わたしはかもめ2022年鴎の便り(7月)

便

7月28日

佐々木朗希「足元見ながら」山本由伸「また経験したい」初対談でWBCへの思いなど語る[ニッカン]

最強コンビが頂点へと競い合う!ロッテ佐々木朗希投手(20)とオリックス山本由伸投手(23)が、27日まで行われた「マイナビオールスターゲーム2022」の舞台裏で、日刊スポーツにツーショットを披露した。初対談で、WBCへの思いなどを語った。ペナントは29日、ロッテ−オリックスなど6試合で後半戦が開幕する。首位から5位まで2.5差に詰まる「戦国パ」。2人が優勝争いで投げ合う可能性も十分で、その共鳴が日本球界を盛り上げる。


由伸
「お疲れさまです!今日はろーたんに頑張ってもらいましょう!」

ニックネームで呼ぶほど気心知れた3歳差の2人が、イスを並べて語るのは初めてのことになる。

朗希
「緊張もそんなしてなかったですし、楽しみ!って部分がすごく大きかったです。」
由伸
「何しろ対談は初めてだったんで、すごく楽しみにしてましたね。」

完全試合&ノーヒットノーランの、スター投手の共鳴。そろってオールスターの舞台に登場した。

朗希
「みんなユニホームも違いますし、すごく、何か新鮮で、はい、楽しかったです。」
由伸
「主役みたいな雰囲気が出てたよね。そこも負けてるなと。雰囲気がめっちゃすごい。」
朗希
「そんなことないです。緊張して、もう、こぢんまりやってました。」
由伸
「いや、僕は初めてのオールスターはめちゃめちゃ緊張してたんで。堂々と、慣れてる風格が出てましたね。そういえばオールスターでは練習中とか、何話してたっけ?」
朗希
「??(と首をかしげて笑う)」
由伸
「内容のうっすい話をちょっと多めにしました(笑)。」

2人は人知れず確かな関係性を築いてきた。出会いは佐々木朗1年目のオフ。

由伸
「本当にあの佐々木君や〜って感じで。キャッチボール、最初にしたんですけど、すごく思い出に残ってますね。」
朗希
「テレビで見てる人だ〜って。実際に投げてるボールを見たんですけど、もう、すごかったです。」

この春、それぞれが球史に名を刻んだ。褒め合う言葉に熱がこもる。

由伸
「やっぱり、あのストレートはなかなか。みんなはじき返せてなくて。ファウルに空振りに凡打に、そういうのがすごく確率高いんで、理想の投球だなと思っています。」
朗希
「全球種が勝負球になって、コントロールがすごく良くて、球も速くて。欠点が全然ないので、ピッチャーとして完璧だなと思います。すごいのに慣れちゃったのもあるんですけど…すごいじゃないですか。僕、真っ直ぐとフォークしか投げれないので。」
由伸
「何か、いい選手の共通点って、みんな褒めてくれるみたいな。だからあまり真に受けず、練習頑張ります(笑)。」

後半戦が始まる。昨季優勝のオリックスが現在5位、昨季2位のロッテは現在4位。右腕両雄が戦国パ・リーグのキーマンになる可能性は十分にある。

由伸
「僕が投げられる試合は限られているので、1試合1試合絶対に勝つぞという気持ちでチームの一員として頑張りたいです。」
朗希
「僕は前半戦の最後の方、投げられなかったので、後半戦は全試合投げるつもりで準備したいなと思います。」

佐々木朗の右手中指の血マメがつぶれなければ、7月9日に投げ合いが実現する可能性があった。もちろん今後も。

由伸
「可能性が最初あった時は、すごくドキッとしましたね。」
朗希
「いや、僕は勝ちが付かなくなるのでイヤです(笑)」
由伸
「僕はとにかくゼロに抑えることに専念するしか。ワンチャンス、野手の先輩方に頑張っていただきたいなと(笑)」

ロッテ佐々木朗希と、オリックス山本由伸。2つの才能は、世界からも注目を浴びている。来春にはWBCが行われる。彼らは、参加意欲を示すエンゼルス大谷翔平とも戦いをともにするかもしれない。

