でリスクを負った判断は相当難しい。加えて去年も登板間隔を空けて投げさせ、成長の段階を踏んでいるところだから。そうしたロッテの育成方針は評価していいと思う。

前回の完全試合(10日)の翌日、本人にリモート取材した。周囲は次回も期待して球場がアウト1つ取る度に沸き、自分でも「打たれない」という感覚で投げると思うけど、どこかでヒットを打たれて「だよな」と思うときが来る。そう話すと本人も「そうですよね」と語っていた。ところが、その「だよな」が今回もなかった。

20歳の頃、僕はいくら投げても疲れを感じないような時期があった。でも、そこには危うさもある。それも含めて今回は止めてあげたということ。この4月は100球前後を貫くのでしょう。

※巨人の球団通算7000試合目でもあった94年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で9回を102球で史上15人目の完全試合を達成。巨人では44年ぶり2人目の快挙達成に「夢の中にいるみたい」と声を震わせた。

◇佐々木朗の2試合連続完全投球

10日のオリックス戦で105球で完全試合を達成。世界新の13者連続三振、プロ野球タイ記録の1試合19奪三振など記録ずくめだった。中6日で臨んだ17日の日本ハム戦も8回まで完全投球だったが、100球を超え(102球)、0−0の9回表のマウンドには上がらず。試合後、井口監督は「あそこで限界だった。(8回裏に)点を取っても8回で代わっていた」と説明した。なお、3日の西武戦の8回2死から打者52人連続アウト、10日からの17回パーフェクトは継続中。

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ロッテ・朗希は今後も記録よりコンディション優先、木村投手コーチ方針明かす[スポニチ]

「17回パーフェクト」や「52人斬り」など前代未聞の快投を続けているロッテ・佐々木朗。今後の起用方法については、他球団選手、ファンなど全ての関係者が注目している。

チームは開幕から「サンデー朗希」を続け10日のオリックス戦で完全試合。17日の日本ハム戦も8回まで完全に抑えたが102球で交代させた。9回からの継投には明確な理由がある。木村投手コーチは「途中離脱があってはならない1人。偉業(完全試合)が2、3勝分なら別だが、1勝は1勝。その積み重ねでチームは頂点にたどりつく」と説明。今後も「記録」を右腕のコンディションやチームの勝利よりも優先させない方針を示した。

井口監督は「体の状態を見ながらになるがオリックス戦(24日、京セラドーム)にいきます」と次戦は中6日での起用を明言しているが、その後は未定だ。木村コーチは「休養とは登板を飛ばすことか、それとも球数を減らすことか」と含みを持たせ「抹消したり、抹消せず9日間を空けることもある。球数も事務的に100球で線を引く訳ではない。長いシーズンを見据えて、増やす、減らすも考えないと。今回、前回と走者が出なかったからあの球数で収まっただけ」と臨機応変な起用を検討している。

今や佐々木朗はメジャーの注目も集める日本の宝だが、まだまだ高卒3年目。首脳陣にとってはどうやって1年間ローテーションを守らせるかが最重要課題だ。登板間隔だけでなく球数もコントロールし、怪物の力を最大限に引き出していく。

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ロッテ・朗希の17回完全に米メディア驚嘆!ESPNは「天才」、CBSは「いつMLBに来るのか?」[スポニチ]

佐々木朗の2試合続けての快投を、米メディアも驚きをもって報じた。

スポーツ専門局ESPN(電子版)は主要ニュースの1つに位置付け「日本のphenom(天才)、佐々木朗希が連続パーフェクトを17イニングに伸ばした」と報じた。ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は「(8回2死からの)最後の三振を163キロの直球で仕留めた」と20歳の底知れぬ体力に驚嘆した。また、CBSスポーツは「いつMLBに来るのか?MLBファンがササキを見る最もいい機会は来春のWBCだろう」と“世界デビュー”に期待を寄せた。

日本人大リーガーからも前回に続いて称賛の声が上がった。佐々木朗のロッテ時代の先輩であるレッドソックス・沢村は「誰もが持てるわけではない才能を持っている。なおかつ努力している」。パイレーツ・筒香は8回を終えての交代に「チームと佐々木君の将来を考えて、勇気ある決断をされたのだと思う」と話した。

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ロッテ・朗希、後援会会員激増3.5倍!完全試合効果で200→700人[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗の地元である岩手県陸前高田市の有志で3月末に立ち上げた後援会「佐々木朗希選手を応援する会」の入会希望者が“完全試合効果”で激増していることが18日、明らかになった。

8日に市民や市出身者を対象に会員募集を開始。200人ほどだった会員が完全試合を達成した10日から激増し、現在は約700人に達した。14日には市外からも入会を希望する声が多く上がったことで対象を全国に拡大。同日以降で約350人が入会している。

村上知幸事務局長(51)は「震災の時にボランティアで来てくださった方や思いを持った人達から“入りたい”という声があった」と感謝。県外の会員には北海道や沖縄県在住もおり「後援会で新たなつながりも出てきている」と喜んだ。

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ロッテ・朗希、月間奪三振率、54年ぶり江夏超え濃厚!現在16.56[スポニチ]

10日のオリックス戦での完全試合に続き、17日の日本ハム戦でも8回完全投球を披露した佐々木朗(ロ)。17イニング連続無安打の快挙を達成し、次戦でどこまで伸ばすか、期待が高まる。また、今季は4試合全てで10奪三振以上。シーズン初登板から5試合連続の2桁奪三振となれば91年野茂英雄(近鉄)の開幕6試合に次ぎ、10年ダルビッシュ有(日)に並ぶ。

今季奪った三振も両リーグ断トツの56(2位はソフトバンク・千賀の31)。今月だけでも46を奪い、月間50奪三振はもちろん、60の大台まで見えてきた。50奪三振は20年9月に千賀(50奪三振)が達成しているが、60奪三振となると71年9月の鈴木啓示(近鉄=61奪三振)が最後で、到達すれば51年ぶりだ。

当然ながら、4月の奪三振率も高く、ここまで16.56(25イニングで46奪三振)。目前に迫った月間50奪三振以上(両リーグで延べ197人が達成)を基準にした月間奪三振率ランクを出すと、トップは68年6月の江夏豊(神)の13.83(54イニングで83奪三振)。50に達すれば、江夏の記録を更新する可能性が高い。次回は24日のオリックス戦に先発予定の佐々木朗。継続中の大記録とともに、2つの月間記録にも目を向けたい。

