ロッテは2回に高部の2点適時打と和田の適時打で3点を先制し、3−2の9回に高部の適時打と中村奨の2点二塁打で3点を加え突き放した。佐々木朗は5回6安打2失点で開幕3連勝。オリックスは打線が好機で攻めきれなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
ロッテ佐々木朗希投手(20)の歴史的快投による“狂騒曲”が終わった。海外からも注目された17イニング連続パーフェクト、打者52人連続アウトは、プレーボール直後にオリックスの1番福田周平外野手(29)に安打され途絶えた。際どい判定もありプロ入り後自己最多の5四死球を出したが、5回2失点でしのぎ今季3勝目。試合終了時点では次回先発日は未定。この日の学びを次なる進化につなげる。
佐々木朗の52人連続凡退 | |||||
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日 | 相手 | 回 | 打順 | 打者 | 結果 |
3日 | 西武 | 8 | 9 | 鈴木 | 左二 |
1 | 岸 | 空三振 | |||
10日 | オリックス | 1 | 1 | 後藤 | 二ゴ |
2 | バレラ | 一ゴ | |||
3 | 吉田正 | 空三振 | |||
2 | 4 | ラベロ | 空三振 | ||
5 | 福田 | 空三振 | |||
6 | 西村 | 空三振 | |||
3 | 7 | 紅林 | 空三振 | ||
8 | 福永 | 空三振 | |||
9 | 宜保 | 空三振 | |||
4 | 1 | 後藤 | 空三振 | ||
2 | バレラ | 見三振 | |||
3 | 吉田正 | 空三振 | |||
5 | 4 | ラベロ | 見三振 | ||
5 | 福田 | 空三振 | |||
6 | 西村 | 見三振 | |||
6 | 7 | 紅林 | 中飛 | ||
8 | 福永 | 捕邪 | |||
9 | 宜保 | 空三振 | |||
7 | 1 | 後藤 | 右飛 | ||
2 | バレラ | 二ゴ | |||
3 | 吉田正 | 見三振 | |||
8 | 4 | ラベロ | 空三振 | ||
5 | 福田 | 空三振 | |||
6 | 渡部 | 空三振 | |||
9 | 打 | 中川圭 | 三ゴ | ||
打 | 山足 | 遊ゴ | |||
打 | 杉本 | 空三振 | |||
17日 | 日本ハム | 1 | 1 | アルカンタラ | 一ゴ |
2 | 細川 | 見三振 | |||
3 | 石井 | 空三振 | |||
2 | 4 | 清宮 | 空三振 | ||
5 | 近藤 | 空三振 | |||
6 | 野村 | 遊ゴ | |||
3 | 7 | ヌニエス | 左飛 | ||
8 | 宇佐見 | 捕邪 | |||
9 | 淺間 | 左飛 | |||
4 | 1 | アルカンタラ | 空三振 | ||
2 | 細川 | 空三振 | |||
3 | 石井 | 二ゴ | |||
5 | 4 | 清宮 | 左飛 | ||
5 | 近藤 | 遊ゴ | |||
6 | 野村 | 空三振 | |||
6 | 7 | ヌニエス | 空三振 | ||
8 | 宇佐見 | 右飛 | |||
9 | 淺間 | 空三振 | |||
7 | 1 | アルカンタラ | 中飛 | ||
打 | 万波 | 空三振 | |||
3 | 石井 | 空三振 | |||
8 | 4 | 清宮 | 空三振 | ||
5 | 近藤 | 空三振 | |||
6 | 野村 | 見三振 | |||
24日 | オリックス | 1 | 1 | 福田 | 右安 |
ロッテ佐々木朗希投手(20)の歴史的快投による"狂騒曲"が終わった。海外からも注目された17イニング連続パーフェクト、打者52人連続アウトは、プレーボール直後にオリックスの1番福田周平外野手(29)に安打され途絶えた。際どい判定もありプロ入り後自己最多の5四死球を出したが、5回2失点でしのぎ今季3勝目。
試合終了時点では次回先発日は未定。この日の学びを次なる進化につなげる。佐々木朗が白井球審に詰め寄られる場面があった。2回2死一塁で安達を2球で追い込んでからの3球目はボール判定。一走の杉本には二盗を許した。佐々木朗が二塁方向から本塁方向へ向き直った直後、白井球審がマスクを取り、硬い表情で詰め寄りながら言葉をかけた。捕手の松川は制止しようと間に入った。試合後、白井球審は「別に話すようなことはないんで」とノーコメント。井口監督は「球審はもっと冷静にやらないといけないと思いますし、当然判定に対しては何も我々は言ってはいけない」。判定に対する佐々木朗の表情についてか問われると「しょうがないんじゃないですか。本人がストライクと思うところをボールと言われているので。そこは審判は流すところ」と話した。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が5回6安打2失点で今季3勝目を挙げた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)の各打者への初球の球種割合は、10日オリックス戦(打者27人)は直球=21(78%)、フォーク=4、カーブ=1、スライダー=1。変化球を入り球にしたのは4回以降で、3回までは全て直球だった。17日日本ハム戦(打者24人)は直球=18(75%)、フォーク=5、カーブ=1。この試合では初回から変化球を使っていたが、割合はほぼ同じだった。この日のオリックス戦(打者23人)も傾向は変わらず。直球=18(78%)、フォーク=3、カーブ=1、スライダー=1だった。またこの日の被安打6は全て直球で、うち初球が2本。3本は追い込まれてからの真っ直ぐだった(カウント0−2から2本、1−2から1本)。
日本ハム伊藤大海投手(24)が24日、自身のツイッターを更新。「相手を不快にさせたり、必要以上のリアクションは控えるべきだと重々承知ですが…我々は無感情のピッチングマシーンではない。命懸けの1球1球に感情が入るのも当たり前で、それが自然と出てしまうことも多々あります」と、マウンド上でのリアクションについて意見を述べた。
この日のオリックス−ロッテ戦(京セラドーム大阪)で、ロッテ佐々木朗希投手(20)が白井球審に詰め寄られる場面があった。また伊藤自身も16日のロッテ戦で、際どいボール判定に思わず“土下座ポーズ”をしてしまい、球審から注意を受けていた。
伊藤は続けて「相手へのリスペクトさえ忘れなければ、それでいいと思います。それだけ目の前のことに熱意があるから感情が沸くだけの事」とし「あ…独り言です」と、投稿。投手心理に、一定の理解を求めた。
ロッテナインが、佐々木朗希投手(20)の白星を後押しした。19年ドラフトの同期入団、高部瑛斗外野手(24)が、2回にチーム50イニングぶりの適時打。9回にも中前適時打を放ち、初回には好返球で失点も防いだ。
キャプテンの中村奨吾内野手(29)も攻守でもり立てた。17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)では10回無得点と沈黙。8回パーフェクトで降板した佐々木朗に白星をつけられなかった野手陣が、リベンジとばかりに奮闘した。
2回2死満塁、フルカウント。高部の打球が左前に落ちた瞬間、キャッチボールする佐々木朗は高速で9度、手をたたいた。先制2点適時打。高部が塁上で両手を挙げた。同じようにする佐々木朗の姿が見えた。
ともにプロ3年目。ここまで全試合、1番でスタメン出場。17イニング連続パーフェクト中は、野手陣にとっても1つのミスも許されない極限状態でのプレーだった。一緒に戦ってきたからこそ、思いは強く、言葉は自然とあふれ出た。
「(朗希が)あれだけいい投球をしている中で、僕ら打者陣が、彼に勝ちを付けてあげられなかったというのを、僕らは、何というんですかね、悔しいと言いますか、申し訳なさはありましたし。今回は絶対に点を取って楽にさせてあげようという気持ちは、とてもありました」。
2四球と失策で満塁、カウント3−2でも、選択肢の比重はほぼスイングに。「後手に回らずに。絶対に打ってやろうという気持ちで」。初回の先制点を防いだ左翼からの好返球も含め、高部は「今日はいい働きができたんじゃないかなと」と振り返った。
そして神妙に、添えた。「僕自身のミスとかで負けた試合もあるので」。
負けた試合−。「北海道のやつですね」と忘れもしない。6日の日本ハム戦、左翼への飛球を判断ミスで捕れず、サヨナラ負けした。「すごく悔しかったですし、何とか盛り返そうとやってるので。残り百何十試合でしっかり取り返せたら」。いいことも、その逆も。支え合ってチームになる。高部は間違いなく、この1勝に貢献した。
ロッテ佐々木朗希投手(20)の歴史的快投による“狂騒曲”が終わった。海外からも注目された17イニング連続パーフェクト、打者52人連続アウトは、プレーボール直後にオリックスの1番福田周平外野手(29)に安打され途絶えた。際どい判定もありプロ入り後自己最多の5四死球を出したが、5回2失点でしのぎ今季3勝目。試合終了時点では次回先発日は未定。この日の学びを次なる進化につなげる。
佐々木朗が珍しく制球を乱した。2死球に、ストレートの四球もあった。1試合5四死球は高校3年以降で初めて。「苦しい形に自らしてしまうことが多かった」。少なくとも、打者52人を立て続けに封じた圧倒ぶりはこの日に限っては見られなかった。
大記録は初球で終わったものの、初回は15球を投げボール球は2球のみ。オリックス打線の対応が上回ったが、2回から空気が微妙に変わる。ボール球の後に、球審が少し詰め寄る場面があった。2死二塁のピンチ。「しっかり打ち取ることを優先しなきゃいけないと思うので。最後、ゾーンで勝負できて良かったと思います」と、安達を遊ゴロに仕留めた。
苦しみながら3、4回をしのいだが、5回は24球中11球がボール球に。福田、西野と2者連続で3球連続ボール球となったのはプロ入り後初めてで、2失点に直結した。4戦ぶりのビジター登板。「マウンドの変化でなかなか対応が難しかった」と話し「傾斜だったり(ドームで)風がなかったり」とした。
昨年は「心と体をコントロールすること」と年間目標を掲げていた。「心をコントロールできないと、投手なのですぐボールに出ちゃうと思うので」。いくら世界的な記録を打ち立てても、まだ20歳。1軍公式戦では通算20試合も投げていない。パフォーマンスに影響しうる外的要因は、これからもっと現れる。
苦しくとも白星へ導くことが、1軍の先発投手の責務だ。3勝目にも「チームが勝ってすごく良かった」とホッとひと息。7回に3番手田中靖が満塁のピンチをしのぐと、最前線で仲間たちを迎え入れた。中6日の先発が5度終わり、次回登板日について井口監督は「明日以降、リカバリーを含めて考えていきます」と話すにとどめた。長い1年、これをどう次につなげるか。修正、進化に期待はまた高まる。
完全試合を達成した佐々木朗希も、まだ完成形への途中にあると表れていた試合だった。
5試合目の登板で直球の走りは1番良くなかった。中6日のローテによる蓄積疲労なのか、経験の少ないドーム球場が原因なのかは分からない。ただ初回から18イニングぶりに走者を置き、セットポジションでの投球を強いられた。クイックをしたり、神経をより払わなければいけない。
5回無死一塁で福田にストレートの四球を与えた。角度のついた直球を低めに制御できる投手が2球目から3球連続で高めに浮いた。いつもの160キロ前後が、155キロ前後になったのはスピードを落として制球したかったのだろう。それでも抑えが利かなかった。直球の空振りも17日の日本ハム戦の12球から、2球止まり。完全試合の10日のオリックス戦も2球だったが、ファウルに完全に振り遅れるなど質が違った。佐々木朗もこの日は試行錯誤していた。
投球以外にも5回無死満塁のプレーは、地に足がついていない感じだった。事前に捕手の松川に投ゴロならホームゲッツーを狙うと指示していた。だが一塁寄りの投ゴロで捕球後に二塁へ向き、そのまま投げてしまった。併殺は取れたが、23イニングぶりに失点した。本塁送球でも投−捕−一と併殺が取れた当たりだっただけに、もったいなかった。
それでも先発投手が好調を維持できるのは2〜3試合ぐらい。状態が悪い時に、どう対応できるかに真価が表れる。4回2死一、二塁では来田に3球連続フォークで空振り三振。5回2死二塁も宗に直球から入り、3球連続フォークで空振り三振で切り抜けた。フォーク自体も抜けが悪く、4奪三振だったが、要所では配球パターンを変えて抑える術を持っている。
初回初球で連続イニング無安打が止まった。他の多くの記録も止まり、リスタートとなる。通常の中6日の間隔で先発ローテを守るのは初めての経験。前回登板でも直球がシュート回転することが多く、今回に向けて準備してきたが修正は図れなかった。これが1年間ローテを守る難しさだ。今後、成長する中では、とてもいい経験を積んでいる。まだまだ学ぶことも多い。佐々木朗も人間だ。
白井球審がマウンドのロッテ佐々木朗希投手(20)に詰め寄る場面があった。
3−0とロッテがリードして迎えた2回裏のオリックスの攻撃。2死一塁で、佐々木朗は安達を2球で追い込んだ。3球目はボールの判定。一走の杉本はスタートを切っていた。捕手松川が二塁に送球するも、二盗を許した。
佐々木朗は3球目を投げた後、二塁方向へ振り返り二盗を見届け、本塁方向へ向き直った。すると白井球審がマスクを取り、マウンドへ詰め寄りながら、硬い表情で佐々木朗に言葉をかけた。松川が制止する場面も見られた。井口監督は白井球審と言葉を交わした。
なぜマウンドに詰め寄ったのか。試合後、取材に対し、白井球審は「別に話すようなことはないんで」、「一切コメントしないです」とノーコメントとした。責任審判の嶋田審判も「別に応えるものは何もないんで」と話した。
井口監督は「球審はもっと冷静にやらないといけないと思いますし、当然判定に対しては何も我々は言ってはいけないと思います。球審ももっと冷静にいかないと1番裁いている人なので、あそこは冷静にいきましょうよという話をして」と話した。
佐々木朗の表情に関してだったのか?と聞かれると「しょうがないんじゃないですか。本人がストライクと思うところをボールと言われているので。そこは審判は流すところなので」と答えた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が5回6安打2失点で今季3勝目を挙げた。
記録は途絶えても、勝利は手にした。初回、オリックス先頭の福田に初球を打たれ、いきなり連続パーフェクト投球が17イニングでストップ。1死から連打を浴び、この回3安打を許す。それでも味方の好守でホームは踏ませなかった。
2回以降も毎回走者を許した。3−0の5回は先頭の安打の後、連続四球で無死満塁。そこから併殺の間に1点を失い、さらに吉田正には左中間へ適時二塁打を打たれ計2失点。23イニングぶりに点を失い、この回限りで降板した。3四球2死球を出し「自分で苦しい展開にしてしまいましたが、コントロールが悪い中どうにか逆転は許さず5回まで投げ切れた。次は0で抑えられるように頑張ります」と反省を交え話した。
そんな20歳を投打で助けた。2回2死満塁で高部瑛斗外野手(24)が左前に先制の2点適時打。「朗希が頑張っているので何とか先制点を取ることができて良かったです」と胸を張った。6回からはリリーフ陣がしっかりとつなぎ、9回には再び高部が適時打を放ち、貴重な追加点も挙げた。みんなで佐々木朗の3勝目を守った。
オリックスの本拠地・京セラドーム大阪の入場者数が、今季最多の2万8967人を記録した。3月29日の本拠地開幕戦・楽天戦の2万6237人が、今季の最多動員だった。
10日に完全試合をくらったロッテ佐々木朗との再戦で、高い注目度が観客動員にも反映された。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が5回6安打2失点で今季3勝目を挙げた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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ロッテ | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
ロッテ佐々木朗希投手(20)が23イニングぶりに失点した。
3−0の5回無死満塁で、オリックス紅林を投ゴロ。捕球した佐々木朗は本塁ではなく、二塁へ送球。併殺は奪ったが、三塁走者の生還を許した。
