わたしはかもめ2022年鴎の便り(8月)

便

8月30日

[ロッテ]佐々木朗希9・2ついに山本由伸と初対決、球宴時に対談「投手として完璧だなと」憧れ[ニッカン]

いよいよ両雄対決へ−。ロッテ佐々木朗希投手(20)が9月2日のオリックス戦(ZOZOマリン)に中6日で登板すべく調整を進めている。雨などでのローテ再編がなければ相手先発は山本由伸投手(24)が予想される。最速164キロ右腕と同159キロ右腕の、初めての投げ合いになる。

佐々木朗は球宴時、日刊スポーツの対談企画で山本とヒザを交え「欠点が全然ないので、投手として完璧だなと思います」とあこがれを口にしていた。いつも通りを貫くか、相乗効果で新たな力が引き出されるか、注目される。

前回26日の楽天戦は相棒の松川ではなく、佐藤都とバッテリーを組んだ。右肩痛だった松川は31日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)からスタメン復帰予定だが、井口監督は30日に「朗希の時は、次は佐藤の予定です」と明らかにした。

松川は31日に石川、9月1日先発予定の美馬ともコンビを組む。高卒1年目の今季は体力を考慮されながらの起用。井口監督は「(31日〜2日)の3連チャンになってしまうので」と、2週続けて佐々木朗−佐藤都で組む意図を説明した。同期入団バッテリーで難関に挑む。

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[ロッテ]石川歩、31日ソフトバンク石川柊太と“石川対決”、2連勝の「流れ止めないように」[ニッカン]

ロッテ石川歩投手(34)が31日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発する。

現在チームは5位に甘んじているものの、ここまで2連勝と少しずつ上位チームとの差を詰めている。「前回は不甲斐ない投球になってしまったので、明日はチームも良い感じで来ていると思うので、流れを止めないように」と意気込んだ。

今季は17試合に先発し、6勝5敗。ペイペイドームでは今季初登板になる。ソフトバンクの先発は石川柊太で“石川対決”となる。

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[ロッテ]益田直也が2軍戦で1安打無失点、8月20日に登録抹消後初の実戦マウンド[ニッカン]

ロッテ益田直也投手(32)が2軍ヤクルト戦で調整登板した。

プロ通算182セーブのクローザーは、今季も43試合に登板し25セーブをマーク。しかし失点が目立ち始め、8月20日に出場選手登録を抹消に。この日が抹消後初の実戦マウンドとなった。

チームが8回に平沢の同点適時打、吉田の勝ち越し犠飛で1点リードとなり、益田は9回に登板。1安打を許したものの、無失点で切り抜けた。直球の最速は149キロだった。

1軍の井口資仁監督(47)は29日の代表取材では、益田について「本人の感覚はだいぶ上がってきているとは聞いているので、それを実戦で出せれば上に合流できるんじゃないかと思います」と話していた。益田の抹消後、1軍ではロベルト・オスナ投手(27)がクローザーを務めている。

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[ロッテ]山本大斗、イースタンのトップタイ11号本塁打、1軍デビューへ大きくアピール[ニッカン]

ロッテ山本大斗外野手(20)がイースタン・リーグのトップタイとなる11号本塁打を放った。

「1番中堅」でスタメン出場。3回無死、プロ通算182勝を誇るヤクルト石川が投じた外角チェンジアップを崩されずに捉え、左中間へのソロアーチとした。11発はロッテ戦の試合終了時点で巨人ウレーニャ、西武高木と並ぶリーグトップとなった。

20年育成ドラフト3位で開星(島根)から入団し、プロ2年目の今季に大きく開花した右打ちのスラッガー。7月末には支配下登録され、背番号は「61」に変更された。打率で同リーグ上位にいる西川僚祐外野手(20)とともに、今季中の1軍デビューへ大きくアピールしている。

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[ロッテ]「初音ミク」とのコラボグッズを受注販売、缶マグネット、Tシャツなど[ニッカン]

ロッテは30日、バーチャル・シンガー「初音ミク」とのコラボグッズを受注販売すると発表した。

初音ミクとは2年連続でのコラボで、パ6球団とのコラボになる。

ラインアップは「初音ミク×マリーンズ」コラボ缶マグネット4個セット、Tシャツ各種、ステッカー各種など。イラストレーターのくるみつ氏とsaki氏がデザインを書き下ろしている。