◇月間奪三振率10傑

順位投手名(所属)年度奪三振率三振投球回数
1☆江夏豊(神)68613.838354
2☆杉内俊哉(ソ)10412.905437 2/3
3紀藤真琴(広)94812.415137
4伊良部秀樹(ロ)95712.135339 1/3
5千賀滉大(ソ)20911.955037 2/3
6☆江夏豊(神)68811.806650 1/3
7ダルビッシュ有(日)08911.795542
7ダルビッシュ有(日)11811.795542
9野茂英雄(近鉄)93611.745038 1/3
10野茂英雄(近鉄)91611.575442
10ダルビッシュ有(日)11611.575442

☆は左腕。2リーグ制後の月間50奪三振以上の投手が対象。

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「幻の完全男」西武・西口2軍監督、ロッテ・朗希の完全試合に「何も言うことがないくらい凄い」[スポニチ]

現役時代に「幻の完全試合」を経験した西武・西口2軍監督が佐々木朗について言及。17日は8回まで完全投球だったこと、9回まで両軍が0点だったことに「達成より“達成間際”の方が難しいかも」と苦笑いした。

自身は05年8月27日の楽天戦で9回まで打者27人に完全投球。だが味方も得点を奪えず、延長10回の先頭打者に初安打を浴びた。佐々木朗の前回の完全試合には「何も言うことがないくらい凄い」と感嘆した。

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パ・リーグの「異変」、極端な投高打低、佐々木朗希の防御率1.16もリーグ7位、0点台が6人[スポニチ]

プロ野球は開幕から3週間が経過。特にパ・リーグで極端な「投高打低」の傾向が顕著になっている。

投手の防御率を見ると、1位のロメロ(ロ)の0.45を筆頭に、防御率0点台の投手が6人もいる。史上最年少での完全試合を達成し、17日の日本ハム戦も8回パーフェクトの佐々木朗(ロ)は防御率1.16だが、防御率0点台の壁に阻まれて7位だ。

対する打率は3割以上がわずか5人。逆に規定打席に到達している中で打率1割台の選手が9人もいる。

チーム成績にも「投高打低」は表れている。チーム防御率1位はロッテの1.97。チーム成績で1点台というのはあまり例がない。一方でチーム打率ワーストはオリックスの.194。チーム打率1割台も、あまり見ない数字だ。ちなみにセ・リーグのチーム打率ワーストは阪神の.220。これと比べてもオリックスの数字がいかに低いかが分かる。

セ・リーグと比較すると、防御率2点以内の投手がパ・リーグの10人に対してセ・リーグは5人。3割以上の打者もセ・リーグは8人とパ・リーグよりも多く、やはり今回の「異変」は特にパ・リーグで顕著と言えそうだ。

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槙原寛己氏、自分が監督でも「変えてたのかな…と思う」、佐々木朗希の8回完全降板に「英断」[スポニチ]

元巨人投手で野球解説者の槙原寛己氏(58)が18日、TBS系「ゴゴスマ〜GOGO!smile〜」(月〜金曜後1:55)にリモートで生出演。ロッテ・佐々木朗希投手(20)が17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で8回まで完全投球し、完全試合を達成した10日のオリックス戦に続く快投を見せたことについてコメントした。

槙原氏は巨人時代の94年5月18日にプロ野球史上15人目の完全試合を達成。佐々木朗は10日のオリックス戦での完全試合達成後、初登板となった17日、日本ハム戦で8回まで走者を許さず完全投球を続けたが、9回に2番手・益田と交代してマウンドを下りた。2試合連続で完全試合や無安打無得点試合を達成すればプロ野球史上初の快挙だったが、8回102球で降板した。

槙原氏は降板について、「ロッテはしっかりと育成していこうというプラン通りに進めたということだと思うんですよね。今の時期もちょっと関係してくると思うんですけど、始まってすぐの4月ですので、100球をメドに、と決めてると思うんです」と推察し、理解を示した。

ここでMCの石井亮次アナウンサーから「槙原さんが監督だったらどうしてました?」と聞かれ、槙原氏は「変えてたのかな…と思うんですけど」とコメント。その上で「ピッチャーの気持ちからすると投げたいんで、本人に聞いたら『投げたい』って言っちゃうんで…。球もシュート回転しだしてましたから、監督が自分が悪者になるしかないなということで、井口監督も変えたことは本当に辛かったと思いますよ」と語った。

さらに佐々木朗に対し、「多分、日本のみならず、世界の野球界の宝ですよ。その人がこのためにケガをしたら誰が責任取りますかってなっちゃうんで、我慢したことが後にアメリカに渡った時の活躍につながったよねってことになりますからね。これは英断ですよ」とキッパリ。「ロッテの教育方針、こういう形でやってきてますんで。ここで変えるってことをしなかったってことでしょうね」と結んだ。

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北別府さん「監督の判断は間違えてなかった、よく判断したなと」、ロッテ井口監督を称賛[スポニチ]

広島一筋にエースとして通算213勝を挙げた野球解説者の北別府学さん(64)が18日、自身のブログを更新。17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で史上初の2試合連続完全試合達成まであと1イニングと迫っていた“令和の怪物”ことロッテ・佐々木朗希投手(20)を降板させた井口資仁監督(47)の判断を称賛した。

「興奮するね」のタイトルでブログを更新した北別府さんは「生きていると色んなことがあり楽しませてくれるような出来事もあるもんだね」と書き出すと、「佐々木朗希投手その先も見たかったけど監督の判断は間違えてなかった、よく判断したなと」と井口監督の判断を支持。「これほど調子が良く波に乗っている時だからもしかしたら達成していたんじゃないかなと思うけど一年を通してやって欲しい期待とまだまだ身体付きが未完だということで決断したんでしょう」と102球での降板を決断した指揮官の胸中を想像した上で「興奮させてもらいました」と投球を堪能したことを素直につづった。

北別府さんは2020年1月に成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。同年5月には次男をドナーとする骨髄移植を受けた。その後、できる範囲で仕事を再開していたが、21年9月にはしばらくブログを休止してリハビリに専念することを発表。同年11月8日のブログでは2週間ほど前に大腿骨骨折が判明し、人工大腿骨にする手術を受けたことを明かして入院生活に入った。11月27日には退院したが、今年1月8日のブログでは「少し腎臓の機能が弱っていたらしく」と入院を報告。当初は1週間程度の期間が想定されていたが、家族に新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者が出たため退院時期が遅れ、約1カ月ぶりに退院したことを2月11日に報告した。

