わたしはかもめ2022年鴎の便り(5月)

便

5月18日

千葉ロッテ1x−0東北楽天(ZOZOマリン)

ロッテがサヨナラ勝ち。0−0の延長10回に先頭のマーティンが2号ソロを右越えに運び、試合を決めた。小島が7回無失点と好投し、4番手の東條が2年ぶりの白星。楽天は延長10回1死三塁を逸し、直後に酒居が一発を浴びた。

12345678910R
東北楽天00000000000
千葉ロッテ0000000001x1x

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[ロッテ]マーティン初のサヨナラ弾「まだまだ取り返す時間は残っている」楽天に2連勝[ニッカン]

ロッテのレオネス・マーティン外野手の待望の1発で延長戦を制し、楽天に2連勝した。

0−0で迎えた10回、先頭で酒居の直球を右翼ポール際上段へ。チームメートから水かけで派手に祝福された。本塁打は4月8日以来、84打席ぶり。1日には打撃不振で2軍に落ちた。「苦しいスタートだったんですけど、まだまだ取り返す時間は残っている。全力でチームのために頑張っていきます」と興奮を隠さなかった。

マーティンが初のサヨナラ本塁打。延長戦のスコア1−0サヨナラ本塁打は、今年4月20日阪神戦のソト(DeNA)が10回に放って以来。ロッテでは里崎が10年5月30日横浜戦(千葉マリン)で11回に打って以来、球団史上2人目だ。

小島(7回無失点の力投も、今季先発7試合目でまだ白星なし)
「同点の場面でマウンドを降りるのが正直1番悔しいです。ただその中で何とか粘れたかなと思います。」
東條(10回に登板し無失点でしのぎ今季初勝利)
「小島がすごくいい投球をして、益田さんがつないでくれて、僕もしっかりつないでいこうと。(マーティンの決勝弾は)トイレ行ってて見てなかったんですけど。」

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ロッテ・小島、好投も初勝利ならず「同点の場面でマウンドを降りたのが正直1番悔しい」[サンスポ]

ロッテの小島は7回4安打無失点と好投したが打線の援護がなく、勝敗は付かなかった。今季7試合目でも初勝利を挙げることができず「何とか粘れたが、同点の場面でマウンドを降りたのが正直1番悔しい」と残念がった。

3回以降は全ての回で走者を背負ったがテンポよく投げて要所を締め、3回2死二、三塁も黒川を空振り三振に仕留めてしのいだ。ただ、前日17日に今季最多の14安打を記録した打線が一転して沈黙し、後押しは得られなかった。

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ロッテが延長サヨナラ勝ち、初勝利の東條、マーティン劇弾は「トイレ行って見てない」[スポニチ]

ロッテが延長10回にマーティンのサヨナラ弾で勝利した。

4番手で登板し、10回の楽天攻撃を1死三塁から無失点で抑えた東條が、今季初勝利。お立ち台でマーティンと並んだ東條は、試合を決着させたマーティンの特大右越えソロについて聞かれ、「トイレ行っていて見てなかった」と笑わせた。

東條は「小島がいい投球していたので繋ぎたかった」と7回無失点の先発小島を称え、20試合ぶりの2号ソロでサヨナラ勝利をもたらしたマーティンは「チームの調子も上がらず、自分も苦しい中、ファンが応援してくれている」と熱いスタンドに感謝した。

小島は今季初勝利を目指してマウンドに上がったが、7回4安打無失点も勝ち星はつかず。3回先頭の辰己に中越え三塁打を許すなど1死一、三塁のピンチを迎えたが、西川を右飛、黒川を143キロ直球で空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けた。3回以降は毎回走者を出したがスライダーを軸に得点は許さなかった。それでも打線の援護がなく、7回で降板した。

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ロッテ小島、7回無失点もまた白星逃す、打線援護なく[スポニチ]

