全パがサヨナラ勝ち。2−2の9回2死で清宮が森下からソロを放ち勝負を決めた。0−2の2回に山川のソロ、6回に宗の適時打で追い付く。3回以降は則本、平良、益田、松井裕ら7投手が好投し点を与えなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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全セ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
全パ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1x | 3x |
全パが誇る若き快速リリーバー2人が輝いた。まずは、ロッテ小野郁投手(25)だ。5回に登板すると、最速157キロに変化球も交え、阪神中野、ヤクルト塩見、阪神近本を3者連続空振り三振。「代役ではありますが、このような舞台に立たせてもらって、地元で夢のような時間でした」と打ち明けた。福岡出身。チームメートの東條が新型コロナ陽性で出場辞退し、前日に代替出場が決まった。「東條さんの分まで」の思いが実った。
6回を継いだ西武平良海馬投手(22)も負けていない。計9球、最速158キロのオール直球勝負。ヤクルト山田、阪神大山と、全セのスラッガーから空振り三振2つ。力強く3者凡退に抑えた。「出来は100%ですね!調子も良かったと思います」とにんまり笑った。ベンチ裏に引き揚げると、楽天則本やオリックス山岡から「平良、えぐい!!」。これ以上ない褒め言葉をもらった。
混戦のパ。首位ソフトバンクから5位オリックスまで2.5ゲーム差にひしめく。小野が「後半戦も今日みたいなピッチングをできるように頑張りたい」と言えば、平良も「ライオンズに戻ってからも今日のようなピッチングをしたい」。秋に最高のエンディングを。ともに、そう感じさせるオールスターマウンドだった。
全パのオリックス山本由伸投手(23)とロッテ佐々木朗希投手(20)が、ニュース番組「報道ステーション」(テレビ朝日系)に生出演した。
スポーツコーナーで、球宴後のペイペイドームから登場。3年ぶりの入場制限がない球宴に、山本は「やっぱり満員の球場で試合をするのは気持ちいいと思いました。お祭りっぽさがすごく好きです」と語った。
番組では、12年岩手で行われた球宴でカメラに向かってピースサインを繰り返す当時10歳の佐々木朗の姿が放送された。佐々木朗は「このときは(球宴出場が)夢にも思っていなかったと思うので、こうして選手としてオールスターに出られて嬉しく思います」と笑顔だった。
その後、球宴のハイライトを見ながら振り返り。佐々木朗が三塁コーチに入った6回2死一、二塁で、打者ソフトバンク・グラシアルに呼び出された場面が映し出された。「サイン出してと言われたので、出したら呼ばれて。『バント?』と聞かれました」と明かした。
7回表終了後には、ベンチ横のテレビカメラに西武山川と並んで登場。山川からスケッチブックで「お前…俺の許可なしであいみょんと対談してたな?」「「白井球審と仲直りして!」」とイジられた。打ち合わせしていたかという質問に「はい…」と苦笑しながら打ち明けた。
その後の大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手のニュースにも続けて出演。メジャーリーグにはどのような思いを持っているかという“直球質問”に山本は「あのー…。そうですね、あのー…。すごい答えづらいですけど…」とタジタジ。「憧れはもちろんあります」と答えた。佐々木朗も「すごい選手が集まっている場所なので、すごく憧れの舞台です」。行ってみたいかとたたみかけられると「そうですね…。はい」と笑った。
思わぬ質問に、“置きにいった”回答。大越健介キャスターは「真っ向勝負とはいきませんでした」と番組を締めた。
高卒新人捕手として史上初めてファン投票1位で選ばれた全パのロッテ松川虎生捕手(18)が、球宴デビューした。
7回から登場し、高校(市和歌山)の先輩でもあるロッテ益田直也投手(32)とバッテリー。益田が初球、いきなりタイミングをわざと崩すフォームで投げ込むと全セ広島坂倉の打球は捕邪飛に。松川は捕球後、バランスを崩し後転する形になった。8回の打席では広島森下と対戦し、遊ゴロだった。
最年少18歳は、試合中はベンチで多くの選手とのコミュニケーションにも励んでいた。
全パのロッテ益田直也投手(32)が“ふらつき投法”で盛り上げた。
7回に登板し、いきなり先頭の全セ広島坂倉の初球に、左足を上げてからふらつくしぐさを見せて投球。捕邪飛に打ち取った。巨人小林の打席ではさらに大げさに動き、場内にはマスク越しの笑い声が響いた。
昨季から、意図してのふらつきが目立つようになった。「選球眼がいい打者はああいうのされると『あっ!』ってなるんで」とこれまでも説明している。
昨冬の契約更改では、ふらつき投法について「面白かったとかも言われた。パリーグTVも結構バズッたみたいなので。野球界が少しでも盛り上がることがいいと思うので」と反響の大きさへの手応えを口にしていた。
全パのロッテ佐々木朗希投手は、27日の球宴第2戦(松山)で先発する。この日は第1戦のペイペイドームで練習。「いつも対戦している選手とチームメートとして練習して、これから試合で、すごく嬉しい気持ちとちょっと緊張感がある中でいます」と初の球宴舞台の感想を口にした。試合では時折三塁ベースコーチを務め、ベンチでは西武山川からフリップ芸でいじられるなど愛された。
7月1日の楽天戦の登板中、右手中指のマメをつぶし、それ以来の実戦マウンドになる。相棒の松川とのバッテリーが有力。球宴史上最速の164キロは?連続奪三振は?注目が集まる中でのマウンドに「しっかりオールスターでもいい投球ができるように、一緒に頑張りたいなと思います」と意気込んだ。全セは広島床田が先発する。