さらに続く吉田正には左中間へ適時二塁打を打たれ、この回2失点で1点差に詰め寄られた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)は5回6安打2失点で、勝利投手の権利を持って降板した。
初回、オリックス先頭の福田に初球を右前打され、17イニング連続完全投球がいきなり止まった。この回だけで3安打を許したが、味方の好守もあり無失点で切り抜けた。
ただ、2回以降も毎回走者を出した。3−0の5回、無死満塁から併殺の間に1点を失い、23イニングぶりに失点。さらに吉田正に適時二塁打を浴び、1点差に詰められた。
5回限りで降板。球数は90。3四球2死球を出した。奪三振は4。
降板後「自分で苦しい展開にしてしまいましたが、コントロールが悪い中どうにか逆転は許さず5回まで投げ切れた。次は0で抑えられるように頑張ります」とコメントした。
ロッテ佐々木朗希投手(20)は3回を終え、4安打1死球無失点、2奪三振。
序盤の投球について、木村龍治投手コーチ(51)は、こうコメントした。
「これまでと違う試合展開ですけど、やっぱりチームが勝つために頑張ってもらいたい。変化球とか厳しいコースに丁寧に投げていって、しっかりアウトを重ねていって欲しい」。
ロッテ高部瑛斗外野手(24)が先制打を放った。
2回2死満塁で、オリックス山崎颯から左前に運び、2者をかえした。続く和田康士朗外野手(23)も中前適時打を放ち、この回3得点。先発の佐々木朗に大きなプレゼントとなった。
高部の1打は、チーム50イニングぶりの適時打だった。「打ったのはストレートです。朗希が頑張っているので何とか先制点を取ることができて良かったです。消極的にならずに攻めていけた結果だと思うので次からももっと攻めていこうと思います」と話した。
ロッテ佐々木朗希投手(20)の完全投球が17イニングで止まった。初回、オリックスの先頭、福田周平外野手(29)に初球159キロ直球を右前に運ばれた。
SNS上では、記録を止めた「福田周平」がトレンド入り。「福田周平半端ないって」「これが福田周平」といったコメントとともに、「ヒット打っただけで記事になる男」「Yahooニュースになる男、福田周平」などのコメントもつづられた。
また2回2死一塁で佐々木朗がオリックス安達に対して3球目を投じた後に、白井球審がマウンドに向かって佐々木朗に対して何らかの注意をしたような場面があり、「球審白井」もトレンド急上昇。この試合の注目度の高さがうかがわれた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)の完全投球が17イニングで止まった。
初回、オリックスの先頭打者・福田周平外野手(29)に初球の159キロ直球を右前に運ばれた。
さらに1死後、紅林に内野安打、吉田正に左前打を許し、今季初めて1イニング3安打を浴びたが、無失点で切り抜けた。
佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で28年ぶりの完全試合を達成。さらに続く17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)でも完全投球のまま、8回で降板していた。
また3日西武戦の8回に鈴木に左中間二塁打を許して以降、凡退の山を築いてきたが、こちらも52人連続アウトでストップした。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が今季初めて1イニングに3安打を浴びた。
初回、オリックス先頭福田に初球を右前打され、完全投球が17イニングで止まった。1死後、紅林には一塁へのゴロを打たせたが、自らの一塁ベースカバーがうまくいかず、内野安打となった。1死一、二塁で4番吉田正に、この回3安打目となる左前打。ただ、高部が本塁好返球で、二塁走者の福田を刺した。
佐々木朗は5番宗は一邪飛に仕留め、3安打を浴びながらも無失点で切り抜けた。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦に先発する。現在、打者52人連続アウトを継続中。海外からも注目される登板だ。試合が行われる京セラドーム大阪は満員でも3万人台。多くの人がテレビ中継や配信で見守ることになる。
驚異的な投球や記録達成を“予感”させる術はあるのだろうか。
「実は、こんな話を聞いたんです」。
証言するのはフリーアナウンサーの中尾考作氏(38)だ。岩手朝日テレビに在職時代、佐々木朗の大船渡高3年夏の岩手大会の実況を担当。エンゼルス大谷の花巻東3年夏の大会の実況を務めた経験もある。
岩手大会の多くの試合を生中継する同局で、中尾氏も長年、精力的に取材を重ねてきた。同大会の開会式では中継シフトに入っておらず、その時間を使い、大船渡高野球部の関係者に単独取材を行っていた。「そこでうかがった話なんですが…」と切り出した。
「ぼんやりした話なんですけど、朗希が嬉しそうに投げてる時がたまにあるんです。その時は自信ある時なんだろうなと感じてます。その関係者の人から、そんな風に聞きました」。
中尾氏の脳裏に残ったその言葉が、実況に直結したのは4回戦の盛岡四戦だった。延長12回、194球を投げ、公式戦最速の160キロを投げ、自身で決勝本塁打を放った。佐々木朗の能力やスター性を、高校時代に最も発揮した試合といえる。
メイン球場の岩手県営野球場での、その夏初めての試合だった。同局は異例となる5台のカメラを配置し、試合や佐々木朗の動向を追い掛けた。実況を担当した中尾氏は、イニング間のCM中も、頻繁に背番号1に視線を注いでいた。すると−。
「多くのカメラでイニング間も映して、どこかのタイミングで感じたんです。楽しそうにやってるなと。あれ、これもしかしたら、ひょっとするかもなと思ったのを、僕、覚えてるんです。CM中とかで笑ってるのも見えました」。
何かを予感した中尾氏。元々球速を伝えることに重きを置いていなかったが、同じマウンドで花巻東・大谷翔平投手が160キロを投げた日付を、実況メモの横に書き足した。そして間もなく、160キロが出た−。
そんなエピソードを前回4月17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)の試合中にふと思い出した。試合中盤から佐々木朗の表情がいつもより、わずかに和らいでいるように見えた。8回で降板したものの、8回の最後の球が163キロ。「ひょっとして」が具現化しても、決しておかしくない流れだった。
完全試合を達成した10日オリックス戦からの2試合、球場の空気はすごかった。一方でテレビ中継やネット配信だからこそ、感じられるヒントもある。試合は24日、午後1時に始まる。
佐々木朗は、高いパフォーマンス能力に体が追い付いていなかった。完全試合の前々回(10日のオリックス戦)、8回まで完全投球の前回(17日の日本ハム戦)と比べても、投球フォームは全く問題ない。原因がコンディションの違いにあることは明らかだ。
1回先頭の福田に、初球の159キロをフルスイングで右前へ運ばれた。オリックスの意地を感じたし、手探り状態のバッテリーも心中穏やかではなかったはず。その後も真っ直ぐでなかなか空振りが取れず、球を見極められて打球を前に飛ばされた。
球速表示は前々回、前回と同じ160キロでも、本塁ベース上を通過するときの力、つまり真っ直ぐの質≠ェ落ちていた。2回に3点の援護をもらっても、目つきや顔つき、マウンドの仕草に余裕は感じられなかった。
プロ3年目で初めて、中6日での登板を続けて5試合目。いつか疲れが出るのは本人も首脳陣も想定内だったと思うが、それが開幕から1ヶ月で来たということ。中6日で1シーズンを投げ続ける体力は、まだない。登板を1度飛ばすか、出場選手登録を抹消してしっかりと立て直すことを、お勧めしたい。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)は24日、オリックス6回戦(京セラドーム)に先発し、リーグトップに並ぶ今季3勝目を挙げた。2試合計17回で1人の走者も許さず完全投球の継続に注目が集まったが、1回の初球でいきなり右前打されて記録がストップ。自己ワーストの1試合5四死球を与えるなど、本調子とはいかない今季5試合目のマウンドとなった。それでも5回6安打2失点、4奪三振と粘り、開幕から無傷の3連勝。6−3の勝利に貢献した。
瞬く間に、記録への針が止まった。今季最多2万8967人の観衆が集まった敵地。佐々木朗は1回裏、先頭・福田への初球、159キロの直球を右前にはじき返された。
「いや、特にないです。はい」。
完全投球は途切れた。しかし、それを問われても涼しい顔を貫いた。
3日の西武戦8回2死からの連続アウトは52打者でストップ。10日のオリックス戦では完全試合を史上最年少で達成し、前戦まで2試合計17回で1人も走者を出していなかったが、この日は初球をいきなり捉えられ、球場は何とも言えないどよめきに包まれた。
1回1死一塁から紅林、吉田正に今季5試合目で初の連打を浴び、5回には紅林の投ゴロ併殺打の間に1点を与えて連続無失点が22イニングでストップ。2桁奪三振も4試合で途切れた。10日のプロ野球最多となる1試合19奪三振など記録に彩られた伝説的投球は、4月最後の登板で一旦幕切れ≠迎えた。
試合後、佐々木朗は「自ら苦しい形にすることが多かった。ストレートとフォークボールの制球が、少しベース板からずれてしまった」と反省の言葉を並べた。1試合5四死球はプロ入り後最多。毎回走者を背負い、2週間前に圧倒した相手に苦しんだ。ただ、球速は自己最速タイの164キロを計測。5回90球で2失点と粘り、開幕3連勝で勝利数はリーグトップに並んだ。
環境の違いに戸惑った。2試合で完全投球を見せた本拠地より、京セラドームのマウンドは傾斜が強め。今季初のドーム球場で「風がなく、暑かった」とも吐露した。
2回には際どい球がボールと判定され、苦笑い。判定への不服と捉えられたか、球審に詰め寄られる一幕もあった。「怪物」と称されるが、まだ20歳。動揺してもおかしくなかったが、井口監督は「判定も含めてイライラしていたけど、しっかりとゲームをつくってくれた」と評価した。
次回登板へ、指揮官は「疲れていない人はいない。リカバリーを含めて考える」と説明。登録抹消を含め中6日から一時的に登板間隔を空ける可能性もある。とはいえ、ヒットを打たれただけ、失点しただけで話題になるのはスターの証し。記録は止まったが、快進撃は止まりそうにない。
球場が騒然となる場面があった。2回2死一塁。佐々木朗の安達への3球目、158キロの外角直球がボールと判定され、一走・杉本に二盗を許した。マウンドを降りて苦笑いする20歳右腕に対し、白井一行球審は判定への不服と受け取ったか、詰め寄るように向かい、異変を察した18歳の1年目捕手・松川が全身で制止。事なきを得た。
公認野球規則は「異議を唱えるために本塁に向かってスタート」した場合に「警告が発せられる」と定めている。試合後、白井球審は報道陣に「別に話すようなことはないので一切コメントはしないです」。井口監督は「そこは流して欲しい。球審はもっと冷静にやらないといけないと思います」と振り返った。
ロッテは「1番・左翼」で先発出場した高部が攻守で佐々木朗を援護した。1回は1死一、二塁から吉田正の左前打で本塁へ好返球。相手の先制点を阻止すると、2回2死満塁で先制の左前2点打。9回には中前適時打で2安打3打点をマークした。
東海大甲府高、国士舘大出身の3年目外野手は「朗希を勝たせてあげられてよかった」と胸を張った。
ロッテの佐々木朗が判定に不服そうな仕草を見せ、白井球審がマウンドへ詰め寄る場面があった。井口監督は「判定に対して我々は(不満を)言ってはいけないが、球審ももっと冷静にやらないといけない」と厳しい表情で語った。
佐々木朗は2回に安達への際どい外角速球がボールとされ、苦笑いを浮かべた。直後に白井球審が佐々木朗へ向かって言葉を発しながら、歩いてマウンド付近まで近づいていった。
井口監督は「色んな判定も含めてイライラして投げていたと思うが、しっかりとゲームをつくってくれた」と投球を評価した。
苦しみながら3勝目を挙げたロッテの佐々木朗希投手の一問一答は次の通り。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)がオリックス戦に先発し、5回、90球を投げ6安打2失点4奪三振で3勝目を挙げた。この日は5四死球と制球が乱れ、5回まで毎回走者を許す苦しい投球。それでも要所をしのいで1点のリードを守り、降板した。試合前まで17イニング連続で完全投球を続けていたが、1回先頭打者のオリックス・福田にヒットを許して記録はストップ。5回には紅林の投ゴロ併殺打の間に失点し、3日の西武戦以来23イニングぶりの失点を喫した。
好機をものにしたロッテがオリックスを下した。先発の佐々木朗希投手(20)は5回6安打2失点(4奪三振)で3勝目。この日は5四死球と制球が乱れ、5回まで毎回走者を許す苦しい投球となったが粘りを見せて要所を抑えた。打線は高部瑛斗外野手(24)が2安打3打点の活躍。守りでも1回にオリックスの先制を防ぐ本塁への好返球を見せ、チームの勝利に貢献した。高部の試合後のヒーローインタビューは以下の通り。
“サンデー朗希”の快投に大にぎわいだった先々週、先週とは一変、24日のSNSは日本野球機構(NPB)の白井一行審判員(44)であふれた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)は同日のオリックス戦に先発し、5回6安打4奪三振、90球で降板。しかし、トレンド上位に「佐々木朗希」の名前は1つも入らなかった。2回2死一塁、佐々木朗の投じた球がボールとなり、その直後、白井球審がマウンドの佐々木朗へ詰め寄った場面があり、午後4時現在で1位「球審白井」、2位「白井球審」、4位「球審の白井です」がランクインした。
オリックス・福田周平内野手(29)が一回の先頭打者でロッテ先発・佐々木朗から右前打を放った。ロッテ先発・佐々木朗が投じた初球159キロ直球をとらえ、一、二塁間を破った。
オリックスは佐々木朗と10日の前回対戦時(ZOZOマリン)に完全試合を達成されている。福田は同試合で3打数3三振を喫し、通算対戦成績でも7打数無安打5三振と抑えられていたが、オリックスのリードオフマンとして意地を見せた。
このあと1死一、二塁と好機を作り、吉田も左前打を放ったが、二走が本塁憤死した。1回に3安打を集中したが、先制点を奪うことはできなかった。
米大リーグなどで活躍した「大魔神」こと野球評論家の佐々木主浩氏(54)が24日、TBS系情報番組「サンデーモーニング」(日曜前8:00)に御意見番として出演。ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日の日本ハム戦(ゾゾマリン)で8回を完璧に抑える快投をみせながらも9回に退いたことについて言及した。
佐々木朗は今月10日のオリックス戦で、20歳5ヶ月の最年少で完全試合を達成。17日も八回まで14奪三振で走者を許さない異次元のピッチングをみせ、0−0の9回表に救援投手と交代して退いた。
2試合連続完全試合とはならなかったが、佐々木氏は「本人が決めることだと思うんで、野球人生終わった時に『あの時、こうしとけばよかったかな』とか後悔しなければいいと思います」とした上で、「でも僕なら投げてます」と明かした。
司会を務めるタレント、関口宏(78)が「時代が変わったかなって僕は気がしてる」と振ると「投球数とかきっちりしてるんで。僕らの時代だったら絶対投げてたって思うんですけど、今の時代はそうじゃないってことですよね」とコメント。関口は「私もできれば見たかったけどな、9回まで」と残念そうだった。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日、オリックス戦に先発し、5回6安打2失点で開幕3連勝を飾った。2試合、17イニングを完全投球で迎えたが、初回先頭への初球で右前打された。ストライク率65.6%と制球が乱れ5四死球を与え、打者を圧倒した直近2試合の面影はなかった。2回には球審の白井一行審判員(44)から判定への態度について詰め寄られる場面も。多くの記録は止まり、歴史的な記録への挑戦は仕切り直しとなる。
2回2死一塁から、一塁走者の杉本に二盗された直後だ。白井球審が怒気を含んだ表情で一、二歩とマウンドへ詰め寄り凄まれると、佐々木朗は「(なぜ、そうなるのか)僕は分からない」と固まった。
