わたしはかもめ2022年鴎の便り(7月)

便

7月25日

[球宴]パ・リーグオールスター選出選手、コロナ陽性で日本ハム野村、ロッテ東條ら辞退[ニッカン]

日本野球機構(NPB)は25日、マイナビオールスターゲーム2022(26日=ペイペイドーム、27日=松山)の出場コーチ、選手の変更を発表した。

新たに巨人原監督とロッテ東條の出場辞退を発表。22日までに発表された10人を含め計12人が出場辞退。新型コロナ陽性判定を受けて辞退は巨人原監督、大勢、菅野、中田、岡本和、丸、西武増田、日本ハム野村、ロッテ東條の9人。陽性判定による球宴辞退は特例により自動抹消の対象とはならない。

故障による辞退は3人。巨人坂本は仙腸関節炎のため、ソフトバンク又吉は右足骨折のため、日本ハム松本剛は左膝蓋骨骨折のため、出場辞退。

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[球宴]村上宗隆「佐々木君」対戦したい投手問われ即答、佐々木朗希「アウトにできるように」[ニッカン]

コロナ禍に揺れながら異例の夢舞台が幕を開ける。プロ野球「マイナビオールスターゲーム2022」の第1戦が26日、ペイペイドームで行われる。25日には全セのヤクルト村上宗隆内野手(22)と全パのロッテ佐々木朗希投手(20)が福岡市内で行われた前日イベントに参加。佐々木朗が先発予定の第2戦(27日、松山)での直接対決に夢を膨らませた。今回の球宴は新型コロナ陽性判定でセ・パ合わせて9人が辞退。この日新たに9人の補充メンバーが発表された。日本球界の投打の若き宝が、辞退者続出の球宴を盛り上げる。


村上が佐々木朗に“直球”を投げ込んだ。球宴で対戦したいパ・リーグの投手を問われて即答した。

村上
「隣に佐々木君がいますけど、佐々木君と対戦したいなと思っています。」

右隣に座っていた佐々木朗も、意欲的に返した。

佐々木朗
「アウトにできるように頑張ります。」

過去に対戦は1度ある。昨年6月10日の交流戦(ZOZOマリン)。2回に実現した初対決で、村上が佐々木朗の151キロ直球を捉えて右中間へ18号先制ソロを放った。4回の第2打席は142キロのフォークに空振り三振、6回の第3打席は四球だった。

夢の舞台で約1年ぶりの対戦。完全試合も達成するなど昨季からスケールアップした佐々木朗は自己最速も164キロまで更新。巨人ビエイラが昨年マークした球宴史上最速163キロの更新の期待もかかる。

佐々木朗
「狙って出せるものではない。シーズン同様に投げて更新できたら。」

その相手が村上となるのか−。佐々木朗は「そうですね…ストレートを投げるか分かんないですけど」とニヤリ。一方の村上は「多分打てないんで。思い切って振ります」。第2戦で実現しそうな対決へ、イメージを膨らませた。

豪快な打撃、圧倒的な投球で狙うのはMVPしかない。村上が「もちろん、狙いたい。お金、欲しいっすね」と堂々と宣言すれば、佐々木朗も「僕もMVPが欲しい。しっかり全員、抑えられるように頑張ります」。来春WBCでも投打の中心となりそうな2人が、真夏の祭典で夢を見せてくれる。

オールスターの球速
21年ビエイラ(巨人)がマークした163キロが最速。メットライフドームで163キロを4球計測した。日本人最速は14年大谷(日本ハム)が甲子園で2球マークした162キロ。他に160キロ以上を計測したのは、08年クルーン(巨人)の161キロがある。
年少バッテリー
佐々木朗は20歳8ヶ月。同じロッテの松川捕手(18歳9ヶ月)とのバッテリーが予想される。松川は史上初めて高卒新人捕手での選出。過去のオールスターでともに20歳以下のバッテリーは、57年第2戦で全パの6番手稲尾和久投手(西鉄=20歳1ヶ月)と、途中出場の山本八郎捕手(東映=19歳9ヶ月)が組んだ1例だけ。

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[球宴]元祖怪物江川卓氏が「令和の怪物」佐々木朗希にエール、江夏も超える「10連続」期待[ニッカン]

連続奪三振を目指すなら9より10個を!元巨人の江川卓氏(67=野球評論家)が、ロッテ佐々木朗希投手(20)の球宴初マウンドに向け「怪物エール」を送った。同氏は1984年(昭59)球宴で、江夏豊の持つ9連続奪三振の記録にあと1歩と迫ったが、8連続でストップ。実はこのとき、「振り逃げ」による10連続を狙っていた。39年越しの夢を「令和の怪物」に託す思いを日刊スポーツに寄せた。


佐々木投手への私のリクエストは、ズバリ「連続奪三振」です。それも、9個ではなく10個を狙って欲しい。

まず、私の1984年の「8連続」について話します。球宴の少し前。今年1月10日に他界された漫画家の水島新司さんと食事をさせていただきました。そのとき「江夏(豊)さんの記録(9連続奪三振=71年)に並ぶだけじゃ面白くないよね」という話題に。私が「振り逃げも三振ですよね」と言うと「そうだ、それだ!」。

9人目を空振り三振に斬った際に振り逃げで出塁させ、10人目の打者を三振に斬る、という秘策でした。8人目までは目論み通りでしたが、9人目の打者にカウント0−2からコツンと当てられてしまい(二ゴロ)、作戦は見せ場を前に失敗。振り逃げを狙って外角低めにワンバウンド気味にカーブを投げようとしたのが少し高めにいき、バットに捉えられたのです。

当時はすでに肩を痛めていたのですが、あの日は痛みもなく、直球もカーブも申し分なかった。ただ、記録への敵は「三振を取られまい」とする打者の警戒心と、バットを「振る」のではなく、「当て」にくる対応だった、と思うのです。

佐々木投手の場合も、セ・リーグの打者は普通にはバットを振ってこないと思います。その上でどうやって三振を取るか?

