オリックスが今季2度目のサヨナラ勝ち。延長10回に吉田正の犠飛で追い付き、2−2の11回1死一、三塁で伏見の二ゴロが失策を誘い、来田が好走塁で生還した。村西が今季初勝利。ロッテは救援の益田、小沼が踏ん張れなかった。
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球史に残る快投を続けるロッテ佐々木朗希投手(20)が24日、京セラドーム大阪でのオリックス戦に先発する。空前絶後の2試合連続完全試合こそならなかったが、自身が更新した連続イニング無安打記録など、今回も様々な記録がかかるマウンドとなる。今度はどんな驚きを与えてくれるのか。1球1球が見逃せない。
佐々木朗の予告先発がアナウンスされた23日の6回表終了後、京セラドーム大阪ではオリックスファンからも大きな拍手が響いた。1日後、ここでどんなものを見せるのか。
10日のオリックス戦(ZOZOマリン)でNPB28年ぶりの完全試合を達成し、17日の日本ハム戦(同)は8回まで完全試合を続けながら「先々を考えて」(井口監督)と途中降板した。17イニング連続パーフェクト。中6日で、2週間ぶりにオリックスに挑む。
22日にブルペンで23球を投げ、23日は前日調整を行った。前日に好投したばかりのロメロからは練習中、ゆっくりと軽く5度、右肩をたたかれた。カード勝ち越しへ、期待を一身に受けて送り出されるマウンド。「(バファローズとは)今季2度目の対戦となるので、しっかり工夫をしながら0で抑えられるように頑張ります」と話した。
ロッテ佐々木朗は17イニング連続無安打を継続しているが、米大リーグの最長無安打記録は、通算511勝のサイ・ヤング(レッドソックス)が1904年に4試合にまたがって記録した24回。救援2試合で2、7回を無安打に抑えた後にア・リーグ初の完全試合。次の試合も6回まで無安打だった。ナ・リーグ記録は、1938年のジョニー・バンダーミーア投手(レッズ)で21回連続。2試合連続ノーヒットノーランを達成し、次の試合も3回まで無安打だった。デニス・エカーズリー(インディアンス)も77年に21回連続無安打をマークしている。
オリックスはロッテ佐々木朗希投手(20)へのリベンジに野手も対策を練って臨む。
前回3三振の主砲吉田正尚外野手(28)は「同じような結果ではダメ。早いカウントからスイングをかけられれば」と気合十分。同学年の20歳の紅林は「できれば対戦したくないんですけど…」と苦笑いしつつ、「粘ったり、チームが勝てるような打撃がしたい」と引き締めた。
ロッテが今季4度目の延長戦での敗北を喫した。10回の勝ち越し点を、守護神益田が守りきれなかった。10回は遊撃小川の失策もあったものの、井口監督は「先頭打者を出しちゃったのが1番ですね」と話す。福田に無死から二塁打を浴び流れは相手に。同点止まりでしのいだが、11回にも四球や失策で力尽きた。
9イニング制だった昨季は19試合の引き分けがあった。延長戦が復活した今季は、突入すると1勝4敗。リリーフ陣に近年の盤石さがなく、打線もまだ勢いづいていない。試合終盤の重圧が増す中で「最後、しっかり守り勝てていないところだと思います」と井口監督も悩むところだ。
カード勝ち越しを防御率1.16の佐々木朗に託す。「点を取らないと勝てないので。まずはしっかり野手に取ってもらいたいと思います」。パーフェクトよりも、勝利への“2点以上”をロッテは強く欲する。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラドーム)の予告先発として発表された。
ロッテ佐々木朗希投手(20)は17イニング連続無安打を継続しているが、米大リーグの最長無安打記録は、通算511勝のサイ・ヤング(レッドソックス)が1904年に4試合にまたがって記録した24回。救援2試合で2、7回を無安打に抑えた後にア・リーグ初の完全試合。次の試合も6回まで無安打だった。