追い込んでから安達への3球目は、狙い通りに外角低めに決まったと思った。ところが、判定は「ボール」。盗塁されたことよりも、三振にならなかったことに驚くような表情を浮かべていた。
18歳捕手・松川が間に入り、ベンチから出た井口監督が「判定に対して、何かを言ってはいけないと思う。ただ、球審にも“もうちょっと冷静にいきましょうよ”と話をした」とその場を収めた。
10日のオリックス戦で完全試合。17日の日本ハム戦でも8回まで完全投球で交代した。17イニング完全の記録がどこまで続くか注目された中で、初回の先頭・福田に初球の159キロを右前打された。「記録の意識はなかった」と言っても、3日西武戦から続いていた打者連続アウトは52人でストップ。その後1死一、二塁となり吉田正に左前打されたが、左翼手・高部の本塁好返球の補殺で助けられた。
2回以降も毎回走者を背負い、3者凡退はゼロ。4回に自己最速タイの164キロを出したが、この日の平均球速は159.0キロ。前回登板から0.7キロ落ちていた。ストライクゾーンが厳しかったことも響き、4回に3月27日の楽天戦以来29イニングぶりの四球を与えるなど5四死球。打者を圧倒した直近2試合の面影はなかった。5回無死満塁で投ゴロに打ち取りながら、本塁ではなく二塁転送で併殺を奪い、その間に23イニングぶりの失点。結局5回2失点90球で降板した。
「ストライクを取ることにいっぱいいっぱいになってしまった。苦しい形に自らしてしまうことが多かったが、味方の得点以上を取られないように、できたのは良かった」。
登板間隔を空けた昨季と違い、開幕から中6日で回ってきた疲労がある。本拠地だった直近2試合と異なり今季初のドーム球場で「マウンドの傾斜が高くて風がなかった。対応が難しかった」とも加えた。それでも開幕3連勝。井口監督は「色んな判定も含めイライラして投げていたと思うが、しっかりゲームをつくってくれた」と評価した。調子が悪い時に、どんな投球を見せられるのかは、大エースに求められる資質の1つ。まだプロ通算16試合目。怪物は一歩ずつ肥やしとしていく。
注目していた米メディアも佐々木朗の完全投球が17イニングで途切れたことを速報した。CBSスポーツは「日本の天才の完全投球は初球で途切れた」と伝えた。海外FA選手獲得ルールにより契約金の制限がなくなる25歳を迎えるまでは米挑戦は難しいと指摘。その上で「米国のファンが初めて佐々木を見るチャンスはWBCだ」と来年3月予定の国際大会を挙げた。
ロッテ・佐々木朗はこの日、完全投球を続けた過去2戦よりも投球数値が落ちた。直球は自己最速タイの164キロをマークも、平均球速は10日の159.8キロ、17日の159.7キロから159.0キロに。また、投球のうちストライクとなった割合を示す「ストライク率」も全体で70%を超えていた過去2試合を下回る65.6%だった。最も顕著なのは投球中、空振りを奪った割合を示す空振り率。特に10日に54.5%だったフォークは、この日27.6%と約半分の割合となった。
2回に起きた問題の場面を何度も映像で見返した。ロッテ・佐々木朗はボールの判定にあきれたように苦笑いを浮かべ、何かを言ったようには見えなかったが、白井一行球審はマウンドに詰め寄った。注意というよりも威嚇に近い。大人げないと言わざるを得ないし、直後に責任審判の嶋田哲也二塁塁審がなだめているような場面もあった。
伏線はあった。白井球審は外角低めの判定が厳しかった。佐々木朗は初回無死一塁、打者・西野の外角低めに投じた初球がボールの判定をされ、少し態度に見せた。そして2回先頭の頓宮への2−2から外角低めに投げた直球のボール判定に、不服そうに苦笑いした。その積み重ねで、白井球審は我慢の限界に達したのだろう。
ストライク、ボールの判定に対しては監督でも抗議できない。投手が抗議したら秩序を乱すことになり、白井球審は18年にもボール判定に暴言を吐いた阪神・メッセンジャーを2回で退場にしたこともある。「鉄は熱いうちに打て」ではないが特に若手に厳しく、2軍の試合になると顕著だ。完全試合で注目を浴びる佐々木朗も高卒3年目の若手であり「教育的指導」をした。
ただ、今回は暴言を吐かれた訳でもない。佐々木朗の態度に注意したいのなら、イニングが終わったときや試合後にすればいいことだ。円滑に試合を進めるべき立場にある審判が、試合を止めてまでやるべき行動ではない。感情をコントロールできない審判が、冷静なジャッジができるとも思えない。
大リーグでは、ルーキーや注目の若手投手が判定に不服そうな態度を見せると、審判から「洗礼」を受けるケースが昔からよく見られる。米国は日本以上に審判の権威が強く、「教育的指導」の意味合いも含まれている。その一方で、誤審や審判員の負担も問題視されており、機械がストライクとボールを判定して球審に伝える「ロボット審判」が独立リーグでの試験運用を経て、今季から3Aで採用。近い将来、MLBでも導入される可能性がある。
球審を務めた白井一行審判員は2回、マウンドに向かいかけた理由について「別に話すことはないです」と明かさなかった。嶋田哲也責任審判も「別に答えるものは何もないです」と通常通りの対応だったと強調した。
公認野球規則では審判員の裁定の項目で「審判員の判断に基づく裁定に対して、プレーヤー、監督、コーチが異議を唱えることは許されない」とされ、「審判員の裁定が規則の適用を誤って下された疑いがある時は、監督だけが訂正するよう要請できる」としている。
ロッテ・佐々木朗の次回登板は予定通りなら中6日で5月1日の日本ハム戦(ZOZOマリン)になる。17日の対戦では8回まで完全投球を続けたが、降板後にチームは敗れた。新庄監督率いる因縁の相手との再戦になるが、井口監督は試合後に「疲れていない人はいないので、明日以降、リカバリー含めて考えていく」と次回登板について明言はしなかった。
この日が今季5試合目で、目安である100球に満たない90球で降板した。球数的な負担は少なかったが、世間の注目が高まり心身ともに高いストレスがかかっている可能性はある。かねて指揮官は「ローテーションの投手は状態を見ながら、どこかで1度飛ばしたいと考えている」と1ヶ月(4試合)をめどに登板間隔を空けることで先発陣を休養させる意向も示している。
ロッテ3年目の高部が攻守で佐々木朗の3勝目をアシストした。初回1死一、二塁の守備で、吉田正の左前打で本塁を狙った二塁走者・福田を補殺。相手の先制点を好返球で阻止すると、2回2死満塁から先制の2点左前打を放った。
9回にも中前適時打し3打点の活躍。「朗希の時に全然援護できてなかったので打ってやろうという気持ちが強かった」と笑顔だった。
ロッテは佐々木朗の降板後、中継ぎ陣がリードを必死に守り切った。
7回は田中靖が3四球で2死満塁としながら踏ん張り、8回は西野が2死二、三塁を招いたが佐野皓を空振り三振に仕留めた。9回は益田が1死満塁から犠飛で1点返されたが、最後は来田を空振り三振。井口監督は「頑張っている」と称えた。
日本ハムの伊藤は「独り言です」と前置きした上でツイッターを更新。「我々は無感情のピッチングマシンではない。自然と出てしまうことも多々あります」などとマウンドでのリアクションについて言及した。
伊藤は16日のロッテ戦で際どいボール判定に、両膝をついて前のめりになり土下座のような形になった。これが判定に不服な態度とみられ、球審から注意を受けた。一連の流れでそのような格好になってしまい「判定に文句とかそんなことはないです」と説明していた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。5回を投げて6安打2失点で今季3勝目を挙げた。しかし、1番注目を集めたのは2回に投球判定を巡り、白井一行球審(44)がマウンド上の佐々木朗に詰め寄る場面だった。佐々木朗は投球判定への不服を態度に出していた。
東京・八王子市で行われた春季高校野球の取材後、電車の中で当該シーンに至るまでの経緯を「DAZN(ダゾーン)」で確認した。11年から16年までNPB審判員を務めた私は昔のことを思い出した。帰宅後、埃をかぶった資料箱をひっくり返すと、16年4月16日に起きた「トラブル」についてNPBへ提出した「審判員報告書」が出てきた。
黄色に変色した紙には試合中のトラブルが記載されていた。山口・由宇球場で行われた広島―ソフトバンクの2軍戦。球審を務めた私が際どいゾーンの投球を「ボール」と判定する度に、マウンド上の広島・九里投手は首を振ったり小さくジャンプしたりして不服な態度をとった。「事件」は5回に起きた。2死二、三塁からソフトバンク・金子に投じられた内角直球に対して私は「ボール!」とコール。九里はマウンドから数歩歩いたところで膝から崩れ落ちた。私は捕手の前に出て「ピッチャー、その態度はやめろ。ボールだ!」と注意をした…改めて読み返してみると今回のケースとよく似ている。
なぜ、私や白井球審はわざわざ試合中に注意をしたのか。それは公認野球規則がそう行動するように定めているからだ。8.01(d)には「審判員は、プレーヤー、コーチ、監督または控えのプレーヤーが裁定に異議を唱えたり、スポーツマンらしくない言動をとった場合には、その出場資格を奪って、試合から除く権限を持つ」とある。退場につながる行為を未然に防ぐために現場の審判員は「注意」をする。試合の主役である選手にプレーを続けてもらうため。そう信じて行動している。
監督や投手コーチを通じて注意することや、ベンチ裏で注意する方法もあったかもしれない。審判員時代の自分にそう提案してみたらどう答えるか考えてみた。恐らく「だったら不服な態度もベンチ裏でしたらいい。試合で起こったことを試合で対応するのが審判員です」と言っただろう。それだけ現役の審判員は試合をジャッジしていくことに責任を感じている。
日本ハム・伊藤大海投手(24)が24日、自身のツイッターを更新。「独り言です」とした上で「我々は 無感情のピッチングマシーンではない」と投稿した。このツイートでは言及されていないが、この日のオリックス―ロッテ戦では完全投球を続けていた佐々木朗希投手(20)が先発。2回にボール判定を巡り白井一行球審(44)がマウンド上の佐々木朗に詰め寄る場面があった。
伊藤は24日夜にツイッターで「たしかに、相手のある事で 相手を不快にさせたり、必要以上のリアクションは控えるべきだと重々承知ですが…我々は無感情のピッチングマシーンではない。命懸けの一球一球に感情が入るのも当たり前で、それが自然と出てしまうことも多々あります。あ、独り言です。」と投稿。そして「みんな、笑うでしょ?怒るでしょ?泣くでしょ?相手へのリスペクトさえ忘れなければそれでいいと思います。それだけ目の前のことに熱意があるから感情が湧くだけの事。あ…独り言です。」と独り言を連続投稿した。
この投稿にフォロワーから「投げてるのは人です」「だってみんな人間だもん」「絶対あれじゃん 気持ちは前に出すべきだと自分も思います」「審判を味方につけるって見方をする人もいるしそうかもしれないと思いつつ、感情が出てこそのピッチャーだと思ったり」などのコメントが寄せられた。
伊藤は今季初勝利を挙げた16日のロッテ戦(ZOZOマリン)の試合後、自身のツイッターを更新。試合中の自らの行為に関して謝罪のツイートを投稿していた。
該当する場面は6−3で迎えた5回2死一塁。打者・レアードにカウント1−2から外角148キロ直球を投球。見逃し三振を確信した伊藤はガッツポーズとともに三塁ベンチへ。石山球審の手が上がらなかったことを受け、マウンド上で飛び上がってから崩れ落ち、最終的には“土下座”のようなポーズをとった。その後は立ち上がって笑顔を見せたが、判定への不満ととられかねない行為に、球審からは強く注意を受けていた。
試合終了から44分後のツイートで「謝罪。レアード選手に投じた4球目。自身も投げきった感覚もあり、主審のジャッジの前にグラブを手で叩いてリアクションしてしまいました。ジャッジもボールで恥ずかしさのあまり地面に膝をついてしまいました。審判も選手も真剣勝負の野球というスポーツの魅力あるプレーが生まれると思っています。後から、数値を確認しましたが、しっかりボールで正確なジャッジです。今日見て頂いた野球ファンの皆様に不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ありませんでした」(原文ママ)とつづっていた。
元ロッテで野球評論家の里崎智也氏(45)が24日に更新したYouTube「Satozaki Channel」で、プロ野球の全12球団でロッテの選手だけができていない結婚を明かした。
里崎氏は「野球界の遊び」について、基本的に試合後の午後11時くらいから出かけて食事をすることが多いとした。アシスタントのフリーアナウンサーの袴田彩会(31)は「あまり健全な飲み方をしなさそうなイメージ」と自身の抱いているイメージを明かした。
モデルや業界の人達と飲んでいるイメージがあるとした袴田アナに里崎氏は「そういう業種の人としか、その時間一緒に飲めない」と、会社員など規則正しい生活で過ごす人達と時間が合わないことを理由に挙げていた。
また「プロ野球選手って女子アナの人とよく結婚するじゃん?」とプロ野球選手と女性アナウンサーの関係について「テレビ局の人達はプロ野球選手と仲良くなりたい。その方が仕事をしやすい。そうなった時にディレクターとかプロデューサーの人と、ご飯行こうよってなった時に行くと、女子アナがいるのよ」と出会うキッカケを明かした。
だが、「残念ながらロッテだけ12球団唯一、過去の歴史を紐解いても、女子アナと結婚した人、0人です」とキー局だけでなく、ローカル局、フリーアナウンサーを含めてもいないという悲しい事実を発表した。これには袴田アナも「え、本当ですか?全局合わせて?」とびっくり。
袴田アナは「じゃあ今後は佐々木朗希投手とかに期待ですね」と、ロッテ選手と女性アナウンサーの結婚“1号”に期待。里崎氏は「そうだねー、メジャー行ってからとかあるんじゃない?」と笑った。
ヤクルト、ロッテ、楽天で活躍した元プロ野球選手の川本良平氏(39)が24日、自身のツイッターを更新。この日のロッテ戦の2回、ボール判定を巡り白井一行球審(44)がマウンド上の佐々木朗に詰め寄った場面について「現役生活もいれて初めてあんな態度の審判みたわ」とつづった。
問題のシーンは3−0の2回2死一塁の場面。先発・佐々木朗がカウント0−2から安達に投じた外角低め158キロ直球はボール判定となり、結果的に一走・杉本の二盗を許した。その後、本塁側に向き直った右腕は苦笑いを浮かべて数歩、本塁方向へ歩いた。
公認野球規則8.02(a)審判員の裁定によれば、「打球がフェアかファウルか、投球がストライクかボールか、あるいは走者がアウトかセーフかという裁定に限らず、審判員の判断に基づく裁定は最終のものであるから、プレーヤー、監督、コーチまたは控えのプレーヤーが、その裁定に対して、異議を唱えることは許されない」とある。さらに「原注」として「ボール、ストライクの判定について異議を唱えるためにプレーヤーが守備位置または塁を離れたり、監督またはコーチがベンチまたはコーチスボックスを離れることは許されない。もし、宣告に異議を唱えるために本塁に向かってスタートすれば、警告が発せられる。警告にもかかわらず本塁に近づけば、試合から除かれる」とつづられている。
川本氏は「まぁ…ストライクだろうなぁ それにしても自分から詰め寄っていくって何考えてんだろ?自分で勝手にボールがくるんだろうなぁって思ってただけなんだろうに… 本当ナイスボールだよ!」とつづった後、「もう1つ言うと、審判に向かってマウンドを降りてる訳ではなく、捕手からボールをもらおうと歩いてただけで、盗塁があったから捕手が持ってない事に気づいて、『あっセカンドだった』ってなってただけだし」と解説。「それにしても、現役生活もいれて初めてあんな態度の審判みたわ」と続けた。
川本氏は崇徳高から亜大を経て、04年ドラフト4位でヤクルトに入団。13年にトレードでロッテに移籍したが15年に戦力外通告を受けて、楽天にテスト入団し、同年限りで引退した。通算成績は345試合出場、147安打 79打点、打率.207、19本塁打。
試合中にロッテ・佐々木朗に対して、詰め寄るような行動をとった白井一行球審は試合後、報道陣に対し「別に話すことはないです。一切コメントしないです」と対応。二塁塁審を務めた嶋田哲也責任審判も「何かありますか?別に答えるものは何もないです」としたのみだった。