打者が振ってこないという前提なら、振ってくるところに投げるしかありません。好きなコースと苦手なコースは「背中合わせ」という打者の傾向を生かすのです。打者が1番得意とするコース付近に投げてバットを振らせるしか、三振を重ねる方法はないと考えます。コースのギリギリに投げて三振を取ろうとするのは、逆に難しいでしょう。

右手中指の回復具合もあり、長いイニングは投げないかもしれません。でも、160キロ超の直球にフォーク、さらに実演済み(7月1日、楽天戦)の振り逃げがらみの1イニング4奪三振。「夢」の10個へ、これほど素地と可能性を秘めた投手はいないと見ています。

◇1984年球宴投球内容

[4回]
福本(急)見三振(直)
簑田(急)見三振(カ)
ブーマー(急)空三振(直)
[5回]
栗橋(近)空三振(カ)
落合(ロ)空三振(直)
石毛(西)空三振(カ)
[6回]
伊東(西)空三振(カ)
クルーズ(日)空三振(直)
大石大(近)二ゴロ(カ)

※直=直球、カ=カーブ
※第3戦(ナゴヤ球場)に2番手で登板

江川氏公式チャンネル
現在、野球評論家だけではなく、ユーチューバーとしても活躍中。公式チャンネル名は「江川卓のたかされ」(https://www.youtube.com/channel/UCrmppJ31jdU7GDVupoSbl0Q)。同氏の座右の銘である「たかが野球、されど野球」から。松坂大輔氏、掛布雅之氏ら広い交遊関係を生かした球界OB、豪華ゲストとのトークのほか、自らの野球人生や野球の味わい方についても語っています。
オールスターの投手起用規定
82年第2戦で斉藤明夫が5回を投げているが、現行ルールでは3回を超えて投げることはできない。振り逃げがない限り、1試合の最多奪三振は9個となる。

◇今季のロッテ佐々木朗奪三振メモ

3月27日楽天戦
今季初登板でいきなり初回から2回まで5者連続三振。浅村の初球には自己最速を更新する164キロマーク。
4月10日オリックス戦
完全試合達成。初回から5回にかけての13者連続奪三振は日本新記録。1試合19奪三振は最多タイ記録。相手3、4、5、6番は全12打席三振。
7月1日楽天戦
初回に4奪三振。1番西川からフォークで空振り三振を奪うも振り逃げに。その後3連続三振とし、珍記録が生まれた。

佐々木朗は9者連続三振への意欲を問われると「それは、ちょっと期待しないで欲しい」と苦笑いした。今季は完全試合を達成した4月10日のオリックス戦で13者連続三振の日本新記録を樹立。この日も「正直、たまたまだと思う」と振り返り、球宴でも大記録は狙わずに「結果的に取れるように頑張りたい」と自然体を強調した。

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[ロッテ]スカイツリー眺望楽しめるロッテシティホテル錦糸町「マリーンズルーム」宿泊販売開始[ニッカン]

ロッテは25日、東京・墨田区のロッテシティホテル錦糸町で「マリーンズルーム2022」の宿泊が販売開始されたと発表した。同ホテル公式サイトで販売されている。

マリーンズルーム2022は東京スカイツリーの眺望を楽しめるロングソファツインルームを改装した禁煙客室で、22年チームスローガン「頂点を、つかむ。」がデザインされたポスターや、佐々木朗、松川をはじめとした選手直筆サイン入りユニホームなどで装飾されている。

宿泊日(当日、試合がない場合は前日)の試合でロッテが5点差以上で勝利した場合、宿泊料金が50%割引となる。価格は1室2名利用時は2万円〜3万2000円(税込)で、9月30日チェックイン分まで予約を受け付けている。特典として和洋食ビュッフェ朝食、並びにマリーンズティラミスが付く。

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[球宴]ロッテ佐々木朗希「村上選手が1番打ちそう」ヤクルト村上宗隆がHRダービー優勝と予想[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が、ヤクルト村上宗隆内野手(22)をホームランダービー優勝と予想した。

25日、マイナビオールスターゲーム2022(26日=ペイペイドーム、27日=松山)の前日イベントに村上とともに出席。イベント冒頭で発表されたホームランダービーの組み合わせを見た佐々木朗は「村上選手が1番打ちそうです。シーズン中のホームランも、よく見ているので」とニヤリ。優勝予想に挙げられた村上は「ホームランダービーはオールスターの中で一番緊張する瞬間。ファンの方に温かく見守っていただければ」と照れ笑い。続けて「僕はやっぱり山川さんが1番ホームランを打つんじゃないかなと予想します。僕も負けないように打ちたい」と話した。

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[球宴]ロッテ佐々木朗希「ちょっと期待しないで欲しい…」球宴9者連続三振への期待に苦笑い[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)が25日、マイナビオールスターゲーム2022(26日=ペイペイドーム、27日=松山)での9者連続三振への期待に「それはちょっと期待しないで欲しい…」と苦笑いした。

初戦の舞台となるペイペイドームに隣接する商業施設「BOSS E・ZO FUKUOKA」3階にある「MLB cafeFUKUOKA」で行われた前日イベントにヤクルト村上宗隆内野手(22)とともに出席。司会者から9者連続三振を狙うかと問われたが、熟考しながらビッグマウスは封印した。

また、球宴最速163キロ(21年巨人ビエイラ)の更新へ向けては「狙って出せるモノではない。シーズン通り投げて、出せれば」と、意欲を見せた。

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[ロッテ]福浦和也コーチ、大塚明コーチ、東條大樹、井上晴哉が新型コロナ陽性、隔離療養中[ニッカン]

ロッテは25日、福浦和也1軍打撃コーチ(46)大塚明1軍外野守備走塁コーチ(47)東條大樹投手(30)井上晴哉内野手(33)が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。

