ロッテが競り勝った。9回に中村奨のソロで追い付き、延長10回に高部の2点三塁打などで3点を勝ち越した。9回から2回無失点のオスナが4勝目を挙げた。ソフトバンクは7回に一時逆転したが、救援陣が踏ん張れなかった。
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 6 |
福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 |
ロッテ高部瑛斗外野手(24)が延長10回に決勝の2点適時三塁打を放ち、3位楽天に1.5ゲーム差に迫った。
V逸決定が迫る9回1死、中村奨吾内野手(30)がソフトバンク・モイネロから左翼テラス席に同点弾。「なかなか打てないモイネロから同点にすることができたので、もしかしたら何とかなるんじゃないかという気持ちになりました」と燃えた高部が、この日のV逸回避を決定づけた。
10回に走者が2人出て、投手が左キラーの嘉弥真に代わった。スライダーを2球続けて空振りすると「全然合ってないと思って」とノーステップ打法に切り替え。「何とかバットに当てられました」と、食らいつくようにやや甘いスライダーをはじき返した。
初回に牽制死し、次打席でも安打後に走塁死と、2つの走塁ミスがあった。「マイナスイメージでいるともっと中途半端なプレーになってしまうと思うので、しっかり反省して、攻めていいプレーを出せるように」と切り替え、今季42個目の盗塁にも成功。殊勲の三塁打の直後には、深めの二飛でタッチアップし生還した。背水下での果敢なプレーで、価値ある白星をたぐり寄せた。
疲労の影響で登録抹消中の佐々木朗希投手(20)が、26日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発することが決まった。
井口監督がこの日に「月曜日の予定です」と明言した。「リカバリーはかなり良くなってきているので、あまり制限なくいけると思います」。初の2ケタ勝利へのラストチャンスに、明確な球数制限を設けずに送り出す方針を口にした。
ロッテが強力リリーフ左腕2人を攻略し、敗れればV逸の状況で踏みとどまった。
1点を追う9回1死、中村奨吾内野手(30)がモイネロから同点12号ソロ。あと2死という土壇場で起死回生の1発となった。ロッテの打者がモイネロから本塁打を放つのは初めてで、のべ155人目の打者での“1号”となった。
「追いつくことができて良かったです。何とかこのゲームを取れるように、みんなで勝ち越したい」。
そんなキャプテンの思いに応えたのは、今季大きく成長した高部瑛斗外野手(24)。延長10回1死一、二塁。左キラーのソフトバンク嘉弥真に徹底してスライダーで攻められるも、甘めに入った5球目を見事に右中間にはじき返し、2点適時三塁打とした。
「大事な場面で1本打てて良かったと思っています。絶対にバットに当ててやろうという気持ちでいきました」。
その後高部の好走塁もあって、3点リードに。リリーフ陣に不安が残る中、最後は守護神のロベルト・オスナ投手(27)が来日後初めて2イニングを投げ、勝利をもぎ取った。
これでシーズン7試合を残し、67勝68敗1分けの借金1に。この日を終えても順位は変わらず5位ながら、CS圏内となる3位楽天には1.5ゲーム差に迫った。
ロッテ中村奨吾内野手(30)がV逸の土壇場で、起死回生の同点弾を放った。
1点を追う9回1死走者なし、ソフトバンク・モイネロの154キロ直球を捉え、左翼テラス席への12号同点ソロとした。
ロッテの打者が難攻不落のモイネロから本塁打を放ったのは、モイネロの17年の来日後初めてのこと。のべ155人目の打者で、ついに1発が出た。
ロッテ高部瑛斗外野手(24)が球団歴代4位タイとなるシーズン42盗塁をマークした。
この日は初回に四球で出塁するも牽制死に。4回は安打で出塁し、走塁死。再び四球で出塁した6回はプレッシャーがかかる場面だったが、ソフトバンク甲斐野−甲斐のバッテリーから二盗に成功した。