由伸
「東京五輪に出させてもらって。代表選手の中でやる1ヶ月くらい、あれはすごく自分にとって特別な経験になっているので、また経験したいなと。」
朗希
「僕も五輪、見ました。(由伸さんは)シーズン同様のすごい活躍で。」

笑顔でのマウンドさばきも象徴的な活躍だった。

朗希
「余裕の表れじゃないですか?(笑)」
由伸
「(笑)」
朗希
「僕はまずシーズンでしっかり投げ切らないといけないと思うんで。足元を見ながら、その先にあると思うので。まずはこの後半戦、頑張っていきたいです。」

オールスターの舞台裏で日の丸への思いなども口にした2人が、新たな戦いの日々へと引き締め、イスから立ち上がった。

由伸
「そういえば。この間の、すごくいいものだな〜って。すごくいいな〜って思いました。」

佐々木朗が先日、テレビ番組で大好きなシンガー・ソングライターあいみょんと対談したばかり。うらやましさをにじませた先輩。

由伸
「でも僕は、いや、もう、佐々木選手との対談がベストです。これ以上はないです!!」
朗希
「(照れ)」

◇取材後記

佐々木朗が発信者としても新たなステージに入ったと感じる。メディア側の勝手な理屈として“笑いが欲しい”対談形式。それを察してか「こぢんまり」「余裕の現れ」「勝ちつかなくなるのでイヤ」と、164キロ右腕はちょくちょく緩急を差し込み、尊敬する先輩山本をも笑わせた。球宴第1戦でも「もっと変化球投げたかったんですけど、サイン出なくて。松川のせいで打たれました」と公共の電波にも相棒イジリを乗せていた。優等生タイプが多いといわれるロッテの若手たち。時にブラックも入る“角中節”がファンに根強い人気を誇る中、ロウキ節もますます増えるのか。敏感に拾いたい。

佐々木朗と山本の今季
プロ3年目のロッテ佐々木朗は今季、自己最速を164キロに更新。4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)では完全試合を達成した。13者連続奪三振の日本新記録、1試合19奪三振の日本タイ記録も含んでの球史に残る投球だった。前半戦は6勝1敗だった。 プロ6年目のオリックス山本も今季、自己最速を159キロに更新。6月18日の西武戦(ベルーナドーム)で自身初のノーヒットノーランをマークした。前半戦はリーグトップの10勝を挙げ、128奪三振も佐々木朗を抜いてリーグ1位。

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[ロッテ]佐々木朗希、後半戦初先発8・2からの楽天3連戦が濃厚「後半戦は全試合」と意気込み[ニッカン]

ロッテ佐々木朗希投手(20)の後半戦初先発は、8月2日からの楽天3連戦(楽天生命パーク)が濃厚だ。27日に球宴第2戦(松山)で登板し、1回1失点。28日に愛媛から帰京した。

7月1日の楽天戦(ZOZOマリン)で4回10奪三振の快投を見せながら、右手中指のマメがつぶれ、緊急降板。患部の回復に時間がかかり、27日の球宴が実戦復帰マウンドになった。イニングは短かったものの、球宴での日本人歴代最速タイの162キロをマークし、直球の平均球速も158.7キロ。「後半戦は全試合投げられるように。1回も抹消されず、最後まで投げきれるように頑張ります」と意気込みを口にしていた。

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[ロッテ]石川歩「長いイニングを投げられるように頑張りたい」29日オリックス戦先発[ニッカン]

ロッテ石川歩投手(34)がペナントレースが再開する29日のオリックス戦(ZOZOマリン)で先発する。

3月25日のシーズン開幕戦では楽天相手に7回無失点と好投したベテランが、後半戦も“開幕投手”を任される。

チームは4位ながら貯金2で、首位ソフトバンクとも2ゲーム差に付ける。チームは残り52試合。球団を通じ「上位と差のない状況で、ここからは1試合1試合が大事になってくると思うので、とにかくしっかりゲームを作って、長いイニングを投げられるように頑張りたいと思います」とコメントした。

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[ロッテ]石川歩が後半戦も“開幕投手”に任命「ここからは1試合1試合が大事になってくる」[ニッカン]

