ロッテが競り勝った。1−2の4回に井上、佐藤都の連続犠飛と山口の2ランで逆転。6回途中から継投で振り切った。ロメロが5回0/3を4失点で7勝目。益田が4年連続20セーブに到達。日本ハムは負け越しが今季最多の20となった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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北海道日本ハム | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 5 |
ロッテ井上晴哉内野手(33)が今季初めて1軍に昇格した。早速の5番スタメンで、犠飛による今季初打点もマークした。
アジャの帰還に、スタンドが暖色の拍手を送った。「拍手も温かい感じだったので、本当に帰ってこられて良かったです」としみじみ振り返った。
3四球に1犠飛。打数は0だが、一塁線のゴロをうまく処理した守備も含め、チームに貢献した。昨年シーズン途中に右手首を手術。リハビリ組の投手達と、ボールを使わない日々は長かった。「走って足を動かしてがほとんどでした。10ヶ月のうち8ヶ月はそんな感じだったんじゃないですか」。
復帰を願って、自身を見つめ直す。「打撃ってみんな一緒じゃないですか。でも荻野さんと僕が違うっていうのは皆さん分かりますよね。だから、何で違うんだっていうのを探しに行ったんです」。己の肉体の特性を知り、映像分析などもしながら、新しい自分を探しに行った。
シーズン半ばに戻った巨漢スラッガーの練習を、井口資仁監督(47)は凝視した。右中間を中心としたサク越えの連発に「感じはいいと思いますよ」。レアードに山口、佐藤都。それぞれ魅力を出しつつ、どっしりと安定まではいかない5番、6番。アジャが本領発揮となれば、なかなかに座りがいい。
「マイナビオールスターゲーム2022」(26日=ペイペイドーム、27日=松山)のファン投票最終結果が6日に発表され、ロッテ佐々木朗希投手(20)が30万4034票でパ先発投手部門で1位に輝き、初選出された。プロ3年目で完全試合を達成した最速164キロの令和の速球王は、紛れもなく今季の球宴の主役。何を見せるか。ファンやライバルに何を感じさせるか。そして史上最速が生まれるか。いよいよ、日本球界のど真ん中で輝く日が来る。
テレビカメラに囲まれた佐々木朗希の目が輝き、口角が上がった。これぞスターの表情。「選んでいただいてすごく光栄ですし、まさか自分がという気持ちです」。30万4034票に感謝し「ピッチングで感謝の気持ちを伝えて、自分の持っているパフォーマンスを最大限発揮できるように」と夢舞台を思った。
言葉をおろそかにしない20歳は、どんな「最大限のパフォーマンス」を見せるか。ファン投票1位の通例通り、第1戦のペイペイドームで投げるとすれば、自己最速164キロを投げているマウンドだ。エンゼルス大谷は日本ハム時代の14年に球宴で162キロを投げた。巨人ビエイラは昨年、163キロを投げた。当然、最大の注目はそこに。
「そうですね、えー、特に、更新したいという気持ちはないですけど…」。
慎重な前置きをしつつも、続く言葉には新たな伝説誕生を予感させた。
「自分の持っているものをしっかり発揮すれば、そういったところは抜ける可能性もあると思うので。まずはいいコンディションで自分の投球ができたらなと思っています」。
いつもは列島で6試合あるプロ野球も、その日は1試合のみ。球速更新は。連続三振はいくつに。「イニングも短いと思うので、1人1人集中して」という背番号17を、絶対に見逃せない。ファン投票で選ばれたスター達でさえ、その名を口に出す。球宴常連のレアードは、佐々木朗と松川に「These Guys!」と手を向けた。“こいつらを見ろ!”と言わんばかりに興奮気味に英語で紹介した。
技術と魅力が結集するオールスター。ひしめく1等星の真ん中で、ひときわ輝くシーンが想像できる。球宴の思い出を問われると「新庄監督のホームスチール…あれかなと思います」と笑った。人々の鮮烈な記憶を塗り替える可能性、十分。プロ野球を照らす太陽になる。
佐々木朗が再始動した。1日の楽天戦(ZOZOマリン)で4回10奪三振の快投を演じながら、右手中指のマメがつぶれ途中降板。2日に登録抹消となっていた。この日は試合前、外野フェンスに向かって7メートルほどの壁当てを約10分間。2日以降、初めてボールを使った練習を公に見せた。「順調に回復しています」と現状を説明し、球宴出場についても「大丈夫だと思います」と明言した。
21年ビエイラ(巨人)がマークした163キロが最速。メットライフドームでの第1戦で、163キロを4球計測した。日本人最速は14年大谷(日本ハム)で、甲子園での第2戦に先発して162キロを2球マーク。他に160キロ以上を計測したのは、08年クルーン(巨人)の161キロがある。
ロッテが連勝で、貯金を今季最多タイの2とした。9回は守護神の益田直也投手(32)が1点を守り、今季20セーブ目を挙げた。
鉄腕、益田−。これで4年連続での20セーブだ。選手会長であり、最終回にチームの勝利を決定づける立場。お立ち台でも「僕らはやって当たり前の選手なので、迷惑かけていると思われないように」と自然と責任感が口をつく。
今季は77試合を終え、残すところ66試合。「まだまだ試合も残っていますし、これからもっともっと上へ行かないといけないので。個人よりみんなで」。一時は借金9と苦しんだが、今は首位まで5ゲーム。見えてきた頂点へ食らいつく。
ロッテのアジャ復活だ。昨秋に右手首を手術した井上晴哉内野手が今季初めて1軍昇格し、5番スタメンで3四球に犠飛で貢献した。
井口監督は「頼もしい選手が戻ってきてくれたと思います」と笑顔。「今はうちの中で、1軍でクリーンアップを打てる選手が、なかなか5番が見つからなかったので、そこにジャストフィットしてくれたら」と主軸としての巻き返しを期待した。
マイナビオールスターゲーム2022(7月26日=ペイペイドーム、同27日=松山)のファン投票最終結果が6日に発表され、ロッテからは先発投手部門で佐々木朗希投手(20)が、捕手部門で松川虎生捕手(18)が、指名打者部門でのブランドン・レアード内野手(34)がそれぞれ、1位に輝いた。
ロッテの選手がファン投票で3人選出されたのは2010年以来(里崎智也、金泰均、井口資仁)となる。
