わたしはかもめ2022年鴎の便り(5月)

便

5月26日

広島3−6千葉ロッテ(マツダスタジアム)

ロッテが競り勝った。3−3の5回にレアード、角中の連続適時打とエチェバリアの犠飛で3点を勝ち越した。2番手の小沼がプロ初勝利を挙げ、益田は9セーブ目。広島は4回に追い付いたが、九里が5回途中6失点と粘れなかった。

123456789R
千葉ロッテ0210300006
広島1011000003

ページトップ

[ロッテ]プロ初勝利の小沼健太「独立リーグで4年、苦しい中で頑張ってきた」苦労人が夢の1勝[ニッカン]

苦労人が夢の1勝を手にした。ロッテ小沼健太投手(23)が広島戦のリリーフで2回を投げ、嬉しいプロ初勝利。「僕は独立リーグで4年間、苦しい中で頑張ってきたので、それが報われて良かったなって思います」。感慨深そうに広島の夜空へ声を響かせた。

先発河村が打ち込まれ3回から急いで準備し、4回にマウンドへ。1点を失ったが、打線が広島九里をKOした直後の5回は、中軸を3人で抑えて初白星の権利を得た。「走者がいない時のテンポを、もうちょっと速く」。木村投手コーチのアドバイスもあり、流れがどちらに転ぶか分からない中盤を切り抜けた。

BCリーグでの4年間、オフの度にアルバイトに精を出した。千葉・九十九里浜のそばにある実家にもほとんど帰らない。住まいは家賃3万円の部屋。「ご飯食べさせてもらったり。周りの人に支えてもらったので」と、感謝の思いが何度も口をつく。阪神キャンプで打撃投手のアルバイトをしたこともある。今、自身がNPBの1軍で投げている。「今は1軍にいられて、幸せですね」。チームの3カード連続勝ち越しに貢献し、また1つ経験を深めた。

小沼健太(おぬま・けんた)
1998年(平10)6月11日生まれ、千葉県旭市出身。東総工では1年からベンチ入りも甲子園出場なし。BCリーグの武蔵、茨城を経て、20年育成ドラフト2位でロッテ入団。1年目はイースタンでリーグ最多の18セーブ。今季の開幕直前に支配下登録され、3月30日ソフトバンク戦でプロ初登板。今季推定年俸420万円。189センチ、86キロ。右投げ右打ち。

20年育成ドラフト2位で入団したロッテ小沼がプロ初勝利。育成ドラフト入団選手の勝利は通算30人目。ロッテでは西野勇士(19勝)本前郁也(1勝)に次いで3人目。

ページトップ

[ロッテ]3カード連続勝ち越し、投手を打たせた後に交代、井口監督が野手温存作戦を明かした[ニッカン]

パ・リーグ5位のロッテが楽天、ソフトバンク、広島と3カード連続でのカード勝ち越しに成功した。

井口資仁監督(47)も「だいぶ感じとしては良くなってきていると思います」と手応えを口にした。

先発の河村説人投手(24)が3回6安打2失点と不安定な中だったが、4回2死での打席に送った。結果は遊撃への内野安打。ところが4回のマウンドには河村は送らず、小沼を2番手に起用した。

投手河村を打たせての、直後の投手交代。井口監督は「今日は(途中で)守備を変えなくちゃいけない選手がいっぱいいたので、あそこでちょっと、接戦でどう転ぶか分からなかったので。2死目からだったのでね、河村打ちましたけど、あそこはそのままいけと」と意図を説明。試合中盤以降に備え、控え野手を温存する作戦だったことを明かした。

レアード(2回に8号2ラン、5回には勝ち越し適時打)
「(5回は)前の打席に満塁で打てなかったので、このチャンスは何としてもものにしたいと。その気持ちがバットに乗り移ってくれたよ。」

ページトップ

[ロッテ]荻野貴司27日阪神戦から1軍合流、井口監督明かす、今季コンディション不良で出遅れ[ニッカン]

ロッテ井口資仁監督(47)は26日、荻野貴司外野手(36)が27日の阪神戦(ZOZOマリン)から1軍に合流することを明かした。

昨季1番打者として全試合出場した荻野は、プロ13年目の今季はコンディション不良もあって出遅れていた。1軍復帰間近の4月9日、イースタン・リーグ楽天戦(泉)で脇腹を痛め、リハビリを経て、5月20日に実戦復帰。イースタン・リーグのここ5試合では15打数7安打、打率4割6分7厘と状態も上げている。

ページトップ

[ロッテ]20年育成2位小沼健太プロ初勝利、西野勇士、本前郁也に次ぐ球団育成出身3人目[ニッカン]

ロッテ小沼健太投手(23)が今季12試合目の登板で嬉しいプロ初勝利を挙げた。

先発河村が3回で降板し、4回から2番手で登板。4回に野間の適時二塁打で同点にされたものの、味方が5回に3得点した。5回は西川、マクブルーム、坂倉の中軸を3者凡退にし、3点リードを保って役目を終えた。

ヒーローインタビューでは「僕は独立リーグで4年間、苦しい中頑張ってきたので、それが報われて良かったなって思います。まずは家族に感謝を伝えたいのと、あとは埼玉と茨城でチームを渡って、その助けてくれた人達に感謝したいです」と感慨深そうに話した。

千葉・旭市出身の小沼は地元の東総工高を卒業後、BCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズ、茨城アストロプラネッツの2球団でプレーし、20年育成ドラフト2位で入団。BCリーグ時代には阪神宜野座キャンプで打撃投手などのアルバイトを務めた経験もある。

NPB1年目の昨季はイースタン・リーグの最多セーブに輝き、今季シーズン開幕前の3月22日に球団と支配下選手契約を結んだ。189センチの長身から低めに集める右腕で、フィールディングなども巧み。この日も西川のセーフティーバントを阻止した。

小沼健太(おぬま・けんた)
1998年(平10)6月11日生まれ、千葉県旭市出身。東総工では1年からベンチ入りも甲子園出場なし。BCリーグの武蔵、茨城を経て、20年育成ドラフト2位でロッテ入団。1年目はイースタンでリーグ最多の18セーブ。今季の開幕直前に支配下登録され、3月30日ソフトバンク戦でプロ初登板。今季推定年俸420万円。189センチ、86キロ。右投げ右打ち。

20年育成ドラフト2位で入団したロッテ小沼がプロ初勝利。育成ドラフト入団選手の勝利は通算30人目。ロッテでは西野勇士(19勝)本前郁也(1勝)に次いで3人目。

ページトップ

[ロッテ]角中勝也が35歳になって初安打「めちゃくちゃ嬉しいです!やばいです」[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(35)が、35歳になって初の安打を放った。

佐藤都、レアードが連打しての5回1死一、二塁。広島九里の初球139キロをライト前への適時打とし、九里をKOした。

3回2死満塁のチャンスでは空振り三振に倒れていた角中は試合中、球団広報を通じて「嬉しいです!めちゃくちゃ嬉しいです!やばいです」とコメントした。

「その前の打席で打っていれば、もっとこっちのペースでゲームも進められていたと思うので、本当は前の打席で1本出したかったんですけどね」と反省しつつ「でもそんなの関係ないっす。嬉しいです!」と角中節で締めた。

