ロッテが競り勝って勝率5割に戻した。7回に高部の2点二塁打で追い付き、8回に佐藤都の3号ソロと荻野の適時打で2点を勝ち越した。佐々木朗は4回で10奪三振、2安打無失点ながらまめをつぶし降板。楽天は継投が裏目に出た。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | x | 6 |
ロッテ佐々木朗希投手(20)が初回、1イニング4奪三振を記録した。
楽天先頭の西川をフォークで空振り三振。だが、ワンバウンドとなり、捕手松川が見失う間に西川に一塁へ進まれる振り逃げとなった。
無死一塁とされたが、ここから小深田を空振り三振、浅村を空振り三振、最後は島内を160キロで見逃し三振。4者連続で三振を奪い、1イニング4奪三振となった。
佐々木朗が初回に振り逃げを含む4奪三振を記録した。1イニング4奪三振はプロ野球タイ記録。20年9月4日のR・マルティネス(中日)以来26人、27度目。ロッテでは初めて。初回にマークしたのは、16年5月24日の八木亮祐(ヤクルト=対阪神)18年9月15日の千賀滉大(ソフトバンク=対西武)以来3人目。初回に打者4人で4奪三振は史上初めて。
赤いバットを振り抜いたロッテ佐藤都志也捕手(24)が、右手にバットを持ったまま3秒ほど、夜風に吹かれた。確信弾。インパクトから5秒もせぬうちに右翼席上段に白球が達すると、堂々とダイヤモンドを回った。
試合後、お立ち台でも熱気が残る。「すごく興奮しています」。同点の8回無死、楽天宋家豪の内角直球を豪快に振り抜いた。感触は完璧だったとはいえ「ああやってパフォーマンスを決めている時にファウルだったら恥ずかしいので、何とか入ってくれ!お願いします!という気持ちで見ていました」。興奮を言葉に変えていった。
19年ドラフト2位で入団し、3年目を迎える。同期のドラフト1位佐々木朗希投手(20)に、いつも脚光が集まった。昨秋には「同期としては、今、天と地ぐらいの差の活躍ぶりですけど」と苦笑いしたが、今季は捕手と一塁を守りながら、時には中軸を任される。中心選手の1人になったのは明白だ。
佐々木朗との黄金バッテリーを夢見る中、今はドラフト1位松川がその座にいる。「何か、朗希が安心して投げているように感じるので、そういう安心感が自分にもあれば…っていう感じはすごく思いますね」と話したことがある。松川とはスタメンをほぼ半々で分け合う。時には捕手目線で一塁を守りながら、攻守でチームに貢献する。
マーティンとレアードはこの日、2人で5三振。助っ人がシーズン半ばになっても低打率にあえぐ中で、佐藤都のジャストミートした打球は助っ人級の力強さを誇る。「これからももっともっと熱い打撃をどんどん見せられるように」。ファンに誓った言葉に、思いが強くこもる。7回に同点適時打を放った同期の高部瑛斗外野手(24)ともども、ロッテに不可欠の選手になってきた。
佐々木朗希の同期コンビが、ロッテを4月16日以来の勝率5割復帰に導いた。4−4の8回、佐藤都志也捕手が右翼席上段への決勝3号ソロ。打った瞬間に右手を上げる確信弾に「パフォーマンスを決めている時にファウルだったら恥ずかしいなと思ったので、何とか入ってくれ、お願いしますという気持ちで見ていました」と興奮しながら振り返った。
高部瑛斗外野手の同点打が逆転への機運を高めた。7回1死二、三塁。「ここ1本でどうにか」と強く願い、一振りで右翼線にはじき返した。19年ドラフトは1位が佐々木朗、2位が佐藤都、3位が高部だった。「去年も一昨年も、ずっと(佐藤)都志也の活躍を見ていたので、とても心強い存在です」と同じ大卒打者同士で高め合い、今季の働きぶりは野手ではトップクラス。助っ人勢がいまだ低調な中、若い打者達が着実に強くなっている。
ロッテが4月16日以来の勝率5割に復帰した。4−4の8回先頭で、佐藤都志也捕手(24)が右越えへ決勝ソロ。楽天宋の直球を捉え、上段までかっ飛ばした。
チームとして、先発の緊急降板を乗り越えた。佐々木朗希投手(20)が右手のマメがつぶれ、4回2安打無失点、10奪三振で降板。「マメがつぶれた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担を掛けてしまって申し訳ないです」と悔しそうに話した。
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東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | x | 6 |
異次元投球から一転、ロッテ佐々木朗希投手(20)が緊急降板した。
初回に振り逃げを含む4者連続、2〜4回にかけて6者連続と圧倒的な奪三振ショーを見せたが、4回を投げ終えまさかの降板。右手中指のマメがつぶれていた。6回にはベンチに戻り仲間に声援を送るなど、症状は重くないとみられる。チームは佐々木朗の同期入団、佐藤都志也捕手(24)の決勝弾で勝ち、4月16日以来となる勝率5割復帰に成功した。
午後7時17分、4回を終えると井口監督がベンチから出た。佐々木朗、4回10奪三振無失点で交代。試合中に球団広報を通じ「マメがつぶれた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担を掛けてしまって申し訳ないです」とコメントし、試合後の報道対応はなかった。
圧倒的な奪三振ショーから始まった。NPB史上3人目の、振り逃げを含んでの初回4K。2〜4回にかけ、6者連続K。試合開始57分後の時点で10奪三振に達した。最大9メートルの風速の中、フォークのキレはいつも以上に強烈に。しかし4回を終えると、ベンチが慌ただしくなった。
マウンド上で気にした佐々木朗の右手は、中指の腹が赤く染まっていた。「前回の登板からちょっとマメがという話はあったんですけど、今日もしっかりと引っかかった球を投げていた分、マメがそういう状態になっちゃったんじゃないかなと」と井口監督。「明日以降の状態を見て、また次回を考えたいと思います」と次回登板日を明確に口にすることはなかった。
6回表にはベンチへ戻り、仲間を応援した。7回裏の山口の粘りや高部の同点打には拍手を送っており、症状は重くないとみられる。大船渡高時代の19年8月、高校日本代表の一員として大学日本代表戦に先発した。しかし右手中指の血マメの影響で初回12球で降板。その時は4日後にキャッチボールを再開し、7日後にブルペン投球も再開。登板中に血マメが再発したとはいえ、11日後には実戦マウンドを踏んでいる。
中8日、月が変わってのマウンドに「しっかりゼロで抑えて、長いイニングを投げられるように頑張りたいです」と意気込んだ。まさかの結末だったとはいえ、指を気にした後も158キロを投げるなど、さすがの凄みも見せた。チームは勝率5割に戻し、貯金生活を目指す。指先の回復具合はロッテのこの先を左右する。それだけの存在になっている。