全パのロッテ小野郁投手(25)が地元福岡で見事な球宴初登板を果たした。
5回、全パの5番手として登板。「緊張して、四球を出さないことだけ意識しました」。全セの阪神中野に計7球ファウルにされながら最後はスライダーで空振り三振、ヤクルト塩見はこの日最速157キロで空振り三振にすると、阪神近本もスライダーで3者連続空振り三振に切った。
福岡・久留米市出身で、高校は日本ハム新庄監督の母校でもある西日本短大付(福岡)でプレー。今回の球宴は、チームメートの東條が新型コロナウイルス陽性で出場辞退となり、前日に出場が決まった。「代役ではありますが、こういう舞台に立たせてもらって、しかもそれが地元で、夢のような時間でした」と貴重な時間を満喫した。
今季は38試合に登板し、15ホールドをマーク。球宴でも躍動感ある投球を見せた右腕は、後半戦に向けて「今日みたいなピッチングを毎日、投げる時はできるように頑張りたい」と意気込んだ。
全パのロッテ佐々木朗希投手(20)が2回裏に三塁ベースコーチを務めた。
自身は27日の第2戦(松山)で先発予定となっている。
ヘルメットとマスク姿でボックスに入ると、4番の西武山川がいきなり左中間へ特大弾。山川が三塁を回ったところで声を掛けた。ベンチ前の恒例どすこいポーズでスタンドがわくと、一緒に拍手を送った。イニング後は全セの野手陣に挨拶しながら、一塁側ベンチへ戻った。
佐々木朗は岩手・大船渡高時代、スタメンでない練習試合ではベースコーチを務めるケースもあった。
プロ野球選手会は26日、オンラインで臨時大会を開き、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する「現役ドラフト」について、今オフ開催へ向け進めていくことを決議した。日本野球機構(NPB)と事務折衝を続けているが、NPB側の提示案では、各球団2人以上の対象選手を選び、全球団で選手の入れ替えが起きる制度となっている。
森事務局長は「(対象は)球団が任意で選ぶので、どの程度の選手が出てくるか分からない。選手会が望むところではないのではないか」という懸念は示しつつも「細部はもう少し話し合わないといけないが、必要とする選手はいる。進めていくことで選手の了解を得た」とした。今後もNPBと交渉を続けるが、今オフ導入へ1歩、近づいた。
保留制度改革も議論された。FA制度については
を求めていくことを決議した。より多くの選手がFA権を行使しやすい環境を目指し、現制度の改革を求める。広島の会沢翼会長(34)は「これからのプロ野球をどうしていくかということが1番」と強調した。
ただ、FA制度改革を巡る球団と選手会の隔たりは大きい。NPB選手関係委員会委員長の広島鈴木球団本部長は「野球界はコロナもあり大変な時期。権利を主張する時期なのか。球団が、どれだけ赤字に耐えているのか、考えてもらいたい」と反論。特例などで、コロナに感染してもFA日数に加算してきた点を指摘した。
全パのロッテ松川虎生捕手(18)が試合前からオールスターの雰囲気を楽しんだ。
周りは年上の選手ばかりだが、同じ捕手の西武森から「一緒に練習しよう」と言われ、行動を共にした。
日本ハムのファイターズガールのダンスでブームになっている、きつね耳のカチューシャを付ける場面も。「写真を撮ろうと言っていただいたので、楽しくできたかなと思います」と笑顔で振り返った。
ロッテ佐々木朗とバッテリーを組むとみられる。「しっかりオールスターでもいいピッチングができるように、一緒に頑張りたいと思います」と意気込んでいた。
全パの西武山川穂高内野手(30)が、試合前にロッテ佐々木朗希投手(20)と談笑した。
山川は、佐々木朗が16日のTBS「音楽の日2022」でシンガー・ソングライターあいみょんと対談した放送を見たと言い「どうだった?」と聞いたという。返答は「ちっちゃかったです」だった。
山川は「思ったより小さいんですよ、テレビ出てる人って。僕達っていつもゴリゴリの人しか見てないんで、タレントさんとか歌手とかお笑い芸人の方とか、ちっちゃいんですよ。そういう話をしたり」と明かした。この日は佐々木朗の登板予定がないことから「もっと話しますけど、これから。今日はお喋り、いっぱいしたいと思います」と、さらなる交流を楽しみにしていた。
公益社団法人Civic Forceとプロ野球選手会が連携し、「プロ野球選手と一緒に災害支援で命を救うためのアクションに踏み出す!」と題した、ふるさと納税によるクラウドファンディングプロジェクトを行う。目標金額は200万円で、10月12日まで。
災害発生時の初動現地調査を含むCivic Forceの緊急支援活動に活用されるほか、被災地の復旧・復興や防災の活動に使われる。返礼品には佐賀県の特産品が用意される。
URLは、次の通り。
https://www.furusato-tax.jp/gcf/1775
プロ野球選手会は26日、オンラインで臨時大会を開き、日本野球機構(NPB)と事務折衝を続けている「現役ドラフト」について、今オフの開催を目指すことを決議した。
NPB側から提示されている案では、各球団2人以上の対象選手を選び、必ず誰かが出て、誰かが入る制度のため、全球団で選手の入れ替えが起きる。
森忠仁事務局長は「細部は、もう少し話し合わないといけないが、進展は必要で、進めていくということで選手の了解を得た」と話した。今後もNPBと事務折衝を続けるが、今オフの導入へ、また1歩、近づいた。
臨時大会では、保留制度改革についても多くの議論がなされた。FA制度については、国内外一律6シーズンでの取得、補償制度の撤廃、登録日数カウント方法の追加を求めることを決議した。