それぞれPCR検査で判明。大塚コーチ、東條は発熱症状があり、福浦コーチ、井上は無症状。それぞれ隔離療養を行っている。

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[球宴]ロッテ小野郁が初出場、東條大樹の新型コロナ陽性で代役「東條さんの分まで頑張る」[ニッカン]

ロッテ小野郁投手(25)が初めてオールスター出場することが25日、決まった。監督推薦で選出されていた東條大樹投手(30)が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、小野が代役の形になる。

小野は時に150キロ台中盤を超える直球と鋭いスライダーが武器で、今季はここまで益田と並んでチームで2番目に多い38試合に登板。15ホールド、防御率1.80と安定感を増している。

福岡・久留米市出身で高校も西日本短大付でプレー。「東條さんのことを考えると複雑な気持ちですが、東條さんの分まで頑張ることができればと思っています。地元福岡で開催されるオールスターにもなりますので、自分らしく投球したいです」とコメントした。

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ロッテ・佐々木朗、球宴の最速記録更新に意欲、9者連続奪三振は「期待しないで」[サンスポ]

プロ野球「マイナビオールスターゲーム2022」(26日=ペイペイドーム、27日=松山中央公園野球場)の前日トークイベントが25日に開催され、ファン投票で選出された全セ・村上宗隆内野手(22)=ヤクルト=と、第2戦に先発予定の全パ・佐々木朗希投手(20)=ロッテ=が登場した。昨年の交流戦で佐々木朗にプロ初被弾を浴びせた村上は「(球宴でも)負けないようにフルスイングしたい」と火花を散らした。

佐々木朗が球宴の最速記録更新に意欲を見せた。球宴最速は昨年、巨人・ビエイラがマークした163キロ。日本選手では2014年に日本ハム・大谷翔平(現エンゼルス)が162キロを計測した。最速164キロの佐々木朗は「狙って出せるものではないので、シーズン通り投げて出せれば」とした。1971年に阪神・江夏豊が達成した9者連続奪三振にも話が及んだが「そこは期待しないで」と頭をかいた。

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ヤクルト・村上、ロッテ・佐々木朗と球宴バチバチ対談!「MVP取る」お互い宣言[サンスポ]

令和の名勝負が生まれる!!プロ野球「マイナビオールスターゲーム2022」(26日=ペイペイドーム、27日=松山中央公園野球場)の前日トークイベントが25日に開催され、ファン投票で選出された全セ・村上宗隆内野手(22)=ヤクルト=と、第2戦に先発予定の全パ・佐々木朗希投手(20)=ロッテ=が登場した。昨年の交流戦で佐々木朗にプロ初被弾を浴びせた村上は「(球宴でも)負けないようにフルスイングしたい」と火花を散らした。

球宴前日にペイペイドームに隣接するMLBカフェで行われた異例の豪華トークイベント。全セの4番として期待される村上は、対戦したい投手に佐々木朗と山本(オリックス)の名を挙げ、高鳴る胸の内を明かした。

「2人とも素晴らしいピッチャーなので、僕も負けないようにフルスイングしたい」。

『令和の怪童』村上と『令和の怪物』佐々木朗には因縁がある。昨年6月10日の交流戦(ZOZOマリン)で初対戦。2回に村上が佐々木朗の151キロの直球を捉えて右翼席へアーチを架けた。村上にプロ初被弾した佐々木朗は笑顔を見せながらも「交流戦でも結構ホームランを打たれてしまっている。村上選手もその1人なので、アウトにできるよう頑張ります」と誓った。

数々の名勝負が球宴を彩ってきた。1958年の長嶋茂雄(巨人)と杉浦忠(南海)による立大対決、2006年の藤川球児(阪神)とカブレラ(西武)の予告直球対決…。夢の祭典に相応しい真剣勝負でファンを魅了してきた。新時代を担う2人の対決にも注目が集まる。

初出場の佐々木朗は右手中指のまめがつぶれた影響で7月1日の楽天戦から登板はないが、球宴では第2戦に先発予定。直接対決について「直球を投げるか分からない」と変化球≠投げると、3度目の出場となる村上は「多分打てないので思い切り振ります。三振しないように前に飛ばそうかな」と応戦した。

熊本出身の村上にとって第1戦を行う福岡は特別な地。初めてプロ野球を観戦したのが、10年にヤフードーム(現ペイペイドーム)で開催された球宴。10歳だった村上少年は、青木らが躍動する姿にプロ野球選手への憧れを強くした。

昨季のリーグMVP、今季の交流戦MVPに輝いた村上は球宴でのMVPについて「もちろん狙います」と宣言。佐々木朗も「僕もMVPが欲しいので、全員を抑えられるように」と火花を散らした。胸躍る球宴が幕を開ける。

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球宴MVPは賞金300万円、ヤクルト・村上宗隆「お金欲しいですね」、ロッテ・佐々木朗希「僕もMVP欲しい」[サンスポ]

「マイナビオールスターゲーム2022」(第1戦=26日、ペイペイドーム、第2戦=27日・松山中央公園野球場)の開催前日イベントが25日、福岡市内で開催され、ヤクルト・村上宗隆内野手とロッテ・佐々木朗希投手が参加した。

昨シーズンのセ・リーグのMVPに輝いた村上は、自身初の球宴MVP(賞金300万円)について「もちろん狙いたいと思います。お金欲しいですね」と笑みを浮かべた。

一方で佐々木朗は今季、13者連続三振を記録しており、球宴記録の9連続三振への意気込みを問われると「それはちょっと期待しないで欲しいです」と苦笑い。それでも登板した際の完全投球については「僕もMVP欲しいので、しっかり全員抑えられるように頑張ります」と力強く語った。

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ロッテ・朗希が球宴MVP宣言、27日の第2戦で先発「全員を抑えられるように頑張ります」[スポニチ]