過去に首位打者2度獲得のバットマンは、今季は開幕2軍スタート。太もも裏の肉離れもあり、22日に1軍合流したばかりだった。前日5月25日が35歳の誕生日。25日の試合前、円陣の声出しで盛り上げると、祝福の拍手を送ったスタンドのファン達にも頭を下げていた。

ページトップ

[ロッテ]佐々木朗希27日阪神戦先発「変わらずストライク先行の投球」21年交流戦でプロ初勝利[ニッカン]

ちょうど1年間の、大きな成長を見せる。ロッテ佐々木朗希投手(20)が27日の阪神戦(ZOZOマリン)に先発する。26日はロッテ浦和球場で調整。球団を通じ「交流戦最初の登板となりますが、特別な意識はなく、これまでと変わらずストライク先行の投球でチームの勝利に貢献できるように投げたいと思います」とコメントを寄せた。

19歳だった昨年5月27日、阪神戦でプロ初勝利を挙げた。本人も「交流戦といえば、昨年甲子園での交流戦でプロ初勝利を記録できたことが思い出深いです」と話す。当時の直球は平均150.7キロで、5回で7安打4失点と阪神打線に捉えられた。それが今季ここまでの直球は平均159.5キロと一気に飛躍。フォークも平均145キロ前後に達し、87奪三振はセ・リーグ1位の中日柳(53個)とも大差をつけている。

28日は技巧派左腕の佐藤奨が、29日は本格派左腕のロメロがそれぞれ先発予定。まずは佐々木朗の快速球で勢いよく先陣を切りたいところだ。160キロ以上を出すと、場内リボンビジョンでの演出も行われる。

ページトップ

[ロッテ]レアード2戦連発8号2ラン「河村のためにも良かったね」今日のネタは「サバっ!!」[ニッカン]

ロッテのブランドン・レアード内野手(34)がリーグ2位となる8号2ランを放った。

1点を追う2回無死一塁、広島九里の外角スライダーを見事に拾い、左翼席へ運んだ。これで2試合連続本塁打。球団を通じ「先制された後、すぐに逆転することができて良かったね。(先発)河村のためにも良かったね」とコメントした。ベンチ前では、恒例のすしパフォーマンス。今日のネタは「サバっ!!」とのこと。前夜はエビだった。

パの本塁打1位は西武山川で、25日までの47試合で15本を放っている。

ページトップ

[ロッテ]マリンで串カツやたこ焼きなど関西のご当地グルメ販売、27日から阪神3連戦[ニッカン]

ロッテは26日、5月27日からの阪神3連戦(ZOZOマリン)で、阪神にちなんだ限定グルメを販売すると発表した。

串カツやたこ焼きなど関西のご当地グルメを盛り込んだものや、その名も「炭水化物をおかずですセット」と銘打たれた詰め合わせ、阪神タイガースにちなんだトラ柄イメージのグルメなどが販売される。

ページトップ

ロッテ・小沼健太が嬉しいプロ初勝利、阪神キャンプで練習補助も務めた苦労人23歳[サンスポ]

ロッテ・小沼健太投手(23)が嬉しいプロ初勝利を挙げた。4回から2番手で登板し、2回2安打1失点。4回に同点とされたが、味方打線が5回に3得点し、白星が転がり込んだ。

「打たれたので勝利投手という感じはしない。(ウイニング)ボールをもらって実感した。独立リーグで苦しい中、4年間頑張ってきたので報われて良かった」。

井口監督から記念球を渡されると、苦労人は感慨深げな表情を見せた。千葉・旭市出身。東総工高を卒業後、BCリーグの埼玉武蔵、茨城で4年間を過ごし、21年に育成ドラフト2位で入団した。独立リーグ時代はアルバイトが欠かせず、阪神の宜野座キャンプで打撃投手や練習補助を務めたこともある。

昨季はイースタン・リーグ最多の18セーブを挙げ、今年3月に支配下契約。189センチの長身から投げ込む最速151キロの直球が魅力で、5回は西川、マクブルーム、坂倉を三者凡退に抑えた。

「家族と埼玉、茨城で助けてくれた人に感謝したい。今は1軍にいれて幸せです」。カード勝ち越しに導いた右腕は実感を込めた。

小沼健太(おぬま・けんた)
1998(平成10)年6月11日生まれ、23歳。千葉県出身。小学3年で野球を始め、中学2年から投手。東総工高ではエースとして3年夏の千葉大会で4回戦進出。2017年にBCリーグ・埼玉武蔵に入団した。19年に茨城に移籍し、21年に育成ドラフト2位でロッテに入団。今年3月22日に支配下選手登録された。今季成績は12試合で1勝1敗、防御率1.69(26日現在)。189センチ、86キロ。右投げ右打ち。年俸420万円。背番号50。

ページトップ

ロッテ・小沼、プロ初勝利、育成出身「今は1軍にいれて幸せ」[サンスポ]

ロッテの23歳、小沼が2番手で登板し、2回1失点でプロ初勝利を挙げた。3−2の4回から救援して追い付かれたが、5回に味方が3点を奪って勝ち越し。「打たれたので勝利投手という感じはしない。(ウイニング)ボールをもらって実感した」と控えめに喜んだ。

千葉・東総工高から独立リーグ、ルートインBCリーグを経て、育成ドラフト2位で昨年入団。力強い直球を武器にアピールし、今季開幕前に支配下登録された。「今は1軍にいれて幸せです。支えてくれた人達に感謝したい」と実感を込めた。

ページトップ

ロッテ・佐々木朗、27日阪神戦先発へ、交流戦でも「変わらず、ストライク先行の投球で」[サンスポ]

ロッテの佐々木朗が27日、開幕6連勝を懸けZOZOマリンスタジアムでの阪神戦に先発する。26日までのビジターの広島3連戦には同行せず調整を続けてきた。交流戦の登板に向け「特別な意識はなく、これまでと変わらず、ストライク先行の投球でチームの勝利に貢献できるように投げたい」と意気込んだ。

阪神は昨季の交流戦で対戦し、岩手・大船渡高時代にたどりつけなかった甲子園球場で登板して5回4失点でプロ初勝利を挙げた思い出深い相手だ。新人だった佐藤輝には1打席目に適時打を浴び、その後は中飛と敬遠だった。フルスイングを貫く強打者との再戦にも注目が集まる。

ここまで8試合に先発して5勝0敗、防御率1.47で、87奪三振は12球団トップ。交流戦中は中6日で登板する予定。

ページトップ

レアード、8号2ランで2戦連発、直近6試合で4本[サンスポ]

ロッテのレアードが2試合連続本塁打となる8号2ランを放った。0−1の2回無死一塁で、九里に2球で追い込まれ、3球目の低めのスライダーに少し泳がされながらも、すくい上げて左越えに運んだ。「良かったね」と振り返った。

3、4月は苦しみ、合わせて打率2割2分3厘、2本塁打に終わったが、5月に入ってようやく調子が上向き、ここ6試合で4本目のアーチ。5番打者として持ち前の長打力を発揮し「打撃陣も頑張って、投手を助けていきたい」と語った。