ナ・リーグ記録は、1938年のジョニー・バンダーミーア投手(レッズ)で21回連続。2試合連続ノーヒットノーランを達成し、次の試合も3回まで無安打だった。デニス・エカーズリー(インディアンス)も77年に21回連続無安打をマークしている。
米国でロッテ佐々木朗希投手(20)の次回登板が注目を集めている。MLB公式サイトは、3度目の先発となる24日のオリックス戦を前に「パーフェクトの延長に立ち会おう」と題した記事を掲載。試合が米国時間では深夜となることから「いつかは連続記録は終わる。しかし、睡眠時間を削ってでも、この世界的な活躍を見届けたいものだ」とした。
登板への期待感を「今年最も圧倒的な投手が日曜日にマウンドに上がる。40歳のウェインライト(カージナルス)と復活したバムガーナー(ダイヤモンドバックス)に敬意を表しつつも、日本のセンセーション、ロウキ・ササキのことを指している」と評した。
記事ではロッテの同僚、エンニー・ロメロ投手が、現時点で佐々木朗は日本最高の投手だとする証言も掲載している。スペイン語で「素晴らしい投手だ。将来は大リーグで素晴らしい未来が待つ。彼が投げているのを見る時、とても興奮する。若いのに、既にプレッシャーなしに投げる方法を知っている」と話した。さらに、佐々木朗が既に英語を学んでいると明かした。
佐々木朗の将来については、大リーグファンにとって「いいことと悪いことがある」とした。いいことは、「来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本の先発として活躍するササキを見ることができる。オリックスの山本由伸も有力な先発候補だ」。悪いことは「MLB球団はすぐにササキと契約するチャンスはないだろう。日本の関係者によると、2年後にメジャーに行く可能性は低い」とした。
MLB公式サイトが、日本プロ野球の試合を結果ではなく、前もって紹介するのは異例だ。注目度の高さがうかがえる。
2年目のロッテ小川龍成内野手(24)が嬉しいプロ初安打を放った。
9番遊撃として今季初スタメン。第1打席はセーフティーバントを試みて投ゴロに終わったものの、5回1死での第2打席に、オリックス山岡のスライダーを流して遊撃への内野安打とした。
前橋育英(群馬)から国学院大を経て、俊足堅守の遊撃手として20年ドラフト3位で入団。1年目の昨季は20試合に出場したものの、6打席で安打はなかった。今季もこの日の第1打席まで3打席で安打なし。プロ通算10打席目での初安打となった。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラドーム)の予告先発として発表された。
オリックスには10日のZOZOマリンでの対戦で、完全試合を達成した。その後、現在まで17イニング連続でパーフェクト投球を続けており、今季5試合目の先発も大いに注目される。
22日にブルペンで23球を投げた佐々木朗は、23日は試合前に京セラドームで前日調整。マウンドを確かめる場面もあった。球団を通じ「(バファローズとは)今シーズン2度目の対戦となるので、しっかりと工夫をしながら0で抑えられるように頑張ります」とコメントした。
ロッテは23日、益田直也投手(32)の通算600試合登板記念グッズの受注販売を開始したと発表した。
益田は4月12日ソフトバンク戦(長崎)でNPB史上43人目となる通算600試合登板を達成。その試合の投球写真や、益田が掲げた記念パネルがデザインとして使用されている、ラインアップは各種タオル、Tシャツ、クッションなど。球団オンラインストアで5月1日まで受け付ける。発送は6月下旬以降の見込み。
益田は現在登板数を601試合に伸ばしており、村田兆治氏が持つ通算604試合の球団記録にも迫っている。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が、24日午後1時試合開始のオリックス戦(京セラ)に先発する。10日に20歳5ヶ月の史上最年少で完全試合を達成した相手との再戦で、2度目の達成となれば史上初。23日は同球場でキャッチボールなどで調整した。米大リーグ最多記録を超えた52打者連続アウトを継続中。記録更新の期待もかかる。同日のオリックス5回戦(同)は延長11回、2−3でサヨナラ負けを喫した。