今季初勝利を目指してマウンドに上がったロッテ4年目の小島和哉投手は7回4安打無失点も勝ち星はつかなかった。昨季10勝の左腕がここまで好投はしているが0勝4敗。「試合を作る事だけを考えて、必死に投げる。それだけに集中したい」と、この日は9人中7人の左打者が並ぶ相手打線に挑んだ。

3回先頭の辰己に中越え三塁打を許すなど1死一、三塁のピンチを迎えたが、西川を右飛、黒川を143キロ直球で空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けた。3回以降は毎回走者を出したがスライダーを軸に得点は許さなかった。それでも打線の援護がなく、7回で降板した。

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[ロッテ]0−0で延長突入、小島和哉7回無失点も今季1勝目ならず[報知]

両投手陣が好投し、両軍無得点のまま延長戦に突入した。

ロッテ先発の小島は7回4安打無失点と好投。しかし、今季7戦目の先発も1勝目ならず「同点の場面でマウンドを降りるのが正直1番悔しいです。ただその中で何とか…、何とか粘れたかなと思います」と、コメントした。

楽天先発の涌井は4回、アクシデントに見舞われた。先頭・中村奨の打球を右手に受け緊急降板。ここまで1安打無失点と好投していただけに痛かった。しかし、2番手の石橋が6回まで無安打無失点投球でつないだ。

ロッテは2番手以降、9回までゲレーロ、益田とつなぎ無失点。楽天は石橋から安楽、宋家豪、松井とつなぎ延長に入った。

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ロッテ・小島和哉−楽天・涌井秀章…スタメン発表[報知]

[楽天]
1(左)西川、2(三)黒川、3(二)浅村、4(指)島内、5(一)マルモレホス、6(遊)茂木、7(中)辰己、8(右)武藤、9(捕)太田、投=涌井
[ロッテ]
1(左)高部、2(二)中村奨、3(一)佐藤都、4(指)レアード、5(右)マーティン、6(三)安田、7(中)岡、8(遊)エチェバリア、9(捕)柿沼、投=小島

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ロッテ・マーティン、サヨナラ弾に興奮「打つことだけに集中していた」[デイリー]

ロッテのレオネス・マーティン外野手がサヨナラ弾で投手戦に終止符を打った。0−0で迎えた延長10回無死。酒居の直球を完璧に捉え、右翼ポール際に2号ソロを運んだ。

打率.144と苦しんでいる助っ人は、お立ち台で「本当に興奮している。ただ打つことだけに集中していた。シーズンの最後の最後まで全力でやっていきたい」と声を弾ませた。

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ロッテのマーティンが延長10回に劇的サヨナラ弾、「ただ打つことだけに集中していた」[デイリー]

ロッテがレオネス・マーティン外野手(34)のサヨナラ本塁打で延長にもつれ込んだ熱戦を制した。0−0で迎えた延長10回。先頭で打席に立つと、楽天の6番手・酒居がカウント1−1から投じた直球を完璧に捉え、右翼ポール際に2号ソロを運んだ。

先発の小島が7回を4安打5奪三振無失点の好投。後を受けたゲレーロ、益田が1回無失点でつなぎ、4番手で延長10回を無失点に抑えた東條が今季初勝利を挙げた。

ロッテのサヨナラ勝ちは今季2度目。

ここまで打率1割台と苦しい日々が続いているマーティンはお立ち台で、「本当に興奮している。ただ打つことだけに集中していた。毎日一生懸命やることをやってきた。シーズンの最後の最後まで全力でやっていきたい」と声を弾ませた。

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佐々木朗希は「江川を超える可能性」、両怪物と“対戦”したMVP捕手が徹底比較[Full-Count]