ページトップ

ロッテ育成出身・小沼がプロ初勝利「1軍にいられ幸せ」、阪神キャンプで打撃投手バイト経験の23歳[スポニチ]

プロ入り前に阪神の春季キャンプで打撃投手のアルバイトも経験した育成出身の23歳。プロ初勝利を飾ったロッテ・小沼は「初勝利の実感はないけど、ウイニングボールをもらって少しだけ出てきた」と笑みをこぼした。

千葉県出身で少年時代からロッテファンだったが、東総工時代は甲子園と無縁。「一年でも早くNPBに行きたい」と卒業後はBCリーグの埼玉武蔵と茨城で2年間ずつ腕を磨いた。1年目にはロッテOBの小林宏之監督から指導を受け、「もっと、ヤンチャになれ」と助言された。真面目で、打たれ出すと止まらない。そんな欠点を見抜かれ、開き直りの大切さを学んだ。

この日も生きた。3−2の4回から登板し、野間の二塁打で追いつかれたが、打線がすぐに3点を勝ち越した。「次の回を抑えればいいかな」と5回は気負わずに3者凡退。2回1失点で白星が転がり込んだ。プロ入り前に数々のアルバイトを経験した2年目右腕は開幕直前に支配下登録。「今は1軍にいられて幸せです」。この言葉には実感がこもっていた。

小沼健太(おぬま・けんた)
1998年(平10)6月11日生まれ、千葉県出身の23歳。飯岡小3年から野球を始め、東総工では3年時にエース。BC・武蔵、茨城を経て、20年育成ドラフト2位でロッテ入団。昨季はイースタンで34試合に登板し、0勝2敗18セーブ、防御率2.86。最多セーブに輝いた。1メートル89、86キロ。右投げ右打ち。マイブームはヨガ。

ページトップ

ロッテ・朗希、27日阪神戦先発「これまでと変わらずストライク先行でチームの勝利に貢献したい」[スポニチ]

ロッテの佐々木朗が27日の阪神戦(ZOZOマリン)に先発する。チームに同行しておらず、26日もロッテ浦和で調整した。

昨年5月27日にプロ初勝利を飾った相手との再戦だが「交流戦最初の登板ですが特別な意識はなく、これまでと変わらずストライク先行の投球でチームの勝利に貢献したい」と冷静に語った。

ここまでリーグトップタイの5勝。大事なカード初戦でチームを白星に導く。

ページトップ

ロッテ井口監督が珍采配!投手を打たせてから投手交代…、その心は!?[スポニチ]

ロッテ・井口監督が、意外な采配の舞台裏を明かした。

3−2で1点リードの4回の攻撃だ。2死走者なしから、9番・河村に打席が回ると、そのまま送り出した。

河村は遊撃への内野安打で出塁。続く高部が遊ゴロに倒れて攻守交代となったが、その裏のマウンドには小沼が2番手としてマウンドに上がった。

河村が故障した様子もなかっただけに、投手が打席に入ってからの継投は異様に映ったが、指揮官は「今日は守備を途中で代えなくちゃいけない選手がたくさんいたので、あそこでは、どう転ぶか分からない展開だったので、2死からだったし、そのまま行きました」と説明した。

なお、この日は捕手・柿沼、遊撃手・小川、中堅手・岡が守備固めで途中出場している。

ページトップ

ロッテ荻野が27日の阪神戦から1軍合流、井口監督「起用法は明日考えます」[スポニチ]

ロッテ・井口監督が広島戦後の取材で、脇腹を痛めて2軍で調整していた荻野について、「明日から1軍に上がります」と、27日の阪神戦(ZOZOマリン)から合流することを明言した。

高部が1番として大きくアピールを続けている。昨季不動のリードオフマンだったベテランの起用法については、「明日ちょっと考えます」と言及しなかった。

ページトップ

ロッテ小沼がプロ初勝利!BC時代には阪神で打撃投手のアルバイトも[スポニチ]

開幕前に支配下登録されたロッテの2年目・小沼健太投手が、2回2安打1失点でプロ初勝利を手にした。

「打たれたので、初勝利の実感はないけど、ウイニングボールをもらって、少しだけ出てきた」。

3−2の4回から登板し、野間の右越え二塁打で追いつかれたが、打線がすぐに3点を勝ち越した。「次の回を抑えればいいかなぐらいの気持ちだった」と5回は3者凡退と完璧だった。

プロ入り前はBCリーグで埼玉武蔵、茨城と2球団で計4年間も修行を積んだ。数多くのアルバイトも経験し、阪神のキャンプで打撃投手を務めたことは有名だ。

「埼玉と茨城のチームにいたときは、周りの人に支えてもらって、ご飯を食べさせてもらったりした。それがなかったら、ここにいない。そういう人達にしっかりと感謝したい」。

夢にまでみたプロ初勝利。苦労人らしく、お世話になった人達のことを思い出していた。

ページトップ

ロッテ朗希、プロ初勝利からちょうど1年、阪神戦登板にも「特別な意識なく、チームの勝利に貢献したい」[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗希投手が27日の阪神戦(ZOZOマリン)に先発する。1軍本隊から外れ、ロッテ浦和の2軍で残留調整を行っている右腕は「交流戦最初の登板になりますが、特別な意識はなく、これまでと変わらずストライク先行の投球でチームの勝利に貢献したい」と冷静に語った。

昨年5月27日にプロ初勝利を飾った相手との再戦。ここまでリーグトップタイの5勝をマークしている。大事なカード初戦だけに、きっちりとチームに白星を導きたいところだ。

ページトップ

ロッテが阪神3連戦で限定グルメ販売、トラ柄をイメージしたメニューも[スポニチ]

ロッテは5月27〜29日に開催される日本生命セ・パ交流戦2022阪神戦(ZOZOマリン)で、阪神にちなんだ限定グルメを販売すると発表した。

限定グルメメニューには、串カツやたこ焼きなど関西のご当地グルメを盛り込だものや、トラ柄をイメージしたメニューなどが用意されている。

限定グルメメニューの一覧は次の通り。串揚げ弁当(販売場所はフロア2内野バックネット裏207通路付近)、トラトラたまごのオムそば(外周ケータリングカー)、豚ヘレカツデミソース&ホルモン炒め弁当(フロア2内野3塁側213・214通路の間)、炭水化物はおかずですセット(フロア2内野1塁側202通路横)、カツカレーうどん(フロア1レフトスタンド)、肉吸いうどん(フロア1外野ライトスタンド)、串カツ(フロア2内野3塁側213通路横とフロア4内野3塁側408・409通路の間)。

ページトップ

[ロッテ]佐々木朗希、プロ初勝利から1年、再び阪神戦先発も「特別な意識はない」[報知]

ロッテ・佐々木朗希投手が27日の阪神戦(ZOZO)で今季の交流戦のスタートを切る。自身初の甲子園でプロ初勝利を挙げた昨季の阪神戦から、ちょうど1年。26日、ロッテ浦和で最終調整した右腕は「交流戦最初の登板となりますが、特別な意識はなく、これまでと変わらずストライク先行の投球で、チームの勝利に貢献できるように投げたい」と意気込んだ。