マイナビオールスターゲーム第1戦が26日、福岡市のペイペイドームで行われる。ロッテ小野郁投手(25)は急遽、初出場することになった。監督推薦で選ばれた東條大樹投手(30)がコロナ禍で出場辞退となったためだ。
小野は「東條さんのことを考えると複雑な気持ちですが、東條さんの分まで頑張ることができればと思っています」と先輩を思いやった。ともに前半戦、リリーフ陣を支えてきた。東條はサイドスローからのブレーキの鋭いスライダーが有名で、必勝リレーの7回を任され続けた。
小野はまだ、必勝リレーには入っていない。「向かっている時は自分でも気負いすぎて力んだり、自分の力以上のものを出そうとした。いつ投げるにしても同じ精神状態で、同じ気持ちで投げられればもっといい結果が出たのかなと」。昨年の契約更改でそう話していた。将来の守護神候補ながら、まだ発展途上だ。
それが今季はここまで38試合に投げ、15ホールド、防御率も1.80。躍動感あふれるフォームから、直球は時に150キロ台終盤をたたき出し、制球が定まれば手のつけられない試合も出てきた。「去年は8回を任された時の信頼、持ってもらっていた期待を自分で消してしまったので、今年はそのポジション、勝ちパターンをいつでも任せてもらえるように」。年明けに話していた目標に、着実に近づいている。
憧れの益田直也投手(32)からは「そんなに長くできるポジションでもないから」と、後継者候補の1人に期待されている。力みすぎず、クローザーとしての自信をどう身につけるか。勝敗をある意味度外視し、自慢の球をセ界へ思い切り投げ込む。今回の球宴が、飛躍の大きなきっかけになる可能性は十分にありそうだ。
福岡・久留米市出身で、高校は西日本短大付でプレーした。高校最後の夏、マメをつぶしながら血染めのボールを投げ込んだ精神力も光り、当時チーフスカウトだった永野吉成統括ディレクターも「何よりもハートがいい。気持ちが強い」とたたえていた。そこから8年、大きく成長して晴れ舞台に立つ。「地元で開催されるオールスターにもなりますので、自分らしく全力投球をしたいです」と意気込む。躍動感とスピードガンに注目だ。
全パ・小野郁投手(25)=ロッテ=が、5回から地元福岡で凱旋登板≠オ、1回を三者連続三振に斬った。
チームメートで、新型コロナウイルスに感染した東條に代わって球宴初出場。「代役ではありますが、こういう舞台に立たせてもらい、しかもそれが地元で、本当に夢のような時間でした」と充実の表情を見せた。
1点を追う5回から5番手で登板。「とりあえず緊張していて、フォアボールを出さないことだけを考えた」。最速157キロの速球を軸に、変化球を織り交ぜ、全セの中野(阪神)、塩見(ヤクルト)、近本(阪神)をいずれも空振り三振に仕留めた。
チームは4位ながら、首位ソフトバンクを2ゲーム差で追走。「後半戦が始まったら残り少ないので、しっかり今日のような投球ができるように、頑張りたいなと思います」と前を見据えた。
全パの「4番・一塁」で先発した山川穂高内野手(30)=西武=がパフォーマンスでもファンを盛り上げた。7回表の全セの攻撃が終了すると、山川は全パ・佐々木朗希投手(20)=ロッテ=を引き連れてベンチ内に設置してあるカメラ前に姿を現した。
持参したスケッチブックをめくると「お前…俺の許可なしであいみょんと対談してたな?」「白井球審と仲直りして!」と痛烈ないじりをお見舞い。佐々木朗が苦笑いを浮かべると用意していたピコピコハンマーで頭を叩いた。最後は2人であいみょんの弾き語りライブを宣伝し、「12球団 全チームのユニフォーム着て集合」と呼びかけ、笑顔で座席へ戻って行った。
この2人のやりとりに、ツイッターでは「山川、つば九郎の中の人なの???」「マジで面白い山川笑」「山川さん字綺麗すぎん?」「山川さんのフリップ芸最高」「山川の達筆フリップ芸がMVPでしょ」と大盛り上がりだった。
全パ・佐々木朗希投手(20)=ロッテ=と、全パ・松川虎生(こう)捕手(18)=ロッテD1位=が、試合前に報道陣の取材に応じた。
球宴には、ともに初出場。佐々木朗は「いつも対戦している選手と、チームメートとしてこれから戦うので、嬉しい気持ちと緊張感がある。しっかり、オールスターでいい投球ができるように、(松川と)一緒に頑張りたい」と明かした。
松川は、市和歌山高から入団1年目で選出された。全パ・森友哉捕手(26)=西武=から「練習しよう」と誘われ、「キャッチボールとか、しっかり自分のものになった」と充実の表情を浮かべた。全パの投手陣について「すごい投手なので、全員の球を受けたいです」と目を輝かせた。
日本プロ野球選手会は26日、オンラインで臨時大会を開き、日本野球機構(NPB)と詳細を詰めている現役ドラフト制度を今オフに実現する方向で確認した。
森事務局長は、すでに12球団から提示されている大枠について「細部に関しては、もうちょっと話し合わないといけないところも残っていますが」としながらも、「(話を)進めていくということで選手の方から了承を得た」と説明。「球団との折り合いがつけば今年のオフから開催できるという状況にはなりました」と語った。
そのほか、フリーエージェント(FA)権の取得を国内外ともに6年に統一することや、FA移籍に伴う人的、金銭補償の撤廃などを求めていくことも話し合われた。
第2戦で全パの先発を務めるロッテ・佐々木朗はモイネロとキャッチボールを実施。
右手中指のマメをつぶし実戦登板は7月1日から離れているが、約40メートルの距離を力強く投げ込んで不安を感じさせなかった。
今季は最速164キロを記録しており、昨年に巨人のビエイラがマークした163キロの球宴最速記録更新や連続奪三振が期待される怪物右腕は「自分の投球ができるように頑張りたい」と意気込んだ。
「いつも対戦している選手と一緒に練習して嬉しい気持ちと緊張感があった」と振り返り、試合では三塁コーチも務めるなど初の球宴を満喫。