だが、その後、再入院。3月21日に行われた古巣・広島のレジェンドゲーム参加を目標にしていたが、同18日のブログで「間に合いませんでした」「まだ入院中です」と報告し、同30日のブログでは「ここまで入院が長引いたのは腎機能の悪化から尿毒症まで出てしまったのです」と明かし、現在も入院生活が続いている。

佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で史上最年少完全試合、13者連続奪三振、1試合19奪三振の記録を達成。17日の日本ハム戦では14三振を奪い、8回を完全投球のまま降板するという離れ業をやってのけていた。北別府さんは完全試合達成の際にはブログで「佐々木朗希投手の完全試合痺れました。何度も何度もニュースで見て低めに決まる速い球に興奮しましたよ」と拍手する絵文字2つ付きで祝福していた。

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ロッテ中村奨がFA権取得、「感謝の気持ちで戦い抜く」[スポニチ]

ロッテ・中村奨吾内野手が18日、国内FA権を取得した。

中村奨
「関わってくださった方々やサポートしてくださった方々に感謝の気持ちです。その感謝の気持ちを持ち続けながら、シーズンを戦い抜いていきたいと思います。(FAについては)今は何も考えていません。」

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ロッテが社会貢献活動で新事業、長期療養中の子供の入団募集[スポニチ]

ロッテは社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動の一環として、長期治療を必要とする子供の自立支援とコミュニティーの創出を支援する「TEAMMATES(チームメイツ)」事業を開始することを発表した。

長期療養中の子供にチームの一員として「入団」してもらい、月1、2回程度、ZOZOマリンなどのチーム練習などに参加、見学してもらう予定。事業開始にあたり、「入団」選手1人を20日まで募集する。

千葉県在住で継続的に通院や治療を必要とする6〜15歳の児童、または生徒を対象とし、主治医の許可のもと応募すること。詳細は事業協力の特定非営利活動法人Being ALIVE Japanの公式ホームページを確認。

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5・7ロッテ−ソフトバンク戦で高山一実が始球式「真っ直ぐ投げられるよう頑張ります」[スポニチ]

ロッテは5月7日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に球団オフィシャルスポンサーであり、マリーンズ応援番組「MARINES FREAKS」を放送している株式会社ジェイコム千葉の冠協賛試合「J:COMスペシャルデー」を開催し、千葉県出身で南房総市観光大使のタレント・高山一実が始球式を行うと発表した。

「J:COMスペシャルデー」のファーストピッチセレモニーとして午後1時52分頃に行われる。高山は2011年に乃木坂46の1期生として加入。デビュー以来全てのシングルで選抜メンバー入りを果たした。2021年11月にグループ卒業。2018年小説家としてデビュー。デビュー作「トラペジウム」は累計発行部数25万部を突破し、大ヒットを記録。

高山一実
「大好きな千葉で、千葉ロッテマリーンズの応援ができること嬉しく思います!真っ直ぐ投げられるよう頑張ります!」

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斉藤コミッショナー「後遺症について選手アンケートで分析」、新型コロナウイルス対策連絡会議[スポニチ]

プロ野球の斉藤惇コミッショナーは18日、Jリーグと合同の「新型コロナ対策連絡会議」に出席後、後遺症について選手アンケートを行いつつ、ワクチン接種の「効果とリスク」について、専門家チームから詳細な説明を受けたと明かした。

プロ野球は楽天、DeNA、オリックスに多数の新型コロナウイルス陽性者が出たため、計9試合の延期に踏み切らざるを得なかった。斉藤コミッショナーはデルタ株と比べ、感染力の強いオミクロン株の特性が原因の1つとした上で、陽性者の後遺症についても言及。「今日は後遺症が非常に厳しいのではないかという話も承った。後日に後遺症が出て選手生命にも影響するかも知れないとなると“効果とリスク”という問題も出てくる。やはり3回目の注射(ワクチン)を打っていると一般的に重症化はあまりない。最終的には“リスクと効果”という話になる」と発言。今後は各球団を通じ、選手へ後遺症などに関するアンケートを実施し、分析したい意向を明かした。

三鴨廣繁教授(愛知医科大)も「やはりワクチンを確実に受けていくことが重要であることは言うまでもない。ただ一部の選手は不安があるため、シーズン後に受ける方が少なからず存在する。そういう方に少しでも不安を取り除いていただくことが重要」と話した。

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里崎智也氏、賛否呼んだ“8回完全”朗希の降板、ベンチは「球数がきたから交代させただけ」[スポニチ]

元ロッテで野球評論家の里崎智也氏(45)が18日、フジテレビ「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に生出演。プロ野球千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希投手(20)が17日の日本ハム戦で8回まで完全投球するも降板したことにコメントした。

10日のオリックス戦でプロ野球28年ぶりの完全試合を達成した佐々木投手は、17日の日本ハム戦でも8回まで走者を1人も許さず、14三振を奪う快投。試合は0−0のまま9回に突入し、ロッテ・井口監督は交代を決断。2試合連続で完全試合や無安打無得点試合を達成すればプロ野球史上初の快挙だったが、8回102球でマウンドを降りた。

17日の試合を生中継したテレビ東京で解説を務めた里崎氏。「球場にいましたけど、歴史的なことがまた起こるのかと思って。独特な空気感でしたね」と振り返り、佐々木投手の様子については「ベンチで下を向く感じは終盤多かった。前回の完全試合に比べると調子は悪かった。逆球とか抜けたりする球も多かった」と話した。

賛否が飛び交った佐々木投手の降板。「ことし佐々木投手の1番の課題は、中6日のローテーションを守って1年間投げ続けること。ベンチはどうしたら実現できるのかと考えたときに、1試合の投球数を100球前後にして中6日を守らせようと。だから、ベンチはその通り球数がきたから交代させただけ」と説明し「ルールとしては簡単な決断。でも、1試合で見たらいろんな思いがある判断だったと思います」と語った。

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中畑清氏、朗希交代決断の井口監督「悔しいけどかっこいい。僕はできない」、“ブーイングなし”観客も称賛[スポニチ]

DeNA初代監督で福島県出身の中畑清氏(68)が18日放送の日本テレビ「スッキリ」(月〜金曜前8:00)に生出演。17日の日本ハム戦で8回まで完全投球したロッテの佐々木朗希投手(20)の交代について見解を述べた。