偶然にも昨年5月27日は阪神との交流戦(甲子園)で、5回7安打4失点(自責3)でプロ初勝利を挙げた思い出深い日。舞台は変わるが、同じ日に同じ相手に一回り成長した姿を見せる。今季は開幕から無傷の5連勝中。井口監督は交流戦中は中6日での登板予定を明かしており、6月3日には巨人、同10日にはDeNAとの対戦が待つ。チームの勝ち頭が本拠地で最高のスタートを切り、連勝を伸ばす。

ページトップ

[ロッテ]佐々木朗希が27日の阪神戦に先発「これまでと変わらずストライク先行で」[報知]

ロッテの佐々木朗希投手が27日の阪神戦(ZOZO)で先発する。

この日、ロッテ浦和で最終調整を行った右腕は「交流戦最初の登板となりますが、特別な意識はなく、これまでと変わらずストライク先行の投球で、チームの勝利に貢献できるように投げたい」とコメント。

昨季の5月27日・阪神戦(甲子園)では、5回7安打4失点(自責3)でプロ初勝利を挙げ、右腕にとっても思い出深い日だ。現在は開幕から無傷の5連勝中。大事なカード初戦でまずはチームを勝利へと導いていく。

ページトップ

[ロッテ]荻野貴司は27日・阪神戦から合流、井口監督「明日から上がります」[報知]

ロッテの井口資仁監督がこの日の試合後、出遅れていた荻野貴司外野手について、27日の阪神戦(ZOZOマリン)から合流することを明かした。

荻野は今季、コンディション不良で出遅れ、4月には脇腹を負傷。リハビリを経て、2軍戦ではここまで4割5分8厘と敵無し状態で、この日のイースタン・西武戦(カーミニーク)でも3打数2安打と状態の良さをアピールしていた。

チームは現在高部が1番に定着し、猛烈アピール。井口監督は「明日ちょっと(打順を)考えます」と打線の組み替えなども示唆。1軍の外野手争いは再び激化するが、チームにとってはさらなる厚みが期待できそうだ。

ページトップ

[ロッテ]2年目右腕・小沼健太がプロ初勝利「1軍にいれて幸せ」、BCリーグに4年間在籍の苦労人[報知]

ロッテの2年目右腕・小沼健太投手がプロ初勝利をマークした。

先発の河村が3回2失点で降板し、1点リードの4回から登板。2死二塁から磯村の適時打で同点とされたが、チームが5回に3得点で逆転に成功。その裏は西川、マクブルーム、坂倉のクリーンアップを三者凡退に打ち取り、念願のプロ初勝利が舞い込んだ。

「正直、打たれて同点に追いつかれたんで勝利投手という感じはしないです。でもボールをもらって実感しました」。

千葉・東総工高卒業後は、BC埼玉武蔵、BC茨城と4年間の下積み時代があった。独立リーグ時代はアルバイトも掛け持ちしながら生活をつなぎ、野球に全ての時間を打ち込むことは難しかったが、それでもNPBへの夢を忘れず、20年育成2位でロッテに入団。1年目からイースタンリーグでセーブ王に輝き、今年の開幕直前に支配下登録を勝ち取った。「結構長く(BCリーグに)4年間いたんで、今は1軍にいれて幸せですね」と喜びを?み締めた右腕。ウィニングボールはもちろん実家へと送る予定だが、感謝したい人が他にもいる。「埼玉のチームと茨城のチームにいた時に、周りの人に支えてもらった。ご飯食べさせてもらったりとかしたので、それがなかったらここにいないと思う。そういう人達にしっかり感謝したいです」。

握りしめた白球には、たくさんの人達の思いが詰まっている。

ページトップ

[ロッテ]先発の河村説人が広島・九里からプロ初安打も3回2失点で降板[報知]

ロッテの先発・河村説人投手が初の交流戦でプロ初安打をマークした。

1点リードの4回2死、九里の変化球に食らいついた打球が遊撃への深いゴロに。遊撃手・小園が逆シングルで懸命に一塁へ送球したが、河村の足が勝り内野安打に。これがプロ初安打となった。

続く高部は遊ゴロで3アウト。ベンチに戻ると、チームメートにグータッチで迎えられた河村だが、その後マウンドに出てくることはなく、わずか55球、3回6安打2失点で降板となった。

ページトップ

[ロッテ]ブランドン・レアードの2試合連発8号2ランで逆転[報知]

ロッテのブランドン・レアード内野手が2試合連続弾をマークし、逆転に成功した。

1点を追う2回、先頭の佐藤都が敵失で出塁すると、レアードが九里の低めの変化球を豪快にすくい上げ、左翼席へとたたき込む2試合連続の8号2ラン。

ベンチ前では2試合連続で“すしパフォーマンス”を披露し、先発の河村を援護した。

ページトップ

[ロッテ]27日の阪神戦から“阪神タイガース限定グルメ”を発売[報知]

ロッテは26日、27日からの阪神戦(ZOZOマリン)で限定グルメを販売することを発表した。

阪神戦の限定グルメメニューには、串カツやたこ焼きなど、トラ柄をイメージしたグルメなどを用意。串揚げ弁当(1300円)やトラトラたまごのオムそば(650円)、豚ヘレカツデミソース&ホルモン炒め弁当(1200円)など、7種類をラインアップ(全て税込)。販売場所は球団公式HPで要確認。

ページトップ

広島・九里亜蓮−ロッテ・河村説人…スタメン発表[報知]

[ロッテ]
1(中)高部、2(二)中村奨、3(右)マーティン、4(捕)佐藤都、5(一)レアード、6(左)角中、7(遊)エチェバリア、8(三)安田、9(投)河村
[広島]
1(右)野間、2(二)菊池涼、3(中)西川、4(一)マクブルーム、5(三)坂倉、6(遊)小園、7(左)宇草、8(捕)磯村、9(投)九里

ページトップ

ロッテ・小沼、プロ初勝利、独立L渡り歩いた苦労人「支えてもらった方達に感謝したい」[デイリー]

3月に育成から支配下登録されたロッテの小沼が2番手で登板し2回1失点に抑え、プロ初勝利を飾った。登板12試合目でウイニングボールを握り締め「素直に嬉しいです。今、1軍にいられることができて、幸せです」と実感を込めた。

4回に急遽マウンドへ。この回は1失点をしたが、木村投手コーチから「テンポよく投げなさい」とアドバイスを受け、5回は本来のリズムで角度のある直球を投げ込んだ。カーブを織り交ぜ、西川、マクブルーム、坂倉の中軸を三者凡退に抑えた。井口監督は「4、5回と抑えてくれたのがこっちの流れになった」と評価した。

苦労が報われた。BCリーグを4年間渡り歩き、その間は阪神の宜野座キャンプで打撃投手のアルバイトも経験。収入も少ない中「ご飯を食べさせてもらったりして、支えてもらった方達に感謝したい」とかみ締めた。

