楽天は0−2の8回1死二、三塁から小深田の2号3ランで逆転した。岸は8回4安打2失点で8月4日以来となる8勝目を挙げ、松井裕は3年ぶりとなる30セーブをマーク。ロッテは2番手の唐川が誤算で、連勝は3で止まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | x | 3 |
ロッテが痛恨の逆転負けを喫し、連勝は3で止まった。4位楽天とのゲーム差は再び2.5に広がった。
4回に2点を先制し、先発の小島和哉投手(26)は四球で走者を許しつつも、7回まで2安打無失点の投球。ところが勝利が近づいた8回に、2番手の唐川侑己投手(33)が楽天小深田に逆転3ランを浴びた。
8回を任されてきたタイロン・ゲレーロ投手(31)が左足首痛で登録抹消になった。160キロ近い直球で空振りを奪える右腕が不在の中での、手痛い1発。井口資仁監督(47)は「何とか抑えて欲しいところでしたけど。今日は8回唐川、9回オスナっていうパターンで勝ちきれなかったのは、チームとしては痛いですね」と声を落とした。
ロッテは昨年10月27日の楽天戦(楽天生命パーク)で同じように小島が6回1失点と好投するも、8回にリリーフの佐々木千が代打小深田に決勝適時打を許し、その日試合がなかったオリックスの優勝が決定。ロッテとしてもシーズン141試合目でのV逸が決定した日の、まるでVTRのような負け方となってしまった。
ロッテ小島和哉投手(26)は最後のピンチを脱すると、ほえた。4四球を許したものの7回2安打無失点の投球だった。
「ここまで来たら0で抑えたってことがすごく大事だと思うので、そこに関しては良い投球ができたかなと思います。反省するところは多々ありましたけど、それは試合が終わってから反省することなので。あとはチームが勝つようにベンチで応援したい」。
ベンチへ戻ると球団広報を通じ、そう発信した。しかし、左腕の願いはかなわなかった。
8回、2番手唐川が楽天小深田に3ランを被弾し逆転負け。粘り強く投げながら報われない−。今季の象徴のような展開になってしまった。
「大事な試合なので、先制点を与えないように気持ちを込めて必死に投げたいと思います」。
前日に発したコメントに忠実に、試合を進めた。初回にいきなり四球を出すも、牽制球を3度投げ、アウトに。3回も満塁機を防ぎ、4回、5回は先頭打者を出しながらも併殺で切り抜けた。際どいコースも多く、ストライク率が6割に満たない中でも、必死に0を並べ意地を見せた。それだけに、痛恨の負けになった。
ロッテが痛恨の逆転負けを喫し、連勝は3で止まった。4位楽天とのゲーム差は再び2.5に広がった。
4回に2点を先制し、先発の小島和哉投手(26)は死球で走者を許しつつも、7回まで2安打無失点の投球。ところが勝利が近づいた8回に、2番手の唐川侑己投手(33)が楽天小深田に逆転3ランを浴びた。
ロッテは昨年10月27日の楽天戦(楽天生命パーク)で同じように小島が6回1失点と好投するも、8回にリリーフの佐々木千が代打小深田に決勝適時打を許し、その日試合がなかったオリックスの優勝が決定。ロッテとしてもシーズン141試合目でのV逸が決定した日の、まるでVTRのような負け方となってしまった。
ロッテ西川僚祐外野手(20)が8日、8月度の「スカパー!ファーム月間MVP賞」に選出された。
東海大相模(神奈川)から20年ドラフト5位で入団し、今季でプロ2年目。8月はイースタン・リーグ17試合に出場し、リーグトップの打率3割8分6厘、3本塁打、14打点をマークするなど打ちまくった。「月間MVPを取れて素直にうれしいです。直球のタイミングがしっかり取れていて、打ちに行けていたことが好調の要因だと思います」とコメントした。
高校通算55本塁打のスラッガーは、プロ入り後もここまで順調に成長…というわけでもない。1年目はイースタン・リーグで216打席で75三振。特に開幕直後の3、4月は21打席で1安打11三振。当時、率直な思いをオンラインインタビューで口にしていた。