試合後は山本とともにテレビの報道番組に生出演し、メジャーへの思いを問われ「凄い選手が集まっている場所なので憧れの舞台」と語った。
新型コロナウイルスに感染した東條の代役として、前日に出場が決まった全パのロッテ・小野は5回に登板し、圧巻の3者連続三振を奪った。
「緊張していて、四球を出さないことだけ意識した」と振り返るが、直球は157キロを計測。
ここまで防御率1.80をマークする福岡出身の8年目右腕は「代役だけど、こういう舞台に立たせてもらって、それが地元で本当に夢のような時間でした」と初球宴を満喫した。
日本プロ野球選手会(会沢翼会長=広島)は26日、オンラインで臨時大会を開き、日本野球機構(NPB)が提示している現役ドラフトの制度案を大枠で受け入れることを決議。これで今季終了後からの実施が確定した。
同制度は出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させるもので12球団が提示している案は各球団が2人以上の選手リストを提出して最低1人以上を獲得し、1人以上は他球団へ移籍することになっている。選手会の森忠仁事務局長は「細部は話し合わなければいけないところは残っているが必要とする選手もいるというところで進める。今オフから開催できる状況」と説明した。開催時期も12月初旬の保留者名簿提出後となり、シーズン後半の開催では戦力外となる予定の選手がリストアップされるという懸念も解消されていた。
また、今回の臨時大会では保留制度改革を要望することも決議。FA制度は権利取得期間を国内外ともに一律6年、補償制度の廃止、登録日数カウント方式の追加を求め、さらにポスティング・システムも一定条件達成で実施できるよう求めていく。会沢会長は「魅力あるプロ野球にするためには保留制度の改革は避けて通れない」と意気込みを語った。
選手会がFA短縮の要求を決議したことに対し、選手関係委員会委員長でもある広島・鈴木清明球団本部長は「球界がコロナで大変な状況。権利を主張する時期かなと言いたい」と批判。試合数の削減や感染による登録抹消にも特例などでFA日数の加算には対応しているとし「今はPCR検査で費用がかかり、お客さんも(球場に)戻ってきていない。野球界が置かれている状況を理解してるのか。今はシーズンをどう乗り切るかを考える時期」と語気を強めた。
ロッテ・佐々木朗希投手(20)とオリックス・山本由伸投手(23)が26日放送のテレビ朝日「報道ステーション」に生中継で出演し、メジャーリーグへの思いについて明かした。
この日行われた「マイナビオールスターゲーム2022」第1戦の開催地・ペイペイドームとの中継で出演した山本と佐々木。エンゼルス・大谷のニュース後に同局の小木逸平アナウンサーが「直球でお伺いしますけども、メジャーリーグへの思いというか憧れはいかがでしょうか?」と質問した。
これに山本は「そうですね、あのー、まぁ、あのー」と苦笑い。「すごい答えづらいですけど、はい、憧れはあります」とした。佐々木朗は「すごい選手が集まっている場所なので、憧れの舞台です」とした。メインキャスターの大越健介アナウンサーが「行ってみたい場所だったりして」と投げかけると「そうですね、はい」と笑った。
さらに小木アナは「大谷選手と、どっちでもいいですけど、打ち取りたいとか投げ合いたいとか」と対戦したいか聞かれた山本は「そうですね、二刀流で出場する日とかに、すごい見てみたいですね」とはぐらかして笑いを誘った。
ロッテの佐々木朗希投手(20)とオリックス・山本由伸投手(23)が26日放送のテレビ朝日「報道ステーション」に生中継で出演し、27日に行われる「マイナビオールスターゲーム2022」第2戦に向けて意気込みを語った。
球宴に4年連続4度目の出場となる山本は「満員の球場で試合をするのはすごい気持ちいいなと。お祭りっぽさがすごく好きです」と笑顔を見せた。初出場で第2戦の先発を任されている佐々木朗は2012年のオールスターを観戦する当時10歳だった頃のVTRが流れ「この時は夢にも思ってなかったと思う。選手としてオールスターに出れて嬉しく思う」と語った。また「10歳の朗希少年に何て言ってみたいですか?」と聞かれると、「えー」と少し困惑しながらも「頑張ってって」とはにかんだ。
メインキャスターの大越健介氏から「お2人には、明日は三振をバンバン取って欲しい。明日はどういうピッチングがしたいですか?」とリクエストと質問をされると、山本は「佐々木投手に注目が集まりがちになると思うので、負けないように頑張ります」と対抗心を燃やした。佐々木朗は「僕も山本投手に負けないように、いいピッチングができるように頑張ります」と謙虚に語った。
この日行われた「マイナビオールスターゲーム2022」第1戦は2−2の同点で迎えた9回2死から、日本ハム・清宮幸太郎が本塁打を放ち全パがサヨナラ勝利となった。
「マイナビオールスターゲーム2022」は26日、ペイペイドームで第1戦が行われ、第2戦で登板予定となっている全パの佐々木朗希投手(20=ロッテ)が7回表終了後のベンチで西武・山川穂高内野手(30)と“フリップ芸”を披露した。
7回、全パの守備が終わりベンチに戻った山川が、佐々木朗とともに画用紙を手にベンチ横のテレビカメラに寄ってきた。すると画面に飛び込んできたのは画用紙に書かれた「白井球審と仲直りして!」という文字。ピンクのハートマークが2つ添えられた“際どい”ジョークを見せられた佐々木朗は思わず苦笑い。その後、山川から赤いピコピコハンマーで頭を小突かれ、再び苦笑いを浮かべた。何が行われ、フリップに何が書かれているのか知らないベンチの選手たちが、山川の周りに集まり「白井球審…」の文字を見ると、則本はじめ全パ・ナインは手を叩いて爆笑していた。