井口資仁監督(47)は楽天戦の試合後に「朗希、虎生、レアードですか。本当にファンの皆さんに選んでいただいてありがたいと思います。」と感謝し「あのバッテリーが2人選ばれたということはすごいことじゃないかなと思います」とたたえた。
「あとは監督推薦で何人かは選ばれると思うんですけど」とも期待。昨年は佐々木千、益田、中村奨、マーティン、荻野、レアードの6選手が球宴に出場している。
ロッテの球団職員・谷保恵美さん(56)が6日のロッテ−日本ハム戦を終え、ZOZOマリンでの場内アナウンス担当が通算1998試合になった。16日のロッテ−ソフトバンク戦で、通算2000試合に到達する見込みだ。
北海道・帯広出身の谷保さんは、90年にロッテオリオンズに入社。他業務と兼任しながら川崎球場でのアナウンスも経験し、92年の千葉移転後は本格的に場内アナウンスを務めている。今季で32年目。伸びやかな声はいつしか野球ファンの間で話題になり「サブローーーーー」のコールは特に有名になった。
また、この日で連続試合担当は1792試合にまで伸びている。
ロッテ松川虎生捕手が高卒新人捕手として、史上初の球宴ファン投票1位に輝いた。「選んでいただいて光栄です。感謝の気持ちでいっぱいです」。その落ち着きぶりから“プロ18年目”と言われることもある18歳は、晴れやかに堂々と発した。
開幕戦スタメンマスクはNPB史上3人目の快挙。すっかり1軍に定着し、また勲章が増えた。名を上げたのは、やはりバッテリーを組んだ佐々木朗の完全試合。「朗希さんがいたからファン投票で選んでもらったと思ってますので」と感謝しつつ、その先輩の得票数をも超える34万1160票を獲得した。
もし球宴でアーチをかけると、86年の西武清原を抜き、球宴での史上最年少本塁打記録になる。「何とかそういう風な結果になればいいかなと。しっかりいい準備を」。シーズンではまだ本塁打なし。球宴で1号を打ってしまいそうな星の持ち主だ。
ロッテ−日本ハム11回戦は、ロッテ球団とスポンサーシップ契約を結ぶ兵庫・丹波篠山市が冠協賛となる「丹波篠山 黒豆ナイター」として開催された。
同市出身の中森俊介投手(20)が昨年入団したことが縁で、つながりができた。中森は現在、コンディションを整えながら2軍で鍛錬中。この日は試合前のビジョンにビデオレターで登場し、ファンに故郷をPRした。酒井隆明市長(67)が「中森選手は私達市民の誇りです」とマイクで話すと、スタンドからは大きな拍手が。「もう少しで1軍に上がれるのではと期待をしています。皆さん、応援よろしくお願いします」と挨拶した。
その後、江戸時代からの伝統を誇る「デカンショ節」が球団公式チアパフォーマー「M☆Splush!!」や酒井市長らが参加して披露され、盆踊りの雰囲気がグラウンドに広がった。
デカンショ節は丹波篠山市が発祥で、千葉・館山市の旅館から全国に広まった歴史がある。この日はNHK「のど自慢」でチャンピオン経験がある小林真弓さんが美声を披露した。始球式は味間小6年でソフトボールチームの主将を務める宮田和奏(わかな)さんが登場し、投げた。多数の応募から当選。「ソフトボールや野球を一緒にできる仲間を増やしたい」と応募し、快速球を投げた。
特設ブースでは特産品の販売や、黒豆茶の試飲などが行われた。
イースタン・リーグは6日、9月10日のロッテ−DeNA戦の球場を船橋市民からロッテ浦和に変更すると発表した。
午後1時開始は変わらない。
右手中指のマメの影響で登録抹消中のロッテ佐々木朗希投手(20)が6日、ZOZOマリンでボールを使った練習を行った。
日本ハム戦の試合前、ランメニューなどをこなし、最後に7メートル前後先の外野フェンスに向かって壁当てを行った。トレーナー陣が見守る中で5秒に1回のペースで10分間ほど、壁当てでの投球動作をした。発症後、公の場での壁当ては初めてとなった。
佐々木朗は1日の楽天戦(ZOZOマリン)で4回10奪三振の快投を演じながら、マメがつぶれた影響で途中降板となっていた。
大船渡高時代、高校日本代表に選出された際も実戦で同箇所のマメの影響で降板したが、その時も4日後にはキャッチボールを再開していた。
日本野球機構(NPB)は6日、マイナビオールスターゲーム2022(7月26日=ペイペイドーム、同27日=松山)のファン投票最終結果を発表し、ロッテ佐々木朗希投手(20)は30万4034票を集め、パ先発投手部門で1位に輝いた。
プロ3年目の今季、ここまで6勝をマーク。4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)では完全試合も達成するなど、大きな飛躍を遂げた。ファン投票1位について「選んでいただいてすごく光栄ですし、まさか自分がという気持ちです」と笑顔を見せた。
自慢の直球は今季、自己最速を更新する164キロをマークした。球宴最速は巨人ビエイラが昨年記録した163キロで、エンゼルス大谷も日本ハム時代の14年に162キロを投げている。これらの更新について問われると「特に更新したいという気持ちはないですけど、自分の持ってるものをしっかり発揮すれば、そういったところは抜ける可能性もあると思うので、まずはいいコンディションで自分の投球ができたらなと思っています」と話した。
7月1日の楽天戦(ZOZOマリン)では4回10奪三振の快投を演じながら試合中に右手中指のマメをつぶすアクシデント。現在は出場選手登録を抹消されているが「順調に回復しています。大丈夫だと思います」と明るい表情を見せた。
また、バッテリーを組むロッテ松川虎生捕手(18)も34万1160票でパ捕手部門の1位に。高卒新人捕手としては史上初のファン投票1位に輝いた。
今後は11日に選手間投票結果が、13日には監督推薦も含むメンバーが発表され、その後22日にはプラスワン投票選出選手が発表される。
21年ビエイラ(巨人)がマークした163キロが最速。メットライフドームでの第1戦で、163キロを4球計測した。日本人最速は14年大谷(日本ハム)で、甲子園での第2戦に先発して162キロを2球マーク。他に160キロ以上を計測したのは、08年クルーン(巨人)の161キロがある。
日本野球機構(NPB)は6日、マイナビオールスターゲーム2022(7月26日=ペイペイドーム、同27日=松山)のファン投票最終結果を発表し、ロッテ松川虎生捕手(18)は34万1160票を集め、パ捕手部門で1位に輝いた。