球団オンラインストア限定で9月2日から18日まで受注販売する。発送は11月中旬以降の見込み。

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ロッテ・石川歩が31日のソフトバンク戦に先発、「チームの流れを止めないように頑張る」[サンスポ]

ロッテ・石川歩投手(34)が31日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発する。

「前回は不甲斐ない投球になった」と反省。23日の西武戦は5回8安打4失点で5敗目(6勝)を喫した。7月20日以来の7勝目へ。チームも借金「3」だが、Aクラス入りはもちろん、優勝を諦めていない。

「チームはいい感じ(2連勝)で来ているので、流れを止めないように頑張る」と気合を入れた。

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退団示唆のロッテ・マーティン、ツイッターに「近いうちに全てを説明します」と投稿[サンスポ]

ロッテのレオネス・マーティン外野手(34)が日本時間30日、ツイッターを更新し「近いうちに全てを話します。ファンに感謝しています」と投稿した。

マーティンは2019年途中に来日。20年からは2年連続で20本塁打以上をマークするなど、チームの2年連続2位に貢献した。しかし、今季は開幕から不振で2軍落ちするなど、68試合、打率.163、9本塁打、25打点にとどまっていた。8月24日に出場選手登録を抹消された。

28日には家族の事情を理由に離日。29日には「この4年間、ユニホームを着る機会を与えてくれた千葉ロッテマリーンズに感謝します。一身上の都合により家に帰らなければならなくなりました。先のことは分かりません」と退団を示唆するツイートを残していた。

ロッテ・井口監督は29日のソフトバンク戦後に「そこは球団とマーティンが話したことなので、僕は分からないです」とコメントしている。

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プロ野球界活性化への新制度提案、シーズン中「支配下→育成」の複数メリット[スポニチ]

プロ野球の「育成選手」の制度は2005年にスタートした。現在は各球団ともに多数の育成選手を抱えており、底辺拡大の意味も含めて同制度は定着した感がある。

今年2月以降、計42人もの選手が育成契約から支配下契約となった。最多は巨人の8人。ロッテ、オリックス、ソフトバンク、西武、中日、阪神が4人で、全12球団が育成→支配下選手契約を行った。コロナ禍で1軍選手が足りなくなる球団事情もあっただろう。

入れ替えの多さは、イコールでプロ野球界の活性化につながる。1人でも多くの選手にチャンスが与えられるからだ。ならばここで、7月31日までの期間限定で、逆パターンとなるシーズン中の「支配下→育成契約」の導入を考えてみたらどうか。

大リーグでも今季の秋山、筒香、沢村のように、シーズン中に40人枠を外れるケースがある。シビアな入れ替えのように感じる一方で、枠が空くことで昇格する選手は好機到来となる。70人枠がある日本のシステムでも、シーズン中に新たな選手にチャンスを与えるのはどうだろう。

例えば故障や手術などで、ある選手が今季絶望になったケース。これがシーズンの早い段階ならその選手を育成選手に切り替えて、空いた枠で育成選手から支配下選手に昇格させる。従来はシーズンオフに行っていたが、これを7月31日までのシーズン中に実施する。1人でも多くの選手にチャンスを与える意味でも一考の価値はあるように思うが、どうだろうか。

シーズン中に支配下→育成の可能性があるとなれば、現場にこれまでにない緊張感も生まれるだろう。その是非はともかく、選手に活躍の機会を少しでも多く与えることは何よりも重要。今オフには現役ドラフトも導入される見込みだ。プロ野球界の活性化はイコール、日本の野球界全体の活性化につながると思う。

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ロッテ・朗希、2戦連続で佐藤都と同期コンビ、26日楽天戦の初バッテリーで8勝目[スポニチ]

9月2日のオリックス戦に先発するロッテ・佐々木朗の女房役に2戦連続で佐藤都が起用される。3年目の同期コンビは26日の楽天戦で今季初バッテリーを組み、佐々木朗は7回無失点で8勝目。

右肩を痛めていた専属捕手の松川は31日のソフトバンク戦から復帰して2試合続けて先発出場する予定だが、井口監督は「(佐々木朗登板時も先発マスクをかぶると)3連続になるし、朗希と(佐藤)都志也も良かったので」と説明した。

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ロッテ・マーティンは再び投稿、「近いうちに、全てを説明する」[スポニチ]