ロッテは6月4日に23勝32敗1分けで借金が今季最大の9あったが、直近13勝4敗で勝率5割に復帰。ロッテが借金9以上を返済したのは08年(最大12)以来、14年ぶり6度目。
ロッテが4月16日以来の勝率5割に復帰した。4−4の8回先頭で、佐藤都志也捕手(24)が右越えへ決勝ソロ。楽天宋の直球を捉え、上段までかっ飛ばした。
チームとして、先発の緊急降板を乗り越えた。佐々木朗希投手(20)が右手のマメがつぶれ、4回2安打無失点、10奪三振で降板。「マメがつぶれた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担を掛けてしまって申し訳ないです」と悔しそうに話した。
4回1死、楽天銀次からこの日10個目の三振を空振りで奪った後、右手の指先を気にする仕草を見せた。指先からは出血が見られた。結局、この回限りで降板。4回でマウンドを降りるのは、プロ入り後最短となった。
初回には、史上27度目(26人目)、ロッテでは初となる1イニング4奪三振をマークするなど順調な立ち上がり。2回2死からは6者連続三振を奪った。今季7勝目を目指し、田中将とのプロ入り後2度目の投げ合いに挑んだが、アクシデントにより64球で無念の降板となった。
2−0の5回から2番手で小沼がマウンドに上がったが、島内に逆転3ランを許した。7回には、東條が島内にこの日2本目となるソロを打たれ、リードを2点に広げられた。
しかし、そこから打線が奮起した。直後の7回、1死二、三塁から高部が右翼線へ2点適時二塁打を放ち同点。そして、8回に佐藤都の決勝ソロが飛び出した。
ロッテ佐々木朗希投手(20)は右手のマメがつぶれ、4回2安打無失点、10奪三振で降板した。指先からは出血が見られた。4回でマウンドを降りるのは、プロ入り後最短となった。
ロッテ佐々木朗希投手(20)は右手中指のマメがつぶれ、4回2安打無失点、10奪三振で降板した。
4回1死、銀次からこの日10個目の三振を空振りで奪った後、右手の指先を気にする仕草を見せた。指先からは出血が見られた。結局、この回限りで降板。4回でマウンドを降りるのは、プロ入り後最短となった。
「マメがつぶれた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担を掛けてしまって申し訳ないです」と悔しそうに話した。
初回には、史上27度目(26人目)、ロッテでは初となる1イニング4奪三振をマークするなど順調な立ち上がりを見せた。2回2死からは6者連続三振を奪った。今季7勝目を目指し、楽天田中将とのプロ入り後2度目の投げ合いに挑んだが、アクシデントにより64球で無念の降板となった。
2−0の5回から2番手で小沼がマウンドに上がったが、楽天島内に逆転3ランを許した。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が4回2安打無失点、10奪三振で降板した。
初回に振り逃げを含む1イニング4奪三振。2回2死からは6者連続三振を奪った。状態は良かったが64球で降板。4回、銀次からフォークで10個目の三振を空振りで奪った後、右手の指先を気にする仕草を見せた。右手中指のマメがつぶれ、指先からは出血が見られた。
5回から2番手で小沼がマウンドに上がったが、楽天島内に逆転3ランを許した。
今季7勝目を目指した佐々木朗は、楽天田中将とのプロ入り後2度目の投げ合いに挑んだ。1回には史上27度目(26人目)、ロッテでは初となる1イニング4三振をマークするなど順調な立ち上がりを見せた。打線も初回に先制点を挙げたが、アクシデントで降板。4回でマウンドを降りるのは、プロ入り後最短となった。
ロッテ佐々木朗希投手(20)が初回、1イニング4奪三振を記録した。
楽天先頭の西川をフォークで空振り三振。だが、ワンバウンドとなり、捕手松川が見失う間に西川に一塁へ進まれる振り逃げとなった。
無死一塁とされたが、ここから小深田を空振り三振、浅村を空振り三振、最後は島内を160キロで見逃し三振。4者連続で三振を奪い、1イニング4奪三振となった。
1イニング4奪三振は、20年9月4日の中日R・マルティネス以来、2年ぶり史上27度目(26人目)。1回に記録したのは16年ヤクルト八木亮祐、18年ソフトバンク千賀滉大以来、3人目。ロッテでは初となった。
ZOZOマリンにキラーマシンがあらわれた!
ロッテ−楽天3連戦はパ・リーグ6球団共同企画として実施する「ドラゴンクエストウォーク」コラボ試合として開催される。
この日は試合前に、敵キャラであるキラーマシンがピッチングマシンとして登場。ドラゴンクエスト3の戦闘テーマが流れる中、ドラクエファンを代表して通算1197安打の角中勝也外野手(35)が打席に立ったが、カットボール気味の軌道の剛速球に空振り。痛恨の一撃を食らった。
ロッテは1日の楽天3連戦(ZOZOマリン)から球場内でロッテ新商品「クーリッシュ フローズンサワー」を販売開始すると、同日発表した。
飲むアイス「クーリッシュ」ブランドで初となるシャーベット状のお酒(アルコール分5%)で、6月27日に発売された。「クーリッシュフローズン レモンサワー」と「クーリッシュフローズン グレフルサワー」の2種類が、開場時間から7回裏終了後まで場内12店舗で販売される。
ロッテ井口資仁監督(47)が1日、楽天戦(ZOZOマリン)前に報道対応し、戦線離脱中の石川歩投手(34)の1軍復帰目安について「再来週」と口にした。
開幕投手を務め今季5勝を挙げている石川は、6月15日に腰痛のため出場選手登録を抹消に。同30日のイースタン・リーグ日本ハム戦(ロッテ浦和)で、3回1失点で実戦復帰した。
井口監督は今後の予定について「もう1回、2軍で5イニングくらい投げてから(1軍に)上がると思います。再来週ですね」と言及。調整が順調ならば、16日からのソフトバンク3連戦(ZOZOマリン)を目安に1軍復帰という形になりそうだ。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が1日、ロッテ12回戦(ZOZOマリン)に先発し、右手中指から出血するアクシデントにより、自己最短となる4回2安打無失点で降板した。プロ野球史上初となる1回の1イニング4者連続奪三振(振り逃げ含む)をマーク。今季6度目となる2桁奪三振の快投だったが、楽天・田中将大投手(33)と昨年9月10日以来、2度目の投げ合いはともに勝敗がつかず。チームは6−4で勝利し、勝率を5割に戻した。
右手の指先をユニホームのズボンでぬぐうと、血がついた。佐々木朗が、自己最短となる4回2安打無失点で緊急降板した。
「まめが潰れた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担を掛けてしまい、申し訳ないです」。