ロッテでシーズン最多盗塁を保持しているのは97年の小坂誠で56個。88年西村徳文の55個、98年小坂誠の43個と続き、パ・リーグの盗塁王レースを独走している高部は89年西村徳文と並ぶ42個となった。ロッテはこの試合を終えると、残り7試合となる。
ロッテ本前郁也投手(24)が師匠と投げ合った。
今季11試合目の登板は、敗れればV逸決定というシビアなマウンドに。制球に苦しみながらも、自主トレで弟子入りしたソフトバンク和田と投げ合った。
札幌生まれで日本ハムファンだった小学生時代から、同じ左腕として和田にあこがれていた。プロ1年目のオフから弟子入り。「吸収することしかなかったです。毎日新しいことを教えてもらえて。和田さんも分かるまで教えてくれるので」。肩周りの使い方などを教わると、その結果「投げ終わって張りとか痛いがなくなったので。楽に投げられるようになりました」と感謝を口にしていた。
この日は3回まで何とか粘って無失点に抑えるも、2点リードの4回にデスパイネにソロを被弾。5回に1死一、二塁としたところで2番手岩下に交代し、見事に無失点リリーフ。4回1/3で降板した本前に勝利投手の権利はつかなかった。師匠の和田も5回2失点でマウンドを降りた。
ロッテ安田尚憲内野手(23)が9号先制2ランを放った。
ソフトバンク和田に3回まで無安打に抑えられての4回。1番高部がチーム初安打で出塁も、走塁死で悪い流れになりかけた状況での、2死一塁。和田の外寄りの変化球を捉えると、右翼席まで運んだ。
負けたらV逸という試合で、貴重な先制点に。試合中、球団広報を通じ「先制点が取れて良かったです。まだまだ試合はこれからなので、もう1本打てるように頑張ります」とコメントを寄せた。
17年ドラフトで3球団競合の末、履正社(大阪)からドラフト1位で入団し、今季でプロ5年目。シーズン9本塁打はキャリアハイとなった。
ロッテは23日、今季レギュラーシーズン最終戦となる10月2日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で、花火の打ち上げを行うと発表した。
5回裏終了後に約300発の打ち上げを予定している。今季、同球場での打ち上げ花火は25度目。試合終了後にはレギュラーシーズン最終戦セレモニーを実施する。
ロッテが22日の2位オリックスに続き、首位ソフトバンクに連勝した。9回に中村奨のソロで追い付き、3−3の延長10回、2度の走塁ミス(牽制死、走塁死)のあった高部が、決勝打となる右中間2点三塁打を放った。
国士舘大出身、俊足自慢の3年目外野手は「取り返してやろうと思って打席に入った」とうなずいた。抑えのオスナは9回から来日初の2回を投げて無失点。3位楽天に1.5ゲーム差と迫り、井口監督は「全員で勝った。まだ上位を狙える可能性はある」と意欲を示した。
ロッテが執念の逆転勝ち。3位楽天に1.5ゲーム差とし、クライマックスシリーズ進出へ望みをつないだ。
2−3で迎えた9回1死。中村奨が12号ソロを放ち同点に。延長10回は岡の四球、佐藤都の中前打で一、二塁のチャンスを作る。ここで高部が前進守備の右中間を破る2点三塁打。さらに犠飛で3点を勝ち越した。
先制したのはロッテ。5年目の安田が4回、シーズン自己最多の本塁打となる9号の先制2ランを右中間席に突き刺した。しかし、先発の本前がその裏、デスパイネに追撃のソロを浴びる。そして2−1の7回、東條が柳田に逆転2ランを許した。
井口監督は試合前に「今の順位というよりは優勝争いをしているチームに、どう勝っていくかが大事だと思う」と語っていた。この試合を含めてソフトバンクとは残り5試合。どこまで食らいついていけるか、チームの底力が試されるところだった。
敗れれば、パ・リーグ優勝の可能性が消滅する一戦。「あと2人」からの逆転劇は、まさに最後まで諦めない気持ちを見せた試合だった。
ロッテ・安田尚憲内野手(23)が「4番・三塁」で先発出場し、シーズン自己最多となる9号の先制2ランを右中間席に放った。