世界の野球界が熱視線を送るマウンドに立つ。注目の一戦を前に、佐々木朗希は静かに闘志をたぎらせた。
「(オリックスとは)今シーズン2度目の対戦となるので、しっかりと工夫をしながら、ゼロで抑えられるように頑張ります」。
この日は試合前の全体練習に参加し、強めのキャッチボールなどで調整した。22日にはブルペンに入り、捕手を座らせて23球を投げており、戦闘態勢は整った。
前回17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で8回を1人の走者も出さずに抑えて降板し、17イニング連続で完全投球を続けている。急遽、関西ローカルのカンテレ(関西テレビ)で午後4時からの緊急中継(ダイジェスト放送)が決まるなど、周囲は盛り上がる一方だ。
海外でも話題を呼んでいる。AP通信は、投手としての特長とともに、岩手県出身で東日本大震災により父を亡くしたことも紹介。「日曜日に再び完全試合に挑戦する」と報じ「再び達成できるかに世界の野球界が注目」と打電した。
一方、井口監督は24日の投球次第で、登板間隔を通常の中6日から一時的に日数を増やす方針。延長戦で敗れたこの日の試合後に、佐々木朗の質問を受け「(味方が)点を取らないと勝てない。まずはしっかり野手に点を取ってもらいたい」と注文を付けた。
先発したロッテ・石川歩投手(34)は、7回7安打1失点と好投。打線の援護に恵まれず3勝目はならなかった。それでも「先頭に与えた四球がもったいなかった。それだけです」と1回の失点を悔やんだ。井口監督は「あまり調子は良くない中で、しっかりと試合をつくってくた」とねぎらい、「打線がカバーできなくて、守り勝てなかった」と10残塁と好機を生かせなかった攻撃面の課題を指摘した。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が23日、オリックス戦(京セラドーム)前の全体練習に参加し、力強い投球練習などを行った。右腕は24日の同戦(同)に先発予定。10日に完全試合を達成した相手との再戦に向けて「今シーズン、2度目の対戦となるので、しっかりと工夫をしながらゼロで抑えられるように頑張ります」とコメントした。22日は、ブルペンに入り、捕手を座らせて23球を投げた。
ロッテの2年目、小川龍成内野手(24)が、今季初スタメンとなる「9番・遊撃」で出場し、プロ初安打を放った。5回1死の第2打席。オリックス先発、山岡のスライダーを流し打って遊撃内野安打とした。
球団広報を通じて「ただでアウトになってはいけないという気持ちでした。追い込まれていたので、とにかく三振だけはしないように。良いところに打球が転がってくれたので良かったです!」とコメントした。
小川は、群馬・前橋育英高から国学院大を経て、2021年ドラフト3位で入団。1年目の昨季は20試合に出場し、7打席に立ったものの、無安打に終わった。
伝説の右腕を超える−。ロッテ・佐々木朗希投手(20)は24日、京セラドームで行われるオリックス戦に先発する。10日に完全試合を達成した相手との再戦で、快投の再現を狙う。現在は17イニング連続無安打を継続中で、8回まで無安打なら1904年にサイ・ヤングが達成した24イニングの大リーグ記録を上回る。大リーグ公式サイトが異例の前日特集を組むなど、その注目度はとどまることを知らない。
周囲の盛り上がりをよそに、佐々木朗は普段通りを貫いた。前日にはブルペンで23球の投球練習。この日はグラウンドでウオーミングアップ、ストレッチ、軽めの強化トレーニングをこなし、翌日のマウンドに備えた。
「(オリックスとは)今シーズン2度目の対戦となるので、しっかりと工夫をしながら0で抑えられるように頑張ります」。
オリックスと今季の初対戦は10日。2週間前、プロ野球史上最年少の20歳5ヶ月で達成した完全試合だ。2度目の達成となれば、日米通じて史上初。「0」を心掛けて投げる延長線上に、ファンの夢が広がる。