剛腕が振り返ったのは、4回2死後の場面。右手中指のまめが破れ、6月3日の巨人戦以来、約1ヶ月ぶりの金曜ロウキショー≠ヘ突然、終わった。
1回先頭の西川を振り逃げ(記録は暴投、三振)で出塁させたが、続く小深田、浅村、島内をいずれも空振り三振に斬った。1回の4奪三振は3人目。4連続奪三振は史上初の快挙だった。
2回2死から、4回2死まで6者連続三振。最速162キロを計測し、史上最年少で完全試合を達成した4月10日のオリックス戦を彷彿させる奪三振ショーだったが、無念の降板となった。実は前回6月22日の西武戦から、右手中指にまめができていたという。
悔しい思い出がある。大船渡高3年時の2019年8月に高校日本代表の一員として登板した大学日本代表戦で右手中指に血まめができた。同9月のU−18W杯の韓国戦もまめの影響で、1回を投げて降板している。
井口監督は交代理由を「しっかり指に引っかかる球を投げていた。調子はよかったが、これ以上投げさせてもいいことは起こらない」と説明した。
マイナビオールスターゲーム(26、27日)はファン投票の最終中間発表でパ・リーグ先発投手部門のトップに立っているが、果たして…。次回登板は、2日以降の状態を見極めて、判断される。
ロッテは3連勝で4月16日以来の勝率5割に戻した。4−4の8回に先頭の佐藤都が右翼席へ勝ち越し本塁打。お立ち台では「感触は完璧だった。何とか入ってくれという気持ちだった」と笑顔で話した。
まめがつぶれて佐々木朗が4回で緊急降板し、流れが相手に傾いた。一時は逆転されたが、2位の楽天から勝利をもぎとった。2安打2打点と活躍した佐藤都に井口監督は「非常に練習から良かった。これから上がってくると思う」と期待を込めた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が先発し、4回2安打無失点、10奪三振で降板した。4回途中に、右手中指から出血し、ユニホームでぬぐうシーンがみられた。
「マメが潰れた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担を掛けてしまって申し訳ないです」。
1回先頭の西川を振り逃げ(記録は暴投、三振)で出塁させたが、続く小深田、浅村、島内をいずれも空振り三振に斬った。プロ野球史上26人目(27度目)の1イニング4奪三振を記録した。
2回2死から、4回2死まで6者連続に仕留めるなど、快投を演じていた。昨季9月10日(ZOZOマリン)に楽天・田中将と投げ合い、ともに8回2失点で勝敗には関係なかった。この日は、2度目の対決で注目を集めていた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が4回無失点で降板した。10奪三振を奪うなど好投を続けていたが異変が起きたのは4回。1死から銀次を空振り三振に仕留めると、投げ終えた後に右指を気にするそぶりを見せた。その後も何度か右指を気にする仕草に、中継ではユニフォームに血がついている姿も映し出された。ヒットと四球で2死一、三塁のピンチを招いたが、最後は辰巳を右飛に打ち取り、この回を無失点で乗り切った。
ベンチ裏へ戻った佐々木朗はそのまま姿を現さず。井口監督ら首脳陣が話し込む場面もあり、投手交代の決断を下した。2番手として小沼が5回のマウンドへ上がった。
イースタン・リーグは1日、ロッテの鳥越裕介2軍監督が発熱を伴う体調不良のため、堀幸一2軍チーフ打撃コーチが監督代行を務めると公示した。期間は1〜3日の予定。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が1イニング4奪三振という珍記録を達成した。佐々木朗は1回、先頭の西川を落差の大きいフォークボールで空振り三振を奪う。しかし捕手の松川がワンバウンドしたボールを捕球できずに見失い、振り逃げを許す。それでも続く小深田、浅村を空振り三振に仕留めると、最後は島内を160キロの直球で見逃し三振。1イニング4奪三振を記録し、プロ野球史上26人目27度目の珍記録となった。
ロッテの球団公式ツイッターには「さすが記録をつくる男」「怪物すぎ!」「素晴らしい」「まだまだ記録を作っていくぅ!」と称賛のコメントが寄せられた。
クライマックスはこれからだったのに…。ロッテの佐々木朗希投手(20)が1日、本拠での楽天戦の初回、振り逃げを含む4者連続三振を奪った。1イニング4奪三振は史上26人目、27度目のプロ野球タイ記録。初回の4者連続奪三振は、史上初だ。2回以降は6者連続を含む7試合ぶりの2桁10三振を奪ったが、右手中指のマメがつぶれた影響で無念の4回2安打無失点降板。新たな記録から始まった「金曜朗希ショー」は、無情の途中打ち切りもチームは逆転勝利で勝率5割に復帰した。
ユニホームの右太腿付近には血痕が付いていた。マウンドでの佐々木朗は、フォークの握りをつくって、セットポジションに入るのがルーティンだ。2点リードの4回2死一、三塁を迎えると、人差し指と中指で挟んだボールを見つめた。投手の生命線となる指先が気になった。
辰己に対し3ボールと苦しんだが、真ん中を狙って投げた4球目の154キロを、右翼へ打ち上げてくれた。打球はフェンス前で失速し、4回まで2安打無失点でしのいだが、ここまでが限界だった。「マメがつぶれた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担をかけてしまって申し訳ないです」。6者連続三振を含む7試合ぶりの2桁10三振を奪っても、不完全燃焼の無念さは残った。
3年前の夏だった。大船渡3年時に高校日本代表として、大学日本代表との壮行試合でつぶれていた右手中指の血マメを悪化させた。韓国で開催されたU18W杯でも韓国戦で1イニングを登板しただけで終わった。その後、「マメができたのは1度だけ。指先が弱いと思っていない」と打ち明けたこともあった。
プロ入り後、自己最短でマウンドを降りたが、それでも調子はよかった。井口監督は「前回から“ちょっとマメが…”という話はあった。まあ、今日はしっかりと指に掛かったボールを投げていたから、つぶれたんじゃないかな」と証言する。
事実、初回から異次元の投球だった。最速162キロだが、幕張の風を生かし、フォークが落ちた。先頭・西川を3球三振としながらも、あまりの落差に女房役の松川が抑えきれず、振り逃げで出塁を許したが、ここから4者連続三振。初回の4連続奪三振は史上初の快挙だった。
今季7勝目を逃しても、大きなインパクトを残した。佐々木朗の次回登板について、指揮官は「明日以降の状態を見て、今後どうするか考えたい」と言った。チームは逆転勝利で4月16日以来の勝率5割復帰。ここから上位を追いかけるには、やっぱり怪物の力が必要だ。