ロッテのレオネス・マーティン外野手(34)の動向が注目されている。29日に自身のSNSで「この4年間、プレーする機会を与えてくれた千葉ロッテマリーンズには感謝したい。チームメートと一緒に、そして多くのファンの前でプレーできたことは信じられない経験です。個人的な事情により、帰国しなければならなかった。将来のことは分かりません」と投稿していた。まるで退団を示唆するコメントに、ファンからは心配するコメントが送られていた。

マーティンはこの日も「近いうちに、全てを説明するつもりです。ファンに感謝」と投稿。開幕から不調のマーティンは今月24日に出場選手登録を抹消され、28日には球団から家族の事情による米国への一時帰国を発表されていた。球団側は「基本的には日本に戻ってくる方向」としている。

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ロッテが「初音ミク」とのコラボグッズ発売[スポニチ]

ロッテはマリーンズオンラインストア限定でバーチャル・シンガー「初音ミク」とマリーンズがコラボレーションしたグッズの受注販売を9月2日から18日まで行う。

「初音ミク」コラボグッズの販売は2021年に引き続き2年連続でありパ・リーグ6球団でのコラボレーションとなる。「初音ミク×マリーンズ」コラボ缶マグネット4個セットは今回のコラボグッズ用にイラストレーターの「くるみつ」氏と「saki」氏が描き下ろした新規コラボイラスト全4種がコンプリートされたグッズで、この4種の描き下ろしイラストがアクリルスタンドやマイクロファイバータオルなどその他グッズにもそれぞれデザインされている。

商品一覧
缶マグネット4個セット、Tシャツ、フルグラフィックTシャツ、マイクロファイバータオル、プチタオル、アクリルスタンド、ステッカーくるみつVer.、ステッカーSDファインプレーVer.、コースター、アクリルキーホルダー、パスケース、マルチスマホケース、プレミアムグローブ、トートバッグ、ミニトートバッグ。

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[ロッテ]佐々木朗希、次戦9・2オリ戦も同期・佐藤都志也とバッテリー、井口監督「前回も良かったので」[報知]

ロッテの佐々木朗希投手(20)が佐藤都志也捕手(24)と再び“同期バッテリー”を組んで9月2日のオリックス戦(ZOZO)に臨むことが30日、明らかになった。井口監督が「朗希の時は一応、佐藤都の予定。前回も良かったので」と説明した。

佐々木朗は前回26日の楽天戦(ZOZO)で1年ぶりに佐藤都とバッテリーを組み、7回3安打無失点、8奪三振の好投で8勝目をマーク。「しっかりリードしてくれて思い切り投げることができた」と気心の知れた同期入団の兄貴分とゲームメイクした。

右肩の違和感でスタメンを外れている松川について「だいぶ状態はいい」と井口監督。31日、9月1日のソフトバンク戦(ペイペイD)は先発起用する方針を明かしたが、2日のオリックス戦でスタメンマスクを避ける理由に関しては「3日連続になってしまう」と説明した。2ケタ勝利まであと2勝の20歳右腕が、チームのCS進出もかけ、勝負の秋に臨む。

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[ロッテ]マーティン「近いうちに全てを説明するつもり」退団示唆から一夜再びツイッター更新[報知]

29日に自身のツイッターで退団を示唆したロッテのレオネス・マーティン外野手(34)が30日、再び自身のツイッターを更新。「近いうちに全てを説明するつもりです。ファンには感謝します」という内容を記した投稿を行った。

前日には「4年間、プレーする機会を与えてくれた千葉ロッテマリーンズには感謝したい。チームメートと一緒に、そして多くのファンの前でプレーできたことは素晴らしい経験でした。一身上の都合により帰国しなければならなかった。先のことは分かりません」という内容を投稿。

28日には家族の健康状態が思わしくないため米国へ一時帰国することが球団から発表された。球団関係者はこの日、「基本的には日本に戻ってくる予定。一時帰国を許可しただけで現状、退団の予定などはない」と否定した。

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[ロッテ]初音ミクとのコラボグッズを9月2日から受注販売[報知]