「高校の時は速い球でもこうやって打ったら前に飛ばせるっていうイメージができるんですけど、今はどうやってこの真っ直ぐを捉えていったらいい感じで打球が飛ぶのかなというイメージがあまりつかないというか、そんな感じですね。見えない訳ではないんですけど、このスピードどうやったら引っ張れるかなという、そういう、まだつかめない感じです」。
プロ2年目も一気に進化した訳ではない。同じ3、4月で65打席に立ち、8安打22三振。依然として三振が多かった。
「去年1年間試合して、今年は具体的に自分がこういう打撃をしたいのが出てきたので、それを追い求めすぎて形が気になったりはあったんじゃないかと思います。考えすぎて、何もできていない、バットを振りにいけていない三振も多かったと思います」。
それが変化し始めたのが6月だった。
「6月に入ってからの三振の内容は、ぎりぎりまでしっかり投手と勝負して、手も足も出ないで三振というのではなくなってきてるかなと思います」。
変化の要因として「上と下で割れを作ったまま構えるのが、段々良くなってきている。構えた時点で直球をしっかり打ちにいける構え方や意識をいま持てているのが、数字が上がってきている要因と思います」と自己分析していた。練習からフルスイングを貫き、固めつつあった。
6月当時、打率がようやく1割台から2割台に乗ったところだった。
「1割だと変な意味で1打席に集中できるというか、2割に乗ってくるとやっぱりもうちょっと打ちたいとか思い始めているので、それを何とか試合では抑えて、1打席1打席に集中したいなと思います」。
そこから3ヶ月足らずで、打率は2割8分前後にまで届き、イースタン・リーグの首位打者争いにも加わった。目立つのは8月と9月ここまでの97打席で、四球がわずか2つ。振りに行く中で結果を出せているのは大きい。
シーズン半ばに、今季残りの目標を「変な欲を出さず、1打席に集中して、最後まで戦えれば結果もついてきて、もっと自分のプレーの幅も広がると思います」と挙げていた。1軍はもう負けられない状況。10日からの仙台遠征にも西川の姿はないが、近未来の主軸候補として期待は高まる。
ロッテ松川虎生捕手(18)が5試合連続でスタメンマスクをかぶる。10日の楽天戦で4試合連続スタメンでプロ入り後最長となっていたが、それを更新した。
この日は小島和哉投手(26)とバッテリーを組む。今季3勝10敗と黒星先行に苦しんでいる小島が実戦で松川とバッテリーを組むのは、5月3日の西武戦(ベルーナドーム)以来3度目。松川のスタメンマスクが増えていることについて、井口資仁監督(47)は10日の代表取材で「来年以降、ずっとかぶらなくちゃいけない捕手ですから」と高卒ドラフト1位捕手への期待を話している。今季はこの日で62試合目の出場となる。
ロッテは11日、20日のオリックス戦(ZOZOマリン)で女子プロゴルファー大西葵(28)が始球式を務めると発表した。
当日は球団オフィシャルスポンサーの株式会社ビーアイテックの冠協賛試合「ビーアイテック スペシャルナイター」として開催され、大西の始球式は午後5時50分頃からファーストピッチセレモニーとして行われる。
千葉・我孫子市出身の大西は球団を通じ「今回、2018年以来2度目の始球式の機会を与えていただき、とてもありがたいです。私はロッテファンなので喜びをかみしめながら、マリンスタジアムで全力投球します!!」とコメントを寄せた。
ロッテのタイロン・ゲレーロ投手(31)が11日、出場選手登録を抹消された。再登録は21日以降。
ゲレーロは前日10日の楽天戦(楽天生命パーク)で8回に登板するも、連続四死球を出したところで、ベンチに治療に戻り、そのまま交代。井口資仁監督(47)は試合後に「足首をちょっとひねったんだと思います」と状況を説明していた。今季はここまで49試合に登板し、24ホールドを挙げている。