ロッテ石川歩投手(34)がペナントレースが再開する29日のオリックス戦(ZOZOマリン)で先発する。

3月25日のシーズン開幕戦では楽天相手に7回無失点と好投したベテランが、後半戦も“開幕投手”を任される。

チームは4位ながら貯金2で、首位ソフトバンクとも2ゲーム差に付ける。チームは残り52試合。球団を通じ「上位と差のない状況で、ここからは1試合1試合が大事になってくると思うので、とにかくしっかりゲームを作って、長いイニングを投げられるように頑張りたいと思います」とコメントした。

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ロッテ・佐々木朗希、8・2からの楽天3連戦登板へ、球宴で26日ぶり実戦[サンスポ]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)が28日、球宴から一夜明けて帰京。後半戦は8月2〜4日の楽天3連戦(楽天生命パーク)に登板する見通しとなった。

1日の楽天戦で右手中指裂傷後に出場選手登録を抹消され、27日の球宴第2戦(松山)で26日ぶりの実戦登板を果たした。球宴では1回を23球で降板。ロッテの首脳陣とトレーナーが患部の状況などを見極め、登板日を最終決定するという。

前半戦は13試合に登板して6勝1敗、防御率1.48。剛腕は「後半戦に投げる試合は、全てで勝てるように頑張りたいです」と意気込みを示している。

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ヤクルト・坂本光士郎とロッテ・山本大貴がトレード、31日期限を前に基本合意[サンスポ]

ヤクルト・坂本光士郎投手(27)とロッテ・山本大貴投手(26)の交換トレードが両球団で基本合意に達したことが28日、分かった。ともに中継ぎ左腕だが、変則投法を求めたヤクルトと、1軍で実績のある投手を求めたロッテの思惑が合致した。

トレード期限が31日に迫る中、両球団が動いた。山本は2018年に社会人の三菱自動車岡崎からドラフト3位でロッテに入団。今季はここまで1軍登板はないが、今季のイースタン・リーグで27試合で2勝1敗、6セーブ、防御率2.87の好成績を残している。

ヤクルト・高津監督は「勝つために新しい力は必ず必要になる」と新戦力の重要性を口にしてきた。山本はグラブを突き出してから胸元に折りたたむ「猫だまし投法」が武器。チームにはいないタイプでリーグ連覇へのピースとして獲得に動いた。

一方、ロッテは救援防御率3.66がリーグ5位。救援左腕が不足しており、前半戦最後の10試合でもベンチ入りしていたのは土肥のみだった。坂本は2019年にドラフト5位でヤクルトに入団。昨季は36試合の登板でリーグ制覇に貢献するなど、豊富な経験がある。後半戦に向けて、両球団が戦力の整備に動いた。

坂本光士郎(さかもと・こうしろう)
1994(平成6)年9月9日生まれ、27歳。広島県出身。如水館高2年夏に甲子園に出場し8強。日本文理大、新日鉄住金広畑を経て、19年にドラフト5位でヤクルト入団。昨季は36試合に登板して20年ぶりの日本一達成に貢献。通算63試合で1勝3敗、10ホールド、防御率5.77。179センチ、75キロ。左投げ左打ち。今季年俸1400万円。背番号26。
山本大貴(やまもと・だいき)
1995(平成7)年11月10日生まれ、26歳。北海道出身。北星学園大付高、三菱自動車岡崎を経て2018年ドラフト3位でロッテに入団。同年10月10日の日本ハム戦で初登板。今季は2軍で27試合に登板し、2勝1敗6セーブ、防御率2.87。通算13試合に登板し、0勝1敗、防御率3.24。182センチ、90キロ。左投げ左打ち。既婚。今季年俸1000万円。背番号27。

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ロッテ・朗希、8・2からの楽天3連戦で先発復帰濃厚「最後まで投げきれるように」[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗が8月2日からの楽天3連戦(楽天生命パーク)で先発復帰することが濃厚となった。今月1日に右手中指のまめをつぶし、出場選手登録から外れているが、27日の球宴第2戦で先発した。井口監督は「約1カ月も投げない中、ぶっつけで球宴に登板してどうなるか」と心配していたが、1回3安打1失点ながらも、直球は最速162キロを計測して再登録へめどが立ったようだ。