3−0の2回2死一塁、佐々木朗が打者・安達に対してカウント0−2から投じた外角158キロ直球を白井球審はボールと判定。結果、一走・杉本は二盗に成功した。直後、二塁から本塁へと向き直った右腕は苦笑いのような表情を浮かべながら数歩、マウンドを降りた。それに対し球審は厳しい表情でマウンドへと詰め寄るような行動を取った。捕手の松川が間に入り、ベンチの井口監督も球審のもとへ。不穏な空気に球場のみならず、ネット上も騒然となった。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。初回の初球に福田が右前打を放ち“あっさり”連続イニング無安打は17回、連続打者凡退記録は52人でストップ。制球が定まらず5回6安打5四死球2失点も今季3勝目を挙げた。しかし、1番注目を集めたのは2回にボール判定を巡り白井一行球審(44)がマウンド上の佐々木朗に詰め寄る場面だった。完全試合の“先輩”である槙原寛己氏(58、スポニチ評論家)が前代未聞の“問題シーン”に対して持論を述べた。
球審と一悶着あった安達への投球。正直にいえばストライクに見えたし、球審が感情的に“何だお前”みたいな態度で詰め寄ったのもどうかと思う。長い間プロ野球に携わってきたが、こんなシーンは見たことがない。
ただプロの先輩として佐々木朗には“顔や態度に出すと損をするよ”と伝えたい。自分もカッカするタイプで若いうちは感情をストレートに出していたが、そういう態度をとると審判にマークされる。佐々木朗もまだ3年目、完全試合達成で注目されている時でもあり、審判にも“なめられたくない”という思いもある。審判も人間だ。アイツ生意気だと思われるより、判定に文句を言わない素直な選手と思われれば、少なくとも“損をする”ことはない。今後、国際大会に出たり、MLBに移籍する可能性もある佐々木朗には審判との接し方を学んで欲しいし、この試合がいい教訓になったのではないだろうか。
球審との一件で気持ちが高ぶったのか3回以降、球が高めに浮き出した。先頭の福田の初球は161キロの直球が外に抜け、最後は162キロが内角に引っかかって死球。感情だけでなく球もコントロールできなくなった。2点を失った5回は力んで直球がシュート回転。先頭の安達にそのシュート回転した直球を右前に運ばれ、吉田正にも見事にはじき返された。
完全試合から2週間、佐々木朗はオリックス打線によく研究され対応されていた。初回先頭の福田に直球を狙い打たれ右前打。2死後、吉田正にも0−2からの3球目の直球をジャストミートされた。全員が直球狙い。5回90球のうち、直球で空振りが取れたのは2球だけ。前回対戦で5回まで13三振を奪ったオリックス打線からわずかに4奪三振。軸となる直球で押し切れないからフォークも見逃される。結果的に5回2失点もアップアップの印象だった。
今後、2度目の対戦となるチームからは徹底的に研究される。感情のコントロールも含め、佐々木朗がどうやって包囲網を突破するのか、注目したい。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。2回にボール判定を巡り白井一行球審(44)がマウンド上の佐々木朗に詰め寄る場面があり物議を醸している。
問題の場面は2回2死一塁。9番・安達への3球目に投じた外角低めギリギリの158キロ直球がボール判定。この場面で一走・杉本が盗塁し成功。本塁側に向き直った佐々木朗は苦笑いを浮かべた。この態度が判定に対する不満に見えたのか、直後に球審の白井が言葉を発しながらマウンドの佐々木朗に詰め寄るように向かった。あわてて捕手の松川虎生(18)が間に入ったが、松川にも何か言葉を発した。マウンド上には選手が集まり、井口監督もベンチから球審の元へ。球場内は騒然となったが、井口監督と白井球審が言葉を交わし試合は再開した。
球審がマウンドに向かい投手に詰め寄るという見慣れない光景に球場内だけでなく、ネット上も騒然。「白井球審がマウンドに詰め寄った」「こんなの初めて見た」「白井球審、大人げない」「逆切れすぎないか」「佐々木がイライラしてる?」「白井球審の顔が怖い」「白井球審関連がトレンド独占してる」「球審の判定に不服そうな顔をしていたら、結局自分が不利になる」「球審もそれぞれ。まだ20歳、これも試練」「弱点はメンタル?」「疲れがたまっているのでは?」「18歳の松川が1番大人だな」「松川君がひたすらかっこいい」「18歳の松川くんがベテラン過ぎる」など白井球審の行動をたしなめる声や、佐々木朗にとってはいい勉強になったという声など様々な意見が飛び交っていた。
全米でも大リーグ公式サイトの看板記者ジョン・モロシ氏が「大リーグのナイターが終わってから、東部時間の真夜中(午前0時)に投げる。睡眠を犠牲にする価値がある」と“徹夜推奨”するなど世界中の注目を集めた佐々木朗の先発。初回の初球に福田が右前打を放ち“あっさり”連続イニング無安打は17回、連続打者凡退記録は52人でストップした。
オリックス・宗が好機でスポーツマンシップを見せた。
2−3の7回2死二、三塁で2ボール2ストライクからロッテ3番手・田中靖の7球目が内角へショートバウンド。足元を襲った球を宗はジャンプで避けた。
白井球審は死球と判断し、宗に一塁を指さすジェスチャーを見せたが、宗は当たっていないと自己申告。判定は覆ってボールとなり、フルカウントから試合が再開され、宗の振る舞いに球場からは拍手が送られた。
その後、宗は四球で塁を埋めたものの後続が倒れ、無得点に終わった。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。5回6安打2失点で今季3勝目を手にした。直球は自己最速タイの164キロを計測したが、制球力に欠き、5与四死球で奪三振は4だった。
我慢のマウンドだった。初回、先頭の福田に右前打を許して連続イニング無安打は17で、連続打者凡退記録は52でストップ。この回は3安打を許しながらも味方の好守もあり、無失点でしのいだが、3−0の5回、無死満塁から投ゴロ併殺打の間に23イニングぶりの失点を喫するなど2失点。この回限りでマウンドを降りた。
3回以外は全ての回で得点圏に走者を背負う苦しい投球。それでも先発投手としての責任投球回数は全うした。佐々木朗は「自分で苦しい展開にしてしまいましたが、コントロールが悪い中どうにか逆転は許さず5回まで投げ切れた。次は0で抑えられるように頑張ります」とコメントした。
2回2死一塁、カウント0−2から安達に投じた外角低め158キロ直球がボール判定を受け、一走・杉本の二盗を許した。その後、本塁側に向き直った佐々木朗は苦笑いを浮かべて数歩、マウンドを降りた。この態度が判定への不満に見えたのか、直後に白井球審が言葉を発しながら詰め寄るようにマウンドに向かった。捕手の松川が間に入り、井口監督もベンチから球審の元へ。球場内のみならず、ネット上も騒然とさせるシーンもあった。投球内容も、投球以外の部分でも後味の悪さが残る勝利となった。
ロッテ・井口資仁監督(47)が球審に“注文”を付けた。
3−0の2回2死一塁、先発・佐々木朗がカウント0−2から安達に投じた外角低め158キロ直球はボール判定となり、結果的に一走・杉本の二盗を許した。その後、本塁側に向き直った右腕は苦笑いを浮かべて数歩、本塁方向へ。この態度が判定への不満に見えたのか、直後に白井球審が言葉を発しながら詰め寄るようにマウンドへと向かった。捕手の松川が間に入り、井口監督もベンチから球審の元へ。監督と球審が会話を交わす場面もあった。
球場内のみならず、ネット上も騒然とさせたシーン。指揮官は会話の内容について「まあまあ、球審はもっと冷静にやらなくちゃいけないと思うし、当然、球審の判定に対しては我々は言ってはいけないと思うし、球審ももっと冷静にいかないと、1番裁いている人なので、その辺は“もうちょっと冷静にいきましょうよ”と話をして」と明かした。
一連のやり取りは佐々木朗の態度や表情を白井球審が不服と取ったことに端を発すると見られるが、監督は「仕方ないんじゃないですか?本人がストライクと思ったものをボールと言われているので、そこは審判は流すところなので」と話した。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。2回にボール判定を巡り白井一行球審(44)がマウンド上の佐々木朗に詰め寄る場面があり、「完全あっけなくストップ」よりも注目を浴びた。ネット上でも白井球審の行動や佐々木朗の表情、間に入った松川の18歳らしからぬ冷静な対応などが話題になり、一時お祭り状態に。その後SNS上では、この日3時間遅れとなる午後4時から緊急中継を決めていた関西テレビで“問題の場面が見られる”と盛り上がっていたが、実際の録画中継では一連のシーンは全てカットされた。
関テレは午後4時から“世界も注目する一戦”の録画中継を開始。そして問題の2回2死一塁。9番・安達への3球目に投じた外角低めギリギリの158キロ直球がボール判定。この場面で一走・杉本が盗塁し成功。本塁側に向き直った佐々木朗は苦笑いを浮かべ、この態度が判定に対する不満に見えたのか、直後に球審の白井が言葉を発しながらマウンドの佐々木朗に詰め寄り、あわてて捕手の松川虎生(18)が間に入る…はずだったが。この場面はいっさい放送されず、松川の二塁への送球のリプレーと盗塁を決めた杉本の二塁ベース上の表情を捉えた場面に“切り替わって”いた。
SNSで一報を知り、佐々木朗の完全も止まったのも知った上で問題の場面が見られると待ち構えていたファンからは「カットかいっ!」「カットした!」「見たかった」「あれ?詰め寄るとこないぞ?」「なんで?」「だいたい緊急中継とか言って録画中継だったのか」「録画中継やるならそこをやれって」「めっちゃバズってるシーンは見事にスルー」「何事もなかったことに」など不満の声が上がった。なお、追っかけ再生で佐々木朗が投げている場面しか流さず、降板後はいきなり省略されるなどの対応にも疑問の声が上がっていた。
試合開始から1時間。午後2時頃から球審がマウンドに向かい投手に詰め寄るという見慣れない光景に球場内だけでなくネット上も騒然。「白井球審がマウンドに詰め寄った」「こんなの初めて見た」「白井球審、大人げない」「逆切れすぎないか」「佐々木がイライラしてる?」「白井球審の顔が怖い」「白井球審関連がトレンド独占してる」「球審の判定に不服そうな顔をしていたら、結局自分が不利になる」「球審もそれぞれ。まだ20歳、これも試練」「弱点はメンタル?」「疲れがたまっているのでは?」「18歳の松川が1番大人だな」「松川君がひたすらかっこいい」「18歳の松川くんがベテラン過ぎる」など白井球審の行動をたしなめる声や、佐々木朗にとってはいい勉強になったという声など様々な意見が飛び交っていた。
ロッテ・井口資仁監督(47)は5回6安打2失点で3勝目をマークした佐々木朗を「しっかりと5回ですけど、試合はつくってくれました」と評価した。
佐々木朗は初回、先頭の福田に右前打を許し、連続イニング無安打は17、連続打者凡退記録は52でストップ。3−0の5回、無死満塁から投ゴロ併殺打の間に23イニングぶりの失点を喫した。直球は自己最速タイの164キロを計測したが、5四死球で奪三振は4。“不調”の原因を指揮官は「今日は球数がちょっと増えてしまいましたけど、色んな判定も含めて、だいぶイライラして投げていたみたいですけど」と精神面を理由に挙げた。
佐々木朗は2回2死一塁、カウント0−2から安達に投じた外角低め158キロ直球がボール判定を受け、結果的に一走・杉本の二盗を許した。その後、本塁側に向き直ると苦笑いを浮かべて数歩、本塁方向へ。この態度が判定への不満に見えたのか、直後に白井球審が言葉を発しながら詰め寄るようにマウンドに向かった。捕手の松川が間に入り、井口監督もベンチから球審の元へ。球場内のみならず、ネット上も騒然とさせるシーンもあった。
今季最短での降板。シーズンでの疲労度について問われた指揮官は「今日はバランスもあったし、精神的にアレだったんじゃないですか?」と話した。次回登板については25日以降の様子を見て判断するとした。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。5回6安打2失点でマウンドを降りた。直球は自己最速タイの164キロを計測したが、5四死球を与え、奪三振は4だった。
立ち上がりから制球力に苦しんだ。初回、先頭の福田に右前打を許し、連続イニング無安打は17で、連続打者凡退記録は52でストップ。この回は3安打を許しながらも味方の好守もあり、無失点でしのいだが、3−0の5回、無死満塁から投ゴロ併殺打の間に23イニングぶりの失点を喫するなど2点を失い、この回限りでマウンドを降りた。
3回以外は全ての回で得点圏に走者を背負う苦しい投球。それでも先発投手としての責任投球回数は全うし、勝利投手の権利は手にした。佐々木朗は「自分で苦しい展開にしてしまいましたが、コントロールが悪い中どうにか逆転は許さず5回まで投げ切れた。次は0で抑えられるように頑張ります」とコメントした。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。初回先頭の福田に右前打を許し、連続イニング無安打は17回、連続打者凡退記録は52人でストップした。佐々木朗は結局5回5四死球6安打2失点で、勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。奪三振は4だった。
立ち上がりから制球力に苦しんだ。初回、先頭の福田に右前打を許し、連続イニング無安打は17で、連続打者凡退記録は52でストップ。2回2死一塁には9番・安達への3球目に投じた外角低めギリギリの158キロ直球がボール判定。この場面で一走・杉本が盗塁。本塁側に向き直った佐々木朗は苦笑いを浮かべた。この態度が判定に対する不満に見えたのか、直後に球審の白井が言葉を発しながらマウンドの佐々木朗に詰め寄るように向かった。あわてて捕手の松川が間に入り、井口監督もベンチから球審の元へ。球場内は騒然となったが、井口監督と白井球審が言葉を交わし試合は再開した。
3回以外は全ての回で得点圏に走者を背負う苦しい投球。それでも先発投手としての責任投球回数は全うし、勝利投手の権利も手にして、リリーフ陣にマウンドを託した。
開幕から怪物ぶりを発揮していた佐々木朗の“珍しい”姿に午後1時開始直後からSNS上もお祭り状態。「福田周平」「白井球審」「球審白井」「松川くん」「吉田正尚」など同戦のワードが続々とトレンド入り。白井球審がマウンドに詰め寄る場面には「初めて見た」「間に入った松川君が1番大人」「逆切れ?大人げない」「不満げな顔してたかな」などの声が挙がった。荒れに荒れた佐々木朗の今季5試合目の登板は“まさか”の5回降板となりSNS上では「次回の立て直しに期待したい」「何度もやられないオリックスが凄い」「球審もそれぞれ。まだ20歳、これも試練」「弱点はメンタル?」「疲れがたまっているのでは?」など多くの反響が寄せられていた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。5回6安打2失点で、勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。与えた四死球は3、奪三振は4だった。
立ち上がりから制球力に苦しんだ。初回、先頭の福田に右前打を許し、連続イニング無安打は17で、連続打者凡退記録は52でストップ。この回は3安打を許しながらも味方の好守もあり、無失点でしのいだが、3−0の5回、無死満塁から投ゴロ併殺打の間に23イニングぶりの失点を喫するなど2点を失い、この回限りでマウンドを降りた。
3回以外は全ての回で得点圏に走者を背負う苦しい投球。それでも先発投手としての責任投球回数は全うし、勝利投手の権利も手にして、リリーフ陣にマウンドを託した。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。3−0の5回無死満塁、投ゴロ併殺の間に三走の生還を許し、連続無失点イニングは22でストップ。なおも2死三塁から吉田正に左中間二塁打を許し、この回2点を失った。
初回は3本の安打を許しながらも、味方の攻守もあり無失点。その後も常に塁上に走者を置く苦しい投球を強いられ、5回に失点を喫した。佐々木朗は4月3日西武戦(ZOZOマリン)の8回から連続無失点を続けていた。
オリックス・杉本が佐々木朗から死球を受けた。
4回2死一塁で2ボール1ストライクからの4球目、155キロの直球が内角へ。腹部に直撃した杉本は「あぁー!」と大きな声で絶叫。