たとえ走者を許したとしても、安打を8回まで許さなければ、偉大な先人を超えることになる。通算511勝で、シーズン最高の投手に与えられる賞にその名前が残るサイ・ヤングの持つ大リーグ記録「24」を上回る、25イニング連続無安打の金字塔だ。サイ・ヤングは4月25日の2回、同30日の7回(救援)、5月5日の9回(完全試合)、同11日の6回と4試合にまたがって記録。118年間破られていない偉業に挑む。
過去2度の登板後にも大きく取り上げた米メディアだが、登板前日に異例の特集を組んだ。大リーグ公式サイトの看板記者ジョン・モロシ氏は「完全投球を続ける20歳のNPBスターに会おう」との見出しで長文の記事を寄せた。10日オリックス戦での完全試合や19奪三振など数々の記録や、投球スタイルについて紹介し、「大リーグのナイターが終わってから、東部時間の真夜中(午前0時)に投げる。睡眠を犠牲にする価値がある」と強調。同僚で、防御率0.34でリーグトップの左腕ロメロの「とんでもない投手。メジャーでの素晴らしい未来が待っている」とのコメントも掲載した。
この日のオリックス戦でロッテは延長11回サヨナラ負け。失策と内野ゴロの間の計2点しか奪えず、井口監督は「点を取らないと勝てないので、まずはしっかり野手に取ってもらいたいと思います」と攻撃陣にハッパをかけた。佐々木朗が前回登板した17日の日本ハム戦は延長10回の末に0−1で敗戦。野手の援護を得られれば、「令和の怪物」はさらに輝きを増すはずだ。
午後1時にプレーボールのオリックス−ロッテ戦は、CS放送の「J SPORTS3」や、パ・リーグTV、DAZNなどのネット配信により中継される。地上波での放映権を獲得した関西テレビ(フジテレビ系)は、関西ローカルで午後4時から約1時間半のダイジェストで放送する。
ロッテ2年目の小川にとってほろ苦い1日となった。5回、山岡からプロ10打席目の初安打となる遊撃内野安打。「追い込まれていたので三振だけはしないように。いいところに打球が転がってくれた」。延長10回は2安打目となる右中間二塁打で、一時勝ち越しのホームを踏んだ。
だが、10回無死二塁でバレラの遊ゴロを失策し、直後の吉田正の右犠飛で同点。サヨナラの場面も二塁・中村奨の失策で井口監督は「最後はしっかり守り勝てなかった」と厳しい表情だった。
ロッテの「完全試合男」佐々木朗希投手(20)が、24日のオリックス戦(京セラD)に先発登板する。
佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)でプロ野球史上16人目の完全試合を達成。17日の日本ハム戦(同)では8回まで完全投球を披露し降板した。現在17イニング連続無安打(無走者)無失点を続けている。
24日のオリックス戦で8回無安打なら、1904年にアメリカンズ(現レッドソックス)の“伝説の511勝右腕”サイ・ヤングが記録した24イニング連続無安打の大リーグ記録を、118年ぶりに塗り替えることになる。
大リーグの公式サイトが「完全投球を見届けよう。睡眠を犠牲にする価値がある」と異例の特集を組むなど、日本のみならず全米も注目している。
佐々木朗は球団を通して「(オリックスは)今シーズン2度目の対戦となるので、しっかりと工夫をしながらゼロで抑えられるように頑張ります」とコメント。試合開始は13時。見逃せない”歴史的な一戦”になりそうだ。
ロッテが延長11回にサヨナラ負けを喫した。
2年目の小川が1−1の5回にプロ初安打となる遊撃内野安打。「追い込まれていたので三振だけはしないように。いいところに打球が転がってくれた」と喜ぶと、延長10回は先頭打席で比嘉から右線二塁打。中村奨の内野ゴロの間に一時は勝ち越しとなるホームを踏んだ。
ところが守備では10回無死二塁の場面でバレラの遊ゴロをグラブで弾く失策。吉田正の同点右犠飛を呼び込んでしまった。最後は名手・中村奨のまさかの失策からサヨナラ負け。
24日は2試合17イニング完全投球を続けている佐々木朗希が登板するだけに負けられない。井口監督も「先に点取らないと勝てないので、まずはしっかり野手に取ってもらいたい」と打線の奮起を促した。