リーグ再開の29日からのオリックス3連戦は石川、小島、二木の順番で先発する。球宴に出場した愛媛・松山からこの日帰京した佐々木朗は「後半戦は一度も出場選手登録から抹消されず、最後まで投げきれるように頑張りたい」と復帰戦へ調整を進める。

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NPBがダブルヘッダー開催も検討へ、巨人29、30日も延期決定、31日は29日の調整を見て判断[スポニチ]

日本野球機構(NPB)と12球団は28日、オンラインで臨時実行委員会を開き、29日、30日のDeNA−巨人戦(横浜)の延期を決定した。チーム編成が困難なための決定で、31日の同戦開催については、29日の調整を見て判断される。

球界では巨人以外の球団でもコロナ陽性者が続出している状況。NPBの井原敦事務局長は「ダブルヘッダー実施の検討を始めないといけない」と今後も試合延期が続いた際には、ダブルヘッダー開催も視野に入れるとした。

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ロッテ・朗希、笑顔あふれる激レア球宴オフショットを披露、「オールスター楽しかったです!」[スポニチ]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)が28日、自身のインスタグラムを更新。26、27日に開催された球宴のオフショットを披露した。

佐々木朗は球宴中に撮った同僚の松川や、オリックス・山本、西武・山川らとの写真を多数アップし「初めてのオールスター楽しかったです!たくさんの投票&応援ありがとうございました」と、球宴出場の喜びをつづった。

佐々木朗は27日の第2戦で全パの先発を務め、1回を3安打1失点。三振は奪えなかったが、14年に日本ハム・大谷(現エンゼルス)が記録した日本選手の球宴最速に並ぶ162キロをマーク。「実戦が久しぶりだったので、緊張したけど楽しかった。160キロを出せたらと思っていたので、出せてよかった」と話し、初めての球宴を楽しんだ様子だった。

投稿の最後を「シーズン後半も頑張ります!応援よろしくお願いします」との決意で締めた右腕に対し、フォロワーからは「子供達に夢をありがとうございました」「地元愛媛に来てくれてありがとう」「本当にかっこよかったよ!後半戦も頑張って!」「山川選手との絡み最高でした」などの声が寄せられていた。

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[ロッテ]佐々木朗希、あるぞ超得意の屋外4戦連続登板…後半戦初陣は8月2〜4日楽天戦有力[報知]

ロッテの佐々木朗希投手(20)が8月2〜4日の楽天3連戦(楽天生命)で後半戦のスタートを切ることが28日、有力となった。

27日の球宴第2戦(松山)では1回3安打1失点ながらも大谷に並ぶ球宴日本人最速の最速162キロをマーク。右手中指のマメが潰れた7月1日の楽天戦(ZOZO)以来約1ヶ月ぶりの実戦だったが、順調な回復ぶりを示した。万全を期すために後半戦開幕まで十分な調整期間をとり、2カード目に回る見通しとなった。

それにより、得意の屋外球場で続けて登板することが可能になる。ドーム球場の今季防御率は3.13に対し、屋外球場は同0.87。ZOZOに限ると0.48と圧倒的だ。8月2〜4日の楽天3連戦で登板し、それ以降も順調に中6日程度で登板を続けられれば、8月は全て屋外球場。チームの先発ローテの兼ね合いや天気によって登板日がずれる可能性はあるものの、球宴後に右腕が話した「後半戦、投げる試合は全てで勝てるように頑張りたい」という言葉も実現させられそうだ。

チームは現在首位に2ゲーム差の4位。混パを戦い抜くためのキーマンはやはりこの男だ。

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[NPB]24年ぶりダブルヘッダーの実施も検討へ、コロナ禍で相次ぐ試合延期[報知]

プロ野球12球団による臨時実行委員会が28日開かれ、29日、30日のDeNA−巨人戦(横浜)の延期が決まった。

会議後、会見を行った日本野球機構(NPB)の井原事務局長は今後について「国内が厳しい状況になっておりますので、今後さらなるコロナの影響による、試合延期というリスクはある訳です。143試合挙行し、CSからの日程は変えずに進めるためには、1つはダブルヘッダーの実施も検討し始めないといけないという認識は12球団で共有致しました」と説明。1998年以来、24年ぶりにダブルヘッダーが開催される可能性が出てきた。

