わたしはかもめ2022年鴎の便り(7月)

便

7月24日

北海道日本ハム5−4千葉ロッテ(札幌ドーム)

日本ハムが連敗を6で止めた。1回に今川の満塁本塁打で先制、4−4の7回に清宮の適時内野安打で勝ち越した。伊藤が7回11安打4失点で8勝目、堀が5セーブ目を挙げた。ロッテは好機を生かし切れず、連勝が5で止まった。

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千葉ロッテ0120001004
北海道日本ハム40000010x5

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[ロッテ]逆転6連勝ならず、7回追い付くも投内連携ミスで勝ち越し許す、貯金2で前半終了[ニッカン]

ロッテはミスで敗れ、全て逆転での6連勝はならなかった。初回、ロメロがいきなり今川に満塁弾を献上。7回に井上の適時打で追いつくも、直後に投内連係ミスで勝ち越され、9回は代走和田がけん制死で再逆転の芽を摘んだ。借金は最大9まで膨らんだが、貯金2で前半戦をフィニッシュ。井口監督は「勝ち抜くために今日みたいなプレーがないように」と険しい表情で後半戦へと引き締めた。

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[ロッテ]貯金2で前半戦終了、レアード&マーティンの両助っ人が不調も3年目の高部瑛斗が奮闘[ニッカン]

ロッテの連勝が5でストップした。46勝44敗1分けの貯金2で、前半戦91試合を終了した。

今季はブランドン・レアード内野手(34)レオネス・マーティン外野手(34)の両助っ人が不調で、開幕直後から得点力不足に苦しんだ。5月17日に勝利するまでは、相手に先制された試合は0勝19敗1分けと、劣勢をはね返せる状況になかった。防御率2点台の小島和哉投手(26)がここまで1勝7敗なのが象徴的。4月20日以降は、6月末までのほとんどの期間で5位に低迷。借金10に達する危機も2度あった。

その中でプロ3年目の高部瑛斗外野手(24)が奮闘。開幕から50試合連続で1番打者を務め、盗塁数ではリーグトップを快走した。コンディション不良で出遅れていた荻野貴司外野手(36)が合流後は1、2番を組み、出塁率向上に伴い、得点力もアップ。両助っ人はいまだ爆発には至らずも、手術から復帰した井上晴哉内野手(33)が好調などもあり、7月18〜23日までの5試合は、いずれも逆転勝利による5連勝。打線の状態は上向いている。

先発投手は91試合で57度のQS(クオリティースタート=投球回6回以上、自責点3点以内)を達成し、打線をカバーしてきた。リリーフ陣は開幕当初は不安定さが目立ったものの、サイドスロー右腕の東條大樹投手(30)に球威が戻り、主に必勝リレーの7回を任され、安定した成績を残している。6月には元メジャーセーブ王のロベルト・オスナ投手(27)が入団。厚みを増した。

注目の佐々木朗希投手(20)はプロ3年目に一気に平均球速を高め、今季初実戦でいきなり自己最速を更新する164キロをマークした。4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)ではNPB史上16度目の完全試合を達成。13者連続奪三振の日本新記録、1試合19奪三振の日本タイ記録も達成し、球史に深く刻まれる偉業となった。7月1日に投球中に右手中指のマメをつぶすアクシデントに見舞われたものの、前半戦は6勝を挙げ、奪三振はリーグ2位の124個をマークしている。

その完全試合も含め、佐々木朗らとバッテリーを組んでいるのが、昨秋に市和歌山からドラフト1位で入団したルーキーの松川虎生捕手(18)だ。高卒新人捕手としてNPB史上3人目となる開幕戦スタメンマスクに抜擢され、経験を重ね、前半戦を1軍で完走した。

松川とスタメンマスクをほぼ分け合っている佐藤都志也捕手(24)も捕手、一塁手、時にはクリーンアップと幅広くチームに貢献している。

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[ロッテ]荻野貴司デーゲームで高打率、今季打率.465、11戦中4戦猛打賞/パ見どころ[ニッカン]

ロッテ荻野貴司外野手(36)は、デーゲームで高打率。19年からデーゲームの打率は3割6分1厘→3割1分6厘→3割3分1厘で、今季は43打数20安打の打率4割6分5厘。

出場した11試合のうち4試合で猛打賞を記録している。

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ロッテは6試合連続逆転勝ちはならず、1点差の9回無死一塁で代走・和田が痛恨の牽制アウト[スポニチ]