「私だったら続投させるという方のタイプなんですね。元々が。チャンスがあったり、記録がかかったりした時はファンの期待なんだから行きなさいよって言ってしまう方のタイプなんですけど。昨日はしょうがない。どっかで納得させられる部分がありました」とした。「続投しても(0−0だから)記録は残らないんですよ。1点でも勝ち越して試合終了まで投げ切ったら完全試合確定となるけど、あそこは悩むところではあると思う。延長戦だとさらに投げなきゃいけなくなるし」と試合展開としても交代の判断は難しかったのではと指摘。その上で交代を決断した井口監督を「悔しいけどかっこいいね。僕はできないから」と称えた。「ある程度、育成ノートがあるんだと思う。アマ時代からそういう経緯を彼は経験してるんですよ。甲子園(に王手をかけた岩手大会の)決勝で放らなかった。あのあたりから彼の育成方法は完全に独り立ちしていますね。他の選手にはないけど、朗希には通用する育成方法。それくらいの宝ということ」とした。

また、「(チーム内で)決めてることもあると思う。あの勇気、決断はなかなかできない。100球前後という球数制限は、100%この球団は朗希に対して考えながら育成しているなっていうのも伝わってきた。スタンドも分かってたでしょ、あれ。ブーイングが一切なかった。普通だったら大ブーイングですよ」と球団もファンも佐々木に対する確固たる育成方法を理解している姿勢を称えた。

MCの加藤浩次も「確かにブーイングはなかったですよね。考え方が変わってきてるのかなあ」と共感。

中畑氏は「僕は1年目から目をつけて、石垣島のキャンプ3回いったんだから!そうさせてくれる投手。見たいんですよ。それだけ魅力ある選手。完全試合の時、お花贈ったら、ちゃんと電話で返してくれましたよ」と明かした。「あとファンを喜ばせるとしたら、27アウト全部三振とか。でもそれをできちゃうんじゃないかと」とし、打者としてどう攻略するかと聞かれると「無理!」と即答。「(日本ハム打線が)これだけ束になってやってるのに。バッターは目いっぱい振って三振して、自分で納得するしかない」と脱帽していた。

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[ロッテ]佐々木朗希の球数制限を解除、100球超え“OK”で2度目完全試合の可能性高まる[報知]

17日の日本ハム戦(ZOZO)で世界新の打者52人連続斬りを達成し、17回完全イニングを継続中のロッテ・佐々木朗希投手(20)について、24日のオリックス戦(京セラD)以降は球数制限が解除されることが18日、分かった。

完全試合を達成した10日のオリックス戦(ZOZO)に続き、17日も8回まで14奪三振のパーフェクト投球を披露。だが、102球と球数もかさみ、疲労が見られたため8回限りで降板した。史上初の2試合連続完全試合達成はならなかったが、異次元の投球で歴史を塗り替えた。木村投手コーチは今後の起用法について、「試合の展開を見ながら、これからは『ちょっとここは出し切っていかなきゃいけないよ』という試合もあると思う」と説明。基本的に球数制限は設けない方針を明かした。

佐々木朗希(ロッテ)の今季投手成績
月日相手(球場)登板勝敗投回安打三振四死失点自責
03-27楽(楽天生命)先発6410233
04-03西(ZOZO)先発8313111
04-10オ(ZOZO)完封9019000
04-17日(ZOZO)先発8014000
4登板2勝0敗、防1.1631756344

3日の西武戦(ZOZO)から3試合で99球、105球、102球と100球前後を投じてきた。17日は6回からボールが荒れ始め、井口監督は「100球弱が限界だった」と肩や肘へのリスクを考慮し、交代を決断した。今後、投球内容によっては、早い段階で100球に達することも考えられる。過去2戦と異なり、走者が出れば球数も多くなるが、局面などによってはチームのために投げ抜くことが求められそうだ。

17日の8回交代からも分かるように、やみくもに朗希を酷使する考えはない。木村コーチは「長いシーズンを見据えた上で、加速するところは今ではない」と強調した。球数制限という目安は解除するが、前半戦はあくまでコンディション最優先。後半戦もタフに戦えるよう、5月に一度出場選手登録を抹消して“休み”を与えるプランもある。

「後にも先にもこういう選手は現れない」と同コーチ。高いレベルでのコンディション作りと球数制限解除が組み合わされば、完投、完封、ノーヒットノーラン、そして再度の完全試合と全ての可能性が高まることは間違いない。

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[ロッテ]小島和哉が19日の西武戦に先発「自覚を持って長いイニングを」[報知]

ロッテの小島和哉投手が19日の西武戦(ベルーナドーム)に先発する。

前回登板予定だった16日の日本ハム戦(ZOZO)は前日15日が雨天中止となったため、石川がスライド。開幕から雨の影響で小島の登板予定がずれるのはこれで2度目となる。

「開幕から天候もあり、投げる予定もすごく変則的となっていて今まで経験したことがないですが、1日1日出来ることをしっかり調整してきたつもりなので、週の頭ですし自覚を持って長いイニングを投げられるように頑張ります」とコメントした。

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[ロッテ]中村奨吾が国内FA権を取得「今は何も考えていません」[報知]

ロッテの中村奨吾内野手が18日、国内FA権の取得条件を満たした。

中村奨は14年ドラフト1位で早大から入団。ここまでプロ8年間で865試合に出場し通算731安打、打率2割5分5厘。昨季から主将を務め、不動のセカンドとしてチームを牽引している。この日球団を通じ、「関わってくださった方々やサポートしてくださった方々に感謝の気持ちです。その感謝の気持ちを持ち続けながら、シーズンを戦い抜いていきたいと思います。

(FAについては)今は何も考えていません」とコメントした。

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[ロッテ]チームに入団できる!社会貢献プロジェクトで長期治療を必要とする子供の自立を支援[報知]

ロッテは18日、社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動の一環として、長期治療を必要とする子供の自立支援とコミュニティの創出を支援する「TEAMMATES(チームメイツ)」事業を開始することを発表した。

この事業では長期療養中の子供に千葉ロッテマリーンズの一員として「入団」してもらい、月1、2回程度、ZOZOマリンのチーム練習などに参加、見学を予定している。それに伴い、1人の「入団」選手を20日まで募集することとなった。応募条件は千葉県在住で継続的に通院や治療を必要とする6〜15歳の児童、または生徒を対象。主治医の許可のもと、応募が条件となる。この取り組みがプロ野球で実施されるのは初で、詳細は特定非営利活動法人Being ALIVE Japanの公式ホームページで。

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[ロッテ]5月7日のソフトバンク戦で元乃木坂46の高山一実が始球式[報知]

ロッテは18日、5月7日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で、元乃木坂46の高山一実が始球式を行うことを発表した。