CSファーストステージ(S)はセ・パともに10月8日、最終Sは同12日、日本シリーズは同22日に開幕する予定となっている。

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[ロッテ]井口資仁監督通算300勝記念グッズを受注販売[報知]

ロッテは28日、オンラインストア限定で井口資仁監督の監督通算300勝記念グッズの受注販売を開始したことを発表した。

井口資仁監督は7月21日の西武戦(ZOZOマリン)でサヨナラ勝利を収め監督通算300勝を記録。球団で監督通算300勝を達成したのは7人目となった。記念グッズはフェースタオルやアクリルキーホルダー、ハンドタオル、トートバックなど。販売はマリーンズオンラインストアで8月7日まで受注している。

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ロッテ・佐々木朗が先発復帰へ、2日からの楽天戦で、指揮官Vのキーマンとして期待[デイリー]

ロッテ・佐々木朗希投手(20)の1軍復帰となる後半戦初登板が、8月2日からの楽天3連戦中(楽天生命)が有力であることが28日、分かった。

右手中指のマメをつぶし、1日の楽天戦以来の登板となった27日の球宴第2戦では、1回3安打1失点。球宴での日本投手最速タイの162キロをマークするなど、23球を投じ、後半戦に向けて上々の試運転となった。佐々木朗は「全試合、投げられるように、1回も抹消せず最後まで投げきれるように頑張ります」と後半戦に向けて意気込んでいた。

5月には最大で13.5もあったゲーム差も、順位は4位ながら首位まで2ゲーム差と射程圏に捉える。井口監督は「後半は朗希が本当にカギになってくる」と17年ぶりのリーグ優勝のキーマンとして期待し、右腕もフル回転で応える覚悟だ。

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コロナ禍続くプロ野球、ダブルヘッダーも検討の可能性「検討を始めなければいけない認識を共有」[デイリー]

日本野球機構(NPB)と12球団は28日、臨時実行委員会をオンラインで開催し、多数の新型コロナウイルス陽性者を出している巨人に関連して、29日、30日のDeNA戦(横浜)を中止とすることを決定した。

全国的な感染拡大もあり、6月以降でもソフトバンク、ヤクルトと新型コロナによる試合中止となっていた。NPB・井原事務局長は「国内の状況が非常に厳しくなっているので、今後さらなるコロナの影響で、試合延期のリスクはある」と見解を示した。

その上で、12球団が目標とするシーズン143試合の完走を果たすために「1つはダブルヘッダーの実施というものも検討を始めなければいけないという部分の認識は、12球団で共有した」と今後、ダブルヘッダーの検討を行う可能性にも言及した。

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ロッテ、井口資仁監督の通算300勝記念グッズ発売[デイリー]

ロッテは28日、マリーンズオンラインストア限定で井口資仁監督の、監督通算300勝を記念したグッズの受注販売を開始したと発表した。

井口資仁監督は7月21日・西武戦(ZOZOマリンスタジアム)で5対4の劇的なサヨナラ勝利で監督通算300勝を記録した。井口監督は2018年に千葉ロッテマリーンズの監督に就任し、今季が5年目のシーズンとなる。球団で監督通算300勝を達成したのは前身球団を含め7人目となる。

商品一覧は次の通り。

フェイスタオル:1800円、Tシャツ(サイズ:S、M、L、XL):3800円、アクリルキーホルダー:600円、ハンドタオル:1000円、トートバック:1800円。全て税込。

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リーグ制覇を目指すロッテ、後半戦、期待したい背番号16の復活[BASEBALL KING]

ロッテは首位・ソフトバンクと2ゲーム差の4位で前半戦を終え、29日からいよいよリーグ戦が再開する。

4位とはいえリーグ制覇も狙える位置につけているロッテ。現在1軍でプレーしている選手の活躍もそうだが、ファームで調整しているマーティン、福田秀平、平沢大河、藤原恭大、田中靖洋、唐川侑己、国吉佑樹、東妻勇輔、岩下大輝、河村説人、種市篤暉といった1軍で経験のある選手達の突き上げがあれば、さらにチームは活気がつくはずだ。