0−0の4回2死一塁。相手先発、和田の初球を仕留めた。18日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来の一発。球団広報を通じて「嬉しいです!打ったのはチェンジアップです。先制点が取れてよかったです。まだまだ試合はこれからなので、もう1本打てるように頑張ります!」とコメントした。
羽田空港の保安検査場の検査員に暴行を加えたとして警視庁東京空港署は23日、暴行の疑いで元ロッテ投手の村田兆治容疑者(72)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は23日午後、第1ターミナル北ウイングの検査場で、30代の女性検査員の左肩を右手で押すなどした疑い。通算215勝で05年には野球殿堂入りし、引退後も野球教室を開催するなど球界の発展に尽力していた同容疑者は、容疑を否認している。
午後3時すぎ。暴行容疑による村田容疑者逮捕の一報が伝わると、身柄が拘束されている警視庁東京空港署には20人近い報道陣が集結した。プロ野球を盛り上げてきたレジェンドの、まさかの逮捕情報。秋雨の中、物々しい雰囲気が漂った。
村田容疑者の逮捕容疑はこの日午後2時前、羽田空港第1ターミナルの北ウイングにある日本航空特別会員向けの保安検査場で、30代の女性検査員に暴行を加えた疑い。携帯電話を手にしており、金属探知機に何度か引っかかったことに腹を立てたとみられ、右手で左肩を押したという。
その場で保安検査場の職員が「男性が暴れている」と110番通報。駆けつけた署員に現行犯逮捕された。本人は「左肩を押してない」と容疑を否認し「前に立ちはだかられたので、どかしただけ」、「殴ったり蹴ったりはしていない」などと供述しているが、捜査関係者によると、防犯カメラには左肩を押している様子が写っていたという。女性検査員にケガはなかった。
村田容疑者は67年ドラフト1位で東京(現ロッテ)オリオンズに入団。左足を高く上げ、右腕を振り下ろすように投げるダイナミックな「マサカリ投法」で人気を集めたが、故障にも苦しみ83年に現在では一般的となっている右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。85年に復活すると開幕11連勝。日曜日に投げていたことで「サンデー兆治」の愛称で呼ばれた。
現役引退後は野球解説者を務め05年に野球殿堂入り。60歳を超えても130キロ台の直球を投じ、離島を巡っての野球教室などもライフワークにしていた。25日は北海道芦別市でプロ野球OBによる試合があり、村田容疑者はOBチームの監督を務める予定。試合の実行委関係者は「ニュースで見た以外の詳しい状況は把握していない。(当初は)24日にこちらに来る予定だったが、来るのかどうかも含め分からない」と戸惑いを隠せなかった。
球界では16年2月に清原和博氏が覚醒剤取締法違反で逮捕され世間に衝撃を与えたが、今回の逮捕も驚きとともに列島を駆け巡った。フォークを武器に通算215勝を挙げた村田容疑者の現役時代の148暴投はプロ野球記録。今回は逮捕につながる、あってはならない“暴投”だった。
ロッテの元投手、村田兆治容疑者(72)が暴行容疑で逮捕されたことに驚きの声が広がっている。羽田空港の保安検査場で金属探知機に何度も引っかかり、腹を立てたことが原因との見方もあり、現役時代の実直なイメージとはかけ離れた印象だ。背景には、今年3月から航空法が改正されたことに伴い、保安検査が義務化されたことが影響した可能性がある。
空港では近年、テロなどへの警戒を強めるため、保安検査の警戒意識が高められている。2019年9月には、東京五輪開催を前に「テロに強い空港」を目指して上着や靴への検査協力を求めるように検査が強化された。だが、それに伴い検査時間が長くなることや検査に強制力がないことなどから、しばしば乗客からクレームが寄せられてトラブルにつながっていた。