佐々木朗が帽子を取って謝罪すると、ラオウは一塁へ向かい球場から拍手が送られた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。初回先頭の福田に右前打を許し、連続イニング無安打は17回、連続打者凡退記録は52人でストップした。
全米でも大リーグ公式サイトの看板記者ジョン・モロシ氏が「大リーグのナイターが終わってから、東部時間の真夜中(午前0時)に投げる。睡眠を犠牲にする価値がある」と“徹夜推奨”するなど世界中の注目を集めた佐々木朗の先発。初回の初球に福田が右前打を放ち“あっさり”完全終了となったが、それだけでは終わらなかった。
初回いきなり3安打を打たれるも無失点に抑えた佐々木朗。しかしこの日は際どい球でストライクを取れない。2回2死一塁には9番・安達への3球目に投じた外角低めギリギリの158キロ直球がボール判定。この場面で一走・杉本が盗塁。本塁側に向き直った佐々木朗は苦笑いを浮かべた。この態度が判定に対する不満に見えたのか、直後に球審の白井が言葉を発しながらマウンドの佐々木朗に詰め寄るように向かった。あわてて捕手の松川が間に入り、井口監督もベンチから球審の元へ。球場内は騒然となったが、井口監督と白井球審が言葉を交わし試合は再開した。
いつもより制球が定まらない佐々木朗は、3回には初回にいきなり安打を打たれた福田に162キロの直球で死球。四死球は完全試合前の3日西武戦の2回に栗山に対して与えて以来となった。
注目の一戦ということもありSNS上では「福田周平」や「ヒット3本」が早くもトレンド入り。その後も「佐々木がイライラしてる?」「白井球審がマウンドに詰め寄った」「162キロの死球って」「佐々木、落ち着け」「それでも点をやらないのは凄い」「18歳の松川が一番大人だな」「松川君がひたすらかっこいい」「試合が荒れてきた」など多くのコメントが寄せられている。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。4回無死、打者・吉田正に四球を与え、連続イニング無四球は28回でストップした。
佐々木朗は今季最初の登板となった3月27日楽天戦(楽天生命)の6回、先頭の西川に四球を与えて以来、無四球を続けていた。
オリックスがロッテ・佐々木の「完全投球」を止め、ツイッターでは「福田周平」や「ヒット3本」が早くもトレンド入りした。
オリックスは初回、先頭の福田が佐々木朗の第1球を右前へ。1死から紅林も一塁への内野安打を放つと、吉田正も左前打と初回だけで3安打を放った。
前回10日の対戦で完全試合を許した天敵に得点こそ奪えなかったが、猛牛打線が雪辱を果たしSNSを沸かせた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。初回、先頭の福田に159キロ直球を右前にはじき返され、連続イニング無安打は17イニングで、連続打者凡退記録は52でストップ。しかし、この回3安打を浴びながらも無失点で切り抜け、連続イニング無失点は初回を終えた時点で19とした。
初回1死一、二塁、前回対戦では3三振を奪ったオリックス4番・吉田正に158キロ直球を左前へと運ばれたが、ダッシュ良く打球をさばいた左翼手・高部が本塁に好送球。ニ走・福田を本塁でタッチアウトにした。佐々木朗は4月3日西武戦(ZOZOマリン)の8回から連続無失点を続けている。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラD)に先発。初回先頭の福田に右前打を許し、連続イニング無安打は17回、連続打者凡退記録は52人でストップした。
連続イニング無安打は完全試合を達成した今月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)から継続。連続打者凡退は今月3日西武戦(ZOZOマリン)の8回2死から続けていた。
ロッテ・佐々木朗希の完全投球は17イニングで止まった。5回6安打2失点で開幕3連勝を飾ったが、5四死球と制球に苦しみ、奪三振4で開幕からの連続2ケタ奪三振も4試合でストップ。前々回、前回との違いはどこにあったのか。スポーツ報知評論家の村田真一氏が分析した。
初めて佐々木朗を生で視察させてもらった。164キロの真っ直ぐに150キロのフォーク。「すごい」の一言よ。でもこの試合に関しては前回完全試合をやられたオリックス打線がよく対策をしていたね。追い込まれてからフォークを打つのは無理やから、その前の真っ直ぐに絞って、大振りせず、しかも一発で仕留める−。そんなシンプルな指示やったんとちゃうかな。実際に打たれたヒットは全部真っ直ぐやったね。
そんな中、特に初回はよく踏ん張ったよ。2死一、二塁で宗をオール真っ直ぐ、力でねじ伏せた。これができるのが魅力と思う。ただ、17イニング完全だった2試合より抜ける球が多くて、球数もかさんだ。過去4試合で3つしか与えていない四死球も5つ。5回降板は仕方がないところやね。
大まかに言うと真っ直ぐ6割、フォーク3割、その他1割という投手。この比率は自分が受けた投手やと上原浩治に近い。ただしコントロールが上原よりアバウト。その代わりに160キロを投げられるって感じやね。なぜ150キロ出ない上原が抑えられたかというと、両サイドに丁寧に投げ分けていたから。この試合の佐々木朗が打たれたヒットは、6本ほとんどが甘い球やったよね。両サイドに行っていれば、この球威ならファウルか凡打が精いっぱい、となる。ここが打たれた要因であり、反省点ちゃうかな。あとは初回、紅林の一塁内野安打はベースカバーが遅れたように見えた。調子に左右されないところは、しっかりやることが大事よ。
そんな中でも勝ち星を挙げた。初めて1年間ローテを守ろうとしている年で疲れも出始める中、これは励みになるよね。ちなみに今は調子が悪いから、球数を減らしたいからといって、1割のカーブやスライダーの割合を無理に増やす必要はないと思う。日本のエースになる逸材。小手先に頼る必要は全くないよ。
ロッテ・佐々木朗希の完全投球は17イニングで止まった。5回6安打2失点で開幕3連勝を飾ったが、5四死球と制球に苦しみ、奪三振4で開幕からの連続2ケタ奪三振も4試合でストップ。前々回、前回との違いはどこにあったのか。スポーツ報知評論家の堀内恒夫氏が分析した。
前回、8回まで“完全”だった佐々木朗希を、井口監督は「限界」を理由に交代させた。105球で完全試合を達成した投手が中6日で先発して102球で限界?と思ったが、その理由が分かったような気がした。
初回から“別人”だった。フォークがあるから点は取られないが、腕が体から離れて巻き付いて来ず、一塁側に体が流れる。ボールが引っ掛かるわ、抜けるわでバラバラ。打者にも見やすいのだろう。空振りが少なかったのはそのためだ。
体に疲労が残っているのか。頭も疲れているのか。3−0の5回無死満塁、紅林の投ゴロを捕ると、二塁へ投げた。併殺にはなったが、1点を失った。あの場面は自分から最も近い本塁へ投げて、併殺を取りにいくのが定石だろう。あのプレーを見た瞬間「浮き足立っているな」と思った。そうでなかったら、野球をなめている。
160キロの球を連発できるということは、それだけ体や右腕に衝撃を受けているということだ。消耗したエネルギーを“チャージ”するための時間が、3年目の投手には中6日では足りないのだろうか…。
ならば、中10日で投げさせる?それではエースになれない。彼は球界のエースにならなければいけない存在だ。最後に、審判を刺激するような言動はしない方がいい。何の得にもならない。快挙から一転、佐々木朗に課題が残った。
ロッテ・佐々木朗の完全投球は17イニングで止まった。5回6安打2失点で開幕3連勝を飾ったが、5四死球と制球に苦しみ、奪三振4で開幕からの連続2ケタ奪三振も4試合でストップした。
ロッテの佐々木朗が24日のオリックス戦(京セラD)に先発し、初回先頭の福田に初球を右前安打され、完全投球が17イニングで止まった。史上最年少で完全試合を達成した10日のオリックス戦(ZOZO)、8回完全だった17日の日本ハム戦(同)と継続していたパーフェクト投球は1球目でストップ。マウンドや環境の違いから制球に苦しみ、5回には23イニングぶりの失点を喫したが、5回2失点で12球団トップタイ、開幕から無傷の3連勝とした。
歴史的な快進撃は、この日の1球目で止まった。それでも、佐々木朗は何より優先すべきチームの勝利へ最低限の責任は果たした。17回完全イニングで臨んだ一戦は、5回6安打5四死球で2失点。1点差で後続にバトンを渡してつかんだリーグトップタイの3勝目に、「味方の得点より(多く)点を取られないようにできてよかった」とホッとした表情を浮かべた。
10日に完全試合を達成したオリックスとの再戦。マウンドに上がると「組み立て以前にストライクをとることでいっぱいいっぱい」と、異変だらけだった。初回、先頭の福田に初球159キロを右前に運ばれ、連続イニングパーフェクトは17回でストップ。52人連続斬りで止まり、この回だけで3安打を許した。その後も毎回走者を背負う展開。そして5回、安打と連続四球で無死満塁と追い込まれ、紅林の投ゴロ併殺の間にとうとう23イニングぶりの失点を喫した。前回3三振の吉田正にも適時二塁打を浴び、2点目を失った。
球速こそ自己最速タイの164キロをマークしたものの、約1/3の29球(死球2を除く)がボール。与四球は3月27日の楽天戦(楽天生命)以来で、実に“95人ぶり”だった。与四死球5はプロ入り後最多で、10日に78.1%だったストライク率がこの日は65.6%に低下。うなりをあげてコーナーに決まった真っ直ぐと、面白いように落ちたフォークで三振の山を築いた過去2試合とは明らかに違った。
異変を招いた1番の要因を、朗希は「マウンドへの対応」と説明。ZOZOから、今季初めて屋内の京セラDへ。本拠より傾斜がきつく、フォークをより鋭く沈めてくれる風も吹かない条件に戸惑った。快適なはずのドームも、北国・岩手育ちの怪物は「暑かったですね」と振り返った。
井口監督は「イライラして投げていた」とメンタルの異変を指摘した。2回、安達への外角低め直球をボールと判定され、少し不満げな表情をみせたところ、白井球審から怒気を含んだ表情で歩み寄られるシーンがあった。球審と言葉を交わした指揮官は「当然、判定に対して我々は言ってはいけないが、あそこは(球審に)『冷静にいきましょうよ』という話をした」と経緯を説明したが、マウンドの右腕もやや冷静さを失い、制球を乱す結果になった。
それでもたどり着いた白星。今季1番の目標である中6日をクリアしながらの3連勝に、20歳の怪腕は「次はしっかり長い回を投げたい」と前を見た。交流戦前に休養を与えるプランを持っている井口監督は「リカバリーの様子を見ながら」としたが、中6日なら次は5月1日、本拠での日本ハム戦。苦しみの中で得た経験値を生かし、令和の怪物はさらにスケールアップしていく。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)の17イニング連続パーフェクト投球が24日のオリックス戦(京セラD)でストップし、米メディアも続々報じた。
「ESPN」では「日本のスター佐々木朗希の17イニング連続パーフェクト投球止まる」と紹介。記事の中では、高校時代からMLB球団が注目しており、「日本の報道では」としながら、早い時期にポスティングシステムでメジャーを目指す可能性は低いとした。また、佐々木朗の父が東日本大震災で亡くなったこともつづられた。
「CBS」では、「日本の天才・佐々木朗希の17イニング連続完全は先頭打者で終わる」と紹介。メジャー移籍についてはFAまではまだ時間がかかり、ロッテからのポスティングは10年の西岡しか認められていないとした。さらには来春に開催予定のWBCで見られる可能性があることも記していた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が先発。5回90球、2失点でリーグトップタイの3勝目をマークした。
2回、白井球審に詰め寄られて態度を注意されるような一幕もあった。佐々木朗の態度に白井球審が感情的になったようで、その際には井口監督もベンチを出て白井球審と話をした。
井口監督は試合後、朗希に詰め寄った白井球審について「球審はもっと冷静にやらないといけないと思いますし、当然判定に対しては何も我々は言ってはいけないと思います。球審ももっと冷静にいかないと。1番裁いている人なので。あそこは冷静にいきましょうよという話をして」とコメントしていた。
白井球審は報道陣の取材に対し「コメントすることは一切ありません」とノーコメントの姿勢を貫いた。
この日の責任審判で二塁塁審だった嶋田審判員も「話すことはありません」と詳細を語らなかった。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が先発。5回90球、2失点でリーグトップタイの3勝目をマークした。
初回先頭の福田に右前安打を許し、17イニング連続完全投球、52人連続アウトでストップした。
2回には白井球審に詰め寄られて態度を注意されるような一幕もあり、その際には井口監督もベンチを出て白井球審と話をした。
4回まではゼロを並べて22イニング連続無失点。5回に無死満塁から投ゴロ併殺の間に1失点、吉田正の適時二塁打で2点目を失ったが、1点リードを守って勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。
この日は4奪三振。今季5登板目で初の10K未満だった。自身4試合ぶり、打者95人ぶりに四球を出して3四球、2死球で計5四死球も要所で粘った。直球の最速は164キロだった。
井口監督は試合後、「球数は増えてしまいましたけど、色んな判定も含めてイライラして投げていたみたいですけど、その中でしっかり5回でしたがゲームをつくってくれました」と評価した。
その上で朗希に詰め寄った白井球審については「球審はもっと冷静にやらないといけないと思いますし、当然判定に対しては何も我々は言ってはいけないと思います。球審ももっと冷静にいかないと1番裁いている人なので。あそこは冷静にいきましょうよという話をして」と注文して改善を求めた。
白井球審が詰め寄る直前の佐々木朗の様子については「しょうがないんじゃないですか。本人がストライクと思うところをボールと言われているので。そこは審判は流すところなので」と話した。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が先発。5回90球、6安打2失点で今季3勝目をマークした。
初回先頭の福田に右前安打を許し、17イニング連続完全投球、52人連続アウトでストップした。
2回には白井球審に詰め寄られて態度を注意されるような一幕もあったが、4回まではゼロを並べて22イニング連続無失点とした。
5回に無死満塁から投ゴロ併殺の間に1失点、吉田正の適時二塁打で2点目を失ったが、1点リードを守って勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。
この日は4奪三振。今季5登板目で初の10K未満だった。自身4試合ぶり、打者95人ぶりに四球を出して3四球、2死球で計5四死球も要所で粘った。直球の最速は164キロだった。
佐々木朗は10日のオリックス戦(ZOZO)で史上最年少の完全試合を達成。前回17日の日本ハム戦(ZOZO)は8回完全投球も0−0の9回から交代して勝利がついていなかった。
佐々木朗にとっては完全試合以来の白星で、この時点でリーグトップタイの3勝目となった。
ロッテの佐々木朗希投手に対し、白井球審が詰め寄るように近づくシーンがあった。
対オリックス戦の2回2死一塁、安達への2ストライクからの3球目で、球審の白井がマウンドの佐々木朗のもとに詰め寄るように向かい、捕手の松川が止めに入るような動きを見せた。佐々木が判定に不服を示したためと見られている。
これを受けてツイッターでは「球審白井」「白井球審」がトレンド入り。ヤフーニュースランキングでも上位に入っていることから、関心の高さが際立つ状況となっている。
ネットユーザーからは「審判が威圧するように詰め寄るのは違うと思う」「画面で見ている限りでは白井球審がわざわざ注意するほどのものではないように感じました」「投手はポーカーフェイスがいいと思う」と様々な立場からのコメントが寄せられている。
ロッテの松川虎生捕手(18)が体を張って佐々木朗希投手(20)を守った。
2回2死一塁、安達への2ストライクからの3球目で一塁走者の杉本がスタート。投球は外角低めの際どいコースの158キロで白井球審の判定はボール、杉本は盗塁成功となった。