ロッテは益田直也投手(32)の通算600試合登板を記念したグッズの受注販売を23日からマリーンズオンラインストア限定で開始すると発表した。
益田は4月12日のソフトバンク戦(長崎)で、プロ野球史上43人目となる通算600試合登板を達成し、村田兆治の球団記録604試合登板にも向けたカウントダウンに入った。記念グッズには記録達成登板時の投球写真や、益田が掲げたパネルがデザインとして使用されている。
通算600試合登板記念グッズの商品は次の通り。
受注販売はマリーンズオンラインストアで23日午前10時〜5月1日午後11時59分まで。
完全試合(10日・オリックス戦)+8回完全投球(17日・日本ハム戦)で、17回完全イニング続行中のロッテ・佐々木朗は23日、さらなる記録更新をかけて登板する24日のオリックス戦を前に、京セラDでランニングなどの調整を行った。
完全試合を達成したオリックスとの再戦。相手がプロの意地にかけてリベンジを仕掛けてくるのは承知している。22日にはブルペンで23球を投げるなど、通常通り中6日の調整を終えた右腕は、球団を通じたコメントで「(オリックスとは)今シーズン2度目の対戦となるので、しっかりと工夫をしながらゼロで抑えられるように頑張ります」と、相手の対策を上回る快投を誓った。
ホームで続けた快投劇から舞台は敵地に変わるが、京セラDでは昨年10月14日に6回5安打無失点で白星をあげており、相性は悪くない。日本シリーズ進出をかけた11月のCS最終ステージでは、登板予定だった第4戦を待たずにチームが2敗1分けで敗退する悔しさを味わった場所で、改めてオリ打線をねじ伏せる。
前回の日本ハム戦では味方打線の援護がなく、0−0のまま降板した。22日のオリックス戦でチームの連敗こそ5で止まったが、この日は延長11回サヨナラ負け。奪った得点も捕逸(4回)と1死三塁からボテボテの三ゴロと、本調子とはいえない状態。井口監督は「点を取らないと勝てないので、まずはしっかり野手に取ってもらいたいと思います」と、打線の奮起を望んだ。
ロッテは1−1の同点で迎えた延長10回に1度は勝ち越したものの、その裏に守護神の益田直也投手がオリックス・吉田正に同点犠飛を許して逃げ切りに失敗。11回裏に1死一、三塁から二塁手・中村奨吾内野手の失策でサヨナラ負けを喫した。
1点ビハインドの4回には相手の捕逸で追いつき、10回の勝ち越し点は1死三塁から中村奨のボテボテの三ゴロで奪うなど、打線が低調な中でしぶとく得点を重ねたが、前夜に続く白星は逃した。試合後、井口資仁監督は「(勝ち越した)次の回(10回裏)に先頭バッター(福田に右翼線二塁打)出しちゃったのが1番ですかね」と勝負のポイントを指摘。24日のカード3戦目は佐々木朗希投手が先発。前回17日の日本ハム戦(ZOZO)では、8回完全投球の右腕を援護できなかっただけに、「点を取らないと勝てない。まずはしっかり野手に取ってもらいたいと思います」と、打線の奮起を期待していた。
ロッテの小川龍成内野手が、プロ2年目で念願の初安打を放った。
9番・遊撃で今季初のスタメン出場だった小川は、5回1死で迎えた第2打席でオリックス・山岡のスライダーを三遊間に転がし遊撃内野安打に。入団2年目、通算10打席目での初安打に「とにかく何とかしようと思っていましたし、ただでアウトにならないって気持ちでした。追い込まれていたのでとにかく三振だけはしないように。転がしたりとかバットに当てることができれば何かあると思うので。いいところに打球が転がってくれたので良かったです」と声を弾ませた。
ロッテは23日、益田直也投手の通算600試合登板を記念したグッズの受注販売をマリーンズオンラインストア限定で開始した。