検査員の負担や疲弊を軽減するため今年3月、政府はそれまで法的に曖昧な位置づけだった保安検査を明確に義務化。乗客は保安検査を受けずに進むと、1年以下の懲役または50万円の罰金が科せられる場合があると航空法で定められた。
ただ、この義務化が広く周知されていたとは言い難い。「義務化を知らず、検査に長時間かかることで怒る乗客はいてトラブルが減った印象はない」と話す空港関係者も。
とはいえ、保安検査は空の安全を守るために必要なものだ。航空評論家の青木謙知氏は「日本は海外に比べて検査員の権限が弱い」と問題点を指摘。「同じ検査を何度も課せられれば、いら立つこともあるかもしれない。だが、安全な航空のため、検査員に従ってしっかり検査を受けることは大事なことだ」と強調した。
政府は検査の義務化に伴い「スムーズに通過するコツ」を紹介するなど乗客へ理解と協力を呼びかけている。
私が担当していたのは右肘のトミー・ジョン手術を受けて復活を目指していた頃から現役引退まで。当時、ストイックに野球に取り組む姿勢と、頑固一徹な性格から「昭和生まれの明治男」などと言われていたが、取材してみると、心は優しい人だった。
右肘の手術を受けて復活を目指していた84年2月、当時のキャンプ地、鹿児島に向かう機内で村田さんに「ちょっと来い」と呼ばれた。最後部に並んで座り、数日前の記事についてクレームを付けられた。自分が思っていないことを書かれたということだったが、真意を伝えると村田さんは納得。上着のポケットから普段使っていたネクタイを取り出し、「使ってくれ」と言って渡された。
現役最後の90年に、話を聞こうと都内の自宅に“朝駆け”したことがある。ほとんど話が聞けなかったので、川崎球場まで村田さんの車の後ろを、タクシーでついていった。すると途中で「こっちに乗れ」と、助手席に乗せてくれて話をしてくれた。記者の仕事も理解して接してくれる気遣いの人だった。マサカリ投法同様、無骨ではあったが、カッとなったところは見たことがない。
ロッテが引き分け以下ならリーグ優勝の可能性が消滅する一戦を制した。9回に中村奨が左越えに同点の12号ソロを放ち、延長10回に高部が決勝の2点三塁打を放った。
5位ながら3位・楽天に1.5ゲーム差に詰め寄り「みんなが執念を見せてくれた。まだまだ上の可能性はある」と井口監督。2度の走塁ミスがあった高部は「前の打席でも(好機で)凡退していたので、“次こそ”と思っていた」と名誉挽回の一打となった。
ロッテは遠征先の福岡で、レジェンドOBの村田兆治容疑者の逮捕という衝撃のニュースに接した。90年限りでの現役引退後は指導者としてユニホームを着ることはなかったが、球団イベントなどに参加するなど関わりは深い。最近では18年の球団創設イベントに、落合博満氏らと出席。20年には始球式を務め、往年のマサカリ投法を披露していた。
出場選手登録を外れているロッテの佐々木朗の次回先発が26日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に決まった。井口監督が「月曜に投げる予定」と明かした。
今季最後の登板で3年目で初の10勝目を狙う。この日はキャッチボールなどで調整。前回14日の日本ハム戦は5回1失点、58球で交代も指揮官は「(次は)制限なくいける」とした。
引き分けでもリーグ優勝の可能性が消滅する中で、驚異的な粘りを見せたナインを、ロッテ・井口監督は「みんな、執念を見せてくれた」と称えた。
1点ビハインドの9回に難敵左腕・モイネロから中村奨が同点ソロを放ち、延長に持ち込むと、10回には高部が決勝2点三塁打を放った。
この日の高部は、初回に一塁走者として牽制タッチアウト。4回も一塁走者として角中の中前打で三塁を狙ってアウトになっていた。「走塁ミスを取り返してやろうと思っていたし、前の打席でもチャンスで凡退していた。次こそと思っていた」と、見事なリベンジを果たした。
守護神・オスナも同点の9回からマウンドに上がり、来日してから初めてイニングをまたぐ2回を投げて4勝目を飾った。井口監督も「勝ち越したらもう1回行くと言ってくれた」と、オスナの気迫を振り返っていた。