直後に白井球審がマウンドの佐々木朗のもとに怒りの表情で詰め寄るように向かった。捕手の松川が手で止めに入りながら全身で制止。白井球審は佐々木朗に何かを話しかけるも、大事には至らなかった。
白井球審が佐々木朗の何らかの態度に注意をしに向かったとみられる。井口監督もベンチを出て白井球審と言葉を交わし、2死二塁で試合が再開された。
ロッテ・中村奨吾内野手(29)が守備で超ビッグプレーを見せた。
3−2と1点リードの7回2死満塁の守備。オリックスの代打・バレラの一、二塁間を抜けそうなゴロを横っ飛びで好捕。素早く一塁に送球した。バレラは懸命のヘッドスライディングも判定はアウト。中嶋監督がリクエストもリプレー検証で判定変わらずアウトのままでチェンジとなった。
セーフで同点になっていたら、5回2失点で降板した佐々木朗希の勝利投手の権利が消えるところだったが、それを守り、チームとしても同点を阻止する超ビッグプレーだった。
オリックスの宗佑磨内野手(25)が紳士対応で場内を沸かせた。
2−3と1点を追う7回2死二、三塁。田中靖の内角へのショートバウンドの変化球を捕手の松川がストップ。球審の白井は足に当たったとのジェスチャーを見せて死球を宣告した。
ただ、宗が当たっていないと自己申告。それを聞いた白井球審は判定を覆えしてボールとし、フルカウントで試合が再開された。
その後、宗は四球で歩いて満塁となったが後続が倒れて無得点だった。
宗の対応に両チームのファンから大きな拍手が送られた。
初回先頭の福田に右前安打を許し、17イニング連続完全投球、52人連続アウトでストップ。それでも4回まではゼロを並べて22イニング連続無失点した。
5回に無死満塁から投ゴロ併殺の間に1失点、吉田正の適時二塁打で2点目を失ったが、1点リードを守って勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。
この日は4奪三振。今季5登板目で初の10K未満だった。打者95人ぶりに四球を与えて計3四球、2死球ながら試合をつくった。
直球の最速は4回に計測したプロ入り後自己最速タイの164キロだった。
イニング別の直球平均球速は初回が159.8キロ、2回が159.1キロ、3回がこの日最も速い160キロ。4回は159.2キロ、5回は157.5キロとわずかに低下した。通常の投手なら異次元の数字だが、佐々木朗にしてはやや低い数字。ベンチもその兆候を見て5回での交代を決断した。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が先発。5回90球、2失点で降板した。
初回先頭の福田に右前安打を許し、17イニング連続完全投球、52人連続アウトでストップ。それでも4回まではゼロを並べて22イニング連続無失点とした。
5回に無死満塁から投ゴロ併殺の間に1失点、吉田正の適時二塁打で2点目を失ったが、1点リードを守って勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。
この日は4奪三振。今季5登板目で初の10K未満だった。
ロッテ・佐々木朗希投手の連続無失点イニングは22で止まった。
前回17日の日本ハム戦(ZOZO)まで17イニング連続完全投球、18イニング連続無失点、52人連続アウトで迎えたこの日、初回先頭の福田に右前安打を許した。その後1死一、二塁から吉田正に左前安打を許すも、高部の好返球で本塁を狙った福田がタッチアウト。後続を抑えて連続無失点は19イニングにのびた。
だが5回に無死満塁のピンチを招くと、紅林の投ゴロ併殺の間に三塁走者が生還し、失点。連続無失点は22イニングでストップした。
なお、52人連続凡退は日本記録で、2014年に中継ぎのY・ペティット(ジャイアンツ)のメジャー記録46人をも上回る快記録として球史に刻まれた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が先発。自身4試合ぶり、打者95人ぶりに四球を出した。
4回、先頭の吉田正にフルカウントから低めの変化球を見極められて歩かせた。
佐々木朗は今季初登板だった3月27日の楽天戦(楽天生命)の6回1死、西川に四球を与えたのが最後の四球だった。その後の3試合は打者28人、27人、24人と死球はあったが、無四球投球を続けてきた。
初回先頭の福田に右前安打を許して完全投球が17イニングでストップ、連続アウトが52人でストップしたが、4回まで無失点に抑えた時点で連続無失点は22イニングにのびた。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が先発した。
2回2死一塁、安達への2ストライクからの3球目で一塁走者の杉本がスタート。投球は外角低めの際どいコースの158キロで球審白井の判定はボール、杉本は盗塁成功となった。
直後に球審の白井がマウンドの佐々木朗のもとに詰め寄るように向かい、捕手の松川が止めに入るような動きを見せた。
球審白井が佐々木朗の何らかの態度に、注意をしに向かったとみられる。何が起きたのか分からない場内は騒然とする中、井口監督もベンチを出て白井球審と言葉を交わし、2死二塁で試合が再開された。
ロッテ・佐々木朗希投手の連続アウトが52人でストップした。
10日に完全試合、17日に8回完全投球で17イニング連続完全投球、52人連続アウトで迎えたこの日、初回先頭の福田に初球で右前安打を許した。
3試合にまたがって52人連続凡退は、メジャーでは2014年に中継ぎのY・ペティット(ジャイアンツ)のメジャー記録46人をも上回る快記録となった。
ただ、1死一、二塁から吉田正の左前安打で本塁を狙った二塁走者・福田を高部が好返球で間一髪アウトに。初回に3安打を浴びたが、味方の好守備もあり、3日の西武戦(ZOZO)の8回から続く連続無失点は19イニングに伸びた。
ロッテ・佐々木朗希投手の連続アウトが52人でストップした。
10日に完全試合、17日に8回完全投球で17イニング連続完全投球、52人連続アウトで迎えたこの日、初回先頭の福田に初球で右前安打を許した。
3試合にまたがって52人連続凡退は、メジャーでは2014年に中継ぎのY・ペティット(ジャイアンツ)のメジャー記録46人をも上回る快記録となった。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が苦しみながらも開幕3連勝でリーグトップタイの3勝目を挙げた。初回に先頭の福田に右前打を許して52打者連続アウトが止まり、17イニング連続無安打もストップ。五回は併殺の間に得点を許し、22イニング連続無失点も止まった。28イニング連続無四球もストップするなど制球にも苦しんだが、自己最速タイ164キロを計測して5回6安打2失点。記録を振り返るよりも勝利を喜んだ。
ズバ抜けた能力を持っていた佐々木朗が強豪校の誘いを断って、中学時代の仲間と甲子園へ行きたいという理由で地元の大船渡高を選んだ話は有名だ。そんな仲間を大事にする姿勢は、日頃からの練習の表情やチームメートへの接し方を見てうなずける。
アップ中は石川や美馬ら10歳以上離れた先輩とも、楽しそうに会話をする。グラウンドでは笑みを絶やさない。キャンプ中にキャッチボールをすることが多かった小沼は「たまにおちょくるような仕草も見せるんですけど、よく寄って来てくれて『小沼さん、球速いっすね〜』とか、言うんですよ。本当に仲良くさせてもらっています」と証言する。投手ノック中も「守備うまいっすね〜」と声をかけられ、その気にさせられて嬉しかったという。
外国人選手とも仲がいい。ロメロとは英語を駆使して会話することも。「ドミニカの歌を朗希に教えているんだ」と真剣に話を聞く佐々木朗の姿に助っ人左腕は感心する。人懐っこく、慕われる20歳の存在感は日に日に高まっている。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が苦しみながらも開幕3連勝でリーグトップタイの3勝目を挙げた。初回に先頭の福田に右前打を許して52打者連続アウトが止まり、17イニング連続無安打もストップ。5回は併殺の間に得点を許し、22イニング連続無失点も止まった。28イニング連続無四球もストップするなど制球にも苦しんだが、自己最速タイ164キロを計測して5回6安打2失点。記録を振り返るよりも勝利を喜んだ。
佐々木朗もやっぱり人の子、いつもいい時ばかりじゃないということだよね。
完全投球だった過去2試合と比べて、投球フォームのバランスが悪かったね。左足にしっかりと体重が乗っていかないうちに体が回ってしまうから、ボールがばらけて、思うようにコントロールもできなかった。腕の振りだけで強い球を投げようとしていた。
重心が高く、腕も前に出ていかない分、ボールが手から離れる位置も高いので低めに投げ切れない。フォークも十分に落ちなかったり、無理に抑え込もうとして引っかかったりする球が多かった。オリックス打線も2度目の対戦ということもあってスピードにも慣れがあったと思う。空振りが少なかったし、コンパクトに振るなど対応もしてきた。
最後はアップアップの状態で5回が限界だった。疲れは特になかったと思う。まだ若いんだし、中6日で調整しているわけだから。球場も関係ない。完全試合を達成したZOZOマリンスタジアムと違って京セラドームは風の影響を受けないから、本来なら投げやすいはずなんだけど、それでもフォームのバランスが崩れていたということは、単純に調子が悪かったということだろう。
それでも悪いなりよく粘って投げたと思うし、勝ち星がついたことも良かった。しっかりと課題を修正して次回に備えて欲しい。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が苦しみながらも開幕3連勝でリーグトップタイの3勝目を挙げた。初回に先頭の福田に右前打を許して52打者連続アウトが止まり、17イニング連続無安打もストップ。5回は併殺の間に得点を許し、22イニング連続無失点も止まった。28イニング連続無四球もストップするなど制球にも苦しんだが、自己最速タイ164キロを計測して5回6安打2失点。記録を振り返るよりも勝利を喜んだ。
勝利が決まると佐々木朗はベンチを飛び出し、何度も手をたたいた。制球に苦しみプロワースト5四球。4試合連続2桁奪三振の右腕が4奪三振にとどまった。それでも5回を2失点とゲームメーク。悪くても勝利へとつなぐ投球ができ、責任を果たした充実感が体中を駆け巡った。
「ストライクを取るのに、いっぱいいっぱいになってしまったけど、何とか粘ることができました。チームが勝って、僕に勝ちもついてすごいよかったと思います」。
完全試合を達成した10日・オリックス戦から2試合計17回で1人の走者も許さず、52打者連続アウトが続き、世界中が注目する中でマウンドへ。だが、歴史的記録は初回、はかなく消えた。先頭・福田に初球の159キロをいきなり右前打。ただ、記録がついえても「特に意識はなかった」と打者に集中した。
敵地が大歓声に沸く中、1死一塁で紅林も一塁内野安打。1死一、二塁から吉田正にも左前打を浴びたが、高部の好返球で本塁アウトに。今季初の1イニング3安打を浴びるも無失点。「野手に助けてもらいながらの投球でした」。その後も毎回走者を出した。
登板5試合目の登板は今季初の屋内球場。ZOZOマリンスタジアムと違い、宝刀フォークの落ち方の違いにも戸惑った。投げながら暑さも実感。「気温も違いましたけど、しっかり打ち取ることが優先」。3点リードの5回無死満塁で、投ゴロ併殺の間に23イニングぶりの失点。続く吉田正にも左中間へ二塁打を浴びたが、同点を許さなかったことが3年目の成長だった。
5回で90球を費やしながらチームトップの3勝目。井口監督は「球数が増えて、(球審の)判定も含めてイライラして投げていたけど、その中でゲームを作ってくれた」とねぎらった。次回については「リカバリーを含めて考えます」。3年目で初めて開幕から中6日で投げ続ける疲労も考慮し、次回は今後の状態を見て判断する。
右腕は「次はしっかり長い回を投げられるように頑張ります」と次戦を見据える。これで記録フィーバーは一段落。経験を肥やしとして、日本の大エースへと進んでいく。
ロッテの佐々木朗希投手(20)が苦しみながらも開幕3連勝でリーグトップタイの3勝目を挙げた。
佐々木朗が白井球審に詰め寄られる場面があった。2回2死一塁で安達に対して2ストライクからの3球目に投じた外角直球がボールに。この判定に対する表情が不服に映ったのか、白井球審はマスクを取り、何かを言いながら厳しい表情でマウンドへ向かった。
すぐに捕手・松川が後を追い、止めるようにして間に入った。その後、井口監督も球審の元へ。佐々木朗は「僕は分からないですけど」と困惑した様子で振り返ったが、白井球審は「話すようなことはありません。一切、コメントはしないです」と話すにとどめた。
井口監督は冷静に対応。佐々木朗が判定を悔しがる姿には「そこは審判は流すところなので」と、大ごとにするほどではなかったことを強調。白井球審に声を掛けた場面については「当然判定に対しては何も我々は言ってはいけないと思います」とした上で、「球審ももっと冷静にいかないと。1番裁いている人なので。あそこは冷静にいきましょうよという話をして」とやりとりを明かした。
このシーンはネット上でも話題となり、ツイッターのトレンドワードの1位と2位を「球審白井」「白井球審」が独占。「キレた」「あんなシーン初めて見たかも笑」「凄い目つきしているなぁ」との投稿が相次いだ。
ロッテの高部瑛斗外野手が決勝打を含む2安打3打点で、19年ドラフト同期入団の佐々木朗の3勝目を援護した。
0対0の2回2死満塁から山崎颯の152キロ直球を逆らわずに左前へはじき返し先制打を放った。9回にもバルガスから中前適時打を放つなど、高部の攻撃が起点となりこの回3点。リリーフ陣が不調もあり攻撃の手を緩めず、大きな追加点となった。
佐々木朗が前回10日の日本ハム戦登板時は8回完全の右腕を打線が援護できなかっただけに、佐々木朗が勝ち星がついたことに高部は大喜び。「朗希が投げている時に全然、援護できていなかったので、打ってやろうという気持ちがあった。朗希を勝たせてあげらられてよかった」。
3年目の今季はキャンプからアピールを続け、オープン戦首位打者に。オリックス3連戦は13打数5安打。開幕直後は打率1割台と苦しんだ時期もあったが、打率.267まで押し上げてきた。過去の打率1位はシーズンで活躍できないジンクスを払拭しつつある。
日本ハム・伊藤大海投手が24日、ツイッターを更新。「我々は無感情のピッチングマシーンではない」と、マウンド上でのリアクションに言及した。
この日、ロッテ・佐々木朗希投手が判定に対する反応をしたとして、白井球審に詰め寄られるシーンがあった。伊藤も16日のロッテ−戦で際どいボール判定に思わず“土下座ポーズ”をしてしまい、球審から注意を受けている。
直後に謝罪をしていた伊藤だが、佐々木朗で再び物議を醸したことで、「独り言」と強調したうえで言及。「たしかに、相手のある事で相手を不快にさせたり、必要以上のリアクションは控えるべきだと重々承知ですが…我々は無感情のピッチングマシーンではない」とつづった。
審判、相手に対して敬意を持つ一方で、「命懸けの一球一球に感情が入るのも当たり前で、それが自然と出てしまうことも多々あります」と吐露。さまざまな感情が出てしまうことに「みんな、笑うでしょ?怒るでしょ?泣くでしょ?相手へのリスペクトさえ忘れなければそれでいいと思います。それだけ目の前のことに熱意があるから感情が湧くだけの事。あ…独り言です」と説明した。
この日、佐々木朗は際どいボール判定に一瞬驚くような表情を浮かべた後、前方の本塁へ向かうように歩きながらマウンドを降りて苦笑い。このリアクションに白井球審が反応し、マウンドへ詰め寄っていた。
ロッテ・佐々木朗希投手が白井球審に詰め寄られるシーンがあった。試合後、佐々木朗は「僕は分からないですけど」と困惑の様子。白井球審は「話すようなことはありません。一切、コメントはしないです」と語った。
問題の場面は2回、2死一塁で安達に投じた3球目は外角低目への直球。際どい球だったが、ボールと判定された。すると、佐々木朗は本塁方向へマウンドを降り、苦笑いを浮かべた。この仕草を不服な態度と捉えたようで、白井球審はマスクを取ってマウンドへ歩み出した。すぐに捕手・松川が後を追い、佐々木朗に対して言葉を発する白井球審を止めた。
ロッテ・佐々木朗希投手が白井球審に詰め寄られるシーンがあった。2回2死一塁での3球目。外角低目への直球がボールと判定された。