目標はリリーフとしてチームの優勝に貢献すること。「コツコツと勝ちを積み重ねて優勝、目指して頑張りたい」。これからもチームの勝利に貢献していく。

小沼健太(おぬま・けんた)
1998年6月11日生まれ、23歳。千葉県出身。189センチ、86キロ。右投げ右打ち。投手。東総工からBC・武蔵、同・茨城を経て、2020年度育成ドラフト2位でロッテ入団。22年の春季キャンプは1軍スタート。3月22日に支配下登録され同30日・ソフトバンク戦でプロ初登板。同年4月27日・楽天戦でプロ初ホールド。

ページトップ

ロッテ・佐々木朗、プロ初星の相手に進化示す、ファン投票ノミネート御礼星だ[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手(20)が26日、交流戦今季初先発となる27日の阪神戦(ゾゾ)に向けて、ロッテ浦和で最終調整した。

開幕から無傷の5連勝を飾る右腕の、今季交流戦初登板は阪神戦となる。「交流戦最初の登板となりますが、特別な意識はなく、これまでと変わらずストライク先行の投球でチームの勝利に貢献できるように投げたいと思います」と静かに意気込みを明かした。

ちょうど1年前の5月27日に、甲子園での阪神戦でプロ初勝利を挙げた。「プロ初勝利を記録できたことは思い出深いです」と語った佐々木朗。当時は聖地で最速154キロだったが、今季は自己最速タイとなる164キロを連発するなど、一段とパワーアップした球速で猛虎打線と対戦する。

この日は「マイナビオールスターゲーム2022」のファン投票用紙に先発投手として石川、小島らとともにノミネートされた。3年目を迎え成長著しい右腕が、阪神打線を相手に快投で応える。

ページトップ

ロッテ井口監督が佐々木朗で27日阪神戦の必勝誓う「まずは頭をしっかりと取りたい」[デイリー]

ロッテの井口資仁監督が、佐々木朗希投手を立てて臨む27日の阪神3連戦初戦へ向けて意気込んだ。

1勝1敗で迎えたこの日の広島戦ではレアードが2試合連続本塁打など2安打3打点。指揮官は「しっかり仕留められるようになってきてたんじゃないかな。今までファウルが多かったですけど、その辺がしっかり一発で仕留められるようになってきた」と主砲の復調を喜んだ。

マーティンも3回に右前適時打を放つなど両助っ人が上り調子の状態で、27日は本拠地ゾゾマリンに移動して阪神を迎え撃つ。「朗希が投げますしね。まずは頭をしっかりと取りたいと思います」と力強く言い切った。

ページトップ

ロッテ・レアードが広島で2ラン&決勝打の大暴れ「すしが握れて非常に嬉しく思っています」[デイリー]

ロッテのブランドン・レアード内野手が2試合連続となる8号2ラン&決勝適時打と、2安打3打点の活躍で勝利に導いた。

2回には九里の低めのスライダーをすくい上げ、左翼席へ一時は逆転となる2ラン。同点の5回には再び九里から左前適時打を放った。

昨季交流戦6本塁打の助っ人は、今季の交流戦で早くも2本塁打。あまり訪れることのない広島ですしを握ると、気持ちよさそうに「なかなか来る機会がなかったので、そこでファンの皆さまの前で、広島のこの素晴らしい球場で、ファンの皆さまの前ですしが握れて非常に嬉しく思っています」と笑みをこぼした。

ページトップ

育成出身のロッテ小沼がプロ初勝利「苦しい中頑張ってきたので、それが報われてよかった」[デイリー]

今年の3月に育成から支配下登録されたロッテの小沼健太投手(23)が2回を2安打1失点に抑え、プロ初勝利を挙げた。

先発の河村が3回の打席に入ったが、3−2の4回から小沼が2番手でマウンドに上がった。この回は適時打を浴びるも、5回に打線が3点の援護で勝ち越し。その裏の投球では189センチの長身から角度のある直球を投げ込み、西川、マクブルーム、坂倉を三者凡退に抑えた。

独立リーグ出身で、阪神の宜野座キャンプで打撃投手のアルバイトを経験した苦労人は、ウイニングボールを握り締め「僕は独立リーグで4年間、苦しい中頑張ってきたので、それが報われてよかったなって思っています。支えてくれた人達に感謝したい」としみじみと語った。

ページトップ

ロッテが今季初の3カード連続の勝ち越し、3月に育成から昇格した小沼がプロ初勝利[デイリー]

ロッテは初回に広島・西川の適時打で先制を許したが、2回にレアードの8号2ランで逆転。4回には野間の適時二塁打で追いつかれたが、5回にレアードの左前適時打、角中の右前適時打で再び突き放し、カード勝ち越しを決めた。

3月に育成から支配下登録された2番手の小沼が2回を2安打1失点に抑え、プロ初勝利を挙げた。

ロッテは今季初の3カード連続勝ち越しを飾り、次カードの阪神戦に弾みをつけた。

ページトップ

ロッテの交流戦男・角中が今季初タイムリー「めちゃくちゃ嬉しい。やばいです!」[デイリー]

2012年と18年に交流戦首位打者に輝いた交流戦男のロッテ・角中勝也外野手が今季初スタメン出場し、初適時打を放った。

5回にレアードの左前適時打で1点リードし、なおも1死一、二塁で九里の直球を捉え、右前へ運んだ。

3回2死満塁で空振り三振に倒れていただけに「嬉しいです。めちゃくちゃ嬉しいです!やばいです。その前の打席で打っていればもっとこっちのペースでゲームも進められていたと思うので、本当は前の打席で1本出したかったですけどね。でもそんなの関係ないっす。嬉しいです!」とベテランも興奮して振り返っていた。

ページトップ

ロッテ・佐々木朗、27日阪神戦先発へ「これまでと変わらずストライク先行で」、昨年プロ初白星[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手が26日、先発する27日の阪神戦(ZOZOマリンスタジアム)に向けて、ロッテ浦和で調整した。

開幕から無傷の5勝を挙げる右腕は今季の交流戦での初登板は阪神戦となる。昨年の5月27日の交流戦でプロ初勝利を挙げて以来の猛虎打線との対戦を前に「交流戦最初の登板となりますが、特別な意識はなく、これまでと変わらずストライク先行の投球でチームの勝利に貢献できるように投げたいと思います」とコメントした。

なお、この日は「マイナビオールスターゲーム2022」でロッテの先発投手として石川、小島らとともにノミネートされた。

ページトップ

ロッテ、27日からの交流戦「阪神戦限定グルメ」発売、ご当地グルメやトラ柄グルメも[デイリー]

ロッテは26日、ZOZOマリンスタジアムにて5月27〜29日に開催される「日本生命セ・パ交流戦2022阪神戦」にて、対戦相手である阪神タイガースにちなんだ限定グルメを販売すると発表した。

阪神戦の限定グルメメニューには、串カツやたこ焼きなど関西のご当地グルメを盛り込だものや、阪神タイガースにちなんでトラ柄をイメージしたグルメなどが用意されている。串揚げ弁当は関西の人気グルメである串揚げやたこ飯を弁当に詰め込み、酒のおつまみとしても観戦しながら楽しめる弁当となっている。