球宴初出場の全パのロッテ・佐々木朗は、27日の第2戦(松山・坊っちゃんスタジアム)で先発予定となった。

佐々木朗はこの日、福岡市内で行われた球宴前日のトークショーに、ヤクルト・村上とともに参加。司会者から「球宴でもパーフェクトを狙うか」と問われると、珍しく「僕もMVPが欲しいので、全員を抑えられるように頑張ります」と目標を宣言した。

そこまでは普段通り慎重そのものだった。自己最速164キロを誇るが、21年に巨人・ビエイラが記録した球宴最速163キロの更新には「狙って出せるものではない。シーズン同様に投げて更新できたら」。71年に江夏豊(阪神)が記録した9者連続奪三振の再現も「それは期待しないで」と控えめだった。だが、4月10日に完全試合を達成した右腕は「パーフェクトでMVP」には、はっきりとした口調で前向きだった。

村上からはオリックス・山本とともに「対戦したい」と指名を受け「2人とも凄い投手なので負けないようにフルスイングしたい」と宣戦布告を受けた。セの主砲とはこの日、羽田空港から同じ移動便で福岡入り。「アウトにできるように頑張ります」と受けて立った。

1日の楽天戦で右手中指のマメをつぶし、球宴が復帰登板。ぶっつけ本番の夢舞台を、20歳は存分に楽しもうとしている。

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ロッテ佐々木朗希「僕もMVPが欲しい」直球勝負にこだわりなし、9連続Kは「期待しないで」[スポニチ]

「マイナビオールスターゲーム2022」(26日・ペイペイドーム、27日・坊っちゃんスタジアム)の前日トークイベントが25日、福岡市内で行われ、ファン投票で選出されたロッテの佐々木朗希投手(20)とヤクルトの村上宗隆内野手(22)が出席した。

ファン投票で初出場となる佐々木朗は「すごく嬉しいです。たくさん投票して頂いて、感謝しています」と挨拶。今月1日の楽天戦で右手中指のマメをつぶし、出場選手登録から外れた。球宴ではぶっつけ本番となる。直球勝負を振られると「シーズンも半分以上ストレートなので、同じようにうまく変化球を交えながら投げたい。僕もMVPが欲しいので、しっかり全員を抑えられるように頑張りたいです」と語った。1971年の球宴で江夏豊(当時阪神)が記録した9者連続三振の話題を振られると「期待しないでください」。あくまで自然体で臨む。

昨季まで159キロだった直球は、今季164キロまで伸びた。球宴では14年大谷(日本ハム)の162キロが日本人最速で、21年ビエイラの163キロが史上最速だ。シーズン、ポストシーズンも含めると、日本球界最速はビエイラ(巨人)が2021年8月13日の中日戦(東京ドーム)でマークした166キロで、日本選手最速は大谷翔平が2016年10月16日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルS第5戦、ソフトバンク戦(札幌ドーム)でマークした165キロ。その更新の期待も膨らむ。

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[球宴・辞退、代替出場一覧]巨人・原監督、ロッテ東條が新たに辞退、計12人に、巨人駒田3軍監督が参加[スポニチ]

日本野球機構(NPB)は25日、マイナビオールスターゲーム2022(26日=ペイペイドーム、27日=松山)の出場コーチ、選手の変更を発表した。

全セのコーチを務める予定だった巨人原辰徳監督(64)と、全パのロッテ東條大樹投手(30)が新型コロナウイルスの陽性判定のため、出場を辞退した。

補充されるコーチ、選手は以下の通り。

◇補充選手・コーチ

セ・リーグ
[コーチ]
駒田徳広3軍監督(巨人)
[選手]
岩崎優投手(阪神)
伊藤将司投手(阪神)
森下暢仁投手(広島)
長岡秀樹内野手(ヤクルト)
小園海斗内野手(広島)
アダム・ウォーカー外野手(巨人)
パ・リーグ
[選手]
リバン・モイネロ投手(ソフトバンク)
本田圭佑投手(西武)
部瑛斗外野手(ロッテ)
小野郁選投手(ロッテ)
小深田大翔内野手(楽天)

◇出場辞退

セ・リーグ
大勢投手(巨人)新型コロナウイルス陽性判定のため
菅野智之投手(巨人)新型コロナウイルス陽性判定のため
中田翔内野手(巨人)新型コロナウイルス陽性判定のため
坂本勇人内野手(巨人)ケガのため
岡本和真内野手(巨人)新型コロナウイルス陽性判定のため
丸佳浩外野手(巨人)新型コロナウイルス陽性判定のため
原辰徳コーチ(巨人)新型コロナウイルス陽性判定のため
パ・リーグ
又吉克樹投手(ソフトバンク) ケガのため
増田達至投手(西武) 新型コロナウイルス陽性判定のため
野村佑希内野手(日本ハム)新型コロナウイルス陽性判定のため
松本剛内野手(日本ハム) ケガのため
東條大樹投手(ロッテ)新型コロナウイルス陽性判定のため

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ロッテファンにはたまらん!ロッテシティホテル錦糸町に特別部屋が誕生[スポニチ]

ロッテはロッテシティホテル錦糸町(東京都墨田区)の客室1室がマリーンズをコンセプトとして改装され、「マリーンズルーム2022」としてロッテシティホテル錦糸町公式サイトにて販売開始されたと発表した。

「マリーンズルーム2022」は東京スカイツリーの眺望を楽しめる窓際一面のソファーを備えたツインルームであるロングソファーツインルームを改装した客室で、2022年チームスローガン「頂点を、つかむ。」がデザインされたチームビジュアルポスターや直筆サイン入りユニホームなどで装飾されている。

また、宿泊日(当日、試合がない場合は前日)の試合でロッテが5点差以上で勝利した場合、宿泊料金が50%割引となる。

◇ロッテシティホテル錦糸町「マリーンズルーム2022」

受付はロッテシティホテル錦糸町公式サイトにて行っている。

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ロッテ・東條がコロナで球宴辞退、代役の小野「複雑な気持ちですが東條さんの分まで頑張る」[スポニチ]