その中でも後半戦、特に期待したいのが種市。プロ3年目の19年4月29日の楽天戦でプロ初勝利を挙げると、「1つの目標、通過点だと思うので、今満足してしまったら負けてしまうと思う。去年(2018年)みたいになってしまう。日々成長していけるように考えてやっていこうかなと思います」と初勝利の余韻に浸ることなく、次の登板を見据え、最終的にはチームトップタイの8勝をマーク。

背番号を63から16に変更した20年は、7月25日の西武戦で「9回のマウンドに上がったのは、おそらく高校時代もなかったと思うので、そこの部分に関して自信にはなりました」とプロ入り初完封勝利を飾った。“エース不在”だったロッテ先発陣において、期待の若手から脱却し、“エースへの階段”を登る投手の1人だったが、続く8月1日の楽天戦後に1軍登録を抹消され、同年9月14日に横浜市内の病院でトミー・ジョン手術を受けた。

長いリハビリを経て22年4月13日の巨人戦で復帰を果たすと、5月20日のヤクルト戦で復帰後初のイニングまたぎとなる2イニングを投げ、6月4日にZOZOマリンスタジアムで行われた日本海オセアンリーグ選抜チームとの練習試合で復帰後初先発を果たし4回を投げ1失点に抑えた。6月12日のDeNA戦で復帰後はじめて5イニングを投げ、中6日で先発した6月19日ヤクルト戦も5回・85球、1失点。

6月19日登板後の取材で、今現在1軍の打者に投げるために技術面、投球面で必要だと感じていることについて「真っ直ぐの強さとアベレージ。ここは今1番欲しいところなので、もっともっと精度を上げていきたいです」と課題点を口にした。

取材後以降の登板で、種市の“真っ直ぐの強さ”を注目してファームの映像を見ていると、6月28日の日本ハム戦の0−1の2回1死走者なしで阪口樂に投じた初球のアウトコース148キロストレートは、捕手・松川虎生が構えたミットに吸い込まれる素晴らしい球だった。続く7月12日の日本ハム戦でも0−0の3回2死走者なしから万波中正に投じた初球の144キロのインコースストレートはワクワクするような力強い球を投げていた。

気になる点があるとすれば、イニング、球数が増えるとスピードがやや落ちている傾向があること。同日の日本ハム戦で復帰後最長となる7イニング目のマウンドにあがったが、梅林にこの日投じた85球目の139キロストレートをレフトオーバーの二塁打、中島卓也にも88球目の140キロのストレートを適時二塁打された。

ただ試合で出た自身の課題を、次の登板までに修正してくるのが種市だ。1軍で大活躍した19年もそうだった。7月12日の日本ハム戦以降、6イニング以上投げていないが、きっちりと原因を探り修正してくるはずなので特に心配する必要はないだろう。

種市が1軍のマウンドで躍動する姿を今か今かと楽しみにしているマリーンズファンは多い。振り返ればCS進出へ絶対に負けられない19年9月22日の日本ハム戦、8回・123球・無失点に抑え、自身8勝目を手にするとともにチームを勝利に導いた。翌日の取材で「連敗していたので、昨日負けたら終わりだと思っていた。やることは変わらないと思って、自分のできることに集中して投げられたと思います」と振り返ってもらったときに頼もしさを感じたのを今でも覚えている。

とにかくマリーンズは上位に離されず食らいついていき、シーズン最終盤を迎えたい。そして、チームが優勝争いを繰り広げるシーズン終盤の大事な時期に種市が復活となれば、間違いなくチームに勢いがつくはずだ。シーズンが終わったときに、種市の復活勝利、74年以来の勝率1位でのリーグ優勝の両方を達成できていることを期待したい。

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勝負を分ける? ロッテ・佐々木朗希、肩の消耗度["熱パ"の主役達][BASEBALL KING]

◇“混パ”優勝争い全体のキーマンは佐々木朗希?