松川は昨秋ドラフト1位で市和歌山から入団。今季はNPB史上3人目となる高卒新人捕手の開幕スタメンマスクをかぶった。4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)では佐々木朗希投手(20)とのバッテリーで完全試合を達成した。
その佐々木朗を上回る獲得票数で、高卒新人捕手としては史上初のファン投票1位に。「オープン戦から朗希さんと組ませていただいて、朗希さんから学ぶことがたくさんありました。朗希さんがいたからファン投票で選んでもらったと思ってますので、本当に感謝したいなと思います」と笑顔を見せた。
日本野球機構(NPB)は6日、マイナビオールスターゲーム2022(7月26日=ペイペイドーム、同27日=松山)のファン投票最終結果を発表し、ロッテのブランドン・レアード内野手(34)が27万2772票を集め、パ指名打者部門で1位に輝いた。
今季は6日までに12本塁打、42打点を挙げている。5度目の球宴出場を決め「本当に名誉なことだと思っています。今回は自分のチームの佐々木朗希投手と松川選手と一緒に出られるということで、非常にワクワクしていますし、楽しみにしています」と白い歯を見せた。
昨年の球宴では本塁打も放ち、恒例のすしパフォーマンスも披露した。「今年は誰にすしを食べさせたい?」という問いには「ロウキ!」と笑った。
プロ野球「マイナビオールスターゲーム2022」(第1戦=26日・ペイペイドーム、第2戦=27日・松山中央公園野球場)のファン投票の最終結果が6日に発表され、パ・リーグの先発投手部門でロッテ・佐々木朗希投手(20)が初選出された。右手中指のまめがつぶれ、今月2日に出場選手登録を抹消されたが、患部は順調に回復。1971年の第1戦(西宮)で9者連続三振を記録した江夏豊さん(74)は、伝説の再現を期待した。
胸が高鳴った。パ・リーグの先発投手部門で30万4034票を集めた佐々木朗が、3年目で球宴初選出。令和の怪物が夢舞台に思いをはせた。
「まさか自分がという気持ち。選んでいただいたファンの方々に投球で感謝の気持ちを伝えたい。自分の持っている力を最大限発揮して、その上でいい勝負ができたら」。
今季は4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)で史上16人目の完全試合を最年少で達成した。その後も圧倒し、13試合で6勝1敗、防御率1.48。リーグトップを独走する124三振の好成績を残す。D1位・松川(市和歌山高)も選ばれ、完全試合バッテリーで出場する。
伝説の再現に挑む。1971年7月17日の球宴第1戦(西宮)。阪神・江夏豊が打者9人と対戦し、全員から三振を奪った。あれから半世紀−。2001年生まれの佐々木朗は完全試合達成時にプロ野球記録の13者連続三振(1試合19奪三振はプロ野球タイ)を記録した。球宴での三振への思いは「ないです」と答えたが、奪三振ショーに期待が懸かる。
球宴の最速記録は昨年の第1戦(メットライフ)で巨人・ビエイラがマークした163キロ。日本選手では2014年に日本ハム・大谷翔平(現エンゼルス)が162キロを計測した。最速164キロ右腕は「特に更新したいという気持ちはないが、自分の持っているものをしっかり発揮すれば抜ける可能性もあると思う。いい状態で自分の投球ができたら」と自然体を強調した。
印象に残る球宴には、2004年の第2戦で日本ハムの新庄監督が本盗を決めた場面を挙げた。今月1日の楽天戦(ZOZOマリン)で右手中指のまめがつぶれ、翌2日に出場選手登録を外れたが、患部は順調に回復。この日は投球動作を再開した。球宴出場について「大丈夫だと思う」とうなずいた佐々木朗。感謝の思いを胸に、夢と感動を届ける。
1971年7月17日に行われた球宴第1戦(西宮)。ファン投票1位で選出された当時23歳の全セ・江夏(阪神)が田淵(同)とのバッテリーで先発し、1回は有藤、基、長池から3者連続で空振り三振。2回は江藤、土井から空振り三振、東田を見逃し三振。3回は阪本を見逃し三振、岡村、加藤を空振り三振で球宴史上初の9者連続奪三振を達成した。全セは5投手の継投で球宴初の無安打無得点試合を達成した。江夏は70年の球宴でも5者連続奪三振。71年の第3戦(後楽園)でも6回から登板し、先頭の江藤から三振を奪ったが、バットを短く持った野村克也(南海)が二塁ゴロとなり、合計は15者連続で途絶えた。
ヤクルト・村上宗隆内野手はセ・リーグ最多となる40万97票を集め、自身3度目の選出となった。注目が集まるのはロッテ・佐々木朗との怪物¢ホ決。初対決となった昨季の交流戦では、村上が右越えに豪快なアーチを放ち、佐々木朗にプロ初の本塁打を浴びせた。2度目の対決に「去年とは、また違う球を投げていると思いますし楽しみ。負けないようにバットを振りたい」と力強く誓った。
ロッテの井上が先発で今季初出場し打点を挙げた。1−2の4回無死二、三塁で、上原の真ん中に入った速球にバットを合わせて右翼へ大きな飛球を打ち上げ、犠飛をマークしてこの回計4点の攻撃につなげた。
一塁の守備でも5−4の6回2死三塁で石井の右翼線に抜けそうな速い打球を好捕するなど、復帰戦で攻守に存在感を示した。
プロ9年目。昨季は開幕を2軍で迎え、4月に1軍に昇格した後も不振で6月以降は2軍暮らしが続いた。8月に試合中の守備で負傷し、10月に右手首の手術を受ける不運を乗り越えた。2018年から2年連続で24本塁打をマークしたスラッガーが、ようやく調子を取り戻してきた。
プロ野球のマイナビオールスターゲーム2022(第1戦=7月26日・ペイペイドーム、第2戦=同27日・松山中央公園野球場)のファン投票の結果が6日、発表された。両軍の各ポジションの得票1位は以下の通り。カッコ内は所属で選抜回数。
イースタン・リーグは6日、千葉県船橋市の船橋市民球場で9月10日に予定されていたロッテ−DeNAの開催地をさいたま市のロッテ浦和球場に変更すると発表した。
「マイナビオールスターゲーム2022」(26日・ペイペイドーム、27日・坊っちゃんスタジアム)のファン投票最終結果が6日発表され、先発投手部門でロッテ・佐々木朗希投手(20)がプロ3年目で初選出された。球宴記録の9者連続三振や、球宴史上最速で自己最速を更新する165キロ以上をマークすることも期待される。監督選抜を含めた29選手は13日に発表され、「プラスワン投票」により22日に全メンバーが出そろう。