ロッテはレギュラーシーズン最終戦である10月2日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で、花火の打ち上げを行うと発表した。
花火は5回裏終了後に約300発の打ち上げを予定し、2022年シーズン、ZOZOマリンでの花火打ち上げは25試合目となる。
また、試合終了後にはレギュラーシーズン最終戦セレモニーを実施する。
羽田空港の保安検査場で女性検査員の肩を手で押したとして,警視庁東京空港署は23日、暴行の疑いでプロ野球・ロッテで投手として活躍した村田兆治容疑者(72)を現行犯逮捕した。同容疑者の逮捕にプロ野球関係者も驚きや困惑を隠せなかった。
村田容疑者をよく知る人たちは「逮捕」の報に一様に困惑していた。「何でこんなことになったのか理解できない」と言ったのは名球会仲間で、中日OBの谷沢健一さん(75)。25日、北海道で行われる野球教室で一緒にグラウンドに立つ予定だったという。「何十年もかけて築き上げて来たものが一瞬で壊れてしまう。野球人としては通用しても、社会人としては通用しないことがある。その思いが欠けていたのかなあ」と首をひねった。「俺は村田だ」的な思いがあったのだろうか。「自分は別格だという意識があったのでは?」と指摘する知人もいた。
一方、仕事で付き合いがあったという関係者は「自分のリズム感を大事にして変えない人だった。本人が自分にいらだっていたのでは?人に手を上げる人ではないから、おそらく自分が1番驚いているのでは?」と不思議がった。
現役時代の村田容疑者が全盛期の頃、スポーツ報知のロッテ担当だった北沢正人さん(81)も「闘志は人一倍あったけど、それは選手として。真面目に“くそ”が付くくらいの人間。口べただったけど、報道陣にも一生懸命しゃべっていたが…」と驚く。「なぜ?」というのが村田容疑者を知る周囲の、ほぼ一致した反応だった。
ロッテが延長10回に高部瑛斗外野手のタイムリーで勝ち越しに成功し、首位・ソフトバンクに粘り勝ち。3位・楽天に1.5ゲーム差に迫った。
チームは1点を追う9回1死から中村奨の12号ソロで同点に追いつき延長戦へ。今季、対戦打率1割2分9厘と抑えられているモイネロからの主将の起死回生の同点弾に「中々打てないモイネロから同点にできたので、もしかしたら何とかなるんじゃないかなって気持ちはありました」と高部。そして同点で迎えた10回1死一、二塁。嘉弥真の変化球を捉え、右中間を破る走者一掃の2点適時三塁打。「絶対バットに当ててやろうと思ってました」。これが決勝打となり、チームの優勝消滅を阻止した。
初回と4回には自身の走塁ミスもあり「もちろん取り返したいと思って打席には入った。でも8回の打席で(チャンスで)凡退していた。そこで僕が打ててれば1点入って勝ってたと思うので、最後の打席は次こそはと思って入りました」と執念の一打だった。
3年目の今季は中堅手のレギュラーに定着し、ここまで12球団トップの42盗塁、打率2割7分9厘といチームを牽引している。「試合が進むに連れてのプレッシャーじゃなくて、試合が始まった頃からずっと同じようなプレッシャーの中でできてるのがいいことだと思う。今大事な試合だけど、やることは変えずに同じ気持ちで臨めている」。
お立ち台に上がった高部は少しホッとしたような表情だった。この日は16年秋に急性白血病により16歳という若さで他界した弟・晴斗さんの命日。家族の力も背中を押したのかもしれない。
ロッテが高部瑛斗外野手のタイムリーで延長10回に勝ち越しに成功した。
同点で迎えた延長10回1死一、二塁。嘉弥真の変化球を捉えた打球は右中間への走者一掃の2点適時三塁打。引き分け以下で優勝の可能性が消滅する重要な1戦で高部がバットで決めた。
ロッテが安田尚憲内野手の9号2ランで先制点を奪った。
両軍無得点の4回2死一塁。安田がソフトバンクの先発・和田の初球を豪快に一振り。大きく弧を描いて伸びていく打球はソフトバンクファンの待つ右翼席へと着弾する9号2ラン。ロッテが首位・ソフトバンクから先制点を奪い試合を動かした。