佐々木朗と白井球審は、4月24日のオリックス戦(京セラD)で安達に投じた3球目のボール判定への態度をめぐって、白井球審がマウンドへ詰め寄るなど物議を醸した。しかし、2人がもめた事実はなく、あくまでも山川の佐々木朗と白井球審への愛情表現からくる“際どいジョーク”。球宴ならではのシーンとなった。
また、佐々木朗が三塁コーチを務めるとネットでは「朗希が少年野球チームのコーチにしか見えない」「朗希三塁走塁コーチなの?何かちょっとキョドってる」「朗希のコーチ姿可愛い」「コーチしてんのめちゃくちゃ面白い」などの声が挙がっていた。
「マイナビオールスターゲーム2022」は26日、ペイペイドームで第1戦が行われ、第2戦で登板予定の全パ・佐々木朗希投手(20=ロッテ)が6回に三塁コーチを務め、グラシアルの打席の前に会話するシーンがネットで話題になった。
1−2の6回に2死一、二塁で第3打席を迎えたグラシアルが三塁コーチを務めた佐々木朗と会話する場面があった。2人の会話にネットでは「何て言ってたんだろう…w」「何語で話したのか」「佐々木朗希とグラシアルのコンビはレアすぎやろw」などの声が挙がった。
球宴前日のトークショーでは71年に江夏豊(阪神)が記録した9者連続奪三振の再現を期待されるも「それは期待しないで」と控えめだった。だが、4月10日に完全試合を達成した右腕は「パーフェクトでMVP」には、はっきりとした口調で前向きだった。
「マイナビオールスターゲーム2022」第1戦は26日、ペイペイドームで行われる。ファン投票で選出されたロッテの佐々木朗希投手(20)と松川虎生捕手(18)が初出場の祭典前に記念撮影や他球団の選手との交流を楽しんだ。
ともに初出場とあり「緊張感がある中でいます」と語った“完全バッテリー”。松川は話題のきつねダンスで使用されるきつねの耳を着けて写真を撮るなど祭典の雰囲気を満喫。佐々木朗は昨季最多勝など投手部門を“完全制覇”したオリックスの山本由伸と話し込むなど、他球団の選手らと交流を深めていた。
佐々木朗と松川との一問一答は以下の通り。
高卒新人捕手として史上初のファン投票1位で球宴初出場を決めた松川虎生(18)が試合前に可愛いらしい「きつね耳」姿を披露。今シーズン話題沸騰中の「きつねダンス」がパ・リーグベンチを“席巻”した。
松川は試合前「いつも対戦しているチームの人と話したりできるので、すごく嬉しい気持ちと、緊張感があります」とコメント。早速西武・森友哉などとも交流し「森さんから『一緒に練習しよう』といっていただいた。キャッチボールだったり、自分のものになったかなと思います」と喜んだ。
さらに途中でファイターズの「きつね耳」もつけていたことに関しては「ちょっと写真を撮ろうと言っていただいたので楽しくできた」と明かした。
日本ハム公式ツイッターでは「どこまで広がるのか」とのコメントで松川、清宮、伊藤大らとの3ショット写真を公開。他にも柳田、グラシアルらソフトバンク勢やオリックスの宗も“きつねダンスポーズ”を披露。ネット上でも「球宴楽しそう」「みんなできつねダンス踊るのかな」「球宴は今まで敵だったチームの人との交流見てて面白いから好き」「みんなのキツネ耳可愛い」と大きな反響を呼んでいた。
日本プロ野球選手会(会沢翼会長=広島)の臨時大会が26日、オンライン形式で開催され、現役ドラフトを今オフに実施する方針を確認した。
同制度は出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させるためのもの。各球団が2人以上の選手リストを提出して最低1人以上獲得し、1人以上は他球団へ移籍するとした12球団案について今後、細部を詰めていく。選手会の森忠仁事務局長は「細部についてはもう少し話し合わなければいけないところは残っているが、必要とする選手もいるというところで進めていく。今年の開催という状況になった」と説明した。また、選手会は保留制度の改革も求めていくことを決議。FA制度は国内外一律6年で権利取得、補償制度の廃止、登録日数カウント方式の追加などを求めていく。
ロッテの佐々木朗希投手が試合後、テレビ朝日「報道ステーション」にオリックス・山本由伸と生出演した。
番組ではこの日のオールスターを振り返りながら2人にインタビュー。朗希はこの日2回裏と6回裏に三塁コーチャーを務め、2回には山川がソロをマークし三塁ベース付近で笑顔で迎えた。6回には2死一、二塁の場面でグラシアルが打席に。朗希がサインを出すと、グラシアルは打席を外し、朗希の方へ歩き出した。それに気付いた朗希は走ってグラシアルの元へ行き耳打ち。結果的にグラシアルは四球で2死満塁のチャンスを作り、宗の同点打を呼び込んだ。
朗希は番組内でグラシアルとの場面について聞かれると「サイン出してって言われてサイン出したんですけど…。バント?って聞かれました(笑)」と明かした。
27日の第2戦(松山)では先発が予定されている右腕。「ストレートで押しながらそれだけじゃ抑えられないと思うので、変化球もうまく使いながら抑えにいきたいと思います」と“パーフェクト投球”を宣言した。
西武・山川穂高が試合中にロッテ・佐々木朗希をいじる一幕があった。中継のテレビカメラに向かって、同じあいみょんファンの佐々木朗と“フリップ芸”を披露。書道8段の達筆で「白井球審と仲直りして」と記したり、テレビ局の企画で佐々木朗があいみょんと対談したことについて「お前…俺の許可なしであいみょんと対談してたな?」などと右腕をいじり、ピコピコハンマーで軽くたたくなど、球宴ならではのシーンが展開された。
ロッテの益田直也が同点の7回から登板し、1イニングを無安打無失点に抑えた。
この回から捕手は松川が出場。先頭の広島・坂倉への初球、打球がバックネット方向のファウルゾーンへ上がると、松川が猛ダッシュで捕球。体勢を崩し後転しながらもボールは離さず、ファインプレーでファウルフライに。続くヤクルト・中村は三ゴロ、最後は巨人・小林を125のシンカーで空振り三振に仕留め1イニングを3者凡退。ロッテバッテリーが阿吽の呼吸でセ・リーグ打線を封じた。