26日、27日に開催されるマイナビオールスターゲーム2022に出場予定だったロッテ・東條大樹投手が新型コロナウイルスに感染し、代役として同僚の小野郁投手が出場することになった。

福岡・西日本短大付出身の8年目右腕は初出場で、「東條さんのことを考えると複雑な気持ちですが、東條さんの分まで頑張ることができればと思っています。地元福岡で開催されるオールスターにもなりますので自分らしく全力投球をしたいです」とコメントした。

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ロッテ、東條、井上、福浦コーチ、大塚コーチがコロナ陽性、東條は球宴辞退し小野が代役出場[スポニチ]

ロッテは25日、福浦和也打撃コーチ、大塚明外野守備・走塁コーチ、東條大樹投手、井上晴哉内野手の4人が24日のPCR検査の結果、新型コロナウイルス陽性だったことを発表した。

福浦コーチ、井上に症状はなく、大塚コーチ、東條は発熱の症状がある。現在、隔離療養を行っている。

なお、東條はオールスター出場を辞退し、小野選手が出場する。

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[ロッテ]佐々木朗希「僕もMVPが欲しいので、全員抑えられるように頑張ります」、ヤクルト村上宗隆発言に発奮[報知]

「マイナビオールスターゲーム2022」(26日・ペイペイD、27日・松山)の前日トークイベントが25日、福岡市内で行われ、ロッテの佐々木朗希投手(20)とヤクルトの村上宗隆内野手(22)が出席した。ファン投票1位で球宴初出場となる朗希は“パーフェクト”でのMVP取りを宣言。対する村上も昨シーズン、今季交流戦、そして球宴と“トリプルMVP”を取ることを誓った。

7月1日の楽天戦(ZOZO)で右手中指のマメが潰れて以来、実戦から遠ざかっている朗希は球宴がぶっつけ本番となる。負傷後は2度以上ブルペン入りし、順調に回復している模様で27日の第2戦(松山)で先発が予定されている。昨季巨人・ビエイラがマークした球宴最速163キロ更新にも期待がかかる右腕。71年の球宴では阪神・江夏が9者連続奪三振を記録しているが、これには「ちょっと期待しないで欲しいです」と苦笑いを浮かべた。

一方の村上は朗希との対戦について「フルスイングで負けないように。とにかく三振しないように」と謙遜しながらも、MVPの賞金が300万円と聞かされると「もちろん狙います。お金欲しいっす」と会場を沸かせた。それにつられた朗希も「僕もMVPが欲しいので、全員抑えられるように頑張ります」とパーフェクト投球を宣言。若い2人が今年の球宴を盛り上げる。

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[ロッテ]小野郁が球宴初出場「東條さんの分まで」東條がコロナ陽性で出場辞退[報知]

「マイナビオールスターゲーム2022」の出場選手変更が25日発表され、ロッテの小野郁投手の初出場が決まった。

この日、監督推薦で球宴初出場予定だった東條が新型コロナ陽性となり出場を辞退。その代役として小野の出場が決まった。小野は今季中継ぎとして38試合に出場。15ホールドで防御率は1.80をマークしており「東條さんの事を考えると複雑な気持ちですが、東條さんの分まで頑張ることが出来ればと思っています。地元福岡で開催されるオールスターにもなりますので自分らしく全力投球をしたいです」と意気込んだ。

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[ロッテ]ロッテシティホテル錦糸町で「マリーンズルーム2022」が完成[報知]

ロッテは25日、ロッテシティホテル錦糸町で「マリーンズルーム2022」が販売開始されたことを発表した。

「マリーンズルーム2022」は東京スカイツリーの眺望を楽しめる窓際一面のソファーを備えたロングソファーツインルームを改装した客室。2022年チームスローガン「頂点を、つかむ。」がデザインされたチームビジュアルポスターや直筆サイン入りユニホームなどで装飾されている。また、宿泊日(当日、試合がない場合は前日)の試合でチームが5点差以上で勝利した場合、宿泊料金が50%割引となる。価格は1室2名利用時2万円〜3万2000円(税込み)で販売期間は9月30日チェックイン分まで。受付はロッテシティホテル錦糸町公式サイトで行っている。

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[ロッテ]福浦和也コーチ、大塚明コーチ、東條大樹、井上晴哉の4人が新型コロナ陽性[報知]

ロッテは25日、福浦和也1軍打撃コーチ、大塚明1軍外野守備・走塁コーチ、東條大樹投手、井上晴哉内野手の4人が新型コロナウイルス陽性判定となったことを発表した。

4人は昨日24日のPCR検査で陽性が判明。福浦コーチ、井上は無症状で大塚コーチ、東條は発熱の症状がある。前日の24日の日本ハム戦(札幌ドーム)では大塚コーチはベンチを外れ、小坂2軍打撃兼内野守備兼走塁コーチがベンチ入りしていた。いずれも現在は隔離療養を行っている。

また東條はオールスターに監督推薦で選ばれていたが出場を辞退。代役として小野郁投手が出場する。

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ロッテ・佐々木朗、MVP奪取宣言!球宴最速164キロも「出てくれたら」[デイリー]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)が25日、福岡市内で行われた「マイナビオールスターゲーム2022」の前日トークイベントにヤクルト・村上宗隆内野手(22)とともに出席。パーフェクト投球で、MVP奪取を誓った。第2戦(松山坊っちゃんスタジアム)に先発予定で「変化球もうまく使いながら抑えていきたい」と闘志を燃やした。

今年、完全試合を達成した右腕が、初めて出場する球宴の舞台で再現させる。トークショー中、ヤクルト・村上がMVP奪取宣言をすると、負けじと佐々木朗も「パーフェクト」と書かれたボードを掲げ「僕もMVPが欲しいです。しっかり全員を抑えられるように頑張ります」と力強く語った。