佐々木朗(ロ)が初回にプロ野球タイ記録となる1イニング4奪三振。20年9月4日のR・マルティネス(中)以来プロ野球26人目、27度目でロッテでは初めて。初回に限れば16年八木亮祐(ヤ)、18年千賀(ソ)に次ぐ3人目だが、4者連続は史上初となった。また、佐々木朗は4回10奪三振で今季6度目の2桁奪三振。ロッテでシーズン6度以上の2桁奪三振は95年に12度マークした伊良部秀輝以来27年ぶりとなった。
ローテーション投手でシーズン中にマメがつぶれるケースはそう多くはない。私はマメができにくい体質だったためか、20年間の現役生活でシーズン中はたった1度だけ。それでも、その試合は完投したから軽症だったということだろう。
佐々木朗はユニホームに血がついていたから降板は妥当な判断だったと思う。ただ、切れ切れだっただけにもったいなかった。ZOZOマリン特有の風も吹いて、フォークの落ちは半端じゃなかった。真っ直ぐも伸び、どれだけ三振を取るのかと期待していた。
あくまで推測だが、マメができてしまった原因の1つは佐々木朗が今季ローテーションに入りながらも球数を多く投げていないことではないか。投手は球数を投げれば投げるほど指先は固まって強靱になる。プロ3年目、球数を抑えられている佐々木朗の指先はまだプロ仕様になりきっていない気がする。登板間隔を10日間近く空けて投げると肩も軽くて腕も振れる。とんでもない出力での投球になる。その分、指先への負担が大きくなっていたとも考えられる。
4回の銀次の打席あたりからマメを気にして体はブレブレ。1度バランスが崩れると立て直しが難しい。今はマメのケアの方法も進んでいる。早い時期に復帰し、また素晴らしい投球を見せて欲しい。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が1日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発。史上初の初回4者連続三振を奪うなど、4回まで2安打無失点10奪三振の好投を見せたが、右手指から出血するアクシデントで降板。楽天・田中将大投手(33)との今季初の投げ合いは、“痛み分け”に終わった。チームは終盤の逆転劇で3連勝。4月16日以来、76日ぶりの勝率5割に復帰した。
衝撃の奪三振ショーだった。初回、佐々木朗は先頭の西川をフォークで三振に斬ると松川がボールを見失い振り逃げセーフに。すると続く小深田、浅村、島内からも三振を奪い、史上初の初回4者連続三振とした。さらに2回2死から6者連続三振を奪い10Kに到達。しかしここでアクシデントが起きる。右手指のマメがつぶれて出血。ユニホームに血がつき、気にする様子を見せると、四球、右前打で2死一、三塁とされる。迎えた辰己を右飛に打ち取り何とかしのいだが、佐々木朗はこの回までで降板した。
ロッテ打線は初回、先頭の荻野が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、その後1死三塁で中村奨が中前に適時打を放ち、楽天先発・田中将から1点を先制。4回には2死二塁で佐藤都が左中間に適時打を放ち2−0とした。
しかし緊急降板した佐々木朗の後を受けた小沼が5回2死一、二塁から島内に3ランを右翼席に叩きこまれ逆転を許すと、7回には1死走者なしで4番手・東條が再び島内に2打席連続となるソロ本塁打を浴びて2−4とリードを広げられた。
だがロッテもただでは終わらない。7回1死二、三塁で高部が楽天3番手・安楽から右翼線への適時2点二塁打を放ち同点に追いつき、6回途中2失点で降板していた田中将の勝ちを消した。8回には先頭の佐藤都が楽天5番手・宋から右翼スタンド上段に飛び込む3号ソロで勝ち越し。さらに2死三塁で荻野が粘ってからの12球目を右前にはじき返す適時打で追加点を挙げた。最後は益田が締め、チームは3連勝で5割に復帰した。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が1日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発。4回まで2安打無失点10奪三振と奪三振ショーを見せたが、右手指のマメがつぶれて出血するアクシデントで緊急降板した。佐々木朗が5回未満で降板はプロ入り後初めて。
立ち上がりから衝撃の奪三振ショーだ。初回、先頭の西川をフォークで三振に斬ると松川がボールを見失い振り逃げでセーフに。すると続く小深田、浅村、島内からもフォークで三振を奪い、史上初の初回4者連続三振を奪った。
2回、先頭の銀次に初球を中前に運ばれ出塁を許すと、その後四球で無死一、二塁とされるが、後続を一ゴロ、一ゴロ、三振に仕留めピンチを脱する。3回は120キロ台のカーブを交えながら、西川、小深田、浅村を3者連続三振に斬った。4回にも島内、銀次を三振に斬り、これで2回途中から6者連続三振で10Kとした。
しかしここでアクシデントが起きる。右手指のマメがつぶれて出血。ユニホームには血がつき、指を気にする様子を見せると、続く鈴木大に四球、茂木に右前打を許し2死一、三塁とする。辰己を右飛に打ち取り何とかしのいだが、この回までで降板。「マメがつぶれた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担を掛けてしまって申し訳ないです」と話した。
少年時代に憧れた田中将とは、昨年9月10日以来2度目の投げ合い。前回はともに8回2失点で勝ち負けつかずだったが、ここから自信をつけ、投手としてのレベルも一段階上がった。試合前には「しっかり0点に抑えて、長いイニングを投げられるように頑張りたいです」と気合を入れていた。
佐々木朗の前回登板は6月22日の西武戦(ZOZOマリン)。7回3安打無失点9奪三振と好投し、5月20日のソフトバンク戦以来4試合ぶりとなる6勝目を挙げていた。また、楽天戦は通算4試合で1勝0敗。勝てば21年8月28日以来となる。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が1日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発。4回まで2安打無失点10奪三振と好投を見せたが、右手指から出血するアクシデントで降板した。佐々木朗が5回未満で降板はプロ入り後初めて。
立ち上がりから“宝刀”の切れ味が光った。初回、先頭の西川をフォークで三振に斬ると松川がボールを見失い振り逃げでセーフに。すると続く小深田、浅村、島内からもフォークで三振を奪い、史上初の初回4者連続三振を奪った。
2回、先頭の銀次に初球を中前に運ばれ出塁を許すと、その後四球で無死一、二塁とされるが、後続を一ゴロ、一ゴロ、三振に仕留めピンチを脱する。3回は120キロ台のカーブを交えながら、西川、小深田、浅村を3者連続三振に斬った。4回にも島内、銀次を三振に斬りこれで2回途中から6者連続三振で10Kとした。