すると、白井球審は佐々木朗の仕草が不服だったのか、マスクを取ってマウンドへ歩み出した。すぐに捕手・松川が後を追い、佐々木朗に対して言葉を発する白井球審を止めた。
公認野球規則では8・02審判員の裁定(a)の項目で以下のように定められている。
「打球がフェアかファウルか、投球がストライクかボールか、あるいは走者がアウトかセーフかという裁定に限らず、審判員の判断に基づく裁定は最終のものであるから、プレーヤー、監督、コーチ、または控えのプレーヤーが、その裁定に対して、異議を唱えることは許されない」「[原注]ボール、ストライクの判定について異議を唱えるためにプレーヤーが守備位置を離れたり、監督またはコーチがベンチまたはコーチスボックスを離れることは許されない。もし、宣告に異議を唱えるために本塁に向かってスタートすれば、警告が発せられる。警告にもかかわらず本塁に近づけば、試合から除かれる」。
問題の場面では佐々木朗は3球目でのボール判定時に二盗を許した後、前方の本塁へ向かうように歩きながらマウンドを降りて苦笑い。この行為が問題視されている可能性もある。16日のロッテ−日本ハムでも、日本ハム・伊藤が際どいボール判定にマウンドを降りて“土下座ポーズ”。この行為で球審から注意を受けている。
試合後、白井球審は「話すようなことはありません。一切、コメントはしないです」と語った。
ロッテ・佐々木朗希投手が5回6安打2失点で3勝目を挙げた。
完全投球から一転、制球に苦しんだマウンド。2回には判定に不服な態度を取ったとみられ、白井球審から詰め寄られる場面もあった。このシーンに、佐々木朗は「僕は分からないですけど」と困惑の様子だった。
一方、井口監督は「しょうがないんじゃないですか。本人がストライクと思うところをボールと言われているので」と佐々木朗をフォロー。佐々木朗がボール判定を悔しがる様子に「そこは審判は流すところなので」と、大ごとにするほどではなかったことを強調した。球審と話をする場面もあった指揮官は、「球審ももっと冷静にいかないと。1番裁いている人なので、あそこは冷静にいきましょうよという話をして」と語った。
問題の場面は2回、2死一塁で安達へ投じた3球目。外角低目への直球がボールと判定された。直後、佐々木朗が苦笑いしながらマウンドを降りる様子もあり、白井球審がマスクを取ってマウンドへ歩み出した。すぐに捕手・松川が後を追い、佐々木朗に対して言葉を発する白井球審を止めた。
ロッテ・佐々木朗希投手が5回6安打2失点で3勝目を挙げた。
2回には白井球審から詰め寄られ、球場が騒然とする場面もあった。2死一塁で安達への3球目。外角低目への直球がボールと判定された。直後、佐々木朗の仕草が不服だったのか、白井球審がマスクを取ってマウンドへ歩み出した。すぐに捕手・松川が後を追い、佐々木朗に対して言葉を発する白井球審を止めた。
佐々木朗は「僕は分からないですけど」と短く語ったが、井口監督は「球審はもっと冷静にやらないといけないと思いますし、当然、判定に対しては何も我々は言ってはいけない。球審ももっと冷静にいかないと。1番裁いている人なので、あそこは冷静にいきましょうよと話をして」と、苦言を呈した。
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が24日、大阪市の京セラドーム大阪でのオリックス戦に登板し、1回に先頭打者の福田周平外野手に右前打を許して完全投球は17イニングで止まったが、5回6安打2失点で開幕3連勝を飾った。
自己最速タイの164キロをマークしたが、5四死球と制球に苦しみ、3−0の5回には2点を失って連続無失点は22回でストップ。三振は4個にとどまり、開幕からの連続2桁奪三振も4試合で止まった。チームは6−3で勝った。
井口資仁監督は試合後、佐々木朗の次の登板について「これからしっかり考えていきたい」と述べ、今後の状態を見ながら判断する意向を示した。
ロッテが競り勝ち、カード勝ち越し。佐々木朗希投手が3勝目を挙げた。
“完全男”佐々木朗は苦しいマウンドだった。5回を6安打2失点、5四死球を与えて90球で降板。際どいボール判定の後、マウンドでの行為で白井球審から詰め寄られる場面もあった。試合後に球団を通じて、「自分で苦しい展開にしてしまいました」と反省した。
10日の試合で完全試合を達成したオリックスとの再戦。初回、先頭福田に初球安打を打たれ、完全投球が17イニングでストップした。紅林、吉田正にも打たれ、いきなり被安打3。何とか無失点でしのいでいたが、5回は併殺崩れで23イニングぶりに失点し、さらに吉田正に適時打を浴びた。直球は自己最速タイの164キロだった。
それでも、打線の援護を受け、3勝目。先発として最低限の役割を果たし、「コントロールが悪い中どうにか逆転は許さず5回まで投げ切れた。次は0で抑えられるように頑張ります」と決意を示した。
ロッテ・佐々木朗が24日のオリックス戦で5回2失点降板。前々回は完全試合、前回も8回パーフェクトと手が付けられない投球を続けていたが、この日は初回、先頭の福田に安打を許して大記録はいったん、途絶えた。プロ野球OBの馬場敏史氏は本人の調子と、オリックスの打倒・佐々木朗への執念がこの日の結果を呼んだとした。
この試合の結果を見れば5回2失点。勝ち投手の権利を得ての降板だ。普通であれば、あの若さでこの結果なら合格点なのだが、やはり周囲はそれ以上のものを佐々木朗に期待してしまう。
まず目に付いたのは、ちょうど2週間前、パーフェクトを許したオリックス打線の意気込みだ。
先頭の福田が、初球のストレートをたたいてヒットにした。これは大きい。チームも乗っていけるし、これが逆に三振などの結果であれば「また今度も…」と早々に消沈しかねない。
ミーティングでも意思統一ができていたのだろう。積極的に真っ直ぐを狙って行こう、というのがオリックスサイドの作戦だったように見えた。
何しろ直球は160キロを超え、フォークも、スライダーも一級品。その中で、変化球を狙うという選択肢のないピッチャーだ。とにかく甘く来た直球を、力負けせず、ミスショットせずコンパクトに打ち返す。これしか作戦の立てようがない。
加えて過去2戦と比較すると、球威は十分だが四死球5つという数字が示す通り、全ての球において、ばらつきが大きかった。これもオリックスには有利に働いた。
ストライク、ボールがはっきりしていたため、球数が増え、早い回での降板となった。
これが他球団にとっても、佐々木朗攻略のヒントにはなったと思うが、それを超える投球ができる力を秘めているのもまた、佐々木朗だ。
日本の宝、球界を背負って立つ投手になるはずだ。佐々木朗サイドに立てば、この日苦しんだ制球を立て直すことができれば、再び前週までのような快投を演じるだろう。今後も、本当に目が離せない投手であることに、変わりない。
ロッテ・佐々木朗希投手が今季5試合目の先発。2回、2死一塁、打者安達の場面で2ストライクからの外角直球がボールとなった直後、白井球審がマウンドの佐々木朗へ詰め寄る場面があった。
2ストライクから投じたのは外角ぎりぎりの158キロ。この一球はボール判定となり、一走・杉本に盗塁を決められた。直後、佐々木朗は二塁から本塁方向をくるりと向き直って前に歩いた後、苦笑い。この態度が不服にうつったのか、白井球審が何かを言いながら厳しい表情でマウンドへ歩いた。
捕手の松川が止めるようにして間に入り、その後、井口監督も球審のもとへ歩き、試合は再開となった。白井球審と二塁塁審の嶋田審判員が話しあう姿もみられた。
佐々木朗は10日のオリックス戦で完全試合、17日の日本ハム戦では8回完全投球。この日は初回に3安打、2回にも杉本に安打を打たれたが、無失点でしのいだ。
だが、5回に併殺崩れ、吉田正の適時打で2失点。5回6安打2失点で90球で交代となった。
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が24日、大阪市の京セラドーム大阪でのオリックス戦に登板し、1回に先頭打者の福田周平外野手に右前打を許し、完全投球は17イニングで止まった。3−0の5回には2点を失い、連続無失点も22回でストップ。5回6安打2失点、4奪三振5四死球で勝利投手の権利を持って降板した。
10日のオリックス戦で史上16人目の完全試合を最年少の20歳5ヶ月で達成。前回17日の日本ハム戦でも8回を完全に抑えていた。
10日の完全試合の際にはプロ野球新記録の13者連続奪三振を含む1試合最多タイの19三振を奪うなど、4試合連続で2桁奪三振を続けていた。
ロッテの佐々木朗希投手が5回を6安打2失点、90球でマウンドを降りた。4試合ぶりの登板で被安打を許したが3勝目の権利は手にして降板した。
降板後、佐々木朗は球団を通じて、「自分で苦しい展開にしてしまいました」と反省。ただ、何とか最低限の役割を果たし、「コントロールが悪い中どうにか逆転は許さず5回まで投げ切れた。次は0で抑えられるように頑張ります」とコメントした。
この日は自己最速タイの164キロをマークしたが、この日は5四死球と制球に苦しんだ。5回には23イニングぶりに失点したが、それでも快速球と鋭いフォークでゲームメークした。
ロッテの佐々木朗希投手が5回を6安打2失点、90球でマウンドを降りた。4試合ぶりの登板で被安打を許したが3勝目の権利は手にして降板した。
自己最速タイの164キロをマークしたが、この日は5四死球と制球に苦しんだ。5回には23イニングぶりに失点したが、それでも快速球と鋭いフォークでゲームメーク。
佐々木朗は開幕から中6日でローテで回っており、球数は100球前後で変わることがルールとなっており、予定どおりの降板とみられる。
ロッテの佐々木朗希投手が5回に失点し、4月3日・西武戦の7回に喫して以来の失点し、連続無失点は22イニングでストップした。
5回に先頭安達に右前打されると、福田、西野に連続四球で無死満塁。紅林は投ゴロに抑えたがショートへ送球し1−6−3の併殺の間に三塁走者が本塁へ。さらに吉田正に左中間を破る適時二塁打を浴び2失点を許した。
この日は完全男が苦しんだ。初回先頭の福田に右前打を打たれ、完全投球の記録が途切れた。さらに紅林の内野安打で1死一、二塁から吉田正に左前打。ここは高部の好返球で本塁生還を阻止し、無失点でしのいだ。
2回も杉本に右前打を打たれたが、無失点。3回は先頭福田に死球を与えたが、続く西野を遊ゴロ併殺打に仕留めた。4回も2四死球でピンチを招いたが、来田は三振に仕留めた。粘り強く無失点でしのいでいたが、5回に捕まった。
ロッテの佐々木朗希投手が、4回先頭の吉田正に今季初登板3月27日・楽天戦以来の四球で出塁を許した。それでも後続を抑えて4回まで無失点とした。
3回まで無失点に抑え、4回先頭、吉田正へ3−2からフォークをファウルされ、7球目のフォークを見逃され、四球となった。
佐々木朗の四球は4月27日楽天戦の6回無死から西川遥輝外野手に与えた四球以来、5試合の登板で通算3個目となった。
一方でこの回2死一塁。0−1からの2球目に自己最速タイの164キロをマークしスタンドをどよめかせた。今季、佐々木朗は球速がありながら、制球のよさも見せている。
オリックスの1番・福田が初回、10日に完全試合を喫したロッテ・佐々木朗から今季初安打となる右前打で出塁した。
狙い澄ましてはじき返したのは初球の159キロ。真ん中に入ったストレートを見逃さなかった。前日もロッテ戦で4打数1安打、2得点と貢献。勝負強い1番打者の一打でチームの緊張を解いた。1死からは3番・紅林も158キロを内野安打。一、二塁として4番・吉田正は158キロを左前へ運んだ。二走・福田は本塁憤死となったが、なおも1死一、二塁とチャンスは続いたが、続く宗は163キロを捕邪飛となり先制はならなかった。
佐々木朗はこの試合まで52人連続アウトで、メジャー記録をも超える記録。17イニング連続無安打記録を打ち立てていた。
前回、完全試合を許した対戦では3三振を喫した福田は「連続3三振っていうのは、もしかしたら人生初なのかもしれないですね」と悔しさをにじませ、リベンジにもえていた。
ロッテ・佐々木朗希投手が今季5試合目の先発。先頭・福田に初球を打たれ、初安打を許した。159キロの直球を芯で捉えられ、一、二塁間を破られた。
10日のオリックス戦で完全試合。17日の日本ハム戦でも8回完全投球の離れ技を成し遂げた。3日の西武戦8回2死から52者連続アウト。17回完全投球を継続していた。
53人目の福田に打たれ、完全投球は17回でストップ。本拠地からも歓声とどよめきが起こった。
この後、紅林にも内野安打を許して1死一、二塁。吉田正には左前打を打たれたが、左翼手・高部が本塁へ好返球を送り、失点は防いだ。結局、初回に被安打3も無失点でしのいだ。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラ)に先発し、5回6安打2失点で3勝目を挙げた。
90球を投げ、4奪三振、5四死球は佐々木朗らしくない%燉eとも見えるが…。本紙評論家の得津高宏氏は「この日の佐々木朗は、少し疲れもあったのかもしれませんが、オリックス打線も2度やられるわけにはいかない。三振が少なかったのはとにかくバットに当ててやろう≠ニいう意地だったと思います。四球が多かったのは、完全に審判のせいですね。今日の白井一行球審のゾーン≠ヘ極端に狭く、からかった。両チームともにストライクに見える球をボールと判定されてますし、四球は仕方がない。こういう日もあります」と話した。
この試合で注目されたのは2回、判定に不服そうな態度を示した佐々木朗に対し、白井球審がマウンドに歩みよる場面があったが…。
「あれはないですよ。審判に対して悪態をついた訳でもないし、不満そうな態度ぐらい、誰だって出ますよ。白井球審は何を考えているんだという感じ。『オレが1番だ』という思い上がりがあるのでは。その上、捕手の松川にたしなめられている。松川は18歳ですよ。オトナ気ないし、いいオトナが恥ずかしくないのかと言いたいですね」(得津氏) それでもこの日の佐々木朗の収穫について、得津氏は「1つ言えるのは、プロ野球には、こういう審判もいるということ。それが分かったということで、佐々木くんにはいい勉強になったと思います」と話した。
24日のオリックス−ロッテ(京セラ)で先発の佐々木朗希に対し、マスクを取って詰め寄った白井一行球審が試合後に「答える必要はない。いっさいコメントなしです」と険しい表情で話した。
問題の場面は2回の2死一塁。打者・安達を2ストライクと追い込み、続く外角の際どいストレートをボール判定とされた。一走の杉本が二盗を決めたこともあってか、佐々木朗は露骨に不服そうな顔を見せ、ここで白井球審が興奮しながらマウンドに詰め寄った。
異変を察した捕手の松川が慌てて白井球審を制止。その間も佐々木朗はマウンドで何くわぬ顔で後ろのビジョンに目をやるなどしていた。そんな態度も気に入らなかったのか、白井球審は松川に何やらまくしたてて引き揚げている。
判定に不服そうな態度を注意しようとしたと見られるが、試合後も厳しい表情を崩さなかった。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が24日のオリックス戦(京セラ)に先発登板し、2回の投球中に白井一行球審がマウンドへ歩み寄る場面があった。
ストライクボールの判定に不満そうな態度を見せた佐々木朗に対し、注意をしに向かったとみられるが、この場面について、NPB元審判部副部長の五十嵐洋一氏は「白井くんらしいなと思いましたよ。彼は真面目で熱いところがありますから。ただ、何かあるとパワハラだとか言われる今の時代だとどうなのか…」。
五十嵐氏は続けて「私が現役でやっていたころなんて、しょっちゅうありましたよ。ボール判定を不満に思い、私の方を振り向いた捕手に対して『前向いてやれ!』と一喝したり、やじを飛ばしてきたベンチに『文句たれんとやっとけ!』と注意したこともありました。あんまり頭にきたときには『次にど真ん中投げてきてもボールにしてやろう』と思ったこともあります。どんな状況でも冷静、正確に判定しなければいけないのが審判ですが、そこは私達も人間です。私達の先輩審判達の時代には『(判定で)プロの厳しさを教えてやったぜ』なんて話も聞いたことがありますし、白井くんにはそんな昔ならではの審判気質が残っているのかもしれませんね」。
とはいえ「今回は相手が注目されている佐々木投手ですから、批判の声はやまないでしょう。そもそも若い選手にプロの厳しさを教えるのは審判の仕事じゃありません」と、今後の展開を心配していた。