完全試合を含め前半戦は6勝1敗、防御率1.48と圧巻の成績を残した。期待に応えるべくシーズン同様、結果にこだわる。「いつも通りに投げて、変化球もうまく使いながら抑えていきたい」。隣に座る村上に対しても「ストレートを投げるか分からないです」とニヤリ。パーフェクト達成のためにもオール直球にこだわらず、フォークなども交えてセの猛者たちを抑える。

佐々木朗と言えば直球が最大の武器だが、巨人・ビエイラが持つ163キロの球宴最速についても「狙って出せるものではないけど、いつも通り投げた中で、オールスターで出てくれたら」と思いをはせた。

7月1日・楽天戦で右手中指のマメがつぶれた影響で緊急降板して以降、ぶっつけでの球宴登板となる。それでも佐々木朗は「たくさん投票していただいて感謝しています」と感謝の思いを口にし、野球を愛した正岡子規生誕の地・松山で、ファン投票選出の期待に応える。

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ロッテ・佐々木朗、球宴へ「僕もMVPが欲しい」パーフェクト投球に意気込み[デイリー]

7月26日からペイペイドームで開催される「マイナビ オールスター 2022」の前日イベントが25日、福岡市内で行われ、ロッテ・佐々木朗希投手と、ヤクルト・村上宗隆内野手が出席した。

佐々木朗は4月10日の完全試合で164キロをマーク。球宴最速の「164キロ」を狙うかには「僕は狙って出せるものじゃないので、いつも通り、シーズン同様に投げて更新できたらと思います。いつも通り投げた中で出たので、オールスターでもそういう形で出てくれたらと思います」と控え目に目標を語った。

今季、パーフェクト投球を含め6勝1敗、防御率1.48と前半戦は快投を続けた。球宴登板でのパーフェクト投球を聞かれると「僕もMVPが欲しいので、しっかり全員を抑えられるように頑張ります」と意気込みを明かした。

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ロッテ、小野が球宴選出「東條さんの分まで頑張ることできれば」[デイリー]

ロッテの小野郁投手が25日、新型コロナウイルス陽性判定を受けた東條大樹投手に代わり、「マイナビ オールスターゲーム 2022」の出場が決まった。

第1戦はペイペイドームで開催。福岡県出身で8年目で初出場となる小野は「東條さんのことを考えると複雑な気持ちですが、東條さんの分まで頑張ることができればと思っています。地元福岡で開催されるオールスターにもなりますので、自分らしく全力投球したいです」とコメントした。

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ロッテ、井上ら4人がコロナ陽性、東條は球宴辞退[デイリー]

ロッテは25日、福浦和也1軍打撃コーチ、大塚明1軍外野守備走塁コーチ、東條大樹投手、井上晴哉内野手の4人が、24日にPCR検査を受けた結果、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。

福浦コーチ、井上は症状はなく、大塚コーチ、東條は発熱の症状があり、現在、隔離療養を行っている。この件はNPB事務局に報告し、所轄保健所と医療機関と連絡を取りながら、対応する。オールスター初出場が決まっていた東條は出場を辞退することが決まった。

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ロッテ「マリーンズルーム2022」販売開始、ロッテシティホテル錦糸町で[デイリー]

ロッテは25日、ロッテシティホテル錦糸町(東京都墨田区)の客室1室がマリーンズをコンセプトとして改装され「マリーンズルーム2022」としてロッテシティホテル錦糸町公式サイトにて販売開始したと発表した。

「マリーンズルーム2022」は東京スカイツリーの眺望を楽しめる窓際一面のソファーを備えたツインルームであるロングソファーツインルームを改装した客室で、2022年チームスローガン「頂点を、つかむ。」がデザインされたチームビジュアルポスターや直筆サイン入りユニホームなどで装飾されている。

また、宿泊日(当日、試合がない場合は前日)の試合で千葉ロッテマリーンズが5点差以上で勝利した場合、宿泊料金が50%割引となる。

販売期間は9月30日チェックイン分まで。佐々木朗希投手らの直筆サイン入りユニホームなどが特別装飾されている。

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益田、東條、小野…ロッテの前半戦ブルペン陣を振り返る[BASEBALL KING]

◇抜群の安定感を誇った東條と小野

勝利を積み重ねていく上で、非常に重要になってくるのがリリーフ陣。ロッテは前半戦、救援防御率リーグ5位の「3.63」ではあったが、5月以降勝利の方程式の形が見え始め、“勝ちパターン”で投げるリリーフの層は厚くなった。

昨季は東京五輪明けの後半戦、7回・国吉佑樹、8回・佐々木千隼、9回・益田直也の勝利の方程式が確立され、その前を唐川侑己、東妻勇輔などが務め、2年連続2位に入った。今季を迎えるにあたって国吉、佐々木、益田の勝利の方程式に加え、新外国人のゲレーロ、東妻、唐川、田中靖洋、西野勇士、若手の横山陸人、新人の八木彬と廣畑敦也など、リリーフ陣の質、量ともに昨季より上がっていくと思われた。

いざ開幕すると、唐川、佐々木が出遅れ、国吉も状態が上がらず、勝ちパターンだけでなく、リリーフ陣全体の運用に苦労した。特に延長戦に入ると、なかなか勝てず4月終了時点で延長戦の成績は1勝5敗1分。ロッテが2年連続Aクラス入りした要因の1つに“ブルペンの強さ”だっただけに、立て直しが急務だった。

開幕直後不安定だったリリーフ陣の中で開幕から存在感を示していたのが、東條大樹と小野郁の2人。東條と小野は開幕直後ビハインドゲーム、同点の場面を中心に投げ、東條は3・4月11試合・9イニングを投げて0勝1敗3ホールド、防御率2.00の成績を残し、小野も3・4月は8試合・7回1/3を投げて3ホールド、防御率1.23。