ロッテは30日、マリーンズオンラインストア限定で「初音ミク」とコラボしたグッズの受注販売を9月2日から行うことを発表した。

コラボグッズの販売は2021年に引き続き2年連続で、パ・リーグ6球団でのコラボとなる。「初音ミク×マリーンズ」コラボ缶マグネット4個セットは今回のコラボグッズ用にイラストレーターの「くるみつ」氏と「saki」氏が描き下ろした新規コラボイラスト全4種がコンプリートされたグッズ。この4種の描き下ろしイラストがアクリルスタンドやマイクロファイバータオルなどその他グッズにもそれぞれデザインされている。販売はマリーンズオンラインストアで9月2日からら同18日まで受注。詳細は球団公式HPを要確認。

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[ロッテ]石川歩が31日のソフトバンク戦に先発「流れを止めないように」[報知]

ロッテの石川歩投手が31日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発する。

前回登板の23日・西武戦(ZOZOマリン)では5回8安打4失点で降板し敗戦投手に。チームは現在2連勝中で「前回は不甲斐ないピッチングになってしまった。チームも良い感じで来ていると思うので流れを止めないように。しっかり良いボールを投げられるように頑張ります」と今季7勝目へ向け意気込んだ。

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[ロッテ]山本大斗がファームでヤクルト・石川から先制ソロ、リーグトップタイの11号[報知]

ロッテの高卒2年目・山本大斗外野手が今季11号ソロをマーク。本塁打数をイースタン・リーグトップタイの11号とした。

両軍無得点の3回、石川のチェンジアップを完璧に捉えた打球は左翼フェンスを越える豪快な先制アーチ。これがリーグトップに並ぶ11本目となり、8月だけで5発と打撃好調。山本は20年に育成3位で入団し、今年7月30日に支配下契約。持ち前の長打力を存分にアピールしている。

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佐々木朗、9月2日先発へオリックス戦で9勝目を狙う[デイリー]

ロッテの佐々木朗希投手が9月2日にZOZOマリンスタジアムで行われるオリックス戦に先発登板することが決まった。自身3連勝と今季9勝目を狙う。30日はロッテ浦和球場で調整した。

今季のオリックス戦は4月10日に完全試合を達成するなど、3戦3勝で防御率1.29と相性が良い。オリックス相手に投げる予定だった8月17日は降雨中止だったため、このカードの登板は7回6安打1失点だった5月13日以来となる。

直近の登板だった8月26日の楽天戦では今季初めて佐藤都志也捕手とバッテリーを組み、7回3安打無失点で8三振を奪い、勝利投手となった。

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上位浮上を目指すロッテ、「初音ミク」とのコラボグッズをオンライン限定販売[デイリー]

ロッテは30日、マリーンズオンラインストア限定でバーチャル・シンガー「初音ミク」とコラボしたグッズの受注販売を9月2日から開始すると発表した。2カード連続勝ち越し中のチームを上位争いへと盛り上げていく企画。18日まで行う。

「初音ミク」コラボグッズの販売は2021年に続いて2年連続。パ・リーグ6球団でのコラボレーションとなる。「初音ミク×マリーンズ」コラボ缶マグネット4個セットは今回のコラボグッズ用にイラストレーターの「くるみつ」氏と「saki」氏が描き下ろした新規コラボイラスト全4種がコンプリートされたグッズ。この4種の描き下ろしイラストがアクリルスタンドやマイクロファイバータオルなどその他グッズにもそれぞれデザインされている。

「初音ミク×マリーンズ」コラボグッズは、缶マグネット4個セット、Tシャツなど。

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ロッテ・松川31日復帰、井口監督「スタートで出られる」[デイリー]

右肩の違和感で25日から欠場しているロッテ・松川虎生捕手(18)が、31日・ソフトバンク戦からスタメン復帰する。

29日から打撃練習を再開しており、井口監督は「状態がよくなったので、水曜日からスタートで出られる」と明かした。9月2日・オリックス戦は佐々木朗が先発予定だが、相手対策として前回と同様に佐藤都が捕手を務める。

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「今までのマリーンズとは違う」、逆転優勝へ…ロッテ井口監督が誓う巻き返し[Full-Count]

◇井口資仁監督が本音を語る月連載

早いもので今季ペナントレースは、残すところ20数試合。クライマックスシリーズ(CS)出場、そしてペナントレース優勝を目指して、12球団はそれぞれ最後の追い込みにかかる。