ロッテ佐々木朗希投手が24日、京セラドームで行われたオリックス戦に先発し、5回90球を投げて6安打4奪三振5四死球2失点で無傷の今季3勝目を挙げた。完全投球は17回で、連続無失点も22回でストップしたが、日本のみならず米メディアもこの日の投球に大注目。「令和の怪物」に注がれる視線は登板する度に熱くなっているようだ。
登板前から米メディアのボルテージは上がっていた。AP通信は「日本の投手ロウキ・ササキが完全投球継続を狙う」との見出しで特集記事を配信。「100マイル(約161キロ)の直球と衝撃的なスプリットを操る20歳の日本人投手ロウキ・ササキは、日曜日のオリックス戦で完全投球を再び目指すことになる」と伝えた。
ニューヨーク紙「ニューヨーク・タイムズ」は「完全投球に限界はあるのか?ロウキ・ササキがそれを解明する」との見出しで記事を掲載。「日本の天才が日曜日に先発登板する」とし、メジャーで唯1人、2試合連続ノーヒットノーランを達成したジョニー・バンダーミーアを引き合いに出して伝えた。
1914年生まれのバンダーミーアはメジャー通算119勝をマークした左腕。レッズ時代の1938年に2試合連続ノーノーを達成している。記事は「メジャーではバンダーミーアの“快挙”に匹敵する投球をした選手はいない」として「日本ではロウキ・ササキが一歩手前まで迫った」と解説。完全試合と8回パーフェクトの投球は「日本とアメリカで大騒ぎとなり、多くの球界関係者が次回登板を待ち望んだ」と説明している。
記事はさらに「20歳にして100マイルの球を投げるササキは、既に多くのメジャーリーグのスカウトの目に留まっている」とも。岩手・大船渡高時代から騒がれる存在であり、ロッテ1年目の2020年は「1度も登板せず、トレーニングを積んだ。慎重に扱われた」としている。
MLB公式サイトも展望記事を掲載し、「ササキの過去2回の先発登板は、国際的な現象を生んだ」として完全試合と8回完全の投球を紹介。直球は「95〜100マイル(約153〜161キロ)の領域で、正確なコースに投じられる。スプリットは非常に素晴らしく、スライダーにも磨きをかけ続けている」と評した。
現在はメジャーの舞台で見られないことから、「大半のアメリカ人ファンは、彼を遠くから見守ることで満足するしかない」とも伝えている。
世界から注目を浴びた中での登板は、初回先頭の福田に右前打を許して完全投球は17回でストップ。そして、5回に2点を献上して連続無失点も止まった。それでも野球専門の米シンクタンク「ベースボール・プロスペクタス」のルーカス・アポストレリス記者は試合中に自身のツイッターを更新。「ロウキ・ササキのスプリットをクローズアップ。この1球は90マイル(約145キロ)」と記して来田から空振りを奪った一投の動画を投稿した。
また、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の元記者ダニエル・ブリム氏はこの日の投球内容をツイート。「結局のところ、ササキは人間だ」と感想を綴った。一挙手一投足が伝えられるという点では、エンゼルス大谷翔平投手の渡米前を既に超えているかもしれない。佐々木朗の投球はそれだけのインパクトを米球界に与えている。
ロッテの佐々木朗希投手が24日、京セラドームで行われたオリックス戦に先発し、3勝目をマークした。17イニング続いていた完全投球は初回で途切れ、この日は6安打2失点と苦しい投球に。最速164キロをマークしたものの、直球で空振りを奪ったのはわずかに2回だった。南海、近鉄で通算2038安打を放ち名球会入りした野球評論家・新井宏昌氏は右腕の変化について「ドーム球場と千葉の風」と分析した。
「5回2失点は先発投手としては最低限の仕事を果たした。ただ、前々回と前回の登板を比べると少し違った投球内容だったといえます」。
佐々木朗が完全試合を達成した10日のオリックス戦、8回無安打無四球無失点だった17日の日本ハム戦はともに強風が名物の本拠地ZOZOマリンスタジアムだった。ネット裏で吹き返してくる風の影響で真っ直ぐにはスピンが効き、フォークなどの変化球にはブレーキがかかるのが特徴だ。
新井氏は現役時代、指導者時代に何度もZOZOマリンスタジアムでの試合を経験。オリックスの打撃コーチだった1995年には野田浩司氏の19奪三振(ロッテ戦・千葉マリン)を目の当たりしており「野田が三振の記録を作った時もそうだった。独特の風で球種によってはすごい力を発揮することもあった」と語る。
この日は、風がなく、天候の影響も受けない京セラドームでの登板。「千葉の時はボールの下にバットが通っての空振りが目立ったが、この日はほとんどがファウルになっていた。投げているボールの違いはそれほど感じないが、千葉の風が手助けしてくれた部分もあった」と分析した。
実際に佐々木朗がストレートで空振りを奪ったのは2回2死から安達へ投じた2球目の158キロと、5回無死一、二塁で西野へ投じた5球目の156キロの2球のみ。150キロ後半の高めのストレートを痛打される場面もあり「オリックスの打者が対策を練っていた部分もあるが、空振りを取れないことも、精神的な部分で制球を乱す要因の1つになったかもしれません」と新井氏は語った。
この日の投球で1人も走者を許さない完全投球が「17」イニングでストップ。3日の西武戦から続けてきた連続イニング無失点は「22」で、連続イニング無四死球も「25」で止まった。数々の記録に注目が集まっていた右腕だが、逆にいえばこれからはプレッシャーを感じずにマウンドに上がることができる。
「ドーム球場が投げやすいという投手がほとんど。風に左右される千葉は制球も荒れやすく、普段の変化球も投げづらい。まだ数試合だが佐々木朗は真逆の投球を続けている。不思議な感覚を持っているかもしれません」。
このまま中6日で登板するのであれば、次回の登板は5月1日にZOZOマリンスタジアムで行われる日本ハム戦の見込み。風を味方につける剛腕が再び快投を見せるのか注目だ。
オリックスは24日、京セラドームで行われたロッテ戦に3−6で敗れた。悔しい敗戦となったものの、前回対戦で完全試合を許した佐々木朗希投手から5回まで6安打を放って、2点を奪うなど本拠地で意地を見せた。オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した新井宏昌氏は「敗れはしたが、佐々木朗希から点を奪ったことは今後に繋がる」と評価した。
流れを変えたのは迷いなきスイングだった。初回、先頭の福田周平は初球の159キロを完璧に弾き返す右前打で出塁。打者52人連続アウト、17イニング連続無安打だった佐々木朗の記録を初球でストップさせた。
初回は3安打を放ちながらも無得点に終わったが、毎イニング出塁して佐々木朗にプレッシャーをかけ続けた。新井氏は「先頭打者がバットの芯で捉えた。いきなり出たヒットで他の選手も『いける』と感じたのではないでしょうか」と、切り込み隊長のファーストスイングがチーム全体に勇気を与えたと見た。
前回の対戦では日本タイ記録の19奪三振を喫し、無安打無得点の完全試合を許した。ZOZOマリンスタジアム特有の強風も重なり、達成された“偉業”だが、新井氏は中嶋監督が現役時代に味わった経験も大きいと見ている。
1995年4月21日のロッテ戦では野田浩司氏が日本記録となる19奪三振をマーク。この時に野田氏とバッテリーを組んでいたのが中嶋監督だった。新井氏も当時オリックスの打撃コーチを務めており、ベンチから目の当たりにした奪三振ショーを「強風もあって直球はスピンが効く、フォークもより落差が増していた。ここは特別な球場だと感じていたが、中嶋監督もそれは分かっていたと思う」と語る。
この日は“マリンの風”とは違って、風の吹かないドーム球場。「完全試合をやられたのは事実だが、マリンは特殊な球場なので参考外と思っていい。前回のことは極端に言えば忘れてしまってもいいのでないでしょうか。京セラドームは切り替えることができる球場だったのも大きかったかもしれない」。“千葉の朗希”とは違う印象を持って対戦できたことが大きいと見ている。
試合には敗れたものの、5回には吉田正が左中間へ適時二塁打を放つなど、佐々木朗から2点を奪った。「しっかりとタイムリーで点を取ったことは今後に繋がる。相手の印象も変わってくる」と新井氏。難攻不落だった剛腕攻略の糸口は徐々に見えてきたかもしれない。
衝撃の完全試合から、メディアは佐々木朗希(ロッテ)の話題を取り上げ、球界の名だたるOB達はその魅力や可能性について語る…そんな日が続いている。そこで現役時代、44歳まで阪急、オリックスでプレーし通算165勝、48セーブを挙げ、引退後は5球団でコーチを務め、ダルビッシュ有(パドレス)や田中将大(楽天)らの成長にも関わった佐藤義則氏に、令和の怪物・佐々木朗希の可能性についてたっぷり語ってもらった。
開幕前の3月22日に支配下選手登録を掴んだロッテの佐藤奨真は現在、1軍昇格を目指しファームで腕を振っている。
新人だった昨季ファームで7勝を挙げ、支配下選手登録に向けて昨年12月の取材では「ストレートの強さ、チェンジアップ」をテーマに掲げていた。
今年の投球映像を見ると、ストレートが昨年に比べて強くなった印象を受ける。本人も「ストレートの質もよくなったと自分の中でも思っているので、そこは取り組んできた成果が出て良かったと思います」と好感触を得た。
チェンジアップは今季あまり投げていないが、「今のところは使う場面があんまりなかったので、使っていないだけでこれから増えていくと思います」とのことで、「チェンジアップはよくなっていて、左バッターにも右バッターにも投げられるようになってきている」と昨年までは投げきれていなかった左打者へも投げ込む。
チェンジアップよりも、今季はカウント球でも勝負球でもカーブを投じるケースが多い。佐藤にとってカーブは、「カットボールの次に自信のある球」という位置付け。
「去年と変わらずいい感じで投げられている。1軍で投げる時は中継ぎが多かったので、そういう意味でも最初からカーブをどんどん投げる場面が多かったと思います」。
2月24日のソフトバンクとの練習試合、10−3の6回1死走者なしから井上朋也に対し、1ストライクから投じた2球目の空振りを奪った101キロカーブ、3月27日のヤクルトとの2軍戦で坂口智隆、太田賢吾ら左打者に追い込んでから投じたカーブが非常に良かった。
プレートの踏む位置に注目してみると、昨季4月23日の西武との2軍戦から「チェンジアップをしっかり投げるようになってから、三塁側に踏んだ方がいい変化になるなというのを思って、そこから今年(21年)はずっと三塁側を踏んでいました」と一塁側プレートから三塁側プレートに変更して投げていたが、今年は再び一塁側のプレートを踏んで投げている。
その理由について「体幹がうまく使えるようになって、右もインコースに引っ掛ける球が多くなってしまったのと、一塁側の方がインコースに角度が出る。プレートの位置を(一塁側に)戻して、そのまま直したという感じです」と説明した。
チェンジアップは良くなっていると話していたように、一塁側プレートに戻してからも「チェンジアップをなんなく投げられたので、これはこれでこのままやっていけばいいかなと思いました」と全く問題ない。
2月の練習試合、オープン戦で7試合・9回1/3を投げ無失点に抑え、支配下選手登録を掴み、シーズンが開幕してからは特例2022の代替指名選手で昇格すると、3月31日のソフトバンク戦で1軍デビューを果たし、1イニングを投げ無失点に抑えた。
2月の対外試合から1軍ではリリーフでの登板が多かったが、ファームでは4月以降の登板は2試合全て先発。19日の西武との2軍戦では5回を投げ1失点という内容だった。
1軍ではリリーフ、ファームでは先発と、役割の違いによる調整の難しさはあったりするのだろうか−。
「中継ぎは準備が難しかったりするんですけど、それも自分の経験としてしっかりやっていければいいと思います」。
「特に中継ぎだから、先発だからということを考えないようにしていて、与えられたチャンスで結果を残せるような準備をしていますね」。
先発であろうと、リリーフであろうと、求められた場所で全うする考え。その一方で、「先発登板したいので、そこに向けて準備できたらいいかなと思います」と、1軍で先発のマウンドに上がりたいという想いを持っている。
1軍の舞台を経験して「今やっているストレートの質、チェンジアップ、変化球のコントロールの精度をあげていければ、もっと通用するんじゃないかなと感じました」と佐藤。次回昇格するときには、さらにパワーアップした姿を見せてくれるはずだ。
ロッテの佐々木朗希投手(20)は24日、敵地で行われたオリックス戦に先発登板。
この日は5回を投げて被安打6に四死球は5と走者を背負うシーンも多かったが、粘って粘って4奪三振の2失点。何とか試合を作り、今季3勝目(0敗)を掴んだ。
前々回の登板が完全試合、前回登板も8回パーフェクト投球と快投を続けてきた“令和の怪物”。しかし、この日は立ち上がりからオリックス打線に苦戦を強いられる。
初回、先頭の福田周平に初球の159キロをライトに弾き返されて18イニングぶりの被安打。久々の走者を背負うと、1死から紅林弘太郎はファーストへのゴロに打ち取るも、自身のベースカバーが遅れて内野安打に。一・二塁のピンチで吉田正尚には三遊間を破られる安打を浴びたが、ここはレフトの部瑛斗が好返球で二塁走者の生還を許さず。味方の好守にも助けられ、立ち上がりは無失点で終えた。
その後もゼロを並べていくが、四球3つに死球が2つと、ここ2戦にはなかった制球の乱れが目立つ。5回は紅林を併殺に打ち取る間に23イニングぶりの失点を喫し、吉田正には左中間への適時二塁打。何とか5回は投げきったものの、被安打6に四死球5つで2失点と苦しいマウンドになった。
24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した五十嵐亮太氏は、この日の佐々木について「良くないなりに5回まで投げきった」と及第点の評価。
「ストレートは164キロも出ていたと思いますが、フォークのコントロールを乱すシーンが多かった」と内容を振り返りつつ、「相手も上から叩いてくる打者が多かった中、ゴロで逃げ切るというシーンもあった。本来の投球ではなかったが、その中でもよく抑えたかなと」と、勝負球の精度には手を焼きながらも試合を作った点を強調した。
一方で、課題については「オリックス打線が前回の教訓をいかした対応をしてきた。フォークで逃げたくもなるが、そういった時にどう抑えていくか。バッテリーは新しい対策を考えていかなければならない」とコメント。
プロ野球はリーグ戦。シーズンを通して活躍するということは、対戦を経て研究と対策を練ってくる相手を再び抑えていく必要がある。五十嵐氏は「若い2人にとっては成長を促す良いキッカケになるのでは」と付け加え、20歳の佐々木朗希と18歳の松川虎生の“最年少完全試合バッテリー”の伸びしろに期待を寄せた。
また、この日は投球以外のシーンも大きな話題に。
2回2死一塁、安達了一を2ストライクと追い込んだ状態で投じた3球目のボールはわずかに外れてボールの判定。この間に一塁走者がスタートを切り、二塁はセーフで2死二塁から再開…と思いきや、球審の白井が佐々木のもとに歩み寄り、捕手の松川がそれを制止するように間に入るという一幕があった。
番組MCの岩本勉氏は「(佐々木の)感情が表に出てしまって、アンパイアの方も人間ですから、その感情がぶつかった時に嫌なスパイラルが起こってしまったかなと」と、一連の流れについて説明。
解説者の大矢明彦氏は「あんまりアンパイアは怒らせない方が良いよね。こういうことがあると構えられる。(審判に)意識されてしまうと良い影響はない」とし、「投げるだけでなく守備やベースカバーも。“プロの投手”になると、覚えることがたくさんある」と自身の見解を述べる。
投手出身の五十嵐氏は「リアクションは出てしまうもの。それに対して審判の方が反応する気持ちも分かる」としたうえで、「投手に対して注意するのは良いんですが、感情的になるかならないかというところは重要なポイント。冷静に『今のは良くないですよ』と伝えることが大事かなと」と語り、突然マウンドの佐々木に向かって詰め寄って行った点について言及。
その上で佐々木には「本人も審判に向かってやったつもりはないと思う。ただ、結果的に誤解を招いてしまったことは間違いないので、今日の出来事を胸にしまって次の投球に向かって欲しい」とコメント。「若い投手なのでこういったことはあってもおかしくない。次にそうならないように生かすことが大事」とした。