東條は5月4日の西武戦から勝ち試合の7回を担当するようになり、小野も5月4日の西武戦で今季初めて3点差以内でリードしている勝ち試合の6回に登板した。小野はその後、先発が5回で降板したあとの勝ち試合の6回、東條が連投中のときには勝ち試合の7回、大量リードした場面の9回、1、2点ビハインドの展開で登板など、様々な場面でマウンドに上がっている。

◇流動的だった勝ち試合の8回

勝ち試合の7回・東條、9回・益田という形が決まったが、8回は流動的だった。ゲレーロは4月19日の西武戦から5月27日の阪神戦にかけて12試合連続無失点に抑え、守護神・益田が連投中のときには勝ち試合の9回を任されるなど、“8回の男”を掴みとったかのように見えたが、7月に入ってからはビハインドゲームの8回の登板が多い。それでも、守護神・益田が連投中でベンチ外だった7月19日の西武戦では、6月22日以来となるホールドがつく5−3の8回に登板した。

6月9日に入団したオスナは6月24日のオリックス戦で来日初登板を果たすと、6月26日のオリックス戦で2−2の11回に登板し、その裏に部瑛斗がサヨナラ打を放ち移籍後初勝利。7月6日の日本ハム戦で初めて勝ちゲームの5−4の8回に登板。この登板以降は、オスナが8回を投げ、7月19日の西武戦では守護神・益田が連投中でベンチ外だったこともあり、5−3の9回にマウンドにあがり来日初セーブをマークした。

5月以降勝ちパターンの形が見えてきたのも、勝ち試合の9回に益田という不動の守護神がいることも大きい。失点してしまう登板もあるが、きっちりとリードを守りきりチームを勝利に導いている。“守護神・益田”がいるからこそ、その前を投げる投手が流動的でも、シーズン序盤何とか勝ち星を拾うことができたのだ。

現状では勝ち試合の6回・小野、7回・東條、8回・オスナ、9回・益田、この4人の誰かが連投となれば、西野勇士、ゲレーロも勝ちパターンに組み込まれ、7月19日の西武戦のように8回・ゲレーロ、9回・オスナで逃げ切るという形もできた。勝ち試合で投げられる投手が、複数人いるというのは大きな武器になるだろう。

◇後半に向けた課題

後半戦に向けて不安材料、課題もある。東條、小野の2人がやや投げさせ過ぎなのは気になるところだ。東條は7月、19試合中11試合に登板し、そのうち5試合はビハインドゲームの7回に登板している。1日の楽天戦、5日の日本ハム戦、19日の西武戦は結果的に勝利したから良かったが、目先の勝利にこだわるあまり、大事な終盤戦に疲労が残らないか心配だ。

小野も役割的に勝ち試合だけでなく、ビハインドでも投げるリリーフということもあり、5月3日(火)の週、5月31日(火)の週、7月18日(月)の週は1週間に4度登板した。ちなみに昨年、前半戦に1週間に4登板以上した投手は益田と田中靖洋が1回だけだったことを考えると、小野はやや投げすぎの傾向にある。

また優勝するためには、ビハインドゲームを立て直すロングリリーフの存在も必要だ。昨年は前半戦、佐々木千隼がこの役割を担い、何度も試合終盤にチームは逆転した。今季は先発が早いイニングで降板した後投げるリリーフ陣も打ち込まれるケースが多い。中村稔弥、小沼健太、八木彬などはベンチ外になることも多く登板間隔が空き、久しぶりの登板で打たれるということもあった。

先発が打ち込まれた後、試合を立て直すことができれば逆転も見えてくる。7月23日の日本ハム戦で佐々木千隼が4−5の4回から2回を無失点に抑え、その間に味方が逆転に成功し勝利投手になった。こういう試合を拾えるようになるとチームの白星も増えてくる。ロングリリーフを含めたビハインドで投げるリリーフの質を上げ、負け試合でも東條をはじめとした勝ちパターンに依存しすぎないようにしたい。

右肘トミー・ジョン手術明けの西野は開幕から連投は1度もなく、大事に起用されているが、今一つその役割が見えてこない。交流戦までは勝ち試合で投げることが多かったが、交流戦明けは極端に登板数が減少。ビハインドゲームで投げることもある。西野を上手く使っていけば、東條と小野の負担も減っていくのではないだろうか。

ロッテがリーグ優勝するためにも、ある程度の得点力も必要になってくるが、リリーフ陣の出来不出来が大きく関係してくる。特に今季は前半戦を終えた時点で首位・ソフトバンクから5位・オリックスまで2.5ゲーム差で、どこが優勝してもおかしくない。リリーフ陣が厚くなってきた今、シーズン最終盤を見据えた登板管理、運用をしていって欲しいところだ。

[主な救援陣の投球成績]
益田直也:38試 0勝1敗8H23S 防2.61
東條大樹:44試 3勝2敗25H0S 防1.69
小野郁:38試 0勝0敗15H0S 防1.80
ゲレーロ:36試 3勝3敗18H3S 防3.67
西野勇士:24試 1勝2敗11H0S 防1.90
オスナ:11試 2勝0敗5H1S 防0.82
[3連投した投手(移動日挟む3連投は含まない)]
オスナ(7月17・18日のソフトバンク戦・19日の西武戦)
[1週間に4登板以上した投手]
小野郁(5月3日〜の週、5月31日〜の週、7月18日〜の週)
益田直也(6月7日〜の週)
ゲレーロ(6月7日〜の週)
東條大樹(6月7日〜の週)
オスナ(7月18日〜の週)

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シーズンを貯金2で折り返したロッテ、井口監督が評価する前半戦、投打の功労者は?[Full-Count]

◇井口資仁監督が本音を語る月連載、チームの流れを変えたベテランの存在

ペナントレースは長かった前半戦が終了。26日(福岡PayPayドーム)、27日(坊っちゃんスタジアム)で開催されるマイナビオールスターゲーム2022をはさみ、29日からいよいよ後半戦を迎える。