ロッテの小野郁投手が1イニング3者連続三振の好投を見せた。
小野は1点を追う5回から5番手で登板。先頭の阪神・中野を144キロのスライダーで空振り三振に打ち取ると、続くヤクルト・塩見はこの日最速となる157キロで空振り三振。最後は阪神・近本を144キロのスライダーで空振り三振とし、1回を3者連続三振のパーフェクト投球。小野は監督推薦で出場予定だった東條が新型コロナ陽性で出場辞退となり代役で出場が決定。福岡出身の右腕が故郷で雄姿を見せつけた。
日本プロ野球選手会が26日、臨時大会でFA権取得年数(現状国内8年、海外9年)の6年統一などを今後12球団側と交渉していくことを決議した。
これを受け、選手関係委員会委員長の広島・鈴木清明球団本部長は「今、コロナの状況もあって大変な時期。権利を主張する時期かな、というのは言いたい。試合数が(コロナで)減っても、コロナに感染しても、特例などでFA日数は加算してきた。故障者特例でも加算している。今はPCR検査で費用がかかり、お客さん(入場者数)も戻ってきてない。野球界が置かれている状況を理解しているのか、と言いたいところ」と苦しい現状を説明。
さらに「(FA取得期間の)短縮、と言っているが、実質、アメリカよりも短い。球団がどれだけ赤字を出しても耐えているか、というのを考えてもらいたい。今はシーズンをどう乗り切るかを考える時期、足元を見つめ直す時期だと思う」とコメントした。
労組・日本プロ野球選手会(会沢翼会長=広島)が26日、オンライン臨時大会を開いた。
より魅力ある野球界にしていくために「保留制度の改革」についてじっくり意見を出し合った。
その中でFA制度改革案として以下の内容について決議し、今後選手会として提案していくと決めた。
労組・日本プロ野球選手会(会沢翼会長=広島)が26日、オンラインで臨時大会を開いた。
選手会は12球団側から提出されていた現役ドラフト案での実行を決議した。選手会の森忠仁事務局長は「球団から出てきている案で決議させていただきましたが、細部については話し合わなければいけないところは残っています。おおむね現役ドラフト、望むところではないにしても、進めていくというところで、選手の了解を得ました。今年のオフから開催できるという状況」と説明した。
現行案は各球団が任意で2名以上の選手リストを提出し、最低1人以上獲得、1人以上が他球団へ移籍するものとなっている。12月に開催される予定だ。
ロッテ・佐々木朗希投手が、予定通り第2戦に先発する。7月1日・楽天戦で右手中指のマメをつぶして以来の登板で「交流戦で打たれた選手にはこれを機にアウトを取りたいと思います」と気合。
練習では山本と話し込む場面もあり、試合では三塁コーチャーを務めた他、テレビカメラに向けた山川との“フリップパフォーマンス”も行っていた。
労組・日本プロ野球選手会(会沢翼会長=広島)は26日、オンライン形式での臨時大会を開いた。
臨時大会では出場機会に恵まれない選手を救済する「現役ドラフト」について、今オフ実現に向けて12球団からの提示案で進めていくことを決議した。
12球団案は実施時期を保留者名簿提出後の12月とし、各球団が2人以上を選出する中で必ず各球団で選手の入れ替えを行うもの。選手会・森事務局長は「細部で話し合わないといけない部分は残っている」とした上で、12球団案を基本線として今オフ実現のために話を詰めていく。
労組・日本プロ野球選手会(会沢翼会長=広島)は26日、オンライン形式での臨時大会を開き、選手の活躍の場を広げる一環として、FA権取得までの期間短縮などを求めていくことを決議した。
会沢会長は「保留制度の改革は避けて通れない。時間を割いて話し合った」と説明。その中で現行の国内FAが高卒が8年、大学・社会人出が7年(06年ドラフト以前の入団選手はすべて8年)、海外FAで9年となっている権利取得までの期間を、6年に統一することを目指すという。
選手会・森事務局長は、FA短縮実現について「目指すところは来オフから実現したいと思っている」と意気込む。そのほかにも現行の保留制度撤廃などを求めていく考えだ。
これに選手会関係委員長を務める広島・鈴木球団本部長は「野球界がコロナの状況で大変な時に、権利を主張する時期かなとは言いたい。今はシーズンをどう乗り切るか、足元を見つめ直す時期」と選手会の主張に対して強く反論していた。
ロッテの小野郁投手が、初出場の球宴で、三者連続三振に抑える快投で応えた。
東條の代役で急遽出場が決まった右腕は5回にマウンドへ。中野をスライダーで空振り三振に抑え、塩見はこの日最速の157キロ直球で空振り三振。近本をスライダーで空振り三振に抑え、地元の福岡で躍動した。
「緊張していて、フォアボール出さないことだけ意識して投げました。本当に、こういう舞台に出させてもらって、地元で夢のような時間でした」と喜びをかみ締めていた。
ロッテの益田直也投手が「フラフラ投法」で全セを三者凡退に抑えた。
5度目の球宴は7回からマウンドへ。広島・坂倉への初球にセットポジションから投じた直球でキャッチャーファウルフライに。スタンドも大きくどよめいた。ヤクルト・中村奨を三ゴロ後、小林への初球にもよろめきながら直球を投じファウルでカウントを稼ぎ、最後はシンカーで空振り三振を奪った。
足元フラフラ投法は昨季も幾度か投じ、ユーチューブ動画再生回数も高かった。
ロッテの佐々木朗希投手が2回に続き、6回に三塁コーチャーを務め、全パを同点に導いた。
1死一、二塁からソフトバンク・グラシアルが三塁コーチャーを務めたロッテ・佐々木朗に耳打ちをして、粘って伊勢から四球を選んだ。満塁となり、宗の中前適時打で同点に。得点の瞬間、佐々木朗も三塁コーチャーから笑みをこぼした。