1点を追いかける9回、先頭の代打・菅野が四球を選んで出塁し、代走の切り札・和田が起用されたが、1番・荻野が3球三振に倒れると、2番・高部の初球から二盗を狙いにいったが、牽制に逆を突かれて、まさかのタッチアウトとなった。

盗塁のサインは出ておらず、いつでも行けるタイミングで盗塁を狙える「ブルーライト」の状態だった。井口監督は「荻野のときにスタートを切れるタイミングがなかったので、和田自身が焦ってしまったのかな」と振り返った。

チームは5試合連続逆転勝ちと勢いに乗っていたが、連勝は5でストップ。指揮官は「後半戦勝ちきるためにも、今日みたいなミスをなくしたい」と反省していた。

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ロッテ・ロメロが一塁ベース踏み間違いで痛恨の勝ち越し点許す[スポニチ]

ロッテのエンニー・ロメロ投手が痛恨の踏み間違いで降板となった。

初回無死満塁から今川に左翼席へグラウンドスラムをたたき込まれる最悪のスタートも、そこから6回1死まで無安打投球。打線にも7回に井上の左越え適時二塁打で同点に追いついてもらった。

ところが、その裏2死二塁から清宮をボテボテの一ゴロに打ちとったと思ったものの、一塁カバーに入ったロメロが井上からのトスを左手の素手でつかんでベースを踏もうとしたが、まさかの手前だった。もう1度、踏み直したが、これがセーフになると二塁走者・佐藤の本塁生還まで許してしまった。

なお、一塁の判定はリプレー検証となったが、覆らなかった。清宮には内野安打と打点が記録された。ロメロは6回2/3を5失点だった。

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[ロッテ]前半戦は最大借金9も貯金2で折り返し、井口資仁監督「全員がそろえば上は目指せる」[報知]

ロッテは2日連続の逆転勝利はならず連勝は5でストップも、前半戦は貯金2で折り返した。

この日は先発・ロメロが初回に4失点。前日も最大5点差あった点差をひっくり返した打線は、この日も井上の2点適時打などで3回までに同点に追いついたが、7回に連係プレーのミス。これが内野安打となり、勝ち越しを許した。

井口監督は「最後の点の取られ方も絶対ミスしちゃいけない連係プレー。あの辺で点を取られているようじゃ。もう少ししっかりと後半戦やっていきたい」と気を引き締めた。

それでも最大9あった借金を完済し、貯金2で前半戦を折り返したことについては「井上が戻ってきたって言うのもあるし、荻野も戻ってきて1、2番がしっかり出てクリーンナップにつないでいる。レアードも調子がちょっとずつ戻ってきているので」と分析。

首位も射程圏内に捉え、「本来であればマーティンがいなくちゃいけない。まだまだ全員がそろっている訳じゃないので。何とか後半戦も全員が調子上げてそろえば、上は目指せる」と意気込んだ。

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日本ハム・伊藤大海−ロッテ・ロメロ…スタメン発表[報知]

[ロッテ]
1(左)荻野、2(中)高部、3(二)中村奨、4(一)井上、5(指)レアード、6(右)岡、7(遊)エチェバリア、8(三)茶谷、9(捕)加藤、投=ロメロ
[日本ハム]
1(一)清宮、2(右)木村、3(指)近藤、4(左)今川、5(二)高浜、6(中)片岡、7(三)佐藤、8(捕)石川亮、9(遊)細川、投=伊藤

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日本ハム・清宮がボテボテ勝ち越し打、ロメロがベース踏み損ねてセーフに[デイリー]

日本ハムが清宮の適時内野安打で勝ち越した。

同点とされた直後の7回2死二塁。清宮のカウント1−2からの一打はボテボテの一塁ゴロ。だが、ベースカバーに入ったロメロがベースを踏み損ねてセーフ。この間に二塁走者の佐藤が一気に本塁を陥れる好走塁で勝ち越し点を挙げた。

ロッテ・井口監督のリクエストも実らず、清宮には内野安打と打点1が記録された。

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ロッテ、12球団トップの89盗塁、今季も光る“1つ先の塁”を狙う走塁意識の高さ[BASEBALL KING]

◇12球団トップの盗塁

ロッテはチーム打率.225、チーム294得点はリーグワースト、チーム本塁打53本もリーグ5位と打線に課題を抱えるなかで、“1点”を奪うために“1つ先の塁”を狙った走塁が光った。

チーム盗塁数は12球団トップの「89」を記録。個人の盗塁数を見ても、部瑛斗がリーグトップの29盗塁、昨季盗塁王に輝いた和田康士朗がリーグ7位の11盗塁をマークし、荻野貴司、岡大海、中村奨吾はリーグ10位タイの8盗塁だ。