2005年以来のシーズン制覇を目指すロッテは、貯金2を作って前半戦を折り返したが、球宴明けに新型コロナウイルス感染症第7波の影響で陽性者が多発。戦力不足が響いて、後半戦は思うようなスタートが切れなかった。だが、8月終盤になってようやく戦力が整い始め、56勝59敗1分けとし、5割復帰に迫ってきた(29日現在)。

パ・リーグは1位から5位までが6ゲーム差と例年以上の混戦ぶりで、優勝の行方は全く見えてこない。「頂点を、つかむ。」という今季スローガンの通り、まだまだ優勝を狙い続けるロッテ井口資仁監督はここからの戦いをどう見るのか。その胸の内を語る。


7月29日に後半戦がスタートしてから、ここ1ヶ月は厳しい戦いを強いられました。全国的に大流行した新型コロナ第7波はプロ野球界にも影響を及ぼし、マリーンズでも投手陣を中心に多くの選手が感染。規定に基づき、戦列を離れることになったことが大きく響きました。前半終了までに貯金を作り、さあ後半はスタートから一気に畳みかけようと思っていた矢先に、思わぬ後退。これまでにない強い感染力で注目された第7波という不可抗力ではありましたが、上手く流れを引き寄せられず、8月はズルズルときてしまった印象です。

陽性だった選手の中には無症状も多くいましたが、隔離期間中は思うようなトレーニングはできませんでした。野手は室内でバットを振れますが、投手はキャッチボールもできないので復帰が遅れてしまう。それでもトレーニングコーチが頑張ってリモートで指導しながら、最低限の体力維持に努めてくれました。

◇最後の1ヶ月のカギを握るのは…「奨吾ですね」

ここからの1ヶ月は本当の勝負どころ。どの球団にとっても1試合も落とせない状況が続く中で、簡単に点は取れないでしょう。そもそも、パ・リーグはどの球団にも絶対的なピッチャーがいるので、連勝がしづらい傾向にあります。勝てる時にしっかり勝っておかないと上位には食い込めません。

コロナで手薄になっていた投手陣もようやくメンバーが揃い、しっかりリリーフを組み立てられるようになった。9月は中継ぎ陣は総動員で行くしかないという中で、岩下(大輝)が肘の手術から戻ってきました。先発するところまではいっていませんが、長い回も投げられる中継ぎとして戦力になってくれそうです。

打線は荻野(貴司)と高部(瑛斗)の1・2番コンビがしっかり塁に出てくれている。高部は35盗塁とリーグトップで、チームとしても100盗塁を超えていますが、今年はそこからもう1つ先の塁に進むことができていない。バントや進塁打の失敗がかなり多いところに、なかなか点が取れない理由があるでしょう。レアードとマーティンが本調子ではなく、ホームラン攻勢という訳にはいきませんが、若手選手の頑張りで繋がりが見えてきた。最後まで諦めない姿勢で1点を確実に取るという野球をもう1度思い出し、目の前の1勝を積み重ねていきたいと思います。

最後の1ヶ月、カギを握るのは(中村)奨吾ですね。3番打者の状態でチームの状態も上下動する。僕は1年を通して中村奨吾がポイントになると考えてきました。3番が繋げば2点、3点と取れる打線になる。チームキャプテンであることも含め、どうやってチームを引っ張っていくのか。間違いなく彼が1番のキーマンです。

◇佐々木朗希に不安なし「今はまだ成長段階の始めにある」

8月は(佐々木)朗希を心配する声も聞こえてきました。確かに5失点する日があったり、3被弾する試合があったり。ですが、まだ先発ローテ入りして1年目。当然フルシーズンを戦う疲れも感じているでしょう。ここまで戦う中で完全試合達成という素晴らしい面が見られた一方、彼の弱点・改善点も見えています。いい経験の年として飛躍に繋げてくれればいいと考えています。

誰もローテ1年目から15勝、20勝できるなんて思っていません。いずれ20勝、30勝する投手に成長すればいい。超一流投手になる素質はありますが、今の朗希を田中将大投手(楽天)や山本由伸投手(オリックス)と比べるのは少し違う。今はまだ成長段階の始めにあるので、その彼にずっとパーフェクトであることを求めるのは違うでしょう。160キロを超える球速であったり、奪三振数であったり、当然期待は高まるでしょうが、投手にとって1番大切な働きはチームを勝たせること。そのための経験値を積んで欲しいですね。

