阪神は青柳がリーグトップに並ぶ5勝目。低めの制球がさえ、9回2死まで投げて2点に抑えた。1回に大山の適時二塁打、佐藤輝の犠飛などで3点先行し、3回は佐藤輝が適時三塁打。9回に2点を加えた。ロッテは反撃が遅すぎた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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阪神 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 |
ロッテは阪神に連敗し、4カードぶりの負け越しが決まった。安田が3安打目となる二塁打で好機を広げるなど、9回に2点を返し、2日連続の0封負けは阻止。
ただ終盤まで青柳を捉えきれなかった。井口監督は「特殊な投手なんでね。右(打者)はあまりよくないので左を並べましたけど、それでもクイックしたり、タイミングをずらされた。明日は負けないように」。次戦先発をロメロに託し、3タテ阻止を掲げた。
ロッテのエンニー・ロメロ投手(31)が29日の阪神戦(ZOZOマリン)に先発する。
4月まで抜群の安定感を誇っていたが、5月に入って4連敗(5月の防御率6.75)と打ち込まれる試合が続いている。「最近は勝ちが付いていないが、状態も少しずつ上がってきていると思うので、前の状態に戻れるようにいいピッチングをして貢献したい」とコメントした。
チームは2連敗で、4カードぶりの負け越しが決定。3タテは防ぎたいところだ。「自分が対戦したことがある打者とない打者がいると思うので(27、28日の試合を)しっかり見たい。ただやることはどのリーグでもどの相手でも同じ。自分のベストピッチをすることを心掛けて頑張りたいと思います」と意気込んだ。
ロッテが同一カード2連敗。今季3月に支配下登録された佐藤奨真投手(23)が先発し、6回6安打3三振4失点で2敗目を喫した。試合後、代表取材に応じた井口資仁監督(47)の一問一答は以下の通り。
ロッテ・佐藤奨がプロ2度目の先発でも初回につまずいた。無死一、二塁から大山の右翼線二塁打などで3失点。援護にも恵まれず、6回4失点で2敗目を喫した。
「立ち上がりを意識したが、ボールが浮いてカウントを悪くしたところを打たれた」。
14日オリックス戦も初回に1失点し敗戦投手。「前回といい今回といい、立ち上がりがね。もうちょっと工夫しないと」と井口監督。チームは連敗で4カードぶりの負け越しが決まった。
中日一筋で50歳までプレーした左腕投手で、野球解説者の山本昌氏(56)が28日放送のNHKBS1「スポーツ酒場“語り亭”覚醒!令和の怪物とことん佐々木朗希」(後9:50)に出演。史上16人目の完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手の今後について語った。
山本氏は「文句のつけられないピッチャー」と評価しながらも、あえて課題を挙げるならボールがシュート回転気味であることを指摘。「登板回数が増えるとシュートする割合も増えてるので、どのように改善するのか。実際シュート回転のボールをホームランにされているのでその辺をどう考えてるのか」と話した。
さらに「佐々木くんが阪神の藤川球児くんのように真縦の回転になったらバッターは当たらないですよ」と末恐ろしい右腕の未来を予測した。
ロッテのエースとして活躍した黒木知宏氏(48)が28日放送のNHKBS1「スポーツ酒場“語り亭”覚醒!令和の怪物とことん佐々木朗希」(後9:50)に出演。史上16人目の完全試合を達成したロッテ・佐々木朗希投手のついて語った。
番組MCのミッツ・マングローブから佐々木朗の今後の課題について聞かれると黒木氏は「余計な事をしなくても良いと思うんですよね。今やってることをやってコンディションを整えておけば、数字だけ見たらプロ野球で自分よりも上はいないところまできている」と、今は“現状維持”こそが大切という見方を示した。
あえて課題を挙げるなら「1年間ローテーションをしっかり守ること」と黒木氏。自分の疲労度を把握できるかどうかが鍵になるとした。「まだまだ複数回ノーヒットノーランとか完全試合をすると思います。楽しみにしてください」とさらに進化する佐々木朗の今後にも期待した。
ロッテ・佐藤奨真投手(24)のプロ初勝利はならなかった。本拠地初先発の緊張があったのか初回無死一、二塁から大山の右翼線適時二塁打、佐藤輝の中犠飛などで3点のビハインドを背負ってしまう。2回以降は立ち直ったものの結局、6回4失点で降板した。
「立ち上がりを意識して入ったんですが…。ボールが浮いてカウントを悪くしたところを打たれてしまいました」。育成から今年開幕前に支配下選手契約を勝ち取ったが、5月14日・オリックス戦での6回1失点に続く先発も、初白星は遠かった。
井口資仁監督(47)「前回といい今回といい立ち上がりよくなかった。その辺を工夫しないとね。もったいない」と話すと「明日は負けないように」と3連敗阻止へ、ナインの奮起を促した。
ロッテは青柳対策として左打者6人を並べたが、反撃が遅すぎた。好調のレアードを外し、角中、小川をスタメンで起用も8回まで無得点に抑えられた。9回に2点を返し、2試合連続の零封負けは免れたが、本拠地で痛い連敗となった。
井口監督は「特殊なピッチャーなので、左をちょっと並べましたけど、それでもクイックしたり、タイミングをずらされました」。過去の交流戦2試合で2勝していた変則右腕に初黒星を喫し、残念そうに答えた。
昨年の阪神3連戦は甲子園で2勝1敗と勝ち越したが、今季は本拠地で負け越しが決定。「最後は何とか反撃ができた。明日は負けないようにしたい」と指揮官は3連敗阻止へ力を込めた。
ロッテが青柳対策で左打者6人を並べ打開を図ったが、8回まで無得点に抑えられ、本拠地ZOZOで阪神に連敗を喫した。
角中、マーティン、佐藤都の左打者クリーンアップを組み、8番に小川をスタメンで抜てき。左の安田が3安打を放ち、井口監督は「ヤスには合うんでしょうね」と喜んだが、5回2死二塁、6回2死から荻野、角中の連続安打で一、二塁としたが、マーティンが中飛で無得点。9回に2点を返し、完封負けを免れるのがやっとだった。
井口監督は「特殊なピッチャーなので、右はあまり良くないので、左を並べましたけど、それでもタイミングをずらされた」と振り返った。前カード広島戦は勝ち越したが、阪神に本拠地でまさかの負け越し。指揮官は「最後、何とか反撃できた。明日は負けないようにしたい」と3連敗阻止へ力を込めた。
ロッテのエンニー・ロメロ投手がZOZOマリンスタジアムでの29日の阪神戦での先発に向けて意気込んだ。
自身は4連敗中だが「チームの流れも3カード勝ち越しと良いので、やっぱりその流れに乗って自分も良い仕事をして勝利に貢献したいと思います。前までは良いピッチングができていたし、最近は勝ちがついていないが、状態も少しづつ上がってきていると思うので、前の状態に戻れるようにいいピッチングをして貢献したい」と闘志を燃やした。
阪神戦は中日時代の19年に甲子園で1度対戦し、6回を8安打2失点の内容だった。以来の対戦を前に「昨日、今日と試合を見て、自分が対戦したことがある打者と対戦したことがない打者がいると思うのでしっかり見たいと思います。ただやることはどのリーグでもどの相手でも同じで、自分のベストピッチをすることを心がけて頑張りたい」と力を込めた。