レアードと女房役・松川との間に挟まれ、佐々木朗は着席し、率直な思いを口にした。「まさか自分が、という気持ちです」。3年目で最年少完全試合や、メジャー記録も上回る世界新の13者連続奪三振を達成した。ここまで6勝1敗、防御率1.48。人気と実力を備え、30万票集めた文句なしの球宴初選出に、少し照れていた。
自慢の剛速球はどれくらいの球速が出るのか−。71年江夏豊(阪神)が記録した伝説の9者連続三振の再現はあるのか−。大きな期待が寄せられる。
「特に記録を更新したいとかはないが、持っているものをしっかり発揮すれば、抜ける可能性もある。いいコンディションで、自分の投球をしっかりできたらなと思います」。
昨季まで159キロだった直球は、今季164キロまで伸びた。球宴では14年大谷(日本ハム)の162キロが日本人最速で、21年ビエイラの163キロが史上最速となる。記録には無頓着な右腕だが、「選んでくれたファンに、投球で感謝の気持ちを伝えたい」との思いでマウンドに上がる。
セ・リーグには村上(ヤクルト)らパには少ない若い強打者が並ぶ。「イニングも短いと思う。1人1人集中して、自分の力を最大限発揮し、その上でいい勝負ができたら」。公式戦で迫られるペース配分は必要ない。怪物がフルスロットルで挑むならば、16年CSで大谷が計測した日本選手の最速165キロに並び、追い越す可能性も十分にある。先発が予想される26日の第1戦はペイペイドーム。5月20日の登板で今季最速となる直球の平均球速161.1キロをマークしたマウンドで、相性も抜群だ。1日の楽天戦で右手中指のマメをつぶし、現在は出場選手登録から外れているが、「順調に回復している」と問題ない。
「(日本ハム)新庄監督のホームスチール。あれって、オールスターですよね」と球宴ならではの名シーンに思いを巡らせた。当時はまだ2歳。リアルタイムで見てはいないが、04年の史上初単独本盗は知っている。後世に語り継がれる伝説を見たい。ファンはそんな夢を朗希に託している。
ロッテ投手の先発投手部門でのファン投票選出は、チームでは01年黒木知宏以来21年ぶり。ロッテのバッテリーの同時ファン投票選出は第1回の51年荒巻淳−土井垣武、56年荒巻淳−佃明忠に続き、66年ぶり3組目となった。
江夏豊氏が9者連続三振した71年球宴を振り返り、ロッテの佐々木朗に期待の言葉を寄せた。
「オールスターまで6勝9敗。複雑な気持ちがあった。ヒットは打たれる。でも、9つ(三振を)取りたい、という願望はあった。佐々木朗の1番の良さは打者に向かっていくところ。本人も、三振を取ることを周りがどれだけ意識してくれているかは重々理解しているでしょう。まず、気持ち。力いっぱい投げるぞ、という気迫がフォームに表れる」。
ロッテ・佐々木朗の完全試合をアシストした松川は、高卒新人捕手として史上初のファン投票1位選出となった。「(佐々木)朗希さんがいたからこそ選んでもらったと思う」と感謝した。球団高卒新人でも、55年に一塁手として選出された榎本喜八以来67年ぶりの快挙だ。10月が誕生日で、球宴時も18歳9ヶ月。仮にアーチを放ち、MVPを獲得すれば、いずれも1年目の18歳11ヶ月だった86年清原和博(西武)の最年少記録を更新する。
高卒新人が球宴ファン投票で選出されたのは13年大谷(日=外野)以来9年ぶり11人目。捕手は松川が初めてだ。また、チームの高卒新人では毎日時代の55年榎本喜八(一塁)以来67年ぶり2人目になる。高卒に限らず、新人捕手の球宴出場は16年戸柱(D)以来6人目。うち、ファン投票で選ばれたのは大卒の69年田淵幸一(神)、07年嶋(楽=現ヤ)に次ぎ松川は3人目。
DH部門で選出され、5度目の出場のロッテ・レアードは「朗希に寿司を食べさせたい」と意気込んだ。
本塁打後のパフォーマンスで、ハイタッチ後、魚を釣って、さばいて、寿司を握って、チームメートに食べてもらうところまでが恒例。昨年は球宴初アーチを放ち、松田(ソフトバンク)に食べてもらった。「ファンの皆さんに喜んでもらえるような打撃をしたい」と注目を集める佐々木朗とのコラボを狙っている。
4回に左越え6号2ランを放ったロッテの山口はお立ち台で「短冊に 込める願いは 頂点へ」と恒例の一句を披露した。
親交のある西武・山川から「1週間ぐらい前ですかね。ちょっと打てなくて打席に入るのが怖くなった中で、山川さんが心配してくださった」と心構えなどの助言を受けた。「同じ右打者の晴哉さん(井上)も戻ってきたし、レアードもいる。負けないようにやりたい」と気合を入れ直した。
昨年10月に右手首を手術したロッテ・井上が、「5番・一塁」で今季初出場。昨年6月2日以来の1軍戦で結果を残した。1点を追う4回無死二、三塁から同点の右犠飛。「ヒットを打ちたいけど、それでゴロになるよりはいい」と今季初打点を挙げ、一挙4得点の逆転劇につなげた。
今季初打席の2回は四球で出塁し、6、8回も四球を選んだ。0打数0安打で打率の記録はなし。それでも18、19年に2年連続で24本塁打をマークした和製大砲は「打率.000よりもいい」と笑った。一塁のライバルには一発を放った山口もいる。「今日はいいものを見せてもらいました」。2連勝で今季最多の貯金2。後輩の活躍にも笑顔だった。
ロッテの井上晴哉内野手(33)が6日の日本ハム戦で今季初打点を挙げた。
6日に今季初の1軍に昇格して「5番・一塁手」で即スタメン出場となった井上。1−2とリードされて迎えた4回の第2打席。無死二、三塁のチャンスでボールカウント1−2から日本ハム先発の上原が投じた4球目を右犠飛で同点の走者が生還して今季初打点を挙げた。
チームはその後に山口の6号2ランなどこの回一挙4点を奪って試合をひっくり返した。
「マイナビオールスターゲーム2022」(7月26日・ペイペイドーム、同27日・松山・坊っちゃんスタジアム)のファン投票最終結果が6日に発表された。ロッテからは佐々木朗希投手(先発投手部門=30万4034票)、松川虎生捕手(捕手部門=34万1160票)、レアード内野手(DH部門=27万2772票)の3人が選出された。
佐々木朗は「まずは選んでいただいて光栄ですし、まさか自分がという気持ちです」と喜びを語り、松川は「本当に選んでいただいて凄く光栄だなと思うし、感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔で話した。