◇中尾孝義氏は岩手・専大北上高の監督として佐々木朗希と対戦

“令和の怪物”の異名を取るロッテ・佐々木朗希投手に対し、“昭和の怪物”と呼ばれたのは元巨人の江川卓氏。この両怪物と対戦した経験を持つ野球人がいる。中日、巨人、西武で名捕手として鳴らし、中日時代の1982年にはMVPを受賞した野球評論家・中尾孝義氏だ。現役時代に江川氏と数々の名勝負を繰り広げ、さらに岩手・専大北上高の監督として岩手・大船渡高時代の佐々木朗を攻略した。その中尾氏が両投手を比較する。

佐々木朗は4月10日のオリックス戦で完全試合を達成し、続く17日の日本ハム戦でも8回パーフェクト。5月18日現在でリーグ断トツの78奪三振をマークし、4勝でハーラートップに並んでいる。ストレートは球速160キロ台を当たり前のように連発し、フォークは140キロ台後半。中尾氏は「高校時代のボールと現在とでは全然違いますよ」と成長ぶりに驚いている。

中尾氏は佐々木朗が高校2年だった2018年秋、岩手大会の3位決定戦で対戦した。その前日には、盛岡大付高が佐々木朗から10安打7得点した準決勝を観戦していた。球速は当時でも150キロを超えていたが、「盛岡大付は何とも思わずカンカン打っていました。厳しいコースに来ても、空振りはせずファウルにできるくらいでした」と振り返る。自身が率いた一戦では、リードを許していた終盤に佐々木朗がリリーフで登場。鮮やかに攻略し、逆転で制している。“令和の怪物”は翌年の選抜高校野球につながるこの大会で敗退。3年間で1度も甲子園の土を踏むことなく終わった。

「高校時代の朗希もいい投手でしたが、江川のように真っ直ぐと分かっていて空振りさせられる球質ではありませんでした。スピードガンで測れば朗希の方が断然速いけれど、打者の体感というか、ボールの伸び具合という点では江川の真っ直ぐの方が凄かったと思います」と高校生時点では“昭和の怪物”に軍配を上げた。

◇「高校時代の朗希の体力とボールではプロで通用しなかった」

中尾氏と江川氏の縁は深い。兵庫・滝川高時代、選抜大会出場直前の栃木・作新学院高と合同練習を行い、シート打撃で江川氏と対戦。チームメートのバットが次々と空を切る中、中尾氏だけは剛速球を2球ファウルし、最終的には大きく割れるカーブを投げさせ見送り三振に倒れた。プロ入り後は中日時代に何度も対戦し、1984年のオールスターではバッテリーを組んで、伝説的な8者連続三振を後押ししている。

佐々木朗は、高校時代と比べてどこが変わったのか。中尾氏は体の使い方に着目する。下半身が安定し、軸がぶれなくなった。以前は腕を強く振らなければならないという意識が伺えたというが、現在は肩の回転が先に来て、そこから遅れて腕を振ることができていると分析する。「だから球持ちが良く、最後のリリースで指の掛かりが良い。球の回転数も上がっています」。初速と終速の差が小さく、変化球はより打者の手元近くで変化する。打者は速球に対してボールの下を振ってしまい、球速差からフォーク、カーブ、スライダーにはタイミングが合わず泳がされてしまうのだ。

中尾氏はロッテが進めてきた“英才教育”を評価する。1年目は公式戦に登板させず体力強化に専念、2年目も1軍では長いインターバルを取りながら11登板(3勝2敗)にとどめた。「しっかり鍛えました。全て今年以降のためでしょう。朗希の高校時代の体力とボールだったら、プロでは通用しなかったと僕は思います」と指摘する。

20歳の令和の怪物は、既に昭和の怪物を超えているのだろうか。中尾氏は「私は同級生として、いまだに江川以上のストレートを放った投手はいないと信じています」と話すが、一方で「朗希にはまだまだ伸びしろがある。底が知れません。江川を超える可能性は十分にあります」と付け加えた。“時空”を超えた投げ合いを想像するだけで、ワクワクさせてくれる2人である。

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