ロッテ・小島が7回無失点と好投したが、2番手・唐川が8回に逆転3ランを被弾。井口監督は「先頭を(左前打で)出塁させ、タイミングが狂ったと思う。長打だけは食らってはいけない場面だった」と悔やんだ。
チームの連勝は3でストップ。12日からは本拠地で日本ハム3連戦と西武戦を1試合行う。指揮官は「しっかり戦っていく」と気を引き締めた。
ロッテ・小島の勝ち運は、どこまで見放されているのか。7回無失点で、救援陣にバトンを託したが、2点リードの8回に唐川が小深田の逆転3ランを浴びた。
連勝が3でストップした井口監督は「勝ちパターンとして8回に唐川、9回にオスナを考えていた中で、勝ち切れなかったのは痛い」と厳しい表情だ。
今季21試合に登板し、防御率2.81ながら3勝10敗。指揮官も「小島は粘りながらよく投げた」とねぎらったが、あまりにも痛い一敗だった。
ロッテ・小島和哉投手が好投すると、何かが起きてしまう。7回2安打無失点の好投も、ここまで防御率0.71だった2番手・唐川が2点リードの8回に、小深田の逆転3ランを浴びてしまった。
今季21試合目の登板で、3勝10敗、防御率2.81。好投しながらも、勝ち運に見放されている試合が続いた。
今季4勝目を狙った左腕は、救援陣に無失点でバトンを渡し、「ここまできたら0点で抑えたってことがすごく大事だと思うので、そこに関しては良いピッチングができたかなと思います。反省するところは多々ありましたけど、それは試合が終わってから反省することなので。あとはチームが勝つようにベンチで応援したい」とコメントした直後に、悲劇が起こった。
この日が敵地・仙台での今季最終戦だった。井口監督は「小島は粘りながらよく投げたと思います。今日は勝ちパターンで8回に唐川、9回にオスナと考えていた中で、勝ちきれなかったのは痛かった」と言った。
チームの連勝も3でストップした。
ロッテは9月20日のオリックス戦(ZOZOマリン)に球団オフィシャルスポンサーである株式会社ビーアイテック(本社:千葉県千葉市)の冠協賛試合「ビーアイテック スペシャルナイター」を開催し、女子プロゴルファー大西葵が始球式を行うと発表した。
大西は千葉県我孫子市出身で、千葉学芸高から2014年にプロテスト合格。19年に「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」で2位タイ。ツアー初優勝を目指して活躍中。
ロッテは11日、20日のオリックス戦(ZOZOマリン)で千葉県我孫子市出身の女子プロゴルファー・大西葵が始球式を行うことを発表した。
当日は球団オフィシャルスポンサーである株式会社ビーアイテックの冠協賛試合「ビーアイテック スペシャルナイター」を開催。大西は「今回、2018年以来2度目の始球式の機会を与えて頂きとてもありがたいです。私はロッテファンなので喜びを?み締めながらマリンスタジアムで全力投球します!!」とコメントした。
2点リードの8回にロッテは唐川侑己投手を投入したが、小深田に3ランを浴びて逆転負け。首位と5ゲーム差は変わらずも、4位・楽天とは2.5差に開いた。
前日の投球中にゲレーロが左足首を痛め出場選手登録を抹消。勝ちパターンの一角の不在が響き、井口監督は「勝ちきれなかったのはチームとしては痛い。長打だけは食らってはいけない場面だった」と肩を落とした。
ロッテは8回、2番手で登板した唐川が小深田に3ランを浴び逆転負け。CS争いから一歩後退した。
小島が7回を2安打無失点と好投し、2点リードの8回に井口監督は唐川にスイッチ。この日は、前夜の楽天戦、投球中に左足首を痛めた8回の助っ人、ゲレーロを抹消。8月19日・楽天戦から10試合連続無失点中の右腕に8回を託したが、4安打を浴び3失点で逆転を許した。
首位とは5ゲーム差と変わらずも4位・楽天とは再び2.5差に。井口監督は「何とか抑えて欲しいとこでしたけど。8回、唐川、9回、オスナで勝ちきれなかったのは痛いですね」と肩を落とした。唐川は今季初被弾が痛恨の被弾となり「長打だけは食らってはいけない場面だった」と悔やんだ。