バッテリーそろっての球宴初選出。佐々木朗は「今季からオープン戦を含めてずっとバッテリーを組んできて、凄く助けてもらってる部分もあるし、完全試合とか色々2人で達成できたものもたくさんあったので、凄く感謝の気持ちでいっぱいです」と女房役への感謝を口にすると、松川も「1年目ですけど、オープン戦から朗希さんと組まさせてもらって、本当に朗希さんから学ぶことがたくさんあったし、朗希さんがいたからファン投票で選んでもらったと思うので、感謝したいです」と話した。
また、球宴で対戦したい打者を問われた佐々木朗は「交流戦で結構打たれた印象があるので、どの選手にもリベンジしたい気持ちはある。初めて対戦する打者もいると思うので、1人1人、自分の投球をした上で、対戦を楽しむことができたらなと思います」と語った。
そして球宴では球速も注目されるが、歴代最速(14年大谷162キロ、21年ビエイラ163キロ)更新への意欲を聞かれると、「特に記録を更新したいとかないですけど、自分の持っているものをしっかりと発揮すれば(記録を)抜ける可能性もあると思うので、いいコンディションで、自分の投球をしっかりとできたらなと思っています。(マメは?)順調に回復しています。(ファンは楽しみにしていいか?)そうですね。大丈夫だと思います。」と記録の更新を期待させた。また、印象に残っている球宴を聞かれると「新庄監督のホームスチール。あれかな」と答えた。
5度目の選出となったレアードは「本当に名誉なことだと思っています。毎回選んでもらって本当に感謝しています。オールスターに何回か出させてもらって、今回は自分のチームの特別な佐々木投手と松川捕手2人と一緒に出られることで、非常に楽しみでワクワクしています」と語った。昨年は第2戦で球宴初本塁打を打ったが「家族も球場で見ててくれた前で、打てたのは特別な思いがあった。今年も何とかファンの皆さんに喜んでもらえるような打撃がお見せできるように頑張りたい」とし、今年は誰に寿司を食べて欲しいか問われると「ロウキ!」と即答した。
4月10日に史上最年少で完全試合を成し遂げたロッテの佐々木朗希投手(20)と女房役のドラフト1位・松川虎生捕手(18)の“完全試合バッテリー”がそれぞれファン投票1位で球宴初選出された。最速164キロの右腕は、球宴最速163キロの更新に意欲。相棒の松川は高卒新人捕手では史上初のファン投票選出となった。
松川が球宴での“猛勉強”を誓った。34万1160票を獲得し、捕手部門で球宴初選出。高卒新人捕手が球宴に出場するのは史上初の快挙となった。
「選んでいただいてすごく光栄ですし、感謝の気持ちでいっぱいです」と松川。今季は史上3人目となる高卒新人開幕マスクをかぶり勝利に貢献。4月10日には佐々木朗の女房役として完全試合を演出するなど、ルーキーらしからぬ落ち着いたリードが評価された。今季は5日現在で39試合に出場し、打率1割5分4厘。佐々木朗の登板時は全てマスクをかぶってきた。
「1年目から朗希さんと組んで、学ぶことも多い。朗希さんがいるから選んでもらえたと思う」と謙虚に感謝を口にしながらも「すごい選手がたくさん集まる場。キャッチャーの部分で色々な話を聞いて少しでもいい経験をしたい」と目を輝かせた18歳。“完全試合バッテリー”の配球にも期待だ。
4月10日に史上最年少で完全試合を成し遂げたロッテの佐々木朗希投手(20)と女房役のドラフト1位・松川虎生捕手(18)の“完全試合バッテリー”がそれぞれファン投票1位で球宴初選出された。最速164キロの右腕は、球宴最速163キロの更新に意欲。相棒の松川は高卒新人捕手では史上初のファン投票選出となった。
緊張した面持ちの中にも、令和の怪物の自信が垣間見えた。朗希は先発投手部門で30万4034票を獲得し初選出。「選んでいただいてすごく光栄ですし、まさか自分がという気持ち」と笑顔を見せた。プロ3年目の今季はここまで6勝。史上最年少で完全試合を達成した右腕は球速について問われると、穏やかながら、はっきりと言い切った。
「(最速記録を)特に更新したい気持ちはないけど、持っているものをしっかり発揮すれば抜ける可能性もあると思う。まずはいいコンディションでピッチングができたらなと思います」。
球宴での最速は昨年、巨人・ビエイラが記録した163キロ。日本人では14年に岩手出身の先輩でもある日本ハム時代の大谷(現・エンゼルス)がマークした162キロだ。朗希の代名詞とも言える剛球は164キロ。今季はここまで5試合で計測している。球界の強打者との対戦は気持ちも入るうえ、球宴ならではの短いイニングに全力を注げることも最速更新の追い風になりそうだ。
前回登板の7月1日の楽天戦(ZOZO)では4回10Kながらも4回途中に右手中指のまめが潰れ緊急降板。現在は出場選手登録を抹消されているが「順調に回復しています。大丈夫です」と明るい表情を見せた。この日の試合前には約10分間ほど左中間フェンスに壁当て投球。右手中指負傷後、公の場では初めての投球動作だった。
リベンジにも燃えている。「セ・リーグには交流戦で打たれているイメージがある。もう1回対戦してしっかりリベンジしたい」と朗希。6月3日の巨人戦(東京D)では岡本和に2ランを被弾し今季初黒星。岡本の出場が決定すれば対戦する可能性も十分で「まずは自分の投球をして結果的に抑えれるように」。今季数々の記録を打ち立てた20歳は自然体で夢舞台に臨む。
ロッテは山口航輝外野手の6号2ランなど5安打5得点で2連勝。山口は1点リードの4回2死二塁から西村の直球を豪快に左翼席へとたたき込み、15試合ぶりの1発でチームを勝利へと導いた。
お立ち台では「ここ最近チームの足を引っ張ることが多かったですけど、今日こうしてヒーローになれてよかったです」と山口。最後は本拠地のお立ち台で恒例となっている俳句を披露。七夕にちなみ「短冊に 込める願いは 頂点へ」と“今季4句目”を詠み球場からは拍手が送られた。
ロッテの守護神・益田直也投手が1点リードの9回を走者を背負いながらも無失点で抑え、今季20セーブ目をマーク。19年から4シーズン連続で20セーブ以上をマークするのは01〜07年に小林雅英が7年連続で20セーブ以上をマークした以来、球団では2人目の快挙となった。