一流投手は、自分の状態がよくない試合でもチームに勝機をもたらす投手だと言います。打者で言えば、得点チャンスで最低限の仕事が絶対にできる打者は一流と言えるでしょう。もちろん、若い打者にいきなり一流であれとは求めませんが、経験を積むチャンスは与えます。結果が求められる1軍では、なかなかやりたいことはできないかもしれませんが、“経験こそは財産”と成長に繋げてもらいたいですね。

泣いても笑っても残り1ヶ月。僕は現役時代、個人の成績を上げることがチームのプラスになると考え、開幕当初に掲げた目標に対して諦めず挑戦し続けました。選手のみんなも物事を大きく捉えすぎず、まずは自分の目標に少しでも近付けるように取り組んで欲しいと思います。それが最終的にはチームのためになる。

ここ2シーズンは2位で終え、我々はもちろんファンの皆さんも悔しい想いをしています。残り試合は今までやってきたことを全て出すしかないし、みんなの真価が問われるところ。今までのマリーンズとは違う戦いを、最後まで貫いていきたいと思います。

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ロッテ・茶谷「良い方向にもっていけるように」球宴前、コロナ復帰直後のような活躍を![BASEBALL KING]

「とにかく去年は初日から怪我をしてしまって、何もしていない状態が7月の中旬ぐらいまで続いたので、キャンプの初日に100%できるように思いながら毎日過ごしていました」。

ロッテの茶谷健太は、昨年春季キャンプ初日に「右足ハムストリングスの肉離れ」で離脱し1軍に出場することなく2021年シーズン終え、2022年シーズンに向けて燃えていた。ロッテに移籍後、シーズンオフに体重を毎年増やしてきたが、今オフは「今年は増やさないようにし、体重を維持するような感じでやっていました」と88キロをキープし続けた。

茶谷が主戦場にする三塁、遊撃はライバルが多い。

藤岡裕大、エチェバリア、三木亮、安田尚憲、平沢大河、小川龍成、池田来翔…。

開幕前に熾烈な“三遊間”のレギュラー争いが繰り広げられた中で、茶谷はオープン戦で10試合に出場して、7打数0安打に終わり、開幕を2軍で迎えた。

「結果を残すしかないと思って日々やっていました」。

開幕から打ちまくった。3月23日の西武戦から26日のヤクルト戦にかけて3試合連続マルチ安打。3月23日の西武戦では、0−0の初回2死満塁から松本航が1ボール1ストライクから投じた真ん中の143キロストレートをセンター前に適時打、1−2の4回無死走者なしの第2打席、松本が2ボールから投じた3球目の131キロの真ん中カットボールをレフトへ本塁打と、真ん中にきた甘いボールを一発で仕留めた。

26日のヤクルト戦でも0−1の2回1死走者なしの第1打席、1ボール1ストライクから吉田大喜が投じた3球目のインサイドやや真ん中寄りのスライダーを左中間に破る二塁打。茶谷の持ち味は早いカウントから積極的に打ちにいくこと、それに加えて今季は開幕から甘い球を仕留められる確率が高くなった。

「今年ファームで結果を残している時は一発で仕留めることができていた。いい時はそういうのができている」。

打撃フォームも「タイミングの取り方、バットを少し立たせるじゃないですけど、ヒッチを入れるように打つようにしています」と変更。

追い込まれてからは「ピッチャーによってタイミングが合わないときに摺り足にしたりするときもあります。それは、何とかランナーを進めたりというのも目的であったりします。ランナーがいるときはランナーを進めるようにというのもありますし、追い込まれたらバットにあてて何かを前に転がせば何かが起こるかもしれない」との理由で、摺り足気味で打つこともある。

6月は14試合に出場して、月間打率は.412(51−21)、試合数を大きく上回る18打点。14試合中10試合で安打を放ち、そのうち複数安打は7試合、17日のヤクルト戦では1試合に4本の安打を放つ活躍で、6月21日に今季初昇格。

1軍に昇格してからも、7月23日の日本ハム戦で自身初となる1試合3安打、3打点の活躍で試合後には初めてヒーローインタビューにも上がった。アピールを続けていた中で7月27日に新型コロナウイルス陽性判定を受け離脱したが、8月9日に再昇格。12日の日本ハム戦でレフトスタンドにプロ初本塁打、14日の日本ハム戦では3安打。3安打はいずれも2ストライクと追い込まれての安打だった。