当日はオフィシャルスポンサーでマリーンズ応援番組「MARINES FREAKS」を放送しているジェイコム千葉の冠協賛試合「J:COMスペシャルデー」を開催。ファーストピッチセレモニーとして、千葉県出身で南房総市観光大使の高山の始球式が決定した。

高山は「大好きな千葉で、千葉ロッテマリーンズの応援ができること嬉しく思います!真っ直ぐ投げられるよう頑張ります!」とコメントした。

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パ・リーグ防御率トップ10が異例の超好成績、0点台6人、10位で1.93[報知]

プロ野球は開幕から3週間が経った。

パ・リーグは各球団、投手陣が安定している。

規定投球回以上の投手の防御率1位は0.45のロッテ・ロメロ。2位が0.62のソフトバンク・千賀。3位が0.64の楽天・早川。4位が0.82のオリックス・山本。5位が0.92のオリックス・山岡。6位が0.99のロッテ・石川と0点台が6人もいる。

7位が1.16のロッテ・佐々木朗。8位が1.82の西武・隅田。9位が1.89の楽天・瀧中。10位が1.93の楽天・田中とトップ10が2点未満という異例の超ハイレベルなランキングとなっている。

11位の楽天・岸の2.08、12位の日本ハム・上沢の2.16も例年のシーズンなら防御率ランキング上位に入る好成績だ。まだシーズン序盤ではあるが、ここまでのパ・リーグは「投高打低」の傾向が顕著に出ている。

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元ヤンキースの完全試合男もうなった!全米中継されたダルビッシュの試合でロッテ・佐々木朗希を紹介[報知]

ロッテの佐々木朗希投手が、メジャーの中継で紹介された。17日(日本時間18日)のパドレス対ブレーブスの試合は「サンデーナイトベースボール」としてESPNで全米放送。パドレスのダルビッシュ有が無失点ピッチングを披露していた5回、日本時間17日の日本ハム戦で8回までパーフェクト投球を見せた佐々木朗の投球が紹介された。

話は、13日(同14日)のツインズ戦でドジャースのカーショー投手7回まで完全投球の後に降板したことから始まった。続けて、この日の実況に参加していた、2度の20勝、1999年のヤンキース時代に完全試合も達成したデビッド・コーン氏が「じゃあロウキ・ササキはどうだ?」と話すと、日本時間10日のオリックス戦で完全試合の19奪三振、同17日の日本ハム戦で8回まで14奪三振という佐々木朗の投球内容がフリップで説明された。

「(10日の完全試合では)19奪三振のうち13連続三振だぞ」とコーン氏。そして「(17日は)完全投球していて8回でベンチは交代させたんだ」と強調していた。

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ロッテ・佐々木朗、起用はコンディション優先、木村投手コーチ「長いシーズン見据えて」[デイリー]

ロッテの木村龍治投手コーチ(51)は18日、佐々木朗希投手(20)の起用法について、今後もコンディション優先で球数、登板間隔を決めて起用していく方針を示した。

木村コーチは「長いシーズンを見据えて球数を増やすとか減らすとかを考える」とし、今後もコンディション優先かを問われ「そういう形になります」と明言した。

17日は8回完全で降板。史上初の2試合連続完全試合の可能性もあったが「偉業が2勝、3勝分ぐらい付いてくるなら別ですけど、1勝は1勝なので。それを積み重ねてチームが最後に頂点にたどりつけば」と、改めて賢明な対応だったと強調した。

今季は優勝を命題に掲げるロッテ。ローテの軸となる佐々木朗の長期離脱を避けることが最優先という考えがある。プロ入り1年目は登板機会がなく、2年目の昨季は中10日以上空けて先発。3カ年計画で開幕ローテ入りにたどり着いたが、体力面はまだまだ未知数だ。

「思いきって空けたり、抹消ギリギリのところにすることもある」と木村投手コーチ。20歳のコンディションに細心の注意を払いながらローテーションを決め、無理はさせずに投げさせていく。

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八木沢荘六氏、佐々木朗に「あと3、4回は完全試合できる」ロッテ完全試合のレジェンド[デイリー]

ロッテ完全試合のレジェンドも、佐々木朗が前人未到の記録を達成する瞬間を楽しみに待っていた。「これは絶対やるぞと思ってました」。1973年10月10日・太平洋戦で完全試合を決めた元ロッテ投手・八木沢荘六氏(77)=現日本プロ野球OBクラブ理事長=も期待した2試合連続の偉業は、幻と消えた。

「あと1イニングぐらいは…とも思いましたけど、内情が分からないので良い悪いは言えない」。

指導者を含めプロ野球8球団に在籍したが、今も野球教室などで着るユニホームはロッテのもの。愛着ある古巣が注目されることを喜ばしく思う。自身が達成した当時を思い出し「全然注目されなかった。新聞記事も小さかったし、テレビのインタビューもなかった。さみしいもんでしたよ」と苦笑いする。

「あと3、4回は完全試合する可能性がある」という後輩に助言も。「スピードボールを得意球と思わないこと」。剛速球があるからこそ変化球が生きる。さらなる飛躍を願い、そう付け加えた。

八木沢荘六(やぎさわ・そうろく)
1944年12月1日生まれ、77歳。栃木県出身。現役時代は右投げ右打ちの投手。作新学院、早大を経て66年度第2次ドラフトで東京オリオンズ(現ロッテ)に1位指名され入団。73年に完全試合を達成。同年、最高勝率(.875)。79年に現役引退。プロ通算394試合、71勝66敗8セーブ、防御率3.32。92年から94年途中までロッテの監督を務めた。

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NPB&12球団、コロナ後遺症のアンケート実施へ[デイリー]

日本野球機構(NPB)と12球団は18日、臨時12球団代表者会議をオンラインで開き、新型コロナウイルスで陽性となった選手らの後遺症を調べるアンケートを12球団で実施することを決定した。

NPB・井原事務局長は「後遺症の実態が分かるアンケート実施を決めた」と説明。症状や期間を調べ、専門家の助言を基に対応方法を示したい考えだ。

また、午前中のJリーグと合同の「新型コロナ対策連絡会議」で、選手らの陽性者が増えている現状にプロ野球の斎藤コミッショナーは「ワクチンの効果の説明を先生らにお願いした」とし、改めての効果説明でワクチン接種への判断材料を提供する方針だ。

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専大・菊地吏、雄叫び!9回締めた、ロッテスカウト絶賛「真っ直ぐの質がいい」[デイリー]