しかしここでアクシデントが起きる。右手の指から出血したのかユニホームには血がつき、気にする様子を見せると、続く鈴木大に四球、茂木に右前打を許し2死一、三塁とするが、辰己を右飛に打ち取り、何とかこの回をしのいだが、この回までで降板となった。
少年時代に憧れた田中将とは、昨年9月10日以来2度目の投げ合い。前回はともに8回2失点で勝ち負けつかずだったが、ここから自信をつけ、投手としてのレベルも一段階上がった。試合前には「しっかり0点に抑えて、長いイニングを投げられるように頑張りたいです」と気合を入れていた。
佐々木朗の前回登板は6月22日の西武戦(ZOZOマリン)。7回3安打無失点9奪三振と好投し、5月20日のソフトバンク戦以来4試合ぶりとなる6勝目を挙げていた。また、楽天戦は通算4試合で1勝0敗。勝てば21年8月28日以来となる。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が1日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発。4回まで2安打無失点10奪三振としたが、右手から出血するアクシデントがあった。
立ち上がりから“宝刀”の切れ味が光った。初回、先頭の西川をフォークで三振に斬ると松川がボールを見失い振り逃げでセーフに。すると続く小深田、浅村、島内からもフォークで三振を奪い、史上初の初回4者連続三振を奪った。
2回、先頭の銀次に初球を中前に運ばれ出塁を許すと、その後四球で無死一、二塁とされるが、後続を一ゴロ、一ゴロ、三振に仕留めピンチを脱する。3回は120キロ台のカーブを交えながら、西川、小深田、浅村を3者連続三振に斬った。4回にも島内、銀次を三振に斬りこれで2回途中から6者連続三振で10Kとした。
しかしここでアクシデントが起きる。右手の指から出血したのかユニホームには血がつき、気にする様子を見せると、続く鈴木大に四球、茂木に右前打を許し2死一、三塁とするが、辰己を右飛に打ち取り、この回をしのいだ。
少年時代に憧れた田中将とは、昨年9月10日以来2度目の投げ合い。前回はともに8回2失点で勝ち負けつかずだったが、ここから自信をつけ、投手としてのレベルも一段階上がった。試合前には「しっかり0点に抑えて、長いイニングを投げられるように頑張りたいです」と気合を入れていた。
佐々木朗の前回登板は6月22日の西武戦(ZOZOマリン)。7回3安打無失点9奪三振と好投し、5月20日のソフトバンク戦以来4試合ぶりとなる6勝目を挙げていた。また、楽天戦は通算4試合で1勝0敗。勝てば21年8月28日以来となる。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が1日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発。初回に4者連続三振を奪った。1イニング4者連続三振は史上26人目で球団初。また、初回の4奪三振は史上3人目、4者連続三振は史上初の快挙となった。
立ち上がりから“宝刀”の切れ味が光った。初回、先頭の西川をフォークで三振に斬ると松川がボールを見失い振り逃げでセーフに。すると続く小深田、浅村、島内からもフォークで三振を奪い、史上初の初回4者連続三振を奪った。
2回、先頭の銀次に初球を中前に運ばれ出塁を許すと、その後四球で無死一、二塁とされるが、後続を一ゴロ、一ゴロ、三振に仕留めピンチを脱する。3回は120キロ台のカーブを交えながら、3者連続三振に斬った。
少年時代に憧れた田中将とは、昨年9月10日以来2度目の投げ合い。前回はともに8回2失点で勝ち負けつかずだったが、ここから自信をつけ、投手としてのレベルも一段階上がった。試合前には「しっかり0点に抑えて、長いイニングを投げられるように頑張りたいです」と気合を入れていた。
佐々木朗の前回登板は6月22日の西武戦(ZOZOマリン)。7回3安打無失点9奪三振と好投し、5月20日のソフトバンク戦以来4試合ぶりとなる6勝目を挙げていた。また、楽天戦は通算4試合で1勝0敗。勝てば21年8月28日以来となる。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)が1日の楽天戦(ZOZOマリン)に先発。初回に4者連続三振を奪った。1イニング4者連続三振は史上26人目で球団初。また、初回の4奪三振は史上3人目、4者連続三振は史上初の快挙となった。
初回、先頭の西川をフォークで三振に斬るも、松川がボールを見失い振り逃げでセーフに。しかし続く小深田、浅村、島内からも三振を奪い、初回から4者連続三振とした。
少年時代に憧れた田中将とは、昨年9月10日以来2度目の投げ合い。前回はともに8回2失点で勝ち負けつかずだったが、ここから自信をつけ、投手としてのレベルも一段階上がった。試合前には「しっかり0点に抑えて、長いイニングを投げられるように頑張りたいです」と気合を入れていた。
佐々木朗の前回登板は6月22日の西武戦(ZOZOマリン)。7回3安打無失点9奪三振と好投し、5月20日のソフトバンク戦以来4試合ぶりとなる6勝目を挙げていた。また、楽天戦は通算4試合で1勝0敗。勝てば21年8月28日以来となる。
ロッテ・石川歩投手の1軍復帰が今月中旬の見通しになった。
6月15日に腰痛で出場選手登録を外れていたが、前日のイースタン・リーグ日本ハム戦で復帰登板し、3番手で3回2安打1失点と及第点の内容だった。
井口監督は「石川はもう1度、下で5回ぐらい投げてですね」と明かし、再度、来週に先発で調整登板した後、1軍昇格する予定となった。
今季の石川はここまで11試合に登板し、5勝3敗、防御率1.81をマークしている。
ロッテ・佐々木朗と楽天・田中将の2度目の投げ合いは、またも決着がつかなかった。佐々木朗は史上初の初回4者連続三振を奪うなど、4回までに6者連続を含む10奪三振。しかし、右手中指のマメを潰し、4回2安打無失点で悔しい降板となった。一方の田中将も、6回途中2失点ながらリリーフ陣が追いつかれ、両者とも勝ち負けはつかず。憧れの右腕と渡り合った佐々木朗の昨年9月、前回対決からの成長を、ロッテ担当・小田原実穂記者が「見た」−。
朗希がまさかのアクシデントに見舞われ、4回2安打無失点で緊急降板した。右手中指のマメが潰れて出血。5回未満での降板はプロ入り後初。「マメが潰れた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担をかけてしまって申し訳ないです」と、肩を落とした。
それでも4イニングで驚異の10奪三振。初回には先頭の西川を振り逃げで出塁させたが、その後は全て三振に斬った。初回の4者連続三振は、史上初の快挙となった。