早いカウントから仕掛けるだけでなく、14日の日本ハム戦のように、追い込まれてからも粘ることができている。「少し前はそういう感じで自分がやっていることができていた。ここ最近は三振が増えたりすることが増えたので、何か自分で気持ちを出してやっていかないといけないなと思っています」。

14日の日本ハム戦で3安打したのを最後に14打席安打がない。その原因について「自分の中であるのは体の開きが早くて、正直ピッチャーに対して打ちにいけていないというのが1番だと思います」と自己分析する。

「明らかに体の開きが早いとか、自分で分かっているところをコーチの方々に聞いて、いろいろ削っていって元に戻せるようにと、思っています」。

オールスター前、コロナから復帰後スタメンで出場していたが、24日の西武戦以降は小川龍成がショートで先発出場している。「悪い状態が続いているので、何とか良い方向にもっていけるように。波をなくせるようにと思っています」。ロッテの若手選手は単発的に活躍をできる選手は増えてきたが、継続的に結果を残してレギュラーを掴んだと現時点でいえるのは茶谷と同学年でリーグトップの盗塁数を誇る部瑛斗のみ。

レギュラーを取る選手は様々な壁を乗り越え、自身の力でポジションを掴んでいる。茶谷もロッテ入団後、結果を残して移籍1年目から育成選手ながらファームでレギュラーを掴み、同年オフに支配下選手となり、今回もファームできっちりと数字を残し1軍に昇格。1軍に上がってからも、バットで存在感を示し出場機会を得た。ハングリーさはある。1日も早く復調し、もう1度スタメンで出場する試合を増やしていきたい。

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[千葉魂]千葉ロッテ・茶谷大事なウイスキー、オスナから感謝のプレゼント[千葉日報]

アリガトウゴザイマス。片言の日本語でお礼を言われたことを茶谷健太内野手は忘れない。8月11日のホークス戦(ZOZOマリンスタジアム)。遊撃を守っていた茶谷は同点の6回2死二、三塁の場面で俊足の周東が放った三遊間に抜けそうな打球を見事なフィールディングでアウトにした。マウンドにいた新外国人、ロベルト・オスナ投手にベンチへ戻るとグータッチを求められ、さらに試合後もロッカーにて声をかけられた。

「何か好きな物はあるか?ウイスキーは飲むのか?プレゼントがしたい」。そう聞かれた茶谷は大好きな日本のウイスキーの銘柄を口にした。後日、オスナは指定のウイスキーを購入してプレゼントしてくれた。

「ウイスキーは大好きなのでとても嬉しかったです。もらった日に一口だけ飲みました。でも、何かもったいなくて、その後は大事に保管しています」と茶谷は嬉しそうに話をしてくれた。


メジャーではセーブ王になるなど輝かしい実績を持つオスナは6月にマリーンズに加入後、様々な選手と交流を深めている。若い投手にウエートをつきっきりで教えたり、ピッチングに関する持論を惜しみなく披露している。そして投手だけではなく若い選手の多いマリーンズの野手陣にも歩み寄り、交流を深めている。

「野球はピッチャーだけでやっているわけではない。守ってくれる野手がいて成り立つ。だから私は投手だけで集まって話をするのではなく色々な人と仲良くしたいと思っている。サポートをするスタッフも含めて色々な人で成り立っているのがチームだからね。常に感謝の気持ちを持って接したいと思う」とオスナ。

茶谷も一緒に食事をするなど何かと話をする機会があった。野球の話もするが、プライベートな話もたくさんしてくれる。茶谷にとって思い出深いのはメキシコの自宅の話を聞いて写真を見せてもらったことだ。家の前には野球のグラウンドがあった。内野は奇麗な天然芝が生え、ブルペンもあった。ここでいつでも身体を動かせる。プールもありパーティールームもある豪邸だ。メジャーリーガーのサクセスストーリーを聞くのはとても楽しかった。


「本当に色々な話をしてくれるし、教えてくれる。気さくな人」と茶谷。「オマエはグッドプレーヤーだ」といつも口癖のように言ってくれることは照れ臭いが、自信につながる嬉しい一言でもある。

もらったウイスキーはその後も、ほとんど手をつけていない。やっぱり何か飲むのはもったいない。シーズンが終わった時に1年を振り返りながら一緒に飲める日が来ることを願い、今は必死の毎日を送っている。

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