3回戦1試合が行われ、専大が立正大を下し、2勝1敗で勝ち点を獲得した。プロ注目の菊地吏玖投手(4年・札幌大谷)は1点リードの9回に登板し、1安打無失点。「みんなで勝ち取った1勝。喜びが爆発した」と最後の打者を打ち取ると雄叫びを上げた。

16日の第1戦で先発し、第2戦はリリーフ登板。3連投となったこの日は、プロスカウトのスピードガンで最速149キロを計測するなど疲労を感じさせず、ロッテの榎スカウト部長も「真っ直ぐの質がいい」と絶賛した。

この先も続く戦いに向けて「チームに勝ちを呼べる投球がしたい」と菊地吏。エースとしての役割を果たす。

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ロッテ・吉井PC「壊れてからでは遅い」佐々木朗の8回降板に自論「良い判断だった」[デイリー]

ロッテ・吉井理人ピッチングコーディネーター(56)が18日、自身のブログを更新。17日・日本ハム戦で、完全試合を継続していた佐々木朗を8回で降板させたベンチの判断を称賛した。

冒頭で「佐々木朗希、今回もすごかったです。前回より、質の悪い直球を投げる割合が多かったが、しっかりまとめてきました。投げるボールもすごいが、ゲームプランもしっかりできる投手です」と佐々木朗の投球内容を評価した。

その後、交代についても自論を展開。「そして、マリーンズベンチもよく8回で降板させました。(6回で代えて欲しかったけど)ついつい目先の勝利や記録にとらわれ、選手に無理をさせてしまうことがあるのですが、良い判断だったと思います。プロ野球は長期戦なので、選手のコンディションを考えながら勝利を目指すことが大事だと思っています」と続けた。

「それに、佐々木は1年間フルに戦ったことのない見習い投手です。(もはや見習いとは言えない実力だが)壊れてからでは、遅いのです」と今後も球団が成長過程にある佐々木朗をじっくり育てていってくれることを願った。

ここで2020年9月のトミー・ジョン手術から復帰して2軍登板を果たした種市投手の名前を出し、1軍投手コーチ時代を回顧。「種市が、長いリハビリから帰ってきました。(嬉しかった!)2軍戦で1イニング、最速152キロの復活登板でした。種市の故障はわしの責任でもあるので、早く戻ってきてくれと思っていました。1軍に定着した次のシーズンのイニング数、もっとしっかり管理すればよかったと後悔しています」とつづった。

最後に「若者が早い時期に故障するのは、見ていて辛いです。野球に故障はつきものですが、なるべく故障しないよう、我々指導者がしっかり管理していきたいと思っています」と自身の思いを記して締めくくった。

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ロッテ・佐々木朗は異次元の被打率0割台、奪三振率は火の玉・藤川、大魔神・佐々木超えも[デイリー]

10日・オリックス戦で完全試合を達成し、17日・日本ハム戦も8回をパーフェクトに抑えたロッテ・佐々木朗希投手(20)が、今季は球史に残る数字を残すかもしれない。

ここまで4試合に登板して2勝、防御率1.16。31回を投げて被安打はわずか7本で、56三振を奪っている。

特筆すべきは被打率.071、奪三振率は16.26。ともに両リーグ断トツだ。まだ4試合と登板試合が少ないため、今後の成績次第では数字が大きく変動する可能性はあるとはいえ、今後が楽しみになる滑り出しだ。

被打率は0割台は、どれくらいすごい数字なのか。先発として好成績を残した投手のキャリアハイと比較してみる。以下が主な投手の被打率だ。()内はそのシーズンでの活躍。

過去の投手を見ても先発で被打率1割台を記録すれば、素晴らしい数字といえる。全てシーズンの記録のため、佐々木朗とは単純比較はできないが、被打率0割台を維持できれば異次元の数字となる。

また、9イニングでいくつ三振を奪うかを示す奪三振率でも、佐々木朗の16.26は驚異の数字だ。まず先発投手で奪三振率が10を超える投手は多くない。主な投手のキャリアハイを挙げる。

今季の佐々木朗は短いイニングで全力投球する救援投手の奪三振率をも上回る。

現時点では“火の玉”と称された直球を投げた剛腕や、“大魔神”までも上回っている。今季の佐々木朗はどれだけの数字を残すのだろうか。期待は膨らむばかりだ。

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ロッテ・小島が19日の西武戦先発「自覚を持って」佐々木朗に続く好投で今季初勝利狙う[デイリー]

ロッテの小島和哉投手が19日の西武戦(ベルーナ)に先発する。当初は16日の日本ハム戦に先発予定だったが、15日の日本ハム戦が雨天中止により、石川がスライドしたため、小島も登板試合が変更となっていた。

登板日が変わるのは早くも今季2度目となった左腕は、ここまで2試合に登板して1敗、防御率2.08。今季初勝利へ向けて「開幕から天候もあり、投げる予定もすごく変則的となっていて今まで経験したことがないですが、1日1日出来ることをしっかり調整してきたつもり。週の頭ですし自覚を持って長いイニングを投げられるように頑張ります」と意気込んだ。

17日・日本ハム戦でチームは敗れたが、佐々木朗が8回パーフェクトピッチングを見せた。後輩の活躍を刺激に変え、好投を目指す。

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プロ野球、コロナ後遺症調査へJリーグでは十数%[デイリー]

日本野球機構(NPB)と12球団は18日、臨時の代表者会議をオンラインで開き、新型コロナウイルス感染から復帰した選手に、後遺症についてのアンケートを実施することを決めた。今後10日間をめどに、各球団で症状や期間などを調査する。

NPBの井原敦事務局長は「結果を持って専門家の先生の意見を聞きたい。どう対応すればいいか、方法などを(選手に)示していきたい」と話した。

会議に先立って行われたJリーグとの「コロナ対策連絡会議」のオンライン記者会見で、野々村芳和チェアマンが調査結果を公表。「後遺症があったのは(感染者の)十数%。重たい例は聞いていない」と説明した。

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ロッテ、5・7に元乃木坂46高山一実が始球式「真っ直ぐ投げられるように頑張ります」[デイリー]

ロッテは18日、ZOZOマリンスタジアムで行われる5月7日・ソフトバンク戦(14時試合開始)にオフィシャルスポンサーであり、マリーンズ応援番組「MARINES FREAKS」を放送している株式会社ジェイコム千葉の冠協賛試合「J:COMスペシャルデー」を開催し、千葉県出身で南房総市観光大使の高山一実さんが始球式を行うと発表した。