ロッテは逆転負けで3連勝でストップ。4位・楽天とのゲーム差は2.5に広がった。
先発小島は7回を2安打無失点と好投も2点リードの8回に唐川が小深田に逆転3ランを浴びた。
打線は4回に山口の左犠飛。安田の右前適時打で2点を先制したが、岸の力投の前に追加点を奪えなかった。力投も4勝目を逃した小島は「ここまできたら0で抑えたことがすごく大事だと思うので、そこに関しては良いピッチングができたかなと思います。反省するところは色々ありましたけど、試合が終わってから反省するところ」と振り返った。
ロッテは11日、ZOZOマリンスタジアムで行われる9月20日・オリックス戦に千葉県我孫子市出身の女子プロゴルファー・大西葵が始球式を行うと発表した。
当日は球団オフィシャルスポンサーである株式会社ビーアイテックの冠協賛試合「ビーアイテック スペシャルナイター」を開催。始球式は「ビーアイテック スペシャルナイター」のファーストピッチセレモニーとして17時50分ごろから行われる。大西は「今回、2018年以来2度目の始球式の機会を与えて頂きとてもありがたいです。私はロッテファンなので喜びを噛み締めながらマリンスタジアムで全力投球します!!」とコメントした。
8月19日の楽天戦から現在20試合連続4番で出場するロッテの山口航輝。この間の打撃成績は打率.240(75−18)、2本塁打、11打点だ。山口に4番へのこだわりについて訊くと、「普通にやることは変わらないです」と、平常心で試合に挑む。
9月に入ってからは勝負強い打撃が光る。特に9月はここまで月間リーグトップの8打点、得点圏打率は驚異の.500だ。7日の西武戦では自身初となる2桁第10号3ランを放てば、10日の楽天戦の3回には田中将大から第11号3ラン。
9月だけでなく今季は、3月27日の楽天戦で8回に代打で登場し、一時逆転となる3ランを放つなど、勝負強い打撃を披露している。
6月に行ったオンライン取材で昨季に比べてチャンスに強くなった理由について「(チャンスに)強いというか、たまたまかもしれないですけど、いいところでヒットになるというのはたくさんあるので、チャンスでは集中力が一層増してきますし、代打での経験もいきているのかなと思います」と明かした。
昨季は好不調の波が大きかったが、今季は5月こそ月間打率.167だったが、その他の月は2割以上打っており、3・4月(.306)と8月(.306)は月間打率3割を超えた。新型コロナウイルス陽性判定を受けて離脱した時期はあったが、今季は不振による降格はここまで1度もない。
今季はオープン戦で外の変化球に手を出し空振りしている場面が目立ったが、その後しっかり修正するなど、対応力が上がった印象だ。ただ6月の時点で本人は「いや〜全然、まだまだうまくいっているとは思いませんし、うまくできていればもっと打てているはずですし、もっと試合に出ているのかなと思います」と厳しく自己評価していた。それでも、7月は月間本塁打3本、8月は月間打率.306をマークするなど、コンスタントに結果を残せるようになったことが、1軍定着した要因といえるのではないだろうか。
2年間ファームでみっちり鍛え、3年目に開幕1軍を掴み、1、2軍を行き来する時期もあったが9本塁打を放ち、4年目の今季は昨季の経験を踏まえて1日の始まりと終わりにしっかりと打撃練習をし、ここまで11本塁打、44打点の成績を残す。
ロッテは長年日本人の大砲を不在にしていたなかで、順調に成長していけば将来的には、シーズン30本塁打も夢ではない。振り返れば、今から4年前の新入団会見では「ホームランを30本以上打って、ホームランを獲りたい」と掲げていた。毎年着実に成長した姿を見せる山口。リーグ優勝、CS進出に向けて負けられない試合が続く中で、チャンスで価値のある本塁打を放って欲しいところだ。