昨季ファームで盗塁王となった部は、盗塁する上で1軍と2軍の違いについて「多少は感じますけど、そこまで変わりはないんじゃないかなと思います」と1軍の舞台でも変わらず盗塁を積み重ねている。

注目すべきは、部のイニング別盗塁数を見ると1回の11個、8回の6個と試合の序盤、そして1点を争う試合終盤での盗塁が多いこと。部は初回と8回の盗塁が多い理由について「序盤と後半というので、序盤は何とか勝負するというところだと思いますし、後半の8回というのはどうしても1点が欲しいときに先に進めたいと思うので、その結果前半と後半で分かれているんじゃないかなと思います」と分析した。

部をはじめ、荻野、中村と盗塁ができる選手がスタメンに名を連ね、荻野と部の“1、2番”は相手投手にとって足が使えてとても嫌な存在であることは間違いない。試合終盤にも和田康士朗という切り札がおり、ベンチスタートであれば岡大海、1軍でプレーしていれば藤原恭大、小川龍成といった足の速い選手が控えていることもある。これはロッテの武器といってもいいだろう。

◇1つ先の塁を狙った走塁

盗塁に加えて、1本の安打で1つ先の塁を狙う積極的な走塁は、井口資仁監督が就任した2018年以降、チーム内で徹底されているように見える。年々、“1つ先の塁”を狙うことが当たり前のような感覚になってきている印象だ。

前半戦は相手選手の“捕球体勢”を見て内野フライでも三塁から生還するというシーンが何度かあった。5月8日のソフトバンク戦、3−8の6回1死一、三塁でレアードの打球はショートとレフトの間のフライとなり、ショートが後ろ向きでキャッチしているのを見て三塁走者の菅野剛士が生還。

7月9日のオリックス戦でも0−2の4回無死一、三塁で安田尚憲が三遊間後方に放ったフライをショートがランニングキャッチし、捕球体勢が悪かったのを見て三塁走者の部がホームインした。

部は6月に行ったオンライン取材で「(1つ先の塁を狙う意識は)もちろんしています。簡単にヒットが出るものではないと思うので、何とか走塁で1点取れたら強いと思います。全力でいくことで生まれる1点もある。そこは井口監督が大切にしている部分。僕達も期待に応えられるようにと思ってやっています」と話した。

相手のミスを見逃さず、次の塁を狙い得点に繋げることも多かった。5月24日の広島戦では6−0の9回無死一塁、エチェバリアの打席中に岡が二塁盗塁を試みると、捕手が後逸。その間に一気に三塁を陥れる好走塁と好判断(記録は二塁盗塁、捕逸の間に三塁進塁)。岡は小川の犠飛でホームインし、ちなみに無安打での得点だった。

5月26日の広島戦では、佐藤都志也が0−1の2回無死走者なしの打席、一塁へ強烈なゴロを放ち、一塁・マクブルームがファンブルしている間に全力疾走し一塁セーフを勝ち取り(記録は一失)、続くレアードが逆転2ランに繋げた。6月1日のヤクルト戦では、3−3の6回2死走者なしで中村がレフトへの飛球を放つと、レフトが弾いている間に二塁へ進み、レアードのセンター前で決勝のホームを踏んだ。

◇足が速いといえない選手も

足の速い選手だけでなく、足が速いとはいえない選手達も、積極的に次の塁を狙っているのがロッテの良さでもある。

レアードは6月8日の中日戦、2−2の3回1死一、二塁から安田の左中間を破る当たりで二塁走者の佐藤に続き一塁から長駆ホームインすれば、山口は7月21日の西武戦、2−4の9回無死一、二塁の場面、レアードの中飛で二塁から三塁へタッチアップし、岡の適時打で生還した。安田は7月6日の日本ハム戦、1−2の4回無死二、三塁から井上の右犠飛で三塁走者に続き二塁から三塁にタッチアップ。佐藤の中犠飛で勝ち越しのホームを踏んだ。

安田は「自分は足が速くないので、できることは限られているんですけど、その中で最大限努力していきたいと思っています」と話した結果が、7月6日の日本ハム戦のような走塁に繋がっているといえそうだ。

打てない、点がなかなか取れないなかで、選手1人1人の走塁への意識の高さ、何とか1点をもぎとってきた。オールスター明けも、1つ先の塁を狙った走塁で1点でも多く得点に結びつけていきたいところだ。

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