益田は4月12日のソフトバンク戦(長)でプロ野球史上43人目となる通算600試合登板を達成。記念グッズには当日の投球写真や同投手が掲げたパネルがデザインとして使用されている。発売されるのはフェイスタオル(税込み1800円)、Tシャツ(同3800円)、ハンドタオル(同1000円)、アクリルキーホルダー(同600円)、アクリルマグネット(同600円)、巾着(同1000円)、マウスパッド(同1500円)、アクリルスタンド(同3000円)、クッション(同3900円)。購入方法など詳細は球団HPで。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が23日、先発する24日のオリックス戦に向けて、京セラドームで最終調整。登板に向けての意気込みを語った。
10日にZOZOマリンスタジアムで、史上最年少での完全試合を達成したオリックスとの再戦。「今シーズン2度目の対戦となるので、しっかりと工夫をしながらゼロで抑えられるように頑張ります」とコメント。22日にはブルペンで23球投げ、この日はマウンドの感触を確かめながら、数回シャドーピッチングを行った。
前回、17日の日本ハム戦では8回をパーフェクト。現在17イニング連続無安打で、52人連続アウト中だ。AP通信は「日曜日に再び完全試合に挑戦する」とし、「再び達成できるかに世界の野球界が注目」と報じるなど、海外でも話題を呼んでいる。
さらなる記録更新もかかるが、記録よりチームの勝利と言う佐々木朗。打者を抑えることだけに集中し、チームを上昇気流に押し上げる。
ロッテが逃げ切りに失敗し、2連勝を逃した。
延長10回、先頭の小川が右中間への二塁打を放ち出塁。犠打で1死三塁から中村奨の内野ゴロの間に勝ち越し、大きな1点をもぎ取った。満を持して守護神益田を投入したが、いきなり先頭福田に右翼線二塁打を浴び、不穏な空気が漂い始める。さらに四球などで1死一、三塁となると、吉田正に右犠飛を浴び同点とされた。
延長11回は小沼を投入したが、1死一、三塁から伏見の二塁への強い打球を中村奨がはじく間に三走の来田が本塁へ。送球が間に合わず、今季3度目サヨナラ負けを喫した。井口監督は勝ちパターンで逃げ切れなかったことを敗因に挙げ、「次の回(10回裏)に先頭バッターを出しちゃったのが1番ですかね」と振り返った。
24日は佐々木朗が中6日で先発。4月3日の西武戦の八回から18イニング連続無失点、10日のオリックス戦から17イニング連続完全投球と快投を続けているだけに指揮官も「点を取らないと勝てないので、まずは野手に取ってもらいたいと思います」と打者陣の奮起を願った。
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が24日に京セラドーム大阪で行われるオリックス戦に先発する。10日に史上最年少の20歳5カ月で完全試合を達成した相手との再戦で、2度目の達成となれば史上初。23日は同球場でキャッチボールなどを行い「今季2度目の対戦となるので、しっかりと工夫をしながらゼロで抑えられるように頑張りたい」とコメントした。
中6日で臨む今季5度目の登板に備え、22日にブルペンで23球の投球練習をした。前回17日の日本ハム戦で8回を完璧に抑えて降板し、17イニング連続で完全投球を続けている。AP通信は「再び達成できるかに世界の野球界が注目」と報じた。
ロッテの2年目・小川龍成内野手が今季初めてスタメン出場し、5回の第2打席でプロ初安打を放った。
この回1死から山岡のスライダーを逆方向へはじき返し、強肩の紅林も間に合わず遊撃への内野安打とした。
昨季、国学院大から俊足と守備範囲の広い内野手として期待され、ドラフト3位で入団。「とにかく何とかしようと思っていましたし、ただでアウトにならないっていう気持ちでした。追い込まれていたので、とにかく三振だけはしないように」と振り返った。さらに続けて「転がしたりとかバットに当てることができれば、何かあるのと思うので、いいところに打球が転がってくれてよかったです」とコメントした。
ロッテの佐々木朗希投手が23日、先発する24日のオリックス戦に向けて、京セラドームで最終調整。キャッチボールやゴムチューブを使用したストレッチなどを行った。