前半戦を振り返ってみると、セ・リーグはヤクルトが首位を独走しているが、パ・リーグは首位から5位までが3.5ゲーム差にひしめく混戦模様となっている。7月に入ってからは球界もコロナ禍に揺れ、1・2軍ともに試合開催が延期・中止となるなど、なかなか先を読むことができない状況だ。

2005年以来のペナントレース制覇を狙うロッテは開幕こそ出遅れたが、交流戦ではパ・リーグ唯一の勝ち越し。リーグ戦再開以降は17勝11敗と勝ち星を伸ばし、最大借金9、首位とは最大13.5ゲーム差から、前半は46勝44敗1分で貯金2とし、首位に手が届く好位置で締めくくった。

レギュラーシーズンは残り52試合。「頂点を、つかむ。」をスローガンに戦うロッテの井口資仁監督は、前半の戦いをどう評価するのか。後半スタートとなる29日からのオリックス3連戦にかける意気込みなど、その想いを語ってもらった。


前半戦が終了し、いよいよシーズンも折り返しとなりました。折り返しとはいえ、すでにシーズンの半分以上となる91試合を戦い、46勝44敗1分。打線の調子がなかなか上がらない中でも最大9つあった借金を完済し、貯金を2つ作れたのは、投手陣が頑張ってくれているおかげだと思います。

開幕以降、マリーンズらしいつなぐ野球、1つ先の塁を狙いながら1点をもぎ取る野球が形にならずにいましたが、コンディション不良で出遅れていた荻野(貴司)が5月末に戻ってきてくれてから、ようやくチームが動いてきた感じがします。

◇打者では高部、投手では東條の活躍を称賛

前半戦を振り返ってみると、打者では高部(瑛斗)、投手では東條(大樹)の働きが光ったと思います。高部に関して言えば、荻野がいない時は1番打者としてチームを引っ張ってくれた。今は荻野と1、2番コンビとして、どちらかが塁に出て足でかき回しながら、試合のペースを作ってくれる。下位打線からの繋がりも含め、非常に大きなポイントになっていると思います。

高部は昨季まで、ファームでは申し分ない成績を残しながら、1軍に定着できずにいました。ファームでは自分の結果に集中できる部分はあっても、1軍ではチームの勝利が全て。チーム内での自分の役割があると同時に、つないだり、送ったり、その役割はシチュエーションで変化する。今季はその役割を自分なりに理解し、徐々に実践しつつあるのかなと思います。

1番打者であれば、相手投手に球数を投げさせながら出塁したり、出塁したら盗塁を狙ったり。この辺りは今、荻野の打席を1番近い場所から見ながら、すごくいい勉強ができているのではないでしょうか。荻野は高部のようなタイプの選手にとって1番いい教材ですから。

投手では、東條が大車輪の働きをしてくれています。開幕から7回以降の終盤を投げ続けてくれ、今では試合の流れを変える存在でもある。リードしている場面であれば、しっかり打者3人で抑えてくれる安心感があります。

好調の要因の1つは、制球力が良くなったことでしょう。昨季まではストライクゾーンのコーナーばかり狙い過ぎていたのか、自分自身でカウントを不利にすることが多かった。それが今は、自信を持ってストライクゾーンに自分の球を投げ込んでいるのが、防御率1.69、25ホールドという結果につながっているんじゃないかと思います。

東條自身、昨季は1軍で5試合しか投げられず悔しかったと思うので、今季は気合が入っているでしょう。ただ、ここから登板数が増えてくるので、こちらでも気を付けながら使っていきたいところです。

高部にしても東條にしても、成功体験を自信にしながら経験値を上げているのを、はた目から見ても強く感じます。自信は成長を後押しする。しっかり結果を出してくれているので、我々も信頼して送り出すことができています。

◇期待したい日本人打者の奮起、1点をもぎ取る野球で狙う頂点

さて、ご覧の通り、パ・リーグは例年にも増して混戦状態となっています。今はどのチームも外国人選手の調子が悪いことも、その理由の1つ。マリーンズも例外ではなく、マーティンとレアードの調子がなかなか上がらない。昨季までホームランや打点が彼ら頼みになっていた状況が浮き彫りになりました。やはりこういうチームでは勝ち上がれない。中軸を打てる日本人打者の存在は必要です。

安田(尚憲)、山口(航輝)、井上(晴哉)には中軸を打ってもらいたいし、昨季から出場し続けている藤岡(裕大)も相手投手が嫌がる打者になってもらいたい。7月から1軍に加わった井上は非常にいい形で前半を終えたので、そのまま後半にも継続して欲しいところです。

井上が一塁に定着すると、山口が外野を守る機会が増え、今度は外野のポジション争いが激しくなる。チーム内での競争が生まれることはいい刺激になるので、後半は2軍で調子のいい選手はどんどん上げていきたいと思います。監督になってからずっと言い続けていますが、マリーンズはチームとして束になって戦うスタイルが基本。1軍・2軍の区別はつけず、本当に調子のいい選手を使いながら勝ち星を重ねていきます。

後半戦は、昨季優勝を争ったオリックスとの3連戦からスタート。このカードは開幕と同じくらい大事になると考えています。前半は最終戦こそ1点差で敗れましたが、そこまで5連勝することができた。選手はみんな、いい感覚をつかんでくれているのではないかと思います。

シーズン終盤に種市(篤暉)や岩下(大輝)が復活してくれれば、投手陣の層が厚くなり、心強い。小休止を入れている(佐々木)朗希にも、またフル回転で働いてもらうつもりです。マーティンとレアードにもしっかり調整してもらい、優勝争いには絶好調で加わってもらいたい。

それまで混戦状態から少しでも抜け出せるよう、チーム一丸となって1点をもぎ取る野球で戦っていきたいと思います。先日、監督として通算300勝を祝ってもらいましたが、僕が何かする訳ではなく、選手の頑張りとファンの皆さんの応援が積み上げてくれる数字です。優勝という最高の結果をお届けできるよう、後半戦も1勝ずつ重ねていきます。

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