限定グルメメニューの一覧は次の通り。串揚げ弁当(販売場所はフロア2内野バックネット裏207通路付近):1300円、トラトラたまごのオムそば(販売場所は外周ケータリングカー):650円、豚ヘレカツデミソース&ホルモン炒め弁当(販売場所はフロア2内野3塁側213・214通路の間):1200円、炭水化物はおかずですセット(販売場所はフロア2内野1塁側202通路横):1150円、カツカレーうどん(おにぎり付き)(販売場所はフロア1レフトスタンド):1100円、肉吸いうどん(販売場所はフロア1外野ライトスタンド):900円、串カツ(販売場所はフロア2内野3塁側213通路横とフロア4内野3塁側408・409通路の間):550円。全て税込。

ページトップ

ロッテ・佐々木朗希、栄光への“第一歩”は交流戦から始まった…[BASEBALL KING]

◇“令和の怪物”が甲子園のマウンドへ

“令和の怪物”、ロッテ・佐々木朗希のプロでの輝かしき第一歩は、交流戦から始まったと言っても良いだろう。

2021年、ロッテ入団2年目の佐々木は5月16日の西武戦でプロ初先発初登板。5回を4失点に抑え、勝利投手の権利を手にして降板したが、8回に追いつかれて引き分けたため、プロ初勝利は次戦に持ち越しとなった。

それから11日後、5月27日の交流戦・阪神戦。佐々木はプロ2度目のマウンドに上がった。

高校時代に岩手県大会決勝で敗れ、あと一歩で甲子園出場の夢を断たれた佐々木。2年遅れで実現した“聖地”のマウンドについては「高校生にとっては特別な場所ですけど、今の僕にとってはそうではない」とあくまでクールだった。

そして、プレイボール。セ・リーグ首位を走る阪神を相手に、佐々木は物怖じすることなく150キロ超の速球(MAX154キロ)を連発。真っ向勝負を挑んでいく。

初回は近本光司を左飛、中野拓夢を遊ゴロ、ジェフリー・マルテを三振と三者凡退に切って取った。だが、1−0とリードした2回、虎の中軸打線につかまる。

先頭の大山悠輔に初安打となる右越え二塁打を浴びると、ジェリー・サンズにも遊撃内野安打を許して無死一・三塁。

次打者・佐藤輝明にも内角低め152キロを流し打ちで左前に運ばれ、同点に追いつかれた。

ここから佐々木は気持ちを切り替え、梅野隆太郎と小幡竜平を連続三振に切って取ったが、2死から投手のラウル・アルカンタラに150キロを右前に打たれ、1−2と逆転された。

◇「勝利の女神」は佐々木を見放さなかった

さらに3回と5回にもサンズに連続タイムリーを許し、5回を7安打5奪三振4失点で降板。

「自分の納得いく球は投げられなかった」と唇を噛んだ。

だが、勝利の女神はけっして佐々木を見放さなかった。

2−4で迎えた直後の6回に味方打線が爆発。2死から中村奨吾が四球で出塁。ブランドン・レアードも中前安打で続き、角中勝也の左越え2点適時二塁打で4−4の同点に。

さらにロッテは2死二塁、藤岡裕大の一塁内野安打で勝ち越し。これで勝ち投手の権利を手にした。

そして、今度はリリーフ陣が頑張る。

その裏からの4イニングを4投手が無失点リレー。11日前の西武戦で佐々木のプロ初白星を消してしまった唐川侑己も8回を無失点に抑え、きっちり前回の雪辱をはたす。

6−4の最終回も、守護神・益田直也が三者凡退で締め、佐々木にプロ初勝利をプレゼント。球団で10代の投手が白星を挙げたのは、2009年の唐川以来で2人目の快挙となった。

井口資仁監督も「要所要所でミスも重なったりしたので、失点は増えましたけど、しっかり投げてくれたんじゃないかと思います」と評価。

試合後、お立ち台に上がった佐々木は「嬉しいです」と喜びをあらわにし、「ウイニングボールは両親に渡したいと思います」と語った。

2011年の東日本大震災のときに父・功太さん(享年37)と祖父母を津波で失った佐々木は、以来、大好きな野球をやることで勇気と希望を貰ったことに感謝し、恩返しの思いから口にした言葉だった。

「この1勝で終わらないよう、積み重ねていきたい」。早くもその目は、次なる目標に向けられていた。

◇村上宗隆との“怪物対決”

6月10日のヤクルト戦、佐々木はプロ3度目のマウンドに上がる。

初回は青木宣親への初球にプロ入り後初めてチェンジアップを試投したあと、155キロで見逃し三振に切って取るなど、三者凡退に抑えた佐々木だったが、2回・先頭の村上宗隆にカウント1ボール・1ストライクから151キロの真ん中低め速球を右中間席に運ばれた。

「ストレートに力がある投手なので、振り負けないようにコンパクトにいきました」という村上が、“怪物の先輩”の意地を見せた強烈なプロの洗礼だった。

だが、佐々木はプロ初被弾のショックもなく、「まだ2回。この1点を最低限に粘ればいいと、試合を作ることを優先していきました」と、まるでプロで何年もプレーしているような落ち着きぶり。

直後、安打で2人の走者を出したものの、追加点を許さなかった。

4回、村上との2度目の対決では「甘いところに行かないように意識した」と際どいコースに球を散らし、低めのスプリットで空振り三振。見事リベンジを果たす。

1回と3回を除いて毎回走者を許しながらも、要所を締めて自己最長の6回を4安打5奪三振の1失点。本人も「総合的に試合は作れたし、前回よりも1イニングですけど、多く投げられて、失点も少なく抑えられて、良かったなと思います」と自信を深めた様子だった。

1−1で降板したため、2勝目こそ付かなかったが、チームは8回にレアードの15号ソロで勝ち越して2−1の勝利。これも佐々木が最少失点で試合を作ったからこそだ。

井口資仁監督も「チームにとって、最高の投球をしてくれたと思います。投げる度に良くなっているので、次回も楽しみ」と目を細めた。

翌11日、佐々木は「疲労を取らせてから次回に向けたい」(井口監督)と登録を抹消され、交流戦登板は2試合にとどまった。

今年の交流戦は、5月27日の阪神戦が初登板。阪神はプロ初勝利の相手でもあり、あれから1年経って大きく成長した佐々木が、本拠地・ZOZOマリンを舞台にどんな快投を見せるか楽しみだ。

ページトップ

交流戦での大暴れに期待!注目の佐々木朗希と「2001年世代」[BASEBALL KING]

◇“令和の怪物”vs.セ・リーグ

5月24日に幕を開けた「日本生命セ・パ交流戦」。

昨年はオリックスが2度目の優勝を果たしたものの、リーグ間の対戦成績はセ・リーグが11年ぶりに勝ち越しを果たした。

リーグの威信をかけた戦いはもちろん、ペナントレースの行方を占う上でも重要な3週間。その中で選手にフォーカスを当てると、やはり最注目となるのはロッテの佐々木朗希だろう。

昨年は1軍デビュー間もない時期だったこの交流戦期間に、阪神を相手にプロ初勝利をマーク。続くヤクルト戦でも、勝ち負けは付かなかったが6回1失点と好投を見せた。

あれから1年。当時と比べてもスピード、コントロール、変化球、スタミナなど、全てにおいてレベルアップした“令和の怪物”。セ・リーグ各球団が初見で対応するのは簡単ではない。