この日は気持ちの入りようも違ったのかもしれない。相手先発は幼少期からの憧れの人。小学生時代に初めて買ったユニホームは田中将のもので、今では朗希を象徴する黄色のグラブもマネした。13年11月3日に楽天が日本一を勝ち取った日は偶然、朗希の誕生日で、「あれくらい負けない投手になりたい」と、入団時に口にしていたのを覚えている。
初めて投げ合ったのは昨季の9月10日の楽天戦(ZOZO)。両投手8回2失点で勝ち負けはつかなかったが9奪三振の快投。それから約10ヶ月が経ち、朗希は完全試合を達成するまでに成長した。以前とは違う姿で憧れの右腕と投げ合うことは、少なからず楽しみだっただろう。その気持ちを乗せながら6者連続三振を奪うなど力投した。井口監督は「前回の登板からちょっとマメがという話はあった」と明かした一方、「今日もしっかり引っかかったボールを投げていた分、マメが(潰れた)という状態になったんじゃないかな」とも分析。プロ最短降板となったが、2桁奪三振は5月6日のソフトバンク戦(ZOZO)以来、7試合ぶりだった。憧れの投手との対決に爪痕を残したいという、強い気持ちだったのかもしれない。
井口監督は「これ以上投げると次の登板に少し引っかかる(影響が出る)ということで。明日以降の状態を見て決めたい」と、ローテ再編の可能性を示唆した。チームは朗希をカバーし3連勝で、4月16日以来となる勝率5割に復帰。改めて右腕の凄みを感じた試合だった。
ロッテの井口資仁監督が試合後、右手中指のマメが潰れて降板した佐々木朗希について言及した。
朗希は4回に2者連続三振を奪った直後、右手を気にする仕草を見せるとユニホームには血が付着していた。そのまま4回を投げきったが5回のマウンドに姿を現すことなくプロ入り後最短の4回2安打無失点で降板となった。
試合後、井口監督は「前回の登板からちょっとマメがという話はあった。今日もしっかり引っかかったボールを投げて多分マメが(潰れた)という状態になったんじゃないかなと。4回もちょっと後半(皮が)むけたので、これ以上投げると次の登板に少しひっかかるということで。明日の以降の状態を見て決めたい」と現状を明かした。
次回以降は来週末のオリックス3連戦での登板が有力だが、慎重に判断していく方針だ。
ロッテの佐々木朗希投手が4回2安打無失点で緊急降板。右手指から出血するアクシデントで7勝目はお預けとなった。
朗希は「マメが潰れた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担を掛けてしまって申し訳ないです」とコメント。それでも4イニングで10奪三振、最速は162キロと圧巻の投球をみせていた。
ロッテの佐々木朗希投手が緊急降板した。
1点リードの4回、島内、銀次を2者連続三振に打ち取ると右手を気にするそぶりを見せた。ユニホームには血が付いており、何らかのアクシデントがあったと見られる。そのまま投球を続けたが制球が定まらなくなり、続く鈴木大には四球。続く茂木には中前安打を許し2死一、三塁のピンチ。それでも最後は辰己を右飛に打ち取り4回を終えたが、ベンチに朗希の姿はなく交代が告げられた。
朗希は今季最短となる4回2安打無失点。それでも最速は162キロ、10奪三振を奪う圧巻の投球だった。
ロッテの井口資仁監督が1日、出場選手登録抹消中の石川歩投手について言及した。
6月15日に腰痛で出場選手登録を抹消された右腕は、30日のイースタン・日本ハム戦(ロッテ浦和)で復帰登板。3番手で登板し3回2安打1失点の内容だった。井口監督はこの日「もう1回下(2軍)で5イニングくらい投げてから。(早ければ)再来週ですね」と明かし、今月中旬にも1軍合流する見通しとなった。
ロッテは1日、ZOZOマリンスタジアム内でロッテの新商品「クーリッシュ フローズンサワー」を販売開始することを発表した。
「クーリッシュ フローズンサワー」は「クーリッシュ」ブランドで初めてとなるシャーベット状のお酒(アルコール分5%)でア冷たくシャリシャリとした食感が楽しめる新商品。「クーリッシュ フローズンサワー」をプロ野球の本拠地で販売するのはZOZOマリンが初めてで、フレーバーは「クーリッシュフローズン レモンサワー」と「クーリッシュフローズン グレフルサワー」の2種類(いずれも税込み400円)。開場時間から7回裏終了後まで12店舗で販売する予定で詳細は球団公式HPを要確認。
初回から快投を続けるロッテ・佐々木朗希投手(20)が5回のマウンドに上がることはなかった。交代の場内アナウンスにスタンドは静まり返った。ここまで2安打無失点、10奪三振の快投もプロ最短となる4回で緊急降板。7勝目を手にできなかった右腕は右手中指のマメによるものと説明。「マメがつぶれた影響で、途中降板となり、中継ぎ陣に負担を掛けてしまって申し訳ないです」と厳しいコメントを残した。
6勝目を挙げた6月22日・西武戦から中8日。万全の状態でマウンドに上がり奪三振ショーを演じた。初回、先頭西川を振り逃げで出塁を許したが、小深田、浅村、島内から三振を奪い、史上26人目(27度目)の1イニング4三振をマークし、球場を沸かせた。
最速162キロの直球に宝刀フォークがさえ、2回2死からは6連続三振。ただ時折、険しい表情も見せた。4回2死。銀次から空振り三振を奪った後、右手を眺め気にする素振りを見せ、血を拭った影響か右太もものズボンは赤く染まった。
井口監督によると前回登板も右手を気にした兆候はあったという。「(今回も)非常に調子よくいって指にかかってマメがつぶれてしまった。これ以上投げると次の登板に引っかかる」と降板指令を明かした。順当なら次戦は8日からのオリックス3連戦登板が有力だったが「明日以降の状態を見て決めます」と再考する考えだ。
勝率5割復帰を果たしたが、7月以降の上位進出へ欠かせないキーマンだけに、大事に至らないことを指揮官は祈っている。
ロッテは佐々木朗が右手中指のマメにより4回無失点で緊急降板も、打線が奮起して逆転勝ち。4月16日以来の勝率5割に戻した。
2点を追う7回1死二、三塁から、高部が安楽の変化球を右翼線へ同点の2点適時二塁打。8回には佐藤都が宋家豪の直球を完璧に捉え、右翼席上段へ決勝の3号ソロを放った。
お立ち台に上がった高部は「角中さんと、荻野さんがつないでくれて、ここ1本でどうにかと思って強い気持ちを持っていきました」と興奮。決勝弾の佐藤都は「感触は完璧だったので、何とか切れないで欲しいなと思いながらでした。最高です」と大喜びした。
首位ソフトバンクとは4.5差と最大9ゲーム差から徐々に接近。開幕から好投を続けている佐々木朗の緊急降板もあったが、井口監督は「アクシデントもありましたけど、最後は何とか野手でカバーできました。上位をたたかないと上にはいけないので、明日以降もしっかり戦っていきたい」と決意を込めた。