始球式は「J:COMスペシャルデー」のファーストピッチセレモニーとして13時52分頃から行われる。

高山さんは「大好きな千葉で、千葉ロッテマリーンズの応援ができること嬉しく思います!真っ直ぐ投げられるよう頑張ります!」とコメントした。

高山一実プロフィール
2011年に乃木坂46の1期生として加入。デビュー以来全てのシングルで選抜メンバー入りを果たした。2015年4月、千葉県南房総市観光大使任命後は市内のイベントなどへ積極的に参加。2021年11年に惜しまれつつグループを卒業。コメント力に定評があり、レギュラー出演しているEX「Q さま!!」をはじめバラエティー番組からのオファーが絶えない。読書家で、2018年小説家としてデビュー。デビュー作「トラペジウム」は累計発行部数25万部を突破し、大ヒットを記録している。2022年3月にオフィシャルファンクラブを設立。

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ロッテ・中村奨吾、国内FA権取得で感謝も「今は何も考えていません」[デイリー]

ロッテ・中村奨吾内野手が18日、国内FA権を取得し、球団を通じてコメントを発表した。

「関わってくださった方々やサポートしてくださった方々に感謝の気持ちです。その感謝の気持ちを持ち続けながら、シーズンを戦い抜いていきたいと思います。(FAについては)今は何も考えていません」。

中村奨は早大から14年ドラフト1位で入団し、二塁手のレギュラーに定着した。昨季は143試合に出場し、打率.283、9本塁打、67打点をマーク。自身2度目のゴールデングラブ賞を獲得した。

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ロッテ、長期療養児、自立支援活躍「TEAMMATES」事業開始[デイリー]

ロッテは18日、社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動の一環として、長期治療を必要とする子供の自立支援とコミュニティーの創出を支援する「TEAMMATES(チームメイツ)」事業を開始すると発表した。

TEAMMATES事業では長期療養中の児童に「入団」してもらい月1、2回程度、ZOZOマリンスタジアムなどのチーム練習などに参加、見学してもらう。TEAMMATES事業の開始にあたり、1名の「入団」選手を4月20日まで募集する。千葉県在住で継続的に通院や治療を必要とする6〜15歳の児童または生徒を対象としており、主治医の許可のもと応募が可能となる。

この取り組みがプロ野球で実施されるのは初めて。「TEAMMATES」事業の詳細は事業にご協力いただく特定非営利活動法人Being ALIVE Japanの公式ホームページにて。

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佐々木朗希は1−0でも9回降板、里崎智也氏が断言、8回のロッテベンチの動き解説[デイリー]

元ロッテ捕手の里崎智也氏が18日、「TBS「ひるおび!」に出演。前日17日にロッテ・佐々木朗希投手(20)が日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)で8回表までパーフェストに抑えたが、0−0の9回に投手交代が告げられ、史上初2試合連続完全試合を逃したことにコメントした。

ZOZOマリンで解説を行っていた里崎氏は「歴史的一瞬見るんじゃないのかと思って、かなりこわばりながら解説してました」とし、球場の雰囲気を「3回くらいから、ひょっとしたら今日も。5回越えたら、いっちゃうなって雰囲気でした」と伝えた。

9回表に井口資仁監督が交代を告げたときの雰囲気は不思議と「ざわつきもそんなになかった。しーん、としてピッチャー交代。『おー』とも『えー』ともなかった」と振り返った。続投しても「ロッテが点をとれるかが分からなかったですからね」とも述べた。

一方で8回裏にロッテが得点し、ロッテがリードして9回表を迎えていれば続投だったとの見方が有力だが、里崎氏は「事実を僕は伝えてるだけなんですけど。8回(表)終わった時に、ベンチで佐々木朗希に監督含めコーチもグータッチしてたんですよ」と証言。「それを見て交代なのかなと思ってたら、交代でした。あの状況から考えると、8回裏に1点とったとしても、多分変わってると思います」と指摘した。

完全投球が続いている状況であったため、「いきなり交代と言っても、(2番手登板の)益田は用意できない。早めに言ってあげないと次のピッチャーも多分無理。1−0で勝ってても、8回表終わってグータッチしてたんで、代わります」と指摘した。

里崎氏は「多くの人は見たいと思いますけれども、まだ佐々木朗希は、ホップ・ステップ・ジャンプのステップ。去年は中10日以上をあけて自分の調子で投げ、今年はプロのローテ投手が絶対やらなきゃいけない中6日に挑戦中なんです。それを成功するためにチームが100球前後に抑えて中6日を1年間やらそうというルールに沿った交代じゃないか」とした。

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中畑清氏、井口監督の英断に「俺は絶対できない」「悔しいけどかっこいい」[デイリー]

元DeNA監督の中畑清氏が18日、日本テレビ系「スッキリ」で、ロッテの佐々木朗希投手が2試合連続完全試合目前で降板したことに「俺は絶対できない」と、自分が監督だった場合の思いを語った。

番組では、快挙目前での降板となった佐々木朗希について特集。ロッテ・井口監督は8回で佐々木朗希を降板させたことに「先々を考えるとちょっとあそこで限界だった」と今後を見据えての降板だったとコメントしている。

番組ゲストで登場した中畑氏は「私だったら続投させる考え方。記録がかかったりしたら、ファンの期待なんだから行きなさいよと言ってしまう」というも「昨日はしょうがない」「0対0だったから。1点でも勝ち越してたら完全試合確定。あそこは悩むところではある」と井口監督の決断を理解した。

その後も井口監督の決断について「勇気あるよな。俺は絶対できない」「(自分は)お願いだから行ってくれるか?と頼む監督だから。どっちかというと」と自分だったら続投させていたと振り返り、「悔しいけどかっこいいね。僕はできないから」と、井口監督の英断を絶賛していた。

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佐々木朗希にドジャース監督も大注目、「何て才能。何て素晴らしい投手」[Full-Count]

◇7回完全で降板したカーショーとは「比較はできないと思う」

ロッテ・佐々木朗希投手の無双ぶりがメジャーでも大きな話題になっている。10日のオリックス戦で完全試合を達成し、17日の日本ハム戦でも8回パーフェクト投球を披露した20歳右腕について、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「何て才能に溢れた投手だ」と絶賛した。

17日(日本時間18日)のレッズ戦開始前、佐々木朗が完全試合を達成した次の登板でも8回102球パーフェクト投球だったことを報道陣から聞いたロバーツ監督が感想を述べた。「何て才能だ。何て素晴らしい投手だ。完全試合1度でも凄いのに…(8回降板の)決断の理由は分からないから、私の意見を述べることはできない。しかし、何て才能に溢れた投手だろう」。