現在は金曜が登板日となっている佐々木。26日に発表された予告先発公示にも「佐々木朗希」の名前があり、今年の交流戦は27日の阪神戦が初戦となる。

その後はアクシデントなく行けば6月3日の巨人戦、そして10日のDeNA戦での先発が濃厚。やはり楽しみなのが各球団の中心打者との対戦だ。

◇阪神・巨人・DeNA戦に先発予定

阪神戦での最注目は、やはり佐藤輝明になるだろう。昨年は3打席で2打数1安打・1四球と佐藤に軍配が上がっている。

佐藤は今年も苦戦が続いたチームの中で好調を維持しており、佐々木といえども簡単に抑えられる相手ではないだろう。160キロを超えるストレートとフルイングの対決に注目だ。

また、佐々木にとって更にリベンジしたい相手となると、巨人の主砲・岡本和真になるだろう。

まだ公式戦での対戦はないものの、今年の3月18日に行われたオープン戦では、159キロのストレートをライトスタンドまで運ばれるグランドスラムを被弾。高さは低かったものの、コースは捕手が構えたところよりも甘く入っており、佐々木にとっては改めてプロの厳しさを感じさせられた一発だったことは間違いない。公式戦の舞台で、今度は岡本にどのような攻めを見せるかが今から楽しみだ。

そしてDeNA戦で最も楽しみな対決となるのは、2年目にして不動の中軸となった牧秀悟である。

ここまでに放った安打の約半数がストレートをとらえたものであり、速いボールに対しては滅法強いことでも知られる。そんな牧に対して、自慢のストレートがどこまで通用するかを試したい気持ちも強いのではないだろうか。また、ここでは強打者3人の名前を挙げたが、セ・リーグは伝統的に細かい野球で好投手を攻略してきただけに、いかに足を使って佐々木を揺さぶってくるかにも注目したい。

◇阪神・巨人・DeNA戦に先発予定

阪神戦での最注目は、やはり佐藤輝明になるだろう。昨年は3打席で2打数1安打・1四球と佐藤に軍配が上がっている。

佐藤は今年も苦戦が続いたチームの中で好調を維持しており、佐々木といえども簡単に抑えられる相手ではないだろう。160キロを超えるストレートとフルイングの対決に注目だ。

また、佐々木にとって更にリベンジしたい相手となると、巨人の主砲・岡本和真になるだろう。

まだ公式戦での対戦はないものの、今年の3月18日に行われたオープン戦では、159キロのストレートをライトスタンドまで運ばれるグランドスラムを被弾。高さは低かったものの、コースは捕手が構えたところよりも甘く入っており、佐々木にとっては改めてプロの厳しさを感じさせられた一発だったことは間違いない。公式戦の舞台で、今度は岡本にどのような攻めを見せるかが今から楽しみだ。

そしてDeNA戦で最も楽しみな対決となるのは、2年目にして不動の中軸となった牧秀悟である。

ここまでに放った安打の約半数がストレートをとらえたものであり、速いボールに対しては滅法強いことでも知られる。そんな牧に対して、自慢のストレートがどこまで通用するかを試したい気持ちも強いのではないだろうか。また、ここでは強打者3人の名前を挙げたが、セ・リーグは伝統的に細かい野球で好投手を攻略してきただけに、いかに足を使って佐々木を揺さぶってくるかにも注目したい。

ページトップ

ロッテOB清水直行さん、佐々木朗希を“別次元”と絶賛。交流戦は「今まで通りで」とエール[BASEBALL KING]

◇清水さんがみたここまでの佐々木朗希

ロッテの佐々木朗希は、自身2度目となる「日本生命セ・パ交流戦」に挑む。

昨季の交流戦はデビュー直後だったこともあり、5月27日の阪神戦で5回4失点でプロ初勝利を挙げるなど、2試合・11イニングを投げて、1勝0敗、10奪三振、防御率3.27だった。

プロ3年目の今季は4月10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目となる完全試合達成&NPBタイ記録となる1試合19奪三振を記録すると、続く17日の日本ハム戦でも8回を無安打に抑える投球を見せるなど、ここまで8試合・55イニングを投げて、5勝0敗87奪三振、防御率1.47と素晴らしい成績を残している。

ここまでの佐々木の投球にロッテOBの清水直行さんも「安定感はでてきたなという感じがしますね」と評価する。

具体的に“安定感”という部分について清水さんは「今年に関してはいいピッチングをしようというのを心がけている気がします。チームが勝つこと、試合を作ること、球数を少なくても長いイニングを投げよう、そういったところの意識がしっかりと芽生えていて、ここまで壊した試合もないし、そういう意味では安定感というのはすごく出てきたなと思います」と話す。

「球数などを含めて、色々な意見がありますが、僕の見立てとしては、もちろんプロの世界に入っているので、学生扱いをしてはいないですが年齢的には大学3年生と同じ21歳の世代という中で、体のことを考えると、しっかりとマリーンズとしては計画的にきているなと思いますね」と、球団の育成方針を含めてここまで順調にきていると見ているようだ。

◇少ない球数で三振を奪うのは簡単、それとも難しいこと?

昨年の後半戦は中10日の登板間隔で登板し、6試合・37イニングを投げて、イニング数を上回る44奪三振、2勝0敗、防御率1.22と抜群の安定感を誇ったとはいえ、清水さんは開幕前に佐々木がここまで活躍すると予想していたのだろうか−。

「球数が増えて、四球が増えたらなかなか難しいかなというのは、多少は懸念していました。その一方で身長と腕の長さを使っていく中で、ストライクゾーンで勝負できたら、ある程度投げられるかなと思っていました」。

「とにかく四球が少ない。三振の多いピッチャーは四球が多いイメージなんですけど、それに当てはまらないくらい四球が少ない。そういう意味では、球数少なく投げられているというところで、これまでの結果、試合を壊していないというところは高いレベルで安定してきているなと思います」。

佐々木朗希が与えた四球の数は8個で、完全試合を達成した4月10日のオリックス戦では9回・105球を投げて19奪三振を奪うなど、少ない球数で三振を数多く奪い、かつ長いイニングを投げている。3球三振は87奪三振のうち15個ある。5月20日のソフトバンク戦では甲斐拓也にオール160キロ超えのストレートで3球三振に仕留めた。そもそも、少ない球数で三振を奪うことは簡単にできることなのだろうか−。

「なかなか難しいと思いますが、彼の場合は3球勝負なんですよ。圧倒的なポテンシャルがあるので、十分3球勝負ができているピッチャー。異次元なんですよ。3球で勝負できるピッチャーはなかなかいない。それができるのは、(ストライクゾーンの)枠にいってくれているというのと、フォークボールがショートバウンドすることはあるんですけど、ワンバウンドすることがほとんどない。これまで見てきたフォークボールで三振を取るピッチャーとまた別次元の投手です」。