益田はお立ち台で「疲れました。あまりうまく投げれなかったけどゼロに抑えられて良かったです。20セーブ達成時のお立ち台は前々から断ってたんですけど、今日は立たせてもらいました!」と観衆を笑わせた。
チームは山口の6号2ランなど5安打5得点で2連勝。貯金は今季最多タイとなる2となった。
ロッテが山口航輝外野手の6号2ランで日本ハムを2−5と突き放した。
1点リードの4回2死二塁。山口がカウント3−1から西村の直球を豪快に振り抜き左翼席へとたたき込む6号2ラン。6月9日の中日戦(ZOZOマリン)以来、15試合ぶりの1発に「打ったのはストレートです。チームの良い流れに乗って、自分も良いバッティングができました。久しぶりのホームランでめっちゃ気持ち良かったです」と余韻をかみ締めた。
「マイナビオールスターゲーム2022」(7月26日・ペイペイドーム、27日・松山)のファン投票最終結果が6日、発表された。
ロッテでは佐々木朗希投手が30万4034票で先発投手部門で1位、その女房役のドラフト1位・松川虎生捕手も34万1160票で捕手部門1位に輝いた。さらにDH部門ではブランドン・レアード内野手が27万2722票で1位を獲得した。
佐々木朗はこの日の会見で「とても光栄ですし、まさか自分がという気持ちです」と心境を明かした。
今季の6月3日の交流戦・巨人戦(東京ドーム)では岡本に2ランを被弾。岡本の出場が決まれば再び対戦する可能性があることには「まずは自分のピッチングをして、結果的に抑えられたらいいなと思います」と右腕。松川も「すごい選手がたくさんいる場。少しでもいい経験ができるように」と意気込んだ。高卒新人捕手の球宴出場は史上初の快挙。球宴では1位バッテリーにも期待がかかる。
DHで選出されたレアードは「朗希、松川と出られることが非常に楽しみ」と胸を膨らませ、ホームランを打った際のすしパフォーマンスで誰にすしを食べさせたいかについては「ロウキ!」と即答し報道陣を笑わせた。
今後は11日に選手間投票、13日に監督選抜、22日にプラスワン投票選出選手が発表される。
「マイナビオールスターゲーム2022」(7月26日・ペイペイドーム、27日・松山)のファン投票最終結果が6日、発表された。最多得票はパ・リーグ一塁手部門の西武・山川で46万1740票。セ最多は三塁手部門のヤクルト・村上で40万97票。
11日に選手間投票、13日に監督選抜、22日にプラスワン投票選出選手が発表される。
ロッテの井上晴哉内野手が6日、1軍の練習に合流した。
井上は昨季6月の交流戦で右手首を痛め同年10月末に右手首を手術。リハビリを兼ねながら今季は2軍スタートし、6月14日の2軍戦で実戦復帰していた。ファームではここまで14試合に出場し3本塁打、打率2割5厘をマーク。井口監督も5日までに「井上は調子いいので(合流を)考えていく」と話しており、この日はチームメートと談笑しながらリラックスした様子でウォーミングアップしていた。
「マイナビオールスターゲーム2022」のファン投票最終結果が6日に発表され、初選出されたロッテ・佐々木朗希投手は会見場で表情をほころばせた。
「すごく光栄ですし、まさか自分がという気持ちです。ピッチングで感謝の気持ちを伝えたいです」。
今季は4月10日・オリックス戦(ゾゾ)で完全試合を達成するなど6勝1敗、防御率1.48。躍進の要因の1つが最速164キロの直球だ。夢の舞台では球速での“大谷超え”への野心も明かした。
自身と同じ岩手出身の先輩は日本ハム時代の14年に、甲子園で開催された球宴で日本選手最速の162キロをマーク。21年に巨人・ビエイラが163キロを計測して球宴最速記録を塗り替えたが、右腕は「更新したい気持ちはないですが、自分の持っているものをしっかり発揮すれば、抜ける可能性はあると思う」と自信をのぞかせた。
1日・楽天戦では4回10奪三振ながら、右手中指のマメの影響で緊急降板したが「順調に回復しています。(球宴出場は)大丈夫です」ときっぱり。この日はZOZOマリンスタジアムで壁当てを行っており、状態は日に日に良くなっている。
球宴の思い出のシーンについて問われると、日本ハム・新庄ビッグボスが現役時代の04年に魅せたホームスチールを挙げた。今は自身がファンを魅了する立場だ。「交流戦で結構打たれた印象があるので、どの選手にもリベンジしたい気持ちはある。1人1人、自分の投球をした上で対戦を楽しむことができたら」。セの打者を快速球で抑え、ファンの心に残る投球を披露する。
ロッテの山口航輝外野手が6月9日・中日戦以来の本塁打を放ちお立ち台で得意の一句を披露した。
4回に1点リードしなおも2死二塁。代わった西村の直球をドンピシャリ。左翼席中段へ飛び込む6号2ランを放った。お立ち台では「短冊に 込める思いは 頂点へ」と詠み、スタンドから拍手を受け笑みをこぼした。
右の和製大砲として期待されるも、ここ1ヶ月間は本塁打が出ず、苦しい時期を過ごした。この日も福浦打撃コーチが見続ける中、特打を敢行。打てない時期には西武・山川にも連絡を取り悩みを打ち明けたという。「打席が怖くなるときもありましたけど、打撃の形のこととか、福浦さんにも色々と教わってますし、山川さんにも色々、技術じゃない面もお話していただいて、皆さんのおかげで少しずつよくなっています」と周囲に感謝した。
ロッテの益田直也投手が1点差の九回を無失点に抑え、4年連続20セーブを挙げた。
2死一、二塁となった場面で谷内を直球で捕邪飛に仕留め、力強くほえた。5試合連続無失点と、ここにきて安定感をみせる右腕はお立ち台に上がるや「あまりうまく投げられなかったんですけど、何とかゼロに抑えられてよかったなと思います」と喜んだ。
今季は抑えてセーブを挙げても、お立ち台を断っていたというが「ここ(お立ち台)ではなく、マウンドの上で皆さんを笑顔にできるように頑張るのでお願いします。ファンの皆さんと頂点に向かって走っていきたい」と抑えとして、優勝の戦力になると力を込めた。
ロッテの井上晴哉内野手が「5番・一塁」で初スタメン出場し今季2打席目で初打点を挙げた。
昨年6月9日・中日戦以来の出場。昨オフに右手首の手術をしリハビリなどを続け、この日、1軍初昇格。1点を追う4回無死一塁から安田が右線二塁打でつなぎ無死二、三塁。上原の直球を強く振り抜き右翼への犠飛を挙げた。
さらに1死三塁から佐藤都の中犠飛で勝ち越しに成功した。