2試合連続の偉業を目前にしての降板となった佐々木朗。13日(同14日)のツインズ戦でパーフェクトを続けていたクレイトン・カーショーを7回で降板させた指揮官は「比較はできないと思う。クレイトンは(シーズン)初登板だったしね」とした上で「(2戦連続完全試合なら)歴史になっていたかもしれないが、十分な情報がないからコメントはできないな」と慎重に話していた。

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佐々木朗希の奪三振率「16.26」はどれだけ凄い?歴代記録すらかすむ異次元ぶり[Full-Count]

◇佐々木朗はここまで4試合31イニングを投げ56奪三振

ロッテの佐々木朗希投手が、シーズン序盤から異次元の投球を見せている。10日のオリックス戦では日本タイ記録の19奪三振で完全試合を達成。17日の日本ハム戦でも8回をパーフェクト、14奪三振の快投だった。“完全投球”がどこまで続くか注目される一方、奪三振率も突出。歴代のシーズン記録を大きく上回りそうなペースで量産している。

開幕からここまで4試合連続2桁奪三振をマークし、球団では1994年、95年の伊良部秀樹投手に並ぶタイ記録となっている。ちなみにプロ野球記録は2017年に楽天の則本昂大投手がマークした8試合連続。メジャー記録は2019年、アストロズのゲリット・コール投手(現ヤンキース)の9試合だ。

佐々木朗は3月27日の楽天戦で10奪三振、4月3日の西武戦で13奪三振、10日のオリックス戦で19奪三振、そして17日の日本ハム戦で14奪三振を奪い、ここまで31イニングを投げ56奪三振をマーク。奪三振率は驚異の「16.26」となっている。このまま怪我なく、1年間、先発ローテを回れば歴代の“ドクターK”達を超える可能性を秘めている。

奪三振率は「(奪三振数×9)÷投球回数」で出すことができ、投手が1試合(9イニング)でどれだけ三振を奪うかを現わす数値となっている。

ここまでの奪三振率歴代1位は2019年のソフトバンク・千賀滉大投手がマークした11.33。この年は開幕から5連勝をマークするなど、11試合連続でクオリティスタート(QS)を達成するなど安定感抜群の投球を見せ、9月6日のロッテ戦では令和初のノーヒットノーランも記録し日本シリーズ3連覇に貢献した。

ちなみにシーズン最多奪三振は1968年に阪神・江夏豊投手の401奪三振。この年の江夏は49試合(37先発)に登板し26完投、25勝12敗、329イニングを投げている。現代の野球は投手分業制が当たり前となっており、登板間隔も中6日が主流で、この記録を更新することは不可能ともいえる。

◇奪三振率の歴代トップ5

年度所属名前奪三振率奪三振投球回
1位2019年ソフトバンク千賀滉大11.33227180回1/3
2位2016年日本ハム大谷翔平11.19174140回
3位1998年ヤクルト石井一久11.05241196回1/3
4位1990年近鉄野茂英雄10.99287235回
5位2015年日本ハム大谷翔平10.98196160回2/3

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ロッテ、不安定な救援陣も…2軍の救援防御率は「2.28」[BASEBALL KING]

◇やや不安定なリリーフ陣

ロッテは今季ここまで8勝9敗の3位に位置しているが、9敗中5敗がリリーフ投手に負けがついている。17日の日本ハム戦も0−0の10回に登板した3番手・西野勇士が、万波中正に決勝の本塁打を浴び、敗戦投手となった。

今季ワーストの11失点を喫した16日の日本ハム戦でも、開幕から無失点投球を続けていた小野郁、廣畑敦也がともに失点。守護神・益田直也に繋ぐ“セットアッパー”が苦しむ中、主にヒバインドゲームで投げる投手達にとっては大きなチャンスだが、結果、内容ともに安定しているのは東條大樹、先週は2試合いずれも走者を置いた場面で登板した小沼健太くらいか。

セットアッパーの佐々木千隼が1軍に復帰したが、新型コロナウイルス陽性判定を受け再び1軍登録抹消と、リリーフ陣の台所事情は他球団に比べると、やや苦しい。数字にもあらわれており、先発防御率がリーグトップの1.26に対して、救援防御率はリーグワーストの3.92。リリーフ陣の安定により2年連続Aクラス入りしていることを考えると、救援陣の整備は急務だ。

◇ファームのリリーフ陣は?

ファームを見てみると、チーム防御率はイースタン・リーグトップの2.78で、救援防御率に限れば2.28となる。ファームで4試合4イニング、被安打0、奪三振5、防御率0.00だった中村稔弥は12日に特例2022の代替指名選手で昇格を果たすと、16日の日本ハム戦に登板し、2イニングを2奪三振、ノーヒットに抑える投球を見せた。

横山陸人もファームでここまで8試合・8イニングを投げて、被安打5、イニング数を上回る11奪三振、2セーブ、防御率1.13。ストレート中心に力でねじ伏せる投球が多く、同期の佐々木朗希が8回パーフェクトに抑えた4月17日、横山もヤクルトとの2軍戦で1イニング、オールストレートで松井聖、元山飛優を連続3球三振に打ち取るなどパーフェクトリリーフ。与四球を出してしまう登板があるのは少し気になるところだが、8試合中5試合で無安打に抑えるなど、アピールを続けている。

17日のヤクルトとの2軍戦で先発した土居豪人も、リリーフでの登板では4試合連続無失点中で、与四球もわずかに1つ。奪三振は少ないが、横山と同じように14日の巨人戦ではストレートを15球中13球投げ、打者3人で抑えた。

サウスポーは山本大貴が防御率4.50、成田翔が防御率5.68と数字だけ見れば、不安定な印象だが、山本は6失点した9日の楽天戦以外での失点はなく、7試合中5試合で安打を許していない。与四球も今季7試合・8イニングを投げて1つ。カットボールで打たせて取るという投球ができている。成田も左打者に対して、4つの与死球はあるものの、被打率.100(10−1)、5奪三振だ。

昨年は開幕2軍スタートだった東妻勇輔が、交流戦明けの6月18日に1軍昇格すると、そこから1度もファームに落ちることなく、シーズン自己最多の37試合に登板して防御率2.88と活躍した例もある。1軍のリリーフ陣がやや不安定な現状、1軍を目指しファームで腕を振っている投手陣は、いつ1軍から声がかかってもいいように最高の準備をしていきたい。

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