ロッテの井口資仁監督は右手中指のマメの影響で降板した佐々木朗について2日の状態を見て、今後の登板日を判断すると明かした。
佐々木朗は初回に先頭西川を振り逃げで出塁を許したが、小深田、浅村、島内の後続を三振に史上26人目の1イニング4連続三振をマーク。2回2死から6連続三振で無失点に抑えていたが、4回2死を取ったところで右手を見てユニホームのズボンに血が付いていた。井口監督は「前回の登板からちょっとマメという話はあった」と6勝目を挙げた22日・西武戦から兆候があったことを明かした。
4回降板については「これ以上投げさせてもいいことはおこらないので、これ以上、投げると次の登板にもひっかかるので、明日以降の状態を見て決めたい」と、次回以降は来週末のオリックス3連戦が有力視されていたが、慎重に決めていく判断だ。
ロッテが2点を追う7回1死二、三塁から高部が右翼線へ適時二塁打を放ち同点となり、右手マメの影響により4回を無失点で緊急降板した佐々木朗をこの一打で勝ち負けつかず。田中将の5勝目も消え、2度目の先発対決もお互い、痛み分けとなった。
同点の8回には佐藤都が右越え3号ソロを放ち、勝ち越した。
佐々木朗と田中将の投げ合いは2度目。昨年9月10日のZOZOマリンスタジアムでの一戦では、ともに8回2失点で勝ち負けつかずだった。
ロッテ・佐々木朗希投手が右手中指のマメがつぶれるアクシデント。4回2安打無失点10奪三振の快投一転、緊急降板となった。
元巨人投手でデイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「マメがつぶれる、爪が割れるというのは投手にとって珍しくはないこと。特に中指が多く、指の腹にマメができて割れてしまう」と解説。「マメに関してはできやすい選手もいれば、全くできない選手もいる。これは体質も関係していて、個人差がある。爪が割れやすい選手はマニキュアを塗って対策をしている選手もいるが、金田さん(金田正一氏)なんか本当に綺麗な指してたからな」と語った。
快投一転のアクシデントだった。初回に振り逃げを含め、1イニング4奪三振の珍記録。2回2死から6者連続を奪うなど、ハイペースに三振を重ねていた。ただ4回1死、銀次から10個目の三振を奪ったところで指を気にする仕草が増え、ユニホームには血が付いた。
休養を経て、前回登板では7回無失点で6勝目。状態が上向いたところで、まさかのアクシデントとなった。
関本氏は「亀裂が入ると指先に圧をかけるのが難しくなる。交代は仕方がない」とし、今後の登板についても「状態によっては固まるまでに1週間、10日くらいは必要だから、先発を1回飛ばす可能性もあるんじゃないか」と語った。
ロッテ・佐々木朗希投手がアクシデントに見舞われ、4回2安打無失点10奪三振で緊急降板した。ユニホームのパンツには血がつき、試合途中に球団を通じて右手中指のマメがつぶれたことが判明した。
4回1死、銀次から6者連続、この日10個目の三振。ただ、佐々木朗の表情はさえなかった。指先を気にし始め、2死から鈴木大には四球を与え、連続三振は6で止まった。その後、茂木に安打を許して2死一、三塁とされたが、辰己は右飛に仕留めた。
この後、イニング間にロッテベンチが慌ただしくなり、トレーナーが井口監督のもとへ。そして、佐々木朗の交代が告げられた。
快投ペースだった。初回は1イニング4奪三振の離れ業。2020年9月4日、中日のR・マルティネスが達成して以来、プロ野球史上26人目(27度目)となった。
その後も奪三振ショー。最速162キロの直球軸にハイペースに三振を重ね、2回2死から6者連続で、銀次の三振で一気に2ケタまで到達した。だが、まさかのアクシデント。球場は騒然とした空気に包まれた。
ロッテ・佐々木朗希投手がアクシデントに見舞われた。4回1死、銀次から6者連続、計10個目の三振。ただ、ユニホームのパンツには血がつき、右手中指を気にする仕草がみられた。結局、4回2安打無失点10奪三振の快投一転、緊急降板となった。
佐々木朗は「マメが潰れた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担を掛けてしまって申し訳ないです」とコメントした。
初回に1イニング4奪三振の離れ業。2020年9月4日、中日のR・マルティネスが達成して以来、プロ野球史上26人目(27度目)となった。
その後も奪三振ショー。ハイペースに三振を重ね、2回2死から6者連続で、銀次の三振で一気に2ケタまで到達した。
ただ、銀次への投球前後から右手中指を気にし始め、2死から鈴木大には四球を与え、連続三振は6で止まった。その後、茂木に安打を許して2死一、三塁とされたが、辰己は右飛に仕留めた。
右手中指のマメがつぶれ、出血。4回終了後、ロッテベンチが慌ただしくなり、トレーナーが井口監督のもとへ。プロ最短の4回、64球で降板となった。
ロッテ・佐々木朗希投手が初回に1イニング4奪三振の離れ業をやってのけた。2020年9月4日、中日のR・マルティネスが達成して以来、プロ野球史上26人目(27度目)となった。
先頭の西川を2ストライクと追い込んでから3球目のフォークを空振り三振も、松川が捕球し切れず。振り逃げで出塁を許した。
だが続く小深田をフォークで空振り三振。浅村もスライダーで空振り三振を奪うと、島内は160キロ直球で見逃し三振に仕留めた。
今季、完全試合を達成した4月10日のオリックス戦では13者連続奪三振の日本記録を達成。トータルでもリーグ奪三振数トップを誇る右腕はスタンドから大きな拍手を浴びマウンドを降りた。
1イニング4奪三振はロッテでは初。ソフトバンク・千賀が2度、記録している。
だが、4回途中からユニホームのパンツに血がつき、右手指先を気にする仕草がみられたことから、マメか爪が割れた可能性が発生。4回2安打無失点10奪三振で緊急降板した。
ロッテは球団オフィシャルスポンサーである了徳寺大学の冠協賛試合「了徳寺大学スペシャルナイター」を開催し、了徳寺大学所属で2022年ウズベキスタン世界柔道選手権48キロ級日本代表の角田夏実が始球式を行った。
柔道着で登場した角田選手は井口監督から花束を受け取り角田は「普段は人を投げるので、ボールを投げるのは得意ではないですけど、一生懸命頑張ります」と決意表明。テークバックの小さいフォームから山なりのボールで空振りを奪い、笑みを見せた。
ロッテの井口資仁監督は腰痛で出場選手登録を抹消中の石川歩投手について、今月中旬にも先発復帰させるプランを明かした。
6月15日に抹消後、同月下旬にキャッチボールを再開。6月30日のイースタン・日本ハム戦で実戦復帰し3回を2安打1失点。井口監督は「もう1回、下(2軍)で5イニング、ぐらい投げてから上がると思います。再来週ですね」と見通しを明かした。
ロッテは1日から本拠地ZOZOマリンスタジアム内でロッテの新商品「クーリッシュ フローズンサワー」を販売開始したと発表した。