プロ野球「マイナビオールスターゲーム2022」のファン投票で6日、ロッテのドラフト1位ルーキー松川が実力者の甲斐(ソフトバンク)らを抑えて選ばれた。高校出1年目の捕手としては異例の選出に「選んでいただいて光栄。まずはしっかりとその場を肌で感じてプレーしたい」と表情を引き締めた。
1年目ながらオープン戦から佐々木朗とバッテリーを組み、4月には好リードで完全試合の快挙に導いた。早くもチームに欠かせない存在となっているが「(佐々木)朗希さんがいたからこそ選んでもらったと思うので、本当に感謝している」と謙虚に話した。
マイナビオールスターゲーム2022(第1戦=26日・ペイペイドーム、第2戦=27日・松山)のファン投票の最終結果が6日に発表され、ロッテから佐々木朗希投手と松川虎生捕手の初選出、レアード内野手の5度目の選出が決まった。
今季13試合に出場し6勝1敗、防御率1.82の成績の佐々木朗はオリックス・山本らとの争いの末、トップでの選出。「選んでいただいて光栄ですし、まさか自分がという気持ちです。自分のピッチングをして、抑えられるようにしたい」と話した。
松川は高卒1年目でのファン投票選出で、捕手としては史上初の快挙となった。プロ入り後、佐々木朗とバッテリーを組み、好リードでもり立ててきたが「オープン戦から朗希さんと組ませていただいて、すごいいい選手ばかりなので、しっかりいいところを出していけるように頑張りたい」と意気込んだ。
球宴での日本人最速は日本ハム・大谷がマークした162キロで、外国人では巨人・ビエイラが163キロをマーク。球速更新への意気込みについて「特に更新したい気持ちはないですけど、自分の持っているものを発揮すれば、抜ける可能性はあると思うので、いいコンディションで自分のピッチングができたら」と話した。
ファン投票結果は以下の通り。名前横の数字はファン投票選抜回数、()内の数字は選抜回数。
プロ野球「マイナビオールスターゲーム2022」のファン投票の最終結果が6日、発表され、ロッテの佐々木朗希投手が先発投手部門で初選出された。岩手・大船渡高時代から「令和の怪物」として注目され、プロ3年目の今季は4月10日のオリックス戦で史上最年少での完全試合を達成し、20歳で初球宴に臨む。
高校出新人のロッテの松川虎生捕手も選ばれ“完全試合バッテリー”で出場する。セ、パ両リーグを通じ最多得票は西武の山川穂高内野手だった。
オールスターは第1戦が26日に福岡市のペイペイドームで、第2戦が27日に松山市の松山中央公園野球場で開催される。
ロッテの井上晴哉内野手が今季初めて1軍に合流。一塁の守備に就き、ノックを受けるなど、精力的に動いた。
井上は昨年10月に右手首を手術して、今季ファームでは14試合に出場し9安打、3本塁打をマーク。井口監督は5日の試合後「井上は調子がいいので考える」と話していた。
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | |||||||
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順位 | 選手名 | 球団 | 得票数 | 順位 | 選手名 | 球団 | 得票数 | |
★1 | 青柳晃洋 | 神 | 228,394 | 先発投手 | ★1 | 佐々木朗希 | ロ | 304,034 |
2 | 森下暢仁 | 広 | 166,223 | 2 | 山本由伸 | オ | 251,825 | |
3 | 菅野智之 | 巨 | 122,486 | 3 | 千賀滉大 | ソ | 77,920 | |
4 | 今永昇太 | デ | 88,138 | 4 | 東浜巨 | ソ | 73,711 | |
5 | 大野雄大 | 中 | 82,317 | 5 | 伊藤大海 | 日 | 51,172 | |
6 | 高橋奎二 | ヤ | 74,258 | 6 | 田中将大 | 楽 | 46,098 | |
7 | 柳裕也 | 中 | 55,985 | 7 | 上沢直之 | 日 | 44,354 | |
8 | 大瀬良大地 | 広 | 33,112 | 8 | 隅田知一郎 | 西 | 42,234 | |
9 | 小川泰弘 | ヤ | 28,677 | 9 | 宮城大弥 | オ | 37,736 | |
10 | 西勇輝 | 神 | 27,372 | 10 | 橋光成 | 西 | 35,516 | |
★1 | 湯浅京己 | 神 | 278,348 | 中継投手 | ★1 | 又吉克樹 | ソ | 314,455 |
2 | 清水昇 | ヤ | 196,303 | 2 | 平良海馬 | 西 | 313,344 | |
3 | Y.ロドリゲス | 中 | 123,436 | 3 | 堀瑞輝 | 日 | 83,938 | |
4 | 今村信貴 | 巨 | 90,941 | 4 | 安樂智大 | 楽 | 55,892 | |
5 | 三嶋一輝 | デ | 65,124 | 5 | 比嘉幹貴 | オ | 54,887 | |
★1 | 大勢 | 巨 | 305,831 | 抑え投手 | ★1 | 松井裕樹 | 楽 | 250,656 |
2 | 栗林良吏 | 広 | 224,718 | 2 | 平野佳寿 | オ | 181,887 | |
3 | 岩崎優 | 神 | 145,034 | 3 | 北山亘基 | 日 | 178,885 | |
4 | S.マクガフ | ヤ | 140,322 | 4 | 増田達至 | 西 | 114,154 | |
5 | 山ア康晃 | デ | 116,715 | 5 | 益田直也 | ロ | 113,433 | |
★1 | 木下拓哉 | 中 | 215,564 | 捕手 | ★1 | 松川虎生 | ロ | 341,160 |
2 | 梅野隆太郎 | 神 | 214,639 | 2 | 甲斐拓也 | ソ | 234,196 | |
3 | 中村悠平 | ヤ | 185,480 | 3 | 森友哉 | 西 | 154,020 | |
4 | 小林誠司 | 巨 | 117,147 | 4 | 宇佐見真吾 | 日 | 137,574 | |
5 | 會澤翼 | 広 | 98,946 | 5 | 若月健矢 | オ | 37,579 | |
★1 | 中田翔 | 巨 | 300,724 | 一塁手 | ★1 | 山川穂高 | 西 | 461,740 |