ベンチ脇に設置されたカメラを使って、全パの4番・山川穂高(西武)が佐々木朗希(ロッテ)との“寸劇”を披露した。
山川が「オレの許可なしにあいみょんと対談してたな?」と書かれた紙をカメラに写し、ピコピコハンマーで佐々木朗の頭をコツン。
続けて「白井球審と仲直りして あーい!」。達筆で、ハートマークこそついているが、佐々木朗がリアクションしづらい禁断?のメッセージを披露した。苦笑いで頭を下げる佐々木朗へ、山川は再びピコピコハンマーでコツン。
山川は複数枚を用意し、芸人さながらの“フリップ芸”で沸かせた。“寸劇”を終えたベンチでは全パの選手が山川の元へ。興味津々にフリップを見ては笑っていた。
山川はこの日、フィールド内外で大暴れ。ホームランダービーに出場すると、その後の入場では、白馬の被り物で登場し、場内をざわつかせた。さらに試合では、2回に左中間へ打球速度180キロ、飛距離137キロの本塁打を放った。
ロッテ・佐々木朗希投手が、試合前練習から西武の山川らと談笑。初球宴の雰囲気を楽しんでいるようで「いつも対戦している選手とこうやって、チームメートとしてこれから試合をやるんですけど、すごく嬉しい気持ちと緊張感があります」と思いを語った。
山川とは“あいみょんトーク”にも花を咲かせたようで、山川は「あいみょんと(テレビで)対談しているのを見たので、どうだった?って。『小さかったです』って言ってました」とやりとりを明かした。大ファンを公言している佐々木朗は「今夜このまま」(18年発売)を登場曲として使用。16日に、TBS系「音楽の日2022」で、対談した様子が放送された。
佐々木朗は第2戦(松山坊っちゃんスタジアム)に先発予定。巨人・ビエイラが持つ163キロの球宴最速記録更新についても、「出てくれたら」と視野に入れる右腕は「交流戦とかで打たれた選手には、これを機にアウトにできるように、精一杯頑張りたい」と意気込みを語った。
西武・山川穂高内野手が、登場ボケから豪快アーチに衝撃のフリップ芸と大暴れで、ネットでは「山川穂高」がトレンド入りした。
ファン投票で球宴に出場した山川は、試合前の入場に白馬の被り物で登場。「“馬”川穂高」「白馬の山川」「パ・リーグ、4番打者が馬」と笑いを誘うだけではなく、4番で出場した試合では2回、全セ先発の青柳の真ん中に入る143キロのツーシームを完璧に捉え、特大の一発を放った。
さらにイニング間では、ベンチ脇に設置されたカメラを使って、ロッテ・佐々木朗希との“寸劇”を披露。「オレの許可なしにあいみょんと対談してたな?」「白井球審と仲直りして あーい!」などと書かれた紙をカメラに写し、ピコピコハンマーで佐々木朗の頭をコツンとして笑わせた。
テレビインタビューにも、フリップを持参した山川。4月24日のロッテ−オリックス戦で球審を務めた白井審判が、ボール判定に佐々木朗が不服そうなリアクションを見せて詰め寄ったことが物議を醸したことに「あれは朗希が悪いですよ。文句しか言われない人に文句言っちゃいかんですよ」と話した後、続く質問からはボケ倒して笑わせていた。
西武の山川穂高内野手が、ロッテ・佐々木朗希投手と“あいみょん対談”をしたことを明かした。
試合前練習時から、他球団の選手と積極的に交流した山川。佐々木朗とは大ファンでもある歌手・あいみょんの話題に花が咲いた。山川は「あいみょんと対談しているのを見たので、『どうだった?』っていう感じで。『小さかったです』って言っていました」と内容を明かした。
さらに「佐々木投手は今日投げないですよね?」と確認。すぐさま「今日はお喋りをいっぱいしたいなと思います」と笑顔で答えた。
日本プロ野球選手会は26日、オンラインで臨時大会を開き、日本野球機構(NPB)が提示している現役ドラフトの制度案を大枠で受け入れることを決議した。今シーズン終了後から実施する予定。また、フリーエージェント(FA)権の取得年数を国内、海外一律で6年に短縮するなど、球団との契約における選手の立場改善を訴えていく方針を確認した。
出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる現役ドラフトは、12球団が指名対象となる選手を2人以上出し合い、各球団が獲得する選手を指名していく。選手会の森忠仁事務局長は「必要とする選手がいるので、進めていく」と話した。
労組・日本プロ野球選手会(会沢翼会長=広島)は26日、オンライン形式での臨時大会を開いた。出場機会に恵まれない選手を救済する「現役ドラフト」については、今オフ実現に向けて12球団からの提示案で進めていくことを決議した。
森事務局長は「細部について話し合っていかないといけない部分は残っている」とした上で「多少の進展はある」と説明し、12球団側から提示された最終案を基本として、今オフ実現を目指すことになった。
また、会沢会長は「保留制度の改革は避けて通れない。時間を割いて話し合った」とし、FA権取得までの年数を国内FA(06年ドラフトまでの入団は8年、07年以降のドラフト入団は高卒8年、大卒・社会人7年)、海外FA(9年)をともに6年に統一すること、現行の保留制度の撤廃などを求め、今後12球団側と交渉をしていく方針も決議された。
ロッテは46勝44敗1分の4位でオールスター前の戦いを終えたが、その中でも開幕から先発陣の安定感が光った。
特に3・4月の先発防御率は「1.47」。先発投手の指標の1つにあたるクオリティ・スタート(QS:6回以上3自責点以内)は3・4月26試合中21試合でQS達成し、防御率はロメロが0.34、石川歩が0.87、佐々木朗希が1.50をマークした。