球宴ブレークをもって、後半戦突入と表現される。果たしてそうだろうか?

セ・パ各チーム共に、多少の差はあるが約90試合を消化、残りは50試合近くとなっている。この時点から後半戦とするなら、もはや不用意な取りこぼしは許されない。首位のソフトバンクから5位のオリックスまでは、わずかに2.5ゲーム差の“混パ”ならなおさらだ。

今年のオールスターは、見応えのある熱戦が続いた。

初戦は伏兵?清宮幸太郎選手(日本ハム)が劇的なサヨナラ本塁打で、第2戦は柳田悠岐選手(ソフトバンク)が決勝アーチを放ってMVPに輝いた。

話題性では「令和の怪物」佐々木朗希投手が独占。自慢の三振奪取はならなかったが、その快速球は162キロを計測して、スタンドのどよめきを誘った。大谷翔平(現エンゼルス)と並ぶ球宴の日本人最速タイ。

スピードで競っては勝ち目がないと、伊藤大海投手(日本ハム)は計測不能な超スローボールで勝負、ロッテの同僚・益田直也投手は左足一本で、ふらつきながら投げる“ふらふら投法”を披露するなど、「佐々木余波」の目立った夢の球宴だった。

和気藹々の時は終わり、勝負のシーズン再開。史上稀に見る“混パ”の行方を占うのは難しい。強いて挙げるなら優勝争い全体のキーマンは、やはり佐々木朗希が握っているような気がしてならない。

前半戦終了時のロッテは46勝44敗1分けの4位。首位のソフトバンクと2ゲーム差ながら、5位のオリックスとも0.5差である。

「打線もようやく平常通りに戻ってきた。全員がしっかり調子を上げてくれば上を目指せる」と井口資仁監督も勝負の秋に向けて手応えを感じ始めている。

故障や打撃不振で出遅れていた荻野貴司、安田尚憲選手らが戻ってきた。となれば、最後のピースは佐々木朗の復活だ。

◇ロッテ優勝のカギは佐々木朗希の起用法

佐々木朗の名前が投手成績から消えたのは最近の事。7月1日の楽天戦で先発すると4回までに10奪三振の快投を見せながら、右手中指のマメで緊急降板、それから1ヶ月近く公式戦のマウンドから遠ざかっている。

「怪物」の名前を決定づけたのは4月のオリックス戦の完全試合だった。13連続を含む19奪三振に160キロ超えの快速球。その後も順調に勝ち星を重ねていったが、6勝のうち5勝までは5月までのもの。6月以降は1勝1敗と成績も伸び悩んでいる。

指に出来たマメはアクシデントだが、剛球を投じれば肩や肘への負担は人一倍かかる。シーズン前には「今年こそ先発ローテーションを守る」と誓ったが、現実は軌道修正を余儀なくされている。

少し、酷な言い方になるが、春先のペースで白星を積み上げられていれば、チームも球宴前には首位に立っていておかしくない計算も成り立つ。今まさに真のエースとしての真価が問われている。

残り試合の登板はこれまで以上に重みが加わる。連日が首位攻防戦だが、さらにギリギリの天王山を迎え、エース対決が雌雄を決する。仮に優勝を逃した場合でもクライマックスシリーズもある。

短期決戦になれば投手力が決め手になるケースも多い。昨年、日本一に輝いたヤクルトは奥川恭伸、高橋奎二と言った若手本格派を大切に起用しながらも、シーズン終盤の勝負所ではリミッターを外して勝負に出た。

同じことは佐々木朗にも言えるだろう。これまでは中1週間や中10日の登板間隔が許されたが、ペナントレースの大詰めには大幅な短縮も予想される。相手チームにとっては佐々木朗との直接対決は勝つ確率が低くなるため避けたい。逆にロッテにとっては佐々木朗の投げる日は白星を計算したい。

今や球界の至宝。入団以来3年計画で体力づくりと肩、肘の負担軽減を考えながら育成してきた。

そんなとっておきの切り札が、この先、どのチーム相手に、どれくらいの間隔で投げられるのか?

“混パ”の行方はやはりこの男の右腕にかかっている。

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