2 | R.マクブルーム | 広 | 224,794 | 2 | 清宮幸太郎 | 日 | 168,305 | |
3 | D.ビシエド | 中 | 155,899 | 3 | 中村晃 | ソ | 156,172 | |
4 | N.ソト | デ | 114,309 | 4 | 佐藤都志也 | ロ | 97,807 | |
5 | J.オスナ | ヤ | 112,553 | 5 | 鈴木大地 | 楽 | 41,385 | |
★1 | 牧秀悟 | デ | 265,093 | 二塁手 | ★1 | 浅村栄斗 | 楽 | 313,066 |
2 | 山田哲人 | ヤ | 237,376 | 2 | 三森大貴 | ソ | 154,875 | |
3 | 吉川尚輝 | 巨 | 197,185 | 3 | 中村奨吾 | ロ | 139,911 | |
4 | 菊池涼介 | 広 | 164,202 | 4 | 外崎修汰 | 西 | 116,263 | |
5 | 糸原健斗 | 神 | 112,400 | 5 | A.アルカンタラ | 日 | 90,386 | |
★1 | 村上宗隆 | ヤ | 400,097 | 三塁手 | ★1 | 野村佑希 | 日 | 288,635 |
2 | 岡本和真 | 巨 | 220,229 | 2 | 宗佑磨 | オ | 259,551 | |
3 | 大山悠輔 | 神 | 156,721 | 3 | 松田宣浩 | ソ | 212,901 | |
4 | 坂倉将吾 | 広 | 112,777 | 4 | 中村剛也 | 西 | 134,707 | |
5 | 宮ア敏郎 | デ | 77,660 | 5 | A.エチェバリア | ロ | 91,497 | |
★1 | 坂本勇人 | 巨 | 306,787 | 遊撃手 | ★1 | 今宮健太 | ソ | 376,642 |
2 | 中野拓夢 | 神 | 301,145 | 2 | 源田壮亮 | 西 | 191,552 | |
3 | 長岡秀樹 | ヤ | 139,407 | 3 | 紅林弘太郎 | オ | 128,080 | |
4 | 小園海斗 | 広 | 132,175 | 4 | 石井一成 | 日 | 77,818 | |
5 | 大和 | デ | 65,304 | 5 | 藤岡裕大 | ロ | 69,996 | |
★1 | 佐藤輝明 | 神 | 394,138 | 外野手 | ★1 | 柳田悠岐 | ソ | 457,217 |
★2 | 塩見泰隆 | ヤ | 290,389 | ★2 | 吉田正尚 | オ | 439,203 | |
★3 | 近本光司 | 神 | 282,825 | ★3 | 松本剛 | 日 | 328,967 | |
4 | 丸佳浩 | 巨 | 263,421 | 4 | 西川遥輝 | 楽 | 209,237 | |
5 | 佐野恵太 | デ | 216,124 | 5 | 杉本裕太郎 | オ | 191,328 | |
6 | 大島洋平 | 中 | 208,467 | 6 | 福田周平 | オ | 138,412 | |
7 | 西川龍馬 | 広 | 193,081 | 7 | 牧原大成 | ソ | 121,479 | |
8 | 糸井嘉男 | 神 | 188,769 | 8 | 部瑛斗 | ロ | 117,843 | |
9 | 青木宣親 | ヤ | 137,702 | 9 | 藤原恭大 | ロ | 117,446 | |
10 | G.ポランコ | 巨 | 124,388 | 10 | L.マーティン | ロ | 108,304 | |
DH | ★1 | B.レアード | ロ | 272,772 | ||||
2 | Y.グラシアル | ソ | 209,804 | |||||
3 | 栗山巧 | 西 | 166,294 | |||||
4 | T−岡田 | オ | 114,814 | |||||
5 | J.マルモレホス | 楽 | 38,792 |
日本野球機構は6日、7月26日に福岡PayPayドーム、27日に松山・坊っちゃんスタジアムで開催される『マイナビオールスターゲーム2022』のファン投票の最終結果を発表した。
ロッテからは先発部門で佐々木朗希、捕手部門で松川虎生、DH部門でレアードの3選手がファン投票でオールスター出場を決めた。
ロッテ球団から3人の選手がファン投票でオールスター出場を決めたのは、2010年の里崎智也氏(捕手)、金泰均(一塁)、井口資仁(二塁)以来12年ぶり。21世紀以降、ロッテから3人以上の選手がファン投票でオールスター出場を決めたのは今回、10年、そして05年の薮田安彦(中継ぎ投手)、小林雅英(抑え投手)、西岡剛(二塁手)の3例。
察しのいいロッテファンは気がついたかもしれないが、05年がリーグ優勝、日本一を達成し、10年もリーグ3位から日本一となっている。そうなると、今年も3人の選手がファン投票でオールスター出場を決めており、日本一への機運も高まってくる。
ロッテは現在首位・ソフトバンクと5.5ゲーム差の4位とはいえ、1974年以来となる勝率1位でのリーグ優勝を狙える位置につけている。忘れてはならないのは、あくまで過去の話で、もちろんリーグ優勝、日本一を成し遂げて欲しいが、3人選ばれたからといってリーグ優勝、日本一が必ずできるとは限らない。オールスター明けの選手、監督、コーチ、スタッフ、ファン全員の頑張りがあって初めて達成できるものである。
ロッテには魅力的な選手は多いが、ファン投票でオールスター出場となるとかなりハードルが高かった。14年からの5年間はファン投票でオールスターに出場した選手がおらず、17年には本拠地開催にも関わらずファン投票での出場が誰もいなかった。19年にレアード、21年のレアード、マーティンがファン投票でオールスター出場を決めたが、残念ながら日本人選手はファン投票での出場が叶わなかった。
今回、佐々木朗希、松川の将来マリーンズを引っ張っていくであろう2選手がファン投票でオールスター出場を勝ち取ったというのは意味がある。佐々木朗希、松川だけでなく、安田尚憲、藤原恭大といった将来的にはファン投票でオールスター出場できそうな選手たちもいる。人気と実力がイコールになったときに、ファン投票でオールスターに出場するロッテの選手が増えていくはずだ。