「フォークボールが140キロ後半になると(キャッチャー)ミットに届いちゃうんですよね。普通フォークボールはミットに届く高さだと空振りが取れず、ファウルになったり、拾われたりする。彼は特別の域にあって、これまでほとんどのピッチャーが投げたことのないボールを投げている。これが本当の特別なんですよ」。

「これまで数多くのフォークボールで三振を奪う投手で多く目にしてきたシーンに、空振りを奪ってワンバウンドした投球を、捕手がブロッキングしたのち、打者にタッチや一塁へ送球するプレーですが、佐々木朗希のフォークボールの三振には、これらのシーンがあまり見られない。フォークボールで空振り三振を取るピッチャーが、これだけワンバウンドが少ないのはすごいことです」。

◇他球団も対策

開幕から“異次元”の投球を見せている佐々木ではあるが、6日のソフトバンク戦、13日のオリックス戦では、ストレートを捉えられている場面や、バットを短く持ってセンターから反対方向に打たれるなど、相手球団も対策、対応し始めているようにも見える。

清水さんも「各球団、完全に佐々木朗希投手対策をしていますね」と指摘する。「(バットを)短く持つというより、コンパクトに振る印象を受けますね。それが反対方向に繋がったり、コンパクトに二塁打、鋭い打球を打たれている」。

「パ・リーグのバッターはコンパクトに打っていこうとしていますが、その延長戦上でいずれスタンドインするかもしれない。ただ、そういう意識をもった中でバッターをこれだけ三振を取れているのはすごいことです」。

◇交流戦で圧巻投球はできる?

では、交流戦でも佐々木朗希の圧倒的な投球は見ることができるのだろうか−。

「いきなり佐々木朗希投手から完璧に(相手打者が)対応するのは難しいと思います。また、これまで佐々木朗希投手がパ・リーグで投げたデータはいっていると思います。基本的にはストレートとフォークの2種類、たまにくるカーブ、スライダーみたいなカーブもありますけど、この3つで勝負している。そのあたりをセ・リーグが打線としてどういう風に対応してくるのか見ものではありますよね」。

セパによる打者の対応の違いなどについても清水さんは「どうしても、昔言われていたのは、パ・リーグの方がどんどんストレートでくるパワーピッチャーが多かったんですけど、セ・リーグにもパワーピッチャーがいるので、一概にここが違うと言うのは言えないですね」と前置きをした上で、「点の取り方の方法は違いますよね。パ・リーグは7番にバントをさせて、8番、9番で打たせるということが可能。セ・リーグはDHがないので、DHがある、ないというところでの繋ぎ方という部分では、5番以降の点の取り方で変わってくる。セ・リーグもいいバッターがいますし、打ち方は変わってこないんですけど、各球団、どこで点をとっていくのかということは、DHがあるとないで違うと思います。その差だと思います」と明かした。

佐々木はこれまでのローテーション通りにいけば、27日の阪神戦(ZOZOマリン)、6月3日の巨人戦(東京ドーム)、10日のDeNA戦(ZOZOマリン)での登板が予想される。

東京ドームでの巨人戦は3月18日のオープン戦で投げており、そのときは5回に岡本和真に満塁本塁打を浴びるなど、5回途中5失点という投球だった。

「これまでデーゲームで、(5月に入ってからは)ナイターで投げて、色んな経験をしている。球場の広さというのはあると思いますが、オープン戦とペナントレースは全然違います。そこに対してはしっかり準備すると思います。これも経験なので、完全試合をしたので完璧を求めると思いますが、僕自身、完璧なことは求めていなくて、たくさん経験を積んで欲しいなと思います」。

最後に清水さんは佐々木朗希に交流戦で、「よそ行きの投球はしなくていいなと思います。相手がどこであれ、今自分が取り組んでいること、今年でいえばキャンプ、オープン戦で彼が言っていた脱力をしながら、自分のいいバランスで投げる。そして、長いイニングをたくさん投げて、チームを勝たせる。彼の今年のテーマ、1年間ローテーションを10日間空いたりするときもありますけど、チームから課せられている課題をクリアすることが大事。本当にそれだけ。相手がセ・リーグに変わった交流戦、というよそ行きではなくて、今まで通り、淡々と彼らしく、彼のペースで投げて欲しいなと思います」とエールを送った。佐々木朗希の2度目の交流戦がまもなく始まる。

ページトップ

佐々木朗希に見えた大投手の素質、名伯楽が語るダル、田中将との”共通点”[Full-Count]

◇踏み出す足の位置も一定が好ましいが「常に一定は難しい」

パドレスのダルビッシュ有、楽天の田中将大は今季も先発ローテの軸として活躍。2人は長きに渡って日本を代表する投手として君臨している。この“両巨頭”を育てたのが阪急、オリックスで通算165勝を挙げた佐藤義則氏だ。オリックス、日本ハム、阪神、楽天、ソフトバンクで投手コーチを歴任した名伯楽は、今季圧倒的な投球を見せているロッテの佐々木朗希投手をどう見ているのか。ダルビッシュや田中将との比較を交えながら解説してもらった。

佐藤氏は、コーチによって「見る個所は様々」という注釈を付け、右投手の場合は「左膝を見る」と強調した。投げる時に、目標に対して左足(右投手の場合、左投手は右足)を真っ直ぐ踏み出すことが基本であり、下半身が弱いと身体を上手く支えられずに膝が割れてボールに力が伝わらないという。その結果スピンが利かなくなり、低めのボールがお辞儀することが多くなる。

佐々木朗は左のつま先がホームに対してほぼ真っ直ぐ着地。先端がやや内側に入るため左膝が割れることはないと指摘する。ダルビッシュも日本ハム入団時から問題はなかったそうだが、田中将は割れていたそうだ。そこで、佐藤氏が楽天のコーチに就任した2008年秋、矯正に着手した。

次に注目するのが踏み出す足(右投手なら左足)の位置。ダルビッシュでさえ若い頃はバラバラで、1球投げるごとに踏み出した位置の土をならしていた。当時は真ん中を狙って投げてファウルでカウントを稼ぎ、追い込んでからコースを狙う投球だった。佐々木朗は調子が良い時はぶれないが、まだ一定ではないという。「一流投手でも全ての試合で踏み出す位置が常に一定という訳ではない。調子が良い時でも1ヶ月続くかどうか」と佐藤氏。調子が悪い時は体のバランスが狂っているため、バラバラになるのは仕方ないと語る。

勝てる投手になるにはいかに早くコンディションを戻していい状態にするかで、毎日同じ練習を繰り返しても難しい。「違うアプローチで日によって変えていかないと、調子はなかなか上がってこない。自分の身体と相談しながら日々創意工夫して練習するのがプロフェッシナルの基本でもある」と力を込める。

佐藤氏によれば、ダルビッシュ、田中将、佐々木朗は三者三様。ボーイズ時代から鳴らしたダルビッシュを“先天性の投手”と称し、駒大苫小牧高1年時に捕手もこなした田中将は“後天性の投手”と形容する。プロ入り後、精進を重ねた田中将はダルビッシュに勝るとも劣らないコントロールを身に付けた。佐々木朗が今後どんな投手に成長していくか、佐藤氏も熱い視線を送っている。

ページトップ