ロッテは23日、シーズン最終戦の10月2日・ソフトバンク戦(ZOZOマリン)で花火の打ち上げを行うことを発表した。
5回裏終了後、約300発の打ち上げをする予定で、今季本拠地での花火打ち上げは25試合目。また試合終了後にはレギュラーシーズン最終戦セレモニーを実施する。
驚異の粘りでソフトバンクに逆転勝ち。負ければ優勝が消滅する一戦で、決勝打を放ったロッテ・高部瑛斗外野手(24)は「1試合でも勝とうと全員が一丸となって戦えている。打てて良かった」と笑みをこぼした。
追い込まれた9回1死。中村奨がモイネロから起死回生の12号ソロを放ち同点。延長10回1死一、二塁から高部が嘉弥真の低めの変化球に食らいついた。右中間を破る2点三塁打で「絶対にバットに当ててやろうと」。初回に牽制死などのミスもあったが、果敢に攻め、取り返すプレーを見せた。
前夜はオリックスに大勝。優勝を争う2チームに2連勝し3位とは1.5差。「まだ上の可能性はある。しっかり戦っていく」。井口監督は逆転CS進出へ意欲を示した。
ロッテ・佐々木朗の次回先発が26日・ソフトバンク戦(ペイペイ)に決まった。
疲労のため15日に出場選手登録を抹消された右腕はこの日、1軍に合流。キャッチボールやダッシュなどで調整した。リーグ戦最後の登板で初の10勝を狙う。井口監督は「リカバリーも良くなっているので、いけるところまで制限なくいけると思います」と話した。
羽田空港の保安検査場の女性検査員に、肩を手で押すなどの暴行を加えたとして、警視庁東京空港署は23日、暴行の疑いで、元プロ野球選手の村田兆治容疑者(72)を現行犯逮捕した。「肩を押していない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は23日午後、羽田空港第1ターミナル北ウイングの保安検査場で、30代の女性検査員の左肩を右手で押すなどした疑い。署によると、検査員にけがはなかった。村田容疑者は保安検査場の金属探知機に何度も引っかかっていた。
空港関係者によると、携帯電話を手にしていたため、金属探知機が反応したとみられる。空港職員は「保安検査場の前にある空港出口を出た時に、男の方が警察の方に取り調べのようなものを受けて、そのまま連行されていくのは見ました」と証言。直後、空港内に騒然とした様子などはなかったという。
村田容疑者は25日に北海道芦別市の芦別市民球場で行われる野球イベントに参加予定で、主催者は「対応を検討中」としている。マサカリ投法≠ニ称されたダイナミックな投球フォームから繰り出される力強いストレートを武器に、ロッテ一筋で通算215勝をマークして名球会入り。2005年には野球殿堂入りを果たした。近年は野球振興活動を中心に、精力的な活動を行っていた。
ロッテがしぶとく粘って逆転勝ちし、優勝消滅を阻止した。9回1死から中村奨の左越え12号ソロで追いつくと、延長10回に高部が右中間を破る決勝の2点適時三塁打を放ち勝ち越した。3位楽天とは1.5差となり、逆転CS進出へ望みをつないだ。井口監督の一問一答は以下の通り。
ロッテの中村奨吾内野手が9回土壇場で優勝消滅を阻止する同点本塁打を放った。
1点ビハインドの9回にソフトバンクはモイネロがマウンドへ。1死と追い込まれたが、154キロの直球をホームランラグーンへ飛び込む12号ソロを放った。
9月8日・日本ハム戦以来の本塁打に「追いつくことができてよかったです。何とかこのゲームを取れるように」と祈りを込めた。
ロッテは23日、レギュラーシーズン最終戦の10月2日・ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム、18時試合開始)にて花火の打ち上げを行うと発表した。
花火は5回裏終了後に約300発の打ち上げを予定。2022年シーズン、ZOZOマリンスタジアムでの花火打ち上げは25試合目となる。また、試合終了後にはレギュラーシーズン最終戦セレモニーを実施する。