相手は10日にZOZOマリンスタジアムで完全試合に抑え込んだオリックス打線。2試合連続の屈辱阻止に燃える相手に対し「(バファローズとは)今シーズン2度目の対戦となるので、しっかりと工夫をしながらゼロで抑えられるように頑張ります」とコメントした。
まだ若手…でも常に“危機感”は抱いている。ロッテの福田光輝内野手は、昨季1軍昇格を果たせなかった悔しさを胸に3年目のシーズンに臨んでいる。2年目を振り返り、今季への思いを語った。
昨季はファームで打率.246、2本塁打、31打点。「結果はもちろん納得いっていないですし、去年の状態で1軍に上がっても、打てる自信はなかったです」。一昨年に比べて打率は上がったものの、悩み抜いた1年だった。
昨年4月はチームが破竹の14連勝。福田光は主軸として打率3割台と好調をキープしていたが、どこか気持ちは晴れなかった。「こうだから打てているんだみたいのがなくて、たまたまが続いたなという感じでした」。昨年は練習で逆方向への意識を強く持つなど、バッティングを模索したが、大きな手応えは得られなかった。「もう1度、自分が1番振れるポイントで打つということを心掛けてやってきました」。今季は原点に戻り、自主トレから“強いスイング”をすることに取り組んで開幕1軍を手にした。
法大から2019年ドラフト5位で入団し、ルーキーながらオープン戦で存在感を発揮して開幕1軍を掴んだ。しかし23打数2安打で打率.087に終わり、プロのレベルの高さに早くも危機感を抱いた。「自分の中では何か1ついいものを出していかないとずっと2軍になってしまうなと…危機感は常に持っています」。内野の全ポジションを守れるユーティリティ性は魅力。バッティングでアピールすることが、1軍定着の鍵になる。
「自分の感覚だけに頼ってプレーしていた」と語る1年目を糧に、昨年のキャンプでは福浦和也2軍ヘッド兼打撃コーチ(当時)とともに、下半身を使ったバッティングを身体に浸み込ませた。昨年の三振率は.124(329打席で41三振)と、一昨年の.242(214打席で52三振)から大きく改善。プロのボールにも慣れ始めている。「とにかく練習から自分がやっていることをしっかり試合の中で出すことが目標です。それができれば、僕は対応できる自信があります」と言い切る。
身長は176センチとプロでは小柄な部類だが、思い切りのいい鋭いスイングが長所。ルーキーイヤーのオープン戦では3本塁打を放ち、周囲を驚かせた。大阪桐蔭高、法大とエリート街道を歩んできたセンスは誰もが認めるところだ。
今季は高部瑛斗外野手、佐藤都志也捕手ら1997年生まれの同級生が1軍で台頭している。「一緒の学年で1軍にいられることは嬉しいです。刺激になっている部分もありますし、僕も頑張らないといけない」。今季こそ手応えを掴み、飛躍の1年にする。
「パ・リーグ インサイト」が今季から実施している新企画「Monday パ」では、4月第3月曜日に「奪三振シーン」を特集。圧倒的な投球を続けているロッテ・佐々木朗希投手が、“超人的ペース”で三振を奪っていることを伝えている。
佐々木朗はここまで4試合に登板して2勝0敗、防御率1.16。計31回を投げて56三振を奪っている。完全試合を達成した10日のオリックス戦では、歴代記録を大きく更新した「13者連続奪三振」を含む計19奪三振。続く17日の日本ハム戦でも8回パーフェクトで14奪三振。2試合連続の無双投球で球界を震撼させている。
56奪三振はパ・リーグ断トツ。ソフトバンク・千賀滉大投手が39奪三振で2位、オリックス・山本由伸投手が33奪三振で3位となっている。「セイバーメトリクス」で見ても佐々木朗の数字は突出。投手の奪三振数を9イニング平均で表す指標「K/9」は16.26で、規定投球回に到達している投手では圧倒的1位だ。「K/9」の平均値は7.60前後とされており、その凄さが分かる。
奪三振数÷与四球数で表される指標「K/BB」も断トツの28.0をマーク。これは一般に評価される3.5を大きく上回る。56三振を奪う一方で、与四球は僅かに2。この数字からは、160キロを超える速球をコントロールする能力も高いことが分かる。まだシーズンは始まったばかり。今後の投球に注目が集まる。