「クーリッシュ フローズンサワー」は飲むアイスでおなじみの「クーリッシュ」ブランドで初めてとなるシャーベット状のお酒(アルコール分5%)であり、アイスの「クーリッシュ」と同様に冷たくて食感が楽しめる。6月27日発売の新商品。
「クーリッシュ フローズンサワー」をプロ野球の本拠地で販売するのはZOZOマリンスタジアムが初めてとなる。販売する商品は「クーリッシュフローズン レモンサワー」と「クーリッシュフローズン グレフルサワー」の2種類。いずれも400円(税込)にて開場時間から7回裏終了後まで販売する。
ロッテの成田翔は4月20日の西武戦で失点したのを最後に14試合連続無失点、6月は打者24人と対戦して被安打0に抑えるなど、ファームで抜群の安定感を誇る。
「1軍の中継ぎで左があまりいないので、ワンポイントというポジションをしっかり取るというつもりでキャンプに入りました」。
プロ7年目の今季こそ“1軍定着”を目指し、迎えた春季キャンプでは「毎日投げるポジションではあるので、練習を考えながら入っていきました」と連日ブルペン入り。
練習試合、オープン戦でも1軍で実戦登板し、3月11日の西武とのオープン戦では0−1の6回1死一塁の場面で先発・二木康太の後を受けてマウンドに上がり、昨年9月に通算2000安打を達成した栗山巧を1ボールから2球目のストレートで投併に打ち取った。“左”のワンポイント、1軍生き残りへアピールしていたが、右打者に対して被打率.412(17−7)と課題を残し、開幕1軍入りとはならなかった。
ファームでも3試合連続で失点を喫するなど、ピリッとせず。4月終了時点の被打率は左打者が.188(16−3)に対して、右打者は.400(20−8)と右打者に打ち込まれることが多かった。
その原因について成田は「春先はシュートが得意だったので、シュートを多投していた。シュート一辺倒になったら簡単に打たれていた部分がある」と説明した。
4月苦しんだ成田だが、5月以降は13試合・11回1/3を投げ、被安打2、8奪三振、5与四死球、自責点0、防御率0.00と復調。
「(安定した)要因はスライダーが自分のなかでしっくりきている。そのスライダーでカウントだったり、自分の思うように操れているのかなと思います」。
うまく操れている要因について具体的に「自分のなかでリリースの仕方だったりを去年と変えている。そこがうまくハマっているのかなと思います」と明かした。
4月までは球が高く浮き痛打されるケースも多かったが、5月以降は左打者には内と外にしっかりと投げ分けられ、右打者に対しても大きく曲がるスライダーを有効に使えているように見える。
「左バッターに対してのインサイドは死球でもいいかなというくらいで投げている。今年は死球率が高いんですけど、そこは気にせず特徴だと思って投げています」。成田が話したように今季5つ死球を与えているが、そのうち4つが左打者。この死球数は、成田が攻めにいった証でもある。
右打者に対しても5月24日の西武戦では、2−3の7回1死一塁、若林楽人に1ストライクからの2球目外から大きく曲がり体に当たりそうなスライダーで空振りを奪うなど“大きいスライダー”に、バックドアのスライダーも素晴らしい。
「大きいスライダーだったり、右にインコースにカットボールも使っているので、そこをうまく併用しながら投げています」。
奪三振率も「スライダーが以前よりもうまく操れているからだと思います」と例年に比べて高い。
取材中に何度も口にした“スライダー”が、成田の投球面を支えている。1軍は“勝利の方程式”で投げる益田直也、ゲレーロ、東條大樹をはじめ、小野郁、西野勇士、オスナと右投手が多い。そして右打者、左打者関係なく、1イニングを投げきれる投手が揃っている。春先に比べて安定してきたブルペンではあるが、長いシーズン何が起こるか分からない。
「左バッターをずっと抑えるということは変わらずに、1軍に呼ばれたときは左バッターだけは確実に抑えるというつもりで、練習はしています」。成田はいつ1軍に呼ばれても良いように準備をしている。
ロッテの佐々木朗希投手が1日、ZOZOマリンスタジアムの楽天戦に先発。右手のマメがつぶれるアクシデントもあり4回で降板となったが、日本記録に並ぶ1イニング4奪三振を含む10奪三振の快投を見せた。阪神、オリックスで活躍し、日本記録の1試合19奪三振も達成した野球解説者の野田浩司氏は「あれだけ風を味方に付ける投手はなかなかいない。千葉の申し子」と絶賛した。
初回からエンジン全開の投球を見せた。先頭・西川からフォークで空振り三振を奪ったが、振り逃げ(記録は暴投)で出塁を許す。だが、続く小深田、浅村を空振り三振、最後は島内から見逃し三振を奪いNPB史上26人目(27度目)となる1イニング4奪三振を記録。2回は安打と四球で無死一、二塁のピンチを背負ったものの、茂木の犠打を一塁手・佐藤が三塁で封殺。辰己を一ゴロ、最後は炭谷から空振り三振を奪い無失点に封じた。
ここから4回2死まで6者連続の“奪三振ショー”を見せたが、直後の鈴木に四球、茂木には右前打を浴びピンチを背負う。最後は辰己を右飛に抑え何とか無失点で終えた。ただこの回に右手のマメがつぶれ出血する場面もあり、大事をとって降板となった。
この日の投球を野田氏は「序盤は、完全試合をしたオリックス戦を彷彿とさせる投球だった」と絶賛。イニングを重ねて変化球を増やした部分にも注目し「真っ直ぐとフォークだけでなく、2巡目からはカーブ、スライダーも多投。球の勢いで圧倒し、球速差のある変化球も制球できていた。遊び球のいらない“3球勝負”の配球もあり、打者は反応ができない。大人の投球へ一歩踏み出している」と、進化し続ける右腕を称えた。
圧倒的な投球を続けていただけに、気になるのは出血した指の状態だ。「4回は明らかに投球がおかしくなった。左打者の外角に抜けるボールも多くなった。それほど、投手の指は繊細です。ですが、4回は最後まで投げ切っていた。皮が完全にめくれていると時間はかかるが、長期離脱の可能性は低いと思います」と野田氏は指摘する。
佐々木朗は7月26日、27日に開催されるオールスターゲームのファン投票最終中間発表では先発部門で1位。このまま選出される可能性は高い。軽症なら夢の祭典には間に合いそうだ。
強風のZOZOマリンで快投が続く佐々木朗。大半の投手が嫌がるという舞台だ。野田氏も日本記録の19奪三振をここ千葉で達成したが「風が気になり、好きではなかった」と振り返る。
そんな状況でも苦にすることなくマウンドを支配する右腕を「毎回風が違う中で、リリースポイントがなじむのにも時間がかかる。ですが、佐々木は苦にする様子がない。完全に風を味方にしている、千葉の申し子と言っていいでしょう」。この日は緊急降板となったが、背番号「17」が後半戦のキーマンになるのは間違いなさそうだ。