ただ前半戦の先発陣は規定投球回に到達した投手は0。開幕からローテーションで投げ続けたはロメロと小島和哉の2人だ。ロメロは登板間隔を空けながら先発し、中6日で投げていたのは15試合中7回。中6日で先発した登板は2勝4敗、防御率3.98だ。5月29日の阪神戦から7月6日の日本ハム戦にかけて自身5連勝しているが、中6日で先発したのは最初の阪神戦だけで、登板間隔をあけて先発したときは5勝1敗、防御率1.65と結果を残す傾向にある。
小島は今季初登板が予定されていた3月26日の楽天戦が雨で流れると、先発のときに雨天中止になることが多く、なかなか決まった登板間隔で投げられなかった。また打線の援護が少なく、防御率2.47ながら前半戦は1勝に終わったが、QSは14試合中10試合で達成しており、先発の役割はしっかりと果たした。
高卒3年目の佐々木朗希、石川歩は先発ローテーションを外れる時期もあったが、先発をすればゲームを作り頼りになる存在だ。佐々木は4月10日のオリックス戦で完全試合を達成するなど、自身開幕5連勝。6月3日の巨人戦で5回5失点で敗戦投手になったが、5点以上失った試合はこの登板のみ。その他の登板は全て3失点以内に抑えている。
開幕投手を務めた石川は、今季初登板から25イニング連続で自責点0に抑えた。石川は少ない球数で長いイニングを投げることができ、QSも13試合中11試合で達成。リリーフ陣の登板数の多さが気になる中で、長いイニングを投げることがある程度計算できる石川はチームにとっても非常にありがたい。
ベテランの美馬学は開幕自身4連敗を喫したが、5月12日の楽天戦で今季初勝利を挙げると、6月19日の日本ハム戦にかけて自身4連勝。4連敗中は4試合で援護点が1点だったが、4連勝中は4試合で18点の援護点をもらった。
交流戦明けからは中6日での登板が多かったが、中7日で先発した7月18日のソフトバンク戦では7回・1失点で5勝目を挙げた。美馬は中6日で先発した交流戦明けも基本的には少ない球数で抑えていたが、イニングの中盤に失点するケースが目立った。自身4連勝中のときもそうだが、ロメロと同じように数試合に1回、登板間隔を空けて先発すると結果を残している。
少ない球数で長いイニングを投げる能力があり、7月18日のソフトバンク戦のように登板間隔を空けて1イニングでも長く投げてもらう方が、美馬の本来の良さを発揮しやすいのではないだろうか。
ロッテの強みは5、6番手以降の層の厚さ。前半戦は二木康太、佐藤奨真、本前郁也、河村説人がローテーションの谷間や、調子が良いときに先発ローテーションに組み込まれた。この4人の合計成績は23試合・124回1/3を投げて、7勝8敗、防御率3.47で、23試合中10試合でQSを達成。そのなかでも佐藤奨真は、6試合中4試合でQSをクリアした。
石川、佐々木朗が1軍登録抹消する時期があった中で、先発陣が比較的安定していたのも、二木、佐藤、本前、河村らの存在も大きかった。後半戦に向けて右肘トミー・ジョン手術から1軍復帰を目指す種市篤暉や、昨季8勝を挙げながらも開幕直後の3月28日に右肘クリーニング手術をした岩下大輝などが控えている。
種市は既に2軍で実戦登板を果たしており、7月12日の日本ハム戦では復帰後最長の6回0/3・90球を投げた。6月12日のDeNA戦以降は80球以上の球数を投げており、順調に復帰へのステップを踏んでいる。岩下はまだ実戦での登板はないが、シーズン中に間に合えば大きな戦力となる。
昨季は春先、打線がリーグナンバー1の得点力を誇った一方で、先発陣は8月まで打ち込まれる場面が目立った。今季は開幕から打線の援護に恵まれない試合が多いが、先発陣はしっかりとゲームメイクしている。先発と打線がうまくかみ合えば、先行逃げ切り勝ちも増えていくはずだ。
プロ野球の前半戦は24日に終了。パ・リーグでは藤本博史新監督が率いるソフトバンクが首位ターンも、5位オリックスまで2.5ゲーム差にひしめく大混戦となった。個人タイトル争いに目を転じれば、最も目を引くのは防御率争い。ソフトバンク・千賀滉大投手の1.70を筆頭に4人が1点台をマークしている他、規定投球回に到達していないがロッテ佐々木朗希投手は驚異の1.48をマークしている。
“投高打低”が顕著な2022年シーズン。パの防御率は例年にはないハイレベルな争いだ。千賀の1.70からオリックス山岡泰輔の1.75、日本ハム加藤貴之の1.79、オリックス山本由伸の1.81と1点台の投手が続く。さらに佐々木朗は規定投球回に6イニング足りない状況で1.48。右手中指のマメを潰した影響で7月1日の楽天戦を最後に実戦から遠ざかっているが、復帰すれば“大本命”だろう。
奪三振も熾烈。山本が128で1位だが、佐々木朗が124で2位につける。奪三振率は山本の9.29に対して13.13。こちらも復帰すれば佐々木朗に分がありそうだ。勝利数では10勝の山本が日本ハム・伊藤大海と千賀に2差をつけている。セーブ数ではオリックス平野佳寿が25でトップ。ロッテ益田直也が2差、西武・増田達至が3差で追う展開になっている。
打撃の打率部門では日本ハム・松本剛外野手が.355で首位を快走も、19日オリックス戦で自打球を受けて左膝蓋骨下極を骨折。実戦復帰まで4週間の見込みで、この長期離脱がどのような影響を及ぼすか。2年連続首位打者のオリックス吉田正尚外野手が規定打席に到達し、.314で2位につけている。大逆転はあるのだろうか。
松本剛は安打数でも108本でトップだが、2位はロッテ高部瑛斗外野手で96本、3位は楽天・島内宏明外野手の94本で予断を許さない状況となった。昨季は4選手がタイトルを手にした盗塁は高部が27でトップ。21で2位の松本剛の離脱もあり優位は揺るがない。
本塁打は西武・山川穂高内野手が29本で独走。長期離脱さえなければ3年ぶり3度目のキングは確実な状況だ。一方、打点は楽天・浅村栄斗内野手が59、山川が58、吉田正が52、ソフトバンク柳田悠岐外野手が48と混戦模様だ。